JP2004020059A - 電気カーペット - Google Patents

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Tomoyasu Hirano
平野 友康
Hideki Tamura
田村 秀樹
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

【課題】化学物質等の吸着作用や遠赤外線、マイナスイオン放出作用等に優れた電気カーペットを提供する。
【解決手段】裏面材1と発熱体2と表面材3を積層して成る電気カーペット4である。表面材3が繊維で構成されると共に、その繊維の一部又は全部が吸着性を有する炭化物を含有する繊維となっている。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸着性能及び遠赤外線放射性を高めた電気カーペットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気カーペットは、一般的に裏面材と表面材との間に発熱体を挟んで一体化させた面状発熱体の周縁部に温度制御部を備えた構成となっている。表面材は発熱体の保護と外観・インテリア性や座り心地を持たせたものや、上に電気カーペット用カバーを掛けて使用することを前提にして発熱体の保護を主眼として選定されているものなどがある。裏面材は主に断熱性や座り心地を確保することを考えて選定されている。
【0003】
上記のように従来の電気カーペットは採暖器具として提供されているものであり、近年高まりつつある健康や快適性に対するユーザーニーズの多様化に対応できていないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、化学物質等の吸着作用や遠赤外線、マイナスイオン放出作用等に優れた電気カーペットを提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る電気カーペットは、裏面材1と発熱体2と表面材3を積層して成る電気カーペット4において、表面材3が繊維で構成されると共に、その繊維の一部又は全部が吸着性を有する炭化物を含有する繊維となっていることを特徴とするものである。このような構成とすることで、電気カーペット4に炭化物がもつ吸着作用や遠赤外線放射及びマイナスイオン放出機能を与えることができるものである。
【0006】
また、吸着性を有する炭化物を含有する繊維が多孔質状に形成されていることが好ましい。このような構成とすることで、繊維の重量当たりの表面積を大きくでき、炭化物の表面への露出を多くすることができ、炭化物がもつ吸着作用や遠赤外線放射及びマイナスイオン放出機能をより高めることができるものである。
【0007】
また、吸着性を有する炭化物を含有する繊維がレーヨンであることが好ましい。このような構成とすることで、レーヨン繊維は形状的特徴から表面積が非常に大きいため、炭化物の表面への露出を多くすることができ、炭化物がもつ吸着作用や遠赤外線放射及びマイナスイオン放出機能をより高めることができるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を以下実施例に基づいて説明する。
[実施例1]
図1,図2には電気カーペット4が示してあり、ニードルパンチ不織布からなる表面材3及び裏面材1とで所定の間隔でジグザグ状に配線したヒータ線よりなる発熱体2をサンドイッチして一体化して電気カーペット4を構成してあり、この電気カーペット4の周縁部には発熱体2であるヒータ線の温度を制御する温度制御部を備えたコントローラ5を設けてある。
【0009】
本実施例においては、表面材3に使用したニードルパンチ不織布は一般的なポリエステル繊維を主体としたものであるが、図3に示すように、炭化物である木炭微粉末6を含有する繊維7(ポリエステル系繊維)を重量比率で約20%混綿させてある。ここで、繊維7中の木炭微粉末6の含有量は重量比率で約20%である。また、繊維7の繊度は5〜10dt(デシテックス)のものを用いている。
【0010】
ここで、木炭微粉末6を含有した繊維7のポリエステル系繊維全体に対する混綿比率や繊維7中の木炭微粉末6の含有量及び繊度は特に限定されるものではないが、細かい繊維を多量に使用した方が表面積を多く稼げるために木炭微粉末6を繊維7表面に多く露出させることができるものである。
【0011】
また、主体とする繊維にポリエステル系繊維を用いているが、特にこれに限定されるものではなく、その他の種々の化学繊維を混綿又は単独で使用しても効果は変わらない。
[実施例2]
実施例1と同じ構成の電気カーペット4において、本実施例では、表面材3としてポリエステル系繊維を主体としたニードルパンチ不織布に図4に示すように、木炭微粉末6を含有する多孔質状繊維8(ポリエステル系繊維)を重量比率で10%混綿させたものを使用した。
【0012】
多孔質状繊維8において、繊維に対する木炭微粉末6の含有量は重量比率で20%とした。多孔質状繊維8の繊度は5〜15dt(デシテックス)のものを用いている。
【0013】
多孔質状繊維8は、多孔質状に形成されているので、繊維の表面積を稼ぐことができ、木炭微粉末6を繊維表面に多く露出させることができるものである。
【0014】
多孔質状に形成する繊維は特にポリエステル系に限定されるものではなく、ポリアクリロニトリル系やポリアミド系及びポリプロピレン系、セルロース系などの化学繊維から必要に応じて任意に選定することができるものである。
【0015】
また、ポリエステル系繊維と多孔質状繊維8の混綿比率も特に限定されるものではなく、経済性を鑑みて任意に設定可能である。
【0016】
また、主体とする繊維にポリエステル系繊維を用いているが、特にこれに限定されるものではなく、その他の種々の化学繊維を混綿又は単独で使用しても効果は変わらない。
[実施例3]
実施例1と同じ構成の電気カーペット4において、本実施例では、表面材3としてポリエステル系繊維を主体としたニードルパンチ不織布に図5に示すように、木炭微粉末6を含有するセルロース系繊維9(レーヨン繊維)を重量比率で10%混綿させたものを使用した。
【0017】
