JP2004026404A - 階段昇降装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】通常は人が上り下りする階段として使用でき、重い荷物を運ぶ場合や、身体の不自由な人が移動する場合には各段を上り下りすることなく階段ごと上昇、下降して移動できる。
【解決手段】建物の吹き抜け部1に設置される階段2である。階段2の各段3が上下に昇降自在となっている。各段3がすべて上昇した状態で各段の踏み板4が上階の床5と面一となり、下降状態においては上階の床5側の踏み板4が上階の床5から一段下がり且つ上階の床5から離れるにしたがって一段ずつ段差ができるように階段2状となり且つ階段2の最下段3aの踏み板4aが下降状態で下階の床6と面一となるように設定する。
【選択図】 図1
【解決手段】建物の吹き抜け部1に設置される階段2である。階段2の各段3が上下に昇降自在となっている。各段3がすべて上昇した状態で各段の踏み板4が上階の床5と面一となり、下降状態においては上階の床5側の踏み板4が上階の床5から一段下がり且つ上階の床5から離れるにしたがって一段ずつ段差ができるように階段2状となり且つ階段2の最下段3aの踏み板4aが下降状態で下階の床6と面一となるように設定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、階段昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の階段は下階の床と上階の床との間に固定的に取付けられ、この固定的に取付けられた階段を人が各段を一段ずつ上り下りして下階から上階に上り、また、上階から下階に下りるようにしている。
【0003】
ところが、重い荷物を持って階段を上下するのは大変であった。また、身体、特に足が不自由な人は階段を上り下りするのは大変であり、車椅子に乗った人は階段を使用して上階に上ることはできないという問題があった。
【0004】
そこで、重い荷物を運んだり、身体が不自由な人が下階から上階、上階から下階に移動するために階段とは別にエレベータを設けることが考えられるが、住宅において階段とは別にエレベータを設置するには階段とは別にエレベータ設置用スペースが必要であり、住宅の平面プランに制約があり、また、余分なスペースも必要となるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、通常は人が上り下りする普通の階段として使用でき、重い荷物を運ぶ場合や、身体の不自由な人が移動する場合には各段を上り下りすることなく階段ごと上昇、下降して移動でき、また、上昇、下降の際における転落を防止することができ、更に、階段が上昇している時に、上階から下階に非常脱出することも可能となる階段昇降装置を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る階段昇降装置は、建物の吹き抜け部1に設置される階段2において、該階段2の各段3が上下に昇降自在となり、各段3がすべて上昇した状態で各段の踏み板4が上階の床5と面一となり、下降状態においては上階の床5側の踏み板4が上階の床5から一段下がり且つ上階の床5から離れるにしたがって一段ずつ段差ができるように階段状となり且つ階段2の最下段3aの踏み板4aが下降状態で下階の床6と面一となるように設定して成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、通常時は階段2を下降して各段3を階段状にして一般の階段と同様にして各段3を上り下りして使用するものであり、重い荷物を持って下階から上階あるいは上階から下階に移動する場合や、身体の不自由な人、車椅子に乗った人が下階から上階あるいは上階から下階に移動する場合は、下階の床6から最下段3aの踏み板4a上に移動して乗った状態で各段3を上昇させて各段3を上階の床5と面一にして上階の床5に移動したり、あるいは、各段3を上昇させて各段3を上階の床5と面一にした状態で上階の床5から上昇した最下段3aの踏み板4aに移動して乗り、この状態で各段3を下降して最下段3aの踏み板4aを下階の床6と面一にして下階の床6に移動することができるものである。
【0007】
また、階段2の最下段3aの踏み板4aを下降状態で下階の床6と面一となるように設定し、この最下段3aの踏み板4aを少なくとも車椅子が乗る大きさ以上とすることが好ましい。このような構成とすることで、車椅子に乗った人であっても、最下段3aの踏み板4aに乗って上下することで下階の床6から上階の床5へ、また、上階の床5から下階の床6へと移動することができるものである。
【0008】
また、階段2の最下段3aが上昇した状態で該最下段3aの外周辺のうち隣接する段3と接する辺以外のいずれかの辺と吹き抜け部1の内壁面1aとの間に人が昇降できる非常脱出用スペース7を設け、最下段3aの上記非常脱出用スペース7に面した最下段3aの辺に最下段3aが上昇した際に上昇し且つ最下段3aが下降した際に下降する脱出用はしご8を設けることが好ましい。このような構成とすることで、階段2が上昇している状態で、上階から下階に脱出する必要がある場合、非常脱出用スペース7において脱出用はしご8を利用して脱出することができるものである。
