JP2004019116A

JP2004019116A - Storage frame body with security function and security device

Info

Publication number: JP2004019116A
Application number: JP2002171401A
Authority: JP
Inventors: Hiroichi Sano; 佐野　博一
Original assignee: UNITECH TOKYO KK
Current assignee: UNITECH TOKYO KK
Priority date: 2002-06-12
Filing date: 2002-06-12
Publication date: 2004-01-22

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To surely operate a security device locked/unlocked by making use of a radio wave attached to a storage frame body such as a desk or the like. <P>SOLUTION: The storage frame body (1) comprises a lock structure (17) for locking a frame body (3) and an opening and shutting body (4) and a control unit (19) for locking/unlocking driving the lock structure (17), and a metal-made shielding plate (26) is provided between a detection antenna (57) having the control unit (19) and the opening and shutting body (4). The absorption of a radio wave radiated from the detection antenna (57) into the opening and shutting body (4) is controlled by action of the metal-made shielding plate (26). Since the radio wave radiated from the detection antenna (57) efficiently reaches a card key (24) by the control, the security device (15) can be thereby surely operated. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明に属する技術分野】
本発明は、セキュリティ機能を備えた収納枠体及びセキュリティ装置に関し、特に、ＩＤコードが書き込まれたカードキーからの電波により開錠、施錠が可能なものに関する。
【０００２】
【従来の技術】
机（事務机、学習机等）、書庫、戸棚、ロッカー、クローゼット、金庫、電子レジスタ、集合住宅や雑居ビル等の集合郵便箱等に代表される収納枠体には、それぞれ引出や扉が設けてある。これらの引出や扉は枠体本体に取り付けてあり、引出や扉を開けると、そこには収納部があり、その中に事務用品、書籍、貴重品、衣類、郵便物等を収納できるようにしてある。また、他人が勝手に引出や扉を開閉しないようにセキュリティ機能を備えている収納枠体も多い。このようなセキュリティ機能の代表として、引出や扉を枠体本体にロックして、鍵がなければ開けられないようにしたロック機構がある。
【０００３】
ロック機能の中には、機械的なものもあれば、電子式のものもある。さらに電子式のロック機構の中には、閂を備えた錠本体を収納枠体の収納部内に、検知アンテナを備えた検知部を引出や扉の外側に各々取り付け、この検知部にＩＤコードが記録されているカードキーを接近させて施錠・開錠を行うようにしたものがある。このような電子式ロック機構において、検知アンテナからはカードキーとの間におけるＩＤコード交換等のための電波が輻射される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、先に例示した収納枠体のうち、机に着目すると、その机は木製や合成樹脂製等の場合もあるが金属製である場合も多い。金属製の机に検知アンテナを取り付けた場合、そこから輻射される電波が金属製の引出や天板等から影響を受けて減衰してしまう恐れがある。これは、金属製の引出や天板等の大きさに比べた検知アンテナの大きさが十分ではないからであると思われる。減衰した電波によるカードキーとの間の送受信は、必ずしも確実なものとはいえない。このような減衰分を補うために、その分だけ輻射電力を大きくすることが考えられるが、輻射電力を大きくしすぎると他の電子機器等に悪影響を与えかねない。さらに、消費電力の増大により駆動用電池の使用可能期間を縮めてしまうので適当でない。また、引出や天板等から離して、それらから影響を受けないようにする方法もあるが、そのようにするとロック機構そのものが大きくなりすぎて現実的でない。他方、木製の机であっても、収納部の中に金属製のもの、たとえば、手提げ金庫や各種の工具類を入れたときに、これらも電波減衰の一因となる。
【０００５】
本発明の目的は、上記した事情を考慮した収納枠体及びセキュリティ装置を提供することにある。すなわち、カードキーを使用して施錠・開錠可能なセキュリティ機能を備える収納枠体であって、当該収納枠体が金属製であると木製や合成樹脂製等であるとに関わらず、また、その収納部内に収納する物の性質とは無関係に、確実に作動するセキュリティ機能を備えた収納枠体を提供することにある。また、他の目的は、各種の収納枠体に取り付けることのできるセキュリティ装置の提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために鋭意研究を重ねた発明者は、検知アンテナと収納枠体との間に金属製遮蔽板を介在させることにより、検知アンテナが輻射する電波の減衰を抑制可能であることを見出した。本発明は、この知見に基づいてなされたものであり、その詳しい構成については、項を改めて説明する。なお、何れかの請求項に係る発明の説明に当たって行う用語の定義等は、その性質上、可能な範囲において他の請求項に係る発明の説明にも適用があるものとする。
【０００７】
（請求項１に記載した発明の特徴）
請求項１に記載した発明に係るセキュリティ機能を備える収納枠体は、収納部を有する枠体本体と、当該収納部を開閉するために当該枠体本体に設けた開閉体と、を備えている。さらに、当該枠体本体と当該開閉体とをロックするためのロック構造と、当該ロック構造を施錠・開錠駆動するための制御ユニットと、当該開閉体外壁に設けた検知部と、駆動用電池と、
当該検知部に接近させた際に電波によりＩＤコードを送受信可能なカードキーと、を含む。当該検知部は、当該電波を送受信可能な検知アンテナと、当該検知アンテナが受信した電波に含まれるＩＤコードと第１記憶手段に記憶してあるＩＤコードとの附合を判別する判別手段と、当該判別手段の判別結果に基づいて施錠・開錠信号を出力する出力手段と、を含む。当該検知アンテナと当該開閉体外壁との間には、当該検知アンテナが輻射する電波を遮蔽する金属製遮蔽板を設けてある。
【０００８】
請求項１の収納枠体によれば、枠体本体に対して開閉体を開閉することにより収納部が開閉する。ロック構造は枠体本体と開閉体とをロックし、カードキーがなければロック機構の施錠・開錠をすることはできない。ロック機構は制御ユニットにより制御されるようになっており、この制御はカードキーとの間の電波の送受信に基づいて行われる。カードキーとの間の電波の送受信は、検知部が備える検知アンテナを介して行われ、この検知アンテナが輻射する電波が収納枠体から受ける影響は、金属遮蔽板の働きにより可及的に排除される。これにより、電波の減衰が最小限に抑制されるので、金属製遮蔽板を設けない場合に比べ、より確実な送受信が実現する。カードキーが送信した電波が含むＩＤコードと第１記憶手段に記憶してあるそれとが一致した場合にだけ、検知部から施錠信号が出力され、これに基づいて制御ユニットがロック構造を駆動させる。
【０００９】
（請求項２に記載した発明の特徴）
請求項２に記載した発明に係るセキュリティ機能を備える収納枠体は、請求項１の収納枠体の構成に限定を加えたものであって、前記金属製遮蔽板は、アルミニウムを主素材として構成してある。主素材をアルミニウムに限定する趣旨ではないが、少なくとそれをアルミニウムとしたときに好結果を得ている。アルミニウムを主素材とするものであれば、アルミニウムだけで構成した板であってもよいし、他の金属との合金により構成した金属板であってもよい。さらに、アルミニウム板又はアルミニウムと他の金属との合金の板に他の金属板を貼り合わせ等したものであってもよい。
【００１０】
請求項２の収納枠体によれば、請求項１の収納枠体の作用効果に加え、主素材であるアルミニウムは、金属の中でも比較的安価で軽量なものであるから、金属製遮蔽板自体を安価で軽量なものとすることができる。さらに、アルミニウムは金属の中で比較的加工や製造が楽なので、金属製遮蔽板の形状の選択幅を広くできるし、たとえば枠体本体の形状や検知部の取付場所の状態に合わせた形状の金属製遮蔽板を製造又は加工することができる点で有利である。
【００１１】
（請求項３に記載した発明の特徴）
請求項３に記載した発明に係るセキュリティ機能を備える収納枠体は、請求項１又は２の収納枠体の構成に限定を加えたものであって、前記制御ユニットは、前記施錠及び／又は開錠の履歴を記憶する第２記憶手段を備えている。第２記憶手段が記憶する履歴は、施錠履歴と開錠履歴の双方でもよいが、両者のうち何れか一方でもよい。
【００１２】
請求項３の収納枠体によれば、請求項１又は２の収納枠体の作用効果に加え、第２記憶手段に記憶する履歴を参照することにより、開閉板の開閉状態を後発的に把握することができる。これにより、通常の開閉とは異なる時間帯（たとえば、夜中）に開閉があったことの発見や、履歴参照可能であることを周知させておくことにより不正な開閉の未然防止を実現することができる。
