JP2004024885A - 競技用ネット - Google Patents

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Abstract

【課題】ピンと張った状態を維持でき、張設作業が容易な競技用ネットを提供する。
【解決手段】競技用ネット1を支柱21間に張り渡し支持するロープ3を、通常のロープよりなる非伸縮部9と、弾性伸縮するゴムバンド等よりなる伸縮部10にて構成し、伸縮部を伸長させた状態で支柱間にネットを張り、ロープの両端の継手12,12を各支柱の上端のリングに連結することでネットを容易に張ることができる。ロープはネット本体2の上辺5の挿通孔4に通され、伸縮部が位置する部分には、開閉部13が設けられる。ロープには常時引張力が加わるから、ネットをピンと張った状態に維持することができる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ソフトバレーボール競技等のネットとして好適な競技用ネットに関する。
【0002】
【従来の技術】
ソフトバレーボール或いはミニソフトバレーボール競技は、バドミントンのコートと同一の大きさのコートが使用され、ネットもまたバドミントン競技用ネットと同等のものが使用される。ネットはコートを挟んで設置された2本の支柱間に、所定の高さ(2m)に張り渡されて支持される。ネットを支持するロープとして、通常ナイロン製ロープが使用されることが多く、支柱への取付けに際してはロープの両端を支柱の引っ掛け部に引っ掛け結びつけられる。ロープの素材を開示した公報として例えば実開昭61−111468号公報がある。この公報には、通常ワイヤーロープは金属線が使用されていること、及びこの考案では、特殊なワイヤーロープ(超延伸ポリオキシメチレンで形成されたロープ)を使用することにより、引張強度及び耐久性が向上する旨記載されている。なおバレーボール競技用ネットにおいては、金属製ワイヤーロープが使用されることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来金属線ワイヤーロープ或いはナイロン製ロープ等を使用したネットでは、これを支柱間に張り渡す際、かなり強く引っ張った状態で、ロープ端部を支柱に引っ掛け或いは支柱に結びつけるという作業が必要であり、緩みなく張り渡すには大人の強い力でなければ難しいという問題がある。
【0004】
また競技中、緩みなく張ったネットに選手の手がかかり、ネットを張ったロープに強い引張力が加わった場合、この力がそのまま支柱に加わり、特に床面に載置されただけの可動式支柱の場合、これが倒れるおそれがある。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、ネット張設作業を簡単に行うことができる競技用ネットを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明(請求項1)は、上辺にロープ挿通孔を有するネット本体と、上記挿通孔に挿通され、上記ネット本体を2本の支柱間に支持するためのロープとを有する競技用ネットにおいて、上記ロープの両端に継手が形成されてなり、該継手が上記支柱の上端に形成されたリングに連結されるものである。かかる構成において、上辺の挿通孔にロープを通し、その両端の継手を支柱の上端のリングに連結することにより、ネットが張られる。
【0007】
本発明(請求項2)にあっては、上記ロープが弾性伸縮する伸縮部と非伸縮部よりなり、上記伸縮部が上記挿通孔適所に位置せしめられるとともに、上記伸縮部が位置する上記挿通孔に、該挿通孔を開く開閉部が形成されてなるものである。
【0008】
本発明(請求項3)にあっては、上記伸縮部が位置する上記挿通孔に、上記伸縮部の上記開閉部からの移動を阻止する第1阻止手段を設けてなるものである。
【0009】
