JP2004021864A - 情報処理システムの問題点抽出装置、問題点抽出方法および問題点抽出プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】情報処理システムを操作するユーザから得られる評価パラメータの種類及び値に、情報処理システムの問題点を表現する情報を、当該評価パラメータの種類と関連が高い順に関連付けたデータベースを用いて、問題点抽出の対象となる情報処理システムを使用するユーザから評価パラメータを取得する工程S20と、前記取得した評価パラメータの種類及び値に関連付けられた前記問題点を表現する情報を、前記取得した評価パラメータの種類と関連が高い順に抽出し、前記問題点抽出の対象となった情報処理システムの問題点に関する情報として表示する工程S30,S40とを含む処理を行う。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理システムに関する情報に基づいて、その情報処理システムの問題点を提示する問題点抽出装置、問題点抽出方法及び問題点抽出プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
情報処理技術の発達に伴って、様々な種類のアプリケーションソフトウェアが多数開発されている。また、近年のインターネット等の情報伝達技術の発達に伴って、ネットワークを介したウェブ上での様々な情報処理が行われるようになっている。
【0003】
情報処理システムの提供者は、ユーザにより高い満足感を与えるシステムを提供するために、情報処理システムの使い易さや印象についての問題点を抽出できる手段を必要としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、情報処理システムの問題点を適切に抽出するためには専門的な知識が必要とされるため、一般的なシステム設計者/製作者及び一般ユーザが情報処理システムを実際に使用した際に、ユーザから得られる主観的、ユーザの生体に関する情報及びユーザの操作履歴等から情報処理システムの問題点を発見することはできなかった。
【0005】
一方、専門的な知識を有するシステム設計者等に問題点の抽出を依頼した場合はシステムの製作コストが増加するのみならず、システムに関する専門的な問題点の抽出に偏ることが多く、一般ユーザによる評価を適切に反映した結果が得られなかった。
【0006】
本発明は、上記従来技術の実情を鑑みて、情報処理システムを実際に使用するユーザから情報を得て、その情報に基づいて情報処理システムの問題点を抽出する問題点抽出装置、問題点抽出方法及び問題点抽出プログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は、情報処理システムの問題点に関する情報を提示する情報処理システムの問題点抽出方法であって、情報処理システムを操作するユーザから得られる当該情報処理システムに関する評価パラメータの種類及び値に、情報処理システムの問題点を表現する情報を、当該評価パラメータの種類と関連が高い順に関連付けたデータベースを保持する手段を用いて、問題点抽出の対象となる情報処理システムを使用するユーザから評価パラメータを取得する工程と、前記取得した評価パラメータの種類及び値に関連付けられた前記問題点を表現する情報を、前記取得した評価パラメータの種類と関連が高い順に抽出し、前記問題点抽出の対象となった情報処理システムの問題点に関する情報として表示する工程とを含む処理を行うことを特徴とする。
【0008】
また、上記課題を解決するための本発明の別の形態は、情報処理システムの問題点に関する情報を提示する情報処理システムの問題点抽出方法であって、情報処理システムを操作するユーザから得られる当該情報処理システムに関する評価パラメータの種類及び値に、情報処理システムの問題点を表現する情報を、関連付けた第1のデータベースを保持する手段と、前記評価パラメータの種類を、キーワードに、当該キーワードと関連が高い順に関連付けた第2のデータベースを保持する手段とを用いて、問題点抽出の対象となる情報処理システムに対してユーザが関心を持つ問題点に関するキーワードを取得する工程と、前記問題点抽出の対象となる情報処理システムを使用するユーザから評価パラメータを取得する工程と、前記第2のデータベースから前記取得したキーワードと関連が高い順に前記取得した評価パラメータの種類を抽出する工程と、当該抽出した評価パラメータの種類の順に、前記第1のデータベースから前記取得した評価パラメータの種類及び値に関連付けられた前記問題点を表現する情報を抽出し、前記問題点抽出の対象となった情報処理システムの問題点に関する情報として表示する工程とを含む処理を行うことを特徴とする。
【0009】
また、上記課題を解決するための本発明の別の形態は、情報処理システムの問題点に関する情報を提示する情報処理システムの問題点抽出方法であって、情報処理システムを操作するユーザから得られる当該情報処理システムに関する評価パラメータの種類及び当該評価パラメータの時間的変化量に、情報処理システムの問題点を表現する情報を、当該評価パラメータの種類と関連が高い順に関連付けたデータベースを保持する手段を用いて、問題点抽出の対象となる情報処理システムを使用するユーザから評価パラメータを取得する工程であって、異なる時刻に第1の評価パラメータと第2の評価パラメータを取得する工程と、前記取得した評価パラメータの種類及び前記第1の評価パラメータと前記第2の評価パラメータとの時間的変化量に関連付けられた前記問題点を表現する情報を、当該評価パラメータの種類と関連が強い順に抽出して、前記問題点抽出の対象となった情報処理システムの問題点に関する情報として表示する工程とを含む処理を行うことを特徴とする。
【0010】
さらに、上記情報処理システムの問題点抽出方法において、前記評価パラメータは、ユーザの主観的評価、ユーザの生体情報及びユーザの操作履歴の少なくとも1つを含むことが好適である。
【0011】
