JP2004034009A - Aerosol spraying apparatus which does not emit mist - Google Patents

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an aerosol spraying apparatus which does not emit a mist so as to overcome shortcomings of an aerosol spray apparatus such as an aromatic agent and pesticide that the agent is emitted as the mist into a room with a spraying agent and that the mist is deposited on nearby articles to contaminate them. <P>SOLUTION: The chemical such as a liquid aromatic agent filling the can of a conventional aerosol product with a gas is substituted by an effective substance disposed outside the can. A gas is made to collide with the effective substance to make the gas to carry the evaporating component from the effective substance to suppress liquid mist. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は外部に液霧を出さないエアゾール噴射装置を提供せんとするものである。より詳しくは、液体を含まないガスのみを噴射するスプレー缶において、従来のエアゾール製品が缶内にガスとともに充填していた液体芳香剤、殺虫剤等は缶外に設置した発効物体に置き換え、この発効物体に前記ガスを当て、このガスに発効物体（例えば芳香剤）から蒸散する成分を乗せて液霧を出さないようにしたエアゾール装置及びエアゾール噴射装置のバルブを開放すると缶内のエアゾール内容液が気体状となって室内に放出されるようにした液霧を出さないエアゾール噴射装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
芳香剤、消臭剤、殺虫剤等で代表されるスプレー缶と呼ばれるエアゾール噴射装置は芳香、消臭、殺虫等の目的とする製品の成分を含んだベースといわれる液体と噴射剤といわれるガスがバルブを有する缶内に充填されたもので、バルブを開放するとベースの液体部分は液霧となって噴射剤とともに室内に放出されるものである。
【０００３】
ところで、室内に放出された液霧は天井、壁、床は勿論のこと、部屋に設置してあるテーブル、ソファ等の家具、部屋に吊るされた衣類等にも付着し、これらを汚染するという大きな欠点があった。しかしながら、この大きな欠点があったにもかかわらずエアゾール製品は利便性がうけて、大量消費されている。
【０００４】
そもそも、エアゾール製品はベースといわれる液体部分をガス噴射剤の力を借りて、霧状にして、即ち液霧として放出するために開発された製品ゆえに液霧に室内等を汚染する欠点があっても致し方のないものとして今日に至っている製品である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように従来のエアゾール製品は液霧として放出される以上、液霧が天井、壁、床はもちろんのこと、部屋に設置してあるテーブル、ソファ等の家具、部屋に吊るされた衣服等にも付着し、これらを汚染することは致し方のないことと割り切って使用されてきた。しかし本発明者はこの難題を克服するために新しいエアゾール装置の発明に立ち上がったのである。その発明は「液霧を出さないエアゾール噴射装置」である。
【０００６】
【問題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、（１）本発明は特許請求の範囲に記載した請求項１〜４に記載の発明をＡ発明とし、（２）請求項５〜１０に記載の発明をＢ発明とし、（３）請求項１１〜１５に記載の発明をＣ発明とし、さらに（４）請求項１６〜１９に記載の発明をＤ発明とする４つのグループからなる。そして、Ａ発明に対してＢ、ＣおよびＤ発明は産業上の利用分野および解決しようとする課題が同一の発明であり、以下の如くである。
【０００７】
前記Ａ発明は噴射通路が穿設されたバルブボタンと、前記噴射通路に対向する面に設置された発効物体と、前記発効物体の外面を覆う面にガス噴出口を有するキャップが液体を含まないガスのみを噴射するスプレー缶に取り付けられてなることを特徴とする液霧を出さないエアゾール噴射装置に関するものである。
【０００８】
上記発明は、スプレー缶の容器本体に液体を含まないガスのみを充填し、あるいは気体層と液体層を有する場合には気体層のガスのみを噴射するようにし、従来のエアゾール製品が缶内にガスとともに充填していた液体芳香剤、消臭剤、殺菌剤、殺虫剤等は、スプレー缶外のバルブボタン上部に発効物体として設置しておき、この発効物体にガスを噴射し、このガスに発効物体（例えば芳香剤）から蒸散する成分を乗せてキャップに設けられたガス噴射口から室内に放出する気化後のガスのみを噴出させ液霧を出さないエアゾール噴射装置を提供するものである。
【０００９】
前記Ｂ発明は、バルブボタンに設けられた噴射通路を覆うキャップを、液体とガスの充填された通常のスプレー缶の容器本体上部に設け、このキャップにガス噴出口を設け、前記噴射通路の穴径の断面積に対して前記ガス噴出口の穴径の断面積を３倍以上として、キャップ内部をエアゾール内容液の気化室としたことを特徴とする液霧を出さないエアゾール噴射装置に関するものである。
【００１０】
上記発明はバルブボタンの噴射通路から噴射された液霧状態のエアゾール内容液をキャップ内部の気化室で液霧を気化させて、キャップに設けられたガスの噴出口から室内に放出する液霧を出さないエアゾール噴射装置を提供するものである。
【００１１】
前記Ｃ発明はバルブボタンに設けられた噴射通路を覆うようにバルブボタンを中空にし、このバルブボタンを液体とガスの充填された通常のスプレー缶の容器に設置し、前記バルブボタンにガス噴出口を設け、前記噴射通路の穴径の断面積に対して前記ガス噴出口の穴径の断面積を３倍以上として、バルブボタンの中空部をエアゾール内容液の気化室としたことを特徴とする液霧を出さないエアゾール噴射装置に関するものである。
【００１２】
上記発明はバルブボタンの噴射通路から噴射された液霧状態のエアゾール内容液をバルブボタンを中空にして成形した気化室で液霧を気化させて、バルブボタンに設けられたガスの噴出口から室内に放出する液霧を出さないエアゾール噴射装置を提供するものである。
【００１３】
前記Ｄ発明は液体とガスの充填された通常のスプレー缶の容器において、エアゾールバルブのバルブハウジングとディップチューブとの間に気化室を設け、かつ、気化室からガス噴出口までの部品（バルブコアのコア穴、コア中央穴、ガス噴出口等）の通路の穴径の断面積を気化室の下部に設けた下穴の穴径の断面積の３倍以上としたことを特徴とするエアゾールバルブを装着した液霧を出さないエアゾール噴射装置に関するものである。
【００１４】
上記発明はエアゾールバルブのバルブハウジングとディップチューブとの間に設けられた気化室において、液霧を気化させてバルブボタンのガスの噴出口から室内に放出する液霧を出さないエアゾール噴射装置を提供するものである。
【００１５】
【発明の実施の形態】
本発明の説明をより判り易くする為にまず、スプレー缶内での内容物の状態と、その内容物を取り出す方法について説明する。図−１はスプレー缶にある内容物（噴射剤単独または噴射剤と内容成分液の混合物）を、エアゾールバルブを通して外部へ気体または液体のいずれかの状態で吐出噴射させる場合の状態を説明する為のもので、その各々の状態に於ける容器本体とエアゾールバルブと内容物の関係をしめす縦断面概要図であり、１Ｇ、２Ｇ、３Ｌ、４Ｇはそれぞれの状態を示す記号である。又、図中１はエアゾールバルブ、２はバルブコア、３は容器本体、４は気体層、５は液体層、６は吐出噴射物取入れ口、７はコア中央孔、２７はディップチューブを示す。
【００１６】
一般にスプレー缶容器内の内容物の状態としては、（Ｉ）内容物が気体層だけで存在するもの、（ＩＩ）内容物が気体層と液体層の二層で存在するものがある。なお二層以上の多層で存在するものもあるが、多層の場合には必ず一層は気体層であり、他は少なくとも液層を一つ以上含む層であるために、説明を簡単にするために二層以上の多層も含め、内容物が気体層と液体層の二層として説明する。
【００１７】
図−１−１Ｇはスプレー缶容器内の状態が前述の（Ｉ）に当り、容器内は気体状のみの噴射剤、もしくは気体状の噴射剤と気体状の有効成分が混合充填されているものの概要図である。図−１の２Ｇ、３Ｌ及び４Ｇは液層が液化ガスのみであり、気体層が該液化ガスの気体状ガスである場合、もしくは、液層部が液化ガスと有効成分などの混合液層であり、気体層部がその混合液層の気化成分（液化ガスの気体状ガスと有効成分の微量気化分）である場合を示している。
【００１８】
ここでスプレー缶内の内容物、バルブなどの状態と本発明の請求項の関係について説明する。本発明の請求項１から請求項４に係る本発明、即ちＡ発明に用いるスプレー缶の内部は図−１−１Ｇまたは図−１−２Ｇに相当し、内容物を気体の状態で外部に取り出す手段のものである。又、請求項５から請求項１９（Ｂ発明からＤ発明）に係るスプレー缶の内部は図−１−３Ｌに相当し、内容物を液体の状態で外部に取り出す手段によるものである。
【００１９】
図−１−１Ｇ、図−１−２Ｇ及び図−１−４Ｇは内容物の気体層４の部分にエアゾールバルブ１へ通ずる吐出噴射物取入れ口６があり、３Ｌは液体層５にエアゾールバルブ１へ通ずる吐出噴射物取入れ口６がある。図−１−４Ｇは倒立にしてスプレー缶容器本体を用いる場合の製品から、気体のみを取り出す場合の一例を示した。即ち図−１−４Ｇは、図−１−２Ｇの倒立仕様であり、図から見れば、全く図−１−３Ｌを倒立にした形となっている。液体は気体より比重が大きいために、必ず気体層４の下に液体層５が出来るので、図−１−３Ｌを倒立にすれば吐出噴射物取入れ口６が気体層４側になるので、図−１−２Ｇの倒立型として使用できる。図−１−２Ｇを基本にして見れば、図−１−４Ｇは図−１−２Ｇの状態を倒立で使用する製品にするため、吐出噴射物取入れ口６が容器本体３を倒立にした時に気体層４の位置になるようエアゾールバルブ１の下部にディップチューブ２７を設けた一例である。
【００２０】
Ａ発明について説明する。図−２は請求項１〜４の本発明の実施の一例を示す一部縦断面図を含む説明概要図である。１はエアゾールバルブ、２はバルブコア、３は容器本体、８はバルブボタン、９は噴射通路、１０はバルブボタン作動部、１１は発効物体、１２はガス噴出口、１３はキャップ、１３１はキャップ本体、１３２はキャップトップカバー、１４はスプレー缶、１５は嵌合凸部、１６はバルブマウンテン、１７は容器マウンテン凹部、１８はコア挿入穴、１９はラバーブッシュを示す。
【００２１】
図−２に示すように、キャップ１３はスプレー缶１４の上部に被るように接合している。即ち、容器本体３の頂部に設けてあるエアゾールバルブ１にキャップの嵌合凸部１５が容器マウンテン凹部１７と嵌合して接合している。又、バルブボタン８はエアゾールバルブ１のバルブコア２に挿入嵌合してある。バルブボタン８には噴射通路９を設けてあり、噴射通路９から吐出噴射するガスが、発効物体１１に当るよう発効物体１１は噴射通路９に対向する面に設置されている。発効物体１１の外面を覆うようにキャップ１３を設けてあり、キャップ１３のキャップトップカバー１３２にはガス噴出口１２を有する。尚、ここで用いるスプレー缶１４は、前述した図−１−１Ｇまたは図−１−２Ｇのいずれかの状態にある内容物を、気体の状態で外部に取り出す手段のものである。
【００２２】
使用方法を説明するにあたり、図−２は特に限定するものではないが作動説明を簡単にするためにティルト型のバルブを設けたものを例図として掲げている。ティルト型のエアゾールバルブとはコアを左右に動かせば開閉できるもので、エアゾールバルブの一般的なものである。
【００２３】
使用方法を説明する。バルブボタン作動部１０を指で缶側に押さえる（図−２の場合は右側に押すこととなる）。バルブコア２は傾き、容器本体３内にあった内容物が気体の状態でバルブコア２の噴射通路９よりキャップ１３の内部に吐出噴射する。噴射通路９に対向する面に発効物体１１が設置されているので、噴射通路９から吐出噴射するガスが、発効物体１１に当り、発効物体１１に吸着等させてある有効成分などが、ガスに拡散されて外部に放出されることとなる。スプレー缶１４から吐出噴射する内容物は気体の状態であるので、この発効物体１１の吸着物等を拡散含有して外部に吐出噴射するのも気体の状態でガス噴出口１２より吐出噴射するので、液霧の出ない状態で外部（室内など）に有効成分を拡散噴射できる。
【００２４】
この時、容器本体３の内容物自体に、気体の状態で噴射通路９より吐出噴射するときに、気体状態で有効性の得られる成分を含有しておけば、その気体自体の効果も、発効物体１１に吸着した有効成分との複合的効果又は相乗的効果として期待できる。内容物自体にガス状の芳香剤、ガス状の消臭剤、ガス状の殺菌剤、ガス状の殺虫剤等を含めることが有効である。
【００２５】
ガス状の芳香剤としてはメルカプタン、亜酸化窒素、アネソール、イソヘキシニルアセテート、イソオイゲノール、エチルバニリン、オイゲノール、カンフル、クレゾールメチルエーテル、クマリン、ゲラニオール、ケイ皮アルコール、ケイ皮アルデヒド、ケイ皮酸エチル、ケイ皮酸メチル、酢酸イソアミル、酢酸ゲラニル、酢酸シトロネリル、酢酸シンナベル、酢酸ベンジル、シトロネラール、バニリン、フェニルエチルアルコール、メントール、リナロールなどを微量もしくは揮発性溶剤に溶解しその気層分が有効臭であれば種々の芳香薬剤を使用することが可能である。
【００２６】
ガス状の消臭剤としてはアミノ酸など有機酸による−ＳＨ、−ＮＨ基との中和反応による相殺効果、前述の芳香剤などの香りによるマスキング剤、タイム、セージ、スオウ、クコ、緑茶抽出物など、タンニン、カテキンなどのポリフェノール、フラボノイドなどの化学消臭成分を微量もしくは揮発性溶剤に溶解しその気層分が有効なものを選択すればよく、種々の薬剤を使用することが可能である。
【００２７】
ガス状の殺菌剤、殺虫剤としては例えばエチレンオキサイド、ホルムアルデヒド、β−プロピオラクトン、メチルブロマイド、プロピオンオキサイド、オゾン、酸化窒素、二酸化炭素、グリシドアルデヒド、気層のグルタルアルデヒド、気層の樟脳、ジブロム、プロパルスリン、レスメリスリン、フタルスリン、ピレトリン、アレスリン、スミチオン、ＤＤＶＰ、ＢＨＣ、ピレスロイド、ピナミン、ネオピナミンなどを揮発性溶剤に溶解しその気層分が有効なものを選択すればよく、種々の殺菌剤を使用することが可能である。
【００２８】
Ａ発明〜Ｃ発明に於いて、本発明でいう発効物体とは、例えば樟脳のように昇華性を持った固体が芳香（薫香）や薬効を表すものや貴宝石のようにマイナスイオンを発する固形物など、そのもの自体が何らかの効力を発する固形物もの、および／又はそのもの自体は効力を発揮しないが効力を発する薬剤等を保持することによってその保持した薬剤等を徐徐に放出させて効果を発する保持担持体など広義の意味を持つ。
【００２９】
Ａ発明に用いる発効物体は、はじめから何らかの効力を発するものでなくてはならず、たとえば樹脂、ゼオライト、陶器、岩石、粉砕岩石、繊維、不織布、おがくず、木片、炭素、木炭、炭素繊維など殆ど保持担持体としてしか期待の出来ないものに於いては、香料、芳香剤、消臭剤、殺菌剤、殺虫剤などの薬剤を含浸させておく必要がある。又、香料、芳香剤、消臭剤、殺菌剤、殺虫剤などの薬剤を粒状、ビーズ状などの固形物としてある場合や、イオン石の場合にはそのままを発効物体として用いることができる。Ｂ発明、Ｃ発明においては通常のスプレー缶のエアゾール内容液を、気体状で外部に噴出するために、いかなる発効物体でも内部から吐出噴射されたエアゾール内容液を吸着保持し有効成分の効果を持続させるため有効である。
【００３０】
よって発効物体としては樹脂、ゼオライト、陶器、岩石、粉砕岩石、繊維、不織布、おがくず、木片、イオン石、炭素、木炭、炭素繊維などをそのまま、もしくは保持担持体として香料、芳香剤、消臭剤、殺菌剤、殺虫剤などの薬剤を含浸もしくは粒状、ビーズ状などの固形物の混合物として同居させ、発効物体とすることができる。なおここで言うイオン石とはマイナスイオン等を発する（誘発等を含む）と云われている焼結セラミック、トルマリン、貴宝石、焼鉱石、ラジウム、トリウムなどの含有岩石などの総称を意味し、これらをそのまま若しくは顆粒状、粒状、粉状、繊維状等に加工し、他の樹脂などと混合混入し網状などに加工させたものも含む。
【００３１】
発効物体に吸着等させる有効成分としては芳香剤、消臭剤、殺菌剤、殺虫剤、防虫剤等、種々の製品の用途、使用場所等に応じた種々の薬剤を使用することができる。発効物体にこれらの薬剤等を保持させることによって、その保持した薬剤等を外部に徐徐に放出させることとなるので、用いる薬剤の揮発度によっては本発明のエアゾール装置のボタン作動部を作動させていない時にもほのかな薬剤持続効果を期待できる。
【００３２】
Ａ発明ないしＣ発明で発効物体に吸着等させる有効成分として用いる芳香剤としてはアセチルメチルカルビトール、アセト酢酸エチル、アネソール、イソヘキシニルアセテート、イソオイゲノール、エチルバニリン、オイゲノール、カンフル、クレゾールメチルエーテル、クマリン、ゲラニオール、ケイ皮アルコール、ケイ皮アルデヒド、ケイ皮酸エチル、ケイ皮酸メチル、酢酸イソアミル、酢酸ゲラニル、酢酸シトロネリル、酢酸シンナベル、酢酸ベンジル、シトロネラール、バニリン、フェニルエチルアルコール、メントール、リナロールなど種々の芳香性薬剤を使用することが可能である。
