【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ファイバ被覆除去装置に関し、特に、プラスチック光ファイバの被覆除去に適用して最適な光ファイバ被覆除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ファイバの被覆除去装置として、図22に示すような、互いに向き合せた2枚の板体44、45と、該板体44、45の一端側の各対向面に互いに対向して固定された一対の切断刃41、42と、一方の板体45の対向面に固定された貫通するガイド孔48を有するガイド部材43とを具備し、この2枚の板体44、45の他端側が軸46で枢着され、この軸46に巻きばね47が巻装されて板体44、45の切断刃41、42が設けられている側が常に離間されている光ファイバ被覆除去装置が提示されている。
【0003】
この光ファイバ被覆除去装置は、前記切断刃41、42の刃先部に、両切断刃41、42を突き合せたときに円孔を形成する半円状の切欠き41a、42aが設けられ、この円孔と前記ガイド部材43のガイド孔48とが互いに対向しており、使用に際しては光ファイバをガイド部材43のガイド孔48に挿入し、光ファイバ被覆に切り込みを入れる箇所を切断刃42の切欠き42aに合わせ、しかる後板体44、45を握って切断刃41、42を突き合わせ光ファイバをはさみつけ、光ファイバ被覆に切れ目を入れ、光ファイバ被覆除去装置を、光ファイバの先端部側に引っ張ることによって、光ファイバの被覆を除去するものである。この光ファイバ被覆除去装置は、簡単な操作で容易に光ファイバの被覆が除去できるので好ましいものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような光ファイバ被覆除去装置においては、光ファイバの先端側はガイド部材43のガイド孔48に挿入されているので被覆除去の際に曲がることはないが、切断刃41、42より外側に位置する光ファイバは自由状態となっている。従って、光ファイバの被覆除去の際に、切断刃41、42を中心に光ファイバの先端側と他方側(切断刃より外側)とが、常に直線状となる保障がなく、特に、光ファイバは、切断刃41、42で押えられるため、自由状態の切断刃41、42より外側に位置する光ファイバは、切断刃41、42との間で曲がったり、斜めになったりする。そのために被覆に切り込んだ切断刃41、42で光ファイバ心線(コア部やクラッド部)に傷をつけてしまう課題があった。
【0005】
この発明は、このような課題を解決せんと提案されたものであり、その目的は、光ファイバの心線(クラッド部やコア部)を傷つけることなく、誰でもが簡単な操作で容易に正確に光ファイバ被覆の除去ができる光ファイバ被覆の除去装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、この発明の光ファイバ被覆除去装置は、光ファイバのガイド孔が存在し、そのガイド孔の適所に、該ガイド孔に挿通された光ファイバの被覆に切れ目を入れる一対の切断刃と、ガイド孔に挿通された光ファイバを把持固定するクランプとが設けられ、
一対の切断刃はガイド孔を中心に互いに対向して設けられ、この一対の切断刃は互いに向き合う前後方向に移動可能に設けられて互いに接近したり、離間することが可能で、かつガイド孔を中心に回動可能となっていることを特徴とする。
【0007】
これによりガイド孔に挿通した光ファイバは、まずクランプで固定し、次に一対の切断刃を互いに向き合って接近させ光ファイバの被覆に切り込んだ後に回転させると、光ファイバの被覆の全周にわたって切れ目が入る。この状態では切断刃はまだ被覆に切り込んだままである。そこでクランプを解放し光ファイバを引き抜くと、除去する側の被覆も光ファイバの引き抜く方向に移動しようとするが、除去する側の被覆は、切り込んだ切断刃により移動が阻止されているので、心線から抜け出て光ファイバは引き抜かれることにより、被覆の除去が行われる。この時、光ファイバはガイド孔に挿通されており、一対の切断刃もガイド孔の途中に、ガイド孔を中心に向き合って設けられているため、切断刃の前後に位置する光ファイバはガイド孔で直線状態が維持され、光ファイバを引き抜く際に、光ファイバが切断刃との間で斜めになったり、曲がったりすることがない。従って、切断刃により光ファイバの心線が傷付けられることがない。
【0008】
図10を用いてこの発明の作用を説明する。図10はこの発明の作用を工程順(a)(b)(c)(d)(e)(f)に示す説明図である。この図ではガイド孔は省略してある。
まず、(a)に示すようにガイド孔に光ファイバ50を挿通すると、光ファイバ50はガイド孔を中心に設けられたクランプ15及び一対の切断刃25、25の間に位置する。そこで(b)に示すようにクランプ15で光ファイバ50を把持して固定する。次に(c)に示すように一対の切断刃25、25を互いに向き合って接近させ、光ファイバ50の被覆52に切り込ませる。(c)のように光ファイバ50の被覆52に切断刃25、25を切り込ませたら、次に(d)に示すように切断刃25、25を回転させる。この回転は180度以下でよい。これにより光ファイバ50の被覆全周に切れ目が入る。次に(e)に示すようにクランプ15を解放して光ファイバ50を矢印の方向に引き抜く。すると(e)に示すように切断刃25、25は、光ファイバ50の被覆52に切れ込んだままであるので、除去する側の被覆52は、切り込んだ切断刃25、25で移動が阻止され、(f)に示すように光ファイバ50の心線51から抜け出して除去される。この時の光ファイバ50の切断刃25、25の前後は、ガイド孔の中に位置している。
【0009】
また、この発明は、前記一対の切断刃が、複数対設けられていることを特徴とする。
これにより光ファイバの被覆が二層以上の場合でも対応可能となる。
【0010】
また、この発明の前記一対の切断刃は、向き合って移動する範囲を規制する規制手段が設けられ、ガイド孔に挿通された光ファイバ心線の直径の間隔より接近しないようになっている。
具体的には、前記一対の切断刃は、回転可能に設けられたホルダーに、対向する前後方向に移動可能に対向して設けられたスライド体に向き合って固設され、このスライド体がホルダーに移動範囲を規制されて設けられ、一対の切断刃がガイド孔に挿通された光ファイバ心線の直径の間隔より接近しなようになっている。
【0011】
これにより一対の切断刃は、光ファイバ心線の直径の間隔より接近しないので、光ファイバの被覆に切り込んでも光ファイバ心線まで到達しない。従って、切断刃で切り込んで被覆に切れ目を入れても心線を傷つけることがない。
【0012】
また、この発明の前記一対の切断刃は、回転可能に設けられたホルダーに、対向する前後方向に移動可能に対向して設けられたスライド体に向き合って固設され、向き合って接近、離間及び回転可能となっている。
また、この発明は、切断刃ケースとクランプケースは互いに回転可能に結合されており、一対のスライド体が切断刃ケースの対向する前後方に移動可能で、かつ移動範囲を規制されて設けられ、前記一対の切断刃は、該スライド体に向き合って固設され、一対の切断刃は該スライド体を作動させて接近および離間させ、また切断刃ケースをクランプケースに対し回転させることで回転させることを特徴とする。
これにより互いの切断刃を接近させ光ファイバの被覆に切り込ませることができ、かつ回転させることにより光ファイバ被覆の全周にわたって切れ目を入れることができる。
【0013】
更に、この発明の前記クランプは、軸状で中心に貫通する光ファイバのガイド孔が設けられ、先端外形がテーパ状で軸方向に複数のスリットが設けられた軸状クランプであり、この軸状クランプがテーパ孔に挿入されて進退することによりガイド孔に挿通された光ファイバを把持・解放する。
これにより光ファイバは、ガイド孔に挿通し軸状クランプを進退させるだけで把持・解放することができる。従って、クランプの操作も簡単で容易となる。
【0014】
また、この発明は、切断刃ケースとクランプケースは互に回転可能に結合されており、前記クランプは、クランプケースにクランプ体が移動可能に設けられ、このクランプ体の移動でクランプ面が光ファイバを押圧固定および解放することを特徴とする。
これにより光ファイバは、クランプ体を作動させる簡単な操作で容易にクランプさせることができる。
【0015】
さらに、この発明は、前記光ファイバの被覆に切れ目を入れる切断刃の他に、光ファイバを切断する切断刃が、光ファイバを切断可能に設けられていることを特徴とする。
具体的には、前記光ファイバを切断する切断刃は、光ファイバのガイド孔と直交方向の前後に移動可能に設けられたスライド部材に固設されていることを特徴とする。
これにより光ファイバを切断することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面と共に詳細に説明する。図1はこの発明の実施の形態を示す光ファイバ被覆除去装置の斜視図、図2はこの発明の実施の形態を示す光ファイバ被覆除去装置の分解斜視図、図3はこの発明の実施の形態を示す回転キャップ体を取り外した状態の光ファイバ被覆除去装置で、切断刃が作動前の斜視図、図4は図3の状態の中央縦断面図、図5はこの発明の実施の形態を示す回転キャップ体を取り外した状態の光ファイバ被覆除去装置で、切断刃が作動時の斜視図、図6は図5の状態の中央縦断面図、図7はこの発明の実施の形態を示す回転キャップ体を取り外した状態の光ファイバ被覆除去装置の一部破断平面図、図8は切断刃の作用を説明する正面説明図、図9はこの発明の実施の形態を示す光ファイバ被覆除去装置の要部断面図、図10はこの発明の作用を工程順(a)(b)(c)(d)(e)(f)に示す説明図である。
【0017】
この光ファイバ被覆除去装置は、基体1と、クランプ操作体2と、回転キャップ体3とで構成される。該基体1、クランプ操作体2及び回転キャップ体3は、同一外径の断面円形であって、それぞれ中心に貫通するガイド孔4、5、6が穿設され、基体1、クランプ操作体2及び回転キャップ体3は、それぞれのガイド孔4、5、6の軸心を一致させて結合され、全体で短軸状となっている(図4、図6参照)。
【0018】
前記基体1は、図2および図4に示すように両端が円筒1a、1bになっており、一端側の円筒1aの内周壁面7には雌ねじ8が形成されている。他端側の円筒1bには切欠9が設けられていると共に、この円筒1bの外径は、基体1の円筒1aの外径より小径となっており、基体1の円筒1aの本体部との間に段部10が形成されている。また、この円筒1bの中心には、底部13より中心軸11が突設されており、基体1のガイド孔4はこの中心軸11の中心を貫通している。この基体1のガイド孔4は、円筒1a側の天部7側からテーパ孔となっている。
