JP2004039042A - サーボパターン記録方法およびサーボパターン検出方法 - Google Patents

サーボパターン記録方法およびサーボパターン検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】比較的簡単な構成や手法によって精細なサーボパターンを高精度、高速に記録する。
【解決手段】テープ状記録媒体1の走行路の先行側に、その記録幅より長いトラックを有する記録ヘッド3を配置し、その後行側にその記録幅より長いトラックを有する消去ヘッド5を角度θを振って配置する。記録ヘッド3によってテープ状記録媒体1にはサーボ信号を連続的に記録する。サーボ信号の記録されたテープ状記録媒体1に対し、消去ヘッド5によって所定のタイミングでオーバーライトしながら記録サーボ信号を消去するとともに、消残しタイミング間隔を形成することにより、テープ状記録媒体1の幅方向に対して斜め方向に消し残されたサーボパターン7を形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はサーボパターン記録方法およびサーボパターン検出方法に関し、例えばコンピュータシステムにおけるデータの外部補助記憶装置、さらに詳しくは磁気テープ記録装置におけるサーボパターン記録方法およびサーボパターン検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の磁気テープ記録装置においては、磁気テープなどのテープ状記録媒体に記録する情報の記録密度を高め、正確な再生を確保する観点から、テープ状記録媒体にサーボパターンを予め磁気的に記録しておき、そのサーボパターンを再生して記録(再生)ヘッドをサーボ制御することが行われている。
従来、サーボパターン記録方法としては、テープ状記録媒体上にこの走行方向に沿った多数のサーボ用リニア記録トラックを設け、それら複数のリニア記録トラックに合わせた複数の記録ヘッドとの組合せでサーボパターンをリニア記録トラックに記録する方法や、2個の広幅ヘッドを「ハ」の字形に設置して両ヘッドでサーボパターンを多数のリニア記録トラックに「ハ」の字形に記録する方法などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように、多数のサーボ用リニア記録トラックと複数の記録ヘッドとを組み合わせてサーボパターンを記録する方法では、トラック密度が上がると記録ヘッドの製造や調整が困難になるという問題があり、トラックピッチを狭めることには一定の限界があるうえ、サーボ専有面積も大きくなり易く、記録面の利用効率が悪いという問題があった。
他方、2個の広幅ヘッドを「ハ」の字形に配置し、両者でサーボパターンを多数のリニア記録トラックに「ハ」の字形に記録する方法では、「ハ」の字形に配置するコンビネーションヘッドに対する要求精度が高く、広幅ヘッドが高価なものになるという問題があるうえ、分解能が十分に取れず、ジッターに弱いという問題があり、やはりトラックピッチの高密度化の障害となっている。
しかも、テープ状記録媒体への磁気記録密度は、BPI(bits per inch:ビット密度)やTPI(track per inch:トラック密度)で決定されるし、特に、そのTPIを決定する最重要因子にリニア記録トラックの記録密度性能が指摘されている。
【0004】
通常、リニア記録トラックのサーボ性能はテープ状記録媒体に書き込まれるサーボパターンの精度によって決定されるため、高密度記録を実現するためにはサーボパターンの高精度化、高精細度化が求められている。
さらに、サーボパターンは、予めテープ状記録媒体の全長にわたって記録して商品化されるので、コストの低減を図る観点から、サーボパターン記録の高速、生産性も要求される。
本発明はそのような従来の課題を解決するためになされたもので、比較的簡単な手法や構成によって精細なサーボパターンを高精度、高速に記録することが可能なサーボパターン記録方法の提供を目的とする。
また、本発明は、リニア記録トラックにおけるそのような精細なサーボパターンの記録位置を簡単な手法で検出可能なサーボパターン検出方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのような課題を解決するために本発明のサーボパターン記録方法に係る第1の構成は、テープ状記録媒体の記録幅に比べて広いトラック幅を有しサーボ信号を記録する記録ヘッドをそのテープ状記録媒体の走行路に配置し、そのテープ状記録媒体の記録幅に比べて広いトラック幅を有する消去ヘッドをその記録ヘッドに対して所定の角度を持ってその後行側に配置し、所定の記録タイミング期間毎にその記録ヘッドでテープ状記録媒体に記録されたサーボ信号を、その消去ヘッドにより所定の消残しタイミング間隔で消し残し、テープ状記録媒体の幅方向に対して斜め方向に消残しタイミング間隔でそのサーボパターンを形成することを特徴としている。
【0006】
そして、第1の構成において、上記記録ヘッドを固定ヘッドとしたり、回転ヘッドとすることが可能である。
また、第1の構成において、上記記録ヘッドはサーボ信号と異なる特殊信号を部分的に記録し、上記サーボパターンにその特殊信号を含ませることが可能である。
さらに、第1の構成において、上記特殊信号は前後を識別するサーボ識別信号や、検出タイミングを示すサーボタイミング信号とすることが可能である。
さらにまた、第1の構成において、上記サーボパターンを形成する信号が複数のリニア記録トラックにまたがるよう、その消去ヘッドで消し残して上記サーボパターンを形成することも可能である。
【0007】
本発明のサーボパターン記録方法に係る第2の構成は、テープ状記録媒体の走行方向に対して斜めに回転移動する回転ヘッドを前記走行路に配置し、そのテープ状記録媒体の幅方向に対し、その回転ヘッドによって所定の記録タイミング期間毎にそのテープ状記録媒体にサーボ信号を記録することにより、当該回転ヘッドのトラック方向に記録タイミング間隔で斜めにそのサーボパターンを形成するものである。
【0008】
この第2の構成において、上記記録ヘッドは、そのサーボ信号と異なる特殊信号を部分的に記録し、そのサーボパターンに特殊信号を含ませることが可能である。
さらに、第2の構成において、上記特殊信号は、前後を識別するサーボ識別信号としたり、検出タイミングを示すサーボタイミング信号とすることができる。本発明に係るサーボパターン検出方法は、複数の再生ヘッドを、テープ状記録媒体の幅方向に対して斜め方向に配列されたサーボパターンの配列方向と交差するよう、かつそのリニア記録トラックに合わせて配列し、その再生ヘッドによるリニア記録トラック上のトレースに伴い、そのサーボパターンの出現順序に対応して複数の再生ヘッドで順次循環的にそのサーボパターンを検出することを特徴としている。
【0009】
本発明のサーボパターン検出方法においては、1循環によって上記サーボパターンから検出した検出信号を1単位とした出力信号を得るよう構成することが可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るサーボパターン記録方法およびサーボパターン検出方法を図面を参照して説明する。
