JP2004037245A - 視差を利用した物体位置検出装置 - Google Patents

視差を利用した物体位置検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】小型、軽量で低コストの視差を利用した物体位置検出装置を提供する。
【解決手段】制御装置90によって、右受光装置13Rおよび左受光装置13Lのシャッター(R)12Rおよびシャッター(L)12Lを交互に開状態とするとともに、メモリ切換装置30を切換えることによって、右受光装置13Rおよび左受光装置13Lに入力された光に基いて、頭部抽出回路(R)60Rおよび頭部抽出回路(L)60Lが、乗員の頭部を2次元座標上に抽出した抽出データMRmおよびMLnを交互に形成する。交互に形成された抽出データMRmおよびMLnを用いて、位置算出装置80が乗員の頭部位置算出データMmnを算出する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定間隔離れた左右一対の受光装置を設置し、これらに入力される光に基いて形成された画像データを利用して、物体位置を検出する物体位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
左右一対の受光装置に入力される光に基いて形成された画像データによる視差を利用した物体位置検出装置に関する従来技術として、特開平11−15980号公報がある。これには、車両の室内に所定間隔を隔てて一対のカメラを設置して、これらから同時に得られる2つの画像データに基づいて、車両室内の乗員位置の検出を行っている。
【0003】
しかしながら、上述した公報に記載された従来技術によると、一対のカメラを使用するため、レンズ、シャッター以外にも撮像デバイスを2個必要とし、部品点数が増えるとともに、装置の回路構成も複雑化して、装置の大型化、重量化は避けられない。また、撮像デバイスは高価な部品要素であるため、装置のコスト高につながっている。
【0004】
【発明の概要】
本発明は、小型、軽量で低コストの視差を利用した物体位置検出装置を提供することを目的とする。本発明においては、互いに所定距離隔てて設置された右受光装置および左受光装置、前記右受光装置および前記左受光装置からの光を電気信号に変換する撮像デバイス、ならびに前記撮像デバイスによって形成された電気信号に基いて物体位置を算出する物体位置算出装置を備え、所定時間毎に前記右受光装置および前記左受光装置のうちの一側からの光を遮断するとともに前記右受光装置および前記左受光装置のうちの他側からの光を前記撮像デバイスに照射させて、前記撮像デバイスによって所定時間毎に交互に右電気信号および左電気信号を形成し、前記物体位置算出装置は前記右電気信号および前記左電気信号に基いて物体の位置を算出することを特徴とする視差を利用した物体位置検出装置とした。
【0005】
この本発明の構成によれば、所定時間毎に右受光装置および左受光装置からの光を交互に撮像デバイスに照射させるため、撮像デバイスを一つにすることができ、小型軽量で低コストな物体位置検出装置とすることができる。また、撮像デバイスを一つにすることができるため、使用する電気量を低減でき、更に低コストの物体位置検出装置にできる。
【0006】
また、本発明の第1の詳細な構成においては、前記右受光装置および前記左受光装置は各々レンズおよびシャッターを含み、更に、前記右受光装置および前記左受光装置のうちの一側からの光を反射する反射装置と、前記右受光装置および前記左受光装置のうちの一側からの光を反射するとともに前記右受光装置および前記左受光装置のうちの他側からの光を透過させるハーフミラーとを備えたことを特徴とする本発明記載の視差を利用した物体位置検出装置とした。
【0007】
この本発明の第1の詳細な構成によれば、右受光装置および左受光装置がレンズおよびシャッターを含むとともに、反射装置およびハーフミラーを備えたことにより、簡単な構成にもかかわらず、所定時間毎に右受光装置および左受光装置からの光を交互に撮像デバイスに照射させることができる。
【0008】
また、本発明の第2の詳細な構成においては、更に、前記右受光装置および前記左受光装置からの光が前記撮像デバイスによって変換されることによって形成された前記右電気信号および前記左電気信号のうちの一側と、その次に前記右受光装置および前記左受光装置からの光が前記撮像デバイスによって変換されることによって形成された前記右電気信号および前記左電気信号のうちの前記一側とに基いて中間電気信号を算出する中間電気信号算出装置を備え、前記物体位置算出装置は、前記右受光装置および前記左受光装置からの光が前記撮像デバイスによって変換されることによって形成された前記右電気信号および前記左電気信号のうちの他側と前記中間電気信号算出装置によって形成された前記中間電気信号とに基いて物体の位置を算出することを特徴とする本発明記載の視差を利用した物体位置検出装置とした。
【0009】
この本発明の第2の詳細な構成によれば、撮像デバイスによって形成された電気信号と、その次に撮像デバイスによって形成された電気信号とに基いて中間電気信号を算出し、この中間電気信号に基いて物体の位置を算出するため、物体の移動速度が大きくても、物体の位置を精度よく検出することができる。