【0019】
前記基体1の円筒1b内には、一対の切断刃25a、25bが対向して摺動し、接近したり離間するように取付けるホルダー18が回転自在に設けられる。このホルダー18は、中心に軸孔19が穿設され、この軸孔19に、円筒1bの底部13に立設された中心軸11が挿通して回転自在となっている。このホルダー18の外径は、円筒1bの内径となっており、円筒1bの内壁面に摺接して回動する。このホルダー18には対峙して取付片18a、18bが立設され、この取付片18a、18bには、対向面に互いに対向して対となる挿入溝20、20及び21、21が縦方向に設けられている。
【0020】
このホルダー18には、一対のスライド体22a、22bが、その挿入片23を対の挿入溝20、20及び21、21に挿入して取付けられる。この時、図7に示すように挿入片23の厚さtより挿入溝20、21の幅Hの方が広くなっており、この挿入溝20、21の幅Hの範囲内でスライド体22a、22bが向き合った前後方向に移動可能となっている。そして、この向き合って設けられてスライド体22aと22bとの間には、ばね24が介装されてスライド体22aと22bとを常に離間する方向に付勢している。
【0021】
このスライド体22aと22bには、一対の切断刃25a、25bが向き合って固設されている。この切断刃25a、25bのスライド体22a、22bへの固定は、従来公知の手段でよい。本例ではねじ26止めしている。従って、一対の切断刃25a、25bは、スライド体22aと22bと一体に移動する。なお、ここで切断刃としているが、これは光ファイバを切断するのではなく、光ファイバの被覆に切れ目を入れるものである。
【0022】
前記切断刃25a、25bが固設されたスライド体22a、22bが取り付けられたホルダー18には、透孔28を有するカバー27が設けられてスライド体22a、22bの挿入溝20、21よりの抜け出しが防止される。このカバー体27は、本例ではねじ29にてホルダー18に固定されている。従って、ホルダー18を回動させれば、スライド体22a、22b、ばね24、切断刃25a、25b及びカバー体27も一緒に回動する。
【0023】
前記ホルダー18に設けられたスライド体22a、22b、ばね24、一対の切断刃25a、25b及びカバー体27は、ホルダー18と一緒に基体1の円筒1b内に収容され、中心軸11を中心に回動する。この時、一対の切断刃25a、25bは、中心軸11の軸心の延長線上を中心に向き合って位置するようになっている。そして、一対の切断刃25a、25bは、図3および図4に示すようにばね24にて常に離間する方向に付勢されているが、ホルダー18が回動するとスライド体22a、22bの外面が円筒1bの内周壁面に当接することによってばね24に抗して押され、互いに接近する方向に押されるため、図5および図6に示すように一対の切断刃25a、25bも互いに向き合って接近する。ホルダー18が更に回動しスライド体22a、22bが円筒1bの切欠9の位置にくると、スライド体22a、22bへの円筒1bの内周壁面よりの押圧力が解除されるためにばね24の付勢力で離間し、これにより一対の切断刃25a、25bも離間する。
【0024】
前記のようにスライド体22a、22b、ばね24、一対の切断刃25a、25b及びカバー体27が設けられたホルダー18は、基体1の円筒1b内に収容された後に、図4および図6に示すように押え環30で位置の安定と円筒1b内からの抜け出しの防止がなされる。押え環30は、本例では円筒1bの円周上面にねじ31で固定される。そして、図4および図6に示すようにこの円筒1bには回転キャップ体3が回転可能に嵌合される。この回転キャップ体3の肉厚は、基体1の段部10の幅と略同じとし、回転キャップ体3を円筒1bに嵌合したとき基体1の段部10が、回転キャップ体3の厚みを吸収して基体1と面一になるのが好ましい。この回転キャップ体3は、前記カバー体27との間で固定され、回転キャップ体3を回転することによってカバー体27を介してホルダー18を回動することができる。回転キャップ体3のカバー体27への固定は、本例ではねじ32止めにより行われている。
【0025】
従って、図3および図4に示すようにスライド体22a、22bが円筒1bの切欠9の位置にあるときは、ばね24の付勢力で離間するため一対の切断刃25a、25bも離間しているが、回転キャップ体3を回転させるとカバー体27を介してホルダー18も回転するため、図5および図6に示すようにスライド体22a、22bは円筒1bの内周壁面に押されて互いに接近する方向に移動する。これにより一対の切断刃25a、25bも互に向き合って接近する。回転キャップ体3を更に回転させ再びスライド体22a、22bを円筒1bの切欠9に位置させると、スライド体22a、22bへの円筒1bの内周壁面よりの押圧力が解除されるためにばね24の付勢力で離間し、一対の切断刃25a、25bも離間する。従って、一対の切断刃25a、25bの向き合っての接近および離間は回転キャップ体3の回転だけで可能となる。
【0026】
前記クランプ操作体2は、本体部2aと筒部2bとより構成され、筒部2bの外径は、前記基体1の円筒1aの内径と略同じとなっており、この筒部2bの外面には雄ねじ14が形成されている。また、筒部2bの上面の中心にはクランプ15として軸状クランプ15aが突出しており、クランプ操作体2のガイド孔5は、この軸状クランプ15aの中心を貫通している。この軸状クランプ15aは、中心に貫通するガイド孔5が設けられ、先端外形がテーパ状16で軸方向に複数のスリット17が設けられて形成されている(図2参照)。このクランプ操作体2は、前記基体1の円筒1a内に筒部2部を嵌入し、両者の雌ねじ8と雄ねじ14とでねじ結合する。この時、軸状クランプ15aは基体1のガイド孔であるテーパ孔4内に挿入される。従って、クランプ操作体2は正逆の回転によってねじ8および14の作用で進退するから、一方向の回転でクランプ操作体2を進入させると軸状クランプ15aもテーパ孔4内の径小方向に進入して、軸状クランプ15aはテーパ孔により押圧されスリット17を有す故に内径が縮径する。クランプ操作体2を他方向に回転すると、クランプ操作体2は後退するから軸状クランプ15aも後退し、テーパ孔4の経大部方向に移動するためテーパ孔4からの押圧が解除され復元する。
【0027】
しかして、この発明の実施の形態に係る光ファイバ被覆除去装置においては、基体1、クランプ操作体2および回転キャップ体3のガイド孔4、5、6が軸心を一致して結合されて連通するガイド孔を形成している。即ち、ガイド孔が存在する。
また、一対の切断刃25a、25bは、向き合って移動可能なスライド体22a、22bに互に向き合って固設され、互いに向き合う前後方向に摺動可能となっており、これにより一対の切断刃25a、25bは互に接近したり、離間することができる。さらに、切断刃25a、25bが固設されたスライド体22a、22bは、ホルダー18に向き合って移動可能に挿着されており、このホルダー18は回転自在となっているので、切断刃25a、25bもホルダー18と一緒に回動することができる。この切断刃25a、25bは、ガイド孔を中心に向き合って設けられている。即ち、一対の切断刃25a、25bは、ガイド孔を中心に互に対向して設けられ、互に接近したり離間することが可能で、かつガイド孔を中心に回動可能となっている。
【0028】
次に、前記実施の形態に係る光ファイバ被覆除去装置の作用を説明する。
まず、光ファイバ50を軸心が一致して連通する基体1、クランプ操作体2および回転キャップ体3のガイド孔4、5、6に、クランプ操作体2側から挿入する(図10(a)に対応する)。この時、軸状クランプ15aは、クランプ操作体2の操作によりテーパ孔4の径大部側に移動され、軸状クランプ15aを貫通するガイド孔5は通常の状態とされ、また、切断刃25a、25bは、回転キャップ体3の操作によりスライド体22a、22bが円筒1bの切欠9に位置され、ばね24の付勢力で離間された状態とされている(図4の状態)。従って、ガイド孔4、5、6にクランプ操作体2側から挿入された光ファイバ50は、何の障害もなく軸状クランプ15aおよび切断刃25a、25bの部分を通過してスムーズに挿通する。
【0029】
この挿通した光ファイバ50の先端は、回転キャップ体3より外出してもよいが、この時の光ファイバ50の先端到達位置は、切断刃25a、25bより先端側が被覆除去部分となるため、被覆を除去する長さにより決定する。即ち、光ファイバ50先端と切断刃25a、25b部分までの長さをどれだけにするかを決定して位置させる。被覆を除去する長さが特定されておらず自由の場合、および被覆を除去した後に口出し部分の長さを調整するような場合は、適宜でよい。
【0030】
次に、クランプ操作体2を操作(回転)させて軸状クランプ15aをテーパ孔4内に進入させテーパ孔4の径小部に移動させると、テーパ孔4により押圧され、軸状クランプ15aを貫通するガイド孔5が縮径されて光ファイバ50をクランプする(図10(b)に対応する)。
【0031】
次に、回転キャップ体3を回転させるとカバー体27を介してホルダー18も回転するため、図5および図6に示すようにスライド体22a、22bは円筒1bの内周壁面に直ちに押され、ばね24の付勢力に抗して互に接近する方向に移動するから、一対の切断刃25a、25bも互に向き合ってすぐに接近し、光ファイバ50の被覆に切り込まれる(図10(c)に対応する)。この状態を拡大して示す断面図が図9である。
そこで、さらに回転キャップ体3を回転(略180°以下でよい)させ続けると、一対の切断刃25a、25bは光ファイバ50の被覆に切り込んだ状態で回転(図10の(d)に対応する)するので光ファイバ50の被覆の全周にわたって切れ目が入る。
【0032】
次に、クランプ操作体2を回転させて軸状クランプ15aをテーパ孔4から後退させると、テーパ孔4の径大部に位置するようになるため軸状クランプ2のクランプは解放(図10の(e)に対応する)される。この時、切断刃25a、25bは光ファイバ被覆に切り込んだままである。
そこで、光ファイバ50をクランプ操作体2から引き抜くと、切断刃25a、25bは光ファイバ50の被覆に切り込んだままであるので、除去する側の被覆52は、切り込んだ切断刃25a、25bで移動が阻止され、光ファイバ50の心線51から抜け出して除去される(図10の(f)に対応する)。そしたら、回転キャップ体3を回転させ、一対のスライド体22a、22bを、円筒1bの切欠9に位置させると、ばね24の付勢力で離間し、切断刃25a、25bも離間し、最初の状態に戻る。
