JP2004038380A - 光ディスクライブラリ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光ディスクライブラリ101内に予備用・テスト用ドライブ1031と、特定の棚1021に複数の予備用・テスト用媒体MR(1022)を設け、ディスクアクセス障害が発生した場合に、予備用・テスト用ドライブ1031と予備用・テスト用媒体MR(1022)の統計情報を参照し、特性の良い正常なドライブと媒体との組合せで正常にアクセスできることを確認し、障害切り分けドライブとして割当て、障害を切り分けの際は、アクセスの可否とドライブ内部回復処理回数の増加という二重チェックを行い、媒体障害の場合には予備用・テスト用媒体に障害媒体の複製を作成し、ドライブ障害の場合には予備用・テスト用ドライブが存在すれば予備用・テスト用ドライブと置き換え、予備用・テスト用ドライブが存在しなければ障害ドライブを閉そくする。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数台の光ディスクドライブを備えた光ディスクライブラリ装置に関し、特に、ディスクアクセス過程において障害が発生した場合に、その障害発生部位を特定し、システムを停止することなく自動リカバリを行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ディスクライブラリ装置においてディスクアクセス障害が発生した場合の障害回復技術が、例えば、特開平11−232045号公報に記載されている。特開平11−232045号公報に記載の技術は、光ディスクライブラリ装置において、複数の棚のうち、特定の棚にテスト用光ディスク媒体を格納している。ディスクアクセス障害が発生した場合、通常運用で使用しているドライブにテスト用ディスク媒体を装填し、テスト用ディスク媒体にアクセスできない場合にのみドライブ障害と判断してその光ディスクドライブ装置を閉そくする。テスト用ディスク媒体にアクセスできる場合には光ディスク媒体障害と判断し、光ディスク媒体エラーを表示し光ディスクのアクセスをアボートする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載の技術は、通常の運用において使用しているユーザ用光ディスクドライブを用いて障害切り分け処理を行うため、障害個所を切り分ける光ディスクドライブが寿命に近くドライブの特性が劣化している場合などは、障害切り分けドライブを用いても光ディスク媒体へのアクセスができず、光ディスク媒体の障害と誤認識する可能性があった。また、テスト用に使用する光ディスク媒体の媒体面への塵埃の付着などに起因して、光ディスク媒体に記録された情報の読み書きに関する特性が低下している場合には、通常の運用において使用しているユーザ用光ディスクドライブを用いてもアクセスができない場合もあり、その結果、1枚の不良なテスト用光ディスク媒体が原因で、光ディスクドライブが全て閉そくされてしまうという事態も発生する。
【0004】
さらに、光ディスクドライブ障害が発生した場合には、光ディスクドライブが閉そくされるため、その時点において通常の運用に使用可能な光ディスクドライブの数が減少し、光ディスクライブラリシステム全体としての処理能力(性能)が低下してしまうこともある。
【0005】
光ディスクライブラリ装置は複数の光ディスク媒体を格納しており、光ディスクドライブを複数備えることによりシステムに同時にアクセスが発生してもパラレル処理によりアクセスの集中を緩和することができる。しかしながら、光ディスクドライブが閉そくされ使用可能なドライブ数が減少すると、光ディスク媒体の光ディスクドライブへの入替えが頻繁となりシステム全体として性能が低下する。また、光ディスク媒体の障害が発生した場合には、その光ディスク媒体に格納されているデータへのアクセスができなくなってしまうという問題点もある。
【0006】
通常、光ディスクライブラリ装置では、光ディスクドライブの寿命は障害が検出されたディスクドライブも他の搭載ディスクドライブも大差がない。通常の運用において使用しているユーザ用光ディスクドライブを使用して障害個所の切り分けを行うことに起因して、光ディスクドライブにおけるドライブ特性が劣化し、障害の切り分け精度が低下してしまう可能性もある。
【0007】