【0010】
また、本発明の第2の詳細な構成の、更に詳細な構成においては、前記中間電気信号算出装置は、前記右受光装置および前記左受光装置からの光が前記撮像デバイスによって変換されることによって形成された前記右電気信号および前記左電気信号のうちの一側と、その次に前記右受光装置および前記左受光装置からの光が前記撮像デバイスによって変換されることによって形成された前記右電気信号および前記左電気信号のうちの前記一側との間の変化量が所定値以上であったときに、前記中間電気信号を算出することを特徴とする本発明の第2の詳細な構成記載の視差を利用した物体位置検出装置とした。
【0011】
この本発明の第2の詳細な構成の、更に詳細な構成によれば、撮像デバイスによって形成された電気信号の変化量が所定値以上であったときに、中間電気信号を算出するため、物体の移動速度が大きいときに、タイミングよく中間電気信号を算出し、物体の位置を精度よく検出することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施の形態による物体位置検出装置100のシステム図である。物体位置検出装置100は、車両室内の乗員の頭部位置を検出するためのもので、例えばエアバッグ装置の作動制御に使用される。図において、破線による矢印は光の進路を示し、実線の矢印は電気信号の進路を示す。図1において、光学系装置10は、左右一対の受光装置13Rおよび13Lを含んでいる。右受光装置13Rはレンズ(R)11Rおよびシャッター(R)12Rを備え、同様に左受光装置13Lもレンズ(L)11Lおよびシャッター(L)12Lを備えている。
【0013】
レンズ(R)11Rおよびレンズ(L)11Lは、互いに視差を生じるのに十分な距離だけ互いに離れて設置されている。シャッター(R)12Rおよびシャッター(L)12Lは、非作動状態で閉状態とされており、後述する制御装置90によって交互に(例えば33ms毎に)作動されて開状態とされる。光学系装置10は、車両室内の図示しないオーバーヘッドコンソール、ルーフ、ルーフサイドレール等に設置される。また、右受光装置13Rおよび左受光装置13Lは、車両室内の運転席乗員あるいは助手席乗員に向けられ、シートを車両後方に最も後退させたときのシート上の乗員からエアバッグ近傍までを撮影できるだけの画角を有し、更に、夜間でも撮影可能なように、図示しない近赤外線光源を備えている。
【0014】
右受光装置13Rの後方には、右受光装置13Rに入力した光を反射して、光の進路を水平方向に約90°変化させるべく本発明の反射装置に該当する反射鏡14が設置されている。反射鏡14は、入力光の進路を変化させるため、平面鏡あるいはプリズム等で構成されている。また、左受光装置13Lの後方には、反射鏡14によって反射された右受光装置13Rからの光を再び反射して、光の進路を更に水平方向に約90°変化させるとともに、左受光装置13Lに入力した光を透過させるべくハーフミラー15が設置されている。
【0015】
ハーフミラー15の後方には、更に、撮像デバイス16が配設されており、上述した反射鏡14およびハーフミラー15の働きによって、右受光装置13Rおよび左受光装置13L双方からの光が交互に入力される。撮像デバイス16は、CCDあるいはCMOSによって構成され、入力された光をその光量に応じた電圧を備えた電気信号に変換する機能を備え、右受光装置13Rに入力された光に応じた右電気信号ARm、および左受光装置13Lに入力された光に応じた左電気信号ALnを形成する。
【0016】
撮像デバイス16には、AD変換器20が接続されており、撮像デバイス16によって形成されたアナログ電気信号ARm、およびALnをデジタル電気信号DRm、およびDLnに変換する。AD変換器20による電気信号のデジタル化は、まず、撮像デバイス16から入力されたアナログ電気信号による画像を、微細な画素に区分(標本化)し、各々の画素の輝度値を所定の階調(例えば階調数を8bit(256)とする)に割り当てる(量子化する)ことによって行われる。
【0017】
また、AD変換器20には、その後段にメモリ切換装置30が接続されている。更に、メモリ切換装置30には、メモリ(R)40Rおよびメモリ(L)40Lが互いに並列になるように接続されている。後述する制御装置90によって、上述した受光装置13Rおよび13Lのシャッター12Rおよび12Lと同期して、メモリ切換装置30が(例えば、33ms毎に)交互に切換えられることによって、AD変換器20をメモリ(R)40Rおよびメモリ(L)40Lに交互に接続する。
【0018】
したがって、制御装置90によって受光装置13Rおよび13Lのシャッター12Rおよび12Lおよびメモリ切換装置30が同時に切換えられることによって、撮像デバイス16が右受光装置13Rからの光に基づいて形成した右電気信号ARmは、AD変換器20によってデジタル右電気信号DRmとなりメモリ(R)40Rに格納され、また、撮像デバイス16によって左受光装置13Lからの光に基づいて形成した左電気信号ALnは、AD変換器20によってデジタル左電気信号DLnとなりメモリ(L)40Lに格納される。