上記課題を解決するための本発明は、情報処理システムの問題点に関する情報を提示する情報処理システムの問題点抽出装置であって、情報処理システムを操作するユーザから得られる当該情報処理システムに関する評価パラメータの種類及び値に、情報処理システムの問題点を表現する情報を、当該評価パラメータの種類と関連が高い順に関連付けたデータベースを保持する手段と、問題点抽出の対象となる情報処理システムを使用するユーザから評価パラメータを取得する手段と、前記取得した評価パラメータの種類及び値に関連付けられた前記問題点を表現する情報を、前記取得した評価パラメータの種類と関連が高い順に抽出し、前記問題点抽出の対象となった情報処理システムの問題点に関する情報として表示する手段とを含むことを特徴とする。
【0012】
また、上記課題を解決するための本発明の別の形態は、情報処理システムの問題点に関する情報を提示する情報処理システムの問題点抽出装置であって、情報処理システムを操作するユーザから得られる当該情報処理システムに関する評価パラメータの種類及び値に、情報処理システムの問題点を表現する情報を、関連付けた第1のデータベースを保持する手段と、前記評価パラメータの種類を、キーワードに、当該キーワードと関連が高い順に関連付けた第2のデータベースを保持する手段と、問題点抽出の対象となる情報処理システムに対してユーザが関心を持つ問題点に関するキーワードを取得する手段と、前記問題点抽出の対象となる情報処理システムを使用するユーザから評価パラメータを取得する手段と、前記第2のデータベースから前記取得したキーワードと関連が高い順に前記取得した評価パラメータの種類を抽出する手段と、当該抽出した評価パラメータの種類の順に、前記第1のデータベースから前記取得した評価パラメータの種類及び値に関連付けられた前記問題点を表現する情報を抽出し、前記問題点抽出の対象となった情報処理システムの問題点に関する情報として表示する手段とを含むことを特徴とする。
【0013】
また、上記課題を解決するための本発明の別の形態は、情報処理システムの問題点に関する情報を提示する情報処理システムの問題点抽出装置であって、情報処理システムを操作するユーザから得られる当該情報処理システムに関する評価パラメータの種類及び当該評価パラメータの時間的変化量に、情報処理システムの問題点を表現する情報を、当該評価パラメータの種類と関連が高い順に関連付けたデータベースを保持する手段と、問題点抽出の対象となる情報処理システムを使用するユーザから評価パラメータを取得する手段であって、異なる時刻に第1の評価パラメータと第2の評価パラメータを取得する手段と、前記取得した評価パラメータの種類及び前記第1の評価パラメータと前記第2の評価パラメータとの時間的変化量に関連付けられた前記問題点を表現する情報を、当該評価パラメータの種類と関連が強い順に抽出して、前記問題点抽出の対象となった情報処理システムの問題点に関する情報として表示する手段とを含むことを特徴とする。
【0014】
さらに、上記情報処理システムの問題点抽出装置において、前記評価パラメータは、ユーザの主観的評価、ユーザの生体情報及びユーザの操作履歴の少なくとも1つを含むことが好適である。
【0015】
上記課題を解決するための本発明は、情報処理システムの問題点に関する情報を提示する情報処理システムの問題点抽出プログラムであって、情報処理システムを操作するユーザから得られる当該情報処理システムに関する評価パラメータの種類及び値に、情報処理システムの問題点を表現する情報を、当該評価パラメータの種類と関連が高い順に関連付けたデータベースを保持する手段を用いて、コンピュータに、問題点抽出の対象となる情報処理システムを使用するユーザから評価パラメータを取得する工程と、前記取得した評価パラメータの種類及び値に関連付けられた前記問題点を表現する情報を、前記取得した評価パラメータの種類と関連が高い順に抽出し、前記問題点抽出の対象となった情報処理システムの問題点に関する情報として表示する工程とを含む処理を実行させることを特徴とする。
【0016】
また、上記課題を解決するための本発明の別の形態は、情報処理システムの問題点に関する情報を提示する情報処理システムの問題点抽出プログラムであって、情報処理システムを操作するユーザから得られる当該情報処理システムに関する評価パラメータの種類及び値に、情報処理システムの問題点を表現する情報を、関連付けた第1のデータベースを保持する手段と、前記評価パラメータの種類を、キーワードに、当該キーワードと関連が高い順に関連付けた第2のデータベースを保持する手段とを用いて、コンピュータに、問題点抽出の対象となる情報処理システムに対してユーザが関心を持つ問題点に関するキーワードを取得する工程と、前記問題点抽出の対象となる情報処理システムを使用するユーザから評価パラメータを取得する工程と、前記第2のデータベースから前記取得したキーワードと関連が高い順に前記取得した評価パラメータの種類を抽出する工程と、当該抽出した評価パラメータの種類の順に、前記第1のデータベースから前記取得した評価パラメータの種類及び値に関連付けられた前記問題点を表現する情報を抽出し、前記問題点抽出の対象となった情報処理システムの問題点に関する情報として表示する工程と、を含む処理を実行させることを特徴とする。
【0017】
また、上記課題を解決するための本発明の別の形態は、情報処理システムの問題点に関する情報を提示する情報処理システムの問題点抽出プログラムであって、情報処理システムを操作するユーザから得られる当該情報処理システムに関する評価パラメータの種類及び当該評価パラメータの時間的変化量に、情報処理システムの問題点を表現する情報を、当該評価パラメータの種類と関連が高い順に関連付けたデータベースを保持する手段を用いて、コンピュータに、問題点抽出の対象となる情報処理システムを使用するユーザから評価パラメータを取得する工程であって、異なる時刻に第1の評価パラメータと第2の評価パラメータを取得する工程と、前記取得した評価パラメータの種類及び前記第1の評価パラメータと前記第2の評価パラメータとの時間的変化量に関連付けられた前記問題点を表現する情報を、当該評価パラメータの種類と関連が強い順に抽出して、前記問題点抽出の対象となった情報処理システムの問題点に関する情報として表示する工程とを含む処理を実行させることを特徴とする。
【0018】
