JP2004035532A - 腸内細菌バランス化剤 - Google Patents
腸内細菌バランス化剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004035532A JP2004035532A JP2002232122A JP2002232122A JP2004035532A JP 2004035532 A JP2004035532 A JP 2004035532A JP 2002232122 A JP2002232122 A JP 2002232122A JP 2002232122 A JP2002232122 A JP 2002232122A JP 2004035532 A JP2004035532 A JP 2004035532A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- bacteria
- agent
- lactic acid
- balance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
[課題]従来の整腸剤に代えて、もっと効能の好い腸内異常発酵を鎮める薬を開発したい。
[解決手段]乳酸か或いはクエン酸か或いは酢とビタミンB群とアミノ酸を主成分としたドリンク剤に製剤した腸内細菌バランス化剤。
【選択図】なし。
[解決手段]乳酸か或いはクエン酸か或いは酢とビタミンB群とアミノ酸を主成分としたドリンク剤に製剤した腸内細菌バランス化剤。
【選択図】なし。
Description
【0001】
[発明の属する技術分野]
本発明は腸内異常発酵を腸内細菌をバランスさせることによって鎮める薬である。
【0002】
[発明が解決しようとする課題]
私はずっと以前から便秘がひどくて困ってきた。便秘薬を常用しなくてはならなかった。ところが五年くらい前から腹部にガスが発生しても屁となって排泄されず、ひどく溜まって膨満し、苦しくなるとその都度トイレで排泄しなくてはならない状態が続いている。そこで野菜を沢山とったり、ヨーグルトをとったりしてみたが、殆ど効果はなかった。いろいろ考えた挙句ビタミンCが不足しているのではないかと思い、大量に摂ってみると可なり効果があった。しかし直ぐ効き目が無くなった。この私の対策法が影響したのか、ビオフェルミンから「ハイシービフィーズ」と言う乳酸菌・ビタミンC剤が出た。百錠ほど試してみたが、あまり効かなかった。その後もずっと腹部膨満は続いており、あまりにも苦しいので何軒もの医師を訪ねたが、これは難しいという答えで、手の施しようの無い状態が今も続いている。
たまたまヨーグルトの研究をしていて「現代新百科事典(学研・1966年)」で「乳酸菌は単純な炭水化物を分解して乳酸を産生する細菌の一属で、多くの細菌類よりも高度の酸性の環境で生存でき、多くは胃腸管でみられる。グラム陽性、非運動性の桿菌で、嫌気性か少量の酸素の存在する場合に発育し、また発育にはビタミンBや多数のアミノ酸を必要とする」ことを知った。それならヨーグルトにビタミンBを加えると好いと考えたが、乳酸菌そのものには腸内の有害菌を殺す作用はなく、それが産生する乳酸に「乳酸を飲用すると腸内の有害細菌を殺すので、乳酸塩は医薬品にも用いられる」と殺菌作用があることを知った。また「屁は大腸菌群による発酵腐食のために発生したものが大部分であり、その成分はインドール、スカトール、硫化水素などである。その量は、食事習慣によって異なり、繊維の多い食事を摂るとふえる。腸内にガスが溜まっているのに屁が出ないと、腹が張ったり痛んだりする。治療はまず屁を出すことで、屁を抑えることは有害である」とあり、ここにはアンモニアは載っていないのであるが、「大腸菌などの腐敗菌が肉類に付き、腐敗すると、アンモニア、アミン類、硫化水素、インドールなどを生成する」とあり、屁にはアンモニアやこれと好く似たアミン類もあることが判る。そして「腐敗菌は酸の中では生きて行けない」とあり、ここでも乳酸には防腐作用があることが判る。そしてここでは酸である酢やクエン酸にも腐敗菌を殺す作用があることが判り、昔から酢の物が体に好いと言われてきたことには科学的な根拠があることが判った。
これらの学説に基づいて本格的な腸内の異常発酵に対する予防・鎮静剤を構成したい。
【0004】
[課題を解決するための手段]
その構成は「特許請求の範囲」に簡潔に述記してある。その構成の思想は先ず腸内の異常発酵を起こしている有害菌を乳酸か或いはクエン酸か或いは酢で殺減し、腸内の有用菌である乳酸菌をビタミンB群とアミノ酸で発育させ、その後の腸内の両菌のバランスを正常に誘導して異常発酵を鎮めたいと言うにある。
