JP2004012416A - Azimuth measuring apparatus, calibration method, and calibration program - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は方位角計測装置、キャリブレーション方法およびキャリブレーションプログラムに関し、特に、磁気センサのオフセットおよび感度比を補正する場合に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の磁気センサは、携帯機器内部に搭載されると、近くにあるスピーカや着磁した金属パッケージの電子部品などから漏れる磁場が存在するため、これら携帯機器内部に起因する磁場が前記磁気センサの信号として出力される。
この結果、磁気センサを携帯機器に搭載して地磁気を検出する方位角計測装置において、前記携帯機器内部に起因する磁場が地磁気に対するオフセットとなるため、方位角の計測精度が劣化することがある。
【0003】
しかも、前記携帯機器内部に起因する磁場は、温度変化や経時変化によって強度や方向が変化するため、従来の方位角計測装置では、磁気センサのオフセット変動を補正するキャリブレーションが行われている。
図14は、従来の方位角計測装置のキャリブレーション方法を示すフローチャートである。
【0004】
図14において、移動機器のキャリブレーション開始ボタンを押す(ステップS121)。
そして、X軸、Y軸の磁気センサが搭載された移動機器を水平に保ったまま、ゆっくり等速度で移動機器を1周以上回転させる(ステップS122)。
そして、移動機器を1周以上回転させたら、移動機器のキャリブレーション終了ボタンを押す(ステップS123:このステップは省略可)。
【0005】
ここで、移動機器を1周以上回転させる間に、X軸、Y軸それぞれの磁気センサにおいて信号出力の最大値と最小値を検出し、その値を減算して2で割った値をそれぞれ磁気センサの感度情報とし、加算して2で割った値をオフセット情報とすることで、X軸、Y軸それぞれの磁気センサに対するキャリブレーションを行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のキャリブレーション方法では、磁気センサの現在の最大値、最小値を求めるため、移動機器を平面上で1周以上回転させる必要があり、移動機器の回転速度が速すぎると、最大値、最小値を見落とすこととなり、逆に遅すぎると、読み取りデータ数が膨大で、メモリがオーバフローするなど、回転速度が一定の範囲から外れた場合に、キャリブレーション精度が劣化したり、キャリブレーション不能になるという問題があった。
【0007】
このため、利用者は、キャリブレーションが成功するまでに試行錯誤を繰り返し、何度も移動機器を回転させるよう要求された。
そこで、本発明の目的は、回転速度に依存することなく、磁気センサのキャリブレーションを精度よく行うことが可能な方位角計測装置、キャリブレーション方法およびキャリブレーションプログラムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1記載の方位角計測装置によれば、地磁気を検出する2軸以上の磁気センサと、前記磁気センサの各軸出力に対するオフセット情報を記憶するオフセット情報記憶部と、前記オフセット情報に基づいて前記磁気センサの出力を補正する補正計算部と、前記補正計算部による出力補正値に基づいて方位を計算する方位角計算部と、前記磁気センサが地磁気を検出する軸の内、少なくとも1つ以上の軸が180度回転する間隔で取得した前記磁気センサの出力に基づいて、前記磁気センサの各軸出力に対するオフセット情報を更新するオフセット情報更新部とを備えることを特徴とする。
【0009】
これにより、180度の回転間隔で磁気センサの出力を2回収集することで、磁気センサの現在のオフセット情報を算出することが可能となる。
このため、磁気センサの現在のオフセット情報を算出するために、移動機器を等速度で回転させる必要がなくなり、回転速度に依存することなく、磁気センサのキャリブレーションを精度よく行うことが可能となる。
【0010】
また、請求項2記載の方位角計測装置によれば、地磁気を検出する2軸以上の磁気センサと、前記磁気センサの各軸出力に対する感度情報を記憶する感度情報記憶部と、前記感度情報に基づいて前記磁気センサの出力を補正する補正計算部と、前記補正計算部による出力補正値に基づいて方位を計算する方位角計算部と、前記磁気センサが地磁気を検出する軸の内、少なくとも1つ以上の軸が90度回転する間隔で取得した前記磁気センサの出力に基づいて、前記磁気センサの各軸出力に対する感度情報を更新する感度情報更新部とを備えることを特徴とする。
【0011】
これにより、90度の回転間隔で磁気センサの出力を少なくとも2回収集することで、磁気センサの現在の感度情報を算出することが可能となる。
このため、磁気センサの現在の感度情報を算出するために、移動機器を等速度で回転させる必要がなくなり、回転速度に依存することなく、磁気センサのキャリブレーションを精度よく行うことが可能となる。
また、請求項3記載の方位角計測装置によれば、地磁気を検出する2軸以上の磁気センサと、前記磁気センサの出力に基づいて更新された前記磁気センサの各軸出力に対するオフセット情報を記憶するオフセット情報記憶部と、少なくとも前記磁気センサの部分を携帯機器から脱離装着可能とする脱離装着手段とを備え、前記オフセット情報記憶部は、前記磁気センサの部分が携帯機器から脱離した状態においても前記オフセット情報を記憶していることを特徴とする。
【0012】
これにより、方位角計測装置を端末に後付けすることが可能となり、端末に方位角計測機能が備わっていない場合においても、装着時に発生するオフセットのキャリブレーションを可能としつつ、方位角計測機能を端末に付加することができる。
また、請求項4記載の方位角計測装置によれば、地磁気を検出する2軸以上の磁気センサと、前記磁気センサの各軸出力に対するオフセット情報を記憶するオフセット情報記憶部と、前記オフセット情報に基づいて前記磁気センサの出力を補正する補正計算部と、現在地における地磁気偏角情報を取得する偏角情報取得部と、前記補正計算部による出力補正値に基づいて方位を計算する方位角計算部と、現在地の地図情報を表示画面に表示する表示部と、前記地図情報の地磁気上の東西が前記磁気センサにおける地磁気を検出する軸のいずれかと一致するように、前記地図情報を回転表示させる表示制御部と、前記表示画面上に表示された現在地の地図情報の向きが現在地の景観の向きに一致するように、前記磁気センサを回転させた時の前記磁気センサの出力に基づいて、前記磁気センサの各軸出力に対するオフセット情報を更新するオフセット情報更新部とを備えることを特徴とする。
【0013】
これにより、地図を利用して、磁気センサの感磁軸を水平かつ東西に向けることが可能となり、ほぼ地磁気のない状態にすることができる。
このため、東西方向を向いている磁気センサのオフセットキャリブレーションを1回の測定で済ませることが可能となり、キャリブレーション作業を簡便化することが可能となる。
【0014】
また、請求項5記載の方位角計測装置によれば、地磁気を検出する2軸以上の磁気センサと、前記磁気センサの各軸出力に対するオフセット情報を記憶するオフセット情報記憶部と、前記オフセット情報に基づいて前記磁気センサの出力を補正する補正計算部と、現在地における地磁気偏角情報を取得する偏角情報取得部と、前記補正計算部による出力補正値に基づいて方位を計算する方位角計算部と、現在地の地図情報を表示画面に表示する表示部と、前記地図情報の地磁気上の東西が前記磁気センサにおける地磁気を検出する軸のいずれかと一致するように、前記地図情報を回転表示させる表示制御部と、前記表示部に表示されている地図情報を90度または180度間隔で回転させる回転制御部と、前記表示画面上に表示された現在地の地図情報の向きが現在地の景観の向きに一致するように、前記磁気センサを回転させた時の前記磁気センサの出力に基づいて、前記磁気センサの各軸出力に対するオフセット情報または感度情報の少なくともいずれか一方を更新するオフセット/感度情報更新部を備えることを特徴とする。
【0015】
これにより、1軸目の磁気センサ感磁軸を東西に合わせて、そのオフセットを測定する際に、もう一方の2軸目の磁気センサ出力を記憶しておき、次に2軸目の磁気センサ感磁軸を東西に合わせて、そのオフセットを測定する際に、1軸目の磁気センサ出力を記憶するという測定を行うことによって、2軸のオフセット情報と感度情報の4つに対するキャリブレーションを、2回の測定だけで終了させることができる。
【0016】
また、請求項6記載のキャリブレーション方法によれば、平面内の回転角を検出するための磁気センサが搭載されたセンサモジュールを前記平面内に保った状態で、前記磁気センサの出力を記憶させるステップと、前記センサモジュールを最初の位置から前記平面内で180度だけ回転させて、前記磁気センサの出力を記憶させるステップと、最初の位置で記憶された前記磁気センサの出力値と、180度だけ回転させた位置で記憶された前記磁気センサの出力値との減算結果に基づいて、前記磁気センサのオフセット値を更新するステップとを備えることを特徴とする。
【0017】
これにより、平面内の任意の位置から開始して、180度だけ向きを変えて、磁気センサの出力を収集することで、磁気センサの現在のオフセット情報を算出することが可能となる。
このため、人間の方向感覚を有効利用して、磁気センサの出力を収集することが可能となり、ユーザの負担を軽減しつつ、磁気センサのキャリブレーションを精度よく行うことが可能となる。
【0018】
また、請求項7記載のキャリブレーション方法によれば、平面内の回転角を検出するための磁気センサが搭載されたセンサモジュールを前記平面内に保った状態で、前記磁気センサの出力を記憶させるステップと、前記センサモジュールを最初の位置から前記平面内で90度だけ回転させて、前記磁気センサの出力を記憶させるステップと、前記センサモジュールを最初の位置から前記平面内で180度だけ回転させて、前記磁気センサの出力を記憶させるステップと、最初の位置で記憶された前記磁気センサの出力値と、180度だけ回転させた位置で記憶された前記磁気センサの出力値との減算結果に基づいて、前記磁気センサのオフセット値を更新するステップと、最初の位置で記憶された前記磁気センサの出力値から前記オフセット値を減算した値と、90度だけ回転させた位置で記憶された前記磁気センサの出力値から前記オフセット値を減算した値との自乗和に基づいて、前記磁気センサの感度情報を更新するステップとを備えることを特徴とする。
【0019】
これにより、平面内の任意の位置から開始して、90度および180度だけ向きを変えて、磁気センサの出力を収集することで、磁気センサの現在のオフセット情報および感度情報を算出することが可能となる。
このため、人間の方向感覚を有効利用して、磁気センサの出力を収集することが可能となり、ユーザの負担を軽減しつつ、磁気センサのキャリブレーションを精度よく行うことが可能となる。
【0020】
また、請求項8記載のキャリブレーション方法によれば、地磁気上の東西が磁気センサにおける地磁気を検出する第1の軸と一致するように、現在地の地図情報を前記表示画面上に表示させるステップと、前記表示画面上に表示された現在地の地図情報の向きが現在地の景観の向きに一致するように、磁気センサを回転するステップと、前記地図情報の向きが前記景観の向きに一致した時の前記磁気センサの出力を記憶させるステップと、地磁気上の東西が磁気センサにおける地磁気を検出する第2の軸と一致するように、前記表示画面上に表示されている現在地の地図情報を回転させるステップと、前記表示画面で前記第2の軸と一致するように回転表示された現在地の地図情報の向きが現在地の景観の向きに一致するように、前記磁気センサを回転するステップと、前記表示画面で前記第2の軸と一致するように回転表示された地図情報の向きが前記景観の向きに一致した時の前記磁気センサの出力を記憶させるステップと、最初の位置で記憶された前記磁気センサの出力値と、第2の位置で記憶された前記磁気センサの出力値とに基づいて、前記磁気センサのオフセット情報または感度情報の少なくともいずれか一方を更新するステップとを備えることを特徴とする。
