JP2004034421A

JP2004034421A - Flexible sheet and standing signboard

Info

Publication number: JP2004034421A
Application number: JP2002192686A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Asuka; 飛鳥　政宏
Original assignee: Sekisui Film Co Ltd
Current assignee: Sekisui Film Co Ltd
Priority date: 2002-07-01
Filing date: 2002-07-01
Publication date: 2004-02-05

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a flexible sheet having proper flexibility, heat resistance, weatherability, enhanced in durability and secondary processability and made easy to assemble and discard. <P>SOLUTION: The flexible sheet is formed from a resin composition containing a specific polypropylene resin, wherein a melting point and a molecular weight are specific and a resin elution amounts in respective temperature ranges due to a cross fractionation method are within a predetermined range, a vinyl aromatic elastomer, titanium oxide and a hindered amine compound in specific amounts. Further, a signboard skeleton containing supports and crosspieces is constituted of a polyolefinic material based on a polyproplylene resin or a coated iron pipe coated with a polypropylene resin. A display sheet comprising the flexible sheet is extended on the skeleton under tension to form a standing signboard. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は屋外及び屋内において広告や宣伝に使用される立て看板に用いられる柔軟シート及び該柔軟シートを用いた立て看板に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、立て看板としては、例えば、特開平７−３１９３９３号公報に記載されているように、左右一対の円筒状の支柱と、該支柱の上下端部に架設された上下一対の横桟と、これら支柱及び横桟に亘って張設された表示シートとからなる構造の立て看板が提供されている。
【０００３】
立て看板は、一般的に屋外で使用されることが多いため、表示シートは耐候性が重要であり、且つ２次加工に適するため適度な柔軟性を有することが必要である。表示シートとしては、従来は上記性能を満たすために、一般に塩化ビニル系樹脂シート、特開平７−３１９３９３号公報に開示されているポリプロピレンまたはポリエチレンに炭酸カルシウムまたはタルク等の無機物を混ぜ合わせたポリオレフィン系樹脂シートが用いられ、目的に応じて顔料を練り込んで着色したり、あるいは印刷、塗装を施した後、目的とした形状に加工されて使用される。
【０００４】
しかし、広告、宣伝に使用される立て看板は、破損、汚染又は宣伝期間の終了等により廃棄処分が必要となり、通常は焼却処分又は埋め立て処分される。上記塩化ビニル系樹脂シートは、焼却する際に塩化水素ガスやダイオキシン等の有毒なガスが発生し易く、環境に悪影響を及ぼす恐れがあるために簡単な焼却設備では処理できず、さらには焼却設備の耐久性を低下させるという問題があった。そのため最近では、簡単な焼却設備で処理できる低環境負荷型の表示シートへの要望が高まってきている。
また、ポリオレフィン系樹脂シートは、焼却は容易であるけれども、柔軟性、耐熱性、耐候性、施工性等が十分であるとはいえない。
【０００５】
また、上記立て看板の看板骨組を構成する支柱及び横桟の材料としては、強度、外観、費用等の面から鋼製パイプ、塩化ビニル樹脂やＡＢＳ樹脂等の樹脂製パイプ等が広く使用されているが、これらの材質のパイプを使用後に廃棄する際にはそれぞれ問題があった。即ち、鋼製パイプは廃棄の際に廃棄場所が問題となっている粗大ゴミ、不燃ゴミとして処分する必要があり、樹脂パイプはゴミとして廃棄するか消却をする必要があるが、ゴミとして処理する場合は廃棄場所の問題があり、消却の場合はダイオキシンやシアン化合物等の有害物が発生する危険がある。また、焼却が容易な支柱、横桟の材料として、特開平７−３１９３９３号公報には紙管を用いる方法が開示されているが、紙管を用いた場合には、十分な強度が得られ難く、また、例え耐水処理がなされていても、長期間の屋外使用に際しては、湾曲や折れが生じ易いという問題があった。
更に、上記立て看板の看板骨組みの組み立ては、支柱と横桟とから構成されるがこの組み立てに手間がかかるという問題もあった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、適度な柔軟性を有すると共に、耐熱性、耐候性、２次加工性に優れ、廃棄が容易な柔軟シート及び該シートを用いた立て看板を提供することを目的とする。
また、他の目的は、上記柔軟シートを表示シートとして用いた、廃棄が容易な立て看板を提供することである。
更に、他の目的は、上記柔軟シートを用いた、耐久性に優れ、且つ組み立てが容易な立て看板を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するために手段】
本発明の柔軟シートは、融点が１４０〜１５０℃で且つ重量平均分子量が１６０，０００〜４５０，０００の範囲にあるとともに、クロス分別法による樹脂溶出量が、０℃以上〜１０℃以下において全ポリプロピレン系樹脂量の５０〜６０重量％であり、１０℃超〜７０℃以下において全ポリプロピレン系樹脂量の１０〜２０重量％であり、７０℃超〜９５℃以下において全ポリプロピレン系樹脂量の１０〜２０重量％であり、９５℃超〜１２５℃以下において全ポリプロピレン系樹脂量の１０〜２０重量％であるポリプロピレン系樹脂（ａ）５０〜９７重量％、及びビニル芳香族系エラストマー５０〜３重量％からなる樹脂組成物（Ａ）１００重量部に対して、酸化チタン２〜１００重量部、及びヒンダートアミン系化合物０．５〜５重量部が配合されてなる樹脂組成物（Ｂ）からなる中心層の両側に、融点が１４０〜１５０℃で且つ重量平均分子量が８０，０００〜４５０，０００の範囲にあるとともに、クロス分別法による樹脂溶出量が、０℃以上〜１０℃以下において全ポリプロピレン系樹脂量の５０〜６０重量％であり、１０℃超〜７０℃以下において全ポリプロピレン系樹脂量の１０〜２０重量％であり、７０℃超〜９５℃以下において全ポリプロピレン系樹脂量の１０〜２０重量％であり、９５℃超〜１２５℃以下において全ポリプロピレン系樹脂量の１０〜２０重量％であるポリプロピレン系樹脂（ｂ）１００重量部に対して、平均粒径０．０１〜１５μｍの無機系もしくは有機系微粒子０．５〜１０部、酸化チタン２〜１００重量部、及びヒンダードアミン系化合物０．５〜５重量部が配合されてなる樹脂組成物（Ｃ）からなる内外層を積層せしめた３層構造からなる柔軟シートである。
【０００８】
上記中心層のポリプロピレン系樹脂（ａ）の融点は、耐熱性と二次加工性の点から１４０〜１５０℃に限定される。融点が１４０℃未満になると得られる柔軟シートの耐熱性が不足し、１５０℃を超えると得られる柔軟シートの二次加工性が不足する。
【０００９】
また、上記ポリプロピレン系樹脂（ａ）の重量平均分子量は、大きすぎると製膜性が低下し良好な表面性を有する柔軟シートが得られず、また、小さすぎると得られる柔軟シートの二次加工性が低下するので、１６０，０００〜４５０，０００に限定される。尚、重量平均分子量は高温ＧＰＣを用いて測定された値であり、高温ＧＰＣとしては、例えば、ＷＡＴＥＲＳ社製の１５０ＣＶ等が用いられる。
【００１０】
更に、上記ポリプロピレン系樹脂（ａ）のクロス分別法による樹脂溶出量は、０℃以上〜１０℃以下において、多すぎると得られる柔軟シートの引っ張り弾性強度が低下し、また少なすぎると得られる柔軟シートの柔軟性が低下するので、全ポリプロピレン系樹脂量の５０〜６０重量％に限定される。
【００１１】
また、上記ポリプロピレン系樹脂（ａ）のクロス分別法による樹脂溶出量は、１０℃超〜７０℃以下において、多すぎると得られる柔軟シートの変形回復性が低下し、また、少なすぎると得られる柔軟シートの柔軟性が低下するので、全ポリプロピレン系樹脂量の１０〜２０重量％に限定される。
【００１２】
そして、上記ポリプロピレン系樹脂（ａ）のクロス分別法による樹脂溶出量は、７０℃超〜９５℃以下において、多すぎると得られる柔軟シートの引っ張り弾性強度が低下し、また、少なすぎると得られる柔軟シートの変形回復性が低下するので、全ポリプロピレン系樹脂量の１０〜２０重量％に限定される。
【００１３】
加えて、上記ポリプロピレン系樹脂（ａ）のクロス分別法による樹脂溶出量は、９５℃超〜１２５℃以下において、多すぎると得られる柔軟シートの柔軟性が低下し、また、少なすぎると得られる柔軟シートの引っ張り弾性強度が低下するので、全ポリプロピレン系樹脂量の１０〜２０重量％に限定される。
【００１４】
尚、上記ポリプロピレン系樹脂（ａ）のクロス分別法による溶出量の測定は下記の要領で行われたものをいう。即ち、まず、ポリプロピレン系樹脂を１４０℃あるいはポリプロピレン系樹脂が完全に溶解する温度のｏ−ジクロロベンゼンに溶解し、一定速度で０℃まで冷却し、予め用意しておいた不活性担体表面に薄いポリマー層を結晶性の高い順及び分子量の大きい順に薄いポリマー層として生成させる。次に、この生成したポリマー層を連続又は段階的に昇温し、順次溶出した成分の濃度を検出し、その組成分布（結晶性分布）を測定する（温度上昇溶離分別）。同時に、溶出した成分について高温型ＧＰＣにより分子量および分子量分布を測定する。これにより、各温度領域での溶出量を算出する。本発明においては、上述した温度上昇溶離分別部分と高温型ＧＰＣ部分とをシステムとして備えているクロス分別クロマトグラフ装置（ＣＦＣ−Ｔ１５０Ａ型、三菱油化社製）が使用して測定した。
【００１５】
上記ポリプロピレン系樹脂（ａ）としては、例えば、プロピレン−エチレン共重合体や、プロピレン−α−オレフィン共重合体等が挙げられ、例えば、下記方法により調整される。まず、第一段階において、チタン化合物触媒及びアルミニウム化合物触媒の存在下、プロピレンモノマーを、必要に応じて他のモノマー（プロピレン以外のα−オレフィンモノマー、エチレンモノマー）の存在化において重合し、第一のポリプロピレン系樹脂を得る。このポリプロピレン系樹脂は、プロピレン単独重合体、プロピレン−α−オレフィン共重合体、プロピレン−エチレン共重合体等を含有し得る。続いて、第二段階として、上記チタン化合物触媒及びアルミニウム化合物触媒並びにチタン含有ポリプロピレン系樹脂の存在化に、プロピレンと他のモノマーとを共重合させて、第二のポリプロピレン系樹脂を得る。この二段階の反応により得られるポリプロピレン系樹脂は、プロピレン−α−オレフィン共重合体、プロピレン−エチレン共重合体であり、目的に応じて同様の要領で多段階の共重合を行うことにより上記条件を満たすポリプロピレン系樹脂を得ることができる。尚、上記ポリプロピレン系樹脂の具体的な製造方法としては、特開平４−２２４８０９号公報、特開平４−９６９１２号公報、特開平４−９６９０７号公報、特開平３−１７４４１０号公報、特開平２−１７０８０３号公報、特開平２−１７０８０２号公報、特開昭６１−４２５５３号公報、特開平３−２０５４３９号公報、特開平３−９７７４７号公報等に記載されており、いずれの方法を用いても良い。
【００１６】
一般的なポリプロピレン系樹脂を伸張した際の応力−歪み挙動は、低伸張時には応力の立ち上がりが急であり、更に伸張度が２０〜３０％の範囲で降伏し、その後伸張度が１００％程度までは応力がほとんど一定である。このような樹脂からなる柔軟シートを表示シートに適用すると、２次加工の際に強く引っ張るとシートが伸びきってしまう恐れがあり、表示シートとしては好ましくなく、熱可塑性エラストマー等のゴム成分を加えて改良がなされているが、ゴム成分を多量に加えなければならず、他の性質が低下したり、経済的に不利であった。更に、樹脂同士をブレンドする方法においては、ゴム成分は通常５０％程度を含有させるのが限界であり、また微分散させるのが困難であり、可塑化塩化ビニル系樹脂シートと同様な性能を有する柔軟シートを得るのは困難であった。
【００１７】
しかしながら、上記製造方法によって製造された上記条件を満たすポリプロピレン系樹脂は、二段階以上にわたって重合反応が行われており、第二段階以降では、前段階で生成したポリマーに対して更にモノマーが共重合していることから、複数種類のポリマーが形成され、通常のポリマーブレンドとは全く異なる分子レベルでのブレンドタイプの共重合体となっている。即ち、上記重合反応によって得られるポリプロピレン系樹脂は、該樹脂中に微分散されたプロピレン−α−オレフィン共重合体、プロピレン−エチレン共重合体等のゴム成分を８０〜９５重量％といった高含有率で含有している。従って、上記ポリプロピレン系樹脂を用いることにより、可塑化塩化ビニル系樹脂と同様に、優れた柔軟性及び伸縮性を有する柔軟シートを得ることができる。
