【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、乗用型の走行車体に施肥装置を装着した施肥作業機に関し、詳しくは、その施肥作業機にモニタを装備したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来例としては、特開2001−258336公報に示すように施肥装置を装着した農用型田植機にモニタを装備したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、この従来の施肥装置を装着した農用型田植機のモニタは、施肥装置の肥料ホッパ内の何れかが肥料切れを生じた時に、警報を表示するだけのものであった。
【0004】
従って、従来のものでは、作業者は機体を停止させて、施肥装置の肥料ホッパ内を点検し何れのホッパが肥料切れを生じているか確認し、且つ、肥料ホッパ全体の残量も確認した後に、機体から降りて、必要な量の肥料を持ってきて、肥料ホッパに供給する必要があり、作業能率が悪いものであった。
【0005】
また、施肥装置が肥料詰まりを生じた時には、機体を停止させて、何処が詰まっているのかを施肥装置の全箇所を確認していき、詰まっている箇所を見つけては詰まりを解消すると謂う作業を行わなければならず、非常に作業能率が悪いものであった。
【0006】
そこで、この発明は、施肥作業の作業能率の向上を図ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題に対して請求項1記載の発明は、座席31を装備した乗用型の走行車体2に複数個のホッパ60−1〜60−6よりなる肥料ホッパ60と該肥料ホッパ60より肥料を繰出す繰出部61,…と該繰出部61,…から繰出された肥料を案内する施肥ホース62,…と該施肥ホース62,…の先端部に連携され圃場に施肥する施肥ガイド63,…等にて構成される施肥装置5を装着した施肥作業機において、走行車体2の座席31前方若しくはその近くに配置したモニタ203に施肥装置5の複数個のホッパ60−1〜60−6内の各残量肥料を表示する制御機構を設けた施肥作業機としたものである。従って、施肥作業中、施肥装置5の肥料ホッパ60内の各ホッパ60−1〜60−6毎に残量肥料が表示されるから、各ホッパ60−1〜60−6のうちの何れかの残量肥料が少なくなれば、作業者は機体を停止させて、モニタ203にて各ホッパ60−1〜60−6の残量肥料を確認して、直ちに供給すべき肥料の量が認識できて、必要な量の肥料を能率良く肥料ホッパ60に供給でき、施肥作業の再開を早くできる。
【0008】
請求項2記載の発明は、座席31を装備した乗用型の走行車体2に複数個のホッパ60−1〜60−6よりなる肥料ホッパ60と該肥料ホッパ60より肥料を繰出す繰出部61,…と該繰出部61,…から繰出された肥料を案内する施肥ホース62,…と該施肥ホース62,…の先端部に連携され圃場に施肥する施肥ガイド63,…等にて構成される施肥装置5を装着した施肥作業機において、走行車体2の座席31前方若しくはその近くに配置したモニタ203に施肥装置5が肥料詰まりを生じた時にその詰まり箇所を表示する制御機構を設けた施肥作業機としたものである。従って、施肥作業中、施肥装置5が肥料詰まりを生じた時には、機体を停止させて、モニタ203にて施肥装置5の何処に肥料詰まりが生じているかを即座に確認できるので、直ちに、その詰まっている箇所のみを点検して詰まりを解消することができ、施肥作業の再開を早くできる。
【0009】
【発明の効果】
この発明によると、施肥作業中、施肥装置5の肥料ホッパ60内の各ホッパ60−1〜60−6毎に残量肥料が表示されるから、各ホッパ60−1〜60−6のうちの何れかの残量肥料が少なくなれば、作業者は機体を停止させて、モニタ203にて各ホッパ60−1〜60−6の残量肥料を確認して、直ちに供給すべき肥料の量が認識できて、必要な量の肥料を能率良く肥料ホッパ60に供給でき、施肥作業の再開を早くできる。また、施肥装置5が肥料詰まりを生じた時には、機体を停止させて、モニタ203にて施肥装置5の何処に肥料詰まりが生じているかを即座に確認できるので、直ちに、その詰まっている箇所のみを点検して詰まりを解消することができ、施肥作業の再開を早くできる。
【0010】
従って、この発明は、従来例の課題を適切に解消して、施肥作業の作業能率の向上を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1及び図2は本発明の一実施例である施肥田植機を表している。この施肥田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に装着され、走行車体2の後部上側に施肥装置5の本体部分が設けられている。
【0012】
走行車体2は、駆動輪である各左右一対の前輪10,10及び後輪11,11を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケース12が配置され、そのミッションケース12の左右側方に前輪ファイナルケース13,13が設けられ、該前輪ファイナルケースの変向可能な前輪支持部から外向きに突出する前輪車軸に前輪10,10が取り付けられている。また、ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸を支点にして後輪ギヤケース18,18がローリング自在に支持され、その後輪ギヤケース18,18から外向きに突出する後輪車軸に後輪11,11が取り付けられている。
【0013】
エンジン20はメインフレーム15の上に搭載されており、該エンジンの回転動力が、第一ベルト伝動装置21及び第二ベルト伝動装置23を介してミッションケース12に伝達される。ミッションケース12に伝達された回転動力は、該ケース内のトランスミッションにて変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。そして、走行動力は、一部が前輪ファイナルケース13,13に伝達されて前輪10,10を駆動すると共に、残りが後輪ギヤケース18,18に伝達されて後輪11,11を駆動する。また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケース25に伝達され、それから植付伝動軸26によって苗植付部4へ伝動されるとともに、施肥伝動機構27によって施肥装置5へ伝動される。
【0014】
エンジン20の上部はエンジンカバー30で覆われており、その上に座席31が設置されている。座席31の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカバー32があり、その上方に前輪10,10を操向操作するハンドル34が設けられている。エンジンカバー30及びフロントカバー32の下端左右両側は水平状のフロアステップ35になっている。フロアステップ35の後部は、後輪フェンダを兼ねるリヤステップ36となっている。また、走行車体2の前部左右両側には、補給用の苗を載せておく予備苗載台38,38が機体よりも側方に張り出す位置と内側に収納した位置とに回動可能に設けられている。
【0015】
昇降リンク装置3は平行リンク構成であって、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41,41を備えている。これらリンク40,41,41は、その基部側がメインフレーム15の後端部に立設した背面視門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付けられ、その先端側に縦リンク43が連結されている。そして、縦リンク43の下端部に苗植付部4に回転自在に支承された連結軸44が挿入連結され、連結軸44を中心として苗植付部4がローリング自在に連結されている。メインフレーム15に固着した支持部材と上リンク40に一体形成したスイングアーム45の先端部との間に昇降油圧シリンダ46が設けられており、該シリンダを油圧で伸縮させることにより、上リンク40が上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
【0016】
苗植付部4は6条植の構成で、フレームを兼ねる伝動ケース50、マット苗を載せて左右往復動し苗を一株分づつ各条の後記苗受け板58苗取出口58a,…に供給するとともに横一列分の苗を全て下側苗受け板58に供給する苗送りベルト51b,…等によりなる苗載台51、苗取出口51a,…に供給された苗を苗植付具52aで圃場に植付ける苗植付装置52,…、次行程における機体進路を表土面に線引きする左右一対の線引きマーカ53,53等を備えている。苗植付部4の下部には中央にセンターフロート55、その左右両側にサイドフロート56,56がそれぞれ設けられている。これらフロートを圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、フロートが泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付装置52,…により苗が植付けられる。各フロート55,56,56は圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンターフロート55の前部の上下動が上下動検出機構57により検出され、その検出結果が制御装置180に入力されて苗植付部昇降手段にて前記昇降油圧シリンダ46を制御する油圧バルブBを切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
【0017】
また、59aは苗取り量調節レバーであって、イ−ロ方向への操作にて、上記の苗受け板58を苗載台51に対して上下苗送り方向に沿ってリンク機構にてスライド調節でき、この苗受け板58の苗載台51に対する相対位置を苗取り量調節レバー59aの操作により変更させて苗植付具52aによる苗取り量を変更できるよう構成してある。そして、苗取り量調節レバー59aの操作位置は、ポテンショメータPTにて検出され、このポテンショメータPTの検出値が制御装置180に入力されて、モニタ制御手段により液晶モニタ203に苗取り量が幾らであるか表示される構成となっている。
【0018】
そして、59bは植付け深さ調節レバーであって、イ−ロ方向への操作にて、上記センターフロート55及びサイドフロート56,56の後部回動支点を上下方向に移動調節でき、この植付け深さ調節レバー59bのセンターフロート55及びサイドフロート56,56の上下方向への移動調節操作により苗植付具52aの圃場への苗植付け深さが変更できるよう構成してある。そして、植付け深さ調節レバー59bの操作位置は、ポテンショメータPFにて検出され、このポテンショメータPFの検出値が制御装置180に入力されて、モニタ制御手段により液晶モニタ203に苗植付け深さが幾らであるか表示される構成となっている。
【0019】
施肥装置5は、肥料ホッパ60の6つの各ホッパ60−1〜60−6に貯留されている粒状の肥料を各繰出部61,…によって一定量づつ繰り出し、その肥料を各施肥ホース62,…でフロート55,56,56の左右両側に取り付けた各施肥ガイド63,…まで導き、各施肥ガイド63,…の前側に設けた作溝体64,…によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥溝内に落とし込むようになっている。モータ66で駆動のブロア67で発生させたエアが、左右方向に長いエアチャンバ68を経由して各施肥ホース62,…に吹き込まれ、各施肥ホース62,…内の肥料を風圧で強制的に搬送するようになっている。
【0020】
以下、図3〜図12に示す施肥装置本体部の各部の構成について説明する。
肥料ホッパ60は、上部に開閉可能な蓋60aが取り付けられている。肥料ホッパ60の6つの各ホッパ60−1〜60−6の下部は各々漏斗状になっており、その下部が各繰出部61,…の上端に接続されている。肥料ホッパ60は、左右方向に長い施肥フレーム70に支持された左右2箇所の回動アーム71に取り付けられていて、この回動アーム71の下端部を支点に後方に回動させて繰出部61,…から分離させられるようになっている。回動アーム71は外側から1条目の繰出部と2条目の繰出部との間に配置されている。肥料ホッパ60の下部を肥料繰出部61,…の上端に接続した通常位置では、係止具72により肥料ホッパ60を固定しておく。