本発明(請求項4)にあっては、上記ロープの両端に、該ロープの端部が上記挿通孔内に入ることを阻止する第2阻止手段を設けてなるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1において、1は、ソフトバレーボール用ネットで、ネット本体2とロープ3よりなる。4は、ネット本体2の上辺5に形成された挿通孔で、白色布の上端を折り返し下端を縫い合わせて構成される。6,7は、同様の白色布よりなる下辺及び側辺である。8は、上下辺5,6及び側辺7にて囲まれた矩形領域に張り渡された網目部分である。ロープ3は、非伸縮部9と伸縮部10よりなり、非伸縮部9としてナイロン製ロープが、伸縮部10としてゴムバンド又はコイルスプリングが使用できる。図では、伸縮部10としてリング状ゴムバンドを使用した場合を示す。ゴムバンドは、リング状のほか、紐状のものも使用できる。非伸縮部9としては、上記ロープのほか金属製ワイヤーロープ、天然繊維或いは化学繊維よりなる紐が使用できる。
【0011】
伸縮部10は、ネット本体2の一端側(図示例では左側)近傍に位置せしめられている。すなわち、ロープ3は、挿通孔4内において、図中左から、短い非伸縮部9、伸縮部10、長い非伸縮部9の順で連結されている。伸縮部10と右側の長い非伸縮部9とは、手で結び或いは解くことができる構造とされ、結び目11が形成される。その他の部分は金属管により固く結合されている。一部を手で解く構造としたのは、ロープ3全体の長さをネット本体2の幅に応じて変更できるようにするためである。12,12は、ロープ3の両端に取りつけられた金属製自在継手である。
【0012】
13は、伸縮部10が位置するネット本体2の挿通孔4部分に形成された開閉部で、この部分は上辺5の下端が縫い合わされていず、内面に面状ファスナー14が取りつけられている。したがって、この部分は開くことができる。図1は、開いた状態を示す。15は、この開閉部13の図中右端に形成された第1阻止手段で、上辺5を矩形状に縫い合わせて挿通孔4を狭くしている。この挿通孔4の狭い部分を、伸縮部10と非伸縮部9の結び目11は通り抜けることができないのである。
【0013】
第1阻止手段15を設け、かつ伸縮部10が位置する部分の挿通孔4に開閉部13を設けたのは、伸縮部10が切断したとき、これを交換しやすくし、或いは結び目11を結び直すためである。すなわち、伸縮部10が切断した場合、結び目11が第1阻止手段15にて止められ、これ以上挿通孔4内(図中右側)に入り込むことはないから、開閉部13を開くことによって、これを容易に取り出すことができるのである。
【0014】
16,16は、継手12,12が、挿通孔4内に入ることを阻止する第2阻止手段で、短い紐(長さ約5cm)よりなり、その一端が継手12,12に、他端が上辺5端部に鳩目にて形成された開口17,17に繋がれている。18は、ネット本体2を支柱に固定するための接続部材で、ゴムバンド19及びその先端と側辺に形成された面状ファスナー部分20よりなり、ネット本体2の側辺7に各3本、ほぼ等間隔で設けられている。このファスナー部分20は、後述する支柱を巻いて、ネット側辺7に閉じられる。
【0015】
ここで寸法の一例をあげると、ネット本体2の幅は、600cm,高さ80cm,伸縮部10は、ロープ3の一方の端(図示の例では左端)から20cm内側に接続されている(すなわち非伸縮部の長さが20cm)。伸縮部10の長さは、40cm(非伸長時)、図中右側の長い方の非伸縮部9の長さは、525cmであり、ロープの全体の長さは585cmとなる。この長さは、ネット本体2の幅よりも短い。すなわち伸縮部10が引っ張られて伸び、適度な引張力が与えられた状態で、ネット本体2の幅に等しくなるよう設定される。第1阻止手段15の位置は、ネット1の端からlm,この部分の挿通孔4の幅は、lcmとすることができる。上辺5の幅、すなわち挿通孔の幅は、7cm、下辺6及び側辺7のの幅も同様に7cmである。
【0016】
図2,3は、可動構造を有する支柱21,21にネット1を張った場合を示す。支柱21は、金属パイプよりなる上部支柱22及び下部支柱23にて構成され、上部支柱22が下部支柱23に嵌装され、高さ調整ピン24を介して、上部支柱22の高さが調整される。通常、ソフトバレーボール競技では、ネット1の上辺5の高さは、一般成人用が2m、小学生では、2m,1.8m,1.5m,1.2m等異なる高さに設定される。25は、上部支柱22の上端に形成された金属製リングで、ロープ3両端の継手12が連結される。
