JP2004035430A - Blood freshness-retaining liquid and method for producing the same - Google Patents

Blood freshness-retaining liquid and method for producing the same Download PDF

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JP2004035430A
JP2004035430A JP2002192519A JP2002192519A JP2004035430A JP 2004035430 A JP2004035430 A JP 2004035430A JP 2002192519 A JP2002192519 A JP 2002192519A JP 2002192519 A JP2002192519 A JP 2002192519A JP 2004035430 A JP2004035430 A JP 2004035430A
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Kagemasa Miyagi
宮城景正
Minoru Tetone
手登根稔
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JINAIKAI URAZOE SOGO BYOIN
KEN RES KK
KEN RESEARCH KK
OKINAWA PREFECTURE DEEP OCEAN
OKINAWA PREFECTURE DEEP OCEAN WATER DEVELOPMENT COOP SOCIETY
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JINAIKAI URAZOE SOGO BYOIN
KEN RES KK
KEN RESEARCH KK
OKINAWA PREFECTURE DEEP OCEAN
OKINAWA PREFECTURE DEEP OCEAN WATER DEVELOPMENT COOP SOCIETY
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Publication date
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a blood freshness-retaining liquid which is added to transfusion blood or blood preparations and can prevent a blood receiver side effect caused by K released from cells, when the blood is stored for a long period, and to provide a method for producing the same. <P>SOLUTION: The blood freshness-retaining liquid comprises at least two kinds of ocean deep water at different depths in an amount of 0.01 to 0.001 wt. %, a polysaccharide in an amount of 0.01 to 0.001 wt. %, and purified water, and can extend the storage period of transfusion blood or blood preparations, when added to the transfusion blood or the blood preparations. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は生体組織成分、中でも赤血球に関与し、添加によって輸血用血液または血液製剤等の保存期間を延長可能とした血液鮮度液およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
保存血液の使用期限は、かつて採血後3週間であった。
その後、血液の有効利用という観点から使用期限の延長、および同一の使用期限においてもより新鮮な赤血球の供給などを目的としてMAP液が開発され、これによって保存血液の使用期限は、採血後最大6週間まで認められた。
しかし、血液の長期保存は、細菌エルシニア・エンテロコリチカ(Yersinia enterocolitica)などによるエンドトキシンショックを引き起こす原因となったり、また赤血球内からカリウム(以下、Kと略す。)を遊出し赤血球外のK濃度を上昇することによって、受血者(特に腎不全、小児または新生児)に高カリウム血症の出現・憎悪をきたしてきた。