さらに、上記情報処理システムの問題点抽出プログラムにおいて、前記評価パラメータは、ユーザの主観的評価、ユーザの生体情報及びユーザの操作履歴の少なくとも1つを含むことが好適である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明における実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。
【0020】
本発明の実施の形態における情報処理システムの問題点抽出装置100は、図1のように、制御部10、記憶部12、出力部14、標準入力部16、生体情報測定部18およびバス20から基本的に構成される。制御部10、記憶部12、出力部14、標準入力部16および生体情報測定部18は、バス20を介して、相互に情報(データ)伝達可能に接続される。
【0021】
また、問題点抽出装置100は、インターフェース部22を含むことも好適である。インターフェース部22は、装置100外部のネットワーク24に接続される。装置100はインターフェース部22を用いることによって、ネットワーク24を介して、ウェブサーバ等の他の情報処理システム(図示しない)からウェブ情報を取得し、ウェブ上での情報処理を行い、そのシステムを評価することも可能である。
【0022】
制御部10は、標準入力部16からのコマンドを受けて、記憶部12に記憶されている情報処理システム評価プログラムを実行し、問題点抽出の対象となる情報処理システムの問題点を求める。具体的には、標準入力部16から入力されるユーザの主観評価パラメータ及び操作履歴並びに生体情報測定部18から入力されるユーザの生体情報に関する評価パラメータを受けて、その情報処理システムの問題点を抽出する。処理結果は出力部14へ出力される。制御部10には、一般的なコンピュータのCPUを用いることができる。
【0023】
記憶部12は、制御部10で実行される情報処理システム評価プログラム、処理されるデータ、パラメータ及び処理結果等を格納および保持する。また、記憶部12は、評価パラメータと情報処理システムの問題点とを対応付けたデータベースを格納及び保持する。このデータベースについては後で詳細に説明する。
【0024】
記憶部12に保持された内容は、バス20を介して、制御部10や出力部14から適宜参照される。記憶部12には、半導体メモリ、ハードディスク、フレキシブルディスク、光磁気ディスクなどの一般的な記憶装置を適宜選択して用いることができる。
【0025】
出力部14は、制御部10から処理結果を受けて、その処理結果をユーザが確認可能な態様で表示する。また、標準入力部16からコマンドを受け付ける際に、ユーザインターフェースの表示を行う。出力部14には、ディスプレイ、タッチパネルまたはプリンタなどの一般的な表示装置を適宜選択して用いることができる。
【0026】
標準入力部16は、処理を制御するためのコマンドを取得する。また、問題点抽出の対象となる情報システムを使用する際のユーザの主観的評価やユーザの操作履歴に関する評価パラメータを取得する。標準入力部16には、キーボードやタッチパネル又はマウス等のポインティングデバイスなどの一般的な入力装置を適宜選択して用いることができる。
【0027】
ここで、主観的評価とは、例えば、ユーザが情報処理システムを使用する前後の「視認性」「操作性」「デザイン性」「面白さ」及び「全体印象」に関する印象を意味する。但し、情報処理システムに対してユーザが感じる主観的な印象に関する情報で有ればこれらに限られるものではない。
【0028】
また、ユーザの操作履歴とは、例えば、ユーザが情報処理システムを使用するときのキーボードからの文字入力の回数、マウスの移動距離又はクリック回数等を意味する。但し、情報処理システムに対してユーザが行った操作の履歴であればこれらに限られるものではない。
【0029】
さらに、標準入力部16では、問題点抽出対象の情報処理システムにおいて情報処理をする際の入力回数、ポインティングデバイス操作回数、ポインティングデバイス移動量が評価パラメータとして取得される。これらの評価パラメータは、その情報処理システムの問題点の抽出に使用される。
【0030】
生体情報測定部18は、問題点抽出の対象となる情報処理システムにおいて情報処理を行う際のユーザの生体情報を取得する。生体情報測定部18としては、既存の生体情報測定装置を用いることができる。
【0031】
ここで、生体情報とは、例えば、情報処理中のユーザの視線移動量、表示された情報を注視する時間、ユーザの瞳孔の開き具合及びユーザの脳波等のユーザの生体の情報を意味する。但し、情報処理システムを使用する際のユーザの生体に関する情報で有ればこれらに限られるものではない。
【0032】
<第1の情報処理システムの問題点抽出方法>
以下に、上記情報処理システムの問題点抽出装置100を用いた第1の情報処理システムの問題点抽出方法を、図2を参照して詳細に説明する。
【0033】
問題点抽出の対象となる情報処理システムで行う処理は、例えば、ワードプロセッサシステムにおいて、ユーザが1つの文書を完成させるまでのような一連の処理を全て含むものであっても良いし、一連の処理の中の文字入力、編集又はファイル操作などの個々の処理であっても良い。また、さらに細かいカット&ペースト等の処理であっても良い。
【0034】
さらに、ネットワーク24を介したウェブ上での情報処理であっても良い。この場合も、例えば、ウェブ上でのチケット予約を行う一連の処理であっても良いし、チケット予約を完了するまでのウェブページ切替やユーザ情報入力等の個々の処理を対象としても良い。
【0035】
また、対象となる情報処理システムは、問題点抽出装置100とは全く別個の情報処理装置であっても良いし、問題点抽出装置100を併用しても良い。
【0036】
第1の問題点抽出方法の各工程は、コンピュータで実行可能な情報処理システムの問題点抽出プログラムとしてコーディングすることができる。このプログラムを記憶部12に保持し、制御部10で実行することによって、以下の処理を行うことができる。
【0037】
ユーザが標準入力部16から問題点抽出処理に対する開始コマンドを入力することによって、その開始コマンドを受けた制御部10が、記憶部12に保持された情報処理システム評価プログラムを実行する。その結果、処理は直ちにステップS10に移行する。