【0021】
そして、肥料ホッパ60の6つの各ホッパ60−1〜60−6内には、各々対向配置した一対の電極A・A間に存在する肥料により静電容量を検出する静電容量センサHS1〜HS6が設けられている。この各静電容量センサHS1〜HS6は、各ホッパ60−1〜60−6内の上下方向に長く配置されており、各静電容量センサHS1〜HS6の何れの位置まで肥料が存在するかで各静電容量センサHS1〜HS6の静電容量の検出値が異なるので、この各静電容量センサHS1〜HS6の静電容量の検出値を制御装置180に入力し、残量肥料算出手段にて各ホッパ60−1〜60−6内の残量肥料を算出し、その算出結果にてモニタ制御手段により液晶モニタ203に各ホッパ60−1〜60−6内の残量肥料を絵表示させる構成となっている。
【0022】
更に、各静電容量センサHS1〜HS6の何れかが、最下端位置まで肥料が減ったことを検出すると、モニタ制御手段により液晶モニタ203に肥料切れの警告表示を赤く点滅表示させる構成となっている。
また、液晶モニタ203の最下部位置には、数値入力部があり、例えば、施肥・田植作業中に残りの植付け面積が15aである場合に、この数値入力部の「1」と「5」とを連続して押すと、補給肥料の下段に「15a」と表示されるので、数値入力部の「計算」を押す。すると、後述の施肥装置5の回転数調節ハンドル100aの回転操作位置を検出するポテンショメータPRの検出値により施肥装置5の肥料繰出し量が算出されているので(例えば、今、肥料の繰出し量が50Kg/10aとする)、補給肥料算出手段にて植付け面積が15aに必要な肥料が75Kgと計算する。そして、上記の残量肥料算出手段にて各ホッパ60−1〜60−6内の合計残量肥料を算出し(例えば、今、残量肥料が25Kgとする)、植付け面積が15aに必要な肥料75Kgから残量肥料25Kgをひいて、補給肥料算出手段は50Kgが補給すべき肥料であることを算出する。そこで、この補給すべき肥料である50Kgをモニタ制御手段にて補給肥料の上段に「50Kg」と表示させる。従って、作業者は、残りの植付け面積に必要な補給肥料が即座に判り、肥料補給作業能率が良い。尚、数値入力部の数値を押し間違えた時は、「訂正」を押して入力しなおす。
【0023】
繰出部61は、肥料ホッパ60内の肥料を下方に繰り出す2個の繰出ロール73A,73Bを内蔵している。これらの繰出ロール73A,73Bは、外周部に溝状の凹部74,…が形成された回転体で、左右方向に設けた共通の繰出軸75の角軸部75a(図示例は四角軸)にそれぞれ一体回転するように嵌合している。繰出ロール73A,73Bが図7の矢印方向に回転することにより、肥料ホッパ60から落下供給される肥料が凹部74に収容されて下方に繰り出される。両繰出ロール73A,73Bにより繰り出された肥料は、下端の吐出口61aから吐出される。
【0024】
図示例の繰出ロール73A,73Bの凹部の数は6個であり、両者の凹部の位相が異ならせてある。このため、両繰出ロール73A,73Bの凹部が交互に肥料を繰り出すこととなり、吐出口61aから吐出される肥料の量が時間的に均等化されている。いずれかの繰出ロールを繰出軸75から外し位相を適当に変更して付け直すことにより、両繰出ロール73A,73Bの凹部の位相を等しくすることもできる。これで、圃場に点状に肥料を散布する場合に適用可能となる。
【0025】
また、繰出部61の内部には、凹部74が下方に移動する側(前側)の繰出ロール73の外周面に摺接するブラシ76が着脱自在に設けられている。このブラシ76によって繰出ロール73A,73Bの凹部74に肥料が摺り切り状態で収容され、繰出ロール73A,73Bによる肥料繰出量が一定に保たれる。
【0026】
さらに、ブラシ76の上側には、繰出ロール73A,73Bの上方に突出して肥料ホッパ60から繰出部61に肥料が落下供給されなくする繰出停止シャッタ77A,77Bが設けられている。繰出停止シャッタ77A,77Bは、繰出部ケース78のスライド支持部79にスライド自在に支持されていて、ケース外の前端部に形成された把手77aをつかんでスライドさせるようになっている。
【0027】
繰出部61の吐出口61aには、前後方向に連通する接続管80が接続されている。そして、この接続管80の後端部に施肥ホース62が接続されている。施肥ホース62の外周螺旋溝に施肥フレーム70の下端部が係合しているので、施肥ホース62が接続管80から抜けにくい。一方、各条の接続管80の前端部はエアチャンバ68の背面部に挿入連結されている。エアチャンバ68の左端部はエア切替管81を介してブロア67に接続されており、該ブロアからのエアがエアチャンバ68を経由し接続管80から施肥ホース62に吹き込まれるようになっている。
【0028】
エアチャンバ68は、接続管80が取り付けられたゴム管68aと、中間部分の樹脂管68bとを交互に繋ぎ合わせて構成されている。この構成とすると、エアチャンバ68を簡単に分解、組み立てできるので、繰出部61を一体的に取り外してのメンテナンスが容易である。ゴム管68aの長さを一対の繰出部の間隔よりも長くしておくと、樹脂管68bからゴム管68aを抜きやすい。
【0029】
WFは風圧計であって、エアチャンバ68内の始端側に設けてあり、ブロア67の風力による風圧を検出し、その検出値が制御装置180に入力されて、モニタ制御手段により液晶モニタ203の風圧表示に風圧(mmAq)が棒グラフ状に表示される構成となっている。そして、液晶モニタ203の風圧表示には、適正な肥料搬送が行える基本風圧である200mmAqが横線で表示されており、例えば、図20の状態では、風圧は200mmAqを超えているので、適正な肥料搬送が行えていることが判る。尚、ブロア67のスイッチを入れ忘れている場合には、風圧は0mmAqであるから、作業者はブロア67のスイッチの入れ忘れに気づき、即座にスイッチを入れて作業を適正に行える。また、風圧が200mmAqを極端に下回っているときには、ブロア67の故障か何処かで肥料詰まりを起こしている可能性が高いので、機体を停止して、迅速な対応が行える。
【0030】
また、液晶モニタ203は、肥料詰まり箇所表示ができる構成となっている。即ち、施肥装置5の各繰出部61下方位置及び各施肥ホース62の始端位置と終端位置及び各作溝体64を設けた施肥ガイド63位置には、各々肥料詰まりセンサS1〜S4が設けられており、6条のうちの何れかのセンサS1〜S4が肥料詰まりを検出した時には、全てのセンサS1〜S4の出力は制御装置180に入力されているので、肥料詰まり検出手段にて何れの条が肥料詰まりを起こしたかを判断して、モニタ制御手段により液晶モニタ203の肥料詰まり表示の肥料が詰まっている条を赤色に点滅表示する。
【0031】
例えば、左から2条目の施肥ホース62の始端位置と施肥ガイド63位置及び左から5条目の繰出部61下方位置が肥料詰まりを起こした場合には、2条目のセンサS2とS4及び5条目のセンサS1が肥料詰まりを検出して、液晶モニタ203の肥料詰まり表示の「2」と「5」が赤色に点滅表示して、作業者は即座に2条目と5条目とが肥料詰まりを起こしていることを認知し、機体を停止し作業を中断する。そして、作業者がその赤色に点滅表示している「2」の部位を押すと(肥料詰まり表示の1〜6裏面には、赤色に点滅表示した時にのみ認知する肥料詰まり条スイッチが各々設けられている)、肥料詰まり箇所表示の施肥ホース62の始端位置と施肥ガイド63位置とが赤色に点滅表示して2条目のこの部位が肥料詰まりしていることが判る。同様に、作業者が赤色に点滅表示している「5」の部位を押すと、肥料詰まり箇所表示の繰出部61下方位置が赤色に点滅表示して5条目のこの部位が肥料詰まりしていることが判る。従って、作業者は、即座に、肥料詰まり箇所がわかるので、直ぐに肥料詰まり箇所を点検して肥料詰まりを解消し、早く施肥・田植作業を再開できるから、作業能率がとても良い。
【0032】
一方、繰出部ケース78の背面部には、肥料ホッパ内の肥料を取り出すための肥料排出口83が形成されている。この肥料排出口83には、上端側を支点にして開閉自在な排出シャッタ84が取り付けられている。各繰出部の肥料排出口83は、繰出部61の後方に設けた左右方向に長い肥料回収管85に接続されている。肥料回収管85の左端部は、前記エア切替管81を介してブロア67に接続されている。エア切替管81は二股状の管であって、一方にエアチャンバ68が接続され、他方に肥料回収管85が接続されている。エア切替管81にはエア切替部としてのエア切替シャッタ86が設けられ、ブロア67から吹き出されるエアをエアチャンバ側に供給する状態と肥料回収管側に供給する状態とに切り替えられようになっている。エア切替シャッタ86はエアチャンバ68と肥料回収管85の間の前後中央部にあるので、両者へのエア供給が安定している。肥料回収管85の右端部は肥料回収口87になっている。
【0033】
図9は上記各シャッタ84,…,86の開閉機構を示す図である。肥料回収口87の近傍に肥料回収レバー90が回動自在に設けられている。この肥料回収レバー90の回動支点軸90aと同軸上に、繰出部61の前側に配置された左右方向に長いシャッタ開閉伝達軸91が設けられている。シャッタ開閉伝達軸91には扇形プレート92が取り付けられており、この扇形プレート92に形成された円弧状の長穴92aに、肥料回収レバー90に固着されたピン90bが遊嵌している。シャッタ開閉伝達軸91には各繰出部ごとに開閉ギヤ93が取り付けられ、該ギヤが排出シャッタ84の回動軸84aに取り付けた半円形ギヤ94と噛み合っている。なお、半円形ギヤ94の端部には当該ギヤの歯よりも径の大きいストッパ部94aが形成されているので、両ギヤの噛み合いが外れることはない。また、肥料回収レバー90には、エア切替ワイヤ95の一端が繋がれている。エア切替ワイヤ95の他端は、エア切替シャッタ86の回動軸86aに取り付けたアーム96に付勢手段である引張りスプリング97を介して繋がれている。
【0034】
肥料回収レバー90を回動操作すると、エア切替ワイヤ95が引かれてエア切替シャッタ86を切り替え、ブロア67から引き出されるエアが肥料回収管85に供給されるようになる。肥料回収レバー90の回動操作量が少ないうちは、ピン90bが長穴92aの中を移動するだけにすぎないので、シャッタ開閉伝達軸91は回動しない。しかしながら、肥料回収レバー90を一定量以上回動操作すると、ピン90bが扇形プレート92に係合し、シャッタ開閉伝達軸91が回動する。これにより、排出シャッタ84,…が開き、肥料ホッパ60内の肥料が肥料回収管85に排出される。つまり、1本のレバー操作だけでエア切替シャッタ86及び排出シャッタ84,…を操作することができるのである。しかも、必然的に、始めにエアが肥料回収管85に供給され、その後で肥料が肥料回収管85に排出されるのである。このため、肥料回収管85での肥料の搬送が円滑に行われ、肥料回収管85での肥料詰まりが生じない。また、肥料回収レバー90が肥料回収口87の近傍に設けられているので、肥料回収容器等を肥料回収口87の下側に容易に確保でき、さらに肥料回収の状況を確認しながら作業を行え好都合である。
【0035】
肥料回収レバー90はレバーガイド98に沿って回動操作するようになっている。このレバーガイド98にはガイド穴98a,98bが形成されており、肥料回収レバー90の撓みを利用して肥料回収レバー90の係合部(図示せず)をガイド穴98a,98bに係合させることにより、肥料回収レバー90をエア切替シャッタ86だけが切り替えられる位置P1と、エア切替シャッタ86及び排出シャッタ84,…の両方が切り替えられる位置P2とに固定することができるようになっている。肥料回収レバー90を上記以外の位置にも停止させられるようにし、排出シャッタ84の開度を無段階又は段階的に調節できるようにしてもよい。
【0036】
上記のように排出シャッタ84の開度を調節できる場合、開閉ギヤ93と半円形ギヤ94のギヤ比を条ごとに変えて肥料回収口側(風下)の繰出部ほど排出シャッタ84の開きが小さくなるようにしておくと、肥料回収管85内のエアの流れが円滑に保たれ肥料詰まりを未然に防止できる。
【0037】
なお、エア切替シャッタ86は上下方向を向く回動軸86aを中心に回動するので、エア切替シャッタ86の開閉操作時の抵抗が変動しない。また、肥料回収時には引張りスプリング97の張力に抗して強制的にエア切替シャッタ86を切り替えるようにしているので、肥料回収時におけるエア切替シャッタ86の気密性が良好である。
【0038】