この結果、一旦6週間まで引き延ばされた使用期限も、再び3週間へと短縮された。
しかし、高齢化と少子化に伴い献血者が減少する中、今後さらに血液の不足が予想される現状においては、やはり長期に亘って保存でき使用可能である保存血液が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上、前記したように従来の保存血液にあっては、長期保存によって細菌感染や赤血球外のK濃度上昇により受血者に副作用を引き起こす問題があった。
【0004】
【発明の目的】
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、保存血液の長期保存によって細胞からのKの遊出を抑制し、ひいては受血者に副作用を生じさせない、輸血用血液または血液製剤への添加剤である、血液鮮度液およびその製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本発明の血液鮮度液は、深度の異なる少なくとも2種類の海洋深層水と多種類と精製水を混合してあり、海洋深層水は、0.01〜0.001重量%であり、多糖類は、0.01〜0.001重量%であり、輸血用血液または血液製剤への添加によってこれらの保存期間を延長可能としたことを特徴とするものである。
ここで、輸血用血液または血液製剤等の保存期間を延長可能とした、とは、これらの長期保存によって受血者に副作用を生じさせる要因のうち、ひとつでも取り除いたものをいう。
【0006】
また、前記の血液鮮度液において、第1海洋深層水は、深度600mの海洋深層水であり、0.008〜0.0005重量%であり、第2海洋深層水は、深度1400mの海洋深層水であり、0.008〜0.0005重量%であることを特徴としたものである。
【0007】
また、前記の血液鮮度液において、精製水で希釈して使用されることを特徴としたものである。
【0008】
また、本発明の血液鮮度液の製造方法は、輸血用血液または血液製剤への添加によって、これらの保存期間を延長可能とした血液鮮度液の製造方法であって、深度の異なる少なくとも2種類の海洋深層水を調合し、調合した海洋深層水と精製水を調合して希釈し、希釈した海洋深層水を多糖類で調合することを特徴としたものである。
【0009】
また、本発明は、輸血用血液または血液製剤などの保存血液に前記の血液鮮度液を添加したことを特徴とした添加済保存血液である。
【0010】
また、本発明は、ACD−A液または/およびMAP液等の血液保存液に前記の血液鮮度液を添加したことを特徴とした添加済血液保存液である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0012】
<イ>全体構成
本発明の血液鮮度液は、高度な貧血や外傷などによる大量出血時に輸血される保存血液(輸血用血液、血液製剤など)へ添加する液体であって、保存血液の使用期限を延長可能とするものである。
ここで輸血用血液または血液製剤(保存血液)とは、採血した血液にアデニン、D−マンニトール等を含有するACD−A液または/およびMAP液等の血液保存液(赤血球保存液を含む)を添加して保存用に調合したものである。
また、本発明の血液鮮度液を保存血液に添加して添加済保存血液としてもよい。
また、本発明の血液鮮度液を血液保存液(赤血球保存液を含む)に添加して添加済血液保存液としてもよい。
なお、保存血液に含有する添加剤(に添加する血液保存液)は上記に限定されることなく、他の添加剤(他の血液保存液)であってもよい。
【0013】
<ロ>血液鮮度液
血液鮮度液の原液の成分の割合は、海洋深層水は、0.01〜0.001重量%であり、多糖類は、0.01〜0.001重量%である。
血液鮮度液は、必要に応じて原液を精製水で希釈して使用する。その場合、海洋深層水と多糖類の濃度比は、原液と同じであり、精製水の割合が多くなる。
【0014】
<ハ>海洋深層水
海洋深層水は、200mより深い深度の海洋水であり、たとえば、表1に示されるように、深度に応じて海水に含まれる成分の割合が変化している。そこで、少なくとも2種類の深度の異なる海洋深層水を調合することにより、採取した深層水とは異なった所望の成分濃度の深層水を製造できる。
深度が異なる海洋深層水とは、含まれている成分の割合が実質的に異なっている海水である。成分の割合が実質的に異なっている2種類以上の深層水を合わせるので、調合された深層水は、同一深度の深層水に比べて異なった成分割合を得ることができる。
【0015】
【表1】

Figure 2004035430
【0016】