本発明の目的は、光ディスクライブラリシステム(装置)において、光ディスクのアクセスにおける障害が発生した場合に、システム全体を停止することなく高精度の障害個所切り分け技術を提供し、可能な限り自動リカバリを行うことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、光ディスクを格納する複数の格納棚であって、ユーザ用光ディスク媒体と、少なくとも1つのテスト用光ディスク媒体と、をそれぞれ格納することができる格納棚と、前記ユーザ用光ディスク媒体と前記テスト用光ディスク媒体とを駆動可能な複数の光ディスクドライブであって、ユーザ用光ディスクドライブと、少なくとも1つのテスト用光ディスクドライブと、を含む複数の光ディスクドライブと、前記格納棚にそれぞれ格納された前記ユーザ用光ディスク媒体と前記テスト用光ディスク媒体とを、所望の前記複数の光ディスクドライブに搬送することができる光ディスク搬送装置とを備えた光ディスクライブラリ装置が提供される。
【0009】
上記光ディスクライブラリ装置によれば、テスト用光ディスク媒体とテスト用光ディスクドライブとを備えているため、障害が発生した際に、その原因が光ディスク媒体と光ディスクドライブとのいずれに起因するのかの切り分けを明確にすることができる。
【0010】
さらに、前記ユーザ用光ディスクドライブにより前記ユーザ用光ディスク媒体を駆動させた際における障害の有無を検知する障害検知機構であって、前記ユーザ用光ディスク媒体中のいずれかを前記ユーザ用光ディスクドライブのいずれかの中に挿入した際に障害が検知された場合に、前記テスト用光ディスクドライブと前記テスト用光ディスク媒体との第1の組合せと、前記テスト用光ディスク媒体と障害が検知された際に用いられた前記ユーザ用光ディスクドライブとの第2の組合せと、前記テスト用光ディスクドライブと障害が検知された際に用いられた前記ユーザ用光ディスク媒体との第3の組合せと、における障害発生の有無を検知する障害検知機構を備えているのが好ましい。
【0011】
第1の組合せにおいて障害が発生しなければ、前記テスト用光ディスクドライブと前記テスト用光ディスク媒体とを、障害の切り分けに使用できることが確認できる。第2の組合せにおいて障害が発生すれば、ユーザ用光ディスクドライブの障害である可能性が高いと認識することができる。第3の組合せにおいて障害が発生すれば、ユーザ用光ディスク媒体の障害である可能性が高いと認識することができる。
【0012】
また、前記第2の組合せにおいてのみ障害が検知された場合に、障害が検知された際に用いられた前記ユーザ用光ディスクドライブを閉塞し、前記第3の組合せにおいてのみ障害が検知された場合に、障害が検知された際に用いられた前記ユーザ用光ディスク媒体内のデータを前記テスト用光ディスク媒体にコピーする制御機構を備えているのが好ましい。
【0013】
第2の組合せにおいて障害が検知された場合には、ユーザ用光ディスクドライブの障害である可能性が高いと認識されるため、当該ユーザ用光ディスク媒体を閉塞し、前記第3の組合せにおいてのみ障害が検知された場合に、ユーザ用光ディスク媒体の障害である可能性が高いため、そのユーザ用光ディスク媒体内のデータを前記テスト用光ディスク媒体にコピーし、記録されていた情報を可能な限り確保する。
【0014】
媒体障害時は、予備用・テスト用媒体に障害媒体のデータを可能な限りコピーすることで媒体の複製を作成しユーザデータ媒体と代替して処理を続行し、障害媒体はユーザアクセスができないように排出し、テスト用ドライブで当該媒体が正常に動作する場合は当該ドライブを障害ドライブとして切り離し、ドライブのうち1個を閉そくドライブの代替に通常運用の供とし、予備・テスト用ドライブが2個以上ない場合は、当該ドライブの閉そくのみ行う。
【0015】
前記テスト用光ディスクドライブを2以上有していると好ましい。ユーザ用光ディスクドライブの障害である可能性が高いと認識された場合に、当該ドライブを閉塞するとともに2以上のテスト用光ディスクドライブのうち1つを、閉塞されたユーザ用光ディスクドライブの代わりに用いる。この場合でも、さらに1つはテスト用光ディスクドライブを確保でき、さらなる障害に対処することができる。
【0016】
本発明の他の観点によれば、請求項1に記載の光ディスクライブラリ装置において、ディスクアクセス障害発生後に障害個所を切り分ける際の障害切り分け方法であって、ディスクアクセス障害発生を検知した際に、予め正常動作を確認したテスト用ドライブと障害が発生した光ディスク媒体との組合せで光ディスク媒体へのアクセスの可否を判定し、前記テスト用ドライブの統計情報を取得して統計情報中の内部回復処理回数をチェックし、光ディスク媒体へのアクセスが成功した場合であって前記内部回復処理回数が増加している場合は、光ディスク媒体の障害と判定する処理を自動的に行うことを特徴とする障害切り分け方法が提供される。
【0017】
上記障害切り分け方法によれば、内部回復処理回数が増加している光ディスク媒体の場合には、次にも障害が発生する可能性が高いため、光ディスク媒体障害と判定して、新たな障害の発生を未然に防ぐ。