セルロース系繊維9に対する木炭微粉末6の含有量は重量比率で20%とした。セルロース系繊維9の繊度は5〜20dt(デシテックス)のものを用いている。
【0018】
木炭微粉末6の含有量は特に限定されないが、多量に添加し過ぎると繊維の強度が低下し、繊維切れにより繊維くずを発生し易くなるので、最大でも30%程度とするのが好ましい。
【0019】
ポリエステル系繊維とセルロース系繊維9の混綿比率も特に限定されるものではなく、任意に設定可能であるが、一般的にレーヨン繊維の方が高価であるため、必要に応じて使用量を調整するのがよい。
【0020】
また、主体とする繊維にポリエステル系繊維を用いているが、特にこれに限定されるものではなく、その他の種々の化学繊維を混綿又は単独で使用しても効果は変わらない。
[実施例4]
実施例1と同じ構成の電気カーペット4において、本実施例では、図6に示すように、ポリプロピレン製織布よりなる基布10に、アクリル系繊維を主体としたスパン撚糸よりなるパイル11を打ち込み、SBR系のバッキング材12によりパイルを固定させてある表面材3を使用した。
【0021】
パイル11は実施例1の木炭微粉末6を含有する繊維7(ポリエステル系繊維)を重量比率で約20%の割合でアクリル繊維と混綿せしめたものを使用した。
[実施例5]
実施例1と同じ構成の電気カーペット4において、本実施例では、図7に示すように、ポリエステル繊維と実施例3の木炭微粉末6を含有するセルロース系繊維9(レーヨン繊維)よりなる平織りを表面材3として使用し、接着剤層14を介してヒータ線よりなる発熱体2及び裏面材1と一体化した。
【0022】
本実施例では図8に示すように、縦糸15にポリエステル繊維、横糸16に木炭微粉末6を含有したセルロース系繊維9を用いている。
【0023】
しかして、炭化物である木炭微粉末6は、つまり、木炭は多孔質形状であるため化学物質等の吸着作用があり、また、遠赤外線放射による保温作用・マイナスイオンの発生作用などを有していため、電気カーペット4の表面材3に木炭微粉末6を含有した繊維を用いることで、上記いずれの実施例1〜実施例5のいずれの実施例においても、繊維表面に露出した木炭微粉末6により上記の作用効果を発揮できるものである。
【0024】
また、木炭微粉末6を含有する繊維として実施例2のように多孔質状繊維8を用いた場合は、繊維の表面積を大きくすることができ、木炭微粉末6の表面への露出を多くすることができるものである。
【0025】
また、木炭微粉末6を含有する繊維として実施例3、実施例5のようにセルロース系繊維9(レーヨン繊維)を用いたものの場合、レーヨン繊維の形状的特徴から表面積が非常に大きくなり、木炭微粉末6の含有率が少なくても木炭微粉末6がより効率的に表面に露出するため、高い効果を期待することができるものである。
【0026】
また、電気カーペット4においては、発熱体2であるヒータ線の発熱により繊維温度も上昇するため、更に遠赤外線の放射量が増大し、より効果的である。
【0027】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、裏面材と発熱体と表面材を積層して成る電気カーペットにおいて、表面材が繊維で構成されると共に、その繊維の一部又は全部が吸着性を有する炭化物を含有する繊維となっているので、電気カーペットに炭化物がもつ吸着作用や遠赤外線放射及びマイナスイオン放出機能を与えることができて、健康、快適性に優れた電気カーペットを提供することができるものであり、特に、発熱体の発熱により繊維温度も上昇して、更に遠赤外線の放射量が増大し、より効果的に遠赤外線を放射できるものである。
【0028】
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、吸着性を有する炭化物を含有する繊維が多孔質状に形成されているので、簡単な構成で繊維の重量当たりの表面積を大きくでき、炭化物の表面への露出を多くすることができ、炭化物がもつ吸着作用や遠赤外線放射及びマイナスイオン放出機能をより高めることができるものである。
【0029】
また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、吸着性を有する炭化物を含有する繊維がレーヨンであるので、レーヨン繊維は形状的特徴から表面積が非常に大きいため、炭化物の表面への露出を多くすることができ、炭化物がもつ吸着作用や遠赤外線放射及びマイナスイオン放出機能をより高めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気カーペットの一部破断した平面図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】同上の炭化物を含有した繊維を示す概略説明図である。
【図4】同上の炭化物を含有した多孔質状繊維の概略説明図である。
【図5】同上の炭化物を含有したセルロース系繊維の概略説明図である。
【図6】同上の電気カーペットの他の実施例の断面図である。
【図7】同上の電気カーペットの更に他の実施例の断面図である。
【図8】同上の平織りを説明する平面図である。
【符号の説明】
1 裏面材
2 発熱体
3 表面材
4 電気カーペット

Claims (3)

  1. 裏面材と発熱体と表面材を積層して成る電気カーペットにおいて、表面材が繊維で構成されると共に、その繊維の一部又は全部が吸着性を有する炭化物を含有する繊維となっていることを特徴とする電気カーペット。
  2. 吸着性を有する炭化物を含有する繊維が多孔質状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の電気カーペット。
  3. 吸着性を有する炭化物を含有する繊維がレーヨンであることを特徴とする請求項1記載の電気カーペット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20110042471A1 (en) * 2008-04-23 2011-02-24 Takaharu Futaeda Indoor environment regulating system
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