JP2004016787A - 衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を合せ持つ装置 - Google Patents
衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を合せ持つ装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】従来、生活分野にあたる衣類乾燥装置と医療分野にあたる全身温熱療法装置は全く別々に開発されてきたが、実際には両者には「熱の重視」などの共通項が存在する。この共通項を利用し、衣類乾燥機能と全身温熱療法機能の両機能を合せ持つ一つの装置を、主要な構造・部材・機器を共通させて低コストで開発する。
【解決手段】部屋構造を設け、その広さを1畳程度とし、さらに部屋構造を構成する周壁を断熱及び気密構造化し、室内には加熱装置と換気装置と除湿機と送風装置を設けるが、上記の要素のうち除湿機以外の全要素を、衣類乾燥にも全身温熱療法にも共通して使用できるように構成する。
【選択図】 なし
【解決手段】部屋構造を設け、その広さを1畳程度とし、さらに部屋構造を構成する周壁を断熱及び気密構造化し、室内には加熱装置と換気装置と除湿機と送風装置を設けるが、上記の要素のうち除湿機以外の全要素を、衣類乾燥にも全身温熱療法にも共通して使用できるように構成する。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯物を乾燥できる衣類乾燥機能と、健康に優れた効果を発揮する全身温熱療法機能の両機能を合せ持つ装置に関するものである。
ここで全身温熱療法とは、全身に40度から60度位の温度を浴びせ体の温度を上昇させる療法のことで、ガン細胞の増殖抑制、血流の改善、心臓病の改善、生活習慣病の改善、自然治癒力の向上、全身の活性化などの効果が指摘されている最新医療である。ドイツではガン患者の苦痛を緩和する「補完療法」と呼ばれる療法の代表格として知られており、日本でも一部の病院においてガン治療に用いられている他、鹿児島大学のグループが体温の上昇と血流の関係を研究し成果を発表している。全身温熱療法の方法には様々あるが、病院においてガン治療レベルで用いられるのは棺桶のような装置に患者を入れ、その装置から大量の遠赤外線や近赤外線を患者の全身に放射する方法であり、これにより、内臓などの体の深部の温度まで上昇させることができる。
【0002】
【従来の技術】
従来、衣類乾燥を機械で行う場合、乾燥機を用いるか、あるいは衣類乾燥室を設置するのが一般である。ここで衣類乾燥室とは、居室の一室を洗濯物の乾燥部屋として割り当てたもので、通常4畳半から6畳程度の広さの部屋に除湿機や換気扇を設置したものが一般である。
また、全身温熱療法を行うには、専門の病院で治療を受けるか、家庭向けの簡易的な棺桶型装置を購入するのが一般である。
このように、衣類乾燥と全身温熱療法は分野や目的が大きく異なる(衣類乾燥は生活分野であり、目的は洗濯物の乾燥であるのに対し、全身温熱療法は医療分野であり、目的は病気の治療・予防である)がゆえに、これまで両者は全く別物と考えられ、それぞれ別々に開発されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、衣類乾燥と全身温熱療法を全く別物としてそれぞれ開発する従来の技術は、必ずしも合理性・経済性があるとは言えない。なぜなら、確かに両者の分野や目的には大きな隔たりがあるものの、両者の手段においては「熱の重視」などの共通する面が見られるからである。もっとも、全身温熱療法が文字通り「熱」を重視しているのに対し、衣類乾燥では「除湿」が重視され、一見「熱」は重視されていないかに見える。しかし、乾燥機ではドラムの熱、衣類乾燥室でも室温という熱が活用されているのであり、衣類乾燥でも「熱」は非常に重要な要素となっている。
【0004】
そこで、「熱の重視」などの衣類乾燥と全身温熱療法間の共通項の観点からアプローチすることで、衣類乾燥機能と全身温熱療法機能の両機能を合せ持つ一つの装置を、主要な構造・部材・機器を共通させて開発することが可能になり、両者を別々に開発する従来の技術に比べて、大幅なコスト削減を実現することができる。これが本発明の目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、(1)部屋構造を設け、(2)その広さを1畳程度とし、(3)その部屋構造を構成する周壁を断熱及び気密構造化し、さらに、(4)加熱装置と(5)換気装置と(6)除湿機を室内に設けるが、上記(1)から(6)の要素のうち除湿機以外の全要素を、衣類乾燥にも全身温熱療法にも使用できるように構成している。
【0006】
