JP2004013682A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、容易にユーザ認証情報を登録することができるとともに、登録した個人認証情報によりユーザに応じた表示情報を編集することができる画像形成装置を提供することである。
【解決手段】CPU11は、ユーザ登録処理において、まず生体情報入力部12aのスタートキーを押下されると、該生体情報入力部12aにユーザの指紋データを読み取らせる。次いで、操作画面のカスタマイズ編集を行うか否かを問うメッセージを表示部13に表示し、キー操作入力部12bからの応答入力を検出して、編集を行わない応答入力を検出した場合は読み取った指紋データでユーザ登録するか否かをユーザに確認してユーザ登録に移行する。一方、編集を行う応答入力を検出した場合は操作画面のカスタマイズ編集処理を実行してその編集結果でユーザ登録を行うか否かをユーザに確認してユーザ登録に移行する。
【選択図】 図1
【解決手段】CPU11は、ユーザ登録処理において、まず生体情報入力部12aのスタートキーを押下されると、該生体情報入力部12aにユーザの指紋データを読み取らせる。次いで、操作画面のカスタマイズ編集を行うか否かを問うメッセージを表示部13に表示し、キー操作入力部12bからの応答入力を検出して、編集を行わない応答入力を検出した場合は読み取った指紋データでユーザ登録するか否かをユーザに確認してユーザ登録に移行する。一方、編集を行う応答入力を検出した場合は操作画面のカスタマイズ編集処理を実行してその編集結果でユーザ登録を行うか否かをユーザに確認してユーザ登録に移行する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザ認証機能を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、読み取った画像データに画像処理を施して出力する複写機等の画像形成装置が開発されている。この画像形成装置においては、画像形成装置側で予め処理条件が設定されている自動モードで画像形成されることが多いが、地図や新聞記事などの特定の原稿を読み取って出力する場合には、自動モードではなくマニュアルモードにより、ユーザが微妙な色合いのみを調整する、或いは地肌部を微調整して白く飛ばす等の処理条件を調整することが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記画像形成装置では、各種機能に対応した操作アイコンを表示画面に表示したタッチパネル式の操作画面や装置本体に配設した操作キー等を介してユーザが処理条件の調整を行っている。しかしながら、最近の技術の発達によって画像形成装置が多機能化したことにより各機能に応じたアイコンやボタンなどが小さくなって操作しづらいことに加えて、特定の機能しか使わないユーザにとっては使い勝手が悪くなった。
【0004】
また、よく使う機能の操作アイコンのみを操作画面に表示させるカスタマイズ機能を備えた画像形成装置が開発されている。この画像形成装置では、カスタマイズした操作画面に対してID番号等の識別情報を発行し、ID番号を入力する、ID番号を記録したIDカードによりID番号を入力する、或いは操作画面の選択呼び出しの専用キーを備える等して、所望の操作画面を呼び出している。しかしながら、ID番号を入力する場合にはID番号を記憶したり、IDカードを保管するユーザの負担が大きく、専用キーを用いて操作画面を呼び出す場合には、登録ユーザの数が多いと所望の操作画面の検索に時間を要することとなり不便であった。
【0005】
一方、ユーザ認証機能を備えた画像形成装置も開発され、指紋や音声、顔などのユーザ認証情報を登録し、このユーザ認証情報により個人が使用できる機能を制限している。しかしながら、従来のユーザ認証情報の登録方法では、ユーザ認証機能を備えた画像形成装置が複数ある場合には、1台毎にユーザ認証情報を登録しなければならないため、登録作業に対するユーザの負担が大きかった。
【0006】
本発明の課題は、容易にユーザ認証情報を登録することができるとともに、登録した個人認証情報によりユーザに応じた表示情報を編集することができる画像形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、
画像形成操作のための操作画面を表示する表示手段を備えた画像形成装置において、
ユーザの認証情報を前記画像形成装置に入力する入力手段と、
前記入力手段により入力されたユーザ認証情報を記憶する記憶手段と、
前記操作画面で表示される表示情報を編集する編集手段と、
前記編集手段により表示情報が編集された操作画面を前記ユーザ認証情報に対応付けて前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記入力手段は、ユーザの認証情報を入力し、
前記入力手段により入力されたユーザ認証情報と、前記記憶手段に記憶されたユーザ認証情報とを照合して、前記ユーザを認証する認証手段と、
前記認証手段により認証されたユーザに応じた操作画面を前記記憶手段から読み出して前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
をさらに備えることを特徴としている。
【0009】
この請求項1、2記載の発明によれば、ユーザ認証情報によりユーザ認証を行って、ユーザの認証情報と対応付けて編集された操作画面を表示するので、ユーザが操作しやすい操作画面を編集することができ、画像形成時の操作性を向上させることができる。また、ユーザに応じて編集された操作画面を容易にかつ素早く呼び出すことができ、利便性が向上する。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記ユーザ認証情報は、ユーザの生体情報であることを特徴としている。
【0011】
この請求項3記載の発明によれば、ユーザの認証情報としてユーザに固有の生体情報を用いているので、信頼性の高いユーザ認証を行うことができるとともにユーザ認証情報を入力するユーザの負担を軽減させることができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記ユーザ認証情報は、ユーザのID番号であることを特徴としている。
【0013】
この請求項4記載の発明によれば、ユーザの認証情報としてユーザのID番号を用いているので、ユーザの認証処理を容易に行うことができる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記編集手段は、前記操作画面で表示される表示情報の表示サイズを変更することを特徴としている。
【0015】
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記編集手段は、前記操作画面で表示される表示情報の表示位置を変更することを特徴としている。
【0016】
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記編集手段は、前記操作画面で表示される表示情報の表示濃度、或いは表示色を変更することを特徴としている。
【0017】
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記編集手段は、前記操作画面で表示される表示情報の削除、或いは追加を行うことを特徴としている。
【0018】
この請求項5、6、7、8記載の発明のよれば、操作画面で表示される表示情報の表示サイズ、表示位置、表示濃度、或いは表示色を変更する又は表示情報の削除や追加を行って操作画面を編集するので、ユーザの好みや使い勝手に合わせて操作しやすい操作画面を編集することができ、より利便性が向上する。
【0019】
請求項9に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、
前記表示制御手段は、前記認証手段により前記ユーザが認証されなかった場合、予め設定されている操作画面を前記表示手段に表示させることを特徴としている。
【0020】
請求項10に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、
前記認証手段により前記ユーザが認証されなかった場合、予め設定されている画像形成条件で画像形成を行うことを特徴としている。
【0021】
この請求項9、10記載の発明によれば、ユーザが認証されなかった場合、予め設定されている操作画面が表示されて予め設定されている画像形成条件で画像形成されるので、ユーザ認証されない場合でも通常の設定条件で画像形成を行うことができる。
【0022】
請求項11に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記記憶手段に記憶されたユーザ認証情報を記録媒体に記録する記録手段と、他の画像形成装置の記録手段によりユーザ認証情報が記録された記録媒体から当該ユーザ認証情報を読み取る読取手段と、をさらに備え、
前記記憶手段は、前記読取手段により読み取られたユーザ認証情報を記憶することを特徴としている。
