JP2004023240A - 画像処理装置および画像処理装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体 - Google Patents
画像処理装置および画像処理装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004023240A JP2004023240A JP2002172592A JP2002172592A JP2004023240A JP 2004023240 A JP2004023240 A JP 2004023240A JP 2002172592 A JP2002172592 A JP 2002172592A JP 2002172592 A JP2002172592 A JP 2002172592A JP 2004023240 A JP2004023240 A JP 2004023240A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- image data
- output
- output mode
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Record Information Processing For Printing (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
【課題】スキャン入力した画像を自機とネットワークに接続された他のデジタル複写機により自由にプリントし、また自機とネットワークに接続された他のデジタル複写機のボックスに自由に格納して、自機でコピーした文書を後に別複写機で追加部数プリント出力すること。
【解決手段】デジタル複写機1002は、スキャン入力された画像データを自機にてプリント出力させる第1の出力モード、前記画像データをボックスに記憶保持させる第2の出力モード、前記画像データを他のデジタル複写機1003にて自動的にプリント出力させる第3の出力モード、前記画像データを他のデジタル複写機1003のボックスにて記憶保持させる第4の出力モードのいずれか1つ又は複数を実行する構成を特徴とする。
【選択図】 図10
【解決手段】デジタル複写機1002は、スキャン入力された画像データを自機にてプリント出力させる第1の出力モード、前記画像データをボックスに記憶保持させる第2の出力モード、前記画像データを他のデジタル複写機1003にて自動的にプリント出力させる第3の出力モード、前記画像データを他のデジタル複写機1003のボックスにて記憶保持させる第4の出力モードのいずれか1つ又は複数を実行する構成を特徴とする。
【選択図】 図10
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の通信媒体を介して他の画像処理装置と通信可能であって、画像メモリを備えたデジタル複写機等の画像処理装置および画像処理装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スキャナから読み取った画像データや、ホストコンピュータからネットワークを介して送られてきたPDLデータをビットマップに展開した画像データを複写機内のハードディスクなどのメモリに一旦記憶し、そのメモリから任意の原稿の画像データを繰り返し読み出してプリントアウトする機能を備えたデジタル複写機が知られている。
【0003】
これらデジタル複写機には、ステイプル,パンチ穴開け,折り,製本とじ等のフィニッシング機能を搭載したフィニッシャを接続することができ、それらフィニッシングの設定や両面等の画像の割り付けなどを画像の保存と同時にジョブ属性としてメモリに保存しておき、画像の入力とは非同期にこれらジョブ情報に基づきプリント出力するボックス機能を有するものもある。このボックス機能は、同じ文書を定期的にコピーしたい場合などに便利である。
【0004】
また、上記のデジタル複写機がネットワーク上に複数存在する場合においては、スキャンした画像を他のデジタル複写機に送信してプリントするリモートコピー機能を備えたデジタル複写機も存在する。
【0005】
このリモートコピー機能は、大量ページの文書を大量部数プリントする場合などに、そのプリント出力結果を必要とする場所に近い複写機にプリントできるため、出力結果を運ぶ手間を省くことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ボックス機能に関しては何度も同じプリント出力結果を得ることができるが、その複写機にしか画像が入っていないため、追加でプリントする場合にその画像の入った複写機まで出向かなければならず非常に不便であるという問題があった。
【0007】
また、リモートコピー機能に関しては、追加でもう何部か欲しいといった場合には、再度原稿をスキャンしなおさなければならず、非常に不便であるという問題があった。
【0008】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、スキャン入力され第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データを画像出力手段にてプリント出力させる第1の出力モード、前記画像データを第2の画像記憶手段に記憶保持させる第2の出力モード、前記画像データを前記他の画像処理装置にて自動的にプリント出力させる第3の出力モード、前記画像データを前記他の画像処理装置にて記憶保持させる第4の出力モードのいずれか1つ又は複数を設定し、前記第1の出力モードが設定された場合、前記スキャン入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データを前記画像出力手段にてプリント出力させ、前記第2の出力モードが設定された場合、スキャン入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させ、前記第3の出力モード又は/及び第4の出力モードが設定された場合、前記スキャン入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データに対して設定された出力モードを示す情報を付加して前記他の画像処理装置に送信し、他の画像処理装置より受信した画像データに前記第3の出力モードを示す情報が付加されていた場合、前記画像データを前記画像出力手段により自動的にプリント出力させ、前記第4の出力モードを示す情報が付加されていた場合、前記画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させることにより、スキャン入力した画像を自機とネットワークに接続された他のデジタル複写機により自由にプリントすることができ、また自機とネットワークに接続された他のデジタル複写機のボックスに自由に格納して、自機でコピーした文書を後に別複写機で追加部数プリント出力することができる画像処理装置および画像処理装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の発明は、所定の通信媒体(図10に示すネットワーク1001)を介して他の画像処理装置(図10に示すデジタル複写機1003)と通信可能な画像処理装置(図10に示すデジタル複写機1002)において、画像データを入力する画像入力手段(図1に示すリーダ部103,コンピュータインタフェース部106)と、前記画像入力手段により入力され画像データを一時的に記憶する第1の画像記憶手段(図5に示す画像メモリ107のテンポラリ領域501)と、前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶された画像データを記憶保持可能な第2の画像記憶手段(図5に示す画像メモリ107のボックス領域502)と、前記画像入力手段により入力されて前記第1の画像記憶手段に記憶された画像データ又は前記第2の画像記憶手段から読み出されて前記第1の画像記憶手段に記憶された画像データをプリント出力可能な画像出力手段(図1に示すプリンタ部104)と、前記画像入力手段により入力されて前記第1の画像記憶手段に記憶される画像データを前記画像出力手段にてプリント出力させる第1の出力モード、前記画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させる第2の出力モード、前記画像データを前記他の画像処理装置にて自動的にプリント出力させる第3の出力モード、前記画像データを前記他の画像処理装置にて記憶保持させる第4の出力モードのいずれか1つ又は複数を設定する出力先設定手段(図11,図12に示す画面)と、前記出力設定手段により設定された出力モードの実行を制御するものであり、前記第3の出力モード又は/及び第4の出力モードが設定された場合、前記第1の画像記憶手段に記憶された画像データに対して、前記出力先設定手段により設定された出力モードを示す情報を付加して前記他の画像処理装置に送信する制御手段(図1に示す制御部108)とを有することを特徴とする。
【0010】
本発明に係る第2の発明は、前記画像入力手段(図1に示すリーダ部103,コンピュータインタフェース部106)は、原稿を読み取ることによる画像データの入力,前記所定の通信媒体を介して受信することによる画像データの入力を含むものであり、前記制御手段は、前記他の画像処理装置より受信した画像データに前記第3の出力モードを示す情報が付加されていた場合、前記画像データを前記画像出力手段により自動的にプリント出力させ、前記画像データに前記第4の出力モードを示す情報が付加されていた場合、前記画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る第3の発明は、前記出力先設定手段により前記第3の出力モード又は/及び第4の出力モードを設定する場合、前記所定の通信媒体を介して通信可能な複数の画像処理装置からいずれかの画像処理装置を選択することを特徴とする。
【0012】
本発明に係る第4の発明は、所定の通信媒体を介して他の画像処理装置と通信可能であって、画像データを入力する画像入力手段と、前記画像入力手段により入力された画像データを一時的に記憶する第1の画像記憶手段と、前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶された画像データを記憶保持可能な第2の画像記憶手段と、前記画像入力手段により入力されて前記第1の画像記憶手段に記憶された画像データ又は前記第2の画像記憶手段から読み出されて前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶された画像データをプリント出力可能な画像出力手段とを有する画像処理装置の制御方法において、前記画像入力手段により入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データを前記画像出力手段にてプリント出力させる第1の出力モード、前記画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させる第2の出力モード、前記画像データを前記他の画像処理装置にて自動的にプリント出力させる第3の出力モード、前記画像データを前記他の画像処理装置にて記憶保持させる第4の出力モードのいずれか1つ又は複数を設定する出力先設定工程(図13のステップS1301以前の図示しないステップ)と、前記第1の出力モードが設定された場合、前記画像入力手段により入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データを前記画像出力手段にてプリント出力させる第1のプリント出力工程(図13のステップS1305)と、前記第2の出力モードが設定された場合、前記画像入力手段により入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させる第1の保持工程(図13のステップS1307)と、前記第3の出力モード又は/及び第4の出力モードが設定された場合、前記画像入力手段により入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データに対して前記出力先設定手段により設定された出力モードを示す情報を付加して前記他の画像処理装置に送信する送信工程(図13のステップS1303)とを有することを特徴とする。
【0013】
本発明に係る第5の発明は、前記画像入力手段は、原稿を読み取ることによる画像データの入力,前記所定の通信媒体を介して受信することによる画像データの入力を含むものであり、前記他の画像処理装置より受信した画像データに前記第3の出力モードを示す情報が付加されていた場合、前記画像データを前記画像出力手段により自動的にプリント出力させる第2のプリント出力工程(図13のステップS1403)と、前記他の画像処理装置より受信した画像データに前記第4の出力モードを示す情報が付加されていた場合、前記画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させる第2の保持工程(図13のステップS1405)とを有することを特徴とする。
【0014】
本発明に係る第6の発明は、請求項4又は5に記載された画像処理装置の制御方法を実行するためのプログラムであることを特徴とする。
【0015】
本発明に係る第7の発明は、請求項4又は5に記載された画像処理装置の制御方法を実行するためのプログラムを記憶媒体にコンピュータが読み取り可能に記憶させたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態を示す画像処理装置を適用可能なデジタル複写機の構成を示すブロック図である。
【0017】
図において、本実施形態のデジタル複写機は、デジタル複写機本体101と画像入出力制御部105で構成される。
【0018】
デジタル複写機本体101は、操作部102、リーダ部103、プリンタ部104から構成される。操作部102は、デジタル複写機本体101及び画像入出力制御部105を操作するために使用する。リーダ部103は、原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データをプリンタ部104及び画像入出力制御部105へ出力する。プリンタ部104は、リーダ部103及び画像入出力制御部105からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。
