JP2004033097A - たばこ用フィルター及びその製法 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸い初めに喫煙濃度が濃く、たばこ本来の味が味わえ、その後は健康のため、喫煙濃度を下げることができるたばこ用フィルターを開発すること。またそのフィルターをコストを掛けることなく作る製法を開発すること。
【解決手段】フィルターの外側に凹部(4)を設け、凹部(4)内側に微細通気口(2)を開ける。そして喫煙時、保持する指により凹部(4)内側の微細通気口(2)を開放、或いは閉塞することで、外気通気流量を増減でき、喫煙濃度を調整できる可変型のフィルターとした。
フィルターの凹部(4)の製法で、フィルター外筒(紙、或いはパルプ製素材)を湿し、加熱後、成形する製法、或いは、フィルター外筒に使用した接着剤が硬化する前に型を押しつけ成形する製法である。
【選択図】 図1
【解決手段】フィルターの外側に凹部(4)を設け、凹部(4)内側に微細通気口(2)を開ける。そして喫煙時、保持する指により凹部(4)内側の微細通気口(2)を開放、或いは閉塞することで、外気通気流量を増減でき、喫煙濃度を調整できる可変型のフィルターとした。
フィルターの凹部(4)の製法で、フィルター外筒(紙、或いはパルプ製素材)を湿し、加熱後、成形する製法、或いは、フィルター外筒に使用した接着剤が硬化する前に型を押しつけ成形する製法である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、喫煙濃度を調整できるたばこ用フィルターとその製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のたばこ(紙巻きたばこ)のフィルターには、微細な通気口が開けられ、外気を導入し、煙の濃度をコントロールしてきた。そのため、吸い始めにおいて軽すぎ、喫味が悪く、吸い続け葉部が短くなるとようやく本来の喫味になるという特性がみられた。この特性は、吸い始めにこそたばこの香りを味わいたいという本来の欲求に反しており、大きな欠点であった。
【0003】
その結果、低タールたばこを好まず、健康に悪くても高タールのものを選択したり、或いは喫煙本数が必要以上に増すという問題が発生した。
【0004】
また同じ銘柄のたばこでも、煙の濃度により、細分化する必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
吸い始めに喫煙濃度が濃く、たばこ本来の味が味わえ、その後は健康のため、喫煙濃度を下げることができるたばこ用フィルターを開発すること。またそのフィルターをコストを掛けることなく作る製法を開発することが課題であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
フィルター(5)の外側に凹部(4)を設ける。凹部(4)は喫煙時にたばこ(1)を指で支える位置とし、凹部形状は喫煙時、たばこ(1)を支える二本の指の感覚で、凹部(4)に指がフィットしていることが感じとれる形状とする。凹部(4)は基本的にはたばこ中心に対称に2カ所とするが、一カ所、或いは2カ所以上でもよい。(図1)
【0007】
凹部形状の例として、フィルター外壁を、それに交差する円柱側面で削り取ったり、円柱側面を押しつけて形成される形状、或いはフィルター外壁を小球の外面で削り取ったり、押しつけて形成される形状とする。その場合の円柱、及び小球の直径は、あまり小さいと保持したとき、凹部(4)に指がフィットしていることが感じとれないため、数ミリ以上とする。
【0008】
そして凹部(4)内側に外気を導入するための微細通気口(2)を開ける。また凹部(4)とは別の場所に、凹部(4)の微細通気口(2)がふさがれても外気が導入できるよう、別の微細通気口(2’)を開けてもよい。
【0009】
凹部(4)内側には、微細通気口(2)の替わりに小穴を開けてもよい。また通気性の高い素材(例:織物、不織布、多孔質素材、網状素材)を凹部(4)内側壁面に使用し、外気を導入してもよい。
【0010】
紙巻きたばこに本フィルターを適用する場合、フィルターエレメント(9)の素材は、アセテート繊維、チャコール等を使用可能であり、従来技術と変わるところはない。そしてフィルター外皮は、紙、パルプ製品により形成した外筒や、或いは人体に無害なプラスチック類(セルロース系プラスチックなど)を成形したもの、さらにそれらのコンポジット素材を使用する。