【００１３】
（請求項４に記載した発明の特徴）
請求項４に記載した発明に係るセキュリティ機能を備える収納枠体は、請求項１乃至３の何れかの収納枠体の構成に限定を加えたものであって、前記履歴には、前記ＩＤコードと関連付けた開錠日時を少なくとも含ませてある。ＩＤコードは、複数あるカードキーのうち、何れのカードキーであるかを特定できるものであれば、その形式を問わない。開錠日時は、直接間接に開錠日時が特定できるものであれば、その形式を問わない。具体的な開錠日時であってもよいし、たとえば前回の開錠日時からの経過日時のみを示しこれを換算することにより具体的な開錠日時を算出可能とするものであっても構わない。
【００１４】
請求項４の収納枠体によれば、請求項１乃至３の何れかの収納枠体の作用効果に加え、第２記憶手段が記憶する履歴がＩＤコードと関連付けた開錠日時を含むものであることにより、ロック機構の開錠が何日の何時に、さらに、何れのカードキーを用いて行われたかを、把握することができる。
【００１５】
（請求項５に記載した発明の特徴）
請求項５に記載した発明に係るセキュリティ機能を備える収納枠体は、請求項３又は４の収納枠体の構成に限定を加えたものであって、前記検知部又は制御ユニットは、前記第２記憶手段が記憶する履歴を、外部コンピュータに接続可能とするためのインターフェースを備えている。インターフェースは、有線形式であると無線形式であるとを問わない。さらに、電波を利用するものであってもよいし、光その他の伝達媒体を利用するものであってもよい。
【００１６】
請求項５の収納枠体によれば、請求項３又は４の収納枠体の作用効果に加え、第２記憶手段が記憶する履歴データを、インターフェースを介して外部コンピュータに取込むことが可能になる。そしてこのコンピュータを用いて当該履歴データを処理することにより、より詳細な履歴の把握が可能となる。
【００１７】
（請求項６に記載した発明の特徴）
請求項６に記載した発明に係るセキュリティ機能を備える収納枠体は、請求項１乃至５の何れかの収納枠体の構成に限定を加えたものであって、前記駆動用電池には、電流を間欠供給させるための電源制御手段を接続してある。
【００１８】
請求項６の収納枠体によれば、請求項１乃至５の何れかの収納枠体の作用効果に加え、電流を間欠供給するように構成してあるためセキュリティ機能を駆動させるための消費電力を、間欠供給しない場合に比べて小さくすることができる。消費電力を小さくできた分、駆動用電池の寿命を長くすることが可能となる。これにより、駆動用電池の取替頻度を少なくすることができ、経済的にも労力的にも使用者の負担を軽減する。
【００１９】
（請求項７に記載した発明の特徴）
請求項７に記載した発明に係るセキュリティ機能を備える収納枠体は、請求項１乃至６の何れかの収納枠体の構成に限定を加えたものであって、前記ロック構造には、当該ロック構造の破損を検出するための破損検出センサを設けてあり、当該破損検出センサが破損を検出したときに作動する警報機と接続可能に構成してある。警報機は人間の持つ五官により感知しうるものであれば、その形式を問わないが、警報音や警報光を発する警報装置に接続するのが一般的である。
【００２０】
請求項７の収納枠体によれば、請求項１乃至６の何れかの収納枠体の作用効果に加え、ロック構造の破損を警報装置により第三者に知らせることができるので、その分、セキュリティ機能の信頼性を高めることができる。ロック構造自体を破損できないように構成することは物理的技術的に不可能なので、それを補う意味で警報装置を設けることが好ましい。
【００２１】
（請求項８に記載した発明の特徴）
請求項８に記載した発明に係るセキュリティ機能を備える収納枠体は、請求項１乃至７の何れかの収納枠体の構成に限定を加えたものであって、前記収納枠体は机であって前記開閉体は当該机が備える引出しの前板である。収納枠体を机に限定する趣旨ではなく、企業や学校等のように不特定多数の者が出入りする場所には机が設置されている場合が多いので明記したに過ぎない。
【００２２】
請求項８の収納枠体によれば、請求項１乃至７の何れかの収納枠体の作用効果に加え、机の引出の開閉について前記した作用効果を奏することができる。
【００２３】
（請求項９に記載した発明の特徴）
請求項９に記載した発明に係るセキュリティ装置は、収納部を有する枠体本体と、当該収納部を開閉するために当該枠体本体が有する開閉体に取付可能な装置である。この装置は、当該枠体本体と当該開閉体とをロックするためのロック構造と、当該ロック構造を施錠・開錠駆動するための制御ユニットと、当該開閉体外壁に設けた検知部と、当該検知部が備える検知アンテナと、駆動用電池と、当該検知部に接近させた際に電波によりＩＤコードを送信可能なカードキーと、を含む。当該制御ユニットには、当該検知アンテナが受信した電波に含まれるＩＤコードと第１記憶手段に記憶してあるＩＤコードとの附合を判別する判別手段と、当該判別手段の判別結果に基づいて施錠・開錠信号を出力する出力手段と、を設けてあり、
当該検知アンテナと当該開閉体外壁との間には、当該検知アンテナが輻射する電波を遮蔽するための金属製遮蔽板を設けてある。
【００２４】
請求項９のセキュリティ装置によれば、その取付を収納枠体の製造出荷時に行ってもよいし、製造後の収納枠体に若しくは既に使用中の収納枠体等に後発的に行っても構わない。このセキュリティ装置を取り付けた収納枠体によれば、前記の請求項１の収納枠体と同様な作用効果を奏することができる。
【００２５】
【発明の実施の形態】
以下、各図を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。図１は、スチール机の斜視図である。図２（ａ）は、制御ユニットの平面図であり、同（ｂ）は同じく横断面図であり、同（ｃ）は同じく縦断面図である。図３及び４は、検知部の内部構造を示す図である。図５は、制御基板の電気的構造を示すブロック図である。図６は、カードキーの回路構造を示すブロック図である。図７は、キーを検知部に接近させたときの動作を示すタイムチャートである。図８は、開錠・施錠の履歴を示すコンピュータ画面である。図９は、本実施形態の第１変形例に係る机の斜視図である。図１０は、同第２変形例に係るロッカーの斜視図である。図１１は、同第３変形例に係る集合郵便箱の正面図である。図１２は、同第４変形例に係る金庫の斜視図である。図１３は、同第５変形例に係る電子レジスタの斜視図である。
【００２６】
（机の全体構造）
図１を参照しながら、収納枠体の代表例であるスチール机１の全体構造について説明する。スチール机１は、天板２を有する机本体３と、天板２の下方領域にスライド可能に設けてある引出（開閉体）４，５，６とを備えている。引出４は、前面板７と、前面板７の後方領域に形成される収納部１１を備えている。前面板７には、引出凹部材９を設けてある。引出凹部材９は、その中に手先を入れて引出４全体を引き出したり押し入れたりするためのものであり、この動作により、机本体３（天板２）に対して収納部１１を開閉可能に構成してある。さらに、机１には、次に述べるセキュリティ装置１５を設けることにより、セキュリティ機能を持たせてある。
【００２７】
（セキュリティ装置の概略構造）
図１及び２に示すように、本実施形態におけるセキュリティ装置１５は、ロック構造１７と、制御ユニット１９と、検知部２２と、駆動用電池２３と、アルミニウムを主素材とする遮蔽板２６と、カードキー２４と、により概ね構成してある。ロック構造１７は、天板２の底面に形成したロック用凹部材１３（図１参照）と制御ユニット１９から出没するロック用凸部材１４とを含み、後者が突出して前者の中に入ることにより机本体３に対して引出４をロック可能に構成してある。
【００２８】
（検知部の構造）
図３及び４は、検知部２２の構造を示している。検知部２２は、略方形のリブ５１を備える薄型の本体ケース２５と、この本体ケース２５が内臓する方形コイル状の検知アンテナ５７と、取付孔６１（図３（ａ）参照）付の遮蔽板２６と、により概ね構成してある。本体ケース２５は、その外壁を形成する板状部材５０を備えており、この板状部材５０内壁面上にはリブ５１を形成してある。このリブ５１が囲む扁平な空間の４箇所には、ねじ穴５３付きのボス５４を形成してある。さらに、同空間中央には、ボス５４と同じ高さの略Ｕ字状のリブ５５を形成してある。ボス５４及びリブ５５上にプラスチック製の取付孔（図示省略）付スペーサ５８を載せ（図４参照）、その上に遮蔽板２６を重ね、それらの上から差し込んだ皿ビス６２をねじ穴５３にねじ込み両者を板状部材５０に固定する。なお、リブ５５の前部（図４における右側部）には、検知アンテナ５７の給電部を接続したコネクタ５６を固定してある。コネクタ５６には、前記したフラットケーブル３３を着脱自在に接続してある。検知部２２の前面板７への取付は、ねじ固定によって行うこともできるが、たとえば、両面に粘着層を有する両面テープを用いるとねじ孔を設ける必要もないし、特別な工具を使用しなくてもよいので便利である。
【００２９】
（遮蔽板の構造）
アルミニウムを主素材とする遮蔽板２６は、スチール製の引出４から検知アンテナ５７が受ける影響を、できるだけ抑えるためのものである。すなわち、発明者の行った実験によれば、遮蔽板２６付の検知アンテナ５７を、引き出し４に取り付けない状態で計測した場合の電界強度を１００％としたときに、これを引出４に取り付けたら電界強度は８０％であった。つまり、引出４に取り付けていないときの電界強度に比べて、２０％の減衰率である。他方、遮蔽板２６を取り外してから引出４に取り付けた場合は、同じ状態で計測して２０％の電界強度しか得られなかった。つまり、減衰率が８０％であった。このように遮蔽板２６を設けていない場合に減衰率が低くなるのは、検知アンテナ５７と、検知アンテナ５７に比べて高周波的には無限大ともいえる大きさの引出４との間には電波を遮るものが何も存在しないため、前者が輻射した電波のほとんどが後者に吸収されてしまうからではないかと考えられる。机１がスチール製ではなく木や合成樹脂等の非金属製である場合には上記のような電波吸収の問題は生じないが、その場合であっても収納部の中に金属性のものが入れられた場合は、その金属製のものが電波を吸収してしまうことが考えられる。したがって、非金属製の机であっても、それに取り付けるセキュリティ装置には遮蔽板を設けておくことが好ましい。