【0019】
画像入出力制御部105は、リーダ部103に接続されており、コンピュータインタフェース部106、画像メモリ107、制御部108、バックアップRAM110から構成される。
【0020】
コンピュータインタフェース部106は、パーソナルコンピュータ又はワークステーション(PC/WS)によって構成されるプリントサーバ(PC/WS)109と制御部108の間のインタフェースであり、PC/WS109から転送された画像を表すコードデータ(PDL)をプリンタ部104で記録できる画像データに展開して制御部108に渡す。なお、コンピュータインタフェース部106とPC/WS109は、イーサネット(登録商標)等のネットワークで接続されていてもよい。
【0021】
制御部108は、CPU,ROM,RAM等により構成され、CPUがROM又は他の記憶媒体に格納されたプログラムを実行して、リーダ部103,コンピュータインタフェース部106,画像メモリ107等のそれぞれの間のデータの流れを制御するものであり、その詳細については後述する。
【0022】
バックアップRAM110は、電源を落としても消去されないメモリであり、デジタル複写機本体101及び画像入出力制御部105においてバックアップしておかなければならないデータを保存しておくものである。
【0023】
また、PC/WS109は、図示しないCPU,ROM,RAM等を有し、CPUがROM又は他の記憶媒体に格納されたプログラムを実行して、各種処理を行うことができる。
【0024】
図2は、図1に示したリーダ部103及びプリンタ部104の構成を示す断面図であり、特にプリンタ部104にフィニッシャが装着された場合を示す。
【0025】
図において、201は原稿給送装置で、原稿を先頭順に1枚ずつプラテンガラス202上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス202上の原稿を排出するものである。原稿がプラテンガラス202上に搬送されると、ランプ203を点灯し、そしてスキャナユニット204の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー205、206、207、及びレンズ208によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)209へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCD209によって読み取られる。
【0026】
221はレーザドライバで、レーザ発光部210を駆動するものであり、出力画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部210に発光させる。このレーザ光は感光ドラム211に照射され、感光ドラム211にはレーザ光に応じた潜像が形成される。
【0027】
この感光ドラム211の潜像の部分には現像器212によって現像剤が付着される。カラー機の場合は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の4色分現像器が装着される。そして、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット213及びカセット214、手差し給紙段227のいずれかから記録紙を給紙して転写部215へ搬送し、感光ドラム211に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗った記録紙は定着部216に搬送され、定着部216の熱と圧力により現像剤は記録紙に定着される。
【0028】
定着部216を通過した記録紙は排出ローラ217によって排出され、また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ217のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ217の回転方向を逆転させ、フラッパ218によって再給紙搬送路219へ導く。再給紙搬送路219へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写部215へ給紙される。
【0029】
また、Z折りユニット226が本体に装備されている場合には、Z折りユニットへ記録紙が搬送され、操作部102からの操作に応じてZ折りが行われる。
【0030】
さらに、フィニッシャ220が装備されている場合、排出された記録紙を束ねて記録紙の仕分けをしたり、ユーザからの指定に応じてパンチャ223で記録紙のパンチが、ステイプラ224でステイプルがそれぞれ行われる。
【0031】
また、サドルステッチャ225を使用すると、記録紙の中央部をステッチし、その中央部を折ることにより記録紙が製本される。インサータ222では、予め印刷された記録紙を、表紙や合紙として給紙することが可能となり、プリンタ部の記録紙経路を通すことがないため用紙を傷めず搬送することができる。サドルステッチャ225を使用しないジョブは、排紙口231を通り、可動トレイ228、229のどちらかに排出される。可動トレイ228と229は両方共上下に動作することができ、可動トレイ228に出力する場合には可動トレイ228が排紙口231の位置まで降りる。サドルステッチャ225を使用するジョブは、排紙口232を通り、製本トレイ230に排出される。
【0032】
図3は、図1に示した操作部102のキー配列を示す平面図である。
【0033】
図において、301は電源スイッチであり、デジタル複写機本体101および画像入出力制御部105への通電を制御する。302は予熱キーであり、予熱モードのON/OFFに使用する。303はコピーAモードキーであり、複数の機能の中からコピーAモードを選択するときに使用する。304はコピーBモードキーであり、複数の機能の中からコピーBモードを選択するときに使用する。コピーA及びコピーBとは、各々同じコピー機能であるが、片方のコピーのスキャナ読み込みが終了している場合は次のコピーの入力ができるため、敢えてユーザに分かりやすくするために二つのコピーに分けている。
【0034】
305はメールボックスキーであり、複数の機能の中からメールボックスモードを選択するときに使用する。メールボックス機能とは、ユーザ個人や部署毎に複写機内のメモリに記憶領域を持ち、そこにPDLやスキャン画像を入れておき、好きなときに出力する機能である。306は拡張キーであり、PDLに対する操作を行うときに使用する。これら303〜306は、後述するLCD316の各々の機能画面を呼び出すときにも使用され、LCD316の表示により各々のジョブの状況を見ることができる。
【0035】
307はコピースタートキーであり、コピーの開始を指示するときに用いるキーである。308はストップキーであり、コピーを中断したり、中止したりするときに用いるキーである。309はリセットキーで、スタンバイ中は標準モードに復帰させるキーとして動作する。310はガイドキーであり、各機能を知りたいときに使用するキーである。
【0036】
311はユーザモードキーであり、ユーザがシステムの基本設定を変更するときに使用する。312は割り込みキーであり、コピー中に割り込みしてコピーしたいときに用いる。313はテンキーであり、数値の入力を行うときに使用する。314はクリアキーであり、数値をクリアするときに用いる。315はIDキーであり、複写機を使用する場合にIDの入力モードに移行するときに使用する。
【0037】
316は、液晶画面とタッチセンサの組合せからなるLCDタッチパネル(操作パネル)であり、各モード毎に個別の設定画面が表示され、さらに、描画されたキーに触れることで、各種の詳細な設定を行うことが可能である。また、各々のジョブの動作状況表示なども行う。317は、ネットワークの通信状態を示すタリーランプであり、通常は緑色で、通信しているときは緑色で点滅し、ネットワークエラーの場合には赤色になる。
【0038】
図4は、図3に示した操作パネル316のコピー標準画面を示した模式図であり、本実施形態の画像処理装置では、電源投入時にデフォルトとしてコピー標準画面で起動するようになっている。
【0039】
図において、401はメッセージラインであり、コピージョブの状態をメッセージで表示する。402は倍率表示であり、設定された倍率やコピーモードによって自動的に決められる倍率をパーセントで表示する。403は用紙サイズ表示であり、選択された出力用紙を表示し、自動用紙選択が設定されている場合にはオート用紙というメッセージを表示する。
【0040】
404は置数表示であり、何枚コピーするかを示す。405は縮小キーであり、縮小コピーを行いたい場合に使用する。406は等倍キーであり、縮小や拡大が設定されている場合に等倍に戻したいときに使用する。407は拡大キーであり、拡大コピーを行いたい場合に使用する。408はズームキーであり、細かい単位で倍率を設定して縮小コピーや拡大コピーを行いたい場合に使用する。
【0041】
409は用紙選択キーであり、出力用紙を指定する場合に使用する。410はソータキーであり、ソートやステイプルのモードを設定する場合に使用する。411は両面キーであり、両面モードを設定する場合に使用する。
【0042】
412は濃度表示で、現在の濃度が分かるようになっており、左側が濃度が薄く、右側が濃度が濃いことを示す。また、濃度表示412は、うすくキー413、こくキー415と連動して表示が変化するようになっている。うすくキー413は、濃度を薄くしたい場合に使用する。こくキー415は、濃度を濃くしたい場合に使用する。414は自動キーであり、自動的に濃度を決定するモードを使用する場合に使用する。
【0043】
416は文字キーであり、文字原稿をコピーするのに適した濃度に自動的に設定する文字モードを設定する場合に使用する。417は文字/写真キーであり、写真が混在した原稿をコピーするのに適した濃度に自動的に設定する文字/写真モードを設定する場合に使用する。418は応用モードキーであり、コピー標準画面で設定できない様々なコピーモードを設定する場合に使用する。
【0044】
419はプリント状況キーであり、現在このデジタル複写機本体101で行われているプリントの状況やジョブ履歴を見たい場合に使用する。このプリント状況キー419は、コピー標準画面だけではなく、常にこの位置に現れており、いつでもこのキーを押すことによりプリント状況を見ることができるようになっている。
【0045】
420は出力先設定キーであり、スキャンした画像をどこに出力するかを選択する場合に使用する。この出力先設定キー420を押下すると、後述する図11に示す出力先選択画面に遷移する。なお、出力先としては、自機のプリンタエンジン(図1に示したプリンタ部104)、後述する図5に示す自機のボックス、同じネットワークに接続されている他機のプリンタエンジン(後述する図10に示すデジタル複写機1003のプリンタエンジン)、他機のボックス(後述する図10に示すデジタル複写機1003のボックス)が設定できる。プリンタエンジンとボックスは同時に設定することができ、例えば自機のプリンタエンジンと他機のボックスに送る場合には421のような表示となる。ローカルは自機のことで、リモート1というのは他機の名前である。
【0046】
図5は、図1に示した画像メモリ107の論理的な使用方法を示した模式図である。
【0047】
図に示すように、本実施形態において、画像メモリ107は、使用用途に応じてハードディスク等の画像メモリの記憶領域をテンポラリ領域501とボックス全体領域502に論理的に分けられる。
【0048】
テンポラリ領域501は、画像データの出力順序を変えたり、複数部出力においても一回のスキャンで出力ができるようにするために、PDLの展開データやスキャナからの画像データを一時的に記憶する記憶領域である。ボックス全体領域502はボックス機能を使用するための記憶領域であり、503〜507のように登録された数の小さな記憶領域(ボックス領域1,2,3,4,……)に分割されている。ボックス領域(以下ボックス)503〜507は、各ユーザや会社などの部署毎に割り当てられ、各ボックスにはボックス名とパスワードを付けることができる。ユーザはボックスを指定することでPDLジョブやスキャンジョブを各ボックスに入力することができ、パスワードを入力することで実際にボックスの中を見たり、設定変更やプリント出力を行う。
【0049】
図6(a),(b)は、本発明の画像処理装置における第1,2の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、ボックス登録処理手順に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図1に示した制御部108,ホストコンピュータ(PC/WS)109のCPU等によりROM又は他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて実行される。また、図中のS601〜S609は各ステップを示す。
【0050】
なお、ボックスへの登録は、ホストコンピュータ109からのPDL画像と、スキャナ(リーダ部103)からのスキャン画像の登録があり、図6(a)はホストコンピュータ109からのPDL画像登録手順(第1の制御処理手順)に対応し、図6(b)はスキャナ(リーダ部103)からのスキャン画像登録手順(第2の制御処理手順)に対応する。
【0051】
まず、図6(a)を参照して、PDL画像を登録する場合について説明する。
【0052】
PDL画像を登録する場合、図6(a)に示すように、ステップS601では、図1に示したPC/WS109上でユーザがプリント設定を行い、ステップS602に進む。このプリント設定内容は、部数,用紙サイズ,拡大縮小率,片面/両面,ページ出力順序,ソート出力,ステイプル止めの有無等である。
【0053】
ステップS602では、PC/WS109上でボックス番号を設定することで、画像メモリ107のボックス全体領域502内の領域(ボックス503〜507)が指定され、ステップS603に進む。例えば、ボックス番号が「1」と指定されると、ボックス全体領域502内のボックス503が指定されることなる。
【0054】
ステップS603では、PC/WS109上で印刷指示を与え、それと共にPC/WS109上にインストールされているドライバソフトウェアが印刷対象となるコードデータをいわゆるPDLデータに変換して、ステップS601で設定したプリント設定パラメータとともに、本画像処理装置の画像入出力制御部110にPDLデータを転送し、ステップS604に進む。
