JP4398543B2

JP4398543B2 - Aerosol products

Info

Publication number: JP4398543B2
Application number: JP21435199A
Authority: JP
Inventors: 亮一大和田
Original assignee: Daizo Corp
Current assignee: Daizo Corp
Priority date: 1999-07-28
Filing date: 1999-07-28
Publication date: 2010-01-13
Anticipated expiration: 2019-07-28
Also published as: JP2001039478A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はエアゾール製品に関する。さらに詳しくは、据え置き型のエアゾール製品であって、噴射時の操作性および安定性を向上させることができるとともに、内容物を均一に噴出することができるエアゾール製品に関する。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
一般的なエアゾール製品は手に持って使用するため、持ち易さや操作性を考慮して、容器の直径ｄの方が高さｈよりも小さくなっている（ｄ／ｈ＜１）。従来品のサイズとしては、ｄ＝２０〜６５ｍｍ、ｈ＝７０〜２２０ｍｍ、たとえば一般的なエアゾール製品（ヘアスプレーやヘアフォーム、制汗剤など）は、ｄ＝４０〜５５ｍｍ、ｈ＝１２０〜２００ｍｍである。
【０００３】
近年、室内、下駄箱などの家具内や自動車内などの空間を処理するエアゾール製品（消臭剤、燻蒸剤など）が多くみられ、これらの製品は床面などの平面に置いて使用される。また化粧おとしのように、洗面台などに置かれている製品もある。
【０００４】
たとえば床に置いて押しボタンを操作する場合は、手に持って操作する場合と異なり、垂直下方へ押し下げにくく、横方向へも力が加わる。そのため、製品が滑ったり（横方向へ移動）傾くことがあり、操作性がわるい。
【０００５】
また、これらの製品は、とくに内容物が少なくなり、製品が軽くなったとき噴射の勢い（反作用力）で製品が転倒する場合があり、手で押さえるなどの措置が必要であるし、一度噴射操作を行なうと全量を噴射するタイプの製品では、製品が転倒すると効果が充分に発揮できない。
【０００６】
かかる場合には、定量式エアゾール装置（特公平８−１８６２８号公報）を用いることができる。
【０００７】
しかし、燻蒸剤など、噴射された有効成分を吸引すると好ましくない製品の場合では、一度噴射操作を行なうと、複雑なロック機構により全量を噴射するタイプが多いため、操作する人は噴射する空間とは別の場所で待機する必要がある。
【０００８】
また、洗面台などに置かれている製品は、手に持って使用したほうが好ましいものもあるが、左右どちらかの手がふさがっている場合には操作性の面から容器本体に触れることなく、押しボタンのみを操作するほうが好ましい場合がある。
【０００９】
この場合、内容物が分離している製品では、振らずに噴射すると、組成物が不均一な状態で噴射されるため、有効成分などの濃度にバラツキが生じる。このため、充分な効果が得られない場合がある。
【００１０】
本発明は、叙上の事情に鑑み、噴射時の操作性および安定性を向上させることができるとともに、内容物を均一に噴出することができるエアゾール製品を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
本発明のエアゾール製品は、有底筒状の容器本体の開口部にエアゾールバルブが装着されているエアゾール容器と、前記エアゾールバルブのステムに嵌着される押しボタンとからなるエアゾール製品であって、前記エアゾール容器における容器本体の直径と該容器本体の底面から上端面までの高さとの比が１〜３にされており、かつ前記エアゾール容器に分離しない内容物が充填されてなることを特徴としている。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明のエアゾール製品を説明する。
【００１３】
図１は本発明のエアゾール製品の一実施の形態を示す側面図、図２は本発明のエアゾール製品の他の実施の形態を示す側面図、図３は本発明のエアゾール製品のさらに他の実施の形態を示す要部断面図、図４は本発明のエアゾール製品のさらなる他の実施の形態を示す要部断面図である。
【００１４】
図１に示されるように、本発明の一実施の形態にかかわるエアゾール製品は、通常テーブルＴや床などの平面に載置された状態で使用され、エアゾール容器１と押しボタン２とから構成されている。このエアゾール容器１は、有底筒状の容器本体３と、該容器本体３の開口部に装着されるエアゾールバルブ（図示せず）とから構成されており、該エアゾールバルブは、容器開口部にクリンチにより装着されるマウンティングカップ４と、該カップ４に支持される噴射バルブ（図示せず）とからなる。前記押しボタン２は該噴射バルブのステム（図示せず）を押し下げることができるように、嵌着されている。また不使用のときはキャップ（図示せず）を取り付け、不要に押しボタン２を押さないようにすることができる。