【００１８】
尚、本発明に用いられるポリプロピレン系樹脂としては、例えば、商品名ＰＥＲ（トクヤマ社製）、商品名キャタロイ（モンテルエスディーケーサンライズ社製）等が販売されている。
【００１９】
また、本発明におけるビニル芳香族系エラストマーとしては、ビニル芳香族化合物ブロック（Ｘ）と共役ジエン化合物ブロック（Ｙ）とが、Ｘ−（Ｙ−Ｘ）ｍ（ｍは、１以上の整数を表す。）、又は、Ｙ−（Ｘ−Ｙ−Ｘ）ｎ（ｎは１以上の整数を表す。）で表される状態に共重合してなるブロック共重合体もしくは（Ｙ）部分に少量のビニル芳香族化合物がランダム共重合されてなるランダム共重合体、又は、これらの水添物が挙げられる。
【００２０】
上記ビニル芳香族系化合物としては特に限定されず、例えば、スチレン、ｔ−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、ｐ−メチルスチレン、ジビニルスチレン、１，１−ジフェニルスチレン等が挙げられ、これらの内、スチレンが好適に用いられる。上記共役ジエン化合物としては、１，３−ブタジエン、イソプレン、２，３−ジメチル−１，３−ブタジエン、１，３−ペンタジエン、２−メチル−１，３−ペンタジエン、１，３−ヘキサジエン、４，５−ジエチル−１，３−オクタジエン等が挙げられ、これらの内、１，３−ブタジエン、イソプレンが好適に用いられる。更に上記ビニル芳香族系エラストマーとしては、耐候性等から水添されていることが好ましい
上記樹脂組成物（Ａ）中における、ポリプロピレン系樹脂（ａ）とビニル芳香族系エラストマーの量は、ポリプロピレン系樹脂（ａ）が５０〜９７重量％、ビニル芳香族系エラストマーが５０〜３重量％である。ビニル芳香族エラストマーの量が５０重量％を超えると耐熱性、機械的強度等が低下してしまい、３重量％未満では、添加効果が認められなくなる。
【００２１】
本発明の樹脂組成物（Ｂ）には、表示シートに隠蔽性を付与するために酸化チタンが含有される。含有される酸化チタンとしては、ルチル型、アナターゼ型等が挙げられるが、耐候性、分散性等から粒子径の小さいルチル型が好適に用いられる。酸化チタンの量は、樹脂組成物（Ａ）１００重量部に対して２〜１００重量部である。酸化チタンの量が２重量部未満の場合は目的とする隠蔽性が得られず、逆に１００重量部より多いと樹脂の剛性が高すぎるためにシートの成形性が低下し、またコスト的に不経済となる。また、酸化チタンの樹脂への分散性を良くするために、予めマスターバッチ化等により混練性を高めた後に、樹脂に添加混練するのが好ましい。
【００２２】
さらに本発明の表示シートに耐候性を付与するために、樹脂組成物（Ｂ）にはヒンダードアミン系化合物が含有される。ヒンダードアミン系化合物としては、例えば、２，２，４，４−テトラメチルピペリジル−４−ベンゾエート、ビス（２，２，６，６−テトラメチル−４−ピペリジル）セバケート、トリス（２，２，６，６−テトラメチル−４−ピペリジル）ホスファイト、１，３，８−トリアザ−７，７，９，９−テトラメチル−３−ｎ−オクチルスピロ［４，５］デカン−２，４−ジオン、１，２，３，４ーテトラ（４−カルボニルオキシ２，２，６，６−テトラメチルピペリジル）−ブタン、１，３，８−トリアザ−７，７，９，９−テトラメチル−２，４−ジオキソースピロ［４，５］デカン、トリ（４−アセトキシ−２，２，６，６−テトラメチルピペリジル）アミン、４−アセトキシ−２，２，６，６−テトラメチルピペリジル、４−ステアロイルオキシ−２，２，６，６−テトラメチルピペリジル、４−ベンジルオキシ−２，２，６，６−テトラメチルピペリジル、４−フェニルカルバモイルオキシ−２，２，６，６−テトラメチルピペリジル等が挙げられ、２，２，４，４−テトラメチルピペリジル−４−ベンゾエート、ビス（２，２，６，６−テトラメチル−４−ピペリジル）セバケート、トリス（２，２，６，６−テトラメチル−４−ピペリジル）ホスファイト、１，３，８−トリアザ−７，７，９，９−テトラメチル−３−ｎ−オクチルスピロ［４，５］デカン−２，４−ジオン、１，２，３，４ーテトラ（４−カルボニルオキシ２，２，６，６−テトラメチルピペリジル）−ブタン等が好適に用いられる。
尚、上記ヒンダードアミン系化合物の量は、樹脂組成物（Ａ）１００重量部に対して０．５〜５重量部であり。０．５重量部より少ないと目的とする耐候性が得られず、５重量部より多いと印刷性に悪影響を及ぼす恐れがあり、また添加量の割には添加効果の上昇が認められずコスト的に不経済となる。
【００２３】
上記内外層のポリプロピレン系樹脂（ｂ）の融点は、高すぎるとヒートシール性が悪化し、低すぎると耐熱性が損なわれるので、１４０〜１５０℃に限定される。
【００２４】
また、上記ポリプロピレン系樹脂（ｂ）の重量平均分子量は、前記中心層との多層化シートを安定的に得るために、８０，０００〜４５０，０００に限定される。重量平均分子量が大きすぎると製膜性が低下し得られるシートの外観や表面性が悪くなり、小さすぎると得られる柔軟シートの滑り性が低下し二次加工性が不十分となる。
尚、重量平均分子量は高温ＧＰＣを用いて測定された値であり、高温ＧＰＣとしては、例えば、ＷＡＴＥＲＳ社製の１５０ＣＶ等が用いられる。
【００２５】
更に、上記ポリプロピレン系樹脂（ｂ）のクロス分別法による樹脂溶出量は、シート弾性率、強度、耐熱性、２次加工性などの物性を制御する上で前記ポリプロピレン系樹脂（ａ）と同様の理由により、同様の範囲に限定される。
【００２６】
また、上記樹脂組成物（Ｃ）には、シートの取り扱い性および２次加工性を鑑みて、ポリプロピレン系樹脂（ｂ）１００重量部に対して、平均粒径が０．０１〜１５ミクロンの無機系もしくは有機系微粒子０．５〜１０部が添加される。添加量が０．５重量部未満の場合は、安定した滑り性を得ることができず２次加工特性がわるくなり、添加量が１０重量部を超えると、樹脂の剛性が高くなりすぎて柔軟性が悪くなってしまう。
【００２７】
更に、上記樹脂組成物（Ｃ）には、中心層と同様に、隠蔽性及び耐候性を向上させるために酸化チタン及びヒンダードアミン系化合物が添加される。使用される酸化チタン及びヒンダードアミン系化合物の種類や量は中心層に用いられる場合と同様である。
【００２８】
上記柔軟シートを得る方法としては、樹脂シートやフィルムを成形するための通常の製造方法が利用でき、例えば、Ｔダイ法やインフレーション法による押出成形法、カレンダー法等が挙げられる。
上記柔軟シートの厚さは、特に限定されず、用途や要求される風合いによって適宜決定されるが、立て看板の表示シートとして使用される場合、全層合わせて３０〜５００μｍが好ましく、より好ましくは１００〜２００μｍである。厚さが３０μｍ未満ではシート自体が柔らかすぎるために、２次加工が困難になったり、強度不足で使用時に破損したりし易くなる。厚さが５００μｍを超えると、逆に硬くて２次加工が困難になる。
また、中心層と内外層との層比は、特に限定されず適宜決定されるが、柔軟性等を考慮して中心層の厚さは、総厚さの３０〜９０％であるのが好ましい。
【００２９】
上記柔軟シートを表示シートとして用いた立て看板は、図−１の如く、所定の間隔を隔てて立設された左右一対の支柱１、１と、この支柱間の上下端部に架設された上下一対の横桟２、２と、これら一対の支柱１、１と一対の横桟２、２とに亘って張設された上記柔軟シートからなる表示シート３とで構成されている。また、上記一対の支柱及び一対の横桟は円筒状に形成されており、一対の支柱１、１の上下端部にはキャップ４がそれぞれはめ込まれ、当該キャップ４により支柱１の上下端からの雨水の浸入や砂塵等の異物の進入を防止すると共に、外観を良くして意匠性の向上が図れる。また、支柱と横桟との接合構造は、従来行われている方法で行われて良いが、後述するような組み立てが容易な連結構造とするのが好ましい。
【００３０】
上記立て看板の看板骨組みを構成する左右一対の支柱及び、上下一対の横桟の材質としては、特に限定されないが、例えば、左右一対の支柱及び上下一対の横桟が全てポリプロピレン系樹脂を主体とするポリオレフィン系材料で構成された看板骨組みとしたり、左右一対の支柱がポリプロピレン系樹脂を主体とするポリオレフィン系材料で被覆された被覆鉄パイプ、上下一対の横桟がポリプロピレン系樹脂を主体とするポリオレフィン系材料で構成された看板骨組みとするのが好ましい。
【００３１】
本発明の立て看板の看板骨組みの好ましい例は、看板骨組みを全てポリプロピレン系樹脂を主体とするポリオレフィン系材料で構成することにより、表示シートを含めた看板全体がポリプロピレン系樹脂を主体とするポリオレフィン系材料で構成されることになり、看板の廃棄が容易になる。即ち、看板全体を分解することなく再溶融してリサイクルしたり、また、看板全体を分解することなく焼却でき、更に、材料全てがポリプロピレン系樹脂を主体とするポリオレフィン系材料であるので、焼却が容易で、その際に有毒ガス等が発生することもない。
【００３２】
支柱１をポリプロピレン系樹脂を主体とするポリオレフィン系材料で作成する際に、当該支柱１は強度が要求されるので、支柱１の内部に図−２ａ）、ｂ）に示すような補強リブ１ｂを設けるのが好ましい。補強リブ１ｂは支柱の中心部から均等な間隔で放射状に形成したもので、押し出し成形によりこの補強リブ１ｂ付き支柱１を容易に一体成型することができる。補強リブの数は特に限定されないが成型の容易さと補強効果の点から図２ａ）、ｂ）に示したように３片又は４片が好ましい。
【００３３】
また、本発明の立て看板の看板骨組みの他の好ましい例は、左右一対の支柱がポリプロピレン系樹脂を主体とするポリオレフィン系材料で被覆された被覆鉄パイプ、上下一対の横桟がポリプロピレン系樹脂を主体とするポリオレフィン系材料で構成された看板骨組みとするのものである。この際、左右一対の支柱は、ポリプロピレン系樹脂を主体とするポリオレフィン系材料で表面が被覆された鉄製パイプであり、且つ直径が１８ｍｍ以下で、曲げ試験による座掘強度が４５０Ｎ以上であるのが好ましい。上記強度を有することにより、立て看板として表示シートを張設した際に、表示シートの張力に十分耐えることができ、表示シートにシワ等の発生がなく美麗である。また、長期間の使用においても湾曲等の変形の可能性もなく長期間にわたって宣伝効果を落とすことなく立て看板を使用することができる。さらに、この左右一対の支柱は、廃棄の容易さ等から、中央部で２つに分割できる構造になっていても良く、数カ所で複数個に分割可能な構造になっていても良い。
【００３４】
鉄パイプを被覆するポリプロピレン系樹脂を主体とするポリオレフィン系材料は、耐候性向上のために、上述の柔軟シートに用いられるヒンダードアミン系化合物等の耐候性向上剤が添加されているのが好ましい。この際ヒンダードアミン系化合物の添加量は、ポリプロピレン系樹脂を主体とするポリオレフィン系材料１００重量部に対して０．５〜５重量部が好ましい。多すぎるとブリードアウトして表面汚染の原因になったり、少なすぎると添加効果が得られない場合がある。　上下一対の横桟に用いられるポリプロピレン系樹脂を主体とするポリオレフィン系材料は、ポリプロピレン系樹脂を主体とするポリオレフィン系樹脂に酸化チタンやタルク等の無機充填剤やヒンダードアミン系等の耐候性向上剤が添加されてなるのが好ましい。これらのポリプロピレン系樹脂を主体とするポリオレフィン系材料を使用することにより、廃棄の際に焼却しても有毒ガス等を発生することはなく、容易に処理することができる。
【００３５】
本発明においては、左右一対の支柱と上下一対の横桟を用いて看板骨組みを組み立てる際の連結構造は組み立て容易な構造とするのが好ましい。以下に連結構造について説明する。
【００３６】
図３、４は、組み立てが容易な連結構造の実施態様の一例である。
【００３７】
支柱１には、横桟２との連結部となる上下２カ所に貫通孔が長手方向と直交する水平方向に明けられており、支柱１と横桟２とは、差し込みピン５によって連結されている。差し込みピン５は、前記貫通孔及び横桟の端部内に差し込み可能なピン部５１と、ピン部５１の基端に一体的に設けられた頭部５２とで構成されている。
【００３８】
ピン部５１は、貫通孔１１及び横桟２の端部の孔径と略同じ大きさの直径を有し、貫通孔１１及び横桟２の端部内に入り易いようにその先端を細くして尖らせている。このピン部５１を横桟２の端部内に差し込んで嵌入させることで、両者に働く摩擦力によって、当該ピン部５１が横桟２の端部内から不用意に抜け落ちないようにしている。
【００３９】
一方、頭部５２は、作業者が把持する部位であり、指で掴んで回し易いように全体として丸みを帯びたブロック状に形成されている。この頭部５２のピン部５１が連結されている側面は、前記支柱１の外周面と同じ形状の湾曲面５３に形成されている。従って、後述するように差し込みピン５により支柱１と横桟２の端部とを連結した際には、頭部５２の湾曲面５３が支柱１の外周面に沿って合致した状態で配置されることになる。
【００４０】
また、この頭部５２の先端部には、コインが挿入可能なコイン挿入孔５４が設けられている。
【００４１】
次に、上記連結構造を有する立て看板を組み立てる手順について説明する。
【００４２】
まず、左右の支柱１を表示シート３の縦筒状部３１に挿通させるとともに、上下の横桟２を表示シート３の横筒状部３２に挿通させる。
【００４３】
そして、例えば上方の横桟２の右側一端部を対応する右側の支柱１の貫通孔１１に合致させ、この状態で差し込みピン５のピン部５１を貫通孔１１に外側から挿入し、続いて上記横桟２の一端部内に差し込んで嵌入させる。この際、差し込みピン５の頭部５２は、図３−ａ）に示すようにピン部５１側の湾曲面５３が支柱１の外周面に沿って合致した状態になっている。このように差し込みピン５により上方の横桟２の反対側の他端部、並びに下方の横桟２の両端部を左右の支柱１、１に同様にして連結することで、図１に示すような立て看板を組み立てることができる。
【００４４】
