JP2004038050A - 内照昇降式看板照明装置 - Google Patents

Abstract

【課題】看板表示体の内部に装着する照射器を昇降式とし、また照射器はユニット化し、さらに屋外でも安全にランプ交換をすることができる内照昇降式看板照明装置を提供することを課題とする。
【解決手段】看板表示体１の内部に索条により昇降自在に配置した照明器１０と、風力計５とを有して構成してある。また通常照明器は電動または手動により昇降し、所定の風力になると、照明器のロックされ昇降されないように構成してある。また看板表示体１の内部に装着した照明器１０を、看板表示面の水平方向に横移動させ、さらに昇降するように構成してある。
【選択図】　　図２

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は内照昇降式看板照明装置の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、内照式の看板照明装置は、例えば自動車メーカーやコンビニエンスストア等の広告のため等に広く使用されている。看板のサイズは、大小さまざまである。また看板の取り付けは建物等に直付けするものと、ポールに支持するもの等がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した内照式の看板照明装置は、照明装置の内部に装着されたランプが寿命になると交換しなければならない。特に大型の看板装置では、高所でランプ交換作業を行う必要があり、作業に危険が伴う欠点がある。
また大型の看板装置では、ランプの交換作業に、梯子車を用意して安全にランプの交換作業を実施することもあるが、費用が嵩むこととなる。
【０００４】
本発明は上記の点に鑑み発明したもので、看板装置の内部に装着する照明器を昇降式とし、また照明器はユニット化し、さらに屋外でも屋内でも安全にランプ交換作業を行うことができる内照昇降式看板照明装置を提供することを目的とする。
【０００５】
本発明に係る内照昇降式看板照明装置は上記の課題を解決するために、請求項１に記載の発明は、看板表示体と、同看板表示体の内部に索条により昇降自在に配置した照明器と、風力計とを有して構成してある。
また通常照明器は電動または手動により昇降し、所定の風力になると、照明器はロックされ昇降しないように構成してある。
【０００６】
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の内照昇降式看板照明装置において看板表示体の内部に装着した照明器を、看板表示面の横方向に横移動させ、さらに昇降するように構成してある。
【０００７】
請求項３に記載の発明は、請求項１および請求項２に記載の内照昇降式看板照明装置において、照明器はユニット化され、看板表示体に対し分離して移動するように構成してある。
【０００８】
請求項４に記載の発明は、請求項１乃至請求項３に記載の内照昇降式看板照明装置において、看板表示体の内部に、嵌合ガイドを配置し、ユニット化された照明器は、嵌合ガイドに沿って水平方向に移動し、さらに上下動するように構成してある。
【０００９】
請求項５に記載の発明は、請求項１乃至請求項４に記載の内照昇降式看板照明装置において、風速２ｍに達したときにロックされるように構成してある。
【００１０】
上記請求項１乃至請求項５に記載の内照昇降式看板照明装置によると、屋外でも屋内でも安全にしかも安価にランプ交換作業を行うことができる。
【００１１】
【議題を解決するための手段】
以下本発明を図１乃至図４について説明する。図１は内照昇降式看板照明装置の全体の外観図である。図１において、１は看板表示体であって、角型の枠体２の看板表示面に例えばアクリル板で構成した表示板３を支持して構成してある。
４は看板表示体１を上部に固定してなるポールであって、高さは例えば５メートル程度のものから１０メートル程度のものまでさまざまである。５はポール４のたとえば頂部に設けてなる風力計である。
【００１２】
図２は図１の詳細図である。１０は看板表示体１に対して昇降自在に配置してなる照明器であって、適数本のランプ１１を装着して構成してある。ランプとしては、例えば直管型の蛍光ランプを用いて構成してある。また照明器１０は照明器ごとにユニット化して構成されている。また照明器１０は、図２に示すように、支持枠１２の両側内部に板体１３を配置し、同両側の板体１３に所定の間隔で複数のソケット１４を固定してある。１５は支持枠１２の上端に設けてなる一対の滑車、１６は一対の滑車の間で支持枠１２の上端に設けてなるロック棒である。１７は支持枠１２の下面を覆ってなる下面カバーである。