【0023】
請求項13に記載の発明は、
ユーザ認証機能を備えた画像形成装置において、
ユーザの認証情報を前記画像形成装置に入力する入力手段と、
前記入力手段により入力されたユーザ認証情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたユーザ認証情報を記録媒体に記録する記録手段と、
他の画像形成装置の記録手段によりユーザ認証情報が記録された記録媒体から当該ユーザ認証情報を読み取る読取手段と、を備え、
前記記憶手段は、前記読取手段により読み取られたユーザ認証情報をさらに記憶することを特徴としている。
【0024】
この請求項11、13記載の発明によれば、ユーザ認証情報を記録媒体に記録することができるとともに、記録媒体からユーザ認証情報を読み取ってユーザ登録を行うことができるので、複数の画像形成装置のそれぞれにユーザ認証情報を入力してユーザ登録を行う作業を省略することができ、ユーザの負担を軽減することができる。
【0025】
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の画像形成装置において、
前記入力手段は、ユーザの認証情報を入力し、
前記認証手段は、前記入力手段により入力されたユーザ認証情報と、前記記憶手段に記憶されたユーザ認証情報とを照合して、前記ユーザを認証し、
前記記録手段は、前記認証手段により前記ユーザが認証された場合、前記ユーザ認証情報を記録媒体に記録することを特徴としている。
【0026】
この請求項12記載の発明によれば、ユーザの認証情報を記録媒体に記録する際にもユーザ認証を行うので、ユーザ認証情報に対するセキュリティ機能を向上させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、本実施の形態における画像形成装置10の機能的構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態において、後述するCPU11は、本発明の請求項で記載した編集手段、記憶制御手段、認証手段、表示制御手段、記録手段、読取手段として、生体情報入力部12aは入力手段として、表示部13は表示手段として、記憶部18は記憶手段としての機能を有する。
図1において、画像形成装置10は、CPU11、入力部12、表示部13、画像読取部14、画像処理部15、出力部16、RAM17、記憶部18、メモリーカード19から構成され、各部はバス20により接続されている。
【0028】
CPU(Central Processing Unit)11は、記憶部18に格納されている各種制御プログラムを読み出してRAM17に展開し、当該プログラムに従って各部の動作を集中制御する。また、CPU11は、RAM17に展開したプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM17に格納するとともに表示部13に表示させる。そして、RAM17に格納した処理結果を記憶部18の所定の保存先に保存させる。
【0029】
また、CPU11は、記憶部18に記憶される各種処理プログラムを読み出して後述するユーザ登録処理、操作画面表示処理、生体情報保存処理、読取登録処理を実行する。
CPU11は、ユーザ登録処理において、まず生体情報入力部12aのスタートキーを押下されると、該生体情報入力部12aにユーザの指紋データを読み取らせる。次いで、操作画面のカスタマイズ編集を行うか否かを問うメッセージを表示部13に表示し、キー操作入力部12bからの応答入力を検出して、編集を行わない応答入力を検出した場合は読み取った指紋データでユーザ登録するか否かをユーザに確認してユーザ登録に移行する。一方、編集を行う応答入力を検出した場合は操作画面のカスタマイズ編集処理を実行してその編集結果でユーザ登録を行うか否かをユーザに確認し、ユーザ登録する応答を受けると編集された操作画面と指紋データとを対応付けて記憶部18に記憶してユーザ登録する。
【0030】
また、CPU11は、操作画面表示処理において、スタートキー121を押下されると、生体情報入力部12bにユーザの指紋データを読み取らせ、読み取った指紋データとユーザ登録テーブル18aに登録されている指紋データとを照合して、ユーザ認証を行う。読み取った生体情報に一致する生体情報が登録されていなかった場合、一致しない旨を表示部13に表示後、所定の操作画面を表示し、読み取った生体情報に一致する生体情報が登録されていた場合、該指紋データに対応する操作画面をユーザ登録テーブル18aから読み出して表示部13に表示させる。
【0031】
また、CPU11は、生体情報保存処理において、生体情報保存指示をキー操作入力部12bから入力されると、生体情報入力部12aによりユーザの指紋データを読み取って、読み取った指紋データとユーザ登録テーブル18aに登録されている指紋データとを照合してユーザ認証を行う。読み取った指紋データに一致する指紋データが登録されていなかった場合、一致しない旨を表示部13に表示してユーザ認証されなかったことを報知し、読み取った指紋データに一致する指紋データが登録されていた場合、該生体情報をメモリーカード19に記録保存する。
【0032】
また、CPU11は、読取登録処理において、メモリーカード19を装着されてユーザ登録指示をキー操作入力部12bから入力されると、メモリーカード19に記録されている指紋データを読み取って表示部13に表示させ、保存する指紋データをキー操作入力部12bにより選択させる。次いで、キー操作入力部12bによりユーザに関する情報を入力させて該入力されたユーザ情報とともに選択された指紋データをユーザ登録テーブル18aに記憶する。
【0033】
入力部12は、カーソルキーや数字入力キー、決定キー等の各種機能に対応したキー操作部12aと、指紋や音声などのユーザを特定する生体情報を入力する生体情報入力部12bにより構成される。なお、キー操作部12aは、画像形成装置10の本体上に設置されたキーであってもよいし、表示部13と一体的に構成されたタッチパネル上のキーであってもよい。
【0034】
生体情報入力部12bは、図2に示すように透明なコンタクトガラスで構成されるスタートキー121を備え、ユーザの生体情報である指紋データを入力する。なお、本実施の形態では、生体情報入力部12bは、図2に示すように生体情報として指紋を入力する場合を説明するが、生体情報を入力するのであればこれに限らず、例えば生体情報として音声を利用するのであれば、マイクを備えて音声を入力したり、生体情報として顔情報を利用するのであれば、画像読取部14によりユーザの顔写真等を読み取ることとしてもよい。
【0035】
図2を参照して生体情報入力部12bによる指紋データ読み取りを詳細に説明する。生体情報入力部12bは、スタートキー121の下部に図示しない光源、レンズ、CCDなどを備え、スタートキー121をユーザの指で押すことにより指紋読取が開始され、光源からユーザの指に光を照射し、その反射光をレンズを介してCCDで受光して光電変換することにより指紋データを読み取る。生体情報入力部12bは、CPU11からの指示に従って読み取った指紋データをユーザの生体情報として記憶部18に出力する。
【0036】
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成された表示画面を備え、CPU11から表示指示された操作画面等の表示情報を表示する。
【0037】
画像読取部14は、原稿を載置する透明なコンタクトガラスの下部にスキャナを備えて構成され、スキャナにより原稿を読み取ってその画像データを取得し、画像処理部15に出力する。スキャナは、光源、レンズ、CCD等により構成され、光源から原稿へ照明走査した光の反射光をレンズにより結像してCCDにより光電変換して画像データを得る。このとき、読み取る画像データは、図形や写真などのイメージデータに限らず、文字や記号などのテキストデータも含むこととする。
【0038】
画像処理部15は、CPU11からの指示に従って、入力された画像データに対して、回転、位置変更、拡大、縮小処理や、階調、色相、彩度などの各種画像処理を行う。
【0039】
出力部16は、感光ドラム、トナー、給紙部、排紙部などを備えて構成され、CPU11からの出力指示に従って、給紙部に収容された指定のサイズと向きの印刷用紙の中から選択された印刷用紙を感光ドラムに搬送して、該印刷用紙に出力対象の画像データの静電画像を感光させる。そして、静電画像が感光された印刷用紙にトナーを転写して定着させた後、排紙部から排紙する。
【0040】
RAM(Random Access Memory)17は、CPU11によって実行される各種制御プログラムによって処理されたデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0041】
記憶部18は、プログラムやデータ等が予め記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記録媒体は記憶部18に固定的に設けられているもの、若しくは着脱可能に装着するものであり、この記録媒体には、各種制御プログラム、及び各種制御プログラムで処理されたデータ等を記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0042】