【0033】
次に、図11乃至図18を用いてこの発明の他の実施の形態を説明する。図11はこの発明の他の実施の形態を示す光ファイバ被覆除去装置の斜視図、図12はこの発明の他の実施の形態を示す光ファイバ被覆除去装置の分解斜視図、図13はこの発明の他の実施の形態を示す光ファイバ被覆除去装置の組立て説明図、図14はクランプケースの底面図、図15は切断刃ケースの平面図、図16は切断刃が作動前の中央縦断面図、図17は切断刃が作動時の中央縦断面図、図18は切断刃の作用を説明する平面図である。
【0034】
この実施の形態は、一対の切断刃での光ファイバ被覆への切り込みおよび光ファイバのクランプを手動で行う点に特徴があり、他は前記実施の形態と大略同じである。
切断刃ケース118の一面は、断面凵状の凹溝118aとなっており、この凹溝118aの対向する壁面には、対向して対の取付溝120と121が、上面より凹溝118aの底面方向に向けて設けられている(図12参照)。この凹溝118aには、一対の切断刃125a、125bが取付けられて対向して接近したり、離間する一対のスライド体122a、122bが設けられる。
【0035】
前記一対のスライド体122a、122bは、図13および図15に示すように左右に突設する挿入片123を有し、この挿入片123が対の取付溝120,120および121,121に挿入されて取り付けられる。この時、挿入片123の厚さより取付溝120,121の幅の方が広くなっており、この取付溝120、121の幅の範囲内でスライド体122a、122bが向き合った前後方向に移動可能となっている。そして、この向き合って設けられたスライド体122a、122bとの間には、ばね124が介装されてスライド体122a、122bとを常に離間する方向に付勢している。このスライド体122aと122bは、切断刃ケース118の外径より少し外出しており、切断刃ケース118を手で把持するとスライド体122aと122bは手の握力で押圧され、ばね124の付勢力に抗して互に対向して接近するようになっている。
【0036】
前記一対のスライド体122a、122bには、図13および図15に示すように一対の切断刃125a、125bが向き合って固設されている。この切断刃125a、125bのスライド体122a、122bへの固定は、従来公知の手段でよい。本例ではねじ126止めで固定されている。従って、一対の切断刃125a、125bは、スライド体122a、122bと一体に移動するから、切断刃ケース118を手で把持してスライド体122a、122bを押圧すると、一対の切断刃125a、125bは、互に向き合って接近し、把持を解除するとばね124の付勢力で互に離間する。この移動範囲は、スライド体122a、122bの挿入片123が、取付溝120、121内で移動できる範囲である。この時、一対の切断刃125a、125bが接近する間隔は、光ファイバの心線の直径より決して小さくならないように設定される。
【0037】
また、切断刃ケース118の凹溝118aの中央には、中心にガイド孔114が貫通する筒体111が突設されている(図12参照)。この筒体111の位置は、向き合って設けられた一対の切断刃125a、125b間の中心に位置する。従って、ガイド孔114に挿通された光ファイバ50は、必ず一対の切断刃125a、125bの間の中心に位置する(図13参照)。
【0038】
前記切断刃125a、125bが固設されたスライド体122a、122bが一定範囲で摺動可能に収納された切断刃ケース118には、図13に示すように透孔128を有するカバー体127が設けられてスライド体122a、122bの凹溝118aよりの抜け出しが防止されている。このカバー体127は、本例ではねじ129で切断刃ケース118に固定されている。
【0039】
また、クランプケース101には、図13および図14に示すように断面凵状のクランプ収納溝101aが設けられ、このクランプ収納溝101aの対向する壁面には、対向して対の取付溝109がクランプ収納溝101aの底面方向に向けて設けられている。このクランプ収納溝101aには、クランプ体102が移動可能に収納される。
前記クランプ体102は、図13および図14に示すように左右に突設する挿入片108を有し、この挿入片108が対の取付溝109、109に挿入されて取り付けられる。この時、挿入片108の厚さより取付溝109の幅の方が広くなっており、この取付溝109の幅の範囲内でクランプ体102の移動が可能となっている。
【0040】
前記クランプケース101の中心にはガイド孔105が貫通されており、クランプ収納溝101aは、前記ガイド孔105まで設けられている。また、クランプケース101には、このクランプ収納溝101aの最深部の突き当りの壁面と面一のクランプ面を形成する半円体116が設けられ、この半円体116には前記ガイド孔105と連通する半円溝117が設けられている。一方、クランプ体102には、前記半円体116のクランプ面と対向するクランプ面を有する半円体106が設けられ、この半円体106のクランプ面にも半円溝107が設けられている。前記半円溝107と117は対向して略断面円形の円孔を形成し、この円孔は前記ガイド孔105と同心的に形成され、ガイド孔とクランプ孔を兼用する。
【0041】
前記クランプ体102の移動は、その半円体106のクランプ面がクランプケース101の半円体116のクランプ面に向けて接近したり離間する移動であるので、クランプ体102の半円体106のクランプ面がクランプケース101の半円体116のクランプ面に接近すると、半円溝107と117で形成する円孔の径は縮小し、離間すると円孔の径は拡大する。
そして、クランプ体102とクランプケース101との間には図14に示すようにクランプ体102を、クランプケース101の半円体116のクランプ面から離間するように付勢するばね103が介装されている。
【0042】
このばね103で付勢され、クランプ体102の半円体106のクランプ面が、クランプケース101の半円体116のクランプ面と離間されている状態では、クランプ体102の外側は、クランプケース101の外径より少し外方に突出しており、クランプケース101を手で把持するとクランプ体102を押圧する。従って、この押圧でクランプ体102は移動し、半円体106の半円溝107と半円体116の半円溝117が接近するから、この半円溝107と117で作る円孔の径は縮小し、この円孔に光ファイバ50が位置すると、光ファイバ50は両者でクランプされることになる。
【0043】
このようにクランプ体102が収納されたクランプケース101には、図3に示すように押え環30が固定されてクランプ体102の抜け止めが行われている。本例では押え環30は、ねじ132でクランプケース101に固定されている。
【0044】
そして、この押え環30は、前記した切断刃ケース118のカバー体127と互に回転可能に連結されており、切断刃ケース118とクランプケース101が回転可能に連結されて一体となっている、この時、これらの切断刃ケース118、カバー体127、押え環130およびクランプケース101は、ガイド孔114、105および半円溝107と117で形成する円孔を中心に軸心が一致して連結される。
【0045】
しかして、この実施の形態に係る光ファイバ被覆除去装置によれば、次のように作用する。
まず、光ファイバ50を、図11に示すように軸心が一致して連結する切断刃ケース118、カバー体127、押え環130、クランプケース101のガイド孔114、105および半円溝107と117で形成する円孔に、クランプケース101側から挿入する(図10(a)に対応する)。この時、一対の切断刃125a、125bは、ばね124の付勢力で互に離間しており、また、半円体106の半円溝107と半円体116の半円溝117で作る円孔も、クランプ体102がばね103により付勢されクランプ体102の半円体106のクランプ面が、クランプケース101の半円体116のクランプ面と離間されているので拡径した状態とされている(図14、15の状態)。従って、ガイド孔114、105および半円溝107と117で形成する円孔に、クランプケース101側から挿入された光ファイバ50は、何の障害もなくスムーズに挿通される。
【0046】
この時の挿通した光ファイバ50の先端位置は、切断刃125a、125bより先端側が被覆除去部分となるため、被覆を除去する長さにより決定する。即ち、光ファイバ50先端と切断刃125a、125b部分までの長さをどれだけにするかを決定して位置させる。被覆を除去する長さが特定されておらず自由の場合、および被覆を除去した後に口出し部分の長さを調整するような場合は、適宜でよい。
【0047】
次に、クランプケース101を片方の手で把持してクランプ体102を押圧すると、クランプ体102はばね103の付勢力に抗して移動し、半円体106の半円溝107が半円体116の半円溝117に接近し半円溝107と117で形成する円孔が縮径するから、この円孔を通過している光ファイバ50はクランプされる(図10(b)に対応する)。
【0048】
次に、切断刃ケース118を他方の手で把持してスライド体122a、122bを押圧すると、スライド体122a、122bはばね124の付勢力に抗して移動し、互いに接近するから、このスライド体122aと122bに向き合って固設されている一対の切断刃125a、125bも互に接近し、これにより一対の切断刃125a、125b間を通過している光ファイバ50の被覆に切断刃125a、125bが切り込む(図10(c)に対応する)。この状態を図17に断面で示す。
そこで、切断刃ケース118は、クランプケース101に対し回転可能となっているので、切断刃ケース118を回転させると、一対の切断刃125a、125bは光ファイバ50の被覆に切り込んだ状態で回転(図10の(d)に対応する)するので光ファイバ50の被覆の全周にわたって切れ目が入る。ここでの回転は、一対の切断刃125a、125bが対向して光ファイバ50の被覆に切り込んでいるので、180°以下でよい。
【0049】
この時、スライド体122a、122bの移動範囲は、挿入片123が取付溝120、121内で移動できる範囲であり、一対の切断刃125a、125bの間隔は、光ファイバ50の心線の直径より接近しないように設定されているので、一対の切断刃125a、125bの光ファイバ被覆への切り込みは、心線には接触しない。従って、光ファイバ50の心線を傷付けることはない。
【0050】
