JP2004029861A - 携帯情報端末、及び在庫管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】家庭内などにある物品をコンピュータシステムを用いて簡単に管理することにより、商品購入や、在庫管理における利用者の労力を極めて軽減させる。
【解決手段】携帯情報端末1から購入商品情報を取得した場合、又は消費商品情報を入力部から取得した場合に、在庫管理装置2は、データベース部に格納されている在庫情報を更新することにより、常に現時点での在庫の状況を正確に管理する。また、所定のタイミングで、在庫が予め設定されている最低確保数量を下回っている商品を算定し、その商品情報を携帯情報端末1に対して送信することにより、その商品の購入指示を出す。
【選択図】 図1
【解決手段】携帯情報端末1から購入商品情報を取得した場合、又は消費商品情報を入力部から取得した場合に、在庫管理装置2は、データベース部に格納されている在庫情報を更新することにより、常に現時点での在庫の状況を正確に管理する。また、所定のタイミングで、在庫が予め設定されている最低確保数量を下回っている商品を算定し、その商品情報を携帯情報端末1に対して送信することにより、その商品の購入指示を出す。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信を利用した携帯情報端末及び在庫管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子レンジなどの家電装置に通信機能などを付帯させ、この通信機能によって、例えば夕食のレシピなどをサーバから受信し、表示画面に表示させることによって、レシピを利用者に提示する技術が実現に至っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような、日常生活における様々な作業に要する手間や労力を軽減させるような技術は、今後ますます開発が促進、期待される分野であり、これに伴い需要も増加すると考えられている。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、家庭内などにある物品をコンピュータシステムを用いて簡単に管理することにより、商品購入や、在庫管理における利用者の労力を極めて軽減させることが可能な携帯情報端末及び在庫管理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、在庫管理装置が管理する在庫情報に、店舗において購入した商品の情報を反映させるために用いられる携帯情報端末であって、前記店舗に設置されている店舗端末から、購入商品情報を無線通信によって受信する購入商品受信手段と、受信した前記購入商品情報を前記在庫管理装置へ送信する送信手段とを具備する携帯情報端末を提供する。
【0006】
また、本発明は、在庫の状況を管理する在庫管理装置であって、携帯情報端末から購入商品情報を取得する購入商品情報取得手段と、消費商品情報を入力するための消費商品入力手段と、前記購入商品情報と、消費商品情報とに基づいて現時点における在庫情報を更新する在庫情報更新手段と、予め設定されている在庫確保リストと、前記在庫情報とに基づいて、新たに購入すべき商品を選定し、前記携帯情報端末へ送信する商品購入指示手段とを具備する在庫管理装置を提供する。
【0007】
【発明の実施形態】
図1は、本発明に係る在庫管理システム10に関わる各種構成を示した図である。
図1において、在庫管理システム10は、携帯情報端末1と、在庫管理装置2とを備えている。また、上記携帯情報端末1と在庫管理装置2との間では、無線通信によりデータの送受信を行う。
【0008】
上記携帯情報端末1は、スーパーマーケットなどの各種店舗に設置されているPOS(Point of Sales System)端末などの店舗端末3と無線通信が可能な構成を有している。
また、上記店舗端末3には、店舗端末3からの処理要求に応じて決済処理を行う決済サーバ4がネットワーク20を介して接続されている。なお、この決済サーバ4としては、CAFIS(Credit and Finance Information Switching Systems;登録商標)センターの決済サーバなどが挙げられる。
【0009】
ここで、上記携帯情報端末1は、携帯電話、PHS(Personal Handy−phone System;登録商標)、PDA(Personal Digital Assistant)、PC(Personal Computer)端末、専用端末などであり、在庫管理装置2及び店舗端末3と無線通信可能なインタフェースを搭載したものであればよい。また、無線通信可能なインタフェースは、携帯情報端末1に内蔵されていてもよいし、アダプタ、ドングルなどによって外付けされていてもよいものとする。更には、例えば、ユーザが積極的に決済申込の依頼を行うことができる入力部を備えている非接触ICカードなどであってもよい。
【0010】
また、在庫管理装置2及び店舗端末3は、携帯情報端末1のユーザに対して提示する各種画面データを記憶している。これらの画面は、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)及びJAVA(登録商標)スクリプトと呼ばれるコンピュータ言語によって記述されている。
【0011】
携帯情報端末1と在庫管理装置2との間の通信、並びに携帯情報端末1と店舗端末3との間の通信には、一般ユーザが無線通信を行う際に免許が不要な波長、変調方式を利用する。例えば、電波利用の場合には、IMSバンド(特定省電力無線、Bluetooth、Wi−Fiなど)、携帯電話やPHSの帯域、27MHz帯、40MHz帯、非接触型ICカードなどを用いるものとする。また、光利用の場合には、赤外線(赤外線通信、IrDAなど)、可視光(赤、青など)を用いるものとする。更には、音波利用の場合、マイクロ波、ミリ波などを用いるものとする。
【0012】
決済サーバ4は、決済オンラインサービスが運用するサーバであり、ネットワーク20に接続されている。決済サーバ4は、アクセスしてきた店舗端末3に対し、店舗端末3から取得した個人情報の確認(携帯情報端末1のユーザである購入者の認証)、決済の実行、決済に基づいたポイント発行などのサービスを提供するサーバである。この決済サーバ4は、ネットワーク20を介して接続してきた店舗端末3に対し、購入者確認情報、決済情報、ポイント情報などを送信するようになっている。決済サーバ4において認証されなかった携帯情報端末1のユーザは、購入商品の決済サービスを受けることができないようになっている。
【0013】
本実施形態において、店舗端末3と、決済サーバ4とは、ネットワーク20であるインターネットを介してデータを送受信するようになっている。本実施形態では一例として、ネットワーク20をインターネットとして説明するがこれに限られるものではなく、キャプテンシステム、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)など、決済サーバ4と店舗端末3との間での各種データの送受信が可能なネットワークであればよい。このネットワーク20は、該ネットワーク20よりも小さなネットワークやサブネットワークを含んでいても、いなくてもよい。
【0014】
更に、このネットワーク20は、決済サーバ4と、店舗端末3とが、有線、無線、および両方により接続されるネットワークでもよく、専用回線のみによるネットワーク、専用回線を一部に含む交換回線によるネットワーク、専用回線を含まない公衆回線によるネットワークのいずれでもよいとする。加えて、ケーブルテレビ網、衛星回線、光ファイバ網などにより構築されるネットワークでもよいとする。また、店舗端末3と決済サーバ4は、例えば、TCP/IP(Transmission control protocol/internet protocol)などのプロトコルを用いて通信する。
【0015】
図2は、携帯情報端末1の構成例を示した図である。本実施形態では、一例として携帯情報端末1を無線通信可能なインタフェースを搭載した携帯電話であるとして説明する。
制御部123は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12およびRAM(Random Access Memory)13を備えている。CPU11は、ROM12に記憶されているプログラムや、RAM13にロードされたプログラムなどに従って、各種の処理、計算、条件判断、ディスプレイなどの各種デバイスの制御などを行う。
【0016】