【0009】
また、階段2の最下段3aの踏み板4aの下階の床6への出入り用の辺に開閉自在に手摺り9を設けることが好ましい。このような構成とすることで、下階の床6から最下段3aの踏み板4aに移動した後に、踏み板4aの下階の床6への出入り用の辺を手摺り9で閉じることで最下段3aの踏み板4a上に乗って昇降する際に踏み板4aの下階の床6への出入り用の辺から転落するのを防止できることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0011】
図1乃至図5に示すように、建物の吹き抜け部1に階段2が設置してある。この階段2は各段3がブロック化してあり、昇降装置10によりブロック化された各段3が上下に移動自在となっている。ブロック化した各段3は最下段3aと、最下段3a以外の段3とに大別される。すなわち、最下段3a以外の段3はそれぞれ踏み板4と蹴込み部11とを備えたブロックであって、下降して階段状となった場合に最下段3a以外の各段3はそれぞれ踏み板4と蹴込み部11とが露出するが、最下段3aは踏み板4のみが露出するようになっている。また、最下段3aの踏み板4aは他の段3の踏み板4よりも平面視における大きさが大きいものである。好ましくは最下段3aの踏み板4aは少なくとも車椅子が乗る大きさ以上となっている。
【0012】
図6に示すように、最下段3aを除く各段3の縦板状をした蹴込み部11の下端部から下方に向けて前脚部12が垂設してあり、前脚部12の背面部の下端から蹴込み部11の背面部の上端にかけて縦リブ12aが一体に突設してある。また、最下段3aを含む各段3の後端部には後脚部13が設けてあり、後脚部13の下端部には背面部に断面コ字状をしたガイド用支持部14が設けてある。踏み板4からガイド用支持部14までの距離は蹴込み部11の上下長さと等しくなっている。
【0013】
前脚部12は下の段3の後脚部13のガイド用支持部14内に上下移動自在にはめ込んであり、下の段3が上昇した状態で下の段3の踏み板4と上の段3の踏み板4とが面一となった状態で上の段の蹴込み部11の下端がガイド用支持部14の上端に当接するように設定してあり、下の段3が下降した状態で上の段3の前脚部12の下端部がガイド用支持部14内にちょうど位置するようになっている。
【0014】
最下段3aを含む各段3は前述のように昇降装置10により上下移動自在となっている。添付図面に示す実施形態においては、最下段3aを含む各段3はそれぞれ昇降装置10を構成するシリンダ装置10aにより上下移動自在となっている。ここで、各段3を上下移動するためのシリンダ装置10aは下の段3側ほど上下移動のストロークが段階的に長くなっており、最下段3aが最も上下移動のストロークが長くてそのストローク長は下階の床6から上階の床7までの長さとなっている。
【0015】
上記の構成の階段2は通常は図1、図2のように階段状をしており、この状態では最下段3aの踏み板4aが下階の床6と面一となるように設定してある。一方、図1、図2の状態で各段3を昇降装置10を構成する各シリンダ装置10aにより上昇させると、最下段3aを含む各段3の踏み板4がそれぞれ図3、図4に示すように上階の床5と面一となるように設定してある。
【0016】
階段2の最下段3aが上昇した状態で該最下段3aの外周辺のうち隣接する段3と接する辺以外のいずれかの辺と吹き抜け部1の内壁面1aとの間に人が昇降できる非常脱出用スペース7を設けてある。最下段3aの上記非常脱出用スペース7に面した最下段3aの辺に最下段3aが上昇した際に上昇し且つ最下段3aが下降した際に下降する脱出用はしご8を設けてある。すなわち、該脱出用はしご8は、複数の桁用リンク15をそれぞれ上下方向にバー16により回動自在に連結してはしご8を構成してあり、最上端の桁用リンク15の上端部を最下段3aの踏み板4aにそれぞれ軸により回動自在に取付けてあり、また、最下端の桁用リング15の下端部を下階の床6の下方に設けられた床下の基材50に軸により回動自在に取付けてある。この脱出用はしご8は最下段3aが下降すると図4のように折り畳まれ、最下段3aが上昇すると図1、図2のように展延してはしご形状となるものである。
【0017】
階段2の最下段3aの踏み板4aの下階の床6への出入り用の辺には開閉自在に手摺り9が設けてあり、添付図面に示す実施形態では該手摺り9は踏み板4aに対して上下移動自在に取付けてある。
【0018】
図1、図8に示すように、階段2の最下段3aの踏み板4aの下階の床6への出入り用の辺に沿って長孔17が設けてあり、この長孔17に手摺り9が上下移動自在にはめ込んである。長孔17の両端部の上部には受け用凹溝18が設けてあり、長孔17の両端部の下部には受け用凹溝18が設けてある。手摺り9は両側端面の上端部に上ストッパ19が設けてあり、通常は手摺り9は自重で下降していて上ストッパ19が受け用凹溝18に当たって、それ以上下方に落下しないようになっており、この状態では手摺り9の上面が踏み板4aの上面と面一となるようにしてある。手摺り9上端面部には起倒自在な把手22が設けてあり、該把手22を起立させて手で掴んで上に引き上げることで手摺り9を上に持ち上げ、この状態で手摺り9を手で持って上に引き上げることができるようになっている。手摺り9の両側下部にはラッチ20が内外方向に出没自在に設けてある。このラッチ20はばね21により外方に突出するばね力が付与してある。ラッチ20の上面は外側部程下となるように下り傾斜している。したがって、手摺り9を上に引き上げるとラッチ20が傾斜にガイドされて後退し、受け用凹溝18のところでばね21のばね力により外方に突出して受け用凹溝18にラッチ20が入り込み、この状態で手摺り9の上方への引き上げを止めると、ラッチ20の下面が受け用凹溝18の溝下面に当たって手摺り9が下方に落下するのが防止され、手摺り9の上方への引き上げ状態が保持される。
