JP2004027329A - 三次元形状造形物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】最適な形状で自由に流体経路を形成することができ、この流体経路内では流体の染み出しが防止され流動抵抗も小さくなって、温度調整用の流体経路を備えた成形型として最適となる三次元形状造形物の製造方法を提供する。
【解決手段】光ビームを照射して粉末が結合した結合層を形成し、これを繰り返して複数の結合層が積層一体化された粉末結合体Aを作製するにあたって、流体経路7となる部分には光ビームを照射しないで溶融結合しない粉末を残存させたままとし、粉末結合体Aが作製された後に、前記残存した粉末を流体経路7から排出除去し、次に、この流体経路7内に目止め処理剤11を流入し、この目止め処理剤11を同流体経路7の内壁面に浸透させて目止め処理を施す。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉末に光ビームを照射して結合層を形成し、この結合層を積層一体化して所望の三次元形状に造形する三次元形状造形物の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
金属粉末等の無機質粉末或いは樹脂粉末等の有機質粉末の層にレーザビーム等の光ビームを照射し、粉末を溶融固化させ結合させることによって結合層を形成し、この結合層の上に更に粉末の層を被覆すると共にこの粉末に光ビームを照射し同様に結合させることによって下の結合層と一体になった結合層を形成し、そして、これを繰り返すことによって、複数の結合層が積層一体化された粉末結合体を作製する方法がある。
【0003】
特に、粉末として金属の粉末を用い、粉末の層にレーザビーム等の光ビームを照射して粉末を焼結させることによって、粉末が焼結して結合した結合層を形成し、この結合層の上に粉末の層を被覆すると共にこの粉末に光ビームを照射して焼結させることによって下の結合層と一体になった結合層を形成し、そしてこれを繰り返すことによって、複数の結合層が積層一体化された金属粉末焼結体からなる粉末結合体を作製する方法が、例えば、特許第2620353号公報や特開2000−73108公報等で提供されている。
【0004】
図12はその一例を示すものであり、まず、図12(a)に示す如く、昇降テーブル1の上に金属の粉末2をスキージー3で所定の厚みに分与する。昇降テーブル1は基準テーブル4の側面に沿って昇降するものであり、スキージー3は基準テーブル1の上面と同じレベルで水平方向に往復移動するようにしてある。したがって、昇降テーブル1の上面と基準テーブル4の上面との間のΔtの段差に相当する厚みで粉末2の層を昇降テーブル1の上に形成することができる。その後、図12(b)に示す如く、集光レンズ5で集光したレーザビーム等の光ビームLを走査させ、前記粉末2の層の必要な部分にのみ同光ビームLを照射することによって、この光ビームLを照射した部分の粉末2の層を焼結し、厚みΔtの結合層6aを焼結層として形成させる。
【0005】
次に、昇降テーブル1をΔtの寸法で下降させ、前記結合層6aの上に粉末2を供給して、図12(c)に示す如く、スキージー3によりΔtの厚みで粉末2の層を同結合層6aの上に被覆し、次いで、図12(d)に示す如く、この粉末2の層の必要な部分にのみ光ビームLを照射して焼結し、結合層6aの上に結合層6bを一体に積層させる。そして、このような操作を必要な層数だけ繰り返すことによって、図12(e)に示す如く、所定数の結合層6a〜6fを積層一体化し、図13に示す如く、複数の結合層6a〜6fからなる金属粉末焼結体として粉末結合体Aを作製することができるものである。
【0006】
ここで、前記の如く、粉末結合体Aを作製するにあたっては、図14(a)に示すような製品モデル10を設計する際の三次元CADデータに基づいて、同製品モデル10を、図14(b)に示す如く、所定の間隔Δtで水平にスライスしたときの各層10a〜10fのスライス面の断面データを得て、このスライス断面データを基にして粉末2の各層に照射する光ビームLの走査経路を決定し、各層10a〜10fに対応する水平断面形状で各結合層6a〜6bを形成することにより、製品モデル10と同じ三次元形状に造形された粉末結合体Aを作製することができる。
【0007】