このような差し込みピン５による支柱１と横桟２の両端との連結構造によれば、縦筒状部３１と横筒状部３２に支柱１と横桟２を通した表示シート３の張力によって、例えば菱形となる方向への崩れを防止して支柱１と横桟２とで形成した長方形状を安定的に維持することができ、また、横桟２の両端部内に差し込みピン５のピン部５１を所定長さ差し込むことで、左右の支柱１、１が相反する前後方向にずれるのを防止している。
【００４５】
そして、表示シート３の汚れ、破損などにより当該表示シート３を取り替える必要が生じた場合や、立て看板全体を解体する場合には、各差し込みピン５をそれぞれ引き抜いて支柱１と横桟２との連結を解除し、表示シート３の縦筒状部３１と横筒状部３２から支柱１と横桟２とを引き抜きことで、表示シート３の取り替えや立て看板の解体を行うことできる。
【００４６】
この際、差し込みピン５の引き抜きは以下のようにして行われる。
【００４７】
まず、図３−ａ）及び図４−ａ）に示すような組立て状態にある頭部５２を指等で、図４−ａ）に示すように当該頭部５２を９０°回転させることにより、頭部５２の湾曲面５３の両端を支柱１の外周面に摺接させながら、当該頭部５２を図３−ｂ）及び図４−ｂ）に示すように支柱１の長手方向に沿って配置する。
【００４８】
これにより、頭部５２及びピン部５１は、当該頭部５２の湾曲面５３の曲率に対応する分だけ支柱１の外側となる引き抜き側に移動し、図４−ｂ）に示すように頭部５２の湾曲面５３側と支柱１の外周面との間に隙間Ｓが生じる。
【００４９】
そして、上述の状態の頭部５２を指で掴んで支柱１の外周面から外側に引き抜くことによって、ピン部５１を横桟２の端部内から引き抜くとともに、支柱１の貫通孔１１からも引き抜くことで、差し込みピン５全体を横桟２及び支柱１から引き抜き、これよって支柱１と横桟２の端部とが分離する。上述と同様にして他の差し込みピン５も横桟２の両端部と支柱１、１との連結部から引き抜くことで、立て看板を解体することができる。
【００５０】
なお、頭部５２が硬くて回転させにくい場合には、頭部５２のコイン挿入孔５４に１０円玉などのコインを挿入して回転させることで、頭部５２を簡単に回転させることができる。
【００５１】
また、回転させた頭部５２を引き抜く際に、前記隙間Ｓに指先等を引っかけることで、指先の力が頭部５２に伝わり易くなり当該頭部５２を容易に引き抜くことができる。
【００５２】
このように、差し込みピンを差し込む、もしくは引き抜くだけの簡単な作業によって、立て看板の組み立てと解体とを簡単にしかも短時間で手際よく行うことができる。
【００５３】
図５、６、７は、組み立てが容易な他の連結構造の実施態様の一例である。
【００５４】
支柱１、１は、円筒状に形成されたもので、上下の横桟２、２の接合部となる上下端部に図７に示す様な取付孔１１がそれぞれ形成されている。この取付孔１１は、左右の支柱１、１がそれぞれ向かい合う当該支柱１、１の内側の上下にのみ形成されている。
【００５５】
上下の横桟２、２は、その本体部２ａが断面円形の棒状もしくは円筒状に形成されたもので、本体部２ａの両端には支柱１の外周面に嵌め込み可能な保持部材２１がそれぞれ設けられている。保持部材２１は、支柱１の外周面をその両側から抱き込む形で嵌め込むことができるように弾力性を有する左右の湾曲片２２、２２により構成されている。
【００５６】
前記保持部材２１の中心部には、図５に示すようにピン状の突起体２３が本体部２ａの長手方向に向かって突設されている。突起体２３は、横桟２を支柱１に連結する際にこの支柱１の取り付け孔１１に嵌入されるもので、当該取付孔１１と略同じ径に形成されると共にその長さも支柱内に納まるようになされている。
【００５７】
このように構成された横桟２は、例えばポリプロピレン系樹脂を主体とするポリオレフィン系材料等により本体部２ａ、保持部材２１及び突起体２３を一体成型するのが好ましいが、本体部２ａと突起体２３だけを一体成型し、この突起体２３に別体で成型した保持部材２１を差し込む構造にしても良い。
【００５８】
また、突起体２３は、図６に示すように、本体部２ａの長手方向と直行する方向に設けられていてもよい。
【００５９】
また、突起体２３の基端周辺には、図５−ｂ）、図６−ｂ）に示すように環状の取付溝２４が形成されており、この取付溝２４に止水部材としての環状の防水パッキン６が設けられる。この防水パッキン６は、支柱１に横桟を連結した際に保持部材２１と取付孔１１の周縁との間に介装され、支柱１の取付孔１１から当該支柱１の内部への雨水等の進入を防止する。
【００６０】
次に、上記連結構造を有する立て看板を組み立てる手順について説明する。
【００６１】
まず、左右の支柱１を表示シート３の縦筒状部３１に装通させると共に、上下の横桟２を表示シート３の横筒上部３２に装通させる。この際、横桟２の保持部材２１が別体である場合には、横桟２の本体部２ａを横筒上部３２に装通した後にこの本体部２ａの両端に保持部材２１を取り付けるようにすればよい。
【００６２】
そして、例えば、図５−ａ）、ｂ）、ｃ）の様に突起体２３が本体部２ａの長手方向に向かって突設されている場合には、上方の横桟２の一端の突起体２３を対応する支柱１の取付孔１１に挿入させながら、保持部材２１を支柱１の外周面に嵌め込む。具体的には、保持部材２１の開口を支柱１の内方側から押し当てることで、保持部材２１の左右の湾曲片２２が弾力性により側方に開きながら支柱１の外周面に嵌め込まれていき、当該弾力性によってこの左右の湾曲片２２が支柱１の外周面を両側から抱き込むことで、支柱１に横桟２の一端を連結する。
【００６３】
この際、突起体２３の基端周縁の取付溝２４に予め防水パッキン６を挿入配置しておくことで、防水パッキン６が取付孔１１の周縁に保持部材２１によって押圧された形で配置される。
【００６４】
このようにして横桟２の一端を連結すると、今度は横桟２の他端を上述と同様にして連結する。この際、表示シートの横幅は、左右の支柱１に横桟２を連結した状態で張設されるように設定されていることから、横桟２の他端を支柱１に連結するにあたっては、要該他端の保持部材２１の長さが左右の支柱１１間の長さよりも長い状態になっている。このため、この横桟２の本体部２ａを撓ますか、もしくは表示シートを強制的に延ばすことで左右の支柱１１間の距離を大きくするか、又はその両方を施すことによって上記保持部材２１の長さ分を吸収しながら取り付ける必要がある。尚、表示シート３を伸縮性に優れた材質で作成すれば、この表示シート３を容易に延ばすことができるので上記横桟２の他端連結を容易に行うことができる。また、下方の横桟も同様にして取り付けることができる。
【００６５】
そして例えば、図６−ａ）、ｂ）、ｃ）の様に、突起体２３が本体部２ａの長手方向と直行するように突設されている場合には、上方の横桟２の両端の突起体２３、２３を対応する支柱１、１の取付孔１１、１１に挿入させながら、保持部材２１、２１を支柱１、１の外周面に嵌め込む。具体的には、通常は、支柱１、１を、床面等に寝かせた状態で横桟２を嵌め込むため、図７に示すように、保持部材２１の開口を下向きにして支柱１の上方から押し当てることで、保持部材２１の左右の湾曲片２２が弾力性により側方に開きながら支柱１に嵌め込まれていき、当該弾力性によってこの左右の湾曲片２２が支柱１の外周面を両側から抱き込むことで支柱１に横桟２の両端を連結する。
【００６６】
上記のような支柱１と横桟２の両端の連結構造によれば、取付孔１１に突起体２３を嵌入させることにより、支柱１に対する横桟２の上下、前後及び左右方向へのズレを防止すると共に、保持部材２１で支柱１の外周面を抱き込むことにより支柱１に対する横桟２の左右方向への抜け落ち及び横桟２の軸心を中心とする回転を防止することができ、横桟２の両端を支柱１との連結部で確実に保持させることができる。また、突起体２３と保持部材２１とにより立て看板の骨組みとしての強度も十分に確保できる。
【００６７】
また、横桟２の両端を左右の支柱１、１にワンタッチで確実に連結することができ、組み立てを容易に行うことができると共に、その解体も支柱１から横桟２の端部を強制的に引き抜くだけの作業で容易に行うことができる。
【００６８】
さらに、取付孔１１の周縁を保持部材２１が覆う形で連結されるので、この保持部材２１が取付孔１１から支柱１内部への雨水等の進入を防止する役目も果たし、雨水等の進入による外観の変化や耐久性の低下を防止することができる。
【００６９】
また、取付孔１１の周縁と保持部材２１の間に防水パッキン６を介装することで、取付孔１１から支柱１の内部への雨水等の進入を確実に防止することができ、上述した雨水等の進入による外観の悪化や耐久性の低下を確実に防止することができる。したがって、支柱１内部への雨水等の進入がないので、従来のように立て看板を持ち運ぶ際に支柱１内部に溜まった雨水等が取付孔１１から外部に漏れることもなく立て看板の持ち運びを手軽に行うことができる。
【００７０】
また、本実施の形態では、止水部材として別体の防水パッキン６を用いて説明したが、防水パッキン６を横桟２の端部に一体的に形成するようにしても良い。このように防水パッキン６を横桟２の端部に一体的に形成することで、防水パッキン６を取り付ける手間が省けて、立て看板の組立てがさらに容易にできるようになる。
【００７１】
そして、このような連結構造を採ることにより、表示シート３の汚れ、破損などにより当該表示シート３を取り替える必要が生じた場合には、この表示シート３を現場で新しい表示シート３に取り替える。つまり、前述したように上下の横桟２、２を左右の支柱１、１から取り外して支柱１、１と横桟２、２とを表示シート３の縦筒状部３１と横筒状部３２から引き抜き、新しい表示シート３を前述と同様にして支柱１、１及び横桟２、２に亘って張設することで、現場において表示シート３のみを簡単に取り替えることができる。これにより従来のように立て看板全体を取り替える必要がなく、廃棄する部品数を削減でき、資源を有効に利用できる立て看板を提供することができる。
【００７２】
図８は、支柱１と上方の横桟２との他の連結構造の例を示している。
【００７３】
この支柱１と上方の横桟２との連結構造は、支柱１１の上端に嵌め込むキャップ４、４間に上方の横桟２を架設したものである。尚、支柱１と下方の横桟との連結構造は上述した実施の形態での連結構造と同様であり、説明は省略する。
【００７４】
具体的には、上方の横桟２がキャップ４に一体的に設けられている。従って、この上方の横桟２に表示シートの横筒状部を挿通させた状態でキャップ４、４を支柱１、１の上端に嵌め込むことで支柱１、１間に上方の横桟２を容易に架設することができると共に取付孔などがないのでこの連結部からの雨水等の進入を確実に防止することができる。これにより、前述した実施の形態と同様な優れた効果を奏することができる。
【００７５】
また、キャップ４と上方の横桟２とを上述したように一体的に設けることなく、キャップ４と上方の横桟２とを別体に形成し、後で両者を連結させる構造にしても良い。
【００７６】
具体的には、図１０に示すようにキャップ４の外周面に凸状の嵌め込み部４１を形成すると共に、上方の横桟２を筒状に形成し、この上方の横桟２の両端開口２ｂを上記嵌め込み部に差し込むことで両者を連結させればよい。なお、上述したキャップと上方の横桟２の端部とを連結させる構造はあくまでも一例でありこれに限るものではない。
【００７７】
次に本発明の柔軟シートの実施例について説明する。
【００７８】
【実施例】
〔柔軟シートの製造〕
実施例１〜３、比較例１〜７
表１に記載のポリプロピレン系樹脂、表２に記載のビニル芳香族系エラストマー、及びルチル型酸化チタン、ヒンダードアミン系化合物（チヌビン６２２、チバスペシャリティケミカルズ社製）、炭酸カルシウムを表３に記載の組成により配合して得られた樹脂組成物をＴダイ法にて厚さ１６０μｍになるように製膜し、インラインにて表面張力が４２ｄｙｎｅ／ｃｍになるようにコロナ処理を施した。該コロナ処理面に５日後に印刷を施して、柔軟シートを得た。
比較例８
酢酸ビニル含量２４％のエチレン−酢酸ビニル共重合体１００部に、ルチル型酸化チタンを５重量、ヒンダードアミン系化合物（チヌビン６２２、チバスペシャリティケミカルズ社製）を３重量部配合して得られた樹脂組成物を製膜し、インラインにて表面張力が４２ｄｙｎｅ／ｃｍになるようにコロナ処理を施した。該コロナ処理面に５日後に印刷を施して、柔軟シートを得た。
【００７９】
〔評価〕
上記にて得られた１１種類の柔軟シートについて、２次加工性、シート外観・印刷性、耐候性、耐熱性、を評価し、結果を表３に示した。各々の評価方法は以下の通りである。
（２次加工性）
柔軟シートを、長四角形に切断し、その左右側縁部に支柱が挿通可能な縦筒状部が形成され、その上下側縁部に横桟が挿通可能な横筒状部が形成されるように、４辺部をヒートシール加工を施し立て看板用の表示シートを作成した。この表示シートにつき、仕上がり状態を目視により観察し下記の基準で評価した。
５点：適度な柔軟性を持ち、できあがり状態において全く問題無し。
４点：違和感があるものの柔軟性有り、２次加工は何ら問題なし。
３点：引っ張り弾性強度が不足し、シール部分に少し歪みが発生した。
２点：引っ張り弾性強度が不足し、２次加工困難。
１点：引っ張り弾性強度が不足し、シールのひずみ大きいため作製不能。
（シート外観・印刷性）
柔軟シートの外観を目視により観察し下記の基準で評価した。
○：色むら等外観問題が全く無く、印刷密着性も良い。
△：色むら等が全く無く、印刷密着性も良いが、見栄えが良くない。
×：色むらが目立つ、もしくは密着性得られず製品として不合格。
（耐候性）
柔軟シートを促進暴露機（大日本プラスチックス社製スーパーＵＶテスター）にて促進暴露試験を実施し、５００ｈｒ後のシート強度を測定し暴露試験前の強度と比較して下記の基準で評価した。
○：破断強度が、暴露前の９０％以内
△：破断強度が、暴露前の７０〜９０％
×：破断強度が、暴露前の７０％　以下
（耐熱性）
４辺部をヒートシール加工を施し、支柱を挿入した表示看板につき、６０℃×１２時間、０℃×１２時間の冷熱サイクルを６０日間繰り返し、看板の状態を評価した。
○：たるみがなく見栄えがよく、実用上好ましい。
△：たるみが　発生するが、使用可能である。
×：たるみが発生し、実用上問題がある。
【００８０】
【表１】

