JP2004037010A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で圧力損失を規定値内に抑えることができる熱交換器を提供する。
【解決手段】冷媒が流入及び流出する冷媒流入部及び冷媒流出部を有する容器20内を折り返して貫通する伝熱管22の数であるパスを2個形成するとともに、伝熱管22の流入口22aと流出口22bとの間に、途中に流量調整弁23を有するバイパス管路24を配設し、流量制御弁23の開度を調整して流体の一部を流入口22aから流出口22bへとバイパスさせ、このことにより各パスを流通する流体の流量が減少してその分圧力損失が減少するように調整するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】冷媒が流入及び流出する冷媒流入部及び冷媒流出部を有する容器20内を折り返して貫通する伝熱管22の数であるパスを2個形成するとともに、伝熱管22の流入口22aと流出口22bとの間に、途中に流量調整弁23を有するバイパス管路24を配設し、流量制御弁23の開度を調整して流体の一部を流入口22aから流出口22bへとバイパスさせ、このことにより各パスを流通する流体の流量が減少してその分圧力損失が減少するように調整するようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は熱交換器に関し、特に冷凍機の凝縮器及び蒸発器等に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】
圧縮式冷凍機の一種である多段圧縮式のターボ冷凍機の系統図を図5に示す。同図に示すように、蒸発器1では、伝熱管2内を流通する冷水(またはブライン)3により、冷媒液(例えばフロンの一種であるR134A)を加熱して冷媒ガスを発生する。このとき、冷水3は、蒸発器1における熱交換により冷却された後、外部に出ていく。
【0003】
ターボ圧縮機4は、蒸発器1で蒸発した冷媒ガスを吸入し、電動機5で回転駆動するインペラ4aにより前記冷媒ガスを圧縮し、高温高圧の冷媒ガスとして吐出する。凝縮器6では、ターボ圧縮機4から吐出された高温高圧の冷媒ガスを、伝熱管7内を流れる冷却水8により冷却して凝縮・液化する。このとき、冷却水8は、凝縮器6における熱交換により加熱された後、外部に出ていく。このように凝縮された冷媒液は、膨張弁9で膨張することにより減圧されて蒸発器1に至り、この蒸発器1で、冷水と熱交換することにより蒸発する。
【0004】
上述の如くターボ冷凍機等の冷凍機は、冷媒と冷水3若しくは冷却水8との間で熱交換を行う熱交換器(蒸発器1及び凝縮器6)を有している。かかる熱交換器(蒸発器1及び凝縮器6)は、当該ターボ冷凍機の能力に応じた適切な設計、すなわち冷水3若しくは冷却水8の流量の設定、伝熱管2、7の本数及びパス割りを行っている。
【0005】
図6は上述の如きターボ冷凍機に適用する従来技術に係る熱交換器の一例を概念的に示す説明図である。同図に示すように、この熱交換器Aは、冷媒が流入及び流出する冷媒流入部及び冷媒流出部(何れも図示せず。)を有するとともに、この冷媒と熱交換するための冷水3又は冷却水8が循環する伝熱管2、7を有している。この伝熱管2、7は熱交換器Aの容器10の内部を貫通してその軸方向に配設してある。前記冷水3又は冷却水8は伝熱管2、7にその流入口2a、7aから流入するとともに、流出口2b、7bから流出し、この間に冷媒との間で所定の熱交換を行う。この際、当該熱交換器に要求される熱交換能力を考慮して決定する設計要素の一つとして、前述の如きパス割りがある。このパス割りとは、容器10内における伝熱管2、7のパスの数を決定することをいう。ちなみに、図6に示す熱交換器Aの場合は、3パスである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如き熱交換器の設計に当たっては、一般的に、当該熱交換器に要求される冷凍能力に応じて冷水3及び冷却水8の流量、伝熱管2、7の本数及びパス割り等を決定するが、この際需要者側から圧力損失を所定値以下に抑えることを要望される場合がある。この場合には、当該冷凍機の前述の如き諸元とともに圧力損失も考慮して両者が満足されるような設計とする。
