JP2004026817A - Skin care preparation for bleaching - Google Patents
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Abstract
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、皮膚の色素沈着防止及び／又は沈着色素除去効果を有する有効成分としてトコフェロールリン酸エステル及び／又はその塩を含有することを特徴とする美白用皮膚外用剤、該美白用皮膚外用剤を用いた化粧料及び該化粧料を使用する美容ケア方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
紫外線暴露による皮膚のシミやソバカス、あるいは創傷や熱傷、外科手術創の治癒後に見られる黒ずみ等、皮膚の色素沈着の改善方法として、従来多くの皮膚外用剤が提唱され、使用されている。
【０００３】
例えば、ポリフェノール類は広くメラニン色素の還元脱色作用を有することが知られ、特にハイドロキノンは米国を中心に臨床にも多用されている。しかしながらこの化合物はその強い皮膚刺激性が指摘され、安全に安心して使用できる皮膚用剤とはなりがたい。
【０００４】
また、ビタミンＣやその誘導体であるアスコルビン酸−２−リン酸エステル塩類、アスコルビン酸−２−グルコシド等が化粧料に美白用剤として頻用されている。しかしながら、トコフェロールに関しては、経口投与による色素沈着改善効果の例（非特許文献１）があり、特殊な誘導体としてトコフェロールフェルラ酸エステルによる培養細胞に対する色素沈着抑制効果の例（非特許文献２）があるが、経皮投与した場合の色素沈着防止や沈着色素除去効果は、報告がない。
【０００５】
一方、ビタミンＥとして知られているトコフェロール類（α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール等）およびその誘導体である酢酸トコフェロールおよびニコチン酸トコフェロール等は、抗酸化作用、生体膜安定化作用、免疫賦活作用、血行促進作用等の効能効果を呈するとして知られており、古くから医薬品、化粧品、試料等に配合されている。
【０００６】
またこれら油溶性トコフェロール誘導体の、製剤上の困難さを回避するべく、水溶性のトコフェロールリン酸エステル類やアミノ酸エステル類、アルキルアミノカルボン酸エステル類が提唱されている。
しかしながら、上記トコフェロールリン酸エステル類をはじめ、トコフェロール類を色素沈着防止剤等に用いた報告例はなかった。
【０００７】
【非特許文献１】
Ｋ． Ｗｅｒｉｎｉｎｇｈａｕｓ ｅｔ ａｌ．， Ａｒｃｈ Ｄｅｒｍａｔｏｌ， １３０， １２５７， １９９７
【非特許文献２】
Ｍ． Ｉｃｈｉｈａｓｈｉ ｅｔ ａｌ．， Ａｎｔｉｃａｎｃｅｒ Ｒｅｓ．， １９， ３７６９， １９９９
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、安全性が高く、製剤化が容易で、皮膚の色素沈着防止及び／又は沈着色素除去効果に優れた美白用皮膚用剤、とりわけ、いわゆる美白効果に優れた化粧料およびそれを用いた美容ケア方法を提供することを課題とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を解決するべく鋭意検討した結果、トコフェロールリン酸エステル及び／又はその塩を含有する皮膚外用剤が、高い皮膚の色素沈着防止及び沈着色素除去効果を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
【００１０】
すなわち、本発明は事項に関する。
［１］皮膚の色素沈着防止及び／又は沈着色素除去効果を有する有効成分として、トコフェロールリン酸エステル及び／又はその塩を含有することを特徴とする美白用皮膚外用剤。
［２］トコフェロールリン酸エステルが下記一般式（１）
【００１１】
【化２】
（式中、Ｒ１、Ｒ２およびＲ３は、水素原子またはメチル基を表わす。）
で示される化合物からなる上記［１］に記載の美白用皮膚外用剤。
【００１３】
［３］トコフェロールリン酸エステルが、α−トコフェロールリン酸エステルであることを特徴とする上記［１］または［２］に記載の美白用皮膚外用剤。
［４］α−トコフェロールリン酸エステルが、ｄｌ−α−トコフェロールリン酸エステルであることを特徴とする上記［３］に記載の美白用皮膚外用剤。
［５］α−トコフェロールリン酸エステルが、ｄ−α−トコフェロールリン酸エステルであることを特徴とする上記［３］に記載の美白用皮膚外用剤。
【００１４】
［６］トコフェロールリン酸エステルが、γ−トコフェロールリン酸エステルであることを特徴とする上記［１］または［２］に記載の美白用皮膚外用剤。
［７］γ−トコフェロールリン酸エステルが、ｄ−γ−トコフェロールリン酸エステルであることを特徴とする上記［６］に記載の美白用皮膚外用剤。
［８］トコフェロールリン酸エステルが、δ−トコフェロールリン酸エステルであることを特徴とする上記［１］または［２］に記載の美白用皮膚外用剤。
【００１５】
［９］δ−トコフェロールリン酸エステルが、ｄ−δ−トコフェロールリン酸エステルであることを特徴とする上記［８］に記載の美白用皮膚外用剤。
［１０］トコフェロールリン酸エステルの塩がナトリウム塩であることを特徴とする上記［１］ないし［９］のいずれかに記載の美白用皮膚外用剤。
［１１］トコフェロールリン酸エステル及び／又はその塩の含有量が、０．１〜１０質量％である上記［１］ないし［１０］のいずれかに記載の美白用皮膚外用剤。
【００１６】
［１２］上記［１］ないし［１１］のいずれかに記載の美白用皮膚外用剤を含むことを特徴とする化粧料。
［１３］ゲル状、乳液状またはローション状である上記［１２］に記載の化粧料。
［１４］上記［１２］または［１３］に記載の化粧料を使用することを特徴とする美容ケア方法。
【００１７】
［１５］トコフェロールリン酸エステル及び／又はその塩の、美白用皮膚外用剤における、皮膚の色素沈着防止及び／又は沈着色素除去効果を有する有効成分としての使用。
［１６］トコフェロールリン酸エステル及び／又はその塩を皮膚に適用することを特徴とする皮膚の美白化方法。
【００１８】
【発明の実施の形態】
本発明において有効成分として含有する、トコフェロールリン酸エステル及びその塩について先ず説明する。
【００１９】
本発明において、トコフェロールリン酸エステルは、例えば下記一般式（１）
【００２０】
【化３】
（式中、Ｒ１、Ｒ２およびＲ３は、それぞれ水素原子またはメチル基を表わす。）で示される化合物である。
【００２２】
これらのうちＲ１、Ｒ２およびＲ３がすべてメチル基であるα−トコフェロール、Ｒ１およびＲ２がメチル基でありＲ３が水素原子であるγ−トコフェロール、Ｒ１がメチル基でありＲ２およびＲ３が水素原子であるδ−トコフェロールの各々のリン酸エステルがもっとも一般的であり、好ましく用いられる。
【００２３】
トコフェロールリン酸エステルの塩として、好ましいものを挙げれば、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、亜鉛塩などである。
このうちナトリウム塩は水への溶解性が高く、また性状が粉末となるため取扱いが容易になるという利点を有しており特に好ましい。
【００２４】
一般式（１）で表されるトコフェロールリン酸エステルは、クロマン環の２位に不整炭素を有するので、ｄ体、ｌ体の立体異性体、ｄｌ体が存在するが、本発明はこれらの異性体の何れをも含むことはいうまでもない。
【００２５】
本発明において、トコフェロールリン酸エステル及び／又はその塩は、公知の製造方法、例えば特開昭５９−４４３７５号公報あるいはＷＯ９７／１４７０５に記載の方法により得ることができる。
すなわち溶媒中に溶解したトコフェロールにオキシ塩化リン等のリン酸化剤を作用させ、反応終了後に適宜精製することにより、目的とするトコフェロールリン酸エステルを得る。
【００２６】
さらにトコフェロールリン酸エステルを、酸化マグネシウム等の金属酸化物、水酸化ナトリウム等の金属水酸化物、または水酸化アンモニウムや水酸化アルキルアンモニウム等で中和することにより目的とするトコフェロールリン酸エステルの塩を容易に得ることができる。
【００２７】
本発明は皮膚の色素沈着防止及び／又は沈着色素除去効果を有する有効成分として、トコフェロールリン酸エステルおよびその塩を配合してなる美白用皮膚外用剤に関するものであるが、本発明において、「美白」とは、皮膚の色素沈着防止及び／又は沈着色素除去をいう。
本発明において、皮膚の色素沈着防止及び／又は沈着色素除去効果を有する有効成分としてのトコフェロールリン酸エステルおよびその塩の含有量は、求める美白効果により適宜調整するので一概に規定できないが、好ましくは、トコフェロールリン酸エステル及び／又はその塩を０．１〜１０質量％含有する。
【００２８】
例えばローション等に用いる場合には、より好ましくは０．１〜８質量％である。また、ゲル状外用剤として用いる場合には、より好ましくは０．１〜１０質量％である。
また本発明の美白用皮膚外用剤は、化粧料として用いることができる。