【0038】
ステップS10では、評価パラメータの種類及び値と情報処理システムの問題点を表現する情報とを関連付け、予め記憶部12に格納及び保持する。このとき、評価パラメータの種類と情報処理システムの問題点を表現する情報との関連の強さに基づいて、関連性が強い順に問題点を表現する情報を格納する。
【0039】
例えば、図3のように、ユーザの主観的評価、ユーザの生体情報及びユーザの操作履歴に関する評価パラメータの種類と値に対応付けて、情報処理システムの問題点を表現するテキスト情報を保持する。このとき、テキスト情報は、それぞれ対応付けられる評価パラメータの種類との関連性が強いものから順番付けて保持する。
【0040】
各評価パラメータに関連付けられる問題点を表現する情報は、それぞれの評価パラメータの種類及び値に対して情報処理システムが抱える一般的な問題を表現する情報を予め調査したものを用いることが好適である。すなわち、一般ユーザやシステム設計者/製作者の主観的評価、生体情報及び操作履歴に関する評価パラメータと情報処理システムの問題点との関連性を調査して、その問題点を表現する情報をデータベース化する。
【0041】
図3では、ユーザの主観的評価に関する評価パラメータの「視認性」(種類)及び評価パラメータの値に対して、情報処理システムの問題点を表現するテキスト情報である「文字が小さい」及び「文字色と背景色とのコントラストが低い」が関連付けられて保持されている。ここで、評価パラメータ「視認性」に対しては、「文字が小さい」というテキスト情報の方が「文字色と背景色とのコントラストが低い」というテキスト情報よりも関連性が強いため、「文字が小さい」、「文字色と背景色とのコントラストが低い」の順番でテキスト情報が保持されている。また、ユーザの生体情報に関する評価パラメータの「視線移動量」及び値に対して、「視線移動量」と関連性が強い順にテキスト情報「コンテンツの並べ方が煩雑である」、「コンテンツの内容が多過ぎる」が関連付けられている。ユーザの操作履歴に関する評価パラメータの「クリック回数」及び値に対しては、「クリック回数」との関連性が強い順にテキスト情報「操作ボタンが多すぎる」、「選択肢が多すぎる」が関連付けられている。同様に、他の評価パラメータについても、その種類と値に対してテキスト情報を関連付けることができる。
【0042】
また、本実施の形態では、情報処理システムの問題点を表現する情報をテキスト情報のみとしているが、画像情報や音声情報等の他の形態の情報とすることも好適である。
【0043】
ステップS20では、問題点抽出の対象となる情報処理システムを用いて情報処理を実行する。情報処理は、上記のように、ワードプロセッサによる文書作成やウェブ上でのチケット予約等の一連の処理の組合せであっても良いし、文字入力、画面切替などの個々の処理であっても良い。
【0044】
ステップS30では、問題点抽出の対象となる情報システムに関する評価パラメータを取得する。すなわち、その情報処理システムを使用したユーザやシステム設計者/製作者の主観的評価、生体情報及び操作履歴に関する評価パラメータが取得される。取得された評価パラメータは記憶部12に格納及び保持される。
【0045】
ユーザ等の主観的評価は、図4に例示するように、ユーザ等の主観的な評価をアンケート形式で入力してもらうことにより取得することができる。このとき、出力部14を用いてアンケートをユーザ等に提示し、標準入力部16からユーザの評価を選択させることが好適である。アンケートは、ステップS20の処理が終了した時点で出力部14においてユーザに画像で提示し、ユーザに主観的評価に関する評価パラメータを強制的に入力させるものとしても良い。ユーザは、情報処理システムで情報処理を行った際の印象に基づいて主観的評価を入力する。ユーザの主観的評価は、図5に例示するように、複数の評価パラメータに対して数値データとして取得される。
【0046】
ユーザ等の生体情報は、既存の生体情報測定装置からなる生体情報測定部18によって取得される。例えば、既存の視線追尾装置を用いて、情報処理中に表示される画像を、ユーザ等が見たときの視線の軌跡を評価パラメータとして取得する。同様に、既存の瞳孔拡散測定装置や脳波測定装置等によって、ユーザの瞳孔の開き具合や脳波等を評価パラメータとして取得する。ユーザ等の生体情報は、図6に例示するように、数値データである評価パラメータとして取得される。
【0047】
ユーザ等の操作履歴は、ステップS20における情報処理中のユーザ等の操作を順次蓄積しておくことによって取得することができる。例えば、キーボードからの情報の入力回数や入力文字数、マウス等のポインティングデバイスの移動距離、移動方向若しくはクリック回数、又は情報処理中のエラー発生回数等を取得する。これらの操作履歴は、標準入力部16に一旦蓄積しておき、その後記憶部12に格納及び保持しても良いし、操作がされる度に記憶部12に逐次格納及び保持しても良い。
【0048】
ステップS40では、取得した評価パラメータに基づいて情報処理システムの問題点に関する情報を抽出する。問題点に関する情報は、評価パラメータの種類及び値に対応付けられた問題点を表現する情報を選択することによって行われる。
【0049】
例えば、「視認性」に関する評価パラメータが取得され、その値が1であった場合には、図3のデータベースにおいて、関連付けられた情報として「文字が小さい」及び「文字色と背景色とのコントラストが低い」というテキスト情報が抽出される。また、「視線移動量」に関する評価パラメータが5であった場合には、「コンテンツの並べ方が煩雑である」及び「コンテンツの内容が多過ぎる」が抽出される。このとき、評価パラメータの種類との関連性が高い順にテキスト情報は抽出される。同様に、他の評価パラメータからも情報処理システムの問題点を抽出することが可能である。
【0050】
さらに、多数のユーザ等から取得した評価パラメータの平均値、一人のユーザが複数回システムを使用した場合の評価パラメータの平均値を用いることも好適である。これによって、ユーザ間の評価の偏りや使用回数の違いによる評価の偏りを防ぐことができ、より正確に情報処理システムの問題点を表現する情報を抽出することができる。