【0007】
しかし、圧力損失を小さく抑え過ぎてしまうと熱交換器の性能が制限されるので、それを最大限に活かすために流速を上げる場合がある。この場合、その流速もパス割りになっているので、2パスだと丁度良くても、これが3パスになると圧力損失が増加し過ぎる場合がある。このようにパス数を増やして流速を増加させた場合、今度は許容される圧力損失値を越えてしまい、需要者側の要望に応じきれない場合が発生する。
【0008】
本発明は、上記従来技術に鑑み、簡単な構成で圧力損失を規定値内に抑えることができる熱交換器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の構成は次の点を特徴とする。
【0010】
1) 冷媒が流入及び流出する冷媒流入部及び冷媒流出部を有する密閉容器と、この密閉容器を貫通して配設され、前記冷媒と熱交換するための流体が循環する伝熱管とを有する熱交換器において、
前記容器内を折り返して貫通する伝熱管の数であるパスを複数個形成するとともに、何れか一つのパスと他のパスとの間に、途中に流量制御弁を介したバイパス管路を設け、
前記流量制御弁の開度を調整して前記バイパス管路に流体の一部を流通させることにより圧力損失を低減するように構成したこと。
【0011】
2) 上記1)に記載する熱交換器は、
2個のパスを有するとともに、バイパス管路は伝熱管の流入口と流出口との間に配設したことを特徴とする熱交換器。
【0012】
3) 上記1)に記載する熱交換器は、
3個のパスを有するとともに、バイパス管路は伝熱管の流入口と、この流入口から3番目のパスである第3のパスの流入口との間に配設したこと。
【0013】
4) 上記1)に記載する熱交換器は、
4個のパスを有するとともに、バイパス管路は伝熱管の流入口から2番目のパスである第2のパスの入口側と、前記流入口から3番目のパスである第3のパスの出口側との間に配設したこと。
【0014】
5) 上記1)に記載する熱交換器は、
4個のパスを有するとともに、バイパス管路は伝熱管の流入口と、この流入口から3番目のパスである第3のパスの入口側との間に配設したこと。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0016】
図1は本発明の第1の実施の形態に係る熱交換器を概念的に示す説明図である。同図に示すように、本形態に係る熱交換器Bは、2パスの熱交換器である。すなわち、当該熱交換器Bの容器20の内部を貫通してその軸方向に配設してある伝熱管22は、2つのパス22c、22dを有しており、流体(例えば、冷水3又は冷却水8)が流入口22aから流入するとともに、流出口22bから流出し、この間に冷媒との間で所定の熱交換を行うようになっている。
【0017】
ここで、流入口22aと流出口22bとの間には流量制御弁23を途中に介在させたバイパス管路(図中に点線で示す。)24を設けてあり、流量制御弁23の開度を調整することにより、流入口22aに流入する流体の一部を流出口22bにバイパスさせることができるように構成してある。流体のバイパス流量を適切に調整することにより、当該熱交換器Bの圧力損失を適切な範囲に抑えるためである。また、流量制御弁23の開度は、伝熱管22の本数にもよるが、通常全流量の20%程度迄である。
【0018】
かかる本形態において、圧力損失を低下させたい場合には、流量制御弁23の開度を調整して流体の一部を流入口22aから流出口22bへとバイパスさせれば良い。このことにより容器20内の第1及び第2のパス22c、22dを流通する流体の流量が減少してその分圧力損失も減少する。流入口22aに流入する流体の流量は一定であるからである。かくして当該熱交換器Bの全体の圧力損失を低減させることができる。
【0019】
図2は本発明の第2の実施の形態に係る熱交換器を概念的に示す説明図である。同図に示すように、本形態に係る熱交換器Cは、3パスの熱交換器である。すなわち、当該熱交換器Cの容器20の内部を貫通してその軸方向に配設してある伝熱管32は、3つのパス32c、32d、32eを有しており、流体(例えば、冷水3又は冷却水8)が流入口32aから流入するとともに、流出口32bから流出し、この間に冷媒との間で所定の熱交換を行うようになっている。