【００３３】
Ａ発明ないしＣ発明で発効物体に吸着等させる有効成分として用いる消臭剤としてはアミノ酸など有機酸による−ＳＨ、−ＮＨ基との中和反応による相殺効果、前述の芳香剤などの香りによるマスキング剤、タイム、セージ、スオウ、クコ、緑茶抽出物など、種々の植物抽出成分や、タンニン、カテキンなどのポリフェノール、フラボノイドなど、また化学消臭成分など種々の薬剤を使用することが可能である。
【００３４】
Ａ発明ないしＣ発明で発効物体に吸着等させる有効成分として用いる殺菌剤、殺虫剤、防虫剤としては例えば安息香酸、安息香酸ナトリウム、インドメタシン、イソプロピルメチルフェノール、塩化リゾチーム、塩酸クロルヘキシジン、オルトフェニルフェノール、感光素、からしエキス、クレゾール、クロキシレノール、クロラミンＴ、クロルクレゾール、クロロブタノール、パラクロルフェノール、レゾルシン、チアントール、チモール、トリクロロカルバニリド、３−トリフルオルメチル−４−４‘−ジクロロカルバニリド（ハロカルバン）、ヘキサクロロヘン、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、チモール、チアントール、シソエキス、樟脳、しょうがエキス、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ワサビエキス、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラベン、パラオキシ安息香酸アルキル、パラクロルフェノール、フェノール類、フェノキシエタノール、レゾルシン、グルコン酸クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、ヘキサクロロヘン、ホウ砂、こうじ菌産生物、次亜塩素酸カルシウム、プロパルスリン、レスメリスリン、フタルスリン、ピレトリン、アレスリン、スミチオン、ＤＤＶＰ、ＢＨＣ、ピレスロイド、ピナミン、ネオピナミン、フェニトロチオン、リンデン、ディートなど種々の薬剤を単体でまたは混合して使用することが可能である。
【００３５】
Ｂ発明について説明する。図−３は請求項５の本発明の実施の一例を示す一部縦断面図を含む説明概要図である。１はエアゾールバルブ、２はバルブコア、３は容器本体、８はバルブボタン、９は噴射通路、１０はバルブボタン作動部、１２はガス噴出口、１３はキャップ、１３１はキャップ本体、１３２はキャップトップカバー、１４はスプレー缶、１５は嵌合凸部、１６はバルブマウンテン、１７は容器マウンテン凹部、１８はコア挿入穴、１９はラバーブッシュ、２０はコア穴、２１は気化室、２２はハウジング下穴、２６はエアゾール内容液、２７はディップチューブ、２８はバルブハウジング、２９はコアスプリングを示す。
【００３６】
図−３に示すように、キャップ１３はスプレー缶１４の上部に被るように装着している。即ち、容器本体３の容器マウンテン凹部１７にキャップ１３の嵌合凸部１５が嵌合している。又、バルブボタン８はコア挿入穴１８でエアゾールバルブ１のバルブコア２に嵌合し、バルブボタン８には噴射通路９を設けてある。又、キャップ１３にはキャップ本体１３１とキャップトップカバー１３２で気化室２１を形成しており、さらにキャップトップカバー１３２にはガス噴出口１２を設けてある。ガス噴出口１２は、噴射通路９から吐出噴射するエアゾール内容液２６が、直射される位置を避けてガスのガス噴出口１２を設置してある。
【００３７】
気化室２１は噴射通路９から気化室２１内に吐出噴射したエアゾール内容液２６を、ガス噴出口１２より吐出噴射させる前に、気化室２１内で液状から気体状に完全にガス化させるために設けてある空洞室である。尚、ここで用いるスプレー缶１４は、前述した図−１−３Ｌの状態にある内容物を、液体又は液霧の状態で外部に取り出す手段のものである。
【００３８】
図−３も特に限定するものではないが作動説明を簡単にするためにティルト型のバルブを設けたものを例図として掲げている。ティルト型のエアゾールバルブとはコアを左右に動かせば開閉できるもので、エアゾールバルブの一般的なものである。
【００３９】
使用方法及び液状から気体状に変化する工程を説明する。バルブボタン作動部１０を指で押さえ込むと（図−３の場合は右側に向かって押すこととなる）、バルブコア２は傾き、容器本体３内にあったエアゾール内容液２６が液体の状態でバルブコア２を通じ、バルブボタン８の噴射通路９よりキャップ１３の気化室２１内部に吐出噴射する。
【００４０】
ガス噴出口１２は噴射通路９から吐出噴射するエアゾール内容液２６が、直射される位置を避けて設置してあるので、噴射通路９より吐出噴射したエアゾール内容液２６が先ず気化室２１のキャップトップカバー１３２の裏面に当るような形で、気化室２１内で膨張、気化する。
【００４１】
ここで、本発明の主要部分について述べる、本発明は液霧を出さないエアゾール噴射装置であり、ガス噴出口１２から外部に液霧を出さないためにＡ発明では使用する容器本体３のバルブコア２及び噴射通路９から吐出噴射するもの自体が気体状で出てくる。しかし、Ｂ発明、Ｃ発明及びＤ発明では使用する容器本体３のバルブコア２及び噴射通路９から吐出噴射するものは液体状であるのでガス噴出口１２から吐出噴射する手前では気体状となっていなければ本発明を実施出来ないのでＢ発明、Ｃ発明及びＤ発明では次の条件が共通して必要となる。
【００４２】
ここで理論を説明する上で簡便にするために、バルブコア２及び／又は噴射通路９より前の部分を流入口側と呼び、気化室２１を気化室、ガス噴出口１２以降を吐出口側、又、エアゾール内容液２６を液状物として説明を進める。流入口側より気化室に入った液状物が完全に気化して吐出口側から吐出噴射できるようにさせるためには、先ず、流入口側から気化室に入ってきた液状物が気体状になった時点で、その液状物全部が気体の状態で吐出側より外部に一気に吐出噴射できるだけの穴の大きさを持つことが必要である。
【００４３】
そして、もう一つ重要なことは、入ってきた液状物が完全に気体状に変わるまで気化させるだけの大きさの気化室が必要である。この関係を連続して処理できる構造にすることによって、ガス噴出口１２から外部に液霧を出さない本発明の液霧を出さないエアゾール噴射装置が完成する。以後はもとの呼び方に戻って説明する。
【００４４】
ところが、気化室２１の大きさは絶対的な固定値は無く、噴射通路９から気化室２１内に吐出噴射したエアゾール内容液２６を、ガス噴出口１２より吐出噴射させる前に、気化室２１内で液体状から気体状に完全にガス化させるために十分である容積を設けてある空洞であればよいということになる。次にその理由を説明する。
【００４５】
一般的に且つ経験的に、前述の気化室２１の容積は容積量が幾らと言うより、次の構成要素によって決められる。即ち、噴射通路９より気化室２１内に吐出噴射するエアゾール内容液２６が、気化と同時に抵抗なくガス噴出口１２より吐出噴射するならば、気化室２１の容積は殆どエアゾール内容液２６の気化速度によってのみ影響を受ける。換言すれば、気化速度が速ければ速いほど気化室２１の容量は少なくて済む。
【００４６】
１モルのガスは、摂氏０度、一気圧の時、２２．４リットルになるという法則から、エアゾール内容液の成分それぞれを分子量によって計算し、気化室２１への気体としての入出量の比でその気化室２１の容積を決定できるような感を持つが、実際には気化したエアゾール内容液２６が圧力を持った状態でガス噴出口１２より気体状で外部に放出されることとなるので、噴射通路９から吐出噴射するエアゾール内容液２６の量にもよるが、気化室２１は大きい程、液体から気体への変換度の確実性は高いものの、０．１５立方センチメートル以上の容積があれば殆どのエアゾール内容液２６において実行できる。とは言うものの、この容積が小さいと、噴射通路９とガス噴出口１２の位置関係をとりにくいので、それらを加味し適当な大きさで設計すればよい。
【００４７】
重要なことは噴射通路９とガス噴出口１２の流量の比に関係があり、両者それぞれの流量にかかる断面積について注意する。液体が気体に変化する時、視覚的な面も考慮し、急激な体積変化を示すのは、一般的に有効成分液が液体状から気体状になる時より、むしろ液化ガスが液体状から気体状へと変化する時の方が急激であるためにここではＨＦＣ１３４ａ、ＤＭＥ、プロパン、ブタンの液化ガスを例にとって、それぞれの液化ガスが液体状で細孔を通って流れ出る量と、液化ガスが気化した後で気体状（ガス状）で細孔を通って流れ出る量の関係を例にとって説明する。
【００４８】
それぞれの液化ガスが液状のまま細孔を通って流れ出る量と、液化ガスが気化した後に細孔を通って気体状で流れ出る量の関係は表１のようになる。表１のＢ列はＨＦＣ１３４ａ、ＤＭＥ、ブタン、プロパンのそれぞれの噴射剤がＡ列のそれぞれに書かれた穴の総面積を持つ穴径を通って容器本体３から液体状で外部に吐出噴射する時の単位時間内（３秒間）の噴射量を表し、Ｃ列はＨＦＣ１３４ａ、ＤＭＥ、ブタン、プロパンのそれぞれの噴射剤がＡ列のそれぞれに書かれた穴の総面積を持つ穴径を通って容器本体３から気体状で外部に吐出噴射する時の単位時間内（３秒間）の噴射量を表す。Ｄ列は前述のＢ列とＣ列に表した液体状と気体状の噴射量の同じ大きさの穴の総面積における比（液体／気体）を表している。
【００４９】
表−１の関係を曲線グラフで示したものが図表−１である。ここで該表−１、図表−１の意味するところを説明する前に、同一物質（液化ガスや内容原液などの）が液体状と気体状で同じ噴射量を得る穴の大きさ（総面積）を見つけることによって本発明を実施することができるので、同一液化ガスが、噴射量に於いて、液体状と気体状で同じ噴射量を示すときのそれぞれの穴の総面積を表から読み取る際に分りやすい例として表−２を掲げた。表−２は同一液化ガスが、噴射量に於いて、液体状と気体状で近似値の噴射量を示す穴のそれぞれの総面積の一例を表−１から直接抜粋表示した。
【００５０】
表−２に見られるように、ＨＦＣ１３４ａに於いては液体状と気体状で近似値の噴射量を示すのは、液体状１０．２ｇ、気体状１０．８ｇであり、それぞれの穴は、０．１２６平方ミリメートル、１．５平方ミリメートルである。即ち０．１２６平方ミリメートルの総面積を持つ穴から流入した液体状のＨＦＣ１３４ａは１．５平方ミリメートルの総面積を持つ穴から気体状で抵抗なく吐出噴射できることが判る。そしてその穴の総面積比は１１．９である。同様にプロパンに於いて液体状と気体状で近似値の噴射量を示すのは、液体状９．２５ｇ、気体状９．２６ｇであり、それぞれの穴は、０．１９６平方ミリメートル、１．５平方ミリメートルである。即ち０．１９６平方ミリメートルの総面積を持つ穴から流入した液体状のプロパンは１．５平方ミリメートルの総面積を持つ穴から抵抗なく吐出噴射できることが判る。又、その穴の総面積比は７．６５である。
【００５１】
そこで、本発明を実施する際、図表−１の意味するところを、ＤＭＥを例にとって説明する。スプレー缶の容器本体３内のエアゾール内容液２６がＤＭＥである場合、図−３Ｌのような通常のスプレー缶から、エアゾールバルブ１のバルブコア２を通って液状で噴射通路９から吐出噴射するＤＭＥが、ガス噴出口１２から気体状で完全に外部に吐出噴射ようにしたい時、表を用いて次のように設計すればよい。
【００５２】
給液側、即ち噴射通路９の穴に面積０．１２６平方ミリメートルの穴（直径０．４ミリメートル）を用いた場合、噴射通路９から吐出噴射する量は、図表−１の曲線グラフから、０．５５平方ミリメートル以上の面積を持つ穴を吐出口、即ちガス噴出口１２にして外部に吐出噴射するようにすればよいことが読み取れる。即ち、噴射通路９からの吐出量よりガス噴出口１２の噴射量が大きい値をとれば抵抗なくガス状（気体状）で外部に吐出噴射できることとなる。
【００５３】
又、給液側即ち噴射通路９の穴の面積が０．５５平方ミリメートルの穴では図表−１から直径０．８４ミリメートルの穴を開ければよいこととなるが、直径０．８４ミリメートルの穴を特に作らずともそれ以上の大きさで面積１．５平方ミリメートルの穴（１．０ミリメートル×０．５ミリメートル四角穴×３個）のものを用いれば、結果、４．３グラムのＤＭＥが噴射通路９から液状で流入（吐出）するのを、吐出側即ち、ガス噴出口１２にそれ以上の吐出量を持つ面積の穴（ガス状で６．１グラム吐出する）が放出できるので前述の２つの穴の間に液状噴射剤が気体に変わる十分な体積を持つ場所（気化室）を設ければいつも気体状でエアゾール内容液２６を外部に取り出せることとなる。
【００５４】
ちなみに図表−１からみると外部に吐出穴（ガス噴出口１２）として２．３５５平方ミリメートル（例、直径１．０平方ミリメートル×０．５ミリメートル四角穴×３個）の穴を使用して本発明を実施する場合は、ＨＦＣ１３４ａでは０．２４平方ミリメートル以下（０．５５ミリメートルΦ）の穴、プロパンでは０．３５平方ミリメートル以下（０．６６ミリメートルΦ）の穴、ＤＭＥでは０．５５平方ミリメートル以下（０．８ミリメートルΦ）の穴、ブタンでは０．１５平方ミリメートル以下（０．４ミリメートルΦ）の噴射通路９の穴であればよいこととなる。
【００５５】
ここまで、説明を出来るだけ簡単にするために、噴射通路９からの吐出噴射するエアゾール内容液２６の量を固定するには、あたかも噴射通路９の穴だけに関係があるように説明してきたが、実際にはこの噴射通路９の手前には、前述したように、エアゾールバルブ１のバルブコア２が介在するために、噴射通路９から吐出噴射するエアゾール内容液２６の量は、バルブコア２に設けられているコア穴２０の大きさに影響を受けるところが大きい。
【００５６】
然るに、噴射通路９よりもコア穴２０の大きさが大きい場合は噴射通路９の穴の大きさが優先し、噴射通路９よりもコア穴２０の大きさが小さい場合はコア穴２０が優先する。即ち、本発明で云う噴射通路９の吐出噴射する量及び噴射通路９の穴断面積とは、結果として噴射通路９から吐出噴射する量を決定する側の穴の大きさを云う。
【００５７】
説明しやすくするために前記【００４２】で用いた流入口側と吐出口側等の表現を用いて説明する。前記【００５０】では、液体状で流入口側から流入した液状物が吐出口側から抵抗無く吐出噴射するには、ＨＦＣ１３４ａでは吐出口側の総断面積は流入口側の総断面積の１１．９倍以上、プロパンでは７．６５倍以上必要であることが判った。この値はこのＨＦＣ１３４ａとプロパンでも差の生じるように、噴射剤の違いなど液状物の性質、流入口の大きさ、温度、内圧等によっても異なる。しかしながら、表−１および図表−１の曲線グラフに示したように、吐出口側（ガス噴出口１２）の総断面積は流入口側（噴射通路９）の３〜５倍程度以上あればよい。
【００５８】
ガス噴出口１２は噴射通路９の最低倍率に近いほどエアゾール内容液２６が、ガス噴出口１２から圧力を持った気体状で外部に吐出噴射されることとなるので、製品用途が噴射力を要求されているか否かによってガス噴出口１２の面積比を調整設定することによって用途にあった最適なエアゾール製品を簡単に作成することができる。
【００５９】
【００４１】から【００５８】に述べてきたように、気化室２１の大きさは絶対的な固定値は無く、噴射通路９から気化室２１内に吐出噴射したエアゾール内容液２６を、ガス噴出口１２より吐出噴射させる前に、気化室２１内で液状から気体状に完全にガス化させるために十分である容積を設けてある空洞であればよい。又、気化室２１は大きい程、液体から気体への変換度の確実性は高いものの、０．１５立方センチメートル以上の容積があれば、ほとんどのエアゾール内容液２６において実行できるが、この容積が小さいと、噴射通路９とガス噴出口１２の位置関係をとりにくいので、それらを加味し適当な大きさで設計すればよい。【００４２】で述べた言い方をすれば、流入口側より気化室に入った液状物が完全に気化して吐出口側から吐出噴射できるようにさせるためには、先ず、流入口側から気化室に入ってきた液状物が気体状になった時点で、その液状物全部が気体の状態で吐出側より外部に一気に吐出噴射できるだけの穴の大きさを持つことが必要である。このためには、前述したように少なくとも吐出口側の断面積は流入口側の断面積の３倍以上、より好ましくは４倍以上必要である。
【００６０】
前項（【００５９】）で述べたことはＢ発明、Ｃ発明、Ｄ発明、すなわち特許請求項５から請求項１９に至る全てに関連し、同じ説明となるため、以降Ｂ発明、Ｃ発明、Ｄ発明の詳細を説明するときに、前述の部分の説明は省略する。
【００６１】
理論を交え液体状から気体状に変換して吐出噴射する方法について説明してきたが、要するに図−３に示す単純な構造で、通常のエアゾール製品である容器本体３内のエアゾール内容液２６を、噴射通路９から液状で取り出し、気化室２１で完全気化し、ガス噴出口１２より気体状で吐出噴射することが出来る。
【００６２】
このように本発明を実施すれば、通常のスプレー缶のエアゾール内容液２６を、ガス噴出口１２より気体状で外部に噴出するために、従来の製品のように液霧を外部に放出することがないので、当然のことながら外部の壁や天井及び床を汚すことなく効果的に有効成分を噴射できるのでクリーンなエアゾール製品を得ることが可能になる。又、ガス噴出口１２の面積比を調整設定することによって用途にあった最適なエアゾール製品を簡単に作成することが可能であり、製品用途に応じた最適な噴射形態、噴射力を持つ製品を簡単に設計出来る。
【００６３】
加えて、エアゾール内容液２６は液状のままバルブコア２から取り出すので、従来のエアゾール製品同様、容器本体３内のエアゾール内容液２６の成分比率は、使用はじめから内溶液の無くなる使用終盤まで殆ど変わること無く一定の比率で取り出せるので安定した吐出噴射ができる。
【００６４】
図−４及び図−７は請求項６〜請求項１０の本発明の実施の一例を示す一部縦断面図を含む説明概要図である。１はエアゾールバルブ、２はバルブコア、３は容器本体、８はバルブボタン、９は噴射通路、１０はバルブボタン作動部、１１は発効物体、１２はガス噴出口、１３はキャップ、１３１はキャップ本体、１３２はキャップトップカバー、１４はスプレー缶、１５は嵌合凸部、１６はバルブマウンテン、１７は容器マウンテン凹部、１８はコア挿入穴、１９はラバーブッシュ、２０はコア穴、２１は気化室、２１１は下部気化室、２１２は上部気化室、２２はハウジング下穴、２６はエアゾール内容液、２７はディップチューブ、２８はバルブハウジング、２９はコアスプリング、３１はカートリッジ式のカプセル、３１１はカプセル本体、３１２はカプセルキャップ、３２はカプセル下穴、３３はカプセルソケット、３４はカプセル受台を示す。