開閉ギヤ93と半円形ギヤ94との噛み合いに予め融通性を持たせておくと、各条のギヤの組み付けに多少の誤差があっても、各条の排出シャッタ84の動作タイミングに狂いが出ず、確実に排出シャッタ84が閉じるようにすることができる。
【0039】
繰出部ケース78は、側面視で前下がりに傾斜した分割面F−Fで、下側の固定部分78aと上側の離脱部分78bとに分割されている。繰出ロール73A,73B及び排出シャッタ84(肥料排出口83)は固定部分78aに設けられている。一方、ブラシ76及び繰出停止シャッタ77は離脱部分78bに設けられている。肥料ホッパ60が接続される上部開口部及び吐出口61aは分割されていないので、両者の気密性が良好に保たれる。
【0040】
肥料ホッパ60を最も後方に回動させると、側面視で前記離脱部分78bを離脱させる方向に投影した区域外に肥料ホッパが位置するようになっている。このため、離脱部分78bを無理なく離脱させられる。また、分割面F−Fの延長先はエアチャンバ68の上端よりも下側に位置するとともに、側面視で離脱部分78bを離脱させる方向に投影した区域外にエアチャンバ68が位置している。このため、離脱部分78bを取り外した状態で、走行車体2上から繰出ロール73A,73Bのメンテナンスを行いやすい。
【0041】
次に、施肥伝動機構27について説明する。
前記植付クラッチケース25から、施肥動力が上向きに取り出される。その施肥動力が、リングコーン式の無段変速装置100を経由して繰出伝動ケース101に伝達される。繰出伝動ケース101には、伝動方向を前向きに変更する第一ベベルギヤ機構102と、クラッチピン103aで伝動入切操作する施肥クラッチ103と、前後方向のクラッチ軸103bの回転を左右方向の繰出駆動軸105に伝動する第二ベベルギヤ機構104とが設けられている。繰出駆動軸105に伝達された施肥動力は、施肥畦クラッチ106を介して繰出駆動軸105に回転自在に外嵌する筒軸107に伝動され、さらに一対の繰出伝動ギヤ108を介して筒軸107から繰出軸75へ伝動される。
【0042】
無段変速装置100の回転数調節ハンドノレ100aを操作して変速比を駆動力が「0」から増速変更することにより、肥料繰出部61の肥料繰出量が変わる。無段変速装置100は繰出伝動ケース101の後端下面に直接敢り付けられており、回転数調節ハンドル100aは繰出伝動ケース101の上方に突出する状態で設けられている。このため、肥料ホッパ60の後方から回転数調節ハンドル100aの操作を行うことができる。尚、無段変速装置100のリングコーンの駆動力が「0」となる位置は、肥料繰出しが停止された状態となり、無段変速装置100を操作するだけで簡単に施肥を停止させられる。そして、駆動回転数を最高数にまで上げると、60Kg/10aまで肥料が繰出されるようになっている。即ち、回転数調節ハンドル100aの回転操作で、肥料の繰出し量が0〜60Kg/10aまで変更できるようになっている。
【0043】
そして、この回転数調節ハンドル100aの回転操作位置を検出するポテンショメータPRが設けられており、このポテンショメータPRの検出値が制御装置180に入力されて、モニタ制御手段により液晶モニタ203に今施肥装置の肥料繰出し量が幾らであるか表示される構成となっている。
【0044】
左から1・2条目の筒軸107,107は一体化されていて、共通の施肥畦クラッチ106Lで伝動入切するようになっている。この施肥畦クラッチ106Lを操作する畦クラッチレバー110Lは左から2・3条目の繰出部間に配置されている。また、左から3・4条目の筒軸107,107も一体化されていて、共通の施肥畦クラッチ106Cで伝動入切するようになっている。この施肥畦クラッチ106Cを操作する畦クラッチレバー110Cも左から2・3条目の繰出部間に配置されている。一方、左から5・6条目の筒軸107,107は互いに独立していて、別々の施肥畦クラッチ106R1,106R2でそれぞれ伝動入切するようになっている。両施肥畦クラッチ106R1,106R2は、左から5・6条目の繰出部間に配置された共通の畦クラッチレバー110Rで操作される。
【0045】
図11は左から1・2条目用畦クラッチレバーの操作機構を表している。なお、左から3・4条目用畦クラッチレバーの操作部は図11と左右対称になる。施肥畦クラッチ106Lのシフタ111が軸112回りに回動自在に設けられている。シフタ111のクラッチ操作部と反対側の端部はカム受け部111aになっている。一方、畦クラッチレバー110Lは、回動軸113と一体回転するカムプレート114に取り付けられている。カムプレート114の一側面にはシフタ操作用の凸部114aが形成されており、畦クラッチレバー110Lを回動操作すると、カムプレートの凸部114aがカム受け部111aを押し上げることにより、圧縮スプリング115の張力に抗してシフタ111が軸112回りに回動し、施肥畦クラッチ106Lが切操作される。
【0046】
図12は左から5・6条目用畦クラッチレバーの操作部を表している。施肥畦クラッチ106R1,106R2(施肥畦クラッチ106R2は図示省略)のシフタ111,111はそれぞれ軸112,112回りに回動自在で、両シフタ111のクラッチ操作部と反対側の端部同士がロッド116を介して連結されている。5条目のシフタ111と一体回動する入力アーム117が設けられ、この入力アームの先端部にカム受け部117aが形成されている。畦クラッチレバー110Rは、1・2条目と同様に、回動軸113と一体回転するカムプレート114に取り付けられている。畦クラッチレバー110Rを回動操作すると、カムプレートの凸部114aがカム受け部117aを押し上げることにより、圧縮スプリング115,115の張力に抗してシフタ111,111が軸112,112回りに回動し、両施肥畦クラッチ106R1,106R2が切操作される。
【0047】
また、各畦クラッチレバー110L,110C,110Rには、苗植付装置52及び苗送りベルト51bの駆動を2条単位で入切するためのワイヤ120が繋がれている。このワイヤ120は先端側で2本に分岐し、一方120aの先端部は植付畦クラッチ121のシフタ121aに繋がれ(図14参照)、他方120bの先端部は苗送りベルトの従動ローラ軸に繋がれている(図15参照)。
【0048】
なお、植付伝動軸26によって苗植付部4へ伝動される回転動力は、左右方向の植付駆動軸123からチェーン124を介して苗植付装置52へ伝動される。植付駆動軸123とチェーン124との伝動連結部に植付畦クラッチ121が設けられている。畦クラッチレバー110L,110C,110Rを操作して施肥畦クラッチ106L,106C,106R1,106R2を「切」にすると、それに連動して植付畦クラッチ121も「切」になり、対応する2条の苗植付装置52が駆動停止になる。
【0049】
また、苗送りベルト51bは、駆動ローラ125と従動ローラ126とに掛けられている。従動ローラ126は駆動ローラ125に対して遠近方向に移動させられるようになっており、従動ローラ126を駆動ローラ125に近づけることにより、苗送りベルト51bが弛んで苗送り停止状態になる。畦クラッチレバー110L,110C,110Rを操作して施肥畦クラッチ106L,106C,106R1,106R2が「切」にすると、それに連動して対応する2条の苗送りベルト51bが苗送り停止状態になる。
【0050】
前記植付クラッチケース25は図13に示す内部構造になっている。入力軸130から植付クラッチ軸131へ、株間変速ギヤ132,…,133,…を介して回転動力が伝達される。駆動側の株間変速ギヤ132,…はそれぞれ独立に入力軸130に回転自在に嵌合し、シフタキー134を介していずれか一つだけが入力軸130と一体化されている。一方、従動側の株間変速ギヤ133,…は互いに一体に形成されており、クラッチピン135aで操作される植付クラッチ135を介して伝動入切自在に植付クラッチ軸131と連結されている。シフトロッド134aでシフタキー134をスライドさせると、有効な株間変速ギヤ132,133の組み合わせが変更される。これにより、入力軸130からから植付クラッチ軸131への伝動比を4段階(50株/坪、60株/坪、70株/坪、80株/坪)に調節することができる。そして、このシフトロッド134aの操作位置を検出するポテンショメータPKが設けられており、このポテンショメータPKの検出値が制御装置180に入力されて、モニタ制御手段により液晶モニタ203に今株間が幾らに設定されているか表示される構成となっている。
【0051】
入植軸130と同軸上に施肥クラッチ軸137が設けられている。そして、植付クラッチ軸131から施肥クラッチ軸137へ一対の偏心ギヤ138,139によって伝動される。施肥クラッチ軸137にはクラッチピン140aで操作される施肥クラッチ140が設けられ、この施肥クラッチ140から一対のベベルギヤ141,142を介して施肥出力軸143へ伝動される。また、施肥クラッチ軸137の回転動力の一部は、一対の等速ギヤ145,146を介して植付出力軸147へ伝動される。偏心ギヤ138,139及び等速ギヤ145,146を株間変速ギヤ132,…,133,…と同列にまとめて配置することにより、植付クラッチケース25をコンパクト化することができる。
【0052】
偏心ギヤ138,139は、苗植付具52aが描く移動軌跡Tの下死点付近で最も速く苗植付具52aが作動するように組み合わされている。これにより、苗植付具52aが土壌内で引きずられて形成される植付跡をなるべく小さくするとともに、苗取出口51aから苗を取り出すときの苗載台51の左右移動速度を遅くしている。また、株間変速した動力で苗植付部4及び施肥装置5を駆動するので、株間に適正に施肥を行うことができる。
【0053】
以上に説明した施肥装置本体部は、リンクベースフレーム42の上端部に固定した施肥フレーム70に支持されている。詳しくは、施肥フレーム70の上に各条の繰出部61,…をスペーサ150を介してボルト151で取り付けるとともに、前述のように、施肥フレーム70に取り付けた左右2箇所の回動アーム71によって肥料ホッパ60を後方に回動自在に支持している。繰出部61は上下に分割可能であるが、場合によってはボルト151を抜いて繰出部61を一体的に取り外すこともできる。施肥フレーム70の前後にはエアチャンバ68及び肥料回収管85が設けられ、これらがフレームとしての役割をなし、全体強度の向上に貢献している。側面視で肥料回収管85の後方を通る伝動経路で繰出部61を伝動する構成とすることにより、繰出部61,…と肥料回収管85を近接させることが可能になり、繰出部の支持強度向上に役立っている。
【0054】
尚、エンジン20を始動させるキースイッチKSのON−OFFの出力は、制御装置180に入力されている。
さて、201はセンターマスコットで、直進走行の指標とするように機体の左右中心位置に配置されている。そして、その支持構成は、フロントカバー32内部に設けた機体に揺動アーム202の基部を回動軸202aにて回動自在に枢支し、この揺動アーム202の先端部に液晶モニタ203を回動軸203aにて回動自在に枢支し、液晶モニタ203の上面にセンターマスコット201の基部を回動軸201aにて回動自在に枢支している。尚、揺動アーム202の中途部には回動軸202bが設けられており、揺動アーム202は中途部で屈折自在な構成となっている。また、各回動軸202a・202b・203a・201a部には、周知の皿バネや圧縮ゴム等の弾圧付勢部材が設けられており、各部を回動させた後はその回動後の任意の位置で止まっている構造(液晶モニタ203を回動軸203a回りに回動若しくは揺動アーム202にて移動させた後はその任意の位置で止まり、センターマスコット201の基部を回動軸201a回りに回動させた後はその回動後の任意の位置で止まる構造)になっている。即ち、図18に示すように、センターマスコット201及び液晶モニタ203は上下及び回動された任意の位置で止まる構造となっている。
【0055】