【0019】
図7、図8、図9に示すように、手摺り9の上部の前面又は後面には溝24が設けてあり、溝24内に上下移動自在にハンドル25が内装してあり、該上下移動自在なハンドル25はばね26により下方に弾性付勢してある。ハンドル25の上部には上方に向けて突部27が突設してある。手摺り9内にはハンドル25の上方位置に横軸を中心にして垂直面内で回転自在な円板よりなる回動板28が設けてあり、回動板28の上下部にそれぞれ左右両側のレバー29の一端部がそれぞれ回動自在に枢支してあり、該レバー29の他端部がラック部30となっている。回動板28の側部には突出部31が設けてあり、手摺り9の両側部内には回転縦軸32が回動自在に取付けてある。回転縦軸32の上端部にはラック部30に噛み合うピニオン33が設けてあり、回転縦軸32の下端部には腕部34が突設してあり、腕部34から操作用突部35が突設してあり、操作用突部35の先端部がラッチ20に回動自在にまたは回動により押圧自在に取付けてある。
【0020】
したがって、レバー29を手で掴んで上に引き上げると突部27が突出部31を上方に移動することで回動板28が回動し、レバー29が引かれ、ラック部30が移動することでピニオン33が回転して回転縦軸32が回動し、腕部34が回動し、操作用突部35が回動することで、ラッチ20がばね21に抗して受け用凹溝18から出るので、この状態で手摺り9が自重により下降できるようになっている。
【0021】
また、手摺り9の下端部には下ストッパ39が設けてあり、手摺り9を引き上げた際に手摺り9が上方に抜けるのを防止するようになっている。
【0022】
また、本発明においては最下段3a部分、下階(例えば下階の壁)、上階(例えば上階の壁)等には昇降装置10を操作するための昇降操作部36が設けてある。
【0023】
しかして、上記の構成の本発明の階段2は、既に述べたように通常は図1、図2のように階段状をしており、この状態では最下段3aの踏み板4aが下階の床6と面一となっており、通常の階段と同様にして各段3を一段ずつ上って下階から上階に移動し、また、各段3を一段ずつ下がって上階から下階に移動するものである。
【0024】
一方、大きな荷物を下階から上階に運んだり、身体の不自由な人や車椅子の人が下階から上階に移動する場合には、下階の床6から上階の床5に乗り(荷物がある場合には荷物も一緒に乗せる)、手摺り9を上に引き上げ、この状態で昇降操作部36を操作して各段3をそれぞれ昇降装置10により昇降させ、各段3の踏み板4を上階の床5と面一にする。この状態で、面一となった各段3の踏み板4を通って上階の床5に移動するものである。
【0025】
一方、大きな荷物を上階から下階に運んだり、身体の不自由な人や車椅子の人が上階から下階に移動する場合には、上記のように各段3を上方に移動させて各段3の踏み板4を上階の床5と面一にした状態で、上階の床5から面一となった各段3の踏み板4を通って最下段3aの踏み板4の上に乗り(荷物がある場合には荷物も一緒に乗せる)、この状態で昇降操作部36を操作して各段3をそれぞれ昇降装置10により昇降させて図3、図4のように隣接する階3が一段ずつ下がり且つ最下段3aの踏み板4が下階の床6と面一となるようにし、その後、手摺り9を下げて最下段3aの踏み板4aから下階の床6に移動するものである。
【0026】
なお、上記実施形態では手摺り9を手動で上下移動させている例を示しているが、電動などにより自動的に上下移動させるようにしてもよいものである。
【0027】
ところで、階段2を図3、図4のように上昇させた状態では、同時に脱出用はしご8が展延されるようになっており、このため、図3,図4の上昇状態において、何らかの事情で図3、図4のように上昇させた階段2が下降できなくなった場合や、あるいは図3、図4の状態で緊急時に上階から下階に脱出する必要がある場合には、非常脱出用スペース7を脱出用はしご8を利用して脱出できるようになっている。
【0028】
なお、図2の実施形態においては各段3の側部の後部には手摺り支柱40が立設してあり、手摺り支柱40の上端部には前方に向けて手摺り横部材41の後端部が突設してあり、手摺り横部材41の前端部から下方に垂下脚42が垂設してあり、垂下脚42は下の段3の手摺り支柱40の上端開口から手摺り支柱40内に没入自在にはめ込んであり、2段目の段3の垂下脚42は最下段3aの側部に立設した固定手摺り43の後端部の支柱44の上端開口から支柱44内に没入自在にはめ込んであり、階段2の各段3を下降して階段状とした場合には各手摺り横部材41が階段状に連続するようになっており、階段2の各段3を上降してした場合には各手摺り横部材41が水平に連続するようになっている。