また、記憶部18は、ユーザ登録テーブル18aを更新可能なファイル形式で内部に格納する。詳細には、ユーザ登録テーブル18aは、ユーザ登録されたユーザの氏名と、ユーザの生体情報と、ユーザに応じてカスタマイズ編集された操作画面とを対応付けて格納している。例えば、図3にそのデータ格納例を示すように、ユーザが“山田 太郎”の生体情報は“指紋A”の指紋データであり、ユーザに応じてカスタマイズ編集された操作画面は“操作画面a−1”であることを記憶している。なお、1つの生体情報に対して複数の操作画面を記憶可能である。また、ユーザに関する情報、例えばユーザが所属する部署名や社員番号等をユーザ毎にさらに記憶することとしてもよい。
【0043】
メモリーカード19は、半導体メモリ等からなる、画像形成装置10に着脱可能なカード型のメモリであり、入力された生体情報を記録する記録媒体である。なお、本実施の形態では、請求項に記載した記録媒体としてメモリーカードを説明するが、画像形成装置10に着脱可能な記録媒体であれば、メモリスティックであってもよいし、フロッピー(登録商標)ディスク等の磁気的記録媒体、CD−ROM等の光学的記録媒体であってもよい。
【0044】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
まず、図4のフローチャートを参照して生体情報入力部12bにより入力されたユーザの生体情報に対応付けてカスタマイズ編集した操作画面を登録するユーザ登録処理を説明する。説明の前提として、操作画面をカスタマイズ編集して登録する登録モードをユーザにより指定されて上記登録処理が開始されたとする。
【0045】
図4において、CPU11は、生体情報入力部12bのスタートキー121の押下を検出し(ステップS1)、押下された場合は生体情報入力部12bによりユーザの指紋データを読み取り(ステップS2)、読み取った指紋データをRAM17に一時記憶しておく。次いで、表示部13に操作画面をカスタマイズする編集処理を行うか否かを問うメッセージを表示して、ユーザにキー操作入力部12aからその応答を入力させ、CPU11はその応答入力を検出する(ステップS3)。操作画面の編集処理を行わない応答入力がキー操作入力部12aから入力された場合はステップS5に移行し、読み取った指紋で登録を行うか否かを問うメッセージを表示部13に表示してその応答入力をキー操作入力部12bから検出する。登録しない応答入力が検出された場合はユーザ登録処理を終了し、登録する応答入力が検出された場合は、読み取った指紋データをユーザの生体情報としてユーザ登録テーブル18aに登録し、ユーザ登録処理を終了する。
【0046】
一方、ステップS3で操作画面の編集処理を行う応答入力がキー操作入力部12aから入力された場合は、操作画面の編集処理を実行する(ステップS4)。ここで、操作画面の編集処理について図5〜11を参照して詳細に説明する。図5は、予め画像形成条件が設定されている自動モードで画像形成を行う場合に表示される操作画面例を示す図である。図5においては、カラー出力時の印刷条件を設定するカラーモードの項目、出力時の印刷用紙の印刷面を設定する片/両面選択の項目、印刷用紙のサイズを設定する用紙サイズ選択の項目、出力画像の倍率を設定する倍率選択の項目等、各種画像形成機能に対応する上部階層の画像形成条件の項目が表示されている。そして、項目毎にさらに下部階層の画像形成条件がアイコンで表示されており、マニュアル設定が可能となっている。また、操作画面の下側領域には、数字ボタンや各種機能に対応するボタンが選択可能に表示されている。
【0047】
操作画面の編集処理において、CPU11は、操作画面で表示される、項目、アイコン、ボタン、文字又は記号等の表示情報を編集する編集画面を表示部13に表示させ、キー操作入力部12aによりユーザに編集指示を入力させる。詳細には、編集画面において、マニュアル設定可能な画像形成条件の項目を指定可能に表示して、入力された編集指示に応じて、指定された項目の削除、挿入、並び替えや上部階層と下部階層の項目の入れ替えを行う、或いは操作画面で表示される表示情報、つまりアイコンやボタン、文字、記号等のサイズや位置、色、濃度等を変更し、操作画面をユーザの意図に応じてカスタマイズする。
【0048】
上記カスタマイズ編集について具体的に説明すると、例えばカラー関連の機能を頻繁に使用する場合には、図6に示す操作画面のカスタマイズ編集例のように、カラーモードの項目や画質調整の項目を上部階層に表示するよう表示位置を変更した操作画面を編集することができる。また、図7に示すように、カラー調整機能の項目を下部階層から上部階層に入れ替えて個別表示し、さらにカラーモードの項目からフルカラー、単色カラー等のアイコンを、倍率の項目から変倍、等倍のアイコンを削除することにより、さらに機能を限定した操作画面を編集することができる。
【0049】
また、それほど多くの機能を使用せず、用紙サイズを頻繁に変更する場合には、図8に示すカスタマイズ編集例のように、表示する上部階層の項目を1つ削除し、用紙サイズの項目の表示サイズを拡大するように操作画面を構成する表示情報を編集することにより、頻繁に変更する用紙サイズの項目を確認しやすくなるとともにそのアイコンのサイズも拡大されているので操作しやすい操作画面となる。
【0050】
また、画像形成条件に関わる項目の表示情報を編集することに限らず、例えば図9に示すように、画像形成装置10の動作状態を示す表示を追加設定してもよいし、図10に示すように、よく使用するペーパー(印刷用紙)の種類を選択する項目を追加して、その下部階層のアイコンを示す文字をキー操作入力部12bにより入力して新規にアイコンを作成できることとしてもよい。
【0051】
図には記載していないが、ペーパーの種類又はペーパーの商品名の新規アイコンを作成する場合に、予め画像形成装置10に準備されている編集画面とは別メニューの設定画面から、画像形成の各プロセス条件、例えば使用するペーパーの転写条件や定着条件に対して予め装置に設けられている普通紙記録モード、厚紙記録モード、光沢記録モード等の各画像形成モードを属性情報として新規アイコンに付加することが可能である。すなわち、上記属性情報が付加されたアイコンの中から所望するペーパー種類又はパーパー商品名のアイコンを選択すると、所望の画像形成モードの転写条件や定着条件も自動的に選択されるため、新たに画像形成モードを選択する必要がなくなる。
【0052】
以上のようにして、操作画面の編集処理を終了すると、CPU11は、その編集結果を表示部13に表示させるとともに、この編集結果でユーザ登録するか否かを問うメッセージを表示してユーザにその応答をキー操作入力部12から入力させ、CPU11は、キー操作入力部12aからのその応答入力を検出する(ステップS5)。表示した編集結果を登録しない応答入力を検出した場合は、ユーザ登録処理を終了し、表示した編集結果で登録する応答入力を検出した場合は、RAM17に一時記憶したユーザの指紋データと、編集した操作画面とを対応付けてユーザ登録テーブル18aに記憶させて登録を行い(ステップS6)、登録処理を終了する。
【0053】
次に、図11のフローチャートを参照してカスタマイズ編集した操作画面をユーザの生体情報により呼び出す操作画面表示処理を説明する。なお、操作画面表示処理は、ユーザが画像形成装置10による画像形成操作を開始するためにログインした時に実行される、或いはカスタマイズ編集された操作画面を呼び出す操作モードが指定された時に実行されることが好ましい。
【0054】
図11において、まずCPU11は、生体情報入力部12bのスタートキー121が押下されたか否かを判別し(ステップS11)、押下された場合は生体情報入力部12bによりユーザの指紋データを読み取り(ステップS2)、読み取った指紋データをRAM17に一時記憶しておく。次いで、ユーザ登録テーブル18aに格納されている指紋データと、読み取った指紋データとを照合し(ステップS13)、読み取った指紋データに一致する指紋データがユーザ登録テーブル18aに登録されているか否かを判別する(ステップS14)。
【0055】
読み取った指紋データとユーザ登録テーブル18aに登録されている指紋データが一致しない場合、一致しない旨を表示部13に表示してユーザ認証されなかったことを報知後、予め画像形成装置10で設定されている基本操作画面、つまり予め画像処理条件が設定されている自動モードの操作画面を表示して(ステップS15)、操作画面表示処理を終了し、読み取った指紋データに一致する指紋データが登録されている場合には、ユーザ登録テーブル18aから該指紋データに対応する操作画面の表示情報を読み出して表示部13に表示し(ステップS16)、操作画面表示処理を終了する。
【0056】
次に、ユーザ登録した生体情報、つまり指紋データを着脱可能な記録媒体であるメモリーカード19に記録保存する生体情報保存処理を説明する。