【００６５】
図−４および図−５において、キャップ１３はスプレー缶１４の上部に被るように装着している。バルブボタン８はコア挿入穴１８でエアゾールバルブ１のバルブコア２に嵌合し、バルブボタン８には噴射通路９を設けてある。又、キャップ１３はキャップ本体１３１とキャップトップカバー１３２で構成されていて、その内側が気化室２１を形成しており、さらにキャップトップカバー１３２にはガス噴出口１２を設けてある。図−４ではガス噴出口１２は、噴射通路９から吐出噴射するエアゾール内容液２６が、直射される位置を避けて設置してある。図−５では噴射通路９から吐出噴射するエアゾール内容液２６が直接ガス噴出口１２に向かっている構造のようであるが、結果的に発効物体１１が邪魔板の役目を果たす次の条件を満たす場合の実施例を示す。
【００６６】
発効物体１１が、噴射通路９から吐出噴射されるエアゾール内容液２６を直接ガス噴出口１２側に通過させることなく、ガス噴出口１２に到達するまでには完全に気化させる性質を有するものである場合、たとえば発効物体が密に出来ているなどの場合には、発効物体１１を取り除いた状態で噴射通路９を見た場合に於いて、噴射通路９から吐出噴射されるエアゾール内容液２６が直接ガス噴出口１２側に向いたような図−５のような構造のものであっても、結果的に発効物体１１が邪魔板の役目を果たすこととなるので問題は起きない。即ち、図−５は「噴射通路９から吐出噴射されるエアゾール内容液２６が直接ガス噴出口１２側に向いた形」であるが問題が起きない例を示すものである。
【００６７】
図−４及び図−５において、気化室２１は下部気化室２１１と上部気化室２１２からなり、噴射通路９から気化室２１内に吐出噴射したエアゾール内容液２６を、ガス噴出口１２より吐出噴射させる前に、まず下部気化室２１１で気化し、さらに上部気化室２１２で残る液状分をさらに気化させ完全にガス化させるために設けてある空洞室である。尚、ここで用いるスプレー缶１４は、前述した図−１−３Ｌの状態にある内容物を、液体の状態で外部に取り出す手段のものである。
【００６８】
図−４から図−７は特に限定するものではないがプッシュダウン型のバルブを設けたものを例図として掲げている。プッシュダウン型のエアゾールバルブとはコアを上下に動かせば開閉できるもので、エアゾールバルブの一般的なものである。
【００６９】
使用方法を説明する。バルブボタン作動部１０を指で下向きに押さえ込むと、バルブコア２は下がり、容器本体３内にあったエアゾール内容液２６が液体の状態でバルブコア２を通じ、バルブボタン８の噴射通路９よりキャップ１３の気化室２１（下部気化室２１１、上部気化室２１２）の内部に吐出噴射する。ガス噴出口１２は前述のように、図−４のように噴射通路９から吐出噴射するエアゾール内容液２６が、直射される位置を避けてガスのガス噴出口１２を設置、もしくは図−５のように発効物体１１が邪魔板となって、ガス噴出口１２への直接噴射は避けるようにしてあるので、噴射通路９より吐出噴射したエアゾール内容液２６が図−４の場合は、気化室２１のキャップトップカバー１３２の裏面下部気化室２１１、上部気化室２１２内で、図−５の場合は発効物体１１の裏面、下部気化室２１１の気化室２１内で膨張、気化する。ここで、気化室２１、噴射通路９、ガス噴出口１２及びコア穴２０の条件は請求項５を説明するために図−３の説明時に掲げた条件と全く同一であるので重複した説明は省く。
【００７０】
発効物体１１は噴射通路９の上方にある気化室２１内に設置されているので、噴射通路９から吐出噴射するガスが発効物体１１に当り、発効物体１１に吸着等させてある有効成分などが、該ガスに転着（吸着）、拡散されて外部に放出されることとなる。
【００７１】
即ち、液霧の出ない状態で外部（室内など）に有効成分を拡散噴射できる。また図に於いてはラバーブッシュ１９を設け、万一発効物体１１をガスが透過する時の抵抗が大きいときにもキャップ１３のガス噴出口１２以外の位置からガスが外部に漏れ出ないように漏れ止めをしてあるが、発効物体１１をガスが透過する時の抵抗が充分小さいときはラバーブッシュ１９は不要である。
【００７２】
図−３から図−７においての実施例では液体とガスの充填された通常のスプレー缶の容器本体を用いているために、エアゾール内容液２６としては従来製品そのままの有効成分を用いた製品が作れることは述べるまでも無く、スプレー缶容器本体内にあるエアゾール内容液自体の効果を、発効物体１１に吸着した有効成分との複合的効果又は相乗的効果として期待できるので、通常のエアゾール製品より、より効果的な製品を作ることが出来る。又、内容物と発効物体１１の性質が全く異なるものや、元来同居させられない薬剤、たとえば酸とアルカリ、酸化剤と還元剤、カチオン剤とアニオン剤、主剤と増強剤などを考慮した組み合わせにしたり、芳香剤と消臭剤、芳香剤と殺菌剤、消臭剤と殺虫剤等種々の独立有効成分を噴射寸前まで混合せずに保存できるので、従来不可能だった複合用途の製品も製作できることとなる。
【００７３】
図−６及び図−７を説明する。図−６及び図−７は図−３ないし図−５を用い説明してきたＢ発明であるキャップの内部に設けたエアゾール内容液の気化室部分をキャップ本体から独立させてカートリッジ式のカプセルとし、好みによって、カプセルを取り外した状態では普通タイプ（従来のタイプ）のエアゾール噴射装置として用い、カプセルを取り付けた状態では本発明の液霧を出さないエアゾール噴射装置として使用出来るようにしたものである。
【００７４】
図−６は、スプレー缶本体に嵌合しているキャップ本体１３１から少し離れた状態にあるカートリッジ式のカプセル３１を図示している。カートリッジ式のカプセル３１はカプセル本体３１１とカプセルキャップ３１２から構成されている。カプセル本体３１１には下部中央付近にカプセル下穴３２とカプセルソケット３３を設け、さらに上部にはガス噴出口１２を設けてある。容器本体３に嵌合したキャップ本体１３１の頂部にはカプセルソケット３３を嵌めるためのカプセル受台３４を設けてある。通常は、カプセル本体３１１は容器本体３に嵌合したキャップ本体１３１の頂部のカプセル受台３４にカプセルソケット３３のところで嵌合して本発明の液霧を出さないエアゾール噴射装置として使用出来るようになっている。即ちバルブボタン押し部１０を作動させれば、容器本体３内にあったエアゾール内容液２６はバルブボタン８の噴射通路９より液体状で吐出噴射され、気化室２１内で気化し、気体の状態でガス噴出口１２より吐出噴射する。
【００７５】
カートリッジ式のカプセル３１をキャップ本体１３１から取り去れば、前述のようにエアゾール内容液２６はガス噴出口１２から液体状で吐出噴射されるので、その状態で使えば従来のエアゾール製品と全く同一品として使用できる。即ち二通りの使用が可能になる。図−７はカートリッジ式のカプセル３１の中に発効物体１１を入れた本発明の実施例を示す。図−７のように実施することによって、使用後のエアゾール内容液２６の残効性能が増すとともに、前述してきた他の実施例と同じく発効物体１１に吸着した有効成分とエアゾール内容液２６の複合的効果や相乗的効果も期待できる。
【００７６】
Ｃ発明について説明する。図−８及び図−９は請求項１１から請求項１５に記載された発明、即ちＣ発明である本発明の実施の一例を示す一部縦断面図を含む説明概要図である。１はエアゾールバルブ、２はバルブコア、３は容器本体、８はバルブボタン、８１はボタン本体、８２はボタン上蓋、９は噴射通路、１０はバルブボタン作動部、１１は発効物体、１２はガス噴出口、１４はスプレー缶、１５は嵌合凸部、１６はバルブマウンテン、１７は容器マウンテン凹部、１８はコア挿入穴、２０はコア穴、２１は気化室、２１１は下部気化室、２１２は上部気化室、２２はハウジング下穴、２６はエアゾール内容液、２７はディップチューブ、２８はバルブハウジング、２９はコアスプリングを示す。
【００７７】
図−８に示すように、バルブボタン８はボタン本体８１の中央部に設けてあるコア挿入穴１８で、エアゾールバルブ１のバルブコア２と嵌合している。バルブボタン８のボタン本体８１にはコア挿入穴１８の上部に噴射通路９を設けてある。このバルブボタン８は、ボタン本体８１とボタン上蓋８２の間で気化室２１を形成しており、さらに、ボタン上蓋８２にはガス噴出口１２を設けてあり、このガス噴出口１２は、噴射通路９から吐出噴射するエアゾール内容液２６が、直射される位置を避けて設置してある。気化室２１は噴射通路９から気化室２１内に吐出噴射したエアゾール内容液２６を、ガス噴出口１２より吐出噴射させる前に、気化室２１内で液状から気体状に完全にガス化させるために設けてある空洞室である。なお、ここで用いるスプレー缶１４は、前述した図−１−３Ｌの状態にある内容物を、液体の状態で外部に取り出す手段のものである。
【００７８】
図−８、図−９においては特に限定するものではないがプッシュダウン型のバルブを設けたものを例図として掲げている。使用方法を説明する。バルブボタン作動部１０を指で押し下げる。バルブコア２は下降し、容器本体３内にあったエアゾール内容液２６が液体の状態でバルブコア２を通じ、バルブボタン８の噴射通路９よりバルブボタン８内の気化室２１内部に吐出噴射する。ガス噴出口１２は噴射通路９から吐出噴射するエアゾール内容液２６が、直射される位置を避けて設置してあるので、噴射通路９より吐出噴射したエアゾール内容液２６が先ず気化室２１の上部内面に当るような形で、気化室２１内で膨張、気化する。気化室２１は該噴射通路９から気化室２１内に吐出噴射したエアゾール内容液２６を、ガス噴出口１２より吐出噴射させる前に、気化室２１内で液状から気体状に完全にガス化させるために十分な容積を設けてある空洞室であり、気化室２１の条件、噴射通路９、ガス噴出口１２等の関係は【００６０】に述べた通りである。
【００７９】
ここでも【００４５】に述べてきたと同じく噴射通路９より気化室２１内に吐出噴射するエアゾール内容液２６が、気化と同時に抵抗なくガス噴出口１２より吐出噴射するならば、気化室２１の容積は殆どエアゾール内容液２６の気化速度にのみ影響を受けることとなる。気化室２１は大きい程、液体から気体への変換度の確実性は高いものの、０．１５立方センチメートル以上の容積があれば実行可能であるが、噴射通路９とガス噴出口１２の位置関係をとりにくいので、適当にそれらを加味し設計すればよい。重要なことは噴射通路９とガス噴出口１２の関係に於いてであり、２者それぞれの流量に関係する断面積について注意する。
【００８０】
次に、エアゾール内容液２６を気体状でガス噴出口１２より吐出噴射する前に発効物体１１を介在させることによって、種々な効果を発する製品を得ることが可能になる。図−９に於いては、噴射通路９に対向する面に発効物体１１が設置されているので、噴射通路９から吐出噴射するガス又はガスと一部液体が、発効物体１１に当り、発効物体１１に吸着等させてある有効成分などが、ガス等に吸着、拡散されて、最終的にガスの状態で外部に放出されることとなる。
【００８１】
容器本体３から吐出噴射する内容物は前述の通りである。Ｃ発明で用いるスプレー缶１４は、前述した図−１の３Ｌの状態の如く、エアゾール内容液２６を、液体の状態で噴射通路９より取り出す手段のものであり、下部気化室２１１では噴射通路９から吐出噴射するエアゾール内容液２６の気化速度や下部気化室２１１の容積によってはガス又はガスと一部液体で存在するが、発効物体１１を通った後は、上部気化室２１２で完全に気化し、ガス噴出口１２を通ってガス状で外部に吐出噴射することとなる。
【００８２】
この時、発効物体１１の吸着物等を吸着や拡散の形で気体に含有して外部に吐出噴射する。即ち、液霧の出ない状態で外部（室内など）に有効成分を拡散噴射できる。
【００８３】
図−８、図−９の実施例では液体とガスの充填された通常のスプレー缶の容器本体を用いているために、エアゾール内容液２６としては従来製品そのままの有効成分を用いた製品が作れることは述べるまでも無く、スプレー缶の容器本体内にあるエアゾール内容液自体の効果を、発効物体１１に吸着した有効成分との複合的効果又は相乗的効果として期待できるので、従来のエアゾール製品より、より効果的な製品を作ることが出来る。又、内容物と発効物体１１の性質が全く異なるものや、元来同居させられない薬剤、たとえば酸とアルカリ、酸化剤と還元剤、カチオン剤とアニオン剤、主剤と増強剤などを考慮した組み合わせにしたり、芳香剤と消臭剤、芳香剤と殺菌剤、消臭剤と殺虫剤等種々の独立有効成分を噴射寸前まで混合せずに保存できるので、従来不可能だった複合用途の製品も製作できることとなる。
【００８４】
消臭剤としてはアミノ酸など有機酸による−ＳＨ、−ＮＨ基との中和反応による相殺効果、前述の芳香剤などの香りによるマスキング剤、タイム、セージ、スオウ、クコ、緑茶抽出物など、タンニン、カテキンなどのポリフェノール、フラボノイドなどの化学消臭成分など種々の薬剤を使用することが可能である。
【００８５】
通常のスプレー缶のエアゾール内容液２６を、ガス噴出口１２より気体状で外部に噴出するために、従来の製品のように液霧を外部に放出することがないので、当然のことながら外部の壁や天井及び床を汚すことなく効果的に有効成分を噴射できるのでクリーンなエアゾール製品を得ることが可能になる。又、ガス噴出口１２の面積比を調整設定することによって用途にあった最適なエアゾール製品を簡単に作成することが可能であり、製品用途に応じた最適な噴射形態、噴射力を持つ製品を簡単に設計出来る。
【００８６】
加えて、エアゾール内容液２６は液状のままバルブコア２から取り出すこととなるので、従来のエアゾール製品同様、容器本体３内のエアゾール内容液２６の成分比率は、使用はじめから内溶液の無くなる使用終盤まで殆ど変わること無く一定の比率で取り出せるので安定した吐出噴射ができる。
【００８７】
Ｄ発明について説明する。図−１０及び図−１１は請求項１６から請求項１９に記載された発明、即ちＤ発明である本発明の実施の一例を示す一部縦断面図を含む説明概要図である。Ｄ発明は容器本体３に取り付けてあるエアゾールバルブ１自体に改良を加えて、本発明の目的を達成させ、外観的には、従来の全く通常のエアゾール製品のような形状の製品として液霧を出さないエアゾール噴射装置を完成させたものである。
【００８８】
即ち、エアゾールバルブ１のバルブハウジング２８とディップチューブ２７との間に、Ｂ発明及びＣ発明の気化室２１に匹敵する空洞を持つ気化ハウジング２３と、この気化ハウジング２３の下部に噴射通路９に匹敵するハウジング下穴２４を設けると共に、バルブコア２のコア穴２０及びコア中央穴７は共にＢ発明及びＣ発明のガス噴出口１２の断面積に匹敵する以上の大きさの流量をもつ断面積にして、エアゾールバルブ１内で液霧を出さないエアゾール噴射装置を完成させたものである。
【００８９】
１はエアゾールバルブ、２はバルブコア、３は容器本体、４は気体層、５は液体層、７はコア中央孔、８はバルブボタン、９は噴射通路、１０はバルブボタン作動部、１２はガス噴出口、１４はスプレー缶、１６はバルブマウンテン、１８はコア挿入穴、２０はコア穴、２１は気化室、２２はハウジング下穴、２３は気化ハウジング、２４はハウジング気化室下穴、２５はハウジング気化室ベーパータップ穴、２６はエアゾール内容液、２７はディップチューブ、２８はバルブハウジング、２９はコアスプリング、３０はスプリング台下穴を示す。
【００９０】
図−１０に示すように、図−１０で用いているエアゾールバルブ１は、Ａ発明、Ｂ発明及びＣ発明を説明するために用いてきたエアゾールバルブ１のバルブハウジング２８に更に気化ハウジング２３を被せたような形状となっている。該気化ハウジング２３内が気化室２１となる。
【００９１】
使用方法及び液状から気体状に変化する工程を説明する。特に限定するものではないがプッシュダウン型のバルブを設けたものを例図として掲げている。バルブコア２の上にはバルブボタン８を取り付けてある。バルブボタン作動部１０を押し下げると、バルブコア２が下降し、コア穴２０が開く、エアゾール内容液２６が吐出物取入れ口６（吐出物取入れ口６は図示していないが）からディップチューブ２７、ハウジング下穴２４を通って気化室２１に入る。
【００９２】
ハウジング下穴２４がＢ発明、Ｃ発明での噴射通路９に該当する。気化室２１はハウジング下穴２４から気化室２１内に吐出噴射されたエアゾール内容液２６を、ガス噴出口１２（後述するがＤ発明ではエアゾールバルブ１のコア穴２０、コア中央孔７及びバルブボタン８のガス噴出口１２全てが、ガス噴出口１２と条件が共通する）より吐出噴射させる前に、液体状から気体状に完全にガス化させるために設けてある空洞室である。尚、ここで用いるスプレー缶１４は、前述した図−１−３Ｌの状態にある内容物を、液体の状態で外部に取り出す手段のものである。
【００９３】
図−１０ではバルブボタン８に横向きに設けてあるガス噴出口１２が、あたかも噴射通路９から吐出噴射するエアゾール内容液２６の直射される位置を避けてガス噴出口１２を設置してあるような位置関係の図となっているが、Ｄ発明の場合には、バルブボタン８にあるガス噴出口１２が上向きに付いてハウジング下穴２４の開口部と直線的な関係にあっても、実際にはガス噴出口１２の位置関係がどうであれ、エアゾール内容液２６がバルブボタン８のガス噴出口１２に達するまでには必ずバルブコア２が介在するため、該バルブコア２が邪魔板の役目を果たし、直接、エアゾール内容液２６がガス噴出口１２に達することは無いので、設計時には特にガス噴出口１２をハウジング下穴２４より吐出噴射するエアゾール内容液２６の直射される位置を避けてガスのガス噴出口１２を設ける必要は無い。
【００９４】