そして、液晶モニタ203の画面(操縦者側)は、エンジン20を始動させるべくキースイッチKSをONにすると(若しくは、メインスイッチMSをONすると)、その出力が制御装置180に入力され、この時30秒間だけ、図19に示すように、シフトロッド134aの操作位置を検出するポテンショメータPKの検出値が制御装置180に入力されて、モニタ制御手段により液晶モニタ203に今の株間が幾らに設定されているか表示され(50株/坪,60株/坪,70株/坪,80株/坪の何れか)、且つ、植付け深さ調節レバー59bの操作位置を検出するポテンショメータPFの検出値が制御装置180に入力されて、モニタ制御手段により液晶モニタ203に今の苗植付け深さが幾らであるか表示され(植付け深さ調節レバー59bの操作位置は、1〜7の7段階)、且つ、苗取り量調節レバー59aの操作位置を検出するポテンショメータPTの検出値が制御装置180に入力されて、モニタ制御手段により液晶モニタ203に今の苗取り量が幾らであるか表示され(苗取り量調節レバー59aの操作位置は、1〜10の10段階)、且つ、施肥装置5の回転数調節ハンドル100aの回転操作位置を検出するポテンショメータPRの検出値が制御装置180に入力されて、モニタ制御手段により液晶モニタ203に今の施肥装置の肥料繰出し量が幾らであるか表示される(通常、肥料の繰出し量は0〜60Kg/10aの範囲)。
【0056】
従って、これから田植作業を始めるべく、キースイッチKSをONにすると、田植作業前に必ず調整しておかなければならない株間・苗植付け深さ・名取り量・施肥量が現在どのように調節されているか、作業者は自分の前方に位置する液晶モニタ203にて即座に判り、調節の必要なものは、直ちに調節して作業を開始でき、作業能率が良い。
【0057】
また、作業時には、図20に示すように、液晶モニタ203に各種作業状態(畦クラッチ入り切り状態表示・植付けクラッチ入り切り表示・エンジンオイル切れ表示・マイコンチェックモード表示・施肥装置5のブロア切り表示・肥料ホッパ内の肥料切れ表示・田植装置3の上昇下降の位置表示・燃料残量表示・機械の使用時間表示・左右線引きマーカの作動状態・肥料詰まり条の表示・苗切れ条の表示・各肥料ホッパ内の残量肥料表示等)が各センサからの入力に基づいて制御装置180のモニタ制御手段にて表示されている。
【0058】
よって、センターマスコット201及び液晶モニタ203を図18に示すような状態にしておくと、田植作業中に操縦席20に着座して機体を操縦している操縦者は、機体前方を見ながら機体を前進させて植付け作業をしながらセンターマスコット201を前工程で圃場に左(または、右)線引きマーカにて引いた線に合わせて直進操作が容易に行なえ、また、センターマスコット201を見て操縦しているとそのすぐ下に有る液晶モニタ203が自然と目に入り、機体後方を確認しなくても左右線引きマーカの状態や田植装置3の上昇下降の状態及びPTOクラッチが入り切りの状態等の各種情報が判り、作業性が良くて植付け作業時の誤操作の防止にも役立つ。
【0059】
また、このセンターマスコット201及び液晶モニタ203は上下位置調節及び角度調節が行なえるので、操縦者が最も見易い状態にセットして容易に作業が行なえる。更に、センターマスコット201及び液晶モニタ203を最も下動させて機体前部のカバーに沿わせた状態にすると、路上走行時や納屋等に機体を収納する際にセンターマスコット201及び液晶モニタ203が邪魔にならず、然も、この最も下動させた状態でも液晶モニタ203を操縦者は見ることができるので、路上走行時に液晶モニタ203にて田植装置3の状態を確認できる。
【0060】
更に、走行車体2に左右及び前後傾斜を検出できる傾斜センサSSを設けておき、走行車体2が所定以上に傾斜(そのまま走行続行すると危険である角度を検出)すると、該傾斜センサSSの傾斜検出値が制御装置180に入力されて、モニタ制御手段により液晶モニタ203の画面表示が変わり、走行車体2の傾斜角度が表示されて危険であることを報知する(この時、警報ブザーを同時に鳴らすと更に安全である)。
【0061】
尚、上記の液晶モニタ203の位置は、作業者が座席31に座ったまま(若しくは、フロアステップ35上に立った位置)でその上下左右及び前後回動調節できるようにしておくと、より作業性が良くて能率が向上する。また、メインスイッチMSをOFFにすると、液晶モニタ203の電源が切れるようにすれば、液晶モニタ203が必要がない場合(路上走行時等)には、液晶モニタ203の電源を切っておくと、電力負荷が少なくなる。更に、液晶モニタ203の各表示を各別に無表示にできるスイッチを設けても良い(例えば、施肥作業は行わずに、田植作業のみを行う時には、該スイッチにて施肥関係の表示をなくすと、液晶モニタ203が見やすくて誤認も少なくなる)。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用施肥田植機の側面図である。
【図2】乗用施肥田植機の平面図である。
【図3】施肥装置の背面図である。
【図4】施肥装置の平面図である。
【図5】施肥装置の一断面の側面断面図である。
【図6】施肥装置の図5とは異なる断面の側面断面図である。
【図7】粉粒体繰出部の側面断面図である。
【図8】図6のS−S断面図である。
【図9】肥料回収レバー及びその関連部材の側面図である。
【図10】繰出伝動ケースの断面図である。
【図11】左から1・2条目用畦クラッチレバーの操作機構の(a)平面図、及び(b)側面図である。
【図12】左から5・6条目用畦クラッチレバーの操作機構の(a)正面図、及び(b)側面図である。
【図13】植付クラッチケースの断面図である。
【図14】苗植付部の伝動機構図である。
【図15】苗送りベルトの平面図である。
【図16】田植装置の要部側面である。
【図17】制御系のブロック回路図である。
【図18】液晶モニタの移動調節作用を説明する拡大側面図である。
【図19】キースイッチON時の液晶モニタの拡大背面図である。
【図20】作業時の液晶モニタの拡大背面図である。
【符号の説明】
1:施肥田植機(施肥作業機)
2:走行車体
3:昇降リンク装置
4:苗植付部
5:施肥装置
31:座席
60−1〜60−6:ホッパ
60:肥料ホッパ
61:繰出部
62:施肥ホース
63:施肥ガイド
203:液晶モニタ(モニタ)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a fertilizer application machine in which a fertilizer is mounted on a riding-type traveling vehicle body, and more particularly, to a device in which the fertilizer is equipped with a monitor.
[0002]
[Prior art]
As a conventional example of this kind, there is an agricultural type rice transplanter equipped with a fertilizer as shown in JP-A-2001-258336, which is equipped with a monitor.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the monitor of the agricultural-type rice transplanter equipped with the conventional fertilizer has only displayed an alarm when any of the fertilizer hoppers of the fertilizer has run out of fertilizer.
[0004]
Therefore, in the conventional one, the operator stops the machine body, checks the inside of the fertilizer hopper of the fertilizer applicator, checks which hopper is running out of fertilizer, and also checks the remaining amount of the entire fertilizer hopper. It was necessary to get off the aircraft, bring in the required amount of fertilizer, and supply it to the fertilizer hopper, resulting in poor work efficiency.
[0005]
Also, when the fertilizer has clogged with fertilizer, stop the machine and check all locations of the fertilizer to find out where it is clogged. And the work efficiency was very poor.
[0006]
Then, this invention makes it a subject to aim at improvement of the work efficiency of fertilization work.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, the invention according to claim 1 provides a fertilizer hopper 60 including a plurality of hoppers 60-1 to 60-6 and a fertilizer from the fertilizer hopper 60 on the riding traveling vehicle body 2 equipped with the seat 31. , A fertilizing hose 62 for guiding the fertilizer fed from the feeding portion 61,..., And a fertilizing guide 63,. In the fertilizer applicator equipped with the fertilizer applicator 5 configured as described above, a monitor 203 disposed in front of or near the seat 31 of the traveling vehicle body 2 displays each of the residuals in the plurality of hoppers 60-1 to 60-6 of the fertilizer applicator 5. It is a fertilizer application machine provided with a control mechanism for displaying the amount of fertilizer. Accordingly, during the fertilization operation, the remaining fertilizer is displayed for each of the hoppers 60-1 to 60-6 in the fertilizer hopper 60 of the fertilizer application device 5, so that any one of the hoppers 60-1 to 60-6 is displayed. If the remaining fertilizer becomes low, the operator stops the machine, checks the remaining fertilizer in each of the hoppers 60-1 to 60-6 on the monitor 203, and can immediately recognize the amount of the fertilizer to be supplied. The required amount of fertilizer can be efficiently supplied to the fertilizer hopper 60, and the fertilization operation can be restarted quickly.