【0021】
これにより、現在地の景観を基準にして、磁気センサの向きを変えることが可能となるとともに、磁気センサのオフセット情報および感度情報の両方のキャリブレーションを行う場合においても、磁気センサの出力の収集回数を2回で済ますことが可能となり、ユーザの負担を軽減しつつ、磁気センサのキャリブレーションを精度よく行うことが可能となる。
【0022】
また、請求項9記載のキャリブレーションプログラムによれば、磁気センサが地磁気を検出する軸の内、少なくとも1つ以上の軸が90度または180度間隔で回転した磁気センサの各軸出力を取得するステップと、前記取得した磁気センサの各軸出力に基づいて、前記磁気センサの各軸出力に対するオフセット情報または感度情報の少なくともいずれか一方を更新するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0023】
これにより、キャリブレーションプログラムを移動機器にインストールすることで、移動機器を等速度で回転させることなく、磁気センサの現在のオフセット情報または感度情報の少なくとも一方を算出することが可能となり、回転速度に依存することなく、磁気センサのキャリブレーションを精度よく行うことが可能となる。
【0024】
また、請求項10記載のキャリブレーションプログラムによれば地磁気上の東西が磁気センサにおける地磁気を検出する第1の軸と一致するように、現在地の地図情報を前記表示画面上に表示させるステップと、前記表示画面上に表示された現在地の地図情報の向きが現在地の景観の向きに一致するように、前記磁気センサが回転された時の前記磁気センサの出力に基づいて、前記磁気センサのオフセット情報または感度情報の少なくともいずれか一方を更新するステップとを備えることを特徴とする。
【0025】
これにより、キャリブレーションプログラムを移動機器にインストールすることで、地図を利用して、磁気センサの感磁軸を水平かつ東西に向けることが可能となり、ほぼ地磁気のない状態にすることができる。
このため、東西方向を向いている磁気センサのオフセットキャリブレーションを1回の測定で済ませることが可能となり、キャリブレーション作業を簡便化することが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係る方位角計測装置およびキャリブレーション方法について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る方位角計測装置の概略構成を示すブロック図である。
【0027】
図1において、方位角計測装置には、3軸磁気センサ1、磁気センサ駆動電源部2、チョッパ部3、差動入力アンプ4、A/D変換部5、補正計算部6、方位角計算部7、補正値更新部8および補正値記憶部9が設けられ、3軸磁気センサ1には、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzが設けられている。
【0028】
ここで、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzはセンサモジュールSM内に配置され、x軸ホール素子HExおよびy軸ホール素子HEyは水平面内の回転角を検出するように配置され、z軸ホール素子HEzは鉛直方向の磁気を検出するように配置されている。
なお、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzは地磁気を検出するためのもので、例えば、InSbやInAs、GaAsなどの化合物半導体系あるいはSiモノリシック系であることが好ましい。
【0029】
チョッパ部3はx軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzをそれぞれ駆動する端子を切り換えるためのもので、磁気センサ駆動電源部2から出力された駆動電圧をx軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzにそれぞれ印加する。
ここで、チョッパ部3は、例えば、90°チョッパ駆動や360°チョッパ駆動などを用いることができる。なお、90°チョッパ駆動では、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzを駆動する際に、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzの出力に含まれるホール素子自身のオフセット項を大部分キャンセルすることができる。
【0030】
また、360°チョッパ駆動では、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzの出力に含まれるホール素子自身のオフセット項だけでなく、後段の差動入力アンプ4自身による電気的なオフセット項も容易にキャンセルすることができる。
次に、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzから出力された信号は、差動入力アンプ4でそれぞれ増幅され、ここで増幅された出力増幅値がA/D変換部5でデジタル信号に変換された後、補正計算部6に入力される。
【0031】
ここで、補正値記憶部9には、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzのオフセット値および感度値がそれぞれ記憶され、補正計算部6は、これらのオフセット値および感度値を用いることにより、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzの出力増幅値をそれぞれ補正し、地磁気の各軸成分に比例した値α、β、γだけを取り出す。
【0032】
ここで、補正値更新部8は、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzを所定面内で回転させた時のx軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzからの出力増幅値をそれぞれ取得する。
そして、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzのからの出力増幅値に基づいて、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzの現在のオフセット値および感度値をそれぞれ算出し、補正値記憶部9に記憶されているオフセット値および感度値を更新する。
【0033】
補正計算部6において、地磁気の各軸成分に比例した値α、β、γが取り出されると、この値α、β、γは方位角計算部7に出力される。
そして、例えば、X軸とY軸が水平面内にある時は、方位角計算部7は、地磁気の各軸成分に比例した値α、βの符号と、θ=arcTAN(β/α)の式に基づいて、方位角θを算出する。
【0034】
また、X軸とY軸が水平面から傾いている時には、地磁気の各軸成分に比例した値α、β、γを用いて傾斜角を補正した上で、方位角θを算出することもできる。
ここで、補正値更新部8は、例えば、補正値記憶部9に記憶されているx軸ホール素子HExのオフセット値および感度値を更新する場合、携帯機器が同一面内で2回以上90度ずつ回転させられた際のボタン入力により、x軸ホール素子HExからの信号Xiを取得する。
【0035】
そして、以下の(1−1)式、(1−2)式を適用することにより、x軸ホール素子HExの現在のオフセット値Offsetxおよび感度値Amplitudexを求めることができる。
y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzについても、同様に、現在のオフセット値Offsety、Offsetzおよび感度値Amplitudey、Amplitudezをそれぞれ求めることができる。
【0036】
【数1】
【0037】
【数2】
【0038】
そして、補正計算部6は、これらのオフセット値Offsetx、Offsety、Offsetzおよび感度値Amplitudex、Amplitudey、Amplitudezを用いて、以下の(1−3)〜(1−5)を適用することにより、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzのオフセットのキャンセルと、感度補正を行うことができる。
Ynorm=(Y−Offsety)/Amplitudey ・・・(1−3)
Xnorm=(X−Offsetx)/Amplitudex ・・・(1−4)
Znorm=(X−Offsetz)/Amplitudez ・・・(1−5)
図2は、本発明の第1実施形態に係る方位角計測装置のキャリブレーション方法を示すフローチャートである。
【0039】
図2において、図1のセンサモジュールSMを水平に置き(ステップS1)、水平面内で90度ずつ回転させながら、x軸ホール素子HExおよびy軸ホール素子HEyからの信号を取得する(ステップS2〜S4)。
そして、補正値更新部8は、(1−1)式および(1−2)式を適用することにより、x軸ホール素子HExおよびy軸ホール素子HEyの現在のオフセット値Offsetx、Offsetyおよび感度値Amplitudex、Amplitudeyをそれぞれ求める(ステップS5)。
【0040】
次に、図1のセンサモジュールSMを縦に置き(ステップS6)、鉛直方向を軸にして90度ずつ回転させながら、z軸ホール素子HEzからの信号を取得する(ステップS7〜S9)。
そして、補正値更新部8は、(1−1)式および(1−2)式を適用することにより、z軸ホール素子HEzの現在のオフセット値Offsetzおよび感度値Amplitudezをそれぞれ求める(ステップS10)。
【0041】
これにより、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzの現在のフセット値Offsetx、Offsety、Offsetzおよび感度値Amplitudex、Amplitudey、Amplitudezを算出するために、移動機器を一定範囲の速度で回転させる必要がなくなり、回転速度に依存することなく、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzのキャリブレーションを精度よく行うことが可能となる。
【0042】
ここで、携帯機器をXY平面内で、任意の方位角θから90度ずつ回転させる場合を考える。
携帯機器を回転させる前の任意の方位角θにおける、x軸ホール素子HExからの信号をXθ、携帯機器をXY平面内で90度だけ回転させた時のx軸ホール素子HExからの信号をXθ+90°、携帯機器をXY平面内で180度だけ回転させた時のx軸ホール素子HExからの信号をとすると、
となり、(1−1)式が得られる。
【0043】同様に、
となり、(1−2)式が得られる。
【0044】
このため、携帯機器を直角方向に回転させて5回だけ測定することにより、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzのキャリブレーションをそれぞれ行うことが可能となり、人間の方向感覚を有効利用して、キャリブレーション作業を行う際のユーザの負担を軽減することが可能となる。
【0045】
図3は、本発明の第2実施形態に係る方位角計測装置のキャリブレーション方法を示すフローチャートである。
図3において、図1のセンサモジュールSMを水平に置き(ステップS11)、水平面内で90度ずつ回転させながら、x軸ホール素子HExおよびy軸ホール素子HEyからの信号を取得する(ステップS12〜S14)。
【0046】
そして、補正値更新部8は、(2−1)式および(2−2)式を適用することにより、x軸ホール素子HExおよびy軸ホール素子HEyの現在のオフセット値Offsetx、Offsetyおよび感度値Amplitudex、Amplitudeyをそれぞれ求める(ステップS15)。
次に、図1のセンサモジュールSMを縦に置き(ステップS16)、鉛直方向を軸にして90度ずつ回転させながら、z軸ホール素子HEzからの信号を取得する(ステップS17〜S19)。
【0047】
そして、補正値更新部8は、(2−1)式および(2−2)式を適用することにより、z軸ホール素子HEzの現在のオフセット値Offsetzおよび感度値Amplitudezをそれぞれ求める(ステップS20)。