【0020】
ここで、流入口32aと伝熱管32の第3のパス32eの入口側との間には流量制御弁33を途中に介在させたバイパス管路(図中に点線で示す。)34が設けてあり、流量制御弁33の開度を調整することにより、流入口32aに流入する流体の一部を伝熱管32の第3のパス32eにバイパスさせることができるように構成してある。流体のバイパス流量を適切に調整することにより、当該熱交換器Cの圧力損失を適切な範囲に抑えるためである。
【0021】
かかる本形態において、圧力損失を低下させたい場合には、流量制御弁33の開度を調整して流体の一部を流入口32aから第3のパス32eへとバイパスさせれば良い。このことにより容器30内の第1及び第2のパス32c、32dを流通する流体の流量が減少してその分圧力損失も減少する。かくして当該熱交換器Eの全体の圧力損失を低減させることができる。
【0022】
図3は本発明の第3の実施の形態に係る熱交換器を概念的に示す説明図である。同図に示すように、本形態に係る熱交換器Dは、4パスの熱交換器である。すなわち、当該熱交換器Dの容器40の内部を貫通してその軸方向に配設してある伝熱管42は、4つのパス42c、42d、42e、42fを有しており、流体(例えば、冷水3又は冷却水8)が流入口42aから流入するとともに、流出口42bから流出し、この間に冷媒との間で所定の熱交換を行うようになっている。
【0023】
ここで、第1のパス42cの出口側と第4のパス42fの入口側との間には流量制御弁43を途中に介在させたバイパス管路(図中に点線で示す。)44が設けてあり、流量制御弁43の開度を調整することにより、第1のパス42cから流出する流体の一部を第4のパス42fに流入するようにバイパスさせることができるように構成してある。流体のバイパス流量を適切に調整することにより、当該熱交換器Dの圧力損失を適切な範囲に抑えるためである。
【0024】
かかる本形態において、圧力損失を低下させたい場合には、流量制御弁43の開度を調整して流体の一部を第1のパス42cから第4のパス42fへとバイパスさせれば良い。このことにより容器40内の第2及び第3のパス42c、42dを流通する流体の流量が減少してその分圧力損失も減少する。かくして当該熱交換器Dの全体の圧力損失を低減させることができる。
【0025】
図4は本発明の第4の実施の形態に係る熱交換器を概念的に示す説明図である。同図に示すように、本形態に係る熱交換器Eは、図3に示す熱交換器Dと同様の4パスの熱交換器である。すなわち、当該熱交換器Eの容器50の内部を貫通してその軸方向に配設してある伝熱管52は、4つのパス52c、52d、52e、52fを有しており、流体(例えば、冷水3又は冷却水8)が流入口52aから流入するとともに、流出口52bから流出し、この間に冷媒との間で所定の熱交換を行うようになっている。
【0026】
ここで、流入口52aと第3のパス52eの入口側との間には流量制御弁53を途中に介在させたバイパス管路(図中に点線で示す。)54が設けてあり、流量制御弁53の開度を調整することにより、流入口52aから流出する流体の一部を第3のパス52eに流入するようにバイパスさせることができるように構成してある。流体のバイパス流量を適切に調整することにより、当該熱交換器Eの圧力損失を適切な範囲に抑えるためである。
【0027】
かかる本形態において、圧力損失を低下させたい場合には、流量制御弁53の開度を調整して流体の一部を流入口52aから第3のパス52eへとバイパスさせれば良い。このことにより容器50内の第1及び第2のパス52c、52dを流通する流体の流量が減少してその分、圧力損失も減少する。かくして当該熱交換器Eの全体の圧力損失を低減させることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上実施の形態とともに具体的に説明した通り、〔請求項1〕に記載する発明は、冷媒が流入及び流出する冷媒流入部及び冷媒流出部を有する密閉容器と、この密閉容器を貫通して配設され、前記冷媒と熱交換するための流体が循環する伝熱管とを有する熱交換器において、前記容器内を折り返して貫通する伝熱管の数であるパスを複数個形成するとともに、何れか一つのパスと他のパスとの間に、途中に流量制御弁を介したバイパス管路を設け、前記流量制御弁の開度を調整して前記バイパス管路に流体の一部を流通させることにより圧力損失を低減するように構成したので、