さらに、本発明においては、美白用皮膚外用剤または化粧料を用いる美容ケア方法も、皮膚の色素沈着防止及び／又は沈着色素除去に有効である。
【００２９】
本発明の化粧料としては、例えばスキンミルク、スキンクリーム、ファンデーションクリーム、マッサージクリーム、クレンジングクリーム、シェービングクリーム、クレンジングフォーム、化粧水、ローション、パック、シャンプー、リンス、軟膏、入浴剤、ボディーソープ等が含まれ、使用時に皮膚に接触させるものなら種類を問わない。また使用者の性別、老若を問わない。
【００３０】
また、本発明の美白用皮膚外用剤には、本発明の効果を損なわない範囲で、一般に皮膚外用剤に用いられる成分を配合することができ、例えば、化粧品原料基準第二版注解、日本公定書協会編、１９８４（薬事日報社）、化粧品原料基準外成分規格、厚生省薬務局審査課監修、１９９３（薬事日報社）、化粧品原料基準外成分規格追補、厚生省薬務局審査課監修、１９９３（薬事日報社）、化粧品種別許可基準、厚生省薬務局審査課監修、１９９３（薬事日報社）、および化粧品原料辞典、平成３年（日光ケミカルズ）等に記載されている薬剤等が使用できる。特にアスコルビン酸およびその誘導体、わけてもアスコルビン酸−２−リン酸マグネシウム塩、アスコルビン酸−２−リン酸ナトリウム塩、アスコルビン酸グルコシド、アスコルビン酸−２−リン酸−６−パルミテートナトリウム塩、アスコルビン酸−２−リン酸−６−ヘキシルデカノエートナトリウム塩、アスコルビン酸テトライソパルミテート、アスコルビン酸−３−０−エチル等の既知美白成分を併用することにより、本発明の美白用化粧剤の効果を高めることができる。これらの成分は通常０．１〜１０％の範囲で添加される。さらにアルブチン、エラグ酸、コウジ酸、カモミラエキス、ルシノール等の美白成分と併用することも可能である。
【００３１】
本発明の化粧料の形態に特に制限はないが、美容ケアにおいては、一般に言われるジェル状乳液、美容液、ローションなどの、ゲル状、乳液状または液状の形態が好ましく用いられる。乳液、美容液等の配合については、特に限定はなく、一般に使用されている処方を応用することができる。
【００３２】
【実施例】
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明はこれら実施例になんら限定されるものではない。
なお、実施例中の配合量は質量％である。
合成例
ｄｌ−α−トコフェロール２５．０ｇ（０．０５モル）をピリジン９．３ｇを含むトルエン７５ｍｌに溶解した。この溶液にオキシ塩化リン９．８ｇ（０．０６４モル）を撹拌下室温（約１５℃）〜５０℃で滴下した。滴下終了後、室温で３時間反応させ、１０％硫酸水溶液１００ｍｌを加えて析出した塩を溶解し、有機層と水層に分離した。有機層に１０％硫酸水溶液１００ｍｌを加え、４時間加熱還流した。有機層を分離し、５％硫酸水溶液で洗浄後、濃縮乾固し、ｄｌ−α−トコフェロールリン酸エステルを得た。
【００３３】
これをアルコールに溶解し、水酸化ナトリウムのメタノール溶液で中和し、メタノール−アセトン系溶媒で再沈殿することにより、ｄｌ−α−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩の白色粉末を得た。
また、ｄｌ−α−トコフェロールに代えて、ｄ−α−トコフェロール、ｄ−γ−トコフェロール、ｄ−δ−トコフェロールを用いて、それぞれ対応するトコフェロールリン酸エステルナトリウム塩を得た。
【００３４】
実施例１
ローション１
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分５）に添加し、目的のローションを得た。
【００３５】
１）ｄｌ−α−トコフェロールリン酸エステル ２．０
２）エタノール ５．０
３）プロピレングリコール ５．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）精製水 残分
【００３６】
実施例２
ローション２
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分５）に添加し、目的のローションを得た。
【００３７】
１）ｄｌ−α−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 ２．０
２）エタノール ５．０
３）プロピレングリコール ５．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）精製水 残分
【００３８】
実施例３
ローション３
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分５）に添加し、目的のローションを得た。
【００３９】
１）ｄ−α−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 ２．０
２）エタノール ５．０
３）プロピレングリコール ５．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）精製水 残分
【００４０】
実施例４
ローション４
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分５）に添加し、目的のローションを得た。
【００４１】
１）ｄ−γ−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 ２．０
２）エタノール ５．０
３）プロピレングリコール ５．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）精製水 残分
【００４２】
実施例５
ローション５
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分５）に添加し、目的のローションを得た。
【００４３】
１）ｄ−δ−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 ２．０
２）エタノール ５．０
３）プロピレングリコール ５．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）精製水 残分
【００４４】
比較例１
ローション６
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分５）に添加し、すでに美白成分として一般に有用されているアスコルビン酸−２−リン酸ナトリウムを含むローションを得た。
【００４５】
１）アスコルビン酸−２−リン酸ナトリウム ２．０
２）エタノール ５．０
３）プロピレングリコール ５．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）精製水 残分
【００４６】
比較例２
ローション７
下記成分１）〜３）を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分４）に添加し、美白成分を含有しないローションを得た。
【００４７】
１）エタノール ５．０
２）プロピレングリコール ５．０
３）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
４）精製水 残分
いずれのローションも均一に溶解し、良好な経時安定性を示した。
【００４８】
実施例６
ローション８
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分５）に添加し、目的のローションを得た。
【００４９】
１）ｄｌ−α−トコフェロールリン酸エステル ０．１
２）エタノール ５．０
３）プロピレングリコール ５．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）精製水 残分
【００５０】
実施例７
ローション９
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分５）に添加し、目的のローションを得た。
【００５１】
１）ｄｌ−α−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 ０．１
２）エタノール ５．０
３）プロピレングリコール ５．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）精製水 残分
【００５２】
実施例８
ローション１０
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分５）に添加し、目的のローションを得た。
【００５３】
１）ｄ−α−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 ０．１
２）エタノール ５．０
３）プロピレングリコール ５．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）精製水 残分
【００５４】
実施例９
ローション１１
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分５）に添加し、目的のローションを得た。
【００５５】
