JP2004016798A - フライヤー - Google Patents

Abstract

【課題】常時揚げ油の品質を評価して表示するフライヤーを提供する。
【解決手段】揚げ油が遮断されないように穴を開けた保護板及び電極保持器に平行平板形電極を備えたセンサー部を油槽内に設け、油の劣化指標と誘電特性との相関により、電場内における揚げ油の状態変化に伴う誘電率の変化を電気容量の変化として測定し数値化、高温に耐え得るケーブルで接続された表示盤に揚げ油の品質評価値を表示する。
【選択図】　図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、常時揚げ油の品質を評価して表示するフライヤーに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来のフライヤーは、常時揚げ油の品質を評価また表示し得ない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
フライヤーの揚げ油の交換や差し油のタイミングは、揚げ物の品質や安全性また油の延命の点での重要な課題である。しかし、現状ではそのタイミングを決定するのは、人の経験に基づく官能的な判定によるしかない。
【０００４】
本発明は、常時揚げ油の品質を評価し表示して、揚げ油の交換や差し油の時期の判定を最適化し揚げ物の品質や安全性また油の延命に関してその向上をはかり得るフライヤーを実現することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、揚げ油が遮断されないように穴を開けた保護板及び電極保持器に平行平板形電極を備えたセンサー部を油槽内に設け、ケーブルで接続された揚げ油の評価値を表示する表示盤を設けたフライヤーとする。
【０００６】
これは、一般的な油の劣化の指標と誘電特性とが相関関係にあるということで、電場内における揚げ油の状態変化に伴う誘電率の変化を電気容量の変化として測定し、それを数値化して表示するものである。
【０００７】
この表示盤に表示された数値によって、揚げ油の交換や差し油の最適な時期の判定を行なえる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図１と図２及び図３と図４を参照して説明する。
【０００９】
図１と図２では、フライヤー１油槽内に、揚げ油が遮断されないように穴を開けた着脱自在の保護板２及び電極保持器３に平行平板形電極４を備えた着脱自在のセンサー部５を設け、センサー部５と高温に耐え得るシールパイプ６で保護されフライヤー１に内蔵されたケーブル７で接続された揚げ油の評価値を表示する表示盤８を設けている。
【００１０】
図３と図４では、フライヤー１油槽内に自在に投入し得る円筒状に形成された保護板９の中心部に設けた電極保持器３に平行平板形電極４を備えた着脱自在のセンサー部５と、センサー部５と高温に耐え得るシールパイプ６で保護されたケーブル７で接続された着脱自在の揚げ油の評価値を表示する表示盤８を設けている。
【００１１】
【発明の効果】
本発明のフライヤーは、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。常時揚げ油の品質を評価し表示するので、揚げ油の交換や差し油の時期の判定を最適化し、揚げ物の品質や安全性また油の延命の向上が可能となる。
【００１２】
また、表示盤に通信機能を持たせることにより、揚げ油の品質管理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図　１】本発明の実施例を示す説明図で、フライヤーの外観図。
【図　２】同フライヤー油槽内に設けた保護板とセンサー部の拡大図。
【図　３】本発明の他の実施例を示す説明図で、フライヤーの外観図。
【図　４】同フライヤー油槽内に投入自在の保護板とセンサー部の拡大図。
【符号の説明】
１　フライヤー
２　保護板
３　電極保持器
４　平行平板形電極
５　センサー部
６　シールパイプ
７　ケーブル
８　表示盤
９　円筒状に形成された保護板

Claims (2)

1. 油槽内に揚げ油が遮断されないように穴を開けた着脱自在の保護板及び電極保持器に平行平板形電極を備えた着脱自在のセンサー部を設け、センサー部と高温に耐え得るシールパイプで保護されフライヤーに内蔵されたケーブルで接続された揚げ油の評価値を表示する表示盤を設けてなることを特徴とするフライヤー。
2. 油槽内に自在に投入し得る円筒状に形成され揚げ油が遮断されないように穴を開けた保護板の中心部に設けた電極保持器に平行平板形電極を備えた着脱自在のセンサー部と、センサー部と高温に耐え得るシールパイプで保護されたケーブルで接続された着脱自在の揚げ油の評価値を表示する表示盤を設けてなることを特徴とするフライヤー。

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