【００１５】
本実施の形態では、容器本体３の直径ｄとエアゾール容器１の高さ、すなわち容器本体３の底面から上端面までの高さｈとの比（ｄ／ｈ）が１〜３、好ましくは１〜２の関係にされている。かかる関係比にすることにより、エアゾール製品の操作性および安定性が良くなるため、エアゾール製品を手に持たずに、テーブルＴに置いたまま、押しボタン２を指で押し下げて内容物を押しボタン２の噴口５から噴射することができる。前記直径ｄは、４０〜１３０ｍｍ、高さｈは３０〜１１０ｍｍが好ましい。これは直径ｄが４０ｍｍ未満の場合は、製品の安定性がわるく、噴射の反作用力で転倒しやすくなるからである。また直径ｄが１３０ｍｍをこえる場合は、製品が非常に大きなものとなり、取り扱いにくくなるからである。なお、内容量が１０００ｍｌをこえると高圧ガス保安法の対象となるが、本発明のエアゾール製品は対象外である。一方、高さｈが３０ｍｍ未満の場合は、一般的なエアゾールバルブの取り付けが困難となるからである。また高さｈが１１０ｍｍをこえる場合は、製品が大きなものとなり、また安定性がわるくなるからである。前記内容物に配合される有効成分としては、除菌剤、消臭剤、芳香剤または燻蒸剤などの空間処理剤を用いることができるが、これらに限定されるものではない。
【００１６】
なお、自動車用消臭剤などのように一度で使い切る場合、押しボタン２を作動させた状態に保つために、マウンティングカップ４の内周部にロックさせる係止突起６を前記押しボタン２に設けるのが好ましい。
【００１７】
つぎに他の実施の形態を説明する。図２に示されるように、前記押しボタンに代えてカップ状の押しボタンである噴射部材１１がステム１２に嵌着されている。本実施の形態では、エアゾール容器内に、噴射後に樹脂皮膜を形成する組成物（化粧水パット）が充填されており手Ｈのひらで噴射部材１１の開口１１ａを押さえることにより、該噴射部材１１内に噴射された内容物の皮膜が形成される。この場合、図２に示されるように押しボタンの上面全体を手Ｈのひらで押さえるので、斜め方向Ｐに大きな力が加わりやすくなる。これに対し、従来品（ｄ／ｈ＜１）では、押し下げ時に滑りや転倒しやすくなる。前記噴射部材１１の開口形状は、開口部を塞いだときに、気化した噴射剤が外部へ抜けられるように完全密閉しない形状であれば適宜選定することができ、たとえば波形などにすることができる。本実施の形態におけるエアゾール製品の内容物に配合される有効成分としては、化粧水、日焼け止めまたはクレンジングなどの化粧品や、消炎鎮痛剤、殺菌剤または消毒剤などの医薬品や医薬部外品などを用いることができるが、これらに限定されるものではない。
【００１８】
つぎにさらに他の実施の形態を説明する。図３に示されるように、前記押しボタンおよびカップ状の押しボタンに代えてスパウトの押しボタン２１がステム２２に嵌着されている。本実施の形態では、片手がふさがっている場合、たとえば左手の親指Ｆで押しボタン２１を押し下げ、左手のひらＨで後発泡性のシェービングフォームなどを吐出すことができる。
【００１９】
つぎにさらなる他の実施の形態を説明する。図４に示されるように、本実施の形態では、とくに足先ＬＦで押しボタンを操作する足踏み式エアゾール製品に好適な押しボタン３０を備えている。たとえば足の患部に水虫薬を噴射させる場合、前記押しボタン３０は、断面がＴ字状を呈しており、足の裏で押されたときに、ステム３１に連通する噴射口３２が、足指ＬＦ１、足指ＬＦ１のあいだおよび足裏に位置するように設けられている。なお、足裏に位置する噴射口３２ａは、水虫がひどくないときには、栓などで塞いでおくのが好ましい。
【００２０】
これにより、安定性の良い容器本体３３の押しボタン３０に足を置くだけでよいので、操作が簡単であり、薬液を飛散させることなく、患部に直接有効成分を噴射させることができる。
【００２１】
これまでの実施の形態におけるエアゾール製品に充填される内容物（組成物）としては、分離しない内容物であるのが好ましい。かかる内容物を充填するのは、製品を置いた状態で使用するため、使用前には製品を振らない場合が多いからであり、また狭い場所に置いてしまうと、振ることができないからである。したがって、分離していると、均一に内容物を噴射（または吐出）することができないのに対し、分離しない内容物を充填することにより、放置しておいた製品を振ることなく、均一に内容物を噴射することができる。前記分離しない内容物としては、たとえば原液と噴射剤が１液（均一系）となっているもの、水相と油相（液化石油ガスを含む）が安定なエマルジョンを形成するもの、または粉体がエアゾール内容物中で均一に分散しているものなどを用いることができる。
【００２２】
つぎに本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【００２３】
実施例１〜３
図１に示した容器（直径ｄ、高さｈは表１に示す）を３種類作製し、これらに消臭成分を有効成分とした下記組成物（消臭剤）を充填し、内圧がＣＯ₂にて０．６ＭＰａ（２５℃）に調整された全量噴射型のエアゾール製品を用意した。これに対し、容器本体の直径ｄと高さｈとの比（ｄ／ｈ）が１より小さい容器を用いてエアゾール製品（比較例１、２）も用意した。