１）ｄ−γ−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 ０．１
２）エタノール ５．０
３）プロピレングリコール ５．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）精製水 残分
【００５６】
実施例１０
ローション１２
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分５）に添加し、目的のローションを得た。
【００５７】
１）ｄ−δ−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 ０．１
２）エタノール ５．０
３）プロピレングリコール ５．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）精製水 残分
【００５８】
比較例３
ローション１３
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に分散溶解し、攪拌しながら成分５）に添加し、すでに美白成分として一般に有用されているアスコルビン酸−２−リン酸ナトリウムを含むローションを得た。
【００５９】
１）アスコルビン酸−２−リン酸ナトリウム ０．１
２）エタノール ５．０
３）プロピレングリコール ５．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）精製水 残分
いずれのローションも均一に溶解し、良好な経時安定性を示した。
【００６０】
実施例１１
ゲル状外用剤１
下記成分１）を下記終濃度となるように２）に均一に分散し、攪拌しながら３）に添加し、目的のゲル状外用剤を得た。
【００６１】
１）ｄｌ−α−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 １０
２）グリセリン ２０
３）ミリスチン酸オクチルドデシル ７０
【００６２】
実施例１２
ゲル状外用剤２
下記成分１）を下記終濃度となるように２）に均一に分散し、攪拌しながら３）に添加し、目的のゲル状外用剤を得た。
【００６３】
１）ｄ−α−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 １０
２）グリセリン ２０
３）ミリスチン酸オクチルドデシル ７０
【００６４】
実施例１３
ゲル状外用剤３
下記成分１）を下記終濃度となるように２）に均一に分散し、攪拌しながら３）に添加し、目的のゲル状外用剤を得た。
【００６５】
１）ｄ−γ−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 １０
２）グリセリン ２０
３）ミリスチン酸オクチルドデシル ７０
【００６６】
実施例１４
ゲル状外用剤４
下記成分１）を下記終濃度となるように２）に均一に分散し、攪拌しながら３）に添加し、目的のゲル状外用剤を得た。
【００６７】
１）ｄ−δ−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 １０
２）グリセリン ２０
３）ミリスチン酸オクチルドデシル ７０
【００６８】
比較例４
ゲル状外用剤５
下記成分１）を下記終濃度となるように２）に均一に分散し、攪拌しながら３）に添加し、すでに美白成分として一般に有用されているアスコルビン酸−２−リン酸ナトリウムを含むゲル状外用剤を得た。
【００６９】
１）アスコルビン酸−２−リン酸ナトリウム １０
２）グリセリン ２０
３）ミリスチン酸オクチルドデシル ７０
【００７０】
比較例５
ゲル状外用剤６
下記１）を攪拌しながら２）に添加し３）を加え美白成分を含有しないゲル状外用剤を得た。
【００７１】
１）グリセリン ２０
２）ミリスチン酸オクチルドデシル ７０
３）精製水 １０
いずれのゲル状外用剤も均一に分散し、良好な経時安定性を示した。
【００７２】
（色素沈着防止効果の測定）
７週齢の雄性ワイザー・メイプルモルモット（ＷＭ，ＳＰＦ）５０匹の背部全面の被毛を電気バリカン（０．０５ｍｍ刃）で剪毛後、電気カミソリで剃毛し、１．５ｃｍ × １．５ｃｍの窓が６カ所開いた粘着性伸縮包帯（シルキーテックス、外側をアルミフォイルで被覆）で覆った。
【００７３】
各々の窓に、実施例１〜１４及び比較例１〜５で調製したローション１〜１３及びゲル状外用剤１〜６の各剤を順次１０箇所、０．０５ｍｌずつ塗布した。
塗布４時間後に水を含ませた脱脂綿にて投与部位を洗浄し乾燥させた後、動物を保定器に固定し、紫外線照射装置（シナノ製作所製、東芝ＦＬ４０Ｓ／Ｅ３０型蛍光灯、ＳＥランプ６灯装着）を用いて約１０ｃｍの距離から各部位に３００ｍＪ／ｃｍ２の照射量の中波長紫外線（ＵＶＢ）を照射した。
【００７４】
照射後に再び各々の部位に同じローション１〜１３及びゲル状外用剤１〜６を０．０５ｍｌずつ塗布した。この操作を３日間にわたり繰り返し、最終照射２８日後に以下に示す判定基準に基づき色素沈着の強弱を評点にて判定し、さらに各投与・照射部位の四隅と中央部の計５カ所で色差計（ミノルタ、ＣＲ−２０）を用いて皮膚の明度を測定した。
【００７５】
色素沈着の防止効果は、各々の剤につき、評点（各剤１０データ）の平均値及び明度（各剤５０データ）の平均値から判断した。
【００７６】
色素沈着の判定基準
色素沈着を認めない・・・・・・評点０
軽微な色素沈着を認める・・・・評点１
軽度の色素沈着を認める・・・・評点２
中等度の色素沈着を認める・・・評点３
高度の色素沈着を認める・・・・評点４
【００７７】
上記結果から明らかなように、本発明のローション、ゲル状外用剤については、美白成分として既に有用されているアスコルビン酸−２−リン酸ナトリウムと同様に優れた色素沈着の防止効果が認められた。
【００８０】
（色素沈着除去効果の測定）
６週齢の雄性ワイザー・メイプルモルモット（ＷＭ，ＳＰＦ）５０匹の背部全面の被毛を電気バリカン（０．０５ｍｍ刃）で剪毛後、電気カミソリで剃毛し、１．５ｃｍ × １．５ｃｍの窓が６カ所開いた粘着性伸縮包帯（シルキーテックス、外側をアルミフォイルで被覆）で覆って保定器に固定し、紫外線照射装置（シナノ製作所製、東芝ＦＬ４０Ｓ／Ｅ３０型蛍光灯、ＳＥランプ６灯装着）を用いて約１０ｃｍの距離から各部位に７５０ｍＪ／ｃｍ２の照射量の中波長紫外線（ＵＶＢ）を照射した。
【００８１】
照射４日後から２８日まで、朝と夕方の一日２回、各々の窓に実施例１〜１４及び比較例１〜５で調製したローション１〜１３及びゲル状外用剤１〜６の各剤を順次１０箇所、０．０５ｍｌずつ塗布した。
【００８２】
照射２８日後に上記色素沈着防止効果の測定と同様の判定基準に基づき色素沈着の強弱を評点にて判定した。
色素沈着の防止効果は、各々の剤につき、評点（各剤１０データ）の平均値から判断した。
【００８３】
上記結果から明らかなように、本発明のローション、ゲル状外用剤については、美白成分として既に有用されているアスコルビン酸−２−リン酸ナトリウムと同様に、顕著な沈着色素の除去効果が認められた。
【００８６】
実施例１５
さらに、下記処方のローション、乳液、ゲル状外用剤の調製を行った。
ローション１４
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に溶解し、攪拌しながら成分５）を予め溶解しておいた６）に添加し、目的のローションを得た。
１）ｄｌ−α−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 ０．１
２）エタノール ５．０
３）プロピレングリコール ５．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）アスコルビン酸−２−リン酸ナトリウム ３．０
６）精製水 残分
【００８７】
ローション１５
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に溶解し、攪拌しながら成分５）を予め溶解しておいた６）に添加し、目的のローションを得た。
１）ｄ−α−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 ０．１
２）エタノール ５．０
３）プロピレングリコール ５．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）アスコルビン酸−２−リン酸ナトリウム ３．０
６）精製水 残分
【００８８】
ローション１６
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に溶解し、攪拌しながら成分５）を予め溶解しておいた６）に添加し、目的のローションを得た。
１）ｄ−γ−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 ０．１
２）エタノール ５．０
３）プロピレングリコール ５．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）アスコルビン酸−２−リン酸ナトリウム ３．０
６）精製水 残分
【００８９】
ローション１７
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に溶解し、攪拌しながら成分５）を予め溶解しておいた６）に添加し、目的のローションを得た。
