JP2004026348A - Suction roller - Google Patents

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JP2004026348A
JP2004026348A JP2002181446A JP2002181446A JP2004026348A JP 2004026348 A JP2004026348 A JP 2004026348A JP 2002181446 A JP2002181446 A JP 2002181446A JP 2002181446 A JP2002181446 A JP 2002181446A JP 2004026348 A JP2004026348 A JP 2004026348A
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a suction roller which can surely convey and guide a web such as extremely thin films or paper requiring delicate handling in the state sucked and held over the entire width direction, in which structure is simple and a group of suction blocks can be easily assembled to a roller body and whose manufacturing cost can be small as the whole. <P>SOLUTION: This suction roller is constituted by embedding and fixing the group of suction blocks 4 on the circumferential face of the roller body 3. The suction block 4 is made of a strip material formed by a ceramic porous body. On the circumferential face of the roller body 3, a group of loading grooves 13 are radially formed in the state opened on the roller side face. By loading the plurality of suction blocks 4 in the loading grooves 13 from the roller side face, the suction block is exposed over the entire width of the roller body 3. By disposing a joint block 5 on both right and left sides of the roller body 3, and vacuum pressure generated by an air supplying device 32 is made to act on the suction block 4 through an exhaust passage 14 so as to suck and convey the web W. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、極薄のフィルムや紙などの繊細な取り扱いが必要なウェブを吸着状態で搬送案内するためのサクションローラに関する。サクションローラは、ローラ本体の周面に一群のセラミックス製の吸引ブロックを埋設して構成してある。
【0002】
【従来の技術】
セラミックス製の吸引ブロックを吸着要素とするサクションローラは、例えば特許第2709168号公報に公知である。そこでは、ローラ本体の周面6箇所にサクションユニットを配置している。サクションユニットは、予め焼結した吸引ブロックを、鋳造によって形成されるユニット枠体にインサート固定して形成してあり、その内外表面を切削することにより吸引ブロックの多孔質部分が露出している。因みに、このサクションローラは、冷間圧延鋼板の製造時に、一方向へ搬送されるコールドストリップが蛇行するのを防ぐ目的で使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のサクションローラは、ローラ本体の左右全幅のうち、中央部分に限ってサクションユニットを配置しているに過ぎない。しかも、サクションユニットはローラ本体の周方向6箇所に等間隔おきに配置してある。そのため、極薄のフィルムや紙などのウェブを吸着した状態で搬送案内する場合に、ウェブを幅方向へ均等に捕捉保持できないうえ、ウェブの中央部分にのみ吸着力が作用するので、ウェブの中心がローラの幅方向の中心から僅かでもずれると、ウェブに偏った搬送力が作用し、ウェブのずれが徐々に増加しやすい不利がある。ウェブのローラに対する巻付角度が小さい場合に、ウェブがスリップするおそれもある。
【0004】
予め焼結した吸引ブロックを、鋳造によって形成されるユニット枠体にインサート固定してサクションユニットを形成し、さらに得られたサクションユニットに切削加工を施した後、サクションユニットをローラ本体に組み付けてサクションローラとするので、その製造に多くの手間が掛かり、サクションローラの全体コストが高く付く。サクションユニットが一定間隔おきに配置してあるので、極薄のフィルムや紙などの疵付きやすいウェブを搬送案内する場合に、サクションユニットで吸着された個所に吸着跡を生じやすく、搬送対象によっては使用できないことがある。ローラ本体の周面に配置した全てのサクションユニットに真空圧を作用させながらウェブを搬送するので、ウェブWの吸着に関与しないサクションユニットから空気が吸い込まれるのを避けられず、その分だけ真空圧が無駄に消費されてしまう不利もある。
【0005】