ROM12は、携帯情報端末1を機能させるための基本的なプログラムやパラメータなどが記憶された読み取り専用メモリである。RAM13は、CPU11が各種の処理を行う上で必要なプログラムやデータを記憶するメモリであり、CPU11は記憶内容を変更することができる。
I/F(インタフェース)14は、記憶装置15、補助記憶装置16、通信部17、入力部18、ディスプレイ19などの各種デバイスと、CPU11などとを伝送媒体であるバスラインを介して接続し、これらのデバイスとCPU11などとのインタフェースを提供する。
【0017】
記憶装置15は、高速にアクセスできるとともに大容量の記憶容量を有した記憶媒体を備えており、様々なプログラムやデータが記憶されている。記憶装置15には、例えば、ブラウザ151、プログラム部152、各種データを格納するデータベース部153などが記憶されている。
ブラウザ151は、店舗端末3から受信したHTML形式のファイルをディスプレイ20に表示するプログラムである。HTML形式のファイルは、タグ(予約語の一種)などを用いて、文書の構造、画像などのある場所、リンク先などを記述したファイルである。そして、HTML形式のファイルにより、例えば、決済情報画面、プレゼント応募情報画面などの各画面を定義することができる。ブラウザを用いることによりHTML形式のファイルで定義された画面がディスプレイ19などに表示される。
【0018】
データベース部152は、購入商品情報(店舗で購入した商品の情報、例えば、品名、金額、数量、単位、サイズ、賞味期限、特典ポイント、商品紹介などからなる)を格納する他、携帯情報端末1のユーザの個人情報(氏名、年齢、性別、職業、住所、電話番号、会員番号、サイズ、嗜好など、クレジット関連情報)、口座情報(クレジットカード情報、デビットカード情報、金融機関口座情報、会員情報、利用金額、利用ポイント、残高など)、その他の各種情報を格納する。携帯情報端末1は、このデータベース部152に格納されている各種情報の送受信を在庫管理装置2、又は店舗端末3、決済サーバ4との間で行うようになっている。
また、データベース部152には、携帯情報端末1が行ったトランザクションの記録や、ユーザが入力部18から入力したデータもここに格納される。
【0019】
プログラム部152の在庫管理プログラム1520は、店舗端末3から購入商品情報を受信し、この購入商品情報を在庫管理装置2へ送信する処理や、在庫管理装置2との間で行われる在庫管理に関する処理を実行するためのプログラムである。
また、決済申込プログラム1521は、携帯情報端末1を無線通信可能なインタフェース(ここでは、通信部17)を介して、店舗端末3に接続するプログラムである。また、この決済申込プログラム1521は、ユーザが商品購入の決済を行う際に、店舗端末3への個人情報の送信機能、決済情報の送受信機能、プレゼント応募情報の送信機能など、各種の決済申込処理を実行する機能を備えている。
また、プログラム部152には、例えば、OS(Operating System)や、ユーザがメンテナンスに使用するプログラムなど、その他のプログラムが記憶されている。
【0020】
補助記憶装置16は、一般に記憶装置15よりもアクセス速度が遅く、携帯情報端末1に対して着脱自在なものであるため、プログラムやデータのバックアップなどに使用される。
通信部17は、携帯情報端末1と在庫管理装置2とを、又は携帯情報端末と店舗端末3とを無線通信接続するデバイスであり、本実施形態では一例として、赤外線を利用した無線通信技術のIrDAのポートであるとする。また、本実施形態では、通信部17は、携帯電話としての通信機能も備えている。
【0021】
入力部18は、文字や数字を入力するテンキーなどにより構成されており、ディスプレイ19に表示された各種画面に文字を入力する際などに使用される。また、ユーザは、ディスプレイ19上に表示されたアイコンやボタンなどをクリックすることにより、データの入力を行うことができる。テンキーの他に、入力部18としては、タブレット、タッチパネル、ジョイスティックなどを用いることもできる。
なお、本実施形態において携帯情報端末1は、携帯電話であるので、入力部18とは別に、ユーザの音声を入出力する音入出力部(図示は省略)が備えられているものとする。
【0022】
ディスプレイ19は、例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどで構成された表示装置である。ディスプレイ19は、在庫管理装置2から送信されてきた在庫情報画面、新たに購入すべき商品の情報が表示される画面、店舗端末3から送信されてきた決済情報画面、ポイント情報画面などの各種画面を表示したり、また、ユーザが入力部18から入力した結果などを表示する。
【0023】
図3は、在庫管理装置2の構成例を示した図である。
本実施形態における在庫管理装置2は、家庭内に設置され、家にある物品(例えば、食材、洗剤などの消耗品)を管理するためのものである。
在庫管理装置2の制御部234、CPU21、ROM22、RAM23、I/F24、補助記憶装置26、入力部28、ディスプレイ29の構成は、基本的には携帯情報端末1と同様であるので説明を省略する。
【0024】
記憶装置25は、高速にアクセスできるとともに大容量の記憶容量を有した記憶媒体を備えており、様々なプログラムやデータが記憶されている。記憶装置25には、例えば、プログラム部251、各種データを格納するデータベース部252などが記憶されている。
データベース部252には、現時点における在庫商品の数量や、各在庫商品に対する各種情報などが登録されている在庫情報2520、また、在庫切れを判定するための在庫確保リスト2521が格納されている他、各種画面データ、その他の各種情報が格納されている。
ここで、図4に上記在庫情報2520の一例を、図5に在庫確保リスト2521の一例を示す。
在庫情報2520は、図4に示すように、商品毎に、数量、単位、購入日、賞味期限などが登録されている。また、これらの商品は、分類しやすいように各種カテゴリに大別されている。なお、図4に示した情報に加えて、例えば、金額、商品紹介などを登録するようにしても良い。
また、在庫確保リスト2521は、図5に示すように、商品毎に最低確保しておくべき数量(以下、最低確保数量と称する)が設定されている。
なお、上記在庫確保リスト2521における最低確保数量は、在庫管理装置2の入力部28を操作することにより、ユーザが自由に設定変更や追加をすることができる。
【0025】
なお、データベース部252には、上述した在庫情報2520や在庫確保リスト2521の他、在庫管理装置2が行ったトランザクションの記録や、携帯情報端末1から受信した購入商品情報、ユーザによって入力部28から入力された消費商品情報などが一時的に格納される。
【0026】
プログラム部251の在庫管理プログラム2510は、無線通信可能なインタフェース(ここでは、通信部17)を介して、携帯情報端末1から受信した購入商品情報に基づき、データベース252に格納している在庫情報2520を更新したり、在庫情報2520と在庫確保リスト2521とを比較することにより、新たに購入すべき商品を選定し、その商品の購入を携帯情報端末1へ送信することにより、携帯情報端末1のユーザに対して商品購入の指示を促すためのプログラムである。
また、プログラム部251には、その他のプログラムとして、例えば、携帯情報端末1からの要求に応じて提示する各種画面データの提示プログラムなどが記憶されている。
【0027】
通信部27は、携帯情報端末1と無線通信を行うためのデバイスであり、本実施形態では一例として、赤外線を利用した無線通信技術のIrDAのポートであるとする。
【0028】
図6は、店舗端末3の構成例を示した図である。なお、本実施形態では、一例として店舗端末3を、無線通信可能なインタフェースを搭載したPOS端末であるとして説明する。POS端末とは、小売業において、どの商品がいつ、何個売れたかを把握するために、販売した時に1品単位で情報を収集し、管理するコンピュータ端末である。また、POS端末は、販売時点でデータを収集するためのレジスタ(金銭登録機)である。
店舗端末3の制御部334、CPU31、ROM32、RAM33、I/F34、補助記憶装置36、入力部38、ディスプレイ39の構成は、基本的には携帯情報端末1と同様であるので説明を省略する。
【0029】
記憶装置35は、高速にアクセスできるとともに大容量の記憶容量を有した記憶媒体を備えており、様々なプログラムやデータが記憶されている。記憶装置35には、例えば、プログラム部351、各種データを格納するデータベース部352などが記憶されている。