【００３０】
発明者の行った実験によれば、アルミニウムに限らず銅や、これらの合金その他の金属を主素材とする遮蔽板によっても、電波の減衰率を改善することができたが、これまでに最も好ましい結果を得たのは、前記したアルミニウムを主素材とした場合であった。なお、本明細書においては、上記の金属製板のことを「遮蔽板」と称しているが、この「遮蔽」は、文字通り電波の遮蔽のみの場合もあるが、後述する金属製板の素材や形状、さらに、取付状況等の条件により電波の「反射」を含む場合もある。
【００３１】
（制御ユニットの構造）
図２に示すように、制御ユニット１９は、直方体形状のケーシング２１を備えており、このケーシング２１は引出４の前面板７の内側、すなわち、収納部１１側に取り付けてある。図２に示すように、ケーシング２１の中には、前記したロック用凸部材１４と、このロック用凸部材１４を出没（施錠・開錠）駆動するためのソレノイド４８と、回路基板３１と、ソレノイド４８及び回路基板３１の電源となる駆動用電池２３と、を収納してある。制御ユニットの前面板７への取付は、検知部２２の場合と同様に両面テープを用いると便利である。
【００３２】
（制御基板の電気的構造）
図５は、ケーシング２１に内蔵される受信回路部２０の回路構成であって、前記した回路基板３１に設けてある。同図において、符号７０は受信回路を示しており、この受信回路７０は、検波器７１、ローパスフィルタ７２、アンプ７３、リミッタ７４から構成してある。符号７５は送信回路を示しており、この送信回路７５は、分周回路７６、バッファ７７、アンプ７８、ローパスフィルタ７９から構成してある。符号８０はマイクロコンピュータを、符号８１はクロック発振器を、符号２３は前記した駆動用電池を、符号８３は警報用ブザーを、符号８５はＬＥＤを、符号９７はＲＡＭを、それぞれ示している。駆動用電池２３は、これをマイクロコンピュータ８０により、たとえば３秒周期の間欠動作（３秒間スリープ／短時間ＩＤ読取）させ、連続動作させる場合に比べて電流の低消費化を図っている。この３秒周期は、施錠・開錠する際にカードキー２４（図１参照）を接近させ認識させるために必要十分な長さを経験的に求めた長さであって、この長さに限定する必要はない。３秒周期よりも消費電力は大きくなるが３秒よりも短い周期に設定してもよいし、消費電力を小さくする必要があるのであれば３秒を超える周期に設定してもよい。ＲＡＭ９７は、ＩＤコードと、そのＩＤコードを与えられたユーザー名とを関連付けて記憶しておくための第１記憶手段としての機能と、施錠及び／又は開錠の履歴を記憶しておくための第２記憶手段としての機能とを兼ね備えている。
【００３３】
送信回路７５では、まず、マイクロコンピュータ８０に接続したクロック発振器８１からのクロック周波数２０ＭＨｚを分周器８４で分周して４１７ＫＨｚの電波を生成する。生成した４１７ＫＨｚの電波は、バッファ７７、アンプ７８、ローパスフィルタ７９をそれらの符号順に介してフラットケーブル２３から検知部２２の検知アンテナ５７に送り輻射させる。
【００３４】
（カードキーの構造）
図６に基づいて、カードキー２４の回路構成について説明する。符号１００はアンテナ１０４に接続した第１コントローラを、符号１０１はカウンタを、符号１０２は第２コントローラを、さらに符号１０３はＲＯＭを示している。図７は、キー２４を検知部２２に接近させたときの動作を示すタイムチャートである。上記した４１７ＫＨｚの電波が検知部２２に送信され（ステップＳ１）、その状態にある検知部２２にカードキー２４を接近させると、カードキー２４には送信回路７５から送られてくる周波数に同期して以下のように動作する。先ず、第１コントローラ１００がＲＯＭ１０３をリセットし（ステップＳ２）、次に、ＲＯＭ１０３のストローブ（データ受け待ち）を行う（ステップＳ３）。次いで、カウンタ１０１がカウントを開始し（ステップＳ４）、第２コントローラ１０２から第１コントローラ１００にデータ出力を指示する（ステップＳ５）。
【００３５】
次いで、ＲＯＭ１０３がクロックを開始し（ステップＳ６）、ＲＯＭ１０３からデータの出力を開始する（ステップＳ７）。次いで、カウンタ１０１がクロックを開始し（ステップＳ８）、ＲＯＭ１０３のデータ出力とカウンタ１０１のクロックとをミックスした信号であるＩＤコードが第１コントローラ１００からパワーアンテナ１０４に送られ（ステップＳ９）、このパワーアンテナ１０４より検知部２２の検知アンテナ５７に送信され、検知アンテナ５７からフラットケーブル２３を介して受信回路部２０に送信される。
【００３６】
図５に示すように、受信回路部２０では、受信回路７０でこの信号が受信される。検波器７１で検波した後ローパスフィルタ７２で上記４１５ＫＨｚの電波だけを通過させ、通過した電波をアンプ７３、リミッタ７４で増幅し、復調されたＩＤコードをマイクロコンピュータ８０が読み取る。上記したように３秒間のスリープ時、アンプ７２、リミッタ７３はスイッチ８８のオフで電源８９が遮断されるが、ウエイクアップ時に電源８９が印加されて送信と同時に受信を開始する。
【００３７】
マイクロコンピュータ８０は、復調したＩＤコードとＲＡＭ９７に記憶してあるＩＤコードとの附合を判定し、附合した場合にスイッチ９５（図５参照）を介してソレノイド４８に信号を送り、ソレノイド４８のプランジャー４９をロック用凸部材１４とともに突出又は没入させることにより施錠又は開錠する（図２参照）。逆に、附合しなかった場合には、信号送信を見送り、ロック用凸部材１４を突出状態又は没入状態で待機させ施錠状態又は開錠状態を継続させる。解錠は解錠検出センサ９０、施錠は施錠検出センサ９１の検出結果に基づいて判定する。
【００３８】
附合９３はユーザー設定スイッチであって、これをオンするとその後に読み込まれるＩＤコードをＲＯＭ１０３に記憶する（図６参照）。これにより、ユーザーは必要に応じて複数個の異なるＩＤコードを記憶できる。このスイッチ９３を例えば５秒以上押し続けるとすべてのＩＤコードを抹消することができるように設定しておき、カードキー２４の紛失等のセキュリティ問題が生じたときに、この抹消機能を用いてＩＤコードを抹消するとよい。
【００３９】
附合９２は破損検出センサであって、ロック用凸部材１４が破損されたとき、この破損の検出信号をマイクロコンピュータ８０に送る。検出信号を得たマイクロコンピュータ８０は、ブザー８３に信号を送り警告音を発生させるように構成してある。これは、ロック用凸部材１４が、カードキー２４による開錠以外の方法、たとえば、強制的な外力による不正な方法により開錠されたとき、その不正開錠の事実を第三者に知らせるためである。なお、マイクロコンピュータ８０は、上記した各機能に加え、各回路の電源制御、スイッチ及びセンサーコマンド処理、ブザー８３の出力、電池電圧チェック、アンテナ異常チェック等を行うようにしてある。
【００４０】
（施錠及び開錠の履歴の記憶）
前述したように、ＲＡＭ９７は、ＩＤコードと、そのＩＤコードを与えられたユーザー名とを関連付けて記憶しておくための第１記憶手段としての機能と、施錠及び／又は開錠の履歴を記憶しておくための第２記憶手段としての機能とを兼ね備えている。マイクロコンピュータ８０は、カードキー２４からの電波により送られたＩＤコードによりロック構造１７（図１参照）の施錠及び開錠を行ったときは、その施錠及び開錠の日時と、そのＩＤコードとを関連付けたものを履歴としてＲＡＭ９７に記憶させる。
この履歴には、ＩＤコードと関連付けた施錠及び開錠の日時を少なくとも含ませておけば足りるが、日時以外の事項を含むようにしてもよい。なお、この履歴に含める「日時」は、具体的な開錠日時（たとえば、○○年△△月□□日の◎◎時▽▽分◇◇秒）であってもよいし、たとえば前回の開錠日時からの経過日時（たとえば、●●時▽◇秒の経過）のみを示しこれを換算することにより具体的な開錠日時を算出可能とするものであっても構わない。さらに、管理上必要ないと判断可能であるような場合は、施錠又は開錠の何れか一方だけを履歴に含ませ、他方を省略してもよい。
【００４１】
（履歴の処理）
ＲＡＭ９７に記憶させてある施錠及び開錠の履歴は、これを取り出して図８に示すコンピュータ９８を用いて管理しておくと、セキュリティ上たいへん好ましい。ＲＡＭ９７からの履歴データの取り出しは、検知部２２の検知アンテナ５７をインターフェースとして行う。すなわち、ＲＡＭ９７が記憶する履歴データは、マイクロコンピュータ８０がこれを読み出し、読み出した履歴データを送信回路７５において電波に載せ、その電波を検知アンテナ５７から送信する。送信された履歴データは、図１に示すデータ受信装置１１１が受信する。データ受信装置１１１は、受信した履歴データをインターフェース９９経由でコンピュータ９８へ送信可能に構成してある。なお、履歴データの送信に当たって、データ受信装置１１１とマイクロコンピュータ８０との間でセキュリティ用のＩＤコードのやり取りを行い、ＩＤコードの附合ができた場合にだけ送信されるように構成してあることは言うまでもない。履歴データの漏洩や改ざん等を防止するためである。履歴データを受け取ったコンピュータ９８は、これを管理し管理者のアクセスにより何時でもその履歴データを表示可能に設定しておく。また、履歴データが前回の開錠日時からの経過日時のみを含む場合には、これを換算することにより具体的な開錠日時を算出してから管理しておくようにすると、アクセスするたびに換算しなくて済むので管理の手間を省く上で好ましい。なお、コンピュータ９８にもセキュリティ機能を設定しておき、管理する履歴データの漏洩や改ざん等を行えないようにしておくことが好ましい。
【００４２】
図８に示すコンピュータ９８の画面に則して、より具体的に説明する。図８に示すコンピュータ９８の画面には、各ＩＤコードに対応する社員の氏名とともに、カードキーを用いた開錠及び施錠の履歴日時を時系列的に表示してある。ここで、コンピュータ９８を管理する「甲会社」の業務時間は、午前８時３０分から午後５時３０分までであり、ＩＤコードを持つ甲会社の社員を「社員乙」と仮定する。
【００４３】