【0055】
ステップS604では、転送されたPDLデータを画像データに展開(ラスタライズ)する。画像データの展開が完了するとステップS605に進む。
【0056】
ステップS605では、展開された画像データを画像メモリ107のボックス全体領域502に順次記録(格納)する。例えばボックス番号が「1」のときは、ボックス領域503内に記憶される。またここでは、ステップS601で設定したプリント設定パラメータもボックス503に記録される。なお、ボックス番号が「2」,「3」のときはそれぞれボックス504,505に記憶される。この格納処理を終了すると、PDL画像登録処理を終了する。
【0057】
次に、図6(b)を参照して、スキャン画像を登録する場合について説明する。
【0058】
スキャン画像を登録する場合は、図6(b)に示すように、まずステップS606で、操作部102から画像を入力するボックス番号を指定し、ステップS607に進む。
【0059】
ステップS607では、操作部102から画像処理等のスキャン設定を指定し、ステップS608に進む。
【0060】
ステップS608では、操作部102からスキャンスタートの指示を出すことで、リーダ部103で原稿を読み取りステップS609に進む。
【0061】
ステップS609では、ステップS608で読み取った画像をステップS606で指定したボックス領域に格納し、スキャン画像登録処理を終了する。
【0062】
図7は、図3に示した操作パネル102のボックスキー305を押下した場合にLCD316に表示されるボックス選択画面の一例を示す模式図である。
【0063】
図において、701はそのボックス番号701a,ボックス名701b,画像メモリ107のボックス全体領域502に対してそのボックスがどれだけ容量をとっているかの情報701cを表示する領域である。なお、ボックス番号701aを押下すると、図8に示すパスワード入力画面に遷移する。
【0064】
702,703はそれぞれ下スクロールキー,上スクロールキーであり、領域701の表示を越える数のボックスが登録されているときに、画面をスクロールする場合に使用する。
【0065】
図8は、図7に示したボックス番号701aを押下した場合にLCD316に表示されるボックスパスワード入力画面の一例を示す模式図である。
【0066】
図において、803はパスワード表示領域であり、操作部102のテンキー313等から入力されるボックスのパスワードを伏せ文字で表示する。
【0067】
801は取消キーで、パスワード入力をキャンセルして、図7に示したボックス選択画面に戻る。802はOKキーで、このキーを押下することで、入力したパスワードの確定となり、パスワードの検証が行われる。
【0068】
この検証により、入力されたパスワードが正しいと判断された場合には、図9に示すボックス内画面に遷移し、各ボックスにアクセスできるようになる。一方、入力されたパスワードが誤りである場合には、図示していない警告画面に遷移し、ボックスにはアクセスすることはできない。
【0069】
図9は、図8に示したボックスパスワード入力画面により入力されたパスワードが正しい場合にLCD316に表示されるボック内画面の一例を示す模式図である。
【0070】
図において、901はボックス内のファイルリストであり、各ファイルの登録日時、ファイル名がリスト表示される。ファイルを選択するにはファイル名901aを押下し、現在選択されているファイルは反転表示される。これはトグル動作になっており、一度選択したファイル名901aをもう一度押下すると、選択が解除される。
【0071】
902は選択されたファイルの選択順序を示す表示であり、この図9に示す例の場合には、ファイル名5,ファイル名1,ファイル名4の順に選択されている。この選択順はそのまま結合保存したときのファイル順序となる。
【0072】
903はスキャンキーであり、現在開いているボックスにスキャナから画像を入力する場合に使用し、図示しないスキャンの設定画面に遷移する。904はプリントキーであり、ファイルリスト901で選択しているファイルをプリントする場合に使用する。
【0073】
905は移動キーであり、このボックス内のファイルを他のボックスに移動する場合に使用する。905は移動キーを押下すると、図11に示す出力先選択画面に遷移する。
【0074】
906は消去キーであり、ファイルリスト901で選択しているファイルを消去する場合に使用する。907は全選択キーであり、ファイルリスト901に表示されているファイルを全部選択する場合に使用する。この全選択キー907により全選択した場合には、選択順序はファイルリスト901の表示順となる。
【0075】
908,909はそれぞれ下スクロールキー,上スクロールキーであり、ファイルリスト901の表示を超える数のファイルが登録されているときに、画面をスクロールする場合に使用する。910は閉じるキーであり、図8に示したボックスパスワード入力画面に戻るときに使用する。
【0076】
図10は、本発明の画像処理装置の一実施形態における出力先選択機能を説明する模式図である。
【0077】
本実施形態においては、スキャンした画像の出力先を、自機のプリンタエンジン、自機のボックス、他機のプリンタエンジン、他機のボックスとしている。従って、例としてイーサネット(登録商標)等のネットワーク1001にデジタル複写機1002(図1に示したデジタル複写機本体101と画像入出力制御部105で構成される)とデジタル複写機1003(図1に示したデジタル複写機本体101と画像入出力制御部105で構成される)が接続されている環境を考える。もちろん、さらに複数のデジタル複写機がネットワーク1001に接続されていてもよいし、単なるネットワークプリンタが接続されていてもよい。
【0078】
図に示す環境において、まずデジタル複写機1002で原稿1004をスキャンする(S1007)。本実施形態において、このスキャンされた画像は次の4つの出力先がある。
【0079】
・自機のプリンタにプリント出力(S1008)
・自機のボックスに格納(S1009)
・ネットワーク1001を介して、他機のプリンタにプリント出力(S1010)
・ネットワーク1001を介して、他機のボックスに格納(S1011)
なお、図10において、1005は、自機のプリンタでプリント出力された用紙であり、1006は、ネットワーク1001を介して他機のプリンタでプリント出力された用紙である。
【0080】
また、本実施形態において、上記4つの出力先はどれか1つを指定してもよいし、複数の出力先を指定してもよいし、4つ全ての出力先を指定してもよい。
【0081】
図11は、図4に示した出力先設定キー420を押下した場合にLCD316に表示される出力先選択画面の一例を示す模式図であり、この画面でスキャンした画像の出力先を選択することができる。
【0082】
図において、1101は自機とネットワークに接続された他機のリストであり、出力先選択状況、機械の状態、ネットワーク上でのマシン名等を表示する。状態欄101bには、機械が使用できる状態であれば「OK」と表示され、その他「プリント中」、「ウォームアップ中」、「ジャム」等、大雑把な状態を表示する。マシン名欄101cには、ユーザモードキー311から入ることのできるユーザモードのネットワーク設定にて、設定することができる。「Local」と表示されているのは自機であるため、ネットワーク上に見せるマシン名ではない。
【0083】
また、この出力先リスト1101は、リストの1つに触れることで選択することができる。選択されたリストは本実施形態ではグレー表示される。機械アイコン表示欄101a内の機械アイコンの前に「P」とあるのは、この機械がプリント出力先として設定されていることを示す。「B」と表示されている場合は、この機械がボックス格納先として設定されていることを示す。もちろん、「P」と「B」が両方設定することも可能である。
【0084】
即ち、ローカルマシン(Local)の機械アイコン表示欄101a内の機械アイコンの前に「P」と表示されている場合は、スキャン入力された画像データを自機にてプリント出力させる第1の出力モードが設定され、「B」と表示されている場合は、スキャン入力された画像データを自機のボックスに記憶保持させる第2の出力モードが設定される。
【0085】
さらに、リモートマシン(Remote1,2,3,4,……)の機械アイコン表示欄101a内の機械アイコンの前に「P」と表示されている場合は、スキャン入力された画像データを選択されたリモートマシンにてプリント出力させる第3の出力モードが設定され、「B」と表示されている場合は、スキャン入力された画像データを選択されたリモートマシンのボックスに記憶保持させる第4の出力モードが設定される。
【0086】
なお、上記第1〜第4の出力モードは、複数重複して設定することが可能である。
【0087】
1102は下スクロールキー、1103は上スクロールキーであり、ネットワークに接続されている他機が出力先リストの1画面で表示できるリスト数を超える場合に、出力先リストを上下にスクロールするときに使用する。1104はキャンセルキーであり、現在設定されている状態でこの画面を抜ける場合に使用する。
【0088】
1105は選択キーであり、出力先リスト1101で選択されている機械に対して出力先設定を行う場合に使用する。この選択キー1105を押下すると、図12の出力先詳細選択画面に遷移する。
【0089】
図12は、図11に示した選択キー1105を押下した場合にLCD316に表示される出力先詳細選択画面の一例を示す模式図であり、この画面では、図11の出力先選択画面で選択された機械に対しての設定を行うことができる。
【0090】
図において、1201はこの機械でプリントを行うかどうかの設定であり、ON/OFFがトグル表示となっている。1202はボックス選択キーであり、この機械のボックスに格納したい場合に押下し、格納先のボックスを指定する場合に使用する。ボックス選択キー1202を押下すると、図11で選択した機械のボックス情報を取得し、該取得した機械のボックス情報に基づいて図7に示したボックスリスト画面が表示される。但し、この画面から図7のボックスリストに入った場合は、ボックス番号を押下するとそのボックスを選択したことになり、この出力先詳細選択画面(図12)に戻るものとする。このとき、ボックス選択キー1202は設定されたという意味で反転表示される。
【0091】
1203はキャンセルキーであり、この画面での設定を無効にして図11に示した出力先選択画面に戻るときに使用する。1204はOKキーであり、この画面での設定を有効にして図11に示した出力先選択画面に戻るときに使用する。
【0092】
以下、図13,図14に示すフローチャートを参照して、本発明の画像処理装置におけるリモートプリント処理について説明する。
【0093】
図13は、本発明の画像処理装置における第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、リモートプリント処理の画像送信側の処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図10に示したデジタル複写機1002のCPU(図1に示した制御部108のCPU)がROM又は他の記憶媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、図中のS1301〜S1308は各ステップを示す。
【0094】
まず、ステップS1301では、原稿をスキャンし、画像データを画像メモリ107のテンポラリ領域501に入れ、ステップS1302に進む。
【0095】
ステップS1302では、他機へプリントするもしくは他機のボックスへ格納する(他機へ出力)設定(第3,第4の出力モードの設定)であるかを判断し、そのどちらか一方でも設定されていた場合(他機へ出力する場合)は、ステップS1303に進み、どちらも設定されていない場合(他機へ出力しない場合)には、そのままステップS1304に進む。
【0096】
ステップS1303では、ステップS1301でスキャンした画像データに対して図11,図12に示した画面にて設定された出力モードを示す情報を付加して他機へ送信し、ステップS1304に進む。
【0097】
ステップS1304では、自機にプリントする設定(第1,第2の出力モードの設定)であるかを判断し、自機にプリントする設定である場合は、ステップS1305に進み、そうでなければ、そのままステップS1306に進む。
【0098】
ステップS1305では、ステップS1301でスキャンした画像データを自機のプリンタエンジンにプリント出力し、ステップS1306に進む。
【0099】
ステップS1306では、自機のボックスに格納する設定であるかを判断し、自機のボックスに格納する設定である場合は、ステップS1307に進み、そうでなければ、ステップS1308に進む。
【0100】
ステップS1307では、ステップS1301でスキャンした画像データを画像メモリ107のテンポラリ領域501からボックス領域502に移動し、処理を終了する。
【0101】
一方、ステップS1308では、ステップS1301でスキャンした画像データを消去し、処理を終了する。
【0102】
なお、本実施形態では、全ての原稿をスキャンした後に他機へ送信したり、自機のプリンタエンジンにプリントしたりしているが、パフォーマンスを考えて1ページスキャンする度に送信やプリントを行うように構成してもよい。
【0103】
また、ステップS1301で原稿をスキャンする代りに、自機又は他のデジタル複写機のボックスから所望のファイルを1つ又は複数選択する処理を行うように構成してもよい。なお、他のデジタル複写機のボックスから所望のファイルを選択した場合は、ステップS1303の他機への画像送信では、そのファイルのあるデジタル複写機から出力を行うデジタル複写機へ直接送信させるように構成してもよいし、一旦自機で受信した後、出力する機器へ転送するように構成してもよい。
【0104】
また、ステップS1305の自機にてプリント出力では、選択したファイルのあるデジタル複写機から自機に送信させた後、出力するものとする。
【0105】
図14は、本発明の画像処理装置における第4の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、リモートプリント処理の画像受信側の処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図10に示した他のデジタル複写機1003のCPU(図1に示した制御部108のCPU)がROM又は他の記憶媒体に格納されたプログラムを実行する実現される。また、図中のS1401〜S1407は各ステップを示す。