【0029】
なお、図2、図4に示すように、床下にストッパ50を設けて最下段3aが下降して下階の床6と面一となった際に最下段3aの踏み板4aが当接して支持されるようにしてもよい。これにより最下段3aの踏み板4aが下階の床6と面一となって下階の床6の一部を構成している時に踏み板4aの支持が強固となるものである。
【0030】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、建物の吹き抜け部に設置される階段において、該階段の各段が上下に昇降自在となり、各段がすべて上昇した状態で各段の踏み板が上階の床と面一となり、下降状態においては上階の床側の踏み板が上階の床から一段下がり且つ上階の床から離れるにしたがって一段ずつ段差ができるように階段状となり且つ階段の最下段の踏み板が下降状態で下階の床と面一となるように設定してあるので、通常の階段と同様の使用形態ができるのはもちろん、下階から上階に重い荷物を運んだり上階から下階に重い荷物を運ぶ場合や、身体が不自由な人が下階から上階に移動したり上階から下階に移動する場合は、階段の最下段に乗って各階を上昇あるいは下降させることで、下階から上階、あるいは上階から下階に簡単に移動できるものである。
【0031】
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、階段の最下段の踏み板を下降状態で下階の床と面一となるように設定し、この最下段の踏み板を少なくとも車椅子が乗る大きさ以上としてあるので、車椅子を最下段の踏み板上に乗せて階段の各階を上下することで、車椅子に乗って下階から上階、上階から下階に移動できるものである。
【0032】
また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、階段の最下段が上昇した状態で該最下段の外周辺のうち隣接する段と接する辺以外のいずれかの辺と吹き抜け部の内壁面との間に人が昇降できる非常脱出用スペースを設け、最下段の上記非常脱出用スペースに面した最下段の辺に最下段が上昇した際に上昇し且つ最下段が下降した際に下降する脱出用はしごを設けてあるので、階段の各階を上昇させた状態で上階から下階に非常脱出する必要がある場合には非常脱出用スペースを脱出用はしごを利用して下階に脱出することができるものである。
【0033】
また、請求項4記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、階段の最下段の踏み板の下階の床への出入り用の辺に開閉自在に手摺りを設けてあるので、最下段の踏み板の上面に乗って上下に昇降する際、最下段の踏み板から下方に転落するのを手摺りにより防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の階段の各段を下降させた状態の斜視図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】同上の各段を上昇させた状態の斜視図である。
【図4】同上の断面図である。
【図5】同上の平面図である。
【図6】(a)は同上の各段を上昇させた状態の要部斜視図であり、(b)は断面図である。
【図7】同上の手摺りを下降した状態の断面図である。
【図8】同上の手摺りを上昇させた状態の断面図である。
【図9】同上のラッチを引き込ませる機構を示し、(a)はハンドル、レバー部分の正面断面図であり、(b)はラッチ部分の水平断面図であり、(c)はラッチ部分の垂直断面図である。
【符号の説明】
1 吹き抜け部
2 階段
3 段
3a 最下段
4 踏み板
4a 踏み板
5 上階の床
6 下階の床
7 非常脱出用スペース
8 脱出用はしご
9 手摺り
【発明の属する技術分野】
本発明は、階段昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の階段は下階の床と上階の床との間に固定的に取付けられ、この固定的に取付けられた階段を人が各段を一段ずつ上り下りして下階から上階に上り、また、上階から下階に下りるようにしている。
【0003】
ところが、重い荷物を持って階段を上下するのは大変であった。また、身体、特に足が不自由な人は階段を上り下りするのは大変であり、車椅子に乗った人は階段を使用して上階に上ることはできないという問題があった。
【0004】