【0019】
それぞれメモリ(R)40Rおよびメモリ(L)40Lに接続された信号処理回路(R)50Rおよび信号処理回路(L)50Lは、電気信号から乗員の頭部を抽出することを容易にするために、抽出前に信号処理をするためのものである。信号処理回路(R)50Rおよび信号処理回路(L)50Lは、それぞれ図示しないフィルター回路、2値化回路およびエッジ抽出回路によって構成されている。
【0020】
フィルター回路は、電気信号中の高周波ノイズを取去るためのもので、主に低周波数の信号のみを通過させるものである。2値化回路は、乗員の頭部を抽出する際に演算の高速処理を可能にするために、AD変換器20によって量子化された電気信号に対し、その階調数をある閾値と比較することによって0と1のみにて構成される信号に変換する。また、エッジ抽出回路は主に微分回路によって構成され、信号中で急激な変化をしている点を見つけ出し、画像中で乗員の周辺(エッジ)部を特定する。
【0021】
信号処理回路(R)50Rおよび信号処理回路(L)50Lの後段に接続された頭部抽出回路(R)60Rおよび頭部抽出回路(L)60Lは、それぞれ事前に処理された信号処理回路(R)50Rおよび信号処理回路(L)50Lからの電気信号に基いて、2次元座標面上であるXY座標面上(後述する)に乗員の頭部の位置を抽出する。
【0022】
最後に、右受光装置13Rおよび左受光装置13Lに入力された光に基いて、頭部抽出回路(R)60Rおよび頭部抽出回路(L)60Lが2次元座標面上に乗員の頭部の位置を抽出し、抽出された乗員の頭部の位置に基いて、本発明の物体位置算出装置に該当する位置算出装置80が、実際の3次元座標上(XYZ座標上)の乗員の頭部の位置を算出する。また、制御装置90は、右受光装置13R、左受光装置13L、メモリ切換装置30、メモリ(R)40R、メモリ(L)40L、信号処理回路(R)50R、信号処理回路(L)50L、頭部抽出回路(R)60R、頭部抽出回路(L)60Lおよび位置算出装置80と接続され、これらの作動を制御している。
【0023】
尚、図1において、信号処理回路50R、50Lおよび頭部抽出回路60R、60Lは各々左右一対とされているが、必ずしも各々2つ必要とされるものではなく、1つずつで左右共用することも可能である。また、第1の実施の形態においては、左右の各回路中で保存されるデータは、常時、最大1つであるため、頭部抽出回路(R)60Rおよび頭部抽出回路(L)60Lで抽出された乗員の頭部の位置を、各々頭部抽出回路(R)60Rおよび頭部抽出回路(L)60L内で保存すれば、メモリ(R)40Rおよびメモリ(L)40Lはなくすこともできる。
【0024】
更に、図1においては、右受光装置13Rの後方に反射鏡14、左受光装置13Lの後方にハーフミラー15および撮像デバイス16が設置されているが、これらを左右入れ換えて、右受光装置13Rの後方にハーフミラー15および撮像デバイス16、左受光装置13Lの後方に反射鏡14を設置してもよいことは言うまでもない。
【0025】
次に、図5を用いて、上述した位置算出装置80による3次元座標上の乗員の頭部の位置の算出方法について説明する。図5において、3次元座標の原点Oに中心を置くように設置された左レンズPLと、そのレンズ中心が左レンズPLの中心から距離Lだけ離れて設置された右レンズPRがある。図5上、右方向(左レンズPLの中心から右レンズPRの中心へと延ばした直線方向)をX軸方向、上方向をZ軸方向、X軸およびZ軸に垂直であり紙面の手前方向をY軸方向としている。座標T(X,Y,Z)にある対象物体からの光が、左レンズPLおよび右レンズPRをそれぞれ通過して、各々の観測面SLおよびSR(XY座標面)上の点t1(x1,y1)、t2(x2,y2)で観測されたとすると、X、Y、Zはそれぞれ、3角測量の原理から、以下の(1)〜(3)式で表される。
【0026】
【数1】
X=x1・L/(x2−x1)            …(1)
【0027】
【数2】
Y=y1・L/(x2−x1)            …(2)
【0028】
【数3】
Z=f・L/(x2−x1)             …(3)
【0029】
尚、(3)式において、fはレンズPLおよびPRの中心と観測面SLおよびSRとの間の距離を表す。また、ここで、x2およびy2は、後述する抽出データMRmに該当し、x1およびy1は、抽出データMLnに該当し、X、YおよびZは頭部位置算出データMmnに該当する。
【0030】
次に、図3および図6を用いて、本発明の第1の実施の形態による物体位置検出装置100の、制御装置90による作動制御方法について説明する。図3において横方向は時間軸方向であり、右へ行くほど時間が経過している。図3の縦方向は、大きく分けて3段で構成されており、上段は各時刻において、右受光装置13Rに入力された光から撮像デバイス16が形成した右電気信号ARmに基いて、頭部抽出回路(R)60Rが車両室内の乗員の頭部を2次元座標上に抽出した抽出データMRmを表す。
【0031】