[0008]
The invention according to claim 2 provides a fertilizer hopper 60 including a plurality of hoppers 60-1 to 60-6 on a riding type traveling vehicle body 2 equipped with a seat 31, and a feeding unit 61 that feeds fertilizer from the fertilizer hopper 60. , And a fertilizing hose 62 that guides the fertilizer fed from the feeding portions 61,..., And a fertilizing guide 63 that links the tips of the fertilizing hoses 62,. In the fertilizer application machine equipped with the device 5, when the fertilizer device 5 is clogged with the fertilizer on the monitor 203 disposed in front of or near the seat 31 of the traveling vehicle body 2, a fertilizer operating device provided with a control mechanism is provided. It is what it was. Therefore, when the fertilizer applicator 5 is clogged with fertilizer during the fertilization work, the machine body is stopped, and it is possible to immediately check where the fertilizer applicator 5 is clogged with the monitor 203 on the monitor 203. Inspection of only the places where it has occurred can eliminate the clogging, and the fertilization work can be resumed quickly.
[0009]
【The invention's effect】
According to the present invention, the remaining fertilizer is displayed for each of the hoppers 60-1 to 60-6 in the fertilizer hopper 60 of the fertilizer application device 5 during the fertilizer application operation. If any remaining fertilizer becomes low, the operator stops the machine, checks the remaining fertilizer in each of the hoppers 60-1 to 60-6 on the monitor 203, and immediately determines the amount of fertilizer to be supplied. As a result, the required amount of fertilizer can be efficiently supplied to the fertilizer hopper 60, and the resumption of the fertilization operation can be accelerated. Further, when the fertilizer application device 5 is clogged with fertilizer, the machine body is stopped and the monitor 203 can immediately confirm where the fertilizer device is clogged with the fertilizer device. Can be checked to eliminate clogging and fertilization work can be resumed quickly.
[0010]
Therefore, the present invention can appropriately solve the problems of the conventional example and improve the work efficiency of the fertilization work.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a preferred embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIGS. 1 and 2 show a fertilizer rice transplanter according to an embodiment of the present invention. In this fertilizer application planter 1, a seedling planting section 4 is mounted on the rear side of the traveling vehicle body 2 via a lifting link device 3 so as to be able to ascend and descend, and a main body portion of a fertilizer device 5 is provided on the rear upper side of the traveling vehicle body 2. I have.
[0012]
The traveling vehicle body 2 is a four-wheel drive vehicle including a pair of left and right front wheels 10, 10 and rear wheels 11, 11, which are driving wheels, and a transmission case 12 is disposed at a front portion of an airframe. Front wheel final cases 13, 13 are provided on the left and right sides of the vehicle, and front wheels 10, 10 are attached to front wheel axles that project outward from the front wheel support portions of the front wheel final case that can be turned. A front end portion of the main frame 15 is fixed to a rear portion of the transmission case 12, and the rear wheel gear case 18, with a rear wheel rolling shaft provided horizontally at the rear left and right central portions of the main frame 15 as a fulcrum. A rear wheel 11, 11 is mounted on a rear wheel axle that is supported in a freely rolling manner and that protrudes outward from the rear wheel gear cases 18, 18.
[0013]
The engine 20 is mounted on the main frame 15, and the rotational power of the engine is transmitted to the transmission case 12 via the first belt transmission 21 and the second belt transmission 23. After the rotational power transmitted to the transmission case 12 is shifted by the transmission in the case, the rotational power is separated and taken out into traveling power and external take-out power. A part of the traveling power is transmitted to the front wheel final cases 13, 13 to drive the front wheels 10, 10, and the rest is transmitted to the rear wheel gear cases 18, 18 to drive the rear wheels 11, 11. The external take-out power is transmitted to a planting clutch case 25 provided at the rear of the traveling vehicle body 2, and then transmitted to a seedling planting section 4 by a planting transmission shaft 26. Transmitted to
[0014]
An upper portion of the engine 20 is covered with an engine cover 30, and a seat 31 is provided thereon. A front cover 32 containing various operation mechanisms is provided in front of the seat 31, and a handle 34 for steering the front wheels 10, 10 is provided above the front cover 32. The left and right lower ends of the engine cover 30 and the front cover 32 are horizontal floor steps 35. The rear part of the floor step 35 is a rear step 36 also serving as a rear wheel fender. In addition, on both front left and right sides of the traveling vehicle body 2, spare seedling mounting tables 38, 38 on which replenishing seedlings are mounted can be rotated between a position protruding sideward from the body and a position housed inside. Is provided.
[0015]
The lifting link device 3 has a parallel link configuration and includes one upper link 40 and a pair of left and right lower links 41, 41. These links 40, 41, 41 are rotatably mounted on a rear-view portal type link base frame 42 erected on the rear end of the main frame 15 on the base side, and a vertical link 43 is connected to the distal end side. ing. A connection shaft 44 rotatably supported by the seedling planting portion 4 is inserted and connected to the lower end of the vertical link 43, and the seedling planting portion 4 is connected to the seedling planting portion 4 in a rolling manner around the connection shaft 44. An elevating hydraulic cylinder 46 is provided between a supporting member fixed to the main frame 15 and a tip end of a swing arm 45 integrally formed with the upper link 40, and the upper link 40 is expanded and contracted by hydraulic pressure. Rotating up and down, the seedling planting section 4 moves up and down with a substantially constant posture.
[0016]
The seedling planting section 4 has a six-row planting structure. A transmission case 50 also serving as a frame, mats and seedlings are reciprocated right and left and reciprocally move to the seedling receiving plate 58 of each row for each plant. The seedling mounting table 51, which is composed of a seedling feeding belt 51b,..., Which supplies the seedlings for one horizontal row to the lower seedling receiving plate 58, and the seedlings supplied to the seedling outlets 51a,. , A pair of left and right drawing markers 53, 53, etc., for drawing the machine path in the next step on the topsoil surface. A center float 55 is provided at the center of the lower part of the seedling planting part 4, and side floats 56 are provided on both left and right sides thereof. When the airframe advances while the floats are in contact with the mud surface of the field, the floats slide while leveling the mud surface, and seedlings are planted at the leveling ground by the seedling planting devices 52,. Each of the floats 55, 56, 56 is rotatably mounted so that the front end moves up and down in accordance with the unevenness of the topsoil of the field, and the vertical movement of the front part of the center float 55 during planting operation is a vertical movement detection mechanism. 57, the detection result is input to the control device 180, and the seedling placement part lifting / lowering means switches the hydraulic valve B for controlling the lifting hydraulic cylinder 46 to move the seedling placement part 4 up and down. Always keep the planting depth constant.
[0017]
Numeral 59a is a seedling picking amount adjusting lever, which slides the seedling receiving plate 58 with respect to the seedling mounting table 51 by a link mechanism along the upper and lower seedling feeding directions by operation in the yellow direction. The relative position of the seedling receiving plate 58 with respect to the seedling mounting table 51 can be changed by operating the seedling collecting amount adjusting lever 59a to change the amount of seedling collected by the seedling attachment 52a. Then, the operation position of the seedling collecting amount adjusting lever 59a is detected by the potentiometer PT, and the detected value of the potentiometer PT is input to the control device 180, and the amount of the seedling collecting on the liquid crystal monitor 203 by the monitor control means is determined. Is displayed.
[0018]
Reference numeral 59b denotes a planting depth adjusting lever which can adjust the rear pivots of the center float 55 and the side floats 56, 56 in the vertical direction by operating in the yellow direction. The depth of the seedling planting tool 52a in the field can be changed by adjusting the movement of the adjustment lever 59b in the vertical direction of the center float 55 and the side floats 56, 56. The operating position of the planting depth adjusting lever 59b is detected by the potentiometer PF, and the detected value of the potentiometer PF is input to the control device 180, and the monitor control means sets the seedling planting depth on the liquid crystal monitor 203. Is displayed.
[0019]
The fertilizer applicator 5 feeds out a certain amount of granular fertilizer stored in each of the six hoppers 60-1 to 60-6 of the fertilizer hopper 60 by the respective feeders 61,. Are guided to the fertilization guides 63,... Attached to the left and right sides of the floats 55, 56, 56, respectively, and formed near the side portions of the seedling attachment strips by the groove forming bodies 64,. It is designed to be dropped into a fertilizer groove. Air generated by a blower 67 driven by a motor 66 is blown into each of the fertilizing hoses 62,... Via a long air chamber 68 in the left-right direction, and the fertilizer in each of the fertilizing hoses 62,. It is designed to be transported.
[0020]
Hereinafter, the configuration of each part of the main part of the fertilizer applicator shown in FIGS. 3 to 12 will be described.
The openable lid 60a is attached to the upper part of the fertilizer hopper 60. The lower part of each of the six hoppers 60-1 to 60-6 of the fertilizer hopper 60 is funnel-shaped, and the lower part is connected to the upper end of each of the feeding parts 61,. The fertilizer hopper 60 is attached to two left and right rotating arms 71 supported by a fertilizer application frame 70 that is long in the left and right direction. ,…. The rotating arm 71 is disposed between the first and second feeding portions from the outside. In a normal position where the lower part of the fertilizer hopper 60 is connected to the upper end of the fertilizer feeding part 61,...
[0021]
Then, in each of the six hoppers 60-1 to 60-6 of the fertilizer hopper 60, the capacitance sensors HS1 to HS6 for detecting the capacitance by the fertilizer existing between the pair of electrodes A and A disposed opposite to each other. Is provided. Each of the capacitance sensors HS1 to HS6 is vertically long in each of the hoppers 60-1 to 60-6, and depends on which position of the capacitance sensors HS1 to HS6 fertilizer is present. Since the detected values of the capacitances of the respective capacitance sensors HS1 to HS6 are different, the detected values of the capacitances of the respective capacitance sensors HS1 to HS6 are input to the control device 180, and the residual fertilizer calculation means A configuration in which the remaining fertilizer in each of the hoppers 60-1 to 60-6 is calculated, and the result of the calculation is displayed on the liquid crystal monitor 203 by the monitor control means on the liquid crystal monitor 203 as a pictorial representation of the remaining fertilizer in each of the hoppers 60-1 to 60-6. It has become.
