JP2004016802A - 呼吸性血圧変動計測装置 - Google Patents
呼吸性血圧変動計測装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004016802A JP2004016802A JP2002214557A JP2002214557A JP2004016802A JP 2004016802 A JP2004016802 A JP 2004016802A JP 2002214557 A JP2002214557 A JP 2002214557A JP 2002214557 A JP2002214557 A JP 2002214557A JP 2004016802 A JP2004016802 A JP 2004016802A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood pressure
- respiratory
- patient
- measured
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
Abstract
【課題】血圧の呼吸性変動を短時間かつ高精度に測定すること。
【解決手段】患者の気道内圧,人工呼吸器の気流計あるいは患者の呼気中の2酸化炭素濃度の信号のいずれか一つ以上を指標として患者の呼吸サイクルのタイミングを測定し、同時に各心拍での血圧の最大値とその呼吸サイクル内での時間を計測する。この測定を2呼吸サイクル以上繰りかえして計算処理することにより、一呼吸サイクル内での血圧変動を高精度かつ短時間に自動的に計測表示する。
【選択図】図1
【解決手段】患者の気道内圧,人工呼吸器の気流計あるいは患者の呼気中の2酸化炭素濃度の信号のいずれか一つ以上を指標として患者の呼吸サイクルのタイミングを測定し、同時に各心拍での血圧の最大値とその呼吸サイクル内での時間を計測する。この測定を2呼吸サイクル以上繰りかえして計算処理することにより、一呼吸サイクル内での血圧変動を高精度かつ短時間に自動的に計測表示する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は呼吸循環機能を計測する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
正確な血圧測定は血管内に留置したカテーテルを介して行い、電気的に計測された波形とその値をリアルタイムに表示あるいは記録するかまたは、そのデータを一時記憶させて、それをまとめて測定された時間内の変化として表示している。出血や脱水などにより呼吸性の血圧変動が大きくなることが良く知られているが、これを短時間かつ高精度に計測し表示する方法はなかった。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】
従来の血圧のリアルタイムの波形表示では、呼吸性の変動を表示画面上で確認することはできるが、呼吸性の血圧変動を高精度に計測することはできない。用紙に血圧変化を記録することにより、呼吸性の血圧変動を計測することは可能であるが、この方法では時間と労力を要するという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る装置は患者の気道内圧、気流速、呼気中2酸化炭素濃度の少なくとも一つを指標として、計測された1心拍毎の血圧の最高値(収縮期圧)と1呼吸サイクル内での心拍のタイミングを計測し、この測定を繰り返し、マイクロプロセッサーを用いて計算処理することにより、呼吸性の血圧変動を計測する。
【0005】
請求項2に係る装置は、請求項1に係る装置において計算処理された値から、血圧の変化を呼気の開始と呼気の終了あるいは吸気の開始と終了と対比して、1呼吸サイクル内での血圧変動として簡便かつ高精度に計測し、表示することができる。
【0006】
【発明実施の形態】
本発明の実施の形態を説明する。
【0007】
人工呼吸を受けている患者の気道内圧,気流速あるいは患者呼気中の2酸化炭素濃度の少なくとも一つ以上の信号を本発明である呼吸性血圧変動計測装置計算処理部分に入力する。同時に血圧信号を連続的に入力し、本装置計算処理部分において、1心拍毎に血圧の収縮期圧と時間を正確に計算する。
【0008】
そして本装置計算処理部分においてマイクロプロセッサーにより、1心拍毎の血圧の収縮期圧とその時間を吸気の開始を基準とした呼吸サイクル内での変化として時系列をそろえるように計算処理をさせる。同様にして、1呼吸サイクル内にある各心拍に相当した収縮期圧と1呼吸サイクル内でのタイミングの計測を2回以上の呼吸サイクルについて行い、そのデータをマイクロプロセッサーに集積して数値計算を行うことにより、呼吸サイクル内での収縮期圧の変化を自動的に計測し表示する。これが呼吸性血圧変動である。
【0009】
本発明においては気道内圧,気流速、呼気と吸気中の2酸化炭素濃度と血圧を従来からある計測装置によって測定して、その信号のみを本発明の呼吸性血圧変動計測装置計算処理部分に入力して、呼吸性血圧変動を計測し表示することも可能である。
【0010】
図1は本発明にかかる呼吸性血圧変動計測装置の構成を示す図である。図1において気道内圧計,気流計あるいは患者の呼気中の2酸化炭素濃度計のいずれか1つ以上の信号より、本発明の装置は患者の吸気の開始と終了、呼気の開始と終了を認知する。具体的には、気道内圧計の信号ではその圧の上昇で、気流速計では患者への気体の流入信号で、2酸化炭素ガス濃度計では炭酸ガス濃度の急激な減少で、吸気の開始時点を認識する。呼気の開始も同様にそれらの変化から認識することができる。この原理を用いて、これらの信号から呼吸サイクルを同定することができる。
