【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、洗濯した衣服類を懸架する衣服用のハンガーを、物干台にかけ渡した竿または綱に引き掛けて吊り下げたときに、風であおられても外れないように係止せしめるようハンガーに装備せしめる物干用のハンガーの係止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
洗濯した衣服類を乾かす場合、通常は衣服類にあっては、ハンガーに掛け、そのハンガーを、物干台または物干場にかけ渡す竿または綱に引き掛けて吊り下げることで行われる。
【0003】
このとき、風の強い日には、洗濯物が風であおられることで、ハンガーが物干竿または物干綱から外れ、洗濯物がハンガーごと飛ばされるようになるので、ハンガーを物干竿または物干綱に係止するための係止手段がハンガーに設けられる。
【0004】
この係止手段は、ハンガーを物干竿に係止するための手段としては、例えば、特許第2949062号の公報にあるように従来から知られている。この手段は、図1に示すように、ハンガー1の主体部11の上部に設けたフック部10に、上下に並列する二本のアーム20・21が一端側において連結し他端側において上下に開放する略横向きのV字形をなす形状に形成した係止腕2を、それの要となる二本のアーム20・21の閉じ合わされた側に設ける連結軸3により、上下に回動するように連結して、常態において、自重により、図2にあるように上位側のアーム20がフック部10の内腔を横切り下位側のアーム21がフック部10に沿う下向きのV字形をなす姿勢を保持するようにしておき、このハンガー1のフック部10を物干竿Pに掛けることで、ハンガー1およびそれに懸架した洗濯物の重量により、V字形の係止腕2の上位側のアーム20が押し上げられて、連結軸3中心に図において時計回りに回動し、それにより、図3にあるように、下位側のアーム21が物干竿Pをフック部10の内周側に抱き込んで、ハンガー1を物干竿Pに係着させるようにしている手段である。
【0005】
また、ハンガー1を物干綱Rに対して係止せしめる手段にあっては、物干綱Rを図4にあるように、ハンガー1のフック部10を通す目穴rを作っておき、そこに、フック部10を通して吊り下げることで、この目穴rにより係止するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
洗濯物を掛けたハンガーを、物干竿または物干綱または物干紐に引き掛けて吊り下げたときに、風であおられても外れて飛ばされることのないようにする係止手段は、ハンガーを物干竿に引き掛けて吊り下げるときの、物干竿に対して係止させるための手段にあっては、ハンガーのフック部を物干竿に引き掛けていく動作により自動的に係止が行われるようになることで、係止のための操作に負担がないが、ハンガーを綱または紐に引き掛けて吊り下げるときの、綱または紐に係止する手段にあっては、図4にあるように、物干綱(または物干紐)に、ハンガー1のフック部10を挿通する目穴rを形成しておいて、そこに、フック部10を、それの遊端側から挿し込んで係止することで行うことから、このフック部10を挿通する目穴rを具備せしめた特殊な物干綱Rまたは物干紐を要し、この目穴rのない通常の物干綱・物干紐には、それにハンガーを係止するために、別の係止手段が必要となる。
【0007】
しかも、フック部10を挿通するために物干竿または物干紐に設けられる目穴rの径が小さいことで、フック部10を目穴rに挿通していく操作が面倒な問題がある。また、この手段は、フック部10を針金で形成してあるハンガーを対象としているもので、フック部10を樹脂材で成形してあるハンガーにあっては、目穴rに対してハンガーのフック部を挿通し得ない問題がある。
【0008】
本発明は、従来の洗濯物を懸架したハンガーを物干綱または物干紐に対しフック部を引き掛けて吊り下げる際に生じている上述の問題を解消せしめるためになされたものであって、物干綱または物干紐が、ハンガーのフック部を挿通するための目穴を具備しない通常の物干綱または物干紐であっても、フック部を物干綱または物干紐に引き掛けていく操作により、そのハンガーが物干綱または物干紐にフック部を係着させた状態として吊り下げられるようになる新たなハンガーの係止手段を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
洗濯物を掛けたハンガーを、物干綱(または物干紐)に引き掛けて吊り下げたときに、そのハンガーが風にあおられても物干綱から外れないようにその物干綱に係着させるのが、簡単な操作により行えるようにするには、図1乃至図3にあるようにハンガー1のフック部10に物干竿Pを抱き込んで物干竿Pと係着するように設ける係止腕2を用いて、これにより物干綱Rがハンガー1のフック部10に係着するようにすればよいわけだが、物干綱Rを抱き込んだときに、それをハンガー1のフック部10の内周面に係着させることがむずかしく、単にフック部10を物干綱Rに引き掛けただけでは、物干綱R上を殆ど自由にスライドするように吊り下げられた状態となってしまう。
【0010】
しかし、このとき、フック部10に連結軸3により上下に回動するよう軸支した係止腕2とフック部10とによる物干綱Rのフック部10に対する係着を、係止腕2により物干竿Pをフック部10の内周面に押圧することで行っている物干竿Pの場合とは逆に、物干綱Rをフック部10の外周面側において、係止腕2とフック部10との間に抱き込ませ、物干綱Rを係止腕2の下面側によりフック部10の外周面の上面側に圧接させるようにすれば、ハンガー1のフック部10を物干綱Rに引き掛けていく操作によりハンガー1を物干綱Rに吊り下げられるようになり、かつ、このとき、係止腕2の連結軸3中心とする上方回動の範囲をフック部10に設けておく規制部材により規制しておき、これに係止腕2が衝合して上方回動が規制された状態において、その係止腕2を形成する合成樹脂材または金属材が具備する弾性によりその係止腕2が撓曲し、それの復元による弾性によって物干綱Rをフック部10の外周面の上面側の押圧していくようにすることで、物干綱Rに引き掛けて吊り下げたハンガー1が物干綱Rに対し係着させた状態とし得るようになる、という知見が得られた。