６月１０日（月）の０８時２０分１０秒に、社員乙のカードキーにより開錠され、同日の１７時５０分３５秒に施錠されている。この会社の業務終了時間は午後五時３０分であるから、社員乙が帰宅する前に施錠していることが予想され、通常の勤務形態から推測して妥当な時間である。また、翌日の６月１１日（火）では、０７時１５分０５秒に開錠され、同日の１８時３５分４８秒に施錠されている。この日の開錠時間は少々早いが、社員乙が業務開始前に出勤することが時々あるし、乙社員本人に確認したところ、当日は確かに早出していた。よって、この開錠時間に問題はない。また、施錠時間である１８時３分４８秒についても、不自然な帰宅時間ではない。他方、６月１６日（日）では、早朝の０２時１５分５８秒に開錠されている。通常この会社では、日曜日に業務は行っていない。しかも、施錠時間が開錠から３分足らずしか経過していない０２時１８分３０秒である。６月１７日（月）に、甲会社の管理者は施錠及び開錠時間の異常に気がつき、乙社員に問い合わせたところ、そのような日時には出勤していない旨、及び自己のカードキーを机の上に置き忘れていた旨を確認した。したがって、６月１６日（日）の早朝に、乙社員以外の者が乙社員のカードキーを用いて乙社員の机の引出しを不正に開錠及び施錠したことが認められる。
【００４４】
以上のとおり、コンピュータ９８の使用者（管理者）等はＲＡＭ（第２記憶手段）９７に記憶する履歴を参照することができるわけであるが、引出４の開閉状態を後発的に把握することにより、通常の開閉とは異なる時間帯（たとえば、夜中）に開閉があったことの発見や、履歴参照可能であることを予め周知させておくことにより不正な開閉の未然防止を実現することができる。さらに、ＲＡＭ９７が記憶する履歴がＩＤコードと関連付けた開錠日時を含むものであることにより、ロック機構の開錠が何日の何時に、さらに、何れのカードキーを用いて行われたかを、把握することができる。
【００４５】
（本実施形態の第１変形例）
図９を参照しながら、本実施形態の第１変形例について説明する。なお、第１変形例において本実施形態と共通する部材については本実施形態のそれと同じ部材名称及び部材番号を用いるとともに、共通する部材については重複を避けるために、それらの説明を省略する。第２変形例以下のものについても同様とする。
【００４６】
第１変形例が本実施形態と異なるのは、前者ではセキュリティ装置と引出凹部とを別々に設けてあるのに対し、第１変形例ではこれらを一体化してある点にある。すなわち、第１変形例における引出４´には、その前面板７´の中央部にセキュリティ装置１５´を設けてある。セキュリティ装置１５´は、正面から見て長方形の検知部２２´と前面板７´内に組み込んだ制御ユニット１９´とを備え、これらの機能は、本実施形態におけるそれらと異ならない。検知部２２´の中央部には、引出凹部９´を形成し、これにより手先を差し入れて引出４´の開閉を行えるように構成してある。検知部２２´が内蔵する検知アンテナ５７´は、この引出凹部９´を囲むように配してあり、検知アンテナ５７´と前面板７´との間に遮蔽板（図示を省略）を設けてある。第１変形例の特有の効果として、セキュリティ装置１５´と取っ手（収納凹部９´）を一体化したので、本実施形態のように別々の場合に比べてコンパクト化を図ることができる。
【００４７】
（本実施形態の第２変形例）
図１０に基づいて、本実施形態の第２変形例について説明する。第２変形例における収納枠体はロッカー１１３である。ロッカー１１３は、枠体本体を構成するロッカー本体１１４と、このロッカー本体１１４に対して開閉自在なドア１１５，１１５を備えている。ドア１１５，１１５を開閉により収納部１１６が開閉される。ドア１１５，１１５には、セキュリティ装置１１７，１１７を設けてあり、各セキュリティ装置はそれぞれ検知部１１８を備えている。セキュリティ装置１１７，１１７の作用効果は、本実施形態におけるセキュリティ装置１５のそれらと異ならない。ロッカーには、衣類等とともに貴重品を入れておくことが多いが、セキュリティ装置１１７，１１７を設けておくことにより不正の未然防止を計ることができる。
【００４８】
（本実施形態の第３変形例）
図１１に示すのは、本実施形態の第３変形例である。第３変形例における収納枠体は、集合住宅や雑居ビル等の集合郵便箱に係るものである。集合郵便箱１２３は、集合住宅や雑居ビル等の入口付近に設けられた枠体本体１２４を備え、この枠体本体に複数の入居者用の郵便受け１２５，．．．．を有している。各郵便受け１２５はドア（開閉体）１２６を備え、ドア１２６の開閉により投函された郵便物等を収納するための収納部が開閉されるようになっている。さらに各ドア１２６には、検知部１２８を備えるセキュリティ装置１２７を設けてある。セキュリティ装置１２７の作用効果は、本実施形態のセキュリティ装置１５のそれらと同じである。
【００４９】
（本実施形態の第４変形例）
図１２に示すのは、本実施形態の第４変形例である。第４変形例における収納枠体は、金庫である。すなわち、金庫１３３は、企業や学校の事務所はもとより一般家庭等に設置され、その大きさも大から小までさまざまである。金庫１３３は、枠体本体１３４と、この枠体本体１３４に対して開閉するドア（開閉体）１３５と、を備えている。枠体本体１３４は、ドア１３５により開閉される収納部１３６を備えている。ドア１３５には、検知部１３８を備えるセキュリティ装置１３７を取り付けてある。セキュリティ装置１３７の作用効果は、本実施形態のセキュリティ装置１５のそれらと同じである。一般に、金庫は現金、貴金属等の貴重品、権利書類等の重要書類等を収納しておくためのものであるから、セキュリティに対する関心が極めて高い。したがって、セキュリティ装置を設け、その施錠及び開錠をカードキーの所有者に限り、しかも、施錠及び開錠の履歴を把握可能とすることの意義は高い。
【００５０】
（本実施形態の第５変形例）
図１３に示すのは、本実施形態の第５変形例である。第５変形例に係る収納枠体は電子レジスタである。すなわち、電子レジスタ１４３は、スーパーマーケットや各種の店舗等に設置され、現金の出納に用いられる。電子レジスタ１４３は、枠体本体１４４と、この枠体本体１４４に対して開閉する引出（開閉体）１４５と、を備えている。枠体本体１４４は、引出１４５により開閉される収納部を備えている。引出１４５には、検知部１４８を備えるセキュリティ装置１４７を取り付けてある。セキュリティ装置１４７の作用効果は、本実施形態のセキュリティ装置１５のそれらと同じである。一般に、スーパーマーケット等においては、交代制で複数の従業員が電子レジスタの操作を行っている。複数の従業員が扱う電子レジスタであり、現金を扱うため、何時、誰が引出を開けたのかを管理しておく価値が高い。
【００５１】
【発明の効果】
本発明に係る収納枠体によれば、収納枠体が金属製であると木製や合成樹脂製等であるとに関わらず、また、その収納部内に収納する物の性質とは無関係に、セキュリティ装置を確実に作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】スチール机の斜視図である。
【図２】制御ユニットの構造を示す図である。
【図３】検知部の構造を示す図である。
【図４】検知部の構造を示す図である。
【図５】制御基板の電気的構造を示すブロック図である。
【図６】カードキーの回路構造を示すブロック図である。
【図７】キーを検知部に接近させたときの動作を示すタイムチャートである。
【図８】施錠及び開錠の履歴を管理するコンピュータの概略図である。
【図９】本実施形態の第１変形例に係る机の斜視図である。
【図１０】本実施形態の第２変形例に係るロッカーの斜視図である。
【図１１】本実施形態の第３変形例に係る集合郵便箱の正面図である。
【図１２】本実施形態の第４変形例に係る金庫の斜視図である。
【図１３】本実施形態の第５変形例に係る電子レジスタの斜視図である。
【符号の説明】
１　　机（収納枠体）
２　　天板
３　　机本体（枠体本体）
４　　引出（開閉体）
５　　引出
６　　引出
７　　前面板
９　　引出凹部
１１　　収納部
１３　　ロック用凹部
１４　　ロック用凸部
１５　　セキュリティ装置
１７　　ロック構造
１９　　制御ユニット
２０　　受信回路部
２１　　ケーシング
２２　　検知部
２３　　駆動用電池
２４　　カードキー
２５　　本体ケース
２６　　遮蔽板
３１　　回路基板
３３　　フラットケーブル
４８　　ソレノイド
４９　　プランジャー
５０　　板状部材
５１　　リブ
５３　　ねじ穴
５４　　ボス
５５　　リブ
５６　　コネクタ
５７　　検知アンテナ
５８　　スペーサ
６２　　皿ビス
７０　　受信回路
７１　　検波器
７２　　ローパスフィルタ
７３　　アンプ
７４　　リミッタ
７５　　送信回路
７６　　分周回路
７７　　バッファ
７８　　アンプ
７９　　ローパスフィルタ
８０　　マイクロコンピュータ
８１　　クロック発振器
８３　　警報用ブザー
８４　　分周器
８５　　ＬＥＤ
８８　　スイッチ
８９　　電源
９０　　解錠検出センサ
９１　　施錠検出センサ
９２　　破損検出センサ
９３　　ユーザ設定スイッチ
９５　　スイッチ
９７　　ＲＡＭ
９８　　コンピュータ
９９　　インターフェイス
１００　　第１コントローラ
１０１　　カウンタ
１０２　　第２コントローラ
１０３　　ＲＯＭ
１０４　　アンテナ
１１１　　データ受信装置
１１３　　ロッカー
１１４　　本体
１１５　　ドア
１１６　　収納部
１１７　　セキュリティ装置
１１８　　検知部
１２３　　集合郵便箱
１２４　　枠体本体
１２５　　郵便受け
１２６　　ドア（開閉体）
１２７　　セキュリティ装置
１２８　　検知部
１３３　　金庫
１３４　　枠体本体
１３５　　ドア（開閉体）
１３６　　収納部
１３７　　セキュリティ装置
１４３　　電子レジスタ
１４４　　枠体本体
１４５　　引出（開閉体）
１４８　　検知部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a storage frame having a security function and a security device, and more particularly to a storage frame that can be unlocked and locked by radio waves from a card key on which an ID code is written.