最後に、クランプケース101から片方の手を解放すると、クランプ体102はばね103の付勢力で戻り光ファイバ50へのクランプが解除される(図10の(e)に対応する)。この時、他方の手は切断刃ケース118は把持したままで切断刃125a、125bを光ファイバ被覆に切り込んだままとする。そこで、光ファイバ50をクランプケース101側から引き抜くと、切断刃125a、125bは光ファイバ被覆に切り込んだままであるので、除去する側の被覆52は、切り込んだ切断刃125a、125bで移動が阻止され、光ファイバ50の心線51から抜け出して除去される(図10の(f)に対応する)。そしたら切断刃ケース118からの把持を解放すると、ばね124の付勢力で切断刃125a、125bも離間し最初の状態に戻る。
【0051】
なお、前記実施の形態は、この発明を制限するものではなく、この発明は要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、図19に示すように光ファイバ50の被覆52が、内層52aと外層52bの二層構造のものがある。このような場合には、一対の切断刃25a、25bおよび125a、125bに相応するもの複数(本例では被覆52が二層なので2個)を所定間隔で並列することで、図20に示すような被覆の除去が可能となる。この時、一方の一対の切断刃は図20のA点に対応する箇所であり、他方の一対の切断刃は図20のB点に対応する箇所となる。そして、一方の一対の切断刃の切り込みは被覆52の外層52bの肉厚だけとなるように、また、他方の一対の切断刃の切り込みは、外層52bと内層52aの和の肉厚となるように調整される。
【0052】
また、この発明は、光ファイバ50の被覆52の切れ目を入れる切断刃の他に、光ファイバ50を切断する切断刃を設けてもよい。この場合の切断刃は一枚でよく、そのストロークも光ファイバを切断するストロークとなる。
その実施の形態を図21について説明する。図21は光ファイバを切断する切断刃の部分を示す平面図である。光ファイバを切断する切断刃66は、ホルダー61に移動可能に設けられたスライド部材62に取り付けられている。ホルダー61は、中心にガイド孔65が穿設され、前記実施の形態における基体1、クランプ操作体2及び回転キャップ体3の間のいずれかの箇所か、またはクランプケース2か回転キャップ体3の外側に、各ガイド孔の軸心を一致して連結される。または、前記他の実施の形態の切断刃ケース118とクランプケース101との間かその外側に、各ガイド孔の軸心を一致して連結される。この時、ホルダー61の外径は、基体1、クランプ操作体2及び回転キャップ体3の外径、または、切断刃ケース118及びクランプケース101の外径と略同じであるのが、装置全体の外形が面一に統一されるので好ましい。
【0053】
このホルダー61には、ガイド溝61aが溝設され、このガイド溝61aにスライド部材62が移動可能に収納されている。前記ガイド溝61aには、対向する壁面に対向して対の取付溝69、69が設けられ、スライド部材62は左右に突設する挿入片68、68を有し、この挿入片68が対の取付溝69、69に挿入されて取り付けられる。この時、挿入片68の厚さより取付溝69の幅(長さ)の方が長くなっており、スライド部材62は、この取付溝69の幅(長さ)の範囲内で移動可能となっているが、このストロークはスライド部材62に取り付けられた切断刃66が、光ファイバ50を切断できる範囲に設定される。そして、スライド部材62とガイド溝61aの突き当り面63との間には、ばね64が介装され、スライド部材62をガイド孔65と離間するように付勢している。
【0054】
光ファイバ50の切断刃66は、前記スライド部材62に固定して取り付けられる。この切断刃66のスライド部材62への固定は、従来公知の手段でよい。本例ではねじ67止めで固定される。従って、切断刃66は、スライド部材62と一体に移動するから、通常はばね64でガイド孔65(ガイド孔65を通過する光ファイバ50)から離間しているが、スライド部材62を押圧して移動させると切断刃66も移動し、光ファイバ50を切断する。
なお、スライド部材62にはロック機構を設け、光ファイバ被覆除去の際には作動しないようにするのが好ましい。
【0055】
【発明の効果】
以上詳細に説明した通り、この発明の光ファイバ被覆除去装置によれば、次のような効果を奏する。
(1)光ファイバ心線(クラッド部やコア部)を傷付けることなく、誰でもが簡単な操作で容易に、しかも正確に光ファイバ被覆の除去ができる。
【0056】
(2)光ファイバをガイド孔に挿通し、まずクランプで固定し、次に一対の切断刃を互に向き合って接近させ光ファイバ被覆に切り込ませた後に回転させ、光ファイバ被覆の全周に切れ目を入れ、そこでクランプを解放し光ファイバを引き抜く簡単な操作において、光ファイバ被覆を除去することができる。
【0057】
(3)光ファイバはガイド孔に挿通されており、一対の切断刃もガイド孔の途中に、ガイド孔を中心に向き合って設けられ、かつ光ファイバはガイド孔内でクランプされているため、光ファイバはガイド孔で直線状態が維持され、光ファイバが切断刃との間で斜めになったり、曲がったりすることがないので、切断刃により光ファイバ心線が傷付けられることがない。
【0058】
(4)一対の切断刃は、向き合って移動する範囲を規制する規制手段が設けられ、光ファイバ心線の直径の間隔より接近しないようになっている。従って、一対の切断刃は、光ファイバ心線の直径の間隔より接近しないので、光ファイバ被覆に切り込んでも光ファイバ心線まで到達せず、誰が操作して被覆に切れ目を入れても心線を傷付けることがない。
【0059】
(5)光ファイバのクランプでの固定・解放の操作も容易であり、光ファイバもクランプで固定して切れ目を入れるので正確となり、光ファイバ心線を傷付けるおそれもない。
【0060】
(6)光ファイバの被覆が複層の場合でも、その被覆の除去を、各層毎に行うことができる。
(7)光ファイバの被覆除去の他に、光ファイバの切断も行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す光ファイバ被覆除去装置の斜視図である。
【図2】この発明の実施の形態を示す光ファイバ被覆除去装置の分解斜視図である。
【図3】この発明の実施の形態を示す回転キャップ体を取り外した状態の光ファイバ被覆除去装置で、切断刃が作動前の斜視図である。
【図4】図3の状態の中央縦断面図である。
【図5】この発明の実施の形態を示す回転キャップ体を取り外した状態の光ファイバ被覆除去装置で、切断刃が作動時の斜視図である。
【図6】図5の状態の中央縦断面図である。
【図7】この発明の実施の形態を示す回転キャップ体を取り外した状態の光ファイバ被覆除去装置の一部破断平面図である。
【図8】切断刃の作用を説明する正面説明図である。
【図9】この発明の実施の形態を示す光ファイバ被覆除去装置の要部断面図である。
【図10】この発明の作用を工程順(a)(b)(c)(d)(e)(f)に示す説明図である。
【図11】この発明の他の実施の形態を示す光ファイバ被覆除去装置の斜視図である。
【図12】この発明の他の実施の形態を示す光ファイバ被覆除去装置の分解斜視図である。
【図13】この発明の他の実施の形態を示す光ファイバ被覆除去装置の組立て説明図である。
【図14】クランプケースの底面図である。
【図15】切断刃ケースの平面図である。
【図16】切断刃が作動前の中央縦断面図である。
【図17】切断刃が作動時の中央縦断面図である。
【図18】切断刃の作用を説明する平面図である。
【図19】被覆が2層の光ファイバを示す一部断面説明図である。
【図20】被覆が2層の光ファイバの被覆除去を示す正面説明図である。
【図21】光ファイバを切断する場合の実施の形態を示す切断刃部分の平面図である。
【図22】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基体
1a、1b 円筒
2 クランプ操作体
3 回転キャップ体
4、5、6 ガイド孔
8 雌ねじ
9 切欠
11 中心軸
15 クランプ
15a 軸状クランプ
18 ホルダー
19 軸孔
22a、22b、122a、122b スライド体
24、103、124 ばね
25a、25b、125a、125b 切断刃
50 光ファイバ
51 光ファイバ心線
52 光ファイバ被覆
101 クランプケース
102 クランプ体
103 ばね
106、116 半円体
107、117 半円溝
118 切断刃ケース[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an optical fiber coating removing apparatus, and more particularly to an optical fiber coating removing apparatus which is optimally applied to coating removal of a plastic optical fiber.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as an optical fiber coating removing device, as shown in FIG. 22, two plate bodies 44 and 45 facing each other and fixed to each facing surface on one end side of the plate bodies 44 and 45 so as to face each other. A pair of cutting blades 41, 42 and a guide member 43 having a penetrating guide hole 48 fixed to an opposing surface of one plate body 45, and the other ends of the two plate bodies 44, 45. There is provided an optical fiber coating removing apparatus in which a side is pivotally mounted on a shaft 46, and a winding spring 47 is wound around the shaft 46, and the side on which the cutting blades 41, 42 of the plates 44, 45 are provided is always separated. ing.