【0051】
ステップS50では、出力部14において、抽出された問題点を表現する情報が、対象となった情報処理システムの問題点に関する情報としてユーザに提示される。このとき、図7に例示するように、評価パラメータの種類との関連性が高い情報から順に表示することが好適である。
【0052】
以上のように、第1の情報処理システムの問題点抽出方法によれば、情報処理システムを使用する際のユーザの主観的評価、生体情報及び操作履歴に関する評価パラメータに基づいて、一般ユーザが主観的に評価することが困難である情報処理システムの問題点に関する情報を提示することができる。さらに、問題点を重要な順に表示することにより、ユーザがより容易に情報処理システムの問題点を把握できる。
【0053】
<第2の情報処理システムの問題点抽出方法>
以下に、上記情報処理システムの問題点抽出装置100を用いた第2の情報処理システムの問題点抽出方法について、図8を参照して詳細に説明する。
【0054】
第2の問題点抽出方法の各工程は、コンピュータで実行可能な情報処理システムの問題点抽出プログラムとしてコーディングすることができる。このプログラムを記憶部12に保持し、制御部10で実行することによって、以下の処理を行うことができる。
【0055】
ユーザが標準入力部16から開始コマンドを入力することによって、その開始コマンドを受けた制御部10は、記憶部12に保持された情報処理システム評価プログラムを実行開始する。その結果、処理は直ちにステップS11に移行する。
【0056】
ステップS11では、評価パラメータの種類及びその評価パラメータの時間的変化量と、情報処理システムの問題点を表現する情報とを関連付け、予め記憶部12に格納及び保持する。このとき、上記第1の問題点抽出方法と同様に、評価パラメータの種類と情報処理システムの問題点を表現する情報との関連の強さに基づいて、関連性が高い順に問題点を表現する情報を格納する。
【0057】
例えば、図9のように、ユーザの主観的評価、ユーザの生体情報及びユーザの操作履歴に関する評価パラメータの種類とその値の時間的変化量に対応付けて、情報処理システムの問題点を表現するテキスト情報を保持する。このとき、テキスト情報は、それぞれ対応付けられる評価パラメータの種類との関連性が強いものから順番付けて保持する。
【0058】
図9では、ユーザの主観的評価に関する評価パラメータの「視認性」(種類)及び評価パラメータの時間的変化量に対して、情報処理システムの問題点を表現するテキスト情報である「重要なコンテンツが強調表示されていない」及び「コンテンツの内容に応じた配置が出来てない」が関連付けられて保持されている。ここで、評価パラメータ「視認性」に対しては、「重要なコンテンツが強調表示されていない」というテキスト情報の方が「コンテンツの内容に応じた配置が出来ていない」というテキスト情報よりも関連性が強いため、「重要なコンテンツが強調表示されていない」、「コンテンツの内容に応じた配置が出来ていない」の順番でテキスト情報が保持されている。同様に、他の評価パラメータについても、その種類と時間的な変化量に対してテキスト情報を関連付けることができる。
【0059】
また、本実施の形態では、情報処理システムの問題点を表現する情報をテキスト情報のみとしているが、画像情報や音声情報等の他の形態の情報とすることも好適である。
【0060】
ステップS15では、情報処理システムでの処理前に評価パラメータを取得する。評価パラメータの取得は、上記第1の問題抽出方法のステップS30と同様に行うことができる。
【0061】
例えば、ウェブ上で情報処理を行う場合には、処理を開始する第1のウェブページが表示された直後に、図4に示すようなアンケート形式の画面表示を行い、主観的評価に関する評価パラメータを入力させることが好適である。このとき、第1のウェブページから第2のウェブページへ移行する間に、アンケート画面を出力部14に表示し、ユーザに強制的に第1のウェブページに関する主観的な評価を入力させるものとしても良い。
【0062】
同様に、第1のウェブページが表示された後に、生体情報測定部18からユーザの生体情報に関する評価パラメータを取得することが好適である。
【0063】
ステップS20及びS30では、上記第1の問題点抽出方法と同様に処理を行う。従って、ここでの説明は省略する。
【0064】
ステップS35では、処理前後の評価パラメータの差を算出することによって、評価パラメータの時間的変化量を求める。具体的には、記憶部12に保持されている情報処理後の評価パラメータから情報処理前の評価パラメータを算術除算することによって時間的変化量を求めることができる。図10に、情報処理前後のユーザの主観的評価及び生体情報に関する評価パラメータの差を算出した結果を例示する。
【0065】
ステップS42では、評価パラメータの種類及び時間的変化量に基づいて、問題点抽出の対象となった情報処理システムの問題点に関する情報を抽出する。問題点に関する情報は、評価パラメータの種類及び時間的変化量に対応付けられた問題点を表現する情報を選択することによって行われる。
【0066】
例えば、処理前後において「視認性」に関する評価パラメータが取得され、その時間的変化量が−2であった場合には、図9の例示より、「重要なコンテンツが強調表示されていない」及び「コンテンツの内容に応じた配置が出来ていない」というテキスト情報が抽出される。このとき、評価パラメータの種類との関連性が強いテキスト情報から順番付けて抽出される。同様に、他の評価パラメータについても、その種類と時間的変化量の条件に合致する情報が抽出される。
【0067】
このとき、上記第1の問題点抽出方法と同様に、多数のユーザ等から取得した評価パラメータの平均値、一人のユーザが複数回システムを使用した場合の評価パラメータの平均値を用いることも好適である。これによって、ユーザ間の評価の偏りや使用回数の違いによる評価の偏りを防ぐことができ、より正確に情報処理システムの問題点を表現する情報を抽出することができる。
【0068】
ステップS50では、出力部14において、抽出された問題点を表現する情報が、対象となった情報処理システムの問題点に関する情報としてユーザに提示される。このとき、評価パラメータの種類との関連性が高い情報から順に表示することが好適である。