使用方法を説明する。バルブボタン作動部１０を押し下げるとバルブコア２が下降しコア穴２０が開く、容器本体３内にあったエアゾール内容液２６がディップチューブ２７、ハウジング下穴２４を通って液体の状態で気化室２１内部に吐出噴射する。ガス噴出口１２は前述のように、エアゾール内容液２６がバルブボタン８のガス噴出口１２に達するまでには必ずバルブコア２が介在するため、該バルブコア２が邪魔板の役目を果たし、直接、エアゾール内容液２６がガス噴出口１２に達することは無いので、ガス噴出口１２はエアゾール内容液２６の直射される位置を避けてガスのガス噴出口１２を設ける必要は無い。
【００９５】
ハウジング下穴２４より吐出噴射したエアゾール内容液２６が先ず気化室２１の上部内面に当たるような形で、該気化室２１内で膨張、気化する。気化室２１はハウジング下穴２４から気化ハウジング２３内、即ち気化室２１内に吐出噴射したエアゾール内容液２６を、ガス噴出口１２より吐出噴射させる前に、液体状から気体状に完全にガス化させるために十分な容積を設けてある空洞室であり、気化室２１の条件、ハウジング下穴２４、ガス噴出口１２等の関係は【００６０】に述べた通りである。
【００９６】
前述したが、ハウジング下穴２４がＢ発明、Ｃ発明での噴射通路９に該当する。従って図−１０、図−１１のハウジング下穴２４には噴射通路の番号９も合せて記入した。又、ガス噴出口１２から吐出噴射する気体状内容物は、スプリング台下穴３０からガス噴出口１２に達するまで、気化と同時に抵抗なくガス噴出口１２より吐出噴射することが重要であるため、Ｄ発明ではスプリング台下穴３０以降のエアゾールバルブ１のコア穴２０、コア中央孔７及びバルブボタン８のガス噴出口１２の開口断面積全てが、それぞれ、少なくともハウジング下穴２４の総断面積の３倍以上必要となる。
【００９７】
前述したようにＢ発明、Ｃ発明同様、ハウジング下穴２４より気化室２１内に吐出噴射するエアゾール内容液２６が、気化と同時に抵抗なくガス噴出口１２より吐出噴射するならば、殆どエアゾール内容液２６の気化速度にのみ影響を受けることとなる。気化室２１は大きい程、液体から気体への変換度の確実性は高いものの、０．１５立方センチメートル以上の容積があれば実行可能である。重要なことは噴射通路９とガス噴出口１２の関係に於いてであり、２者それぞれの流量に関係する断面積について注意する。
【００９８】
Ｄ発明では液体とガスの充填された通常のスプレー缶の容器本体を用いているために、エアゾール内容液２６としては従来製品そのままの有効成分を用いた製品が作れることは述べるまでも無い。通常のスプレー缶のエアゾール内容液２６を、ガス噴出口１２より気体状で外部に噴出するために、従来の製品のように液霧を外部に放出することがないので、当然のことながら外部の壁や天井及び床を汚すことなく効果的に有効成分を噴射できるのでクリーンなエアゾール製品を得ることが可能になる。又、ガス噴出口１２等の面積比を調整設定することによって用途にあった最適なエアゾール製品を簡単に作成することが可能であり、製品用途に応じた最適な噴射形態、噴射力を持つ製品が簡単に設計出来る。
【００９９】
加えて、エアゾール内容液２６は液状のままハウジング下穴２４から取り出すので、従来のエアゾール製品同様、容器本体３内のエアゾール内容液２６の成分比率は、使用当初から内溶液の無くなる使用終盤まで殆ど変わること無く一定の比率で取り出せるので安定した吐出噴射ができる。
【０１００】
図−１０は、Ａ発明、Ｂ発明及びＣ発明を説明するために用いてきたエアゾールバルブ１のバルブハウジング２８に更に気化ハウジング２３を被せたような形状としこの気化ハウジング２３内を気化室２１とするものであったが、図−１１は通常のバルブのバルブハウジング２８自体を大きくし、バルブハウジング２８内部が気化室２１とするようにした本発明の実施例であり、更に図−９では気化室２１での気化を早める目的でハウジング気化室ベーパータップ穴２５を設けた例を図示してある。このハウジング気化室ベーパータップ穴２５によってバルブハウジング２８の外部の気層部から気体がバルブハウジング２８内部に部分的に入り、バルブハウジング２８内部に入った気体が攪拌することとなるのでエアゾール内容液２６の気化がしやすくなる。このハウジング気化室ベーパータップ穴２５の作用以外は図−１０の場合と同じであるので説明は省く。
【０１０１】

Figure 2004034009
【０１０２】
Figure 2004034009
【０１０３】
Figure 2004034009
【０１０４】
【発明の効果】
本発明を実施すれば、内容物は気体の状態でのみ外部に放出されることとなるので、従来のエアゾール製品のように噴射内容物が天井、壁、床は勿論のこと、部屋に設置してあるテーブル、ソファ等の家具、部屋に吊るされた衣類等を汚染することはなく、どんな場所でも使用可能な製品を作ることが出来る。発効物体１１を設けた場合にも、発効物体１１の吸着物等を拡散含有して外部に吐出噴射するのも気体の状態でガス噴出口１２より吐出噴射するので、液霧の出ない状態で外部（室内など）に有効成分を拡散噴射できる。
Ａ発明では、本発明の容器本体３の内容物自体に、気体状態で有効性の得られる成分を含有しておけば、その気体自体の効果も、発効物体１１に吸着した有効成分との複合的効果又は相乗的効果として又、Ｂ、Ｃ及びＤ発明では、液体とガスの充填された通常のスプレー缶を用いているために、エアゾール内容液２６としては従来製品そのままの有効成分を用い、エアゾール内容液自体の効果を期待できることは勿論、発効物体１１に吸着した有効成分との複合的効果又は相乗的効果として期待できるので、従来のエアゾール製品より、より効果的な製品を作ることが出来る。又、内容物と発効物体１１の性質が全く異なるものや、元来同居させられない薬剤、たとえば酸とアルカリ、酸化剤と還元剤、カチオン剤とアニオン剤、主剤と増強剤などを考慮した組み合わせにしたり、芳香剤と消臭剤、芳香剤と殺菌剤、消臭剤と殺虫剤等種々の独立有効成分を噴射寸前まで混合せずに保存できるので、従来不可能だった複合用途の製品も製作できることとなる。更に、噴射通路９やガス噴出口１２などの面積比を調整設定することによって用途にあった最適なエアゾール製品を簡単に作成することが可能であり、製品用途に応じた最適な噴射形態、噴射力を持つ製品が簡単に設計出来る。
【０１０５】
【図面の簡単な説明】
【図−１】スプレー缶１４内部の概要図、
尚、１Ｇ、２Ｇ、３Ｌ及び４Ｇはそれぞれの状態を示す記号である。
【図−２】Ａ発明である本発明の実施例を示す一部縦断面図を含む説明概要図、
【図−３】Ｂ発明である本発明の実施例を示す一部縦断面図を含む説明概要図、
【図−４】Ｂ発明である本発明の実施例を示す一部縦断面図を含む説明概要図、
【図−５】Ｂ発明である本発明の実施例を示す一部縦断面図を含む説明概要図、
【図−６】Ｂ発明である本発明の実施例を示す一部縦断面図を含む説明概要図、
【図−７】Ｂ発明である本発明の実施例を示す一部縦断面図を含む説明概要図、
【図−８】Ｃ発明である本発明の実施例を示す一部縦断面図を含む説明概要図、
【図−９】Ｃ発明である本発明の実施例を示す一部縦断面図を含む説明概要図、
【図−１０】Ｄ発明である本発明の実施例を示す一部縦断面図を含む説明概要図、
【図−１１】Ｄ発明である本発明の実施例を示す一部縦断面図を含む説明概要図である。
【符号の説明】
１　　エアゾールバルブ、
２　　バルブコア、
３　　容器本体、
４　　気体層、
５　　液体層、
６　　吐出噴射物取入れ口、
７　　コア中央孔、
８　　バルブボタン、
８１　　ボタン本体、
８２　　ボタン上蓋、
９　　噴射通路、
１０　　バルブボタン作動部、
１１　　発効物体、
１２　　ガス噴出口、
１３　　キャップ、
１３１　キャップ本体、
１３２　キャップトップカバー、
１４　　スプレー缶、
１５　　嵌合凸部、
１６　　バルブマウンテン、
１７　　容器マウンテン凹部、
１８　　コア挿入穴、
１９　　ラバーブッシュ、
２０　　コア穴、
２１　　気化室、
２１１　下部気化室、
２１２　上部気化室、
２２　　ハウジング下穴、
２３　　気化ハウジング、
２４　　ハウジング気化室下穴、
２５　　ハウジング気化室ベーパータップ穴、
２６　　エアゾール内容液、
２７　　ディップチューブ、
２８　　バルブハウジング、
２９　　コアスプリング、
３０　　スプリング台下穴、
３１　　カートリッジ式のカプセル、
３１１　カプセル本体、
３１２　カプセルキャップ、
３２　　カプセル下穴、
３３　　カプセルソケット、
３４　　カプセル受台を示す。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
An object of the present invention is to provide an aerosol spraying device that does not emit liquid fog to the outside. More specifically, in a spray can that sprays only gas that does not contain liquid, conventional aerosol products replace liquid fragrances, insecticides, etc., which were filled together with gas in the can, by replacing the active substance installed outside the can with this effect. The aerosol content liquid in the can is opened by opening the valve of the aerosol device and the aerosol spraying device in which the above-mentioned gas is applied to the effected object, and a component which evaporates from the effected object (for example, a fragrance) is put on the gas so as not to emit liquid mist. The present invention relates to an aerosol injection device that does not emit a liquid mist so that it is released into a room in a gaseous state.
[0002]
[Prior art]
An aerosol spray device called a spray can represented by fragrance, deodorant, insecticide, etc. is composed of a liquid called a base containing the components of the target product such as aroma, deodorant, insecticide and a gas called a propellant. It is filled in a can having a valve. When the valve is opened, the liquid portion of the base becomes a liquid mist and is discharged into the room together with the propellant.
[0003]
By the way, the liquid fog discharged into the room adheres to the ceiling, walls and floor, as well as to the table, sofa and other furniture installed in the room, clothing hanging in the room, and contaminates them. There were major drawbacks. However, despite these major drawbacks, aerosol products are convenient and are consumed in large quantities.
[0004]
In the first place, aerosol products have the drawback of contaminating the interior of the room with the liquid fog because the product was developed to atomize the liquid part called the base with the help of a gas propellant, that is, to discharge it as a liquid fog. It is a product that has been brought to the present day as a way to do it.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, conventional aerosol products are released as liquid mist, so that the liquid mist is not only on the ceiling, walls, floor, but also furniture such as tables and sofas installed in the room, clothes suspended in the room, etc. It has also been used to contaminate these and that it is useless. However, the inventor has invented a new aerosol device to overcome this challenge. The invention is an "aerosol injection device that does not emit liquid mist".
[0006]
[Means to solve the problem]
In order to achieve the above object, (1) the present invention is defined as the invention A according to claims 1 to 4 described in the claims, and (2) the invention described in claims 5 to 10 as the B invention. And (3) the inventions of claims 11 to 15 as C inventions, and (4) the inventions of claims 16 to 19 as D inventions. The inventions A, B, C and D have the same industrial fields of application and problems to be solved, and are as follows.
[0007]
In the invention A, a cap having a valve button having an injection passage, an effecting object installed on a surface facing the injection passage, and a gas outlet on a surface covering an outer surface of the effecting object does not contain a liquid. The present invention relates to an aerosol injection device that does not emit liquid mist, which is attached to a spray can that injects only gas.
[0008]
The invention described above fills only the gas containing no liquid into the container body of the spray can, or in the case of having a gas layer and a liquid layer, injects only the gas in the gas layer, and the conventional aerosol product is placed in the can. Liquid fragrances, deodorants, germicides, insecticides, etc., which have been filled together with the gas, are installed as effected objects on the valve buttons outside the spray can, and gas is sprayed on the effected objects, and the gas It is an object of the present invention to provide an aerosol spraying device which does not emit a liquid mist by ejecting only a vaporized gas discharged into a room from a gas spraying port provided on a cap with a component evaporated from an activated body (for example, a fragrance).