【００８１】
【表２】

【００８２】
【表３】

【００８３】
【発明の効果】
本発明の柔軟シートは、融点、分子量、クロス分別法による各温度範囲内の樹脂溶出量が所定範囲内のポリプロピレン系樹脂を含有する樹脂組成物が多層に積層されてなり、更に、特定量のビニル芳香族系エラストマーを配合していることから柔軟性、伸縮性及び二次加工性に優れていると共に、焼却の際にはダイオキシン等を発生せず環境面においても優れており、特に表示シートとして好適に用いられる。更に、本発明の柔軟シートは酸化チタン及びヒンダードアミン系化合物を所定量含有しており優れた印刷性、耐候性及び耐熱性を有する。
【００８４】
また、柔軟シートが上述の如く、特定のポリプロピレン系樹脂を含有する樹脂組成物が多層に積層されてなるので、立て看板の表示シートに使用した場合、長時間の屋外展張においてもシワ発生等の品質劣化による立て看板本来の宣伝効果を落とすことがない。
さらに、廃棄をする必要が生じた際にも、焼却時に有毒ガス等の発生がない等廃棄が容易である。
【００８５】
また、本発明の立て看板の骨組みは、ポリプロピレン系樹脂を主体とするポリオレフィン系材料で構成されているので、看板全体を分解することなく、再溶融してリサイクルしたり、有毒ガス等が発生することなく焼却でき、看板の廃棄が容易である。
【００８６】
また、左右支柱の直径が１８ｍｍ以下、座掘強度は４５０Ｎ以上とされているものは、左右支柱を屈曲させることなく看板骨組みの表示部に柔軟シートを該柔軟シートに皺が発生しないように張設させることができ、柔軟シートを美麗な状態に張設して柔軟シート面に印刷した文字や図面等の表示効果を向上させることができる。更に、立て看板に風力等の力が加わった場合にあっても、上述の如く、左右支柱は優れた機械的強度を有しているから破損したりすることはなく立て看板に張設した柔軟シートに印刷した文字や図面の表示を確実に維持することができる。そして、上記左右支柱は鉄パイプの表面をポリプロピレン系樹脂を主体とするポリオレフィン系材料によって被覆することにより形成されていることから、鉄パイプが錆びるといったことはなく長期間にわたって使用することができる。
【００８７】
また、本発明の立て看板の骨組みの連結構造は、支柱の取付孔に横桟の端部の突起体を嵌入させながら、支柱の外周面に保持部材を嵌め込むことで、横桟の両端を左右の支柱にワンタッチでしかも確実に接合することができ、組立てを容易に行うことができるとともに、その解体も支柱から横桟の端部を引き抜くだけの作業で容易に行うことができる。これにより従来のように立て看板全体を取り替える必要がなく、廃棄する部品数を極力削減でき、資源を有効に利用できる立て看板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】立て看板の全体構成を示す正面図である。
【図２】支柱の補強リブの例を示す斜視図である。
【図３】差し込みピンによる支柱と横桟との連結構造を示す斜視図である。
【図４】立て看板の解体の一例の手順を示す正面図である。
【図５】支柱と横桟との連結構造を示す斜視図及び断面図である。
【図６】支柱と横桟との他の連結構造を示す斜視図及び断面図である。
【図７】支柱へ横桟を連結する際の手順を説明するための模式図である
【図８】支柱と上方の横桟との他の連結構造を示す斜視図である。
【図９】
上方の横桟とキャップとの連結構造を示す正面図である。
【符号の説明】
１　支柱
１１取付孔
２　　横桟
２ａ本体
２ｂ開口部
２１保持部材
２２湾曲片
２３突起体
２４取付溝
３　　表示シート
４　　キャップ
５　　差し込みピン
５１ピン部
５２頭部
５３湾曲面
６　　防水パッキン（止水部材）
Ｓ　間隙[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a flexible sheet used for a signboard used for advertisement and publicity outdoors and indoors, and a signboard using the flexible sheet.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a standing sign, for example, as described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-319393, a pair of left and right cylindrical pillars, and a pair of upper and lower horizontal beams erected at the upper and lower ends of the pillars, An upright signboard having a structure including a display sheet stretched over the columns and the horizontal rails is provided.
[0003]
Generally, a signboard is often used outdoors, so that the display sheet is important in weather resistance and needs to have appropriate flexibility to be suitable for secondary processing. Conventionally, as a display sheet, in order to satisfy the above performance, a polyvinyl chloride-based resin sheet, a polyolefin-based sheet obtained by mixing an inorganic substance such as calcium carbonate or talc with polypropylene or polyethylene disclosed in JP-A-7-319393 is generally used. A resin sheet is used. The resin sheet is kneaded with a pigment according to the purpose, colored or printed or painted, and then processed into a desired shape for use.
[0004]
However, signboards used for advertisements and advertisements need to be disposed of due to breakage, contamination, or the end of the advertisement period, and are usually incinerated or landfilled. The above-mentioned vinyl chloride resin sheet cannot be treated with simple incineration equipment because toxic gases such as hydrogen chloride gas and dioxin are liable to be generated when incinerated. However, there is a problem that the durability is reduced. Therefore, recently, there has been an increasing demand for a display sheet with a low environmental load, which can be processed by a simple incineration facility.
Further, although the polyolefin-based resin sheet can be easily incinerated, it cannot be said that the flexibility, heat resistance, weather resistance, workability and the like are sufficient.
[0005]
In addition, steel pipes, resin pipes such as vinyl chloride resin and ABS resin, and the like are widely used as materials for the struts and cross rails constituting the signboard frame of the vertical signboard in terms of strength, appearance, cost, and the like. However, there was a problem in disposing of these pipes after use. In other words, steel pipes must be disposed of as oversized garbage or non-combustible garbage, which is a problem at the time of disposal.Resin pipes need to be disposed of or disposed of as garbage. In this case, there is a problem of a disposal place, and in the case of disposal, there is a risk that harmful substances such as dioxin and cyanide are generated. Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 7-319393 discloses a method of using a paper tube as a material for a column and a crosspiece that can be easily incinerated. However, when a paper tube is used, sufficient strength can be obtained. In addition, even if water-resistant treatment is performed, there is a problem in that it is likely to bend or break when used outdoors for a long period of time.
Further, the assembling of the signboard frame of the standing signboard is composed of the columns and the crosspieces. However, there is a problem that the assembling is troublesome.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above problems, and has a suitable flexibility, excellent heat resistance, weather resistance, and excellent secondary workability, and is easy to dispose. A flexible sheet and a standing signboard using the sheet The purpose is to provide.
Another object of the present invention is to provide an upright signboard that uses the flexible sheet as a display sheet and is easily disposed of.
Still another object is to provide a standing signboard using the flexible sheet, which has excellent durability and is easy to assemble.
[0007]
[Means for solving the problem]
The flexible sheet of the present invention has a melting point of 140 to 150 ° C and a weight average molecular weight in the range of 160,000 to 450,000, and a resin elution amount by a cross fractionation method of 0 ° C or more and 10 ° C or less. 50 to 60% by weight of the amount of the polypropylene-based resin, 10 to 20% by weight of the total amount of the polypropylene-based resin above 10 ° C to 70 ° C, and 10 to 20% by weight of the total amount of the polypropylene-based resin above 70 ° C to 95 ° C. 50 to 97% by weight of a polypropylene resin (a) which is 10 to 20% by weight of the total amount of the polypropylene resin above 95 ° C to 125 ° C and 50 to 3% by weight of a vinyl aromatic elastomer %, 100 parts by weight of the resin composition (A), and 2 to 100 parts by weight of titanium oxide and 0.5 to 5 parts by weight of a hindered amine compound. And a resin having a melting point of 140 to 150 ° C. and a weight average molecular weight in the range of 80,000 to 450,000, and a resin elution by a cross-fractionation method on both sides of the center layer composed of the resin composition (B). When the amount is 0 ° C or more and 10 ° C or less, it is 50-60% by weight of the total amount of the polypropylene resin, and when it is more than 10 ° C and 70 ° C or less, it is 10-20% by weight of the total amount of the polypropylene resin. 100% by weight of the polypropylene resin (b), which is 10 to 20% by weight of the total polypropylene resin amount at 95 ° C or lower and 10 to 20% by weight of the total polypropylene resin amount at 95 ° C to 125 ° C or lower. On the other hand, 0.5 to 10 parts of inorganic or organic fine particles having an average particle diameter of 0.01 to 15 μm, 2 to 100 parts by weight of titanium oxide, and a hindered amine compound A flexible sheet having a three-layer structure in which inner and outer layers made of a resin composition (C) in which 0.5 to 5 parts by weight of a product are blended are laminated.
[0008]
The melting point of the polypropylene resin (a) in the center layer is limited to 140 to 150 ° C. from the viewpoint of heat resistance and secondary workability. When the melting point is less than 140 ° C, the heat resistance of the obtained flexible sheet is insufficient, and when it exceeds 150 ° C, the secondary workability of the obtained flexible sheet is insufficient.
[0009]
On the other hand, if the weight average molecular weight of the polypropylene resin (a) is too large, a film-forming property is reduced and a flexible sheet having good surface properties cannot be obtained. Therefore, the content is limited to 160,000 to 450,000. The weight average molecular weight is a value measured using high-temperature GPC. As the high-temperature GPC, for example, 150 CV manufactured by WATERS is used.
[0010]
Further, the resin elution amount of the polypropylene-based resin (a) by the cross fractionation method is from 0 ° C. to 10 ° C., when the amount is too large, the tensile elastic strength of the obtained flexible sheet is reduced, and when the amount is too small, the softness obtained is too small. Since the flexibility of the sheet is reduced, it is limited to 50 to 60% by weight of the total amount of the polypropylene resin.
[0011]
When the amount of resin elution of the polypropylene resin (a) by the cross fractionation method is more than 10 ° C. to 70 ° C. or less, the deformation recovery property of the obtained flexible sheet is reduced if it is too large, and it is obtained if it is too small. Since the flexibility of the flexible sheet is reduced, the amount is limited to 10 to 20% by weight of the total amount of the polypropylene resin.
[0012]
When the amount of the polypropylene resin (a) eluted by the cross separation method is more than 70 ° C. to 95 ° C. or less, the tensile elastic strength of the obtained flexible sheet is reduced if it is too large, and it is obtained if it is too small. Since the deformation recovery property of the flexible sheet is reduced, the amount is limited to 10 to 20% by weight based on the total amount of the polypropylene resin.
[0013]
In addition, the resin elution amount of the polypropylene-based resin (a) by the cross fractionation method is more than 95 ° C. to 125 ° C. or less. If the amount is too large, the flexibility of the obtained flexible sheet decreases, and if the amount is too small, it is obtained. Since the tensile elastic strength of the flexible sheet is reduced, it is limited to 10 to 20% by weight of the total amount of the polypropylene resin.
[0014]
The measurement of the amount of elution of the polypropylene resin (a) by the cross fractionation method refers to the measurement performed in the following manner. That is, first, the polypropylene-based resin is dissolved in o-dichlorobenzene at a temperature of 140 ° C. or a temperature at which the polypropylene-based resin is completely dissolved, cooled to 0 ° C. at a constant speed, and thinly coated on the surface of the inert carrier prepared in advance. A polymer layer is formed as a thin polymer layer having a higher crystallinity and a lower molecular weight. Next, the temperature of the formed polymer layer is raised continuously or stepwise, the concentrations of the components eluted sequentially are detected, and the composition distribution (crystallinity distribution) is measured (temperature-elution elution fractionation). At the same time, the molecular weight and molecular weight distribution of the eluted components are measured by high-temperature GPC. Thereby, the elution amount in each temperature region is calculated. In the present invention, the measurement was carried out using a cross-separation chromatograph (CFC-T150A type, manufactured by Mitsubishi Yuka Co., Ltd.) having the above-mentioned temperature rising elution fractionation part and the high-temperature type GPC part as a system.