【0011】
次に本発明の原理と使用方法を説明する。
吸入煙(10)の濃度は、凹部(4)の微細通気口(2)、及び凹部以外の微細通気口(2’)の開口量で決定される。つまり、微細通気口を全て開放した場合、吸入煙濃度が最も低く、凹部(4)の微細通気口(2)を指で塞ぐと濃度が最も濃くなる。この吸入煙濃度の可変性とコントロール性を備えることが本発明の特徴である。(図2)
【0012】
使用方法は、初めは凹部(4)を指でふさぎ、吸入煙(10)の濃度が最も濃い状態で吸い、たばこ本来の味を味わう。途中でたばこを指で90度ほど(凹部(4)が二カ所の場合)回転するよう持ち替え、凹部(4)の微細通気口(2)を開放し、吸入煙(10)の濃度を下げる。そしてこの状態で喫煙する。(図3)
【0013】
凹部(4)の微細通気口(2)を閉じたままで吸い続けることで吸入煙濃度が濃い状態で吸い続けることになる。そのため喫煙濃度の上限を、喫煙者の健康を考慮した値に設定する必要がある。
以上で請求項1の、本フィルターの説明を終了する。
【0014】
次に請求項2の、本フィルターの外筒を紙(或いはパルプ製素材)で形成した場合の、フィルターの凹部(4)の形成方法を説明する。この方法の原理は、セルロース繊維(フィルター外筒)を湿潤、加熱することで柔らかくし、成形しようとするもので、木材や竹の蒸し曲げと同じである。
【0015】
方法1
1.フィルターエレメント(9)を円筒形に成形する。凹部該当部分は予め、凹状に整形したり、切り欠いておいてもよい。
2.外部に予め湿した紙(或いはパルプ製素材)で外筒を形成する。
3.フィルター外形を型取った型を用意する。型は加熱可能とする。
4.フィルター外面に、熱した型を押しつけることで、凹部(4)を形成し、同時に乾燥させる。
5.型内側に針状の突起を埋め込み、微細通気口を同時に形成してもよい。
【0016】
方法2
1.フィルターエレメント(9)を円筒形に成形する。凹部部分は予め、凹状に整形したり、切り欠いておいてもよい。
2.フィルター外部に紙(或いはパルプ製素材)の外筒を形成する。
3.フィルター外壁に水、或いは水蒸気を噴霧し、湿潤させる。
4.フィルター外形を型取った型を用意する。型は加熱可能とする。
5.フィルター外面に、側面から熱した型を押しつけることで、凹部(4)を形成し、同時に乾燥させる。
6.型内側に針状の突起を埋め込み、微細通気口を同時に形成してもよい。
【0017】
次に請求項3の、本フィルターの外筒を紙(或いはパルプ製素材)で形成した場合の、フィルターの凹部(4)の形成方法を説明する。
1.フィルターエレメント(9)を円筒形に成形する。凹部部分は予め、凹状に整形したり、切り欠いておいてもよい。
2.その外側に接着剤を塗布した紙(或いはパルプ製素材)で外筒を形成する。
3.フィルター外形を型取った型を用意する。
4.接着剤が硬化する前に、フィルター外壁に型を押しつけることで、凹部(4)を形成する。接着剤の種類に応じ、加熱してもよい。
5.型内側に針状の突起を埋め込み、微細通気口を同時に形成してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
本フィルターは紙巻きたばこや葉巻たばこに適応できる。また、フィルター単体で使用したり、喫煙具に組み込んだりすることも可能である。
【0019】
【実施例1】
本フィルターの凹部形状を変形し、ハート形など、デザイン的に趣向をこらした例である。(図4)
凹部形状を、星形、リップ(唇)型、木の葉型、多角形などとしてもよい。
【0020】
【実施例2】
フィルター外筒(11)をプラスチック素材で成形した場合の例である。予め凹部(4)、及び微細通気口(2,2’)を形成したプラスチック外筒(11)に、フィルターエレメント(9)を挿入し、たばこ葉部(3)を接続することで、本フィルターを使用したたばこを形成する。(図5)
【0021】
【実施例3】
本フィルターを単体で使用した例で、紙巻きたばこ(1)(或いは葉巻たばこ)を差込口(14)に挿入し使用する。(図6)
【0022】
【実施例4】
本フィルターをパイプ(15)に応用した例である。凹部(4)をパイプ側面に設け、違和感なく持てるようにしている。(図7)