【0011】
そして、このことから、本発明においては、上述の目的を達成するための手段として、ハンガー1の主体部1aの上部に設けるフック部10に、そのフック部10を略前後に横切る長さのアーム状に形成した係止腕2を、側面視において、その係止腕2の長手方向の一端側がフック部10の前後の一端部側に重合し、他端側がフック部の前後の他端部側の外側に突出してフック部10の内腔を横切るよう配位して、それの一端側をフック部10に連結軸3により軸支し、この係止腕2には、それの長手方向の中間部位に、下方に向け屈曲する屈曲部aを、それの内周側のコーナー部が、係止腕2を連結軸3中心に上方に回動させたときにフック部10の上面側に臨むように配位して形設し、係止腕2の回動端側に、フック部10の外側に向けて張り出す張出部2aを設け、フック部10には、係止腕2をそれの屈曲部aの内周側のコーナー部bがフック部10の上面側に臨む位置まで上方に回動させたときにその状態以後の係止腕2の上方回動を規制する規制部材Kを装設しておくことを特徴とする物干用のハンガーの係止装置を提起するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明によるハンガーの係止装置は、ハンガーを物干綱(または物干紐)に係止するのに、従来、ハンガーのフック部を物干竿に係着させるようそのフック部に連結軸により上下に回動自在に軸支する係止腕を利用し、その係止腕により物干綱をハンガーに係着させるようにする。
【0013】
このことから、ハンガーは、それの本体の上部に連続させて設けるフック部を、合成樹脂材により成形する通常の形態のもの、また、針金状の線材をフック状に成形した金属材よりなる形態のもの等、従来公知の普通のハンガーに形成してよい。
【0014】
しかし、合成樹脂材または金属材により形成するフック部には、何れの場合においても、係止腕を上下に回動自在に軸支するための連結軸またはその連結軸を嵌挿するための軸穴ないし軸受部を具備する形状のものに形成する。
【0015】
また、これに連結軸を介し上下に回動自在に組み付ける係止腕の、前記連結軸中心とする上方への回動範囲を規制する規制部材を設けておく。
【0016】
係止腕は、合成樹脂材または金属材の何れの素材で成形してもよい。また、連結軸中心に上方に回動させて規制部材に衝合した状態において、負荷を加えることで撓曲し、負荷の解放で復元するよう弾性を具備する形態のものに形成することが望ましいが、撓曲のない剛体のものに形成してもよい。
【0017】
この係止腕は、前述の図1乃至図3にあるよう上位側のアーム20と下位側のアーム21とが一端側において連結し、他端側が互いに離れるように開いた略V字形をなす形状に成形する必要はなく、図5にあるように、連結軸3によりハンガー1のフック部10に連結した状態において、そのフック部10の内腔を横切る長さとした一条のアーム状に形成してよい。
【0018】
この係止腕2を連結軸3により上下に回動自在に組み付けるために、ハンガー1のフック部10に連結軸3を設けて構成する軸支点Sは、ハンガー1を物干綱Rに引き掛けて吊り下げるときに、その物干綱Rを係止腕2によりフック部10の外周面に沿いフック部10の上面側に導く作動を円滑にすることから、図5にあるようにフック部10の前端側となる遊端側に設けて、これに基端側を軸支する係止腕2の回動端側が、フック部10の後端側となる立上部10aの外面側に常時位置しているようにすることが望ましいが、図6にあるようにフック部10の後端側となる立上部10aの側に軸支点Sを設けて、係止腕2の回動端側が、フック部10の前端側となる遊端側の外側に突出するようにしてもよい。
【0019】
係止腕2は、フック部10に設けた軸支点Sに基端側を軸支した状態において、前述の図5にあるようフック部10の内腔を横切って回動端側がフック部10の外側に突出する長さのアーム状に形成するが、それの長手方向の中間部位には、図5において上下に向け屈曲させてアングル状に屈曲するか、さらに上方に向け屈曲してクランク状に屈曲する屈曲部aを形設する。
【0020】
この係止腕2の長手方向の中間部位に形成する屈曲部aは、係止腕2を軸支点S中心に上方に回動させたときに、それの内周側のコーナー部bがフック部10の上面側に略突出してくる部位に形成する。
【0021】
この屈曲部aは、軸支点S中心に上方に係止腕2を回動させて、その屈曲部aの内周側のコーナー部をフック部10の上面側に略突出させたときに、その内周側のコーナー部bによりフック部10の上面側との間に隙間状の空間を形成して、この空間内に物干綱Rを嵌入させ、その物干綱Rを係止腕2によりフック部10の上面に圧着させてフック部10に係着させるためのものである。
【0022】
このことから、係止腕2の上方への回動範囲を規制するようにフック部10に設ける規制部材Kは、図7にあるように、屈曲部aの内周側のコーナー部bにより形成する空間cがフック部10の上面側に突出して、物干綱Rを嵌入させる空間cを形成した状態時において、係止腕2に衝合して、その状態よりの上方への回動を規制するように配位して設け、これにより、空間c内に嵌入してきた物干綱Rをフック部10の外周面の上面側に圧接させるようにする。
【0023】
このとき、係止腕2を弾性により撓曲するように形成しておくときは、前記空間c内に押し込まれた物干綱Rを、係止腕2の弾性による復元によりフック部10の上面側に押圧して、係着させるようになる。
【0024】