【0106】
他のデジタル複写機から画像送信があると、まず、ステップS1401で、ネットワークから画像データを受信し、画像を画像メモリ107のテンポラリ領域501に入れ、ステップS1402に進む。
【0107】
ステップS1402では、ステップS1401で受信した画像データに対するジョブがプリントする設定である(受信した画像データに第3の出力モードが付加されている)か否かを判断し、プリントする設定である場合は、ステップS1403に進み、そうでなければ、そのままステップS1404に進む。
【0108】
ステップS1403では、ステップS1401で受信した画像をプリンタエンジン(プリンタ部104)にプリント出力し、ステップS1404に進む。
【0109】
ステップS1404では、ステップS1401で受信した画像に対するジョブがボックスに格納する設定(受信した画像データに第4の出力モードが付加されている)であるかを判断し、ボックスに格納する設定である場合は、ステップS1405に進み、そうでなければ、ステップS1406に進む。
【0110】
ステップS1405では、ステップS1401で受信した画像データを画像メモリ107のテンポラリ領域501からボックス領域502に移動(即ち、ボックス領域502)し、ステップS1407に進む。
【0111】
ステップS1406では、ステップS1401で受信した画像を消去し、ステップS1407に進む。
【0112】
ステップS1407では、送信元に依頼された処理が終了したことを通知し、処理を終了する。
【0113】
なお、本実施形態では、全ての画像を受信した後にプリンタエンジンにプリントしているが、パフォーマンスを考えて1ページスキャンする度にプリントを行うに構成してもよい。
【0114】
以上のように、スキャンした画像を自機とネットワークに接続された他のデジタル複写機に自由にプリントすることができ、自機とネットワークに接続された他のデジタル複写機のボックスに自由に格納することができるようになり、ユーザが欲しい画像を必要なときにプリントできるようになる。
【0115】
なお、上記各実施形態では、プリンタ部104が1ドラム系のレーザビーム方式である場合を例にして説明したが、複数ドラム系であっても、またレーザビーム方式以外の電子写真方式(例えばLED方式)でも、液晶シャッタ方式、インクジェット方式、熱転写方式、昇華方式でもその他のプリント方式であっても本発明は適用可能である。
【0116】
また、上記実施形態では、図10に示したデジタル複写機1002において原稿をスキャンして自機(デジタル複写機1002)又は他機(デジタル複写機1003)によりプリント出力,自機又は他機のボックスに格納する場合について説明したが、デジタル複写機1002にデジタルカメラ等を接続し、デジタルカメラから画像入力して自機又は他機によりプリント出力,自機又は他機のボックスに格納するように構成してもよい。
【0117】
さらに、PC/WS109のモニタ上に図4,図11,図12に示した画面を表示し、PC/WS109から出力した画像データをデジタル複写機1002により入力して、自機又は他機によりプリント出力,自機又は他機のボックスに格納するように構成してもよい。
【0118】
また、他機のボックスへの格納の代りに、ファイルサーバ等の所定のフォルダ(ディレクトリ)を指定して格納するように構成してもよい。
【0119】
さらに、上記各実施形態の構成を合わせた構成も本発明に含まれるものである。
【0120】
以下、図15に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像処理装置で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0121】
図15は、本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する模式図である。
【0122】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0123】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、インストールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0124】
本実施形態における図6(a),図6(b),図13,図14に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0125】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0126】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0127】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0128】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0129】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0130】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウエアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0131】
さらに、本発明を達成するためのソフトウエアによって表されるプログラムをネットワーク上のデータベースから通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0132】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像入力手段より入力され第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データを画像出力手段にてプリント出力させる第1の出力モード、前記画像データを第2の画像記憶手段に記憶保持させる第2の出力モード、前記画像データを前記他の画像処理装置にて自動的にプリント出力させる第3の出力モード、前記画像データを前記他の画像処理装置にて記憶保持させる第4の出力モードのいずれか1つ又は複数を設定し、前記第1の出力モードが設定された場合、前記スキャン入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データを前記画像出力手段にてプリント出力させ、前記第2の出力モードが設定された場合、スキャン入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させ、前記第3の出力モード又は/及び第4の出力モードが設定された場合、前記スキャン入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データに対して設定された出力モードを示す情報を付加して前記他の画像処理装置に送信し、また、他の画像処理装置より受信した画像データに前記第3の出力モードを示す情報が付加されていた場合、前記画像データを前記画像出力手段により自動的にプリント出力させ、前記第4の出力モードを示す情報が付加されていた場合、前記画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させるので、入力した画像を自機及び自機と通信媒体を介して通信可能な他の画像処理装置により自由にプリント出力することができ、また自機及び前記自機と通信媒体を介して通信可能な他の画像処理装置の第2の画像記憶手段(ボックス)に自由に格納して、ある画像処理装置でコピーした文書等のユーザが欲しい画像を、後の必要な時に、他の画像処理装置でも追加部数プリント出力することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す画像処理装置を適用可能なデジタル複写機の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したリーダ部及びプリンタ部の構成を示す断面図である。
【図3】図1に示した操作部のキー配列を示す平面図である。
【図4】図3に示した操作パネルのコピー標準画面を示した模式図である。
【図5】図1に示した画像メモリの論理的な使用方法を示した模式図である。
【図6】本発明の画像処理装置における第1,2の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】図3に示した操作パネルのボックスキーを押下した場合にLCDに表示されるボックス選択画面の一例を示す模式図である。
【図8】図7に示したボックス番号を押下した場合にLCDに表示されるボックスパスワード入力画面の一例を示す模式図である。
【図9】図8に示したボックスパスワード入力画面により入力されたパスワードが正しい場合にLCDに表示されるボック内画面の一例を示す模式図である。
【図10】本発明の画像処理装置の一実施形態における出力先選択機能を説明する模式図である。
【図11】図4に示した出力先設定キーを押下した場合にLCDに表示される出力先選択画面の一例を示す模式図である。
【図12】図11に示した選択キーを押下した場合にLCDに表示される出力先詳細選択画面の一例を示す模式図である。
【図13】本発明の画像処理装置における第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明の画像処理装置における第4の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する模式図である。
【符号の説明】
101,1002,1003 デジタル複写機
102 操作部
103 リーダ部
104 プリンタ部
105 画像入出力制御部
106 コンピュータインタフェース部
107 画像メモリ
108 バックアップRAM
109 PC/WS
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の通信媒体を介して他の画像処理装置と通信可能であって、画像メモリを備えたデジタル複写機等の画像処理装置および画像処理装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スキャナから読み取った画像データや、ホストコンピュータからネットワークを介して送られてきたPDLデータをビットマップに展開した画像データを複写機内のハードディスクなどのメモリに一旦記憶し、そのメモリから任意の原稿の画像データを繰り返し読み出してプリントアウトする機能を備えたデジタル複写機が知られている。
【0003】
これらデジタル複写機には、ステイプル,パンチ穴開け,折り,製本とじ等のフィニッシング機能を搭載したフィニッシャを接続することができ、それらフィニッシングの設定や両面等の画像の割り付けなどを画像の保存と同時にジョブ属性としてメモリに保存しておき、画像の入力とは非同期にこれらジョブ情報に基づきプリント出力するボックス機能を有するものもある。このボックス機能は、同じ文書を定期的にコピーしたい場合などに便利である。
【0004】
また、上記のデジタル複写機がネットワーク上に複数存在する場合においては、スキャンした画像を他のデジタル複写機に送信してプリントするリモートコピー機能を備えたデジタル複写機も存在する。
【0005】
このリモートコピー機能は、大量ページの文書を大量部数プリントする場合などに、そのプリント出力結果を必要とする場所に近い複写機にプリントできるため、出力結果を運ぶ手間を省くことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ボックス機能に関しては何度も同じプリント出力結果を得ることができるが、その複写機にしか画像が入っていないため、追加でプリントする場合にその画像の入った複写機まで出向かなければならず非常に不便であるという問題があった。
【0007】
また、リモートコピー機能に関しては、追加でもう何部か欲しいといった場合には、再度原稿をスキャンしなおさなければならず、非常に不便であるという問題があった。
【0008】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、スキャン入力され第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データを画像出力手段にてプリント出力させる第1の出力モード、前記画像データを第2の画像記憶手段に記憶保持させる第2の出力モード、前記画像データを前記他の画像処理装置にて自動的にプリント出力させる第3の出力モード、前記画像データを前記他の画像処理装置にて記憶保持させる第4の出力モードのいずれか1つ又は複数を設定し、前記第1の出力モードが設定された場合、前記スキャン入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データを前記画像出力手段にてプリント出力させ、前記第2の出力モードが設定された場合、スキャン入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させ、前記第3の出力モード又は/及び第4の出力モードが設定された場合、前記スキャン入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データに対して設定された出力モードを示す情報を付加して前記他の画像処理装置に送信し、他の画像処理装置より受信した画像データに前記第3の出力モードを示す情報が付加されていた場合、前記画像データを前記画像出力手段により自動的にプリント出力させ、前記第4の出力モードを示す情報が付加されていた場合、前記画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させることにより、スキャン入力した画像を自機とネットワークに接続された他のデジタル複写機により自由にプリントすることができ、また自機とネットワークに接続された他のデジタル複写機のボックスに自由に格納して、自機でコピーした文書を後に別複写機で追加部数プリント出力することができる画像処理装置および画像処理装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の発明は、所定の通信媒体(図10に示すネットワーク1001)を介して他の画像処理装置(図10に示すデジタル複写機1003)と通信可能な画像処理装置(図10に示すデジタル複写機1002)において、画像データを入力する画像入力手段(図1に示すリーダ部103,コンピュータインタフェース部106)と、前記画像入力手段により入力され画像データを一時的に記憶する第1の画像記憶手段(図5に示す画像メモリ107のテンポラリ領域501)と、前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶された画像データを記憶保持可能な第2の画像記憶手段(図5に示す画像メモリ107のボックス領域502)と、前記画像入力手段により入力されて前記第1の画像記憶手段に記憶された画像データ又は前記第2の画像記憶手段から読み出されて前記第1の画像記憶手段に記憶された画像データをプリント出力可能な画像出力手段(図1に示すプリンタ部104)と、前記画像入力手段により入力されて前記第1の画像記憶手段に記憶される画像データを前記画像出力手段にてプリント出力させる第1の出力モード、前記画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させる第2の出力モード、前記画像データを前記他の画像処理装置にて自動的にプリント出力させる第3の出力モード、前記画像データを前記他の画像処理装置にて記憶保持させる第4の出力モードのいずれか1つ又は複数を設定する出力先設定手段(図11,図12に示す画面)と、前記出力設定手段により設定された出力モードの実行を制御するものであり、前記第3の出力モード又は/及び第4の出力モードが設定された場合、前記第1の画像記憶手段に記憶された画像データに対して、前記出力先設定手段により設定された出力モードを示す情報を付加して前記他の画像処理装置に送信する制御手段(図1に示す制御部108)とを有することを特徴とする。