中段は各時刻において、左受光装置13Lに入力された光から撮像デバイス16が形成した左電気信号ALnに基いて、頭部抽出回路(L)60Lが車両室内の乗員の頭部を2次元座標上に抽出した抽出データMLnを表す。また、下段は、上述したように頭部抽出回路(R)60Rおよび頭部抽出回路(L)60Lによって抽出された抽出データMRmおよびMLnに基づいて、位置算出装置80が演算して求めた3次元座標上における乗員の頭部の位置である頭部位置算出データMmnを表している。尚、図3の下段において、乗員の頭上にある記載は、位置算出装置80が各頭部位置算出データMmnを演算する際に使用する抽出データMRmおよびMLnを表す。
【0032】
図6において、最初にステップ601において制御装置90が初期化され、mおよびnがともに0とされた後、ステップ602において、制御装置90の中のメモリフラグがL(左)とされる。次に、ステップ603において、メモリフラグがLであるか否か判定されるが、上述したように、当初、メモリフラグはLに設定されるため、ステップ604へと進む。ステップ604において、mがインクリメントされて1とされた後、ステップ605においてメモリフラグがR(右)とされる。
【0033】
次に、ステップ606において、制御装置90は右受光装置13Rのシャッター(R)12Rを開状態とするとともに、メモリ切換装置30を切換えて、AD変換器20をメモリ(R)40Rに接続する。このとき、左受光装置13Lのシャッター12Lは閉状態とされている。したがって、右受光装置13Rのみを光が通過して、反射鏡14によってその進路が水平方向に約90°曲げられた後、ハーフミラー15にて再度その進路が水平方向に約90°曲げられ、撮像デバイス16へと到達する。
【0034】
撮像デバイス16にて、右受光装置13Rを通過した光に応じた右電気信号(アナログ)AR1が形成され、AD変換器20へと送られる。AD変換器20にて、撮像デバイス16が形成したアナログ右電気信号AR1がデジタル電気信号DR1に変換される。その後、図6のステップ607にあるように、メモリ切換装置30を介してデジタル右電気信号DR1はメモリ(R)40Rに保存される。ステップ607においては、これとともに制御装置90が右受光装置13Rのシャッター12Rを閉状態にし、右受光装置13Rからの光を遮断する。
【0035】
次に、乗員の頭部の抽出を行う前に、図6のステップ608において、メモリ(R)40Rに接続された信号処理回路(R)50Rによって、メモリ(R)40Rに保存されたデジタル右電気信号DR1に対し上述したような信号処理を行う。次に、ステップ609において、頭部抽出回路(R)60Rが信号処理された右電気信号に基づいて、時刻t10において、2次元座標(XY座標)上に乗員の頭部の位置を抽出し、抽出データMR1を形成する(図3の上段の時刻t10に示す)。その後、ステップ610において、抽出データMR1によって、メモリ(R)40R内の抽出データMRmが更新されるのであるが、時刻t10においてメモリ(R)40R内には、まだ抽出データMRmが存在しないので、抽出データMR1がそのまま格納される。
【0036】
次に、ステップ611において、制御装置90によってメモリ(L)40L内に抽出データMLnが存在するか否かが判定される。この時点では、頭部抽出回路(L)60Lは未だ抽出データMLnを形成していないため、メモリ(L)40L内に抽出データMLnが存在しておらず、ステップ603へと戻る。ステップ603において、メモリフラグがLであるか否か判定されるが、上述したように、メモリフラグはステップ605においてRに切換えられているため、ステップ612へと進む。ステップ612において、nがインクリメントされて1とされた後、ステップ613においてメモリフラグがL(左)とされる。
【0037】
次に、ステップ614において、制御装置90は左受光装置13Lのシャッター(L)12Lを開状態とするとともに、メモリ切換装置30を切換えて、AD変換器20をメモリ(L)40Lに接続する。このとき、右受光装置13Rのシャッター12Rは閉状態とされている。したがって、左受光装置13Lのみを光が通過して、ハーフミラー15を直進して透過した後、撮像デバイス16へと到達する。
【0038】
撮像デバイス16にて、左受光装置13Lを通過した光に応じた左電気信号(アナログ)AL1が形成され、AD変換器20へと送られる。AD変換器20にて、撮像デバイス16が形成したアナログ左電気信号AL1がデジタル左電気信号DL1に変換される。その後、図6のステップ615にあるように、メモリ切換装置30を介してデジタル左電気信号DL1はメモリ(L)40Lに保存される。ステップ615においては、これとともに制御装置90が左受光装置13Lのシャッター12Lを閉状態にし、左受光装置13Lからの光を遮断する。
【0039】
次に、図6のステップ616において、メモリ(L)40Lに接続された信号処理回路(L)50Lによって、メモリ(L)40Lに保存されたデジタル左電気信号DL1に対し信号処理が行われた後、ステップ617において、頭部抽出回路(L)60Lが信号処理された電気信号に基づいて、時刻t11において、2次元座標(XY座標)上に乗員の頭部の位置を抽出し、抽出データML1を形成する(図3の中段の時刻t11に示す)。次に、ステップ618において、抽出データML1によって、メモリ(L)40L内の抽出データMLnが更新されるのであるが、時刻t11においてメモリ(L)40L内には、まだ抽出データMLnが存在しないので、抽出データML1がそのまま格納される。