図4は、本発明の第3実施形態に係る方位角計測装置のキャリブレーション方法を示すフローチャートである。
【0048】
図4において、図1のセンサモジュールSMを水平に置き(ステップS41)、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzからの信号を取得する(ステップS42)。
次に、センサモジュールSMを水平面からη方向(携帯機器の短手方向の傾き方向)に90度だけ回転させた後(ステップS43)、x軸ホール素子HExおよびy軸ホール素子HEyからの信号を取得する(ステップS44)。
【0049】
次に、センサモジュールSMを水平面からη方向(携帯機器の短手方向の傾き方向)に−90度だけ回転させた後(ステップS45)、x軸ホール素子HExおよびy軸ホール素子HEyからの信号を取得する(ステップS46)。
次に、センサモジュールSMを水平面からφ方向(携帯機器の長手方向の傾き方向)に90度だけ回転させた後(ステップS47)、z軸ホール素子HEzからの信号を取得する(ステップS48)。
【0050】
次に、センサモジュールSMを水平面からφ方向(携帯機器の長手方向の傾き方向)に−90度だけ回転させた後(ステップS49)、z軸ホール素子HEzからの信号を取得する(ステップS50)。
そして、補正値更新部8は、(2−1)式および(2−2)式を適用することにより、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzの現在のオフセット値Offsetx、Offsety、Offsetzおよび感度値Amplitudex、Amplitudey、Amplitudezをそれぞれ求める(ステップS51)。
【0051】
これにより、携帯機器を直角方向に回転させて5回だけ測定することにより、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzのキャリブレーションをそれぞれ行うことが可能となる。
図5は、本発明の第4実施形態に係る方位角計測装置のキャリブレーション方法を示すフローチャートである。
【0052】
図5において、図1のセンサモジュールSMを水平に置き(ステップ61)、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzからの信号を取得する(ステップS62)。
次に、センサモジュールSMを水平面からφ方向に180度だけ回転させた後(ステップS63)、x軸ホール素子HExおよびy軸ホール素子HEyからの信号を取得する(ステップS64)。
【0053】
次に、センサモジュールSMを水平面からη方向に180度だけ回転させた後(ステップS65)、z軸ホール素子HEzからの信号を取得する(ステップS66)。
そして、補正値更新部8は、(2−1)式を適用することにより、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzの現在のオフセット値Offsetx、Offsety、Offsetzをそれぞれ求める(ステップS67)。
【0054】
これにより、携帯機器を直角方向に回転させて3回だけ測定することにより、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzのオフセット値Offsetx、Offsety、Offsetzのキャリブレーションをそれぞれ行うことが可能となる。
図6は、本発明の第5実施形態に係る方位角計測装置のキャリブレーション方法を示すフローチャートである。
【0055】
図6において、図1のセンサモジュールSMを水平に置き(ステップS71)、水平面内で90度ずつ回転させながら、x軸ホール素子HExおよびy軸ホール素子HEyからの信号を取得する(ステップS72〜S74)。
そして、補正値更新部8は、(2−1)式および(2−2)式を適用することにより、x軸ホール素子HExおよびy軸ホール素子HEyの現在のオフセット値Offsetx、Offsetyおよび感度値Amplitudex、Amplitudeyをそれぞれ求める(ステップS75)。
【0056】
これにより、携帯機器を直角方向に回転させて3回だけ測定することにより、x軸ホール素子HExおよびy軸ホール素子HEyのキャリブレーションをそれぞれ行うことが可能となる。
図7は、本発明の第6実施形態に係る方位角計測装置の概略構成を示すブロック図である。
【0057】
図7において、方位角計測装置には、3軸磁気センサ11、磁気センサ駆動電源部12、チョッパ部13、差動入力アンプ14、A/D変換部15、補正計算部16、方位角計算部17、補正値更新部18、補正値記憶部19、表示制御部20および表示部21が設けられ、3軸磁気センサ1には、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzが設けられている。
【0058】
ここで、x軸ホール素子HExおよびy軸ホール素子HEyは水平面内の回転角を検出するように配置され、z軸ホール素子HEzは垂直面内の回転角を検出するように配置されている。
チョッパ部13はx軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzをそれぞれ駆動する端子を切り換えるためのもので、磁気センサ駆動電源部12から出力された駆動電圧をx軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzにそれぞれ印加する。
【0059】
そして、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzから出力された信号は、差動入力アンプ14でそれぞれ増幅され、ここで増幅された出力増幅値がA/D変換部15でデジタル信号に変換された後、補正計算部16に入力される。
ここで、補正値記憶部19には、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzのオフセット値および感度値がそれぞれ記憶され、補正計算部16は、これらのオフセット値および感度値を用いることにより、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzの出力増幅値をそれぞれ補正し、地磁気の各軸成分に比例した値α、β、γだけを取り出す。
【0060】
ここで、表示制御部20は、現在地の地図情報を取得し、その地図情報が表示部21の表示画面の所定方向に向くように、地図情報を回転させる。
例えば、表示制御部20は、現在地の地図情報の北が表示部21の表示画面の上を向くように、地図情報を回転させることができる。
そして、補正値更新部18は、表示部21に表示されている現在地の地図情報の向きが現在地の景観の向きに一致するように、自分自身が回転するか、または携帯機器を回転させた時のボタン入力により、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzからの出力増幅値をそれぞれ取得する。
【0061】
また、表示制御部20は、表示部21に表示されている現在地の地図情報を表示画面内で90度だけ回転させる。
そして、補正値更新部18は、表示画面内で90度だけ回転させた現在地の地図情報の向きが現在地の景観の向きに一致するように、自分自身が回転するか、または携帯機器を回転させた時のボタン入力により、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzからの出力増幅値をそれぞれ取得する。
【0062】
そして、この時取得したx軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzからの出力増幅値に基づいて、x軸ホール素子HEx、y軸ホール素子HEyおよびz軸ホール素子HEzの現在のオフセット値および感度値をそれぞれ算出し、補正値記憶部19に記憶されているオフセット値および感度値を更新する。
【0063】
なお、表示制御部20は、現在地の地図情報を取得する場合、GPSを使って現在位置を算出し、その現在位置に対応した地図情報をサーバからダウンロードするようにしてもよい。
また、現在地周辺のランドマークを入力し、そのランドマークで特定される地図情報をサーバからダウンロードするようにしてもよい。
【0064】
また、表示制御部20は、現在地に対応した地磁気偏角情報を取得し、地図情報の東西が磁気センサにおける地磁気を検出する第1の軸と一致するように、地図情報を回転させてもよい。
ここで、現在地に対応した地磁気偏角情報の取得を容易化するために、地図情報の経度・緯度に対応させて、地磁気偏角情報をデータベースに記憶するようにしてもよい。
【0065】
そして、補正計算部16において地磁気の各軸成分に比例した値α、βが取り出されると、この値α、βは方位角計算部17に出力される。そして、方位角計算部17は、地磁気の各軸成分に比例した値α、βの符号と、θ=arcTAN(β/α)の式に基づいて、方位角θを算出する。
図8〜11は、本発明の第6実施形態に係る方位角計測装置のキャリブレーション方法を示すフローチャートである。
【0066】
図8において、ユーザは、表示部21に現在地の周辺地図を表示させた後(ステップS81)、キャリブレーション開始ボタンを押す(ステップS82)。
次に、表示制御部20は、現在地の地磁気偏角情報を取得し(ステップS83)、地図情報の地磁気上の北(または南)が表示部21の上に向くように、地図情報を回転させることで(ステップS84)、キャリブレーションの第1画面を表示する(ステップS85)。
【0067】
次に、ユーザは、センサモジュールを水平に置き(ステップS86)、道路などの周囲の実際の風景を見ながら、表示部21に表示されている地図情報の向きが、周囲の実際の風景の向きと一致するように、センサモジュール(または携帯機器)を回す(ステップS87)。なお、センサモジュールを持ったまま、ユーザ自身が回転してもよい。
【0068】
次に、ユーザは、地図情報の向きが周囲の実際の風景の向きと一致したら、そのことを知らせるためのボタン入力を行う(ステップS88)。
そして、補正値更新部18は、ステップS88のボタン入力が行われると、x軸ホール素子HExおよびy軸ホール素子HEyからの信号X1、Y1をそれぞれ記憶する(ステップS89)。
【0069】
次に、表示制御部20は、地図情報の東西が磁気センサにおける地磁気を検出する第2の軸と一致するように、地図情報を90度だけ回転させることで(ステップS90)、キャリブレーションの第2画面を表示する(ステップS91)。次に、ユーザは、道路などの周囲の実際の風景を見ながら、表示部21に表示されている地図情報の向きが、周囲の実際の風景の向きと一致するように、センサモジュール(または携帯機器)を回す(ステップS92)。なお、センサモジュールを持ったまま、ユーザ自身が回転してもよい。
【0070】
次に、ユーザは、地図情報の向きが周囲の実際の風景の向きと一致したら、そのことを知らせるためのボタン入力を行う(ステップS93)。
そして、補正値更新部18は、ステップS93のボタン入力が行われると、x軸ホール素子HExおよびy軸ホール素子HEyからの信号X2、Y2をそれぞれ記憶する(ステップS94)。
【0071】
そして、補正値更新部18は、x軸ホール素子HExからの信号X1に基づいて、x軸ホール素子HExのオフセット値Offsetxを求めるとともに、y軸ホール素子HEyからの信号Y2に基づいて、y軸ホール素子HEyのオフセット値Offsetyを求める(ステップS95)。
また、補正値更新部18は、x軸ホール素子HExからの信号X2、X1の差分に基づいて、x軸ホール素子HExの感度値Amplitudexを求めるとともに、y軸ホール素子HEyからの信号Y1、Y2の差分に基づいて、y軸ホール素子HEyの感度値Amplitudeyを求める(ステップS96)。
【0072】
なお、上述した実施形態では、x軸ホール素子HExおよびy軸ホール素子HEyから、X・Y方向の地磁気情報を得る方法について説明したが、例えば、Z方向に配置された4つの磁気センサの出力から演算によって求めるようにしてもよい。
また、キャリブレーションは、北と東の2方向だけの情報を用いてもよいが、さらに、南と西の4方向の情報を用いてもよく、これにより、キャリブレーション精度を高めることができる。