[0003]
This optical fiber coating removing apparatus is provided with semicircular notches 41a and 42a which form a circular hole when the two cutting blades 41 and 42 are abutted on the cutting edge of the cutting blades 41 and 42. The circular hole and the guide hole 48 of the guide member 43 are opposed to each other. In use, the optical fiber is inserted into the guide hole 48 of the guide member 43, and the cut portion of the optical fiber coating is cut by the cutting blade 42. Align the notch 42a, then hold the plate bodies 44, 45, butch the cutting blades 41, 42, clamp the optical fiber, make a cut in the optical fiber coating, and place the optical fiber coating removing device on the tip side of the optical fiber. By pulling, the coating of the optical fiber is removed. This optical fiber coating removing apparatus is preferable because the coating of the optical fiber can be easily removed by a simple operation.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such an optical fiber coating removing apparatus, since the distal end side of the optical fiber is inserted into the guide hole 48 of the guide member 43, the optical fiber does not bend when the coating is removed. Is in a free state. Therefore, when the coating of the optical fiber is removed, there is no guarantee that the tip side and the other side (outside of the cutting blade) of the optical fiber around the cutting blades 41 and 42 will always be linear. Since the optical fibers are pressed by the cutting blades 41 and 42, the optical fibers located outside the free cutting blades 41 and 42 are bent or inclined with the cutting blades 41 and 42. For this reason, there is a problem that the optical fibers (core and clad) are damaged by the cutting blades 41 and 42 cut into the coating.
[0005]
The present invention has been proposed to solve such a problem, and its purpose is to make it easy and accurate for anyone with a simple operation without damaging the optical fiber core (cladding or core). Another object of the present invention is to provide an optical fiber coating removing apparatus capable of removing an optical fiber coating.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, an optical fiber coating removing apparatus according to the present invention has a guide hole for an optical fiber, and a pair of slits that cut into the coating of the optical fiber inserted into the guide hole at an appropriate position of the guide hole. A cutting blade and a clamp for holding and fixing the optical fiber inserted into the guide hole are provided,
The pair of cutting blades are provided facing each other around the guide hole, and the pair of cutting blades are provided so as to be movable in the front-rear direction facing each other so that they can approach or separate from each other. It is characterized by being rotatable about the center.
[0007]
As a result, the optical fiber inserted into the guide hole is first fixed with a clamp, and then a pair of cutting blades are brought close to each other, cut into the optical fiber coating, and then rotated. Enters. In this state, the cutting blade is still cut into the coating. Therefore, when the clamp is released and the optical fiber is pulled out, the coating on the side to be removed also attempts to move in the direction in which the optical fiber is pulled out, but since the coating on the side to be removed is prevented from moving by the cut blade, the core is removed. The coating is removed by exiting the wire and pulling the optical fiber. At this time, the optical fiber is inserted into the guide hole, and the pair of cutting blades are also provided in the middle of the guide hole so as to face the guide hole. Thus, when the optical fiber is pulled out, the optical fiber does not bend or bend with the cutting blade. Therefore, the core wire of the optical fiber is not damaged by the cutting blade.
[0008]
The operation of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 10 is an explanatory view showing the operation of the present invention in the order of steps (a), (b), (c), (d), (e), and (f). In this figure, the guide holes are omitted.
First, when the optical fiber 50 is inserted into the guide hole as shown in (a), the optical fiber 50 is located between the clamp 15 provided around the guide hole and the pair of cutting blades 25. Therefore, the optical fiber 50 is gripped and fixed by the clamp 15 as shown in FIG. Next, as shown in (c), the pair of cutting blades 25, 25 face each other and approach each other, and cut into the coating 52 of the optical fiber 50. After the cutting blades 25, 25 are cut into the coating 52 of the optical fiber 50 as shown in (c), the cutting blades 25, 25 are then rotated as shown in (d). This rotation may be less than 180 degrees. As a result, a cut is made in the entire circumference of the coating of the optical fiber 50. Next, as shown in (e), the clamp 15 is released and the optical fiber 50 is pulled out in the direction of the arrow. Then, as shown in (e), the cutting blades 25, 25 are still cut into the coating 52 of the optical fiber 50, so that the coating 52 on the side to be removed is prevented from moving by the cut blades 25, 25. As shown in f), the optical fiber 50 escapes from the core wire 51 and is removed. At this time, the front and rear of the cutting blades 25 of the optical fiber 50 are located in the guide holes.
[0009]
Further, the invention is characterized in that a plurality of pairs of the pair of cutting blades are provided.
This makes it possible to cope with the case where the optical fiber has two or more layers.
[0010]
Further, the pair of cutting blades of the present invention is provided with a restricting means for restricting a range in which the cutting blades face each other, so that they do not approach each other more than the distance between the diameters of the optical fibers inserted into the guide holes.
Specifically, the pair of cutting blades are fixed to a rotatably provided holder so as to face a slide body movably opposed in the front-rear direction, and the slide body is attached to the holder. The moving range is regulated so that the pair of cutting blades is closer than the distance between the diameters of the optical fibers inserted into the guide holes.
[0011]
As a result, the pair of cutting blades do not approach each other than the distance between the diameters of the optical fiber core wires, and therefore do not reach the optical fiber core wires even if they are cut into the optical fiber coating. Therefore, even if a cut is made in the coating by cutting with a cutting blade, the core wire is not damaged.
[0012]
Further, the pair of cutting blades of the present invention are fixedly mounted on a rotatably provided holder so as to face a slide body provided so as to be movably opposed in the front-rear direction. It is rotatable.
Further, according to the present invention, the cutting blade case and the clamp case are rotatably connected to each other, and a pair of slide bodies are movable forward and rearwardly facing the cutting blade case, and the movement range is regulated, and provided. The pair of cutting blades are fixedly opposed to the slide body, and the pair of cutting blades are operated by operating the slide body so as to approach and separate, and the cutting blade case is rotated by rotating the cutting blade case with respect to the clamp case. It is characterized by.
This allows the cutting blades to approach each other and cut into the coating of the optical fiber, and by rotating the cutting blade, a cut can be made over the entire circumference of the optical fiber coating.
[0013]
Further, the clamp according to the present invention is a shaft-shaped clamp provided with a guide hole of an optical fiber penetrating at the center in the center thereof, a tapered tip outer shape, and a plurality of slits provided in an axial direction. The clamp is inserted into the tapered hole and moves forward and backward to grip and release the optical fiber inserted through the guide hole.
Thus, the optical fiber can be gripped and released only by inserting it into the guide hole and moving the shaft-shaped clamp forward and backward. Therefore, the operation of the clamp is simple and easy.
[0014]
Further, in the present invention, the cutting blade case and the clamp case are rotatably coupled to each other, and the clamp is provided such that the clamp body is movable in the clamp case, and the clamp surface is moved by the movement of the clamp body. Is pressed and fixed and released.
Thus, the optical fiber can be easily clamped by a simple operation for operating the clamp body.
[0015]
Furthermore, the present invention is characterized in that, in addition to the cutting blade for making a cut in the coating of the optical fiber, a cutting blade for cutting the optical fiber is provided so as to be capable of cutting the optical fiber.
Specifically, the cutting blade for cutting the optical fiber is fixed to a slide member movably provided in a direction perpendicular to the guide hole of the optical fiber.
This makes it possible to cut the optical fiber.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view of an optical fiber coating removing apparatus showing an embodiment of the present invention, FIG. 2 is an exploded perspective view of the optical fiber coating removing apparatus showing an embodiment of the present invention, and FIG. 3 is an embodiment of the present invention. FIG. 4 is a perspective view of the optical fiber coating removing apparatus in a state where the rotary cap body is removed, before the cutting blade is operated, FIG. 4 is a central longitudinal sectional view of the state of FIG. 3, and FIG. 5 shows an embodiment of the present invention. FIG. 6 is a perspective view of the optical fiber coating removing apparatus with the rotating cap removed, when the cutting blade is in operation, FIG. 6 is a central longitudinal sectional view of the state of FIG. 5, and FIG. 7 is a rotating cap showing an embodiment of the present invention. FIG. 8 is a partially exploded plan view of the optical fiber coating removing apparatus with the body removed, FIG. 8 is a front explanatory view for explaining the operation of the cutting blade, and FIG. 9 is an essential part of the optical fiber coating removing apparatus showing an embodiment of the present invention. FIG. 10 is a sectional view showing the operation of the present invention in the order of steps. It is an explanatory view showing in a) (b) (c) (d) (e) (f).
[0017]
This optical fiber coating removing device includes a base 1, a clamp operating body 2, and a rotating cap body 3. The base 1, the clamp operating body 2, and the rotating cap body 3 have the same outer diameter and a circular cross section, and are provided with guide holes 4, 5, and 6 that penetrate the center, respectively. The rotating cap body 3 is coupled with the guide holes 4, 5, and 6 with their axes aligned so as to form a short axis as a whole (see FIGS. 4 and 6).
[0018]
The base 1 has cylinders 1a and 1b at both ends as shown in FIGS. 2 and 4, and a female screw 8 is formed on an inner peripheral wall surface 7 of the cylinder 1a at one end. A notch 9 is provided in the other end of the cylinder 1b, and the outer diameter of the cylinder 1b is smaller than the outer diameter of the cylinder 1a of the base 1, and the outer diameter of the cylinder 1b is smaller than that of the main body of the cylinder 1a of the base 1. A step 10 is formed between them. At the center of the cylinder 1b, a central axis 11 protrudes from the bottom portion 13, and the guide hole 4 of the base 1 passes through the center of the central axis 11. The guide hole 4 of the base 1 is a tapered hole from the top 7 side of the cylinder 1a.
[0019]
In the cylinder 1b of the base 1, a holder 18 is provided rotatably, in which a pair of cutting blades 25a and 25b slide and face each other, and approach and separate from each other. The holder 18 has a shaft hole 19 formed at the center thereof, and the center shaft 11 erected on the bottom portion 13 of the cylinder 1b is inserted into the shaft hole 19 to be rotatable. The outer diameter of the holder 18 is the inner diameter of the cylinder 1b, and the holder 18 rotates while sliding on the inner wall surface of the cylinder 1b. Attachment pieces 18a, 18b are erected on the holder 18 to face each other. Insertion grooves 20, 20, 21 and 21 are formed in the attachment pieces 18a, 18b so as to face each other on the opposing surface in the vertical direction. Is provided.
