JP2004015473A - インターネットファクシミリ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高速データ通信サービスの通信速度が何らかの事情により低下し、高速データ通信サービスにおいてファクシミリデータが送受信不可能になった場合、公衆回線網において音声帯域における標準規格のファクシミリ通信でファクシミリ情報を送受信する事。情報量の比較的多くない文字データ等のみを選択して送信する事。必要最小限の情報を送信する事で、通信料金の節約。画像情報等の情報量が比較的多いデータは、高速データ通信サービスを行う対向の収容局に蓄積され、高速データ通信サービスの伝送速度が高速伝送に復旧した際に改めて送信する。
【解決手段】高速データ通信手段、加入者線の音声帯域において標準規格のファクシミリ通信手段、高速データ通信サービス手段の対向する収容局は、インターネット網のアクセスポイントにファクシミリデータを転送する手段で構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】高速データ通信手段、加入者線の音声帯域において標準規格のファクシミリ通信手段、高速データ通信サービス手段の対向する収容局は、インターネット網のアクセスポイントにファクシミリデータを転送する手段で構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットファクシミリ装置に係り、特に音声帯域において標準規格のファクシミリ通信と音声帯域と異なる周波数帯域でインターネット網と高速データ通信の両方を同一の加入者線を用いて行うファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
(発明の背景)
音声帯域よりも高い周波数帯域で通信が行われる高速データ通信サービスは一般にデジタル加入者線伝送方式(xDSL)と呼ばれ、通常数百Kbps〜数Mbpsの速度で伝送が可能である。この方式は、従来のメタリックの加入者線である銅線ケーブル(メタリックケーブル)を用いて音声帯域よりも高い周波数帯域で通信を行うもので、音声帯域の通信機能(音声通信、ファクシミリ通信など)を損なうことなく高速のデータ通信を行うことができ、近年全世界で普及してきている。
【0003】
しかしながら、この伝送方式は、従来の音声帯域の通信機能で利用していない高い周波数帯域を使用するため、銅線ケーブルの品質や対向する電話局から加入者までの距離、他の電話回線がISDNを使用しているなどの状況によって、通信速度が変化する。つまり、通信速度が低下する場合が発生する為、この伝送方式は常に高速伝送を行えるとは限らない。
【0004】
【従来の技術】
従来、ファクシミリデータを公衆回線網とインターネット網の両方を使い分けて通信する装置は考案されている。例えば、特開平11−205573号公報である。これは、あらかじめ設定された条件(コスト重視、信頼性重視など)によりインターネット網か公衆回線網かを選択してファクシミリデータを通信するものである。さらに、特開平11−205574号公報においては、最初にインターネット網と公衆回線網のどちらかを用いて通信を行い、正常に通信を終了できなかった場合において、自動的に他方の手段に切り換えてファクシミリデータを再送するようにしたものである。
【0005】
また、公衆回線網のみを収容可能なファクシミリ装置においてインターネット網を介してファクシミリデータを送受信するサービスは、NTTコニュニケーションズ株式会社が提供している「テガルス」が有名である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の装置及びサービスでは次のような欠点がある。
【0007】
1.公衆回線網を用いて通信を行い、何らかのトラブルにより正常終了できない場合、特に遠距離の通信の場合はファクシミリ通信が正常に行われなかったにもかかわらず通信料金は請求されるので不経済である。
【0008】
2.送信装置から受信装置までのすべての通信を公衆回線網を使用することは通信料金が高額になる。
【0009】
3.従来のファクシミリ装置はインターネット網への接続はLAN接続が原則であり、システムが大規模になる為、経済的な負担が大きくなる。これにより、一般の家庭内においては導入が難しくなる。
【0010】
そこで本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、高速データ通信サービスの通信速度が何らかの事情により低下し、高速データ通信サービスにおいてファクシミリデータが送受信不可能になった場合、公衆回線網において音声帯域における標準規格のファクシミリ通信でファクシミリ情報を送受信する事を第一の目的とする。
【0011】