[0009]
In the above B invention, a cap for covering an injection passage provided in a valve button is provided on an upper portion of a container body of a normal spray can filled with liquid and gas, and a gas outlet is provided in the cap, and a hole of the injection passage is provided. The present invention relates to an aerosol injection device that does not emit liquid mist, characterized in that the cross-sectional area of the hole diameter of the gas ejection port is at least three times as large as the cross-sectional area of the diameter, and the inside of the cap is a vaporization chamber for aerosol content liquid. is there.
[0010]
The invention described above vaporizes the aerosol content liquid in a liquid mist state injected from the injection passage of the valve button in a vaporization chamber inside the cap to form a liquid mist that is discharged into the room from a gas outlet provided in the cap. An object of the present invention is to provide an aerosol injection device that does not emit.
[0011]
According to the invention C, the valve button is made hollow so as to cover an injection passage provided in the valve button, and the valve button is installed in a container of a normal spray can filled with liquid and gas. Wherein the cross-sectional area of the hole diameter of the gas outlet is three times or more the cross-sectional area of the hole diameter of the injection passage, and the hollow portion of the valve button is a vaporization chamber for aerosol content liquid. The present invention relates to an aerosol injection device that does not emit liquid mist.
[0012]
The above-mentioned invention vaporizes a liquid mist in an aerosol content liquid in a liquid mist state injected from an injection passage of a valve button in a vaporization chamber formed by hollowing the valve button, and indoors from a gas outlet provided in the valve button. The present invention provides an aerosol spraying device that does not emit a liquid mist to be discharged to a vehicle.
[0013]
According to the invention D, in a normal spray can container filled with liquid and gas, a vaporization chamber is provided between the valve housing of the aerosol valve and the dip tube, and components (gas valve outlet) from the vaporization chamber to the gas outlet are provided. An aerosol valve characterized in that the cross-sectional area of the hole diameter of the passage of the core hole, the central hole of the core, the gas outlet, etc.) is at least three times the cross-sectional area of the hole diameter of the pilot hole provided in the lower part of the vaporization chamber. The present invention relates to a mounted aerosol injection device that does not emit liquid fog.
[0014]
The above-described invention provides an aerosol spraying device that vaporizes liquid mist in a vaporization chamber provided between a valve housing and a dip tube of an aerosol valve and does not emit liquid mist to be discharged into a room from a gas outlet of a valve button. To do.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
First, in order to make the description of the present invention easier to understand, the state of the contents in the spray can and the method of taking out the contents will be described. FIG. 1 is a view for explaining a state in which the content (a propellant alone or a mixture of a propellant and a content component liquid) in a spray can is discharged and ejected to the outside through an aerosol valve in a gas or liquid state. FIG. 2 is a schematic vertical sectional view showing the relationship between the container body, the aerosol valve and the contents in each state, and 1G, 2G, 3L and 4G are symbols indicating the respective states. In the figure, reference numeral 1 denotes an aerosol valve, 2 denotes a valve core, 3 denotes a container body, 4 denotes a gas layer, 5 denotes a liquid layer, 6 denotes a discharge jet intake, 7 denotes a core central hole, and 27 denotes a dip tube.
[0016]
In general, the state of the contents in the spray can container includes (I) a state in which the contents exist only in a gas layer, and (II) a state in which the contents exist in two layers, a gas layer and a liquid layer. Note that there are also two or more layers, but in the case of a multilayer, one layer is always a gas layer, and the other is a layer containing at least one liquid layer. The content is described as two layers including a gas layer and a liquid layer, including two or more layers.
[0017]
Fig. 1-1G shows that the state in the spray can container corresponds to the above (I), and the inside of the container is filled with a gaseous propellant or a mixture of a gaseous propellant and a gaseous active ingredient. FIG. 2G, 3L and 4G in FIG. 1 show a case where the liquid layer is only a liquefied gas and the gas layer is a gaseous gas of the liquefied gas, or the liquid layer portion is a mixed liquid layer of the liquefied gas and an effective component. In this case, the gas layer portion is a vaporized component of the mixed liquid layer (a gaseous gas of the liquefied gas and a trace vaporized component of the effective component).
[0018]
Here, the relationship between the contents of the spray can, the state of the valve and the like and the claims of the present invention will be described. The inside of the spray can used in the present invention according to claims 1 to 4 of the present invention, that is, the invention A corresponds to FIG. 1-1G or FIG. 1-2G, and the contents are taken out in a gaseous state. Of the means. Further, the inside of the spray can according to claims 5 to 19 (B invention to D invention) corresponds to Fig. 1-3L, and is provided by means for taking out the contents in a liquid state to the outside.
[0019]
FIG. 1-1G, FIG. 1-2G and FIG. 1-4G show a discharge gas inlet 6 which is connected to the aerosol valve 1 in the portion of the gas layer 4 of the content, and 3 L shows a liquid layer 5 having the aerosol valve 1. There is a discharge jet intake 6 leading to the discharge jet. FIG. 1-4G shows an example in which only the gas is taken out from the product when the spray can container body is used upside down. That is, FIG. 1-4G is the inverted specification of FIG. 1-2G, and when viewed from the figure, FIG. 1-4G is completely inverted. Since the liquid has a higher specific gravity than the gas, the liquid layer 5 is always formed under the gas layer 4. Therefore, if the liquid ejector inlet 6 is turned to the gas layer 4 side when the liquid in FIG. It can be used as an inverted type of -1-2G. When looking at FIG. 1-2G as a basic view, FIG. 1-4G is a product used in an inverted state of FIG. 1-2G. This is an example in which a dip tube 27 is provided below the aerosol valve 1 so as to be located at the position of the gas layer 4.
[0020]
The invention A will be described. FIG. 2 is an explanatory schematic diagram including a partial longitudinal sectional view showing an embodiment of the present invention according to claims 1 to 4. 1 is an aerosol valve, 2 is a valve core, 3 is a container body, 8 is a valve button, 9 is an injection passage, 10 is a valve button operating part, 11 is an activated object, 12 is a gas outlet, 13 is a cap, and 131 is a cap body. , 132 is a cap top cover, 14 is a spray can, 15 is a fitting projection, 16 is a valve mountain, 17 is a container mountain recess, 18 is a core insertion hole, and 19 is a rubber bush.
[0021]
As shown in FIG. 2, the cap 13 is joined so as to cover the upper part of the spray can 14. That is, the fitting projection 15 of the cap is fitted and joined to the container mountain recess 17 to the aerosol valve 1 provided on the top of the container body 3. The valve button 8 is inserted and fitted into the valve core 2 of the aerosol valve 1. The valve button 8 is provided with an injection passage 9, and the effected object 11 is installed on a surface facing the injection passage 9 so that gas discharged from the injection passage 9 hits the effected object 11. The cap 13 is provided so as to cover the outer surface of the activated object 11, and the cap top cover 132 of the cap 13 has the gas outlet 12. The spray can 14 used here is a means for taking out the contents in the state shown in FIG. 1-1G or FIG. 1-2G to the outside in a gaseous state.
[0022]
In describing the method of use, FIG. 2 shows an example in which a tilt-type valve is provided for simplification of operation, although not particularly limited. The tilt-type aerosol valve can be opened and closed by moving the core left and right, and is a general aerosol valve.
[0023]
The usage will be described. The valve button operating part 10 is pressed toward the can with a finger (in the case of FIG. 2, it is pressed to the right). The valve core 2 tilts, and the contents in the container body 3 are discharged and injected into the cap 13 from the injection passage 9 of the valve core 2 in a gaseous state. Since the effecting object 11 is provided on the surface facing the injection passage 9, the gas discharged from the injection passage 9 hits the effecting object 11, and the effective component or the like adsorbed by the effecting object 11 is converted into the gas. It is diffused and released to the outside. Since the content discharged and sprayed from the spray can 14 is in a gaseous state, it is also necessary to diffuse and contain the adsorbed substance of the activated object 11 and discharge and discharge it to the outside. In addition, the active ingredient can be diffused and jetted to the outside (in a room or the like) without liquid fog.
[0024]
At this time, if the content itself of the container body 3 contains a component that is effective in a gaseous state when the gaseous state is discharged and ejected from the injection passage 9, the effect of the gas itself is also effective. It can be expected as a composite effect or a synergistic effect with the active ingredient adsorbed on the object 11. It is effective to include a gaseous fragrance, a gaseous deodorant, a gaseous bactericide, a gaseous insecticide and the like in the content itself.
[0025]
Gaseous air fresheners include mercaptan, nitrous oxide, anesole, isohexynyl acetate, isoeugenol, ethyl vanillin, eugenol, camphor, cresol methyl ether, coumarin, geraniol, cinnamon alcohol, cinnamaldehyde, ethyl cinnamate , Methyl cinnamate, isoamyl acetate, geranyl acetate, citronellyl acetate, cinnabel acetate, benzyl acetate, citronellal, vanillin, phenylethyl alcohol, menthol, linalool, etc. are dissolved in a trace or volatile solvent, and the gaseous layer has an effective odor. If so, various fragrances can be used.
[0026]
Examples of the gaseous deodorant include an offset effect due to a neutralization reaction with -SH and -NH groups by an organic acid such as an amino acid, a masking agent by a fragrance such as the above-mentioned fragrance, thyme, sage, suo, wolfberry, green tea extract. For example, tannins, polyphenols such as catechin, and chemical deodorant components such as flavonoids may be dissolved or dissolved in a small amount or a volatile solvent, and those having an effective gas phase may be selected, and various chemicals can be used. .
[0027]
Examples of gaseous bactericides and insecticides include ethylene oxide, formaldehyde, β-propiolactone, methyl bromide, propion oxide, ozone, nitric oxide, carbon dioxide, glycidaldehyde, gas phase glutaraldehyde, and gas phase camphor. , Dibrom, propulsrin, resmelysulin, phthalthrin, pyrethrin, allethrin, sumithion, DDVP, BHC, pyrethroid, pinamine, neopinamine, etc. are dissolved in a volatile solvent and those having an effective gas phase may be selected. It is possible to use fungicides.
[0028]
In the inventions A to C, the activated substance referred to in the present invention refers to a solid substance having a sublimation property such as camphor, a substance exhibiting aroma (incense) or medicinal properties, or a solid substance emitting negative ions such as precious jewelry. A solid substance that itself exerts some effect, such as a substance, and / or a substance that does not exert its own effect but retains a drug that exerts its effect, thereby gradually releasing the retained drug, etc. to exert an effect. It has a broad meaning such as a carrier.
[0029]
The effected object used in the invention A must have a certain effect from the beginning, such as resin, zeolite, pottery, rock, crushed rock, fiber, non-woven fabric, sawdust, wood chips, carbon, charcoal, carbon fiber, etc. In the case of a carrier that can be expected only as a holding carrier, it is necessary to impregnate agents such as fragrances, fragrances, deodorants, bactericides, and insecticides. In the case where a chemical such as a fragrance, a fragrance, a deodorant, a bactericide, or an insecticide is in the form of a solid such as a granule or a bead, or in the case of ionic stone, it can be used as an effective substance as it is. In the inventions B and C, the aerosol content liquid in a normal spray can is jetted to the outside in a gaseous state, so that any activated object absorbs and holds the aerosol content liquid ejected from inside and maintains the effect of the active ingredient. It is effective to make.
[0030]
Therefore, effective substances are resins, zeolites, pottery, rocks, crushed rocks, fibers, non-woven fabrics, sawdust, wood chips, ionic stones, carbon, charcoal, carbon fibers, etc., or fragrances, fragrances, deodorants as holding carriers. , An agent such as a bactericide or an insecticide can be impregnated or coexisted as a mixture of solids such as granules and beads to obtain an effective substance. The ionic stone mentioned here is a generic term for sintered ceramics, tourmaline, precious gemstones, calcined ore, radium, thorium, and other rocks that emit negative ions (including induction). These include those processed as such or in the form of granules, granules, powders, fibers, etc., mixed with other resins, etc., and processed into a net shape or the like.
[0031]
As the active ingredient to be adsorbed on the activated substance, various chemicals depending on the use of various products, use places, etc., such as fragrances, deodorants, bactericides, insecticides, insect repellents, etc. can be used. By holding these agents and the like in the activated object, the held agents and the like are gradually released to the outside, so that the button operating portion of the aerosol device of the present invention is operated depending on the volatility of the agent used. You can expect a faint drug sustaining effect even when it is not.
[0032]
Acetyl methyl carbitol, ethyl acetoacetate, anesole, isohexynyl acetate, isoeugenol, ethyl vanillin, eugenol, camphor, cresol methyl ether, as the fragrance used as an active ingredient to be adsorbed to the active substance in the inventions A to C, etc. Coumarin, geraniol, cinnamon alcohol, cinnamaldehyde, ethyl cinnamate, methyl cinnamate, isoamyl acetate, geranyl acetate, citronellyl acetate, cinnabel acetate, benzyl acetate, citronellal, vanillin, phenylethyl alcohol, menthol, linalool, etc. Can be used.
[0033]
Examples of the deodorant used as an active ingredient to be adsorbed on an effective substance in the inventions A to C include an offsetting effect of an organic acid such as an amino acid by a neutralization reaction with -SH and -NH groups, and a masking by a fragrance such as the above-described fragrance. It is possible to use various plant extract components such as agents, thyme, sage, suo, wolfberry, green tea extract, polyphenols such as tannin and catechin, flavonoids, and various chemicals such as chemical deodorant components.
[0034]
A bactericide, an insecticide, and an insect repellent used as an active ingredient to be adsorbed to an effective substance in the inventions A to C are, for example, benzoic acid, sodium benzoate, indomethacin, isopropylmethylphenol, lysozyme chloride, chlorhexidine hydrochloride, orthophenylphenol, Photosensitizer, mustard extract, cresol, cloxylenol, chloramine T, chlorcresol, chlorobutanol, parachlorophenol, resorcin, thiantol, thymol, trichlorocarbanilide, 3-trifluoromethyl-4-4'-dichlorocarbani Lido (halocarban), hexachlorophen, salicylic acid, sodium salicylate, thymol, thianthol, perilla extract, camphor, ginger extract, sorbic acid, potassium sorbate, wasabi extract, dehydroacetic acid, dehi Sodium doloacetate, paraben, alkyl paraoxybenzoate, parachlorophenol, phenols, phenoxyethanol, resorcinol, chlorhexidine gluconate, trichlorocarbanilide, hexachlorohen, borax, Aspergillus products, calcium hypochlorite, propulse Various agents such as phosphorus, resmelysulin, phthalthrine, pyrethrin, allethrin, sumithion, DDVP, BHC, pyrethroid, pinamine, neopinamine, fenitrothion, linden, and diet can be used alone or in combination.
[0035]
The invention B will be described. FIG. 3 is an explanatory schematic diagram including a partial longitudinal sectional view showing an embodiment of the present invention of claim 5. 1 is an aerosol valve, 2 is a valve core, 3 is a container body, 8 is a valve button, 9 is an injection passage, 10 is a valve button operating section, 12 is a gas ejection port, 13 is a cap, 131 is a cap body, and 132 is a cap top. Cover, 14 is a spray can, 15 is a fitting projection, 16 is a valve mountain, 17 is a container mountain recess, 18 is a core insertion hole, 19 is a rubber bush, 20 is a core hole, 21 is a vaporization chamber, and 22 is a housing lower part. A hole, 26 indicates an aerosol content liquid, 27 indicates a dip tube, 28 indicates a valve housing, and 29 indicates a core spring.
[0036]
As shown in FIG. 3, the cap 13 is attached so as to cover the upper part of the spray can 14. That is, the fitting protrusion 15 of the cap 13 is fitted into the container mountain recess 17 of the container body 3. The valve button 8 is fitted into the valve core 2 of the aerosol valve 1 through a core insertion hole 18, and the valve button 8 has an injection passage 9. Further, the cap 13 forms the vaporization chamber 21 with a cap body 131 and a cap top cover 132, and the cap top cover 132 is provided with the gas ejection port 12. The gas ejection port 12 is provided with the gas ejection port 12 for gas so as to avoid the position where the aerosol content liquid 26 ejected and ejected from the ejection passage 9 is directly irradiated.
[0037]
The vaporizing chamber 21 is used to completely gasify the aerosol content liquid 26 discharged and injected from the injection passage 9 into the vaporizing chamber 21 from a liquid state to a gaseous state in the vaporizing chamber 21 before discharging and jetting from the gas jetting port 12. It is a cavity room provided. The spray can 14 used here is a means for taking out the contents in the state shown in FIG. 1-3C to the outside in a liquid or liquid mist state.