【0023】
【実施例5】
請求項2の、フィルターの凹部(4)の形成方法において、加熱、乾燥に電磁波(マイクロ波、2,450MHz)を応用した例である。
1.フィルターを、外壁が湿潤した状態で用意する。
2.電磁波を照射し、加熱する
3.フィルター外壁に型を押しつけ、凹部(4)を形成する。
上記工程以外は、前記の請求項2の説明の方法1と同様である。
【0024】
【実施例6】
実施例5と同様に、加熱、乾燥に電磁波を応用した例である。
1.フィルターを、外壁が湿潤した状態で用意する。
2.フィルター外壁に型を押しつける。
3.型外側から電磁波を照射し、加熱、乾燥する。
上記工程以外は、前記の請求項2の説明の方法1と同様である。
【0025】
【実施例7】
請求項2の、フィルターの凹部(4)の形成方法において、加熱、乾燥に赤外線を応用した例である。
実施例5のプロセスにおいて電磁波の替わりに赤外線を照射する。
その他工程は実施例5のプロセスと同じ。
【0026】
【発明の効果】
本フィルターを各種たばこや喫煙具に適用することで、吸い始めに喫煙濃度の濃いたばこが実現できる。そして、ユーザーがその意志で能動的に喫煙濃度をコントロールできるため、気分や体調に合わせて喫煙することが可能となる。
【0027】
また、従来は同じ銘柄のたばこ(紙巻きたばこ)でも、ニコチン、タールの濃度により、細分化する必要があったが、本フィルターを使用することで、整理統合することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本フィルターの説明図(斜視図)である。
【図2】本フィルターの原理説明図(断面図、通気口開時)である。
【図3】本フィルターの使用説明図(通気口閉時)である。
【図4】本フィルターの実施例1(斜視図)である。
【図5】本フィルターの実施例2(斜視図)である。
【図6】本フィルターの実施例3(斜視図)である。
【図7】本フィルターの実施例4(斜視図)である。
【符号の説明】
1 紙巻きたばこ
2 微細通気口
2’ 微細通気口
3 葉部
4 凹部
5 フィルター部
6 吸い口
7 外気
8 たばこ煙
9 フィルターエレメント
10 吸入煙
11 フィルター外筒
12 ジョイント
13 フィルターパイプ
14 差込口
15 フィルター付きパイプ
16 火付け口
【発明が属する技術分野】
本発明は、喫煙濃度を調整できるたばこ用フィルターとその製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のたばこ(紙巻きたばこ)のフィルターには、微細な通気口が開けられ、外気を導入し、煙の濃度をコントロールしてきた。そのため、吸い始めにおいて軽すぎ、喫味が悪く、吸い続け葉部が短くなるとようやく本来の喫味になるという特性がみられた。この特性は、吸い始めにこそたばこの香りを味わいたいという本来の欲求に反しており、大きな欠点であった。
【0003】
その結果、低タールたばこを好まず、健康に悪くても高タールのものを選択したり、或いは喫煙本数が必要以上に増すという問題が発生した。
【0004】
また同じ銘柄のたばこでも、煙の濃度により、細分化する必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
吸い始めに喫煙濃度が濃く、たばこ本来の味が味わえ、その後は健康のため、喫煙濃度を下げることができるたばこ用フィルターを開発すること。またそのフィルターをコストを掛けることなく作る製法を開発することが課題であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
フィルター(5)の外側に凹部(4)を設ける。凹部(4)は喫煙時にたばこ(1)を指で支える位置とし、凹部形状は喫煙時、たばこ(1)を支える二本の指の感覚で、凹部(4)に指がフィットしていることが感じとれる形状とする。凹部(4)は基本的にはたばこ中心に対称に2カ所とするが、一カ所、或いは2カ所以上でもよい。(図1)
【0007】
凹部形状の例として、フィルター外壁を、それに交差する円柱側面で削り取ったり、円柱側面を押しつけて形成される形状、或いはフィルター外壁を小球の外面で削り取ったり、押しつけて形成される形状とする。その場合の円柱、及び小球の直径は、あまり小さいと保持したとき、凹部(4)に指がフィットしていることが感じとれないため、数ミリ以上とする。