[0002]
[Prior art]
Drawers and doors are provided on storage frames, such as desks (office desks, study desks, etc.), archives, cabinets, lockers, closets, safes, electronic cash registers, and collective mailboxes in apartments and multi-purpose buildings. It is. These drawers and doors are attached to the frame body, and when the drawers and doors are opened, there is a storage area where office supplies, books, valuables, clothing, mail, etc. can be stored. It is. In addition, there are many storage frames provided with a security function to prevent others from arbitrarily pulling out or opening and closing the door. As a representative example of such a security function, there is a lock mechanism that locks a drawer or a door to a frame body so that the drawer or door cannot be opened without a key.
[0003]
Some locking functions are mechanical, while others are electronic. Furthermore, in the electronic lock mechanism, a lock body with a bar is installed in the storage section of the storage frame, a detection section with a detection antenna is attached to the drawer or outside the door, and an ID code is attached to this detection section. There is one in which a recorded card key is approached to perform locking and unlocking. In such an electronic lock mechanism, a radio wave for exchanging an ID code with a card key is radiated from the detection antenna.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, if attention is paid to a desk among the storage frame bodies exemplified above, the desk may be made of wood, synthetic resin, or the like, but is often made of metal. When the detection antenna is mounted on a metal desk, radio waves radiated from the antenna may be attenuated by being affected by a metal drawer or a top plate. This seems to be because the size of the detection antenna is not sufficient compared to the size of the metal drawer or the top plate. Transmission to and from the card key by the attenuated radio wave is not always reliable. To compensate for such attenuation, it is conceivable to increase the radiated power by that amount. However, if the radiated power is too large, it may adversely affect other electronic devices. Further, the useable period of the driving battery is shortened due to an increase in power consumption, which is not appropriate. In addition, there is a method in which the lock mechanism is separated from the drawer, the top plate, or the like so as not to be affected by such a drawback. On the other hand, even if a wooden desk is made of metal, for example, a portable safe or various tools, etc., in a storage portion, these also contribute to radio wave attenuation.
[0005]
An object of the present invention is to provide a storage frame and a security device that take the above circumstances into consideration. That is, a storage frame having a security function that can be locked and unlocked using a card key, regardless of whether the storage frame is made of metal or wooden or synthetic resin, It is an object of the present invention to provide a storage frame having a security function that operates reliably regardless of the properties of objects stored in the storage section. Another object is to provide a security device that can be attached to various storage frames.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The inventor of the present invention, who has conducted intensive research to achieve the above object, can suppress attenuation of radio waves radiated by the detection antenna by interposing a metal shielding plate between the detection antenna and the storage frame. I found that. The present invention has been made based on this finding, and the detailed configuration thereof will be described in another section. It should be noted that the definition of terms used in the description of the invention according to any one of claims is applicable to the description of the invention according to the other claims to the extent possible due to its nature.
[0007]
(Characteristics of the invention described in claim 1)
A storage frame having a security function according to the first aspect of the present invention includes a frame main body having a storage portion, and an opening / closing body provided on the frame main body to open and close the storage portion. . Further, a lock structure for locking the frame body and the opening / closing body, a control unit for locking / unlocking the locking structure, a detection unit provided on the outer wall of the opening / closing body, and a driving battery When,
A card key capable of transmitting and receiving an ID code by radio waves when approaching the detection unit. The detection unit is a detection antenna capable of transmitting and receiving the radio wave, a determination unit that determines the association between the ID code included in the radio wave received by the detection antenna and the ID code stored in the first storage unit, Output means for outputting a locking / unlocking signal based on the determination result of the determination means. A metal shielding plate is provided between the detection antenna and the outer wall of the opening / closing body to shield radio waves radiated by the detection antenna.
[0008]
According to the storage frame of the first aspect, the storage section is opened and closed by opening and closing the opening and closing body with respect to the frame body. The lock structure locks the frame body and the opening / closing body, and the lock mechanism cannot be locked / unlocked without a card key. The lock mechanism is controlled by a control unit, and this control is performed based on transmission and reception of radio waves to and from a card key. Transmission and reception of radio waves to and from the card key is performed via the detection antenna provided in the detection unit, and the effect of the radio wave radiated by this detection antenna from the storage frame is eliminated as much as possible by the function of the metal shield plate. Is done. As a result, attenuation of radio waves is suppressed to a minimum, so that more reliable transmission and reception can be realized as compared with a case where no metal shielding plate is provided. Only when the ID code included in the radio wave transmitted by the card key matches the ID code stored in the first storage means, a lock signal is output from the detection unit, and the control unit drives the lock structure based on the lock signal.
[0009]
(Characteristics of the invention described in claim 2)
The storage frame having a security function according to the invention described in claim 2 is a configuration in which the configuration of the storage frame according to claim 1 is limited, wherein the metal shielding plate is formed mainly of aluminum. I have. Although not intended to limit the main material to aluminum, good results have been obtained at least when aluminum is used. As long as the main material is aluminum, a plate made of only aluminum may be used, or a metal plate made of an alloy with another metal may be used. Further, another metal plate may be bonded to an aluminum plate or a plate of an alloy of aluminum and another metal.
[0010]
According to the storage frame of the second aspect, in addition to the operation and effect of the storage frame of the first aspect, aluminum as a main material is relatively inexpensive and lightweight among metals, so that the metal shielding plate itself is used. Can be made inexpensive and lightweight. Furthermore, aluminum is relatively easy to process and manufacture among metals, so it is possible to widen the selection range of the shape of the metal shielding plate. This is advantageous in that a metal shielding plate can be manufactured or processed.
[0011]
(Characteristics of the invention described in claim 3)
The storage frame provided with the security function according to the invention described in claim 3 is a configuration in which the configuration of the storage frame according to claim 1 or 2 is limited, and the control unit controls the locking and / or opening. There is provided a second storage means for storing the lock history. The history stored in the second storage means may be both the lock history and the unlock history, but may be either one of them.
[0012]
According to the storage frame of the third aspect, in addition to the operation and effect of the storage frame of the first or second aspect, by referring to the history stored in the second storage means, the open / close state of the open / close plate can be grasped later. can do. Thereby, it is possible to realize that opening / closing has been performed during a time zone different from the normal opening / closing (for example, at night) and that the history can be referred to, thereby preventing improper opening / closing beforehand. it can.
[0013]
(Characteristics of the invention described in claim 4)
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a storage frame having a security function, wherein the configuration of the storage frame according to any one of the first to third aspects is limited, and the history includes the ID code. At least the unlocking date and time associated with. The ID code may be in any format as long as it can identify which card key among a plurality of card keys. The unlocking date and time may be in any format as long as the unlocking date and time can be specified directly and indirectly. The specific unlocking date and time may be used, or the specific unlocking date and time may be calculated by indicating only the elapsed date and time from the previous unlocking date and time and converting this. .
[0014]
According to the storage frame of the fourth aspect, in addition to the effect of the storage frame of the first aspect, the history stored in the second storage means includes the unlocking date and time associated with the ID code. Accordingly, it is possible to know at what date and at what time the unlocking of the lock mechanism was performed, and by using which card key.
[0015]
(Characteristics of the invention described in claim 5)
The storage frame provided with the security function according to the invention described in claim 5 is obtained by adding a limitation to the configuration of the storage frame according to claim 3 or 4, wherein the detection unit or the control unit includes the second storage unit. An interface is provided for enabling the history stored in the storage means to be connected to an external computer. The interface may be in a wired format or a wireless format. Furthermore, it may be one that uses radio waves or one that uses light or another transmission medium.