[0020]
A pair of slide bodies 22a, 22b are attached to the holder 18 by inserting the insertion pieces 23 into the pair of insertion grooves 20, 20, 21 and 21, respectively. At this time, as shown in FIG. 7, the width H of the insertion grooves 20 and 21 is wider than the thickness t of the insertion piece 23, and within the range of the width H of the insertion grooves 20 and 21, the slide bodies 22 a and 22b is movable in the front-rear direction facing each other. A spring 24 is interposed between the slide members 22a and 22b provided so as to oppose each other, and urges the slide members 22a and 22b in a direction in which the slide members 22a and 22b are always separated from each other.
[0021]
A pair of cutting blades 25a and 25b are fixed to the slide bodies 22a and 22b so as to face each other. The fixing of the cutting blades 25a, 25b to the slide bodies 22a, 22b may be a conventionally known means. In this example, the screws 26 are used. Therefore, the pair of cutting blades 25a and 25b move integrally with the slide bodies 22a and 22b. Although the cutting blade is used here, it does not cut the optical fiber but cuts the coating of the optical fiber.
[0022]
The holder 18 to which the slide members 22a and 22b to which the cutting blades 25a and 25b are fixed is attached is provided with a cover 27 having a through hole 28 so that the slide members 22a and 22b come out of the insertion grooves 20 and 21. Is prevented. The cover body 27 is fixed to the holder 18 with screws 29 in this example. Therefore, when the holder 18 is rotated, the slide bodies 22a and 22b, the spring 24, the cutting blades 25a and 25b, and the cover body 27 are also rotated together.
[0023]
The slide bodies 22a and 22b, the spring 24, the pair of cutting blades 25a and 25b, and the cover body 27 provided on the holder 18 are housed together with the holder 18 in the cylinder 1b of the base 1 and are centered on the central shaft 11. Rotate. At this time, the pair of cutting blades 25a and 25b are positioned so as to face each other on the extension of the axis of the central shaft 11. 3 and 4, the pair of cutting blades 25a and 25b are always urged in a direction in which they are separated from each other by a spring 24. When the holder 18 rotates, the outer surfaces of the slide bodies 22a and 22b are moved. By being pressed against the spring 24 by being in contact with the inner peripheral wall surface of the cylinder 1b and being pushed in a direction approaching each other, the pair of cutting blades 25a and 25b also face each other as shown in FIGS. I do. When the holder 18 further rotates and the slide bodies 22a and 22b come to the position of the notch 9 of the cylinder 1b, the pressing force of the slide body 22a and 22b from the inner peripheral wall surface of the cylinder 1b is released. The pair of cutting blades 25a and 25b are also separated by the urging force.
[0024]
As described above, the holder 18 provided with the slide bodies 22a and 22b, the spring 24, the pair of cutting blades 25a and 25b, and the cover body 27 is housed in the cylinder 1b of the base 1, and then as shown in FIGS. As shown, the press ring 30 stabilizes the position and prevents the cylinder 1b from slipping out of the cylinder 1b. The presser ring 30 is fixed to the circumferential upper surface of the cylinder 1b with a screw 31 in this example. As shown in FIGS. 4 and 6, the rotary cap body 3 is rotatably fitted to the cylinder 1b. The thickness of the rotating cap body 3 is substantially the same as the width of the step portion 10 of the base 1, and when the rotating cap body 3 is fitted into the cylinder 1b, the step portion 10 of the base 1 reduces the thickness of the rotating cap body 3. Preferably, it is absorbed and becomes flush with the substrate 1. The rotary cap body 3 is fixed between the cover body 27 and the holder 18 via the cover body 27 by rotating the rotary cap body 3. The fixing of the rotating cap body 3 to the cover body 27 is performed by screws 32 in this example.
[0025]
Accordingly, as shown in FIGS. 3 and 4, when the slide bodies 22a and 22b are at the positions of the notches 9 of the cylinder 1b, the pair of cutting blades 25a and 25b are also separated because they are separated by the urging force of the spring 24. However, when the rotating cap body 3 is rotated, the holder 18 also rotates via the cover body 27, so that the slide bodies 22a and 22b are pushed by the inner peripheral wall of the cylinder 1b and approach each other as shown in FIGS. Move in the direction you want. Thereby, the pair of cutting blades 25a and 25b also approach each other and face each other. When the rotating cap body 3 is further rotated and the slide bodies 22a and 22b are again positioned in the notches 9 of the cylinder 1b, the pressing force of the slide bodies 22a and 22b from the inner peripheral wall surface of the cylinder 1b is released. And the pair of cutting blades 25a and 25b are also separated. Accordingly, the approach and separation of the pair of cutting blades 25a and 25b facing each other can be achieved only by rotating the rotary cap body 3.
[0026]
The clamp operating body 2 is composed of a main body 2a and a cylinder 2b, and the outer diameter of the cylinder 2b is substantially the same as the inner diameter of the cylinder 1a of the base 1, and the outer surface of the cylinder 2b Is formed with a male screw 14. An axial clamp 15a projects as a clamp 15 at the center of the upper surface of the cylindrical portion 2b, and the guide hole 5 of the clamp operating body 2 passes through the center of the axial clamp 15a. The shaft-shaped clamp 15a is provided with a guide hole 5 penetrating at the center, a tapered tip end 16 and a plurality of slits 17 provided in the axial direction (see FIG. 2). The clamp operating body 2 has a cylindrical portion 2 fitted into the cylinder 1 a of the base 1, and is screwed together with the female screw 8 and the male screw 14 of both. At this time, the shaft-shaped clamp 15a is inserted into the tapered hole 4 which is a guide hole of the base 1. Therefore, since the clamp operating body 2 advances and retreats by the action of the screws 8 and 14 by forward and reverse rotation, when the clamp operating body 2 is advanced by one-way rotation, the axial clamp 15a also moves in the small diameter direction in the tapered hole 4. Upon entering, the shaft-shaped clamp 15a is pressed by the tapered hole and has the slit 17 so that the inner diameter is reduced. When the clamp operating body 2 is rotated in the other direction, the clamp operating body 2 retreats, so that the axial clamp 15a also retreats and moves in the direction of the large portion of the tapered hole 4, so that the pressing from the tapered hole 4 is released and restored. .
[0027]
Thus, in the optical fiber coating removing apparatus according to the embodiment of the present invention, the base 1, the clamp operation body 2, and the guide holes 4, 5, and 6 of the rotary cap body 3 are connected so that their axes are coincident with each other and communicate. Guide holes are formed. That is, there is a guide hole.
Further, the pair of cutting blades 25a and 25b are fixed to the slide bodies 22a and 22b facing each other and are slidable in the front-rear direction facing each other. , 25b can be close to or separated from each other. Furthermore, the slide bodies 22a and 22b on which the cutting blades 25a and 25b are fixed are movably inserted facing the holder 18, and since the holder 18 is rotatable, the cutting blades 25a and 25b Can also rotate together with the holder 18. The cutting blades 25a and 25b are provided facing the guide hole. That is, the pair of cutting blades 25a and 25b are provided so as to face each other around the guide hole, can approach and separate from each other, and can rotate around the guide hole.
[0028]
Next, the operation of the optical fiber coating removing apparatus according to the embodiment will be described.
First, the optical fiber 50 is inserted from the side of the clamp operating body 2 into the guide holes 4, 5, and 6 of the base body 1, the clamp operating body 2, and the rotating cap body 3, which communicate with the axes aligned (FIG. 10A). Corresponding to). At this time, the shaft-shaped clamp 15a is moved to the larger diameter side of the tapered hole 4 by the operation of the clamp operating body 2, the guide hole 5 penetrating the shaft-shaped clamp 15a is in a normal state, and the cutting blade 25a , 25b are such that the slide bodies 22a, 22b are positioned in the notches 9 of the cylinder 1b by the operation of the rotary cap body 3, and are separated by the urging force of the spring 24 (the state of FIG. 4). Therefore, the optical fiber 50 inserted into the guide holes 4, 5, and 6 from the clamp operation body 2 side passes through the portion of the axial clamp 15a and the cutting blades 25a and 25b without any obstacle, and is smoothly inserted.
[0029]
The distal end of the inserted optical fiber 50 may go out of the rotating cap body 3, but the distal end position of the optical fiber 50 at this time is a coating removal portion on the distal end side of the cutting blades 25 a and 25 b. Is determined by the length of removal. That is, the length between the tip of the optical fiber 50 and the cutting blades 25a and 25b is determined and positioned. In the case where the length for removing the coating is not specified and is free, and in the case where the length of the protruding portion is adjusted after the removal of the coating, it may be appropriate.
[0030]
Next, when the clamp operating body 2 is operated (rotated) to move the shaft-shaped clamp 15a into the tapered hole 4 and move to the small diameter portion of the tapered hole 4, the shaft-shaped clamp 15a is pressed by the tapered hole 4 and the shaft-shaped clamp 15a is moved. The diameter of the penetrating guide hole 5 is reduced to clamp the optical fiber 50 (corresponding to FIG. 10B).
[0031]
Next, when the rotating cap body 3 is rotated, the holder 18 also rotates via the cover body 27, so that the slide bodies 22a and 22b are immediately pushed by the inner peripheral wall surface of the cylinder 1b as shown in FIGS. Since they move in the direction of approaching each other against the urging force of the spring 24, the pair of cutting blades 25a, 25b also approach each other immediately and face each other, and are cut into the coating of the optical fiber 50 (FIG. 10 (c)). )). FIG. 9 is an enlarged sectional view showing this state.
Therefore, when the rotating cap body 3 is further rotated (it may be approximately 180 ° or less), the pair of cutting blades 25a and 25b are rotated in a state where they are cut into the coating of the optical fiber 50 (corresponding to FIG. 10D). ), A cut is made over the entire circumference of the coating of the optical fiber 50.