このように、フック部10に設けておく規制部材Kは、前述した図7にあるよう軸支点Sに近い位置において係止腕2と衝合するように設けて、係止腕2の規制部材Kに衝合する部位から物干綱Rを嵌入させる空間cまでの長さを長くしておくことが、係止腕2に付与しておく弾性を効果的に利用する上において望ましい。
【0025】
係止腕2は、図7にあるように、中間に屈曲部aを具備する一条のアーム状に形成してよい。この場合には、フック部10を、図8に示しているように、それの巾方向の中間部位に、アーム状の係止腕2の中間部から回動端側が嵌入していく開裂部10bを具備する形状に形成しておいて、係止腕2がこの開裂部10b内において軸支点S中心に回動するようにする。
【0026】
また、係止腕2は、図10・図12にあるように、フック部10の左右の両側に位置して二条に並列する形態のものに構成してよい。
【0027】
このとき、一対に並列させるアーム状の係止腕2の間隔巾は、前述した屈曲部aの内周側のコーナー部bとフック部10の上面側との間に形成する空間c内に物干綱Rを導いたときに、その物干綱Rを、フック部10の上面を跨ぐように折り曲げた形態として、フック部10に巻き付くように押圧し、フック部10および係止腕2に対する係着を確実にするために、物干綱Rの径に対応する間隔をフック部10の外側面と係止腕2の内側面との間に形成する間隔巾とすることが有効である。
【0028】
また、このように、係止腕2の中間部位の屈曲部aの内周側のコーナー部で形成する空間c内に導いた物干綱Rを、その屈曲部aによりフック部10の上面側に巻き付けるように折り曲げて圧着させるようにする場合、規制部材Kによる係止腕2の回動範囲の規制は、係止腕2の空間cを形成する屈曲部aの内周側のコーナー部bが、図13にあるよう、側面視においてフック部10の上面よりも下方を占める位置までにとどめるようにしてよく、このように規制部材Kによる規制を設定しておくことがむしろ望ましい。
【0029】
規制部材Kによるこの係止腕2の回動範囲の規制は、前述したフック部10に巾方向の中間部に開裂部10bを設けてここに一条のアーム状に形成した係止腕2を軸支点Sにより上下に回動自在に軸支する場合においても同様である。屈曲部aの内周側のコーナー部により形成する空間cが、側面視において、フック部10の上面より下方を占める位置にとどめるように設定してよい。
【0030】
係止腕2には、それの回動端側に、フック部10の外側に張り出す張出部2aを形成しておく。
【0031】
この張出部2aは、ハンガー1を物干綱Rに引き掛けるときに、その物干綱Rを、係止腕2の屈曲部aの内周側とフック部10の上面とで形成する空間cに導くためのガイドとなるもので、係止腕2が自重により下降している状態において、フック部10の外側に張り出しているように装設し、物干綱Rを、この張出部2aにより、物干綱Rを係止腕2とフック部10の外面との間を経て空間cに導くようにする。
【0032】
このとき、張出部2aによりフック部10の外周面に沿う位置に導いた物干綱Rを、屈曲部aに向け誘導するための係止腕2の張出部2aから屈曲部aに至るまでの部位は、係止腕2を弾性を具備する素材により成形している場合にあっては、その部位とフック部10の外周面との間に形成される間隔が、零乃至マイナスであってもよい。
【0033】
係止腕2は、撓曲しない剛体のものに形成してもよい。この場合には、係止腕2の回動範囲を規制する規制部材Kを、係止腕2が衝合してきたときに、それを弾性的に受け止めるバネ材または弾性材にて形成するが、バネ材を組み込んだ形態に構成して、これに衝合した係止腕2が弾性的に回動するようにしておく。
【0034】
また、係止腕2には、それの連結軸3によりフック部10に軸支する基端側に、図14にあるよう、係止腕2の屈曲部aに至るまでの、フック部10の内腔を横切る部位に対して対向する短いアーム2bを設けておいて、物干竿Pに引き掛ける場合に、この短いアーム2bとフック部10を横切る部位とで、抱え込んだ物干竿Pを、図1乃至図3にある従前のものと同様に、フック部10の内周側に押圧して、係着するようにしてよく、このようにすることで、フック部10の外周側と係止腕2の屈曲部aとにより物干綱Rを係着させ、フック部10の内周側と係止腕2とにより物干竿Pを係着させるようになる。
【0035】
次に実施例を説明する。
図15は、本発明を実施せるハンガーの側面図で、1はハンガー、10はそのハンガー1のフック部、11はハンガー1の主体部、2は連結軸3によりハンガー1のフック部10に上下に回動するよう組み付けた係止腕、Kはその係止腕2の連結軸3中心とする上方への回動を所定の範囲内に規制するようフック部10に形設した規制部材である。
【0036】
ハンガー1は、それの主体部11を合成樹脂材により成形し、それの頂部に形成した軸筒部12に、別に合成樹脂材により成形したフック部10の立上部10aの下端側を嵌挿して一体に結合させることで通常の形態のものに組み立ててある。そして、それのフック部10には、係止腕2を上下に形動自在に軸支する連結軸3を嵌挿するための軸穴100が、該フック部10の遊端側に形設してあり、また、この軸穴100に嵌挿した連結軸3により軸支せる係止腕2の上方への回動範囲を所定位置において規制するための規制部材Kが、フック部10の遊端側で前記軸穴100に近い部位に形設してある。
【0037】
係止腕2は、合成樹脂材により一条のアーム状に成形してあるが、その合成樹脂材は、成形した係止腕2が撓曲するよう弾性を具備するものとする樹脂材としてある。
【0038】
そして、この一条のアーム状に成形した係止腕2は、それの長手方向の中間部を、クランク状に屈曲させることで、それの、基端部から回動端部に向かう方向における最初の下方に屈曲する部位により屈曲部aを形成して、その屈曲部aの内周側のコーナー部をもって空間cを形成するようにし、また、この屈曲部aからクランク状に屈曲していく回動端部をもって張出部2aを形成するようにしている。