[0015]
Examples of the polypropylene-based resin (a) include a propylene-ethylene copolymer and a propylene-α-olefin copolymer, and are adjusted by, for example, the following method. First, in the first step, a propylene monomer is polymerized in the presence of another monomer (α-olefin monomer other than propylene, ethylene monomer) if necessary in the presence of a titanium compound catalyst and an aluminum compound catalyst. To obtain a polypropylene resin. The polypropylene resin may contain a propylene homopolymer, a propylene-α-olefin copolymer, a propylene-ethylene copolymer, and the like. Subsequently, as a second step, propylene and another monomer are copolymerized in the presence of the titanium compound catalyst, the aluminum compound catalyst, and the titanium-containing polypropylene resin to obtain a second polypropylene resin. The polypropylene resin obtained by the two-step reaction is a propylene-α-olefin copolymer or a propylene-ethylene copolymer, and the above-described conditions are obtained by performing multi-stage copolymerization in a similar manner according to the purpose. Can be obtained. Incidentally, specific methods for producing the above-mentioned polypropylene resin are described in JP-A-4-224809, JP-A-4-96912, JP-A-4-96907, JP-A-3-174410, JP-A-3-174410. JP-A-170803, JP-A-2-170802, JP-A-61-42553, JP-A-3-205439, JP-A-3-97747, and the like. Is also good.
[0016]
The stress-strain behavior when a general polypropylene resin is stretched is such that the stress rises sharply at a low stretch, yields in the range of 20 to 30% of elongation, and then extends to about 100%. Has almost constant stress. When a flexible sheet made of such a resin is applied to a display sheet, the sheet may be completely stretched when strongly pulled during secondary processing, which is not preferable as a display sheet, and a rubber component such as a thermoplastic elastomer is added. However, the rubber component must be added in a large amount, other properties are reduced, and it is economically disadvantageous. Further, in the method of blending resins, the limit of the rubber component is usually about 50%, and it is difficult to finely disperse the rubber component, and has the same performance as a plasticized vinyl chloride resin sheet. It was difficult to obtain a flexible sheet.
[0017]
However, the polypropylene resin that satisfies the above conditions produced by the above production method has undergone a polymerization reaction in two or more steps, and in the second and subsequent steps, further monomers are copolymerized with the polymer produced in the previous step. Therefore, a plurality of types of polymers are formed, and a blend type copolymer at a molecular level completely different from that of a normal polymer blend is obtained. That is, the polypropylene resin obtained by the above polymerization reaction has a high content of 80 to 95% by weight of a rubber component such as a propylene-α-olefin copolymer or a propylene-ethylene copolymer finely dispersed in the resin. It is contained in. Therefore, by using the above-mentioned polypropylene resin, a flexible sheet having excellent flexibility and elasticity can be obtained as in the case of the plasticized vinyl chloride resin.
[0018]
As the polypropylene resin used in the present invention, for example, PER (trade name, manufactured by Tokuyama Corporation), Cataloy (trade name, manufactured by Montelusque Sunrise Co., Ltd.) and the like are sold.
[0019]
Moreover, as a vinyl aromatic elastomer in this invention, a vinyl aromatic compound block (X) and a conjugated diene compound block (Y) are X- (YX) m (m represents an integer of 1 or more). ) Or a block copolymer obtained by copolymerization in a state represented by Y- (XYX) n (n represents an integer of 1 or more) or a small amount of vinyl in the (Y) portion. Examples include a random copolymer obtained by random copolymerization of an aromatic compound, or a hydrogenated product thereof.
[0020]
The vinyl aromatic compound is not particularly limited, and includes, for example, styrene, t-butylstyrene, α-methylstyrene, p-methylstyrene, divinylstyrene, 1,1-diphenylstyrene, and the like. Styrene is preferably used. Examples of the conjugated diene compound include 1,3-butadiene, isoprene, 2,3-dimethyl-1,3-butadiene, 1,3-pentadiene, 2-methyl-1,3-pentadiene, 1,3-hexadiene, , 5-diethyl-1,3-octadiene and the like. Of these, 1,3-butadiene and isoprene are preferably used. Further, it is preferable that the vinyl aromatic elastomer is hydrogenated from the viewpoint of weather resistance and the like.
In the resin composition (A), the amounts of the polypropylene resin (a) and the vinyl aromatic elastomer are 50 to 97% by weight of the polypropylene resin (a) and 50 to 3% by weight of the vinyl aromatic elastomer. It is. When the amount of the vinyl aromatic elastomer exceeds 50% by weight, heat resistance, mechanical strength and the like are reduced. When the amount is less than 3% by weight, the effect of addition is not recognized.
[0021]
The resin composition (B) of the present invention contains titanium oxide for imparting concealing properties to the display sheet. Examples of the titanium oxide to be contained include a rutile type and an anatase type, and a rutile type having a small particle diameter is suitably used in view of weather resistance, dispersibility and the like. The amount of titanium oxide is 2 to 100 parts by weight based on 100 parts by weight of the resin composition (A). If the amount of titanium oxide is less than 2 parts by weight, the desired concealing property cannot be obtained. Conversely, if the amount is more than 100 parts by weight, the rigidity of the resin is too high, so that the formability of the sheet is reduced and the cost is reduced. It is uneconomical. In addition, in order to improve the dispersibility of the titanium oxide in the resin, it is preferable to increase the kneadability in advance by, for example, forming a master batch and then knead the resin.
[0022]
Further, in order to impart weather resistance to the display sheet of the present invention, the resin composition (B) contains a hindered amine compound. Examples of the hindered amine compound include 2,2,4,4-tetramethylpiperidyl-4-benzoate, bis (2,2,6,6-tetramethyl-4-piperidyl) sebacate and tris (2,2,6 , 6-Tetramethyl-4-piperidyl) phosphite, 1,3,8-triaza-7,7,9,9-tetramethyl-3-n-octylspiro [4,5] decane-2,4-dione 1,2,3,4-tetra (4-carbonyloxy 2,2,6,6-tetramethylpiperidyl) -butane, 1,3,8-triaza-7,7,9,9-tetramethyl-2, 4-dioxose pyro [4,5] decane, tri (4-acetoxy-2,2,6,6-tetramethylpiperidyl) amine, 4-acetoxy-2,2,6,6-tetramethylpiperidyl, 4-stearo Loxy-2,2,6,6-tetramethylpiperidyl, 4-benzyloxy-2,2,6,6-tetramethylpiperidyl, 4-phenylcarbamoyloxy-2,2,6,6-tetramethylpiperidyl and the like 2,2,4,4-tetramethylpiperidyl-4-benzoate, bis (2,2,6,6-tetramethyl-4-piperidyl) sebacate, tris (2,2,6,6-tetramethyl -4-piperidyl) phosphite, 1,3,8-triaza-7,7,9,9-tetramethyl-3-n-octylspiro [4,5] decane-2,4-dione, 1,2,2 3,4-tetra (4-carbonyloxy 2,2,6,6-tetramethylpiperidyl) -butane and the like are preferably used.
The amount of the hindered amine compound is 0.5 to 5 parts by weight based on 100 parts by weight of the resin composition (A). If the amount is less than 0.5 part by weight, the intended weather resistance cannot be obtained. If the amount is more than 5 parts by weight, the printability may be adversely affected. Uneconomical.
[0023]
If the melting point of the polypropylene resin (b) in the inner and outer layers is too high, the heat sealing property is deteriorated, and if it is too low, the heat resistance is impaired.
[0024]
Further, the weight average molecular weight of the polypropylene resin (b) is limited to 80,000 to 450,000 in order to stably obtain a multilayered sheet with the central layer. If the weight-average molecular weight is too large, the film-forming properties are deteriorated, and the appearance and surface properties of the obtained sheet are deteriorated. If the weight-average molecular weight is too small, the slipperiness of the obtained flexible sheet is reduced, and the secondary workability becomes insufficient.
The weight average molecular weight is a value measured using high-temperature GPC. As the high-temperature GPC, for example, 150 CV manufactured by WATERS is used.
[0025]
Furthermore, the amount of resin elution of the polypropylene resin (b) by the cross fractionation method is the same as that of the polypropylene resin (a) in controlling physical properties such as sheet elastic modulus, strength, heat resistance, and secondary workability. For reasons, it is limited to a similar range.
[0026]
In addition, the resin composition (C) has an inorganic particle having an average particle size of 0.01 to 15 microns with respect to 100 parts by weight of the polypropylene resin (b) in consideration of sheet handling properties and secondary workability. 0.5 to 10 parts of organic or organic fine particles are added. If the addition amount is less than 0.5 parts by weight, stable sliding properties cannot be obtained and the secondary processing characteristics become poor. If the addition amount exceeds 10 parts by weight, the rigidity of the resin becomes too high and the resin becomes flexible. It becomes worse.
[0027]
Further, similarly to the center layer, titanium oxide and a hindered amine compound are added to the resin composition (C) in order to improve hiding properties and weather resistance. The types and amounts of the titanium oxide and the hindered amine compound used are the same as those used in the center layer.
[0028]
As a method for obtaining the flexible sheet, a usual production method for forming a resin sheet or film can be used, and examples thereof include an extrusion molding method using a T-die method and an inflation method, and a calendering method.
The thickness of the flexible sheet is not particularly limited and is appropriately determined depending on the intended use and required texture. When used as a display sheet for a vertical signboard, the total thickness of the flexible sheet is preferably 30 to 500 μm, and more preferably. It is 100 to 200 μm. If the thickness is less than 30 μm, the sheet itself is too soft, so that secondary processing becomes difficult, or the sheet tends to be damaged during use due to insufficient strength. If the thickness exceeds 500 μm, on the contrary, it is hard and secondary processing becomes difficult.
Further, the layer ratio between the center layer and the inner and outer layers is not particularly limited and is determined as appropriate. However, the thickness of the center layer is preferably 30 to 90% of the total thickness in consideration of flexibility and the like. .
[0029]
As shown in FIG. 1, a standing signboard using the flexible sheet as a display sheet is composed of a pair of left and

