JP2004017006A - 生ゴミ処理施設 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】生ゴミを水流と共に屋内から屋外の生ゴミ処理槽へ輸送管を通じて送給する送給手段と、送給された生ゴミを受容し微生物を利用して分解処理する生ゴミ処理槽と、生ゴミ処理槽内の水分等を下水道等へ導く排水手段とから成る。送給手段は、流し台等の生ゴミ投入口と、生ゴミ投入口と生ゴミ処理槽の上部を連通させる輸送管とから成る。生ゴミ処理槽は、耐食性材料で作られた密閉蓋付の水密容器から成り、その底部に形成された微生物の着床・培養層部と、着床・培養層部の上部に形成された水分等の透過層部と、透過層部の上方に形成された生ゴミ収容部とで構成される。排水手段は、透過層部を透過した水分等の集水部と、集水部の水分等を下水道等へ導く排水管とで構成される。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、主として家庭等で発生する生ゴミを、発生の都度流し台等から流すが如くに廃棄処分でき、生ゴミは屋外の処理槽で自然発生の微生物等を利用して分解処理する生ゴミ処理技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
現在、生ゴミは、主に市町村などの地方自治体が集荷して一括的に、清掃工場で焼却処分するか、又はゴミ処分場へ投棄処分されている。
【0003】
生ゴミは、近年、家庭や飲食店等から多量に排出されるので、その収集及び処分に伴う費用が自治体の財政を圧迫するほど莫大なものになりつつある。また、投棄処分についても、投棄場所の確保が困難を極めている。更に、清掃工場での焼却処分時に発生するダイオキシン問題が環境問題と絡んで、大きな社会問題にもなっている。
【0004】
そこで地方自治体では、これらの生ゴミ問題の打開策として、従来行っていた清掃工場等での一括処理ではなく、家庭や飲食店等が個々に処理するよう行政政策の方向転換を計り、個々の家庭や飲食店等で生ゴミの処理を行うことを目的とした装置を普及させるべく補助金制度を設け、普及に努めつつある。
【0005】
このような状況に対し、昨今では、家庭や飲食店等での使用を目的とした様々な生ゴミ処理装置が開発、研究され、既に種々公知になっている。例えば、
(A)特開平9−314106号公報には、屋内の流し台に生ゴミを粉砕処理するディスポーザーを取付け、当該ディスポーザーで処理された生ゴミを液体と固体とに分離して個々に浄化又は分解処理する処理槽から成る屋外設置型の生ゴミ処理装置が開示されている。
【0006】
(B)特開昭59−128103号公報には、家屋の屋外壁面に近接して、下部を地中に埋設された生ゴミ処理の器体を用意し、生ゴミを屋内から壁を貫通し前記器体へ連通する蓋付きダクトを通じて器体内へ投入し、土中に土着する微生物や細菌、及びミミズ等の小動物により発酵、分解する生ゴミ処理装置が開示されている。
【0007】
【本発明が解決しようとする課題】
上記(A)の技術は、生ゴミの廃棄を軽快に衛生的に行える点で注目できる。しかしながら、微生物を擁した担体の交換や堆肥化した生ゴミ処理産物の散布・埋設処分を頻繁に行わなくてはならず、その維持・保守性に劣るとの問題がある。また、ディスポーザー及び付随する生ゴミ処理装置は、精密機器である故に本体自体が高価であり、更に設置後のランニングコストが嵩む問題もある。
【0008】