【００１３】
２０は看板表示体１の内部上方に設けてなるロック受である。２１は看板表示体１の内部上方の端部近傍に設けてなる滑車、２２はポール４の内部上方に設けてなる滑車である。２３はポール４の内部下方に設けてなる巻取ドラムである。２４は看板表示体１の内部上方の端部に設けてなる固定端である。２５は索条であって、例えばワイヤーを用いて構成してある。また索条２５は、巻取ドラム２３からポール内部の滑車２２，看板表示体内部滑車２１，支持枠の上端に設けてなる一対の滑車１５を通って固定端２４で支持されている。図１と図２に示す内照昇降式看板照明装置によると、ランプ交換の際に、巻取ドラムを回転して照明器１０を下降することにより、ランプ交換作業を容易に行うことができる。
【００１４】
図３及び図４は他の実施例であって、看板表示体１の内部に装着した照明器１０を、看板表示面と直角の側面方向に横移動させ、さらに昇降するように構成してある。図３及び図４において、３０は看板表示体１の内部上方に横移動するように設けてなるスライド金具である。スライド金具３０を看板表示体１の内部上方で横移動するには、看板表示体１の内部上方に断面角形のレール３１を設け、同レールの内部にスライド金具３０を移動するように嵌着して構成してある。このように、照明器１０を、看板表示面と直角の側面方向に横移動させ、さらに昇降するように構成すると、看板表示体１の下方で照明器１０の軌跡に小看板等の突出部３２があっても容易に照明器１０を昇降することができる。
図３において、４０は索条であって、例えばワイヤーを用いて構成してある。索条４０はスライド金具３０の固定端４１より、照明器１０の上端に設けてなる一対の滑車４２を通って、スライド金具３０に設けてなる巻き取ドラム４３にて巻取り、巻戻しされ照明器１０は昇降する。看板表示体１は図２に示す構造と同じである。
【００１５】
照明器１０は所定の風力になると、ロックされ昇降しないように構成してある。これは、所定の風力は例えば風速２メートル程度である。風速はポール４の頂部に設けた風力計により測定し、所定の風力になるとロック部に信号を送り、照明器はロックされ昇降しないように構成し、安全に作業できるようにしてある。
【００１６】
【発明の効果】
上記した請求項１乃至請求項５に記載の内照昇降式看板照明装置によると、看板装置の内部に装着する照明器を昇降式とし、また照明器はユニット化し、さらに屋外でも屋内でも安全にランプ交換作業を行うことができる特別な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る内照昇降式看板照明装置の外観図。
【図２】図１に示す照明器を下降したときの正面図。
【図３】図１に示す照明器を横移動したときの正面図。
【図４】図３に示す照明器を横移動する構造を示す断面図。
【符号の説明】
１　看板表示体
２　枠体
３　表示板
４　ポール
５　風力計
１０　照明器
１１　ランプ
１２　支持枠
１３　板体
１４　ソケット
１５　滑車
１６　ロック棒
１７　下面カバー
２０　ロック受
２１　滑車
２２　滑車
２３　巻取ドラム
２４　固定端
２５　索条
３０　スライド金具
３１　レール
４０　索条
４２　滑車
４３　取ドラム

Claims (5)

1. 看板表示体と、同看板表示体の内部に索条により昇降自在に配置した照明器と、風力計とを有し、通常照明器は電動または手動により昇降し、所定の風力になると、照明器はロックされ昇降しないように構成したことを特徴とする内照昇降式看板照明装置。
2. 看板表示体の内部に装着した照明器を、看板表示面の水平方向に横移動させ、さらに昇降するように構成したことを特徴とする請求項１記載の内照昇降式看板照明装置。
3. 照明器はユニット化され、看板表示体に対し分離して移動するように構成したことを特徴とする請求項１及び請求項２記載の内照昇降式看板照明装置。
4. 看板表示体の内部に、嵌合ガイドを配置し、ユニット化された照明器は、嵌合ガイドに沿って水平方向に横移動し、さらに上下動するように構成したことを特徴とする請求項１乃至請求項３記載の内照式昇降式看板照明装置。
5. 風速２ｍに達したときに、照明器はロックされるように構成したことを特徴とする請求項１乃至請求項４記載の内照式昇降式看板照明装置。

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