そこで、重い荷物を運んだり、身体が不自由な人が下階から上階、上階から下階に移動するために階段とは別にエレベータを設けることが考えられるが、住宅において階段とは別にエレベータを設置するには階段とは別にエレベータ設置用スペースが必要であり、住宅の平面プランに制約があり、また、余分なスペースも必要となるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、通常は人が上り下りする普通の階段として使用でき、重い荷物を運ぶ場合や、身体の不自由な人が移動する場合には各段を上り下りすることなく階段ごと上昇、下降して移動でき、また、上昇、下降の際における転落を防止することができ、更に、階段が上昇している時に、上階から下階に非常脱出することも可能となる階段昇降装置を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る階段昇降装置は、建物の吹き抜け部1に設置される階段2において、該階段2の各段3が上下に昇降自在となり、各段3がすべて上昇した状態で各段の踏み板4が上階の床5と面一となり、下降状態においては上階の床5側の踏み板4が上階の床5から一段下がり且つ上階の床5から離れるにしたがって一段ずつ段差ができるように階段状となり且つ階段2の最下段3aの踏み板4aが下降状態で下階の床6と面一となるように設定して成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、通常時は階段2を下降して各段3を階段状にして一般の階段と同様にして各段3を上り下りして使用するものであり、重い荷物を持って下階から上階あるいは上階から下階に移動する場合や、身体の不自由な人、車椅子に乗った人が下階から上階あるいは上階から下階に移動する場合は、下階の床6から最下段3aの踏み板4a上に移動して乗った状態で各段3を上昇させて各段3を上階の床5と面一にして上階の床5に移動したり、あるいは、各段3を上昇させて各段3を上階の床5と面一にした状態で上階の床5から上昇した最下段3aの踏み板4aに移動して乗り、この状態で各段3を下降して最下段3aの踏み板4aを下階の床6と面一にして下階の床6に移動することができるものである。
【0007】
また、階段2の最下段3aの踏み板4aを下降状態で下階の床6と面一となるように設定し、この最下段3aの踏み板4aを少なくとも車椅子が乗る大きさ以上とすることが好ましい。このような構成とすることで、車椅子に乗った人であっても、最下段3aの踏み板4aに乗って上下することで下階の床6から上階の床5へ、また、上階の床5から下階の床6へと移動することができるものである。
【0008】
また、階段2の最下段3aが上昇した状態で該最下段3aの外周辺のうち隣接する段3と接する辺以外のいずれかの辺と吹き抜け部1の内壁面1aとの間に人が昇降できる非常脱出用スペース7を設け、最下段3aの上記非常脱出用スペース7に面した最下段3aの辺に最下段3aが上昇した際に上昇し且つ最下段3aが下降した際に下降する脱出用はしご8を設けることが好ましい。このような構成とすることで、階段2が上昇している状態で、上階から下階に脱出する必要がある場合、非常脱出用スペース7において脱出用はしご8を利用して脱出することができるものである。
【0009】
また、階段2の最下段3aの踏み板4aの下階の床6への出入り用の辺に開閉自在に手摺り9を設けることが好ましい。このような構成とすることで、下階の床6から最下段3aの踏み板4aに移動した後に、踏み板4aの下階の床6への出入り用の辺を手摺り9で閉じることで最下段3aの踏み板4a上に乗って昇降する際に踏み板4aの下階の床6への出入り用の辺から転落するのを防止できることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0011】
図1乃至図5に示すように、建物の吹き抜け部1に階段2が設置してある。この階段2は各段3がブロック化してあり、昇降装置10によりブロック化された各段3が上下に移動自在となっている。ブロック化した各段3は最下段3aと、最下段3a以外の段3とに大別される。すなわち、最下段3a以外の段3はそれぞれ踏み板4と蹴込み部11とを備えたブロックであって、下降して階段状となった場合に最下段3a以外の各段3はそれぞれ踏み板4と蹴込み部11とが露出するが、最下段3aは踏み板4のみが露出するようになっている。また、最下段3aの踏み板4aは他の段3の踏み板4よりも平面視における大きさが大きいものである。好ましくは最下段3aの踏み板4aは少なくとも車椅子が乗る大きさ以上となっている。
【0012】
図6に示すように、最下段3aを除く各段3の縦板状をした蹴込み部11の下端部から下方に向けて前脚部12が垂設してあり、前脚部12の背面部の下端から蹴込み部11の背面部の上端にかけて縦リブ12aが一体に突設してある。また、最下段3aを含む各段3の後端部には後脚部13が設けてあり、後脚部13の下端部には背面部に断面コ字状をしたガイド用支持部14が設けてある。踏み板4からガイド用支持部14までの距離は蹴込み部11の上下長さと等しくなっている。
【0013】
前脚部12は下の段3の後脚部13のガイド用支持部14内に上下移動自在にはめ込んであり、下の段3が上昇した状態で下の段3の踏み板4と上の段3の踏み板4とが面一となった状態で上の段の蹴込み部11の下端がガイド用支持部14の上端に当接するように設定してあり、下の段3が下降した状態で上の段3の前脚部12の下端部がガイド用支持部14内にちょうど位置するようになっている。
【0014】
最下段3aを含む各段3は前述のように昇降装置10により上下移動自在となっている。添付図面に示す実施形態においては、最下段3aを含む各段3はそれぞれ昇降装置10を構成するシリンダ装置10aにより上下移動自在となっている。ここで、各段3を上下移動するためのシリンダ装置10aは下の段3側ほど上下移動のストロークが段階的に長くなっており、最下段3aが最も上下移動のストロークが長くてそのストローク長は下階の床6から上階の床7までの長さとなっている。