本発明の目的は、ローラ本体の周面に一群の吸引ブロックが埋設してあって、極薄のフィルムや紙などのウェブを、その全幅方向に亘って吸着保持した状態で搬送案内できるサクションローラを提供することにある。本発明の目的は、ローラ本体の周面の必要部分に限って真空圧を作用させながらウェブを吸着搬送でき、その分だけ吸引装置の運転効率を向上できるサクションローラを提供することにある。本発明の目的は、ローラ本体に吸着されていたウェブを、強制的に分離しながら搬送でき、従ってウェブ搬送速度が大きい場合でも、ウェブを適正に搬送できるサクションローラを提供することにある。本発明の目的は、ローラ構造を簡素化でき、セラミックス製の一群の吸引ブロックをローラ本体に対して簡単に組み付けることができ、従って従来のサクションローラに比べて全体コストを低コスト化できるサクションローラを提供することにある。本発明の目的は、繊細な取り扱いが必要なウェブを、吸着跡を生じることなく確実に搬送案内できるサクションローラを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のサクションローラは、ローラ本体3と、ローラ本体3の周面に埋設固定されるセラミックス製の多孔体からなる吸引ブロック4の一群と、ローラ本体3の左右両側に配置される継手ブロック5とを含む。ローラ本体3には、ローラ周面において周方向へ一定間隔おきに開口する装填溝13の一群がローラ側面で開口する状態で放射状に形成されている。吸引ブロック4は前記装填溝13にローラ側面側から装填されて、ローラ本体3の全幅にわたって露出させる。
【0007】
具体的には、ローラ本体3の内部に、吸引ブロック4と連通する排気通路14を設ける。継手ブロック5のローラ本体3との接合面に、排気通路14に連通する排気マニホルド27を形成する。排気マニホルド27は、吸気通路31を介して送気装置32に連通する。排気マニホルド27の形成範囲は、ウェブWのローラ本体3に対する巻掛角度に対応して設定する。
【0008】
継手ブロック5のローラ本体3との接合面に、排気通路14に連通する排気マニホルド27、および送気マニホルド28を隣接して形成する。送気マニホルド28は、吐出通路34を介して加圧空気の供給源に接続する。
【0009】
装填溝13の周面開口より内側に、他の部位より広幅の抜止部15を形成する。吸引ブロック4は、先の抜止部15で受け止められる基部16を含んで条材状に形成する。
【0010】
ローラ本体3の周面に、吸着跡の発生を防ぐ通気自在なスリーブ37を外嵌装着する。
【0011】
ローラ本体3の両側に第1ジャーナル部21と、第2ジャーナル部22を隣接して設ける。第1ジャーナル部21をローラ支持台1に固定した軸受ボックス2で支持することにより、ローラ本体3を回転自在に軸支する。左右一対の継手ブロック5は、第2ジャーナル部22でベアリング24を介して相対回転自在に支持したうえで、ローラ支持台1に固定した回止め具25で回転不能に固定する。
【0012】
装填溝13に嵌め込み装填した吸引ブロック4の一群を、左右のローラ側面に固定した固定ディスク12で抜け止め保持する。固定ディスク12の盤面に、排気通路14とマニホルド部28とを連通する一群の通口19を設ける。
【0013】
【発明の作用効果】
本発明では、ローラ本体3の周面に形成した装填溝13に、条材状の吸引ブロック4をローラ側面側から装填して、ローラ本体3の全幅にわたって吸引ブロック4を露出させるので、図5に示すようにウェブWの全幅を吸引ブロック4で幅方向へ均等に吸着保持した状態で確実に搬送案内できるうえ、ウェブWの中心がローラ本体3の幅方向の中心からずれていたとしても、問題なくウェブWを搬送できる。一群の吸引ブロック4でウェブWを吸着するので、ローラ本体3に対するウェブWの巻掛角が小さい場合でも、確実に搬送案内できる。吸引ブロック4を予め条材状に形成しておき、これを装填溝13に差し込み装着してサクションローラ構成するので、従来のこの種のローラに比べてローラ構造を簡素化できる。しかも吸引ブロック4をローラ本体3に対して簡単に組むことができ、その分だけサクションローラの製作コストを低減化できる。ローラ側面で開口するように装填溝13を形成するので、装填溝13の加工を簡便に行える点でも有利である。
【0014】
継手ブロック5に、排気通路14と連通する排気マニホルド27を形成し、この排気マニホルド27の形成範囲を、ウェブWのローラ本体3に対する巻掛角度に対応して設定したサクションローラによれば、ローラ本体3に巻き掛けられたウェブWにのみ真空圧を作用させて、ウェブWが巻き掛けられていないローラ周面からの空気吸引を抑止できるので、真空圧が無駄に消費されるのを解消し、その分だけ吸着装置6の運転効率を向上し、省エネルギーに貢献できる。ローラ周辺に浮遊する空気中の塵埃がローラ周面に吸着されて、目詰まりの原因になることもよく防止できる。なお、本発明でいう真空圧とは、大気圧より低圧の空気圧を意味しており、しかも搬送案内するウェブWの特性に応じて作用させる空気の負圧力が異なるので、厳密な意味で真空である必要はない。
【0015】
排気マニホルド27とは別に送気マニホルド28を設け、送気マニホルド28を排気マニホルド27に隣接して配置したサクションローラによれば、送気マニホルド28に加圧空気を供給することによって、それまでウェブWを吸着していた吸引ブロック4から加圧空気を吹き出して、ローラ本体3の周面に密着していたウェブWを強制的に分離し、剥離できる。従って、ウェブWの送り速度が大きい場合にでも、ローラ本体3に対するウェブWの吸着と分離とを確実に行って、ウェブWを適正に搬送できる。吸引ブロック4から吹き出される加圧空気によって、吸引ブロック4に吸引捕捉された塵埃などをローラ外へ吹き飛ばしてクリーニングできるので、吸引ブロック4の目詰まりをよく防止できる。
【0016】
装填溝13に抜止部15を形成しておき、吸引ブロック4の基部16を先の抜止部15で受け止めるようにすると、別途抜け止め構造を設ける場合に比べて、サクションローラの構造を簡素化できる。条材状に形成した吸引ブロック4を装填溝13に装着してサクションローラを構成するので、吸引ブロック4の使用個数を調整し、あるいは吸引ブロック4を必要長さに切断することで、サクションロールの左右幅の違いに対応できるうえ、装填溝13の隣接ピッチを変更するだけで、吸着特性が異なるサクションローラを多様に構成できる。
【0017】
ローラ本体3の周面に、通気自在なスリーブ37を外嵌装着したサクションローラによれば、スリーブ37に形成された微小穴38によって吸引空気を分散させ、その吸着部分の境界をぼやけさせることができるので、とくに疵付きやすいウェブWを搬送案内する場合であっても、ウェブ面に吸着跡が生じるのを確実に防止できる。
【0018】
ローラ本体3を回転自在に軸支したうえで、その第2ジャーナル部22で継手ブロック5をベアリング24を介して相対回転自在に支持し、さらに回止め具25で継手ブロック5を回転不能に固定すると、ローラ本体3の回転動作をベアリング24で遮断して、継手ブロック5がローラ本体3と連れ回りするのを避けながら、所定の位相位置に位置固定できるので、吸気通路31や吐出通路34と継手ブロック5との通路接続を確実に行える。また、回止め具25の固定位置を調整することにより、ウェブWのローラ本体3に対する巻き掛け位置の変更に対応して、継手ブロック5の位相を変更できる。
【0019】