【0010】
本発明に係る第2の発明は、前記画像入力手段(図1に示すリーダ部103,コンピュータインタフェース部106)は、原稿を読み取ることによる画像データの入力,前記所定の通信媒体を介して受信することによる画像データの入力を含むものであり、前記制御手段は、前記他の画像処理装置より受信した画像データに前記第3の出力モードを示す情報が付加されていた場合、前記画像データを前記画像出力手段により自動的にプリント出力させ、前記画像データに前記第4の出力モードを示す情報が付加されていた場合、前記画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る第3の発明は、前記出力先設定手段により前記第3の出力モード又は/及び第4の出力モードを設定する場合、前記所定の通信媒体を介して通信可能な複数の画像処理装置からいずれかの画像処理装置を選択することを特徴とする。
【0012】
本発明に係る第4の発明は、所定の通信媒体を介して他の画像処理装置と通信可能であって、画像データを入力する画像入力手段と、前記画像入力手段により入力された画像データを一時的に記憶する第1の画像記憶手段と、前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶された画像データを記憶保持可能な第2の画像記憶手段と、前記画像入力手段により入力されて前記第1の画像記憶手段に記憶された画像データ又は前記第2の画像記憶手段から読み出されて前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶された画像データをプリント出力可能な画像出力手段とを有する画像処理装置の制御方法において、前記画像入力手段により入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データを前記画像出力手段にてプリント出力させる第1の出力モード、前記画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させる第2の出力モード、前記画像データを前記他の画像処理装置にて自動的にプリント出力させる第3の出力モード、前記画像データを前記他の画像処理装置にて記憶保持させる第4の出力モードのいずれか1つ又は複数を設定する出力先設定工程(図13のステップS1301以前の図示しないステップ)と、前記第1の出力モードが設定された場合、前記画像入力手段により入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データを前記画像出力手段にてプリント出力させる第1のプリント出力工程(図13のステップS1305)と、前記第2の出力モードが設定された場合、前記画像入力手段により入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させる第1の保持工程(図13のステップS1307)と、前記第3の出力モード又は/及び第4の出力モードが設定された場合、前記画像入力手段により入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データに対して前記出力先設定手段により設定された出力モードを示す情報を付加して前記他の画像処理装置に送信する送信工程(図13のステップS1303)とを有することを特徴とする。
【0013】
本発明に係る第5の発明は、前記画像入力手段は、原稿を読み取ることによる画像データの入力,前記所定の通信媒体を介して受信することによる画像データの入力を含むものであり、前記他の画像処理装置より受信した画像データに前記第3の出力モードを示す情報が付加されていた場合、前記画像データを前記画像出力手段により自動的にプリント出力させる第2のプリント出力工程(図13のステップS1403)と、前記他の画像処理装置より受信した画像データに前記第4の出力モードを示す情報が付加されていた場合、前記画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させる第2の保持工程(図13のステップS1405)とを有することを特徴とする。
【0014】
本発明に係る第6の発明は、請求項4又は5に記載された画像処理装置の制御方法を実行するためのプログラムであることを特徴とする。
【0015】
本発明に係る第7の発明は、請求項4又は5に記載された画像処理装置の制御方法を実行するためのプログラムを記憶媒体にコンピュータが読み取り可能に記憶させたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態を示す画像処理装置を適用可能なデジタル複写機の構成を示すブロック図である。
【0017】
図において、本実施形態のデジタル複写機は、デジタル複写機本体101と画像入出力制御部105で構成される。
【0018】
デジタル複写機本体101は、操作部102、リーダ部103、プリンタ部104から構成される。操作部102は、デジタル複写機本体101及び画像入出力制御部105を操作するために使用する。リーダ部103は、原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データをプリンタ部104及び画像入出力制御部105へ出力する。プリンタ部104は、リーダ部103及び画像入出力制御部105からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。
【0019】
画像入出力制御部105は、リーダ部103に接続されており、コンピュータインタフェース部106、画像メモリ107、制御部108、バックアップRAM110から構成される。
【0020】
コンピュータインタフェース部106は、パーソナルコンピュータ又はワークステーション(PC/WS)によって構成されるプリントサーバ(PC/WS)109と制御部108の間のインタフェースであり、PC/WS109から転送された画像を表すコードデータ(PDL)をプリンタ部104で記録できる画像データに展開して制御部108に渡す。なお、コンピュータインタフェース部106とPC/WS109は、イーサネット(登録商標)等のネットワークで接続されていてもよい。
【0021】
制御部108は、CPU,ROM,RAM等により構成され、CPUがROM又は他の記憶媒体に格納されたプログラムを実行して、リーダ部103,コンピュータインタフェース部106,画像メモリ107等のそれぞれの間のデータの流れを制御するものであり、その詳細については後述する。
【0022】
バックアップRAM110は、電源を落としても消去されないメモリであり、デジタル複写機本体101及び画像入出力制御部105においてバックアップしておかなければならないデータを保存しておくものである。
【0023】
また、PC/WS109は、図示しないCPU,ROM,RAM等を有し、CPUがROM又は他の記憶媒体に格納されたプログラムを実行して、各種処理を行うことができる。
【0024】
図2は、図1に示したリーダ部103及びプリンタ部104の構成を示す断面図であり、特にプリンタ部104にフィニッシャが装着された場合を示す。
【0025】
図において、201は原稿給送装置で、原稿を先頭順に1枚ずつプラテンガラス202上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス202上の原稿を排出するものである。原稿がプラテンガラス202上に搬送されると、ランプ203を点灯し、そしてスキャナユニット204の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー205、206、207、及びレンズ208によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)209へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCD209によって読み取られる。
【0026】
221はレーザドライバで、レーザ発光部210を駆動するものであり、出力画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部210に発光させる。このレーザ光は感光ドラム211に照射され、感光ドラム211にはレーザ光に応じた潜像が形成される。
【0027】
この感光ドラム211の潜像の部分には現像器212によって現像剤が付着される。カラー機の場合は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の4色分現像器が装着される。そして、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット213及びカセット214、手差し給紙段227のいずれかから記録紙を給紙して転写部215へ搬送し、感光ドラム211に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗った記録紙は定着部216に搬送され、定着部216の熱と圧力により現像剤は記録紙に定着される。
【0028】
定着部216を通過した記録紙は排出ローラ217によって排出され、また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ217のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ217の回転方向を逆転させ、フラッパ218によって再給紙搬送路219へ導く。再給紙搬送路219へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写部215へ給紙される。
【0029】
また、Z折りユニット226が本体に装備されている場合には、Z折りユニットへ記録紙が搬送され、操作部102からの操作に応じてZ折りが行われる。
【0030】
さらに、フィニッシャ220が装備されている場合、排出された記録紙を束ねて記録紙の仕分けをしたり、ユーザからの指定に応じてパンチャ223で記録紙のパンチが、ステイプラ224でステイプルがそれぞれ行われる。
【0031】
また、サドルステッチャ225を使用すると、記録紙の中央部をステッチし、その中央部を折ることにより記録紙が製本される。インサータ222では、予め印刷された記録紙を、表紙や合紙として給紙することが可能となり、プリンタ部の記録紙経路を通すことがないため用紙を傷めず搬送することができる。サドルステッチャ225を使用しないジョブは、排紙口231を通り、可動トレイ228、229のどちらかに排出される。可動トレイ228と229は両方共上下に動作することができ、可動トレイ228に出力する場合には可動トレイ228が排紙口231の位置まで降りる。サドルステッチャ225を使用するジョブは、排紙口232を通り、製本トレイ230に排出される。
【0032】
図3は、図1に示した操作部102のキー配列を示す平面図である。
【0033】
図において、301は電源スイッチであり、デジタル複写機本体101および画像入出力制御部105への通電を制御する。302は予熱キーであり、予熱モードのON/OFFに使用する。303はコピーAモードキーであり、複数の機能の中からコピーAモードを選択するときに使用する。304はコピーBモードキーであり、複数の機能の中からコピーBモードを選択するときに使用する。コピーA及びコピーBとは、各々同じコピー機能であるが、片方のコピーのスキャナ読み込みが終了している場合は次のコピーの入力ができるため、敢えてユーザに分かりやすくするために二つのコピーに分けている。
【0034】
305はメールボックスキーであり、複数の機能の中からメールボックスモードを選択するときに使用する。メールボックス機能とは、ユーザ個人や部署毎に複写機内のメモリに記憶領域を持ち、そこにPDLやスキャン画像を入れておき、好きなときに出力する機能である。306は拡張キーであり、PDLに対する操作を行うときに使用する。これら303〜306は、後述するLCD316の各々の機能画面を呼び出すときにも使用され、LCD316の表示により各々のジョブの状況を見ることができる。
【0035】
307はコピースタートキーであり、コピーの開始を指示するときに用いるキーである。308はストップキーであり、コピーを中断したり、中止したりするときに用いるキーである。309はリセットキーで、スタンバイ中は標準モードに復帰させるキーとして動作する。310はガイドキーであり、各機能を知りたいときに使用するキーである。
【0036】