【0015】
上記の構成の階段2は通常は図1、図2のように階段状をしており、この状態では最下段3aの踏み板4aが下階の床6と面一となるように設定してある。一方、図1、図2の状態で各段3を昇降装置10を構成する各シリンダ装置10aにより上昇させると、最下段3aを含む各段3の踏み板4がそれぞれ図3、図4に示すように上階の床5と面一となるように設定してある。
【0016】
階段2の最下段3aが上昇した状態で該最下段3aの外周辺のうち隣接する段3と接する辺以外のいずれかの辺と吹き抜け部1の内壁面1aとの間に人が昇降できる非常脱出用スペース7を設けてある。最下段3aの上記非常脱出用スペース7に面した最下段3aの辺に最下段3aが上昇した際に上昇し且つ最下段3aが下降した際に下降する脱出用はしご8を設けてある。すなわち、該脱出用はしご8は、複数の桁用リンク15をそれぞれ上下方向にバー16により回動自在に連結してはしご8を構成してあり、最上端の桁用リンク15の上端部を最下段3aの踏み板4aにそれぞれ軸により回動自在に取付けてあり、また、最下端の桁用リング15の下端部を下階の床6の下方に設けられた床下の基材50に軸により回動自在に取付けてある。この脱出用はしご8は最下段3aが下降すると図4のように折り畳まれ、最下段3aが上昇すると図1、図2のように展延してはしご形状となるものである。
【0017】
階段2の最下段3aの踏み板4aの下階の床6への出入り用の辺には開閉自在に手摺り9が設けてあり、添付図面に示す実施形態では該手摺り9は踏み板4aに対して上下移動自在に取付けてある。
【0018】
図1、図8に示すように、階段2の最下段3aの踏み板4aの下階の床6への出入り用の辺に沿って長孔17が設けてあり、この長孔17に手摺り9が上下移動自在にはめ込んである。長孔17の両端部の上部には受け用凹溝18が設けてあり、長孔17の両端部の下部には受け用凹溝18が設けてある。手摺り9は両側端面の上端部に上ストッパ19が設けてあり、通常は手摺り9は自重で下降していて上ストッパ19が受け用凹溝18に当たって、それ以上下方に落下しないようになっており、この状態では手摺り9の上面が踏み板4aの上面と面一となるようにしてある。手摺り9上端面部には起倒自在な把手22が設けてあり、該把手22を起立させて手で掴んで上に引き上げることで手摺り9を上に持ち上げ、この状態で手摺り9を手で持って上に引き上げることができるようになっている。手摺り9の両側下部にはラッチ20が内外方向に出没自在に設けてある。このラッチ20はばね21により外方に突出するばね力が付与してある。ラッチ20の上面は外側部程下となるように下り傾斜している。したがって、手摺り9を上に引き上げるとラッチ20が傾斜にガイドされて後退し、受け用凹溝18のところでばね21のばね力により外方に突出して受け用凹溝18にラッチ20が入り込み、この状態で手摺り9の上方への引き上げを止めると、ラッチ20の下面が受け用凹溝18の溝下面に当たって手摺り9が下方に落下するのが防止され、手摺り9の上方への引き上げ状態が保持される。
【0019】
図7、図8、図9に示すように、手摺り9の上部の前面又は後面には溝24が設けてあり、溝24内に上下移動自在にハンドル25が内装してあり、該上下移動自在なハンドル25はばね26により下方に弾性付勢してある。ハンドル25の上部には上方に向けて突部27が突設してある。手摺り9内にはハンドル25の上方位置に横軸を中心にして垂直面内で回転自在な円板よりなる回動板28が設けてあり、回動板28の上下部にそれぞれ左右両側のレバー29の一端部がそれぞれ回動自在に枢支してあり、該レバー29の他端部がラック部30となっている。回動板28の側部には突出部31が設けてあり、手摺り9の両側部内には回転縦軸32が回動自在に取付けてある。回転縦軸32の上端部にはラック部30に噛み合うピニオン33が設けてあり、回転縦軸32の下端部には腕部34が突設してあり、腕部34から操作用突部35が突設してあり、操作用突部35の先端部がラッチ20に回動自在にまたは回動により押圧自在に取付けてある。
【0020】
したがって、レバー29を手で掴んで上に引き上げると突部27が突出部31を上方に移動することで回動板28が回動し、レバー29が引かれ、ラック部30が移動することでピニオン33が回転して回転縦軸32が回動し、腕部34が回動し、操作用突部35が回動することで、ラッチ20がばね21に抗して受け用凹溝18から出るので、この状態で手摺り9が自重により下降できるようになっている。
【0021】
また、手摺り9の下端部には下ストッパ39が設けてあり、手摺り9を引き上げた際に手摺り9が上方に抜けるのを防止するようになっている。
【0022】
また、本発明においては最下段3a部分、下階(例えば下階の壁)、上階(例えば上階の壁)等には昇降装置10を操作するための昇降操作部36が設けてある。
【0023】
しかして、上記の構成の本発明の階段2は、既に述べたように通常は図1、図2のように階段状をしており、この状態では最下段3aの踏み板4aが下階の床6と面一となっており、通常の階段と同様にして各段3を一段ずつ上って下階から上階に移動し、また、各段3を一段ずつ下がって上階から下階に移動するものである。