本発明は、大別すると、サーボパターン記録方法に係る第1および第2の構成と、サーボパターン検出方法からなる。
【0011】
まず、本発明のサーボパターン記録方法に係る第1の構成から説明する。
図1は、本発明に係る基本構成である第1の構成を説明する図である。
テープ状記録媒体1は、従来公知の例えば磁気テープであり、予めその走行方向(長手方向)dに延びる複数のリニア記録トラックTCn(図2および図5参照、図2では1本のみ示す。)がその幅方向に互いに所定の間隔を置いて規定されており、公知の走行手段によって走行制御されるが、本発明の要部ではないので説明や図示は省略する。
【0012】
テープ状記録媒体1の走行路には、その記録幅より長いトラックを有する記録ヘッド3がテープ状記録媒体1に当接するように先行(上流)側に配置されている。記録ヘッド3は、後述するサーボパターンの再生ヘッドとアジマスに合わせて形成されている。
【0013】
テープ状記録媒体1の走行路にあって記録ヘッド3の後行(下流)側には、記録ヘッド3と所定の間隔を置きテープ状記録媒体1の記録幅より長いトラックを有する消去(記録)ヘッド5が、テープ状記録媒体1に対して角度θを振って当接するように配置されている。
それら記録ヘッド3および消去ヘッド5は、そのヘッドギャップがテープ状記録媒体1の全記録幅をカバーするよう十分長く形成されており、記録ヘッド3のヘッドギャップがテープ状記録媒体1の走行路に対して直交する方向に、消去ヘッド5のそれがテープ状記録媒体1の走行路に対して角度(θ)だけ傾けた方向に延びるように配置されている。
いずれも機器のシャーシにおいて、図示しない支持手段によって固定的に支持されている。
【0014】
記録ヘッド3には、記録信号出力部(図示せず。)が接続されており、走行するテープ状記録媒体1にはサーボ信号が記録ヘッド3によって連続的に記録される。テープ状記録媒体1に記録された記録サーボ信号Anは、その信号内容が時系列的に変化しても、個々のタイミング時点ではテープ状記録媒体1の幅方向で同一内容となっている。
消去ヘッド5には、例えば数十kHzから数十MHz程度の高周波信号を消去信号として所定のタイミングで断続出力する消去信号出力部(図示せず)が接続されており、走行するテープ状記録媒体1上の記録サーボ信号Anは、所定のタイミング期間で出力された消去信号に基づき消去ヘッド5によってオーバーライトを繰り返されながら消去される。
【0015】
すなわち、図1に示すように、記録ヘッド3で連続的に記録された記録サーボ信号Anは、消去ヘッド5によって所定のタイミング期間で出力された消去信号に基づき消去されるとともに、図2に示すように、STW(servo track writer)期間分だけ消去信号を繰り返し出力させずに消残しタイミング間隔を形成することにより、テープ状記録媒体1の幅方向に対して斜め方向に消残しタイミング間隔で消し残し配列された直線状のサーボパターン7を形成する。
【0016】
図2では、便宜上、サーボパターン7を1本示したが、走行方向dの前後に記録サーボ信号Anの消去部分を介して同様なサーボパターン7が繰り返し形成される(後述する図20参照)。
【0017】
このような方法を採用することにより、テープ状記録媒体1における各々のリニア記録トラックTCn〜TCn+2、…のトラック幅やポジションに合わせた複数の記録ヘッドを使用することなく、サーボ信号の記録や消去のタイミング、さらに各ヘッドの角度を適当に設定するだけで、複数のリニア記録トラックTCn〜TCn+2、…に合わせたサーボパターン7をテープ状記録媒体1に簡単に記録形成できる。
しかも、固定した記録ヘッド3や消去ヘッド5によってサーボパターン7を形成するから、高速の記録形成が可能となるし、サーボパターン7がテープ状記録媒体1において空間的、時系列的に分散されるから、記録面積を少なくすることが可能であるばかりか、良好な応答スピードを維持できる。
そして、この種のテープ状記録媒体1は、本発明によってその幅方向に対して斜め方向にサーボパターン7を所定の間隔を置いてその全長にわたって形成して商品化される。
【0018】
使用者側では、図示しない磁気テープ記録装置によってテープ状記録媒体1のサーボパターン7間に例えばコンピュータシステムのデジタルデータを記録、再生して使用するが、それら記録再生時にはリニア記録トラックTCn〜TCn+2、…上をトレースする再生ヘッド(図示せず。図20の符号33を参照。)でサーボパターン7をトレース再生し、デジタルデータの記録再生ヘッドのサーボ位置制御やテープ状記録媒体1のサーボ走行制御が行われる。
なお、複数のリニア記録トラックTCn〜TCn+2、…をトレースする再生ヘッドによるサーボパターンの再生動作の例については、後述する図20の実施の形態で説明する。
【0019】
図1および図2によるサーボパターン記録方法では、テープ状記録媒体1の全幅を1組の記録ヘッド3および消去ヘッド5で記録消去する構成であったが、テープ状記録媒体1の幅方向に対し、複数の記録ヘッドおよび複数の消去ヘッドを組みにして記録消去する構成も可能である。
すなわち、複数の隣合うリニア記録トラックTCn〜TCn+2、…を複数グループに分割し、各グループ毎に記録ヘッド3および消去ヘッド5を複数組配置する構成である。
【0020】
本発明のサーボパターン記録方法は、記録ヘッド3によってサーボ信号を時系列的に順次書き込む構成を特徴とするから、記録サーボ信号Anにはこのサーボ用の信号以外に各種の特殊信号を所定の期間毎にサーボ信号に代えて交互に挿入して記録してサーボパターンを形成することが可能である。
例えば、図2に示すように、サーボ信号Anの途中に区分信号Sを定期的に挿入記録し、区分信号Sが各リニア記録トラックTCn〜TCn+2、…に重なるように消去ヘッド5で消去する方法である。
【0021】
このように、サーボ信号Anの途中に周辺と違った区分信号Sを特殊信号として記録すると、例えば、磁気テープ記録装置側の再生ヘッドによるリニア記録トラックTCn〜TCn+2、…の再生信号が図3のようになり、区分信号Sの前後に現れるサーボ信号Anの検出が確実となる。
そのため、テープ状記録媒体1が変位してリニア記録トラックTCnのトラック位置が変動すると、その変動に応じて出力レベルVや出力期間T1、T2が規則的に変化するので、磁気テープ記録装置においてこの変化具合を検出し、記録ヘッドや再生ヘッドの位置を変位させてリニア記録トラックTCnのトラックセンタにそれらを合わせるトラッキング補正が可能となる。
【0022】
さらに、本発明のサーボパターン記録方法は、図4に示すように、サーボ信号An、An+1、An+2、An+3、…の間に無記録期間を設けるとともに、その前後を識別する順番やアドレスを示す識別(ID)信号、サーボ信号の検出タイミングを示すサーボタイミングマーク信号を、サーボ信号An、An+1、An+2、An+3、…の間に交互に挿入するよう記録ヘッド3で記録し、上述したように消去ヘッド5で消去する方法が可能である。