上記(B)の技術は、土中に土着する微生物等を積極的に利用し、微生物又は微生物の担体の添加又は交換作業を無くした点を注目できる。しかしながら、微生物の培養床となる糠の添加や堆肥化した生ゴミ処理産物の散布・埋設処分を頻繁に行わなくてはならず、やはり維持・保守性に劣るとの問題がある。加えて、ダクトの蓋を開けて生ゴミを生ゴミ処理の器体へ投入する度に、屋内へ器体内の悪臭が漏れたり、器体内の小虫等の進入経路となり得るなど、屋内の衛生を保つ上で問題があり、使用者に不快感を与えるものであった。また、該器体の構造が生ゴミの発酵分解時に生じる水分をそのまま器体の底に溜め易いため、水分過多による生ゴミの腐敗現象を引き起こし悪臭を放つ問題がある。更に、微生物の分解に伴い多量の硝酸態又は亜硝酸態がそのまま生ゴミの処理産物中に高濃度に蓄積される問題がある。加えて、前記硝酸態又は亜硝酸態が長期間の生ゴミ処理に伴い、器体の底を中心とする周辺土壌に高濃度に蓄積して土壌汚染を引き起こす問題がある。
【0009】
本発明の目的は、微生物又は分解促進剤等の添加又は交換、及び堆肥化した生ゴミ処理産物の散布・埋設処分などを一切必要とせず、維持管理と保守性に優れ安価な生ゴミ処理施設を提供することにある。
【0010】
本発明の次の目的は、生ゴミを、発生の都度、屋内から水流と共に屋外の生ゴミ処理槽へ投入することが可能で、衛生的に一連の生ゴミ処理を行える生ゴミ処理施設を提供することにある。
【0011】
本発明の更なる目的は、生ゴミ処理槽に発生する水分を直ちに排除可能な排水手段を設け、腐敗現象及び高濃度硝酸態等による環境汚染を引き起こす虞の無い安全な生ゴミ処理を行える生ゴミ処理施設を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る生ゴミ処理施設は、
生ゴミを水流と共に屋内から屋外の生ゴミ処理槽へ輸送管を通じて送給する送給手段と、前記送給された生ゴミを受容し、微生物を利用して分解処理する生ゴミ処理槽と、前記生ゴミ処理槽内の水分等を下水道等へ導く排水手段とから成り、
前記送給手段は、流し台等の生ゴミ投入口と、該生ゴミ投入口と生ゴミ処理槽の上部を連通させる輸送管とから成り、
前記生ゴミ処理槽は、耐食性材料で作られた密閉蓋付の水密容器から成り、
その底部に形成された微生物の着床・培養層部と、前記着床・培養層部の上部に形成された水分等の透過層部と、前記透過層部の上方に形成された生ゴミ収容部とで構成され、
前記排水手段は、前記透過層部を透過した水分等の集水部と、該集水部の水分等を下水道等へ導く排水管とで構成されていることをそれぞれ特徴とする。
【0013】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載した生ゴミ処理施設において、生ゴミ処理槽は、換気手段を備えていることを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載した生ゴミ処理施設において、生ゴミ処理槽は、保温手段を備えていることを特徴とする。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一に記載した生ゴミ処理施設において、排水手段は、生ゴミ処理槽内に一定の高さで立ち上がるオーバーフロー管を備えていることを特徴とする。
【0016】
【実施の形態及び実施例】
以下、図面を参照して、請求項1〜4に記載した発明に係る生ゴミ処理施設の実施形態を説明する。
図1は、本発明に係る生ゴミ処理施設の基本的な実施形態の一例を示したものである。この生ゴミ処理施設は、生ゴミを水流と共に屋内から屋外の生ゴミ処理槽3へ輸送管1bを通じて送給する送給手段1と、同送給手段1から送給された生ゴミを受容し、微生物(細菌類を含む。以下同じ。)を利用して分解処理する生ゴミ処理槽3と、同生ゴミ処理槽3内の水分等を下水道等へ導く排水手段4とで構成されている。
【0017】