【0069】
以上のように、第2の問題点抽出方法によれば、実際に処理を行う前と、実際に処理を行った後のユーザの評価の変化に基づいて、情報処理システムの問題点に関する情報を抽出し、提示することができる。さらに、評価パラメータの種類に応じて、問題点の重要度をランク付けしておくことによって、ユーザは問題点を重要な順番に把握することができ、問題点の改善をより効果的に行うことが可能となる。
【0070】
また、処理前後の評価パラメータの時間的変化量に替えて、同一の処理を繰り返し行った場合の評価パラメータの時間的変化量に基づいて、情報処理システムの問題点に関する情報を抽出することも可能である。例えば、同一のワードプロセッサにより繰り返し文書作成の処理を行った場合に、それぞれの文書作成後に評価パラメータを取得し、その評価パラメータの時間的な変化量に基づいてシステムの問題点を抽出することができる。この形態では、情報処理システムの操作に慣れていないユーザと、慣れてきたユーザとが感じるシステムの問題点の違いを明確に提示することができる。
【0071】
また、情報処理システムを改修した場合に、改修前と改修後の評価パラメータを取得し、その評価パラメータの時間的変化量に基づいて、システムの問題点に関する情報を提示することもできる。すなわち、情報処理システムの改修前後における、ユーザの評価の変化から、改修の具体的効果を明確に提示することができる。
【0072】
<第3の情報処理システムの問題点抽出方法>
以下に、上記情報処理システムの問題点抽出装置100を用いた第3の情報処理システムの問題点抽出方法について、図11を参照して詳細に説明する。
【0073】
第3の問題点抽出方法の各工程は、コンピュータで実行可能な情報処理システムの問題点抽出プログラムとしてコーディングすることができる。このプログラムを記憶部12に保持し、制御部10で実行することによって、以下の処理を行うことができる。
【0074】
ユーザが標準入力部16から開始コマンドを入力することによって、その開始コマンドを受けた制御部10は、記憶部12に保持された情報処理システム評価プログラムを実行開始する。その結果、処理は直ちにステップS12に移行する。
【0075】
ステップS12では、評価パラメータの種類及び値と情報処理システムの問題点を表現する情報とを関連付け、予めデータベースとして記憶部12に格納及び保持する。このとき、図3のように、第1の情報処理システムの問題点抽出方法と同様に、評価パラメータの種類との関連の強さに応じて、関連性が強い順に問題点を表現する情報を格納しても良い。
【0076】
ステップS13では、評価パラメータの種類にキーワードを関連付け、データベースとして予め記憶部12に格納及び保持する。このとき、図12のように、キーワードとの関連の強さに応じて評価パラメータの種類を順に格納する。
【0077】
例えば、キーワード「表示」と関連が強い順に評価パラメータ「視認性」、「視線移動量」を関連付ける。同様に、他のキーワードについても関連性の強い順に評価パラメータの種類を関連付ける。
【0078】
ステップS16では、ユーザが関心のある情報処理システムの問題点に関するキーワードを取得する。ユーザは、標準入力部16からキーワードを入力する。ここでは例として、「操作」が入力されたものとして以下の説明を行う。
【0079】
ステップS20及びS30では、上記第1の問題点抽出方法と同様に処理を行う。従って、ここでの説明は省略する。
【0080】
ステップS43では、ステップS16で取得したキーワードに基づいて、データベースからそのキーワードと関連が強い評価パラメータの種類を抽出する。評価パラメータは、キーワードと関連が強い順に抽出する。
【0081】
ステップS16で取得したキーワードが「操作」である場合には、図12の例では、「操作性」「視線移動量」「クリック回数」・・・「マウス移動量」の順に評価パラメータが取得される。
【0082】
ステップS44では、ステップS43で抽出された評価パラメータの順に、データベースから問題点を表現する情報を抽出する。このとき、評価パラメータに対する関連の強さの順に問題点を表現する情報が関連付けられている場合には、その順に問題点を表現する情報を抽出する。
【0083】
上記例のように「操作性」「視線移動量」・・・の順に評価パラメータが抽出された場合には、図3のデータベースでは、「画面切替が多い」「操作ボタンが小さい」「コンテンツの並べ方が煩雑である」「コンテンツの内容が多過ぎる」・・・の順番でテキスト情報が抽出される。
【0084】
ステップS50では、ステップS44で抽出された順に問題点を表現する情報を出力する。出力は、上記第1の情報処理システムの問題点抽出方法と同様の形式で行うことができる。
【0085】
以上のように、第3の問題点抽出方法によれば、ユーザが入力したキーワードに基づいて、ユーザの関心と関連が高い順に情報処理システムの問題点を提示することができる。
【0086】
また、上記第2の情報処理システムの問題点抽出方法と同様に、評価パラメータの時間的変化量に基づいて、情報処理システムの問題点を表現する情報を抽出する形態としても良い。
【0087】
【発明の効果】
本発明によれば、情報処理システムを使用する一般ユーザやシステム設計者/製作者の主観的評価、生体情報及び操作履歴に関する評価パラメータに基づいて、その情報処理システムが抱える問題点を抽出し、ユーザに提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における情報処理システムの問題点抽出装置の構成のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における第1の問題点抽出方法のフローチャートを示す図である。
【図3】本発明の実施の形態における評価パラメータの種類及び値と問題点を表現するテキスト情報とを関連付けたデータベースの例である。
【図4】ユーザの主観的評価に関する評価パラメータを取得するためのアンケート形式の例を示す図である。
【図5】ユーザの主観的評価に関する評価パラメータの取得結果の例を示す図である。