さらに音声帯域における標準規格のファクシミリ通信においては、通信速度がさほど高速ではない為、情報量の比較的多くない文字データ等のみを選択して送信する事を第二の目的とする。さらに、ヘッダー部や、送信者情報などの必要最小限の情報を送信する事で、通信料金の節約を第三の目的とする。
【0012】
また、この時文字データ以外の例えば画像情報等の情報量が比較的多いデータは、高速データ通信サービスを行う対向の収容局に蓄積され、高速データ通信サービスの伝送速度が高速伝送に復旧した際に改めて送信する事を第四の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本出願に係る第一の発明は、音声帯域において標準規格のファクシミリ通信と、前記音声帯域と異なる周波数帯域でインターネット網と高速データ通信の両方を同一の加入者線を用いて行うファクシミリ装置は、インターネット網を経由してファクシミリデータの送受信が可能なファクシミリ装置から送信されたファクシミリデータを前記高速データ通信手段とインターネット網のアクセスポイントのファクシミリゲートウェイと接続し、前記加入者線の音声帯域において標準規格のファクシミリ通信手段を備えることを特徴とする。
【0014】
上記構成において、前記高速データ通信サービス手段の伝送が不可能時又は、標準規格のファクシミリ通信手段の伝送速度より低下した場合において、前記高速データ通信サービス手段の対向する収容局は、前記インターネット網のアクセスポイントのファクシミリゲートウェイに前記ファクシミリデータを転送し、前記加入者線の音声帯域において標準規格のファクシミリ通信手段で前記ファクシミリデータを受信する様に動作する。
【0015】
本出願に係る第二の発明は、インターネットファクシミリ装置において、前記高速データ通信サービス手段の伝送が不可能時又は、標準規格のファクシミリ通信手段の伝送速度より低下した場合において前記高速データ通信サービス手段の対向する収容局は、前記インターネット網のアクセスポイントのファクシミリゲートウェイに前記ファクシミリデータの比較的情報量が多くないデータのみを転送し、前記加入者線の音声帯域において標準規格のファクシミリ通信手段で前記ファクシミリデータを受信する様に動作する。
【0016】
本出願に係る第三の発明は、インターネットファクシミリ装置において、前記高速データ通信サービス手段の伝送が不可能時又は、標準規格のファクシミリ通信手段の伝送速度より低下した場合において前記高速データ通信サービス手段の対向する収容局は、前記インターネット網のアクセスポイントのファクシミリゲートウェイに前記ファクシミリデータの必要最小限の情報のみを転送し、前記加入者線の音声帯域において標準規格のファクシミリ通信手段で前記ファクシミリデータを受信する様に動作する。
【0017】
本出願に係る第四の発明は、インターネットファクシミリ装置において、前記高速データ通信サービス手段の対向する収容局は、前記ファクシミリデータを蓄積する手段を備える事を特徴とする。
【0018】
上記構成において、前記高速データ通信サービス手段の伝送速度が高速通信可能に復旧した場合、又は標準規格のファクシミリ通信手段の伝送速度を上回った場合、前記ファクシミリデータを蓄積する手段に蓄積された前記ファクシミリデータを前記高速データ通信サービスで受信する様に動作する。
【0019】
本出願に係る第五の発明は、インターネットファクシミリ装置はADSL伝送方式を備える事を特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施例)
本発明の実施例におけるインターネットファクシミリ装置(以下IFAX装置)において送信側のIFAX装置からファクシミリデータを送信し、高速データ通信サービスの伝送速度が高速でない場合に、アクセスポイント経由で音声帯域のファクシミリ通信で文字データのみを送信し、高速データ通信サービスの伝送速度が高速伝送に復旧した時にファクシミリデータのすべてを送信する際の動作を図1〜5に基づき説明する。
【0021】
図1は本発明の実施例におけるIFAX装置の構成図である。図2は本発明の実施例における構成図である。図3は本発明の実施例におけるアクセスポイントの構成図である。図4は本発明の実施例における収容局の構成図である。図4は本発明の実施例における動作フロー図である。
【0022】