データベース部352は、携帯情報端末1のユーザが購入した購入商品情報の他、携帯情報端末1から送信されてきた個人情報、口座情報、各種画面データ、その他の各種情報を格納する。
また、データベース部352には、店舗端末3が行ったトランザクションの記録や、決済として店舗側のユーザが入力部38から入力したデータが一時的に格納される。
【0030】
プログラム部351の決済受付プログラム2521は、無線通信可能なインタフェース(ここでは、通信部17)を介して、携帯情報端末1から受信した各種情報に基づき、決済の受付を行うプログラムである。また、この決済受付プログラム3511は、ユーザが決済申込として送信してきた個人情報を決済サーバ4へ送信する送信機能、決済サーバ4から個人情報の認証結果を受信する受信機能、ポイント情報通知機能、プレゼント応募情報の送信機能など、各種の決済受付処理を実行する機能を備えている。
【0031】
また、プログラム部351には、そのほかのプログラムとして、例えば、OS(Operating System)や、外部からの不正アクセスを防止するプログラム、または管理者がメンテナンスに使用するプログラム、携帯情報端末1からの要求に応じて提示する各種画面データの提示プログラムなどが記憶されている。
【0032】
通信部37は、携帯情報端末1と店舗端末3とを無線通信接続するデバイスであり、本実施形態では一例として、赤外線を利用した無線通信技術のIrDAのポートであるとする。また、通信部37は、ネットワーク20を介して決済サーバ4と各種データの送受信を行う通信機能も備えている。
印刷装置40は、決済結果(控えとなる明細書など)や、その他の文書を紙などに印刷するためのデバイスである。印刷装置30は、例えば、レーザプリンタ、インクジェットプリンタ、ドットプリンタ、ページプリンタ感熱式プリンタ、熱転写式プリンタなどの各種の印刷機能によって構成されている。
【0033】
図7は、決済サーバ4の構成例を示した図である。決済サーバ4は、例えば、ワークステーションなどの高速で高度な情報処理機能を備えたコンピュータによって構成されている。
決済サーバ4の制御部1123、CPU111、ROM112、RAM113、I/F114、補助記憶装置116、入力部118の構成も、基本的には携帯情報端末1または店舗端末3と同様であるので説明を省略する。また、表示部119は、ディスプレイ19ないしディスプレイ29の機能と同様であるので説明を省略する。
【0034】
通信部117は、決済サーバ4をネットワーク20に接続するデバイスである。
記憶装置115は、様々なプログラムやデータが記憶されている。この記憶装置115には、例えば、プログラム部1151、各種データを格納するデータベース部1152などが記憶されている。
【0035】
データベース部1152には、ポイントデータ1351、プレゼントデータ1352、決済サーバ4での決済オンラインサービスに登録しているユーザごとの登録者情報、口座情報、端末情報、購入商品情報、購入地点情報、通信データなどのその他のデータ1353を格納している。
ポイントデータ1351は、各ユーザの決済利用状況に応じたポイント加点を格納しているデータベースである。また、プレゼントデータ1352は、ポイント加点に応じて、ユーザがプレゼント応募した場合のプレゼント交換情報などが格納されているデータベースである。
【0036】
プログラム部1151には、データベース部1152に格納されている登録者情報に基づいて、店舗端末3から受信した個人情報の認証を行う認証プログラム1251、店舗端末3から受信した決済要求に応じて、データベース部に格納されている当該携帯情報端末1のユーザの口座情報から決済を行う決済業務に関わる各種サービスの提供機能を実現する決済プログラム1252が記憶されている。また、プログラム部1151には、その他のプログラム1253として、外部からの不正アクセスを防止するプログラム、決済オンラインサービスが運用する決済情報を管理するプログラム、店舗端末3との間で送受信される情報のセキュリティとして暗号化する暗号化プログラムなどが記憶されている。
なお、決済サーバ4の決済プログラム1252による決済実行とは、従来のオンライン決済サービスと同様の決済処理であるので、説明を省略する。
【0037】
図8は、ユーザが店舗において商品購入する場合における携帯情報端末1、店舗端末3、及び決済サーバ4の動作を示したフローチャートである。なお、以下において、「携帯情報端末1は、〜する」、「店舗端末3は、〜する」、「決済サーバ4は、〜する」の記載は、携帯情報端末1の制御部123、店舗端末3の制御部334、または決済サーバ4の制御部1123が所定のプログラムにしたがって動作することを意味しているものとする。また、携帯情報端末1と店舗端末3との間での情報の送受信は、お互いの通信部17、37のIrDAポートを利用した無線通信で行われるものとする。
【0038】
まず、スーパーマーケットなどの店舗において、ユーザが精算などを行うチェックアウト場に設置されている店舗端末3のところへ購入を希望する商品を持っていくと、店舗端末3の操作者である店員は、商品に付されたバーコードを店舗端末3に接続されている図示しないバーコードリーダによって読み取る。
これにより、ユーザがチェックアウト場に持参した商品の情報(例えば、品名、金額、賞味期限、数量、購入日)などが次々と店舗端末3のデータベース352に購入商品情報として蓄積される。
そして、全ての購入商品について、バーコードの読み取りが終了すると、店員は店舗端末3の入力部38を操作することにより、精算処理を行う。
【0039】
続いて、今回の購入商品の合計金額が提示されると、携帯情報端末1のユーザは、携帯情報端末1の入力部18の所定のテンキーを操作することにより、決済の申し込みを行う。これにより、データベース153に格納されている決済方法と、個人情報とが通信部17のIrDAポートを介して、店舗端末3へ送信される(ステップS1)。
店舗端末3は、携帯情報端末1から個人情報を受信すると、この受信した決済方法、及び個人情報を決済サーバ4に送信する(ステップS2)。
【0040】
店舗端末3から個人情報および確認要求を受信した決済サーバ4は、認証プログラム1251に従って、当該個人情報がデータベース部1152に格納されている登録者情報と一致するかどうかの認証を行う(ステップS3)。
店舗端末3から受信した個人情報がデータベース部1152に格納されている場合、即ち、個人の確認が取れた場合、決済サーバ4は、今回の購入額に基づく決済処理をユーザが指定した決済方法に従って実行する(ステップSP4)。
そして、決済処理が終了すると、決済結果である決済金額などの決済情報を店舗端末3に送信する(ステップS5)。
また、決済サーバ4は、決済実行の際に発生した商品購入金額に対するポイントを発行し、このポイント加点も上記決済情報とともに店舗端末3へ送信する。
【0041】
店舗端末3は、決済サーバ4から決済情報を受信すると、データベース352に蓄積されている購入商品情報を読み出し、この購入商品情報と、決済サーバ4から受信した上記情報とを携帯情報端末1に送信する(ステップS6)。
【0042】
店舗端末3から購入商品情報、決済情報、及びポイント情報を受信した携帯情報端末1は、購入商品情報をデータベース部153の購入商品情報格納エリアに格納した後(ステップS7)、ディスプレイ19に決済結果、ポイント情報および当該ポイントで交換可能なプレゼントの情報を表示する。
携帯情報端末1のユーザは、この表示された決済結果およびポイント情報に基づいて、ポイント交換のプレゼント応募を行うことができる。
例えば、携帯情報端末1のユーザが、ディスプレイ19に表示されたポイント情報のうち、所定のポイント数で交換できるプレゼントを選択すると、携帯情報端末1は、店舗端末3に対して、この選択されたプレゼントに関する情報をプレゼント応募情報として送信する(ステップS8)。
【0043】
店舗端末3は、受信したプレゼント応募情報を決済サーバ4に送信する(ステップS9)。また、店舗端末3は、受信したプレゼント応募情報をデータベース部252に格納する。このデータベース部252に格納されたプレゼント応募情報は、分析プログラムに従って、カテゴリ別に分析され、マーケティングデータとして利用することができる。
決済サーバ4は、プレゼント応募情報を受信すると、当該プレゼント応募情報の送信元である携帯情報端末1のユーザに関するポイント情報から、所定のポイントを引き、プレゼントの発送を行う。
【0044】
なお、上記図8のステップS3において、個人情報がデータベース部1152に格納されていない場合、即ち、個人の確認が取れなかった場合には、決済サーバ4は、決済処理不可の情報を店舗端末3に送信する。これにより、決済サーバ4を使用しての決済処理が不可能となる。