１）ｄｌ−α−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 ０．１
２）エタノール ５．０
３）プロピレングリコール ５．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）アスコルビン酸−２−リン酸マグネシウム ３．０
６）精製水 残分
【００９０】
ローション１８
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に溶解し、攪拌しながら成分５）を予め溶解しておいた６）に添加し、目的のローションを得た。
１）ｄ−α−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 ０．１
２）エタノール ５．０
３）プロピレングリコール ５．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）アスコルビン酸−２−リン酸ナトリウム ３．０
６）精製水 残分
【００９１】
ローション１９
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に溶解し、攪拌しながら成分５）を予め溶解しておいた６）に添加し、目的のローションを得た。
１）ｄ−γ−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 ０．１
２）エタノール ５．０
３）プロピレングリコール ５．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）アスコルビン酸−２−リン酸マグネシウム ３．０
６）精製水 残分
【００９２】
乳液１
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に溶解し、攪拌しながら成分５）を予め溶解しておいた６）に添加し、目的の乳液を得た。
１）ｄｌ−α−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 １．０
２）水素添加大豆リン脂質 １０．０
３）２−エチルヘキサン酸トリグリセリド ２０．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）アスコルビン酸−２−リン酸ナトリウム ３．０
６）精製水 残分
【００９３】
乳液２
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に溶解し、攪拌しながら成分５）を予め溶解しておいた６）に添加し、目的の乳液を得た。
１）ｄ−α−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 １．０
２）水素添加大豆リン脂質 １０．０
３）２−エチルヘキサン酸トリグリセリド ２０．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）アスコルビン酸−２−リン酸ナトリウム ３．０
６）精製水 残分
【００９４】
乳液３
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に溶解し、攪拌しながら成分５）を予め溶解しておいた６）に添加し、目的の乳液を得た。
１）ｄ−γ−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 １．０
２）水素添加大豆リン脂質 １０．０
３）２−エチルヘキサン酸トリグリセリド ２０．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）アスコルビン酸−２−リン酸ナトリウム ３．０
６）精製水 残分
【００９５】
乳液４
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に溶解し、攪拌しながら成分５）を予め溶解しておいた６）に添加し、目的の乳液を得た。
１）ｄｌ−α−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 １．０
２）水素添加大豆リン脂質 １０．０
３）２−エチルヘキサン酸トリグリセリド ２０．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）アスコルビン酸−２−リン酸マグネシウム ３．０
６）精製水 残分
【００９６】
乳液５
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に溶解し、攪拌しながら成分５）を予め溶解しておいた６）に添加し、目的の乳液を得た。
１）ｄ−α−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 １．０
２）水素添加大豆リン脂質 １０．０
３）２−エチルヘキサン酸トリグリセリド ２０．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）アスコルビン酸−２−リン酸マグネシウム ３．０
６）精製水 残分
【００９７】
乳液６
下記成分１）〜４）を下記終濃度となるように均一に溶解し、攪拌しながら成分５）を予め溶解しておいた６）に添加し、目的の乳液を得た。
１）ｄ−γ−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 １．０
２）水素添加大豆リン脂質 １０．０
３）２−エチルヘキサン酸トリグリセリド ２０．０
４）パラヒドロキシ安息香酸メチル ０．２
５）アスコルビン酸−２−リン酸マグネシウム ３．０
６）精製水 残分
【００９８】
ゲル状外用剤７
下記成分１）および２）を下記終濃度となるように３）均一に溶解し、攪拌しながら成分４）に添加し、目的のゲル状外用剤を得た。
１）ｄｌ−α−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 １０．０
２）アスコルビン酸−２−リン酸ナトリウム １０．０
３）グリセリン ２０．０
４）ミリスチン酸オクチルドデシル ６０．０
【００９９】
ゲル状外用剤８
下記成分１）および２）を下記終濃度となるように３）均一に溶解し、攪拌しながら成分４）に添加し、目的のゲル状外用剤を得た。
１）ｄ−α−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 １０．０
２）アスコルビン酸−２−リン酸ナトリウム １０．０
３）グリセリン ２０．０
４）ミリスチン酸オクチルドデシル ６０．０
【０１００】
ゲル状外用剤９
下記成分１）および２）を下記終濃度となるように３）均一に溶解し、攪拌しながら成分４）に添加し、目的のゲル状外用剤を得た。
１）ｄ−γ−トコフェロールリン酸エステルナトリウム塩 １０．０
２）アスコルビン酸−２−リン酸ナトリウム １０．０
３）グリセリン ２０．０
４）ミリスチン酸オクチルドデシル ６０．０
【０１０１】
【発明の効果】
本発明の皮膚の色素沈着防止及び／又は沈着色素除去効果を有する有効成分としてトコフェロールリン酸エステル及び／又はその塩を含有する美白用皮膚外用剤は、優れた美白効果を有し、製剤化も容易であることから、美白用皮膚外用剤として広く用いられることができる。
【０１０２】
さらに本発明の美白用皮膚外用剤を含有する化粧料として、有効に用いることができる。これら化粧料は、ゲル状、乳液状、液状等、幅広い形態に処方することが可能であり、特にローション、乳液、ジェル、美容液などに有用である。
また、本発明の美白用皮膚用剤または化粧料を使用する美容ケア方法は、皮膚の色素沈着防止及び／又は沈着色素除去に有効である。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention provides a skin whitening agent for external use, comprising a tocopherol phosphate and / or a salt thereof as an active ingredient having a skin pigmentation preventing and / or pigmentation removing effect, and the skin whitening agent. And a cosmetic care method using the cosmetic.
[0002]
[Prior art]
BACKGROUND ART Many external skin preparations have been proposed and used as a method for improving skin pigmentation such as skin spots and freckles due to exposure to ultraviolet light, or dark spots seen after healing of wounds or burns or surgical wounds.