圧力損失を低下させたい場合には、流量制御弁の開度を調整して流体の一部をバイパスさせれば良い。このことにより各パスを流通する流体の流量が減少してその分圧力損失も減少する。
この結果、当該熱交換器の全体の圧力損失を適切に調節することができる。
【0029】
〔請求項2〕に記載する発明は、〔請求項1〕に記載する熱交換器は、2個のパスを有するとともに、バイパス管路は伝熱管の流入口と流出口との間に配設したので、
圧力損失を低下させたい場合には、流量制御弁の開度を調整して流体の一部を流入口から流出口へとバイパスさせれば良い。このことにより各パスを流通する流体の流量が減少してその分圧力損失も減少する。
この結果、当該熱交換器の全体の圧力損失を適切に調節することができる。
【0030】
〔請求項3〕に記載する発明は、〔請求項1〕に記載する熱交換器は、3個のパスを有するとともに、バイパス管路は伝熱管の流入口と、この流入口から3番目のパスである第3のパスの流入口との間に配設したので、
圧力損失を低下させたい場合には、流量制御弁の開度を調整して流体の一部を流入口から第3のパスへとバイパスさせれば良い。このことにより第1及び第2のパスを流通する流体の流量が減少してその分圧力損失も減少する。
この結果、当該熱交換器の全体の圧力損失を適切に調節することができる。
【0031】
〔請求項4〕に記載する発明は、〔請求項1〕に記載する熱交換器は、4個のパスを有するとともに、バイパス管路は伝熱管の流入口から2番目のパスである第2のパスの入口側と、前記流入口から3番目のパスである第3のパスの出口側との間に配設したので、
圧力損失を低下させたい場合には、流量制御弁の開度を調整して流体の一部を第1のパスから第4のパスへとバイパスさせれば良い。このことにより第2及び第3のパスを流通する流体の流量が減少してその分圧力損失も減少する。
この結果、当該熱交換器の全体の圧力損失を低減させることができる。
【0032】
〔請求項5〕に記載する発明は、〔請求項1〕に記載する熱交換器は、4個のパスを有するとともに、バイパス管路は伝熱管の流入口と、この流入口から3番目のパスである第3のパスの入口側との間に配設したので、
圧力損失を低下させたい場合には、流量制御弁の開度を調整して流体の一部を流入口から第3のパスへとバイパスさせれば良い。このことにより第1及び第2のパスを流通する流体の流量が減少してその分、圧力損失も減少する。
この結果、当該熱交換器の全体の圧力損失を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る熱交換器を概念的に示す説明図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る熱交換器を概念的に示す説明図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る熱交換器を概念的に示す説明図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る熱交換器を概念的に示す説明図である。
【図5】ターボ冷凍機を構造を説明するための系統図である。
【図6】従来技術に係る熱交換器を概念的に示す説明図である。
【符号の説明】
B、C、D、E 熱交換器
22、32、42、52 伝熱管
22a、32a、42a、52a 流入口
22b、32b、42b、52b 流出口
22c、22d、32c〜32e、42c〜42f、52c〜52f パス23、33、43、53 流量制御弁
24、34、44、54 バイパス管路
【発明の属する技術分野】
本発明は熱交換器に関し、特に冷凍機の凝縮器及び蒸発器等に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】