【0045】
次に、上述したようにして、携帯情報端末1のデータベース部153に購入商品情報が格納された後に行われる携帯情報端末1及び在庫管理装置の動作について図9を参照して説明する。
ユーザは、当該携帯情報端末1に格納された上記購入商品情報を在庫管理装置2に対して送信する操作を入力部18から行う。これにより、通信部17を介してデータベース部153に格納されている購入商品情報が在庫管理装置2へ送信される(ステップSa1)。
【0046】
在庫管理装置2は、受信した購入商品情報に基づいて図4に示した在庫情報を更新する。即ち、データベース252から在庫情報2520を読み出し、この在庫情報2520に、今回ユーザが購入した商品の情報を反映させる。そして、在庫情報の更新が終了すると、更新後の在庫情報2520をデータベース252に格納する(ステップSa2)。
そして、更新処理が終了すると、更新処理が終了した旨を携帯情報端末1へ送信する(ステップSa3)。
これにより、簡単に購入した商品の情報を在庫管理装置2が管理する在庫情報2520に反映させることができる。
【0047】
また、在庫管理装置は、上記購入商品情報を受信した場合だけでなく、ユーザによって入力部28から消費商品情報が入力された場合には、図10に示すような処理を行う。
例えば、ユーザは、在庫を消費した場合、例えば、食事の仕度などによって食料を消費した場合などには、消費商品情報、即ち、どの品名の食材(その他のカテゴリのものでも同様)をどの程度消費したかを在庫管理端末2の入力部28から入力する(ステップSb1)。
在庫管理端末2は、この消費商品情報を受け取ると、この消費商品情報に基づいてデータベース部252の在庫情報2520を更新し、更新後の在庫情報を2520へ格納する(ステップSb2)。
そして、更新処理が終了するとその旨を携帯情報端末へ通知する(ステップSb3)。
このようにして、在庫が消費された場合にも、その情報を在庫情報に反映させることにより、常に、現時点における在庫の状況を正確に管理することが可能となる。
【0048】
また、在庫管理装置2は、所定のタイミング、又は定期的に、図11に示すような処理を行い、在庫が減ってきた商品について購入を促す。
在庫管理装置2は、現時点における在庫情報2520と在庫確保リスト2521とを比較し、在庫数が在庫確保リスト2521に設定されている最低確保数量を下回っている商品を選定する(ステップSc1)。
続いて、ステップSc1において選定した各商品について、その最低確保数量から在庫数を減算することにより、買い足すべき最低数量を算出する。そして、算出した数量と、その商品名とを通信部27を介して携帯情報端末1へ送信する(ステップSc2)。
携帯情報端末1は、該情報を受信すると、その情報をディスプレイ19に表示することにより、ユーザに対して新たに購入すべき商品とその数量とを通知する(ステップSc3)。
【0049】
以上、説明してきたように、本実施形態に係る在庫管理装置2によれば、在庫場所に保管されている在庫の情報を常に管理するので、ユーザは家庭内の在庫管理をする必要がなくなる。
更に、在庫管理装置2は、在庫数が予め設定されている最低確保数を下回った場合には、その商品名と買い足す個数とを携帯情報端末1へ送信し、ユーザに新規購入を促す。
これにより、ユーザは、スーパーマーケットなどにおいて新たに購入すべき商品の情報を知ることができるので、買い物に要する労力を軽減することが可能となる。
【0050】
また、上記説明したように、携帯情報端末1は、店舗に設置されている店舗端末3から購入商品情報を無線通信で受信し、この購入商品情報を在庫管理装置2へ送信するので、ユーザ自らが、携帯情報端末1の入力部18や、在庫管理装置2の入力部28を操作して購入商品情報を入力する手間を省くことができる。
【0051】
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0052】
例えば、本発明の在庫管理装置は、独立した一つの機器として構成されても良いし、或いは、電子レンジや冷蔵庫などの家電製品などに付加機能として取り付けられるものであってもよい。
また、上述した実施形態では、決済サーバ4が決済実行するものとして説明してきたが、決済サーバ4は、個人情報の認証のみを行い、店舗端末3がネットワーク20を介して、銀行や決済会社と情報のやり取りを行い、決済実行するようにしてもよい。
【0053】
また、携帯情報端末1からの決済申込として、クレジット決済を一例として説明してきたが、これに限らず、デビットカード決済(即時決済)としての申込もすることができる。この場合には、携帯情報端末1がデビットカードと同様の機能を果たすものとする。ここで、デビットカードとは、金融機関に開設された口座の預金の預け入れや引出しの際に使用されるキャッシュカードにあわせて付与され、当該金融機関自らによって発行されるものであり、即時決済可能な口座の預金残高の範囲内であれば、デビットカードの加盟店で信用取引を行うことができるカードをいう。
【0054】
【発明の効果】
上記説明したように、本発明の携帯情報端末によれば、店舗に設置されている店舗端末から購入商品情報を無線通信で受信し、この購入商品情報を在庫管理装置へ送信するので、ユーザ自らが、携帯情報端末の入力部や、在庫管理装置の入力部を操作して購入商品情報を入力する手間を省くことができる。
【0055】
また、以上説明したように、本発明の在庫管理装置によれば、在庫場所に保管されている在庫の情報を常に管理するので、ユーザは家庭内の在庫管理をする必要がなくなり、ユーザの労力を軽減することができる。
更に、在庫管理装置2は、在庫数が予め設定されている最低確保数を下回った場合には、その商品名と買い足す個数とを携帯情報端末1へ送信し、ユーザに新規購入を促すので、ユーザは、スーパーマーケットなどにおいて新たに購入すべき商品の情報を知ることができ、買い物に要する労力を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る在庫管理システム10の概略構成を示した図である。
【図2】同実施形態に係る携帯情報端末の構成例を示した図である。
【図3】同実施形態に係る在庫管理装置の構成例を示した図である。
【図4】在庫情報の一例を示した図である。
【図5】在庫確保リストの一例を示した図である。
【図6】同実施形態に係る店舗端末の構成例を示した図である。
【図7】同実施形態に係る決済サーバの構成例を示した図である。
【図8】店舗での商品購入における携帯情報端末、店舗端末、及び決済サーバの各種動作を示すフローチャートである。
【図9】在庫情報更新に関する携帯情報端末及び在庫管理装置の動作を示すフローチャートである。
【図10】在庫情報更新に関する携帯情報端末及び在庫管理装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】購入すべき商品を算定する場合の在庫管理装置及び携帯情報端末の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯情報端末
2 在庫管理装置
3 店舗端末
4 決済サーバ
11、21 CPU
12、22 ROM
13、23 RAM
14、24 I/F
15、25 記憶装置
16、26 補助記憶装置
17、27 通信部
18、28 入力部
19、29 ディスプレイ
20 ネットワーク
1520 在庫管理プログラム
2510 在庫管理プログラム
2520 在庫情報
2521 在庫確保リスト
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信を利用した携帯情報端末及び在庫管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子レンジなどの家電装置に通信機能などを付帯させ、この通信機能によって、例えば夕食のレシピなどをサーバから受信し、表示画面に表示させることによって、レシピを利用者に提示する技術が実現に至っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような、日常生活における様々な作業に要する手間や労力を軽減させるような技術は、今後ますます開発が促進、期待される分野であり、これに伴い需要も増加すると考えられている。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、家庭内などにある物品をコンピュータシステムを用いて簡単に管理することにより、商品購入や、在庫管理における利用者の労力を極めて軽減させることが可能な携帯情報端末及び在庫管理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、在庫管理装置が管理する在庫情報に、店舗において購入した商品の情報を反映させるために用いられる携帯情報端末であって、前記店舗に設置されている店舗端末から、購入商品情報を無線通信によって受信する購入商品受信手段と、受信した前記購入商品情報を前記在庫管理装置へ送信する送信手段とを具備する携帯情報端末を提供する。