そして、このように各結合層6a〜6fを順次形成して積み重ねていく工法を採用することにより、三次元CADにより設計された形状に従って三次元的に切削加工するCAMを用いるような必要がなくなって、二次元的な加工の繰り返しで三次元的に造形された製品を作製することが可能となるもので、複雑な機構の装置を用いることなく三次元造形物を迅速に作製することができるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記の如く、三次元造形物として作製される粉末結合体Aにあって、粉末結合体Aを、例えば、成形金型等として用いる場合には、冷却や加熱等の機能を付与するために、粉末結合体Aの内部に流体が流通される経路を形成することが行われている。そして、粉末結合体Aの内部には粉末が焼結等で結合された緻密な状態で充填されているので、粉末結合体A内に流体経路を形成する場合には、粉末結合体Aを造形した後、この粉末結合体Aに切削や孔あけ等の加工を施す必要がある。しかしながら、このような切削や孔あけ等の加工では、粉末結合体A内に形成する流体経路の形状が単純なものに制限され、最適な形状で自由に流体経路を設計し形成することはできないものであった。
【0009】
そこで、本出願人は、粉末結合体内に最適な形状で自由に流体経路を形成することができる三次元造形物の製造方法を提供することを目的として、特願2001−126608を出願している。この出願の請求項4記載の発明では、流体経路となる部分の粉末を溶融結合させないで粉末結合体を作製し、粉末結合体内から流体経路の粉末を抜き出すようにしたので、最適な形状で自由に流体経路を設計し形成することができる上に、流体経路内を流れる流体の流動抵抗が小さくなってその流速や流量を高めることができ、流体による熱交換等の効果が大きくなるものである。
【0010】
しかしながら、前記出願に係る発明では、次のような問題が残っている。すなわち、金属の粉末結合体の内部に三次元的に流体経路を形成した場合、この流体経路の内壁面には微細なヘアクラックや亀裂が発生する。ここで、流体経路内に流体を流通させると、流体が前記ヘアクラックや亀裂から染み出して粉末結合体の外表面にまで流出する恐れがあり、例えば、金型温度調整用の流体経路を備えた成形用金型としては不適となるものであった。
【0011】
本発明は、上記従来の技術における問題を解決すると共に上記本出願人の先願に係る発明における問題をも解決するために発明されたもので、その課題は、粉末結合体内に最適な形状で自由に流体経路を形成することができ、しかも、この流体経路内では流体の染み出しが防止され流動抵抗も小さくなって、同流体による熱交換等の効果が大きくなり、温度調整用の流体経路を備えた成形型として最適となる三次元形状造形物の製造方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の三次元形状造形物の製造方法は、粉末の層の所定箇所に光ビームを照射して溶融結合させることにより粉末が結合した結合層を形成し、この結合層の上に粉末の層を被覆すると共にこの粉末の所定箇所に光ビームを照射して結合させることにより下の結合層と一体になった結合層を形成し、これを繰り返すことによって複数の結合層が積層一体化された粉末結合体で三次元形状造形物を作製するにあたって、流体経路となる部分には光ビームを照射しないで溶融結合しない粉末を残存させたままとし、粉末結合体が作製された後に、前記残存した粉末を流体経路から排出除去し、次に、この流体経路内に目止め処理剤を流入し、この目止め処理剤を同流体経路の内壁面に毛細管現象により浸透させて目止め処理を施すことを特徴としている。
【0013】
したがって、この場合、流体経路となる部分には光ビームを照射しないで溶融結合しない粉末を残存させたままとし、粉末結合体が作製された後に、前記残存した粉末を流体経路から排出除去することで、空洞となった流体経路を簡単に形成することができ、ここでは、最適な形状で自由に同流体経路を形成することができる。
【0014】
しかも、前記流体経路内に目止め処理剤を流入し、この目止め処理剤を同流体経路の内壁面に毛細管現象により浸透させて目止め処理を施すので、同流体経路の内壁面に発生するヘアクラックや亀裂等が確実に密閉される。それ故、この流体経路では、流体の染み出しが防止され、流体の流動抵抗が小さくなってその流速や流量を高めることもでき、同流体による熱交換等の効果が大きくなって、温度調整用の流体経路を備えた成形型として最適な三次元形状造形物を得ることができる。
【0015】