【0017】
26は、下部支柱23の下端付近において、下部支柱23に水平方向に固定されたベース、27は、このべース26上に載置されたウェイト、28,29は、べース26下方に取りつけられたキャスター、30は支柱下端に取りつけられたゴムストッパーである。ゴムストッパー30側のキャスター28は2個、外側のキャスター29は1個で構成され、ベース26の安定な状態とされている。ウェイト27の重心Gは、キャスター28の上方にあり、支柱21に何ら荷重が加わらないときは、軽く手で押すことにより、2種のキャスター28,29は、ともに床面31に接地させることができ、かつこのとき支柱21のゴムストッパー30は床面31から離れており、したがって、キャスター28,29の転動により支柱21は床面31上を容易に移動できる。
【0018】
他方、支柱21にネット1を張り、その重量及び引張力により、例えば右側(図中)の支柱21に、左方へ引っ張る力が加わったときは、ベース26及びウェイト27はキャスター28を中心に左方向へ回動し、支柱21のゴムストッパー30が床面31にあたり、外側のキャスター29は宙に浮く。かくして支柱21は床面31に固定される。32は、ベース26及びウェイト27を被覆する保護カバーである。
【0019】
かかる支柱21を使用してこれにネット1を張る際には、上部支柱22を低くし、かつ2本の支柱21を近寄らせた状態で、上辺5の挿通孔4に通したロープ3の両端の継手12を各上部支柱22上端のリング25に連結し、上方の接続部材18を上部支柱22に巻く。次いで、上部支柱22を上方へ伸ばし、所定の高さとして高さ調整ピン24で固定する。他の接続部材18を上部支柱22に巻く。2本の支柱21,21間を拡げ、コートサイドの所定位置にて停止させる。このとき、ロープ3は引っ張られ、伸縮部10が弾性的に伸長し、かつ接続部材18もゴムバンド部分19が弾性的に伸び、ネット1は支柱21,21間にピンと張られる。かかる作業は、背の低い小学生児童でも簡単に行うことができる。
【0020】
ネット張設状態にあっては、伸縮部10にはロープ3が垂れ下がらない程度の張力を生じ、実際には伸縮部10が40cmから50〜60cmに伸びたとき、十分な張力が得られるよう伸縮部10の弾性が設定され、上記寸法のゴムバンドを使用したとき、バネ定数Kは、約30kg/mであった。伸縮部10のバネ定数を、約25ないし50kg/mの範囲で設定すると、ネット本体2の重量に抗して、ネット本体2をピンと張り、かつ選手の体がぶつかったとき、適度な緩衝作用を得ることができる。また、支柱21には、ネット1自体の重量及び上記弾性力により内側方向への引張力がはたらくから、支柱21のゴムストッバー30が床面31にあたり、支柱21は固定される。
【0021】
かかる構造にあっては、ネット上辺5に選手の手が当たっても、ロープ3が弾性的に伸長し、この衝撃を吸収、緩和するから、選手が感じる痛みは軽減される。同時に、この衝撃は、ロープ3にて吸収されるから、支柱21に加わる衝撃が減殺され、支柱21の位置がずれたり或いは支柱21が倒れたりする可能性は小さい。
【0022】
接続部材18により、ネット本体2の側辺7及び下辺6もまたピンと張られた状態にある。特にネット下辺6が常にピンと張られた状態にあることが重要である。バレーボール競技においては、ネット1に当たって跳ね返ったポールをうまく処理しなければならず、ネットプレーは選手にとって重要な技術である。ネット下辺6が緩んでいると、網目部分8に当たったボールが跳ね返らず、そのまま床面31に落ちてしまい、高度なネットプレーが発揮できず、ゲームの感興を削いでしまうのである。それ故、ネット1は上辺5のみならず、下辺6もまた常時ピンと張った状態になければならないのである。
【0023】
すなわち、編目部分8に当たったボールは、コート側にはね返らなければならず、そのためには、下辺6がピンと張っていなければならないのである。選手は下辺6にあたってコート側へはねかえるボールの速度、方向等をを予測してボールを床面に落とすことなく処理する。
【0024】