【0006】
また、本発明は、在庫の状況を管理する在庫管理装置であって、携帯情報端末から購入商品情報を取得する購入商品情報取得手段と、消費商品情報を入力するための消費商品入力手段と、前記購入商品情報と、消費商品情報とに基づいて現時点における在庫情報を更新する在庫情報更新手段と、予め設定されている在庫確保リストと、前記在庫情報とに基づいて、新たに購入すべき商品を選定し、前記携帯情報端末へ送信する商品購入指示手段とを具備する在庫管理装置を提供する。
【0007】
【発明の実施形態】
図1は、本発明に係る在庫管理システム10に関わる各種構成を示した図である。
図1において、在庫管理システム10は、携帯情報端末1と、在庫管理装置2とを備えている。また、上記携帯情報端末1と在庫管理装置2との間では、無線通信によりデータの送受信を行う。
【0008】
上記携帯情報端末1は、スーパーマーケットなどの各種店舗に設置されているPOS(Point of Sales System)端末などの店舗端末3と無線通信が可能な構成を有している。
また、上記店舗端末3には、店舗端末3からの処理要求に応じて決済処理を行う決済サーバ4がネットワーク20を介して接続されている。なお、この決済サーバ4としては、CAFIS(Credit and Finance Information Switching Systems;登録商標)センターの決済サーバなどが挙げられる。
【0009】
ここで、上記携帯情報端末1は、携帯電話、PHS(Personal Handy−phone System;登録商標)、PDA(Personal Digital Assistant)、PC(Personal Computer)端末、専用端末などであり、在庫管理装置2及び店舗端末3と無線通信可能なインタフェースを搭載したものであればよい。また、無線通信可能なインタフェースは、携帯情報端末1に内蔵されていてもよいし、アダプタ、ドングルなどによって外付けされていてもよいものとする。更には、例えば、ユーザが積極的に決済申込の依頼を行うことができる入力部を備えている非接触ICカードなどであってもよい。
【0010】
また、在庫管理装置2及び店舗端末3は、携帯情報端末1のユーザに対して提示する各種画面データを記憶している。これらの画面は、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)及びJAVA(登録商標)スクリプトと呼ばれるコンピュータ言語によって記述されている。
【0011】
携帯情報端末1と在庫管理装置2との間の通信、並びに携帯情報端末1と店舗端末3との間の通信には、一般ユーザが無線通信を行う際に免許が不要な波長、変調方式を利用する。例えば、電波利用の場合には、IMSバンド(特定省電力無線、Bluetooth、Wi−Fiなど)、携帯電話やPHSの帯域、27MHz帯、40MHz帯、非接触型ICカードなどを用いるものとする。また、光利用の場合には、赤外線(赤外線通信、IrDAなど)、可視光(赤、青など)を用いるものとする。更には、音波利用の場合、マイクロ波、ミリ波などを用いるものとする。
【0012】
決済サーバ4は、決済オンラインサービスが運用するサーバであり、ネットワーク20に接続されている。決済サーバ4は、アクセスしてきた店舗端末3に対し、店舗端末3から取得した個人情報の確認(携帯情報端末1のユーザである購入者の認証)、決済の実行、決済に基づいたポイント発行などのサービスを提供するサーバである。この決済サーバ4は、ネットワーク20を介して接続してきた店舗端末3に対し、購入者確認情報、決済情報、ポイント情報などを送信するようになっている。決済サーバ4において認証されなかった携帯情報端末1のユーザは、購入商品の決済サービスを受けることができないようになっている。
【0013】
本実施形態において、店舗端末3と、決済サーバ4とは、ネットワーク20であるインターネットを介してデータを送受信するようになっている。本実施形態では一例として、ネットワーク20をインターネットとして説明するがこれに限られるものではなく、キャプテンシステム、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)など、決済サーバ4と店舗端末3との間での各種データの送受信が可能なネットワークであればよい。このネットワーク20は、該ネットワーク20よりも小さなネットワークやサブネットワークを含んでいても、いなくてもよい。
【0014】
更に、このネットワーク20は、決済サーバ4と、店舗端末3とが、有線、無線、および両方により接続されるネットワークでもよく、専用回線のみによるネットワーク、専用回線を一部に含む交換回線によるネットワーク、専用回線を含まない公衆回線によるネットワークのいずれでもよいとする。加えて、ケーブルテレビ網、衛星回線、光ファイバ網などにより構築されるネットワークでもよいとする。また、店舗端末3と決済サーバ4は、例えば、TCP/IP(Transmission control protocol/internet protocol)などのプロトコルを用いて通信する。
【0015】
図2は、携帯情報端末1の構成例を示した図である。本実施形態では、一例として携帯情報端末1を無線通信可能なインタフェースを搭載した携帯電話であるとして説明する。
制御部123は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12およびRAM(Random Access Memory)13を備えている。CPU11は、ROM12に記憶されているプログラムや、RAM13にロードされたプログラムなどに従って、各種の処理、計算、条件判断、ディスプレイなどの各種デバイスの制御などを行う。
【0016】
ROM12は、携帯情報端末1を機能させるための基本的なプログラムやパラメータなどが記憶された読み取り専用メモリである。RAM13は、CPU11が各種の処理を行う上で必要なプログラムやデータを記憶するメモリであり、CPU11は記憶内容を変更することができる。
I/F(インタフェース)14は、記憶装置15、補助記憶装置16、通信部17、入力部18、ディスプレイ19などの各種デバイスと、CPU11などとを伝送媒体であるバスラインを介して接続し、これらのデバイスとCPU11などとのインタフェースを提供する。
【0017】
記憶装置15は、高速にアクセスできるとともに大容量の記憶容量を有した記憶媒体を備えており、様々なプログラムやデータが記憶されている。記憶装置15には、例えば、ブラウザ151、プログラム部152、各種データを格納するデータベース部153などが記憶されている。
ブラウザ151は、店舗端末3から受信したHTML形式のファイルをディスプレイ20に表示するプログラムである。HTML形式のファイルは、タグ(予約語の一種)などを用いて、文書の構造、画像などのある場所、リンク先などを記述したファイルである。そして、HTML形式のファイルにより、例えば、決済情報画面、プレゼント応募情報画面などの各画面を定義することができる。ブラウザを用いることによりHTML形式のファイルで定義された画面がディスプレイ19などに表示される。
【0018】
データベース部152は、購入商品情報(店舗で購入した商品の情報、例えば、品名、金額、数量、単位、サイズ、賞味期限、特典ポイント、商品紹介などからなる)を格納する他、携帯情報端末1のユーザの個人情報(氏名、年齢、性別、職業、住所、電話番号、会員番号、サイズ、嗜好など、クレジット関連情報)、口座情報(クレジットカード情報、デビットカード情報、金融機関口座情報、会員情報、利用金額、利用ポイント、残高など)、その他の各種情報を格納する。携帯情報端末1は、このデータベース部152に格納されている各種情報の送受信を在庫管理装置2、又は店舗端末3、決済サーバ4との間で行うようになっている。
また、データベース部152には、携帯情報端末1が行ったトランザクションの記録や、ユーザが入力部18から入力したデータもここに格納される。
【0019】
プログラム部152の在庫管理プログラム1520は、店舗端末3から購入商品情報を受信し、この購入商品情報を在庫管理装置2へ送信する処理や、在庫管理装置2との間で行われる在庫管理に関する処理を実行するためのプログラムである。