なお、この海洋深層水については様々な分野に亘ってその効果が確認されており、たとえば、本出願人は水産生物処理水及び水産生物処理氷として、水産生物の死後の鮮度保持に関する出願(特開2000−125759号公報)、また鮮度液の出願(特願2001−103924号)、また海洋深層水を使用する皮膚外用剤の出願(特開2000−212027号公報)を行っている。
【0017】
<ニ>深層水及び鮮度液の含有微量元素
深層水は、生物学的にも化学的にも環境化学物質の汚染が無くクリーンであり、物理学的な安定性、特に安定な水温や大きい水分子クラスターから形成されていることなどからくる安定性が知られている。更に、化学的にも多種多様な元素やミネラル成分が多く含まれており、無機栄養塩を中心とした豊かな栄養性が保証されている。
【0018】
人体的には種々の多様な元素が存在し、多量なものから微量なもの、超微量なものまであり、栄養学的にはこれらが必須でありミネラルの欠乏による様々な健康障害、疾病が知られている。細胞内に取り込まれたミネラルは、タンパク質(酵素など)やビタミン等と結合し、配合団となり重要な生理反応や触媒反応、運搬、浸透圧イオンの円滑な維持に不可欠な役割を持っており、生体のホメオスタシスの物質的基盤と言える。
酵素を運搬するヘモグロビンにFeが不可欠であることや、ビタミンB12の分子構造の中心にCoが必要なことなどが良く知られている。ミネラルは、対外から結合性のトランスポート系によって小腸の粘膜性上皮細胞に取り込まれるが、この時、血液や体液中に溶解され各臓器に吸収されるものと見られる。
【0019】
深度の異なる深層水を混ぜることにより成分割合が調整され、血液鮮度液中に含まれる多種多様なミネラル元素が、日常の栄養学的要求量よりもかなり低い含量であるが、化学的な意義における人体の生理学的機能を円滑にし、かつ生体のホメオスタシスを維持することに有効であると考えられる。
【0020】
<ホ>深層水の栄養の調査
深層水の栄養を調べるために、沖縄の糸満沖の約30km付近で海ヤカラ1号により取水された深度600mと1400mの2種類の深層水と、表層水を使用して試験を行った。
【0021】
試験方法は、それぞれの海水2リットルを過熱蒸発させて20倍に濃縮した。それぞれの飽和海水を振とう後1時間静置し、上澄み液を採取して試験試料とした。
水分については、常圧過熱乾燥法、タンパク質についてはケルダー法(タンパク質換算係数は6.25)、脂質分についてはエーテル抽出法によった。炭水化物は、含有量の残余を仮に全て炭水化物として算入した計算値とした。灰分は、直接灰化法によった。総カロリーは、この場合、炭水化物(g)に係数4を相乗した計算値とした。
これらの試験は、食品保険対策室長通知(営業改善法に基づく衛新第3号、平成11年4月26日、厚生省生活衛生局食品保健課)の方法を採用した。このようにして得られた表層水、深度600m、深度1400mの深層水栄養学的組成を表2に示す。
【0022】
【表2】
Figure 2004035430
【0023】
これらの試験結果から、炭水化物は、表層水から深層水に至るに従って、13.1gから7.9gに減少している現象が見られ、炭水化物に関連する有機物には深層に行くに従い減少し、深層水がクリーンであることを示している。
また、灰分の測定では、濃縮された表層水100g中に21.4g含有されているのに対し、深度600mの海水では23.0g、深度1400mの海水では23.3gの含有量を示し、深度が増すにつれて次第に灰分が増加している。このことは、深層水が重要なミネラルなどの栄養素を充分に含んでいることを示している。
【0024】
<ヘ>血液鮮度液の原液の調合
血液鮮度液の原液の製造方法の例を図1に示す。深度の異なる少なくとも2種類の第1海洋深層水(S1)と第2海洋深層水(S2)を調合して第1調合液を製造する(第1調合(S5))。ここで、第1海洋深層水と第2海洋深層水の比率は、実質的に各深層水の成分が混合すればよく、2対8〜8対2の範囲にする。なお、3種類以上の深層水を調合する場合も、実質的に各深層水の成分が混合されるように比率を求める。
第1調合液を濾過し、熱処理する(S6)。濾過と熱処理された第1調合液に、精製水(S3)を混合して第2調合液を製造する(第2調合(S7))。ここで、第1調合液を精製水で約10,000倍に希釈する。精製水とは、真水、自然湧水や水道水など、人間が飲料にできる水でよい。第2調合液にグルコースなどの多糖類(S4)を混合して第3調合液を製造する(第3調合(S8))。なお、ステップS7とステップS8を一緒に行っても、又は順序を逆にしても良い。第3調合液を殺菌処理して(S9)、血液鮮度液の原液を製造する(S10)。なお、殺菌処理は、前の工程で行っても良い。このようにして得られた血液鮮度液の原液の成分割合は、海洋深層水0.01〜0.001重量%であり、多糖類0.01〜0.001重量%の範囲になる。
【0025】