right columns

1, 1 erected at a predetermined interval, and upper and lower portions erected at upper and lower ends between the columns. It is composed of a pair of

horizontal rails

2, 2 and a display sheet 3 made of the flexible sheet stretched over the pair of

columns

1, 1 and the pair of

horizontal rails

2, 2. In addition, the pair of columns and the pair of horizontal rails are formed in a cylindrical shape, and caps 4 are fitted into upper and lower ends of the pair of

columns

1 and 1 respectively. In addition to preventing rainwater intrusion and entry of foreign substances such as sand and dust, the appearance is improved and the design is improved. Further, the joint structure between the column and the crosspiece may be formed by a conventional method, but it is preferable to use a connection structure that is easy to assemble as described later.
[0030]
The material of the pair of right and left columns and the pair of upper and lower horizontal rails that constitute the sign frame of the vertical signboard is not particularly limited.For example, the pair of left and right columns and the pair of upper and lower horizontal rails are all mainly made of polypropylene resin. Signboard frame composed of a polyolefin-based material, or a pair of left and right supports are coated with a polyolefin-based material mainly composed of a polypropylene resin, and a pair of upper and lower horizontal rails are mainly composed of a polypropylene-based resin. It is preferable to use a sign frame composed of a system material.
[0031]
A preferred example of the signboard frame of the standing signboard of the present invention is that the signboard frame is entirely made of a polyolefin-based material mainly composed of polypropylene resin, so that the entire signboard including the display sheet is mainly composed of a polyolefin-based resin. Since it is made of a material, it is easy to dispose of the signboard. That is, the entire signboard can be re-melted without being disassembled and recycled, or can be incinerated without disassembling the entire signboard. Further, since all the materials are polyolefin-based materials mainly composed of polypropylene resin, incineration is It is easy and no toxic gas or the like is generated at that time.
[0032]
When the support 1 is made of a polyolefin-based material mainly composed of a polypropylene resin, the support 1 is required to have strength. Therefore, a reinforcing rib 1b as shown in FIGS. It is preferred to provide. The reinforcing ribs 1b are formed radially at equal intervals from the center of the support, and the support 1 with the reinforcing ribs 1b can be easily integrally formed by extrusion molding. Although the number of the reinforcing ribs is not particularly limited, three or four pieces are preferable as shown in FIGS. 2A and 2B from the viewpoint of ease of molding and the reinforcing effect.
[0033]
Further, another preferable example of the signboard frame of the standing signboard of the present invention is a coated iron pipe in which a pair of left and right supports are covered with a polyolefin-based material mainly composed of a polypropylene-based resin, and a pair of upper and lower horizontal rails is made of a polypropylene-based resin. The signboard frame is made of a polyolefin-based material as a main component. At this time, the pair of right and left columns is an iron pipe whose surface is coated with a polyolefin-based material mainly composed of a polypropylene-based resin, has a diameter of 18 mm or less, and has a digging strength of 450 N or more in a bending test. preferable. By having the above strength, when the display sheet is stretched as a standing signboard, the display sheet can sufficiently withstand the tension of the display sheet, and the display sheet is beautiful without wrinkles or the like. In addition, even when used for a long period of time, the signboard can be used for a long period of time without reducing the advertising effect without the possibility of deformation such as bending. Further, the pair of right and left columns may be configured to be divided into two at the central portion, or may be configured to be divided into a plurality of portions at several places, for ease of disposal and the like.
[0034]
The polyolefin-based material mainly composed of a polypropylene-based resin for covering the iron pipe is preferably added with a weather resistance improver such as a hindered amine compound used for the above-mentioned flexible sheet in order to improve weather resistance. At this time, the amount of the hindered amine-based compound is preferably 0.5 to 5 parts by weight based on 100 parts by weight of the polyolefin-based material mainly composed of the polypropylene-based resin. If it is too large, it may bleed out and cause surface contamination, while if it is too small, the effect of addition may not be obtained. Polyolefin-based material mainly composed of polypropylene resin used for a pair of upper and lower horizontal rails is composed of polyolefin-based resin mainly composed of polypropylene-based resin, inorganic fillers such as titanium oxide and talc, and weather resistance improvers such as hindered amine-based. Preferably, it is added. By using a polyolefin-based material mainly composed of such a polypropylene-based resin, even if incinerated at the time of disposal, no toxic gas or the like is generated, and it can be easily treated.
[0035]
In the present invention, it is preferable that the connecting structure when assembling the signboard skeleton using the pair of right and left columns and the pair of upper and lower cross beams is a structure that is easy to assemble. The connection structure will be described below.
[0036]
3 and 4 show an example of an embodiment of a connection structure that is easy to assemble.
[0037]
The support 1 has two through holes in the upper and lower portions that serve as connecting portions with the horizontal rail 2. The through holes are opened in the horizontal direction perpendicular to the longitudinal direction. The support 1 and the horizontal rail 2 are connected by an insertion pin 5. I have. The insertion pin 5 includes a pin portion 51 that can be inserted into the end of the through hole and the crosspiece, and a head portion 52 provided integrally with the base end of the pin portion 51.
[0038]
The pin portion 51 has a diameter substantially the same as the hole diameter of the end of the through hole 11 and the cross bar 2, and the tip is thinned and sharpened so as to easily enter the end of the through hole 11 and the cross bar 2. I have. By inserting the pin portion 51 into the end of the horizontal rail 2 and fitting it, the frictional force acting on both pins prevents the pin 51 from accidentally falling out of the end of the horizontal rail 2.
[0039]
On the other hand, the head 52 is a part to be gripped by the operator, and is formed in a rounded block shape as a whole so as to be easily gripped and turned with a finger. The side surface of the head 52 to which the pin portion 51 is connected is formed as a curved surface 53 having the same shape as the outer peripheral surface of the column 1. Therefore, when the support 1 and the end of the cross rail 2 are connected by the insertion pin 5 as described later, the curved surface 53 of the head 52 is arranged so as to be aligned along the outer peripheral surface of the support 1. Will be.
[0040]
Further, a coin insertion hole 54 into which a coin can be inserted is provided at the tip of the head 52.
[0041]
Next, a procedure for assembling the signboard having the above-described connection structure will be described.
[0042]
First, the left and right columns 1 are inserted through the vertical tubular portion 31 of the display sheet 3, and the upper and lower horizontal rails 2 are inserted through the horizontal tubular portion 32 of the display sheet 3.
[0043]
Then, for example, the right end of the upper horizontal bar 2 is matched with the through hole 11 of the corresponding right column 1, and in this state, the pin portion 51 of the insertion pin 5 is inserted into the through hole 11 from outside, and It is inserted into one end of the crosspiece 2 and fitted. At this time, the head 52 of the insertion pin 5 is in a state where the curved surface 53 on the pin portion 51 side is aligned along the outer peripheral surface of the column 1 as shown in FIG. As shown in FIG. 1, by connecting the other end on the opposite side of the upper horizontal rail 2 and both ends of the lower horizontal rail 2 to the left and