また、決済申込プログラム1521は、携帯情報端末1を無線通信可能なインタフェース(ここでは、通信部17)を介して、店舗端末3に接続するプログラムである。また、この決済申込プログラム1521は、ユーザが商品購入の決済を行う際に、店舗端末3への個人情報の送信機能、決済情報の送受信機能、プレゼント応募情報の送信機能など、各種の決済申込処理を実行する機能を備えている。
また、プログラム部152には、例えば、OS(Operating System)や、ユーザがメンテナンスに使用するプログラムなど、その他のプログラムが記憶されている。
【0020】
補助記憶装置16は、一般に記憶装置15よりもアクセス速度が遅く、携帯情報端末1に対して着脱自在なものであるため、プログラムやデータのバックアップなどに使用される。
通信部17は、携帯情報端末1と在庫管理装置2とを、又は携帯情報端末と店舗端末3とを無線通信接続するデバイスであり、本実施形態では一例として、赤外線を利用した無線通信技術のIrDAのポートであるとする。また、本実施形態では、通信部17は、携帯電話としての通信機能も備えている。
【0021】
入力部18は、文字や数字を入力するテンキーなどにより構成されており、ディスプレイ19に表示された各種画面に文字を入力する際などに使用される。また、ユーザは、ディスプレイ19上に表示されたアイコンやボタンなどをクリックすることにより、データの入力を行うことができる。テンキーの他に、入力部18としては、タブレット、タッチパネル、ジョイスティックなどを用いることもできる。
なお、本実施形態において携帯情報端末1は、携帯電話であるので、入力部18とは別に、ユーザの音声を入出力する音入出力部(図示は省略)が備えられているものとする。
【0022】
ディスプレイ19は、例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどで構成された表示装置である。ディスプレイ19は、在庫管理装置2から送信されてきた在庫情報画面、新たに購入すべき商品の情報が表示される画面、店舗端末3から送信されてきた決済情報画面、ポイント情報画面などの各種画面を表示したり、また、ユーザが入力部18から入力した結果などを表示する。
【0023】
図3は、在庫管理装置2の構成例を示した図である。
本実施形態における在庫管理装置2は、家庭内に設置され、家にある物品(例えば、食材、洗剤などの消耗品)を管理するためのものである。
在庫管理装置2の制御部234、CPU21、ROM22、RAM23、I/F24、補助記憶装置26、入力部28、ディスプレイ29の構成は、基本的には携帯情報端末1と同様であるので説明を省略する。
【0024】
記憶装置25は、高速にアクセスできるとともに大容量の記憶容量を有した記憶媒体を備えており、様々なプログラムやデータが記憶されている。記憶装置25には、例えば、プログラム部251、各種データを格納するデータベース部252などが記憶されている。
データベース部252には、現時点における在庫商品の数量や、各在庫商品に対する各種情報などが登録されている在庫情報2520、また、在庫切れを判定するための在庫確保リスト2521が格納されている他、各種画面データ、その他の各種情報が格納されている。
ここで、図4に上記在庫情報2520の一例を、図5に在庫確保リスト2521の一例を示す。
在庫情報2520は、図4に示すように、商品毎に、数量、単位、購入日、賞味期限などが登録されている。また、これらの商品は、分類しやすいように各種カテゴリに大別されている。なお、図4に示した情報に加えて、例えば、金額、商品紹介などを登録するようにしても良い。
また、在庫確保リスト2521は、図5に示すように、商品毎に最低確保しておくべき数量(以下、最低確保数量と称する)が設定されている。
なお、上記在庫確保リスト2521における最低確保数量は、在庫管理装置2の入力部28を操作することにより、ユーザが自由に設定変更や追加をすることができる。
【0025】
なお、データベース部252には、上述した在庫情報2520や在庫確保リスト2521の他、在庫管理装置2が行ったトランザクションの記録や、携帯情報端末1から受信した購入商品情報、ユーザによって入力部28から入力された消費商品情報などが一時的に格納される。
【0026】
プログラム部251の在庫管理プログラム2510は、無線通信可能なインタフェース(ここでは、通信部17)を介して、携帯情報端末1から受信した購入商品情報に基づき、データベース252に格納している在庫情報2520を更新したり、在庫情報2520と在庫確保リスト2521とを比較することにより、新たに購入すべき商品を選定し、その商品の購入を携帯情報端末1へ送信することにより、携帯情報端末1のユーザに対して商品購入の指示を促すためのプログラムである。
また、プログラム部251には、その他のプログラムとして、例えば、携帯情報端末1からの要求に応じて提示する各種画面データの提示プログラムなどが記憶されている。
【0027】
通信部27は、携帯情報端末1と無線通信を行うためのデバイスであり、本実施形態では一例として、赤外線を利用した無線通信技術のIrDAのポートであるとする。
【0028】
図6は、店舗端末3の構成例を示した図である。なお、本実施形態では、一例として店舗端末3を、無線通信可能なインタフェースを搭載したPOS端末であるとして説明する。POS端末とは、小売業において、どの商品がいつ、何個売れたかを把握するために、販売した時に1品単位で情報を収集し、管理するコンピュータ端末である。また、POS端末は、販売時点でデータを収集するためのレジスタ(金銭登録機)である。
店舗端末3の制御部334、CPU31、ROM32、RAM33、I/F34、補助記憶装置36、入力部38、ディスプレイ39の構成は、基本的には携帯情報端末1と同様であるので説明を省略する。
【0029】
記憶装置35は、高速にアクセスできるとともに大容量の記憶容量を有した記憶媒体を備えており、様々なプログラムやデータが記憶されている。記憶装置35には、例えば、プログラム部351、各種データを格納するデータベース部352などが記憶されている。
データベース部352は、携帯情報端末1のユーザが購入した購入商品情報の他、携帯情報端末1から送信されてきた個人情報、口座情報、各種画面データ、その他の各種情報を格納する。
また、データベース部352には、店舗端末3が行ったトランザクションの記録や、決済として店舗側のユーザが入力部38から入力したデータが一時的に格納される。
【0030】
プログラム部351の決済受付プログラム2521は、無線通信可能なインタフェース(ここでは、通信部17)を介して、携帯情報端末1から受信した各種情報に基づき、決済の受付を行うプログラムである。また、この決済受付プログラム3511は、ユーザが決済申込として送信してきた個人情報を決済サーバ4へ送信する送信機能、決済サーバ4から個人情報の認証結果を受信する受信機能、ポイント情報通知機能、プレゼント応募情報の送信機能など、各種の決済受付処理を実行する機能を備えている。
【0031】
また、プログラム部351には、そのほかのプログラムとして、例えば、OS(Operating System)や、外部からの不正アクセスを防止するプログラム、または管理者がメンテナンスに使用するプログラム、携帯情報端末1からの要求に応じて提示する各種画面データの提示プログラムなどが記憶されている。
【0032】
通信部37は、携帯情報端末1と店舗端末3とを無線通信接続するデバイスであり、本実施形態では一例として、赤外線を利用した無線通信技術のIrDAのポートであるとする。また、通信部37は、ネットワーク20を介して決済サーバ4と各種データの送受信を行う通信機能も備えている。
印刷装置40は、決済結果(控えとなる明細書など)や、その他の文書を紙などに印刷するためのデバイスである。印刷装置30は、例えば、レーザプリンタ、インクジェットプリンタ、ドットプリンタ、ページプリンタ感熱式プリンタ、熱転写式プリンタなどの各種の印刷機能によって構成されている。
【0033】
図7は、決済サーバ4の構成例を示した図である。決済サーバ4は、例えば、ワークステーションなどの高速で高度な情報処理機能を備えたコンピュータによって構成されている。
決済サーバ4の制御部1123、CPU111、ROM112、RAM113、I/F114、補助記憶装置116、入力部118の構成も、基本的には携帯情報端末1または店舗端末3と同様であるので説明を省略する。また、表示部119は、ディスプレイ19ないしディスプレイ29の機能と同様であるので説明を省略する。