本発明の請求項2記載の三次元形状造形物の製造方法は、上記請求項1記載の三次元形状造形物の製造方法において、粉末結合体の外側から真空引きしながら、流体経路の内壁面に目止め処理剤を浸透させることを特徴としている。
【0016】
したがって、この場合は特に、大気圧では浸透しないマイクロクラックや目止め処理剤の粘度によっては比較的大きなクラックにも容易に浸透されるようになり、目止め処理が確実に施される。
【0017】
本発明の請求項3記載の三次元形状造形物の製造方法は、上記請求項1記載の三次元形状造形物の製造方法において、粉末結合体に振動を与えながら、流体経路の内壁面に目止め処理剤を浸透させることを特徴としている。
【0018】
したがって、この場合は特に、粉末結合体が振動されることで、流体経路の内壁面に目止め処理剤は浸透し易くなり、この浸透に要する時間が短くなって、目止め処理時間が短縮される。
【0019】
本発明の請求項4記載の三次元形状造形物の製造方法は、上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の三次元形状造形物の製造方法において、目止め処理を施した後に、流体経路内に砥粒が混入された研磨液を流通させることを特徴としている。
【0020】
したがって、この場合は特に、ヘアクラックや亀裂等に浸透して目止めに供された以外の余分な目止め処理剤が、流体経路内に砥粒が混入された研磨液を流通させることによって削り取り除去され、断熱層となってしまう同目止め処理剤の被覆層が薄くなって、熱交換等の効果がより大きくなる。
【0021】
本発明の請求項5記載の三次元形状造形物の製造方法は、粉末の層の所定箇所に光ビームを照射して溶融結合させることにより粉末が結合した結合層を形成し、この結合層の上に粉末の層を被覆すると共にこの粉末の所定箇所に光ビームを照射して結合させることにより下の結合層と一体になった結合層を形成し、これを繰り返すことによって複数の結合層が積層一体化された粉末結合体で三次元形状造形物を作製するにあたって、流体経路となる部分には光ビームを照射しないで溶融結合しない粉末を残存させたままとし、粉末結合体が作製された後に、前記残存した粉末を流体経路から排出除去し、次に、この流体経路の内壁面にメッキ処理を施すことを特徴としている。
【0022】
したがって、この場合、流体経路となる部分には光ビームを照射しないで溶融結合しない粉末を残存させたままとし、粉末結合体が作製された後に、前記残存した粉末を流体経路から排出除去することで、空洞となった流体経路を簡単に形成することができ、ここでは、最適な形状で自由に同流体経路を形成することができる。
【0023】
しかも、前記流体経路の内壁面にメッキ処理を施すので、同流体経路の内壁面に発生するヘアクラックや亀裂等が確実に密閉される。それ故、この流体経路では、流体の染み出しが防止され、流体の流動抵抗が小さくなってその流速や流量を高めることもでき、同流体による熱交換等の効果が大きくなって、温度調整用の流体経路を備えた成形型として最適な三次元形状造形物を得ることができる。
【0024】
本発明の請求項6記載の三次元形状造形物の製造方法は、粉末の層の所定箇所に光ビームを照射して溶融結合させることにより粉末が結合した結合層を形成し、この結合層の上に粉末の層を被覆すると共にこの粉末の所定箇所に光ビームを照射して結合させることにより下の結合層と一体になった結合層を形成し、これを繰り返すことによって複数の結合層が積層一体化された粉末結合体で三次元形状造形物を作製するにあたって、流体経路となる部分には光ビームを照射しないで溶融結合しない粉末を残存させたままとし、粉末結合体が作製された後に、前記残存した粉末を流体経路から排出除去し、次に、この流体経路内に熱可塑性のパイプを挿入設置し、このパイプを加熱軟化させて同流体経路の内壁面に密着させることを特徴としている。
【0025】
したがって、この場合、流体経路となる部分には光ビームを照射しないで溶融結合しない粉末を残存させたままとし、粉末結合体が作製された後に、前記残存した粉末を流体経路から排出除去することで、空洞となった流体経路を簡単に形成することができ、ここでは、最適な形状で自由に同流体経路を形成することができる。
【0026】