right columns

1 and 1 in the same manner by the insertion pins 5, You can assemble a standing signboard.
[0044]
According to the connection structure between the support 1 and the both ends of the horizontal rail 2 by the insertion pins 5, the tension of the display sheet 3 passing through the support 1 and the horizontal rail 2 through the vertical cylindrical part 31 and the horizontal cylindrical part 32. For example, the rectangular shape formed by the column 1 and the cross bar 2 can be stably maintained by preventing collapse in the direction of the rhombus, and the pin portion of the insertion pin 5 is inserted into both ends of the cross bar 2. By inserting the predetermined length 51, the left and

right columns

1, 1 are prevented from being displaced in opposite front and rear directions.
[0045]
Then, when it is necessary to replace the display sheet 3 due to dirt or damage of the display sheet 3 or when disassembling the entire signboard, each of the insertion pins 5 is pulled out to separate the support 1 and the horizontal rail 2 from each other. By releasing the connection and pulling out the support 1 and the horizontal rail 2 from the vertical tubular portion 31 and the horizontal tubular portion 32 of the display sheet 3, the display sheet 3 can be replaced or the standing signboard can be disassembled.
[0046]
At this time, the insertion pin 5 is pulled out as follows.
[0047]
First, the head 52 in the assembled state as shown in FIGS. 3A and 4A is rotated by 90 ° with a finger or the like as shown in FIG. While sliding both ends of the curved surface 53 of the head 52 against the outer peripheral surface of the column 1, the head 52 is arranged along the longitudinal direction of the column 1 as shown in FIGS. I do.
[0048]
As a result, the head 52 and the pin portion 51 move toward the withdrawal side outside the support 1 by an amount corresponding to the curvature of the curved surface 53 of the head 52, and as shown in FIG. A gap S is generated between the curved surface 53 of the support 52 and the outer peripheral surface of the column 1.
[0049]
Then, by pulling the head 52 in the above-described state with a finger and pulling it outward from the outer peripheral surface of the column 1, the pin 51 is pulled out from the inside of the end of the horizontal bar 2 and also pulled out from the through hole 11 of the column 1. Then, the entire insertion pin 5 is pulled out from the horizontal rail 2 and the column 1, thereby separating the column 1 and the end of the horizontal column 2. In the same manner as described above, by pulling out the other insertion pins 5 from the connecting portions between the both ends of the cross rail 2 and the

columns

1, 1, the standing signboard can be disassembled.
[0050]
When the head 52 is hard and hard to rotate, the head 52 can be easily rotated by inserting a coin such as a 10-yen coin into the coin insertion hole 54 of the head 52 and rotating the coin. .
[0051]
In addition, when the rotated head 52 is pulled out, a fingertip or the like is caught in the gap S, whereby the force of the fingertip is easily transmitted to the head 52, and the head 52 can be easily pulled out.
[0052]
In this way, by a simple operation of merely inserting or pulling out the insertion pin, assembling and dismantling of the signboard can be performed simply and quickly in a short time.
[0053]
FIGS. 5, 6, and 7 are examples of embodiments of other connection structures that are easy to assemble.
[0054]
The

columns

1 and 1 are formed in a cylindrical shape, and mounting holes 11 as shown in FIG. 7 are respectively formed at upper and lower ends which are joints of the upper and lower

horizontal rails

2 and 2. The mounting holes 11 are formed only on the upper and lower sides of the inside of the

columns

1, 1 on which the left and

right columns

1, 1 face each other.
[0055]
The upper and lower

horizontal rails

2 and 2 each have a main body 2a formed in a rod shape or a cylindrical shape with a circular cross section. At both ends of the main body 2a, holding members 21 that can be fitted to the outer peripheral surface of the column 1 are provided. Have been. The holding member 21 is constituted by left and right

curved pieces

22 and 22 having elasticity so that the outer peripheral surface of the column 1 can be fitted in such a manner as to be embraced from both sides thereof.
[0056]
As shown in FIG. 5, a pin-shaped projection 23 is provided at the center of the holding member 21 so as to project in the longitudinal direction of the main body 2a. The projection 23 is inserted into the mounting hole 11 of the column 1 when connecting the horizontal bar 2 to the column 1, and is formed to have substantially the same diameter as the mounting hole 11, and the length thereof is also accommodated in the column. It has been done.
[0057]
It is preferable that the main body 2a, the holding member 21 and the projections 23 are integrally formed of, for example, a polyolefin-based material mainly composed of a polypropylene resin. 23 may be integrally formed, and the holding member 21 formed separately may be inserted into the projection 23.
[0058]
In addition, as shown in FIG. 6, the protrusions 23 may be provided in a direction perpendicular to the longitudinal direction of the main body 2a.
[0059]
Further, an annular mounting groove 24 is formed around the base end of the projection 23 as shown in FIGS. 5B and 6B. The mounting groove 24 has an annular water-stopping member. A waterproof packing 6 is provided. The waterproof packing 6 is interposed between the holding member 21 and the peripheral edge of the mounting hole 11 when the horizontal rail is connected to the column 1, and prevents rainwater or the like from the mounting hole 11 of the column 1 into the inside of the column 1. Prevent entry.
[0060]
Next, a procedure for assembling the signboard having the above-described connection structure will be described.
[0061]
First, the right and left columns 1 are passed through the vertical tubular portion 31 of the display sheet 3, and the upper and lower horizontal rails 2 are passed through the upper portion 32 of the display sheet 3. At this time, when the holding member 21 of the horizontal rail 2 is a separate body, the holding member 21 is attached to both ends of the main body 2a after the main body 2a of the horizontal rail 2 is passed through the upper portion 32 of the horizontal cylinder. do it.
[0062]
For example, when the projection 23 is protruded in the longitudinal direction of the main body 2a as shown in FIGS. 5-a), b) and c), the projection at one end of the upper horizontal bar 2 is provided. The holding member 21 is fitted to the outer peripheral surface of the column 1 while inserting the column 23 into the mounting hole 11 of the column 1. Specifically, by pressing the opening of the holding member 21 from the inside of the column 1, the left and right curved pieces 22 of the holding member 21 are fitted to the outer peripheral surface of the column 1 while being opened to the side by elasticity. The left and right curved pieces 22 embrace the outer peripheral surface of the column 1 from both sides due to the elasticity, thereby connecting one end of the horizontal bar 2 to the column 1.
[0063]
At this time, by inserting the waterproof packing 6 in advance into the mounting groove 24 on the base end peripheral edge of the projection 23, the waterproof packing 6 is disposed in a form pressed by the holding member 21 on the peripheral edge of the mounting hole 11. .
[0064]
When one end of the horizontal rail 2 is connected in this manner, the other end of the horizontal rail 2 is connected in the same manner as described above. At this time, since the width of the display sheet is set so as to be stretched in a state where the horizontal rail 2 is connected to the left and right columns 1, when connecting the other end of the horizontal rail 2 to the column 1, The length of the holding member 21 at the other end is longer than the length between the left and right columns 11. For this reason, the distance between the left and right columns 11 is increased by bending the main body portion 2a of the horizontal rail 2 or by forcibly extending the display sheet, or by applying both of them to the holding member 21. It is necessary to install while absorbing the length. If the display sheet 3 is made of a material having excellent elasticity, the display sheet 3 can be easily extended, so that the other end of the cross rail 2 can be easily connected. Also, the lower cross rail can be attached in the same manner.
[0065]
For example, as shown in FIGS. 6A, 6B, and 6C, when the protrusion 23 is provided so as to be orthogonal to the longitudinal direction of the main body 2a, both ends of the upper horizontal bar 2 are provided. The holding

members

21, 21 are fitted to the outer peripheral surfaces of the

columns

1, 1 while the

projections

23, 23 are inserted into the mounting

holes

11, 11 of the

corresponding columns

1, 1. Specifically, since the columns 1 are usually fitted on the floor surface or the like and the horizontal rail 2 is fitted thereto, the opening of the holding member 21 is directed downward as shown in FIG. , The left and right curved pieces 22 of the holding member 21 are fitted into the column 1 while being opened to the side by elasticity, and the left and right curved pieces 22 are moved on both sides of the outer peripheral surface of the column 1 by the elasticity. The both ends of the horizontal rail 2 are connected to the support 1 by embracing from above.
[0066]
According to the connection structure of the both ends of the column 1 and the horizontal bar 2 as described above, the protrusions 23 are fitted into the mounting holes 11 to prevent the horizontal bar 2 from being displaced with respect to the column 1 in the vertical, front and rear, and left and right directions. In addition, by holding the outer peripheral surface of the column 1 with the holding member 21, it is possible to prevent the horizontal beam 2 from falling off in the left-right direction with respect to the column 1 and prevent the horizontal beam 2 from rotating around the axis. The two ends of the support 2 can be reliably held at the connecting portion with the support 1. Further, the strength as a framework of the signboard can be sufficiently ensured by the projections 23 and the holding members 21.
[0067]
In addition, both ends of the horizontal beam 2 can be securely connected to the left and

right columns

1 and 1 with one touch, so that the assembly can be easily performed and the disassembly can be performed by forcibly connecting the ends of the horizontal column 2 from the column 1. It can be easily performed by simply pulling out the sheet.
[0068]
Further, since the holding member 21 is connected so as to cover the periphery of the mounting hole 11, the holding member 21 also serves to prevent entry of rainwater or the like from the mounting hole 11 into the inside of the support column 1. It is possible to prevent a change in appearance and a decrease in durability.
[0069]
In addition, since the waterproof packing 6 is interposed between the periphery of the mounting hole 11 and the holding member 21, it is possible to reliably prevent rainwater or the like from entering the inside of the support column 1 from the mounting hole 11, and the rainwater described above. Thus, it is possible to reliably prevent the appearance from deteriorating and the durability from being lowered due to the intrusion. Therefore, since rainwater or the like does not enter the inside of the support 1, it is easy to carry the sign without the rainwater or the like accumulated inside the support 1 leaking from the mounting hole 11 to the outside when the sign is carried as in the related art. Can be done.
[0070]
Further, in the present embodiment, the waterproof packing 6 is described as a separate waterproof member, but the waterproof packing 6 may be formed integrally with the end of the cross rail 2. By integrally forming the waterproof packing 6 at the end of the horizontal rail 2 as described above, the labor for attaching the waterproof packing 6 can be omitted, and the upright signboard can be more easily assembled.
[0071]
By adopting such a connection structure, when it becomes necessary to replace the display sheet 3 due to dirt or damage of the display sheet 3, the display sheet 3 is replaced with a new display sheet 3 on site. That is, as described above, the upper and lower

horizontal rails

2 and 2 are detached from the left and

right columns

1 and 1 and the

columns

1 and 1 and the

horizontal rails

2 and 2 are connected to the vertical tubular portion 31 and the horizontal tubular portion 32 of the display sheet 3. The display sheet 3 can be easily replaced at the site by pulling out the new display sheet 3 and stretching it over the

columns

1, 1 and the cross beams 2, 2 in the same manner as described above. Thus, it is not necessary to replace the entire signboard as in the related art, the number of discarded parts can be reduced, and a signboard that can effectively use resources can be provided.
[0072]
FIG. 8 shows an example of another connection structure between the column 1 and the upper horizontal rail 2.
[0073]
The connecting structure between the support 1 and the upper horizontal rail 2 is such that the upper horizontal rail 2 is installed between caps 4 fitted to the upper end of the support 11. The connection structure between the column 1 and the lower horizontal rail is the same as the connection structure in the above-described embodiment, and a description thereof will be omitted.
[0074]
Specifically, the upper horizontal rail 2 is provided integrally with the cap 4. Therefore, by inserting the

caps

4 and 4 into the upper ends of the

columns

1 and 1 with the horizontal tubular portion of the display sheet inserted through the upper horizontal column 2, the upper horizontal column 2 is placed between the