図1において、101はこのIFAX1000の動作の制御を行う中央演算装置、102はファクシミリデータを送信する際にデータをスキャンするスキャナ、103は受信したファクシミリデータを印刷する印刷機、104は音声帯域のファクシミリデータの送受信を行うファクシミリモデム、105は高速データ通信の送受信を行うDMTモデム、106は音声帯域のファクシミリデータや音声信号と高速データ通信で送受信されるファクシミリデータを分波するスプリッタ、107はインターネット網、公衆回線網などの網群、108はこのIFAX装置の動作プログラムが格納されているROM、109は動作する際のワーク用のRAM、110は発着信番号、通信状態などを表示するLCD、111は高速データ通信を用いてインターネット網に接続されている他のコンテンツサーバ(図示せず)にアクセスし、コンテンツのダウンロードなどが可能であるパソコンなどを接続する10BASE−Tインターフェース、112は10BASE−Tインターフェース111により接続されるパソコン等で構成される家庭内LAN、113はIFAX装置1000と網群107を接続する加入者線、114は家庭内LANの接続線である。
【0023】
図2において、2001はIFAX装置1000、家庭内LANを構成するパソコン207を含む宅内、2002は高速データ通信の対向の収容局、2003は送信側のネットワークを表したもの、2004はアクセスポイントである。さらに、201は公衆回線網、202はインターネット網、203は送信側のルータ、204は送信側のIFAX装置、205は送信側のネットワークに接続されているパソコン、206は送信側のネットワークとインターネットを接続する専用線、208はインターネット網202と収容局2002を接続する接続線、209は公衆回線網201と収容局2002を接続する接続線、210は公衆回線網201とアクセスポイント2004を接続する接続線、211はアクセスポイント2004とインターネット網202を接続する接続線である。
【0024】
図3はアクセスポイント2004の構成図であり、301、302、303はファクシミリモデムであり、標準規格のファクシミリデータ(例えばV.34など)に変換する。インターネット網を用いたファクシミリサービスを受ける顧客の数が増えればそれに見合った数を用意する必要がある。304はインターネット網から受信したインターネットプロトコルのファクシミリデータをファクシミリモデム301〜303の入力フォーマットに変換するゲートウェイ、305はインターネット網と接続するルータである。
【0025】
図4は収容局2002の構成図であり、401は音声帯域のファクシミリデータや音声信号と高速データ通信で送受信されるファクシミリデータを分波するスプリッタである。これは高速データ通信を使用する顧客の数だけ必要になる。404は複数の顧客からの高速データ通信のデータを多重化するDSLAM、405はスプリッタ401〜403で分波された音声周波数帯域の音声データやファクシミリデータを交換する交換機、406はスプリッタ401〜403で分波された高速データ通信のデータをインターネット網と送信し、さらにインターネット網からの高速データ通信のデータをDSLAMに送信するルータである。
【0026】
S501で動作を開始する。収容局2002のDSLAMにおいて定期的に宅内2001のIFAX装置1000のDMTモデム105に対してループバックテストを行い、高速データ通信の伝送速度を検出している(S502)。この時送信側のIFAX装置204から宅内2001のIFAX装置1000にインターネット網経由でファクシミリデータを送信動作に入る(S503)。S502で高速データ通信の伝送速度を検出し、高速データ通信可能であると判断した場合(S504のYES)はファクシミリデータの送信経路は次のようになる。IFAX装置204から送信側ネットワークのルータ203から接続線206を介してインターネット網202に入る。さらに接続線208により収容局2002のルータ406でデータを受信し、DSLAM404に渡される。DSLAM404は高速データ通信のフォーマットに基づきスプリッタ401、加入者線113を通り宅内2001のIFAX装置1000のスプリッタ106で分波され、DMTモデム105で受信される(S551、S552)。受信したデータは一旦RAM109に蓄積され中央演算装置101により印刷機103より印刷される(S553)。
【0027】
次に高速データ通信の伝送速度が高速でないときの動作を説明する。この状態になるにはさまざまな原因が考えられるが、ここでは一例として宅内2001のパソコン207がIFAX装置1000のDMTモデム105を使用してインターネット網202に接続されているコンテンツサーバ(図示せず)に接続し、多大なコンテンツデータをダウンロードしている時を想定する。この時、収容局2002のDSLAM404はループバックテストで高速データ通信が不可能と判断する(S504のNO)。当然の事ながらこの時の伝送速度は標準規格のファクシミリ伝送の速度よりは低い時である。送信側ネットワーク2003のIFAX装置204から送信されたファクシミリデータは上述の如く収容局2002のDSLAM404に送られる。しかし、高速データ通信は伝送速度が高速でない為一旦受信したファクシミリデータをDSLAM内のメモリに蓄積する(S505)。このファクシミリデータはルータ406、接続線208、インターネット網202、接続線211を通りアクセスポイント2004のルータ305に転送される(S506)。標準規格のファクシミリ送受信は伝送速度が遅い為、転送されるファクシミリデータは比較的情報量の少ない(例えばテキストデータなど)データのみに限られる。