なお固体剤には、酢は液体であるので使えないが、クエン酸は融点の高い結晶であるので使え、乳酸は16.8度Cで融解するので一般的には使えなく、それに代えて乳酸塩を用いることにした。なおビタミンB群もアミノ酸も結晶なので問題ない。
【0005】
[発明の効果]
乳酸菌製剤はビオフェルミン製薬が大正六年の創業であることから判るように長い間代わるものの無い整腸剤であった。そしてヨーグルトも整腸作用があると期待されて愛好されてきた。しかしこれらは私の経験では殆ど効能が無かった。よく考えてみれば、「ハイシービフィーズ」の説明文書に「ビフィズス菌などの乳酸菌は、善玉菌と呼ばれ、腸内の環境を整える働きがあります。善玉菌が少なくなると、腸の働きが低下し、おなかが張ったり、便通が悪くなるなどします。乳酸菌の服用は、腸内の善玉菌を優勢にして悪玉(有害)菌を抑え、腸の働きを整えるので、自然な便通を導くのに役立ちます。腸内菌叢は、腸内に住み着いている100種、100兆個もの細菌の集団のことで、消化吸収の補助、ビタミン類の産生、外来菌侵入の防御などに役立っています」にあるように、腸内菌は100兆個もあり、そこに一日6錠36ミリグラムを投与したからと言って強い影響力を持つとは思えない。整腸力が落ちると言うことは相対的に有害菌がふえる状態を言うのらしいので、先ず何よりも有害菌を退治することを考えるべきなのではなかろうか。その上で相対的に減っている、とは言え何10兆個もある善玉菌に繁殖のための栄養を与えると言うのが原理的なのではあるまいか。
本発明によって、有害菌の異常繁殖から生じる腹部膨満症状は従来の乳酸菌整腸剤よりずっと効果的に緩和されると思える。
ビタミンを主成分とするドリンク剤が現在医薬部外品となっているので、本発明のドリンク剤も医薬部外品として出せるであろうから、ドリンク剤や飲むヨーグルトと同じように気軽に愛好されるようになろう。それには甘さが大切であるので、乳酸菌飲料成分を添加するなどしたい。酸は一応乳酸が甘いのではないかと思うが、酸性が強いようであれば、他のものを検討してみたい。
固体剤は売薬用と医師向けとを開発し、腹部不調に悩む膨大な人たちの期待に応えうればと思っている。そしてこれを中心とした総合胃腸薬の開発もできれば好いと思っている。
[発明の属する技術分野]
本発明は腸内異常発酵を腸内細菌をバランスさせることによって鎮める薬である。
【0002】
[発明が解決しようとする課題]
私はずっと以前から便秘がひどくて困ってきた。便秘薬を常用しなくてはならなかった。ところが五年くらい前から腹部にガスが発生しても屁となって排泄されず、ひどく溜まって膨満し、苦しくなるとその都度トイレで排泄しなくてはならない状態が続いている。そこで野菜を沢山とったり、ヨーグルトをとったりしてみたが、殆ど効果はなかった。いろいろ考えた挙句ビタミンCが不足しているのではないかと思い、大量に摂ってみると可なり効果があった。しかし直ぐ効き目が無くなった。この私の対策法が影響したのか、ビオフェルミンから「ハイシービフィーズ」と言う乳酸菌・ビタミンC剤が出た。百錠ほど試してみたが、あまり効かなかった。その後もずっと腹部膨満は続いており、あまりにも苦しいので何軒もの医師を訪ねたが、これは難しいという答えで、手の施しようの無い状態が今も続いている。
たまたまヨーグルトの研究をしていて「現代新百科事典(学研・1966年)」で「乳酸菌は単純な炭水化物を分解して乳酸を産生する細菌の一属で、多くの細菌類よりも高度の酸性の環境で生存でき、多くは胃腸管でみられる。グラム陽性、非運動性の桿菌で、嫌気性か少量の酸素の存在する場合に発育し、また発育にはビタミンBや多数のアミノ酸を必要とする」ことを知った。それならヨーグルトにビタミンBを加えると好いと考えたが、乳酸菌そのものには腸内の有害菌を殺す作用はなく、それが産生する乳酸に「乳酸を飲用すると腸内の有害細菌を殺すので、乳酸塩は医薬品にも用いられる」と殺菌作用があることを知った。また「屁は大腸菌群による発酵腐食のために発生したものが大部分であり、その成分はインドール、スカトール、硫化水素などである。その量は、食事習慣によって異なり、繊維の多い食事を摂るとふえる。腸内にガスが溜まっているのに屁が出ないと、腹が張ったり痛んだりする。治療はまず屁を出すことで、屁を抑えることは有害である」とあり、ここにはアンモニアは載っていないのであるが、「大腸菌などの腐敗菌が肉類に付き、腐敗すると、アンモニア、アミン類、硫化水素、インドールなどを生成する」とあり、屁にはアンモニアやこれと好く似たアミン類もあることが判る。そして「腐敗菌は酸の中では生きて行けない」とあり、ここでも乳酸には防腐作用があることが判る。そしてここでは酸である酢やクエン酸にも腐敗菌を殺す作用があることが判り、昔から酢の物が体に好いと言われてきたことには科学的な根拠があることが判った。