図4〜6は、異なる構造の支柱32、すなわち床面31に埋め込む構造の支柱32にネット1を張設した場合を示す。支柱32は、上記同様上部支柱33及び下部支柱34よりなり、上部支柱33が下部支柱34に嵌装され、高さ調整ピン24を介して、上部支柱33の高さが調整される。上部支柱33の上端には、水平方向の孔35が形成されており、これに支柱ロープ36が通される。37は、下部支柱34に形成された「く」字型の係止部で、支柱ロープ36の下端を引っ掛けて固定するものである。
【0025】
支柱32は、コートの両サイドに埋め込み或いは嵌め込み等にて立設される。支柱ロープ36は、その上端側にリング状部分38を有し、これにロープ3の継手12が連結される。支柱ロープ36の下端は、係止部37に巻き付けられて係止される。孔35の大きさは、支柱ロープ36の上端のリング状部分38が通り抜けない大きさに形成されている。
【0026】
上記構成のネット1において、その取付け方法を説明すると、上下支柱32を床面31に立設し、上部支柱33を下げた状態で、支柱ロープ36を孔35に通し、その下端を係止部37に仮止めしておく。次いでネット1のロープ3の継手12を支柱ロープ36のリング状部分38に連結してネット本体2を2本の支柱32,32間に張る。次に、両支柱32,32の上部支柱33,33を上げ、所定高さに固定する。このとき、ネット本体2の接続部材18を上部支柱33に回してネット側辺7を支柱32に固定する。両支柱32,32の支柱ロープ36を引っ張り、ロープ3の継手12が上部支柱33に接する位置まで伸縮部10を伸ばし、支柱ロープ36を係止部37に引っかけて固定する。なお、この係止部37には、選手等が係止部37に直接当たらないよう、支柱33ごと保護カバーを巻くことができる。かくして、ネット1は支柱32,32間に張り渡される。かかる方法においても、前述の実施形態同様、児童でもその作業をすることができる。
【0027】
ロープ3における伸縮部10の位置及び数は、変更することができる。図7は、伸縮部10を、ロープ3の左右端部近傍にそれぞれ配置した場合を示す。この構造では、ネット上辺5(図1)に選手の手がぶつかったとき、ロープ3の左右部分の伸縮部10が均等に伸びるから、ロープ3の伸縮をより自然なバランスのとれたものとすることができる。この場合、伸縮部10を構成する例えばゴムバンドは、前述の実施形態におけるゴムバンドより短いものが使用できる。図8は、伸縮部10をロープ3の中央に配置した場合を示す。上記いずれの構造においても、伸縮部10が配置される挿通孔4(図1)の部分には、開閉部13及び伸縮部10の移動を阻止する第1阻止手段15が設けられる。
【0028】
図9は、ロープ3を伸縮部10のみ、例えばゴムバンドのみにて構成したものである。かかる構成においても、ネット1に弾性的な引張力を付与することができる。さらに、非伸縮性のロープの両端にゴムバンド等伸縮部を設け、非伸縮部をネットの挿通孔に通し、伸縮部を引っ張って支柱の係止部に係止する構造も可能である。
【0029】
図10は、別の実施形態を示し、ネット本体2の上辺5及び下辺6の中央に伸縮部39,40を形成したものである。この伸縮部39,40以外の上辺5、下辺6部分及び側辺7は、非伸縮性の布にて構成されている。ネット側辺7には、前述の実施形態同様、ゴムバンド及び面状ファスナー部よりなる接続部材18が取りつけられている。伸縮部39,40は、ゴムにて構成することができ、上辺5の伸縮部39は、左右の上辺5と同様、挿通孔4が形成されている。ネット本体2には、その挿通孔4にロープ3(図1)が通される。上記のほか、伸縮部7は、上辺5のみ又は下辺6のみに形成することもでき、その位置も任意に設定できる。
【0030】
通常この種ネット1にあっては、特に児童が使用する場合、競技中或いは練習中ネットの網目部分8に手をかけて左右に引っ張ったり、或いはネット1に寄りかかったりすることがある。従来のネットの場合、この力が直接支柱に加わり、特に可動式支柱21(図2)のとき、支柱21がずれたり或いは支柱21が倒れるおそれがあるが、上記構造にすれば、ネット本体2の伸縮部39,40が弾性的に伸長してこれを吸収緩和し、支柱21に加わる荷重を軽減する。
【0031】