[0022]
Further, when any one of the capacitance sensors HS1 to HS6 detects that the fertilizer has decreased to the lowermost position, the monitor control means causes the liquid crystal monitor 203 to display a warning display indicating that the fertilizer is running out by flashing red. I have.
At the lowermost position of the liquid crystal monitor 203, there is a numerical value input unit. For example, when the remaining planting area is 15a during fertilization / rice planting work, the numerical value input unit is "1" and "5". When "" is continuously pressed, "15a" is displayed at the lower stage of the supplementary fertilizer, so "calculation" in the numerical value input section is pressed. Then, since the fertilizer feeding amount of the fertilizer device 5 is calculated based on the detection value of the potentiometer PR that detects the rotation operation position of the rotation speed adjusting handle 100a of the fertilizer device 5 described below (for example, the feeding amount of the fertilizer is now 50 kg). / 10a), and the fertilizer required for the planting area of 15a is calculated as 75 kg by the supplementary fertilizer calculation means. Then, the remaining fertilizer calculating means calculates the total remaining fertilizer in each of the hoppers 60-1 to 60-6 (for example, the remaining fertilizer is now 25 kg), and the planting area is required for 15a. By subtracting 25 kg of residual fertilizer from 75 kg of fertilizer, the supplementary fertilizer calculating means calculates that 50 kg is the fertilizer to be supplied. Therefore, 50 kg, which is the fertilizer to be replenished, is displayed on the upper stage of the replenisher by the monitor control means as "50 kg". Therefore, the worker can immediately know the supplementary fertilizer necessary for the remaining planting area, and the efficiency of the fertilizer supplementation operation is good. If you make a mistake while pressing the numerical value in the numerical value input section, press "correction" and enter the correct value.
[0023]
The feeding section 61 includes two feeding rolls 73A and 73B for feeding the fertilizer in the fertilizer hopper 60 downward. These feeding rolls 73A, 73B are rotating bodies having groove-shaped recesses 74,... Formed on the outer peripheral portion thereof, and are provided on a square shaft portion 75a (a square shaft in the illustrated example) of a common feeding shaft 75 provided in the left-right direction. Each is fitted so as to rotate integrally. As the delivery rolls 73A and 73B rotate in the direction of the arrow in FIG. 7, the fertilizer dropped and supplied from the fertilizer hopper 60 is accommodated in the recess 74 and is delivered downward. The fertilizer fed by the two feeding rolls 73A and 73B is discharged from the discharge port 61a at the lower end.
[0024]
In the illustrated example, the number of concave portions of the supply rollers 73A and 73B is six, and the phases of the concave portions are different from each other. For this reason, the concave portions of the two feeding rolls 73A and 73B alternately feed the fertilizer, and the amount of the fertilizer discharged from the discharge port 61a is equalized in time. By removing one of the feeding rolls from the feeding shaft 75 and changing the phase appropriately and reattaching them, the phases of the concave portions of both the feeding rolls 73A and 73B can be made equal. This is applicable to the case where the fertilizer is sprayed on the field in the form of dots.
[0025]
In addition, a brush 76 that is slidably provided on the outer peripheral surface of the feeding roll 73 on the side (front side) where the concave portion 74 moves downward is detachably provided inside the feeding portion 61. With the brush 76, the fertilizer is stored in the recess 74 of the feeding rolls 73A, 73B in a sliding state, and the amount of fertilizer fed by the feeding rolls 73A, 73B is kept constant.
[0026]
Further, on the upper side of the brush 76, there are provided feeding stop shutters 77A, 77B which protrude above the feeding rolls 73A, 73B and prevent the fertilizer from dropping from the fertilizer hopper 60 to the feeding portion 61. The feeding stop shutters 77A and 77B are slidably supported by a slide support portion 79 of the feeding portion case 78, and are designed to grip a handle 77a formed at a front end portion outside the case and slide.
[0027]
A connection pipe 80 communicating in the front-rear direction is connected to the discharge port 61a of the feeding section 61. The fertilizing hose 62 is connected to the rear end of the connection pipe 80. The lower end of the fertilizer frame 70 is engaged with the outer peripheral spiral groove of the fertilizer hose 62, so that the fertilizer hose 62 does not easily fall out of the connection pipe 80. On the other hand, the front end of each connecting pipe 80 is inserted and connected to the back of the air chamber 68. The left end of the air chamber 68 is connected to the blower 67 via an air switching pipe 81, and air from the blower is blown into the fertilizer hose 62 from the connection pipe 80 via the air chamber 68.
[0028]
The air chamber 68 is configured by alternately connecting a rubber pipe 68a to which the connection pipe 80 is attached, and a resin pipe 68b in an intermediate portion. With this configuration, the air chamber 68 can be easily disassembled and assembled, so that maintenance by removing the feeding portion 61 integrally is easy. If the length of the rubber tube 68a is longer than the interval between the pair of feeding portions, the rubber tube 68a can be easily removed from the resin tube 68b.
[0029]
Reference numeral WF denotes an anemometer, which is provided at the start end side in the air chamber 68, detects a wind pressure due to the wind force of the blower 67, and the detected value is input to the control device 180. The wind pressure (mmAq) is displayed in a bar graph on the wind pressure display. In the wind pressure display on the liquid crystal monitor 203, 200 mmAq, which is the basic wind pressure at which the appropriate fertilizer can be transported, is displayed as a horizontal line. For example, in the state shown in FIG. 20, the wind pressure exceeds 200 mmAq. It can be seen that the transfer has been performed. If the blower 67 is forgotten to be turned on, the wind pressure is 0 mmAq. Therefore, the worker notices that the blower 67 is forgotten to be turned on, and can immediately turn on the blower 67 to perform the work properly. Further, when the wind pressure is extremely lower than 200 mmAq, there is a high possibility that the fertilizer is clogged due to a failure of the blower 67 or somewhere, so that the machine body can be stopped and a quick response can be taken.
[0030]
In addition, the liquid crystal monitor 203 is configured to be able to display a place where a fertilizer is clogged. That is, the fertilizer clogging sensors S1 to S4 are provided at the position below each of the feeding portions 61 of the fertilizer applicator 5, the start and end positions of each of the fertilizer application hoses 62, and the position of the fertilizer guide 63 provided with the respective groove forming bodies 64. When any one of the six sensors S1 to S4 detects a clogged fertilizer, the outputs of all the sensors S1 to S4 are input to the control device 180. It is determined whether or not the fertilizer has been clogged, and the line where the fertilizer is clogged in the fertilizer clogging display on the liquid crystal monitor 203 is blinked in red by the monitor control means.
[0031]
For example, when the starting end position of the second fertilizer hose 62 from the left, the position of the fertilizer guide 63, and the lower position of the fifth feeder 61 from the left are clogged with fertilizer, the second sensors S2 and S4 and the fifth sensor The sensor S1 detects that the fertilizer is clogged, and the “2” and “5” of the fertilizer clogging display on the liquid crystal monitor 203 blinks in red, and the operator immediately causes the second and fifth articles to become clogged. Stop the aircraft and stop working. Then, when the operator presses the part of "2" blinking in red, the fertilizer clogging switches which are recognized only when blinking in red are provided on the back of the fertilizer clogging indications 1 to 6, respectively. ), The start end position of the fertilizer hose 62 and the position of the fertilizer application guide 63 in the fertilizer clogging location display blink red, indicating that the second fertilizer is clogged. Similarly, when the operator presses the portion of “5” blinking in red, the lower portion of the feeding portion 61 of the fertilizer clogging portion display blinks in red and this portion of the fifth row is clogged with fertilizer. You can see that. Therefore, since the worker can immediately recognize the clogged portion of the fertilizer, immediately check the clogged portion of the fertilizer, eliminate the clogged fertilizer, and restart the fertilization / rice planting work quickly, so that the work efficiency is very good.
[0032]
On the other hand, a fertilizer discharge port 83 for taking out fertilizer from the fertilizer hopper is formed on the back surface of the feeding part case 78. The fertilizer discharge port 83 is provided with a discharge shutter 84 that can be freely opened and closed with the upper end serving as a fulcrum. The fertilizer discharge port 83 of each feeding section is connected to a fertilizer collection pipe 85 that is provided in the rear of the feeding section 61 and that is long in the left-right direction. The left end of the fertilizer collection pipe 85 is connected to the blower 67 via the air switching pipe 81. The air switching pipe 81 is a forked pipe, one of which is connected to the air chamber 68, and the other is connected to the fertilizer collection pipe 85. The air switching pipe 81 is provided with an air switching shutter 86 as an air switching section, and can be switched between a state in which the air blown out from the blower 67 is supplied to the air chamber side and a state in which the air is supplied to the fertilizer collection pipe side. ing. Since the air switching shutter 86 is located at the front and rear central portions between the air chamber 68 and the fertilizer collection pipe 85, the air supply to both is stabilized. The right end of the fertilizer collection pipe 85 is a fertilizer collection port 87.
[0033]
FIG. 9 is a view showing an opening / closing mechanism of each of the shutters 84,. A fertilizer recovery lever 90 is rotatably provided near the fertilizer recovery port 87. A shutter opening / closing transmission shaft 91 long in the left-right direction is provided coaxially with the rotation fulcrum shaft 90 a of the fertilizer collection lever 90 and is disposed in front of the feeding portion 61. A fan-shaped plate 92 is attached to the shutter opening / closing transmission shaft 91, and a pin 90 b fixed to the fertilizer collection lever 90 is loosely fitted into an arc-shaped long hole 92 a formed in the fan-shaped plate 92. An opening / closing gear 93 is attached to the shutter opening / closing transmission shaft 91 for each feeding portion, and the gear meshes with a semicircular gear 94 attached to a rotation shaft 84 a of a discharge shutter 84. Since the stopper portion 94a having a diameter larger than the teeth of the semicircular gear 94 is formed at the end of the semicircular gear 94, the engagement between the two gears does not occur. One end of an air switching wire 95 is connected to the fertilizer collection lever 90. The other end of the air switching wire 95 is connected to an arm 96 attached to a rotation shaft 86a of the air switching shutter 86 via a tension spring 97 as an urging means.