図12は、CPU11により実行される生体情報保存処理を説明するフローチャートである。
図12において、CPU11は、生体情報の保存指示がキー操作入力部12aから入力されたか否かを判別し(ステップS21)、保存指示が入力された場合は、生体入力部12bのスタートキー121をユーザの指で押下して指紋データを入力するように促すメッセージを表示部13に表示し、生体入力部12bにより入力された指紋データを読み取る(ステップS22)。
【0057】
次いで、読み取った指紋データとユーザ登録テーブル18aに登録されている指紋データとを照合して、読み取った指紋データに一致する指紋データが登録されているか否かを判別する(ステップS24)。読み取った指紋データとユーザ登録テーブル18aに登録されている指紋データが一致しない場合、一致しない旨を表示部13に表示してユーザ認証されなかったことをユーザに報知し(ステップS25)、読み取った指紋データに一致する指紋データが登録されている場合には、その指紋データをメモリーカード19に記録保存させて(ステップS26)、生体情報保存処理を終了する。
【0058】
次に、他の画像形成装置によりユーザの生体情報が記録保存されたメモリーカード19を読み取って、読み取った生体情報によりユーザ登録を行う読取登録処理を説明する。
図13は、CPU11により実行される読取登録処理を説明するフローチャートである。
図13において、CPU11は、他の画像形成装置でユーザ登録されている生体情報が保存されたメモリーカード19を装着されると、このメモリーカードに保存されている生体情報を読み取って表示部13に表示し(ステップS41)、ユーザに、画像形成装置10に保存する生体情報をキー操作入力部12aにより選択入力させる(ステップS42)。
【0059】
次いで、CPU11は、ユーザ情報をキー操作入力部12aから入力させて、保存するように選択された生体情報に対応付けてユーザ登録テーブル18aに登録して(ステップS43)、読取登録処理を終了する。
【0060】
以上のように、ユーザが画像形成操作しやすい操作画面をカスタマイズ編集し、生体入力部12bから入力された指紋データをユーザの生体情報として読み取って、この指紋データとカスタマイズ編集された操作画面とを対応付けて記憶し、ユーザ登録するので、ユーザ認証と同時にユーザに応じた操作画面をユーザの生体情報で容易に呼び出すことができる。また、ユーザ認証情報としてID番号を記憶したりIDカードを携帯するユーザの負担をなくすことができる。さらに、ユーザの好みや使い勝手に応じて操作画面を編集することができ、画像形成時の操作性を向上せることができる。
【0061】
また、ユーザ登録した生体情報をメモリーカード等の画像形成装置に着脱可能な記録媒体に記録保存するとともに、他の画像形成装置によりユーザの生体情報が記録保存された記録媒体から該生体情報を読み取ってユーザ登録を行うので、複数の画像形成装置のそれぞれに生体情報を入力してユーザ登録するユーザの負担を軽減させることができる。
【0062】
なお、本実施の形態における画像形成装置10は、その好適な一例であって、これに限定されるものではない。
例えば、上述した説明では、メモリーカード19にユーザの生体情報のみを記録保存して他の画像形成装置に保存することとしていたが、ユーザの生体情報のみに限らず、他のユーザ情報やカスタマイズ編集した操作画面の表示情報とともに他の画像形成装置に保存することとしてもよい。
【0063】
また、ユーザ認証情報として生体情報を採用しているが、ユーザ登録時にID番号を発行してユーザ認証情報として用いてもよいし、或いはユーザ認証情報として生体情報とID番号を組み合わせて、よりセキュリティ機能が向上するようにしてもよい。
【0064】
また、スピーカ等の音出力手段をさらに備えて、入力された生体情報と登録されている生体情報とが一致せず、ユーザが認証されない場合に、一致しない旨を表示部13に表示するとともに音出力手段から音を出力して、生体情報が不一致であったことをユーザに報知することとしてもよい。
【0065】
その他、本実施の形態における画像形成装置10を構成する各構成部分の細部構成、及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0066】
【発明の効果】
請求項1、2記載の発明によれば、ユーザ認証情報によりユーザ認証を行って、ユーザの認証情報と対応付けて編集された操作画面を表示するので、ユーザが操作しやすい操作画面を編集することができ、画像形成時の操作性を向上させることができる。また、ユーザに応じて編集された操作画面を容易にかつ素早く呼び出すことができ、利便性が向上する。
【0067】
請求項3記載の発明によれば、ユーザの認証情報としてユーザに固有の生体情報を用いているので、信頼性の高いユーザ認証を行うことができるとともにユーザ認証情報を入力するユーザの負担を軽減させることができる。
【0068】
請求項4記載の発明によれば、ユーザの認証情報としてユーザのID番号を用いているので、ユーザの認証処理を容易に行うことができる。
【0069】
請求項5、6、7、8記載の発明のよれば、操作画面で表示される表示情報の表示サイズ、表示位置、表示濃度、或いは表示色を変更する又は表示情報の削除や追加を行って操作画面を編集するので、ユーザの好みや使い勝手に合わせて操作しやすい操作画面を編集することができ、より利便性が向上する。
【0070】
請求項9、10記載の発明によれば、ユーザが認証されなかった場合、予め設定されている操作画面が表示されて予め設定されている画像形成条件で画像形成されるので、ユーザ認証されない場合でも通常の画像形成を行うことができる。
【0071】
請求項11、13記載の発明によれば、ユーザ認証情報を記録媒体に記録することができるとともに、記録媒体からユーザ認証情報を読み取ってユーザ登録を行うことができるので、複数の画像形成装置のそれぞれにユーザ認証情報を入力してユーザ登録を行う作業を省略することができ、ユーザの負担を軽減することができる。
【0072】
請求項12記載の発明によれば、ユーザの認証情報を記録媒体に記録する際にもユーザ認証を行うので、ユーザ認証情報に対するセキュリティ機能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態の画像形成装置10の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】図1の生体情報入力部12aの外観図である。
【図3】図1のユーザ登録テーブル18aのデータ格納例を説明する図である。
【図4】図1のCPU11により実行されるユーザ登録処理を説明するフローチャートである。
【図5】図1の表示部13に表示される操作画面のカスタマイズ編集例を示す図である。
【図6】図1の表示部13に表示される操作画面のカスタマイズ編集例を示す図である。
【図7】図1の表示部13に表示される操作画面のカスタマイズ編集例を示す図である。
【図8】図1の表示部13に表示される操作画面のカスタマイズ編集例を示す図である。
【図9】図1の表示部13に表示される操作画面のカスタマイズ編集例を示す図である。
【図10】図1の表示部13に表示される操作画面のカスタマイズ編集例を示す図である。
【図11】図1のCPU11により実行される操作画面表示処理を説明するフローチャートである。
【図12】図1のCPU11により実行される生体情報保存処理を説明するフローチャートである。
【図13】図1のCPU11により実行される読取登録処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10 画像形成装置
11 CPU
12 入力部
12a キー操作入力部
12b 生体情報入力部
13 表示部
14 画像読取部
15 画像処理部
16 出力部
17 RAM
18 記憶部
18a ユーザ登録テーブル
19 メモリーカード
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザ認証機能を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、読み取った画像データに画像処理を施して出力する複写機等の画像形成装置が開発されている。この画像形成装置においては、画像形成装置側で予め処理条件が設定されている自動モードで画像形成されることが多いが、地図や新聞記事などの特定の原稿を読み取って出力する場合には、自動モードではなくマニュアルモードにより、ユーザが微妙な色合いのみを調整する、或いは地肌部を微調整して白く飛ばす等の処理条件を調整することが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記画像形成装置では、各種機能に対応した操作アイコンを表示画面に表示したタッチパネル式の操作画面や装置本体に配設した操作キー等を介してユーザが処理条件の調整を行っている。しかしながら、最近の技術の発達によって画像形成装置が多機能化したことにより各機能に応じたアイコンやボタンなどが小さくなって操作しづらいことに加えて、特定の機能しか使わないユーザにとっては使い勝手が悪くなった。