圧縮式冷凍機の一種である多段圧縮式のターボ冷凍機の系統図を図5に示す。同図に示すように、蒸発器1では、伝熱管2内を流通する冷水(またはブライン)3により、冷媒液(例えばフロンの一種であるR134A)を加熱して冷媒ガスを発生する。このとき、冷水3は、蒸発器1における熱交換により冷却された後、外部に出ていく。
【0003】
ターボ圧縮機4は、蒸発器1で蒸発した冷媒ガスを吸入し、電動機5で回転駆動するインペラ4aにより前記冷媒ガスを圧縮し、高温高圧の冷媒ガスとして吐出する。凝縮器6では、ターボ圧縮機4から吐出された高温高圧の冷媒ガスを、伝熱管7内を流れる冷却水8により冷却して凝縮・液化する。このとき、冷却水8は、凝縮器6における熱交換により加熱された後、外部に出ていく。このように凝縮された冷媒液は、膨張弁9で膨張することにより減圧されて蒸発器1に至り、この蒸発器1で、冷水と熱交換することにより蒸発する。
【0004】
上述の如くターボ冷凍機等の冷凍機は、冷媒と冷水3若しくは冷却水8との間で熱交換を行う熱交換器(蒸発器1及び凝縮器6)を有している。かかる熱交換器(蒸発器1及び凝縮器6)は、当該ターボ冷凍機の能力に応じた適切な設計、すなわち冷水3若しくは冷却水8の流量の設定、伝熱管2、7の本数及びパス割りを行っている。
【0005】
図6は上述の如きターボ冷凍機に適用する従来技術に係る熱交換器の一例を概念的に示す説明図である。同図に示すように、この熱交換器Aは、冷媒が流入及び流出する冷媒流入部及び冷媒流出部(何れも図示せず。)を有するとともに、この冷媒と熱交換するための冷水3又は冷却水8が循環する伝熱管2、7を有している。この伝熱管2、7は熱交換器Aの容器10の内部を貫通してその軸方向に配設してある。前記冷水3又は冷却水8は伝熱管2、7にその流入口2a、7aから流入するとともに、流出口2b、7bから流出し、この間に冷媒との間で所定の熱交換を行う。この際、当該熱交換器に要求される熱交換能力を考慮して決定する設計要素の一つとして、前述の如きパス割りがある。このパス割りとは、容器10内における伝熱管2、7のパスの数を決定することをいう。ちなみに、図6に示す熱交換器Aの場合は、3パスである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如き熱交換器の設計に当たっては、一般的に、当該熱交換器に要求される冷凍能力に応じて冷水3及び冷却水8の流量、伝熱管2、7の本数及びパス割り等を決定するが、この際需要者側から圧力損失を所定値以下に抑えることを要望される場合がある。この場合には、当該冷凍機の前述の如き諸元とともに圧力損失も考慮して両者が満足されるような設計とする。
【0007】
しかし、圧力損失を小さく抑え過ぎてしまうと熱交換器の性能が制限されるので、それを最大限に活かすために流速を上げる場合がある。この場合、その流速もパス割りになっているので、2パスだと丁度良くても、これが3パスになると圧力損失が増加し過ぎる場合がある。このようにパス数を増やして流速を増加させた場合、今度は許容される圧力損失値を越えてしまい、需要者側の要望に応じきれない場合が発生する。
【0008】
本発明は、上記従来技術に鑑み、簡単な構成で圧力損失を規定値内に抑えることができる熱交換器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の構成は次の点を特徴とする。
【0010】
1) 冷媒が流入及び流出する冷媒流入部及び冷媒流出部を有する密閉容器と、この密閉容器を貫通して配設され、前記冷媒と熱交換するための流体が循環する伝熱管とを有する熱交換器において、
前記容器内を折り返して貫通する伝熱管の数であるパスを複数個形成するとともに、何れか一つのパスと他のパスとの間に、途中に流量制御弁を介したバイパス管路を設け、
前記流量制御弁の開度を調整して前記バイパス管路に流体の一部を流通させることにより圧力損失を低減するように構成したこと。
【0011】
2) 上記1)に記載する熱交換器は、
2個のパスを有するとともに、バイパス管路は伝熱管の流入口と流出口との間に配設したことを特徴とする熱交換器。
【0012】
3) 上記1)に記載する熱交換器は、