【0023】
図4では、図示を容易にするために、識別信号とサーボタイミングを1つの識別信号Bn、Bn+1、Bn+2、…として図示しているが、別々に図示することが可能であり、図では時系列的にサーボ信号をAn〜An+3、…、識別信号をBn〜Bn+2、…とする。以下同じ。
しかも、図5に示すように、識別信号Bn〜Bn+2が各リニア記録トラックTCn〜TCn+2、…の各センタに位置するよう、消残しタイミング期間で消去ヘッド5で消去し、消去ヘッド5のトラック方向に沿って斜めにサーボ信号An〜An+3と識別信号Bn〜Bn+2が交互に直線状に配列されたサーボパターン9を形成するものである。サーボ信号An〜An+3が各リニア記録トラックTCn〜TCn+2、…の各センタに位置するようにしても良い。
このようなサーボパターン9に対して、サーボ信号Anがn番目のリニア記録トラックTCnのトラックセンタに位置するか否かは、リニア記録トラックTCnに対するサーボ信号Anの下エッジとサーボ信号An+1の上エッジのバランスで決定されるし、実際には消残しタイミング期間で決定される。
【0024】
そして、例えば磁気テープ記録装置側の再生ヘッドでリニア記録トラックTCn+1をトレースすると、図6Aに示すような波形が得られる。
サーボ信号An+1とAn+2の出力のバランスされた点がトラックセンタになり、リニア記録トラックTCnのトラック位置が変動すると、識別信号Bn+1の前後に現れるサーボ信号An+1とAn+2の出力レベルや前後の出力期間T1、T2が規則的に変化するので、磁気テープ記録装置においてこの変化具合を検出し、記録ヘッドや再生ヘッドの位置を変位させてリニア記録トラックTCn+1のトラックセンタに合わせるトラッキング補正が可能となる。
サーボパターン9におけるサーボ信号An〜An+3、…の出力レベルや前後の出力期間T1、T2の検出は、出力ピークの検出、サンプリング周期毎のレベル比較、期間内の平均出力比較、又はスレッショールドレベル(THL:threshold lebelしきい値)によるオンオフの2値化比較など、公知の手法を採用できる。
このような構成において、識別信号Bn〜Bn+2、…としてID信号やサーボタイミングマーク信号を入れる例を説明したが、サーボ信号An〜An+2、…自体にこれらを付加しても良いし、順次記録される全ての識別信号Bn〜Bn+2、…に固有アドレスとしてのサーボID番号を連番で付けることも可能である。
【0025】
この場合、テープ状記録媒体1の全長にわたって全ての識別信号Bn〜Bn+2、…にサーボID番号を付す場合、個々の識別信号Bn〜Bn+2、…における情報量、例えばビット数を少なくしても、全サーボID信号の識別が可能である。その詳細は後述する。
もっとも、本発明で形成するサーボパターン9は、複数のリニア記録トラックTCn〜TCn+2のトラックセンタに再生ヘッドを合わせてトレースしないと、識別信号Bn〜Bn+2の出力が低下して検出が困難となる可能性があったり、識別信号Bn+1に先行する識別信号Bnが出力されて信号処理の誤動作が生じる可能性が出てきたり、識別信号Bn+1が先行サーボ信号An+1より遅れて出力されるなどして、好ましくない動作がなされる心配もある。
【0026】
以下、それを回避するための対策案として本発明に係る次の方法を図7を参照して説明する。
この方法は、記録ヘッド3によるサーボ信号などの記録は上述した図4に示す構成と同様であるが、消去ヘッド5による消去方法に特徴がある。
すなわち、消去ヘッド5による消残しタイミング期間を長くし、記録信号が3つのリニア記録トラックTCn〜TCn+2、…に跨るようにしたものである。図7では、隣合うサーボパターン9をサーボパターントラックL1、L2の2ライン図示しているが、複数のリニア記録トラックTCn〜TCn+2、…に跨っていれば1ラインでも可能である。
図7において、テープ状記録媒体1の幅方向において、隣合うサーボパターン9におけるサーボ信号An+3とCnや識別信号Bn+3とDnは、同一タイミングで書かれた同一信号を消去ヘッド5による消去で分断したもので同一内容であり、図5の構成の変形であって消残しタイミング期間を操作するだけで得られる。
このようなサーボパターン9を用いると、例えばリニア記録トラックTCn+1のトラックセンタに再生ヘッドが合わない場合でも、次のように位置補正が可能となる。
【0027】
図8はリニア記録トラックTCn+1のトラックセンタの再生出力を示しており、例えば、再生ヘッドの再生信号が同図中の上段のように−1/2トラック上に、又は下段のように+1/2下にずれた場合を考察する。
サーボ信号検出のアルゴリズムは、まず識別信号Bnのサーボタイミングマーク信号を探すことから始まる。
適当なスレッショールドレベルTHLで切って、識別信号Bnのタイミングマーク信号を読みに行き、これが検出できたらそれをもとにしてサーボ信号のサーボID信号を解読する。上位の制御用CPUから指示されているデータを記録、再生の対象とするサーボID信号との差を計算して再生ヘッドを所定の方向に所定の量だけ変位させ、そのサーボID信号が検出されたら次のサーボの吸い込み作業に移る。移動中のサーボID信号の検出は後述する方法で、読み取り間隔を縮め、連続に近い形で検出することが可能である。
【0028】
対象とするサーボID信号が検出されると、それに隣接する複数のサーボID信号が一定間隔で検出される。図8に示す例では、サーボ信号やID信号は最大3個検出される。
この時の検出方法であるが、対象とするサーボID信号を検出したら、直後に来るサーボ信号とその次のサーボ信号が実際使用する信号である。その比較を行ってバランスを検出する。
例えば、図8では識別Bn+2に書かれたサーボID信号を目標とすると、それに続くサーボ信号An+3とCn+1の比較となる。上段の−1/2トラックずれた場合、サーボ信号An+3の振幅レベル0%、Cn+1が振幅レベル100%となり、また下段の+1/2トラックずれた場合、サーボ信号An+3が振幅レベル100%、Cn+1が振幅レベル0%となり、同一演算(例えば(An+1)−(Cn+1)の演算で±は移動方向、値は変化させる量で0が目標位置)による演算結果に基づき、サーボ信号の検出を行うことができる。
【0029】
逆方向からテープ状記録媒体1が走行する場合の目標となるサーボID信号はDn+1とすれば良い。この場合のサーボID信号は、逆方向から読めることが条件となるが、その方法には目標となるサーボID信号を次のようにすることが可能である。
すなわち、特殊コードにする方法、正逆符号を組み合わせる方法、正逆を専用トラックに割り当てる識別信号B(奇数)を正方向、B(偶数)を逆方向とする方法などがある。
また、サーボ信号An+1とCn+1、An+3とCn+3が同じ動きを示すので、いづれでも使用可能であるが両方使用するとより確実性が高まるであろう。
【0030】
図9は本発明に係るサーボパターン記録方法の別の実施の形態であり、テープ状記録媒体1の図示を省略した。