【0028】
さらに、ゲートウェイ304経由でファクシミリモデム301に送信され、標準規格のファクシミリデータ(V.34など)に変換され加入者線経由でIFAX装置1000に送られる(S507)。IFAX装置1000はスプリッタ106で分波され、ファクシミリモデム104で標準化されたファクシミリデータを受信し、復調する(S508)。このような動作(本来は高速データ通信でDMTモデムを用いてファクシミリ受信を行うべき所をアクセスポイント経由でV.34などの標準のファクシミリ通信で受信した場合)でファクシミリデータを受信した場合は、LCD110にその動作内容を表示して使用者に伝える(S509)。復調されたデータは中央演算装置101により一旦RAM109に蓄積された後、印刷機103にて印刷される(S510)。
【0029】
収容局2002のDSLAM404は定期的なループバックテストの結果で、高速データ通信の伝送速度が高速伝送に復旧したと判断した場合(S511のYES)は、DSLAM404に蓄積された送信側のIFAX装置204のファクシミリデータを高速データ通信で送信する(S551)。IFAX装置1000のDMTモデム105はファクシミリデータを受信する(S552)。これ以降の印刷までの動作は上述と同一である為省略する。
【0030】
この動作により、インターネット網を用いたファクシミリ伝送において、高速データ通信サービスの伝送速度が低速になった場合、アクセスポイント経由で標準規格のファクシミリ通信でファクシミリデータを受信し、高速データ通信が復旧した際に受信すべきファクシミリデータのすべてを短時間に受信する事ができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本出願の発明によれば、同一の加入者線を用いて、音声帯域において標準規格のファクシミリ通信を行い、音声帯域と異なる周波数帯域でインターネット網と高速データ通信を行うファクシミリ装置は、高速データ通信の伝送速度が低下した場合において音声帯域による標準規格のファクシミリ通信でインターネット網からのファクシミリデータを受信する事が出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるインターネットファクシミリ装置の構成図
【図2】本発明の実施例における構成図
【図3】本発明の実施例におけるアクセスポイントの構成図
【図4】本発明の実施例における収容局の構成図
【図5】本発明の実施例における動作フロー図
【符号の説明】
1000…IFAX装置
101…中央演算装置
102…スキャナ
103…印刷機
104…ファクシミリモデム
105…DMTモデム
106…スプリッタ
107…インターネット網、公衆回線網などの網群
108…ROM
109…LCD
111…10BASE−Tインターフェース
112…家庭内LAN
113…加入者線
114…接続線
2001…宅内
2002…収容局
2003…送信側のネットワーク
2004…アクセスポイント
201…公衆回線網
202…インターネット網
203…送信側のルータ
204…送信側のIFAX装置
205…パソコン
206…専用線
208…接続線
209…接続線
210…接続線
211…接続線
301、302、303…ファクシミリモデム
304…ゲートウェイ
305…ルータ
401…スプリッタ
404…DSLAM
405…交換機
406…ルータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットファクシミリ装置に係り、特に音声帯域において標準規格のファクシミリ通信と音声帯域と異なる周波数帯域でインターネット網と高速データ通信の両方を同一の加入者線を用いて行うファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
(発明の背景)
音声帯域よりも高い周波数帯域で通信が行われる高速データ通信サービスは一般にデジタル加入者線伝送方式(xDSL)と呼ばれ、通常数百Kbps〜数Mbpsの速度で伝送が可能である。この方式は、従来のメタリックの加入者線である銅線ケーブル(メタリックケーブル)を用いて音声帯域よりも高い周波数帯域で通信を行うもので、音声帯域の通信機能(音声通信、ファクシミリ通信など)を損なうことなく高速のデータ通信を行うことができ、近年全世界で普及してきている。
