JP2004038045A - 液晶表示装置 - Google Patents

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JP2004038045A JP2002197974A JP2002197974A JP2004038045A JP 2004038045 A JP2004038045 A JP 2004038045A JP 2002197974 A JP2002197974 A JP 2002197974A JP 2002197974 A JP2002197974 A JP 2002197974A JP 2004038045 A JP2004038045 A JP 2004038045A
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Yoshifumi Kato
加藤 祥文
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Abstract

【課題】薄型化でき、また、部品点数を削減できる液晶表示装置を提供する。
【解決手段】液晶表示装置では、透過型液晶パネル1における表示面とは反対側の面を構成する偏光板21を基板としてボトムエミッション型の有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子20が形成されている。液晶パネル1は、表側から順に、偏光板2、基板3、液晶11、基板10、偏光板21が積層される。有機EL素子20は、表側から眺めた場合、液晶パネル1とほぼ同じ面積であり、基板(偏光板)21の裏側に、有機EL層23、反射電極24及びパッシベーション膜(封止膜)25が順次積層された構成をとる。基板21は、液晶パネル1の偏光板としての役割も有する。つまり、液晶パネル1の裏面の偏光板21が有機EL素子20の基板となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機EL素子をバックライトとして用いた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液晶パネルの背後に有機EL素子が照明装置として配置された表示装置が提案されている。この照明装置は、一般にガラス製の基板の上に透明電極からなる陽極、有機EL層及び陰極が積層された構造となっている。一方、液晶パネルは液晶部を一対の偏光板で挟んだ構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、液晶表示装置には薄型化という課題がある。また、部品点数を減らし、例えば製造コストを安くするといった課題もある。
【0004】
本発明は、これらの課題に鑑みなされたものであり、液晶パネルと有機EL素子とを貼り合わせた従来の装置よりも薄くでき、部品点数を減らせる液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、透過型液晶パネルにおける表示面とは反対側の面を構成する部材を基板としてボトムエミッション型の有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子が形成されている。従って、従来の液晶表示装置において液晶パネルの非表示面(背面側)を構成する部材を、有機ELパネルの基板として利用できる。これにより、薄型化が可能である。また、従来の装置に比べて部品点数を減らせる。
【0006】
請求項2に記載の発明は、透過型液晶パネルにおける表示面とは反対側に設けられた偏光板を基板としてボトムエミッション型の有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子が形成されている。従って、従来の液晶表示装置における液晶パネルの非表示側(背面側)の偏光板を有機ELパネルの基板として利用できる。これにより、薄型化が可能である。また、従来の装置に比べて部品点数を減らせる。
【0007】
なお、ボトムエミッション型の有機EL素子とは、基板側を光の出射側とする有機EL素子のことである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る液晶表示装置を図1及び図2を参照しながら説明する。図1及び図2においては、上側を表側(表示側、光の出射方向側、光の取り出し側)とし、下側を裏側(非表示側、背面側)とする。なお、図1及び図2に示す各構成要素の相対的な大きさ及び厚さは実際と異なる。また、本実施形態での液晶表示装置はパッシブ・マトリックス方式である。
【0009】
図1に示すように、この液晶表示装置では、透過型液晶パネル(以下液晶パネルという)1における表示面とは反対側の面を構成する偏光板21を基板としてボトムエミッション型の有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子20が形成されている。
【0010】
液晶パネル1は、表側から順に、偏光板2、基板3、液晶11、基板10、偏光板21が積層される。
偏光板2は、PVA(ポリビニルアルコール)を主成分とする偏光層6が、TAC(トリアセチルセルロース)を主成分とする保持板7,8で挟まれた三層構造をとる。基板3は、裏側に、カラーフィルタ4がストライプ状に複数本平行に形成され、カラーフィルタ4の裏側に透明電極5が積層されている。基板10の表側には、走査電極9が、透明電極5と直交する方向に複数本平行に設けられている。偏光板21は、偏光板2と同様の構造をとっている。これにより、表側から液晶パネル1を眺めた際の、透明電極5と走査電極9とが重なる点が画素又は画素の一部を構成する。つまり、画素は液晶パネル1を表側から眺めた場合にマトリックス状に配置されることとなる。
【0011】
基板3,10は、透明又は半透明、好ましくは透明であればよく、例えば、ガラス製のものが採用される。透明電極5及び走査電極9も、透明又は半透明、好ましくは透明であればよく、例えばITO(インジウム錫化合物)製の電極が採用される。カラーフィルタ4並びに透明電極5が形成された基板3、液晶11、及び走査電極9が形成された基板10は、図示しないシール材によって貼り合わせてもよい。
【0012】
有機EL素子20は、表側から眺めた場合、液晶パネル1とほぼ同じ面積であり、基板(偏光板)21の裏側に、透明電極22、有機EL層23、反射電極24及びパッシベーション膜(封止膜)25が順次積層された構成をとる。基板21は、液晶パネル1の偏光板としての役割も有する。つまり、液晶パネル1の裏面の偏光板21が有機EL素子20の基板となる。
【0013】
偏光板21の裏側には透明電極22が形成されている。透明電極22は、例えばITO製である。
有機EL層23は、公知の材料により公知の方法を用いて形成され、例えば、電子輸送層、発光層及び正孔輸送層で構成される。好ましくは白色発光する。
【0014】
反射電極24は、金属電極で、例えばクロム製である。なお、図1、図2(c)では、有機EL層23を透明電極22や反射電極24より厚く図示しているが、薄くてもよい。