【0073】
また、z軸ホール素子HEzのキャリブレーションについても、4方向の情報を用いるようにしてもよい。
また、z軸ホール素子HEzのキャリブレーションでは、北(または南)と東(または西)の2方向で鉛直に立てることにより、オフセットと感度比の両方を求めることができるが、感度比のキャリブレーションが必用ない場合、東(または西)の1方向だけで鉛直にして測定することにより、オフセットだけのキャリブレーションを行うようにしてもよい。
【0074】
図12は、本発明の第7実施形態に係る方位角計測装置のキャリブレーション方法を示す平面図、図13は、本発明の第7実施形態に係る方位角計測装置のキャリブレーション方法を示すフローチャートである。
図12、13において、携帯電話の長手方向(初めの表示画面における上下方向)をX軸、短手方向(初めの表示画面における左右方向)をY軸とする2軸の磁気センサが装着されている。
【0075】
そして、ユーザは、現在地の実際の風景31の向きと表示画面33に表示されている現在地の地図の向きがずれている場合、キャリブレーション開始スイッチ34aを押す(ステップS101)。
次に、図12のK1に進み、表示制御部20は、現在地の地磁気偏角情報を考慮し、表示画面33に表示されている地図の地磁気上の東西が表示画面33の左右(Y軸方向)に向くように、表示画面33に表示されている地図を回転させる(ステップS102)。
【0076】
次に、図12のK2に進み、ユーザは、現在地の実際の風景31を見ながら、表示画面33に表示されている地図の向きが、現在地の実際の風景31の向きと一致するように、携帯機器32を回した後、測定ボタン34bを押す(ステップS103)。
次に、図12のK3に進み、表示制御部20は、表示画面33に表示されている地図の地磁気上の東西が表示画面33の上下(X軸方向)を向くように、表示画面33に表示されている地図を90度だけ回転させる(ステップS104)。
【0077】
次に、図12のK4に進み、ユーザは、現在地の実際の風景31を見ながら、表示画面33に表示されている地図の向きが、現在地の実際の風景31の向きと一致するように、携帯機器32を回した後、測定ボタン34bを押す(ステップS105)。
次に、図12のK5に進み、補正値更新部18は、ステップS103、S105の時に出力されたx軸ホール素子HExおよびy軸ホール素子HEyからの信号に基づいて、x軸ホール素子HExおよびy軸ホール素子HEyのオフセット値および感度値をそれぞれ算出し、補正値記憶部19に記憶されているx軸ホール素子HExおよびy軸ホール素子HEyのオフセット値および感度値をそれぞれ更新する。
【0078】
そして、ユーザは、現在地の実際の風景31の向きと表示画面33に表示されている現在地の地図の向きが一致するようになった場合、キャリブレーション終了スイッチ34cを押す(ステップS106)。
なお、ステップS103では、y軸ホール素子HEyは東向きになり、地磁気信号が0になるため、y軸ホール素子HEyの出力からは、オフセット値を得ることができる。
【0079】
また、ステップS103では、x軸ホール素子HExは北向きになり、地磁気信号が最大になるため、x軸ホール素子HExの出力からは、振幅値を得ることができる。
一方、ステップS105では、y軸ホール素子HEyは北向きになり、地磁気信号が最大になるため、y軸ホール素子HEyの出力からは、振幅値を得ることができる。
【0080】
また、ステップS105では、x軸ホール素子HExは東向きになり、地磁気信号が0になるため、x軸ホール素子HExの出力からは、オフセット値を得ることができる。
なお、上述した実施形態では、方位角計測装置が携帯機器に組み込まれていることを前提に説明したが、PDAやノートパソコンなどの携帯機器に対して抜き差し(脱着)可能な容器に方位角計測装置を収容し、この方位角計測装置を携帯機器に装着して使用するようにしてもよい。
【0081】
例えば、ノートパソコンに標準装備されているPCカードスロットに挿入されるPCMCIAカードの中に、方位角計測装置とそのデータ処理IC、インターフェースICなどを設け、そのドライバとして、上述したキャリブレーション機能を組み込むようにしてもよい。
PCカードスロットは、機械的かつ電気的な規格であり、スロット内部の漏洩磁束密度について磁気的な規程をしていないため、汎用のPCMCIAカードの中に設けた方位角計測装置は、事前に漏洩磁束密度を想定することができない。
【0082】
ここで、PCMCIAカードの中に方位角計測装置のキャリブレーション機能を組み込むことにより、PCカードスロットの漏洩磁場が携帯機器ごとにばらつく場合においても、方位角計測装置のオフセットを精度よく補正することができ、特定の携帯機器に限られることなく、位角計測装置を自由に装着して使用することが可能となる。
【0083】
なお、PCMCIAカードには、方位角計測装置以外にも、傾斜角センサや、GPSの信号処理IC、アンテナなどを一緒に搭載するようにしてもよいし、カード形式も、PCMCIAカードに限られることなく、CFカードスロットに対応させるようにしてもよい。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、所定の回転間隔で磁気センサの出力を収集することにより、移動機器を等速度で回転させることなく、磁気センサの現在のオフセット情報を算出することが可能となり、回転速度に依存することなく、磁気センサのキャリブレーションを精度よく行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る方位角計測装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る方位角計測装置のキャリブレーション方法を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施形態に係る方位角計測装置のキャリブレーション方法を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第3実施形態に係る方位角計測装置のキャリブレーション方法を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第4実施形態に係る方位角計測装置のキャリブレーション方法を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第5実施形態に係る方位角計測装置のキャリブレーション方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第6実施形態に係る方位角計測装置の概略構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第6実施形態に係る方位角計測装置のキャリブレーション方法を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第6実施形態に係る方位角計測装置のキャリブレーション方法を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第6実施形態に係る方位角計測装置のキャリブレーション方法を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第6実施形態に係る方位角計測装置のキャリブレーション方法を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第7実施形態に係る方位角計測装置のキャリブレーション方法を示す平面図である。
【図13】本発明の第7実施形態に係る方位角計測装置のキャリブレーション方法を示すフローチャートである。
【図14】従来の方位角計測装置のキャリブレーション方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、11 3軸磁気センサ
SM センサモジュール
HEx X軸ホール素子
HEy Y軸ホール素子
HEz Z軸ホール素子
2、12 磁気センサ駆動電源部
3、13 チョッパ部
4、14 差動入力アンプ
5、15 A/D変換部
6、16 補正計算部
7、17 方位角計算部
8、18 補正値更新部
9、19 補正値記憶部
20 表示制御部
21、33、43 表示部
31、41 風景
32、42 携帯機器
34a、44a 開始スイッチ
34b、44b 測定スイッチ
34c、44c 終了スイッチ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an azimuth angle measuring device, a calibration method, and a calibration program, and is particularly suitable for application to a case where an offset and a sensitivity ratio of a magnetic sensor are corrected.
[0002]
[Prior art]
When a conventional magnetic sensor is mounted inside a portable device, a magnetic field leaking from nearby speakers or electronic components of a magnetized metal package is present. Output as a signal.
As a result, in an azimuth angle measuring device that mounts a magnetic sensor on a portable device and detects terrestrial magnetism, the magnetic field due to the inside of the portable device becomes an offset with respect to terrestrial magnetism, so that the azimuth measurement accuracy may deteriorate.
[0003]
In addition, since the intensity and direction of the magnetic field due to the inside of the portable device change due to temperature change and aging, calibration is performed in the conventional azimuth angle measuring device to correct the offset fluctuation of the magnetic sensor.
FIG. 14 is a flowchart showing a calibration method of the conventional azimuth measuring device.
[0004]
In FIG. 14, the calibration start button of the mobile device is pressed (step S121).
Then, while keeping the mobile device on which the X-axis and Y-axis magnetic sensors are mounted horizontally, the mobile device is slowly rotated one or more turns at a constant speed (step S122).
When the mobile device has been rotated one or more turns, the calibration end button of the mobile device is pressed (step S123: this step can be omitted).