【0039】
前記屈曲部aは、係止腕2が、それの基端部をフック部10に設けた前述の軸穴100に嵌装する連結軸3により軸支されて、その連結軸3中心に上向きに回動し、規制部材Kに衝合してその上向き回動が規制された状態において、図15の鎖線Iに示しているように、屈曲部aの上面側はフック部10の上面側に突出するが内周側のコーナー部bで形成される空間cは、フック部の上面側より下降した位置を占めるように配位して形設してある。そして、これにより、この空間cに嵌入してくる物干綱Rがフック部10の外面に巻き付くよう折れ曲がった状態となるようにしている。
【0040】
また、この実施例における係止腕2は、フック部10を、左右の両側から挟むようフック部10の左右の両側にそれぞれ配位して、一対に並列する形態とし、それらの基端側を連結軸3でフック部10に軸支し、回動端側をつなぎ部材で一体的に連結することで、一体の係止腕2として作動するようにしている。
【0041】
この実施例のハンガー1は、それの主体部11に洗濯物を懸架して物干綱Rに引き掛けるとき、図16にあるように、フック部10の遊端側と反対の背面側が物干綱Rに対面する状態として物干綱Rに近づけ、フック部10の背面側に突出している張出部2aを物干綱Rの上に被せ、その状態でハンガー1を物干綱Rに対し下降させることで、物干綱Rが、係止腕2を押し上げるよう上向きに回動させながら、係止腕2の屈曲部aの下降部位とフック部10の外面側との間を経て、屈曲部aの内側のコーナー部位により形成される空間c内に嵌入していき、このとき、ハンガー1を強く下方に引張ることで、図19にあるよう、物干綱Rを係止腕2の屈曲部aの内周側でフック部10の上面に圧着する状態となって、ハンガー1が物干綱Rに対し係着した状態となる。
【0042】
そして、この状態から、物干綱Rを押さえてハンガー1を押し上げれば、物干綱Rが脱出してきたハンガー1は物干綱Rから外れるようになる。
【0043】
次に、図20は別の実施例を示している。この例のハンガー1は、それのフック部10に組み付けた係止腕2の基端側に、短いアーム2bを、係止腕2のフック部10の内腔を横切る部位に対しV字形をなすように一体に連結させた例である。
【0044】
この例のハンガー1は、前述した実施例のものと同様の操作により物干綱Rに係着させた状態として引き掛けられる他、図21・図22に示している操作により、V字形の部位で物干竿Pを抱え込んだ係止腕2が、それの弾性により物干竿を押し出してフック部10の内周面に押圧して係着させるようになるので、物干竿Pに対し係着状態として引き掛けられるようになる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によりハンガーの係止装置は、ハンガーを物干綱に対し引き掛けていくだけの簡単な操作で係着状態として吊り下げられるようになる。また、係止腕の基端側に短いアーム2bを設けてフック部10を横切る部位がV字形をなすようにしておくときは、物干竿Pに対しても係着状態に引き掛けられるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の物干竿を対象とするハンガーの係止装置の側面図である。
【図2】同上の作用の説明図である。
【図3】同上の物干竿に係着した状態の説明図である。
【図4】従前の物干綱を対象とするハンガーの係止装置の側面図である。
【図5】本発明による物干綱を対象とする係止装置を装備せしめたハンガーの要部の側面図である。
【図6】同上の係止装置の係止腕の軸支位置を変えた例のハンガーの要部の側面図である。
【図7】本発明によるハンガーの係止装置の縦断側面図である。
【図8】同上係止装置の斜視図である。
【図9】同上係止装置の物干綱に引き掛けた状態の縦断側面図である。
【図10】同上係止装置の係止腕が一対に並列する形態とした例の側面図である。
【図11】同上係止装置の平面図である。
【図12】同上係止装置の斜視図である。
【図13】同上係止装置の別の例の側面図である。
【図14】同上係止装置のさらに別の側面図である。
【図15】同上係止装置の実施せるハンガーの側面図である。
【図16】同上の作用の説明図である。
【図17】同上の係止装置を物干綱に引き掛けていくときの初期の工程の説明図である。
【図18】同上の工程の中間における説明図である。
【図19】同上の工程の終期における説明図である。
【図20】同上の別の実施例のハンガーの側面図である。
【図21】同上ハンガーの物干竿に引き掛けるときの工程の初期の説明図である。
【図22】同上ハンガーの工程の終期の説明図である。
【符号の説明】
P…物干竿、R…物干綱、S…軸支点、K…規制部材、a…屈曲部、b…コーナー部、c…空間、r…目穴、1…ハンガー、10…フック部、10a…立上部、10b…開裂部、100…軸穴、11…主体部、12…軸筒部、2…係止腕、2a…張出部、2b…短いアーム、20…上位側のアーム、21…下位側のアーム、3…連結軸。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
According to the present invention, when a clothes hanger for hanging washed clothes is hung on a pole or a rope hung over a clothesline and hung, the clothes hanger is locked so as not to come off even if it is blown by the wind. The present invention relates to a hanging device for a clothes hanger to be mounted on a hanger.