【0018】
尚、テスト用光ディスク媒体へのアクセスが全くできない場合には、光ディスクドライブの完全に障害と認定できるが、光ディスク媒体を、例えば内部回復処理により回復させた場合には、その回復回数が多い光ディスク媒体、回復すべき記録領域(データ量)が多い光ディスク媒体、ECC(エラーコレクション)数が多い光ディスク媒体場合には、その後に使用しても次も障害が生じる可能性が高い。そこで、あるしきい値を設けておき、そのしきい値を越えていれば、たとえ回復した光ディスク媒体であっても、それを使用しないようにすることもできる。
【0019】
要するに、上記光ディスクライブラリ装置において、光ディスク格納棚をユーザデータ用、予備用とテスト用に分け、光ディスクドライブのうち、1個以上を予備用・テスト用の構成とし、ディスクアクセス障害が発生した際、媒体障害とドライブ障害の切り分けにはテスト用媒体とテスト用ドライブを用い、予備用・テスト用ドライブの1つを、障害を切り分けるテスト用ドライブに割当て、テスト用ドライブとテスト用媒体の組合せで、正常に動作することを確認した後、当該テスト用ドライブで障害が発生した当該媒体が読み書きできない場合は媒体障害とし、予備媒体の1つにデータをコピーし、ユーザデータ媒体と代替して処理を続行し、テスト用ドライブで予備・テスト用媒体が正常に動作する場合は当該ドライブを障害ドライブとして切り離し、ドライブのうち1個を閉そくドライブの代替に、通常運用の供とし、予備・テスト用ドライブが2個以上ない場合は、当該ドライブの閉そくのみ行うことにより、障害に対処できる光ディスクライブラリシステムが提供できる。
【0020】
また、予め正常動作を確認したテスト用ドライブと障害が発生した媒体の組合せで媒体アクセスの可否を判定し、当該ドライブの統計情報を取得して統計情報の内部回復処理回数の増加をチェックし、媒体アクセスが成功した場合でもドライブ統計情報の内部回復処理回数が増加していれば媒体障害と判定するような二重チェック処理を行うことによりディスクアクセス障害発生後に障害個所を切り分ける際の障害切り分け精度が高くなる。さらに、閉そくドライブは、ドライブ交換後、テスト用・予備用ドライブ用として割当てることも可能である。
【0021】
本発明のさらに別の観点によれば、情報データを記録する複数の記録媒体と、該記録媒体に記録された情報を再生可能な複数の駆動装置と、を備えた記録媒体用ライブラリ装置であって、前記複数の記録媒体中に少なくとも1以上の予備の記録媒体を備えるとともに、前記複数の駆動装置中に少なくとも1以上の予備の駆動装置を備えることを特徴とする記録媒体用ライブラリ装置が提供される。ここで、予備の記録媒体と予備の駆動装置とは、通常用いられる記録媒体及び駆動装置とは、それぞれ別々に確保されているのが好ましい。
【0022】
本発明のさらに別の観点によれば、情報データを記録する複数の記録媒体と、該記録媒体に記録された情報を再生可能な複数の駆動装置と、を備えた記録媒体用ライブラリ装置に、ユーザ用光ディスクドライブによりユーザ用光ディスク媒体を駆動させた際における障害の有無を検知する手順と、テスト用光ディスクドライブとテスト用光ディスク媒体との第1の組合せにおける障害の有無を確認する手順と、前記テスト用光ディスク媒体と障害が検知された際に用いられた前記ユーザ用光ディスクドライブとの第2の組合せと、前記テスト用光ディスクドライブと障害が検知された際に用いられた前記ユーザ用光ディスク媒体との第3の組合せと、における障害発生の有無を検知する手順とを実行させるプログラムが提供される。このプログラムは、制御ソフトに記録されているが一般的である。
【0023】
尚、テスト用光ディスクドライブとテスト用光ディスク媒体との第1の組合せにおける障害の有無を確認する手順を省略することも可能である。また、第2の組合せと第3の組合せの検知手順における順番入れ替えは任意で良く、いずれかで障害が発見されれば、その時点で障害の切り分けの予測が可能である。従って、全ての手順を実行しない場合でも、障害箇所の切り分けができる場合もある。
【0024】
【発明の実施の形態】
一般的に、光ディスク媒体とは、記録用媒体の一種であり、透明なアクリル円盤にはさまれた被膜に孔(ピット)の形で信号を書き込んで情報を記録し、このディスクにレーザー光を照射し、ディスクからの反射で信号を読み出すことができるものである。記録密度が高く、高速度検索ができ、また再生による劣化がないなどの特長がある。例えば、CD−R(CD−R/W)(書き込み可能、又は再書き込み可能なコンパクトディスク)、MO(光磁気)ディスク、DVD(Disital Versatile Disk)RAM、DVD−R、DVD−R/Wなどが挙げられる。さらに、本発明はディスクハードディスクドライブ(HDD)Zip(登録商標)ドライブなどの磁気記録方式の可搬媒体にも適用可能である。