[0034]
When the fertilizer recovery lever 90 is rotated, the air switching wire 95 is pulled to switch the air switching shutter 86, and the air drawn from the blower 67 is supplied to the fertilizer recovery pipe 85. As long as the amount of turning operation of the fertilizer collecting lever 90 is small, the pin 90b only moves in the elongated hole 92a, so that the shutter opening / closing transmission shaft 91 does not turn. However, when the fertilizer recovery lever 90 is rotated by a certain amount or more, the pin 90b engages with the sector plate 92, and the shutter opening / closing transmission shaft 91 rotates. As a result, the discharge shutters 84,... Open, and the fertilizer in the fertilizer hopper 60 is discharged to the fertilizer collection pipe 85. That is, the air switching shutter 86 and the discharge shutters 84,... Can be operated by operating only one lever. In addition, inevitably, air is first supplied to the fertilizer collection pipe 85, and thereafter, the fertilizer is discharged to the fertilizer collection pipe 85. Therefore, the transfer of the fertilizer in the fertilizer collection pipe 85 is performed smoothly, and the fertilizer collection pipe 85 is not clogged. In addition, since the fertilizer collection lever 90 is provided near the fertilizer collection port 87, a fertilizer collection container or the like can be easily secured below the fertilizer collection port 87, and work can be performed while checking the fertilizer collection status. It is convenient.
[0035]
The fertilizer collection lever 90 is rotated along a lever guide 98. Guide holes 98a and 98b are formed in the lever guide 98, and an engaging portion (not shown) of the fertilizer recovery lever 90 is engaged with the guide holes 98a and 98b by using the bending of the fertilizer recovery lever 90. Thus, the fertilizer collection lever 90 can be fixed at a position P1 at which only the air switching shutter 86 is switched, and at a position P2 at which both the air switching shutter 86 and the discharge shutters 84 are switched. The fertilizer collection lever 90 may be stopped at a position other than the above, and the opening of the discharge shutter 84 may be adjusted steplessly or stepwise.
[0036]
In the case where the opening degree of the discharge shutter 84 can be adjusted as described above, the opening ratio of the discharge shutter 84 becomes smaller as the opening / closing gear 93 and the semicircular gear 94 change the gear ratio for each row, and the feeding part on the fertilizer collection port side (downwind) side. If it does so, the flow of air in the fertilizer collection pipe 85 will be kept smooth, and clogging of the fertilizer can be prevented.
[0037]
In addition, since the air switching shutter 86 is rotated about the rotation shaft 86a which faces in the up-down direction, the resistance when the air switching shutter 86 is opened and closed does not fluctuate. Further, since the air switching shutter 86 is forcibly switched against the tension of the tension spring 97 at the time of collecting the fertilizer, the air switching shutter 86 at the time of collecting the fertilizer has good airtightness.
[0038]
If the meshing between the opening / closing gear 93 and the semicircular gear 94 is given flexibility in advance, even if there is a slight error in assembling the gears, the operation timing of the discharge shutter 84 of each gear may be out of order. Instead, the discharge shutter 84 can be surely closed.
[0039]
The feeding portion case 78 is divided into a lower fixed portion 78a and an upper detached portion 78b by a dividing surface FF inclined forward and downward in a side view. The supply rolls 73A and 73B and the discharge shutter 84 (the fertilizer discharge port 83) are provided in the fixed portion 78a. On the other hand, the brush 76 and the feeding stop shutter 77 are provided in the detached portion 78b. Since the upper opening to which the fertilizer hopper 60 is connected and the discharge port 61a are not divided, the airtightness of both is kept good.
[0040]
When the fertilizer hopper 60 is turned to the rear most, the fertilizer hopper is positioned outside the area projected in the direction in which the detachable portion 78b is detached in a side view. Therefore, the detached portion 78b can be detached without difficulty. The extension of the dividing surface FF is located below the upper end of the air chamber 68, and the air chamber 68 is located outside the area projected in the direction in which the detached portion 78b is detached in a side view. For this reason, it is easy to perform maintenance of the supply rollers 73A and 73B from above the traveling vehicle body 2 with the detachment portion 78b removed.
[0041]
Next, the fertilizer transmission mechanism 27 will be described.
From the planting clutch case 25, the fertilizing power is taken out upward. The fertilizing power is transmitted to the feeding transmission case 101 via the ring-cone continuously variable transmission 100. The delivery transmission case 101 includes a first bevel gear mechanism 102 for changing the transmission direction forward, a fertilizing clutch 103 for performing transmission on / off operation with a clutch pin 103a, and a left-right delivery drive shaft for rotating the clutch shaft 103b in the front-rear direction. A second bevel gear mechanism 104 that transmits power to the gear 105 is provided. The fertilizing power transmitted to the feeding drive shaft 105 is transmitted to a cylindrical shaft 107 rotatably fitted to the feeding drive shaft 105 via a fertilizing ridge clutch 106, and further to a cylindrical shaft 107 via a pair of feeding transmission gears 108. From the feed shaft 75.
[0042]
By manipulating the rotation speed adjusting hand knob 100a of the continuously variable transmission 100 to change the speed ratio from a driving force of "0" to an increased speed, the fertilizer feeding amount of the fertilizer feeding unit 61 changes. The continuously variable transmission 100 is directly attached to the lower surface of the rear end of the feed transmission case 101, and the rotation speed adjusting handle 100 a is provided so as to protrude above the feed transmission case 101. For this reason, the rotation speed adjusting handle 100a can be operated from behind the fertilizer hopper 60. The position where the driving force of the ring cone of the continuously variable transmission 100 is "0" is in a state where the feeding of fertilizer is stopped, and the fertilization can be stopped simply by operating the continuously variable transmission 100. When the driving speed is increased to the maximum, the fertilizer is fed up to 60 kg / 10a. That is, the amount of manure to be fed can be changed from 0 to 60 kg / 10a by rotating the rotation speed adjusting handle 100a.
[0043]
Further, a potentiometer PR for detecting the rotational operation position of the rotational speed adjusting handle 100a is provided, and the detected value of the potentiometer PR is input to the control device 180, and the monitor control means supplies the liquid crystal monitor 203 with the current fertilizer device. The configuration is such that the amount of fertilizer dispensed is displayed.
[0044]
The first and second cylinder shafts 107, 107 from the left are integrated, and are driven to be turned on and off by a common fertilization ridge clutch 106L. The ridge clutch lever 110L for operating the fertilization ridge clutch 106L is disposed between the second and third feeding sections from the left. Further, the third and fourth cylindrical shafts 107, 107 from the left are also integrated, and the transmission and the on / off are performed by a common fertilizing ridge clutch 106C. The ridge clutch lever 110C for operating the fertilizing ridge clutch 106C is also arranged between the second and third feeding sections from the left. On the other hand, the cylinder shafts 107, 107 on the 5.6th line from the left are independent of each other, and are driven to be turned on and off by separate fertilization ridge clutches 106R1, 106R2, respectively. Both fertilizing ridge clutches 106R1 and 106R2 are operated by a common ridge clutch lever 110R disposed between the 5.6th feeding sections from the left.
[0045]
FIG. 11 shows the operating mechanism of the ridge clutch lever for the first and second rows from the left. In addition, the operation part of the ridge clutch lever for the 3rd and 4th rows from the left is symmetrical with FIG. The shifter 111 of the fertilizing ridge clutch 106L is provided rotatably around the shaft 112. An end of the shifter 111 opposite to the clutch operating portion is a cam receiving portion 111a. On the other hand, the ridge clutch lever 110L is attached to a cam plate 114 that rotates integrally with the rotation shaft 113. A convex portion 114a for shifter operation is formed on one side surface of the cam plate 114. When the ridge clutch lever 110L is rotated, the convex portion 114a of the cam plate pushes up the cam receiving portion 111a, so that a compression spring 115a is formed. The shifter 111 rotates around the shaft 112 against the tension of the fertilizer application, and the fertilizing ridge clutch 106L is disengaged.
[0046]
FIG. 12 shows the operation unit of the 5.6-row ridge clutch lever from the left. The shifters 111, 111 of the fertilizer furrow clutches 106R1, 106R2 (the fertilizer furrow clutch 106R2 are not shown) are rotatable around shafts 112, 112, respectively, and the ends of both shifters 111 opposite to the clutch operating part are rods 116. Are connected via An input arm 117 that rotates integrally with the fifth-row shifter 111 is provided, and a cam receiving portion 117a is formed at the tip of the input arm. The ridge clutch lever 110R is attached to a cam plate 114 that rotates integrally with the rotation shaft 113, similarly to the first and second articles. When the ridge clutch lever 110R is rotated, the convex portion 114a of the cam plate pushes up the cam receiving portion 117a, whereby the shifters 111, 111 rotate around the shafts 112, 112 against the tension of the compression springs 115, 115. Then, both fertilizing ridge clutches 106R1 and 106R2 are turned off.
[0047]
A wire 120 is connected to each of the ridge clutch levers 110L, 110C, 110R for turning on and off the drive of the seedling planting device 52 and the seedling feed belt 51b in two-row units. The wire 120 branches into two at the tip side, while the tip of 120a is connected to the shifter 121a of the planting ridge clutch 121 (see FIG. 14), and the tip of 120b is connected to the driven roller shaft of the seedling feed belt. They are connected (see FIG. 15).
[0048]
The rotational power transmitted to the seedling planting section 4 by the planting transmission shaft 26 is transmitted from the planting drive shaft 123 in the left-right direction to the seedling planting device 52 via the chain 124. A planting ridge clutch 121 is provided at a transmission connection between the planting drive shaft 123 and the chain 124. When the ridge clutch levers 110L, 110C, and 110R are operated to turn off the fertilization ridge clutches 106L, 106C, 106R1, and 106R2, the planting ridge clutch 121 is also turned off in conjunction with this, and the corresponding two rows The seedling planting device 52 stops driving.
[0049]
The seedling feed belt 51b is hung on a driving roller 125 and a driven roller 126. The driven roller 126 is adapted to be moved in a direction closer to and away from the driving roller 125. When the driven roller 126 is moved closer to the driving roller 125, the seedling feeding belt 51b is slackened and the seedling feeding is stopped. When the fertilizing furrow clutches 106L, 106C, 106R1 and 106R2 are turned "off" by operating the furrow clutch levers 110L, 110C and 110R, the corresponding two seedling feed belts 51b are brought into a state of stopping the feed of the seedlings in conjunction therewith.
[0050]
The planting clutch case 25 has an internal structure shown in FIG. Rotational power is transmitted from the input shaft 130 to the planting clutch shaft 131 via the inter-stock transmission gears 132,. The drive-side inter-gear transmission gears 132 are each independently rotatably fitted to the input shaft 130, and only one of them is integrated with the input shaft 130 via the shifter key 134. On the other hand, the driven inter-unit transmission gears 133,... Are integrally formed with each other, and are connected to the planting clutch shaft 131 via a planting clutch 135 operated by a clutch pin 135a so as to be able to transmit and disengage. When the shifter key 134 is slid with the shift rod 134a, the effective combination of the inter-stock transmission gears 132 and 133 is changed. Thus, the transmission ratio from the input shaft 130 to the planting clutch shaft 131 can be adjusted in four stages (50 shares / tsubo, 60 shares / tsubo, 70 shares / tsubo, 80 shares / tsubo). A potentiometer PK for detecting the operating position of the shift rod 134a is provided, and a detection value of the potentiometer PK is input to the control device 180, and the monitor control means sets the current interval on the liquid crystal monitor 203. Is displayed.