ここで、部屋構造に関しては、例えば衣類乾燥における乾燥機では、大きさが小さくドラム回転式であるため、中に人が入ることができず全身温熱療法を行うのは極めて困難であり、また逆に、全身温熱療法における棺桶型装置では、大きさが小さいため、ドラム回転式にでもしない限りは衣類乾燥を行うことは極めて困難である。そこで、衣類乾燥にも全身温熱療法にも共通して使える構造として、部屋構造とすることを選択している。(以下説明の分かり難さを回避するため、部屋構造を「部屋方式」と言うことがある。)
しかも部屋方式は、衣類乾燥においては、大量の洗濯物を乾燥できる、布団等の大型のものを乾燥できる、仕上がりが綺麗といった乾燥機にはない長所を有しており、他方、全身温熱療法においても、圧迫感なく中に入れるという棺桶型装置にはない長所を有している。
【0007】
また、部屋構造の広さに関しては、衣類乾燥においては平均的家庭の1日の必要乾燥量を1回で乾燥できかつ布団も乾燥できる広さと熱効率とのバランスを計算すると1畳程度の広さが最善であり、他方、全身温熱療法においてはリラックスして入れる広さと熱効率とのバランスを計算するとやはり1畳程度の広さが最善であることから、部屋構造の広さを、衣類乾燥と全身温熱療法の両者で最善となる1畳程度とする。
【0008】
また、部屋構造の周壁に関しては、衣類乾燥においても全身温熱療法においても熱効率を極限まで高める必要があることから、部屋構造の周壁を断熱及び気密構造化する。
ここで周壁とは、床・壁・天井・ドア・窓のことを言う。また、断熱及び気密構造化は周壁の全ての部分がなされるのが最も望ましいが、現実的には周壁の大部分がなされていれば十分である。
【0009】
また、加熱装置に関しては、衣類乾燥においては熱により乾燥効率を向上させる必要があり、他方、全身温熱療法においては全身に温熱を浴びるために熱源が必要であることから、衣類乾燥と全身温熱療法の両者で加熱装置が必要であり、従って両者が共通して使える加熱装置を室内に設ける。
ここで、加熱装置としては、温風ヒーター、遠赤外線放射装置、近赤外線放射装置などを用いることができる。温風ヒーターを用いることにより、対流により室温を上げることができ、近赤外線放射装置を用いることにより、輻射により直接に洗濯物や人の表面に比較的高い熱を与えるという効果があり、また遠赤外線放射装置を用いることにより、輻射により直接に洗濯物や人の内部にまでまろやかな熱を与えるという効果がある。これらは2種類以上を組み合わせて用いることで、より一層加熱効果を高めることができる
【0010】
さらに、換気装置に関しては、衣類乾燥においては湿気を含んだ室内の空気を室外に排出することで乾燥効率を向上させる必要があり、他方、全身温熱療法においては呼吸により室内に蓄積する二酸化炭素を室外へ排出し、新鮮な空気を外気から取り入れるという室内の空気清浄化の必要があることから、衣類乾燥と全身温熱療法の両者で換気装置が必要であり、従って両者が共通して使える換気装置を室内に設ける。
ここで、換気装置としては、換気扇もしくは熱交換型換気扇などを用いることができる。ここで、熱交換型換気扇とは、換気扇の中でも室内の温度を余り下げずに換気を行う高性能な換気扇であり、熱のロスを防ぐ観点からは熱交換型換気扇を用いるのが最も望ましい。
【0011】
なお、除湿機に関しては、実験の結果上記の要素のみでは衣類乾燥が十分になされず、室内に結露が発生することが判明しており、衣類乾燥の用に供するために室内に除湿機を設ける。
【0012】
上記した請求項1記載の発明にかかる衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を合せ持つ装置の具体的な使用方法は次のようになる。衣類乾燥に使う時は、室内に洗濯物や布団等をいれ、加熱装置と換気装置と除湿機を作動させる。
1畳程度の十分な広さがあるので、大量の洗濯物を一度に乾燥させることができる。他方、熱効率の面からみると1畳程度の広さしかないため広さの面で熱効率が高いうえに、周壁が断熱及び気密構造化されているため構造面でも熱効率が高く、加熱装置がもたらす熱をロスなく使うことができる。それに加え、換気装置がもたらす湿気の室外排出、除湿機がもたらす湿気の除去が効率的に組み合わさり、洗濯物を高速かつ低消費電力で乾燥する。
【0013】
他方、全身温熱療法に使用する時は、加熱装置と換気装置を作動させ、室内に人が入る。
1畳程度の十分な広さがあるので、圧迫感がなくリラックスして中にいることができる。他方、熱効率の面からみると1畳程度の広さしかないため広さの面で熱効率が高いうえに、周壁が断熱及び気密構造化されているため構造面でも熱効率が高く、加熱装置がもたらす熱をロスなく使うことができる。それに加え、換気装置が室内の空気を清浄に保つので常に清々しい気分で中にいることができる。もちろん、息苦しさを感じることもない。
【0014】