前記送給手段1は、図1に示すように、例えば流し台等を利用した生ゴミ投入口1aと、該生ゴミ投入口1aと前記生ゴミ処理槽3の上部を連通する前記輸送管1bとで構成されている。なお、前記輸送管1bには、生ゴミ処理槽3内の臭気や微生物が該輸送管1bを通じて屋内へ進入することを防止すべく、その途中の位置にトラップを設けられたものが好適に用いられる。更に、前記トラップと同様の効果を得るべく、前記生ゴミ投入口1aと前記輸送管1bとの接合部に密閉蓋1cを設けても良い。
【0018】
次に、生ゴミ処理槽3は、図1に示すように、耐食性材料、例えばステンレス鋼製又は合成樹脂製として成形された高さ約900mm、直径約400mmの円筒形状の水密容器であり、上方に密閉蓋30を擁する。この生ゴミ処理槽3は、その底部に形成された微生物の着床・培養層部33と、前記着床・培養層部33の上部に形成された水分等の透過層部32と、前記透過層部32の上方に形成された生ゴミ収容部31とで構成されている。なお、生ゴミ処理槽3の形状及び寸法は、上記した円筒形状及び寸法に限らず、角筒形状その他の形状において種々の寸法で好適に実施される。
【0019】
前記着床・培養層部33は、約5〜6mmの小砂利を約50mm程の厚さに敷き詰めた層である。この着床・培養層部33は、様々な進入経路で生ゴミ処理槽3内に進入した微生物を付着・固定し、該生ゴミ処理槽3内で微生物が安定して増殖するための培養床としての役割を担うものである。よって、該着床・培養層部33は、上記のとおり小砂利を約50mm程度の厚さに敷き詰めた構成に限定されず、長期にわたり微生物が付着・固定及び培養可能な材料、例えば多孔性セラミック等を層状に適切な厚さで形成した多様な構成で好適に実施される。
【0020】
透過層部32は、前記生ゴミ収容部31へ流入する水や、生ゴミの発酵分解時に生じる水分等を速やかに下方へ透過させ得る砕石や玉石などを約100〜200mm程の厚さに敷き詰めて形成した層である。この透過層部32と後述する排水手段4との協働により、上記した生ゴミ処理槽3内に流入する水等が生ゴミ収容部31内に長期間滞水することなく速やかに下水道へ排出され、生ゴミ収容部31内の底部に余剰水分が蓄積して生じる生ゴミの腐敗現象及び該腐敗現象に伴う悪臭の発生を防止できるのである。なお、透過層部32の厚さは、上記した寸法に限定されず、生ゴミ収容部3の速やかな透水性を達成し得る様々な寸法で好適に実施される。
【0021】
更に前記生ゴミ処理槽3は、換気手段を備えている(請求項2記載の発明)。この換気手段は、排水手段4を介して直結する下水道管の臭気や、生ゴミの発酵分解の際に生じる臭気が生ゴミ処理槽及び輸送管を通じて屋内に漏れないよう生ゴミ処理槽3内から事前に外気へ放出する装置であり、図1に例示する換気パイプ34や換気扇等が好適に使用される。
【0022】
加えて、前記生ゴミ処理槽3は、微生物による効率的且つ速やかな生ゴミの発酵分解を促すために該生ゴミ処理槽3内の温度を生ゴミの分解適正温度に保つための保温手段を備えている(請求項3記載の発明)。この保温手段としては、白熱電球35が好適に実施される。勿論、保温手段は、白熱電球に限定されず、種々のヒータを使用しても好適に実施される。
【0023】
次に、前記排水手段4は、前記透過層部3の下方に設けられ、前記透過層部32を透過した水等を速やかに通す孔40が無数に設けられた前記集水部4aと、該収集部4a内の水等を下水道管等へ導く配水管4bとで構成されている。
【0024】
前記集水部4aは、図2に示したように、透過層部32を透過した水等を速やかに通す孔40を無数に設けられたヘッダー41に枝管42を直角に連通した集水部4aと、当該集水部4aに入った水等を下水道管等へ導く排水管4bとで構成される。もちろん、排水手段4における集水部4aは、前記図2に示した形状に限定されることなく、その目的を達成しうる様々な形状で好適に実施される。