[0016]
According to the storage frame of the fifth aspect, in addition to the operation and effect of the storage frame of the third or fourth aspect, the history data stored in the second storage means can be taken into an external computer via an interface. Become. Then, by processing the history data using this computer, a more detailed history can be grasped.
[0017]
(Characteristics of the invention described in claim 6)
A storage frame having a security function according to the invention described in claim 6 is a configuration in which the configuration of the storage frame according to any one of claims 1 to 5 is limited, and the drive battery includes a current supply. Power supply control means for intermittently supplying the power supply.
[0018]
According to the storage frame of the sixth aspect, in addition to the operation and effect of the storage frame of any one of the first to fifth aspects, since the current is intermittently supplied, power consumption for driving the security function is provided. Can be reduced as compared with the case where the intermittent supply is not performed. The reduced power consumption can extend the life of the driving battery. As a result, the frequency of replacement of the driving batteries can be reduced, and the burden on the user is reduced both economically and labor.
[0019]
(Characteristics of the invention described in claim 7)
A storage frame having a security function according to the invention described in claim 7 is a configuration in which the configuration of the storage frame according to any one of claims 1 to 6 is limited, and the lock structure includes the lock. A damage detection sensor for detecting damage to the structure is provided, and is connectable to an alarm that operates when the damage detection sensor detects damage. The alarm may be of any type as long as it can be sensed by the five governmental personnel, but is generally connected to an alarm device that emits an alarm sound or an alarm light.
[0020]
According to the storage frame of claim 7, in addition to the operation and effect of the storage frame of any of claims 1 to 6, damage to the lock structure can be notified to a third party by an alarm device. The reliability of the security function can be improved. Since it is physically impossible to construct the lock structure itself so as not to be damaged, it is preferable to provide an alarm device in a sense to compensate for it.
[0021]
(Characteristics of the invention described in claim 8)
The storage frame having a security function according to the invention described in claim 8 is a configuration in which the configuration of the storage frame according to any one of claims 1 to 7 is limited, and the storage frame is a desk. The opening / closing body is a front plate of a drawer of the desk. The purpose of the present invention is not to limit the storage frame to a desk, but merely to specify a desk in a place where an unspecified number of people enter and exit, such as a company and a school, in many cases.
[0022]
According to the storage frame of the eighth aspect, in addition to the operation and effect of the storage frame of any one of the first to seventh aspects, the above-described operation and effect of opening and closing the drawer of the desk can be achieved.
[0023]
(Characteristics of the invention described in claim 9)
A security device according to a ninth aspect of the present invention is a device that can be attached to a frame body having a storage portion and an opening and closing body of the frame body to open and close the storage portion. This device includes a lock structure for locking the frame body and the opening / closing body, a control unit for locking / unlocking the locking structure, a detection unit provided on the outer wall of the opening / closing body, The detection unit includes a detection antenna provided in the detection unit, a driving battery, and a card key capable of transmitting an ID code by radio waves when approaching the detection unit. The control unit includes a determination unit configured to determine association between an ID code included in a radio wave received by the detection antenna and the ID code stored in the first storage unit, and Output means for outputting a locking / unlocking signal,
A metal shielding plate is provided between the detection antenna and the outer wall of the opening / closing body to shield radio waves radiated by the detection antenna.
[0024]
According to the security device of the ninth aspect, the mounting may be performed at the time of manufacturing and shipping of the storage frame, or may be performed later on the storage frame after manufacture or on the storage frame already in use. Absent. According to the storage frame to which the security device is attached, the same operation and effect as the storage frame of the first aspect can be obtained.
[0025]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view of a steel desk. 2A is a plan view of the control unit, FIG. 2B is a transverse sectional view, and FIG. 2C is a longitudinal sectional view. 3 and 4 are diagrams showing the internal structure of the detection unit. FIG. 5 is a block diagram showing the electrical structure of the control board. FIG. 6 is a block diagram showing a circuit structure of the card key. FIG. 7 is a time chart illustrating an operation when the key is brought close to the detection unit. FIG. 8 is a computer screen showing an unlocking / locking history. FIG. 9 is a perspective view of a desk according to a first modification of the present embodiment. FIG. 10 is a perspective view of a locker according to the second modification. FIG. 11 is a front view of a collective mail box according to the third modification. FIG. 12 is a perspective view of a safe according to the fourth modification. FIG. 13 is a perspective view of an electronic register according to the fifth modification.
[0026]
(Overall structure of desk)
The overall structure of a steel desk 1, which is a typical example of a storage frame, will be described with reference to FIG. The steel desk 1 includes a desk body 3 having a top plate 2 and drawers (opening / closing members) 4, 5, and 6 slidably provided in a region below the top plate 2. The drawer 4 includes a front plate 7 and a storage portion 11 formed in a rear area of the front plate 7. The front plate 7 is provided with a draw-out concave member 9. The draw-out recessed member 9 is for putting a hand in the drawer 4 and pulling out or pushing in the whole drawer 4. By this operation, the storage portion 11 can be opened and closed with respect to the desk body 3 (top plate 2). It is composed. Further, the desk 1 is provided with a security function by providing a security device 15 described below.
[0027]
(Schematic structure of security device)
As shown in FIGS. 1 and 2, the security device 15 according to the present embodiment includes a lock structure 17, a control unit 19, a detection unit 22, a driving battery 23, a shielding plate 26 mainly made of aluminum, It is generally configured by a card key 24. The lock structure 17 includes a lock concave member 13 (see FIG. 1) formed on the bottom surface of the top plate 2 and a lock convex member 14 that protrudes and retracts from the control unit 19, and the latter protrudes and enters the former. The drawer 4 can be locked to the desk body 3.
[0028]
(Structure of detection unit)
3 and 4 show the structure of the detection unit 22. FIG. The detecting unit 22 includes a thin main body case 25 having a substantially rectangular rib 51, a rectangular coil-shaped detection antenna 57 in which the main body case 25 is housed, and a shielding plate with a mounting hole 61 (see FIG. 3A). 26 is generally constituted. The main body case 25 includes a plate-shaped member 50 forming an outer wall thereof, and a rib 51 is formed on an inner wall surface of the plate-shaped member 50. Bosses 54 with screw holes 53 are formed at four places in the flat space surrounded by the ribs 51. Further, a substantially U-shaped rib 55 having the same height as the boss 54 is formed at the center of the space. A spacer 58 with a mounting hole (not shown) made of plastic is placed on the boss 54 and the rib 55 (see FIG. 4), and the shielding plate 26 is superimposed thereon, and the countersunk screw 62 inserted from above is screwed into the screw hole 53. Both are screwed in and fixed to the plate member 50. Note that a connector 56 to which a power supply unit of the detection antenna 57 is connected is fixed to a front part (the right part in FIG. 4) of the rib 55. The flat cable 33 is detachably connected to the connector 56. The attachment of the detection unit 22 to the front plate 7 can be performed by screw fixing. For example, if a double-sided tape having an adhesive layer on both sides is used, there is no need to provide a screw hole, and no special tool is used. It is convenient because it is good.
[0029]
(Structure of shielding plate)
The shielding plate 26 mainly made of aluminum is for minimizing the effect of the detection antenna 57 from the drawer 4 made of steel. That is, according to an experiment conducted by the inventor, when the electric field strength when the detection antenna 57 with the shielding plate 26 is measured without being attached to the drawer 4 is 100%, if the electric field strength is 100%, The electric field strength was 80%. That is, the attenuation rate is 20% as compared with the electric field strength when not attached to the drawer 4. On the other hand, when the shield plate 26 was removed and then attached to the drawer 4, only 20% of the electric field strength was obtained when measured in the same state. That is, the attenuation rate was 80%. As described above, when the shielding plate 26 is not provided, the attenuation factor is low because the radio wave between the detection antenna 57 and the drawer 4 which can be said to be infinite in terms of high frequency compared to the detection antenna 57. It is thought that because there is nothing that blocks the radio waves, most of the radio waves radiated by the former are absorbed by the latter. If the desk 1 is not made of steel but made of non-metal such as wood or synthetic resin, the problem of radio wave absorption as described above does not occur. If inserted, it is conceivable that the metal object absorbs radio waves. Therefore, even if it is a non-metallic desk, it is preferable to provide a shielding plate in the security device attached to it.
[0030]
According to experiments conducted by the inventor, the attenuation of radio waves could be improved not only by aluminum but also by a shielding plate mainly made of copper, their alloys, and other metals. Preferred results were obtained when aluminum was used as the main material. In the present specification, the above-mentioned metal plate is referred to as a “shielding plate”. This “shielding” may literally only shield radio waves. Depending on the conditions such as the shape, shape, and mounting conditions, it may include "reflection" of radio waves.
[0031]
(Structure of control unit)
As shown in FIG. 2, the control unit 19 includes a rectangular parallelepiped casing 21. The casing 21 is attached to the inside of the front plate 7 of the drawer 4, that is, to the storage unit 11 side. As shown in FIG. 2, in the casing 21, the above-described locking convex member 14, a solenoid 48 for driving the locking convex member 14 to protrude and retract (lock and unlock), a circuit board 31, The solenoid 48 and the driving battery 23 serving as a power source for the circuit board 31 are housed therein. It is convenient to attach the control unit to the front plate 7 using a double-sided tape as in the case of the detection unit 22.