【図6】ユーザの生体情報に関する評価パラメータの取得結果の例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態における第1の問題点抽出方法の処理結果の表示例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態における第2の問題点抽出方法のフローチャートを示す図である。
【図9】本発明の実施の形態における評価パラメータの種類及び時間的変化量と問題点を表現するテキスト情報とを関連付けたデータベースの例である。
【図10】ユーザの主観的評価及び生体情報に関する評価パラメータの時間的変化量を求めた結果の例を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態における第3の問題点抽出方法のフローチャートを示す図である。
【図12】本発明の実施の形態におけるキーワードと評価パラメータの種類とを関連付けたデータベースの例である。
【符号の説明】
10 制御部、12 記憶部、14 出力部、16 標準入力部、18 生体情報測定部、20 バス、22 インターフェース部、24 ネットワーク。
Claims (12)
- 情報処理システムの問題点に関する情報を提示する情報処理システムの問題点抽出方法であって、
情報処理システムを操作するユーザから得られる当該情報処理システムに関する評価パラメータの種類及び値に、情報処理システムの問題点を表現する情報を、当該評価パラメータの種類と関連が高い順に関連付けたデータベースを保持する手段を用いて、
問題点抽出の対象となる情報処理システムを使用するユーザから評価パラメータを取得する工程と、
前記取得した評価パラメータの種類及び値に関連付けられた前記問題点を表現する情報を、前記取得した評価パラメータの種類と関連が高い順に抽出し、前記問題点抽出の対象となった情報処理システムの問題点に関する情報として表示する工程と、
を含む処理を行うことを特徴とする情報処理システムの問題点抽出方法。 - 情報処理システムの問題点に関する情報を提示する情報処理システムの問題点抽出方法であって、
情報処理システムを操作するユーザから得られる当該情報処理システムに関する評価パラメータの種類及び値に、情報処理システムの問題点を表現する情報を、関連付けた第1のデータベースを保持する手段と、
前記評価パラメータの種類を、キーワードに、当該キーワードと関連が高い順に関連付けた第2のデータベースを保持する手段と、
を用いて、
問題点抽出の対象となる情報処理システムに対してユーザが関心を持つ問題点に関するキーワードを取得する工程と、
前記問題点抽出の対象となる情報処理システムを使用するユーザから評価パラメータを取得する工程と、
前記第2のデータベースから前記取得したキーワードと関連が高い順に前記取得した評価パラメータの種類を抽出する工程と、
当該抽出した評価パラメータの種類の順に、前記第1のデータベースから前記取得した評価パラメータの種類及び値に関連付けられた前記問題点を表現する情報を抽出し、前記問題点抽出の対象となった情報処理システムの問題点に関する情報として表示する工程と、
を含む処理を行うことを特徴とする情報処理システムの問題点抽出方法。 - 情報処理システムを操作するユーザから、当該情報処理システムに関する少なくとも1種類の評価パラメータを取得し、当該評価パラメータに基づいて当該情報処理システムの問題点に関する情報を提示する情報処理システムの問題点抽出方法であって、
情報処理システムを操作するユーザから得られる当該情報処理システムに関する評価パラメータの種類及び当該評価パラメータの時間的変化量に、情報処理システムの問題点を表現する情報を、当該評価パラメータの種類と関連が高い順に関連付けたデータベースを保持する手段を用いて、
問題点抽出の対象となる情報処理システムを使用するユーザから評価パラメータを取得する工程であって、異なる時刻に第1の評価パラメータと第2の評価パラメータを取得する工程と、
前記取得した評価パラメータの種類及び前記第1の評価パラメータと前記第2の評価パラメータとの時間的変化量に関連付けられた前記問題点を表現する情報を、当該評価パラメータの種類と関連が強い順に抽出して、前記問題点抽出の対象となった情報処理システムの問題点に関する情報として表示する工程と、
を含む処理を行うことを特徴とする情報処理システムの問題点抽出方法。 - 請求項1から3のいずれか1に記載の情報処理システムの問題点抽出方法において、
前記評価パラメータは、ユーザの主観的評価、ユーザの生体情報及びユーザの操作履歴の少なくとも1つであることを特徴とする情報処理システムの問題点抽出方法。 - 情報処理システムの問題点に関する情報を提示する情報処理システムの問題点抽出装置であって、
情報処理システムを操作するユーザから得られる当該情報処理システムに関する評価パラメータの種類及び値に、情報処理システムの問題点を表現する情報を、当該評価パラメータの種類と関連が高い順に関連付けたデータベースを保持する手段と、
問題点抽出の対象となる情報処理システムを使用するユーザから評価パラメータを取得する手段と、
前記取得した評価パラメータの種類及び値に関連付けられた前記問題点を表現する情報を、前記取得した評価パラメータの種類と関連が高い順に抽出し、前記問題点抽出の対象となった情報処理システムの問題点に関する情報として表示する手段と、
を含むことを特徴とする情報処理システムの問題点抽出装置。 - 情報処理システムの問題点に関する情報を提示する情報処理システムの問題点抽出装置であって、
情報処理システムを操作するユーザから得られる当該情報処理システムに関する評価パラメータの種類及び値に、情報処理システムの問題点を表現する情報を、関連付けた第1のデータベースを保持する手段と、
前記評価パラメータの種類を、キーワードに、当該キーワードと関連が高い順に関連付けた第2のデータベースを保持する手段と、
問題点抽出の対象となる情報処理システムに対してユーザが関心を持つ問題点に関するキーワードを取得する手段と、
前記問題点抽出の対象となる情報処理システムを使用するユーザから評価パラメータを取得する手段と、