しかも、前記流体経路内に熱可塑性のパイプを挿入設置し、このパイプを加熱軟化させて同流体経路の内壁面に密着させるので、同流体経路の内壁面に発生するヘアクラックや亀裂等が確実に密閉される。それ故、この流体経路では、流体の染み出しが防止され、流体の流動抵抗が小さくなってその流速や流量を高めることもでき、同流体による熱交換等の効果が大きくなって、温度調整用の流体経路を備えた成形型として最適な三次元形状造形物を得ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1〜5は、本発明の請求項1に対応する第一の実施形態を示している。この実施形態の三次元形状造形物の製造方法において、粉末結合体Aは上記の図12〜14のようにして、金属等の無機質或いは樹脂等の有機質の粉末2を用い、レーザビーム等の光ビームLを照射することにより作製することができる。
【0028】
すなわち、粉末2として金属のものを用いる場合は、金属の粉末2の層に光ビームLを照射して粉末2を焼結させることによって、粉末2が焼結して結合した結合層6aを形成し、この結合層6aの上に粉末2の層を被覆すると共にこの粉末2に光ビームLを照射して焼結させることにより下の結合層6aと一体になった結合層6bを形成し、そしてこれを繰り返すことにより、複数の結合層6a、6b、6c・・・が積層一体化された金属粉末焼結体からなる粉末結合体Aを作製することができる。ここで、金属の粉末2としては、例えば、平均粒径20〜30μm程度の鉄粉やブロンズとニッケルとの混合粉末等を用いることができ、各結合層6a、6b、6c・・・はその厚みΔtを0.02〜0.2mm 程度に形成することができる。
【0029】
又、粉末2としては、上記のような金属のものの他、無機質であるセラミックのものを用いることができ、この場合も、金属の粉末2の場合と同様に、光ビームLを照射して焼結することにより、結合層6a、6b、6c・・・を形成することができる。更に、粉末2として樹脂等の有機質のものを用いる場合には、光ビームLを照射して粉末2を溶融・固化させることにより、粉末2を結合させた結合層6a、6b、6c・・・を形成することができる。なお、図12に示す如く、所定数の結合層6a〜6fを順次積層一体化し、図13に示す如く、複数の結合層6a〜6fからなる金属粉末焼結体として粉末結合体Aを作製することについては、上記と同様の説明となるので、ここでは、その具体的な説明を省略する。
【0030】
そして、前記の如く、粉末結合体Aを作製するにあたっては、図14(a)に示すような製品モデル10を設計する際の三次元CADデータに基づいて、同製品モデル10を、図14(b)に示す如く、所定の間隔Δtで水平にスライスしたときの各層10a〜10fのスライス面の断面データを得て、このスライス断面データを基にして粉末2の各層に照射する光ビームLの走査経路を決定し、各層10a〜10fに対応する水平断面形状で各結合層6a〜6bを形成することにより、製品モデル10と同じ三次元形状に造形された粉末結合体Aを作製することができる。
【0031】
この場合、製品モデル10や各層10a〜10fの断面データは全体から流体経路7に相当する部分を差し引いたものとなり、同流体経路7を有する粉末結合体Aが作製されることとなる。そして、このように各結合層6a〜6fを順次形成して積み重ねていく工法を採用することにより、三次元CADにより設計された形状に従って三次元的に切削加工するCAMを用いるような必要がなくなって、二次元的な加工の繰り返しで三次元的に造形された製品を作製することが可能となるもので、複雑な機構の装置を用いることなく三次元造形物を迅速に作製することができるものである。
【0032】
ところで、流体経路7となる部分には光ビームLが照射されないので、前記粉末結合体Aにあっては、図3に示す如く、同流体経路7内に溶融結合されない粉末2が残存することになる。又、ここでは、図2に示す如く、金属でなる造形プレート14上に金属の粉末2を焼結させた前記各結合層6a〜6b(積層部15)を積層一体化して粉末結合体Aを作製しているので、図2(a)に示す如く、同粉末結合体Aの流体経路7内には未焼結の金属の粉末2が密封された状態で残存保持されることになる。
【0033】
そこで、図2(b)に示す如く、造形プレート14の部分に、流体経路7と連通する入口用孔8と出口用孔9とを穿設し、同流体経路7を粉末結合体Aの外部に開通させている。そして、図4に示す如く、前記残存した粉末2を流体経路7から強制的に排出除去するものである。この場合、図4(a)に示す如く、入口用孔8から送風機16によって圧縮エアを送り込むことで流体経路7内に残存した粉末2を出口用孔9から排出除去しても良いし、又、図4(b)に示す如く、出口用孔9から吸引機17で吸引して同粉末2を排出除去しても良い。このように、未焼結の粉末2を排出除去して、図5に示す如く、流体経路7が入口用孔8及び出口用孔9を介して外部と開通された粉末結合体Aとなる。