左右のローラ側面に固定した固定ディスク12で、吸引ブロック4の一群を抜け止め保持するので、吸引ブロック4を個別に抜け止め固定する場合に比べて、サクションローラの構造を簡素化できる。
【0020】
【実施例】
図1ないし図6は本発明に係るサクションローラの実施例を示す。図2および図3においてサクションローラは、左右一対のローラ支持台1で軸受ボックス2を介して回転自在に軸支されるローラ本体3と、ローラ本体3の周面に埋設される一群の吸引ブロック4と、ローラ本体3の左右両側に配置される継手ブロック5と、吸引ブロック4に真空圧を作用させる吸引装置6とからなる。図3において符号7はガイドローラであり、このガイドローラ7より搬送方向上手側においてウェブWにコート処理が施される。本発明のサクションローラは、処理対象のウェブWを一定の張力、および一定の速度で搬送するために設けてある。
【0021】
図2においてローラ本体3は、アルミニウム合金を素材とする左右横長のローラ基体10と、ローラ基体10の両側面に焼嵌め固定される、鋼材を素材とする左右一対の主軸11と、ローラ基体10の両側に固定される左右一対の固定ディスク12とで構成する。このように主軸11をローラ基体10と別の部品で形成すると、素材の無駄を省くことができるうえ、ローラ基体10を軽量化できる。図1に示すようにローラ基体10には、その周面において開口する装填溝13の一群が放射状に形成され、各装填溝13に連続して排気通路14の一群が放射状に形成してある。この実施例では、36個の装填溝13と排気通路14をローラ基体10の周方向へ等分に配置した。装填溝13と排気通路14とは、それぞれローラ基体10の両側面で開口するように切削加工で形成してあり、ドリルなどを用いて穿孔加工する場合に比べて、より精密にしかも少ない手間で加工できる。装填溝13は断面凸字状に形成してあり、その排気通路14との隣接部分に他より広幅の抜止部15が形成してある(図6参照)。
【0022】
吸引ブロック4は、セラミックス素材を焼結した後、外面に研削加工を施して断面凸字状に形成した条材状の多孔体からなり、その下部に先の抜止部15で受け止められる他より広幅の基部16を備えている。吸引ブロック4の平均的な空孔径は概ね数μmであり、その長手方向寸法は300mm、基部16の左右幅は10mmである。吸引ブロック4は、ローラ基体10の一側から装填溝13に差し込み装填されて、予め塗布しておいた接着剤でローラ基体10に接着固定される。
【0023】
図5に示すように装填溝13には、標準長さの5個の吸引ブロック4と、短く切断された1個の吸引ブロック4とが装填され、吸引ブロック4の吸引面が、ローラ基体10の左右幅の全範囲にわたって露出している。全ての装填溝13に吸引ブロック4を嵌め込んだのち、図4に示すようにローラ基体10の両側に固定ディスク12をボルト18で固定することにより、吸引ブロック4を抜け止め固定できる。この状態で、ローラ基体10の周面を研磨仕上げして、ローラ基体10および吸引ブロック4の面精度を向上させてある。なお、固定ディスク12の盤面には、先の排気通路14と後述する継手ブロック5のマニホルド部28とを連通する通口19が、各排気通路14に対応して通設してある。
【0024】
図4において主軸11には、第1ジャーナル部21と第2ジャーナル部22とが多段軸状に設けてあり、第1ジャーナル部21を軸受ボックス2でベアリング23を介して軸支することにより、ローラ本体3の全体が回転自在に軸支されている。ローラ本体3は、図示していない駆動機構でウェブWの搬送速度に同期して回転駆動される。そのために、図2に向かって左側の主軸11を軸受ボックス2から外側方へ突出させてあり、この突出部分にギヤやスプロケット等の伝動機構を固定できるようにしてある。継手ブロック5は、第2ジャーナル部22に外嵌した左右一対のベアリング24を介して、相対回転自在に支持されている。継手ブロック5がローラ本体10と連回りするのを防ぐために、回止め具25の一端をローラ支持台1に固定し、他端をボルト26で継手ブロック5に固定する。このように、継手ブロック5を回止め具25で固定することにより、継手ブロック5を常に一定の位相位置に位置保持される。
【0025】
継手ブロック5の固定ディスク12との隣接側面には、通口19を介して複数の排気通路14と連通する排気マニホルド27、および送気マニホルド28が周方向へ隣接する状態で凹み形成してある。送気マニホルド28は、排気マニホルド27を基準にして、これより回転下手側、すなわちウェブWの搬送方向下手側に配置する。図1に示すように、両マニホルド27・28はそれぞれ部分円弧状の凹部からなり、各マニホルド27・28に連通する状態で、管継手29・30が継手ブロック5の周面に固定してある。ローラ本体3に巻き掛けられたウェブWを吸引ブロック4で吸着して搬送し、さらに、吸着したウェブWをローラ本体3の周面から強制的に分離させるために、一対の管継手29・30の間に吸引装置6を設ける。
【0026】
図1において吸引装置6は、一方の管継手29に接続される吸気通路31と、送気装置(ターボブロワ)32と、送気装置32を回転駆動するモータ33と、他方の管継手30に接続される吐出通路34とからなる。吸気通路31は送気装置32の吸込口32aに接続し、吐出通路34はフィルター35を介して送気装置32の吐出口32bに接続する。このように1個の送気装置32で真空圧と、加圧空気とを同時に供給すると、吸引装置6の構造を簡素化できるうえ、吸引装置6によるエネルギー消費を減少できる。
【0027】
ローラ本体3に巻き掛けたウェブWを確実に吸着し、さらに吸着ロスを最小限化するために、先の排気マニホルド27の形成範囲を、ウェブWのローラ本体3に対する巻掛角度に対応して設定する。排気マニホルド27の形成範囲は、ウェブWのローラ本体3に対する巻掛角度とほぼ一致させるのが好ましいが、少なくともウェブWの巻掛角度の中心付近の前後範囲を吸着できるように形成してあれば足りる。この実施例では、図1に示すように各吸引ブロック4がウェブWの巻掛角度(36度)範囲内に位置するとき、その排気通路14が通口19を介して排気マニホルド27と連通するようにして、ウェブWの巻掛角度範囲においてのみ吸引ブロック4に真空圧を作用させ、ウェブWの吸着に関与しないローラ周面における吸引ブロック4からの空気の吸い込みを防止できるようにした。
【0028】
送気マニホルド28には、送気装置32で加圧された空気が送給される。そのため、ローラ本体3の回転に伴って排気通路14が送気マニホルド28に連通すると、それまでウェブWを吸着していた吸引ブロック4から加圧空気が吹き出され、ローラ本体3の周面に密着していたウェブWを強制的に分離し、剥離させる。従って、ウェブWの送り速度が大きい場合にでも、その吸着と分離とを確実に行ってウェブWを適正に搬送できる。吸引ブロック4から加圧空気を吹き出すことにより、吸引ブロック4に吸引捕捉された塵埃などをクリーニングできる利点もある。