【0004】
また、よく使う機能の操作アイコンのみを操作画面に表示させるカスタマイズ機能を備えた画像形成装置が開発されている。この画像形成装置では、カスタマイズした操作画面に対してID番号等の識別情報を発行し、ID番号を入力する、ID番号を記録したIDカードによりID番号を入力する、或いは操作画面の選択呼び出しの専用キーを備える等して、所望の操作画面を呼び出している。しかしながら、ID番号を入力する場合にはID番号を記憶したり、IDカードを保管するユーザの負担が大きく、専用キーを用いて操作画面を呼び出す場合には、登録ユーザの数が多いと所望の操作画面の検索に時間を要することとなり不便であった。
【0005】
一方、ユーザ認証機能を備えた画像形成装置も開発され、指紋や音声、顔などのユーザ認証情報を登録し、このユーザ認証情報により個人が使用できる機能を制限している。しかしながら、従来のユーザ認証情報の登録方法では、ユーザ認証機能を備えた画像形成装置が複数ある場合には、1台毎にユーザ認証情報を登録しなければならないため、登録作業に対するユーザの負担が大きかった。
【0006】
本発明の課題は、容易にユーザ認証情報を登録することができるとともに、登録した個人認証情報によりユーザに応じた表示情報を編集することができる画像形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、
画像形成操作のための操作画面を表示する表示手段を備えた画像形成装置において、
ユーザの認証情報を前記画像形成装置に入力する入力手段と、
前記入力手段により入力されたユーザ認証情報を記憶する記憶手段と、
前記操作画面で表示される表示情報を編集する編集手段と、
前記編集手段により表示情報が編集された操作画面を前記ユーザ認証情報に対応付けて前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記入力手段は、ユーザの認証情報を入力し、
前記入力手段により入力されたユーザ認証情報と、前記記憶手段に記憶されたユーザ認証情報とを照合して、前記ユーザを認証する認証手段と、
前記認証手段により認証されたユーザに応じた操作画面を前記記憶手段から読み出して前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
をさらに備えることを特徴としている。
【0009】
この請求項1、2記載の発明によれば、ユーザ認証情報によりユーザ認証を行って、ユーザの認証情報と対応付けて編集された操作画面を表示するので、ユーザが操作しやすい操作画面を編集することができ、画像形成時の操作性を向上させることができる。また、ユーザに応じて編集された操作画面を容易にかつ素早く呼び出すことができ、利便性が向上する。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記ユーザ認証情報は、ユーザの生体情報であることを特徴としている。
【0011】
この請求項3記載の発明によれば、ユーザの認証情報としてユーザに固有の生体情報を用いているので、信頼性の高いユーザ認証を行うことができるとともにユーザ認証情報を入力するユーザの負担を軽減させることができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記ユーザ認証情報は、ユーザのID番号であることを特徴としている。
【0013】
この請求項4記載の発明によれば、ユーザの認証情報としてユーザのID番号を用いているので、ユーザの認証処理を容易に行うことができる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記編集手段は、前記操作画面で表示される表示情報の表示サイズを変更することを特徴としている。
【0015】
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記編集手段は、前記操作画面で表示される表示情報の表示位置を変更することを特徴としている。
【0016】
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記編集手段は、前記操作画面で表示される表示情報の表示濃度、或いは表示色を変更することを特徴としている。
【0017】
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記編集手段は、前記操作画面で表示される表示情報の削除、或いは追加を行うことを特徴としている。
【0018】
この請求項5、6、7、8記載の発明のよれば、操作画面で表示される表示情報の表示サイズ、表示位置、表示濃度、或いは表示色を変更する又は表示情報の削除や追加を行って操作画面を編集するので、ユーザの好みや使い勝手に合わせて操作しやすい操作画面を編集することができ、より利便性が向上する。
【0019】
請求項9に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、
前記表示制御手段は、前記認証手段により前記ユーザが認証されなかった場合、予め設定されている操作画面を前記表示手段に表示させることを特徴としている。
【0020】
請求項10に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、
前記認証手段により前記ユーザが認証されなかった場合、予め設定されている画像形成条件で画像形成を行うことを特徴としている。
【0021】
この請求項9、10記載の発明によれば、ユーザが認証されなかった場合、予め設定されている操作画面が表示されて予め設定されている画像形成条件で画像形成されるので、ユーザ認証されない場合でも通常の設定条件で画像形成を行うことができる。
【0022】
請求項11に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記記憶手段に記憶されたユーザ認証情報を記録媒体に記録する記録手段と、他の画像形成装置の記録手段によりユーザ認証情報が記録された記録媒体から当該ユーザ認証情報を読み取る読取手段と、をさらに備え、
前記記憶手段は、前記読取手段により読み取られたユーザ認証情報を記憶することを特徴としている。
【0023】
請求項13に記載の発明は、
ユーザ認証機能を備えた画像形成装置において、
ユーザの認証情報を前記画像形成装置に入力する入力手段と、
前記入力手段により入力されたユーザ認証情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたユーザ認証情報を記録媒体に記録する記録手段と、
他の画像形成装置の記録手段によりユーザ認証情報が記録された記録媒体から当該ユーザ認証情報を読み取る読取手段と、を備え、
前記記憶手段は、前記読取手段により読み取られたユーザ認証情報をさらに記憶することを特徴としている。
【0024】
この請求項11、13記載の発明によれば、ユーザ認証情報を記録媒体に記録することができるとともに、記録媒体からユーザ認証情報を読み取ってユーザ登録を行うことができるので、複数の画像形成装置のそれぞれにユーザ認証情報を入力してユーザ登録を行う作業を省略することができ、ユーザの負担を軽減することができる。
【0025】
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の画像形成装置において、
前記入力手段は、ユーザの認証情報を入力し、
前記認証手段は、前記入力手段により入力されたユーザ認証情報と、前記記憶手段に記憶されたユーザ認証情報とを照合して、前記ユーザを認証し、
前記記録手段は、前記認証手段により前記ユーザが認証された場合、前記ユーザ認証情報を記録媒体に記録することを特徴としている。
【0026】
この請求項12記載の発明によれば、ユーザの認証情報を記録媒体に記録する際にもユーザ認証を行うので、ユーザ認証情報に対するセキュリティ機能を向上させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、本実施の形態における画像形成装置10の機能的構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態において、後述するCPU11は、本発明の請求項で記載した編集手段、記憶制御手段、認証手段、表示制御手段、記録手段、読取手段として、生体情報入力部12aは入力手段として、表示部13は表示手段として、記憶部18は記憶手段としての機能を有する。
図1において、画像形成装置10は、CPU11、入力部12、表示部13、画像読取部14、画像処理部15、出力部16、RAM17、記憶部18、メモリーカード19から構成され、各部はバス20により接続されている。
【0028】
CPU(Central Processing Unit)11は、記憶部18に格納されている各種制御プログラムを読み出してRAM17に展開し、当該プログラムに従って各部の動作を集中制御する。また、CPU11は、RAM17に展開したプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM17に格納するとともに表示部13に表示させる。そして、RAM17に格納した処理結果を記憶部18の所定の保存先に保存させる。