請求項2記載の発明は、(1)部屋構造を設け、(2)その広さを1畳程度とし、(3)その部屋構造を構成する周壁を断熱及び気密構造化し、さらに、(4)加熱装置と(5)換気装置と(6)除湿機と(7)送風装置を室内に設けるが、上記(1)から(7)の要素のうち除湿機以外の全要素を、衣類乾燥にも全身温熱療法にも使用できるように構成している。これは、請求項1記載の発明に送風装置を加えたものであり、送風装置以外の部分は請求項1記載の発明と同一である。
【0015】
送風装置に関しては、衣類乾燥と全身温熱療法の両者において室内の空気をかき混ぜ部屋の上下の温度差をなくすことで熱効率をより向上でき、さらに、衣類乾燥においては洗濯物に風を当てることで乾燥効率をより向上でき、他方、全身温熱療法においては、高温の中にいる人に爽やかな感じを持たせるには肌に風を当てるのが有効なことから、衣類乾燥と全身温熱療法の両者で送風装置が極めて有効であり、両者が共通して使える送風装置を室内に設ける。
ここで、送風装置としては扇風機、サーキュレーターなどを用いることができる。
また、送風装置を用いることにより、加熱装置や換気装置や除湿機の性能を落としても、十分な衣類乾燥機能を得ることができるようになる。
【0016】
上記した請求項2記載の発明にかかる衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を合せ持つ装置の具体的な使用方法は次のようになる。衣類乾燥に使用する時は、洗濯物を室内に入れ、加熱装置と換気装置と除湿機と送風装置を作動させる。
1畳程度の十分な広さがあるので、大量の洗濯物を一度に乾燥させることができる。他方、熱効率の面からみると1畳程度の広さしかないため広さの面で熱効率が高いうえに、周壁が断熱及び気密構造化されているため構造面でも熱効率が高く、加熱装置がもたらす熱をロスなく使うことができる。それに加え、換気装置がもたらす湿気の室外排出、除湿機がもたらす湿気の除去、送風装置がもたらす室内の温度差の解消及び洗濯物への風当てが効率的に組み合わさり、洗濯物を高速かつ低消費電力で乾燥する。
【0017】
他方、全身温熱療法に使用する時は、加熱装置と換気装置と送風装置を作動させ、室内に人が入る。
1畳程度の十分な広さがあるので、圧迫感がなくリラックスして中にいることができる。他方、熱効率の面からみると1畳程度の広さしかないため広さの面で熱効率が高いうえに、周壁が断熱及び気密構造化されているため構造面でも熱効率が高く、加熱装置がもたらす熱をロスなく使うことができる。さらに、送風装置が室内の上下の温度差を解消するので一層熱効率が高まる。また、換気装置が室内の空気を清浄に保つので常に清々しい気分で中にいることができる。もちろん、息苦しさを感じることもない。さらに、送風装置が中にいる人の肌に風を当てるので高温でも爽やかな感じがあり、不快感を無くすことができる。
【0018】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明または請求項2記載の発明において、加熱装置として、少なくとも近赤外線放射装置と遠赤外線放射装置の双方を用いるように構成している。
【0019】
従来の技術では、衣類乾燥に近赤外線放射装置や遠赤外線放射装置が用いられることはなく、また、全身温熱療法においても近赤外線放射装置と遠赤外線放射装置のどちらか一方のみが用いられてきた。
しかし、実験の結果、近赤外線や遠赤外線には、衣類乾燥の乾燥効率を向上させ、さらに仕上がりをふっくらさせる効果があることが判明した。従って、衣類乾燥に近赤外線放射装置と遠赤外線放射装置を用いることにより、衣類乾燥機能をより一層高度化することができる。
また、全身温熱療法においても、近赤外線放射装置と遠赤外線放射装置の双方を併用すれば、皮膚表面には近赤外線が重点的に熱を与え、体の内部には遠赤外線が重点的に熱を与えることになるので、効率的に全身温熱療法を行うことができるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例にもとづき説明する。
本発明にかかる衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を合せ持つ装置の第一実施例は、請求項1又は請求項3記載の発明に対応するものである。この衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を合せ持つ装置は、広さ910mm×1820mm(1畳)程度の部屋構造をなし、床・壁・天井は断熱気密パネルで構成されている。また、出入り口として設けられるドアには断熱ドアが使用されている。室内には床面に除湿機と温風ヒーターが設置され、天井面には近赤外線ランプと遠赤外線ヒーターが設けられている。また、壁面上部には熱交換型換気扇が設けられている。ここで、温風ヒーターと近赤外線ランプと遠赤外線ヒーターは加熱装置として機能し、その中でも、近赤外線ランプは近赤外線放射装置、遠赤外線ヒーターは遠赤外線放射装置として機能する。また、熱交換型換気扇は換気装置として機能する。
【0021】
ここで部屋構造の広さは、第一実施例の数値に限定されるわけではなく、1畳程度の範疇に属すれば様々な数値をとることができる。