【0024】
一方、大きな荷物を下階から上階に運んだり、身体の不自由な人や車椅子の人が下階から上階に移動する場合には、下階の床6から上階の床5に乗り(荷物がある場合には荷物も一緒に乗せる)、手摺り9を上に引き上げ、この状態で昇降操作部36を操作して各段3をそれぞれ昇降装置10により昇降させ、各段3の踏み板4を上階の床5と面一にする。この状態で、面一となった各段3の踏み板4を通って上階の床5に移動するものである。
【0025】
一方、大きな荷物を上階から下階に運んだり、身体の不自由な人や車椅子の人が上階から下階に移動する場合には、上記のように各段3を上方に移動させて各段3の踏み板4を上階の床5と面一にした状態で、上階の床5から面一となった各段3の踏み板4を通って最下段3aの踏み板4の上に乗り(荷物がある場合には荷物も一緒に乗せる)、この状態で昇降操作部36を操作して各段3をそれぞれ昇降装置10により昇降させて図3、図4のように隣接する階3が一段ずつ下がり且つ最下段3aの踏み板4が下階の床6と面一となるようにし、その後、手摺り9を下げて最下段3aの踏み板4aから下階の床6に移動するものである。
【0026】
なお、上記実施形態では手摺り9を手動で上下移動させている例を示しているが、電動などにより自動的に上下移動させるようにしてもよいものである。
【0027】
ところで、階段2を図3、図4のように上昇させた状態では、同時に脱出用はしご8が展延されるようになっており、このため、図3,図4の上昇状態において、何らかの事情で図3、図4のように上昇させた階段2が下降できなくなった場合や、あるいは図3、図4の状態で緊急時に上階から下階に脱出する必要がある場合には、非常脱出用スペース7を脱出用はしご8を利用して脱出できるようになっている。
【0028】
なお、図2の実施形態においては各段3の側部の後部には手摺り支柱40が立設してあり、手摺り支柱40の上端部には前方に向けて手摺り横部材41の後端部が突設してあり、手摺り横部材41の前端部から下方に垂下脚42が垂設してあり、垂下脚42は下の段3の手摺り支柱40の上端開口から手摺り支柱40内に没入自在にはめ込んであり、2段目の段3の垂下脚42は最下段3aの側部に立設した固定手摺り43の後端部の支柱44の上端開口から支柱44内に没入自在にはめ込んであり、階段2の各段3を下降して階段状とした場合には各手摺り横部材41が階段状に連続するようになっており、階段2の各段3を上降してした場合には各手摺り横部材41が水平に連続するようになっている。
【0029】
なお、図2、図4に示すように、床下にストッパ50を設けて最下段3aが下降して下階の床6と面一となった際に最下段3aの踏み板4aが当接して支持されるようにしてもよい。これにより最下段3aの踏み板4aが下階の床6と面一となって下階の床6の一部を構成している時に踏み板4aの支持が強固となるものである。
【0030】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、建物の吹き抜け部に設置される階段において、該階段の各段が上下に昇降自在となり、各段がすべて上昇した状態で各段の踏み板が上階の床と面一となり、下降状態においては上階の床側の踏み板が上階の床から一段下がり且つ上階の床から離れるにしたがって一段ずつ段差ができるように階段状となり且つ階段の最下段の踏み板が下降状態で下階の床と面一となるように設定してあるので、通常の階段と同様の使用形態ができるのはもちろん、下階から上階に重い荷物を運んだり上階から下階に重い荷物を運ぶ場合や、身体が不自由な人が下階から上階に移動したり上階から下階に移動する場合は、階段の最下段に乗って各階を上昇あるいは下降させることで、下階から上階、あるいは上階から下階に簡単に移動できるものである。
【0031】
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、階段の最下段の踏み板を下降状態で下階の床と面一となるように設定し、この最下段の踏み板を少なくとも車椅子が乗る大きさ以上としてあるので、車椅子を最下段の踏み板上に乗せて階段の各階を上下することで、車椅子に乗って下階から上階、上階から下階に移動できるものである。
【0032】
また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、階段の最下段が上昇した状態で該最下段の外周辺のうち隣接する段と接する辺以外のいずれかの辺と吹き抜け部の内壁面との間に人が昇降できる非常脱出用スペースを設け、最下段の上記非常脱出用スペースに面した最下段の辺に最下段が上昇した際に上昇し且つ最下段が下降した際に下降する脱出用はしごを設けてあるので、階段の各階を上昇させた状態で上階から下階に非常脱出する必要がある場合には非常脱出用スペースを脱出用はしごを利用して下階に脱出することができるものである。
【0033】