【0029】
また、CPU11は、記憶部18に記憶される各種処理プログラムを読み出して後述するユーザ登録処理、操作画面表示処理、生体情報保存処理、読取登録処理を実行する。
CPU11は、ユーザ登録処理において、まず生体情報入力部12aのスタートキーを押下されると、該生体情報入力部12aにユーザの指紋データを読み取らせる。次いで、操作画面のカスタマイズ編集を行うか否かを問うメッセージを表示部13に表示し、キー操作入力部12bからの応答入力を検出して、編集を行わない応答入力を検出した場合は読み取った指紋データでユーザ登録するか否かをユーザに確認してユーザ登録に移行する。一方、編集を行う応答入力を検出した場合は操作画面のカスタマイズ編集処理を実行してその編集結果でユーザ登録を行うか否かをユーザに確認し、ユーザ登録する応答を受けると編集された操作画面と指紋データとを対応付けて記憶部18に記憶してユーザ登録する。
【0030】
また、CPU11は、操作画面表示処理において、スタートキー121を押下されると、生体情報入力部12bにユーザの指紋データを読み取らせ、読み取った指紋データとユーザ登録テーブル18aに登録されている指紋データとを照合して、ユーザ認証を行う。読み取った生体情報に一致する生体情報が登録されていなかった場合、一致しない旨を表示部13に表示後、所定の操作画面を表示し、読み取った生体情報に一致する生体情報が登録されていた場合、該指紋データに対応する操作画面をユーザ登録テーブル18aから読み出して表示部13に表示させる。
【0031】
また、CPU11は、生体情報保存処理において、生体情報保存指示をキー操作入力部12bから入力されると、生体情報入力部12aによりユーザの指紋データを読み取って、読み取った指紋データとユーザ登録テーブル18aに登録されている指紋データとを照合してユーザ認証を行う。読み取った指紋データに一致する指紋データが登録されていなかった場合、一致しない旨を表示部13に表示してユーザ認証されなかったことを報知し、読み取った指紋データに一致する指紋データが登録されていた場合、該生体情報をメモリーカード19に記録保存する。
【0032】
また、CPU11は、読取登録処理において、メモリーカード19を装着されてユーザ登録指示をキー操作入力部12bから入力されると、メモリーカード19に記録されている指紋データを読み取って表示部13に表示させ、保存する指紋データをキー操作入力部12bにより選択させる。次いで、キー操作入力部12bによりユーザに関する情報を入力させて該入力されたユーザ情報とともに選択された指紋データをユーザ登録テーブル18aに記憶する。
【0033】
入力部12は、カーソルキーや数字入力キー、決定キー等の各種機能に対応したキー操作部12aと、指紋や音声などのユーザを特定する生体情報を入力する生体情報入力部12bにより構成される。なお、キー操作部12aは、画像形成装置10の本体上に設置されたキーであってもよいし、表示部13と一体的に構成されたタッチパネル上のキーであってもよい。
【0034】
生体情報入力部12bは、図2に示すように透明なコンタクトガラスで構成されるスタートキー121を備え、ユーザの生体情報である指紋データを入力する。なお、本実施の形態では、生体情報入力部12bは、図2に示すように生体情報として指紋を入力する場合を説明するが、生体情報を入力するのであればこれに限らず、例えば生体情報として音声を利用するのであれば、マイクを備えて音声を入力したり、生体情報として顔情報を利用するのであれば、画像読取部14によりユーザの顔写真等を読み取ることとしてもよい。
【0035】
図2を参照して生体情報入力部12bによる指紋データ読み取りを詳細に説明する。生体情報入力部12bは、スタートキー121の下部に図示しない光源、レンズ、CCDなどを備え、スタートキー121をユーザの指で押すことにより指紋読取が開始され、光源からユーザの指に光を照射し、その反射光をレンズを介してCCDで受光して光電変換することにより指紋データを読み取る。生体情報入力部12bは、CPU11からの指示に従って読み取った指紋データをユーザの生体情報として記憶部18に出力する。
【0036】
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成された表示画面を備え、CPU11から表示指示された操作画面等の表示情報を表示する。
【0037】
画像読取部14は、原稿を載置する透明なコンタクトガラスの下部にスキャナを備えて構成され、スキャナにより原稿を読み取ってその画像データを取得し、画像処理部15に出力する。スキャナは、光源、レンズ、CCD等により構成され、光源から原稿へ照明走査した光の反射光をレンズにより結像してCCDにより光電変換して画像データを得る。このとき、読み取る画像データは、図形や写真などのイメージデータに限らず、文字や記号などのテキストデータも含むこととする。
【0038】
画像処理部15は、CPU11からの指示に従って、入力された画像データに対して、回転、位置変更、拡大、縮小処理や、階調、色相、彩度などの各種画像処理を行う。
【0039】
出力部16は、感光ドラム、トナー、給紙部、排紙部などを備えて構成され、CPU11からの出力指示に従って、給紙部に収容された指定のサイズと向きの印刷用紙の中から選択された印刷用紙を感光ドラムに搬送して、該印刷用紙に出力対象の画像データの静電画像を感光させる。そして、静電画像が感光された印刷用紙にトナーを転写して定着させた後、排紙部から排紙する。
【0040】
RAM(Random Access Memory)17は、CPU11によって実行される各種制御プログラムによって処理されたデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0041】
記憶部18は、プログラムやデータ等が予め記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記録媒体は記憶部18に固定的に設けられているもの、若しくは着脱可能に装着するものであり、この記録媒体には、各種制御プログラム、及び各種制御プログラムで処理されたデータ等を記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0042】
また、記憶部18は、ユーザ登録テーブル18aを更新可能なファイル形式で内部に格納する。詳細には、ユーザ登録テーブル18aは、ユーザ登録されたユーザの氏名と、ユーザの生体情報と、ユーザに応じてカスタマイズ編集された操作画面とを対応付けて格納している。例えば、図3にそのデータ格納例を示すように、ユーザが“山田 太郎”の生体情報は“指紋A”の指紋データであり、ユーザに応じてカスタマイズ編集された操作画面は“操作画面a−1”であることを記憶している。なお、1つの生体情報に対して複数の操作画面を記憶可能である。また、ユーザに関する情報、例えばユーザが所属する部署名や社員番号等をユーザ毎にさらに記憶することとしてもよい。
【0043】
メモリーカード19は、半導体メモリ等からなる、画像形成装置10に着脱可能なカード型のメモリであり、入力された生体情報を記録する記録媒体である。なお、本実施の形態では、請求項に記載した記録媒体としてメモリーカードを説明するが、画像形成装置10に着脱可能な記録媒体であれば、メモリスティックであってもよいし、フロッピー(登録商標)ディスク等の磁気的記録媒体、CD−ROM等の光学的記録媒体であってもよい。
【0044】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
まず、図4のフローチャートを参照して生体情報入力部12bにより入力されたユーザの生体情報に対応付けてカスタマイズ編集した操作画面を登録するユーザ登録処理を説明する。説明の前提として、操作画面をカスタマイズ編集して登録する登録モードをユーザにより指定されて上記登録処理が開始されたとする。
【0045】
図4において、CPU11は、生体情報入力部12bのスタートキー121の押下を検出し(ステップS1)、押下された場合は生体情報入力部12bによりユーザの指紋データを読み取り(ステップS2)、読み取った指紋データをRAM17に一時記憶しておく。次いで、表示部13に操作画面をカスタマイズする編集処理を行うか否かを問うメッセージを表示して、ユーザにキー操作入力部12aからその応答を入力させ、CPU11はその応答入力を検出する(ステップS3)。操作画面の編集処理を行わない応答入力がキー操作入力部12aから入力された場合はステップS5に移行し、読み取った指紋で登録を行うか否かを問うメッセージを表示部13に表示してその応答入力をキー操作入力部12bから検出する。登録しない応答入力が検出された場合はユーザ登録処理を終了し、登録する応答入力が検出された場合は、読み取った指紋データをユーザの生体情報としてユーザ登録テーブル18aに登録し、ユーザ登録処理を終了する。
【0046】