【0040】
次に、ステップ695へと進み、位置算出装置80が、抽出データML1とメモリ(R)40Rに貯蔵されている抽出データMR1とによって、図5を用いて説明したように、3次元座標(XYZ座標)上の乗員の頭部の位置を算出し、頭部位置算出データM11を形成する(図3の下段の時刻t11に示す)。
【0041】
頭部位置算出データM11を算出した後、再びステップ603へと戻り、メモリフラグがLであるか否か判定されるが、上述したように、ステップ613においてメモリフラグはLに切換えられているため、ステップ604へと進む。ステップ604において、mが更にインクリメントされて2とされるとともに、ステップ605においてメモリフラグがR(右)とされる。以降、上述した内容と同様にして、時刻t21において、ステップ609に従い、2次元座標(XY座標)上に乗員の頭部の位置を抽出し、抽出データMR2を形成し、(図3の上段の時刻t21に示す)、ステップ610において、メモリ(R)40R内の抽出データMR1が抽出データMR2によって更新される。
【0042】
次に、ステップ611において、制御装置90によってメモリ(L)40L内に抽出データMLnが存在するか否かが判定される。ここで、メモリ(L)40L内には抽出データML1があるため、ステップ695へと進み、位置算出装置80が、抽出データMR2とメモリ(L)40Lに貯蔵されている抽出データML1とによって、3次元座標(XYZ座標)上の乗員の頭部の位置を算出し、頭部位置算出データM21を形成する(図3の下段の時刻t21に示す)。以後、図3に示すように、頭部抽出回路(R)60Rあるいは頭部抽出回路(L)60Lによって抽出データMRmあるいはMLnが交互に形成されるたびに、位置算出装置80が、抽出データMRmおよびMLnを用いて、乗員の頭部位置算出データMmnを形成する。
【0043】
説明したように、本発明の第1の実施の形態においては、制御装置90によって、受光装置13Rおよび13Lのシャッター12Rおよび12Lを交互に開状態とし、これと同期してメモリ切換装置30を交互に切換えることによって、乗員の頭部を2次元座標上に抽出した抽出データMRmおよびMLnを交互に形成し、交互に形成された抽出データMRmおよびMLnを用いて乗員の頭部位置を算出するため、高価な撮像デバイス16を1個で済ますことができ、小型、軽量で低コストな物体位置検出装置100とすることができる。
【0044】
次に、図2に示した本発明の第2の実施の形態による物体位置検出装置200の構成について説明する。第2の実施の形態による物体位置検出装置200が、上述した第1の実施の形態による物体位置検出装置100と異なる点は、頭部抽出回路(R)60Rおよび頭部抽出回路(L)60Lの後段に、本発明の中間電気信号算出装置である中間画像算出回路(R)70Rおよび中間画像算出回路(L)70Lを設置したことである。
【0045】
中間画像算出回路(R)70Rおよび中間画像算出回路(L)70Lは各々、頭部抽出回路(R)60Rあるいは頭部抽出回路(L)60Lが抽出した抽出データMRm−1あるいはMLn−1と、その次に頭部抽出回路(R)60Rあるいは頭部抽出回路(L)60Lが抽出した抽出データMRmあるいはMLnとを用いて、それぞれ両者の中間データMRm’あるいはMLn’を形成する。中間データMRm’およびMLn’は本発明の中間電気信号に該当する。第2の実施の形態による物体位置検出装置200の位置算出装置80は、中間画像算出回路(R)70Rあるいは中間画像算出回路(L)70Lによって形成された中間データMRm’あるいはMLn’と、抽出データMRmあるいはMLnとによって、乗員の頭部位置算出データMmnを算出する。
【0046】
次に、図4および図7を用いて、本発明の第2の実施の形態による物体位置検出装置200の、制御装置90による作動制御方法について説明する。図4において横方向は時間軸方向であり、右へ行くほど時間が経過している。図4の縦方向は、大きく分けて5段で構成されており、上から第1段目は右受光装置13Rに入力された光から撮像デバイス16が形成した右電気信号ARmに基いて、頭部抽出回路(R)60Rが車両室内の乗員の頭部を2次元座標上に抽出した抽出データMRmを表す。第2段目は、頭部抽出回路(R)60Rが抽出した抽出データMRm−1およびMRmに基づいて、中間画像算出回路(R)70Rが算出した中間データMRm’を表す。
【0047】
第3段目は左受光装置13Lに入力された光から撮像デバイス16が形成した左電気信号ALnに基いて、頭部抽出回路(L)60Lが車両室内の乗員の頭部を2次元座標上に抽出した抽出データMLnを表す。第4段目は、頭部抽出回路(L)60Lが抽出した抽出データMLn−1およびMLnに基づいて、中間画像算出回路(L)70Lが算出した中間データMLn’を表す。更に、第5段目は中間データMRm’あるいはMLn’と抽出データMRmあるいはMLnに基づいて位置算出回路80が演算して求めた3次元座標上における乗員の頭部の位置である頭部位置算出データMmnを表している。
【0048】