例えば、糸満沖の約30km付近の深度600mの深層水と深度1400mの深層水を3対7の割合で調合して第1調合液を製造する。第1調合液を精製水で10,000倍に希釈して第2調合液を製造する。第2調合液にグルコース0.01重量%を混合して、第3調合液を製造して、殺菌処理して血液鮮度液の原液を製造する。
【0026】
以下、保存血液に血液鮮度液を添加した影響についての試験を説明する。
<イ>赤血球保存の試験目的
血液鮮度液が、血液に与える影響を検討した。
【0027】
<ロ>試験の方法
健常成人男性の静脈血(S11)400mlを採血用バッグ(血液バッグMAP液)に採血し、60mlのACD−A液(S12)と混合して第A1調合液を製造する(第A1調合(S13))。
つぎに、該調合液にMAP液(S14)が17%になるように無菌的に調整し、添加、混合して第A2調合液をつくる(第A2調合(S15))。
図1の工程で得られた血液鮮度液(S10)の原液を0、1、2、4、8重量%になるようそれぞれ無菌調整し、第A2調合液へ添加、混合して5つの試験体をつくる。
得られた試験体は、それぞれ滅菌スピッツに分注して4℃で保存する(S16)。なお、ステップ13とステップ15は同時に行っても、又は順序を逆にしてもよい。
1、2、3、4、5、6、12週間後に各試験体を冷蔵庫から取り出し、2500rpmで5分間遠心分離して血漿を分離した後、それぞれについてK値を測定する(S17)。
なお、K値の測定には、公知の方法を使用する。
【0028】
<ハ>試験結果
試験結果を図3および図4に示す。
図3は血液鮮度液濃度(%)と上清中のK濃度(mEq/l)との関係を示すもので、合わせてK濃度の経時的変化も示している。
【0029】
投与0日目では、K濃度は血液鮮度液の濃度に関わらずほぼ同じ値を示している。
その後、時が経つにつれてK濃度は上昇する。
K濃度が上昇する推移は血液鮮度液の濃度によって異なっており、血液鮮度液濃度が高くなるにつれてK濃度の変化量は小さくなる。
K濃度の上昇といった変化は、細胞内からKが遊出し、細胞外のK濃度が上昇したことを示すものである。つまり血液鮮度液濃度が高いほど細胞内から遊出するKの量は抑制されている。
すなわち、この抑制効果は、血液鮮度液濃度が高くなるに従って現れ、特に8%のときに有意な差が見られた。
【0030】
図4に血液鮮度液濃度8%とコントロール(血液鮮度液濃度0%のもの)との経時的変化を比較したものを示した。
両者ともに、日数が経つにつれてK濃度は上昇する。しかし、それぞれのK濃度の推移には差があり、血液鮮度液濃度8%のK濃度はコントロールと比べて小さい。
血液鮮度液濃度8%とコントロールとのK濃度の差は次第に広がり、血液鮮度液濃度8%が同レベルのK濃度に達するまで、21日目で約1週間、42日で約10日も延長している。
【0031】
<ニ>知見
Kは赤血球内に多く残存することによって、円板状の特殊な型Discocyte(円板型)を維持する。
細胞からKの遊出が抑制されることによって、円板状は維持されると共に、細胞外のK濃度は低くなり、輸血用血液または血液製剤の投与による高カリウム血症等の副作用の発現可能性が小さくなる。
つまり、血液鮮度液の投与によって、細胞内からKの遊出は抑制され、細胞外のK濃度の上昇が抑制されることによって、血液の長期保存によるKを起因とした副作用の発現が抑制でき、これは試験結果より約1週間から10日間の保存期間を延長可能であることを示している。
【0032】
【発明の効果】
本発明の血液鮮度液およびその製造方法は以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。
血液保存液への添加によって細胞内からKが遊出するのを抑制する。その結果、血液の長期保存によってKが起因となる受血者への副作用の発現を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】血液鮮度液の製法の説明図。
【図2】血液鮮度液を血液に添加する調合の工程。
【図3】血液鮮度液濃度(%)と上清中のK濃度(mEq/l)との関係を示す図である。
【図4】8%の血液鮮度液を添加した場合の時間とK濃度との関係を示す図である。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a blood freshness liquid which is involved in living tissue components, especially red blood cells, and which can be added to extend the storage period of blood for transfusion or blood products, and a method for producing the same.