この方法は、上述した図1や図4のようにテープ状記録媒体1に対して1組の記録ヘッド3および消去ヘッド5で斜めのサーボパターン9を形成する手法に加えて、消去ヘッド5の後行側にそれと同じ角度でテープ状記録媒体1を斜めに角度を振ってトレースする補助回転ヘッド(図示せず。)を配置し、これによって個々のサーボパターン9に平行かつ先行位置に長波長のサーボタイミングマーク信号X、Y、Xを記録した例である。
ここで、先行位置とは、走行するテープ状記録媒体1に対してサーボパターン9より先に再生ヘッドが到達する位置の意味であり、図9では3種類のサーボタイミングマーク信号X、Y、Xを連続的に記録した例である。
このように、サーボパターン9の先行位置に形成したサーボタイミングマーク信号X、Y、Xを形成する構成では、例えばリニア記録トラックTCn+1をトレースする再生ヘッドがサーボパターン9の先行位置で常にサーボタイミングマーク信号X、Y、Xを再生するから、このサーボタイミングマーク信号X、Y、Xを検出したタイミング後にくる信号を、正確にサーボ信号として認識可能となる。
しかも、サーボタイミングマーク信号X、Y、Xは、補助回転ヘッドのトラック方向に同一かつ連続させて簡単に記録することが可能で、トラック位置に依存しないマーク信号とすることができる。
【0031】
また、図10Aは、サーボ信号と識別信号の切れ目をなくしてサーボパターン11を形成し、サーボ信号を探し易くするとともにサーボパターン11の後行側にも低周波のサーボタイミングマーク信号X、Y、Xを形成した例であり、図10Bは、例えばリニア記録トラックTCn+1上を再生ヘッドでトレースした場合の再生信号である。
【0032】
図10Aに示すサーボパターン11を用いれば、サーボ信号再生時の立ち上がり立ち下がりの回数を減らし、その時点での出力や時間差の検出や演算が簡単になるとともに、サーボパターン11の前後にサーボタイミングマーク信号X、Y、Xを付加し、よりサーボ信号を検出し易くするとともに、双方向からの記録再生にも対応させることが可能となる。
これは、信号の切れ目を信号検出のタイミング基準信号として使用する検出アルゴリズムを採用することで、検出回路をシンプルにすることを狙ったものである。
【0033】
図11は本発明に係る別のサーボパターン記録方法を示すもので、上述した図4のような方法によってサーボ信号An〜An+3を間隔を空けて記録して消去と書き残しを繰り返し、斜めにサーボ信号An〜An+3を配列した後、図4のような方法によってサーボ信号An〜An+3の隙間に識別信号Bn〜Bn+3を記録した後、再度、サーボ信号An〜An+3より幅広の消残しタイミング期間で消し残し、サーボ信号An〜An+3の隙間に識別信号Bn〜Bn+3を複数回重ね記録してサーボパターン13を形成する例である。
このサーボパターン13では、サーボ信号An〜An+3が識別信号Bn〜Bn+3で挟まれているから、先行する識別信号Bn〜Bn+3を検出してからサーボ信号An〜An+3を読み込むので、識別信号Bn〜Bn+3を検出すればその後の信号をサーボ信号An〜An+3として確実に検出できる。
上述したサーボパターン記録方法は、いずれも記録ヘッド3をテープ状記録媒体1の走行路に対して直交する方向に、消去ヘッド5をテープ状記録媒体1の走行路に対して角度(θ)だけ傾けた方向に配置した例であったが、本発明はこれに限定されない。
【0034】
図12Aは、テープ状記録媒体1の走行方向に対して記録ヘッド15を角度θだけ傾け、後行の消去ヘッド17を走行方向に対して垂直に配置し、上述した手法と同様に消去ヘッド17で消去と消残しタイミング期間を交互に繰り返し、斜め方向に延びるサーボパターン19を形成するものである。
このようなサーボパターン19を形成する例でも、上述した構成と同様に、テープ状記録媒体1における各々のリニア記録トラックTCn〜TCn+2、…のトラック幅やポジションに合わせた記録ヘッドを使用することなく、記録信号の記録と消去のタイミング、さらに各ヘッド15、17の角度を適当に設定するだけで、複数のリニア記録トラックTCn〜TCn+2、…に合わせたサーボパターン19を簡単に形成することができるなどの効果を有する。
このようなサーボパターン19を形成した場合、サーボ信号を再生する再生ヘッドは記録ヘッド15のアジマスに合わせて傾ける必要があるものの、各々のリニア記録トラックTCn〜TCn+2、…をトレースする隣合う再生ヘッドのアジマスを交互にプラス側とマイナス側に振り分け、少し波長の長い信号を使って信号を記録できるから、アジマス損失を回避することが可能である。
なお、本発明のサーボパターン記録方法では、記録ヘッド3、15と消去ヘッド5、17の一方をテープ状記録媒体1に対して直交する方向に、他方を斜め方向に配置する構成に限らず、互いに交差する位置関係で配置すれば、本発明の目的達成が可能である。
【0035】
ところで、上述した本発明のサーボパターン記録方法において、識別信号を検出する場合、そのパターン構成によっては識別信号が複数再生され、それに対応するサーボ信号も複数再生されて、それらを識別しなければならない場合がある。
その識別方法の一つに識別信号を解読して使用する方法を既に述べたが、更に別の識別方法も可能である。
【0036】
例えば、図7のようにサーボ信号が多数出現する場合には、そのサーボ信号にパルス幅変調、パルス位置変調(図8のP1〜Pn期間に変調)を加える方法である。これはストリマーとして使用するケースのように、詳細な識別内容を含めた識別信号を必要とせず、隣接のリニア記録トラックTCn〜TCn+2、…の識別だけを行う場合、コストの安い識別法として採用することが可能である。
また、後述するようにテープ状記録媒体1の幅方向で同じ内容の識別信号が複数個存在するサーボパターンが出てくる時には、サーボパターンの消し残し部をライン毎に変える手法も有用である。
すなわち、図7中のサーボパターン9に幅変調を加える(図中のT1、T2に変調を加える。)と、目標とするリニア記録トラックで検出されるサーボ信号の数が変化し、識別信号が同じでもその発生するサーボ信号数との組み合わせで識別が可能になる。
また、同じ目的のために、図9や図10における後行の記録ヘッド(図示せず。)で斜めに入れたサーボタイミングマーク信号X、Y、Xに識別符号を付加する方法もある。この必要性や使用目的については後述する。
【0037】
ところで、上述した本発明に係るサーボパターン記録方法は、固定ヘッドを用いてサーボパターン7〜19を形成するものであったが、本発明はこれに限定されない。
【0038】
次に、本発明に係るサーボパターン記録方法の第2の構成であるヘリカル型回転ヘッドでサーボパターンを形成する方法を説明する。
図13に示すように、図示しない磁気テープ記録装置の再生ヘッドと同じアジマス角を振った記録(回転)ヘッドを回転ドラム(いずれも図示せず)に搭載し、テープ状記録媒体1の走行方向に対して角度θだけ傾けて回転移動させ、その回転変位方向にサーボパターン21を形成するものである。