【0008】
そして凹部(4)内側に外気を導入するための微細通気口(2)を開ける。また凹部(4)とは別の場所に、凹部(4)の微細通気口(2)がふさがれても外気が導入できるよう、別の微細通気口(2’)を開けてもよい。
【0009】
凹部(4)内側には、微細通気口(2)の替わりに小穴を開けてもよい。また通気性の高い素材(例:織物、不織布、多孔質素材、網状素材)を凹部(4)内側壁面に使用し、外気を導入してもよい。
【0010】
紙巻きたばこに本フィルターを適用する場合、フィルターエレメント(9)の素材は、アセテート繊維、チャコール等を使用可能であり、従来技術と変わるところはない。そしてフィルター外皮は、紙、パルプ製品により形成した外筒や、或いは人体に無害なプラスチック類(セルロース系プラスチックなど)を成形したもの、さらにそれらのコンポジット素材を使用する。
【0011】
次に本発明の原理と使用方法を説明する。
吸入煙(10)の濃度は、凹部(4)の微細通気口(2)、及び凹部以外の微細通気口(2’)の開口量で決定される。つまり、微細通気口を全て開放した場合、吸入煙濃度が最も低く、凹部(4)の微細通気口(2)を指で塞ぐと濃度が最も濃くなる。この吸入煙濃度の可変性とコントロール性を備えることが本発明の特徴である。(図2)
【0012】
使用方法は、初めは凹部(4)を指でふさぎ、吸入煙(10)の濃度が最も濃い状態で吸い、たばこ本来の味を味わう。途中でたばこを指で90度ほど(凹部(4)が二カ所の場合)回転するよう持ち替え、凹部(4)の微細通気口(2)を開放し、吸入煙(10)の濃度を下げる。そしてこの状態で喫煙する。(図3)
【0013】
凹部(4)の微細通気口(2)を閉じたままで吸い続けることで吸入煙濃度が濃い状態で吸い続けることになる。そのため喫煙濃度の上限を、喫煙者の健康を考慮した値に設定する必要がある。
以上で請求項1の、本フィルターの説明を終了する。
【0014】
次に請求項2の、本フィルターの外筒を紙(或いはパルプ製素材)で形成した場合の、フィルターの凹部(4)の形成方法を説明する。この方法の原理は、セルロース繊維(フィルター外筒)を湿潤、加熱することで柔らかくし、成形しようとするもので、木材や竹の蒸し曲げと同じである。
【0015】
方法1
1.フィルターエレメント(9)を円筒形に成形する。凹部該当部分は予め、凹状に整形したり、切り欠いておいてもよい。
2.外部に予め湿した紙(或いはパルプ製素材)で外筒を形成する。
3.フィルター外形を型取った型を用意する。型は加熱可能とする。
4.フィルター外面に、熱した型を押しつけることで、凹部(4)を形成し、同時に乾燥させる。
5.型内側に針状の突起を埋め込み、微細通気口を同時に形成してもよい。
【0016】
方法2
1.フィルターエレメント(9)を円筒形に成形する。凹部部分は予め、凹状に整形したり、切り欠いておいてもよい。
2.フィルター外部に紙(或いはパルプ製素材)の外筒を形成する。
3.フィルター外壁に水、或いは水蒸気を噴霧し、湿潤させる。
4.フィルター外形を型取った型を用意する。型は加熱可能とする。
5.フィルター外面に、側面から熱した型を押しつけることで、凹部(4)を形成し、同時に乾燥させる。
6.型内側に針状の突起を埋め込み、微細通気口を同時に形成してもよい。
【0017】
次に請求項3の、本フィルターの外筒を紙(或いはパルプ製素材)で形成した場合の、フィルターの凹部(4)の形成方法を説明する。
1.フィルターエレメント(9)を円筒形に成形する。凹部部分は予め、凹状に整形したり、切り欠いておいてもよい。
2.その外側に接着剤を塗布した紙(或いはパルプ製素材)で外筒を形成する。
3.フィルター外形を型取った型を用意する。
4.接着剤が硬化する前に、フィルター外壁に型を押しつけることで、凹部(4)を形成する。接着剤の種類に応じ、加熱してもよい。
5.型内側に針状の突起を埋め込み、微細通気口を同時に形成してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
本フィルターは紙巻きたばこや葉巻たばこに適応できる。また、フィルター単体で使用したり、喫煙具に組み込んだりすることも可能である。