[0002]
[Prior art]
The shelf life of the stored blood was once three weeks after blood collection.
Thereafter, a MAP solution was developed for the purpose of extending the expiration date from the viewpoint of effective use of blood and supplying fresher erythrocytes even with the same expiration date. Allowed for up to a week.
However, long-term storage of blood causes endotoxin shock due to the bacterium Yersinia enterocolitica and the like, and extracellular potassium (hereinafter abbreviated as K) from inside red blood cells and extracellular K concentration. Has led to the appearance and hatred of hyperkalemia in recipients (especially renal failure, children or newborns).
As a result, the expiration date, which was once extended to six weeks, was again reduced to three weeks.
However, with the number of blood donors decreasing due to aging and declining birthrates, in the current situation where blood is expected to be further short in the future, stored blood that can be stored and used for a long time is also desired.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the conventional stored blood, there is a problem that a long-term storage causes a bacterial infection or an increase in the K concentration outside the red blood cells to cause side effects on the recipient.
[0004]
[Object of the invention]
The present invention has been made in view of the above points, and suppresses the migration of K from cells by long-term storage of stored blood, and thus does not cause side effects on the recipient, and is added to blood for transfusion or blood products. An object of the present invention is to provide a blood freshness liquid and a method for producing the same.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the object as described above, the blood freshness liquid of the present invention is a mixture of at least two types of deep sea water having different depths, various types of purified water, and a deep ocean water of 0.01 to 0.001% by weight, and polysaccharides are 0.01 to 0.001% by weight, and their storage period can be extended by adding them to blood for transfusion or blood products. is there.
Here, “extending the storage period of blood for transfusion or blood products” means that any one of the factors that cause a recipient to have side effects due to long-term storage is removed.
[0006]
In the blood freshness liquid, the first deep sea water is deep sea water at a depth of 600 m, 0.008 to 0.0005% by weight, and the second deep sea water is a deep sea water at a depth of 1400 m. And 0.008 to 0.0005% by weight.
[0007]
Further, the blood freshness liquid is characterized by being used after being diluted with purified water.
[0008]
Further, the method for producing a blood freshness liquid of the present invention is a method for producing a blood freshness liquid capable of extending its storage period by adding it to blood for transfusion or a blood product, and comprises at least two kinds of blood with different depths. It is characterized by blending deep sea water, blending and diluting the blended deep sea water and purified water, and blending the diluted deep sea water with a polysaccharide.
[0009]
Further, the present invention is an added preserved blood obtained by adding the above blood freshness liquid to preserved blood such as blood for transfusion or blood products.
[0010]
Further, the present invention is an added blood preservation solution, wherein the blood freshness solution is added to a blood preservation solution such as an ACD-A solution and / or a MAP solution.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0012]
<A> Overall Configuration The blood freshness liquid of the present invention is a liquid to be added to stored blood (blood for blood transfusion, blood product, etc.) to be transfused during massive bleeding due to severe anemia or trauma, and the expiration date of the stored blood. Can be extended.
Here, the blood for transfusion or the blood product (preserved blood) refers to a blood preservation solution (including a red blood cell preservation solution) such as an ACD-A solution or / and a MAP solution containing adenine, D-mannitol or the like in collected blood. It was added and prepared for storage.
Further, the blood freshness liquid of the present invention may be added to stored blood to obtain added stored blood.
The blood freshness solution of the present invention may be added to a blood preservation solution (including a red blood cell preservation solution) to obtain an added blood preservation solution.
The additive (blood preservation solution to be added to) contained in the stored blood is not limited to the above, and may be another additive (other blood preservation solution).
[0013]
<B> Blood freshness liquid The ratio of the components of the stock solution of the blood freshness liquid is 0.01 to 0.001% by weight in deep sea water, and 0.01 to 0.001% by weight in the polysaccharide.
The blood freshness liquid is used by diluting a stock solution with purified water as needed. In that case, the concentration ratio between the deep sea water and the polysaccharide is the same as that of the undiluted solution, and the ratio of purified water increases.