前記第2のデータベースから前記取得したキーワードと関連が高い順に前記取得した評価パラメータの種類を抽出する手段と、
当該抽出した評価パラメータの種類の順に、前記第1のデータベースから前記取得した評価パラメータの種類及び値に関連付けられた前記問題点を表現する情報を抽出し、前記問題点抽出の対象となった情報処理システムの問題点に関する情報として表示する手段と、
を含むことを特徴とする情報処理システムの問題点抽出装置。 - 情報処理システムの問題点に関する情報を提示する情報処理システムの問題点抽出装置であって、
情報処理システムを操作するユーザから得られる当該情報処理システムに関する評価パラメータの種類及び当該評価パラメータの時間的変化量に、情報処理システムの問題点を表現する情報を、当該評価パラメータの種類と関連が高い順に関連付けたデータベースを保持する手段と、
問題点抽出の対象となる情報処理システムを使用するユーザから評価パラメータを取得する手段であって、異なる時刻に第1の評価パラメータと第2の評価パラメータを取得する手段と、
前記取得した評価パラメータの種類及び前記第1の評価パラメータと前記第2の評価パラメータとの時間的変化量に関連付けられた前記問題点を表現する情報を、当該評価パラメータの種類と関連が強い順に抽出して、前記問題点抽出の対象となった情報処理システムの問題点に関する情報として表示する手段と、
を含むことを特徴とする情報処理システムの問題点抽出装置。 - 請求項5から7のいずれか1に記載の情報処理システムの問題点抽出装置において、
前記評価パラメータは、ユーザの主観的評価、ユーザの生体情報及びユーザの操作履歴の少なくとも1つを含むことを特徴とする情報処理システムの問題点抽出装置。 - 情報処理システムの問題点に関する情報を提示する情報処理システムの問題点抽出プログラムであって、
情報処理システムを操作するユーザから得られる当該情報処理システムに関する評価パラメータの種類及び値に、情報処理システムの問題点を表現する情報を、当該評価パラメータの種類と関連が高い順に関連付けたデータベースを保持する手段を用いて、
コンピュータに、
問題点抽出の対象となる情報処理システムを使用するユーザから評価パラメータを取得する工程と、
前記取得した評価パラメータの種類及び値に関連付けられた前記問題点を表現する情報を、前記取得した評価パラメータの種類と関連が高い順に抽出し、前記問題点抽出の対象となった情報処理システムの問題点に関する情報として表示する工程と、
を含む処理を実行させることを特徴とする情報処理システムの問題点抽出プログラム。 - 情報処理システムの問題点に関する情報を提示する情報処理システムの問題点抽出プログラムであって、
情報処理システムを操作するユーザから得られる当該情報処理システムに関する評価パラメータの種類及び値に、情報処理システムの問題点を表現する情報を、関連付けた第1のデータベースを保持する手段と、
前記評価パラメータの種類を、キーワードに、当該キーワードと関連が高い順に関連付けた第2のデータベースを保持する手段と、
を用いて、
コンピュータに、
問題点抽出の対象となる情報処理システムに対してユーザが関心を持つ問題点に関するキーワードを取得する工程と、
前記問題点抽出の対象となる情報処理システムを使用するユーザから評価パラメータを取得する工程と、
前記第2のデータベースから前記取得したキーワードと関連が高い順に前記取得した評価パラメータの種類を抽出する工程と、
当該抽出した評価パラメータの種類の順に、前記第1のデータベースから前記取得した評価パラメータの種類及び値に関連付けられた前記問題点を表現する情報を抽出し、前記問題点抽出の対象となった情報処理システムの問題点に関する情報として表示する工程と、
を含む処理を実行させることを特徴とする情報処理システムの問題点抽出プログラム。 - 情報処理システムの問題点に関する情報を提示する情報処理システムの問題点抽出プログラムであって、
情報処理システムを操作するユーザから得られる当該情報処理システムに関する評価パラメータの種類及び当該評価パラメータの時間的変化量に、情報処理システムの問題点を表現する情報を、当該評価パラメータの種類と関連が高い順に関連付けたデータベースを保持する手段を用いて、
コンピュータに、
問題点抽出の対象となる情報処理システムを使用するユーザから評価パラメータを取得する工程であって、異なる時刻に第1の評価パラメータと第2の評価パラメータを取得する工程と、
前記取得した評価パラメータの種類及び前記第1の評価パラメータと前記第2の評価パラメータとの時間的変化量に関連付けられた前記問題点を表現する情報を、当該評価パラメータの種類と関連が強い順に抽出して、前記問題点抽出の対象となった情報処理システムの問題点に関する情報として表示する工程と、
を含む処理を実行させることを特徴とする情報処理システムの問題点抽出プログラム。 - 請求項9から12のいずれか1に記載の情報処理システムの問題点抽出プログラムにおいて、
前記評価パラメータは、ユーザの主観的評価、ユーザの生体情報及びユーザの操作履歴の少なくとも1つを含むことを特徴とする情報処理システムの問題点抽出プログラム。
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JP2002179160A JP2004021864A (ja) | 2002-06-19 | 2002-06-19 | 情報処理システムの問題点抽出装置、問題点抽出方法および問題点抽出プログラム |
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JP2008197731A (ja) * | 2007-02-08 | 2008-08-28 | Mitsubishi Electric Corp | 静的解析結果の分析表示装置 |
-
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- 2002-06-19 JP JP2002179160A patent/JP2004021864A/ja active Pending
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