【0019】
【実施例1】
本フィルターの凹部形状を変形し、ハート形など、デザイン的に趣向をこらした例である。(図4)
凹部形状を、星形、リップ(唇)型、木の葉型、多角形などとしてもよい。
【0020】
【実施例2】
フィルター外筒(11)をプラスチック素材で成形した場合の例である。予め凹部(4)、及び微細通気口(2,2’)を形成したプラスチック外筒(11)に、フィルターエレメント(9)を挿入し、たばこ葉部(3)を接続することで、本フィルターを使用したたばこを形成する。(図5)
【0021】
【実施例3】
本フィルターを単体で使用した例で、紙巻きたばこ(1)(或いは葉巻たばこ)を差込口(14)に挿入し使用する。(図6)
【0022】
【実施例4】
本フィルターをパイプ(15)に応用した例である。凹部(4)をパイプ側面に設け、違和感なく持てるようにしている。(図7)
【0023】
【実施例5】
請求項2の、フィルターの凹部(4)の形成方法において、加熱、乾燥に電磁波(マイクロ波、2,450MHz)を応用した例である。
1.フィルターを、外壁が湿潤した状態で用意する。
2.電磁波を照射し、加熱する
3.フィルター外壁に型を押しつけ、凹部(4)を形成する。
上記工程以外は、前記の請求項2の説明の方法1と同様である。
【0024】
【実施例6】
実施例5と同様に、加熱、乾燥に電磁波を応用した例である。
1.フィルターを、外壁が湿潤した状態で用意する。
2.フィルター外壁に型を押しつける。
3.型外側から電磁波を照射し、加熱、乾燥する。
上記工程以外は、前記の請求項2の説明の方法1と同様である。
【0025】
【実施例7】
請求項2の、フィルターの凹部(4)の形成方法において、加熱、乾燥に赤外線を応用した例である。
実施例5のプロセスにおいて電磁波の替わりに赤外線を照射する。
その他工程は実施例5のプロセスと同じ。
【0026】
【発明の効果】
本フィルターを各種たばこや喫煙具に適用することで、吸い始めに喫煙濃度の濃いたばこが実現できる。そして、ユーザーがその意志で能動的に喫煙濃度をコントロールできるため、気分や体調に合わせて喫煙することが可能となる。
【0027】
また、従来は同じ銘柄のたばこ(紙巻きたばこ)でも、ニコチン、タールの濃度により、細分化する必要があったが、本フィルターを使用することで、整理統合することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本フィルターの説明図(斜視図)である。
【図2】本フィルターの原理説明図(断面図、通気口開時)である。
【図3】本フィルターの使用説明図(通気口閉時)である。
【図4】本フィルターの実施例1(斜視図)である。
【図5】本フィルターの実施例2(斜視図)である。
【図6】本フィルターの実施例3(斜視図)である。
【図7】本フィルターの実施例4(斜視図)である。
【符号の説明】
1 紙巻きたばこ
2 微細通気口
2’ 微細通気口
3 葉部
4 凹部
5 フィルター部
6 吸い口
7 外気
8 たばこ煙
9 フィルターエレメント
10 吸入煙
11 フィルター外筒
12 ジョイント
13 フィルターパイプ
14 差込口
15 フィルター付きパイプ
16 火付け口
Claims (3)
- たばこ用フィルターの外壁に凹部(4)を設け、その凹部(4)内側に微細通気口(2)を開け、喫煙時に保持する指により、凹部(4)内側の微細通気口(2)を開放、或いは閉塞することで、外気通気流量を増減でき、喫煙濃度を任意に調整できる特徴を有する可変型のフィルターである。
- 請求項1のフィルターの凹部(4)の製法において、フィルター外筒(紙、或いはパルプ製素材)を湿し、凹部(4)を型取った型を押しつけ、加熱、乾燥することで、凹部(4)を形成する製法である。
- 請求項1のフィルターの凹部(4)の製法において、フィルターエレメント(9)外側に、接着剤を塗布した紙(或いはパルプ製素材)により外筒を形成し、凹部(4)を型取った型を押しつけることで、凹部(4)を形成する製法である。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002194126A JP2004033097A (ja) | 2002-07-03 | 2002-07-03 | たばこ用フィルター及びその製法 |