[0003]
For example, polyphenols are widely known to have a reductive decolorizing effect on melanin pigments. In particular, hydroquinone is widely used in clinical practice mainly in the United States. However, this compound is pointed out for its strong skin irritation, and it is unlikely to be a skin preparation that can be used safely and safely.
[0004]
Vitamin C and its derivatives, such as ascorbic acid-2-phosphate ester salts and ascorbic acid-2-glucoside, are frequently used in cosmetics as whitening agents. However, regarding tocopherol, there is an example of the effect of improving pigmentation by oral administration (Non-patent Document 1), and there is an example of the effect of inhibiting the pigmentation of cultured cells by tocopherol ferulic acid ester as a special derivative (Non-patent Document 2). However, there is no report on the effect of preventing pigmentation or removing pigmented pigments when administered transdermally.
[0005]
On the other hand, tocopherols known as vitamin E (α-tocopherol, β-tocopherol, γ-tocopherol, δ-tocopherol, etc.) and their derivatives, such as tocopherol acetate and tocopherol nicotinate, have antioxidant effects, biomembrane stability, etc. It is known to have an efficacious effect such as a chemical action, an immunostimulatory action, and a blood circulation promoting action, and has been blended in pharmaceuticals, cosmetics, samples, and the like since ancient times.
[0006]
Further, in order to avoid the difficulty in preparation of these oil-soluble tocopherol derivatives, water-soluble tocopherol phosphates, amino acid esters, and alkylaminocarboxylic acid esters have been proposed.
However, there have been no reports of using tocopherols, such as the above-mentioned tocopherol phosphates, as pigmentation inhibitors and the like.
[0007]
[Non-patent document 1]
K. See Werininghaus et al. , Arch Dermatol, 130, 1257, 1997.
[Non-patent document 2]
M. Ichihashi et al. , Anticancer Res. , 19, 3769, 1999
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
DISCLOSURE OF THE INVENTION The present inventors have proposed a whitening skin agent which is highly safe, easy to formulate, and has an excellent effect of preventing and / or removing pigmentation of the skin, particularly a cosmetic having a so-called whitening effect. It is an object of the present invention to provide a beauty care method using the same.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have conducted intensive studies to solve the above problems, and as a result, have found that a skin external preparation containing tocopherol phosphate and / or a salt thereof has a high skin pigmentation prevention and pigmentation removing effect. The present invention has been completed.
[0010]
That is, the present invention relates to matters.
[1] A skin whitening external preparation containing a tocopherol phosphate and / or a salt thereof as an active ingredient having a skin pigmentation preventing and / or pigmentation removing effect.
[2] Tocopherol phosphate is represented by the following general formula (1)
[0011]
Embedded image
(Where R 1 , R 2 And R 3 Represents a hydrogen atom or a methyl group. )
The skin whitening agent for whitening according to the above [1], comprising the compound represented by the formula:
[0013]
[3] The skin whitening external preparation according to the above [1] or [2], wherein the tocopherol phosphate is α-tocopherol phosphate.
[4] The skin whitening external preparation according to the above [3], wherein the α-tocopherol phosphate is dl-α-tocopherol phosphate.
[5] The skin whitening external preparation according to the above [3], wherein the α-tocopherol phosphate is d-α-tocopherol phosphate.
[0014]
[6] The skin whitening external preparation according to the above [1] or [2], wherein the tocopherol phosphate is γ-tocopherol phosphate.
[7] The skin whitening external preparation according to the above [6], wherein the γ-tocopherol phosphate is d-γ-tocopherol phosphate.
[8] The skin whitening external preparation according to the above [1] or [2], wherein the tocopherol phosphate is δ-tocopherol phosphate.
[0015]
[9] The skin whitening external preparation according to the above [8], wherein the δ-tocopherol phosphate is d-δ-tocopherol phosphate.
[10] The skin whitening external preparation according to any of the above [1] to [9], wherein the salt of the tocopherol phosphate is a sodium salt.
[11] The skin whitening external preparation according to any of the above [1] to [10], wherein the content of the tocopherol phosphate and / or a salt thereof is 0.1 to 10% by mass.
[0016]
[12] A cosmetic comprising the whitening skin external preparation according to any one of [1] to [11].
[13] The cosmetic according to the above [12], which is in the form of a gel, an emulsion or a lotion.
[14] A cosmetic care method using the cosmetic according to [12] or [13].
[0017]
[15] Use of tocopherol phosphate and / or a salt thereof as an active ingredient having an effect of preventing and / or removing pigmentation of skin in an external preparation for whitening skin.
[16] A skin whitening method, comprising applying tocopherol phosphate and / or a salt thereof to the skin.
[0018]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
First, the tocopherol phosphate and a salt thereof contained as an active ingredient in the present invention will be described.
[0019]
In the present invention, the tocopherol phosphate is, for example, represented by the following general formula (1)
[0020]
Embedded image
(Where R 1 , R 2 And R 3 Represents a hydrogen atom or a methyl group, respectively. ).
[0022]
Of these, R 1 , R 2 And R 3 Is an all-methyl group, α-tocopherol, R 1 And R 2 Is a methyl group and R 3 Is a hydrogen atom, γ-tocopherol, R 1 Is a methyl group and R 2 And R 3 Is the most general and preferably used phosphoric acid ester of δ-tocopherol.
[0023]
Preferred salts of tocopherol phosphate include sodium, potassium, ammonium, alkylammonium, magnesium, calcium, and zinc salts.
Among them, the sodium salt is particularly preferable because it has the advantages of high solubility in water and easy handling because of its powdery nature.
[0024]
Since the tocopherol phosphate represented by the general formula (1) has an asymmetric carbon at the 2-position of the chroman ring, d-form, l-form stereoisomer and dl-form exist. It goes without saying that it includes any of the bodies.
[0025]
In the present invention, tocopherol phosphate and / or a salt thereof can be obtained by a known production method, for example, a method described in JP-A-59-44375 or WO 97/14705.
That is, a phosphorylating agent such as phosphorus oxychloride is allowed to act on tocopherol dissolved in a solvent, and after the completion of the reaction, the mixture is appropriately purified to obtain a target tocopherol phosphate.
[0026]
Further, the target tocopherol phosphate is obtained by neutralizing the tocopherol phosphate with a metal oxide such as magnesium oxide, a metal hydroxide such as sodium hydroxide, or ammonium hydroxide or an alkylammonium hydroxide. Can be easily obtained.
[0027]
The present invention relates to a skin whitening external preparation containing a tocopherol phosphate and a salt thereof as an active ingredient having an effect of preventing pigmentation of the skin and / or removing the pigmentation of the skin. The term "prevents pigmentation of the skin and / or removes the pigmentation of the skin."
In the present invention, the content of tocopherol phosphate and its salt as an active ingredient having a skin pigmentation preventing and / or pigmentation removing effect cannot be unconditionally specified because it is appropriately adjusted depending on a desired whitening effect. , Tocopherol phosphate and / or a salt thereof in an amount of 0.1 to 10% by mass.
[0028]
For example, when used for a lotion or the like, the content is more preferably 0.1 to 8% by mass. When used as a gel external preparation, the content is more preferably 0.1 to 10% by mass.
Further, the skin whitening agent for external use of the present invention can be used as a cosmetic.
Furthermore, in the present invention, a cosmetic care method using a skin whitening agent for external use or a cosmetic is also effective for preventing and / or removing pigmentation of skin.