columns

1 and 1. Since it can be easily installed and has no mounting holes, it is possible to reliably prevent rainwater or the like from entering from the connecting portion. Thereby, the same excellent effects as those of the above-described embodiment can be obtained.
[0075]
Further, the cap 4 and the upper horizontal rail 2 may be formed separately and the two may be connected later without forming the cap 4 and the upper horizontal rail 2 integrally as described above. .
[0076]
Specifically, as shown in FIG. 10, a convex fitting portion 41 is formed on the outer peripheral surface of the cap 4, and the upper horizontal rail 2 is formed in a cylindrical shape, and both end openings 2 b of the upper horizontal rail 2 are formed. May be connected to each other by inserting them into the fitting portion. In addition, the structure which connects the above-mentioned cap and the edge part of the upper horizontal rail 2 is only an example to the last, and is not limited to this.
[0077]
Next, examples of the flexible sheet of the present invention will be described.
[0078]
【Example】
[Production of flexible sheet]
Examples 1-3, Comparative Examples 1-7
The polypropylene resin shown in Table 1, the vinyl aromatic elastomer shown in Table 2, rutile type titanium oxide, a hindered amine compound (Tinuvin 622, manufactured by Ciba Specialty Chemicals), and calcium carbonate were prepared according to the composition shown in Table 3. The resin composition obtained by blending was formed into a film by a T-die method so as to have a thickness of 160 μm, and subjected to in-line corona treatment so that the surface tension became 42 dyne / cm. After 5 days, printing was performed on the corona-treated surface to obtain a flexible sheet.
Comparative Example 8
Resin composition obtained by blending 5 parts by weight of rutile-type titanium oxide and 3 parts by weight of a hindered amine compound (Tinuvin 622, manufactured by Ciba Specialty Chemicals) with 100 parts of an ethylene-vinyl acetate copolymer having a vinyl acetate content of 24%. The material was formed into a film and subjected to corona treatment in-line so that the surface tension became 42 dyne / cm. After 5 days, printing was performed on the corona-treated surface to obtain a flexible sheet.
[0079]
[Evaluation]
The secondary workability, sheet appearance / printability, weather resistance, and heat resistance of the 11 types of flexible sheets obtained above were evaluated. The results are shown in Table 3. Each evaluation method is as follows.
(Secondary workability)
The flexible sheet is cut into a rectangular shape, and a vertical tubular portion through which a post can be inserted is formed at the left and right side edges, and a horizontal tubular portion through which a horizontal rail can be inserted is formed at the upper and lower edges. Then, four sides were heat-sealed to prepare a display sheet for a signboard. The finished state of this display sheet was visually observed and evaluated according to the following criteria.
5 points: Moderate flexibility, no problem in the finished state.
4 points: uncomfortable but flexible, secondary processing is no problem.
3 points: Tensile elastic strength was insufficient, and a little distortion occurred in the seal portion.
2 points: Insufficient tensile elasticity makes secondary processing difficult.
1 point: Insufficient tensile elasticity, large seal distortion, impossible to manufacture.
(Sheet appearance and printability)
The appearance of the flexible sheet was visually observed and evaluated according to the following criteria.
：: There is no appearance problem such as color unevenness, and the printing adhesion is good.
Δ: No color unevenness, etc., and good print adhesion, but poor appearance.
X: The color unevenness was conspicuous, or adhesion was not obtained, and the product was rejected.
(Weatherability)
The flexible sheet was subjected to an accelerated exposure test using an accelerated exposure machine (Super UV tester manufactured by Dainippon Plastics Co., Ltd.), and the sheet strength after 500 hours was measured and compared with the strength before the exposure test, and evaluated according to the following criteria.
：: Breaking strength is within 90% before exposure
Δ: The breaking strength was 70 to 90% before exposure.
X: The breaking strength is 70% or less before exposure.
(Heat-resistant)
The four sides were heat-sealed, and the display signboard in which the support was inserted was repeatedly subjected to a cooling / heating cycle of 60 ° C. × 12 hours and 0 ° C. × 12 hours for 60 days, and the state of the signboard was evaluated.
：: Good appearance without sagging, preferable for practical use.
Δ: Although sagging occurs, it can be used.
X: Sag occurs and there is a practical problem.
[0080]
[Table 1]

[0081]
[Table 2]

[0082]
[Table 3]

[0083]
【The invention's effect】
The flexible sheet of the present invention has a melting point, a molecular weight, a resin composition containing a polypropylene-based resin having a resin elution amount within a predetermined range within each temperature range according to a cross fractionation method, which is laminated in multiple layers. It is excellent in flexibility, stretchability and secondary workability because it contains a vinyl aromatic elastomer, and it does not generate dioxins when incinerated, and is environmentally friendly. It is preferably used as Further, the flexible sheet of the present invention contains a predetermined amount of titanium oxide and a hindered amine compound, and has excellent printability, weather resistance and heat resistance.
[0084]
Further, as described above, since the flexible sheet is formed by laminating a resin composition containing a specific polypropylene-based resin in multiple layers, when used for a display sheet of a standing signboard, wrinkles and the like are generated even in a long outdoor expansion. The original advertising effect of the signboard due to quality deterioration is not reduced.
Furthermore, even when it is necessary to dispose of the battery, it is easy to dispose, for example, because no toxic gas is generated during incineration.
[0085]
In addition, since the frame of the signboard of the present invention is made of a polyolefin-based material mainly composed of a polypropylene-based resin, without disassembling the entire signboard, it can be re-melted and recycled, or toxic gas or the like is generated. It can be incinerated without waste and the signboard can be easily disposed of.
[0086]
In the case where the diameter of the left and right supports is 18 mm or less and the excavation strength is 450 N or more, a flexible sheet is stretched on the display portion of the signboard frame without bending the left and right supports so that wrinkles do not occur on the flexible sheets. The flexible sheet can be stretched in a beautiful state, and the display effect of characters, drawings, and the like printed on the flexible sheet surface can be improved. Furthermore, even when a force such as wind power is applied to the standing signboard, as described above, the left and right supports have excellent mechanical strength, so that they are not damaged and are not stretched. The display of characters and drawings printed on the sheet can be reliably maintained. Since the left and right supports are formed by coating the surface of the iron pipe with a polyolefin-based material mainly composed of a polypropylene resin, the iron pipe can be used for a long time without rusting.
[0087]
Further, the frame connecting structure of the vertical signboard of the present invention is such that the holding members are fitted to the outer peripheral surface of the column while the protrusions at the ends of the column are fitted into the mounting holes of the column, whereby both ends of the column are connected. It can be joined to the right and left columns with one touch and reliably, and the assembling can be easily performed. The disassembly can be easily performed by simply pulling out the end of the horizontal rail from the column. As a result, it is not necessary to replace the entire signboard as in the related art, the number of discarded parts can be reduced as much as possible, and a signboard that can effectively use resources can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing the entire configuration of a signboard.
FIG. 2 is a perspective view showing an example of a reinforcing rib of a column.
FIG. 3 is a perspective view showing a connection structure between a support post and a horizontal rail by an insertion pin.
FIG. 4 is a front view showing a procedure of an example of dismantling a vertical signboard.
5A and 5B are a perspective view and a cross-sectional view illustrating a connection structure between a support and a horizontal rail.
FIG. 6 is a perspective view and a cross-sectional view showing another connection structure between the column and the horizontal rail.
FIG. 7 is a schematic diagram for explaining a procedure for connecting a horizontal rail to a support.
FIG. 8 is a perspective view showing another connection structure between the column and the upper horizontal rail.
FIG. 9
It is a front view which shows the connection structure of an upper horizontal rail and a cap.
[Explanation of symbols]
1 prop
11 mounting holes
2 Crossing
2a body
2b opening
21 holding member
22 curved pieces
23 protrusions
24 mounting grooves
3 display sheet
4 caps
5 Insertion pin
51 pin section
52 heads
53 curved surface
6 Waterproof packing (water blocking member)
S gap

Claims

The melting point is 140 to 150 ° C and the weight average molecular weight is in the range of 160,000 to 450,000, and the resin elution amount by the cross fractionation method is 0 to 10 ° C and 50 to 90% of the total polypropylene resin amount. 60% by weight, 10 to 20% by weight of the total amount of the polypropylene resin above 10 ° C to 70 ° C, 10 to 20% by weight of the total amount of the polypropylene resin above 70 ° C to 95 ° C, A resin composition comprising from 50 to 97% by weight of a polypropylene resin (a) which is 10 to 20% by weight of the total amount of the polypropylene resin at a temperature of more than 95 ° C to 125 ° C or less, and 50 to 3% by weight of a vinyl aromatic elastomer ( A) A resin in which 2 to 100 parts by weight of titanium oxide and 0.5 to 5 parts by weight of a hindered amine compound are blended with respect to 100 parts by weight. On both surfaces of the center layer composed of the product (B), the melting point is 140 to 150 ° C and the weight average molecular weight is in the range of 80,000 to 450,000, and the resin elution amount by the cross fractionation method is 0 ° C or more. It is 50 to 60% by weight of the total amount of the polypropylene resin at 10 to 10 ° C or less, 10 to 20% by weight of the total polypropylene resin amount at more than 10 ° C to 70 ° C, and The average particle size is 10 to 20% by weight based on the amount of the polypropylene-based resin, and 100% by weight of the polypropylene-based resin (b) which is 10 to 20% by weight based on the total amount of the polypropylene-based resin when the temperature exceeds 95 ° C to 125 ° C or less. 0.5 to 10 parts of inorganic or organic fine particles of 0.01 to 15 μm, 2 to 100 parts by weight of titanium oxide, and 0.5 to 5 parts by weight of a hindered amine compound. A flexible sheet having a three-layer structure in which inner and outer layers made of a resin composition (C) are combined.

The flexible sheet according to claim 1, wherein the vinyl aromatic elastomer is a block copolymer and / or a random copolymer of a vinyl aromatic compound and a conjugated diene.

The flexible sheet according to claim 2, wherein the vinyl aromatic compound is styrene, and the conjugated diene is butadiene and / or isoprene.

The flexible sheet according to any one of claims 1 to 3, wherein the vinyl aromatic elastomer is hydrogenated.

A pair of upper and lower horizontal beams are erected above and below a pair of left and right columns, and a display sheet having a thickness of 30 to 500 μm made of the flexible sheet according to any one of claims 1 to 4 is stretched over these columns and horizontal columns. A standing signboard characterized by being done.

The signboard frame according to claim 5, wherein the signboard frame including the column and the crosspiece is made of a polyolefin-based material mainly composed of a polypropylene-based resin.

The signboard according to claim 6, wherein an appropriate number of reinforcing ribs are formed radially and integrally with the pillar inside the pillar.

The signboard skeleton is made of a pair of left and right columns composed of a coated iron pipe with a diameter of 18 mm or less and a buckling strength of 450 N or more by a bending test, coated with a polyolefin material mainly composed of a polypropylene resin, and a polypropylene resin as a main component. The vertical signboard according to claim 5, comprising a pair of upper and lower horizontal rails made of a polyolefin-based material.

The support column is provided with a through hole through which the pin portion of the insertion pin can be inserted in a direction perpendicular to the longitudinal direction thereof, and the pin portion of the insertion pin can be freely inserted and removed through at least the end of the horizontal bar through the through hole. On the other hand, the head of the insertion pin is formed such that the side surface on the pin portion side is formed into a curved surface having the same shape as the outer peripheral surface of the column, and the head has at least 90% about the axis of the pin portion. The standing signboard according to any one of claims 5 to 8, wherein the signboard is rotatable.

At least a lower part of the inner side of the column is formed with a mounting hole serving as a joint with the horizontal bar, and at both ends of the horizontal bar, a projection to be fitted into the mounting hole is protruded, and an outer peripheral surface of the column is provided. The standing signboard according to any one of claims 5 to 8, further comprising a holding member that can be fitted into the signboard.

The standing signboard according to claim 10, wherein a water-stopping member is provided on a periphery of the mounting hole to prevent infiltration of rainwater or the like from the mounting hole into the inside of the column.

The signboard according to claim 11, wherein the water stopping members are integrally provided at both ends of the horizontal rail.

The vertical signboard according to any one of claims 5 to 12, wherein an upper horizontal rail is provided between caps fitted into upper ends of the left and right columns.