すなわち、記録ヘッドには図示しない記録信号出力部を接続し、例えばサーボ信号An〜An+3、…と識別信号Bn〜Bn+3、…を、リニア記録トラックTCn〜TC+2、…に対して個々の識別信号Bn〜Bn+3、…とこれを挟むサーボ信号An〜An+3、…との位置が合うような切換タイミング期間で記録し、テープ状記録媒体1の走行方向に対して斜めに直線的な延びるサーボパターン21を記録する。
このようなサーボパターン21では、例えばリニア記録トラックTCn+1上で再生ヘッドをトレースすると、図14に示すように、識別信号Bn+1とこれを挟むサーボ信号An+1、An+2、…の再生信号が増減したり、期間T1、T3が変化するから、磁気テープ記録装置においてそれを検出して、記録ヘッドや再生ヘッドを正確にリニア記録トラックTCn+1上に変位させてトラッキング補正させることが可能である。
【0039】
そして、図13に示す方法では、サーボ信号An〜An+3、…や識別信号Bn〜Bn+3、…をヘリカル記録するため、それらの信号や符号の内容を任意に決定できるし、ECC符号(error correction code:誤り訂正符号)など多種多様な符号を識別信号中Bn〜Bn+3、…又は独立して付加することができるうえ、各サーボ信号An〜An+3、…にも各々固有のID番号を付加することもできる。
サーボ信号An〜An+3、…はヘリカルトラック上に記録され、リニア記録トラックTCn〜TCn+2、…の位置は、ヘリカル記録ヘッドでサーボ信号An〜An+3、…を記録するタイミングとそのトラック幅やヘリカルトラック角で決定されるから、ヘリカル記録ヘッドのトラック幅のバラツキは記録タイミング期間で修正することができる。
サーボ信号An〜An+3、…の検出は、それらの出力レベルの比較を基本とするが、上述したように時間差検出などでも使用可能である。
さらに、個々の識別信号Bn、Bn+3、…に付加できるID番号も、全サーボを識別する上で大きな情報量は必要ない。その理由は後述する。
【0040】
図13では1本のヘリカルトラックで1本のサーボパターン21を形成する例を説明したが、図15に示すように、本発明では2本のサーボトラックL3、L4に2本のサーボパターン23、25を形成する構成も可能である。
すなわち、始めにサーボトラックL3にサーボ信号An〜An+3、…を記録形成し、次にサーボ信号An〜An+3、…の間にサーボトラックL4のサーボ信号Cn〜Cn+3、…を形成するとともに、サーボ信号An〜An+3、Cn〜Cn+3、…を区別するため両者の信号幅を変えてあるが、識別信号や符号を入れて区別してもよい。
【0041】
図16は、リニア記録トラックTCn+1でサーボ信号An+1やCn+1を検出した例を示している。
もっとも、この図15に示す方法でサーボパターン23、25を形成すると、再生ヘッドがリニア記録トラックTCn〜TCn+2のトラックセンタを通らない時、サーボパターン23、25の構成によっては、例えば識別信号Bn+1の出力が低下して検出できないとか、サーボタイミングマーク信号がサーボ信号に挟まれるように再生されるので、取り扱いが煩雑になるかもしれない。
それを回避する方法は、サーボパターン23、25のトラック幅を広くしたり、本数を増やす方法や既に図7で詳述した手法が有用である。
また、ヘリカル記録ヘッドで作成したサーボパターン23、25は、上述した固定ヘッド3、15で形成したサーボパターン7〜21と基本的に似たパターンになるので、識別信号の検索やサーボ信号の検出、サーボを動作させる手法は上述の固定ヘッドと同じアルゴリズムを採用することになる。
【0042】
図16で省略したサーボ信号An+2やCnの取り扱いも図7で説明した処理が適用できる。もっとも、ヘリカル記録ヘッドによるサーボパターン23、25は、同じ形態の繰り返しにしなくても良いことから、下記に示すような専用サーボタイミングマーク信号を形成することもできる。
【0043】
図17は、ヘリカル記録ヘッドでサーボパターン27を記録形成するとともに、そのサーボパターン27の前後にサーボタイミング信号C、Dを互いに平行に記録形成したものである。これらサーボパターン27、サーボタイミング信号C、Dも再生ヘッドとアジマスを揃えると良い。
【0044】
図18は、リニア記録トラックTCn+1をトレースした再生ヘッドで再生した信号波形であり、サーボタイミング信号C、Dはリニア記録トラックTCn+1のトラック位置が変わってもその形や出力が変化しないので、その後にくるサーボ信号An+1、An+2を正確に識別又は取り込むタイミング信号として利用できる。
しかも、サーボパターン27の前後にサーボタイミング信号C、Dが配置されているので、テープ状記録媒体1の正逆方向の双方向の走行にも対応可能である。サーボID信号は識別信号Bn〜Bn+3、…にサーボタイミング信号C、Dに含ませても良いことは言うまでもない。
【0045】
さらに、図19は、上述した図15で説明したサーボパターンの変形例である。
すなわち、始めにサーボトラックL5にサーボ信号An〜An+3、…とBn〜Bn+3、…を記録してサーボパターン29を形成し、次にサーボトラックL6にサーボ信号An〜An+3、…やBn〜Bn+3、…の間にサーボ信号Cn〜Cn+3、…とDn〜Dn+3、…などを記録してサーボパターン31をサーボパターン29と平行かつ入れ子状態に形成するとともに、サーボパターン29、31を区別するため両者のサーボトラックL5、L6の信号幅を変えたものである。
このようなサーボパターン29、31において、テープ状記録媒体1が正方向に走行した場合、再生ヘッドでリニア記録トラックTCn+2をトレースした場合、目標とする識別信号をDn+1とすれば、最初にタイミングマーク信号Dnが表れるがこれを無視し、次のタイミングマーク信号Dn+1を検出し照合したら、それと対になっているサーボ信号はT時間遅れのAn+2とCn+2であるので、その比較を行ってサーボ信号の検出を行う。
テープ状記録媒体1が逆方向から走行してリニア記録トラックTCnから検出する場合は、その目標とする識別信号をBnに設定すると、始めに識別信号Bnが来るがこれを無視して識別信号Bn+1を持つ。
識別信号Bn+1を確認したら、それと対になっているサーボ信号はT時間遅れのCnとAnであるので、その比較を行ってサーボ引き込む。
【0046】
以上、本発明に関し、固定ヘッドおよびヘリカル型回転ヘッドでサーボパターン7〜31を記録する方法について説明したが、記録されたサーボパターン7〜31は、固定ヘッドで記録されたパターン7〜19もヘリカル型回転ヘッドで記録されたパターン21〜31も互いに類似したものになる。そのため、その動作説明については、互いに同様である。
そこで、固定ヘッド又はヘリカル型回転ヘッドで記録したサーボパターン7〜31を検出するサーボパターン検出方法について以下に説明する。
【0047】
図20は本発明に係るサーボパターン検出方法の実施の形態を示す図である。図20において、テープ状記録媒体1は、この長手方向全長にわたって予めリニア記録トラックTCn〜TCn+3が規定され、その上から上述した方法によってサーボパターン7〜31のいずれかが記録形成されている。