[0005]
Here, while the mobile device is rotated one or more turns, the maximum value and the minimum value of the signal output are detected by the magnetic sensors of the X-axis and the Y-axis respectively, and the values are subtracted and divided by 2 to obtain the magnetic values. Calibration can be performed on the X-axis and Y-axis magnetic sensors by setting the value obtained by adding the value to the sensitivity information of the sensor and dividing by 2 as the offset information.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional calibration method, it is necessary to rotate the mobile device one or more rounds on a plane in order to obtain the current maximum value and minimum value of the magnetic sensor. If the rotation speed is out of a certain range, for example, the number of read data is huge and the memory overflows, if the minimum value is overlooked, the calibration accuracy deteriorates or calibration is impossible. Was a problem.
[0007]
Therefore, the user is required to repeat the trial and error until the calibration is successful, and to rotate the mobile device many times.
Therefore, an object of the present invention is to provide an azimuth angle measuring device, a calibration method, and a calibration program capable of accurately performing calibration of a magnetic sensor without depending on a rotation speed.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, according to the azimuth angle measuring apparatus according to
[0009]
Thus, the current offset information of the magnetic sensor can be calculated by collecting the output of the magnetic sensor twice at a rotation interval of 180 degrees.
For this reason, in order to calculate the current offset information of the magnetic sensor, it is not necessary to rotate the mobile device at a constant speed, and the calibration of the magnetic sensor can be accurately performed without depending on the rotation speed. .
[0010]
Further, according to the azimuth angle measuring device according to
[0011]
Thus, the current sensitivity information of the magnetic sensor can be calculated by collecting the output of the magnetic sensor at least twice at a rotation interval of 90 degrees.
Therefore, it is not necessary to rotate the mobile device at a constant speed in order to calculate the current sensitivity information of the magnetic sensor, and the calibration of the magnetic sensor can be performed accurately without depending on the rotation speed. .
According to the azimuth angle measuring device of the third aspect, a magnetic sensor having two or more axes for detecting geomagnetism and offset information for each axis output of the magnetic sensor updated based on the output of the magnetic sensor are stored. An offset information storage unit, and a detachable mounting unit that allows at least a part of the magnetic sensor to be detachably mounted from the portable device. The offset information storage unit is configured such that the magnetic sensor part is detached from the portable device. In the state, the offset information is stored.
[0012]
This makes it possible to retrofit the azimuth angle measurement device to the terminal, and even when the terminal does not have the azimuth angle measurement function, enables the calibration of the offset that occurs at the time of mounting, while providing the azimuth angle measurement function to the terminal. Can be added to
Further, according to the azimuth angle measuring device according to claim 4, a magnetic sensor having two or more axes for detecting geomagnetism, an offset information storage unit for storing offset information for each axis output of the magnetic sensor, A correction calculation unit that corrects the output of the magnetic sensor based on the information, a declination information acquisition unit that obtains geomagnetic declination information at the current location, and an azimuth calculation unit that calculates an azimuth based on an output correction value from the correction calculation unit A display unit that displays map information of the current location on a display screen, and a display that rotates and displays the map information so that east and west on the geomagnetism of the map information coincides with one of the axes for detecting geomagnetism in the magnetic sensor. The control unit, before rotating the magnetic sensor, so that the direction of the map information of the current location displayed on the display screen matches the orientation of the landscape of the current location. Based on the output of the magnetic sensor, characterized by comprising an offset information updating unit for updating the offset information for each axis output of the magnetic sensor.
[0013]
As a result, the magnetic sensing axis of the magnetic sensor can be directed horizontally and east-west using the map, and it is possible to achieve a state substantially free of geomagnetism.
For this reason, the offset calibration of the magnetic sensor pointing in the east-west direction can be completed by one measurement, and the calibration work can be simplified.
[0014]
According to the azimuth angle measuring device of the fifth aspect, a magnetic sensor having two or more axes for detecting geomagnetism, an offset information storage unit for storing offset information for each axis output of the magnetic sensor, A correction calculation unit that corrects the output of the magnetic sensor based on the information, a declination information acquisition unit that obtains geomagnetic declination information at the current location, and an azimuth calculation unit that calculates an azimuth based on an output correction value from the correction calculation unit A display unit that displays map information of the current location on a display screen, and a display that rotates and displays the map information so that east and west on the geomagnetism of the map information coincides with one of the axes for detecting geomagnetism in the magnetic sensor. A control unit, a rotation control unit for rotating the map information displayed on the display unit at intervals of 90 degrees or 180 degrees, and a current location displayed on the display screen At least one of offset information or sensitivity information for each axis output of the magnetic sensor based on the output of the magnetic sensor when rotating the magnetic sensor so that the direction of the map information matches the direction of the landscape of the current location. An offset / sensitivity information updating unit for updating one of them is provided.
[0015]
Thus, when the magnetic sensor of the first axis is set to the east-west magnetic sensing axis and the offset is measured, the output of the other magnetic sensor of the second axis is stored, and then the magnetic sensor of the second axis is stored. When the magnetic sensing axis is set to east and west, and the offset is measured, by performing measurement of storing the magnetic sensor output of the first axis, calibration for four of the offset information and sensitivity information of the two axes is performed. The measurement can be completed with only two measurements.
[0016]
According to the calibration method of the sixth aspect, the output of the magnetic sensor is stored in a state where the sensor module on which the magnetic sensor for detecting the rotation angle in the plane is mounted is kept in the plane. Rotating the sensor module by 180 degrees in the plane from the initial position and storing the output of the magnetic sensor; and storing the output value of the magnetic sensor at the initial position and 180 degrees. Updating the offset value of the magnetic sensor based on the result of subtraction from the output value of the magnetic sensor stored at the position rotated only by the rotation of the magnetic sensor.
[0017]
Thus, the current offset information of the magnetic sensor can be calculated by collecting the output of the magnetic sensor by changing the direction by 180 degrees and starting from an arbitrary position in the plane.
Therefore, the output of the magnetic sensor can be collected by effectively utilizing the sense of direction of a human, and the calibration of the magnetic sensor can be performed with high accuracy while reducing the burden on the user.
[0018]
According to the calibration method of the seventh aspect, the output of the magnetic sensor is stored in a state where the sensor module on which the magnetic sensor for detecting the rotation angle in the plane is mounted is kept in the plane. Rotating the sensor module by 90 degrees in the plane from the initial position and storing the output of the magnetic sensor; and rotating the sensor module by 180 degrees in the plane from the initial position. Storing the output of the magnetic sensor, and subtracting the output value of the magnetic sensor stored at the position rotated by 180 degrees from the output value of the magnetic sensor stored at the initial position. Updating the offset value of the magnetic sensor based on the offset value from the output value of the magnetic sensor stored at an initial position. Updating the sensitivity information of the magnetic sensor based on the sum of squares of the value obtained by subtracting the offset value from the output value of the magnetic sensor stored at a position rotated by 90 degrees. It is characterized by having.
[0019]
Thus, the current offset information and sensitivity information of the magnetic sensor can be calculated by collecting the output of the magnetic sensor by changing the direction by 90 degrees and 180 degrees starting from an arbitrary position in the plane. It becomes possible.
Therefore, the output of the magnetic sensor can be collected by effectively utilizing the sense of direction of a human, and the calibration of the magnetic sensor can be performed with high accuracy while reducing the burden on the user.
[0020]
According to the calibration method of the eighth aspect, the map information of the current location is displayed on the display screen so that the east and west on the geomagnetism coincide with the first axis for detecting the geomagnetism in the magnetic sensor. Rotating the magnetic sensor so that the orientation of the map information of the current location displayed on the display screen matches the orientation of the landscape of the current location, and when the orientation of the map information matches the orientation of the landscape. Storing the output of the magnetic sensor; and rotating map information of the current position displayed on the display screen so that east and west on the geomagnetic field coincide with a second axis for detecting the geomagnetism in the magnetic sensor. The magnetic sensor so that the direction of the map information of the current location, which is rotated and displayed to match the second axis on the display screen, matches the orientation of the landscape of the current location. Rotating the sensor, and storing the output of the magnetic sensor when the orientation of the map information rotated and displayed to match the second axis on the display screen matches the orientation of the landscape, Updating at least one of offset information or sensitivity information of the magnetic sensor based on the output value of the magnetic sensor stored at the first position and the output value of the magnetic sensor stored at the second position And the step of performing.
[0021]
As a result, the orientation of the magnetic sensor can be changed with reference to the scenery of the current location, and the number of times of collecting the output of the magnetic sensor can be obtained even when calibrating both the offset information and the sensitivity information of the magnetic sensor. Can be performed twice, and the calibration of the magnetic sensor can be performed with high accuracy while reducing the burden on the user.
[0022]
According to the calibration program of the ninth aspect, among the axes at which the magnetic sensor detects terrestrial magnetism, at least one axis obtains the output of each axis of the magnetic sensor rotated at intervals of 90 degrees or 180 degrees. And causing the computer to execute at least one of offset information and sensitivity information for each axis output of the magnetic sensor based on the acquired axis outputs of the magnetic sensor.
[0023]
Accordingly, by installing the calibration program on the mobile device, it is possible to calculate at least one of the current offset information and the sensitivity information of the magnetic sensor without rotating the mobile device at a constant speed, and the rotation speed can be calculated. Calibration of the magnetic sensor can be performed with high accuracy without dependence.
[0024]
In addition, according to the calibration program according to claim 10, a step of displaying map information of a current location on the display screen so that east and west on the geomagnetism coincide with a first axis for detecting geomagnetism in the magnetic sensor, The offset information of the magnetic sensor based on the output of the magnetic sensor when the magnetic sensor is rotated so that the direction of the map information of the current position displayed on the display screen matches the direction of the landscape of the current position. Or updating at least one of the sensitivity information.
[0025]
Thus, by installing the calibration program on the mobile device, the magnetic sensing axis of the magnetic sensor can be directed horizontally and east-west using the map, and the state can be made substantially free of geomagnetism.
For this reason, the offset calibration of the magnetic sensor pointing in the east-west direction can be completed by one measurement, and the calibration work can be simplified.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an azimuth measuring device and a calibration method according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a block diagram showing a schematic configuration of the azimuth angle measuring device according to the first embodiment of the present invention.