[0038]
Although FIG. 3 is not particularly limited, FIG. 3 shows an example in which a tilt-type valve is provided to simplify the operation description. The tilt-type aerosol valve can be opened and closed by moving the core left and right, and is a general aerosol valve.
[0039]
The method of use and the process of changing from a liquid state to a gaseous state will be described. When the valve button operating unit 10 is pressed down with a finger (in FIG. 3, the valve core 2 is pressed rightward), the valve core 2 is tilted, and the aerosol content liquid 26 in the container body 3 is in a liquid state and the valve core 2 is pressed. Through the injection passage 9 of the valve button 8 into the vaporization chamber 21 of the cap 13.
[0040]
The aerosol content liquid 26 discharged from the injection passage 9 is installed in the gas outlet 12 so as to avoid the position where the aerosol content liquid 26 discharged from the injection passage 9 is directly irradiated. The gas expands and vaporizes in the vaporization chamber 21 in such a manner as to hit the rear surface of the cover 132.
[0041]
Here, the main part of the present invention will be described. The present invention is an aerosol spraying device which does not emit a liquid mist, and a valve core 2 of a container body 3 used in the invention A to prevent a liquid mist from being emitted from a gas outlet 12 to the outside. What is ejected and ejected from the ejection passage 9 itself comes out in a gaseous state. However, in the inventions B, C, and D, what is ejected from the valve core 2 and the ejection passage 9 of the container body 3 used is liquid, and therefore must be in a gaseous state before being ejected from the gas ejection port 12. If the present invention cannot be carried out, the following conditions are required in common for the inventions B, C and D.
[0042]
Here, for the sake of simplicity in explaining the theory, a part before the valve core 2 and / or the injection passage 9 is called an inflow side, the vaporization chamber 21 is a vaporization chamber, and the gas injection port 12 and thereafter are a discharge port side. The description will be made with the aerosol content liquid 26 as a liquid material. In order to completely vaporize the liquid material entering the vaporization chamber from the inflow side and discharge and eject it from the discharge port side, first, the liquid material entering the vaporization chamber from the inflow side becomes gaseous. At this point, it is necessary that the liquid material has a hole size that allows the liquid to be ejected and ejected from the ejection side to the outside in a gaseous state.
[0043]
And, more importantly, a vaporization chamber must be large enough to vaporize the incoming liquid until it completely changes to a gaseous state. By adopting a structure capable of continuously processing this relationship, the aerosol spraying apparatus that does not emit a liquid mist according to the present invention that does not emit a liquid mist from the gas outlet 12 to the outside is completed. Hereinafter, the description will return to the original name.
[0044]
However, the size of the vaporization chamber 21 does not have an absolute fixed value, and the aerosol content liquid 26 discharged and injected from the injection passage 9 into the vaporization chamber 21 is discharged from the gas discharge port 12 before being discharged from the gas discharge port 12. In other words, a cavity having a volume sufficient to completely gasify from a liquid state to a gas state may be used. Next, the reason will be described.
[0045]
Generally and empirically, the volume of the vaporization chamber 21 is determined by the following components rather than the volume. That is, if the aerosol liquid 26 discharged from the injection passage 9 into the vaporizing chamber 21 is discharged from the gas outlet 12 without resistance simultaneously with vaporization, the volume of the vaporizing chamber 21 is almost equal to the vaporization rate of the aerosol liquid 26. Affected only by. In other words, the higher the vaporization speed, the smaller the capacity of the vaporization chamber 21 is.
[0046]
From the rule that 1 mol of gas becomes 22.4 liters at 0 degree Celsius and 1 atmosphere, each component of the aerosol content liquid is calculated by molecular weight, and the ratio of the amount of gas entering and leaving the vaporization chamber 21 is calculated by the ratio Although there is a feeling that the volume of the vaporization chamber 21 can be determined, in fact, the vaporized aerosol content liquid 26 is released to the outside in a gaseous state from the gas ejection port 12 under pressure. Although it depends on the amount of the aerosol content liquid 26 discharged from the injection passage 9, the larger the vaporization chamber 21, the higher the degree of certainty of the degree of conversion from liquid to gas is high. In the aerosol content liquid 26 of the above. Nevertheless, if the volume is small, it is difficult to establish a positional relationship between the injection passage 9 and the gas outlet 12, so that an appropriate size may be designed in consideration of them.
[0047]
What is important is the relationship between the flow rate of the injection passage 9 and the flow rate of the gas outlet 12, and attention should be paid to the cross-sectional area of each flow rate. When the liquid changes to a gas, the sudden change in volume is also considered in consideration of the visual aspect. Generally, the liquefied gas changes from liquid to gas rather than when the active ingredient liquid changes from liquid to gas. In this case, the liquefied gas of HFC134a, DME, propane, and butane is taken as an example, and the amount of each liquefied gas flowing out through the pores in a liquid state and the liquefied gas The relationship between the amount of gaseous gas (gas) flowing out through the pores after vaporization will be described as an example.
[0048]
Table 1 shows the relationship between the amount of each liquefied gas flowing out through the fine pores in a liquid state and the amount of each liquefied gas flowing out through the fine holes after vaporization. In row B of Table 1, the propellants of HFC134a, DME, butane, and propane are ejected and ejected from the container body 3 to the outside in a liquid form through the hole diameter having the total area of the holes written in row A. The injection amount in the unit time of time (3 seconds) is shown. The row C passes through the hole diameter of the HFC134a, DME, butane, and propane each having the total area of the holes written in the row A. It represents the amount of injection in a unit time (3 seconds) when the container is ejected to the outside in gaseous form from the container body 3. Column D represents the ratio (liquid / gas) of the liquid and gaseous injection amounts in rows B and C described above in the total area of holes of the same size.
[0049]
Chart-1 shows the relationship of Table-1 in a curve graph. Before explaining the meanings of Table 1 and Chart 1, the size of the hole (total area) where the same substance (such as liquefied gas or undiluted solution) obtains the same injection amount in liquid and gaseous states ), The present invention can be carried out by finding the total area of each hole when the same liquefied gas shows the same injection amount in the liquid state and the gaseous state in the injection amount. Table 2 is listed as an example that is easy to understand. Table 2 directly shows from Table 1 an example of the total area of each of the holes in which the same liquefied gas shows an approximate injection amount in the liquid state and the gaseous state in the injection amount.
[0050]
As can be seen from Table 2, in the HFC134a, the liquid and gaseous states showing approximate injection amounts are 10.2 g for the liquid state and 10.8 g for the gaseous state. .126 square millimeters and 1.5 square millimeters. In other words, it can be seen that the liquid HFC 134a flowing from the hole having a total area of 0.126 square millimeter can be discharged and ejected from the hole having a total area of 1.5 square millimeter in a gaseous state without any resistance. The total area ratio of the holes is 11.9. Similarly, propane in liquid and gaseous form shows an approximate injection amount of 9.25 g of liquid form and 9.26 g of gaseous form. Square millimeter. That is, it can be seen that the liquid propane flowing from the hole having the total area of 0.196 square millimeter can be ejected and ejected from the hole having the total area of 1.5 square millimeter without resistance. The total area ratio of the holes is 7.65.
[0051]
Therefore, when implementing the present invention, the meaning of FIG. 1 will be described by taking DME as an example. When the aerosol content liquid 26 in the container main body 3 of the spray can is DME, the DME which is discharged and ejected from the ordinary spray can as shown in FIG. When it is desired to completely discharge and inject the gas from the gas outlet 12 to the outside, the following design may be performed using the table.
[0052]
When a hole (diameter: 0.4 mm) having an area of 0.126 square millimeter is used for the liquid supply side, that is, the hole of the injection passage 9, the amount of discharge and injection from the injection passage 9 is 0 from the curve graph in FIG. It can be seen that a hole having an area of .55 square millimeters or more may be used as the discharge port, that is, the gas discharge port 12, so that the discharge is performed to the outside. That is, if the injection amount of the gas outlet 12 is larger than the discharge amount from the injection passage 9, the gas can be discharged and discharged to the outside without any resistance.
[0053]
In addition, in the case of a hole having an area of 0.55 square millimeter on the liquid supply side, that is, the injection passage 9, a hole having a diameter of 0.84 mm may be formed from FIG. If a hole with a size of 1.5 square millimeters in size (1.0 mm x 0.5 mm square hole x 3) is used without any special production, 4.3 g of DME is jetted. The liquid (inflow) discharged from the passage 9 can be discharged to the discharge side, that is, the gas outlet 12, by discharging a hole having a larger discharge amount (6.1 g in gaseous form). If a space (vaporization chamber) having a sufficient volume for converting the liquid propellant into gas is provided between the two holes, the aerosol content liquid 26 can always be taken out to the outside in a gaseous state.
[0054]
By the way, from the view of Table 1, a hole of 2.355 square millimeters (e.g., 1.0 square millimeter x 0.5 millimeter square hole x 3) is used as a discharge hole (gas outlet 12) outside. In practicing the invention, holes less than 0.24 square millimeters (0.55 millimeter Φ) for HFC134a, less than 0.35 square millimeters (0.66 millimeter Φ) for propane, and 0.55 square millimeters for DME In the case of butane, a hole of the injection passage 9 having a diameter of 0.15 square millimeter or less (0.4 mmφ) may be used.
[0055]
Up to this point, in order to make the description as simple as possible, in order to fix the amount of the aerosol content liquid 26 to be ejected and ejected from the ejection passage 9, the explanation has been made as if it were related only to the hole of the ejection passage 9. Since the valve core 2 of the aerosol valve 1 is interposed in front of the injection passage 9 as described above, the amount of the aerosol content liquid 26 ejected from the injection passage 9 is provided in the valve core 2. This is largely affected by the size of the core hole 20.
[0056]
However, when the size of the core hole 20 is larger than the injection passage 9, the size of the hole of the injection passage 9 has priority, and when the size of the core hole 20 is smaller than the injection passage 9, the core hole 20 has priority. . That is, the discharge amount of the injection passage 9 and the hole cross-sectional area of the injection passage 9 referred to in the present invention refer to the size of the hole that determines the amount of the discharge injection from the injection passage 9 as a result.
[0057]
For ease of explanation, the description will be made using expressions such as the inlet side and the outlet side used in the above. In the above case, in order for the liquid material, which has flowed in from the inlet side in the liquid state, to be ejected without resistance from the outlet side, in the HFC 134a, the total cross-sectional area on the outlet side is 11.1 of the total cross-sectional area on the inlet side. It was found that 9 times or more and propane required 7.65 times or more. This value differs depending on the properties of the liquid material such as the difference in the propellant, the size of the inflow port, the temperature, the internal pressure, etc. so that a difference occurs between HFC134a and propane. However, as shown in the curve graphs of Table 1 and Chart 1, the total cross-sectional area on the discharge port side (gas outlet 12) should be about 3 to 5 times or more the inlet side (injection passage 9). .
[0058]
As the gas outlet 12 is closer to the lowest magnification of the injection passage 9, the aerosol content liquid 26 is discharged from the gas outlet 12 to the outside in a gaseous state with pressure. By adjusting and setting the area ratio of the gas ejection ports 12 depending on whether or not the aerosol product is used, it is possible to easily create an aerosol product optimal for the intended use.
[0059]
As described in (1) to (4), the size of the vaporizing chamber 21 does not have an absolute fixed value, and the aerosol content liquid 26 discharged and injected from the injection passage 9 into the vaporizing chamber 21 is supplied to the gas outlet. It is sufficient that the cavity is provided with a volume sufficient to completely gasify from a liquid state to a gaseous state in the vaporization chamber 21 before ejecting and ejecting from the chamber 12. In addition, although the certainty of the degree of conversion from liquid to gas is high as the vaporization chamber 21 is large, it can be performed in most aerosol contents liquid 26 if the volume is 0.15 cubic centimeter or more, but if this volume is small, Since it is difficult to establish the positional relationship between the injection passage 9 and the gas ejection port 12, it is sufficient to design them in an appropriate size in consideration of them. In other words, in order to completely evaporate the liquid material that has entered the vaporization chamber from the inflow side and allow the liquid to be ejected from the discharge port side, first, the vaporization chamber must be instructed from the inflow side. When the liquid material that has entered the gaseous state becomes gaseous, it is necessary that all of the liquid material has a hole size that can be ejected and ejected from the ejection side to the outside in a gaseous state. For this purpose, as described above, at least the cross-sectional area on the discharge port side needs to be three times or more, more preferably four times or more, the cross-sectional area on the inflow side.
[0060]
What has been described in the preceding paragraph ([0059]) relates to the B invention, the C invention, and the D invention, that is, all of the claims 5 to 19, and the same description will be given. In describing the details of the present invention, the description of the above-described portions will be omitted.
[0061]
Although the method of converting the liquid state to the gaseous state and discharging and injecting it has been described with the theory, in short, the aerosol content liquid 26 in the container body 3 which is a normal aerosol product with the simple structure shown in FIG. Liquid can be taken out from the injection passage 9, completely vaporized in the vaporization chamber 21, and discharged and injected in a gaseous state from the gas outlet 12.
[0062]
By practicing the present invention in this manner, a liquid mist is discharged to the outside like a conventional product in order to blow out the aerosol content liquid 26 of a normal spray can in a gaseous state from the gas outlet 12. As a matter of course, the active ingredient can be effectively sprayed without contaminating the external walls, ceiling and floor, so that a clean aerosol product can be obtained. Further, by adjusting and setting the area ratio of the gas ejection port 12, it is possible to easily create an optimum aerosol product suitable for the application, and to obtain a product having an optimal ejection form and ejection power according to the product application. Can be easily designed.
[0063]
In addition, since the aerosol content liquid 26 is taken out of the valve core 2 in a liquid state, the component ratio of the aerosol content liquid 26 in the container body 3 almost changes from the beginning of use to the end of use when the inner solution disappears, as in the conventional aerosol product. It can be taken out at a constant ratio without any trouble, so that stable ejection and ejection can be performed.
[0064]
FIG. 4 and FIG. 7 are schematic illustrations including a partial longitudinal sectional view showing an embodiment of the present invention according to claims 6 to 10. 1 is an aerosol valve, 2 is a valve core, 3 is a container body, 8 is a valve button, 9 is an injection passage, 10 is a valve button operating part, 11 is an activated object, 12 is a gas outlet, 13 is a cap, and 131 is a cap body. , 132 is a cap top cover, 14 is a spray can, 15 is a fitting projection, 16 is a valve mountain, 17 is a container mountain recess, 18 is a core insertion hole, 19 is a rubber bush, 20 is a core hole, and 21 is a vaporization chamber. , 211 is a lower vaporization chamber, 212 is an upper vaporization chamber, 22 is a pilot hole in a housing, 26 is an aerosol content liquid, 27 is a dip tube, 28 is a valve housing, 29 is a core spring, 31 is a cartridge type capsule, and 311 is a capsule. Main body, 312 is a capsule cap, 32 is a capsule prepared hole, 33 is a capsule socket, 34 is a capsule cradle .
[0065]
In FIGS. 4 and 5, the cap 13 is attached so as to cover the upper portion of the spray can 14. The valve button 8 is fitted into the valve core 2 of the aerosol valve 1 through a core insertion hole 18, and the valve button 8 has an injection passage 9. The cap 13 is composed of a cap body 131 and a cap top cover 132, the inside of which forms the vaporization chamber 21, and the cap top cover 132 is provided with the gas ejection port 12. In FIG. 4, the gas ejection port 12 is provided so as to avoid the position where the aerosol content liquid 26 ejected and ejected from the ejection passage 9 is directly irradiated. FIG. 5 shows a structure in which the aerosol content liquid 26 ejected and ejected from the ejection passage 9 is directed directly to the gas ejection port 12. As a result, the following condition is satisfied in which the effected object 11 serves as a baffle plate. An example of the case will be described.
[0066]
The effected object 11 has the property of completely vaporizing the aerosol content liquid 26 ejected and ejected from the ejection passage 9 before reaching the gas ejection port 12 without directly passing the liquid to the gas ejection port 12 side. In the case where, for example, the effected objects are densely formed, when the injection passage 9 is viewed with the effected object 11 removed, the aerosol content liquid 26 ejected and ejected from the injection passage 9 is directly discharged. Even if it has a structure as shown in FIG. 5 which faces the gas ejection port 12 side, no problem occurs because the effected object 11 eventually serves as a baffle plate. That is, FIG. 5 illustrates an example in which the aerosol content liquid 26 ejected and ejected from the ejection passage 9 is directly directed to the gas ejection port 12 side, but no problem occurs.
[0067]
In FIGS. 4 and 5, the vaporizing chamber 21 includes a lower vaporizing chamber 211 and an upper vaporizing chamber 212, and the aerosol content liquid 26 discharged from the injection passage 9 into the vaporizing chamber 21 is discharged from the gas outlet 12. Before the vaporization, the hollow chamber is provided for first vaporizing in the lower vaporization chamber 211 and further vaporizing the liquid remaining in the upper vaporization chamber 212 to completely gasify. The spray can 14 used here is a means for taking out the contents in the above-described state of FIG. 1-3L in a liquid state to the outside.