【0025】
本発明の実施の形態について説明する前に、発明者の行った考察について説明する。発明者は、障害が発生したドライブにテスト用光ディスク媒体を挿入することにより障害の切り分けを行うのではなく、通常の運用では使用しないテスト用光ディスクドライブを新たに設け、まず、テスト用光ディスク媒体とテスト用光ディスクドライブとを用いて、いずれにも障害がないことを確認した後、障害がないことが確認されたテスト用光ディスク媒体を、障害が発生した際に用いていた光ディスクドライブに挿入することにより、光ディスクドライブに障害があるか否かを判断し、テスト用光ディスクドライブに障害が発生した際に用いていた光ディスク媒体を挿入することにより光ディスク媒体に障害があるか否かを判断することを思い付いた。
【0026】
上記手法によれば、障害の原因が、光ディスク媒体にあるのか、光ディスクドライブにあるのかを精度良く判断することができる。以上の考察に基づき、本発明の実施の形態による光ディスクライブラリ装置について、図面を参照して説明する。
【0027】
図1は、光ディスクライブラリ装置を含む光ディスクライブラリシステムの概略構成を示す図であり、光ディスクライブラリ装置を制御するソフトウェアについても示した図である。図2はディスクアクセス障害時に障害個所を切り分けるためのドライブを選択する処理に関するフローチャート図であり、図3はディスクアクセス障害の回復処理に関するフローチャート図である。
【0028】
図1に示すように、光ディスクライブラリシステムAは、光ディスクライブラリ装置101と、サーバ105と、光ディスクライブラリ装置101とサーバ105とを接続するインタフェース106と、を含む。光ディスクライブラリ装置101は、複数の棚102と、複数の光ディスクドライブ装置103と、光ディスク搬送装置104と、投入排出口110と、を有している。サーバ105は、制御ソフトウェア107と、データベース(以下DBと略す)108と、統計情報109と、を有している。光ディスクライブラリシステムAに関する制御は、制御ソフトウェア107により行うことが出来る。
【0029】
図1に示すように、棚102は光ディスク媒体Mを格納する棚であり、光ディスクライブラリ装置101により、例えば20個〜400個程度の棚102を備えている。光ディスク媒体Mの1枚が4.7GBの容量を有すると仮定すると、400個の棚102にそれぞれ光ディスク媒体Mが載せられていれば、光ディスクライブラリシステムA全体の合計では、1880GBの大きな容量を有することになる。
【0030】
光ディスク搬送装置104は、光ディスクライブラリ装置101内を例えば上下に移動し、光ディスク媒体Mを、棚102、光ディスクドライブ103、投入排出口110間で移動させる。インタフェース106は、光ディスクライブラリ装置101とサーバ105とを接続するものであり、SCSI(Small Computer System Interface)や高速データ転送が可能なファイバーチャネルを使用するのが一般的である。
【0031】
サーバ105用の情報処理装置には、通常、ワークステーションやパーソナルコンピュータを使用する。制御ソフト107は、サーバ105にインストールされ、光ディスク媒体Mの搬送や光ディスク媒体Mへのアクセスなど光ディスクライブラリ装置101を制御する。光ディスクライブラリ装置101から異常が検出された場合には、サーバ105がその旨の報告を受ける。
【0032】
また、制御ソフト107は、個々の光ディスク媒体Mの存在する棚102の位置などの情報をデータベースDB108において管理し、さらに、定期的に光ディスクライブラリ装置101に対してコマンドを発行し、ドライブ統計情報109を取得し、サーバ105内に保存する。ドライブ統計情報109は、光ディスクライブラリ装置101において、各光ディスクドライブ装置103と、光ディスク媒体Mとのそれぞれについて存在し、例えば、光ディスクドライブ装置103に移動した回数、読み出しエラーのリトライ回数、書き込みエラーリトライ回数、ドライブモータを回転させたトータル時間であるスピンドルオン時間など多数の情報の統計情報である。
【0033】
取得する情報について、本明細書中ではその全てを記載しないが、その他必要な情報を取得するものである。本明細書に記載された光ディスクドライブ103と、光ディスク媒体Mと、のそれぞれの統計情報における内部回復処理回数は、統計情報のリード・エラー・リトライ回数、ライト・エラー・リトライ回数のことを指す。