一方、ステップS3で操作画面の編集処理を行う応答入力がキー操作入力部12aから入力された場合は、操作画面の編集処理を実行する(ステップS4)。ここで、操作画面の編集処理について図5〜11を参照して詳細に説明する。図5は、予め画像形成条件が設定されている自動モードで画像形成を行う場合に表示される操作画面例を示す図である。図5においては、カラー出力時の印刷条件を設定するカラーモードの項目、出力時の印刷用紙の印刷面を設定する片/両面選択の項目、印刷用紙のサイズを設定する用紙サイズ選択の項目、出力画像の倍率を設定する倍率選択の項目等、各種画像形成機能に対応する上部階層の画像形成条件の項目が表示されている。そして、項目毎にさらに下部階層の画像形成条件がアイコンで表示されており、マニュアル設定が可能となっている。また、操作画面の下側領域には、数字ボタンや各種機能に対応するボタンが選択可能に表示されている。
【0047】
操作画面の編集処理において、CPU11は、操作画面で表示される、項目、アイコン、ボタン、文字又は記号等の表示情報を編集する編集画面を表示部13に表示させ、キー操作入力部12aによりユーザに編集指示を入力させる。詳細には、編集画面において、マニュアル設定可能な画像形成条件の項目を指定可能に表示して、入力された編集指示に応じて、指定された項目の削除、挿入、並び替えや上部階層と下部階層の項目の入れ替えを行う、或いは操作画面で表示される表示情報、つまりアイコンやボタン、文字、記号等のサイズや位置、色、濃度等を変更し、操作画面をユーザの意図に応じてカスタマイズする。
【0048】
上記カスタマイズ編集について具体的に説明すると、例えばカラー関連の機能を頻繁に使用する場合には、図6に示す操作画面のカスタマイズ編集例のように、カラーモードの項目や画質調整の項目を上部階層に表示するよう表示位置を変更した操作画面を編集することができる。また、図7に示すように、カラー調整機能の項目を下部階層から上部階層に入れ替えて個別表示し、さらにカラーモードの項目からフルカラー、単色カラー等のアイコンを、倍率の項目から変倍、等倍のアイコンを削除することにより、さらに機能を限定した操作画面を編集することができる。
【0049】
また、それほど多くの機能を使用せず、用紙サイズを頻繁に変更する場合には、図8に示すカスタマイズ編集例のように、表示する上部階層の項目を1つ削除し、用紙サイズの項目の表示サイズを拡大するように操作画面を構成する表示情報を編集することにより、頻繁に変更する用紙サイズの項目を確認しやすくなるとともにそのアイコンのサイズも拡大されているので操作しやすい操作画面となる。
【0050】
また、画像形成条件に関わる項目の表示情報を編集することに限らず、例えば図9に示すように、画像形成装置10の動作状態を示す表示を追加設定してもよいし、図10に示すように、よく使用するペーパー(印刷用紙)の種類を選択する項目を追加して、その下部階層のアイコンを示す文字をキー操作入力部12bにより入力して新規にアイコンを作成できることとしてもよい。
【0051】
図には記載していないが、ペーパーの種類又はペーパーの商品名の新規アイコンを作成する場合に、予め画像形成装置10に準備されている編集画面とは別メニューの設定画面から、画像形成の各プロセス条件、例えば使用するペーパーの転写条件や定着条件に対して予め装置に設けられている普通紙記録モード、厚紙記録モード、光沢記録モード等の各画像形成モードを属性情報として新規アイコンに付加することが可能である。すなわち、上記属性情報が付加されたアイコンの中から所望するペーパー種類又はパーパー商品名のアイコンを選択すると、所望の画像形成モードの転写条件や定着条件も自動的に選択されるため、新たに画像形成モードを選択する必要がなくなる。
【0052】
以上のようにして、操作画面の編集処理を終了すると、CPU11は、その編集結果を表示部13に表示させるとともに、この編集結果でユーザ登録するか否かを問うメッセージを表示してユーザにその応答をキー操作入力部12から入力させ、CPU11は、キー操作入力部12aからのその応答入力を検出する(ステップS5)。表示した編集結果を登録しない応答入力を検出した場合は、ユーザ登録処理を終了し、表示した編集結果で登録する応答入力を検出した場合は、RAM17に一時記憶したユーザの指紋データと、編集した操作画面とを対応付けてユーザ登録テーブル18aに記憶させて登録を行い(ステップS6)、登録処理を終了する。
【0053】
次に、図11のフローチャートを参照してカスタマイズ編集した操作画面をユーザの生体情報により呼び出す操作画面表示処理を説明する。なお、操作画面表示処理は、ユーザが画像形成装置10による画像形成操作を開始するためにログインした時に実行される、或いはカスタマイズ編集された操作画面を呼び出す操作モードが指定された時に実行されることが好ましい。
【0054】
図11において、まずCPU11は、生体情報入力部12bのスタートキー121が押下されたか否かを判別し(ステップS11)、押下された場合は生体情報入力部12bによりユーザの指紋データを読み取り(ステップS2)、読み取った指紋データをRAM17に一時記憶しておく。次いで、ユーザ登録テーブル18aに格納されている指紋データと、読み取った指紋データとを照合し(ステップS13)、読み取った指紋データに一致する指紋データがユーザ登録テーブル18aに登録されているか否かを判別する(ステップS14)。
【0055】
読み取った指紋データとユーザ登録テーブル18aに登録されている指紋データが一致しない場合、一致しない旨を表示部13に表示してユーザ認証されなかったことを報知後、予め画像形成装置10で設定されている基本操作画面、つまり予め画像処理条件が設定されている自動モードの操作画面を表示して(ステップS15)、操作画面表示処理を終了し、読み取った指紋データに一致する指紋データが登録されている場合には、ユーザ登録テーブル18aから該指紋データに対応する操作画面の表示情報を読み出して表示部13に表示し(ステップS16)、操作画面表示処理を終了する。
【0056】
次に、ユーザ登録した生体情報、つまり指紋データを着脱可能な記録媒体であるメモリーカード19に記録保存する生体情報保存処理を説明する。
図12は、CPU11により実行される生体情報保存処理を説明するフローチャートである。
図12において、CPU11は、生体情報の保存指示がキー操作入力部12aから入力されたか否かを判別し(ステップS21)、保存指示が入力された場合は、生体入力部12bのスタートキー121をユーザの指で押下して指紋データを入力するように促すメッセージを表示部13に表示し、生体入力部12bにより入力された指紋データを読み取る(ステップS22)。
【0057】
次いで、読み取った指紋データとユーザ登録テーブル18aに登録されている指紋データとを照合して、読み取った指紋データに一致する指紋データが登録されているか否かを判別する(ステップS24)。読み取った指紋データとユーザ登録テーブル18aに登録されている指紋データが一致しない場合、一致しない旨を表示部13に表示してユーザ認証されなかったことをユーザに報知し(ステップS25)、読み取った指紋データに一致する指紋データが登録されている場合には、その指紋データをメモリーカード19に記録保存させて(ステップS26)、生体情報保存処理を終了する。
【0058】
次に、他の画像形成装置によりユーザの生体情報が記録保存されたメモリーカード19を読み取って、読み取った生体情報によりユーザ登録を行う読取登録処理を説明する。
図13は、CPU11により実行される読取登録処理を説明するフローチャートである。
図13において、CPU11は、他の画像形成装置でユーザ登録されている生体情報が保存されたメモリーカード19を装着されると、このメモリーカードに保存されている生体情報を読み取って表示部13に表示し(ステップS41)、ユーザに、画像形成装置10に保存する生体情報をキー操作入力部12aにより選択入力させる(ステップS42)。
【0059】
次いで、CPU11は、ユーザ情報をキー操作入力部12aから入力させて、保存するように選択された生体情報に対応付けてユーザ登録テーブル18aに登録して(ステップS43)、読取登録処理を終了する。
【0060】
以上のように、ユーザが画像形成操作しやすい操作画面をカスタマイズ編集し、生体入力部12bから入力された指紋データをユーザの生体情報として読み取って、この指紋データとカスタマイズ編集された操作画面とを対応付けて記憶し、ユーザ登録するので、ユーザ認証と同時にユーザに応じた操作画面をユーザの生体情報で容易に呼び出すことができる。また、ユーザ認証情報としてID番号を記憶したりIDカードを携帯するユーザの負担をなくすことができる。さらに、ユーザの好みや使い勝手に応じて操作画面を編集することができ、画像形成時の操作性を向上せることができる。
【0061】
また、ユーザ登録した生体情報をメモリーカード等の画像形成装置に着脱可能な記録媒体に記録保存するとともに、他の画像形成装置によりユーザの生体情報が記録保存された記録媒体から該生体情報を読み取ってユーザ登録を行うので、複数の画像形成装置のそれぞれに生体情報を入力してユーザ登録するユーザの負担を軽減させることができる。