[0002]
[Prior art]
Drying of the washed clothes is usually performed by hanging the clothes on a hanger and hanging the hanger on a pole or a rope which is passed over a clothesline or a clothesline.
[0003]
At this time, on a windy day, when the laundry is blown by the wind, the hanger comes off from the clothesline or the clothesline, and the laundry can be blown with the hanger. Locking means for locking to the clothesline are provided on the hanger.
[0004]
This locking means is conventionally known as a means for locking a hanger to a clothesline, for example, as disclosed in Japanese Patent No. 2949062. As shown in FIG. 1, two arms 20 and 21 arranged vertically above and below are connected to a hook 10 provided on the main body 11 of the hanger 1 at one end and vertically at the other end. The locking arm 2 formed in a substantially horizontal V-shape to be opened is pivoted up and down by a connecting shaft 3 provided on a closed side of two arms 20 and 21 which are essential for the arm. In the normal state, the upper arm 20 crosses the lumen of the hook portion 10 and the lower arm 21 keeps a downward V-shaped posture along the hook portion 10 by its own weight, as shown in FIG. By hanging the hook portion 10 of the hanger 1 on the clothesline P, the upper arm 20 of the V-shaped locking arm 2 is pushed up by the weight of the hanger 1 and the laundry suspended thereon. The connection shaft 3 The heart is rotated clockwise in the figure, whereby the lower arm 21 embraces the clothesline P on the inner peripheral side of the hook portion 10 as shown in FIG. This is a means for engaging with P.
[0005]
Further, in the means for locking the hanger 1 to the clothesline R, as shown in FIG. 4, a hole r for passing the hook portion 10 of the hanger 1 is formed. In addition, by hanging through the hook portion 10, the hook is locked by the eye hole r.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
When hanging the hanger with the laundry hung on a clothesline or a clothesline or a clothesline, the locking means to prevent it from falling off even if it is blown by the wind, When the hanger is hung on a clothesline and suspended, the hook is hooked on the clothesline automatically. Since the stop is performed, there is no burden on the operation for locking.However, when the hanger is hung on a leash or a string and suspended, the means for locking the leash or the string is shown in FIG. As shown in FIG. 4, a hole r through which the hook portion 10 of the hanger 1 is inserted is formed in the clothesline (or the clothesline), and the hook portion 10 is placed there from the free end thereof. Since this is performed by inserting and locking, the eye r through which the hook portion 10 is inserted is formed. It requires a special clothesline R or a clothesline provided, and this ordinary clothesline or clothesline without holes r has another locking means to lock a hanger to it. Required.
[0007]
Moreover, since the diameter of the eye hole r provided in the clothesline or the clothesline for inserting the hook part 10 is small, there is a problem that the operation of inserting the hook part 10 into the eye hole r is troublesome. Further, this means is intended for a hanger in which the hook portion 10 is formed of wire. In the case of a hanger in which the hook portion 10 is formed of a resin material, the hook of the hanger is inserted into the eye hole r. There is a problem that the part cannot be inserted.
[0008]
The present invention has been made in order to solve the above-described problem that occurs when a conventional hanger that suspends laundry is hung by hanging a hook portion on a clothesline or a clothesline, Even if the clothesline or the clothesline is a normal clothesline or clothesline that does not have an eye for inserting the hook of the hanger, hook the hook on the clothesline or the clothesline. It is an object of the present invention to provide a new hanger locking means that allows the hanger to be hung with the hook portion engaged with a clothesline or a clothesline by a moving operation.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
When hanging the hanger on which laundry is hung on a clothesline (or a clothesline) and hanging it, the hanging hanger does not come off from the clothesline even if the hanger is hit by the wind. In order that the clothes can be worn by a simple operation, the clothes rod P is hung on the hook portion 10 of the hanger 1 as shown in FIGS. By using the locking arm 2 provided, the clothesline R may be engaged with the hook portion 10 of the hanger 1, but when the clothesline R is hugged, it is attached to the hanger 1. It is difficult to engage with the inner peripheral surface of the hook portion 10, and if the hook portion 10 is simply hooked on the clothesline R, it is suspended so as to slide almost freely on the clothesline R. turn into.
[0010]
However, at this time, the hook arm 10 engages the hook 10 with the hook 2 and the hook 2 that is pivotally supported on the hook 10 by the connecting shaft 3. Contrary to the case of the drying rod P which is performed by pressing the drying rod P against the inner peripheral surface of the hook portion 10, the drying line R is connected to the locking arm 2 on the outer peripheral surface side of the hook portion 10. If the clothesline R is held between the hook 10 and the upper surface of the outer peripheral surface of the hook 10 by the lower surface of the locking arm 2, the hook 10 of the hanger 1 is dried. The hanger 1 can be hung on the clothesline R by the operation of hooking on the rope R, and at this time, the range of upward rotation of the locking arm 2 about the connecting shaft 3 is set to the hook portion 10. It is regulated by a regulating member provided, and the locking arm 2 abuts on the regulating member to restrict upward rotation. In this state, the elasticity of the synthetic resin material or the metal material forming the locking arm 2 causes the locking arm 2 to bend, and the elasticity due to the restoration of the locking arm 2 causes the clothesline R to move on the outer peripheral surface of the hook portion 10 It has been found that by pressing the upper surface side, the hanger 1 hooked and hung on the clothesline R can be engaged with the clothesline R. .