[0027]
In FIG. 1, the azimuth measuring device includes a three-axis
[0028]
Here, the x-axis Hall element HEx, the y-axis Hall element HEy and the z-axis Hall element HEz are arranged in the sensor module SM, and the x-axis Hall element HEx and the y-axis Hall element HEy detect a rotation angle in a horizontal plane. , And the z-axis Hall element HEz is arranged to detect the magnetism in the vertical direction.
The x-axis Hall element HEx, the y-axis Hall element HEy, and the z-axis Hall element HEz are for detecting terrestrial magnetism, and are preferably, for example, a compound semiconductor based on InSb, InAs, GaAs or the like, or a Si monolithic based. .
[0029]
The
Here, the
[0030]
In the 360 ° chopper drive, not only the offset term of the Hall element itself included in the outputs of the x-axis Hall element HEx, the y-axis Hall element HEy, and the z-axis Hall element HEz, but also the electric current generated by the differential input amplifier 4 itself in the subsequent stage. Dynamic offset term can be easily canceled.
Next, the signals output from the x-axis Hall element HeEx, the y-axis Hall element HEy, and the z-axis Hall element HEz are respectively amplified by the differential input amplifier 4, and the amplified output value is subjected to A / D conversion. After being converted into a digital signal by the
[0031]
Here, the offset value and the sensitivity value of the x-axis Hall element HEx, the y-axis Hall element HEy, and the z-axis Hall element HEz are stored in the correction
[0032]
Here, the correction
Then, based on the output amplification values from the x-axis Hall element HEx, the y-axis Hall element HEy and the z-axis Hall element HEz, the current offset of the x-axis Hall element HeEx, the y-axis Hall element HEy and the z-axis Hall element HEz The value and the sensitivity value are calculated respectively, and the offset value and the sensitivity value stored in the correction
[0033]
When values α, β, and γ proportional to each axis component of the geomagnetism are extracted by the correction calculation unit 6, the values α, β, and γ are output to the azimuth angle calculation unit 7.
Then, for example, when the X axis and the Y axis are in the horizontal plane, the azimuth calculating unit 7 calculates the sign of the values α and β proportional to each axis component of the geomagnetism and the equation of θ = arcTAN (β / α). The azimuth angle θ is calculated based on
[0034]
When the X axis and the Y axis are inclined from the horizontal plane, the azimuth angle θ can be calculated after correcting the inclination angles using values α, β, and γ proportional to each axis component of the geomagnetism.
Here, when updating the offset value and the sensitivity value of the x-axis Hall element HEx stored in the correction
[0035]
Then, by applying the following equations (1-1) and (1-2), the current offset value Offset of the x-axis Hall element HEx is set. x And sensitivity value Amplitude x Can be requested.
Similarly, the current offset value Offset is also set for the y-axis Hall element HEy and the z-axis Hall element HEz. y , Offset z And sensitivity value Amplitude y , Amplitude z Can be obtained respectively.
[0036]
[Expression 1]
[0037]
[Expression 2]
[0038]
Then, the correction calculator 6 calculates the offset values Offset x , Offset y , Offset z And sensitivity value Amplitude x , Amplitude y , Amplitude z And the following (1-3) to (1-5) are applied to cancel the offset of the x-axis Hall element HEx, the y-axis Hall element HEy, and the z-axis Hall element HEz, and to correct the sensitivity. be able to.
Y norm = (Y-Offset y ) / Amplitude y ... (1-3)
X norm = (X-Offset x ) / Amplitude x ... (1-4)
Z norm = (X-Offset z ) / Amplitude z ... (1-5)
FIG. 2 is a flowchart illustrating a calibration method of the azimuth angle measuring device according to the first embodiment of the present invention.
[0039]
2, the sensor module SM shown in FIG. 1 is placed horizontally (step S1), and signals from the x-axis Hall element HEx and the y-axis Hall element HEy are obtained while rotating the sensor module SM by 90 degrees in a horizontal plane (step S2). S4).
Then, the correction
[0040]
Next, the sensor module SM of FIG. 1 is placed vertically (step S6), and a signal from the z-axis Hall element HEz is obtained while rotating the sensor module SM by 90 degrees around the vertical direction (steps S7 to S9).
Then, the correction
[0041]
Thus, the current offset values Offset of the x-axis Hall element HEx, the y-axis Hall element HEy, and the z-axis Hall element HEz x , Offset y , Offset z And sensitivity value Amplitude x , Amplitude y , Amplitude z It is not necessary to rotate the mobile device at a fixed range of speed in order to calculate the X axis Hall element HEx, the Y axis Hall element HEy, and the z axis Hall element HEz without depending on the rotation speed. It is possible to do well.
[0042]
Here, consider a case where the portable device is rotated by 90 degrees from an arbitrary azimuth angle θ in the XY plane.
The signal from the x-axis Hall element HEx at an arbitrary azimuth θ before rotating the portable device is Xθ, and the signal from the x-axis Hall element HEx when the portable device is rotated by 90 degrees in the XY plane is Xθ. +90 °, the signal from the x-axis Hall element HEx when the mobile device is rotated by 180 degrees in the XY plane is:
And the equation (1-1) is obtained.
Similarly,
And equation (1-2) is obtained.
[0044]
For this reason, by rotating the portable device in the perpendicular direction and performing measurement only five times, it becomes possible to perform calibration of the x-axis Hall element HEx, the y-axis Hall element HEy, and the z-axis Hall element HEz, respectively. By effectively utilizing the sense of direction, it is possible to reduce the burden on the user when performing the calibration work.
[0045]
FIG. 3 is a flowchart illustrating a calibration method of the azimuth angle measuring device according to the second embodiment of the present invention.
3, the sensor module SM shown in FIG. 1 is placed horizontally (step S11), and signals from the x-axis Hall element HEx and the y-axis Hall element HEy are obtained while rotating the sensor module SM by 90 degrees in a horizontal plane (steps S12 to S12). S14).
[0046]
Then, the correction
Next, the sensor module SM of FIG. 1 is placed vertically (step S16), and signals from the z-axis Hall element HEz are obtained while rotating the sensor module SM by 90 degrees around the vertical direction (steps S17 to S19).
[0047]
Then, the correction
FIG. 4 is a flowchart illustrating a calibration method of the azimuth angle measuring device according to the third embodiment of the present invention.
[0048]
In FIG. 4, the sensor module SM of FIG. 1 is placed horizontally (step S41), and signals from the x-axis Hall element HEx, the y-axis Hall element HEy, and the z-axis Hall element HEz are obtained (step S42).
Next, after rotating the sensor module SM by 90 degrees from the horizontal plane in the η direction (the direction of inclination of the portable device in the lateral direction) (step S43), the signals from the x-axis Hall element HEx and the y-axis Hall element HEy are output. It is acquired (step S44).
[0049]
Next, after rotating the sensor module SM by −90 degrees in the η direction (the direction of inclination of the portable device in the lateral direction) from the horizontal plane (step S45), the signals from the x-axis Hall element HEx and the y-axis Hall element HEy Is acquired (step S46).
Next, after rotating the sensor module SM by 90 degrees from the horizontal plane in the φ direction (the tilt direction in the longitudinal direction of the portable device) (step S47), a signal from the z-axis Hall element HEz is obtained (step S48).
[0050]
Next, after rotating the sensor module SM from the horizontal plane in the φ direction (the direction of inclination of the portable device in the longitudinal direction) by −90 degrees (step S49), a signal from the z-axis Hall element HEz is obtained (step S50). .
Then, the correction
[0051]
This makes it possible to calibrate the x-axis Hall element HEx, the y-axis Hall element HEy, and the z-axis Hall element HEz by rotating the portable device in the right-angle direction and performing measurement only five times.
FIG. 5 is a flowchart illustrating a calibration method of the azimuth angle measuring device according to the fourth embodiment of the present invention.
[0052]
In FIG. 5, the sensor module SM of FIG. 1 is placed horizontally (step 61), and signals from the x-axis Hall element HEx, the y-axis Hall element HEy, and the z-axis Hall element HEz are obtained (step S62).
Next, after rotating the sensor module SM by 180 degrees in the φ direction from the horizontal plane (step S63), signals from the x-axis Hall element HEx and the y-axis Hall element HEy are obtained (step S64).
[0053]
Next, after rotating the sensor module SM by 180 degrees in the η direction from the horizontal plane (step S65), a signal from the z-axis Hall element HEz is obtained (step S66).
Then, the correction
[0054]
Thus, the mobile device is rotated in the right-angle direction, and the measurement is performed only three times, so that the offset value Offset of the x-axis Hall element HEx, the y-axis Hall element HEy, and the z-axis Hall element HEz x , Offset y , Offset z Can be respectively performed.
FIG. 6 is a flowchart illustrating a calibration method of the azimuth angle measuring device according to the fifth embodiment of the present invention.
[0055]
6, the sensor module SM of FIG. 1 is placed horizontally (step S71), and signals from the x-axis Hall element HEx and the y-axis Hall element HEy are acquired while rotating 90 degrees in a horizontal plane (steps S72 to S72). S74).
Then, the correction
[0056]
This makes it possible to calibrate the x-axis Hall element HEx and the y-axis Hall element HEy by rotating the portable device in the right-angle direction and measuring three times.
FIG. 7 is a block diagram illustrating a schematic configuration of an azimuth measuring device according to a sixth embodiment of the present invention.
[0057]
In FIG. 7, the azimuth angle measuring device includes a three-axis
[0058]
Here, the x-axis Hall element HEx and the y-axis Hall element HEy are arranged to detect a rotation angle in a horizontal plane, and the z-axis Hall element HEz is arranged to detect a rotation angle in a vertical plane.