【0062】
なお、本実施の形態における画像形成装置10は、その好適な一例であって、これに限定されるものではない。
例えば、上述した説明では、メモリーカード19にユーザの生体情報のみを記録保存して他の画像形成装置に保存することとしていたが、ユーザの生体情報のみに限らず、他のユーザ情報やカスタマイズ編集した操作画面の表示情報とともに他の画像形成装置に保存することとしてもよい。
【0063】
また、ユーザ認証情報として生体情報を採用しているが、ユーザ登録時にID番号を発行してユーザ認証情報として用いてもよいし、或いはユーザ認証情報として生体情報とID番号を組み合わせて、よりセキュリティ機能が向上するようにしてもよい。
【0064】
また、スピーカ等の音出力手段をさらに備えて、入力された生体情報と登録されている生体情報とが一致せず、ユーザが認証されない場合に、一致しない旨を表示部13に表示するとともに音出力手段から音を出力して、生体情報が不一致であったことをユーザに報知することとしてもよい。
【0065】
その他、本実施の形態における画像形成装置10を構成する各構成部分の細部構成、及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0066】
【発明の効果】
請求項1、2記載の発明によれば、ユーザ認証情報によりユーザ認証を行って、ユーザの認証情報と対応付けて編集された操作画面を表示するので、ユーザが操作しやすい操作画面を編集することができ、画像形成時の操作性を向上させることができる。また、ユーザに応じて編集された操作画面を容易にかつ素早く呼び出すことができ、利便性が向上する。
【0067】
請求項3記載の発明によれば、ユーザの認証情報としてユーザに固有の生体情報を用いているので、信頼性の高いユーザ認証を行うことができるとともにユーザ認証情報を入力するユーザの負担を軽減させることができる。
【0068】
請求項4記載の発明によれば、ユーザの認証情報としてユーザのID番号を用いているので、ユーザの認証処理を容易に行うことができる。
【0069】
請求項5、6、7、8記載の発明のよれば、操作画面で表示される表示情報の表示サイズ、表示位置、表示濃度、或いは表示色を変更する又は表示情報の削除や追加を行って操作画面を編集するので、ユーザの好みや使い勝手に合わせて操作しやすい操作画面を編集することができ、より利便性が向上する。
【0070】
請求項9、10記載の発明によれば、ユーザが認証されなかった場合、予め設定されている操作画面が表示されて予め設定されている画像形成条件で画像形成されるので、ユーザ認証されない場合でも通常の画像形成を行うことができる。
【0071】
請求項11、13記載の発明によれば、ユーザ認証情報を記録媒体に記録することができるとともに、記録媒体からユーザ認証情報を読み取ってユーザ登録を行うことができるので、複数の画像形成装置のそれぞれにユーザ認証情報を入力してユーザ登録を行う作業を省略することができ、ユーザの負担を軽減することができる。
【0072】
請求項12記載の発明によれば、ユーザの認証情報を記録媒体に記録する際にもユーザ認証を行うので、ユーザ認証情報に対するセキュリティ機能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態の画像形成装置10の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】図1の生体情報入力部12aの外観図である。
【図3】図1のユーザ登録テーブル18aのデータ格納例を説明する図である。
【図4】図1のCPU11により実行されるユーザ登録処理を説明するフローチャートである。
【図5】図1の表示部13に表示される操作画面のカスタマイズ編集例を示す図である。
【図6】図1の表示部13に表示される操作画面のカスタマイズ編集例を示す図である。
【図7】図1の表示部13に表示される操作画面のカスタマイズ編集例を示す図である。
【図8】図1の表示部13に表示される操作画面のカスタマイズ編集例を示す図である。
【図9】図1の表示部13に表示される操作画面のカスタマイズ編集例を示す図である。
【図10】図1の表示部13に表示される操作画面のカスタマイズ編集例を示す図である。
【図11】図1のCPU11により実行される操作画面表示処理を説明するフローチャートである。
【図12】図1のCPU11により実行される生体情報保存処理を説明するフローチャートである。
【図13】図1のCPU11により実行される読取登録処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10 画像形成装置
11 CPU
12 入力部
12a キー操作入力部
12b 生体情報入力部
13 表示部
14 画像読取部
15 画像処理部
16 出力部
17 RAM
18 記憶部
18a ユーザ登録テーブル
19 メモリーカード
Claims (13)
- 画像形成操作のための操作画面を表示する表示手段を備えた画像形成装置において、
ユーザの認証情報を前記画像形成装置に入力する入力手段と、
前記入力手段により入力されたユーザ認証情報を記憶する記憶手段と、
前記操作画面で表示される表示情報を編集する編集手段と、
前記編集手段により表示情報が編集された操作画面を前記ユーザ認証情報に対応付けて前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記入力手段は、ユーザの認証情報を入力し、
前記入力手段により入力されたユーザ認証情報と、前記記憶手段に記憶されたユーザ認証情報とを照合して、前記ユーザを認証する認証手段と、
前記認証手段により認証されたユーザに応じた操作画面を前記記憶手段から読み出して前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記ユーザ認証情報は、ユーザの生体情報であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記ユーザ認証情報は、ユーザのID番号であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記編集手段は、前記操作画面で表示される表示情報の表示サイズを変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記編集手段は、前記操作画面で表示される表示情報の表示位置を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記編集手段は、前記操作画面で表示される表示情報の表示濃度、或いは表示色を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記編集手段は、前記操作画面で表示される表示情報の削除、或いは追加を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記表示制御手段は、前記認証手段により前記ユーザが認証されなかった場合、予め設定されている操作画面を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記認証手段により前記ユーザが認証されなかった場合、予め設定されている画像形成条件で画像形成を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記記憶手段に記憶されたユーザ認証情報を記録媒体に記録する記録手段と、他の画像形成装置の記録手段によりユーザ認証情報が記録された記録媒体から当該ユーザ認証情報を読み取る読取手段と、をさらに備え、
前記記憶手段は、前記読取手段により読み取られたユーザ認証情報を記憶することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記入力手段は、ユーザの認証情報を入力し、
前記認証手段は、前記入力手段により入力されたユーザ認証情報と、前記記憶手段に記憶されたユーザ認証情報とを照合して、前記ユーザを認証し、
前記記録手段は、前記認証手段により前記ユーザが認証された場合、前記ユーザ認証情報を記録媒体に記録することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。 - ユーザ認証機能を備えた画像形成装置において、
ユーザの認証情報を前記画像形成装置に入力する入力手段と、
前記入力手段により入力されたユーザ認証情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたユーザ認証情報を記録媒体に記録する記録手段と、
他の画像形成装置の記録手段によりユーザ認証情報が記録された記録媒体から当該ユーザ認証情報を読み取る読取手段と、を備え、
前記記憶手段は、前記読取手段により読み取られたユーザ認証情報をさらに記憶することを特徴とする画像形成装置。
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