【0029】
ウェブWの種類によっては、吸引ブロック4で吸着された個所に吸着跡を生じることがある。このような吸着跡の発生を防ぐために、図6に示すようにローラ本体3の周面に、通気自在な膜状スリーブ37を外嵌装着する。膜状スリーブ37は、筒壁の全体に微小穴38が一様に形成してある金属製の円筒体からなり、例えば電気カミソリの外刃と同様に、電鋳法によって形成してある。膜状スリーブ37を付加することにより、ウェブWに作用する負圧空気を微小穴38の一群で分散できるので、吸着跡が形成されるのをよく防止できる。必要があれば、膜状スリーブ37を、筒壁の全体に微小穴38が一様に形成してあるゴム製の円筒体で形成することができる。
【0030】
上記の実施例では、サクションローラとサクション装置6を無端状に接続してクローズドループ化したが、その必要はなく、管継手29・30のそれぞれに真空圧と加圧空気とを個別に作用させて、ウェブWを吸着搬送することができる。吸引ブロック4の断面形状は、台形状やL字状などに変更でき、その長さは数cm〜数10cmの範囲で任意の長さに設定できる。排気通路14は吸引ブロック4ごとに設ける必要はなく、周方向へ分断された複数個の集合穴と、装填溝13から集合穴へ向かって放射状に穿設される穴とで構成することができる。
【0031】
固定ディク12は吸引ブロック4の側面のみを覆うリング形状に形成でき、その場合には通口19を省略できる。送気装置32としては往復式や回転式の真空ポンプを適用でき、さほど大きな負圧力を作用させる必要がない場合には、ファン型の排気装置を適用できる。その場合には、別途設けた加圧空気の供給源で送気マニホルド28に加圧空気を供給する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図4におけるB−B線断面図である。
【図2】サクションローラの正面図である。
【図3】サクションローラの側面図である。
【図4】図1におけるA−A線断面図である。
【図5】吸引ブロックの配置形態を示す平面図である。
【図6】吸引ブロックの詳細構造を示す断面図である。
【符号の説明】
2 軸受ボックス
3 ローラ本体
4 吸引ブロック
5 継手ブロック
12 固定ディスク
13 装填溝
14 排気通路
15 抜止部
16 基部
19 通口
21 第1ジャーナル部
22 第2ジャーナル部
24 ベアリング
25 回止め具
28 マニホルド部
31 吸気通路
32 排気装置
34 吐出通路
37 スリーブ
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a suction roller for conveying and guiding a web that requires delicate handling, such as an extremely thin film or paper, in an adsorbed state. The suction roller is configured by embedding a group of ceramic suction blocks on the peripheral surface of the roller body.
[0002]
[Prior art]
A suction roller using a ceramic suction block as an adsorbing element is known, for example, from Japanese Patent No. 2709168. In this case, suction units are arranged at six locations on the peripheral surface of the roller body. The suction unit is formed by insert-fixing a previously sintered suction block to a unit frame formed by casting, and the porous portion of the suction block is exposed by cutting the inner and outer surfaces thereof. Incidentally, this suction roller is used for the purpose of preventing the cold strip conveyed in one direction from meandering during the production of the cold rolled steel sheet.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The suction roller has only a suction unit disposed in the central portion of the full width of the roller body. Moreover, the suction units are arranged at regular intervals at six locations in the circumferential direction of the roller body. For this reason, when transporting and guiding a web such as an extremely thin film or paper, the web cannot be captured and held evenly in the width direction, and the suction force acts only on the central portion of the web. However, if the roller slightly deviates from the center in the width direction of the roller, there is a disadvantage that an uneven conveying force acts on the web, and the displacement of the web tends to increase gradually. When the wrapping angle of the web with respect to the roller is small, the web may slip.