[0011]
In view of this, in the present invention, as a means for achieving the above-described object, an arm having a length substantially transverse to the hook portion 10 is provided on the hook portion 10 provided above the main body portion 1a of the hanger 1. In the side view, the locking arm 2 formed in a shape is formed such that one end in the longitudinal direction of the locking arm 2 overlaps the one end before and after the hook portion 10 and the other end is the other end side before and after the hook portion. The hook arm 10 is arranged so as to protrude outwardly of the hook portion 10 so as to cross the lumen of the hook portion 10, and one end of the hook arm 10 is pivotally supported by the connecting shaft 3. A bent portion a that bends downward is formed so that a corner portion on the inner peripheral side thereof faces the upper surface of the hook portion 10 when the locking arm 2 is rotated upward about the connection shaft 3. To the outside of the hook portion 10 on the rotation end side of the locking arm 2. A protruding portion 2a is provided, and the locking arm 2 is turned upward in the hook portion 10 to a position where the corner b on the inner peripheral side of the bent portion a faces the upper surface side of the hook portion 10. A locking device for a clothes hanger is provided, in which a restricting member K for restricting the upward rotation of the locking arm 2 after that state is provided.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The locking device for a hanger according to the present invention is conventionally used to lock the hanger to a clothesline (or a clothesline). Utilizing a locking arm pivotally supported vertically so that the clothesline can be engaged with the hanger.
[0013]
For this reason, the hanger is provided in the usual form in which the hook portion provided continuously on the upper part of the main body thereof is formed of a synthetic resin material, or in the form of a metal material obtained by forming a wire-shaped wire into a hook shape. May be formed on a conventionally known ordinary hanger.
[0014]
However, in any case, a connecting shaft for supporting the locking arm so as to be rotatable up and down, or a shaft for inserting the connecting shaft, is attached to the hook portion formed of a synthetic resin material or a metal material. It is formed into a shape having a hole or a bearing.
[0015]
Further, a restricting member for restricting a range of upward rotation of the locking arm, which is rotatably mounted up and down via the connecting shaft, around the connecting shaft is provided.
[0016]
The locking arm may be formed of either a synthetic resin material or a metal material. Further, it is preferable that the elastic member be formed in a form having elasticity so that it bends by applying a load and restores by releasing the load in a state of being rotated upward about the connection shaft and abutting on the regulating member. However, it may be formed in a rigid body without bending.
[0017]
This locking arm has a substantially V-shape in which the upper arm 20 and the lower arm 21 are connected at one end and the other end is open away from each other as shown in FIGS. As shown in FIG. 5, as shown in FIG. 5, in a state where the hanger 1 is connected to the hook 10 by the connecting shaft 3, the arm is formed into a single arm shape having a length crossing the lumen of the hook 10. Good.
[0018]
In order to assemble the locking arm 2 so as to be rotatable up and down by the connecting shaft 3, a shaft fulcrum S formed by providing the connecting shaft 3 on the hook portion 10 of the hanger 1 hooks the hanger 1 on the clothesline R. When the hanging rope R is suspended, the operation of guiding the clothesline R along the outer peripheral surface of the hook portion 10 to the upper surface side of the hook portion 10 by the locking arm 2 becomes smooth, and as shown in FIG. Is provided on the free end side, which is the front end side, and the rotation end side of the locking arm 2 that supports the base end side is always located on the outer surface side of the rising portion 10a that is the rear end side of the hook portion 10. It is preferable that a pivot fulcrum S be provided on the side of the rising portion 10a which is the rear end of the hook portion 10 as shown in FIG. It may be configured to protrude outside the free end side, which is the front end side of 10.
[0019]
In a state where the base end is pivotally supported on a pivot point S provided on the hook portion 10, the locking arm 2 traverses the lumen of the hook portion 10 as shown in FIG. It is formed in the shape of an arm with a length protruding outward, and in the middle part in the longitudinal direction, it is bent up and down in FIG. 5 to be bent in an angle, or further bent upward in a crank shape. A bent portion a to be bent is formed.
[0020]
The bent portion a formed at the intermediate portion in the longitudinal direction of the locking arm 2 is configured such that when the locking arm 2 is rotated upward about the pivot S, the corner b on the inner peripheral side thereof is hooked. It is formed at a portion that substantially protrudes from the upper surface side of 10.
[0021]
When the locking arm 2 is rotated upward about the pivot point S and the inner peripheral corner of the bent portion a is substantially protruded toward the upper surface of the hook portion 10, the bent portion a A gap-shaped space is formed between the inner peripheral corner b and the upper surface side of the hook portion 10, and the clothesline R is fitted into the space. It is to be pressed against the upper surface of the hook portion 10 to be engaged with the hook portion 10.
[0022]
For this reason, the regulating member K provided on the hook portion 10 so as to regulate the upward rotation range of the locking arm 2 is formed by the corner portion b on the inner peripheral side of the bent portion a as shown in FIG. In the state where the space c to be protruded to the upper surface side of the hook portion 10 to form the space c into which the clothesline R is fitted, the space c abuts against the locking arm 2 and rotates upward from that state. In this way, the clothesline R fitted into the space c is pressed against the upper surface of the outer peripheral surface of the hook portion 10.
[0023]
At this time, when the locking arm 2 is formed so as to be bent by elasticity, the clothesline R pushed into the space c is reconstructed by the elasticity of the locking arm 2 so that the upper surface of the hook portion 10 is restored. Side to engage.