【００２４】
得られた製品を床に置き、押しボタンを指で押し下げて噴射した。そして、つぎに示すボタン作動時および噴射時の安定性を評価した。その結果を表１に示す。
【００２５】
ボタン作動時の安定性：押しボタンを押し下げたとき、容器が傾いたり、移動しないかを評価する。
【００２６】
噴射時の安定性：噴射時に製品が転倒または移動しないかを評価する。
【００２７】
【表１】

【００２８】
表１より、実施例１〜３は、比較例１〜２と比較して、ボタン作動時の安定性および噴射時の安定性とも優れていることがわかった。
【００２９】
実施例４
つぎに図２に示した容器（直径ｄ、高さｈは表２に示す）に化粧成分を有効成分とした下記組成物（化粧水パット）を充填し、エアゾール製品を用意した。

【００３０】
得られた製品をテーブルに置き、カップ状の噴射部材を手のひらで押し下げて噴射した。そして、つぎに示すボタン作動時の安定性を評価した。その結果を表２に示す。
【００３１】
【表２】

【００３２】
表２より、実施例４は、ボタン作動時の安定性に優れていることがわかった。
【００３３】
実施例５
つぎに図３に示した外観の二重容器（容器内に樹脂性の内袋を備え、二室に区分された容器）（直径ｄ、高さｈは表２に示す）を用いたエアゾール製品を用意した。この製品は、下記組成物（後発泡性シェービングフォーム）を内袋内に充填し、内袋と容器本体との間には、加圧剤としてＮ₂を製品圧力が０．７ＭＰａ（２５℃）となるよう充填している。内袋内に下記組成物を充填する際にはイソペンタン以外の成分を混合、冷却し、これにイソペンタンを機械的に混合してから充填している。組成物はｏ／ｗ型エマルジョンであるが、非常に安定なエマルジョンである。

【００３４】
得られた製品をテーブルに置き、押しボタンを指で押し下げて噴射した。そして、つぎに示すボタン作動時の安定性を評価した。その結果を表２に示す。
【００３５】
表２より、実施例５は、ボタン作動時の安定性に優れていることがわかった。
【００３６】
実施例６
つぎに図４に示した容器（直径ｄ、高さｈは表２に示す）に殺菌成分を有効成分とした下記組成物（水虫薬）を充填し、エアゾール製品を用意した。