[0004]
A suction block, which has been sintered in advance, is insert-fixed to a unit frame formed by casting to form a suction unit. After cutting the obtained suction unit, the suction unit is assembled to the roller body to perform suction. Since it is a roller, a lot of labor is required for its production, and the overall cost of the suction roller is high. Suction units are arranged at regular intervals, so when transporting and guiding webs that are prone to wrinkling such as ultra-thin films and paper, suction marks are likely to be generated at the locations where the suction units are attracted. It may not be usable. Since the web is transported while applying a vacuum pressure to all the suction units arranged on the peripheral surface of the roller body, it is inevitable that air is sucked in from the suction unit that is not involved in the suction of the web W, and the vacuum pressure is that much. However, there is a disadvantage that it is wasted.
[0005]
An object of the present invention is to provide a suction roller in which a group of suction blocks are embedded in the peripheral surface of a roller body, and a web such as an extremely thin film or paper can be conveyed and guided while being sucked and held in the entire width direction. Is to provide. An object of the present invention is to provide a suction roller that can suck and convey a web while applying a vacuum pressure only to a necessary portion of the peripheral surface of a roller body, and can improve the operation efficiency of a suction device by that amount. An object of the present invention is to provide a suction roller that can convey the web adsorbed on the roller body while forcibly separating it, and therefore can properly convey the web even when the web conveyance speed is high. An object of the present invention is to provide a suction roller that can simplify the roller structure, and can easily assemble a group of ceramic suction blocks to the roller body, thus reducing the overall cost compared to a conventional suction roller. Is to provide. It is an object of the present invention to provide a suction roller that can reliably convey and guide a web that requires delicate handling without generating a suction mark.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The suction roller according to the present invention includes a roller body 3, a group of suction blocks 4 made of a ceramic porous body embedded and fixed on the peripheral surface of the roller body 3, and joint blocks 5 arranged on the left and right sides of the roller body 3. Including. A group of loading grooves 13 that open at regular intervals in the circumferential direction on the circumferential surface of the roller is formed radially on the roller body 3 in a state of opening on the side surface of the roller. The suction block 4 is loaded into the loading groove 13 from the side surface of the roller and is exposed over the entire width of the roller body 3.
[0007]
Specifically, an exhaust passage 14 communicating with the suction block 4 is provided in the roller body 3. An exhaust manifold 27 communicating with the exhaust passage 14 is formed on the joint surface of the joint block 5 with the roller body 3. The exhaust manifold 27 communicates with the air supply device 32 via the intake passage 31. The formation range of the exhaust manifold 27 is set corresponding to the winding angle of the web W with respect to the roller body 3.
[0008]
An exhaust manifold 27 and an air supply manifold 28 communicating with the exhaust passage 14 are formed adjacent to each other on the joint surface of the joint block 5 with the roller body 3. The air supply manifold 28 is connected to a supply source of pressurized air through the discharge passage 34.
[0009]
A retaining portion 15 having a width wider than that of other portions is formed on the inner side of the peripheral surface opening of the loading groove 13. The suction block 4 is formed in a strip shape including a base portion 16 received by the previous retaining portion 15.
[0010]
An air-permeable sleeve 37 that prevents the occurrence of suction marks is externally attached to the peripheral surface of the roller body 3.
[0011]
A first journal portion 21 and a second journal portion 22 are provided adjacent to each other on both sides of the roller body 3. The roller body 3 is rotatably supported by supporting the first journal portion 21 with the bearing box 2 fixed to the roller support base 1. The pair of left and right joint blocks 5 are supported by the second journal portion 22 via a bearing 24 so as to be relatively rotatable, and are fixed to be non-rotatable by a rotation stopper 25 fixed to the roller support 1.
[0012]
A group of suction blocks 4 fitted and loaded in the loading groove 13 is held by a fixed disk 12 fixed to the left and right rollers. A group of passages 19 for communicating the exhaust passage 14 and the manifold portion 28 are provided on the surface of the fixed disk 12.
[0013]
[Effects of the invention]
In the present invention, the strip-shaped suction block 4 is loaded into the loading groove 13 formed on the peripheral surface of the roller body 3 from the side surface of the roller so that the suction block 4 is exposed over the entire width of the roller body 3. As shown in FIG. 4, even if the entire width of the web W can be reliably conveyed and guided in the state in which the entire width of the web W is sucked and held in the width direction by the suction block 4, The web W can be conveyed without problems. Since the web W is adsorbed by the group of suction blocks 4, even when the wrapping angle of the web W with respect to the roller body 3 is small, the conveyance guide can be surely performed. Since the suction block 4 is formed in the shape of a strip in advance and inserted into the loading groove 13 to form a suction roller, the roller structure can be simplified compared to this type of conventional roller. Moreover, the suction block 4 can be easily assembled to the roller body 3, and the production cost of the suction roller can be reduced accordingly. Since the loading groove 13 is formed so as to open on the side surface of the roller, it is advantageous in that the loading groove 13 can be easily processed.
[0014]
According to the suction roller in which the exhaust manifold 27 communicating with the exhaust passage 14 is formed in the joint block 5 and the formation range of the exhaust manifold 27 is set corresponding to the winding angle of the web W with respect to the roller body 3, the roller Since vacuum pressure is applied only to the web W wound around the main body 3 and air suction from the roller peripheral surface around which the web W is not wound can be suppressed, the waste of vacuum pressure is eliminated. Therefore, the operation efficiency of the adsorption device 6 can be improved by that much, which can contribute to energy saving. It is possible to well prevent dust in the air floating around the roller from being adsorbed on the roller peripheral surface and causing clogging. Note that the vacuum pressure in the present invention means an air pressure lower than the atmospheric pressure, and the negative pressure of the air to be applied varies depending on the characteristics of the web W to be conveyed and guided. There is no need.