図20では、サーボ信号An〜An+3や識別信号Bn〜Bn+3からなるサーボパターン9の変形例を簡略化して示しており、サーボパターン9の間にデジタルデータが記録される。
テープ状記録媒体1の走行路には、リニア記録トラックTCn〜TCn+3、…に対応した数の単位再生ヘッドCH1、CH2、CH3、CH4、…をブロック化したマルチチャンネル構成のブロックヘッド33が、テープ状記録媒体1の走行方向に対して直交する方向に配列され、図示しない支持手段によってそのブロックヘッド33が電子機器のシャーシに支持され、テープ状記録媒体1の全幅をカバーするよう当接可能になっている。
ブロックヘッド33は、後述するように、テープ状記録媒体1の走行方向に対して直交する方向に対し、変位を微調整可能に支持手段で支持されている。
各単位再生ヘッドCH1〜CH4、…は特性の揃ったものであり、ヘッドギャップがテープ状記録媒体1の走行方向に対して直交する方向に延び、かつリニア記録トラックTCn〜TCn+3、…に重なるような位置間隔で分散してブロック化されている。
各単位再生ヘッドCH1〜CH4、…には再生信号、すなわちサーボ信号、識別信号、サーボタイミング信号を解読、記憶、その他の信号処理を行う再生信号処理部35が接続されている。
【0048】
そして、テープ状記録媒体1を走行させてリニア記録トラックTCn〜TCn+4、…上をブロックヘッド33の単位再生ヘッドCH1〜CH4、…でトレースさせると、上述した本発明によって記録されたサーボパターン9がテープ状記録媒体1の走行路に対して斜めに記録されているから、トラックTCnの単位再生ヘッドCH1からトラックTCn+4の単位再生ヘッドCH4まで、順次、一定間隔Tの時間遅れを持って到達してサーボ信号を検出することになる。
すなわち、再生信号処理部35は、図21に示すように、ブロックヘッド33を制御し、単位再生ヘッドCH1がサーボ信号を検出し、一定時間Tをおいて隣の単位再生ヘッドCH2がサーボ信号を検出し、次にその隣の単位再生ヘッドCH3がサーボ信号を検出し、終端の単位再生ヘッドCH4に達すると、最初の単位再生ヘッドCH1に戻ってサーボ信号をトレースするように構成されている。
【0049】
このようにして、ヘッドブロック33は、連鎖的にサーボ信号を得ることができ、1本のサーボパターン9で単位再生ヘッドCH1〜CH4、…(ヘッドチャンネル)数だけのサーボ信号を検出することが可能で、検出のサンプリング周波数を上げれば、サーボ信号の検出応答特性を向上させることができる。
また、ヘッドブロック33単位で考察すると、個々の単位再生ヘッドCH1〜CH4、…で再生したサーボ信号や識別信号の情報量が少なくても、搭載ヘッド分だけ情報量が増えることになる。
つまり、再生信号処理部35により、単位再生ヘッドCH1〜CH4、…で再生したサーボ信号や識別信号を一時的に順次記録するとともに、単位再生ヘッドCH1〜CH4、…の一巡分の循環情報を1つの情報に組み立て処理して出力すれば、ヘッドブロック33を1単位とした出力信号の情報量が増えることになる。
もし、個々の単位再生ヘッドCH1〜CH4、…で再生した識別信号が5BitのID情報を持っていれば、ヘッドブロック33単位で5×4の20Bitの情報を検出することができるので、ヘッドブロック33単位で1循環して検出した検出信号を1単位とした出力信号は、20Bit構成の識別信号となる。
この場合、各識別信号が持つ5Bitの個々のID情報は、時間軸換算でT離れ、サーボ信号の数からはm個離れたID情報が4組組み合わされて20BitのID情報となっている。従って、識別信号の記録は、この規則に則って行われることになる。
【0050】
そして、テープ状記録媒体1上のトラック総数は(4×m)本あるが、ヘッドブロック33はm箇所で記録、再生を行うので、識別信号はm個識別できれば良い。これを20Bitの情報に割り当て、その他は走行方向のブロックアドレスとそのECC等に割り当てることになるので、各サーボ信号の情報量を少なくしても多量の情報を詰め込むことができる。
しかも、サーボ信号や識別信号の全てが一定間隔で発生して同時に発生することはないので、上述した再生信号処理部35ではサーボ信号や識別信号を検出、解読する回路や処理部を1個のデコーダーなどで形成し、個々の単位再生ヘッドCH1〜CH4、…で再生した識別信号を1個のデコーダーなどで時系列的に切り換え使用することが可能となり、規模を抑えた回路やソフトウエアで信号の検出やサーボ制御を実現することができる。
また、サーボパターン7〜31を上記のように配置することで、トラッキングのサーチ時にも、一定間隔でサーボID信号とサーボ信号を検出できることから、ポジションを見失うことがなく、サーボ信号や識別信号の高速サーチも可能となる。
【0051】
そして、単位再生ヘッドCH1〜CH4、…毎の識別信号が持つビット数のヘッド数倍の情報量を得られるので、トラックアドレスやテープ長手方向のアドレスを各識別信号に分散記録することによって、効率の良い符号構成にすることができる。
情報量が多くなることにより、ドロップアウトや出力変動による検出エラーを訂正できる符号も付加できることを意味し、サーボ信号が幅方向、長手方向に分散配置されているので、テープ状記録媒体1の特徴的欠陥に強いエラーマネージメントシステムを構築できる。
そのため、トラックアドレスやテープ長手方向のアドレスなどの情報を一元管理することが可能となり、サーボ信号検出の見かけ上のサンプリング周波数を上げてサーボ応答性を速くすることや、サーボID信号の圧縮、エラー処理の性能向上にも寄与させることができる。
このような効果は、上述した本発明によるサーボパターン記録方法の特徴によるものである。
また、上述した本発明によるサーボパターン9は、隣合うリニア記録トラックTCn〜TCn+4間にも、例えばm個のリニア記録トラックがあるから、全てのリニア記録トラックについて考察すると、ヘッドブロック33でトレースできるトラック総数は4個×m本となる。
この全てのリニア記録トラックをトレースするには、ヘッドブロック33をテープ状記録媒体1の幅方向に変位制御させ、隣合うリニア記録トラック上にトラッキングさせ、それぞれがm本ずつ離れたサーボ信号又は識別信号(トラック)をカバーしてトレース可能に構成すれば良い。
【0052】
単位再生ヘッドCH1、CH2の部分を拡大した図21において、まず、単位再生ヘッドCH1がリニア記録トラックTCnに対応するサーボ信号を検出して通過すると、m本離れたリニア記録トラックTCn+1上をトレースする単位再生ヘッドCH2がそれに対応したサーボ信号を検出し、その後、単位再生ヘッドCH3、CH4へと移り、図20に示す単位再生ヘッドCH1に戻る。
ヘッドブロック33の変位制御は、例えば、再生信号処理部35で識別信号を検出、解読し、それに基づき変位補正信号を作成し、図示しない支持手段によって図21中のブロックヘッド33を隣合うリニア記録トラックや所定数飛び越したリニア記録トラックに変位させて行う。