[0014]
<C> Deep Ocean Water Deep ocean water is ocean water at a depth deeper than 200 m. For example, as shown in Table 1, the proportion of components contained in seawater varies depending on the depth. Therefore, by mixing at least two types of deep ocean water having different depths, it is possible to produce deep water having a desired component concentration different from the collected deep water.
Deep ocean waters of different depths are seawaters having substantially different proportions of constituents. Since two or more types of deep water having substantially different component ratios are combined, the prepared deep water can obtain different component ratios as compared to deep water at the same depth.
[0015]
[Table 1]
Figure 2004035430
[0016]
The effect of this deep ocean water has been confirmed in various fields. For example, the present applicant has filed an application concerning the maintenance of freshness after death of aquatic products as aquatic product-treated water and aquatic product-treated ice. JP-A-2000-125759), an application for freshness liquid (Japanese Patent Application No. 2001-103924), and an application for a skin external preparation using deep ocean water (Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-212027).
[0017]
<D> Deep water and trace element deep water containing freshness liquid are clean, free from biological and chemical pollution of environmental chemicals, and have physical stability, especially stable water temperature and large water. Stability resulting from the formation of molecular clusters is known. Furthermore, it is rich in various elements and mineral components in terms of chemistry, and rich nutrients centering on inorganic nutrients are guaranteed.
[0018]
There are a variety of elements in the human body, ranging from abundant to trace and ultra-trace elements, which are essential in nutrition and are known for various health disorders and diseases due to mineral deficiency. Have been. The minerals taken into the cells are combined with proteins (enzymes, etc.) and vitamins, etc. to form a complex, which plays an essential role in important physiological reactions, catalytic reactions, transport, and smooth maintenance of osmotic pressure ions. It can be said to be the physical basis of homeostasis in living organisms.
It is well known that Fe is indispensable for hemoglobin carrying an enzyme, and that Co is required at the center of the molecular structure of vitamin B12. Minerals are taken up into mucosal epithelial cells of the small intestine from the outside by a binding transport system. At this time, it is considered that they are dissolved in blood and body fluids and absorbed by various organs.
[0019]
By mixing deep water with different depths, the proportion of components is adjusted, and the various mineral elements contained in the blood freshness fluid are much lower than the daily nutritional requirements, but in chemical significance It is considered to be effective in smoothing the physiological functions of the human body and maintaining the homeostasis of the living body.
[0020]
<E> Investigation of deep water nutrition In order to investigate deep water nutrition, two types of deep water, depth 600m and 1400m, taken by Sea Yakala No. 1 at about 30km off Itoman in Okinawa, and surface water are used. The test was performed.
[0021]
In the test method, 2 liters of each seawater was superheated and evaporated and concentrated 20 times. Each saturated seawater was allowed to stand for 1 hour after shaking, and the supernatant was collected as a test sample.
The moisture was determined by the normal pressure heating drying method, the protein was determined by the Kjelda method (protein conversion coefficient was 6.25), and the lipid content was determined by the ether extraction method. For the carbohydrates, all the remaining contents were calculated as carbohydrates. Ash content was obtained by the direct incineration method. In this case, the total calories were calculated values obtained by multiplying the carbohydrate (g) by a coefficient of 4.
In these tests, the method of the notice of the Director of the Food Insurance Countermeasures Office (Eshin No. 3 based on the Business Improvement Act, April 26, 1999, Food Health Division, Health and Welfare Bureau, Ministry of Health and Welfare) was adopted. Table 2 shows the thus obtained surface water, nutritional composition of deep water at a depth of 600 m and a depth of 1400 m.
[0022]
[Table 2]
Figure 2004035430
[0023]
From these test results, it was found that the amount of carbohydrates decreased from 13.1 g to 7.9 g from the surface water to the deep water, and that the amount of carbohydrate-related organic matter decreased as going deeper. Indicates that the water is clean.