3個のパスを有するとともに、バイパス管路は伝熱管の流入口と、この流入口から3番目のパスである第3のパスの流入口との間に配設したこと。
【0013】
4) 上記1)に記載する熱交換器は、
4個のパスを有するとともに、バイパス管路は伝熱管の流入口から2番目のパスである第2のパスの入口側と、前記流入口から3番目のパスである第3のパスの出口側との間に配設したこと。
【0014】
5) 上記1)に記載する熱交換器は、
4個のパスを有するとともに、バイパス管路は伝熱管の流入口と、この流入口から3番目のパスである第3のパスの入口側との間に配設したこと。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0016】
図1は本発明の第1の実施の形態に係る熱交換器を概念的に示す説明図である。同図に示すように、本形態に係る熱交換器Bは、2パスの熱交換器である。すなわち、当該熱交換器Bの容器20の内部を貫通してその軸方向に配設してある伝熱管22は、2つのパス22c、22dを有しており、流体(例えば、冷水3又は冷却水8)が流入口22aから流入するとともに、流出口22bから流出し、この間に冷媒との間で所定の熱交換を行うようになっている。
【0017】
ここで、流入口22aと流出口22bとの間には流量制御弁23を途中に介在させたバイパス管路(図中に点線で示す。)24を設けてあり、流量制御弁23の開度を調整することにより、流入口22aに流入する流体の一部を流出口22bにバイパスさせることができるように構成してある。流体のバイパス流量を適切に調整することにより、当該熱交換器Bの圧力損失を適切な範囲に抑えるためである。また、流量制御弁23の開度は、伝熱管22の本数にもよるが、通常全流量の20%程度迄である。
【0018】
かかる本形態において、圧力損失を低下させたい場合には、流量制御弁23の開度を調整して流体の一部を流入口22aから流出口22bへとバイパスさせれば良い。このことにより容器20内の第1及び第2のパス22c、22dを流通する流体の流量が減少してその分圧力損失も減少する。流入口22aに流入する流体の流量は一定であるからである。かくして当該熱交換器Bの全体の圧力損失を低減させることができる。
【0019】
図2は本発明の第2の実施の形態に係る熱交換器を概念的に示す説明図である。同図に示すように、本形態に係る熱交換器Cは、3パスの熱交換器である。すなわち、当該熱交換器Cの容器20の内部を貫通してその軸方向に配設してある伝熱管32は、3つのパス32c、32d、32eを有しており、流体(例えば、冷水3又は冷却水8)が流入口32aから流入するとともに、流出口32bから流出し、この間に冷媒との間で所定の熱交換を行うようになっている。
【0020】
ここで、流入口32aと伝熱管32の第3のパス32eの入口側との間には流量制御弁33を途中に介在させたバイパス管路(図中に点線で示す。)34が設けてあり、流量制御弁33の開度を調整することにより、流入口32aに流入する流体の一部を伝熱管32の第3のパス32eにバイパスさせることができるように構成してある。流体のバイパス流量を適切に調整することにより、当該熱交換器Cの圧力損失を適切な範囲に抑えるためである。
【0021】
かかる本形態において、圧力損失を低下させたい場合には、流量制御弁33の開度を調整して流体の一部を流入口32aから第3のパス32eへとバイパスさせれば良い。このことにより容器30内の第1及び第2のパス32c、32dを流通する流体の流量が減少してその分圧力損失も減少する。かくして当該熱交換器Eの全体の圧力損失を低減させることができる。
【0022】
図3は本発明の第3の実施の形態に係る熱交換器を概念的に示す説明図である。同図に示すように、本形態に係る熱交換器Dは、4パスの熱交換器である。すなわち、当該熱交換器Dの容器40の内部を貫通してその軸方向に配設してある伝熱管42は、4つのパス42c、42d、42e、42fを有しており、流体(例えば、冷水3又は冷却水8)が流入口42aから流入するとともに、流出口42bから流出し、この間に冷媒との間で所定の熱交換を行うようになっている。
【0023】