[0024]
As described above, the regulating member K provided on the hook portion 10 is provided so as to abut the locking arm 2 at a position close to the pivot fulcrum S as shown in FIG. It is desirable to increase the length from the portion that abuts on the K to the space c into which the clothesline R is fitted in order to effectively use the elasticity imparted to the locking arm 2.
[0025]
As shown in FIG. 7, the locking arm 2 may be formed as a single arm having a bent portion a in the middle. In this case, as shown in FIG. 8, the hook portion 10 is cleaved into a widthwise middle portion thereof from the middle portion of the arm-shaped locking arm 2 at the rotation end side. And the locking arm 2 is turned around the pivot S in the cleavage portion 10b.
[0026]
As shown in FIGS. 10 and 12, the locking arm 2 may be configured to be positioned on both left and right sides of the hook portion 10 and to be arranged in two rows.
[0027]
At this time, the distance between the pair of arm-shaped locking arms 2 arranged in parallel is set in the space c formed between the corner b on the inner peripheral side of the bent part a and the upper surface of the hook part 10. When the gantry R is guided, the gantry R is bent so as to straddle the upper surface of the hook portion 10 and is pressed so as to wind around the hook portion 10. In order to secure the engagement, it is effective to set the interval corresponding to the diameter of the clothesline R to the interval width formed between the outer surface of the hook portion 10 and the inner surface of the locking arm 2.
[0028]
In addition, as described above, the clothesline R guided into the space c formed by the inner peripheral corner of the bent portion a of the intermediate portion of the locking arm 2 is moved by the bent portion a to the upper surface side of the hook portion 10. In the case of bending and press-fitting, the rotation range of the locking arm 2 by the restricting member K is regulated by the corner b on the inner peripheral side of the bent portion a forming the space c of the locking arm 2. However, as shown in FIG. 13, it may be limited to a position occupying below the upper surface of the hook portion 10 in a side view, and it is rather desirable to set the regulation by the regulating member K in this way.
[0029]
The restriction of the rotation range of the locking arm 2 by the restricting member K is achieved by providing the above-described hook portion 10 with a cleavage portion 10b in the widthwise middle portion and forming the locking arm 2 in the form of a single arm here. The same applies to the case of pivotally supporting the fulcrum S up and down. The space c formed by the corner portion on the inner peripheral side of the bent portion a may be set to remain at a position below the upper surface of the hook portion 10 in a side view.
[0030]
The locking arm 2 has a protruding portion 2a that protrudes outward from the hook portion 10 at the rotation end side thereof.
[0031]
When the hanger 1 is hooked on the clothesline R, the overhang 2a forms the space formed by the inner circumference of the bent portion a of the locking arm 2 and the upper surface of the hook portion 10 when the clothesline R is hooked. c, and is provided so as to protrude outside the hook portion 10 when the locking arm 2 is lowered by its own weight, and the clothesline R is attached to the overhang portion. By 2a, the clothesline R is guided to the space c via the space between the locking arm 2 and the outer surface of the hook portion 10.
[0032]
At this time, the clothesline R guided to the position along the outer peripheral surface of the hook portion 10 by the overhang portion 2a extends from the overhang portion 2a of the locking arm 2 to the bend portion a for guiding the same to the bend portion a. In the case where the locking arm 2 is formed of a material having elasticity, the interval formed between the portion and the outer peripheral surface of the hook portion 10 is zero to minus. You may.
[0033]
The locking arm 2 may be formed of a rigid body that does not bend. In this case, the regulating member K that regulates the rotation range of the locking arm 2 is formed of a spring material or an elastic material that elastically receives the locking arm 2 when the locking arm 2 comes into abutment. It is configured to incorporate a spring material so that the locking arm 2 abutted against the spring material is elastically rotated.
[0034]
The locking arm 2 has a hook portion 10 at the base end thereof, which is pivotally supported by the hook portion 10 by the connecting shaft 3, as shown in FIG. A short arm 2b is provided to oppose a portion that crosses the lumen, and when hooked on the clothesline P, the short arm 2b and the portion that crosses the hook portion 10 allow the clothespin P to be held. 1 to 3, the hook 10 may be pressed and engaged with the inner peripheral side of the hook portion 10, so that the hook portion 10 is engaged with the outer peripheral side of the hook portion 10. The clothesline R is engaged with the bent portion a of the stop arm 2, and the clothespin P is engaged with the inner peripheral side of the hook portion 10 and the locking arm 2.
[0035]
Next, an embodiment will be described.
FIG. 15 is a side view of a hanger for carrying out the present invention, wherein 1 is a hanger, 10 is a hook portion of the hanger 1, 11 is a main portion of the hanger 1, and 2 is a connecting shaft 3 vertically moving the hook portion 10 of the hanger 1. The locking arm K, which is assembled so as to rotate, is a regulating member formed on the hook portion 10 so as to restrict the upward rotation of the locking arm 2 about the connecting shaft 3 within a predetermined range. .
[0036]
The main part 11 of the hanger 1 is formed of a synthetic resin material, and the lower end side of the rising part 10a of the hook part 10 separately formed of a synthetic resin material is fitted into a shaft cylinder part 12 formed on the top thereof. It is assembled in a normal form by connecting it together. A shaft hole 100 is formed in the hook portion 10 at the free end side of the hook portion 10 for inserting the connecting shaft 3 for pivotally supporting the locking arm 2 vertically. A restricting member K for restricting, at a predetermined position, a range of upward rotation of the locking arm 2 supported by the connecting shaft 3 inserted into the shaft hole 100 is a free end of the hook portion 10. It is formed on the side near the shaft hole 100.
[0037]
The locking arm 2 is formed in a single arm shape from a synthetic resin material, and the synthetic resin material is a resin material having elasticity so that the formed locking arm 2 bends.