[0032]
Next, when the clamp body 2 is rotated to retreat the shaft-shaped clamp 15a from the tapered hole 4, the clamp of the shaft-shaped clamp 2 is released because it is located at the large diameter portion of the tapered hole 4 (see FIG. 10). (Corresponding to (e)). At this time, the cutting blades 25a and 25b are still cut into the optical fiber coating.
Then, when the optical fiber 50 is pulled out from the clamp operating body 2, the cutting blades 25a and 25b are still cut into the coating of the optical fiber 50, and the coating 52 on the side to be removed is moved by the cut cutting blades 25a and 25b. The optical fiber 50 is blocked and escapes from the core 51 of the optical fiber 50 and is removed (corresponding to FIG. 10F). Then, when the rotating cap body 3 is rotated and the pair of slide bodies 22a and 22b are positioned in the notch 9 of the cylinder 1b, they are separated by the urging force of the spring 24, and the cutting blades 25a and 25b are also separated. Return to
[0033]
Next, another embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 11 is a perspective view of an optical fiber coating removing apparatus showing another embodiment of the present invention, FIG. 12 is an exploded perspective view of an optical fiber coating removing apparatus showing another embodiment of the present invention, and FIG. FIG. 14 is a bottom view of a clamp case, FIG. 15 is a plan view of a cutting blade case, and FIG. 16 is a central longitudinal sectional view before a cutting blade is operated. FIG. 17 is a central longitudinal sectional view when the cutting blade is in operation, and FIG. 18 is a plan view for explaining the operation of the cutting blade.
[0034]
This embodiment is characterized in that the cutting into the optical fiber coating with a pair of cutting blades and the clamping of the optical fiber are performed manually, and the other points are substantially the same as those in the above embodiment.
One surface of the cutting blade case 118 is a concave groove 118a having a U-shaped cross section. A pair of mounting grooves 120 and 121 are opposed to a wall surface of the concave groove 118a. It is provided facing the direction (see FIG. 12). The concave groove 118a is provided with a pair of slide bodies 122a and 122b to which a pair of cutting blades 125a and 125b are attached and approach or separate from each other.
[0035]
As shown in FIGS. 13 and 15, the pair of slide bodies 122a and 122b have insertion pieces 123 projecting left and right, and the insertion pieces 123 are inserted into the pair of mounting grooves 120, 120 and 121, 121. Attached. At this time, the width of the mounting grooves 120 and 121 is wider than the thickness of the insertion piece 123, and the slide members 122a and 122b can be moved in the front-rear direction within the width of the mounting grooves 120 and 121. Has become. A spring 124 is interposed between the slide members 122a and 122b provided so as to oppose each other, and urges the slide members 122a and 122b in a direction in which the slide members 122a and 122b are always separated from each other. The slide bodies 122a and 122b are slightly out of the outer diameter of the cutting blade case 118. When the cutting blade case 118 is grasped by hand, the slide bodies 122a and 122b are pressed by the gripping force of the hand, and the urging force of the spring 124 In opposition to each other, they approach each other.
[0036]
As shown in FIGS. 13 and 15, a pair of cutting blades 125a and 125b are fixed to the pair of slide bodies 122a and 122b so as to face each other. The fixing of the cutting blades 125a and 125b to the slide bodies 122a and 122b may be a conventionally known means. In this example, it is fixed with a screw 126. Therefore, since the pair of cutting blades 125a and 125b move integrally with the slide bodies 122a and 122b, when the gripper presses the slide bodies 122a and 122b while holding the cutting blade case 118 by hand, the pair of cutting blades 125a and 125b When they face each other and approach each other and release the grip, they are separated from each other by the urging force of the spring 124. This moving range is a range in which the insertion pieces 123 of the slide bodies 122a and 122b can move within the mounting grooves 120 and 121. At this time, the distance between the pair of cutting blades 125a and 125b is set so as not to be smaller than the diameter of the optical fiber core.
[0037]
At the center of the concave groove 118a of the cutting blade case 118, a cylindrical body 111 through which a guide hole 114 penetrates is provided at the center (see FIG. 12). The position of the cylindrical body 111 is located at the center between the pair of cutting blades 125a and 125b provided facing each other. Therefore, the optical fiber 50 inserted into the guide hole 114 is always located at the center between the pair of cutting blades 125a and 125b (see FIG. 13).
[0038]
As shown in FIG. 13, a cover body 127 having a through hole 128 is provided in the cutting blade case 118 in which the slide bodies 122a and 122b on which the cutting blades 125a and 125b are fixed are slidably accommodated within a predetermined range. As a result, the slide bodies 122a and 122b are prevented from coming out of the concave groove 118a. This cover body 127 is fixed to the cutting blade case 118 with screws 129 in this example.
[0039]
13 and 14, the clamp case 101 is provided with a clamp receiving groove 101a having a U-shaped cross section, and a pair of mounting grooves 109 opposing each other are formed on opposing wall surfaces of the clamp receiving groove 101a. It is provided toward the bottom surface direction of the clamp storage groove 101a. The clamp body 102 is movably housed in the clamp housing groove 101a.
As shown in FIGS. 13 and 14, the clamp body 102 has an insertion piece 108 projecting left and right, and this insertion piece 108 is inserted into and attached to the pair of mounting grooves 109. At this time, the width of the mounting groove 109 is wider than the thickness of the insertion piece 108, and the clamp body 102 can be moved within the width of the mounting groove 109.
[0040]
A guide hole 105 extends through the center of the clamp case 101, and the clamp receiving groove 101 a is provided up to the guide hole 105. Further, the clamp case 101 is provided with a semicircular body 116 which forms a clamp surface flush with the wall surface at the deepest end of the clamp housing groove 101a, and the semicircular body 116 communicates with the guide hole 105. A semi-circular groove 117 is provided. On the other hand, the clamp body 102 is provided with a semicircle 106 having a clamp surface facing the clamp surface of the semicircle 116, and a semicircular groove 107 is also provided on the clamp surface of the semicircle 106. . The semicircular grooves 107 and 117 are opposed to each other to form a circular hole having a substantially circular cross section. The circular hole is formed concentrically with the guide hole 105, and also serves as a guide hole and a clamp hole.
[0041]
The movement of the clamp body 102 is a movement in which the clamp surface of the semicircle 106 approaches or separates from the clamp surface of the semicircle 116 of the clamp case 101. When the clamp surface approaches the clamp surface of the semicircular body 116 of the clamp case 101, the diameter of the circular hole formed by the semicircular grooves 107 and 117 decreases, and when separated, the diameter of the circular hole increases.
A spring 103 is interposed between the clamp body 102 and the clamp case 101 to urge the clamp body 102 away from the clamp surface of the semicircular body 116 of the clamp case 101 as shown in FIG. ing.
[0042]
When the clamp surface of the semicircle 106 of the clamp body 102 is biased by the spring 103 and is separated from the clamp surface of the semicircle 116 of the clamp case 101, the outside of the clamp body 102 is When the clamp case 101 is gripped by hand, the clamp body 102 is pressed. Accordingly, the clamp body 102 is moved by this pressing, and the semicircular groove 107 of the semicircular body 106 and the semicircular groove 117 of the semicircular body 116 approach. Therefore, the diameter of the circular hole formed by the semicircular grooves 107 and 117 is When the optical fiber 50 is reduced and positioned in this circular hole, the optical fiber 50 is clamped by both.
[0043]
As shown in FIG. 3, the press ring 30 is fixed to the clamp case 101 in which the clamp body 102 is stored to prevent the clamp body 102 from coming off. In this example, the holding ring 30 is fixed to the clamp case 101 with a screw 132.
[0044]
The presser ring 30 is rotatably connected to the cover body 127 of the cutting blade case 118 described above, and the cutting blade case 118 and the clamp case 101 are rotatably connected to form an integral body. At this time, the cutting blade case 118, the cover body 127, the holding ring 130, and the clamp case 101 are connected so that their axes coincide with each other around the guide holes 114 and 105 and the circular holes formed by the semicircular grooves 107 and 117. Is done.
[0045]
According to the optical fiber coating removing apparatus according to this embodiment, the following operation is performed.
First, as shown in FIG. 11, the cutting blade case 118, the cover body 127, the presser ring 130, the guide holes 114 and 105 of the clamp case 101, and the semicircular grooves 107 and 117 connect the optical fiber 50 with their axes aligned. Is inserted from the side of the clamp case 101 into the circular hole formed in step (corresponding to FIG. 10A). At this time, the pair of cutting blades 125a and 125b are separated from each other by the biasing force of the spring 124, and are formed by the semicircular groove 107 of the semicircular body 106 and the semicircular groove 117 of the semicircular body 116. Also, since the clamp body 102 is urged by the spring 103 and the clamp surface of the semicircle 106 of the clamp body 102 is separated from the clamp surface of the semicircle 116 of the clamp case 101, the diameter is enlarged. (States in FIGS. 14 and 15). Therefore, the optical fiber 50 inserted from the clamp case 101 side into the circular holes formed by the guide holes 114 and 105 and the semicircular grooves 107 and 117 is smoothly inserted without any obstacle.
[0046]
The distal end position of the inserted optical fiber 50 at this time is determined by the length of removing the coating because the distal end side of the cutting blades 125a and 125b is the coating removal portion. That is, the length between the tip of the optical fiber 50 and the cutting blades 125a and 125b is determined and positioned. In the case where the length for removing the coating is not specified and is free, and in the case where the length of the protruding portion is adjusted after the removal of the coating, it may be appropriate.
[0047]
Next, when the clamp body 101 is pressed by holding the clamp case 101 with one hand, the clamp body 102 moves against the urging force of the spring 103, and the semicircular groove 107 of the semicircular body 106 becomes semicircular. Since the diameter of the hole formed by the semicircular grooves 107 and 117 is reduced by approaching the semicircular groove 117 of 116, the optical fiber 50 passing through the circular hole is clamped (corresponding to FIG. 10B). ).