【0034】
通信部117は、決済サーバ4をネットワーク20に接続するデバイスである。
記憶装置115は、様々なプログラムやデータが記憶されている。この記憶装置115には、例えば、プログラム部1151、各種データを格納するデータベース部1152などが記憶されている。
【0035】
データベース部1152には、ポイントデータ1351、プレゼントデータ1352、決済サーバ4での決済オンラインサービスに登録しているユーザごとの登録者情報、口座情報、端末情報、購入商品情報、購入地点情報、通信データなどのその他のデータ1353を格納している。
ポイントデータ1351は、各ユーザの決済利用状況に応じたポイント加点を格納しているデータベースである。また、プレゼントデータ1352は、ポイント加点に応じて、ユーザがプレゼント応募した場合のプレゼント交換情報などが格納されているデータベースである。
【0036】
プログラム部1151には、データベース部1152に格納されている登録者情報に基づいて、店舗端末3から受信した個人情報の認証を行う認証プログラム1251、店舗端末3から受信した決済要求に応じて、データベース部に格納されている当該携帯情報端末1のユーザの口座情報から決済を行う決済業務に関わる各種サービスの提供機能を実現する決済プログラム1252が記憶されている。また、プログラム部1151には、その他のプログラム1253として、外部からの不正アクセスを防止するプログラム、決済オンラインサービスが運用する決済情報を管理するプログラム、店舗端末3との間で送受信される情報のセキュリティとして暗号化する暗号化プログラムなどが記憶されている。
なお、決済サーバ4の決済プログラム1252による決済実行とは、従来のオンライン決済サービスと同様の決済処理であるので、説明を省略する。
【0037】
図8は、ユーザが店舗において商品購入する場合における携帯情報端末1、店舗端末3、及び決済サーバ4の動作を示したフローチャートである。なお、以下において、「携帯情報端末1は、〜する」、「店舗端末3は、〜する」、「決済サーバ4は、〜する」の記載は、携帯情報端末1の制御部123、店舗端末3の制御部334、または決済サーバ4の制御部1123が所定のプログラムにしたがって動作することを意味しているものとする。また、携帯情報端末1と店舗端末3との間での情報の送受信は、お互いの通信部17、37のIrDAポートを利用した無線通信で行われるものとする。
【0038】
まず、スーパーマーケットなどの店舗において、ユーザが精算などを行うチェックアウト場に設置されている店舗端末3のところへ購入を希望する商品を持っていくと、店舗端末3の操作者である店員は、商品に付されたバーコードを店舗端末3に接続されている図示しないバーコードリーダによって読み取る。
これにより、ユーザがチェックアウト場に持参した商品の情報(例えば、品名、金額、賞味期限、数量、購入日)などが次々と店舗端末3のデータベース352に購入商品情報として蓄積される。
そして、全ての購入商品について、バーコードの読み取りが終了すると、店員は店舗端末3の入力部38を操作することにより、精算処理を行う。
【0039】
続いて、今回の購入商品の合計金額が提示されると、携帯情報端末1のユーザは、携帯情報端末1の入力部18の所定のテンキーを操作することにより、決済の申し込みを行う。これにより、データベース153に格納されている決済方法と、個人情報とが通信部17のIrDAポートを介して、店舗端末3へ送信される(ステップS1)。
店舗端末3は、携帯情報端末1から個人情報を受信すると、この受信した決済方法、及び個人情報を決済サーバ4に送信する(ステップS2)。
【0040】
店舗端末3から個人情報および確認要求を受信した決済サーバ4は、認証プログラム1251に従って、当該個人情報がデータベース部1152に格納されている登録者情報と一致するかどうかの認証を行う(ステップS3)。
店舗端末3から受信した個人情報がデータベース部1152に格納されている場合、即ち、個人の確認が取れた場合、決済サーバ4は、今回の購入額に基づく決済処理をユーザが指定した決済方法に従って実行する(ステップSP4)。
そして、決済処理が終了すると、決済結果である決済金額などの決済情報を店舗端末3に送信する(ステップS5)。
また、決済サーバ4は、決済実行の際に発生した商品購入金額に対するポイントを発行し、このポイント加点も上記決済情報とともに店舗端末3へ送信する。
【0041】
店舗端末3は、決済サーバ4から決済情報を受信すると、データベース352に蓄積されている購入商品情報を読み出し、この購入商品情報と、決済サーバ4から受信した上記情報とを携帯情報端末1に送信する(ステップS6)。
【0042】
店舗端末3から購入商品情報、決済情報、及びポイント情報を受信した携帯情報端末1は、購入商品情報をデータベース部153の購入商品情報格納エリアに格納した後(ステップS7)、ディスプレイ19に決済結果、ポイント情報および当該ポイントで交換可能なプレゼントの情報を表示する。
携帯情報端末1のユーザは、この表示された決済結果およびポイント情報に基づいて、ポイント交換のプレゼント応募を行うことができる。
例えば、携帯情報端末1のユーザが、ディスプレイ19に表示されたポイント情報のうち、所定のポイント数で交換できるプレゼントを選択すると、携帯情報端末1は、店舗端末3に対して、この選択されたプレゼントに関する情報をプレゼント応募情報として送信する(ステップS8)。
【0043】
店舗端末3は、受信したプレゼント応募情報を決済サーバ4に送信する(ステップS9)。また、店舗端末3は、受信したプレゼント応募情報をデータベース部252に格納する。このデータベース部252に格納されたプレゼント応募情報は、分析プログラムに従って、カテゴリ別に分析され、マーケティングデータとして利用することができる。
決済サーバ4は、プレゼント応募情報を受信すると、当該プレゼント応募情報の送信元である携帯情報端末1のユーザに関するポイント情報から、所定のポイントを引き、プレゼントの発送を行う。
【0044】
なお、上記図8のステップS3において、個人情報がデータベース部1152に格納されていない場合、即ち、個人の確認が取れなかった場合には、決済サーバ4は、決済処理不可の情報を店舗端末3に送信する。これにより、決済サーバ4を使用しての決済処理が不可能となる。
【0045】
次に、上述したようにして、携帯情報端末1のデータベース部153に購入商品情報が格納された後に行われる携帯情報端末1及び在庫管理装置の動作について図9を参照して説明する。
ユーザは、当該携帯情報端末1に格納された上記購入商品情報を在庫管理装置2に対して送信する操作を入力部18から行う。これにより、通信部17を介してデータベース部153に格納されている購入商品情報が在庫管理装置2へ送信される(ステップSa1)。
【0046】
在庫管理装置2は、受信した購入商品情報に基づいて図4に示した在庫情報を更新する。即ち、データベース252から在庫情報2520を読み出し、この在庫情報2520に、今回ユーザが購入した商品の情報を反映させる。そして、在庫情報の更新が終了すると、更新後の在庫情報2520をデータベース252に格納する(ステップSa2)。
そして、更新処理が終了すると、更新処理が終了した旨を携帯情報端末1へ送信する(ステップSa3)。
これにより、簡単に購入した商品の情報を在庫管理装置2が管理する在庫情報2520に反映させることができる。
【0047】
また、在庫管理装置は、上記購入商品情報を受信した場合だけでなく、ユーザによって入力部28から消費商品情報が入力された場合には、図10に示すような処理を行う。
例えば、ユーザは、在庫を消費した場合、例えば、食事の仕度などによって食料を消費した場合などには、消費商品情報、即ち、どの品名の食材(その他のカテゴリのものでも同様)をどの程度消費したかを在庫管理端末2の入力部28から入力する(ステップSb1)。
在庫管理端末2は、この消費商品情報を受け取ると、この消費商品情報に基づいてデータベース部252の在庫情報2520を更新し、更新後の在庫情報を2520へ格納する(ステップSb2)。
そして、更新処理が終了するとその旨を携帯情報端末へ通知する(ステップSb3)。
このようにして、在庫が消費された場合にも、その情報を在庫情報に反映させることにより、常に、現時点における在庫の状況を正確に管理することが可能となる。
【0048】
また、在庫管理装置2は、所定のタイミング、又は定期的に、図11に示すような処理を行い、在庫が減ってきた商品について購入を促す。
在庫管理装置2は、現時点における在庫情報2520と在庫確保リスト2521とを比較し、在庫数が在庫確保リスト2521に設定されている最低確保数量を下回っている商品を選定する(ステップSc1)。