【0022】
また、周壁を断熱及び気密構造化する方法としては、この第一実施例のように断熱気密パネルを用いる方法が現場施工の容易さの観点から最も望ましいが、現場で断熱処理と気密処理を施す方法等種々の方法を用いることができる。
【0023】
また、近赤外線放射装置としては、この第一実施例で用いた近赤外線ランプに限られず、近赤外線ヒーターなど近赤外線を放射する種々の機器を用いることができる。遠赤外線放射装置についても同様である。
【0024】
また、加熱装置を設ける位置は、空間の有効利用及び洗濯物の落下による火災防止の観点から、天井面や壁面上部に設けるのが最も望ましいが、十分な安全手段がとられれば、壁面下部や、床面に設けても良い。
【0025】
また、換気装置としては、この第一実施例のように熱交換型換気扇を用いるのが室内の熱ロスの少なさから最も望ましいが、通常の換気扇や種々の換気装置を用いることもできる。
【0026】
本発明にかかる衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を合せ持つ装置の第二実施例は、請求項2又は請求項3記載の発明に対応するものである。この衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を合せ持つ装置は、広さ910mm×1820mm程度の部屋構造をなし、床・壁・天井は断熱気密パネルで構成されている。また、出入り口として設けられるドアには断熱ドアが使用されている。室内には床面に除湿機と温風ヒーターが設置され、天井面には近赤外線ランプと遠赤外線ヒーターが設けられている。また、壁面上部には熱交換型換気扇と二基のサーキュレーターが設けられている。ここで、温風ヒーターと近赤外線ランプと遠赤外線ヒーターは加熱装置として機能し、その中でも、近赤外線ランプは近赤外線放射装置、遠赤外線ヒーターは遠赤外線放射装置として機能する。また、熱交換型換気扇は換気装置として機能し、サーキュレーターは送風装置として機能する。
【0027】
ここで、送風装置としては、この第二実施例で用いたサーキュレーターの他にも、扇風機など種々の送風装置を用いることができる。また、送風装置は一基でも良いが、この第二実施例では二基設置することで室内に満遍なく風が行き渡るようにしている。室内に満遍なく風が行き渡るようにするには、他にも首振り式の送風装置を用いるなどの手段が考えられる。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載するような効果を奏する。
請求項1記載の発明によれば、衣類乾燥と全身温熱療法にそれぞれ別々に要求される構造・部材・機器を、部屋方式・1畳型・断熱気密構造・加熱装置・換気装置という形で共通化することができ、衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を極めて低コストで一つの装置に合せ持たせることが可能になる。
【0029】
請求項2記載の発明によれば、衣類乾燥と全身温熱療法にそれぞれ別々に要求される構造・部材・機器を、部屋方式・1畳型・断熱気密構造・加熱装置・換気装置・送風装置という形で共通化することができ、衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を極めて低コストで一つの装置に合せ持たせることが可能になる。
【0030】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明の上記の効果に加え、衣類乾燥においては衣類乾燥の乾燥効率を向上させ、さらに仕上がりをふっくらさせる効果があり、他方、全身温熱療法においては、皮膚表面には近赤外線が重点的に熱を与え、体の内部には遠赤外線が重点的に熱を与えるため、全身温熱療法をより効率的に行えるという効果がある。
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯物を乾燥できる衣類乾燥機能と、健康に優れた効果を発揮する全身温熱療法機能の両機能を合せ持つ装置に関するものである。
ここで全身温熱療法とは、全身に40度から60度位の温度を浴びせ体の温度を上昇させる療法のことで、ガン細胞の増殖抑制、血流の改善、心臓病の改善、生活習慣病の改善、自然治癒力の向上、全身の活性化などの効果が指摘されている最新医療である。ドイツではガン患者の苦痛を緩和する「補完療法」と呼ばれる療法の代表格として知られており、日本でも一部の病院においてガン治療に用いられている他、鹿児島大学のグループが体温の上昇と血流の関係を研究し成果を発表している。全身温熱療法の方法には様々あるが、病院においてガン治療レベルで用いられるのは棺桶のような装置に患者を入れ、その装置から大量の遠赤外線や近赤外線を患者の全身に放射する方法であり、これにより、内臓などの体の深部の温度まで上昇させることができる。