【0003】
しかしながら、この伝送方式は、従来の音声帯域の通信機能で利用していない高い周波数帯域を使用するため、銅線ケーブルの品質や対向する電話局から加入者までの距離、他の電話回線がISDNを使用しているなどの状況によって、通信速度が変化する。つまり、通信速度が低下する場合が発生する為、この伝送方式は常に高速伝送を行えるとは限らない。
【0004】
【従来の技術】
従来、ファクシミリデータを公衆回線網とインターネット網の両方を使い分けて通信する装置は考案されている。例えば、特開平11−205573号公報である。これは、あらかじめ設定された条件(コスト重視、信頼性重視など)によりインターネット網か公衆回線網かを選択してファクシミリデータを通信するものである。さらに、特開平11−205574号公報においては、最初にインターネット網と公衆回線網のどちらかを用いて通信を行い、正常に通信を終了できなかった場合において、自動的に他方の手段に切り換えてファクシミリデータを再送するようにしたものである。
【0005】
また、公衆回線網のみを収容可能なファクシミリ装置においてインターネット網を介してファクシミリデータを送受信するサービスは、NTTコニュニケーションズ株式会社が提供している「テガルス」が有名である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の装置及びサービスでは次のような欠点がある。
【0007】
1.公衆回線網を用いて通信を行い、何らかのトラブルにより正常終了できない場合、特に遠距離の通信の場合はファクシミリ通信が正常に行われなかったにもかかわらず通信料金は請求されるので不経済である。
【0008】
2.送信装置から受信装置までのすべての通信を公衆回線網を使用することは通信料金が高額になる。
【0009】
3.従来のファクシミリ装置はインターネット網への接続はLAN接続が原則であり、システムが大規模になる為、経済的な負担が大きくなる。これにより、一般の家庭内においては導入が難しくなる。
【0010】
そこで本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、高速データ通信サービスの通信速度が何らかの事情により低下し、高速データ通信サービスにおいてファクシミリデータが送受信不可能になった場合、公衆回線網において音声帯域における標準規格のファクシミリ通信でファクシミリ情報を送受信する事を第一の目的とする。
【0011】
さらに音声帯域における標準規格のファクシミリ通信においては、通信速度がさほど高速ではない為、情報量の比較的多くない文字データ等のみを選択して送信する事を第二の目的とする。さらに、ヘッダー部や、送信者情報などの必要最小限の情報を送信する事で、通信料金の節約を第三の目的とする。
【0012】
また、この時文字データ以外の例えば画像情報等の情報量が比較的多いデータは、高速データ通信サービスを行う対向の収容局に蓄積され、高速データ通信サービスの伝送速度が高速伝送に復旧した際に改めて送信する事を第四の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本出願に係る第一の発明は、音声帯域において標準規格のファクシミリ通信と、前記音声帯域と異なる周波数帯域でインターネット網と高速データ通信の両方を同一の加入者線を用いて行うファクシミリ装置は、インターネット網を経由してファクシミリデータの送受信が可能なファクシミリ装置から送信されたファクシミリデータを前記高速データ通信手段とインターネット網のアクセスポイントのファクシミリゲートウェイと接続し、前記加入者線の音声帯域において標準規格のファクシミリ通信手段を備えることを特徴とする。
【0014】
上記構成において、前記高速データ通信サービス手段の伝送が不可能時又は、標準規格のファクシミリ通信手段の伝送速度より低下した場合において、前記高速データ通信サービス手段の対向する収容局は、前記インターネット網のアクセスポイントのファクシミリゲートウェイに前記ファクシミリデータを転送し、前記加入者線の音声帯域において標準規格のファクシミリ通信手段で前記ファクシミリデータを受信する様に動作する。
【0015】
本出願に係る第二の発明は、インターネットファクシミリ装置において、前記高速データ通信サービス手段の伝送が不可能時又は、標準規格のファクシミリ通信手段の伝送速度より低下した場合において前記高速データ通信サービス手段の対向する収容局は、前記インターネット網のアクセスポイントのファクシミリゲートウェイに前記ファクシミリデータの比較的情報量が多くないデータのみを転送し、前記加入者線の音声帯域において標準規格のファクシミリ通信手段で前記ファクシミリデータを受信する様に動作する。