ここで、第1のパス42cの出口側と第4のパス42fの入口側との間には流量制御弁43を途中に介在させたバイパス管路(図中に点線で示す。)44が設けてあり、流量制御弁43の開度を調整することにより、第1のパス42cから流出する流体の一部を第4のパス42fに流入するようにバイパスさせることができるように構成してある。流体のバイパス流量を適切に調整することにより、当該熱交換器Dの圧力損失を適切な範囲に抑えるためである。
【0024】
かかる本形態において、圧力損失を低下させたい場合には、流量制御弁43の開度を調整して流体の一部を第1のパス42cから第4のパス42fへとバイパスさせれば良い。このことにより容器40内の第2及び第3のパス42c、42dを流通する流体の流量が減少してその分圧力損失も減少する。かくして当該熱交換器Dの全体の圧力損失を低減させることができる。
【0025】
図4は本発明の第4の実施の形態に係る熱交換器を概念的に示す説明図である。同図に示すように、本形態に係る熱交換器Eは、図3に示す熱交換器Dと同様の4パスの熱交換器である。すなわち、当該熱交換器Eの容器50の内部を貫通してその軸方向に配設してある伝熱管52は、4つのパス52c、52d、52e、52fを有しており、流体(例えば、冷水3又は冷却水8)が流入口52aから流入するとともに、流出口52bから流出し、この間に冷媒との間で所定の熱交換を行うようになっている。
【0026】
ここで、流入口52aと第3のパス52eの入口側との間には流量制御弁53を途中に介在させたバイパス管路(図中に点線で示す。)54が設けてあり、流量制御弁53の開度を調整することにより、流入口52aから流出する流体の一部を第3のパス52eに流入するようにバイパスさせることができるように構成してある。流体のバイパス流量を適切に調整することにより、当該熱交換器Eの圧力損失を適切な範囲に抑えるためである。
【0027】
かかる本形態において、圧力損失を低下させたい場合には、流量制御弁53の開度を調整して流体の一部を流入口52aから第3のパス52eへとバイパスさせれば良い。このことにより容器50内の第1及び第2のパス52c、52dを流通する流体の流量が減少してその分、圧力損失も減少する。かくして当該熱交換器Eの全体の圧力損失を低減させることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上実施の形態とともに具体的に説明した通り、〔請求項1〕に記載する発明は、冷媒が流入及び流出する冷媒流入部及び冷媒流出部を有する密閉容器と、この密閉容器を貫通して配設され、前記冷媒と熱交換するための流体が循環する伝熱管とを有する熱交換器において、前記容器内を折り返して貫通する伝熱管の数であるパスを複数個形成するとともに、何れか一つのパスと他のパスとの間に、途中に流量制御弁を介したバイパス管路を設け、前記流量制御弁の開度を調整して前記バイパス管路に流体の一部を流通させることにより圧力損失を低減するように構成したので、
圧力損失を低下させたい場合には、流量制御弁の開度を調整して流体の一部をバイパスさせれば良い。このことにより各パスを流通する流体の流量が減少してその分圧力損失も減少する。
この結果、当該熱交換器の全体の圧力損失を適切に調節することができる。
【0029】
〔請求項2〕に記載する発明は、〔請求項1〕に記載する熱交換器は、2個のパスを有するとともに、バイパス管路は伝熱管の流入口と流出口との間に配設したので、
圧力損失を低下させたい場合には、流量制御弁の開度を調整して流体の一部を流入口から流出口へとバイパスさせれば良い。このことにより各パスを流通する流体の流量が減少してその分圧力損失も減少する。
この結果、当該熱交換器の全体の圧力損失を適切に調節することができる。
【0030】
〔請求項3〕に記載する発明は、〔請求項1〕に記載する熱交換器は、3個のパスを有するとともに、バイパス管路は伝熱管の流入口と、この流入口から3番目のパスである第3のパスの流入口との間に配設したので、
圧力損失を低下させたい場合には、流量制御弁の開度を調整して流体の一部を流入口から第3のパスへとバイパスさせれば良い。このことにより第1及び第2のパスを流通する流体の流量が減少してその分圧力損失も減少する。