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JP2002194126A JP2004033097A (ja) | 2002-07-03 | 2002-07-03 | たばこ用フィルター及びその製法 |
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JP2004033097A true JP2004033097A (ja) | 2004-02-05 |
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JP (1) | JP2004033097A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013514064A (ja) * | 2009-12-16 | 2013-04-25 | ブリティッシュ アメリカン タバコ (インヴェストメンツ) リミテッド | 喫煙品部材 |
CN104661543A (zh) * | 2012-09-28 | 2015-05-27 | 菲利普莫里斯生产公司 | 具有异型过滤嘴部分的发烟制品 |
EP2671460B1 (de) | 2012-06-06 | 2017-10-18 | Hauni Maschinenbau GmbH | Perforation von filterzigaretten |
-
2002
- 2002-07-03 JP JP2002194126A patent/JP2004033097A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013514064A (ja) * | 2009-12-16 | 2013-04-25 | ブリティッシュ アメリカン タバコ (インヴェストメンツ) リミテッド | 喫煙品部材 |
JP2016063827A (ja) * | 2009-12-16 | 2016-04-28 | ブリティッシュ アメリカン タバコ (インヴェストメンツ) リミテッドBritish American Tobacco (Investments) Limited | 喫煙品部材 |
US10609953B2 (en) | 2009-12-16 | 2020-04-07 | British American Tobacco (Investments) Limited | Smoking article component |
EP2671460B1 (de) | 2012-06-06 | 2017-10-18 | Hauni Maschinenbau GmbH | Perforation von filterzigaretten |
CN104661543A (zh) * | 2012-09-28 | 2015-05-27 | 菲利普莫里斯生产公司 | 具有异型过滤嘴部分的发烟制品 |
KR20150086233A (ko) * | 2012-09-28 | 2015-07-27 | 필립모리스 프로덕츠 에스.에이. | 윤곽 필터 부분을 가지는 흡연 물품 |
US20150272206A1 (en) * | 2012-09-28 | 2015-10-01 | Philip Morris Products, S.A. | Smoking article with contoured filter portion |
US10779566B2 (en) | 2012-09-28 | 2020-09-22 | Philip Morris Products S.A. | Smoking article with contoured filter portion |
KR102163979B1 (ko) * | 2012-09-28 | 2020-10-13 | 필립모리스 프로덕츠 에스.에이. | 윤곽 필터 부분을 가지는 흡연 물품 |
CN104661543B (zh) * | 2012-09-28 | 2021-01-05 | 菲利普莫里斯生产公司 | 具有异型过滤嘴部分的发烟制品 |
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