【００３７】
得られた製品を床に置き、押しボタンを足で押し下げて噴射した。そして、つぎに示すボタン作動時の安定性を評価した。その結果を表２に示す。
【００３８】
表２より、実施例６は、ボタン作動時の安定性に優れていることがわかった。
【００３９】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、容器本体の直径ｄと該容器本体の底面から上端面までの高さｈとの比（ｄ／ｈ）を１〜３とすることにより、置いた状態で噴射しても転倒する惧れがなく、好適に内容物を噴射することができる。また製品全体の重心を低くすることができ、内容物がほとんど噴射されて軽くなった場合でも、噴射の反作用力により転倒することがない。さらに分離しない内容物を充填しているため、放置しておいた製品を振ることなく、安定して、かつ均一に内容物を噴出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のエアゾール製品の一実施の形態を示す側面図である。
【図２】本発明のエアゾール製品の他の実施の形態を示す側面図である。
【図３】本発明のエアゾール製品のさらに他の実施の形態を示す要部断面図である。
【図４】本発明のエアゾール製品のさらなる他の実施の形態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
１エアゾール容器
２押しボタン
３容器本体
４マウンティングカップ
５噴口
６係止突起
１１噴射部材
１１ａ開口
１２ステム[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to aerosol products. More specifically, the present invention relates to a stationary aerosol product, which can improve operability and stability at the time of injection, and can uniformly eject the contents.
[0002]
[Background Art and Problems to be Solved by the Invention]
Since general aerosol products are used by hand, the diameter d of the container is smaller than the height h (d / h <1) in consideration of ease of handling and operability. As the size of conventional products, d = 20 to 65 mm, h = 70 to 220 mm, for example, general aerosol products (hair spray, hair foam, antiperspirant, etc.) are d = 40 to 55 mm, h = 120 to 200 mm. It is.
[0003]
In recent years, there are many aerosol products (deodorants, fumigants, etc.) that treat spaces in furniture such as indoors, shoe boxes, and automobiles, and these products are placed on a flat surface such as the floor. . There are also products that are placed on the washbasin etc., such as cosmetics.
[0004]
For example, when operating a push button on the floor, unlike when it is operated with a hand, it is difficult to push down vertically, and force is applied in the lateral direction. For this reason, the product may slip (move laterally) and tilt, and the operability is poor.
[0005]
In addition, these products, especially when the content is reduced and the product is lighter, may cause the product to fall due to the momentum of the injection (reaction force), and measures such as holding it down by hand are necessary. In the case of a product that injects the entire amount when the operation is performed, the effect cannot be fully exerted if the product falls.
[0006]
In such a case, a quantitative aerosol device (Japanese Patent Publication No. 8-18628) can be used.
[0007]
However, in the case of a product that is not preferable when sucking the injected active ingredient such as a fumigant, once the injection operation is performed, there are many types that inject the entire amount by a complicated lock mechanism, so that the operator operates the space for the injection Need to wait in another place.
[0008]
In addition, some products placed on the washstand etc. should be used by hand, but when either the left or right hand is occupied, the container body is not touched from the viewpoint of operability. It may be preferable to operate only the push buttons.
[0009]
In this case, in the product in which the contents are separated, if the composition is ejected without shaking, the composition is ejected in a non-uniform state, resulting in variations in the concentration of active ingredients and the like. For this reason, sufficient effects may not be obtained.
[0010]
In view of the above circumstances, an object of the present invention is to provide an aerosol product that can improve the operability and stability at the time of injection and can uniformly eject the contents.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The aerosol product of the present invention is an aerosol product comprising an aerosol container in which an aerosol valve is attached to an opening of a bottomed cylindrical container body, and a push button fitted to the stem of the aerosol valve, The ratio of the diameter of the container body in the aerosol container to the height from the bottom surface to the upper end surface of the container body is 1 to 3, and the aerosol container is filled with contents that are not separated. Yes.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The aerosol product of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
[0013]
FIG. 1 is a side view showing an embodiment of the aerosol product of the present invention, FIG. 2 is a side view showing another embodiment of the aerosol product of the present invention, and FIG. 3 is still another embodiment of the aerosol product of the present invention. FIG. 4 is a cross-sectional view of the main part showing still another embodiment of the aerosol product of the present invention.
[0014]
As shown in FIG. 1, an aerosol product according to an embodiment of the present invention is normally used in a state of being placed on a flat surface such as a table T or a floor, and includes an aerosol container 1 and a push button 2. ing. The aerosol container 1 is composed of a bottomed cylindrical container body 3 and an aerosol valve (not shown) attached to the opening of the container body 3. The aerosol valve is disposed at the container opening. The mounting cup 4 is mounted by clinching and an injection valve (not shown) supported by the cup 4. The push button 2 is fitted so that a stem (not shown) of the injection valve can be pushed down. When not in use, a cap (not shown) can be attached so that the push button 2 is not pushed unnecessarily.
[0015]