[0051]
A fertilizing clutch shaft 137 is provided coaxially with the implantation shaft 130. The power is transmitted from the planting clutch shaft 131 to the fertilizing clutch shaft 137 by a pair of eccentric gears 138 and 139. The fertilizer application clutch shaft 137 is provided with a fertilizer application clutch 140 operated by a clutch pin 140a. The fertilizer application clutch 140 is transmitted to the fertilizer output shaft 143 via a pair of bevel gears 141 and 142. A part of the rotational power of the fertilizer clutch shaft 137 is transmitted to the planting output shaft 147 via the pair of constant speed gears 145 and 146. By arranging the eccentric gears 138 and 139 and the constant velocity gears 145 and 146 in the same row as the inter-stock transmission gears 132,..., 133,.
[0052]
The eccentric gears 138 and 139 are combined so that the seedling mounting tool 52a operates fastest near the bottom dead center of the movement locus T drawn by the seedling mounting tool 52a. Thereby, the planting trace formed by the seedling planting tool 52a being dragged in the soil is made as small as possible, and the lateral movement speed of the seedling mounting table 51 when taking out the seedlings from the seedling removal port 51a is reduced. . Also, since the seedling planting section 4 and the fertilizer application device 5 are driven by the power that has been shifted between the plants, fertilization can be appropriately performed between the plants.
[0053]
The main body of the fertilizer applicator described above is supported by the fertilizer application frame 70 fixed to the upper end of the link base frame 42. Specifically, the feeding portions 61,... Of the respective strips are mounted on the fertilizer application frame 70 with the bolts 151 via the spacers 150, and as described above, the fertilizer is provided by the two left and right rotating arms 71 mounted on the fertilizer application frame 70. The hopper 60 is rotatably supported rearward. The feeding portion 61 can be vertically divided, but in some cases, the bolt 151 can be removed to remove the feeding portion 61 integrally. An air chamber 68 and a fertilizer collection pipe 85 are provided before and after the fertilizer application frame 70, and these serve as a frame, contributing to an improvement in overall strength. .. And the fertilizer collection pipe 85 can be brought close to each other by transmitting the feeding section 61 by a transmission path passing behind the fertilizer collection pipe 85 in a side view, and the support strength of the feeding section Helps to improve.
[0054]
The ON / OFF output of the key switch KS for starting the engine 20 is input to the control device 180.
Now, reference numeral 201 denotes a center mascot, which is disposed at the left and right center positions of the body so as to be used as an indicator of straight running. The support structure is such that the base of the swing arm 202 is rotatably supported on a body provided inside the front cover 32 by a rotation shaft 202 a, and a liquid crystal monitor 203 is attached to the tip of the swing arm 202. The center of the center mascot 201 is rotatably supported on the upper surface of the liquid crystal monitor 203 by a rotatable shaft 201a. Note that a pivot shaft 202b is provided at a middle part of the swing arm 202, and the swing arm 202 is configured to be able to bend freely at the middle part. A resilient biasing member such as a well-known disc spring or compressed rubber is provided on each of the rotating shafts 202a, 202b, 203a, and 201a. Structure that stops at the position (after the liquid crystal monitor 203 is rotated around the rotation axis 203a or moved by the swing arm 202, it stops at any position, and the base of the center mascot 201 is rotated around the rotation axis 201a. After the rotation, the structure stops at an arbitrary position after the rotation). That is, as shown in FIG. 18, the center mascot 201 and the liquid crystal monitor 203 have a structure in which they are stopped at arbitrary positions vertically and rotated.
[0055]
When the key switch KS is turned on to start the engine 20 (or the main switch MS is turned on), the output of the liquid crystal monitor 203 (operator side) is input to the control device 180. As shown in FIG. 19, the detection value of the potentiometer PK for detecting the operation position of the shift rod 134a is input to the control device 180 for only 30 seconds, and the current control is set on the liquid crystal monitor 203 by the monitor control means. Is displayed (one of 50 shares / tsubo, 60 shares / tsubo, 70 shares / tsubo, and 80 shares / tsubo), and the detection value of a potentiometer PF for detecting the operating position of the planting depth adjustment lever 59b is controlled. It is input to the device 180 and the monitor control means displays on the liquid crystal monitor 203 the current seedling planting depth (planting depth adjustment level). The operation position of the seedling pick-up adjusting lever 59a is input to the control device 180, and the detected value of the potentiometer PT is input to the control device 180. Is displayed (the operation position of the seedling collection adjustment lever 59a is 10 steps from 1 to 10), and the rotation operation position of the rotation speed adjustment handle 100a of the fertilizer application device 5 is detected. The detected value of the potentiometer PR is input to the control device 180, and the monitor control means displays on the liquid crystal monitor 203 how much the current fertilizer feeding amount of the fertilizer is applied (normally, the fertilizer feeding amount is 0 to 60 kg). / 10a).
[0056]
Therefore, when the key switch KS is turned ON in order to start the rice transplanting work from now on, how the inter-plant / seedling planting depth / name picking amount / fertilization amount, which must be adjusted before the rice transplanting operation, is adjusted at present. The operator can immediately recognize the situation on the liquid crystal monitor 203 located in front of the operator, and can immediately start the operation by adjusting the items requiring adjustment, thus improving the work efficiency.
[0057]
Also, at the time of work, as shown in FIG. 20, various work states are displayed on the liquid crystal monitor 203 (display of the off state of the ridge clutch, display of the off state of the planting clutch, engine oil out, microcomputer check mode display, blower off display of the fertilizer application device 5, fertilizer Indication of running out of fertilizer in hopper ・ Indication of rising and falling position of rice transplanting device 3 ・ Display of fuel remaining amount ・ Display of machine usage time ・ Activation status of left and right delineation marker ・ Indication of clogged fertilizer line ・ Display of seedling cut line The display of the remaining fertilizer in the inside is displayed by the monitor control means of the control device 180 based on the input from each sensor.
[0058]
Therefore, when the center mascot 201 and the liquid crystal monitor 203 are in a state as shown in FIG. 18, the pilot sitting on the cockpit 20 and operating the aircraft during the rice transplanting operation can move the aircraft while looking at the front of the aircraft. While the plant is being moved forward, the center mascot 201 can be easily moved straight in accordance with the line drawn by the left (or right) line drawing marker on the field in the previous process. The LCD monitor 203 located immediately below it naturally comes into sight, and various conditions such as the state of the left and right line drawing marker, the state of the rice transplanter 3 ascending and descending, and the state of the PTO clutch being turned on and off without checking the rear of the machine. The information is understood and the workability is good, which helps to prevent erroneous operation during planting work.
[0059]
Further, since the center mascot 201 and the liquid crystal monitor 203 can be adjusted in the vertical position and the angle, the operation can be easily performed by setting the operator in the most visible state. Further, when the center mascot 201 and the liquid crystal monitor 203 are moved to the lowermost position so as to be along the cover at the front part of the body, the center mascot 201 and the liquid crystal monitor 203 are obstructed when traveling on a road or storing the body in a barn or the like. However, the operator can see the liquid crystal monitor 203 even in the state of the lowest movement, so that the state of the rice transplanting device 3 can be confirmed on the liquid crystal monitor 203 during traveling on the road.
[0060]
Further, the traveling vehicle body 2 is provided with an inclination sensor SS capable of detecting left-right and front-rear inclination. When the traveling vehicle body 2 inclines more than a predetermined angle (detects an angle which is dangerous if the traveling vehicle 2 continues traveling), the inclination sensor SS detects the inclination. The value is input to the control device 180, the screen display of the liquid crystal monitor 203 is changed by the monitor control means, and the inclination angle of the traveling vehicle body 2 is displayed to notify that the danger is dangerous. More secure).
[0061]
If the position of the liquid crystal monitor 203 is adjusted so that the operator can adjust up, down, left, right, and front and rear while sitting on the seat 31 (or standing on the floor step 35), the work can be performed more easily. The efficiency is good and the efficiency is improved. When the main switch MS is turned off, the power of the liquid crystal monitor 203 is turned off. When the liquid crystal monitor 203 is not necessary (for example, when traveling on a road), the power of the liquid crystal monitor 203 is turned off. The power load is reduced. Further, a switch may be provided that can individually turn off each display on the liquid crystal monitor 203. (For example, when performing only rice transplanting work without performing fertilization work, it is possible to eliminate the display of fertilization relation with the switch. The liquid crystal monitor 203 is easy to see and misidentification is reduced).
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a riding fertilizer rice transplanter.
FIG. 2 is a plan view of the riding fertilizer rice transplanter.
FIG. 3 is a rear view of the fertilizer application device.
FIG. 4 is a plan view of the fertilizer application device.
FIG. 5 is a side sectional view of one section of the fertilizer applicator.
FIG. 6 is a side sectional view of a section different from FIG. 5 of the fertilizer applicator.
FIG. 7 is a side cross-sectional view of a granular material feeding section.
FIG. 8 is a sectional view taken along the line SS in FIG. 6;
FIG. 9 is a side view of the fertilizer collection lever and its related members.
FIG. 10 is a sectional view of an extension transmission case.
11 (a) is a plan view and FIG. 11 (b) is a side view of the operation mechanism of the 1.2-row ridge clutch lever from the left.
12 (a) is a front view and FIG. 12 (b) is a side view of an operation mechanism of the ridge clutch lever for the 5.6th line from the left.
FIG. 13 is a sectional view of a planting clutch case.
FIG. 14 is a diagram of a transmission mechanism of a seedling planting unit.
FIG. 15 is a plan view of a seedling feed belt.
FIG. 16 is a side view of a main part of the rice transplanting apparatus.
FIG. 17 is a block circuit diagram of a control system.
FIG. 18 is an enlarged side view for explaining a movement adjusting operation of the liquid crystal monitor.
FIG. 19 is an enlarged rear view of the liquid crystal monitor when a key switch is turned on.
FIG. 20 is an enlarged rear view of the liquid crystal monitor during operation.
[Explanation of symbols]
1: Fertilizer rice transplanter (fertilizer application machine)
2: running vehicle 3: lifting link device 4: seedling planting unit 5: fertilizing device 31: seats 60-1 to 60-6: hopper 60: fertilizer hopper 61: feeding unit 62: fertilizing hose 63: fertilizing guide 203: liquid crystal Monitor (monitor)