【0034】
次に、光ディスク媒体Mを光ディスクドライブ103によりアクセスした場合の障害(エラー)の切り分けを行うための光ディスクライブラリ装置101の制御方法について説明する。光ディスクライブラリ装置101を制御する制御ソフト107により、光ディスクライブラリ装置101内に存在する棚102のうち、最終の複数の棚(図では4つ)1021を、予備用・テスト用媒体MRを格納するための棚とし規定し、通常の運用においては使用しない。例えば、サーバ105のユーザインタフェースからも見えないように設定するのが好ましい。
【0035】
但し、光ディスクライブラリ装置101全体の容量は、例えば400個の棚の構成をもつ光ディスクライブラリ装置において4枚を予備用・テスト用媒体MRと規定した場合には、その分だけ減り合計1861GBとなる。また、光ディスクドライブ103のうち、最終の光ディスクドライブ1031であって複数(この図では2つ)の光ディスクドライブを予備用・テスト用ドライブとして規定し、ユーザデータは書き込めないように設定し、棚と同様、通常の運用においては使用しない。ユーザインタフェースからも見えないように設定するのが好ましい。
【0036】
次に、光ディスク媒体Mを光ディスクドライブ103によりアクセス中に、障害が発生した場合の処理について、図1と、図2および図3のフローチャート図と、を参照して説明する。図2及び図3に示すフローチャート図は、制御ソフト107が実行する処理を示す図である。
【0037】
ここで、図1に示すように、棚1021に格納されている光ディスクMR(1022)を、予備用・テスト用媒体と規定し、光ディスクドライブ1031を予備用・テスト用ドライブと規定したとすると、媒体搬送装置104を用いて光ディスク媒体Mを搬送した後、光ディスクドライブ103によりアクセスした場合に、アクセス障害が発生したとする。この際、エラー情報はインタフェース106を介してサーバ105に送られる。
【0038】
図2は、光ディスクドライブ103のアクセスエラー情報をサーバ105が受け取った際の処理を示すフローチャート図である。まず、光ディスクライブラリ装置101内で予備用・テスト用ドライブが規定されており、実際に存在するか否かを判定し(ステップS201)、図1の符号1031に示すように、予備用・テスト用ドライブ1031が存在する場合は、そのテスト用ドライブ1031を障害切り分けドライブ候補として使用する(ステップS201)。また、予備用・テスト用ドライブが規定されていない場合には、通常運用で使用しているドライブを障害切り分けドライブ候補として使用する(ステップS203)。
【0039】
次に、予備・テスト用媒体MR中に含まれ今回テストに用いるテスト用媒体MR(1022)を光ディスク搬送装置104で障害切り分けドライブ候補(1031)のうちの1つである1032に搬送し、テスト用データの書き込みと読み出しのテスト(R/W)を行う(ステップS204)。そして、テスト用データの書き込み、読み出しテストが正常に終了したかを判定し(S205)、テストが正常に終了している場合には、ドライブ統計情報(109)を取得し、内部回復処理回数が増加していないかどうかを判定する(S206)。
【0040】
内部回復処理回数が増加していなければ、この光ディスクドライブを障害切り分け用のドライブとして確定する(S207)。ステップS205で選択したテスト媒体1022によりドライブアクセスが正常に行えない場合か、または、ステップS206において、そのときに取得したドライブ統計情報109の内部回復処理回数が増加している場合には、ステップS204に戻り、他のテスト用媒体を選びテスト用データの書き込みと、読み出しとのテストを行う(ステップS208)。
【0041】
全テスト用媒体において同様の結果が生じた場合、テスト用の当該ドライブの不良か、または、特性が劣化しているため、当該ドライブを閉そくし(ステップS209)、予備用・テスト用ドライブからも切り離し、ステップS201に戻り、新たな障害切り分けドライブを選択する処理を行う。これにより、テスト用媒体1022と障害切り分けドライブ1031との組合せで正常に動作することが確認でき、光ディスク媒体面への塵埃の付着などの影響で媒体特性が劣化していることによりテストドライブがすべて閉そくされるという現象や、テスト用ドライブ1032の読み出し・書き込み特性が劣化していることに起因する媒体障害であると誤認識する可能性を回避することができ、障害切り分けの精度が向上する。
【0042】