尚、図4の第2段目および第4段目において乗員の頭上にある記載は、中間画像算出回路(R)70Rあるいは中間画像算出回路(L)70Lが中間データMRm’あるいはMLn’を演算する際に使用する抽出データMRmあるいはMLnを表し、第5段目において乗員の頭上にある記載は、位置算出装置80が頭部位置算出データMmnを演算する際に使用する抽出データMRmおよび中間データMLn’あるいは中間データMRm’および抽出データMLnを表す。
【0049】
図7において、最初にステップ701において制御装置90が初期化され、mおよびnがともに0とされた後、ステップ702において、制御装置90の中のメモリフラグがL(左)とされる。次に、ステップ703において、メモリフラグがLであるか否か判定されるが、上述したように、当初、メモリフラグはLに設定されるため、ステップ704へと進む。ステップ704において、mがインクリメントされて1とされた後、ステップ705においてメモリフラグがR(右)とされる。
【0050】
次に、ステップ706において、制御装置90は右受光装置13Rのシャッター(R)12Rを開状態とするとともに、メモリ切換装置30を切換えて、AD変換器20をメモリ(R)40Rに接続する。このとき、左受光装置13Lのシャッター12Lは閉状態とされている。したがって、右受光装置13Rのみを光が通過して、反射鏡14によってその進路が水平方向に約90°曲げられた後、ハーフミラー15にて再度その進路が水平方向に約90°曲げられ、撮像デバイス16へと到達する。
【0051】
撮像デバイス16にて、右受光装置13Rを通過した光に応じた右電気信号AR1(アナログ)が形成され、AD変換器20へと送られる。AD変換器20にて、撮像デバイス16が形成したアナログ右電気信号AR1がデジタル右電気信号DR1に変換される。その後、図7のステップ707にあるように、メモリ切換装置30を介してデジタル右電気信号DR1はメモリ(R)40Rに保存される。ステップ707においては、これとともに制御装置90が右受光装置13Rのシャッター12Rを閉状態にし、右受光装置13Rからの光を遮断する。
【0052】
次に、図7のステップ708において、乗員の頭部の抽出を行う前に、メモリ(R)40Rに接続された信号処理回路(R)50Rによって、メモリ(R)40Rに保存されたデジタル右電気信号DR1に対し上述したような信号処理を行う。次に、ステップ709において、頭部抽出回路(R)60Rが信号処理された電気信号に基づいて、時刻t10において、2次元座標(XY座標)上に乗員の頭部の位置を抽出し、抽出データMR1を形成する(図4の第1段目の時刻t10に示す)。次に、ステップ710において、抽出データMR1がメモリ(R)40R内に格納される。
【0053】
次に、ステップ711において、制御装置90によってメモリ(R)40R内に1つ前に抽出された抽出データMRm−1が存在するか否かが判定される。頭部抽出回路(R)60Rが抽出したデータは、今回の抽出データMR1が最初であるため、メモリ(R)40R内に1つ前に抽出された抽出データMRm−1は存在せず、ステップ703へと戻る。ステップ703において、メモリフラグがLであるか否か判定されるが、上述したように、メモリフラグはステップ705においてRに切換られているため、ステップ713へと進む。ステップ713において、nがインクリメントされて1とされた後、ステップ714においてメモリフラグがL(左)とされる。
【0054】
次に、ステップ715において、制御装置90は左受光装置13Lのシャッター(L)12Lを開状態とするとともに、メモリ切換装置30を切換えて、AD変換器20をメモリ(L)40Lに接続する。このとき、右受光装置13Rのシャッター12Rは閉状態とされている。したがって、左受光装置13Lのみを光が通過して、ハーフミラー15を直進して透過した後、撮像デバイス16へと到達する。
【0055】
撮像デバイス16にて、左受光装置13Lを通過した光に応じた左電気信号(アナログ)AL1が形成され、AD変換器20へと送られる。AD変換器20にて、撮像デバイス16が形成したアナログ左電気信号AL1がデジタル左電気信号DL1に変換され、図7のステップ716にあるように、メモリ切換装置30を介してデジタル左電気信号DL1はメモリ(L)40Lに保存される。ステップ716においては、これとともに制御装置90が左受光装置13Lのシャッター12Lを閉状態にし、左受光装置13Lからの光を遮断する。
【0056】
次に、図7のステップ717において、メモリ(L)40Lに接続された信号処理回路(L)50Lによって、メモリ(L)40Lに保存されたデジタル左電気信号DL1に対し信号処理が行われた後、ステップ718において、頭部抽出回路(L)60Lが信号処理された電気信号に基づいて、時刻t11において、2次元座標(XY座標)上に乗員の頭部の位置を抽出し、抽出データML1を形成する(図4の第3段目の時刻t11に示す)。次に、ステップ719において、抽出データML1がメモリ(L)40L内に格納される。
【0057】