【0034】
次に、図1に示す如く、前記開通された流体経路7内に目止め処理剤11を流入し、この目止め処理剤11を同流体経路7の内壁面に浸透させて目止め処理を施すものである。この場合、図1(a)に示す如く、出口用孔9を開口させた状態で入口用孔8から流体経路7内に目止め処理剤11を流し込んで、図1(b)に示す如く、この目止め処理剤11を同流体経路7内に略充満された状態とし、この状態のままで暫くの間放置する。その際、目止め処理剤11が流体経路7から流出しないように、入口用孔8及び出口用孔9に蓋をしておいても良い。ここでは、液体が有する毛細管現象性により目止め処理剤11は流体経路7の内壁面に浸透し、粉末結合体Aの粉末焼結体内部のヘアクラックや亀裂18等に染み込み、これ等が確実に埋められて密閉され。
【0035】
この場合、ヘアクラックや亀裂18等の大きさによっては、目止め処理剤11の粒子径を変化させることで目止め作用が増大されるものである。例えば、0.5mm 程度のクラックであれば、大きい粒子の目止め処理剤11を先に使用した後に、小さい粒子の目止め処理剤11を使用すると、流体経路7の内壁面が確実に目止めされるものである。又、目止め処理剤11を流体経路7内に充填し、数分間放置した後にこの流体経路7から一旦流出させ、再度、同流体経路7内に新しい目止め処理剤11を流し込み、これを何度か繰り返すことによって、目止め作用がより増大される。
【0036】
そして、最後に、前記目止め処理剤11の余剰分を流体経路7から完全に流出して、粉末結合体Aを常温或いは加熱した状態で数時間放置する。これにより、流体経路7内で目止めに供された目止め処理剤11は完全に硬化して、同流体経路7の内壁面での目止め処理が完了する。目止め処理が施された流体経路7の内壁面では、ヘアクラックや亀裂18等が確実に密閉されているだけでなく、同内壁面は平滑となって、そこにおける流体の流動抵抗も小さくなり、この流体経路7は冷却や加熱等のための流体を流通させるのに最適なものとなる。
【0037】
したがって、この実施形態の三次元形状造形物の製造方法においては、流体経路7となる部分に光ビームLを照射しないで焼結しない金属の粉末2を残存させたままとし、粉末結合体Aが作製された後に、この残存した粉末2を同流体経路7から排出除去することで、空洞となった流体経路7を簡単に形成することができる。ここでは、流体経路7が複雑且つ長い形状であっても、残存した粉末2を流体経路7から容易に排出除去することができ、最適な形状で自由に同流体経路7を形成することができるものである。
【0038】
しかも、前記流体経路7内に目止め処理剤11を流入し、この目止め処理剤11を同流体経路7の内壁面に毛細管現象により浸透させて目止め処理を施すので、同流体経路7の内壁面に発生するヘアクラックや亀裂18等が確実に埋められ密閉される。それ故、この流体経路7では、流体の染み出しが防止され、流体の流動抵抗が小さくなってその流速や流量を高めることもでき、同流体による熱交換等の効果が大きくなるので、冷却や加熱等の温度調整用の流体経路7を備えた成形用の金型として最適な三次元形状造形物を得ることができる。
【0039】
図6は、本発明の請求項2に対応する第二の実施形態を示している。この実施形態の三次元形状造形物の製造方法では、上記第一の実施形態において、粉末結合体Aの外側から真空引きして、流体経路7の内壁面に目止め処理剤11を浸透させるものである。この場合、流体経路7内に目止め処理剤11を流入充填させた粉末結合体Aを真空槽19内に設置して、同粉末結合体Aの外側から真空引きしている。
【0040】
ここでは、流体経路7の内壁面にあるヘアクラックや亀裂18等の箇所に目止め処理剤11が気圧差によって十分に浸透される。そして、数分後、真空槽19から粉末結合体Aを取り出して流体経路7内の余剰の目止め処理剤11を流し出し、常温或いは加熱した状態で数時間放置することによって、同流体経路7内の目止め処理剤11が完全に硬化して目止め処理は完了する。
【0041】
したがって、この実施形態の三次元形状造形物の製造方法においては、大気圧では浸透しないマイクロクラックや目止め処理剤11の粘度によっては比較的大きなクラックにも容易に浸透されるようになり、目止め処理が確実に施される。なお、それ以外は、上記第一の実施形態と同様であり、同上記第一の実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0042】