【0016】
本出願に係る第三の発明は、インターネットファクシミリ装置において、前記高速データ通信サービス手段の伝送が不可能時又は、標準規格のファクシミリ通信手段の伝送速度より低下した場合において前記高速データ通信サービス手段の対向する収容局は、前記インターネット網のアクセスポイントのファクシミリゲートウェイに前記ファクシミリデータの必要最小限の情報のみを転送し、前記加入者線の音声帯域において標準規格のファクシミリ通信手段で前記ファクシミリデータを受信する様に動作する。
【0017】
本出願に係る第四の発明は、インターネットファクシミリ装置において、前記高速データ通信サービス手段の対向する収容局は、前記ファクシミリデータを蓄積する手段を備える事を特徴とする。
【0018】
上記構成において、前記高速データ通信サービス手段の伝送速度が高速通信可能に復旧した場合、又は標準規格のファクシミリ通信手段の伝送速度を上回った場合、前記ファクシミリデータを蓄積する手段に蓄積された前記ファクシミリデータを前記高速データ通信サービスで受信する様に動作する。
【0019】
本出願に係る第五の発明は、インターネットファクシミリ装置はADSL伝送方式を備える事を特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施例)
本発明の実施例におけるインターネットファクシミリ装置(以下IFAX装置)において送信側のIFAX装置からファクシミリデータを送信し、高速データ通信サービスの伝送速度が高速でない場合に、アクセスポイント経由で音声帯域のファクシミリ通信で文字データのみを送信し、高速データ通信サービスの伝送速度が高速伝送に復旧した時にファクシミリデータのすべてを送信する際の動作を図1〜5に基づき説明する。
【0021】
図1は本発明の実施例におけるIFAX装置の構成図である。図2は本発明の実施例における構成図である。図3は本発明の実施例におけるアクセスポイントの構成図である。図4は本発明の実施例における収容局の構成図である。図4は本発明の実施例における動作フロー図である。
【0022】
図1において、101はこのIFAX1000の動作の制御を行う中央演算装置、102はファクシミリデータを送信する際にデータをスキャンするスキャナ、103は受信したファクシミリデータを印刷する印刷機、104は音声帯域のファクシミリデータの送受信を行うファクシミリモデム、105は高速データ通信の送受信を行うDMTモデム、106は音声帯域のファクシミリデータや音声信号と高速データ通信で送受信されるファクシミリデータを分波するスプリッタ、107はインターネット網、公衆回線網などの網群、108はこのIFAX装置の動作プログラムが格納されているROM、109は動作する際のワーク用のRAM、110は発着信番号、通信状態などを表示するLCD、111は高速データ通信を用いてインターネット網に接続されている他のコンテンツサーバ(図示せず)にアクセスし、コンテンツのダウンロードなどが可能であるパソコンなどを接続する10BASE−Tインターフェース、112は10BASE−Tインターフェース111により接続されるパソコン等で構成される家庭内LAN、113はIFAX装置1000と網群107を接続する加入者線、114は家庭内LANの接続線である。
【0023】
図2において、2001はIFAX装置1000、家庭内LANを構成するパソコン207を含む宅内、2002は高速データ通信の対向の収容局、2003は送信側のネットワークを表したもの、2004はアクセスポイントである。さらに、201は公衆回線網、202はインターネット網、203は送信側のルータ、204は送信側のIFAX装置、205は送信側のネットワークに接続されているパソコン、206は送信側のネットワークとインターネットを接続する専用線、208はインターネット網202と収容局2002を接続する接続線、209は公衆回線網201と収容局2002を接続する接続線、210は公衆回線網201とアクセスポイント2004を接続する接続線、211はアクセスポイント2004とインターネット網202を接続する接続線である。
【0024】
図3はアクセスポイント2004の構成図であり、301、302、303はファクシミリモデムであり、標準規格のファクシミリデータ(例えばV.34など)に変換する。インターネット網を用いたファクシミリサービスを受ける顧客の数が増えればそれに見合った数を用意する必要がある。304はインターネット網から受信したインターネットプロトコルのファクシミリデータをファクシミリモデム301〜303の入力フォーマットに変換するゲートウェイ、305はインターネット網と接続するルータである。
【0025】