[0068]
Although not particularly limited, FIGS. 4 to 7 show an example in which a push-down type valve is provided. A push-down type aerosol valve can be opened and closed by moving a core up and down, and is a general aerosol valve.
[0069]
The usage will be described. When the valve button operating portion 10 is pressed downward with a finger, the valve core 2 is lowered, and the aerosol content liquid 26 in the container body 3 is in a liquid state, passes through the valve core 2 and evaporates the cap 13 from the injection passage 9 of the valve button 8. It discharges and injects into the chamber 21 (lower vaporization chamber 211, upper vaporization chamber 212). As described above, the gas jet port 12 is provided with the gas jet port 12 of the gas so as to avoid the position where the aerosol content liquid 26 discharged and jetted from the jet passage 9 is directly radiated as shown in FIG. As described above, the effected object 11 serves as a baffle plate to avoid direct injection to the gas outlet 12. Therefore, when the aerosol content liquid 26 discharged and injected from the injection passage 9 is as shown in FIG. In the lower vaporizing chamber 211 and the upper vaporizing chamber 212 of the cap top cover 132 shown in FIG. 5, in the case of FIG. Here, the conditions of the vaporization chamber 21, the injection passage 9, the gas outlet 12 and the core hole 20 are exactly the same as those described in the description of FIG. .
[0070]
Since the activated object 11 is installed in the vaporization chamber 21 above the injection passage 9, the gas discharged and ejected from the injection passage 9 hits the activated object 11, and the effective components and the like adsorbed on the activated object 11 are applied. Are transferred (adsorbed) to the gas, diffused and released to the outside.
[0071]
That is, the active ingredient can be diffused and jetted to the outside (in a room or the like) without liquid fog. Further, in the figure, a rubber bush 19 is provided to prevent gas from leaking to the outside from a position other than the gas ejection port 12 of the cap 13 even when the resistance when the gas permeates the effective object 11 is large. Although the gasket is leak-proofed, the rubber bush 19 is unnecessary when the resistance when the gas permeates the activated object 11 is sufficiently small.
[0072]
In the embodiment shown in FIGS. 3 to 7, since a container body of a normal spray can filled with a liquid and a gas is used, a product using the active ingredient as it is in the conventional product is used as the aerosol content liquid 26. Needless to say, the effect of the aerosol content liquid itself in the spray can container body can be expected as a combined effect or a synergistic effect with the active ingredient adsorbed on the activated substance 11, so that it can be made more than ordinary aerosol products. , You can make more effective products. Further, a combination in which the properties of the content and the effected substance 11 are completely different, or a drug that cannot originally coexist, for example, an acid and an alkali, an oxidizing agent and a reducing agent, a cationic agent and an anionic agent, a main agent and an enhancer, etc. In addition, various independent active ingredients such as fragrance and deodorant, fragrance and bactericide, deodorant and insecticide can be stored without being mixed until just before spraying. It can be manufactured.
[0073]
FIG. 6 and FIG. 7 will be described. FIGS. 6 and 7 are cartridge type capsules in which the vaporizing chamber portion of the aerosol content liquid provided inside the cap according to the invention B described with reference to FIGS. If desired, the capsule can be used as a normal type (conventional type) aerosol spraying device when the capsule is removed, and can be used as the aerosol spraying device that does not emit liquid mist according to the present invention when the capsule is mounted.
[0074]
FIG. 6 shows the cartridge-type capsule 31 slightly away from the cap body 131 fitted to the spray can body. The cartridge type capsule 31 includes a capsule body 311 and a capsule cap 312. The capsule body 311 is provided with a capsule pilot hole 32 and a capsule socket 33 near the center of the lower part, and the gas outlet 12 is further provided at the upper part. At the top of the cap body 131 fitted to the container body 3, a capsule receiving base 34 for fitting the capsule socket 33 is provided. Normally, the capsule body 311 is fitted at the capsule socket 33 at the top of the cap body 131 fitted to the container body 3 at the capsule socket 33 so that the capsule body 311 can be used as an aerosol spraying device that does not emit liquid mist according to the present invention. Has become. In other words, when the valve button pressing section 10 is operated, the aerosol content liquid 26 in the container body 3 is discharged and ejected in a liquid form from the ejection passage 9 of the valve button 8, and is vaporized in the vaporization chamber 21 to be in a gaseous state. To discharge and inject from the gas outlet 12.
[0075]
If the cartridge type capsule 31 is removed from the cap body 131, the aerosol content liquid 26 is ejected and ejected in a liquid form from the gas ejection port 12 as described above. Can be used as That is, two uses are possible. FIG. 7 shows an embodiment of the present invention in which the effecting object 11 is put in a cartridge type capsule 31. By performing as shown in FIG. 7, the residual effect performance of the aerosol content liquid 26 after use is increased, and the composite of the active ingredient and the aerosol content liquid 26 adsorbed on the effective substance 11 as in the other embodiments described above. It can also be expected to have positive and synergistic effects.
[0076]
The invention C will be described. FIG. 8 and FIG. 9 are schematic illustrations including a partial longitudinal sectional view showing an embodiment of the invention described in claims 11 to 15, ie, an embodiment of the invention which is the C invention. 1 is an aerosol valve, 2 is a valve core, 3 is a container body, 8 is a valve button, 81 is a button body, 82 is a button cover, 9 is an injection passage, 10 is a valve button operating part, 11 is an activated object, and 12 is a gas injection. Outlet, 14 is a spray can, 15 is a fitting projection, 16 is a valve mountain, 17 is a container mountain recess, 18 is a core insertion hole, 20 is a core hole, 21 is a vaporization chamber, 211 is a lower vaporization chamber, and 212 is an upper part. A vaporization chamber, 22 is a housing prepared hole, 26 is an aerosol content liquid, 27 is a dip tube, 28 is a valve housing, and 29 is a core spring.
[0077]
As shown in FIG. 8, the valve button 8 is fitted to the valve core 2 of the aerosol valve 1 at a core insertion hole 18 provided at the center of the button body 81. In the button body 81 of the valve button 8, an injection passage 9 is provided above the core insertion hole 18. The valve button 8 forms a vaporization chamber 21 between the button body 81 and the button upper lid 82, and further has a gas outlet 12 provided in the button upper lid 82. The aerosol content liquid 26 ejected from the nozzle 9 is installed so as to avoid the position where it is directly irradiated. The vaporizing chamber 21 is used to completely gasify the aerosol content liquid 26 discharged and injected from the injection passage 9 into the vaporizing chamber 21 from a liquid state to a gaseous state in the vaporizing chamber 21 before discharging and jetting from the gas jetting port 12. It is a cavity room provided. The spray can 14 used here is a means for taking out the contents in the above-described state of FIG. 1-3L to the outside in a liquid state.
[0078]
Although not particularly limited, FIGS. 8 and 9 show examples provided with a push-down type valve. The usage will be described. The valve button operating part 10 is pressed down with a finger. The valve core 2 descends, and the aerosol content liquid 26 in the container body 3 is discharged in a liquid state through the valve core 2 from the injection passage 9 of the valve button 8 into the vaporization chamber 21 in the valve button 8. The aerosol content liquid 26 ejected from the injection passage 9 is installed in the gas ejection port 12 so as to avoid the position where the aerosol content liquid 26 ejected from the ejection passage 9 is directly radiated. , And expands and vaporizes in the vaporization chamber 21. The vaporizing chamber 21 completely gasifies the aerosol content liquid 26 discharged and injected from the injection passage 9 into the vaporizing chamber 21 from a liquid state to a gaseous state in the vaporizing chamber 21 before discharging and jetting from the gas outlet 12. This is a hollow chamber having a sufficient volume, and the relationship between the conditions of the vaporizing chamber 21, the injection passage 9, the gas outlet 12, and the like is as described in the following.
[0079]
In this case as well, if the aerosol content liquid 26 discharged and injected from the injection passage 9 into the vaporization chamber 21 is discharged and injected from the gas injection port 12 without resistance simultaneously with vaporization, the volume of the vaporization chamber 21 becomes as described above. Almost only the vaporization rate of the aerosol content liquid 26 is affected. The larger the vaporization chamber 21 is, the higher the certainty of the degree of conversion from liquid to gas is, but it is feasible if there is a volume of 0.15 cubic centimeters or more. Since it is difficult, it is sufficient to design them appropriately. What is important is the relationship between the injection passage 9 and the gas outlet 12, and attention should be paid to the cross-sectional area related to the flow rate of each of the two.
[0080]
Next, by interposing the effecting object 11 before the aerosol content liquid 26 is ejected and ejected from the gas ejection port 12 in a gaseous state, it is possible to obtain products that exhibit various effects. In FIG. 9, since the effecting object 11 is provided on the surface facing the injection passage 9, the gas or gas and a part of the liquid ejected from the injection passage 9 hit the effecting object 11, The active ingredient or the like adsorbed on the substrate 11 is adsorbed and diffused on a gas or the like, and finally released to the outside in a gaseous state.
[0081]
The contents discharged and ejected from the container body 3 are as described above. The spray can 14 used in the invention C is a means for taking out the aerosol content liquid 26 from the injection passage 9 in a liquid state as in the state of 3L in FIG. Depending on the vaporization rate of the aerosol content liquid 26 ejected from the nozzle and the volume of the lower vaporization chamber 211, the gas is present as a gas or a part of the liquid, but after passing through the effecting substance 11, it is completely vaporized in the upper vaporization chamber 212. Then, the gas is discharged and ejected to the outside in a gaseous state through the gas ejection port 12.
[0082]
At this time, the adsorbed substance and the like of the activated object 11 are contained in the gas in the form of adsorption or diffusion, and are discharged and ejected to the outside. That is, the active ingredient can be diffused and jetted to the outside (in a room or the like) without liquid fog.
[0083]
In the embodiment of FIGS. 8 and 9, since the container body of the ordinary spray can filled with liquid and gas is used, a product using the active ingredient as it is in the conventional product can be made as the aerosol content liquid 26. Needless to say, the effect of the aerosol content liquid itself in the container body of the spray can can be expected as a combined effect or a synergistic effect with the active ingredient adsorbed on the activated substance 11, so that the conventional aerosol product can be used. , You can make more effective products. Further, a combination in which the properties of the content and the effected substance 11 are completely different, or a drug that cannot originally coexist, for example, an acid and an alkali, an oxidizing agent and a reducing agent, a cationic agent and an anionic agent, a main agent and an enhancer, etc. In addition, various independent active ingredients such as fragrance and deodorant, fragrance and bactericide, deodorant and insecticide can be stored without being mixed until just before spraying. It can be manufactured.
[0084]
Examples of the deodorant include tannins such as a neutralizing effect of -SH and -NH groups by an organic acid such as an amino acid by a neutralization reaction with the -NH group, a masking agent by aroma such as the above-mentioned fragrance, thyme, sage, suo, wolfberry, green tea extract and the like. Various chemicals such as polyphenols such as catechin, and chemical deodorant components such as flavonoids can be used.
[0085]
Since the aerosol content liquid 26 of a normal spray can is ejected to the outside in gaseous form from the gas ejection port 12, liquid mist is not discharged to the outside unlike a conventional product. Since the active ingredient can be effectively sprayed without staining the walls, ceiling and floor, a clean aerosol product can be obtained. Further, by adjusting and setting the area ratio of the gas ejection port 12, it is possible to easily create an optimum aerosol product suitable for the application, and to obtain a product having an optimal ejection form and ejection power according to the product application. Can be easily designed.
[0086]
In addition, since the aerosol content liquid 26 is taken out of the valve core 2 as it is in a liquid state, the component ratio of the aerosol content liquid 26 in the container body 3 varies from the beginning of use to the end of use when the inner solution disappears as in the conventional aerosol product. Since it can be taken out at a constant ratio with almost no change, stable ejection and ejection can be performed.
[0087]
The invention D will be described. FIG. 10 and FIG. 11 are schematic illustrations including a partial longitudinal sectional view showing an embodiment of the invention described in claims 16 to 19, that is, an embodiment of the invention which is D invention. The invention D achieves the object of the present invention by improving the aerosol valve 1 itself attached to the container body 3 and, in terms of appearance, sprays the liquid mist as a product having the shape of a completely conventional aerosol product. An aerosol injection device that does not emit is completed.
[0088]
That is, between the valve housing 28 of the aerosol valve 1 and the dip tube 27, a vaporizing housing 23 having a cavity comparable to the vaporizing chambers 21 of the inventions B and C, and a lower part of the vaporizing housing 23 comparable to the injection passage 9 The core hole 20 and the core central hole 7 of the valve core 2 are formed in a cross-sectional area having a flow rate larger than the cross-sectional area of the gas outlet 12 of the invention B and the invention C. The aerosol injection device which does not emit liquid fog in the aerosol valve 1 is completed.
[0089]
1 is an aerosol valve, 2 is a valve core, 3 is a container body, 4 is a gas layer, 5 is a liquid layer, 7 is a center hole of a core, 8 is a valve button, 9 is an injection passage, 10 is a valve button operating section, and 12 is a gas. Injection port, 14 is a spray can, 16 is a valve mountain, 18 is a core insertion hole, 20 is a core hole, 21 is a vaporization chamber, 22 is a housing pilot hole, 23 is a vaporization housing, 24 is a housing vaporization chamber pilot hole, 25 is Reference numeral 26 denotes a vapor hole in a vaporizing chamber of a housing, 26 denotes an aerosol content liquid, 27 denotes a dip tube, 28 denotes a valve housing, 29 denotes a core spring, and 30 denotes a spring base hole.
[0090]
As shown in FIG. 10, the aerosol valve 1 used in FIG. 10 is obtained by further covering a vaporizing housing 23 on a valve housing 28 of the aerosol valve 1 used for describing the inventions A, B and C. It has a shape like that. The inside of the vaporizing housing 23 becomes the vaporizing chamber 21.
[0091]
The method of use and the process of changing from a liquid state to a gaseous state will be described. Although not particularly limited, an example in which a push-down type valve is provided is shown. A valve button 8 is mounted on the valve core 2. When the valve button operating part 10 is pressed down, the valve core 2 is lowered, the core hole 20 is opened, and the aerosol content liquid 26 flows from the discharge inlet 6 (the discharge inlet 6 is not shown) to the dip tube 27 and the housing. The gas enters the vaporization chamber 21 through the pilot hole 24.
[0092]
The housing pilot hole 24 corresponds to the injection passage 9 in the inventions B and C. In the vaporizing chamber 21, the aerosol content liquid 26 ejected and injected into the vaporizing chamber 21 from the housing prepared hole 24 is supplied to the gas jetting port 12 (the core hole 20, the core central hole 7 of the aerosol valve 1 and the valve button 7 in the D invention described below). 8 are all cavity chambers provided for completely gasifying from a liquid state to a gaseous state before discharging and jetting from the gas jetting port 12). The spray can 14 used here is a means for taking out the contents in the above-described state of FIG. 1-3L in a liquid state to the outside.
[0093]
In FIG. 10, the gas ejection port 12 provided laterally on the valve button 8 is provided as if the gas ejection port 12 is installed so as to avoid the position where the aerosol content liquid 26 ejected and ejected from the ejection passage 9 is directly irradiated. Although it is a diagram of the positional relationship, in the case of the invention D, even if the gas ejection port 12 in the valve button 8 is directed upward and has a linear relationship with the opening of the housing pilot hole 24, it is actually Regardless of the positional relationship of the gas ejection port 12, the valve core 2 always intervenes until the aerosol content liquid 26 reaches the gas ejection port 12 of the valve button 8, so that the valve core 2 serves as a baffle plate, Since the aerosol content liquid 26 does not directly reach the gas ejection port 12, in particular, the aerosol content liquid 26 which discharges and injects the gas ejection port 12 from the housing pilot hole 24 at the time of design is used. Position is not necessary to provide a gas ejection ports 12 of the gas to avoid that.
[0094]
The usage will be described. When the valve button operating part 10 is depressed, the valve core 2 is lowered and the core hole 20 is opened. The aerosol content liquid 26 in the container body 3 passes through the dip tube 27 and the housing pilot hole 24 and is in a liquid state inside the vaporization chamber 21. Is ejected. As described above, since the valve core 2 always intervenes in the gas ejection port 12 until the aerosol content liquid 26 reaches the gas ejection port 12 of the valve button 8, the valve core 2 serves as a baffle plate, and Since the content liquid 26 does not reach the gas jet port 12, the gas jet port 12 does not need to be provided with the gas jet port 12 of the gas avoiding the position where the aerosol content liquid 26 is directly irradiated.
[0095]
The aerosol content liquid 26 ejected and injected from the housing lower hole 24 first expands and vaporizes in the vaporization chamber 21 in such a manner as to strike the upper inner surface of the vaporization chamber 21. The vaporization chamber 21 completely gasifies from the liquid state to the gaseous state before the aerosol content liquid 26 discharged and injected into the vaporization housing 23, that is, into the vaporization chamber 21 from the housing pilot hole 24, is discharged from the gas discharge port 12. This is a hollow chamber having a sufficient volume to allow the gas to be removed, and the relationship between the conditions of the vaporization chamber 21, the housing pilot hole 24, the gas ejection port 12, and the like is as described in the following.