311はユーザモードキーであり、ユーザがシステムの基本設定を変更するときに使用する。312は割り込みキーであり、コピー中に割り込みしてコピーしたいときに用いる。313はテンキーであり、数値の入力を行うときに使用する。314はクリアキーであり、数値をクリアするときに用いる。315はIDキーであり、複写機を使用する場合にIDの入力モードに移行するときに使用する。
【0037】
316は、液晶画面とタッチセンサの組合せからなるLCDタッチパネル(操作パネル)であり、各モード毎に個別の設定画面が表示され、さらに、描画されたキーに触れることで、各種の詳細な設定を行うことが可能である。また、各々のジョブの動作状況表示なども行う。317は、ネットワークの通信状態を示すタリーランプであり、通常は緑色で、通信しているときは緑色で点滅し、ネットワークエラーの場合には赤色になる。
【0038】
図4は、図3に示した操作パネル316のコピー標準画面を示した模式図であり、本実施形態の画像処理装置では、電源投入時にデフォルトとしてコピー標準画面で起動するようになっている。
【0039】
図において、401はメッセージラインであり、コピージョブの状態をメッセージで表示する。402は倍率表示であり、設定された倍率やコピーモードによって自動的に決められる倍率をパーセントで表示する。403は用紙サイズ表示であり、選択された出力用紙を表示し、自動用紙選択が設定されている場合にはオート用紙というメッセージを表示する。
【0040】
404は置数表示であり、何枚コピーするかを示す。405は縮小キーであり、縮小コピーを行いたい場合に使用する。406は等倍キーであり、縮小や拡大が設定されている場合に等倍に戻したいときに使用する。407は拡大キーであり、拡大コピーを行いたい場合に使用する。408はズームキーであり、細かい単位で倍率を設定して縮小コピーや拡大コピーを行いたい場合に使用する。
【0041】
409は用紙選択キーであり、出力用紙を指定する場合に使用する。410はソータキーであり、ソートやステイプルのモードを設定する場合に使用する。411は両面キーであり、両面モードを設定する場合に使用する。
【0042】
412は濃度表示で、現在の濃度が分かるようになっており、左側が濃度が薄く、右側が濃度が濃いことを示す。また、濃度表示412は、うすくキー413、こくキー415と連動して表示が変化するようになっている。うすくキー413は、濃度を薄くしたい場合に使用する。こくキー415は、濃度を濃くしたい場合に使用する。414は自動キーであり、自動的に濃度を決定するモードを使用する場合に使用する。
【0043】
416は文字キーであり、文字原稿をコピーするのに適した濃度に自動的に設定する文字モードを設定する場合に使用する。417は文字/写真キーであり、写真が混在した原稿をコピーするのに適した濃度に自動的に設定する文字/写真モードを設定する場合に使用する。418は応用モードキーであり、コピー標準画面で設定できない様々なコピーモードを設定する場合に使用する。
【0044】
419はプリント状況キーであり、現在このデジタル複写機本体101で行われているプリントの状況やジョブ履歴を見たい場合に使用する。このプリント状況キー419は、コピー標準画面だけではなく、常にこの位置に現れており、いつでもこのキーを押すことによりプリント状況を見ることができるようになっている。
【0045】
420は出力先設定キーであり、スキャンした画像をどこに出力するかを選択する場合に使用する。この出力先設定キー420を押下すると、後述する図11に示す出力先選択画面に遷移する。なお、出力先としては、自機のプリンタエンジン(図1に示したプリンタ部104)、後述する図5に示す自機のボックス、同じネットワークに接続されている他機のプリンタエンジン(後述する図10に示すデジタル複写機1003のプリンタエンジン)、他機のボックス(後述する図10に示すデジタル複写機1003のボックス)が設定できる。プリンタエンジンとボックスは同時に設定することができ、例えば自機のプリンタエンジンと他機のボックスに送る場合には421のような表示となる。ローカルは自機のことで、リモート1というのは他機の名前である。
【0046】
図5は、図1に示した画像メモリ107の論理的な使用方法を示した模式図である。
【0047】
図に示すように、本実施形態において、画像メモリ107は、使用用途に応じてハードディスク等の画像メモリの記憶領域をテンポラリ領域501とボックス全体領域502に論理的に分けられる。
【0048】
テンポラリ領域501は、画像データの出力順序を変えたり、複数部出力においても一回のスキャンで出力ができるようにするために、PDLの展開データやスキャナからの画像データを一時的に記憶する記憶領域である。ボックス全体領域502はボックス機能を使用するための記憶領域であり、503〜507のように登録された数の小さな記憶領域(ボックス領域1,2,3,4,……)に分割されている。ボックス領域(以下ボックス)503〜507は、各ユーザや会社などの部署毎に割り当てられ、各ボックスにはボックス名とパスワードを付けることができる。ユーザはボックスを指定することでPDLジョブやスキャンジョブを各ボックスに入力することができ、パスワードを入力することで実際にボックスの中を見たり、設定変更やプリント出力を行う。
【0049】
図6(a),(b)は、本発明の画像処理装置における第1,2の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、ボックス登録処理手順に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図1に示した制御部108,ホストコンピュータ(PC/WS)109のCPU等によりROM又は他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて実行される。また、図中のS601〜S609は各ステップを示す。
【0050】
なお、ボックスへの登録は、ホストコンピュータ109からのPDL画像と、スキャナ(リーダ部103)からのスキャン画像の登録があり、図6(a)はホストコンピュータ109からのPDL画像登録手順(第1の制御処理手順)に対応し、図6(b)はスキャナ(リーダ部103)からのスキャン画像登録手順(第2の制御処理手順)に対応する。
【0051】
まず、図6(a)を参照して、PDL画像を登録する場合について説明する。
【0052】
PDL画像を登録する場合、図6(a)に示すように、ステップS601では、図1に示したPC/WS109上でユーザがプリント設定を行い、ステップS602に進む。このプリント設定内容は、部数,用紙サイズ,拡大縮小率,片面/両面,ページ出力順序,ソート出力,ステイプル止めの有無等である。
【0053】
ステップS602では、PC/WS109上でボックス番号を設定することで、画像メモリ107のボックス全体領域502内の領域(ボックス503〜507)が指定され、ステップS603に進む。例えば、ボックス番号が「1」と指定されると、ボックス全体領域502内のボックス503が指定されることなる。
【0054】
ステップS603では、PC/WS109上で印刷指示を与え、それと共にPC/WS109上にインストールされているドライバソフトウェアが印刷対象となるコードデータをいわゆるPDLデータに変換して、ステップS601で設定したプリント設定パラメータとともに、本画像処理装置の画像入出力制御部110にPDLデータを転送し、ステップS604に進む。
【0055】
ステップS604では、転送されたPDLデータを画像データに展開(ラスタライズ)する。画像データの展開が完了するとステップS605に進む。
【0056】
ステップS605では、展開された画像データを画像メモリ107のボックス全体領域502に順次記録(格納)する。例えばボックス番号が「1」のときは、ボックス領域503内に記憶される。またここでは、ステップS601で設定したプリント設定パラメータもボックス503に記録される。なお、ボックス番号が「2」,「3」のときはそれぞれボックス504,505に記憶される。この格納処理を終了すると、PDL画像登録処理を終了する。
【0057】
次に、図6(b)を参照して、スキャン画像を登録する場合について説明する。
【0058】
スキャン画像を登録する場合は、図6(b)に示すように、まずステップS606で、操作部102から画像を入力するボックス番号を指定し、ステップS607に進む。
【0059】
ステップS607では、操作部102から画像処理等のスキャン設定を指定し、ステップS608に進む。
【0060】
ステップS608では、操作部102からスキャンスタートの指示を出すことで、リーダ部103で原稿を読み取りステップS609に進む。
【0061】
ステップS609では、ステップS608で読み取った画像をステップS606で指定したボックス領域に格納し、スキャン画像登録処理を終了する。
【0062】
図7は、図3に示した操作パネル102のボックスキー305を押下した場合にLCD316に表示されるボックス選択画面の一例を示す模式図である。
【0063】
図において、701はそのボックス番号701a,ボックス名701b,画像メモリ107のボックス全体領域502に対してそのボックスがどれだけ容量をとっているかの情報701cを表示する領域である。なお、ボックス番号701aを押下すると、図8に示すパスワード入力画面に遷移する。
【0064】
702,703はそれぞれ下スクロールキー,上スクロールキーであり、領域701の表示を越える数のボックスが登録されているときに、画面をスクロールする場合に使用する。
【0065】
図8は、図7に示したボックス番号701aを押下した場合にLCD316に表示されるボックスパスワード入力画面の一例を示す模式図である。
【0066】
図において、803はパスワード表示領域であり、操作部102のテンキー313等から入力されるボックスのパスワードを伏せ文字で表示する。
【0067】
801は取消キーで、パスワード入力をキャンセルして、図7に示したボックス選択画面に戻る。802はOKキーで、このキーを押下することで、入力したパスワードの確定となり、パスワードの検証が行われる。
【0068】
この検証により、入力されたパスワードが正しいと判断された場合には、図9に示すボックス内画面に遷移し、各ボックスにアクセスできるようになる。一方、入力されたパスワードが誤りである場合には、図示していない警告画面に遷移し、ボックスにはアクセスすることはできない。
【0069】
図9は、図8に示したボックスパスワード入力画面により入力されたパスワードが正しい場合にLCD316に表示されるボック内画面の一例を示す模式図である。
【0070】
図において、901はボックス内のファイルリストであり、各ファイルの登録日時、ファイル名がリスト表示される。ファイルを選択するにはファイル名901aを押下し、現在選択されているファイルは反転表示される。これはトグル動作になっており、一度選択したファイル名901aをもう一度押下すると、選択が解除される。
【0071】
902は選択されたファイルの選択順序を示す表示であり、この図9に示す例の場合には、ファイル名5,ファイル名1,ファイル名4の順に選択されている。この選択順はそのまま結合保存したときのファイル順序となる。
【0072】
903はスキャンキーであり、現在開いているボックスにスキャナから画像を入力する場合に使用し、図示しないスキャンの設定画面に遷移する。904はプリントキーであり、ファイルリスト901で選択しているファイルをプリントする場合に使用する。
【0073】
905は移動キーであり、このボックス内のファイルを他のボックスに移動する場合に使用する。905は移動キーを押下すると、図11に示す出力先選択画面に遷移する。
【0074】
906は消去キーであり、ファイルリスト901で選択しているファイルを消去する場合に使用する。907は全選択キーであり、ファイルリスト901に表示されているファイルを全部選択する場合に使用する。この全選択キー907により全選択した場合には、選択順序はファイルリスト901の表示順となる。
【0075】
908,909はそれぞれ下スクロールキー,上スクロールキーであり、ファイルリスト901の表示を超える数のファイルが登録されているときに、画面をスクロールする場合に使用する。910は閉じるキーであり、図8に示したボックスパスワード入力画面に戻るときに使用する。
【0076】
図10は、本発明の画像処理装置の一実施形態における出力先選択機能を説明する模式図である。
【0077】
本実施形態においては、スキャンした画像の出力先を、自機のプリンタエンジン、自機のボックス、他機のプリンタエンジン、他機のボックスとしている。従って、例としてイーサネット(登録商標)等のネットワーク1001にデジタル複写機1002(図1に示したデジタル複写機本体101と画像入出力制御部105で構成される)とデジタル複写機1003(図1に示したデジタル複写機本体101と画像入出力制御部105で構成される)が接続されている環境を考える。もちろん、さらに複数のデジタル複写機がネットワーク1001に接続されていてもよいし、単なるネットワークプリンタが接続されていてもよい。
【0078】
図に示す環境において、まずデジタル複写機1002で原稿1004をスキャンする(S1007)。本実施形態において、このスキャンされた画像は次の4つの出力先がある。
【0079】
・自機のプリンタにプリント出力(S1008)
・自機のボックスに格納(S1009)
・ネットワーク1001を介して、他機のプリンタにプリント出力(S1010)
・ネットワーク1001を介して、他機のボックスに格納(S1011)
なお、図10において、1005は、自機のプリンタでプリント出力された用紙であり、1006は、ネットワーク1001を介して他機のプリンタでプリント出力された用紙である。
【0080】
また、本実施形態において、上記4つの出力先はどれか1つを指定してもよいし、複数の出力先を指定してもよいし、4つ全ての出力先を指定してもよい。
【0081】
図11は、図4に示した出力先設定キー420を押下した場合にLCD316に表示される出力先選択画面の一例を示す模式図であり、この画面でスキャンした画像の出力先を選択することができる。
【0082】