その後、ステップ720において、制御装置90によってメモリ(L)40L内に1つ前に抽出された抽出データMLn−1が存在するか否かが判定される。頭部抽出回路(L)60Lが抽出したデータは、今回の抽出データML1が最初であるため、メモリ(L)40L内に1つ前に抽出された抽出データMLn−1は存在せず、ステップ703へと戻る。ステップ703において、メモリフラグがLであるか否か判定されるが、上述したように、ステップ714においてメモリフラグがLに切換えられているため、ステップ704へと進む。以降は上述したのと同様に作動して、ステップ709において頭部抽出回路(R)60Rが抽出データMR2を、時刻t21にて算出する(図4の第1段目の時刻t21に示す)。
【0058】
その後、ステップ710において抽出データMR2をメモリ(R)40Rに格納後、ステップ711において、制御装置90によってメモリ(R)40R内に1つ前に抽出された抽出データMRm−1が存在するか否かが判定される。メモリ(R)40R内には1つ前に抽出された抽出データMR1が存在するため、ステップ712へと進み、中間画像算出回路(R)70Rによって、抽出データMR1およびMR2とを使用して、中間データMR2’が算出される(図4の第2段目の時刻t21に示す)。中間データMR2’は、例えば、
【0059】
【数4】
MR2’=(MR1+MR2)/2             …(4)
【0060】
(4)式に基づいて、抽出データMR1およびMR2の中間値とすればよいが、必ずしもこれに限ったものではない。次に、中間画像算出回路(R)70Rが中間データMR2’を算出した後、ステップ795において、位置算出装置80が、中間データMR2’と、メモリ(L)40Lに貯蔵された抽出データML1とによって、図5を用いて説明したように、3次元座標(XYZ座標)上の乗員の頭部の位置を算出し、頭部位置算出データM21を形成する(図4の第5段目の時刻t21に示す)。
【0061】
頭部位置算出データM21を算出した後、再びステップ703へと戻り、メモリフラグがLであるか否か判定されるが、上述したように、ステップ705においてメモリフラグはRに切換えられているため、ステップ713へと進む。以降は上述したのと同様に作動して、ステップ718に従って頭部抽出回路(L)60Lが抽出データML2を、時刻t22にて算出する(図4の第3段目の時刻t22に示す)。
【0062】
その後、ステップ719において抽出データML2をメモリ(L)40Lに格納後、ステップ720において、制御装置90によってメモリ(L)40L内に1つ前に抽出された抽出データMLn−1が存在するか否かが判定される。メモリ(L)40L内には1つ前に抽出された抽出データML1が存在するため、ステップ721へと進み、中間画像算出回路(L)70Lによって、抽出データML1およびML2とを使用して、中間データML2’が算出される(図4の第4段目の時刻t22に示す)。中間データML2’は、MR2’と同様に、例えば、
【0063】
【数5】
ML2’=(ML1+ML2)/2             …(5)
【0064】
(5)式に基づいて、抽出データML1およびML2の中間値とすればよいが、必ずしもこれに限ったものではない。次に、中間画像算出回路(L)70Lが中間データML2’を算出した後、ステップ795において、位置算出装置80が、中間データML2’と、メモリ(R)40Rに貯蔵された抽出データMR2とによって、図5を用いて説明したように、3次元座標(XYZ座標)上の乗員の頭部の位置を算出し、頭部位置算出データM22を形成する(図4の第5段目の時刻t22に示す)。
【0065】
以後、図4に示すように、頭部抽出回路(R)60Rあるいは頭部抽出回路(L)60Lによって抽出データMRmあるいはMLnが交互に形成されるたびに、中間画像算出装置(R)70Rあるいは中間画像算出装置(L)70Lによって中間データMRm’あるいはMLn’が算出され、位置算出装置80が抽出データMRmおよび中間データMLn’あるいは抽出データMLnおよび中間データMRm’を用いて、乗員の頭部位置算出データMmnを形成する。
【0066】
説明したように、本発明の第2の実施の形態においては、制御装置90によって、受光装置13Rおよび13Lのシャッター12Rおよび12Lを交互に開状態とし、これと同期してメモリ切換装置30を交互に切換えることによって、乗員の頭部を2次元座標上に抽出した抽出データMRmおよびMLnを交互に形成し、交互に形成された抽出データMRmあるいはMLnを使用して中間データMRm’あるいはMLn’を算出し、抽出データMRmおよび中間データMLn’あるいは抽出データMLnおよび中間データMRm’を用いて、乗員の頭部位置算出データMmnを形成するため、高価な撮像デバイス16を1個で済ますことができ、小型、軽量で低コストな物体位置検出装置200とすることができるとともに、乗員が高速で移動しても、乗員の頭部の位置を精度よく検出できる。
【0067】
尚、本発明は上述した実施の形態に限ったものではなく、数々の変形が可能である。例えば、上述した抽出データ(MRmあるいはMLn)の、その1つ前の抽出データ(MRm−1あるいはMLn−1)に対する時間変化量を算出し、平時は、第1の実施の形態にあるように、交互に形成された抽出データMRmおよびMLnを用いて乗員の頭部位置を算出するとともに、上述した抽出データMRmおよびMRm−1あるいはMLnおよびMLn−1間の変化量(乗員の移動速度に対応する)が所定値以上であるときに、上述したように中間データMRm’あるいはMLn’を算出して、中間データMRm’あるいは中間データMLn’を用いて、乗員の頭部位置算出データMmnを形成してもよい。