[0015]
According to the suction roller in which the air supply manifold 28 is provided separately from the exhaust manifold 27 and the air supply manifold 28 is disposed adjacent to the exhaust manifold 27, by supplying pressurized air to the air supply manifold 28, Pressurized air is blown out from the suction block 4 that has adsorbed W to forcibly separate and peel the web W that has been in close contact with the peripheral surface of the roller body 3. Therefore, even when the feeding speed of the web W is high, the web W can be properly conveyed by being reliably attracted and separated from the roller body 3. Since the dust sucked and captured by the suction block 4 can be blown out of the roller by the pressurized air blown from the suction block 4, the suction block 4 can be prevented from being clogged well.
[0016]
If the retaining portion 15 is formed in the loading groove 13 and the base portion 16 of the suction block 4 is received by the previous retaining portion 15, the structure of the suction roller can be simplified as compared with the case where a separate retaining structure is provided. . Since the suction block 4 formed in the shape of a strip is mounted in the loading groove 13 to constitute a suction roller, the number of the suction blocks 4 used is adjusted, or the suction block 4 is cut to a required length, whereby a suction roll In addition, the suction rollers having different adsorption characteristics can be variously configured by simply changing the adjacent pitch of the loading grooves 13.
[0017]
According to the suction roller in which the air-permeable sleeve 37 is externally fitted to the peripheral surface of the roller body 3, the suction air is dispersed by the micro holes 38 formed in the sleeve 37, and the boundary of the suction portion is blurred. Therefore, even if the web W that is particularly easily tacked is conveyed and guided, it is possible to reliably prevent the suction mark from being generated on the web surface.
[0018]
After the roller body 3 is rotatably supported, the joint block 5 is supported by the second journal portion 22 through the bearing 24 so as to be relatively rotatable, and the joint block 5 is fixed by the rotation stopper 25 so as not to rotate. Then, the rotation operation of the roller body 3 is blocked by the bearing 24, and the position of the joint block 5 can be fixed at a predetermined phase position while avoiding the rotation of the joint block 5 with the roller body 3. The passage connection with the joint block 5 can be reliably performed. Moreover, the phase of the joint block 5 can be changed corresponding to the change of the winding position with respect to the roller main body 3 of the web W by adjusting the fixing position of the rotation stopper 25.
[0019]
Since the group of suction blocks 4 is retained by the fixed disks 12 fixed to the side surfaces of the left and right rollers, the structure of the suction roller can be simplified as compared with the case where the suction blocks 4 are individually retained and secured.
[0020]
【Example】
1 to 6 show an embodiment of a suction roller according to the present invention. 2 and 3, the suction roller includes a roller body 3 rotatably supported by a pair of left and right roller support bases 1 via a bearing box 2, and a group of suction blocks embedded in the peripheral surface of the roller body 3. 4, joint blocks 5 disposed on the left and right sides of the roller body 3, and a suction device 6 that applies a vacuum pressure to the suction block 4. In FIG. 3, reference numeral 7 denotes a guide roller, and the web W is coated on the upper side in the transport direction than the guide roller 7. The suction roller of the present invention is provided to convey the web W to be processed at a constant tension and a constant speed.
[0021]
In FIG. 2, the roller body 3 includes a horizontally long roller base 10 made of an aluminum alloy, a pair of left and right main shafts 11 made of steel and fixed to both side surfaces of the roller base 10, and the roller base 10. And a pair of left and right fixed disks 12 fixed on both sides. If the main shaft 11 is formed of a component different from the roller base 10 as described above, the waste of the material can be saved and the weight of the roller base 10 can be reduced. As shown in FIG. 1, the roller base 10 is formed with a group of loading grooves 13 that are open on the circumferential surface thereof, and a group of exhaust passages 14 is formed radially with the respective loading grooves 13. In this embodiment, the 36 loading grooves 13 and the exhaust passage 14 are equally arranged in the circumferential direction of the roller base 10. The loading groove 13 and the exhaust passage 14 are formed by cutting so as to open on both side surfaces of the roller base 10, respectively, and more precisely and with less labor than when drilling with a drill or the like. Can be processed. The loading groove 13 is formed in a convex shape in cross section, and a retaining portion 15 wider than the others is formed in a portion adjacent to the exhaust passage 14 (see FIG. 6).
[0022]
The suction block 4 is composed of a strip-like porous body formed by sintering a ceramic material and then grinding the outer surface to form a convex cross section. The suction block 4 is wider than the rest received by the retaining portion 15 at the bottom. The base 16 is provided. The average pore diameter of the suction block 4 is approximately several μm, the longitudinal dimension thereof is 300 mm, and the lateral width of the base portion 16 is 10 mm. The suction block 4 is inserted and loaded into the loading groove 13 from one side of the roller base 10 and is fixedly bonded to the roller base 10 with an adhesive applied in advance.
[0023]
As shown in FIG. 5, five suction blocks 4 having a standard length and one suction block 4 cut short are loaded in the loading groove 13, and the suction surface of the suction block 4 is a roller base 10. It is exposed over the entire range of left and right widths. After the suction block 4 is fitted in all the loading grooves 13, the suction block 4 can be prevented from coming off by fixing the fixing disks 12 with bolts 18 on both sides of the roller base 10 as shown in FIG. 4. In this state, the peripheral surface of the roller base 10 is polished to improve the surface accuracy of the roller base 10 and the suction block 4. In addition, on the surface of the fixed disk 12, through holes 19 are provided corresponding to the respective exhaust passages 14 for communicating the exhaust passage 14 and a manifold portion 28 of the joint block 5 described later.