[0029]
Examples of the cosmetic of the present invention include skin milk, skin cream, foundation cream, massage cream, cleansing cream, shaving cream, cleansing foam, lotion, lotion, pack, shampoo, rinse, ointment, bath salt, body soap and the like. It does not matter if it is included and comes into contact with the skin at the time of use. Also, regardless of the gender of the user, young or old.
[0030]
In addition, the skin external preparation for skin whitening of the present invention may contain components generally used in skin external preparations as long as the effects of the present invention are not impaired. Shokai Kyokai, 1984 (Pharmaceutical Daily), supervision of ingredients for cosmetic raw materials, Ministry of Health and Welfare, Pharmaceutical Affairs Bureau, supervision, 1993 (Pharmaceutical Daily) Supplementary Standards for Cosmetic Raw Materials, supervision of Pharmaceutical Affairs Bureau, supervision of Pharmaceutical Affairs Bureau, 1993 (Yakuji Nippo Co., Ltd.), permission standards for cosmetic varieties, supervised by the Examination Division of the Pharmaceutical Affairs Bureau, Ministry of Health and Welfare, 1993 (Yakuji Nippo Co., Ltd.), and cosmetic ingredients dictionary, and drugs described in 1991 (Nikko Chemicals) and the like can be used. In particular, ascorbic acid and its derivatives, especially ascorbic acid-2-phosphate magnesium salt, ascorbic acid-2-phosphate sodium salt, ascorbic acid glucoside, ascorbic acid-2-phosphate-6-palmitate sodium salt, ascorbic acid- By using a known whitening component such as 2-phosphate-6-hexyldecanoate sodium salt, tetraisopalmitate ascorbate, -3-O-ethyl ascorbate together, the effect of the whitening cosmetic agent of the present invention can be improved. Can be enhanced. These components are usually added in the range of 0.1 to 10%. Further, it can be used in combination with a whitening component such as arbutin, ellagic acid, kojic acid, chamomile extract and rucinol.
[0031]
The form of the cosmetic of the present invention is not particularly limited, but in beauty care, a gel-like, milky or liquid form such as a gel-like emulsion, a serum or a lotion generally used is preferably used. There is no particular limitation on the composition of the milky lotion, the serum, and the like, and commonly used formulations can be applied.
[0032]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to examples, but the present invention is not limited to these examples.
In addition, the compounding quantity in an Example is a mass%.
Synthesis example
25.0 g (0.05 mol) of dl-α-tocopherol was dissolved in 75 ml of toluene containing 9.3 g of pyridine. To this solution, 9.8 g (0.064 mol) of phosphorus oxychloride was added dropwise at room temperature (about 15 ° C) to 50 ° C with stirring. After completion of the dropwise addition, the mixture was reacted at room temperature for 3 hours, and 100 ml of a 10% aqueous sulfuric acid solution was added to dissolve the precipitated salt, and separated into an organic layer and an aqueous layer. 100 ml of a 10% aqueous sulfuric acid solution was added to the organic layer, and the mixture was heated under reflux for 4 hours. The organic layer was separated, washed with a 5% aqueous sulfuric acid solution, and concentrated to dryness to obtain dl-α-tocopherol phosphate.
[0033]
This was dissolved in alcohol, neutralized with a methanol solution of sodium hydroxide, and reprecipitated with a methanol-acetone solvent to obtain a white powder of dl-α-tocopherol phosphate sodium salt.
Also, instead of dl-α-tocopherol, d-α-tocopherol, d-γ-tocopherol, and d-δ-tocopherol were used to obtain corresponding sodium salts of tocopherol phosphate.
[0034]
Example 1
Lotion 1
The following components 1) to 4) were uniformly dispersed and dissolved to have the following final concentrations, and were added to component 5) with stirring to obtain a desired lotion.
[0035]
1) dl-α-tocopherol phosphate 2.0
2) Ethanol 5.0
3) Propylene glycol 5.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Purified water residue
[0036]
Example 2
Lotion 2
The following components 1) to 4) were uniformly dispersed and dissolved so as to have the following final concentrations, and were added to component 5) with stirring to obtain a desired lotion.
[0037]
1) dl-α-tocopherol phosphate sodium salt 2.0
2) Ethanol 5.0
3) Propylene glycol 5.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Purified water residue
[0038]
Example 3
Lotion 3
The following components 1) to 4) were uniformly dispersed and dissolved to have the following final concentrations, and were added to component 5) with stirring to obtain a desired lotion.
[0039]
1) d-α-tocopherol phosphate sodium salt 2.0
2) Ethanol 5.0
3) Propylene glycol 5.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Purified water residue
[0040]
Example 4
Lotion 4
The following components 1) to 4) were uniformly dispersed and dissolved to have the following final concentrations, and were added to component 5) with stirring to obtain a desired lotion.
[0041]
1) d-γ-tocopherol phosphate sodium salt 2.0
2) Ethanol 5.0
3) Propylene glycol 5.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Purified water residue
[0042]
Example 5
Lotion 5
The following components 1) to 4) were uniformly dispersed and dissolved so as to have the following final concentrations, and were added to component 5) with stirring to obtain a desired lotion.
[0043]
1) d-δ-tocopherol phosphate sodium salt 2.0
2) Ethanol 5.0
3) Propylene glycol 5.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Purified water residue
[0044]
Comparative Example 1
Lotion 6
The following components 1) to 4) are uniformly dispersed and dissolved so as to have the following final concentrations, and are added to component 5) with stirring, and contain sodium ascorbic acid-2-phosphate already generally used as a whitening component. Got lotion.
[0045]
1) Ascorbic acid-2-sodium phosphate 2.0
2) Ethanol 5.0
3) Propylene glycol 5.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Purified water residue
[0046]
Comparative Example 2
Lotion 7
The following components 1) to 3) were uniformly dispersed and dissolved to have the following final concentrations, and added to component 4) with stirring to obtain a lotion containing no whitening component.
[0047]
1) Ethanol 5.0
2) Propylene glycol 5.0
3) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
4) Purified water residue
All lotions dissolved uniformly and showed good stability over time.
[0048]
Example 6
Lotion 8
The following components 1) to 4) were uniformly dispersed and dissolved so as to have the following final concentrations, and were added to component 5) with stirring to obtain a desired lotion.
[0049]
1) dl-α-tocopherol phosphate 0.1
2) Ethanol 5.0
3) Propylene glycol 5.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Purified water residue
[0050]
Example 7
Lotion 9
The following components 1) to 4) were uniformly dispersed and dissolved so as to have the following final concentrations, and were added to component 5) with stirring to obtain a desired lotion.
[0051]
1) dl-α-tocopherol phosphate sodium salt 0.1
2) Ethanol 5.0
3) Propylene glycol 5.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Purified water residue
[0052]
Example 8
Lotion 10
The following components 1) to 4) were uniformly dispersed and dissolved to have the following final concentrations, and were added to component 5) with stirring to obtain a desired lotion.
[0053]
1) d-α-tocopherol phosphate sodium salt 0.1
2) Ethanol 5.0
3) Propylene glycol 5.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Purified water residue
[0054]
Example 9
Lotion 11
The following components 1) to 4) were uniformly dispersed and dissolved to have the following final concentrations, and were added to component 5) with stirring to obtain a desired lotion.