図4は収容局2002の構成図であり、401は音声帯域のファクシミリデータや音声信号と高速データ通信で送受信されるファクシミリデータを分波するスプリッタである。これは高速データ通信を使用する顧客の数だけ必要になる。404は複数の顧客からの高速データ通信のデータを多重化するDSLAM、405はスプリッタ401〜403で分波された音声周波数帯域の音声データやファクシミリデータを交換する交換機、406はスプリッタ401〜403で分波された高速データ通信のデータをインターネット網と送信し、さらにインターネット網からの高速データ通信のデータをDSLAMに送信するルータである。
【0026】
S501で動作を開始する。収容局2002のDSLAMにおいて定期的に宅内2001のIFAX装置1000のDMTモデム105に対してループバックテストを行い、高速データ通信の伝送速度を検出している(S502)。この時送信側のIFAX装置204から宅内2001のIFAX装置1000にインターネット網経由でファクシミリデータを送信動作に入る(S503)。S502で高速データ通信の伝送速度を検出し、高速データ通信可能であると判断した場合(S504のYES)はファクシミリデータの送信経路は次のようになる。IFAX装置204から送信側ネットワークのルータ203から接続線206を介してインターネット網202に入る。さらに接続線208により収容局2002のルータ406でデータを受信し、DSLAM404に渡される。DSLAM404は高速データ通信のフォーマットに基づきスプリッタ401、加入者線113を通り宅内2001のIFAX装置1000のスプリッタ106で分波され、DMTモデム105で受信される(S551、S552)。受信したデータは一旦RAM109に蓄積され中央演算装置101により印刷機103より印刷される(S553)。
【0027】
次に高速データ通信の伝送速度が高速でないときの動作を説明する。この状態になるにはさまざまな原因が考えられるが、ここでは一例として宅内2001のパソコン207がIFAX装置1000のDMTモデム105を使用してインターネット網202に接続されているコンテンツサーバ(図示せず)に接続し、多大なコンテンツデータをダウンロードしている時を想定する。この時、収容局2002のDSLAM404はループバックテストで高速データ通信が不可能と判断する(S504のNO)。当然の事ながらこの時の伝送速度は標準規格のファクシミリ伝送の速度よりは低い時である。送信側ネットワーク2003のIFAX装置204から送信されたファクシミリデータは上述の如く収容局2002のDSLAM404に送られる。しかし、高速データ通信は伝送速度が高速でない為一旦受信したファクシミリデータをDSLAM内のメモリに蓄積する(S505)。このファクシミリデータはルータ406、接続線208、インターネット網202、接続線211を通りアクセスポイント2004のルータ305に転送される(S506)。標準規格のファクシミリ送受信は伝送速度が遅い為、転送されるファクシミリデータは比較的情報量の少ない(例えばテキストデータなど)データのみに限られる。
【0028】
さらに、ゲートウェイ304経由でファクシミリモデム301に送信され、標準規格のファクシミリデータ(V.34など)に変換され加入者線経由でIFAX装置1000に送られる(S507)。IFAX装置1000はスプリッタ106で分波され、ファクシミリモデム104で標準化されたファクシミリデータを受信し、復調する(S508)。このような動作(本来は高速データ通信でDMTモデムを用いてファクシミリ受信を行うべき所をアクセスポイント経由でV.34などの標準のファクシミリ通信で受信した場合)でファクシミリデータを受信した場合は、LCD110にその動作内容を表示して使用者に伝える(S509)。復調されたデータは中央演算装置101により一旦RAM109に蓄積された後、印刷機103にて印刷される(S510)。
【0029】
収容局2002のDSLAM404は定期的なループバックテストの結果で、高速データ通信の伝送速度が高速伝送に復旧したと判断した場合(S511のYES)は、DSLAM404に蓄積された送信側のIFAX装置204のファクシミリデータを高速データ通信で送信する(S551)。IFAX装置1000のDMTモデム105はファクシミリデータを受信する(S552)。これ以降の印刷までの動作は上述と同一である為省略する。
【0030】