4個のヘッド構成のヘッドブロック33で、リニア記録トラック総数が4×m本を対象にするケースのサーボをかける方法について説明する。まず、単位再生ヘッドCH1がトラックNo.1の位置のとき、単位再生ヘッドCH2はトラックNo.がm+1、単位再生ヘッドCH3は2m+1、単位再生ヘッドCH4は3m+1の位置にある。
従って サーボ信号の検出は、それぞれのヘッドが組合せ対象となっているトラックNo.のサーボ信号を検出し、それぞれの位置誤差がゼロになるようサーボをかける(検出は一定間隔おいて行われる)。単位再生ヘッドCH1がトラックNo.2の位置の場合は、+1がそれぞれ+2のトラックNo.が対象となり、単位再生ヘッドCH1がトラックNo.mの時は、単位再生ヘッドCH2はm+m、単位再生ヘッドCH3は2m+m、単位再生ヘッドCH4は3m+mのトラックNo.が組合せとなる。これらの関係はマルチチャンネルヘッド間距離とテープ状記録媒体上のトラック間距離が等しいことによって成り立つものである。
【0053】
そして、本発明において、ブロックヘッド33をテープ状記録媒体1の走行方向に対して直交する方向に支持する構成に限定されず、サーボパターン7〜31に対して交差するよう配置するば、本発明の目的達成が可能である。
上述した図20に示した構成では、1個のブロックヘッド33をテープ状記録媒体1の幅全体に至るように配置する構成であったが、本発明ではそれに限定されない。
【0054】
例えば、図22に示すように、リニア記録トラックTCn〜TCn+4を、テープ状記録媒体1の走行方向に対して直交する方向にその幅に対して1/2ないし1/4程度の幅でテープ状記録媒体1に規定し、これに合わせて単位再生ヘッドCH1〜CH4を有するブロックヘッド37をテープ状記録媒体1の1/2ないし1/4程度の領域に当接する構成も可能である。
このような構成では、サーボ信号の検出を連続させるために、このブロックヘッド37のカバーエリアを超えそうになったら、次のサーボパターン9のサーボ信号が検出できなければならない。
すなわち、終端の単位再生ヘッドCH4がサーボ信号を検出したら、単位再生ヘッドCH1がサーボ信号を検出するように、次のサーボパターン9のサーボ信号を記録しておくことになる。それはサーボパターン9の記録ライン間隔を半分に縮めることであり、テープ状記録媒体1全幅を横断的に見るとサーボパターン9を2本記録することを意味する。
従って、ブロックヘッド37のヘッド配置がテープ状記録媒体1の幅の1/4とすれば、サーボパターン間隔が1/4となる関係になり、各単位再生ヘッドCH1〜CH4の間隔とサーボ信号の記録間隔の合わせ込みは、例えばサーボパターン9の記録角度で調整すれば良い。
それらの間隔を狭めて各単位再生ヘッドCH1〜CH4が、常時、隣合う2本のサーボパターン9、9を検出する方式も可能である。その場合、サンプリング周波数が倍になり、応答速度が上がり、欠陥に対する安定性も増加する。
もっとも、テープ状記録媒体1の幅方向にサーボパターン9が複数本存在する場合、ヘリカル回転ヘッドを識別信号を記録する場合には各々識別可能ば愛用とすることができるが、固定ヘッドで記録する場合、同じ識別符号とならざるを得ない。
その場合、ブロックヘッド33,37の位置検出用センサーを設け、そのセンサ信号と識別信号を併用することで個々の識別信号の識別が可能となるし、サーボパターン9上に識別符号を付加する方法も可能である。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のサーボパターン記録方法に係る第1の構成は、テープ状記録媒体の記録幅に比べて広いトラック幅を有しサーボ信号を記録する記録ヘッドと、そのテープ状記録媒体の記録幅に比べて広いトラック幅を有しその記録ヘッドに対して所定の角度を持ってその後行側に配置した消去ヘッドを用い、所定の記録タイミング期間毎にその記録ヘッドでテープ状記録媒体にサーボ信号を記録し、その消去ヘッドにより所定の消残しタイミング間隔でサーボ信号を消し残すことにより、テープ状記録媒体の幅方向に対して斜め方向にサーボパターンを形成するから、比較的簡単な手法や構成によって精細なサーボパターンを高精度、高速に記録することが可能となる。
また、固定した記録ヘッドや消去ヘッドによってサーボパターンを形成するから、高速の記録形成が可能で、サーボパターンがテープ状記録媒体に空間的、時系列的に分散されて記録面積を少なくすることが可能であり、良好な再生応答スピードも維持可能である。
【0056】
そして、第1の構成において、上記記録ヘッドを固定ヘッドとする構成では、より高速でサーボパターンの記録が可能となるし、上記記録ヘッドを回転ヘッドとする構成では、個別々の内容や連続するアドレスを有する識別信号の記録が簡単となる。
また、第1の構成において、上記記録ヘッドはサーボ信号と異なる特殊信号を部分的に記録し、上記サーボパターンにその特殊信号を含ませる構成では、上述した効果に加えて、リニア記録トラックをトレースする再生ヘッドやデータの記録ヘッドのトラッキング補正を簡単に行える。
さらに、第1の構成において、上記特殊信号は前後を識別するサーボ識別信号や、検出タイミングを示すサーボタイミング信号とする構成では、上述した効果に加えて、サーボ信号や識別信号などを正確に検出できる。
さらにまた、第1の構成において、上記サーボパターンを形成する信号が複数のリニア記録トラックにまたがるようサーボパターンを形成する構成では、同様に、上述した効果に加えて、サーボ信号や識別信号などを正確に検出できる。
【0057】
本発明のサーボパターン記録方法に係る第2の構成は、テープ状記録媒体の走行方向に対して斜めに回転移動する回転ヘッドを走行路に配置し、そのテープ状記録媒体の幅方向に対し、その回転ヘッドによって所定の記録タイミング期間毎にそのテープ状記録媒体にサーボ信号を記録し、当該回転ヘッドのトラック方向に記録タイミング間隔で斜めにサーボパターンを形成するから、比較的簡単な手法や構成によって精細なサーボパターンを高精度、高速に記録することが可能となり、消去ヘッドも不要となって構成が一段と簡素化されるし、高速の記録形成、記録面積の省スペース化が可能で、良好な再生応答スピードも維持可能である。
【0058】
この第2の構成において、上記記録ヘッドによってサーボ信号と異なる特殊信号を部分的に記録し、そのサーボパターンに特殊信号を含ませる構成では、上述した効果に加えて、リニア記録トラックをトレースする再生ヘッドやデータの記録ヘッドのトラッキング補正を簡単に行える。
さらに、第2の構成において、上記特殊信号は、前後を識別するサーボ識別信号としたり、検出タイミングを示すサーボタイミング信号とする構成では、上述した効果に加えて、サーボ信号や識別信号などを正確に検出できる。
【0059】
本発明に係るサーボパターン検出方法は、複数の再生ヘッドを、テープ状記録媒体の幅方向に対して斜め方向に配列されたサーボパターンの配列方向と交差するようリニア記録トラックに合わせて配列し、その再生ヘッドによるリニア記録トラック上のトレースに伴い、そのサーボパターンの出現順序に対応して複数の再生ヘッドで順次循環的にそのサーボパターンを検出するから、リニア記録トラックにおける精細なサーボパターンの記録を簡単に検出できる。