続いて、ステップSc1において選定した各商品について、その最低確保数量から在庫数を減算することにより、買い足すべき最低数量を算出する。そして、算出した数量と、その商品名とを通信部27を介して携帯情報端末1へ送信する(ステップSc2)。
携帯情報端末1は、該情報を受信すると、その情報をディスプレイ19に表示することにより、ユーザに対して新たに購入すべき商品とその数量とを通知する(ステップSc3)。
【0049】
以上、説明してきたように、本実施形態に係る在庫管理装置2によれば、在庫場所に保管されている在庫の情報を常に管理するので、ユーザは家庭内の在庫管理をする必要がなくなる。
更に、在庫管理装置2は、在庫数が予め設定されている最低確保数を下回った場合には、その商品名と買い足す個数とを携帯情報端末1へ送信し、ユーザに新規購入を促す。
これにより、ユーザは、スーパーマーケットなどにおいて新たに購入すべき商品の情報を知ることができるので、買い物に要する労力を軽減することが可能となる。
【0050】
また、上記説明したように、携帯情報端末1は、店舗に設置されている店舗端末3から購入商品情報を無線通信で受信し、この購入商品情報を在庫管理装置2へ送信するので、ユーザ自らが、携帯情報端末1の入力部18や、在庫管理装置2の入力部28を操作して購入商品情報を入力する手間を省くことができる。
【0051】
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0052】
例えば、本発明の在庫管理装置は、独立した一つの機器として構成されても良いし、或いは、電子レンジや冷蔵庫などの家電製品などに付加機能として取り付けられるものであってもよい。
また、上述した実施形態では、決済サーバ4が決済実行するものとして説明してきたが、決済サーバ4は、個人情報の認証のみを行い、店舗端末3がネットワーク20を介して、銀行や決済会社と情報のやり取りを行い、決済実行するようにしてもよい。
【0053】
また、携帯情報端末1からの決済申込として、クレジット決済を一例として説明してきたが、これに限らず、デビットカード決済(即時決済)としての申込もすることができる。この場合には、携帯情報端末1がデビットカードと同様の機能を果たすものとする。ここで、デビットカードとは、金融機関に開設された口座の預金の預け入れや引出しの際に使用されるキャッシュカードにあわせて付与され、当該金融機関自らによって発行されるものであり、即時決済可能な口座の預金残高の範囲内であれば、デビットカードの加盟店で信用取引を行うことができるカードをいう。
【0054】
【発明の効果】
上記説明したように、本発明の携帯情報端末によれば、店舗に設置されている店舗端末から購入商品情報を無線通信で受信し、この購入商品情報を在庫管理装置へ送信するので、ユーザ自らが、携帯情報端末の入力部や、在庫管理装置の入力部を操作して購入商品情報を入力する手間を省くことができる。
【0055】
また、以上説明したように、本発明の在庫管理装置によれば、在庫場所に保管されている在庫の情報を常に管理するので、ユーザは家庭内の在庫管理をする必要がなくなり、ユーザの労力を軽減することができる。
更に、在庫管理装置2は、在庫数が予め設定されている最低確保数を下回った場合には、その商品名と買い足す個数とを携帯情報端末1へ送信し、ユーザに新規購入を促すので、ユーザは、スーパーマーケットなどにおいて新たに購入すべき商品の情報を知ることができ、買い物に要する労力を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る在庫管理システム10の概略構成を示した図である。
【図2】同実施形態に係る携帯情報端末の構成例を示した図である。
【図3】同実施形態に係る在庫管理装置の構成例を示した図である。
【図4】在庫情報の一例を示した図である。
【図5】在庫確保リストの一例を示した図である。
【図6】同実施形態に係る店舗端末の構成例を示した図である。
【図7】同実施形態に係る決済サーバの構成例を示した図である。
【図8】店舗での商品購入における携帯情報端末、店舗端末、及び決済サーバの各種動作を示すフローチャートである。
【図9】在庫情報更新に関する携帯情報端末及び在庫管理装置の動作を示すフローチャートである。
【図10】在庫情報更新に関する携帯情報端末及び在庫管理装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】購入すべき商品を算定する場合の在庫管理装置及び携帯情報端末の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯情報端末
2 在庫管理装置
3 店舗端末
4 決済サーバ
11、21 CPU
12、22 ROM
13、23 RAM
14、24 I/F
15、25 記憶装置
16、26 補助記憶装置
17、27 通信部
18、28 入力部
19、29 ディスプレイ
20 ネットワーク
1520 在庫管理プログラム
2510 在庫管理プログラム
2520 在庫情報
2521 在庫確保リスト
Claims (2)
- 在庫管理装置が管理する在庫情報に、店舗において購入した商品の情報を反映させるために用いられる携帯情報端末であって、
前記店舗に設置されている店舗端末から、購入商品情報を無線通信によって受信する購入商品受信手段と、
受信した前記購入商品情報を前記在庫管理装置へ送信する送信手段と
を具備する携帯情報端末。 - 在庫の状況を管理する在庫管理装置であって、
携帯情報端末から購入商品情報を取得する購入商品情報取得手段と、
消費商品情報を入力するための消費商品入力手段と、
前記購入商品情報と、消費商品情報とに基づいて現時点における在庫情報を更新する在庫情報更新手段と、
予め設定されている在庫確保リストと、前記在庫情報とに基づいて、新たに購入すべき商品を選定し、前記携帯情報端末へ送信する商品購入指示手段と
を具備する在庫管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002145114A JP2004029861A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 携帯情報端末、及び在庫管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002145114A JP2004029861A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 携帯情報端末、及び在庫管理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004029861A true JP2004029861A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=31170863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002145114A Withdrawn JP2004029861A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 携帯情報端末、及び在庫管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004029861A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017059021A (ja) * | 2015-09-17 | 2017-03-23 | 凸版印刷株式会社 | 在庫補充レコメンドシステム |
JP2017167903A (ja) * | 2016-03-17 | 2017-09-21 | 凸版印刷株式会社 | 在庫補充レコメンドシステム |
-
2002
- 2002-05-20 JP JP2002145114A patent/JP2004029861A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017059021A (ja) * | 2015-09-17 | 2017-03-23 | 凸版印刷株式会社 | 在庫補充レコメンドシステム |
JP2017167903A (ja) * | 2016-03-17 | 2017-09-21 | 凸版印刷株式会社 | 在庫補充レコメンドシステム |
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