The
[0059]
The signals output from the x-axis Hall element HeEx, the y-axis Hall element HEy, and the z-axis Hall element HEz are respectively amplified by the
Here, the offset value and the sensitivity value of the x-axis Hall element HEx, the y-axis Hall element HEy, and the z-axis Hall element HEz are stored in the correction
[0060]
Here, the
For example, the
Then, the correction
[0061]
Further, the
Then, the correction
[0062]
Then, based on the output amplification values obtained from the x-axis Hall element HEx, the y-axis Hall element HEy, and the z-axis Hall element HEz, the x-axis Hall element HEx, the y-axis Hall element HEy, and the z-axis Hall element HEz are obtained. The current offset value and sensitivity value are calculated, and the offset value and sensitivity value stored in the correction
[0063]
When acquiring the map information of the current position, the
Alternatively, a landmark around the current location may be input, and map information specified by the landmark may be downloaded from the server.
[0064]
Further, the
Here, in order to facilitate the acquisition of geomagnetic declination information corresponding to the current location, geomagnetic declination information may be stored in a database in association with the longitude and latitude of the map information.
[0065]
Then, when the
8 to 11 are flowcharts illustrating a calibration method of the azimuth angle measuring device according to the sixth embodiment of the present invention.
[0066]
In FIG. 8, after displaying the surrounding map of the current location on the display unit 21 (step S81), the user presses a calibration start button (step S82).
Next, the
[0067]
Next, the user places the sensor module horizontally (step S86) and looks at the actual scenery around the road and the like, while changing the direction of the map information displayed on the
[0068]
Next, when the direction of the map information matches the direction of the actual surrounding scenery, the user performs a button input to notify the user of the fact (step S88).
Then, when the button input in step S88 is performed, the correction
[0069]
Next, the
[0070]
Next, when the direction of the map information matches the direction of the actual surrounding scenery, the user performs a button input for notifying the user (step S93).
Then, when the button input in step S93 is performed, the correction
[0071]
Then, based on the signal X1 from the x-axis Hall element HEx, the correction
Further, the correction
[0072]
In the above-described embodiment, a method for obtaining geomagnetic information in the X and Y directions from the x-axis Hall element HEx and the y-axis Hall element HEy has been described. For example, the outputs of four magnetic sensors arranged in the Z direction are described. May be obtained by calculation.
Further, the calibration may use information only in two directions, north and east, but may also use information in four directions, south and west, thereby improving the calibration accuracy.
[0073]
Also, the calibration of the z-axis Hall element HEz may use information in four directions.
In the calibration of the z-axis Hall element HEz, both the offset and the sensitivity ratio can be obtained by standing vertically in two directions, north (or south) and east (or west). When the calibration is not necessary, the calibration may be performed only for the offset by measuring in a vertical direction in only one direction of east (or west).
[0074]
FIG. 12 is a plan view illustrating a calibration method of the azimuth angle measuring device according to the seventh embodiment of the present invention, and FIG. 13 is a flowchart illustrating a calibration method of the azimuth angle measuring device according to the seventh embodiment of the present invention. It is.
In FIGS. 12 and 13, a two-axis magnetic sensor having the X-axis in the longitudinal direction (vertical direction on the first display screen) of the mobile phone and the Y-axis in the short direction (horizontal direction on the first display screen) is attached. I have.
[0075]
Then, when the orientation of the
Next, proceeding to K1 in FIG. 12, the
[0076]
Next, proceeding to K2 in FIG. 12, the user looks at the
Next, proceeding to K3 in FIG. 12, the
[0077]
Next, proceeding to K4 in FIG. 12, the user looks at the
Next, proceeding to K5 in FIG. 12, the correction
[0078]
Then, when the direction of the
In step S103, since the y-axis Hall element HEy faces east and the geomagnetic signal becomes 0, an offset value can be obtained from the output of the y-axis Hall element HEy.
[0079]
Further, in step S103, the x-axis Hall element HEx is directed northward, and the geomagnetic signal is maximized, so that an amplitude value can be obtained from the output of the x-axis Hall element HEx.
On the other hand, in step S105, the y-axis Hall element HEy faces north and the geomagnetic signal is maximized, so that an amplitude value can be obtained from the output of the y-axis Hall element HEy.
[0080]
In step S105, the x-axis Hall element HEx is oriented eastward, and the geomagnetic signal becomes 0. Therefore, an offset value can be obtained from the output of the x-axis Hall element HEx.
In the above-described embodiment, the description has been made on the premise that the azimuth angle measuring device is incorporated in the portable device. However, the azimuth angle measurement device is mounted on a container that can be inserted into and removed from the portable device such as a PDA or a notebook computer. The azimuth measuring device may be housed in a portable device and used.
[0081]
For example, an azimuth measuring device, its data processing IC, an interface IC, and the like are provided in a PCMCIA card inserted into a PC card slot provided as standard equipment in a notebook personal computer, and the above-described calibration function is incorporated as a driver thereof. You may do so.
Since the PC card slot is a mechanical and electrical standard and does not magnetically regulate the leakage magnetic flux density inside the slot, the azimuth measuring device provided in a general-purpose PCMCIA card must Magnetic flux density cannot be assumed.
[0082]
Here, by incorporating the calibration function of the azimuth angle measuring device into the PCMCIA card, even if the leakage magnetic field of the PC card slot varies for each portable device, it is possible to accurately correct the offset of the azimuth angle measuring device. It is possible to freely attach and use the angle measurement device without being limited to a specific portable device.
[0083]
Note that the PCMCIA card may be equipped with an inclination sensor, a GPS signal processing IC, an antenna, and the like in addition to the azimuth measuring device, and the card format is limited to the PCMCIA card. Instead, it may be made to correspond to the CF card slot.
[0084]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, by collecting the output of the magnetic sensor at a predetermined rotation interval, the current offset information of the magnetic sensor can be calculated without rotating the mobile device at a constant speed. This makes it possible to accurately calibrate the magnetic sensor without depending on the rotation speed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a schematic configuration of an azimuth angle measuring device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart illustrating a calibration method of the azimuth angle measuring device according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a flowchart illustrating a calibration method of an azimuth angle measuring device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a flowchart illustrating a calibration method of an azimuth angle measuring device according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a flowchart illustrating a calibration method of an azimuth angle measuring device according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a flowchart illustrating a calibration method of an azimuth angle measuring device according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a block diagram illustrating a schematic configuration of an azimuth angle measuring device according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a flowchart illustrating a calibration method of an azimuth angle measuring device according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a flowchart illustrating a calibration method of an azimuth angle measuring device according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a flowchart illustrating a calibration method of an azimuth angle measuring device according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a flowchart illustrating a calibration method of an azimuth angle measuring device according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a plan view illustrating a calibration method of an azimuth angle measuring device according to a seventh embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a flowchart illustrating a calibration method of the azimuth angle measuring device according to the seventh embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a flowchart illustrating a calibration method of a conventional azimuth angle measuring device.
[Explanation of symbols]
1,11 3-axis magnetic sensor
SM sensor module
HEx X-axis Hall element
HEy Y-axis Hall element
HEz Z-axis Hall element
2,12 Magnetic sensor drive power supply
3, 13 Chopper section
4,14 differential input amplifier
5, 15 A / D converter
6, 16 correction calculator
7, 17 Azimuth angle calculation unit
8, 18 Correction value update unit
9, 19 Correction value storage unit
20 Display control unit
21, 33, 43 display unit
31, 41 landscape
32, 42 Portable equipment
34a, 44a Start switch
34b, 44b Measurement switch
34c, 44c End switch
Claims (10)
前記磁気センサの各軸出力に対するオフセット情報を記憶するオフセット情報記憶部と、
前記オフセット情報に基づいて前記磁気センサの出力を補正する補正計算部と、
前記補正計算部による出力補正値に基づいて方位を計算する方位角計算部と、
前記磁気センサが地磁気を検出する軸の内、少なくとも1つ以上の軸が180度回転する間隔で取得した前記磁気センサの出力に基づいて、前記磁気センサの各軸出力に対するオフセット情報を更新するオフセット情報更新部とを備えることを特徴とする方位角計測装置。A magnetic sensor having two or more axes for detecting geomagnetism,
An offset information storage unit that stores offset information for each axis output of the magnetic sensor,
A correction calculator for correcting the output of the magnetic sensor based on the offset information,
Azimuth angle calculation unit that calculates the azimuth based on the output correction value by the correction calculation unit,
An offset for updating offset information for each axis output of the magnetic sensor based on an output of the magnetic sensor acquired at an interval where at least one or more axes among the axes where the magnetic sensor detects terrestrial magnetism is rotated by 180 degrees. An azimuth measuring device comprising an information updating unit.
前記磁気センサの各軸出力に対する感度情報を記憶する感度情報記憶部と、
前記感度情報に基づいて前記磁気センサの出力を補正する補正計算部と、
前記補正計算部による出力補正値に基づいて方位を計算する方位角計算部と、
前記磁気センサが地磁気を検出する軸の内、少なくとも1つ以上の軸が90度回転する間隔で取得した前記磁気センサの出力に基づいて、前記磁気センサの各軸出力に対する感度情報を更新する感度情報更新部とを備えることを特徴とする方位角計測装置。A magnetic sensor having two or more axes for detecting geomagnetism,
A sensitivity information storage unit that stores sensitivity information for each axis output of the magnetic sensor,
A correction calculation unit that corrects the output of the magnetic sensor based on the sensitivity information,
Azimuth angle calculation unit that calculates the azimuth based on the output correction value by the correction calculation unit,
A sensitivity for updating sensitivity information for each axis output of the magnetic sensor based on an output of the magnetic sensor acquired at an interval at which at least one axis among the axes where the magnetic sensor detects geomagnetism rotates by 90 degrees. An azimuth measuring device comprising an information updating unit.