[0055]
1) d-γ-tocopherol phosphate sodium salt 0.1
2) Ethanol 5.0
3) Propylene glycol 5.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Purified water residue
[0056]
Example 10
Lotion 12
The following components 1) to 4) were uniformly dispersed and dissolved to have the following final concentrations, and were added to component 5) with stirring to obtain a desired lotion.
[0057]
1) d-δ-tocopherol phosphate sodium salt 0.1
2) Ethanol 5.0
3) Propylene glycol 5.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Purified water residue
[0058]
Comparative Example 3
Lotion 13
The following components 1) to 4) are uniformly dispersed and dissolved to have the following final concentrations, and are added to component 5) with stirring, and contain sodium ascorbic acid-2-phosphate already generally used as a whitening component. Got lotion.
[0059]
1) Sodium ascorbic acid-2-phosphate 0.1
2) Ethanol 5.0
3) Propylene glycol 5.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Purified water residue
All lotions dissolved uniformly and showed good stability over time.
[0060]
Example 11
Gel external preparation 1
The following component 1) was uniformly dispersed in 2) so as to have the following final concentration, and added to 3) with stirring to obtain the desired gel-like external preparation.
[0061]
1) dl-α-tocopherol phosphate sodium salt 10
2) Glycerin 20
3) Octyldodecyl myristate 70
[0062]
Example 12
Gel external preparation 2
The following component 1) was uniformly dispersed in 2) so as to have the following final concentration, and added to 3) with stirring to obtain the desired gel-like external preparation.
[0063]
1) d-α-tocopherol phosphate sodium salt 10
2) Glycerin 20
3) Octyldodecyl myristate 70
[0064]
Example 13
Gel external preparation 3
The following component 1) was uniformly dispersed in 2) so as to have the following final concentration, and added to 3) with stirring to obtain the desired gel-like external preparation.
[0065]
1) d-γ-tocopherol phosphate sodium salt 10
2) Glycerin 20
3) Octyldodecyl myristate 70
[0066]
Example 14
Gel external preparation 4
The following component 1) was uniformly dispersed in 2) so as to have the following final concentration, and added to 3) with stirring to obtain the desired gel-like external preparation.
[0067]
1) d-δ-tocopherol phosphate sodium salt 10
2) Glycerin 20
3) Octyldodecyl myristate 70
[0068]
Comparative Example 4
Gel external preparation 5
The following component 1) is uniformly dispersed in 2) so as to have the following final concentration, and is added to 3) with stirring to form a gel containing sodium ascorbic acid-2-phosphate already generally used as a whitening component. An external preparation was obtained.
[0069]
1) Sodium ascorbic acid-2-phosphate 10
2) Glycerin 20
3) Octyldodecyl myristate 70
[0070]
Comparative Example 5
Gel external preparation 6
The following 1) was added to 2) with stirring, and 3) was added to obtain a gelled external preparation containing no whitening component.
[0071]
1) Glycerin 20
2) Octyldodecyl myristate 70
3) Purified water 10
All of the gel-like external preparations were uniformly dispersed, and showed good temporal stability.
[0072]
(Measurement of pigmentation prevention effect)
The hair on the entire back of 50 7-week-old male Weiser maple guinea pigs (WM, SPF) was shaved with an electric clipper (0.05 mm blade), and then shaved with an electric razor, and 1.5 cm × 1.5 cm in size. It was covered with an adhesive elastic bandage (Silky Tex, covered with aluminum foil on the outside) with six windows open.
[0073]
To each window, the lotions 1 to 13 and the gel-like external preparations 1 to 6 prepared in Examples 1 to 14 and Comparative Examples 1 to 5 were sequentially applied to 10 portions, 0.05 ml each.
Four hours after application, the administration site was washed with absorbent cotton soaked in water and dried, and then the animal was fixed to a retainer, and an ultraviolet irradiation device (manufactured by Shinano Seisakusho, Toshiba FL40S / E30 type fluorescent lamp, 6 SE lamps) 300mJ / cm to each part from a distance of about 10cm 2 Of medium wavelength ultraviolet (UVB).
[0074]
After the irradiation, the same lotions 1 to 13 and the gel-like external preparations 1 to 6 were again applied to each part in an amount of 0.05 ml. This operation was repeated for 3 days, and 28 days after the final irradiation, the intensity of pigmentation was judged by a score based on the following criterion. Minolta, CR-20) was used to measure the lightness of the skin.
[0075]
The effect of preventing pigmentation was judged from the average value of the score (10 data for each agent) and the average value of the brightness (50 data for each agent) for each agent.
[0076]
Criteria for pigmentation
No pigmentation is observed ... Score 0
Minor pigmentation is recognized.
Mild pigmentation was recognized ... Score 2
Moderate pigmentation was recognized ... Score 3
High degree of pigmentation is recognized.
[0077]
As is clear from the above results, the lotion and the gel-like external preparation of the present invention exhibited an excellent pigmentation-preventing effect similar to sodium ascorbic acid-2-phosphate already used as a whitening component. .
[0080]
(Measurement of pigmentation removal effect)
The hair on the entire back of 50 6-week-old male Weiser maple guinea pigs (WM, SPF) was shaved with an electric clipper (0.05 mm blade), and then shaved with an electric razor. Cover with an adhesive elastic bandage (silky tex, covered with aluminum foil on the outside) with 6 windows open, fix it to the retainer, and use an ultraviolet irradiation device (manufactured by Shinano Seisakusho, Toshiba FL40S / E30 fluorescent lamp, 6 SE lamps) 750mJ / cm at each site from a distance of about 10cm 2 Of medium wavelength ultraviolet (UVB).
[0081]
From day 4 after irradiation to day 28, twice a day in the morning and evening, lotions 1 to 13 and gel external preparations 1 to 6 prepared in Examples 1 to 14 and Comparative Examples 1 to 5 in each window. Was sequentially applied to 10 portions at 0.05 ml each.
[0082]
Twenty-eight days after irradiation, the degree of pigmentation was evaluated based on the same criteria as in the measurement of the pigmentation preventing effect described above.
The effect of preventing pigmentation was determined from the average value of the scores (10 data for each agent) for each agent.
[0083]
As is evident from the above results, the lotion and the gel-like external preparation of the present invention have a remarkable effect of removing the deposited pigment, similarly to sodium ascorbic acid-2-phosphate already used as a whitening component. Was.
[0086]
Example 15
Further, lotions, emulsions and gel external preparations having the following formulations were prepared.
Lotion 14
The following components 1) to 4) were uniformly dissolved so as to have the following final concentrations, and component 5) was added to 6) in which component 5) had been dissolved in advance with stirring to obtain the desired lotion.
1) dl-α-tocopherol phosphate sodium salt 0.1
2) Ethanol 5.0
3) Propylene glycol 5.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Sodium ascorbic acid-2-phosphate 3.0
6) Purified water residue
[0087]
Lotion 15
The following components 1) to 4) were uniformly dissolved so as to have the following final concentrations, and component 5) was added to 6) in which component 5) had been dissolved in advance with stirring to obtain the desired lotion.
1) d-α-tocopherol phosphate sodium salt 0.1
2) Ethanol 5.0
3) Propylene glycol 5.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Sodium ascorbic acid-2-phosphate 3.0
6) Purified water residue
[0088]
Lotion 16
The following components 1) to 4) were uniformly dissolved so as to have the following final concentrations, and component 5) was added to 6) in which component 5) had been dissolved in advance with stirring to obtain the desired lotion.