【0068】
または、上述したアナログ電気信号あるいはデジタル電気信号(ARmあるいはALnまたはDRmあるいはDLn)の、その1つ前のアナログ電気信号あるいはデジタル電気信号(ARm−1あるいはALn−1またはDRm−1あるいはDLn−1)に対する時間変化量を算出し、その変化量(乗員の移動速度に対応する)が所定値以上であるときに、上述したように中間データMRm’あるいはMLn’を算出し、中間データMRm’あるいは中間データMLn’を用いて、乗員の頭部位置算出データMmnを形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による物体位置検出装置のシステム図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態による物体位置検出装置のシステム図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による物体位置検出装置の各画像データの形成方法を説明するための図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による物体位置検出装置の各画像データの形成方法を説明するための図である。
【図5】本発明の物体位置検出装置による物体位置を検出する方法を説明する図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態による物体位置検出装置の作動制御方法を表すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態による物体位置検出装置の作動制御方法を表すフローチャートである。
【符号の説明】
11R、11L…レンズ、12R、12L…シャッター、13R、13L…受光装置、14…反射鏡、15…ハーフミラー、16…撮像デバイス、40R、40L…メモリ、60R、60L…頭部抽出回路、70R、70L…中間画像算出回路、80…位置算出装置、90…制御装置、100、200…物体位置検出装置、ARm、ALn…アナログ電気信号、MRm、MLn…抽出データ、MRm’、MLn’…中間データ

Claims (4)

  1. 互いに所定距離隔てて設置された右受光装置および左受光装置、
    前記右受光装置および前記左受光装置からの光を電気信号に変換する撮像デバイス、ならびに
    前記撮像デバイスによって形成された電気信号に基いて物体位置を算出する物体位置算出装置を備え、
    所定時間毎に前記右受光装置および前記左受光装置のうちの一側からの光を遮断するとともに前記右受光装置および前記左受光装置のうちの他側からの光を前記撮像デバイスに照射させて、前記撮像デバイスによって所定時間毎に交互に右電気信号および左電気信号を形成し、前記物体位置算出装置は前記右電気信号および前記左電気信号に基いて物体の位置を算出することを特徴とする視差を利用した物体位置検出装置。
  2. 前記右受光装置および前記左受光装置は各々レンズおよびシャッターを含み、更に、前記右受光装置および前記左受光装置のうちの一側からの光を反射する反射装置と、前記右受光装置および前記左受光装置のうちの一側からの光を反射するとともに前記右受光装置および前記左受光装置のうちの他側からの光を透過させるハーフミラーとを備えたことを特徴とする請求項1記載の視差を利用した物体位置検出装置。
  3. 更に、前記右受光装置および前記左受光装置からの光が前記撮像デバイスによって変換されることによって形成された前記右電気信号および前記左電気信号のうちの一側と、その次に前記右受光装置および前記左受光装置からの光が前記撮像デバイスによって変換されることによって形成された前記右電気信号および前記左電気信号のうちの前記一側とに基いて中間電気信号を算出する中間電気信号算出装置を備え、前記物体位置算出装置は、前記右受光装置および前記左受光装置からの光が前記撮像デバイスによって変換されることによって形成された前記右電気信号および前記左電気信号のうちの他側と前記中間電気信号算出装置によって形成された前記中間電気信号とに基いて物体の位置を算出することを特徴とする請求項1記載の視差を利用した物体位置検出装置。
  4. 前記中間電気信号算出装置は、前記右受光装置および前記左受光装置からの光が前記撮像デバイスによって変換されることによって形成された前記右電気信号および前記左電気信号のうちの一側と、その次に前記右受光装置および前記左受光装置からの光が前記撮像デバイスによって変換されることによって形成された前記右電気信号および前記左電気信号のうちの前記一側との間の変化量が所定値以上であったときに、前記中間電気信号を算出することを特徴とする請求項3記載の視差を利用した物体位置検出装置。
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