図7は、本発明の請求項3に対応する第三の実施形態を示している。この実施形態の三次元形状造形物の製造方法では、上記第一の実施形態において、粉末結合体Aに振動を与えながら、流体経路7の内壁面に目止め処理剤11を浸透させるものである。この場合、流体経路7内に目止め処理剤11を流入充填させた粉末結合体Aを振動装置20上に設置して、同粉末結合体Aに振動を付与している。
【0043】
ここでは、粉末結合体Aを振動装置20上に設置して振動を与えながら、流体経路7内に入口用孔8から目止め処理剤11を流入し、この入口用孔8及び出口用孔9を塞いで振動させた状態のままにして数時間放置する。これにより、流体経路7の内壁面にあるヘアクラックや亀裂18等の箇所に目止め処理剤11が十分に浸透される。その後、流体経路7内の余剰の目止め処理剤11を流し出し、常温或いは加熱した状態で数時間放置することによって、同流体経路7内の目止め処理剤11が完全に硬化して目止め処理は完了する。
【0044】
したがって、この実施形態の三次元形状造形物の製造方法においては、粉末結合体Aが振動されることで、流体経路7の内壁面に目止め処理剤11は浸透し易くなり、この浸透に要する時間が短くなって目止め処理時間が短縮され、目止め処理が確実にもなる。なお、それ以外は、上記第一の実施形態と同様であり、同上記第一の実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0045】
図8は、本発明の請求項4に対応する第四の実施形態を示している。この実施形態の三次元形状造形物の製造方法では、上記第一乃至第三の実施形態のようにして、流体経路7の内壁面に目止め処理を施した後に、同流体経路7内に砥粒が混入された研磨液12を流通させるものである。この場合、強制循環装置21の吹出口22及び吸込口23を流体経路7の入口用孔8と出口用孔9とに各々接続し、同流体経路7内に研磨液12を強制的に循環流通させるものである。ここでは、流圧のかかる研磨液12によって、目止めされた以外の目止め処理剤11による被覆層11aが研磨され、目止めに不用な同被覆層11aの部分は取り除かれる。
【0046】
したがって、この実施形態の三次元形状造形物の製造方法においては、ヘアクラックや亀裂18等に浸透して目止めに供された以外の余分な目止め処理剤11による被覆層11aの部分が、流体経路7内に砥粒が混入された研磨液12を流通させることによって削り取り除去され、断熱層となってしまう同目止め処理剤11の被覆層11aが薄くなって、熱交換等の効果がより大きく発揮される。なお、それ以外は、上記第一乃至第三の実施形態と同様であり、同上記第一乃至第三の実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0047】
図9は、本発明の請求項5に対応する第五の実施形態を示している。この実施形態の三次元形状造形物の製造方法では、上記第一の実施形態と同様に、粉末結合体Aを作製して、残存した粉末2を流体経路7から排出除去させ、次に、この流体経路7の内壁面にメッキ処理を施すものである。この場合、未焼結の粉末2を流体経路7から取り除いた後、粉末結合体Aの洗浄、脱脂、活性化を行ってメッキ槽24内で同流体経路7内にのみメッキ処理を施すことにより、この流体経路7の内壁面にメッキ層25が形成される。
【0048】
したがって、この実施形態の三次元形状造形物の製造方法においては、流体経路7の内壁面にメッキ処理を施すので、同流体経路7の内壁面に発生するヘアクラックや亀裂18等がメッキ層25によって確実に密閉されることになる。なお、それ以外は、上記第一の実施形態と同様であり、同上記第一の実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0049】
図10は、本発明の請求項6に対応する第六の実施形態を示している。この実施形態の三次元形状造形物の製造方法では、上記第一の実施形態と同様に、粉末結合体Aを作製して、残存した粉末2を流体経路7から排出除去させ、次に、この流体経路7内に熱可塑性のパイプ13を挿入設置し、このパイプ13を加熱軟化させて同流体経路7の内壁面にエア圧で密着させるものである。この場合、柔軟性を有する熱可塑性樹脂等で形成されたパイプ13を流体経路7内の略全長にわたって挿入設置して、粉末結合体Aをヒータ内蔵台26上に載置する。このヒータ内蔵台26上で粉末結合体Aを加熱して、パイプ13が軟化したところで、流体経路7の一方の出口用孔9を密閉蓋27で閉塞し、他方の入口用孔8から送風機16によって同流体経路7内に圧縮エアを送り込むことで、この流体経路7の内壁面に同パイプ13はエア圧により密着固定される。