[0038]
Then, the locking arm 2 formed into a single arm shape is formed by bending an intermediate portion in a longitudinal direction thereof into a crank shape, so that the first portion in the direction from the base end portion to the rotation end portion is formed. A bent portion a is formed by a portion bent downward, and a space c is formed by a corner portion on the inner peripheral side of the bent portion a. The overhang 2a is formed with the end.
[0039]
The bent portion a is supported by a connecting shaft 3 in which the base end of the locking arm 2 is fitted into the above-described shaft hole 100 provided in the hook portion 10, and is upwardly centered on the connecting shaft 3. In a state in which the upper portion of the bent portion a is rotated and abutted against the regulating member K and its upward rotation is regulated, as shown by a chain line I in FIG. However, the space c formed by the corner portion b on the inner peripheral side is arranged and formed so as to occupy a position lowered from the upper surface side of the hook portion. Thus, the clothesline R fitted into the space c is bent so as to wind around the outer surface of the hook portion 10.
[0040]
Further, the locking arm 2 in this embodiment has a configuration in which the hook portion 10 is arranged on both left and right sides of the hook portion 10 so as to sandwich the hook portion 10 from both right and left sides, and is arranged in a pair. The connecting shaft 3 is pivotally supported on the hook portion 10 and the rotating end side is integrally connected by a connecting member, so that it operates as an integral locking arm 2.
[0041]
When hanging the laundry on the main body 11 of the hanger 1 and hooking the laundry on the clothesline R, the hanger 1 of the embodiment has a back side opposite to the free end side of the hook 10 as shown in FIG. The hanger 1 is brought close to the clothesline R in a state of approaching the clothesline R as a state facing the rope R, and the overhanging portion 2a projecting to the back side of the hook portion 10 is put on the clothesline R. By lowering, the clothesline R is bent upward while rotating upward so as to push up the locking arm 2, passing between the lowered portion of the bent portion a of the locking arm 2 and the outer surface side of the hook portion 10. As shown in FIG. 19, the clothesline R is bent into the bending arm 2 by fitting the hanger 1 downward strongly into the space c formed by the corner portion inside the portion a. The inner hanger of the part a is pressed against the upper surface of the hook part 10 to hang the hanger 1 on the clothesline R. It becomes the engaged state.
[0042]
If the hanger 1 is pushed up by holding down the clothesline R from this state, the hanger 1 from which the clothesline R has escaped comes off the clothesline R.
[0043]
Next, FIG. 20 shows another embodiment. In the hanger 1 of this example, a short arm 2b is formed at the base end side of the locking arm 2 assembled to the hook portion 10 thereof in a V-shape with respect to a portion of the locking arm 2 that crosses the lumen of the hook portion 10. This is an example in which they are integrally connected.
[0044]
The hanger 1 of this example is hooked in a state of being attached to the clothesline R by the same operation as that of the above-described embodiment, and also has a V-shaped part by the operation shown in FIGS. 21 and 22. As a result, the locking arm 2 holding the clothesline P pushes out the clothesline due to its elasticity and presses and engages the inner peripheral surface of the hook portion 10. You will be hooked as a wearing state.
[0045]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the hanger locking device can be hung in an engaged state by a simple operation of merely hooking the hanger to the clothesline. Further, when a short arm 2b is provided at the base end side of the locking arm so that a portion crossing the hook portion 10 forms a V-shape, the hook arm 10 can be hooked to the clothesline P in an engaged state. become.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a conventional hanger locking device for a clothesline.
FIG. 2 is an explanatory diagram of the operation of the above.
FIG. 3 is an explanatory view of a state where the clothespin is engaged with the clothespin.
FIG. 4 is a side view of a conventional hanger locking device for a clothesline.
FIG. 5 is a side view of a main part of a hanger equipped with a locking device for a clothesline according to the present invention.
FIG. 6 is a side view of a main part of the hanger in which the pivoting position of the locking arm of the locking device is changed.
FIG. 7 is a longitudinal sectional side view of a hanger locking device according to the present invention.
FIG. 8 is a perspective view of the locking device.
FIG. 9 is a vertical side view of the locking device hooked on a clothesline.
FIG. 10 is a side view of an example in which the locking arms of the locking device are arranged in a pair.
FIG. 11 is a plan view of the locking device.
FIG. 12 is a perspective view of the locking device.
FIG. 13 is a side view of another example of the locking device.
FIG. 14 is still another side view of the locking device.
FIG. 15 is a side view of a hanger used by the locking device.
FIG. 16 is an explanatory diagram of the operation of the above.
FIG. 17 is an explanatory view of an initial step when the locking device is hooked on a clothesline.
FIG. 18 is an explanatory diagram in the middle of the above process.
FIG. 19 is an explanatory diagram at the end of the above process.
FIG. 20 is a side view of the hanger of another embodiment of the above.
FIG. 21 is an explanatory view of an initial stage of a process of hanging on a clothesline of the hanger.
FIG. 22 is an explanatory view of the end of the hanger process.
[Explanation of symbols]
P: clothes rod, R: clothes line, S: shaft fulcrum, K: regulating member, a: bent portion, b: corner portion, c: space, r: eye hole, 1: hanger, 10: hook portion, 10a: upright portion, 10b: cleaved portion, 100: shaft hole, 11: main body portion, 12: shaft cylinder portion, 2 ... locking arm, 2a ... projecting portion, 2b ... short arm, 20 ... upper side arm, 21: lower arm, 3: connecting shaft.