[0024]
In FIG. 4, the main shaft 11 is provided with a first journal portion 21 and a second journal portion 22 in a multi-stage shaft shape, and the first journal portion 21 is pivotally supported by a bearing box 2 via a bearing 23. The entire roller body 3 is pivotally supported. The roller body 3 is driven to rotate in synchronization with the conveyance speed of the web W by a drive mechanism (not shown). For this purpose, the left main shaft 11 protrudes outward from the bearing box 2 toward FIG. 2, and a transmission mechanism such as a gear or a sprocket can be fixed to the protruding portion. The joint block 5 is supported by a pair of left and right bearings 24 fitted on the second journal portion 22 so as to be relatively rotatable. In order to prevent the joint block 5 from rotating around the roller body 10, one end of the rotation stopper 25 is fixed to the roller support 1 and the other end is fixed to the joint block 5 with a bolt 26. Thus, by fixing the joint block 5 with the rotation stop tool 25, the joint block 5 is always held at a fixed phase position.
[0025]
Exhaust manifolds 27 communicating with the plurality of exhaust passages 14 through the openings 19 and air supply manifolds 28 are recessed in the side surface adjacent to the fixed disk 12 of the joint block 5 so as to be adjacent to each other in the circumferential direction. . The air supply manifold 28 is arranged on the lower side of the rotation, that is, on the lower side of the web W in the conveyance direction, with the exhaust manifold 27 as a reference. As shown in FIG. 1, both manifolds 27 and 28 are each formed of a concave portion having a circular arc shape, and the pipe joints 29 and 30 are fixed to the peripheral surface of the joint block 5 in a state of communicating with the manifolds 27 and 28. . In order to suck and convey the web W wound around the roller body 3 by the suction block 4, and to forcibly separate the sucked web W from the peripheral surface of the roller body 3, a pair of pipe joints 29 and 30 are provided. A suction device 6 is provided between the two.
[0026]
In FIG. 1, the suction device 6 is connected to an intake passage 31 connected to one pipe joint 29, an air supply device (turbo blower) 32, a motor 33 that rotationally drives the air supply device 32, and the other pipe joint 30. The discharge passage 34 is formed. The intake passage 31 is connected to the suction port 32 a of the air supply device 32, and the discharge passage 34 is connected to the discharge port 32 b of the air supply device 32 via the filter 35. Thus, if vacuum pressure and pressurized air are simultaneously supplied with one air supply device 32, the structure of the suction device 6 can be simplified and energy consumption by the suction device 6 can be reduced.
[0027]
In order to reliably adsorb the web W wound around the roller body 3 and to further minimize the adsorption loss, the formation range of the exhaust manifold 27 corresponds to the winding angle of the web W with respect to the roller body 3. Set. The formation range of the exhaust manifold 27 is preferably substantially coincident with the winding angle of the web W with respect to the roller body 3, but at least as long as the front and rear range near the center of the winding angle of the web W can be adsorbed. It ’s enough. In this embodiment, as shown in FIG. 1, when each suction block 4 is positioned within the web W winding angle (36 degrees) range, the exhaust passage 14 communicates with the exhaust manifold 27 via the through hole 19. In this way, the vacuum pressure is applied to the suction block 4 only in the winding angle range of the web W, and the suction of air from the suction block 4 on the roller peripheral surface that is not involved in the suction of the web W can be prevented.
[0028]
Air that has been pressurized by the air supply device 32 is supplied to the air supply manifold 28. Therefore, when the exhaust passage 14 communicates with the air supply manifold 28 with the rotation of the roller body 3, the pressurized air is blown from the suction block 4 that has previously adsorbed the web W, and is in close contact with the peripheral surface of the roller body 3. The web W which has been forcibly separated and peeled off. Therefore, even when the feeding speed of the web W is large, the web W can be appropriately conveyed by reliably performing the suction and separation. There is also an advantage that dust or the like sucked and captured by the suction block 4 can be cleaned by blowing pressurized air from the suction block 4.
[0029]
Depending on the type of the web W, a suction mark may be generated at a portion sucked by the suction block 4. In order to prevent the occurrence of such adsorption marks, a breathable membrane sleeve 37 is externally attached to the peripheral surface of the roller body 3 as shown in FIG. The film-like sleeve 37 is made of a metal cylindrical body in which minute holes 38 are uniformly formed on the entire cylindrical wall, and is formed by electroforming, for example, like an outer blade of an electric razor. By adding the film-like sleeve 37, the negative pressure air acting on the web W can be dispersed in the group of minute holes 38, so that it is possible to well prevent the formation of suction marks. If necessary, the film-like sleeve 37 can be formed of a rubber cylindrical body in which minute holes 38 are uniformly formed in the entire cylindrical wall.
[0030]
In the above embodiment, the suction roller and the suction device 6 are connected in an endless manner to form a closed loop. Thus, the web W can be sucked and conveyed. The cross-sectional shape of the suction block 4 can be changed to a trapezoidal shape, an L shape, or the like, and the length thereof can be set to an arbitrary length within a range of several centimeters to several tens of centimeters. The exhaust passage 14 does not need to be provided for each suction block 4, and can be constituted by a plurality of collecting holes divided in the circumferential direction and holes that are formed radially from the loading groove 13 toward the collecting hole. .