これらの学説に基づいて本格的な腸内の異常発酵に対する予防・鎮静剤を構成したい。
【0004】
[課題を解決するための手段]
その構成は「特許請求の範囲」に簡潔に述記してある。その構成の思想は先ず腸内の異常発酵を起こしている有害菌を乳酸か或いはクエン酸か或いは酢で殺減し、腸内の有用菌である乳酸菌をビタミンB群とアミノ酸で発育させ、その後の腸内の両菌のバランスを正常に誘導して異常発酵を鎮めたいと言うにある。
なお固体剤には、酢は液体であるので使えないが、クエン酸は融点の高い結晶であるので使え、乳酸は16.8度Cで融解するので一般的には使えなく、それに代えて乳酸塩を用いることにした。なおビタミンB群もアミノ酸も結晶なので問題ない。
【0005】
[発明の効果]
乳酸菌製剤はビオフェルミン製薬が大正六年の創業であることから判るように長い間代わるものの無い整腸剤であった。そしてヨーグルトも整腸作用があると期待されて愛好されてきた。しかしこれらは私の経験では殆ど効能が無かった。よく考えてみれば、「ハイシービフィーズ」の説明文書に「ビフィズス菌などの乳酸菌は、善玉菌と呼ばれ、腸内の環境を整える働きがあります。善玉菌が少なくなると、腸の働きが低下し、おなかが張ったり、便通が悪くなるなどします。乳酸菌の服用は、腸内の善玉菌を優勢にして悪玉(有害)菌を抑え、腸の働きを整えるので、自然な便通を導くのに役立ちます。腸内菌叢は、腸内に住み着いている100種、100兆個もの細菌の集団のことで、消化吸収の補助、ビタミン類の産生、外来菌侵入の防御などに役立っています」にあるように、腸内菌は100兆個もあり、そこに一日6錠36ミリグラムを投与したからと言って強い影響力を持つとは思えない。整腸力が落ちると言うことは相対的に有害菌がふえる状態を言うのらしいので、先ず何よりも有害菌を退治することを考えるべきなのではなかろうか。その上で相対的に減っている、とは言え何10兆個もある善玉菌に繁殖のための栄養を与えると言うのが原理的なのではあるまいか。
本発明によって、有害菌の異常繁殖から生じる腹部膨満症状は従来の乳酸菌整腸剤よりずっと効果的に緩和されると思える。
ビタミンを主成分とするドリンク剤が現在医薬部外品となっているので、本発明のドリンク剤も医薬部外品として出せるであろうから、ドリンク剤や飲むヨーグルトと同じように気軽に愛好されるようになろう。それには甘さが大切であるので、乳酸菌飲料成分を添加するなどしたい。酸は一応乳酸が甘いのではないかと思うが、酸性が強いようであれば、他のものを検討してみたい。
固体剤は売薬用と医師向けとを開発し、腹部不調に悩む膨大な人たちの期待に応えうればと思っている。そしてこれを中心とした総合胃腸薬の開発もできれば好いと思っている。
Claims (2)
- 乳酸か或いはクエン酸か或いは酢とビタミンB1、B2、B6、B12、ニコチン酸、パントテン酸、ビオチン、葉酸などのビタミンB群とアミノ酸を主成分としたドリンク剤に製剤した腸内細菌バランス化剤。
- 乳酸塩か或いはクエン酸とビタミンB1、B2、B6、B12、ニコチン酸、パントテン酸、ビオチン、葉酸などのビタミンB群とアミノ酸を主成分とした錠剤などの固体剤に製剤した腸内細菌バランス化剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002232122A JP2004035532A (ja) | 2002-07-05 | 2002-07-05 | 腸内細菌バランス化剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002232122A JP2004035532A (ja) | 2002-07-05 | 2002-07-05 | 腸内細菌バランス化剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004035532A true JP2004035532A (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=31711783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002232122A Pending JP2004035532A (ja) | 2002-07-05 | 2002-07-05 | 腸内細菌バランス化剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004035532A (ja) |