【0025】
この排水手段4はまた、生ゴミ処理槽3内に一定の高さで立ち上がるオーバーフロー管45を備えている(請求項4記載の発明)。このオーバーフロー管45は、ゴミ収容部31内へ生ゴミと共に収容された水分が輸送管1bの放出口10の位置より高い水位となった場合に、前記放出口10の位置より上の水分を生ゴミ収容部31から透過層部32を介さず直接的に排水手段4へ流し出して、生ゴミ処理槽3内の水分が前記輸送管1bを通じて生ゴミ投入口1aへ逆流する不都合を防止する機能を担っている。
【0026】
次に、上記のとおり構成された生ゴミ処理施設の使用方法について説明する。家庭や飲食店などで日常的に発生する生ゴミは、発生の都度、生ゴミ投入口1aへ投棄する。そして、前記生ゴミ投入口1a周辺に設置された水道の蛇口20から水を流し出して、生ゴミを生ゴミ投入口1aから押し流す。斯くして、生ゴミは、水流と共に輸送管1bを通じて生ゴミ処理槽3へ送給される。従って、重くて臭う生ゴミをバケツ等で屋外へ持ち出す必要がなく、その際の液だれによる汚れや悪臭、及び一時的に屋内に生ゴミを保管する不衛生さと悪臭などに悩まされることがない。更に、生ゴミを次々と衛生的に屋外の生ゴミ処理槽3へ投棄できるので、台所廻りの清潔さに優れる。
【0027】
上記のようにして生ゴミ処理槽3へ送給された生ゴミは、速やかに水分と分離して透過層部32の上に堆積する。透過層部32の上に堆積した生ゴミには、着床・培養層部33から生ゴミ収容部31へ餌を求めて移動してきた微生物が取り付いて該生ゴミを分解発酵し、最終的に堆肥又は土壌化される過程において徐々に細分化される。そして、透過層部32及び排水手段4の集水部4aの孔を透過できる程度に分解・細分化された生ゴミの処理産物は、生ゴミ処理槽3内に流入してきた水等と共に透過層部32及び排水手段4を介して下水道管へと排出されるのである。
【0028】
なお、生ゴミと共に前記生ゴミ処理槽3へ流れ込んだ水は、既に堆積し分解が進んだ生ゴミから生じる硝酸態又は亜硝酸態を希釈しつつ随時下水道へ排出する機能も担っている。
【0029】
次に、以上に説明した本発明の実施形態について、実際に投入口10の下端の高さまでの実質容量で約51リットルの容積を持つ生ゴミ収容部31を有する生ゴミ処理槽3を4人家族で使用し、日常的に発生する生ゴミ(一日あたり3kg)を投入し続けた際の排出水の水質検査の結果を、下記の[表1]に示す。なお、水質検査の各計量方法は、下水の水質に関する省令(昭和37年建設省厚生省令第1号:最終改定平成9年)に則ったものであ。また、各排水基準は下水道法施工令(昭和34年政令第147号)に基づく。
【0030】
【表1】
【0031】
上記した[表1]によれば、前記排出水は、生物化学的酸素要求量(BOD)や浮遊物質量(SS量)等の計量対象の全てにおいて排水基準値を下回っている。よって、本発明の生ゴミ処理施設から排出される生ゴミの処理産物を含む前記排出水は、下水道等の公共の下水処理施設へ排出しても水質的に何ら問題は無い。
【0032】
また、この実験では、生ゴミ収容部31に堆積する生ゴミ等は一定量(およそ19リットル)以上増加することはなく、分解・細分化されていた。この結果から、少なくとも一日あたりの生ゴミ廃棄量の約2.7倍の容積を持つ生ゴミ収容部31を有する生ゴミ処理槽3が好ましい。
【0033】
更に、実験結果として上記した、生ゴミ収容部31に堆積する生ゴミ等は一定量以上増加せずに分解・細分化されていること、並びにBOD及びSS量の値は、本発明に係る生ゴミ処理施設3が日常的に発生する生ゴミを十分に分解しつくす処理能力を持っていることを明示している。
【0034】