【0011】
【発明の効果】
本発明によれば、簡便かつ短時間にまた患者に特別な負担を与えることなく、呼吸性の血圧変動を高精度に自動計測することができる。したがって、本発明の装置は、救急医療や麻酔、集中治療等の分野で循環動態の計測や監視装置として日常的に用いることができて有用である
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の全体構成を示す図。各構成部分の下の曲線はその構成部分により出力される信号を模式的に示す。
【発明の属する技術分野】
本発明は呼吸循環機能を計測する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
正確な血圧測定は血管内に留置したカテーテルを介して行い、電気的に計測された波形とその値をリアルタイムに表示あるいは記録するかまたは、そのデータを一時記憶させて、それをまとめて測定された時間内の変化として表示している。出血や脱水などにより呼吸性の血圧変動が大きくなることが良く知られているが、これを短時間かつ高精度に計測し表示する方法はなかった。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】
従来の血圧のリアルタイムの波形表示では、呼吸性の変動を表示画面上で確認することはできるが、呼吸性の血圧変動を高精度に計測することはできない。用紙に血圧変化を記録することにより、呼吸性の血圧変動を計測することは可能であるが、この方法では時間と労力を要するという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る装置は患者の気道内圧、気流速、呼気中2酸化炭素濃度の少なくとも一つを指標として、計測された1心拍毎の血圧の最高値(収縮期圧)と1呼吸サイクル内での心拍のタイミングを計測し、この測定を繰り返し、マイクロプロセッサーを用いて計算処理することにより、呼吸性の血圧変動を計測する。
【0005】
請求項2に係る装置は、請求項1に係る装置において計算処理された値から、血圧の変化を呼気の開始と呼気の終了あるいは吸気の開始と終了と対比して、1呼吸サイクル内での血圧変動として簡便かつ高精度に計測し、表示することができる。
【0006】
【発明実施の形態】
本発明の実施の形態を説明する。
【0007】
人工呼吸を受けている患者の気道内圧,気流速あるいは患者呼気中の2酸化炭素濃度の少なくとも一つ以上の信号を本発明である呼吸性血圧変動計測装置計算処理部分に入力する。同時に血圧信号を連続的に入力し、本装置計算処理部分において、1心拍毎に血圧の収縮期圧と時間を正確に計算する。
【0008】
そして本装置計算処理部分においてマイクロプロセッサーにより、1心拍毎の血圧の収縮期圧とその時間を吸気の開始を基準とした呼吸サイクル内での変化として時系列をそろえるように計算処理をさせる。同様にして、1呼吸サイクル内にある各心拍に相当した収縮期圧と1呼吸サイクル内でのタイミングの計測を2回以上の呼吸サイクルについて行い、そのデータをマイクロプロセッサーに集積して数値計算を行うことにより、呼吸サイクル内での収縮期圧の変化を自動的に計測し表示する。これが呼吸性血圧変動である。
【0009】
本発明においては気道内圧,気流速、呼気と吸気中の2酸化炭素濃度と血圧を従来からある計測装置によって測定して、その信号のみを本発明の呼吸性血圧変動計測装置計算処理部分に入力して、呼吸性血圧変動を計測し表示することも可能である。
【0010】
図1は本発明にかかる呼吸性血圧変動計測装置の構成を示す図である。図1において気道内圧計,気流計あるいは患者の呼気中の2酸化炭素濃度計のいずれか1つ以上の信号より、本発明の装置は患者の吸気の開始と終了、呼気の開始と終了を認知する。具体的には、気道内圧計の信号ではその圧の上昇で、気流速計では患者への気体の流入信号で、2酸化炭素ガス濃度計では炭酸ガス濃度の急激な減少で、吸気の開始時点を認識する。呼気の開始も同様にそれらの変化から認識することができる。この原理を用いて、これらの信号から呼吸サイクルを同定することができる。
【0011】
【発明の効果】
本発明によれば、簡便かつ短時間にまた患者に特別な負担を与えることなく、呼吸性の血圧変動を高精度に自動計測することができる。したがって、本発明の装置は、救急医療や麻酔、集中治療等の分野で循環動態の計測や監視装置として日常的に用いることができて有用である
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の全体構成を示す図。各構成部分の下の曲線はその構成部分により出力される信号を模式的に示す。
Claims (2)
- 患者の気道内圧、気流速、呼気吸気中2酸化炭素濃度の少なくとも一つの信号を指標として血圧のデータを処理して、呼吸性の血圧変動を計測する装置。
- 呼気終末あるいは人為的な無呼吸相での血圧を基準として、血圧の呼吸サイクル内での変化を表示することを特徴とする請求項1に記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002214557A JP2004016802A (ja) | 2002-06-18 | 2002-06-18 | 呼吸性血圧変動計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002214557A JP2004016802A (ja) | 2002-06-18 | 2002-06-18 | 呼吸性血圧変動計測装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004016802A true JP2004016802A (ja) | 2004-01-22 |