ステップS205と、ステップS206と、において障害が発見されなかった(問題がなかった)場合には、障害切り分け用ドライブ候補1031を障害切り分け用ドライブとして確定し(ステップS207)、障害発生ドライブ103からアクセスしていた媒体を障害切り分けドライブ1032に搬送しアクセスする(ステップS210)。ステップS211においてアクセスができないか、或いは、ステップS212においてそのとき取得したドライブ統計情報の内部回復処理回数が増加している場合は、光ディスク媒体には異常はないと判断され、障害を検知した光ディスクドライブ101による障害と判定される。
【0043】
逆に、光ディスク媒体にアクセスができ、かつ、ドライブ統計情報の内部回復処理回数が増加してない場合には、当該テスト用ドライブでのアクセスは問題ないため。媒体障害と判定される。
【0044】
図3は、光ディスクドライブの障害時における回復方法の流れをフローチャート図である。まず、障害が発生した光ディスクドライブを閉そくし(ステップS301)、予備用・テスト用ドライブが2個以上あるか否かを判定する(ステップS302)。ステップS302において、予備用・テスト用ドライブが2個以上存在するか否かを判定する理由は、全ての光ディスクドライブを運用に使用してしまうと、障害切り分けドライブの通常使用による障害判定精度が低下するためであり、従って、必ず1つはテスト用ドライブとして残しておく必要があるからである。
【0045】
ステップS302において、予備用・テスト用ドライブが1個以下であると判断された場合には、そのままドライブ障害時の処理を終了する。複数の光ディスクドライブ1031が、予備用・テスト用ドライブとして用意されている場合には、ステップS303に進み、予備用・テスト用ドライブ群1031のうち、統計情報中のスピンドルオン時間(ドライブの回転時間)が最大のものを選択する。次いで、ステップS304において、テスト用媒体を使用してテスト用データの書き込み、読み出しテストを行う。ステップS304において、テストがOKであれば、ステップS305に進み、障害発生ドライブ103の代わりに通常の運用で使用するドライブとして、ステップS303で選択されたドライブを割当てることで処理を終了する。
【0046】
ここでは、図1に示す障害切り分けドライブ1033が、障害発生ドライブ103の代わりに通常運用で使用するドライブになる。この時点で、障害発生ドライブ103は閉塞され、オフラインとなりアクセスされることはなくなり、障害切り分けドライブ1033は、予備用・テスト用ドライブの規定(定義)から外される。尚、通常、運用で使用するドライブの選択対象として、スピンドルオン時間が最大のドライブを選ぶ理由は、予備用・テスト用ドライブを古い順に使用することにより、障害切り分けドライブとしては常に新しいドライブを確保(使用)することができるようにするためである。尚、スピンドルオン時間をある時点において測定し、測定されたスピンドルオン時間が最小の光ディスクドライブをテスト用ドライブとして選択・更新していく方法もある。
【0047】
ステップS304において、データの書き込み・読み出しが不可であれば、ステップS306に進み、ステップS303で選択したドライブを閉そくし、ステップS302に戻り、S306で閉そくしたドライブを除いてまだ、予備用・テスト用ドライブが2個以上あるかを判定し、以下の処理を繰り返す。
【0048】
次に、光ディスク媒体の異常がある場合の回復処理について、図4のフローチャート図を参照して説明する。図4に示す処理は、障害のある光ディスク媒体のデータを可能な限り予備用の光ディスク媒体にコピーし、予備用の光ディスク媒体を、通常の運用において使用する光ディスク媒体に置き換えるための処理である。
【0049】
図2のステップS211において、障害のある光ディスク媒体を障害切り分けドライブ1032に移したため、これをコピー元とする(ステップS401)。次に、予備用・テスト用ドライブが他に存在するか否かを判定し(ステップS402)、予備用・テスト用ドライブが存在する場合は、予備用・テスト用ドライブ(スペアドライブ)の全ての統計情報を参照し(ステップS403)、予備用・テスト用ドライブの統計情報のうちスピンドルオン時間が最小であって、内部回復処理回数が規定値以下であり、かつ、最小の光ディスクドライブを選択し(ステップS404)、次いで、テスト用媒体を使用してテスト用データの書き込み、読み出しテストを行う(ステップS411)。ステップS411において、テスト用媒体を使用してのデータ書き込み・読み出しテストがOKか否かを判断する。ステップS411において、テスト用媒体を使用してデータ書き込み・読み出しテストがOKであれば、ステップS412に進み、ステップS412において、障害発生ドライブの代わりに、ステップS404で選択されたドライブをコピー先ドライブに割当る。次いで、ステップS406に進み、媒体コピーを行う。これ以降の工程に関しては、後述する。