1) d-γ-tocopherol phosphate sodium salt 0.1
2) Ethanol 5.0
3) Propylene glycol 5.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Sodium ascorbic acid-2-phosphate 3.0
6) Purified water residue
[0089]
Lotion 17
The following components 1) to 4) were uniformly dissolved so as to have the following final concentrations, and component 5) was added to 6) in which component 5) had been dissolved in advance with stirring to obtain the desired lotion.
1) dl-α-tocopherol phosphate sodium salt 0.1
2) Ethanol 5.0
3) Propylene glycol 5.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Ascorbic acid-2-magnesium phosphate 3.0
6) Purified water residue
[0090]
Lotion 18
The following components 1) to 4) were uniformly dissolved so as to have the following final concentrations, and component 5) was added to 6) in which component 5) had been dissolved in advance with stirring to obtain the desired lotion.
1) d-α-tocopherol phosphate sodium salt 0.1
2) Ethanol 5.0
3) Propylene glycol 5.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Sodium ascorbic acid-2-phosphate 3.0
6) Purified water residue
[0091]
Lotion 19
The following components 1) to 4) were uniformly dissolved so as to have the following final concentrations, and component 5) was added to 6) in which component 5) had been dissolved in advance with stirring to obtain the desired lotion.
1) d-γ-tocopherol phosphate sodium salt 0.1
2) Ethanol 5.0
3) Propylene glycol 5.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Ascorbic acid-2-magnesium phosphate 3.0
6) Purified water residue
[0092]
Latex 1
The following components 1) to 4) were uniformly dissolved so as to have the following final concentrations, and the resulting emulsion was obtained by adding the component 5) to the previously dissolved 6) with stirring.
1) dl-α-Tocopherol phosphate sodium salt 1.0
2) Hydrogenated soybean phospholipid 10.0
3) 2-ethylhexanoic acid triglyceride 20.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Sodium ascorbic acid-2-phosphate 3.0
6) Purified water residue
[0093]
Latex 2
The following components 1) to 4) were uniformly dissolved so as to have the following final concentrations, and the resulting emulsion was obtained by adding the component 5) to the previously dissolved 6) with stirring.
1) d-α-tocopherol phosphate sodium salt 1.0
2) Hydrogenated soybean phospholipid 10.0
3) 2-ethylhexanoic acid triglyceride 20.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Sodium ascorbic acid-2-phosphate 3.0
6) Purified water residue
[0094]
Latex 3
The following components 1) to 4) were uniformly dissolved so as to have the following final concentrations, and the resulting emulsion was obtained by adding the component 5) to the previously dissolved 6) with stirring.
1) d-γ-tocopherol phosphate sodium salt 1.0
2) Hydrogenated soybean phospholipid 10.0
3) 2-ethylhexanoic acid triglyceride 20.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Sodium ascorbic acid-2-phosphate 3.0
6) Purified water residue
[0095]
Latex 4
The following components 1) to 4) were uniformly dissolved so as to have the following final concentrations, and the resulting emulsion was obtained by adding the component 5) to the previously dissolved 6) with stirring.
1) dl-α-Tocopherol phosphate sodium salt 1.0
2) Hydrogenated soybean phospholipid 10.0
3) 2-ethylhexanoic acid triglyceride 20.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Ascorbic acid-2-magnesium phosphate 3.0
6) Purified water residue
[0096]
Latex 5
The following components 1) to 4) were uniformly dissolved so as to have the following final concentrations, and the resulting emulsion was obtained by adding the component 5) to the previously dissolved 6) with stirring.
1) d-α-tocopherol phosphate sodium salt 1.0
2) Hydrogenated soybean phospholipid 10.0
3) 2-ethylhexanoic acid triglyceride 20.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Ascorbic acid-2-magnesium phosphate 3.0
6) Purified water residue
[0097]
Latex 6
The following components 1) to 4) were uniformly dissolved so as to have the following final concentrations, and the resulting emulsion was obtained by adding the component 5) to the previously dissolved 6) with stirring.
1) d-γ-tocopherol phosphate sodium salt 1.0
2) Hydrogenated soybean phospholipid 10.0
3) 2-ethylhexanoic acid triglyceride 20.0
4) Methyl parahydroxybenzoate 0.2
5) Ascorbic acid-2-magnesium phosphate 3.0
6) Purified water residue
[0098]
Gel external preparation 7
The following components 1) and 2) were uniformly dissolved in 3) so as to have the following final concentrations, and added to component 4) with stirring to obtain the desired gel-like external preparation.
1) dl-α-Tocopherol phosphate sodium salt 10.0
2) Sodium ascorbic acid-2-phosphate 10.0
3) Glycerin 20.0
4) Octyldodecyl myristate 60.0
[0099]
Gel external preparation 8
The following components 1) and 2) were uniformly dissolved in 3) so as to have the following final concentrations, and added to component 4) with stirring to obtain the desired gel-like external preparation.
1) d-α-tocopherol phosphate sodium salt 10.0
2) Sodium ascorbic acid-2-phosphate 10.0
3) Glycerin 20.0
4) Octyldodecyl myristate 60.0
[0100]
Gel external preparation 9
The following components 1) and 2) were dissolved 3) uniformly so as to have the following final concentrations, and added to component 4) with stirring to obtain the desired gel-like external preparation.
1) d-γ-Tocopherol phosphate sodium salt 10.0
2) Sodium ascorbic acid-2-phosphate 10.0
3) Glycerin 20.0
4) Octyldodecyl myristate 60.0
[0101]
【The invention's effect】
The skin whitening preparation for external use of the present invention containing a tocopherol phosphate and / or a salt thereof as an active ingredient having a skin pigmentation preventing and / or pigmentation removing effect has an excellent whitening effect and can be formulated. Because it is easy, it can be widely used as an external preparation for skin whitening.
[0102]
Furthermore, it can be effectively used as a cosmetic containing the skin whitening agent for external use of the present invention. These cosmetics can be formulated in a wide range of forms such as gel, emulsion, liquid, and the like, and are particularly useful for lotions, emulsions, gels, serums, and the like.
Further, the cosmetic care method using the skin whitening agent or the cosmetic of the present invention is effective in preventing pigmentation of the skin and / or removing the pigmentation.
Claims (16)
で示される化合物からなる請求項１に記載の美白用皮膚外用剤。The tocopherol phosphate is represented by the following general formula (1)
The skin whitening agent for external use according to claim 1, comprising a compound represented by the formula:
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Applications Claiming Priority (2)
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| JP2002134440 | 2002-05-09 | ||
| JP2003129302A JP2004026817A (en) | 2002-05-09 | 2003-05-07 | Skin care preparation for bleaching |
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| Publication Number | Publication Date |
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Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2007238497A (en) * | 2006-03-08 | 2007-09-20 | Nippon Menaade Keshohin Kk | Compounded powdery material and make-up cosmetic containing the same |
| WO2011030859A1 (en) * | 2009-09-11 | 2011-03-17 | ロート製薬株式会社 | Skin-whitening composition |
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-
2003
- 2003-05-07 JP JP2003129302A patent/JP2004026817A/en active Pending
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