In the measurement of ash content, 21.4 g was contained in 100 g of concentrated surface water, whereas 23.0 g was contained in seawater at a depth of 600 m and 23.3 g was contained in seawater at a depth of 1400 m. The ash content is gradually increasing as This indicates that deep water is rich in nutrients such as important minerals.
[0024]
<F> Preparation of stock solution of blood freshness solution An example of a method of manufacturing a stock solution of blood freshness solution is shown in FIG. At least two types of first deep sea water (S1) and second deep sea water (S2) having different depths are prepared to produce a first preparation liquid (first preparation (S5)). Here, the ratio of the first deep sea water to the second deep sea water may be substantially 2 to 8 to 2 as long as the respective deep water components are substantially mixed. In the case of mixing three or more types of deep water, the ratio is determined so that the components of each deep water are substantially mixed.
The first mixture is filtered and heat-treated (S6). Purified water (S3) is mixed with the filtered and heat-treated first preparation liquid to produce a second preparation liquid (second preparation (S7)). Here, the first preparation liquid is diluted about 10,000 times with purified water. The purified water may be fresh water, natural spring water, tap water, or the like that can be drinkable by humans. A polysaccharide such as glucose (S4) is mixed with the second preparation to produce a third preparation (third preparation (S8)). Step S7 and step S8 may be performed together or the order may be reversed. The third preparation is sterilized (S9) to produce a stock solution of blood freshness (S10). Note that the sterilization treatment may be performed in the previous step. The component ratio of the undiluted solution of the blood freshness liquid thus obtained is in the range of 0.01 to 0.001% by weight of the deep sea water, and in the range of 0.01 to 0.001% by weight of the polysaccharide.
[0025]
For example, a first prepared liquid is produced by mixing deep water at a depth of 600 m and deep water at a depth of 1400 m at about 30 km off Itoman at a ratio of 3: 7. The first preparation is diluted 10,000 times with purified water to produce a second preparation. A third preparation is prepared by mixing 0.01% by weight of glucose with the second preparation and sterilized to prepare a stock solution of blood freshness.
[0026]
Hereinafter, a test on the effect of adding a blood freshness liquid to stored blood will be described.
<a> Purpose of test for preserving erythrocytes The effect of blood freshness liquid on blood was examined.
[0027]
<B> Test Method 400 ml of venous blood (S11) of a healthy adult male is collected in a blood collection bag (blood bag MAP solution), and mixed with 60 ml of ACD-A solution (S12) to produce the A1 preparation. (A1 formulation (S13)).
Next, the MAP solution (S14) is aseptically adjusted to 17% in the prepared solution, and the mixture is added and mixed to prepare the A2 prepared solution (A2 prepared (S15)).
The undiluted solution of the blood freshness liquid (S10) obtained in the step of FIG. 1 was aseptically adjusted to 0, 1, 2, 4, and 8% by weight, respectively, added to the A2nd preparation liquid, and mixed to obtain 5 specimens. Create
The obtained specimens are respectively dispensed into sterilized spitz and stored at 4 ° C. (S16). Steps 13 and 15 may be performed simultaneously or the order may be reversed.
After 1, 2, 3, 4, 5, 6, and 12 weeks, each test sample is taken out of the refrigerator, and centrifuged at 2500 rpm for 5 minutes to separate the plasma, and the K value is measured for each sample (S17).
A known method is used for measuring the K value.
[0028]
<C> Test Results The test results are shown in FIGS. 3 and 4.
FIG. 3 shows the relationship between the blood freshness concentration (%) and the K concentration (mEq / l) in the supernatant, and also shows the change over time of the K concentration.
[0029]
On the 0th day of administration, the K concentration shows almost the same value regardless of the concentration of the blood freshness liquid.
Thereafter, over time, the K concentration increases.
The transition of the increase in the K concentration differs depending on the concentration of the blood freshness liquid, and the change in the K concentration decreases as the blood freshness concentration increases.
A change such as an increase in the K concentration indicates that K has migrated from the cell and the extracellular K concentration has increased. In other words, the higher the blood freshness concentration, the more the amount of K that migrates from inside the cells is suppressed.