【0015】
パッシベーション膜25は、有機EL素子20の外部からの水分や酸素の浸入を阻止するために設けられ、例えば図2(c)に示すように、有機EL素子20だけでなく偏光板21をも覆うように外周面を封止している。
【0016】
次に上記の透過型液晶表示装置の製造方法について説明する。
図2(a)に示すように、まず保持板28の片面に透明電極22を蒸着により形成する。次に、図2(b)に示すように、保持板28の透明電極22が蒸着されている面とは反対の面に偏光層26を形成し、その上に保持板27を配置する。次いで、図2(c)に示すように、透明電極22の上(同図では下側)に有機EL層23及び反射電極24を順次蒸着させる。次いで、図2(c)に示すようにパッシベーション膜25で封止する。こうして偏光板21の上に、詳しくは保持板28の上に、有機EL素子が形成される。以上のようにして製造した有機EL素子20の表側に、基板10、液晶11、基板3、偏光板2等を積層することで、有機EL素子20をバックライトとする透過型液晶表示装置を製造する。
【0017】
次に上記のように構成された透過型液晶表示装置の動作について示す。
図示しない駆動制御装置により透明電極5及び走査電極9に電圧が印加された液晶パネル1の画素(又は画素の一部、適宜「画素」と表記する)は光透過可能状態となる。
【0018】
有機EL素子20は、透明電極22と反射電極24間に電圧が印加されると、有機EL層23が発光する。発光した光は直接、もしくは反射電極24に反射して、透明電極22、偏光層26及び保持板27,28、即ち偏光板21を通過して液晶パネル1へ達する。
【0019】
一方、有機EL素子20は電源が投入されていない状態では発光しない。このため、明るい場所では、液晶パネルによる表示は、反射電極24における外光の反射によって良好に視認可能となっている。
【0020】
このような構成の有機EL素子20から液晶パネル1へ達した光のうち、透過可能になった画素部分への光のみが、液晶パネル1の表側に出てくる。このときカラーフィルタ4の図示しないR(赤)、G(緑)、B(青)の画素を通過し、その組み合わせにより所望の色が再現される。
【0021】
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)有機EL素子20を偏光板21の上に形成し、それをバックライトとした。つまり、有機EL素子のためだけに基板を用意する必要がなく、偏光板21を液晶パネル1と有機EL素子20とで共用することができる。このため、透過型液晶表示装置の部品点数を減らすことが可能である。さらに、透過型液晶表示装置を薄くできる。
【0022】
(2)保持板28の上に有機EL素子20を形成した。このため、一般に偏光板21の構成要素として使用される保持板28を基板として、その上に有機EL素子20を形成してバックライトとすることができる。
【0023】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 透過型液晶表示装置の製造方法は前記した方法に限らない。例えば、次のような製造方法も好適に採用できる。まず、保持板28の上(裏側)に透明電極22を形成し、透明電極22の上に有機EL層23及び反射電極24を順次積層し、パッシベーション膜25で封止する。保持板28の上(表側)に偏光層26及び保持板27を形成する。保持板27と液晶パネル1の基板10とを接着させて透過型液晶表示装置を製造する。
【0024】
○ 次のような製造方法も好適に採用される。液晶パネル1を先に製造し、その液晶パネル1の表側とは反対側の偏光板21の上に透明電極22、有機EL層23及び反射電極24を順次積層することにより透過型液晶表示装置を製造する。
【0025】
○ 有機EL素子20はパッシベーション膜25により封止される構成に限らない。他の部材で封止してもよく、例えばエポキシ樹脂製のシール材により封止してもよい。
【0026】
○ 反射電極24に代えて反射率の低い通常の電極、例えばアルミニウム製の電極を設けてもよい。
○ 偏光板の材質は、TACとPVAに限らない。偏光板に使用可能なその他材質でもよい。
【0027】
○ 液晶パネル1は前記したようなパッシブ・マトリックス方式でなくてもよい。アクティブ・マトリックス方式など、透過型であればよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
【0028】
(1) 偏光層と該偏光層を両側から保持する保持板を備える偏光板であって、偏光層の上に透明電極を蒸着し、該偏光層の透明電極が蒸着される面と反対の面に偏光層及び保持板を貼り付けて偏光板を形成し、前記透明電極の上に有機EL層、反射電極の順に積層し、前記偏光板の前記透明電極が形成されていない側に液晶パネルを貼り付ける液晶表示装置の製造方法。
【0029】
(2) 偏光層と該偏光層を両側から保持する保持板を備える偏光板であって、保持板の上に透明電極を蒸着し、該透明電極の上に有機EL層、反射電極を順に積層し、前記保持板の透明電極が形成されている面と反対の面に偏光層及び保持板を貼付けて偏光板を形成し、前記偏光板の前記透明電極が形成されていない側に液晶パネルを貼り付ける液晶表示装置の製造方法。
【0030】
(3) 予め製造した液晶パネルの表示面とは反対側に設けられた偏光板の上に透明電極、有機EL層及び反射電極を順次積層する液晶表示装置の製造方法。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、偏光板の一方の面を有機EL素子の基板として用いることができるため、例えば、薄型化でき、また、部品点数を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における液晶表示装置の要部概略分解斜視図。
【図2】(a),(b),(c)は、透過型液晶表示装置の製造方法。
【符号の説明】
1…液晶パネル(透過型液晶パネル)、2…偏光板、20…有機EL素子、21…基板としての偏光板、22…透明電極、23…有機EL層、24…反射電極。

Claims (2)

  1. 透過型液晶パネルにおける表示面とは反対側の面を構成する部材を基板としてボトムエミッション型の有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子が形成された液晶表示装置。
  2. 透過型液晶パネルにおける表示面とは反対側に設けられた偏光板を基板としてボトムエミッション型の有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子が形成された液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102890361A (zh) * 2011-07-21 2013-01-23 精工爱普生株式会社 电光装置、电光装置的制造方法及投影型显示装置

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