【0050】
したがって、この実施形態の三次元形状造形物の製造方法においては、流体経路7内に熱可塑性のパイプ13を挿入設置し、このパイプ13を加熱軟化させて同流体経路7の内壁面に密着させるので、同流体経路7の内壁面に発生するヘアクラックや亀裂18等が軟化固着したパイプ13の層によって確実に密閉されることになる。なお、それ以外は、上記第一の実施形態と同様であり、同上記第一の実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0051】
図11は、本発明の請求項6に対応する第七の実施形態を示している。この実施形態の三次元形状造形物の製造方法では、流体経路7内に挿入設置したパイプ13を加熱軟化させて同流体経路7の内壁面に密着させるに際し、パイプ13を流体経路7内に挿入設置した粉末結合体Aを真空槽19内に収容してヒータ内蔵台26上に載置している。この場合、ヒータ内蔵台26上で粉末結合体Aを加熱して、パイプ13が軟化したところで、真空槽19内で真空引きを行うことにより、同パイプ13は気圧差によって流体経路7の内壁面に密着固定される。なお、それ以外は、上記第六の実施形態と同様であり、同上記第六の実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0052】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1記載の三次元形状造形物の製造方法では、最適な形状で自由に流体経路を簡単に形成することができ、しかも、目止め処理によってヘアクラックや亀裂等が確実に密閉され、流体経路での流体の染み出しも防止され、流体の流動抵抗も小さくなり、同流体による熱交換等の効果が大きくなって、温度調整用の流体経路を備えた成形型として最適な三次元形状造形物を得ることができる。
【0053】
又、本発明の請求項2記載の三次元形状造形物の製造方法では、特に、大気圧では浸透しないマイクロクラックや目止め処理剤の粘度によっては比較的大きなクラックにも容易に浸透され、目止め処理が確実に施される。
【0054】
又、本発明の請求項3記載の三次元形状造形物の製造方法では、特に、粉末結合体が振動されることで、流体経路の内壁面に目止め処理剤は浸透し易く、この浸透に要する時間が短くなって、目止め処理時間が短縮される。
【0055】
又、本発明の請求項4記載の三次元形状造形物の製造方法では、特に、ヘアクラックや亀裂等に浸透して目止めに供された以外の余分な目止め処理剤が削り取り除去され、断熱層となってしまう同目止め処理剤の被覆層が薄くなって、熱交換等の効果がより大きくなる。
【0056】
本発明の請求項5記載の三次元形状造形物の製造方法では、最適な形状で自由に流体経路を簡単に形成することができ、しかも、メッキ処理によってヘアクラックや亀裂等が確実に密閉され、流体経路での流体の染み出しも防止され、流体の流動抵抗も小さくなり、同流体による熱交換等の効果が大きくなって、温度調整用の流体経路を備えた成形型として最適な三次元形状造形物を得ることができる。
【0057】
本発明の請求項6記載の三次元形状造形物の製造方法では、最適な形状で自由に流体経路を簡単に形成することができ、しかも、加熱軟化されるパイプによってヘアクラックや亀裂等が確実に密閉され、流体経路での流体の染み出しも防止され、流体の流動抵抗も小さくなり、同流体による熱交換等の効果が大きくなって、温度調整用の流体経路を備えた成形型として最適な三次元形状造形物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態である三次元形状造形物の製造方法において、(a)は目止め処理剤を流入している状態を示す断面図、(b)は同目止め処理剤を浸透させている状態を示す断面図。
【図2】同上の三次元形状造形物の製造方法において、(a)は流体経路内に粉末が残存密封された状態を示す断面図、(b)は同流体経路が貫通開口された状態を示す断面図。
【図3】同上の三次元形状造形物の製造方法において、流体経路内に粉末が残存された状態を示す要部断面図。