この結果、当該熱交換器の全体の圧力損失を適切に調節することができる。
【0031】
〔請求項4〕に記載する発明は、〔請求項1〕に記載する熱交換器は、4個のパスを有するとともに、バイパス管路は伝熱管の流入口から2番目のパスである第2のパスの入口側と、前記流入口から3番目のパスである第3のパスの出口側との間に配設したので、
圧力損失を低下させたい場合には、流量制御弁の開度を調整して流体の一部を第1のパスから第4のパスへとバイパスさせれば良い。このことにより第2及び第3のパスを流通する流体の流量が減少してその分圧力損失も減少する。
この結果、当該熱交換器の全体の圧力損失を低減させることができる。
【0032】
〔請求項5〕に記載する発明は、〔請求項1〕に記載する熱交換器は、4個のパスを有するとともに、バイパス管路は伝熱管の流入口と、この流入口から3番目のパスである第3のパスの入口側との間に配設したので、
圧力損失を低下させたい場合には、流量制御弁の開度を調整して流体の一部を流入口から第3のパスへとバイパスさせれば良い。このことにより第1及び第2のパスを流通する流体の流量が減少してその分、圧力損失も減少する。
この結果、当該熱交換器の全体の圧力損失を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る熱交換器を概念的に示す説明図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る熱交換器を概念的に示す説明図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る熱交換器を概念的に示す説明図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る熱交換器を概念的に示す説明図である。
【図5】ターボ冷凍機を構造を説明するための系統図である。
【図6】従来技術に係る熱交換器を概念的に示す説明図である。
【符号の説明】
B、C、D、E 熱交換器
22、32、42、52 伝熱管
22a、32a、42a、52a 流入口
22b、32b、42b、52b 流出口
22c、22d、32c〜32e、42c〜42f、52c〜52f パス23、33、43、53 流量制御弁
24、34、44、54 バイパス管路
Claims (5)
- 冷媒が流入及び流出する冷媒流入部及び冷媒流出部を有する密閉容器と、この密閉容器を貫通して配設され、前記冷媒と熱交換するための流体が循環する伝熱管とを有する熱交換器において、
前記容器内を折り返して貫通する伝熱管の数であるパスを複数個形成するとともに、何れか一つのパスと他のパスとの間に、途中に流量制御弁を介したバイパス管路を設け、
前記流量制御弁の開度を調整して前記バイパス管路に流体の一部を流通させることにより圧力損失を低減するように構成したことを特徴とする熱交換器。 - 〔請求項1〕に記載する熱交換器は、
2個のパスを有するとともに、バイパス管路は伝熱管の流入口と流出口との間に配設したことを特徴とする熱交換器。 - 〔請求項1〕に記載する熱交換器は、
3個のパスを有するとともに、バイパス管路は伝熱管の流入口と、この流入口から3番目のパスである第3のパスの流入口との間に配設したことを特徴とする熱交換器。 - 〔請求項1〕に記載する熱交換器は、
4個のパスを有するとともに、バイパス管路は伝熱管の流入口から2番目のパスである第2のパスの入口側と、前記流入口から3番目のパスである第3のパスの出口側との間に配設したことを特徴とする熱交換器。 - 〔請求項1〕に記載する熱交換器は、
4個のパスを有するとともに、バイパス管路は伝熱管の流入口と、この流入口から3番目のパスである第3のパスの入口側との間に配設したことを特徴とする熱交換器。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2002
- 2002-07-04 JP JP2002195553A patent/JP2004037010A/ja not_active Withdrawn
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