【0002】
【従来の技術】
従来、衣類乾燥を機械で行う場合、乾燥機を用いるか、あるいは衣類乾燥室を設置するのが一般である。ここで衣類乾燥室とは、居室の一室を洗濯物の乾燥部屋として割り当てたもので、通常4畳半から6畳程度の広さの部屋に除湿機や換気扇を設置したものが一般である。
また、全身温熱療法を行うには、専門の病院で治療を受けるか、家庭向けの簡易的な棺桶型装置を購入するのが一般である。
このように、衣類乾燥と全身温熱療法は分野や目的が大きく異なる(衣類乾燥は生活分野であり、目的は洗濯物の乾燥であるのに対し、全身温熱療法は医療分野であり、目的は病気の治療・予防である)がゆえに、これまで両者は全く別物と考えられ、それぞれ別々に開発されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、衣類乾燥と全身温熱療法を全く別物としてそれぞれ開発する従来の技術は、必ずしも合理性・経済性があるとは言えない。なぜなら、確かに両者の分野や目的には大きな隔たりがあるものの、両者の手段においては「熱の重視」などの共通する面が見られるからである。もっとも、全身温熱療法が文字通り「熱」を重視しているのに対し、衣類乾燥では「除湿」が重視され、一見「熱」は重視されていないかに見える。しかし、乾燥機ではドラムの熱、衣類乾燥室でも室温という熱が活用されているのであり、衣類乾燥でも「熱」は非常に重要な要素となっている。
【0004】
そこで、「熱の重視」などの衣類乾燥と全身温熱療法間の共通項の観点からアプローチすることで、衣類乾燥機能と全身温熱療法機能の両機能を合せ持つ一つの装置を、主要な構造・部材・機器を共通させて開発することが可能になり、両者を別々に開発する従来の技術に比べて、大幅なコスト削減を実現することができる。これが本発明の目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、(1)部屋構造を設け、(2)その広さを1畳程度とし、(3)その部屋構造を構成する周壁を断熱及び気密構造化し、さらに、(4)加熱装置と(5)換気装置と(6)除湿機を室内に設けるが、上記(1)から(6)の要素のうち除湿機以外の全要素を、衣類乾燥にも全身温熱療法にも使用できるように構成している。
【0006】
ここで、部屋構造に関しては、例えば衣類乾燥における乾燥機では、大きさが小さくドラム回転式であるため、中に人が入ることができず全身温熱療法を行うのは極めて困難であり、また逆に、全身温熱療法における棺桶型装置では、大きさが小さいため、ドラム回転式にでもしない限りは衣類乾燥を行うことは極めて困難である。そこで、衣類乾燥にも全身温熱療法にも共通して使える構造として、部屋構造とすることを選択している。(以下説明の分かり難さを回避するため、部屋構造を「部屋方式」と言うことがある。)
しかも部屋方式は、衣類乾燥においては、大量の洗濯物を乾燥できる、布団等の大型のものを乾燥できる、仕上がりが綺麗といった乾燥機にはない長所を有しており、他方、全身温熱療法においても、圧迫感なく中に入れるという棺桶型装置にはない長所を有している。
【0007】
また、部屋構造の広さに関しては、衣類乾燥においては平均的家庭の1日の必要乾燥量を1回で乾燥できかつ布団も乾燥できる広さと熱効率とのバランスを計算すると1畳程度の広さが最善であり、他方、全身温熱療法においてはリラックスして入れる広さと熱効率とのバランスを計算するとやはり1畳程度の広さが最善であることから、部屋構造の広さを、衣類乾燥と全身温熱療法の両者で最善となる1畳程度とする。
【0008】
また、部屋構造の周壁に関しては、衣類乾燥においても全身温熱療法においても熱効率を極限まで高める必要があることから、部屋構造の周壁を断熱及び気密構造化する。
ここで周壁とは、床・壁・天井・ドア・窓のことを言う。また、断熱及び気密構造化は周壁の全ての部分がなされるのが最も望ましいが、現実的には周壁の大部分がなされていれば十分である。
【0009】
また、加熱装置に関しては、衣類乾燥においては熱により乾燥効率を向上させる必要があり、他方、全身温熱療法においては全身に温熱を浴びるために熱源が必要であることから、衣類乾燥と全身温熱療法の両者で加熱装置が必要であり、従って両者が共通して使える加熱装置を室内に設ける。
ここで、加熱装置としては、温風ヒーター、遠赤外線放射装置、近赤外線放射装置などを用いることができる。温風ヒーターを用いることにより、対流により室温を上げることができ、近赤外線放射装置を用いることにより、輻射により直接に洗濯物や人の表面に比較的高い熱を与えるという効果があり、また遠赤外線放射装置を用いることにより、輻射により直接に洗濯物や人の内部にまでまろやかな熱を与えるという効果がある。これらは2種類以上を組み合わせて用いることで、より一層加熱効果を高めることができる
【0010】