[0032]
(Electrical structure of control board)
FIG. 5 shows a circuit configuration of the receiving circuit section 20 built in the casing 21 and is provided on the circuit board 31 described above. In the figure, reference numeral 70 denotes a receiving circuit, and the receiving circuit 70 includes a detector 71, a low-pass filter 72, an amplifier 73, and a limiter 74. Reference numeral 75 denotes a transmission circuit. The transmission circuit 75 includes a frequency dividing circuit 76, a buffer 77, an amplifier 78, and a low-pass filter 79. Reference numeral 80 denotes a microcomputer, reference numeral 81 denotes a clock oscillator, reference numeral 23 denotes the aforementioned driving battery, reference numeral 83 denotes an alarm buzzer, reference numeral 85 denotes an LED, and reference numeral 97 denotes a RAM. The driving battery 23 is operated by the microcomputer 80 by an intermittent operation of, for example, a three-second cycle (three-second sleep / short-time ID reading) to reduce the current consumption as compared with the case of the continuous operation. This three-second cycle is a length empirically determined as a length necessary and sufficient to allow the card key 24 (see FIG. 1) to approach and recognize when locking and unlocking, and is limited to this length. do not have to. The power consumption is larger than the 3-second cycle, but may be set to a cycle shorter than 3 seconds, or may be set to a cycle longer than 3 seconds if it is necessary to reduce the power consumption. The RAM 97 functions as a first storage unit for storing an ID code in association with a user name to which the ID code is given, and for storing a lock and / or unlock history. It also has a function as a second storage means.
[0033]
The transmitting circuit 75 first divides the clock frequency of 20 MHz from the clock oscillator 81 connected to the microcomputer 80 by the frequency divider 84 to generate a 417 KHz radio wave. The generated 417 KHz radio wave is transmitted from the flat cable 23 to the detection antenna 57 of the detection unit 22 via the buffer 77, the amplifier 78, and the low-pass filter 79 in the order of their codes, and is radiated.
[0034]
(Card key structure)
The circuit configuration of the card key 24 will be described with reference to FIG. Reference numeral 100 denotes a first controller connected to the antenna 104, reference numeral 101 denotes a counter, reference numeral 102 denotes a second controller, and reference numeral 103 denotes a ROM. FIG. 7 is a time chart illustrating an operation when the key 24 is brought close to the detection unit 22. The 417 KHz radio wave is transmitted to the detection unit 22 (step S1). When the card key 24 approaches the detection unit 22 in that state, the card key 24 is synchronized with the frequency transmitted from the transmission circuit 75. Works as follows. First, the first controller 100 resets the ROM 103 (step S2), and then performs a strobe (waiting for data reception) of the ROM 103 (step S3). Next, the counter 101 starts counting (step S4), and the second controller 102 instructs the first controller 100 to output data (step S5).
[0035]
Next, the ROM 103 starts a clock (step S6), and starts outputting data from the ROM 103 (step S7). Next, the counter 101 starts a clock (step S8), and an ID code which is a signal obtained by mixing the data output of the ROM 103 and the clock of the counter 101 is transmitted from the first controller 100 to the power antenna 104 (step S9). The signal is transmitted from the power antenna 104 to the detection antenna 57 of the detection unit 22, and is transmitted from the detection antenna 57 to the reception circuit unit 20 via the flat cable 23.
[0036]
As shown in FIG. 5, in the receiving circuit section 20, the receiving circuit 70 receives this signal. After being detected by the detector 71, only the 415 KHz radio wave is passed by the low pass filter 72, the passed radio wave is amplified by the amplifier 73 and the limiter 74, and the demodulated ID code is read by the microcomputer 80. As described above, in the sleep for three seconds, the power supply 89 of the amplifier 72 and the limiter 73 is cut off by turning off the switch 88, but the power supply 89 is applied at the time of wake-up, and the reception starts simultaneously with the transmission.
[0037]
The microcomputer 80 determines the connection between the demodulated ID code and the ID code stored in the RAM 97. If the ID code is connected, the microcomputer 80 sends a signal to the solenoid 48 via the switch 95 (see FIG. 5). The plunger 49 is locked or unlocked by projecting or immersing it together with the locking convex member 14 (see FIG. 2). Conversely, when the connection is not established, the signal transmission is postponed, and the locking convex member 14 is made to stand by in the protruding state or the retracted state, and the locked state or the unlocked state is continued. Unlocking is determined based on the detection result of the unlock detection sensor 90, and locking is determined based on the detection result of the lock detection sensor 91.
[0038]
An attachment 93 is a user setting switch, and when it is turned on, an ID code read thereafter is stored in the ROM 103 (see FIG. 6). This allows the user to store a plurality of different ID codes as needed. The switch 93 is set so that all ID codes can be erased by pressing the switch 93 for more than 5 seconds, for example. When a security problem such as loss of the card key 24 occurs, the ID function is used by using this erase function. You can erase the code.
[0039]
A joint 92 is a breakage detection sensor that sends a detection signal to the microcomputer 80 when the lock convex member 14 is broken. The microcomputer 80 that has obtained the detection signal is configured to send a signal to the buzzer 83 to generate a warning sound. This is because, when the lock convex member 14 is unlocked by a method other than unlocking by the card key 24, for example, by an unauthorized method by a forced external force, the fact of the unauthorized unlocking is notified to a third party. It is. The microcomputer 80 performs power control of each circuit, switch and sensor command processing, output of the buzzer 83, battery voltage check, antenna abnormality check, and the like, in addition to the functions described above.
[0040]
(Memory of locking and unlocking history)
As described above, the RAM 97 stores a function as a first storage unit for storing an ID code in association with a user name given the ID code, and a history of locking and / or unlocking. It also has a function as a second storage means for storing. When locking and unlocking the lock structure 17 (see FIG. 1) by the ID code transmitted by the radio wave from the card key 24, the microcomputer 80 determines the date and time of the locking and unlocking, the date and time of the locking and unlocking, and the ID code. Are stored in the RAM 97 as a history.
It is sufficient for this history to include at least the date and time of locking and unlocking associated with the ID code, but it is also possible to include items other than the date and time. The “date and time” to be included in this history may be a specific unlocking date and time (for example, XX hours / minutes / seconds of year / year / month / day). Only the elapsed date and time from the unlocking date and time (for example, the elapsed time of ● hours and seconds) may be indicated and converted to calculate a specific unlocking date and time. Furthermore, when it is possible to determine that it is not necessary for management, only one of the lock and the unlock may be included in the history, and the other may be omitted.
[0041]
(History processing)
It is very preferable in terms of security if the lock and unlock histories stored in the RAM 97 are taken out and managed using a computer 98 shown in FIG. The retrieval of the history data from the RAM 97 is performed using the detection antenna 57 of the detection unit 22 as an interface. That is, the microcomputer 80 reads the history data stored in the RAM 97, places the read history data on a radio wave in the transmission circuit 75, and transmits the radio wave from the detection antenna 57. The transmitted history data is received by the data receiving device 111 shown in FIG. The data receiving device 111 is configured to be able to transmit the received history data to the computer 98 via the interface 99. In transmitting the history data, an ID code for security is exchanged between the data receiving device 111 and the microcomputer 80, and the history data is transmitted only when the ID code can be attached. Needless to say. This is to prevent the history data from being leaked or falsified. The computer 98 that has received the history data manages the history data and sets the history data so that it can be displayed at any time by the access of the administrator. Also, if the history data includes only the date and time that has elapsed since the previous unlocking date and time, it is possible to calculate a specific unlocking date and time by managing this and then manage it. Since conversion is not required, it is preferable to save the trouble of management. It is preferable that a security function is also set in the computer 98 so that the management history data cannot be leaked or falsified.
[0042]
This will be described more specifically with reference to the screen of the computer 98 shown in FIG. On the screen of the computer 98 shown in FIG. 8, the history and date of unlocking and locking using the card key are displayed in chronological order along with the names of the employees corresponding to the respective ID codes. Here, the business hours of “Company A” that manages the computer 98 are from 8:30 am to 5:30 pm, and it is assumed that the employee of Company A having the ID code is “Employee B”.
[0043]
At 08:20:10 on June 10 (Monday), the card was unlocked by the employee's card key and locked at 17:50:35 on the same day. Since the business end time of this company is 5:30 pm, it is expected that the employee B will be locked before returning home, which is a reasonable time estimated from the normal work style. On Tuesday, June 11, the following day, the door was unlocked at 07:15:05 and locked at 18:35:48 on the same day. The unlocking time on this day was a little early, but the employee B sometimes came to work before the start of work. Therefore, there is no problem in this unlocking time. Also, the lock time of 18:03:48 is not an unnatural return time. On the other hand, on Sunday, June 16, it was unlocked at 02:15:58 in the early morning. The company is usually closed on Sundays. In addition, the lock time is 02:18:30, which is less than 3 minutes after the unlocking. On June 17 (Monday), the administrator of Company A noticed that the locking and unlocking times were abnormal. I confirmed that I forgot it. Therefore, on the early morning of Sunday, June 16, it is recognized that a person other than the employee has illegally unlocked and locked the drawer of the employee's desk using the employee's card key.
[0044]
As described above, the user (administrator) or the like of the computer 98 can refer to the history stored in the RAM (second storage unit) 97. However, it is necessary to grasp the open / closed state of the drawer 4 later. Thus, it is possible to realize that opening / closing has been performed during a time zone different from normal opening / closing (for example, at night) and that the history can be referred to in advance so that unauthorized opening / closing can be prevented. it can. Furthermore, since the history stored in the RAM 97 includes the unlocking date and time associated with the ID code, it is possible to know at what date and at what time the unlocking of the lock mechanism was performed and with which card key. be able to.