That is, this suppression effect appeared as the blood freshness liquid concentration increased, and a significant difference was observed particularly at 8%.
[0030]
FIG. 4 shows a comparison of the change over time between the blood freshness concentration of 8% and the control (blood freshness concentration of 0%).
In both cases, the K concentration rises over time. However, there is a difference in transition of each K concentration, and the K concentration at the blood freshness liquid concentration of 8% is smaller than that of the control.
The difference between the K fresh blood concentration of 8% and the K concentration of the control gradually widens, and is extended by about one week on day 21 and about 10 days on 42 days until the blood fresh liquid concentration reaches the same level of K concentration. are doing.
[0031]
<D> The findings K remain in the erythrocytes in a large amount, thereby maintaining a disc-shaped special type discocyte (disc type).
By suppressing the transmigration of K from the cells, the disc shape is maintained and the extracellular K concentration is reduced, and side effects such as hyperkalemia due to administration of blood or blood products for transfusion can occur. Is reduced.
In other words, the administration of the blood freshness liquid suppresses the transmigration of K from the inside of the cell and suppresses the increase in the extracellular K concentration, thereby suppressing the side effect caused by K due to long-term storage of blood. This indicates that the test results can extend the storage period from about 1 week to 10 days.
[0032]
【The invention's effect】
Since the blood freshness liquid and the method for producing the same according to the present invention are as described above, the following effects can be obtained.
The addition to the blood preservation solution suppresses the migration of K from inside the cells. As a result, it is possible to suppress the occurrence of side effects on the recipient caused by K due to long-term storage of blood.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram of a method for producing a blood freshness liquid.
FIG. 2 is a preparation step of adding a blood freshness liquid to blood.
FIG. 3 is a graph showing the relationship between the blood freshness concentration (%) and the K concentration (mEq / l) in the supernatant.
FIG. 4 is a diagram showing a relationship between time and K concentration when an 8% blood freshness liquid is added.

Claims (4)

深度の異なる少なくとも2種類の海洋深層水と多糖類と精製水を混合してあり、
海洋深層水は、0.01〜0.001重量%であり、多糖類は、0.01〜0.001重量%であり、
輸血用血液または血液製剤への添加によってこれらの保存期間を延長可能とした、血液鮮度液。
A mixture of at least two types of deep ocean water having different depths, polysaccharides and purified water,
Deep ocean water is 0.01-0.001% by weight, polysaccharide is 0.01-0.001% by weight,
A blood freshness fluid that can extend the storage period by adding it to blood for transfusion or blood products.
請求項1に記載の血液鮮度液において、
第1海洋深層水は、深度600mの海洋深層水であり、0.008〜0.0005重量%であり、第2海洋深層水は、深度1400mの海洋深層水であり、0.008〜0.0005重量%であることを特徴とする、血液鮮度液。
The blood freshness liquid according to claim 1,
The first deep sea water is a deep sea water at a depth of 600 m and is 0.008 to 0.0005% by weight, and the second deep sea water is a deep sea water at a depth of 1400 m and is 0.008 to 0. 0005% by weight of the blood freshness liquid.
請求項1に記載の血液鮮度液において、精製水で希釈して使用されることを特徴とする、血液鮮度液。The blood freshness liquid according to claim 1, wherein the blood freshness liquid is used after being diluted with purified water. 輸血用血液または血液製剤への添加によって、これらの保存期間を延長可能とした血液鮮度液の製造方法において、
深度の異なる少なくとも2種類の海洋深層水を調合し、
調合した海洋深層水と精製水を調合して希釈し、
希釈した海洋深層水を多糖類で調合することを特徴とする、血液鮮度液の製造方法。
In the method for producing a blood freshness liquid which can extend the preservation period thereof by addition to blood for transfusion or blood products,
Mixing at least two types of deep ocean water at different depths,
Mix and dilute the prepared deep sea water and purified water,
A method for producing a blood freshness liquid, comprising preparing diluted deep sea water with a polysaccharide.
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