Family
ID=31184523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002214557A Pending JP2004016802A (ja) | 2002-06-18 | 2002-06-18 | 呼吸性血圧変動計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004016802A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010200901A (ja) * | 2009-03-02 | 2010-09-16 | Nippon Koden Corp | 生体信号測定装置 |
-
2002
- 2002-06-18 JP JP2002214557A patent/JP2004016802A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010200901A (ja) * | 2009-03-02 | 2010-09-16 | Nippon Koden Corp | 生体信号測定装置 |
US9049993B2 (en) | 2009-03-02 | 2015-06-09 | Nihon Kohden Corporation | Apparatus for biological signal measurement at point of end-tidal |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110520043B (zh) | 使用呼吸气体样品进行呼吸测量的系统和方法 | |
US20190117930A1 (en) | Assistive capnography device | |
JP3761465B2 (ja) | 心拍出量、肺血流量及び血液ガス量の非侵襲的決定 | |
US9833585B2 (en) | Heart rate coherence using respiratory therapy devices | |
JP6200430B2 (ja) | 圧補助装置を監視し且つ制御する方法及び装置 | |
US20080006271A1 (en) | Method and system of generating indicia representative of start of an inhalation | |
RU2540151C2 (ru) | Система и способ количественного определения растяжимости легких у субъекта, самостоятельно осуществляющего вентиляцию | |
US20210093816A1 (en) | Respirator and ventilation control method therefor | |
US20220023558A1 (en) | Rescue breathing device | |
WO2016110668A1 (en) | A flow meter | |
CN107613864A (zh) | 复苏及换气监测仪 | |
Schlegelmilch et al. | Pulmonary function testing | |
US20150151072A1 (en) | Ventilation analysis and monitoring | |
US11045105B2 (en) | Determination of cardiac output or effective pulmonary blood flow during mechanical ventilation | |
JP2004016802A (ja) | 呼吸性血圧変動計測装置 | |
CN109316189B (zh) | 一种非接触性呼吸动态检测方法和装置 | |
RU122865U1 (ru) | Прибор для оценки функционального состояния дыхательных мышц пациента | |
Turney et al. | The continuous measurement of pulmonary gas exchange and mechanics | |
Alamdari et al. | High frequency-low amplitude oscillometry: Continuous unobtrusive monitoring of respiratory function on PAP machines | |
Neuman | Vital signs [tutorial] | |
CN103513022A (zh) | 一种不需要严格控制呼气流量的一氧化氮测量方法和设备 | |
JP3219605U (ja) | 血圧計 | |
RU165885U1 (ru) | Устройство для синхронного определения параметров сердечно-дыхательного синхронизма и внешнего дыхания у человека | |
CN114569110A (zh) | 基于示踪气体的吸气正弦波技术测量肺功能残气量装置 | |
Larsen et al. | Oxygraphy in spontaneously breathing subjects |