[0048]
Next, when holding the cutting blade case 118 with the other hand and pressing the slide bodies 122a and 122b, the slide bodies 122a and 122b move against the urging force of the spring 124 and approach each other. A pair of cutting blades 125a, 125b fixedly opposed to 122a and 122b also approach each other, thereby coating the coating of the optical fiber 50 passing between the pair of cutting blades 125a, 125b with the cutting blades 125a, 125b. Cut (corresponding to FIG. 10C). This state is shown in cross section in FIG.
Therefore, since the cutting blade case 118 is rotatable with respect to the clamp case 101, when the cutting blade case 118 is rotated, the pair of cutting blades 125a and 125b rotate while being cut into the coating of the optical fiber 50 ( (Corresponding to (d) of FIG. 10), so that a cut is made over the entire circumference of the coating of the optical fiber 50. The rotation here may be 180 ° or less because the pair of cutting blades 125a and 125b face each other and cut into the coating of the optical fiber 50.
[0049]
At this time, the moving range of the slide bodies 122a and 122b is a range in which the insertion piece 123 can move within the mounting grooves 120 and 121, and the interval between the pair of cutting blades 125a and 125b is smaller than the diameter of the core of the optical fiber 50. Since it is set so as not to approach, the cuts of the pair of cutting blades 125a and 125b into the optical fiber coating do not contact the core wire. Therefore, the core of the optical fiber 50 is not damaged.
[0050]
Finally, when one hand is released from the clamp case 101, the clamp body 102 is returned by the urging force of the spring 103, and the clamp to the optical fiber 50 is released (corresponding to FIG. 10E). At this time, the cutting blades 125a and 125b are cut into the optical fiber coating while the other hand is holding the cutting blade case 118. Then, when the optical fiber 50 is pulled out from the clamp case 101 side, the cutting blades 125a and 125b are still cut into the optical fiber coating, so that the coating 52 on the removed side is prevented from moving by the cut cutting blades 125a and 125b. , Coming out of the core wire 51 of the optical fiber 50 and being removed (corresponding to (f) of FIG. 10). Then, when the grip from the cutting blade case 118 is released, the cutting blades 125a and 125b are separated by the urging force of the spring 124 and return to the initial state.
[0051]
The above embodiment does not limit the present invention, and the present invention can be variously modified without departing from the gist.
For example, as shown in FIG. 19, a coating 52 of an optical fiber 50 has a two-layer structure of an inner layer 52a and an outer layer 52b. In such a case, a plurality of cutting blades 25a, 25b and 125a, 125b (two in this example, since the coating 52 has two layers, two at a predetermined interval) are arranged in parallel at predetermined intervals, as shown in FIG. This makes it possible to remove the coating. At this time, one pair of cutting blades is a portion corresponding to point A in FIG. 20, and the other pair of cutting blades is a portion corresponding to point B in FIG. The cut of one pair of cutting blades is made to be only the thickness of the outer layer 52b of the coating 52, and the cut of the other pair of cutting blades is made to be the total thickness of the outer layer 52b and the inner layer 52a. It is adjusted to.
[0052]
In the present invention, a cutting blade for cutting the optical fiber 50 may be provided in addition to the cutting blade for making a cut in the coating 52 of the optical fiber 50. In this case, the number of the cutting blades may be one, and the stroke is also a stroke for cutting the optical fiber.
An embodiment thereof will be described with reference to FIG. FIG. 21 is a plan view showing a cutting blade portion for cutting an optical fiber. The cutting blade 66 for cutting the optical fiber is attached to a slide member 62 movably provided on the holder 61. The guide hole 65 is formed at the center of the holder 61, and the holder 61 is provided at any position between the base 1, the clamp operation body 2, and the rotating cap body 3 in the above-described embodiment, or the clamp case 2 or the rotating cap body 3 is formed. On the outside, the guide holes are connected so that their axes are aligned. Alternatively, the guide hole is connected between or outside the cutting blade case 118 and the clamp case 101 of the above-described other embodiment so that the axes of the guide holes coincide with each other. At this time, the outer diameter of the holder 61 is substantially the same as the outer diameter of the base body 1, the clamp operation body 2 and the rotating cap body 3, or the outer diameter of the cutting blade case 118 and the clamp case 101. This is preferable because the outer shape is unified to the same level.
[0053]
A guide groove 61a is formed in the holder 61, and a slide member 62 is movably housed in the guide groove 61a. The guide groove 61a is provided with a pair of mounting grooves 69, 69 facing the facing wall surface, and the slide member 62 has insertion pieces 68, 68 projecting left and right. It is inserted into the mounting grooves 69, 69 and mounted. At this time, the width (length) of the mounting groove 69 is longer than the thickness of the insertion piece 68, and the slide member 62 can move within the range of the width (length) of the mounting groove 69. However, this stroke is set in a range where the cutting blade 66 attached to the slide member 62 can cut the optical fiber 50. A spring 64 is interposed between the slide member 62 and the abutting surface 63 of the guide groove 61a, and urges the slide member 62 to be separated from the guide hole 65.
[0054]
The cutting blade 66 of the optical fiber 50 is fixedly attached to the slide member 62. The fixing of the cutting blade 66 to the slide member 62 may be a conventionally known means. In this example, it is fixed with a screw 67. Therefore, since the cutting blade 66 moves integrally with the slide member 62, the cutting blade 66 is normally separated from the guide hole 65 (the optical fiber 50 passing through the guide hole 65) by the spring 64. When moved, the cutting blade 66 also moves, and cuts the optical fiber 50.
It is preferable that a lock mechanism be provided on the slide member 62 so that the slide member 62 does not operate when the optical fiber coating is removed.
[0055]
【The invention's effect】
As described in detail above, according to the optical fiber coating removing apparatus of the present invention, the following effects can be obtained.
(1) Anyone can easily and accurately remove the optical fiber coating with a simple operation without damaging the optical fiber core (cladding or core).
[0056]
(2) Insert the optical fiber into the guide hole, fix it with a clamp first, then make a pair of cutting blades face each other close to each other, cut it into the optical fiber coating, and rotate it to cover the entire circumference of the optical fiber coating. The optical fiber coating can be removed in a simple operation to cut and then release the clamp and pull the optical fiber.
[0057]
(3) The optical fiber is inserted into the guide hole, and a pair of cutting blades are also provided in the middle of the guide hole so as to face the guide hole and the optical fiber is clamped in the guide hole. Since the fiber is kept straight by the guide hole and the optical fiber does not bend or bend with the cutting blade, the optical fiber core wire is not damaged by the cutting blade.
[0058]
(4) The pair of cutting blades are provided with a restricting means for restricting a range in which the cutting blades face each other, so that the pair of cutting blades do not approach each other than the distance between the diameters of the optical fiber core wires. Therefore, since the pair of cutting blades does not approach the distance of the diameter of the optical fiber core wire, even if the optical fiber coating is cut, the cutting blade does not reach the optical fiber core wire. Does not hurt.
[0059]
(5) The operation of fixing and releasing the optical fiber by the clamp is easy, and the optical fiber is also fixed by the clamp and cut, so that the operation becomes accurate, and there is no possibility of damaging the optical fiber core.
[0060]
(6) Even when the optical fiber has a multilayer coating, the coating can be removed for each layer.
(7) In addition to removing the coating of the optical fiber, the optical fiber can be cut.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an optical fiber coating removing apparatus showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view of the optical fiber coating removing apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a perspective view of the optical fiber coating removing apparatus according to the embodiment of the present invention in a state where a rotary cap body is removed, before a cutting blade is operated.
FIG. 4 is a central vertical sectional view of the state of FIG. 3;
FIG. 5 is a perspective view of the optical fiber coating removing apparatus according to the embodiment of the present invention in a state where a rotating cap body is removed, and a cutting blade is operated.
FIG. 6 is a central longitudinal sectional view of the state of FIG. 5;
FIG. 7 is a partially broken plan view of the optical fiber coating removing apparatus with the rotary cap body removed according to the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is an explanatory front view illustrating the operation of the cutting blade.
FIG. 9 is a sectional view of a main part of an optical fiber coating removing apparatus showing an embodiment of the present invention.
FIG. 10 is an explanatory view showing the operation of the present invention in the order of steps (a), (b), (c), (d), (e), and (f).
FIG. 11 is a perspective view of an optical fiber coating removing apparatus showing another embodiment of the present invention.
FIG. 12 is an exploded perspective view of an optical fiber coating removing apparatus showing another embodiment of the present invention.
FIG. 13 is an assembly explanatory view of an optical fiber coating removing apparatus showing another embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a bottom view of the clamp case.
FIG. 15 is a plan view of the cutting blade case.
FIG. 16 is a central longitudinal sectional view before a cutting blade is operated.
FIG. 17 is a central longitudinal sectional view when the cutting blade is operated.
FIG. 18 is a plan view illustrating the operation of the cutting blade.
FIG. 19 is a partially sectional explanatory view showing an optical fiber having two layers of coating.
FIG. 20 is an explanatory front view showing the removal of the coating of the optical fiber having two coating layers.
FIG. 21 is a plan view of a cutting blade portion showing an embodiment for cutting an optical fiber.
FIG. 22 is a perspective view showing a conventional example.
[Explanation of symbols]
1 Substrate
1a, 1b cylinder
2 Clamp operation body
3 rotating cap body
4, 5, 6 guide holes
8 Female thread
9 Notch
11 center axis
15 Clamp
15a Shaft clamp
18 Holder
19 Shaft hole
22a, 22b, 122a, 122b slide body
24, 103, 124 spring
25a, 25b, 125a, 125b Cutting blade
50 Optical fiber
51 Optical fiber core
52 Optical fiber coating
101 Clamp case
102 Clamp body
103 spring
106, 116 hemisphere
107, 117 semicircular groove
118 Cutting blade case