さらに、換気装置に関しては、衣類乾燥においては湿気を含んだ室内の空気を室外に排出することで乾燥効率を向上させる必要があり、他方、全身温熱療法においては呼吸により室内に蓄積する二酸化炭素を室外へ排出し、新鮮な空気を外気から取り入れるという室内の空気清浄化の必要があることから、衣類乾燥と全身温熱療法の両者で換気装置が必要であり、従って両者が共通して使える換気装置を室内に設ける。
ここで、換気装置としては、換気扇もしくは熱交換型換気扇などを用いることができる。ここで、熱交換型換気扇とは、換気扇の中でも室内の温度を余り下げずに換気を行う高性能な換気扇であり、熱のロスを防ぐ観点からは熱交換型換気扇を用いるのが最も望ましい。
【0011】
なお、除湿機に関しては、実験の結果上記の要素のみでは衣類乾燥が十分になされず、室内に結露が発生することが判明しており、衣類乾燥の用に供するために室内に除湿機を設ける。
【0012】
上記した請求項1記載の発明にかかる衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を合せ持つ装置の具体的な使用方法は次のようになる。衣類乾燥に使う時は、室内に洗濯物や布団等をいれ、加熱装置と換気装置と除湿機を作動させる。
1畳程度の十分な広さがあるので、大量の洗濯物を一度に乾燥させることができる。他方、熱効率の面からみると1畳程度の広さしかないため広さの面で熱効率が高いうえに、周壁が断熱及び気密構造化されているため構造面でも熱効率が高く、加熱装置がもたらす熱をロスなく使うことができる。それに加え、換気装置がもたらす湿気の室外排出、除湿機がもたらす湿気の除去が効率的に組み合わさり、洗濯物を高速かつ低消費電力で乾燥する。
【0013】
他方、全身温熱療法に使用する時は、加熱装置と換気装置を作動させ、室内に人が入る。
1畳程度の十分な広さがあるので、圧迫感がなくリラックスして中にいることができる。他方、熱効率の面からみると1畳程度の広さしかないため広さの面で熱効率が高いうえに、周壁が断熱及び気密構造化されているため構造面でも熱効率が高く、加熱装置がもたらす熱をロスなく使うことができる。それに加え、換気装置が室内の空気を清浄に保つので常に清々しい気分で中にいることができる。もちろん、息苦しさを感じることもない。
【0014】
請求項2記載の発明は、(1)部屋構造を設け、(2)その広さを1畳程度とし、(3)その部屋構造を構成する周壁を断熱及び気密構造化し、さらに、(4)加熱装置と(5)換気装置と(6)除湿機と(7)送風装置を室内に設けるが、上記(1)から(7)の要素のうち除湿機以外の全要素を、衣類乾燥にも全身温熱療法にも使用できるように構成している。これは、請求項1記載の発明に送風装置を加えたものであり、送風装置以外の部分は請求項1記載の発明と同一である。
【0015】
送風装置に関しては、衣類乾燥と全身温熱療法の両者において室内の空気をかき混ぜ部屋の上下の温度差をなくすことで熱効率をより向上でき、さらに、衣類乾燥においては洗濯物に風を当てることで乾燥効率をより向上でき、他方、全身温熱療法においては、高温の中にいる人に爽やかな感じを持たせるには肌に風を当てるのが有効なことから、衣類乾燥と全身温熱療法の両者で送風装置が極めて有効であり、両者が共通して使える送風装置を室内に設ける。
ここで、送風装置としては扇風機、サーキュレーターなどを用いることができる。
また、送風装置を用いることにより、加熱装置や換気装置や除湿機の性能を落としても、十分な衣類乾燥機能を得ることができるようになる。
【0016】
上記した請求項2記載の発明にかかる衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を合せ持つ装置の具体的な使用方法は次のようになる。衣類乾燥に使用する時は、洗濯物を室内に入れ、加熱装置と換気装置と除湿機と送風装置を作動させる。
1畳程度の十分な広さがあるので、大量の洗濯物を一度に乾燥させることができる。他方、熱効率の面からみると1畳程度の広さしかないため広さの面で熱効率が高いうえに、周壁が断熱及び気密構造化されているため構造面でも熱効率が高く、加熱装置がもたらす熱をロスなく使うことができる。それに加え、換気装置がもたらす湿気の室外排出、除湿機がもたらす湿気の除去、送風装置がもたらす室内の温度差の解消及び洗濯物への風当てが効率的に組み合わさり、洗濯物を高速かつ低消費電力で乾燥する。
【0017】
他方、全身温熱療法に使用する時は、加熱装置と換気装置と送風装置を作動させ、室内に人が入る。
1畳程度の十分な広さがあるので、圧迫感がなくリラックスして中にいることができる。他方、熱効率の面からみると1畳程度の広さしかないため広さの面で熱効率が高いうえに、周壁が断熱及び気密構造化されているため構造面でも熱効率が高く、加熱装置がもたらす熱をロスなく使うことができる。さらに、送風装置が室内の上下の温度差を解消するので一層熱効率が高まる。また、換気装置が室内の空気を清浄に保つので常に清々しい気分で中にいることができる。もちろん、息苦しさを感じることもない。さらに、送風装置が中にいる人の肌に風を当てるので高温でも爽やかな感じがあり、不快感を無くすことができる。