また、請求項4記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、階段の最下段の踏み板の下階の床への出入り用の辺に開閉自在に手摺りを設けてあるので、最下段の踏み板の上面に乗って上下に昇降する際、最下段の踏み板から下方に転落するのを手摺りにより防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の階段の各段を下降させた状態の斜視図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】同上の各段を上昇させた状態の斜視図である。
【図4】同上の断面図である。
【図5】同上の平面図である。
【図6】(a)は同上の各段を上昇させた状態の要部斜視図であり、(b)は断面図である。
【図7】同上の手摺りを下降した状態の断面図である。
【図8】同上の手摺りを上昇させた状態の断面図である。
【図9】同上のラッチを引き込ませる機構を示し、(a)はハンドル、レバー部分の正面断面図であり、(b)はラッチ部分の水平断面図であり、(c)はラッチ部分の垂直断面図である。
【符号の説明】
1 吹き抜け部
2 階段
3 段
3a 最下段
4 踏み板
4a 踏み板
5 上階の床
6 下階の床
7 非常脱出用スペース
8 脱出用はしご
9 手摺り
Claims (4)
- 建物の吹き抜け部に設置される階段において、該階段の各段が上下に昇降自在となり、各段がすべて上昇した状態で各段の踏み板が上階の床と面一となり、下降状態においては上階の床側の踏み板が上階の床から一段下がり且つ上階の床から離れるにしたがって一段ずつ段差ができるように階段状となり且つ階段の最下段の踏み板が下降状態で下階の床と面一となるように設定して成ることを特徴とする階段昇降装置。
- 階段の最下段の踏み板を下降状態で下階の床と面一となるように設定し、この最下段の踏み板を少なくとも車椅子が乗る大きさ以上として成ることを特徴とする請求項1記載の階段昇降装置。
- 階段の最下段が上昇した状態で該最下段の外周辺のうち隣接する段と接する辺以外のいずれかの辺と吹き抜け部の内壁面との間に人が昇降できる非常脱出用スペースを設け、最下段の上記非常脱出用スペースに面した最下段の辺に最下段が上昇した際に上昇し且つ最下段が下降した際に下降する脱出用はしごを設けて成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の階段昇降装置。
- 階段の最下段の踏み板の下階の床への出入り用の辺に開閉自在に手摺りを設けて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の階段昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002184896A JP2004026404A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 階段昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002184896A JP2004026404A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 階段昇降装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004026404A true JP2004026404A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=31180699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002184896A Withdrawn JP2004026404A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 階段昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004026404A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100937044B1 (ko) | 2009-10-22 | 2010-01-15 | (주)알파오메가종합건축사사무소 | 환자나 장애인 또는 유아를 위한 건축 안전 계단장치 |
KR101389997B1 (ko) | 2013-07-12 | 2014-04-30 | (주)무영종합건축사사무소 | 장애인과 유아를 위한 건축용 계단 |
KR101525702B1 (ko) * | 2013-12-10 | 2015-06-03 | 한국항공우주연구원 | 인공위성 조립 시스템 |
KR102060087B1 (ko) * | 2019-07-03 | 2020-02-11 | (주)신금성엘리베이터 | 승강기를 구비하는 가변형 계단 |
JP7299667B1 (ja) * | 2023-04-27 | 2023-06-28 | 株式会社シェルタージャパン | 折りたたみ階段 |
-
2002
- 2002-06-25 JP JP2002184896A patent/JP2004026404A/ja not_active Withdrawn
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