[0045]
(1st modification of this embodiment)
A first modification of the present embodiment will be described with reference to FIG. In the first modified example, the same members as those of the present embodiment are denoted by the same member names and member numbers as those of the present embodiment, and the description of the common members is omitted to avoid duplication. The same applies to the second modified example and the following.
[0046]
The first modification differs from the present embodiment in that the security device and the draw-out recess are separately provided in the former, whereas they are integrated in the first modification. That is, the drawer 4 'in the first modification is provided with a security device 15' at the center of the front plate 7 '. The security device 15 'includes a rectangular detection unit 22' viewed from the front and a control unit 19 'incorporated in the front panel 7', and these functions are not different from those in the present embodiment. A draw-out recess 9 'is formed at the center of the detecting portion 22' so that a hand can be inserted to open and close the drawer 4 '. The detection antenna 57 'incorporated in the detection unit 22' is arranged so as to surround the draw-out recess 9 ', and a shielding plate (not shown) is provided between the detection antenna 57' and the front plate 7 '. is there. As a unique effect of the first modification, the security device 15 ′ and the handle (storage recess 9 ′) are integrated, so that the size can be reduced as compared with the case where the security device 15 ′ is separate as in the present embodiment.
[0047]
(Second modification of the present embodiment)
A second modification of the present embodiment will be described with reference to FIG. The storage frame in the second modified example is a locker 113. The locker 113 includes a locker main body 114 constituting a frame main body, and doors 115, 115 that can be opened and closed with respect to the locker main body 114. The storage unit 116 is opened and closed by opening and closing the doors 115 and 115. The doors 115, 115 are provided with security devices 117, 117, and each of the security devices has a detection unit 118. The operational effects of the security devices 117 and 117 are not different from those of the security device 15 in the present embodiment. In many cases, valuables are put in the locker together with clothes and the like, but by providing the security devices 117, 117, it is possible to prevent fraud before it occurs.
[0048]
(Third modification of the present embodiment)
FIG. 11 shows a third modification of the present embodiment. The storage frame in the third modified example relates to a collective mail box such as an apartment house or a multi-tenant building. The collective mail box 123 includes a frame body 124 provided near an entrance of an apartment house, a multi-tenant building, and the like. A plurality of resident mailboxes 125,. . . . have. Each mail box 125 has a door (opening / closing body) 126, and the opening and closing of the door 126 opens and closes a storage unit for storing posted mail and the like. Further, each door 126 is provided with a security device 127 having a detection unit 128. The operational effects of the security device 127 are the same as those of the security device 15 of the present embodiment.
[0049]
(Fourth modification of the present embodiment)
FIG. 12 shows a fourth modification of the present embodiment. The storage frame in the fourth modification is a safe. That is, the safe 133 is installed not only in an office of a company or school, but also in a general household, and its size varies from large to small. The safe 133 includes a frame body 134 and a door (opening / closing body) 135 that opens and closes the frame body 134. The frame body 134 includes a storage section 136 that is opened and closed by a door 135. A security device 137 including a detection unit 138 is attached to the door 135. The operational effects of the security device 137 are the same as those of the security device 15 of the present embodiment. In general, a safe is used to store cash, valuables such as precious metals, important documents such as rights documents, and the like, so that security is of great interest. Therefore, it is highly significant to provide a security device and lock and unlock the lock only by the owner of the card key and to be able to grasp the lock and unlock history.
[0050]
(Fifth Modification of the Present Embodiment)
FIG. 13 shows a fifth modification of the present embodiment. The storage frame according to the fifth modification is an electronic register. That is, the electronic cash register 143 is installed in a supermarket, various stores, and the like, and is used for cash accounting. The electronic register 143 includes a frame body 144 and a drawer (opening / closing body) 145 that opens and closes with respect to the frame body 144. The frame main body 144 includes a storage section that is opened and closed by a drawer 145. A security device 147 having a detection unit 148 is attached to the drawer 145. The operational effects of the security device 147 are the same as those of the security device 15 of the present embodiment. Generally, in a supermarket or the like, a plurality of employees operate electronic registers on a shift system. Since it is an electronic cash register handled by a plurality of employees and handles cash, it is highly valuable to manage when and who opened the drawer.
[0051]
【The invention's effect】
According to the storage frame of the present invention, regardless of whether the storage frame is made of metal or wooden or synthetic resin, and irrespective of the properties of the objects stored in the storage section, security can be achieved. The device can be operated reliably.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a steel desk.
FIG. 2 is a diagram showing a structure of a control unit.
FIG. 3 is a diagram showing a structure of a detection unit.
FIG. 4 is a diagram illustrating a structure of a detection unit.
FIG. 5 is a block diagram showing an electrical structure of a control board.
FIG. 6 is a block diagram showing a circuit structure of a card key.
FIG. 7 is a time chart showing an operation when a key is approached to a detection unit.
FIG. 8 is a schematic diagram of a computer that manages locking and unlocking histories.
FIG. 9 is a perspective view of a desk according to a first modification of the present embodiment.
FIG. 10 is a perspective view of a locker according to a second modification of the present embodiment.
FIG. 11 is a front view of a collective mail box according to a third modified example of the embodiment.
FIG. 12 is a perspective view of a safe according to a fourth modification of the present embodiment.
FIG. 13 is a perspective view of an electronic register according to a fifth modified example of the embodiment.
[Explanation of symbols]
1 desk (storage frame)
2 Top plate
3 Desk body (frame body)
4 Drawer (opening and closing body)
5 Withdrawal
6 Withdrawal
7 Front panel
9 Drawer recess
11 storage
13 Lock recess
14 Locking projection
15 Security devices
17 Lock structure
19 Control unit
20 Receiver circuit
21 Casing
22 Detector
23 Battery for driving
24 Card Key
25 Body case
26 Shield plate
31 circuit board
33 flat cable
48 solenoid
49 plunger
50 plate member
51 rib
53 Screw hole
54 Boss
55 ribs
56 Connector
57 Detection antenna
58 Spacer
62 countersunk screws
70 Receiver circuit
71 Detector
72 Low-pass filter
73 amplifier
74 limiter
75 Transmission circuit
76 divider circuit
77 buffer
78 amplifier
79 Low-pass filter
80 Microcomputer
81 clock oscillator
83 Alarm Buzzer
84 divider
85 LED
88 switch
89 power supply
90 Unlock detection sensor
91 Lock detection sensor
92 Breakage detection sensor
93 User setting switch
95 switch
97 RAM
98 Computer
99 Interface
100 First controller
101 counter
102 Second controller
103 ROM
104 antenna
111 data receiving device
113 Locker
114 body
115 door
116 storage
117 Security Device
118 detector
123 Collective mailbox
124 Frame body
125 mailbox
126 door (opening / closing body)
127 Security device
128 detector
133 safe
134 Frame body
135 door (opening / closing body)
136 storage
137 Security Device
143 Electronic cash register
144 frame body
145 drawer (open / close body)
148 detector

Claims

A frame body having a storage portion,
An opening and closing body provided on the frame body to open and close the storage unit,
A lock structure for locking the frame body and the opening / closing body,
A control unit for locking and unlocking the lock structure;
A detection unit provided on the outer wall of the opening / closing body;
A detection antenna included in the detection unit;
A driving battery,
A card key capable of transmitting an ID code by radio waves when approaching the detection unit,
The control unit includes a determination unit configured to determine association between an ID code included in a radio wave received by the detection antenna and the ID code stored in the first storage unit, and Output means for outputting a locking / unlocking signal,
A storage frame having a security function, wherein a metal shielding plate for shielding radio waves radiated by the detection antenna is provided between the detection antenna and the outer wall of the opening / closing body.

The storage frame according to claim 1, wherein the metal shielding plate is mainly made of aluminum.

The storage frame body having a security function according to claim 1, wherein the control unit includes a second storage unit configured to store the locking and / or unlocking history.

The storage frame according to any one of claims 1 to 3, wherein the history includes at least an unlocking date and time associated with the ID code.

5. The security function according to claim 3, wherein the detection unit or the control unit includes an interface for connecting a history stored in the second storage unit to an external computer. 6. Storage frame.

The storage frame having a security function according to any one of claims 1 to 5, wherein power supply control means for intermittently supplying current is connected to the driving battery.

The lock structure is provided with a damage detection sensor for detecting damage to the lock structure,
The storage frame having a security function according to any one of claims 1 to 6, wherein the storage frame is configured to be connectable to an alarm that operates when the damage detection sensor detects damage.

The storage frame having a security function according to any one of claims 1 to 7, wherein the storage frame is a desk, and the opening / closing body is a front plate of a drawer of the desk.

A frame body having a storage portion,
A security device that can be attached to an opening / closing body of the frame body to open and close the storage unit,
A lock structure for locking the frame body and the opening / closing body,
A control unit for locking and unlocking the lock structure;
A detection unit provided on the outer wall of the opening / closing body;
A detection antenna included in the detection unit;
A driving battery,
A card key capable of transmitting an ID code by radio waves when approaching the detection unit,
The control unit includes a determination unit configured to determine association between an ID code included in a radio wave received by the detection antenna and the ID code stored in the first storage unit, and Output means for outputting a locking / unlocking signal,
A security device, wherein a metal shielding plate for shielding a radio wave radiated by the detection antenna is provided between the detection antenna and the outer wall of the opening / closing body.