【0018】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明または請求項2記載の発明において、加熱装置として、少なくとも近赤外線放射装置と遠赤外線放射装置の双方を用いるように構成している。
【0019】
従来の技術では、衣類乾燥に近赤外線放射装置や遠赤外線放射装置が用いられることはなく、また、全身温熱療法においても近赤外線放射装置と遠赤外線放射装置のどちらか一方のみが用いられてきた。
しかし、実験の結果、近赤外線や遠赤外線には、衣類乾燥の乾燥効率を向上させ、さらに仕上がりをふっくらさせる効果があることが判明した。従って、衣類乾燥に近赤外線放射装置と遠赤外線放射装置を用いることにより、衣類乾燥機能をより一層高度化することができる。
また、全身温熱療法においても、近赤外線放射装置と遠赤外線放射装置の双方を併用すれば、皮膚表面には近赤外線が重点的に熱を与え、体の内部には遠赤外線が重点的に熱を与えることになるので、効率的に全身温熱療法を行うことができるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例にもとづき説明する。
本発明にかかる衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を合せ持つ装置の第一実施例は、請求項1又は請求項3記載の発明に対応するものである。この衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を合せ持つ装置は、広さ910mm×1820mm(1畳)程度の部屋構造をなし、床・壁・天井は断熱気密パネルで構成されている。また、出入り口として設けられるドアには断熱ドアが使用されている。室内には床面に除湿機と温風ヒーターが設置され、天井面には近赤外線ランプと遠赤外線ヒーターが設けられている。また、壁面上部には熱交換型換気扇が設けられている。ここで、温風ヒーターと近赤外線ランプと遠赤外線ヒーターは加熱装置として機能し、その中でも、近赤外線ランプは近赤外線放射装置、遠赤外線ヒーターは遠赤外線放射装置として機能する。また、熱交換型換気扇は換気装置として機能する。
【0021】
ここで部屋構造の広さは、第一実施例の数値に限定されるわけではなく、1畳程度の範疇に属すれば様々な数値をとることができる。
【0022】
また、周壁を断熱及び気密構造化する方法としては、この第一実施例のように断熱気密パネルを用いる方法が現場施工の容易さの観点から最も望ましいが、現場で断熱処理と気密処理を施す方法等種々の方法を用いることができる。
【0023】
また、近赤外線放射装置としては、この第一実施例で用いた近赤外線ランプに限られず、近赤外線ヒーターなど近赤外線を放射する種々の機器を用いることができる。遠赤外線放射装置についても同様である。
【0024】
また、加熱装置を設ける位置は、空間の有効利用及び洗濯物の落下による火災防止の観点から、天井面や壁面上部に設けるのが最も望ましいが、十分な安全手段がとられれば、壁面下部や、床面に設けても良い。
【0025】
また、換気装置としては、この第一実施例のように熱交換型換気扇を用いるのが室内の熱ロスの少なさから最も望ましいが、通常の換気扇や種々の換気装置を用いることもできる。
【0026】
本発明にかかる衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を合せ持つ装置の第二実施例は、請求項2又は請求項3記載の発明に対応するものである。この衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を合せ持つ装置は、広さ910mm×1820mm程度の部屋構造をなし、床・壁・天井は断熱気密パネルで構成されている。また、出入り口として設けられるドアには断熱ドアが使用されている。室内には床面に除湿機と温風ヒーターが設置され、天井面には近赤外線ランプと遠赤外線ヒーターが設けられている。また、壁面上部には熱交換型換気扇と二基のサーキュレーターが設けられている。ここで、温風ヒーターと近赤外線ランプと遠赤外線ヒーターは加熱装置として機能し、その中でも、近赤外線ランプは近赤外線放射装置、遠赤外線ヒーターは遠赤外線放射装置として機能する。また、熱交換型換気扇は換気装置として機能し、サーキュレーターは送風装置として機能する。
【0027】
ここで、送風装置としては、この第二実施例で用いたサーキュレーターの他にも、扇風機など種々の送風装置を用いることができる。また、送風装置は一基でも良いが、この第二実施例では二基設置することで室内に満遍なく風が行き渡るようにしている。室内に満遍なく風が行き渡るようにするには、他にも首振り式の送風装置を用いるなどの手段が考えられる。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載するような効果を奏する。