図において、1101は自機とネットワークに接続された他機のリストであり、出力先選択状況、機械の状態、ネットワーク上でのマシン名等を表示する。状態欄101bには、機械が使用できる状態であれば「OK」と表示され、その他「プリント中」、「ウォームアップ中」、「ジャム」等、大雑把な状態を表示する。マシン名欄101cには、ユーザモードキー311から入ることのできるユーザモードのネットワーク設定にて、設定することができる。「Local」と表示されているのは自機であるため、ネットワーク上に見せるマシン名ではない。
【0083】
また、この出力先リスト1101は、リストの1つに触れることで選択することができる。選択されたリストは本実施形態ではグレー表示される。機械アイコン表示欄101a内の機械アイコンの前に「P」とあるのは、この機械がプリント出力先として設定されていることを示す。「B」と表示されている場合は、この機械がボックス格納先として設定されていることを示す。もちろん、「P」と「B」が両方設定することも可能である。
【0084】
即ち、ローカルマシン(Local)の機械アイコン表示欄101a内の機械アイコンの前に「P」と表示されている場合は、スキャン入力された画像データを自機にてプリント出力させる第1の出力モードが設定され、「B」と表示されている場合は、スキャン入力された画像データを自機のボックスに記憶保持させる第2の出力モードが設定される。
【0085】
さらに、リモートマシン(Remote1,2,3,4,……)の機械アイコン表示欄101a内の機械アイコンの前に「P」と表示されている場合は、スキャン入力された画像データを選択されたリモートマシンにてプリント出力させる第3の出力モードが設定され、「B」と表示されている場合は、スキャン入力された画像データを選択されたリモートマシンのボックスに記憶保持させる第4の出力モードが設定される。
【0086】
なお、上記第1〜第4の出力モードは、複数重複して設定することが可能である。
【0087】
1102は下スクロールキー、1103は上スクロールキーであり、ネットワークに接続されている他機が出力先リストの1画面で表示できるリスト数を超える場合に、出力先リストを上下にスクロールするときに使用する。1104はキャンセルキーであり、現在設定されている状態でこの画面を抜ける場合に使用する。
【0088】
1105は選択キーであり、出力先リスト1101で選択されている機械に対して出力先設定を行う場合に使用する。この選択キー1105を押下すると、図12の出力先詳細選択画面に遷移する。
【0089】
図12は、図11に示した選択キー1105を押下した場合にLCD316に表示される出力先詳細選択画面の一例を示す模式図であり、この画面では、図11の出力先選択画面で選択された機械に対しての設定を行うことができる。
【0090】
図において、1201はこの機械でプリントを行うかどうかの設定であり、ON/OFFがトグル表示となっている。1202はボックス選択キーであり、この機械のボックスに格納したい場合に押下し、格納先のボックスを指定する場合に使用する。ボックス選択キー1202を押下すると、図11で選択した機械のボックス情報を取得し、該取得した機械のボックス情報に基づいて図7に示したボックスリスト画面が表示される。但し、この画面から図7のボックスリストに入った場合は、ボックス番号を押下するとそのボックスを選択したことになり、この出力先詳細選択画面(図12)に戻るものとする。このとき、ボックス選択キー1202は設定されたという意味で反転表示される。
【0091】
1203はキャンセルキーであり、この画面での設定を無効にして図11に示した出力先選択画面に戻るときに使用する。1204はOKキーであり、この画面での設定を有効にして図11に示した出力先選択画面に戻るときに使用する。
【0092】
以下、図13,図14に示すフローチャートを参照して、本発明の画像処理装置におけるリモートプリント処理について説明する。
【0093】
図13は、本発明の画像処理装置における第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、リモートプリント処理の画像送信側の処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図10に示したデジタル複写機1002のCPU(図1に示した制御部108のCPU)がROM又は他の記憶媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、図中のS1301〜S1308は各ステップを示す。
【0094】
まず、ステップS1301では、原稿をスキャンし、画像データを画像メモリ107のテンポラリ領域501に入れ、ステップS1302に進む。
【0095】
ステップS1302では、他機へプリントするもしくは他機のボックスへ格納する(他機へ出力)設定(第3,第4の出力モードの設定)であるかを判断し、そのどちらか一方でも設定されていた場合(他機へ出力する場合)は、ステップS1303に進み、どちらも設定されていない場合(他機へ出力しない場合)には、そのままステップS1304に進む。
【0096】
ステップS1303では、ステップS1301でスキャンした画像データに対して図11,図12に示した画面にて設定された出力モードを示す情報を付加して他機へ送信し、ステップS1304に進む。
【0097】
ステップS1304では、自機にプリントする設定(第1,第2の出力モードの設定)であるかを判断し、自機にプリントする設定である場合は、ステップS1305に進み、そうでなければ、そのままステップS1306に進む。
【0098】
ステップS1305では、ステップS1301でスキャンした画像データを自機のプリンタエンジンにプリント出力し、ステップS1306に進む。
【0099】
ステップS1306では、自機のボックスに格納する設定であるかを判断し、自機のボックスに格納する設定である場合は、ステップS1307に進み、そうでなければ、ステップS1308に進む。
【0100】
ステップS1307では、ステップS1301でスキャンした画像データを画像メモリ107のテンポラリ領域501からボックス領域502に移動し、処理を終了する。
【0101】
一方、ステップS1308では、ステップS1301でスキャンした画像データを消去し、処理を終了する。
【0102】
なお、本実施形態では、全ての原稿をスキャンした後に他機へ送信したり、自機のプリンタエンジンにプリントしたりしているが、パフォーマンスを考えて1ページスキャンする度に送信やプリントを行うように構成してもよい。
【0103】
また、ステップS1301で原稿をスキャンする代りに、自機又は他のデジタル複写機のボックスから所望のファイルを1つ又は複数選択する処理を行うように構成してもよい。なお、他のデジタル複写機のボックスから所望のファイルを選択した場合は、ステップS1303の他機への画像送信では、そのファイルのあるデジタル複写機から出力を行うデジタル複写機へ直接送信させるように構成してもよいし、一旦自機で受信した後、出力する機器へ転送するように構成してもよい。
【0104】
また、ステップS1305の自機にてプリント出力では、選択したファイルのあるデジタル複写機から自機に送信させた後、出力するものとする。
【0105】
図14は、本発明の画像処理装置における第4の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、リモートプリント処理の画像受信側の処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図10に示した他のデジタル複写機1003のCPU(図1に示した制御部108のCPU)がROM又は他の記憶媒体に格納されたプログラムを実行する実現される。また、図中のS1401〜S1407は各ステップを示す。
【0106】
他のデジタル複写機から画像送信があると、まず、ステップS1401で、ネットワークから画像データを受信し、画像を画像メモリ107のテンポラリ領域501に入れ、ステップS1402に進む。
【0107】
ステップS1402では、ステップS1401で受信した画像データに対するジョブがプリントする設定である(受信した画像データに第3の出力モードが付加されている)か否かを判断し、プリントする設定である場合は、ステップS1403に進み、そうでなければ、そのままステップS1404に進む。
【0108】
ステップS1403では、ステップS1401で受信した画像をプリンタエンジン(プリンタ部104)にプリント出力し、ステップS1404に進む。
【0109】
ステップS1404では、ステップS1401で受信した画像に対するジョブがボックスに格納する設定(受信した画像データに第4の出力モードが付加されている)であるかを判断し、ボックスに格納する設定である場合は、ステップS1405に進み、そうでなければ、ステップS1406に進む。
【0110】
ステップS1405では、ステップS1401で受信した画像データを画像メモリ107のテンポラリ領域501からボックス領域502に移動(即ち、ボックス領域502)し、ステップS1407に進む。
【0111】
ステップS1406では、ステップS1401で受信した画像を消去し、ステップS1407に進む。
【0112】
ステップS1407では、送信元に依頼された処理が終了したことを通知し、処理を終了する。
【0113】
なお、本実施形態では、全ての画像を受信した後にプリンタエンジンにプリントしているが、パフォーマンスを考えて1ページスキャンする度にプリントを行うに構成してもよい。
【0114】
以上のように、スキャンした画像を自機とネットワークに接続された他のデジタル複写機に自由にプリントすることができ、自機とネットワークに接続された他のデジタル複写機のボックスに自由に格納することができるようになり、ユーザが欲しい画像を必要なときにプリントできるようになる。
【0115】
なお、上記各実施形態では、プリンタ部104が1ドラム系のレーザビーム方式である場合を例にして説明したが、複数ドラム系であっても、またレーザビーム方式以外の電子写真方式(例えばLED方式)でも、液晶シャッタ方式、インクジェット方式、熱転写方式、昇華方式でもその他のプリント方式であっても本発明は適用可能である。
【0116】
また、上記実施形態では、図10に示したデジタル複写機1002において原稿をスキャンして自機(デジタル複写機1002)又は他機(デジタル複写機1003)によりプリント出力,自機又は他機のボックスに格納する場合について説明したが、デジタル複写機1002にデジタルカメラ等を接続し、デジタルカメラから画像入力して自機又は他機によりプリント出力,自機又は他機のボックスに格納するように構成してもよい。
【0117】
さらに、PC/WS109のモニタ上に図4,図11,図12に示した画面を表示し、PC/WS109から出力した画像データをデジタル複写機1002により入力して、自機又は他機によりプリント出力,自機又は他機のボックスに格納するように構成してもよい。
【0118】
また、他機のボックスへの格納の代りに、ファイルサーバ等の所定のフォルダ(ディレクトリ)を指定して格納するように構成してもよい。
【0119】
さらに、上記各実施形態の構成を合わせた構成も本発明に含まれるものである。
【0120】
以下、図15に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像処理装置で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0121】
図15は、本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する模式図である。
【0122】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0123】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、インストールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0124】
本実施形態における図6(a),図6(b),図13,図14に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0125】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0126】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0127】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0128】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0129】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0130】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウエアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0131】
さらに、本発明を達成するためのソフトウエアによって表されるプログラムをネットワーク上のデータベースから通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0132】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像入力手段より入力され第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データを画像出力手段にてプリント出力させる第1の出力モード、前記画像データを第2の画像記憶手段に記憶保持させる第2の出力モード、前記画像データを前記他の画像処理装置にて自動的にプリント出力させる第3の出力モード、前記画像データを前記他の画像処理装置にて記憶保持させる第4の出力モードのいずれか1つ又は複数を設定し、前記第1の出力モードが設定された場合、前記スキャン入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データを前記画像出力手段にてプリント出力させ、前記第2の出力モードが設定された場合、スキャン入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させ、前記第3の出力モード又は/及び第4の出力モードが設定された場合、前記スキャン入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データに対して設定された出力モードを示す情報を付加して前記他の画像処理装置に送信し、また、他の画像処理装置より受信した画像データに前記第3の出力モードを示す情報が付加されていた場合、前記画像データを前記画像出力手段により自動的にプリント出力させ、前記第4の出力モードを示す情報が付加されていた場合、前記画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させるので、入力した画像を自機及び自機と通信媒体を介して通信可能な他の画像処理装置により自由にプリント出力することができ、また自機及び前記自機と通信媒体を介して通信可能な他の画像処理装置の第2の画像記憶手段(ボックス)に自由に格納して、ある画像処理装置でコピーした文書等のユーザが欲しい画像を、後の必要な時に、他の画像処理装置でも追加部数プリント出力することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す画像処理装置を適用可能なデジタル複写機の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したリーダ部及びプリンタ部の構成を示す断面図である。