[0031]
The fixed disk 12 can be formed in a ring shape that covers only the side surface of the suction block 4, and in this case, the opening 19 can be omitted. As the air supply device 32, a reciprocating or rotary vacuum pump can be applied, and when it is not necessary to apply a large negative pressure, a fan type exhaust device can be applied. In that case, pressurized air is supplied to the air supply manifold 28 by a separately provided pressurized air supply source.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
FIG. 2 is a front view of a suction roller.
FIG. 3 is a side view of the suction roller.
4 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 5 is a plan view showing an arrangement form of suction blocks.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a detailed structure of a suction block.
[Explanation of symbols]
2 Bearing box 3 Roller body 4 Suction block 5 Joint block 12 Fixed disk 13 Loading groove 14 Exhaust passage 15 Detachment portion 16 Base portion 19 Opening port 21 First journal portion 22 Second journal portion 24 Bearing 25 Stopper 28 Manifold portion 31 Intake Passage 32 Exhaust device 34 Discharge passage 37 Sleeve

Claims (7)

ローラ本体3と、ローラ本体3の周面に埋設固定されるセラミックス製の多孔体からなる吸引ブロック4の一群と、ローラ本体3の左右両側に配置される継手ブロック5とを含み、
ローラ本体3には、ローラ周面において周方向へ一定間隔おきに開口する装填溝13の一群がローラ側面で開口する状態で放射状に形成されており、
吸引ブロック4は、前記装填溝13にローラ側面側から装填されて、ローラ本体3の全幅にわたって露出していることを特徴とするサクションローラ。
Including a roller body 3, a group of suction blocks 4 made of a ceramic porous body embedded and fixed on the peripheral surface of the roller body 3, and joint blocks 5 disposed on the left and right sides of the roller body 3,
The roller body 3 is formed radially with a group of loading grooves 13 that open at regular intervals in the circumferential direction on the roller peripheral surface, with the roller side surface opening.
The suction block 4 is loaded into the loading groove 13 from the side surface of the roller, and is exposed over the entire width of the roller body 3.
ローラ本体3の内部に、吸引ブロック4と連通する排気通路14が設けられており、
継手ブロック5のローラ本体3との接合面に、排気通路14に連通する排気マニホルド27が形成されており、
排気マニホルド27は、吸気通路31を介して送気装置32に連通されており、
排気マニホルド27の形成範囲が、ウェブWのローラ本体3に対する巻掛角度に対応して設定してある請求項1記載のサクションローラ。
An exhaust passage 14 communicating with the suction block 4 is provided inside the roller body 3.
An exhaust manifold 27 communicating with the exhaust passage 14 is formed on the joint surface of the joint block 5 with the roller body 3.
The exhaust manifold 27 is communicated with an air supply device 32 via an intake passage 31.
The suction roller according to claim 1, wherein a range in which the exhaust manifold is formed is set corresponding to a winding angle of the web W with respect to the roller body 3.
継手ブロック5のローラ本体3との接合面に、排気通路14に連通する排気マニホルド27、および送気マニホルド28が隣接して形成されており、
送気マニホルド28が、吐出通路34を介して加圧空気の供給源に接続してある請求項1記載のサクションローラ。
An exhaust manifold 27 communicating with the exhaust passage 14 and an air supply manifold 28 are formed adjacent to the joint surface of the joint block 5 with the roller body 3,
The suction roller according to claim 1, wherein the air supply manifold is connected to a supply source of pressurized air through a discharge passage.
装填溝13の周面開口より内側に、他の部位より広幅の抜止部15が形成されており、
吸引ブロック4が、先の抜止部15で受け止められる基部16を含んで条材状に形成してある請求項1記載のサクションローラ。
A retaining portion 15 wider than other portions is formed on the inner side of the peripheral opening of the loading groove 13,
The suction roller according to claim 1, wherein the suction block (4) includes a base portion (16) received by the previous retaining portion (15).
ローラ本体3の周面に、吸着跡の発生を防ぐ通気自在なスリーブ37が外嵌装着してある請求項1記載のサクションローラ。The suction roller according to claim 1, wherein an air-permeable sleeve 37 for preventing the occurrence of suction marks is fitted on the peripheral surface of the roller body 3. ローラ本体3の両側に第1ジャーナル部21と、第2ジャーナル部22とが隣接して設けられており、
第1ジャーナル部21をローラ支持台1に固定した軸受ボックス2で支持して、ローラ本体3が回転自在に軸支されており、
左右一対の継手ブロック5が第2ジャーナル部22でベアリング24を介して相対回転自在に支持され、ローラ支持台1に固定した回止め具25で回転不能に固定してある請求項1記載のサクションローラ。
A first journal portion 21 and a second journal portion 22 are provided adjacent to each other on both sides of the roller body 3,
The first journal portion 21 is supported by a bearing box 2 fixed to the roller support base 1, and the roller body 3 is pivotally supported rotatably.
2. The suction according to claim 1, wherein the pair of left and right joint blocks are supported by a second journal portion so as to be rotatable relative to each other via a bearing, and are fixed to be non-rotatable by a locking tool fixed to the roller support base. roller.
装填溝13に嵌め込み装填した吸引ブロック4の一群が、左右のローラ側面に固定した固定ディスク12で抜け止め保持されており、
固定ディスク12の盤面に、排気通路14とマニホルド部28とを連通する一群の通口19が設けられている請求項1記載のサクションローラ。
A group of suction blocks 4 fitted and loaded in the loading groove 13 is held by fixed disks 12 fixed to the left and right roller sides,
The suction roller according to claim 1, wherein a group of through holes 19 for communicating the exhaust passage 14 and the manifold portion 28 are provided on the surface of the fixed disk 12.
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