請求項1記載の発明によれば、衣類乾燥と全身温熱療法にそれぞれ別々に要求される構造・部材・機器を、部屋方式・1畳型・断熱気密構造・加熱装置・換気装置という形で共通化することができ、衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を極めて低コストで一つの装置に合せ持たせることが可能になる。
【0029】
請求項2記載の発明によれば、衣類乾燥と全身温熱療法にそれぞれ別々に要求される構造・部材・機器を、部屋方式・1畳型・断熱気密構造・加熱装置・換気装置・送風装置という形で共通化することができ、衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を極めて低コストで一つの装置に合せ持たせることが可能になる。
【0030】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明の上記の効果に加え、衣類乾燥においては衣類乾燥の乾燥効率を向上させ、さらに仕上がりをふっくらさせる効果があり、他方、全身温熱療法においては、皮膚表面には近赤外線が重点的に熱を与え、体の内部には遠赤外線が重点的に熱を与えるため、全身温熱療法をより効率的に行えるという効果がある。
Claims (3)
- 1畳程度の広さを有する部屋構造であり、その部屋構造の周壁は断熱及び気密構造化され、室内には加熱装置と換気装置と除湿機を設けるが、上記要素のうち除湿機以外の全要素が、衣類乾燥にも全身温熱療法にも使用できるように構成されていることを特徴とする衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を合せ持つ装置。
- 1畳程度の広さを有する部屋構造であり、その部屋構造の周壁は断熱及び気密構造化され、室内には加熱装置と換気装置と除湿機と送風装置を設けるが、上記要素のうち除湿機以外の全要素が、衣類乾燥にも全身温熱療法にも使用できるように構成されていることを特徴とする衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を合せ持つ装置。
- 前記加熱装置として、少なくとも遠赤外線放射装置と近赤外線放射装置の双方を用いた請求項1又は2記載の衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を合せ持つ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002213127A JP2004016787A (ja) | 2002-06-19 | 2002-06-19 | 衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を合せ持つ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002213127A JP2004016787A (ja) | 2002-06-19 | 2002-06-19 | 衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を合せ持つ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004016787A true JP2004016787A (ja) | 2004-01-22 |
Family
ID=31184452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002213127A Pending JP2004016787A (ja) | 2002-06-19 | 2002-06-19 | 衣類乾燥機能と全身温熱療法機能を合せ持つ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004016787A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101442100B1 (ko) * | 2013-10-24 | 2014-09-23 | 동아대학교 산학협력단 | 근적외선 다리미 |
-
2002
- 2002-06-19 JP JP2002213127A patent/JP2004016787A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101442100B1 (ko) * | 2013-10-24 | 2014-09-23 | 동아대학교 산학협력단 | 근적외선 다리미 |
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