In the present embodiment, the ratio (d / h) between the diameter d of the container body 3 and the height of the aerosol container 1, that is, the height h from the bottom surface to the upper end surface of the container body 3, is 1 to 3, preferably 1. It is made the relationship of ~ 2. By making such a relational ratio, the operability and stability of the aerosol product are improved, so the push button 2 is pushed down with a finger while holding the aerosol product on the table T, and the contents are pushed. It is possible to inject from two nozzle holes 5. The diameter d is preferably 40 to 130 mm, and the height h is preferably 30 to 110 mm. This is because when the diameter d is less than 40 mm, the stability of the product is deteriorated and the product is easily overturned by the reaction force of the injection. Further, when the diameter d exceeds 130 mm, the product becomes very large and difficult to handle. In addition, when the internal volume exceeds 1000 ml, it becomes a target of the high-pressure gas safety law, but the aerosol product of the present invention is excluded. On the other hand, when the height h is less than 30 mm, it is difficult to attach a general aerosol valve. In addition, if the height h exceeds 110 mm, the product becomes large and the stability is deteriorated. As an active ingredient blended in the contents, a spatial treatment agent such as a disinfectant, a deodorant, a fragrance, or a fumigant can be used, but is not limited thereto.
[0016]
In addition, when using up at once like a car deodorant etc., in order to keep the push button 2 in the operating state, the latching protrusion 6 locked on the inner peripheral part of the mounting cup 4 is provided in the push button 2. Is preferred.
[0017]
Next, another embodiment will be described. As shown in FIG. 2, an injection member 11 that is a cup-shaped push button is fitted to the stem 12 instead of the push button. In the present embodiment, the aerosol container is filled with a composition (skin lotion pad) that forms a resin film after injection, and the opening 11a of the injection member 11 is pressed with the palm of the hand H, thereby injecting the injection member 11. A film of the contents injected into the inside is formed. In this case, since the entire upper surface of the push button is pressed by the palm of the hand H as shown in FIG. 2, a large force is easily applied in the oblique direction P. On the other hand, in the conventional product (d / h <1), it is easy to slip and fall when pushed down. The opening shape of the injection member 11 can be appropriately selected as long as it is a shape that does not completely seal so that the vaporized propellant can escape to the outside when the opening is closed. . As active ingredients to be blended in the contents of the aerosol product in the present embodiment, cosmetics such as lotion, sunscreen or cleansing, pharmaceuticals such as anti-inflammatory analgesics, bactericides or disinfectants, quasi drugs, etc. Although it can be used, it is not limited to these.
[0018]
Next, another embodiment will be described. As shown in FIG. 3, instead of the push button and the cup-like push button, a spout push button 21 is fitted to the stem 22. In the present embodiment, when one hand is occupied, for example, the push button 21 can be pushed down with the thumb F of the left hand, and the rear foaming shaving foam or the like can be discharged with the left palm H.
[0019]
Next, still another embodiment will be described. As shown in FIG. 4, the present embodiment includes a push button 30 that is particularly suitable for a foot-operated aerosol product that operates a push button with a foot tip LF. For example, when the athlete's foot is sprayed on the affected part of the foot, the push button 30 has a T-shaped cross section, and the spray port 32 communicating with the stem 31 when the foot is pressed on the sole of the foot has a toe. It is provided so as to be positioned between LF1, toes LF1 and on the soles. In addition, when the athlete's foot is not severe, it is preferable to close the injection port 32a located on the sole with a stopper or the like.
[0020]
Thereby, since it is only necessary to put a foot on the push button 30 of the stable container body 33, the operation is simple, and the active ingredient can be directly sprayed onto the affected area without scattering the chemical liquid.
[0021]
The content (composition) filled in the aerosol product in the embodiments so far is preferably a content that does not separate. The reason for filling the contents is that the product is used with the product placed, so the product is often not shaken before use, and if it is placed in a narrow place, it cannot be shaken. . Therefore, when separated, the contents cannot be uniformly ejected (or discharged), but by filling the contents that are not separated, the contents can be evenly distributed without shaking the left product. Things can be jetted. Examples of the contents that are not separated include those in which the stock solution and the propellant are in one liquid (homogeneous system), the water phase and the oil phase (including liquefied petroleum gas) form a stable emulsion, or powder. That are uniformly dispersed in the aerosol content can be used.
[0022]
Next, the present invention will be described based on examples, but the present invention is not limited to such examples.
[0023]
Examples 1-3
Three types of containers (diameter d, height h are shown in Table 1) shown in FIG. 1 were prepared, and these were filled with the following composition (deodorant) containing the deodorant component as an active ingredient, and the internal pressure was CO. A total injection type aerosol product adjusted to 0.6 MPa (25 ° C.) in ₂ was prepared. On the other hand, an aerosol product (Comparative Examples 1 and 2) was also prepared using a container having a ratio (d / h) between the diameter d and the height h of the container body smaller than 1.