上記実施の形態では、ネット1としてソフトバレーボール、ミニソフトバレーボール用のネットにつき説明したが、上記ネットの構造は、バトミントン、バレーボール競技、テニス競技等他の競技のネットに使用することができる。
【0032】
【発明の効果】
【0033】
本発明(請求項1)によれば、ネットを張るに際し、上辺の挿通孔に通したロープの両端の継手を各支柱の上端のリングに連結するのみでよいからその作業を簡単に行うことができる。
【0034】
また本発明(請求項2)によれば、上記ロープが弾性伸縮する伸縮部と非伸縮部よりなるものであるから、ネットを支柱間に張設した際、伸縮部が弾性伸長して、ロープに引張力が加わって、ネットを常時ピンと張った状態に維持することができる。またネットに選手の手等があたった場合、その衝撃は伸縮部にて吸収、緩和され、選手に与える痛みは軽減される。またこの衝突或いはボールがあたることによってネットに力が加わっても、支柱に加わる力は減殺されるから、支柱がずれたり或いは倒れたりするという事故の発生は抑制される。さらに、伸縮部が切れたとき或いは伸縮部と非伸縮部材の結び目を調整するとき、開閉部を開いてこれを挿通部から引き出すことが容易にでき、伸縮部分の交換作業、結び直し作業が容易となる。
【0035】
また本発明(請求項3)によれば、伸縮部分が切れた場合、第1阻止手段にて止まり、これが開放できない挿通孔の内部へ移動することはないから、伸縮部分を挿通孔から容易に引き出すことができる。
【0036】
さらに本発明(請求項4)によれば、上記ロープの両端に、該ロープの端部が上記挿通孔に入ることを阻止する第2阻止手段を設けてあるので、ロープがネット上辺の挿通孔に通されているにもかかわらず、その端部が挿通孔内に入り、これが取り出せないという問題は生じず、いつでもロープ両端を支柱に或いは支柱ロープに連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態に係る競技用ネットを示す正面図である。
【図2】ネットを支柱に張設した状態を示す正面図である。
【図3】図2の支柱上端部分を拡大して示す正面図である。
【図4】ネットを別の構造を有する支柱に張設した状態を示す正面図である。
【図5】図4の支柱上端部分を拡大して示す正面図である。
【図6】図4の支柱の係止部を示す正面図である。
【図7】ロープの変形例を示す正面図である。
【図8】ロープの変形例を示す正面図である。
【図9】ロープの変形例を示す正面図である。
【図10】ネットの別の実施の形態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ネット
2 ネット本体
3 ロープ
4 挿通孔
5 上辺
6 下辺
7 側辺
8 網目部分
9 非伸縮部
10,39,40 伸縮部
11 結び目
12 継手
13 開閉部
14,20 ファスナー部
15 第1阻止手段
16 第2阻止手段
17 開口
18 接続部材
19 ゴムバンド
21,32 支柱
22,33 上部支柱
23,34 下部支柱
24 高さ調整ピン
25 リング
26 べース
27 ウエイト
28,29 キャスター
30 ゴムストッパー
36 支柱ロープ
37 係止部

Claims (4)

  1. 上辺にロープ挿通孔を有するネット本体と、上記挿通孔に挿通され、上記ネット本体を2本の支柱間に支持するためのロープとを有する競技用ネットにおいて、上記ロープの両端に継手が形成されてなり、該継手が上記支柱の上端に形成されたリングに連結される競技用ネット。
  2. 上記ロープが弾性伸縮する伸縮部と非伸縮部よりなり、上記伸縮部が上記挿通孔適所に位置せしめられるとともに、上記伸縮部が位置する上記挿通孔に、該挿通孔を開く開閉部が形成されてなる請求項1に記載の競技用ネット。
  3. 上記伸縮部が位置する上記挿通孔に、上記伸縮部の上記開閉部からの移動を阻止する第1阻止手段を設けてなる請求項2に記載の競技用ネット。
  4. 上記ロープの両端に、該ロープの端部が上記挿通孔内に入ることを阻止する第2阻止手段を設けてなる請求項1,2または3に記載の競技用ネット。
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