この動作により、インターネット網を用いたファクシミリ伝送において、高速データ通信サービスの伝送速度が低速になった場合、アクセスポイント経由で標準規格のファクシミリ通信でファクシミリデータを受信し、高速データ通信が復旧した際に受信すべきファクシミリデータのすべてを短時間に受信する事ができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本出願の発明によれば、同一の加入者線を用いて、音声帯域において標準規格のファクシミリ通信を行い、音声帯域と異なる周波数帯域でインターネット網と高速データ通信を行うファクシミリ装置は、高速データ通信の伝送速度が低下した場合において音声帯域による標準規格のファクシミリ通信でインターネット網からのファクシミリデータを受信する事が出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるインターネットファクシミリ装置の構成図
【図2】本発明の実施例における構成図
【図3】本発明の実施例におけるアクセスポイントの構成図
【図4】本発明の実施例における収容局の構成図
【図5】本発明の実施例における動作フロー図
【符号の説明】
1000…IFAX装置
101…中央演算装置
102…スキャナ
103…印刷機
104…ファクシミリモデム
105…DMTモデム
106…スプリッタ
107…インターネット網、公衆回線網などの網群
108…ROM
109…LCD
111…10BASE−Tインターフェース
112…家庭内LAN
113…加入者線
114…接続線
2001…宅内
2002…収容局
2003…送信側のネットワーク
2004…アクセスポイント
201…公衆回線網
202…インターネット網
203…送信側のルータ
204…送信側のIFAX装置
205…パソコン
206…専用線
208…接続線
209…接続線
210…接続線
211…接続線
301、302、303…ファクシミリモデム
304…ゲートウェイ
305…ルータ
401…スプリッタ
404…DSLAM
405…交換機
406…ルータ
Claims (5)
- 音声帯域において標準規格のファクシミリ通信と、前記音声帯域と異なる周波数帯域でインターネット網と高速データ通信の両方を同一の加入者線を用いて行うファクシミリ装置は、インターネット網を経由してファクシミリデータの送受信が可能なファクシミリ装置から送信されたファクシミリデータを前記高速データ通信手段とインターネット網のアクセスポイントのファクシミリゲートウェイと接続し、前記加入者線の音声帯域において標準規格のファクシミリ通信手段の両方で受信可能で、前記高速データ通信サービス手段の伝送が不可能時又は、標準規格のファクシミリ通信手段の伝送速度より低下した場合において、前記高速データ通信サービス手段の対向する収容局は、前記インターネット網のアクセスポイントのファクシミリゲートウェイに前記ファクシミリデータを転送し、前記加入者線の音声帯域において標準規格のファクシミリ通信手段で前記ファクシミリデータを受信する事を特徴とするインターネットファクシミリ装置。
- 請求項1のインターネットファクシミリ装置において、前記高速データ通信サービス手段の伝送が不可能時又は、標準規格のファクシミリ通信手段の伝送速度より低下した場合において前記高速データ通信サービス手段の対向する収容局は、前記インターネット網のアクセスポイントのファクシミリゲートウェイに前記ファクシミリデータの比較的情報量が多くないデータのみを転送し、前記加入者線の音声帯域において標準規格のファクシミリ通信手段で前記ファクシミリデータを受信する事を特徴とするインターネットファクシミリ装置。
- 請求項1のインターネットファクシミリ装置において、前記高速データ通信サービス手段の伝送が不可能時又は、標準規格のファクシミリ通信手段の伝送速度より低下した場合において前記高速データ通信サービス手段の対向する収容局は、前記インターネット網のアクセスポイントのファクシミリゲートウェイに前記ファクシミリデータの必要最小限の情報のみを転送し、前記加入者線の音声帯域において標準規格のファクシミリ通信手段で前記ファクシミリデータを受信する事を特徴とするインターネットファクシミリ装置。
- 請求項2のインターネットファクシミリ装置において、前記高速データ通信サービス手段の対向する収容局は、前記ファクシミリデータを蓄積する手段を持ち、前記高速データ通信サービス手段の伝送速度が高速通信可能に復旧した場合、又は標準規格のファクシミリ通信手段の伝送速度を上回った場合、前記ファクシミリデータを蓄積する手段に蓄積された前記ファクシミリデータを前記高速データ通信サービスで受信する事を特徴とするインターネットファクシミリ装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインターネットファクシミリ装置における高速データ通信サービスはADSL伝送方式である事を特徴とするインターネットファクシミリ装置。
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-
2002
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