前記磁気センサの出力に基づいて更新された前記磁気センサの各軸出力に対するオフセット情報を記憶するオフセット情報記憶部と、
少なくとも前記磁気センサの部分を携帯機器から脱離装着可能とする脱離装着手段とを備え、
前記オフセット情報記憶部は、前記磁気センサの部分が携帯機器から脱離した状態においても前記オフセット情報を記憶していることを特徴とする方位角計測装置。A magnetic sensor having two or more axes for detecting geomagnetism,
An offset information storage unit that stores offset information for each axis output of the magnetic sensor updated based on the output of the magnetic sensor,
At least a detachable mounting means enabling detachable mounting of the magnetic sensor from the portable device,
The azimuth angle measuring device, wherein the offset information storage unit stores the offset information even in a state where the magnetic sensor part is detached from a portable device.
前記磁気センサの各軸出力に対するオフセット情報を記憶するオフセット情報記憶部と、
前記オフセット情報に基づいて前記磁気センサの出力を補正する補正計算部と、
現在地における地磁気偏角情報を取得する偏角情報取得部と、
前記補正計算部による出力補正値に基づいて方位を計算する方位角計算部と、
現在地の地図情報を表示画面に表示する表示部と、
前記地図情報の地磁気上の東西が前記磁気センサにおける地磁気を検出する軸のいずれかと一致するように、前記地図情報を回転表示させる表示制御部と、
前記表示画面上に表示された現在地の地図情報の向きが現在地の景観の向きに一致するように、前記磁気センサを回転させた時の前記磁気センサの出力に基づいて、前記磁気センサの各軸出力に対するオフセット情報を更新するオフセット情報更新部とを備えることを特徴とする方位角計測装置。A magnetic sensor having two or more axes for detecting geomagnetism,
An offset information storage unit that stores offset information for each axis output of the magnetic sensor,
A correction calculator for correcting the output of the magnetic sensor based on the offset information,
A declination information acquisition unit for acquiring geomagnetic declination information at the current location;
Azimuth angle calculation unit that calculates the azimuth based on the output correction value by the correction calculation unit,
A display unit for displaying map information of the current location on a display screen;
A display control unit that rotates and displays the map information so that east and west on the geomagnetism of the map information coincides with one of the axes that detect the geomagnetism in the magnetic sensor.
Each axis of the magnetic sensor based on the output of the magnetic sensor when the magnetic sensor is rotated so that the direction of the map information of the current position displayed on the display screen matches the direction of the landscape of the current position An azimuth measuring device, comprising: an offset information updating unit that updates offset information for an output.
前記磁気センサの各軸出力に対するオフセット情報を記憶するオフセット情報記憶部と、
前記オフセット情報に基づいて前記磁気センサの出力を補正する補正計算部と、
現在地における地磁気偏角情報を取得する偏角情報取得部と、
前記補正計算部による出力補正値に基づいて方位を計算する方位角計算部と、
現在地の地図情報を表示画面に表示する表示部と、
前記地図情報の地磁気上の東西が前記磁気センサにおける地磁気を検出する軸のいずれかと一致するように、前記地図情報を回転表示させる表示制御部と、
前記表示部に表示されている地図情報を90度または180度間隔で回転させる回転制御部と、
前記表示画面上に表示された現在地の地図情報の向きが現在地の景観の向きに一致するように、前記磁気センサを回転させた時の前記磁気センサの出力に基づいて、前記磁気センサの各軸出力に対するオフセット情報または感度情報の少なくともいずれか一方を更新するオフセット/感度情報更新部を備えることを特徴とする方位角計測装置。A magnetic sensor having two or more axes for detecting geomagnetism,
An offset information storage unit that stores offset information for each axis output of the magnetic sensor,
A correction calculator for correcting the output of the magnetic sensor based on the offset information,
A declination information acquisition unit for acquiring geomagnetic declination information at the current location;
Azimuth angle calculation unit that calculates the azimuth based on the output correction value by the correction calculation unit,
A display unit for displaying map information of the current location on a display screen;
A display control unit that rotates and displays the map information so that east and west on the geomagnetism of the map information coincides with one of the axes that detect the geomagnetism in the magnetic sensor.
A rotation control unit that rotates the map information displayed on the display unit at intervals of 90 degrees or 180 degrees,
Each axis of the magnetic sensor based on the output of the magnetic sensor when the magnetic sensor is rotated so that the direction of the map information of the current position displayed on the display screen matches the direction of the landscape of the current position An azimuth angle measuring device comprising: an offset / sensitivity information updating unit that updates at least one of offset information and sensitivity information for an output.
前記センサモジュールを最初の位置から前記平面内で180度だけ回転させて、前記磁気センサの出力を記憶させるステップと、
最初の位置で記憶された前記磁気センサの出力値と、180度だけ回転させた位置で記憶された前記磁気センサの出力値との減算結果に基づいて、前記磁気センサのオフセット値を更新するステップとを備えることを特徴とするキャリブレーション方法。Storing a sensor module mounted with a magnetic sensor for detecting a rotation angle in the plane in the plane while storing an output of the magnetic sensor;
Rotating the sensor module by 180 degrees in the plane from an initial position to store the output of the magnetic sensor;
Updating an offset value of the magnetic sensor based on a subtraction result of an output value of the magnetic sensor stored at a first position and an output value of the magnetic sensor stored at a position rotated by 180 degrees A calibration method comprising:
前記センサモジュールを最初の位置から前記平面内で90度だけ回転させて、前記磁気センサの出力を記憶させるステップと、
前記センサモジュールを最初の位置から前記平面内で180度だけ回転させて、前記磁気センサの出力を記憶させるステップと、
最初の位置で記憶された前記磁気センサの出力値と、180度だけ回転させた位置で記憶された前記磁気センサの出力値との減算結果に基づいて、前記磁気センサのオフセット値を更新するステップと、
最初の位置で記憶された前記磁気センサの出力値から前記オフセット値を減算した値と、90度だけ回転させた位置で記憶された前記磁気センサの出力値から前記オフセット値を減算した値との自乗和に基づいて、前記磁気センサの感度情報を更新するステップとを備えることを特徴とするキャリブレーション方法。Storing a sensor module mounted with a magnetic sensor for detecting a rotation angle in the plane in the plane while storing an output of the magnetic sensor;
Rotating the sensor module by 90 degrees in the plane from an initial position to store the output of the magnetic sensor;
Rotating the sensor module by 180 degrees in the plane from an initial position to store the output of the magnetic sensor;
Updating an offset value of the magnetic sensor based on a subtraction result of an output value of the magnetic sensor stored at a first position and an output value of the magnetic sensor stored at a position rotated by 180 degrees When,
A value obtained by subtracting the offset value from the output value of the magnetic sensor stored at the first position, and a value obtained by subtracting the offset value from the output value of the magnetic sensor stored at the position rotated by 90 degrees. Updating the sensitivity information of the magnetic sensor based on the sum of squares.
前記表示画面上に表示された現在地の地図情報の向きが現在地の景観の向きに一致するように、磁気センサを回転するステップと、
前記地図情報の向きが前記景観の向きに一致した時の前記磁気センサの出力を記憶させるステップと、
地磁気上の東西が磁気センサにおける地磁気を検出する第2の軸と一致するように、前記表示画面上に表示されている現在地の地図情報を回転させるステップと、
前記表示画面で前記第2の軸と一致するように回転表示された現在地の地図情報の向きが現在地の景観の向きに一致するように、前記磁気センサを回転するステップと、
前記表示画面で前記第2の軸と一致するように回転表示された地図情報の向きが前記景観の向きに一致した時の前記磁気センサの出力を記憶させるステップと、
最初の位置で記憶された前記磁気センサの出力値と、第2の位置で記憶された前記磁気センサの出力値とに基づいて、前記磁気センサのオフセット情報または感度情報の少なくともいずれか一方を更新するステップとを備えることを特徴とするキャリブレーション方法。Displaying map information of the current location on the display screen so that east and west on the geomagnetism coincide with a first axis for detecting geomagnetism in the magnetic sensor;
Rotating the magnetic sensor so that the direction of the map information of the current location displayed on the display screen matches the orientation of the landscape of the current location,
Storing the output of the magnetic sensor when the direction of the map information matches the direction of the landscape;
Rotating map information of the current position displayed on the display screen so that east and west on the geomagnetism coincide with a second axis for detecting geomagnetism in the magnetic sensor;
Rotating the magnetic sensor so that the direction of the map information of the current location, which is rotated and displayed to match the second axis on the display screen, matches the orientation of the landscape of the current location,
Storing the output of the magnetic sensor when the direction of the map information rotated and displayed to match the second axis on the display screen matches the direction of the landscape;
Updating at least one of offset information or sensitivity information of the magnetic sensor based on the output value of the magnetic sensor stored at the first position and the output value of the magnetic sensor stored at the second position Performing the calibration.
前記取得した磁気センサの各軸出力に基づいて、前記磁気センサの各軸出力に対するオフセット情報または感度情報の少なくともいずれか一方を更新するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするキャリブレーションプログラム。Acquiring at least one axis output of a magnetic sensor in which at least one axis among the axes at which the magnetic sensor detects terrestrial magnetism is rotated at intervals of 90 degrees or 180 degrees;
A step of updating at least one of offset information and sensitivity information for each axis output of the magnetic sensor based on the obtained axis outputs of the magnetic sensor.
前記表示画面上に表示された現在地の地図情報の向きが現在地の景観の向きに一致するように、前記磁気センサが回転された時の前記磁気センサの出力に基づいて、前記磁気センサのオフセット情報または感度情報の少なくともいずれか一方を更新するステップとを備えることを特徴とするキャリブレーションプログラム。Displaying map information of the current location on the display screen so that east and west on the geomagnetism coincide with a first axis for detecting geomagnetism in the magnetic sensor;
The offset information of the magnetic sensor based on the output of the magnetic sensor when the magnetic sensor is rotated so that the direction of the map information of the current position displayed on the display screen matches the direction of the landscape of the current position. Or updating at least one of the sensitivity information.
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