また、本発明のサーボパターン検出方法においては、1循環によって上記サーボパターンから検出した検出信号を1単位とした出力信号を得るよう構成すると、上述した効果に加え、個々のリニア記録トラック上で再生するサーボ信号などの情報量を少なくすることが可能で、サーボ信号の記録や再生、更に信号処理回路も簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーボパターン記録方法を説明する図である。
【図2】本発明のサーボパターン記録方法を説明する図である。
【図3】本発明のサーボパターン記録方法で得られたサーボパターンによる再生波形を示す波形図である。
【図4】本発明のサーボパターン記録方法に係る別の実施の形態を説明する図である。
【図5】図4に関するサーボパターン記録方法を説明する図である。
【図6】図5のサーボパターン記録方法で得られたサーボパターンによる再生波形を示す波形図である。
【図7】本発明に係るサーボパターン記録方法の別の実施の形態を説明する図である。
【図8】図7のサーボパターン記録方法で得られたサーボパターンによる再生波形を示す波形図である。
【図9】本発明に係るサーボパターン記録方法の別の実施の形態を説明する図である。
【図10】本発明に係るサーボパターン記録方法の別の実施の形態を説明する図である。
【図11】本発明のサーボパターン記録方法の別の実施の形態を示す図である。
【図12】本発明のサーボパターン記録方法の別の実施の形態を示す図である。
【図13】本発明のサーボパターン記録方法の別の実施の形態を示す図である。
【図14】図13のサーボパターン記録方法で得られたサーボパターンによる再生波形図である。
【図15】本発明のサーボパターン記録方法の別の実施の形態を示す図である。
【図16】図15のサーボパターン記録方法で得られたサーボパターンによる再生波形図である。
【図17】本発明のサーボパターン記録方法の別の実施の形態を示す図である。
【図18】図17のサーボパターン記録方法で得られたサーボパターンによる再生波形図である。
【図19】本発明のサーボパターン記録方法の別の実施の形態を示す図である。
【図20】本発明のサーボパターン検出方法の実施の形態を示す図である。
【図21】本発明のサーボパターン検出方法の実施の形態を示す要部拡大図である。
【図22】本発明のサーボパターン検出方法の別の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
1……テープ状記録媒体、3、15……記録ヘッド、5、17……消去ヘッド(記録ヘッド)、7、9、11、13、19、21、23、25、27、29、31……サーボパターン、33、37……ブロックヘッド、35……再生信号処理部、An、An+1、An+2、An+3……サーボ信号、Bn、Bn+1、Bn+2、Bn+3……識別信号、CH1、CH2、CH3、CH4……単位再生ヘッド(再生ヘッド)、Cn、Cn+1、Cn+2、Cn+3……サーボ信号
C、D、L1、L2、L3、L4、L5、L6……サーボパターントラック、TCn、TCn+1、TCn+2、TCn+3……リニア記録トラック、X、Y……サーボタイミングマーク信号

Claims (13)

  1. テープ状記録媒体上にリニア記録トラック制御用のサーボパターンを記録するサーボパターン記録方法において、
    前記テープ状記録媒体の記録幅に比べて広いトラック幅を有しサーボ信号を記録する記録ヘッドを前記テープ状記録媒体の走行路に配置し、
    前記テープ状記録媒体の記録幅に比べて広いトラック幅を有する消去ヘッドを前記記録ヘッドに対して所定の角度を持ってその後行側にて前記走行路に配置し、
    所定の記録タイミング期間毎に前記記録ヘッドで前記テープ状記録媒体に記録されたサーボ信号を、前記消去ヘッドにより所定の消残しタイミング間隔で消し残し、前記テープ状記録媒体の幅方向に対して斜め方向に前記消残しタイミング間隔で前記サーボパターンを形成することを特徴とするサーボパターン記録方法。
  2. 前記記録ヘッドが固定ヘッドであることを特徴とする請求項1記載のサーボパターン記録方法。
  3. 前記記録ヘッドが回転ヘッドであることを特徴とする請求項1記載のサーボパターン記録方法。
  4. 前記記録ヘッドは前記サーボ信号と異なる特殊信号を部分的に記録し、前記サーボパターンに前記特殊信号を含ませることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のサーボパターン記録方法。
  5. 前記特殊信号は前後を識別するサーボ識別信号であることを特徴とする請求項4記載のサーボパターン記録方法。
  6. 前記特殊信号は検出タイミングを示すサーボタイミング信号であることを特徴とする請求項4記載のサーボパターン記録方法。
  7. 前記サーボパターンを形成する信号が複数の前記リニア記録トラックにまたがるよう、前記消去ヘッドで消し残して前記サーボパターンを形成することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のサーボパターン記録方法。
  8. テープ状記録媒体上にリニア記録トラック制御用のサーボパターンを記録するサーボパターン記録方法において、
    前記テープ状記録媒体の走行方向に対して斜めに回転移動する回転ヘッドを前記走行路に配置し、
    前記テープ状記録媒体の幅方向に対し、前記回転ヘッドによって所定の記録タイミング期間毎に前記テープ状記録媒体にサーボ信号を記録することにより、当該回転ヘッドのトラック方向に前記記録タイミング間隔で斜めに前記サーボパターンを形成することを特徴とするサーボパターン記録方法。
  9. 前記記録ヘッドは、前記サーボ信号と異なる特殊信号を部分的に記録し、前記サーボパターンに前記特殊信号を含ませることを特徴とする請求項8記載のサーボパターン記録方法。
  10. 前記特殊信号は、前後を識別するサーボ識別信号であることを特徴とする請求項9記載のサーボパターン記録方法。
  11. 前記特殊信号は、検出タイミングを示すサーボタイミング信号であることを特徴とする請求項9記載のサーボパターン記録方法。
  12. テープ状記録媒体上の複数のリニア記録トラックに記録されたリニア記録トラック制御用のサーボパターンを検出するサーボパターン検出方法において、
    複数の再生ヘッドを、前記テープ状記録媒体の幅方向に対して斜め方向に配列されたサーボパターンの配列方向と交差するよう、かつ前記リニア記録トラックに合わせて配列し、前記再生ヘッドによる前記リニア記録トラック上のトレースに伴い、前記サーボパターンの出現順序に対応して複数の前記再生ヘッドで順次循環的に前記サーボパターンを検出することを特徴とするサーボパターン検出方法。
  13. 1循環によって前記サーボパターンから検出した検出信号を1単位とした出力信号を得ることを特徴とする請求項12記載のサーボパターン検出方法。
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