【0050】
ステップS411において、テスト用媒体を使用してデータ書き込み・読み出しテストが不可であれば、ステップS402に戻り、他のスペアドライブが有るか否かを検査し、以下の処理を繰り返す。
【0051】
ステップS402において、他に予備用・テスト用ドライブ(スペアドライブ)がない場合は、通常運用で使用している光ディスクドライブも含めた全光ディスクドライブの統計情報を取得し(ステップS405)、上述したS404以下の処理を行い、コピー先ドライブを割当る。このコピー先ドライブ割当て方法を用いることにより最新の光ディスクドライブを使用することができ、この障害回復処理における障害を極小に抑えることが可能となる。
【0052】
次に、同構成で光ディスク媒体のコピーを行う(ステップS406)。この光ディスク媒体は障害媒体であるため、コピー時に読み取れないエラーセクタが発生する。そこで、エラーセクタがあるか否かを判定し(ステップS407)、エラーセクタがある場合には、読み取りエラーセクタを読みとばし(ステップS410)、光ディスク媒体内の情報のコピーが完了すると、コピー先の光ディスク媒体MR(1022)を障害発生時にアクセスしていた媒体としてアクセスを開始する(ステップS408)。最後に、障害発生媒体をコピー元として割当てたドライブ1032から、投入排出口110へ光ディスク媒体を移動させ、光ディスクライブラリ装置から排出する(ステップS409)。以上で処理を終了する。
【0053】
以上、本実施の形態による光ディスクライブラリ装置においては、光ディスクアクセス障害が発生した場合に、ドライブ障害と媒体障害とのいずれの場合であっても、自動的にリカバリを行うことができるため、障害発生時に光ディスク媒体やドライブの交換が不要となりシステム停止を避けることができる。仮に、システム停止状態が発生した場合でも、高精度の切り分けを実施しているため復旧個所が特定でき、復旧までの時間を大幅に短縮できる。
【0054】
また、障害個所切り分けドライブを選定する手段として、テスト用・予備用ドライブとテスト用・予備用媒体の統計情報を参照し、特性の良いドライブと媒体で予めテストを行うため、特性の良いドライブを障害切り分け用のドライブとして選定することができ、また、切り分け判定に、アクセス可否とドライブ内部回復処理回数の増加という二重チェック処理を備えることで、障害個所切り分け精度が向上し、ドライブや媒体特性の劣化による障害個所の誤認識を避けることができる。
【0055】
さらに、メンテナンス時に障害ドライブを交換しておくことにより、ドライブ閉そくを避けることができ、特にノンストップ系のシステムにおいて、システム全体として安定した性能を確保できる。
【0056】
以上、実施の形態に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。その他、種々の変更、改良、組合せが可能なことは当業者に自明であろう。
【0057】
例えば、上記実施の形態においては、記録媒体として光ディスク記録媒体を例にして説明したが、その他のメカニズムを用いて記録再生を行うシステムに適用することも可能である。
【0058】
また、予備のドライブ数又は予備の光ディスク媒体をカウントするカウンタを設け、予備のドライブ又は予備のテスト用媒体が所定数以下(例えば1か0)になると、警告処理が行われるようにすると、システムの運用上便利である。
【0059】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、光ディスクライブラリ装置を用いたシステムに障害が発生した場合に、媒体やドライブの交換が不要となりシステムの長時間の停止を避けることができる。
また、障害切り分け判定に、アクセス可否とドライブ内部回復処理回数の増加という二重チェック処理を備えることで、障害個所切り分け精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による光ディスクライブラリ装置の構成例を示す概略図である。
【図2】ディスクアクセス障害時に障害個所を切り分けるドライブを決定するための処理手順の流れを示すフローチャート図である。
【図3】障害発生時の回復処理手順の流れを示すフローチャート図である。
【図4】光ディスク媒体の異常がある場合の回復処理であって、障害のある光ディスク媒体のデータを可能な限り予備用の光ディスク媒体にコピーし、予備用の光ディスク媒体を通常の運用において使用する光ディスク媒体に置き換えるための処理の流れを示すフローチャート図である。
【符号の説明】