[0024]
The resulting product was placed on the floor and sprayed with the push button depressed by a finger. And the stability at the time of the button operation shown below and the time of injection was evaluated. The results are shown in Table 1.
[0025]
Stability when the button is activated: Evaluate whether the container tilts or moves when the push button is depressed.
[0026]
Stability during injection: Evaluate whether the product will tip or move during injection.
[0027]
[Table 1]

[0028]
From Table 1, it turned out that Examples 1-3 are excellent also in stability at the time of button operation | movement and stability at the time of injection compared with Comparative Examples 1-2.
[0029]
Example 4
Next, the container shown in FIG. 2 (diameter d, height h is shown in Table 2) was filled with the following composition (skin lotion pad) containing cosmetic ingredients as active ingredients to prepare aerosol products.

[0030]
The obtained product was placed on a table, and a cup-shaped injection member was pressed down with a palm and injected. And the stability at the time of the button operation shown below was evaluated. The results are shown in Table 2.
[0031]
[Table 2]

[0032]
From Table 2, it was found that Example 4 was excellent in stability during button operation.
[0033]
Example 5
Next, an aerosol product using a double container (contained with a resinous inner bag and divided into two chambers) (diameter d, height h is shown in Table 2) shown in FIG. Prepared. This product is filled in the inner bag with the following composition (post-foaming shaving foam), and between the inner bag and the container body, N ₂ is used as a pressure agent, and the product pressure is 0.7 MPa (25 ° C.). It is filled to become. When the inner bag is filled with the following composition, components other than isopentane are mixed and cooled, and isopentane is mechanically mixed therewith before filling. The composition is an o / w emulsion but is a very stable emulsion.

[0034]
The obtained product was placed on a table, and the push button was pushed down with a finger and sprayed. And the stability at the time of the button operation shown below was evaluated. The results are shown in Table 2.
[0035]
From Table 2, it was found that Example 5 was excellent in stability during button operation.
[0036]
Example 6
Next, the container shown in FIG. 4 (diameter d, height h is shown in Table 2) was filled with the following composition (an athlete's foot drug) containing a bactericidal component as an active ingredient to prepare an aerosol product.

[0037]
The resulting product was placed on the floor and sprayed with the push button depressed with the foot. And the stability at the time of the button operation shown below was evaluated. The results are shown in Table 2.
[0038]
From Table 2, it was found that Example 6 was excellent in stability during button operation.
[0039]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the ratio (d / h) between the diameter d of the container body and the height h from the bottom surface to the top surface of the container body is set to 1 to 3, so that the container body is placed. Even if it injects, it does not have the possibility of falling and the contents can be suitably injected. Further, the center of gravity of the entire product can be lowered, and even when the contents are almost jetted and lightened, the product does not fall down due to the reaction force of jetting. Furthermore, since the contents that are not separated are filled, the contents can be ejected stably and uniformly without shaking the left product.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an embodiment of an aerosol product of the present invention.
FIG. 2 is a side view showing another embodiment of the aerosol product of the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view of an essential part showing still another embodiment of the aerosol product of the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view of an essential part showing still another embodiment of the aerosol product of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Aerosol container 2 Push button 3 Container body 4 Mounting cup 5 Injection hole 6 Locking protrusion 11 Injection member 11a Opening 12 Stem

Claims

An aerosol container in which an aerosol valve is attached to the opening of the bottomed cylindrical container body;
An aerosol product that is fitted to the stem of the aerosol valve and includes an injection member that is a cup-shaped push button having an opening on the upper surface,
The opening has a corrugated shape;
The ratio (d / h) of the diameter d of the container body in the aerosol container to the height h from the bottom surface to the upper end surface of the container body is set to 1 to 3, and the contents not separated into the aerosol container are A stationary aerosol product that is filled.