【図3】図1に示した操作部のキー配列を示す平面図である。
【図4】図3に示した操作パネルのコピー標準画面を示した模式図である。
【図5】図1に示した画像メモリの論理的な使用方法を示した模式図である。
【図6】本発明の画像処理装置における第1,2の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】図3に示した操作パネルのボックスキーを押下した場合にLCDに表示されるボックス選択画面の一例を示す模式図である。
【図8】図7に示したボックス番号を押下した場合にLCDに表示されるボックスパスワード入力画面の一例を示す模式図である。
【図9】図8に示したボックスパスワード入力画面により入力されたパスワードが正しい場合にLCDに表示されるボック内画面の一例を示す模式図である。
【図10】本発明の画像処理装置の一実施形態における出力先選択機能を説明する模式図である。
【図11】図4に示した出力先設定キーを押下した場合にLCDに表示される出力先選択画面の一例を示す模式図である。
【図12】図11に示した選択キーを押下した場合にLCDに表示される出力先詳細選択画面の一例を示す模式図である。
【図13】本発明の画像処理装置における第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明の画像処理装置における第4の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する模式図である。
【符号の説明】
101,1002,1003 デジタル複写機
102 操作部
103 リーダ部
104 プリンタ部
105 画像入出力制御部
106 コンピュータインタフェース部
107 画像メモリ
108 バックアップRAM
109 PC/WS
Claims (7)
- 所定の通信媒体を介して他の画像処理装置と通信可能な画像処理装置において、
画像データを入力する画像入力手段と、
前記画像入力手段により入力され画像データを一時的に記憶する第1の画像記憶手段と、
前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶された画像データを記憶保持可能な第2の画像記憶手段と、
前記画像入力手段により入力されて前記第1の画像記憶手段に記憶された画像データ又は前記第2の画像記憶手段から読み出されて前記第1の画像記憶手段に記憶された画像データをプリント出力可能な画像出力手段と、
前記画像入力手段により入力されて前記第1の画像記憶手段に記憶される画像データを前記画像出力手段にてプリント出力させる第1の出力モード、前記画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させる第2の出力モード、前記画像データを前記他の画像処理装置にて自動的にプリント出力させる第3の出力モード、前記画像データを前記他の画像処理装置にて記憶保持させる第4の出力モードのいずれか1つ又は複数を設定する出力先設定手段と、
前記出力先設定手段により設定された出力モードの実行を制御するものであり、前記第3の出力モード又は/及び第4の出力モードが設定された場合、前記第1の画像記憶手段に記憶された画像データに対して、前記出力先設定手段により設定された出力モードを示す情報を付加して前記他の画像処理装置に送信する制御手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記画像入力手段は、原稿を読み取ることによる画像データの入力,前記所定の通信媒体を介して受信することによる画像データの入力を含むものであり、
前記制御手段は、前記他の画像処理装置より受信した画像データに前記第3の出力モードを示す情報が付加されていた場合、前記画像データを前記画像出力手段により自動的にプリント出力させ、前記画像データに前記第4の出力モードを示す情報が付加されていた場合、前記画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記出力先設定手段により前記第3の出力モード又は/及び第4の出力モードを設定する場合、前記所定の通信媒体を介して通信可能な複数の画像処理装置からいずれかの画像処理装置を選択することを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
- 所定の通信媒体を介して他の画像処理装置と通信可能であって、画像データを入力する画像入力手段と、前記画像入力手段により入力された画像データを一時的に記憶する第1の画像記憶手段と、前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶された画像データを記憶保持可能な第2の画像記憶手段と、前記画像入力手段により入力されて前記第1の画像記憶手段に記憶された画像データ又は前記第2の画像記憶手段から読み出されて前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶された画像データをプリント出力可能な画像出力手段とを有する画像処理装置の制御方法において、
前記画像入力手段により入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データを前記画像出力手段にてプリント出力させる第1の出力モード、前記画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させる第2の出力モード、前記画像データを前記他の画像処理装置にて自動的にプリント出力させる第3の出力モード、前記画像データを前記他の画像処理装置にて記憶保持させる第4の出力モードのいずれか1つ又は複数を設定する出力先設定工程と、
前記第1の出力モードが設定された場合、前記画像入力手段により入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データを前記画像出力手段にてプリント出力させる第1のプリント出力工程と、
前記第2の出力モードが設定された場合、前記画像入力手段により入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させる第1の保持工程と、
前記第3の出力モード又は/及び第4の出力モードが設定された場合、前記画像入力手段により入力され前記第1の画像記憶手段に一時的に記憶される画像データに対して前記出力先設定手段により設定された出力モードを示す情報を付加して前記他の画像処理装置に送信する送信工程と、
を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 前記画像入力手段は、原稿を読み取ることによる画像データの入力,前記所定の通信媒体を介して受信することによる画像データの入力を含むものであり、
前記他の画像処理装置より受信した画像データに前記第3の出力モードを示す情報が付加されていた場合、前記画像データを前記画像出力手段により自動的にプリント出力させる第2のプリント出力工程と、
前記他の画像処理装置より受信した画像データに前記第4の出力モードを示す情報が付加されていた場合、前記画像データを前記第2の画像記憶手段に記憶保持させる第2の保持工程と、
を有することを特徴とする請求項4記載の画像処理装置の制御方法。 - 請求項4又は5に記載された画像処理装置の制御方法を実行するためのプログラム。
- 請求項4又は5に記載された画像処理装置の制御方法を実行するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能に記憶した記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002172592A JP2004023240A (ja) | 2002-06-13 | 2002-06-13 | 画像処理装置および画像処理装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002172592A JP2004023240A (ja) | 2002-06-13 | 2002-06-13 | 画像処理装置および画像処理装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004023240A true JP2004023240A (ja) | 2004-01-22 |
Family
ID=31172108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002172592A Pending JP2004023240A (ja) | 2002-06-13 | 2002-06-13 | 画像処理装置および画像処理装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004023240A (ja) |
-
2002
- 2002-06-13 JP JP2002172592A patent/JP2004023240A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3780246B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、記憶媒体、プログラム | |
US9270860B2 (en) | Data processing method, image forming apparatus and computer-readable storage medium for storing data in a plurality of boxes assigned as storage areas | |
JP4035232B2 (ja) | 画像形成装置及びその制御方法 | |
JP4510543B2 (ja) | 画像処理装置、印刷装置及び画像処理方法 | |
JP5372209B2 (ja) | 印刷システム、印刷装置及び印刷方法 | |
US6980320B2 (en) | Image forming apparatus, method of controlling the same, program, and storage medium | |
US20130271788A1 (en) | Printing apparatus, information processing device, and printing method | |
JP5478811B2 (ja) | 印刷システム及びその制御方法、並びにプログラム | |
JP5322464B2 (ja) | 画像形成装置及びその制御方法、記憶媒体並びにプログラム | |
JP2007213566A (ja) | 印刷システム、印刷装置及び印刷方法 | |
JP3958006B2 (ja) | 画像処理装置および画像処理装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体 | |
JP3631068B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータ読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体 | |
JP3970100B2 (ja) | 画像処理装置および画像処理装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体 | |
JP2005318208A (ja) | 画像形成装置およびデータ処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム | |
JP4454783B2 (ja) | 印刷装置および制御方法および記憶媒体 | |
JP2007122279A (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法並びにプログラム | |
JP2004243588A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000137798A (ja) | 画像入出力装置、画像入出力方法および画像処理システム | |
US20060001906A1 (en) | Print server, method, and system capable of handling different kinds of data | |
JP2006166214A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004023240A (ja) | 画像処理装置および画像処理装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体 | |
JP2006324954A (ja) | 画像形成装置および画像形成方法およびプログラム | |
JP4011817B2 (ja) | 画像形成装置及びその制御方法 | |
JP2007067859A (ja) | サンプルトレイを備えるスタッカ付き画像形成装置 | |
JP4560226B2 (ja) | データ処理装置、その制御方法および該方法を実現するためのプログラム |