以上に説明したように、請求項1〜4に記載した発明に係る生ゴミの処理施設は、定期的な微生物又は分解促進剤等の添加又は交換、及び堆肥化した生ゴミ処理産物の散布・埋設処分を一切必要とせず、その維持管理及び保守性に優れている。即ち、本発明の生ゴミ処理施設は、日々発生する生ゴミを次々と投入するだけでよく、その後、格別のメンテナンスをしなくとも長期的に継続して使用できる。
【0035】
加えて、精密機器を一切用いていない比較的簡単な構造であるので、安価に量産でき、使用する際の維持・保持にかかるランニングコストもほとんど掛からないのである。
【0036】
更に、本発明の生ゴミ処理施設は、生ゴミを発生の都度、屋内から水流と共に屋外の生ゴミ処理槽へ投入できるので、一連の生ゴミ処理を衛生的に行うことができる。
【0037】
また、本発明の生ゴミ処理施設は、生ゴミ処理槽に発生する水分は速やかに排除可能な排水手段を設けているので、高濃度の硝酸態又は亜硝酸態による環境汚染を引き起こす虞の無い安全な生ゴミ処理を行うことができる。
【0038】
【本発明が奏する効果】
請求項1〜4に記載した発明に係る生ゴミ処理施設によれば、定期的な微生物又は分解促進剤等の添加又は交換、及び堆肥化した生ゴミ処理産物の散布・埋設処分を一切必要とせず、維持管理及び保守性に優れ安価な生ゴミ処理施設を提供することにある。
【0039】
また、生ゴミを発生の都度、屋内から水流と共に屋外の生ゴミ処理槽へ投入できるので、一連の生ゴミ処理を衛生的に行うことができる。
更に、ゴミ処理槽に発生する水分は速やかに排除可能な排水手段を設けているので、高濃度の硝酸態又は亜硝酸態による環境汚染を引き起こす虞の無い長期にわたり安全な生ゴミ処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生ゴミ処理施設の概略図である。
【図2】A及びBは、生ゴミ処理槽の排出手段の構成例を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 送給手段
1a 生ゴミ投入口
1b 輸送管
3 生ゴミ処理槽
36 密閉蓋
33 着床・培養層部
32 透過層部
31 生ゴミ収容部
4 排水手段
4a 集水部
4b 排水管
45 オーバーフロー管
34 換気手段
35 保温手段
Claims (4)
- 生ゴミを水流と共に屋内から屋外の生ゴミ処理槽へ輸送管を通じて送給する送給手段と、前記送給された生ゴミを受容し、微生物を利用して分解処理する生ゴミ処理槽と、前記生ゴミ処理槽内の水分等を下水道等へ導く排水手段とから成り、
前記送給手段は、流し台等の生ゴミ投入口と、該生ゴミ投入口と生ゴミ処理槽の上部を連通させる輸送管とから成り、
前記生ゴミ処理槽は、耐食性材料で作られた密閉蓋付の水密容器から成り、その底部に形成された微生物の着床・培養層部と、前記着床・培養層部の上部に形成された水分等の透過層部と、前記透過層部の上方に形成された生ゴミ収容部とで構成され、
前記排水手段は、前記透過層部を透過した水分等の集水部と、該集水部の水分等を下水道等へ導く排水管とで構成されていることをそれぞれ特徴とする、生ゴミ処理施設。 - 生ゴミ処理槽は、換気手段を備えていることを特徴とする、請求項1に記載した生ゴミ処理施設。
- 生ゴミ処理槽は、保温手段を備えていることを特徴とする、請求項1又は2に記載した生ゴミ処理施設。
- 排水手段は、生ゴミ処理槽内に一定の高さで立ち上がるオーバーフロー管を備えていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載した生ゴミ処理施設。
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