101‥光ディスクライブラリ装置、102‥棚、103‥光ディスクドライブ装置、104‥光ディスク搬送装置、105‥サーバ、106‥インタフェース、107‥制御ソフト、108‥データベース、109‥(光ディスクライブラリ装置)統計情報、110‥光ディスク投入排出口、M…光ディスク媒体、MR…光ディスク媒体(テスト用)。
Claims (8)
- 光ディスクを格納する複数の格納棚であって、ユーザ用光ディスク媒体と、少なくとも1つのテスト用光ディスク媒体と、をそれぞれ格納することができる格納棚と、
前記ユーザ用光ディスク媒体と前記テスト用光ディスク媒体とを駆動可能な複数の光ディスクドライブであって、ユーザ用光ディスクドライブと、少なくとも1つのテスト用光ディスクドライブと、を含む複数の光ディスクドライブと、
前記格納棚にそれぞれ格納された前記ユーザ用光ディスク媒体と前記テスト用光ディスク媒体とを、所望の前記複数の光ディスクドライブに搬送することができる光ディスク搬送装置と
を備えた光ディスクライブラリ装置。 - さらに、
前記ユーザ用光ディスクドライブにより前記ユーザ用光ディスク媒体を駆動させた際における障害の有無を検知する障害検知機構であって、前記ユーザ用光ディスク媒体中のいずれかを前記ユーザ用光ディスクドライブのいずれかの中に挿入した際に障害が検知された場合に、前記テスト用光ディスクドライブと前記テスト用光ディスク媒体との第1の組合せと、前記テスト用光ディスク媒体と障害が検知された際に用いられた前記ユーザ用光ディスクドライブとの第2の組合せと、前記テスト用光ディスクドライブと障害が検知された際に用いられた前記ユーザ用光ディスク媒体との第3の組合せと、における障害発生の有無を検知する障害検知機構を備えた
請求項1に記載の光ディスクライブラリ装置。 - 前記第2の組合せにおいてのみ障害が検知された場合に、障害が検知された際に用いられた前記ユーザ用光ディスクドライブを閉塞し、
前記第3の組合せにおいてのみ障害が検知された場合に、障害が検知された際に用いられた前記ユーザ用光ディスク媒体内のデータを前記テスト用光ディスク媒体にコピーする制御機構を備えた
請求項2に記載の光ディスクライブラリ装置。 - 前記テスト用光ディスクドライブを2以上有していることを特徴とする
請求項1から3までのいずれか1項に記載の光ディスクライブラリ装置。 - 請求項1に記載の光ディスクライブラリ装置において、ディスクアクセス障害発生後に障害個所を切り分ける際の障害切り分け方法であって、
ディスクアクセス障害発生を検知した際に、
予め正常動作を確認したテスト用ドライブと障害が発生した光ディスク媒体との組合せで光ディスク媒体へのアクセスの可否を判定し、前記テスト用ドライブの統計情報を取得して統計情報中の内部回復処理回数をチェックし、光ディスク媒体へのアクセスが成功した場合であって前記内部回復処理回数が増加している場合は、光ディスク媒体の障害と判定する処理を自動的に行うことを特徴とする障害切り分け方法。 - 情報データを記録する複数の記録媒体と、該記録媒体に記録された情報を再生可能な複数の駆動装置と、を備えた記録媒体用ライブラリ装置であって、
前記複数の記録媒体中に少なくとも1以上の予備の記録媒体を備えるとともに、前記複数の駆動装置中に少なくとも1以上の予備の駆動装置を備えることを特徴とする記録媒体用ライブラリ装置。 - 情報データを記録する複数の記録媒体と、該記録媒体に記録された情報を再生可能な複数の駆動装置と、を備えた記録媒体用ライブラリ装置に、
ユーザ用光ディスクドライブによりユーザ用光ディスク媒体を駆動させた際における障害の有無を検知する手順と、
テスト用光ディスクドライブとテスト用光ディスク媒体との第1の組合せにおける障害の有無を確認する手順と、
前記テスト用光ディスク媒体と障害が検知された際に用いられた前記ユーザ用光ディスクドライブとの第2の組合せと、前記テスト用光ディスクドライブと障害が検知された際に用いられた前記ユーザ用光ディスク媒体との第3の組合せと、における障害発生の有無を検知する手順と
を実行させるプログラム。 - 情報データを記録する複数の記録媒体と、該記録媒体に記録された情報を再生可能な複数の駆動装置と、を備えた記録媒体用ライブラリ装置に、
予め正常動作を確認したテスト用ドライブと障害が発生した光ディスク媒体との組合せで光ディスク媒体へのアクセスの可否を判定する手順と、
前記テスト用ドライブの統計情報を取得して統計情報中の内部回復処理回数をチェックし、光ディスク媒体へのアクセスが成功した場合であって前記内部回復処理回数が増加している場合は、光ディスク媒体の障害と判定する処理を自動的に行う手順と
を実行させるためのプログラム。
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