[0096]
As described above, the housing pilot hole 24 corresponds to the injection passage 9 in the inventions B and C. Therefore, the injection passage number 9 is also written in the housing prepared hole 24 in FIGS. 10 and 11. Further, it is important that the gaseous content discharged and ejected from the gas ejection port 12 is ejected and ejected from the gas ejection port 12 without resistance at the same time as vaporization until reaching the gas ejection port 12 from the spring base lower hole 30. In the invention D, the opening cross-sectional areas of the core hole 20, the core center hole 7, and the gas outlet 12 of the valve button 8 of the aerosol valve 1 after the spring base pilot hole 30 are all at least the total cross-sectional area of the housing pilot hole 24. 3 times or more is required.
[0097]
As described above, similar to the inventions B and C, if the aerosol content liquid 26 ejected and ejected from the housing pilot hole 24 into the vaporization chamber 21 is ejected from the gas ejection port 12 without resistance simultaneously with vaporization, almost the aerosol content liquid 26 will be affected only by the vaporization rate. The larger the vaporization chamber 21 is, the higher the certainty of the degree of conversion from liquid to gas is, but it can be performed if the volume is 0.15 cubic centimeter or more. What is important is the relationship between the injection passage 9 and the gas outlet 12, and attention should be paid to the cross-sectional area related to the flow rate of each of the two.
[0098]
In the invention D, since a container body of a usual spray can filled with a liquid and a gas is used, it goes without saying that a product using the active ingredient as it is in the conventional product can be produced as the aerosol content liquid 26. Since the aerosol content liquid 26 of a normal spray can is ejected to the outside in gaseous form from the gas ejection port 12, liquid mist is not discharged to the outside unlike a conventional product. Since the active ingredient can be effectively sprayed without staining the walls, ceiling and floor, a clean aerosol product can be obtained. Further, by adjusting and setting the area ratio of the gas ejection port 12 and the like, it is possible to easily create an optimal aerosol product suitable for the application, and a product having an optimal ejection form and ejection power according to the product application. Can be easily designed.
[0099]
In addition, since the aerosol content liquid 26 is taken out of the housing pilot hole 24 in a liquid state, the component ratio of the aerosol content liquid 26 in the container body 3 is almost the same as the conventional aerosol product from the beginning of use to the end of use when the inner solution disappears. Since it can be taken out at a fixed ratio without changing, stable ejection and ejection can be performed.
[0100]
FIG. 10 shows a shape in which the vaporizing housing 23 is further covered on the valve housing 28 of the aerosol valve 1 which has been used for describing the inventions A, B and C. FIG. 11 shows an embodiment of the present invention in which the valve housing 28 of a normal valve is enlarged so that the interior of the valve housing 28 is formed as the vaporization chamber 21. Further, FIG. An example in which a housing vaporization chamber vapor tap hole 25 is provided for the purpose of accelerating vaporization in the chamber 21 is shown. Gas from the gas layer outside of the valve housing 28 partially enters the inside of the valve housing 28 by the housing vaporizing chamber vapor tap hole 25, and the gas inside the valve housing 28 is agitated. Easily evaporates. Except for the function of the housing vaporization chamber vapor tap hole 25, the operation is the same as that in the case of FIG. 10 and will not be described.
[0101]
Figure 2004034009
[0102]
Figure 2004034009
[0103]
Figure 2004034009
[0104]
【The invention's effect】
If the present invention is carried out, the contents will be released to the outside only in a gaseous state. Therefore, as in the case of conventional aerosol products, the contents to be sprayed are installed in a room as well as a ceiling, a wall and a floor. It does not contaminate existing furniture such as tables and sofas, clothing hanging in the room, etc., making it possible to produce products that can be used anywhere. Even when the activated object 11 is provided, since the adsorbed substance of the activated object 11 is diffused and contained and ejected to the outside, it is ejected from the gas ejection port 12 in a gaseous state. The active ingredient can be diffused and injected to the outside (such as indoors).
In the invention A, if the content itself of the container body 3 of the present invention contains a component which is effective in a gaseous state, the effect of the gas itself is combined with the effective component adsorbed on the effecting substance 11. In addition, in the inventions of B, C and D, since a normal spray can filled with a liquid and a gas is used in the B, C and D inventions, the aerosol content liquid 26 uses the active ingredient of the conventional product as it is, The effect of the aerosol content liquid itself can be expected, as well as a combined effect or a synergistic effect with the active ingredient adsorbed on the activated substance 11, so that a more effective product can be produced than a conventional aerosol product. . Further, a combination in which the properties of the content and the effected substance 11 are completely different, or a drug that cannot originally coexist, for example, an acid and an alkali, an oxidizing agent and a reducing agent, a cationic agent and an anionic agent, a main agent and an enhancer, etc. In addition, various independent active ingredients such as fragrance and deodorant, fragrance and bactericide, deodorant and insecticide can be stored without being mixed until just before spraying. It can be manufactured. Further, by adjusting and setting the area ratio of the injection passage 9 and the gas injection port 12, it is possible to easily create an optimum aerosol product suitable for the use, and to obtain an optimum injection form and injection suitable for the product use. Powerful products can be easily designed.
[0105]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view of the inside of a spray can 14,
In addition, 1G, 2G, 3L, and 4G are symbols indicating respective states.
FIG. 2 is an explanatory schematic diagram including a partial longitudinal sectional view showing an embodiment of the present invention as A invention,
FIG. 3 is an explanatory schematic diagram including a partial longitudinal sectional view showing an embodiment of the present invention which is the B invention,
FIG. 4 is an explanatory schematic diagram including a partial longitudinal sectional view showing an embodiment of the present invention which is the invention B,
FIG. 5 is an explanatory schematic diagram including a partial longitudinal sectional view showing an embodiment of the present invention which is the B invention;
FIG. 6 is an explanatory schematic diagram including a partial longitudinal sectional view showing an embodiment of the present invention which is the B invention,
FIG. 7 is an explanatory schematic diagram including a partial longitudinal sectional view showing an embodiment of the present invention, which is the B invention,
FIG. 8 is an explanatory schematic diagram including a partial longitudinal sectional view showing an embodiment of the present invention as the C invention,
FIG. 9 is an explanatory schematic diagram including a partial longitudinal sectional view showing an embodiment of the present invention as the C invention,
FIG. 10 is an explanatory schematic diagram including a partial longitudinal sectional view showing an embodiment of the present invention which is D invention;
FIG. 11 is an explanatory schematic diagram including a partial longitudinal sectional view showing an embodiment of the present invention as D invention.
[Explanation of symbols]
1 aerosol valve,
2 Valve core,
3 container body,
4 gas layer,
5 liquid layer,
6 Discharge jet intake,
7 core central hole,
8 Valve button,
81 button body,
82 button lid,
9 injection passage,
10 Valve button operation part,
11 Effective object,
12 Gas outlet,
13 caps,
131 cap body,
132 cap top cover,
14 spray cans,
15 mating projection,
16 Valve Mountain,
17 container mountain recess,
18 core insertion holes,
19 Rubber bush,
20 core holes,
21 vaporization chamber,
211 Lower vaporization chamber,
212 upper vaporization chamber,
22 Housing pilot hole,
23 vaporizing housing,
24 Housing vaporization chamber pilot hole,
25 Housing vaporization chamber vapor tap hole,
26 aerosol contents liquid,
27 dip tubes,
28 valve housing,
29 core springs,
30 Spring base hole,
31 cartridge type capsule,
311 capsule body,
312 capsule cap,
32 Capsule pilot hole,
33 capsule socket,
34 shows a capsule cradle.

Claims (19)

噴射通路が穿設されたバルブボタンと、前記噴射通路に対向する面に設置された発効物体と、前記発効物体の外面を覆う面にガス噴出口を有するキャップが液体を含まないガスのみを噴射するスプレー缶に取り付けられてなることを特徴とする液霧を出さないエアゾール噴射装置。A valve button having an injection passage, an effecting object installed on a surface facing the injection passage, and a cap having a gas outlet on a surface covering an outer surface of the effecting object injects only gas containing no liquid. An aerosol spraying device that does not emit liquid mist, wherein the aerosol spraying device is attached to a spray can. スプレー缶に充填されたガスがガス状の芳香剤、ガス状の消臭剤、ガス状の殺菌剤、ガス状の殺虫剤の一つ以上を包含していることを特徴とする「請求項１」に記載の液霧を出さないエアゾール噴射装置。The gas filled in the spray can contains at least one of a gaseous fragrance, a gaseous deodorant, a gaseous bactericide, and a gaseous insecticide. Aerosol spraying device that does not emit liquid mist according to [1]. 発効物体が、香料、芳香剤、消臭剤、殺菌剤、殺虫剤、防虫剤、除菌剤、防黴剤の一つ以上を包含していることを特徴とする「請求項１」または「請求項２」に記載の液霧を出さないエアゾール噴射装置。Claim 1 or Claim 2, wherein the activated substance contains at least one of a fragrance, a fragrance, a deodorant, a bactericide, an insecticide, an insect repellent, a disinfectant, and a fungicide. An aerosol injection device that does not emit liquid mist according to claim 2. 発効物体が樹脂、ゼオライト、陶器、岩石、粉砕岩石、繊維、不織布、おがくず、木片、イオン石、炭素、木炭、炭素繊維から選択された「請求項１」ないし「請求項３」のいずれかに記載の液霧を出さないエアゾール噴射装置。Any one of claims 1 to 3, wherein the object to be activated is selected from resin, zeolite, pottery, rock, crushed rock, fiber, nonwoven fabric, sawdust, wood chips, ion stone, carbon, charcoal, and carbon fiber. An aerosol spray device that does not emit the liquid mist described. バルブボタンに設けられた噴射通路を覆うキャップを、液体とガスの充填された通常のスプレー缶の容器本体上部に設け、このキャップにガス噴出口を設け、前記噴射通路の穴径の断面積に対して前記ガス噴出口の穴径の断面積を３倍以上として、キャップ内部をエアゾール内容液の気化室としたことを特徴とする液霧を出さないエアゾール噴射装置。A cap for covering the injection passage provided in the valve button is provided on the upper part of the container body of a normal spray can filled with liquid and gas, and a gas ejection port is provided in this cap, and a cross-sectional area of the hole diameter of the injection passage is provided. An aerosol injection device that does not emit liquid mist, characterized in that the cross-sectional area of the hole diameter of the gas outlet is three times or more, and the inside of the cap is a vaporization chamber for aerosol content liquid. キャップに設けられたガス噴出口が、噴射通路から噴射されるエアゾール内容液が直射される位置を避けて設けられていることを特徴とする「請求項５」に記載の液霧を出さないエアゾール噴射装置。The aerosol that does not emit liquid mist according to claim 5, wherein the gas outlet provided in the cap is provided so as to avoid a position where the aerosol content liquid injected from the injection passage is directly radiated. Injection device. バルブボタンに設けられた噴射通路の上方にある上部気化室内に発効物体を設置したことを特徴とする「請求項５」又は「請求項６」に記載の液霧を出さないエアゾール噴射装置。The aerosol injection device that does not emit a liquid mist according to claim 5 or 6, wherein an effecting object is installed in an upper vaporization chamber above an injection passage provided in the valve button. バルブボタンに設けられた噴射通路の上方に設置した気化室をカートリッジ式としたことを特徴とする「請求項５」ないし「請求項７」のいずれかに記載の液霧を出さないエアゾール噴射装置。The aerosol injection device that does not emit liquid mist according to any one of claims 5 to 7, wherein the vaporization chamber installed above the injection passage provided in the valve button is of a cartridge type. . 発効物体が、香料、芳香剤、消臭剤、殺菌剤、殺虫剤、防虫剤、除菌剤、防黴剤の一つ以上を包含していることを特徴とする「請求項７」又は「請求項８」に記載の液霧を出さないエアゾール噴射装置。Wherein the activated substance contains at least one of a fragrance, a fragrance, a deodorant, a bactericide, an insecticide, an insect repellent, a disinfectant, and an antifungal agent. An aerosol injection device that does not emit liquid mist according to claim 8. 発効物体が樹脂、陶器、繊維、不織布、おがくず、木片、イオン石から選択された「請求項７」ないし「請求項９」のいずれかに記載の液霧を出さないエアゾール噴射装置。The aerosol spraying device that does not emit a liquid mist according to any one of claims 7 to 9, wherein the activated object is selected from resin, pottery, fiber, nonwoven fabric, sawdust, wood chips, and ionic stone. バルブボタンに設けられた噴射通路を覆うようにバルブボタンを中空にし、このバルブボタンを液体とガスの充填された通常のスプレー缶の容器に設置し、前記バルブボタンにガス噴出口を設け、前記噴射通路の穴径の断面積に対して前記ガス噴出口の穴径の断面積を３倍以上として、バルブボタンの中空部をエアゾール内容液の気化室としたことを特徴とする液霧を出さないエアゾール噴射装置。The valve button is made hollow so as to cover the injection passage provided in the valve button, this valve button is installed in a container of a normal spray can filled with liquid and gas, and the valve button is provided with a gas injection port, A liquid mist is provided, wherein the cross-sectional area of the hole diameter of the gas outlet is at least three times the cross-sectional area of the hole diameter of the injection passage, and the hollow portion of the valve button is a vaporization chamber for aerosol content liquid. No aerosol injection device. バルブボタンに設けられたガス噴出口が、噴射通路から噴射されるエアゾール内容液が直射される位置を避けて設けられていることを特徴とする「請求項１１」に記載の液霧を出さないエアゾール噴射装置。The liquid mist according to claim 11, wherein the gas ejection port provided in the valve button is provided so as to avoid a position where the aerosol content liquid ejected from the ejection passage is directly irradiated. Aerosol injection device. バルブボタンに設けられた噴射通路の上方にある上部気化室内に発効物体を設置したことを特徴とする「請求項１１」又は「請求項１２」に記載の液霧を出さないエアゾール噴射装置。13. The aerosol injection device that does not emit liquid mist according to claim 11 or 12, wherein an effecting object is installed in an upper vaporization chamber above an injection passage provided in the valve button. 発効物体が香料、芳香剤、消臭剤、殺菌剤、殺虫剤、防虫剤、除菌剤、防黴剤の一つ以上を包含していることを特徴とする「請求項１３」に記載の液霧を出さないエアゾール噴射装置。14. The method according to claim 13, wherein the activated substance contains at least one of a fragrance, a fragrance, a deodorant, a bactericide, an insecticide, an insect repellent, a disinfectant, and a fungicide. Aerosol spray device that does not emit liquid fog. 発効物体が樹脂、陶器、繊維、不織布、おがくず、木片、イオン石から選択された「請求項１３」または「請求項１４」に記載の液霧を出さないエアゾール噴射装置。The aerosol spraying device that does not emit a liquid mist according to claim 13 or claim 14, wherein the activated object is selected from resin, pottery, fiber, nonwoven fabric, sawdust, wood chip, and ionic stone. 液体とガスの充填された通常のスプレー缶の容器において、エアゾールバルブのバルブハウジングとディップチューブとの間に気化室を設け、かつ、気化室からガス噴出口までの部品の通路の穴径の断面積を気化室の下部に設けた下穴の穴径の断面積の３倍以上としたことを特徴とするエアゾールバルブを装着した液霧を出さないエアゾール噴射装置。In a normal spray can container filled with liquid and gas, a vaporizing chamber is provided between the valve housing of the aerosol valve and the dip tube, and the hole diameter of the passage of the part from the vaporizing chamber to the gas outlet is cut off. An aerosol spraying device which is equipped with an aerosol valve and has no liquid mist, wherein the area is set to be at least three times the cross-sectional area of the diameter of a pilot hole provided in a lower portion of the vaporization chamber. 気化室の空間体積が０．１５立方センチメートル以上であることを特徴とする「請求項１６」に記載の液霧を出さないエアゾール噴射装置。17. The aerosol injection device that does not emit liquid mist according to claim 16, wherein the space volume of the vaporization chamber is 0.15 cubic centimeter or more. 気化室の下部に設けた下穴の大きさが０．５ミリメートルφ以下であることを特徴とする「請求項１６」または「請求項１７」に記載の液霧を出さないエアゾール噴射装置An aerosol spraying apparatus that does not emit liquid mist according to claim 16 or 17, wherein the size of the pilot hole provided in the lower part of the vaporization chamber is 0.5 mmφ or less. 気化室に横穴を設けたことを特徴とする「請求項１６」ないし「請求項１８」のいずれかに記載の液霧を出さないエアゾール噴射装置An aerosol spraying apparatus that does not emit liquid mist according to any one of claims 16 to 18, wherein a side hole is provided in the vaporization chamber.
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