-
2002
- 2002-07-05 JP JP2002232122A patent/JP2004035532A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Pushpanathan et al. | Gut microbiota and its mysteries | |
US11351206B2 (en) | Probiotic sports nutrition compositions | |
RU2358474C2 (ru) | Пребиотические композиции | |
RU2536939C2 (ru) | Композиции, содержащие пробиотические и пребиотические компоненты и неорганические соли с лактоферрином | |
US20040067223A1 (en) | Probiotic compositions for the treatment of inflammatory bowel disease | |
EP2379091A2 (en) | Compositions and methods for improved oral health | |
JP2010162040A (ja) | 栄養補助食品及び消化器系関連障害の治療方法 | |
KR102295696B1 (ko) | 피로회복을 위한 경구용 수액분말 조성물 및 이의 제조방법 | |
Ghisolfi | Dietary fibre and prebiotics in infant formulas | |
JP2004035532A (ja) | 腸内細菌バランス化剤 | |
JP4914594B2 (ja) | 関節痛改善用食品組成物 | |
KR20180125895A (ko) | 락토바실러스 sp. KCCM 11826P 균주를 이용한 요독물질 축적으로 말미암아 발생하는 질환의 개선, 예방 또는 치료용 조성물 | |
KR20090130136A (ko) | 헬리코박터ㆍ파일로리 제균제 | |
JP2021138776A (ja) | 下痢型過敏性腸症候群抑制剤及び食品組成物 | |
Gardiner et al. | Evaluation of colostrum-derived human mammary-associated serum amyloid A3 (M-SAA3) protein and peptide derivatives for the prevention of enteric infection: in vitro and in murine models of intestinal disease | |
CN104382947A (zh) | 一种治疗宠物肠道感染的散剂及其制备方法 | |
Karvonen et al. | Safety and possible anti-diarrhoeal effect of the probiotic Lactobacillus reuteri after oral administration to neonates | |
Nomoto | Prevention of postoperative microbial infection by synbiotics | |
JPH1075751A (ja) | わさび、洋がらしを含有する健康飲料。 | |
US8968796B2 (en) | Ingestible canker sore treatment | |
JP2010265223A (ja) | 嫌気性発酵抑制剤 | |
RU2365376C2 (ru) | Набор для лечения дисбактериоза и способ лечения | |
WO2014163031A1 (ja) | 即効性の整腸剤 | |
Obanla | The impact of commonly administered medications on viability and functionality of bifidobacteria | |
Lavoie et al. | Advancements in Novel Live Biotherapeutic Products for Clostridioides difficile Infection Prevention |