【図4】同上の三次元形状造形物の製造方法において、残存した粉末を流体経路から排出除去する(a)、(b)各々異なった方法を示す断面図。
【図5】同上の三次元形状造形物の製造方法における粉末結合体を示す断面図。
【図6】本発明の第二の実施形態である三次元形状造形物の製造方法において、目止め処理剤を浸透させている状態を示す断面図。
【図7】本発明の第三の実施形態である三次元形状造形物の製造方法において、目止め処理剤を浸透させている状態を示す断面図。
【図8】本発明の第四の実施形態である三次元形状造形物の製造方法において、研磨液を流通させている状態を示す断面図。
【図9】本発明の第五の実施形態である三次元形状造形物の製造方法において、メッキ処理を施している状態を示す断面図。
【図10】本発明の第六の実施形態である三次元形状造形物の製造方法において、パイプを流体経路の内壁面に密着させている状態を示す断面図。
【図11】本発明の第七の実施形態である三次元形状造形物の製造方法において、パイプを流体経路の内壁面に密着させている状態を示す断面図。
【図12】粉末結合体の製造の各工程を示し、(a)〜(e)は各工程での断面図。
【図13】同上の製造によって得られる粉末結合体を示す斜視図。
【図14】(a)は同上の製造に用いる設計された製品モデルを示す斜視図、(b)は同製品モデルをスライスした各層を示す斜視図。
【符号の説明】
2 粉末
6 結合層
7 流体経路
11 目止め処理剤
12 研磨液
13 パイプ
19 真空槽
20 振動装置
25 メッキ層
A 粉末結合体
L 光ビーム

Claims (6)

  1. 粉末の層の所定箇所に光ビームを照射して溶融結合させることにより粉末が結合した結合層を形成し、この結合層の上に粉末の層を被覆すると共にこの粉末の所定箇所に光ビームを照射して結合させることにより下の結合層と一体になった結合層を形成し、これを繰り返すことによって複数の結合層が積層一体化された粉末結合体で三次元形状造形物を作製するにあたって、流体経路となる部分には光ビームを照射しないで溶融結合しない粉末を残存させたままとし、粉末結合体が作製された後に、前記残存した粉末を流体経路から排出除去し、次に、この流体経路内に目止め処理剤を流入し、この目止め処理剤を同流体経路の内壁面に毛細管現象により浸透させて目止め処理を施すことを特徴とする三次元形状造形物の製造方法。
  2. 粉末結合体の外側から真空引きしながら、流体経路の内壁面に目止め処理剤を浸透させることを特徴とする請求項1記載の三次元形状造形物の製造方法。
  3. 粉末結合体に振動を与えながら、流体経路の内壁面に目止め処理剤を浸透させることを特徴とする請求項1記載の三次元形状造形物の製造方法。
  4. 目止め処理を施した後に、流体経路内に砥粒が混入された研磨液を流通させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の三次元形状造形物の製造方法。
  5. 粉末の層の所定箇所に光ビームを照射して溶融結合させることにより粉末が結合した結合層を形成し、この結合層の上に粉末の層を被覆すると共にこの粉末の所定箇所に光ビームを照射して結合させることにより下の結合層と一体になった結合層を形成し、これを繰り返すことによって複数の結合層が積層一体化された粉末結合体で三次元形状造形物を作製するにあたって、流体経路となる部分には光ビームを照射しないで溶融結合しない粉末を残存させたままとし、粉末結合体が作製された後に、前記残存した粉末を流体経路から排出除去し、次に、この流体経路の内壁面にメッキ処理を施すことを特徴とする三次元形状造形物の製造方法。
  6. 粉末の層の所定箇所に光ビームを照射して溶融結合させることにより粉末が結合した結合層を形成し、この結合層の上に粉末の層を被覆すると共にこの粉末の所定箇所に光ビームを照射して結合させることにより下の結合層と一体になった結合層を形成し、これを繰り返すことによって複数の結合層が積層一体化された粉末結合体で三次元形状造形物を作製するにあたって、流体経路となる部分には光ビームを照射しないで溶融結合しない粉末を残存させたままとし、粉末結合体が作製された後に、前記残存した粉末を流体経路から排出除去し、次に、この流体経路内に熱可塑性のパイプを挿入設置し、このパイプを加熱軟化させて同流体経路の内壁面に密着させることを特徴とする三次元形状造形物の製造方法。
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