JP2004012397A - 荷重検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャッパにより容器の口部にキャッピングする際にキャップに印加される荷重の検出信号を小型で簡単な構成で、高速で且つリアルタイムで検出することができる荷重検出装置を提供する。
【解決手段】キャッピングするための実際の容器とほぼ同様に形成されたハウジング23内に外筒25と荷重受け筒26とを順次設け、荷重受け筒26の上部にロードセル受け座27を介してロードセル28を設け、このロードセル28にキャッピングヘッド22によりキャップ20を模擬口部21にキャッピングする時の荷重を印加し、その荷重をロードセル28に添着したひずみゲージブリッジで検出する。
ひずみゲージブリッジの検出出力を荷重受け筒26内に装填した送信機29に出力し、送信機29において搬送波信号を検出信号で変調して、電波として荷重受け筒26の外部に設けたアンテナから無線で別途設ける受信機に向けて送信する。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷重検出装置に係り、特に、例えば、ペットボトル等のような容器の容器の口部にキャップをキャッパにより押圧してキャッピングする際の印加荷重をロードセルで検出して、その検出結果をリアルタイムで離れた箇所に送信することにより、検出荷重の測定処理等を容易に高速で、しかも高精度に、行うことができるようにした荷重検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、容器の口部にキャップを押圧してこのキャップを容器の口部にキャッピングするキャッパとして、いわゆるクラウナやPP(ピルファプルーフ)キャッパがある。
このようなキャッパによりキャッピングする際には、キャップに油圧によリ徐々に荷重を加え、その荷重を測定する場合には、油圧式荷重計を用いて実質的に静的な状態で荷重を測定するようにしている。
しかし、このような油圧式荷重計では、キャッパの運転中にキャップに加えられる荷重を測定するこができず、動的な最大荷重の変動状態を計測することが不可能である。
特に、多数のキャッピングヘッドのそれぞれについて動的な最大荷重や荷重の変動状態を計測する必要があるために、これらの測定作業が煩雑になるとともに、多大の時間を要するという課題がある。
そこで、特許第2967782号に係る発明では、キャッパの運転中にキャップに加えられる荷重を直接検出し、その検出値を記憶することにより、上記の課題を解決するようにしている。
【0003】
図6は、この特許公報に記載されているキャップの荷重測定装置の構成を示す断面図である。
ここで、後に述べる本発明の理解を容易にするために、この図6を参照して従来のキャップの荷重測定装置について概述する。
図6に示すキャップの荷重測定装置1では、PPキャッパの把持機構2によって、把持固定される実際の容器(図示せず)とほぼ同様な形状のハウジング3内に棒状の荷重検出部材4がハウジング3の口部から挿入されていいる。
この荷重検出部材4の下端部を支持部材5に固定され、この支持部材5はハウジング3の内壁面に固定されている。
また、ハウジング3の上端開口部に軸受け6が設けられており、この軸受け6を介して荷重検出部材4の上端部が支承されながら、ハウジング3の上方の外部に突出されている。
ハウジング3の上端部の外部に突出されている荷重検出部材4の外周面には雄ねじからなるねじ溝4aが刻設されている。
このねじ溝4aは、キャップ7の内周受面に刻設されている雌ねじからなるねじ溝に螺合している。
【0004】
キャッピングヘッド8によって荷重検出部材4の上端部に所定の荷重で押圧させながらキャッピングヘッド8を回転させることによりキャッピングヘッド8のねじ溝が荷重検出部材4のねじ溝4aと螺合しながら荷重検出部4に荷重が印加される。
荷重検出部4の所定位置には、小径部4bが形成されており、この小径部4bに荷重検出器10が設けられている。
荷重検出器10としては、ひずみゲージブリッジが使用されており荷重検出部材4にキャッピングヘッド8を介して、PPキャッパから荷重が印加されると、荷重検出信号が制御装置12に送出されるようにしている。
制御装置12は、ハウジング3内に配置さており、荷重検出器4bからの検出信号を演算して、制御装置12に設けた記憶手段11に所定時間記憶する。
記憶手段11は、制御受装置12から常に新たな値を入力すると同時に所定時間以前に記憶された検出信号の演算値を消去するようにしている。
制御装置12は、荷重検出器4bから入力された検出信号の荷重値が予め定めた所定荷重値αを超えると、それ以後のある一定の時間(t時間)が経過した時点で荷重検出器からの入力を停止して、所定荷重値αを入力した時点の前後t時間ずつ記憶できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例の場合、ハウジング3内に設けた制御装置12に記憶手段11を設け、制御装置12で荷重検出器4bからの検出信号を演算処理した後に記憶手段11に記憶させるようにしているから、荷重検出信号の処理時間がかかるとともに、演算処理が面倒であることに加えて、検出信号はコネクタに接続したケーブルを介して外部の計測器に伝達しなければならないため、ハウジング5が把持機構2によって着脱、移送の際にケーブルが邪魔になるという不都合があり、そのために、リアルタイムな演算処理ができない、という欠点がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、キャッパにより容器の口部にキャッピングする際にキャップに印加される荷重の検出信号を簡単、且つ小型の構成で、しかも高速で容易に、且つリアルタイムに検出することができる荷重検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
本発明の請求項1の目的は、特に、記憶手段を用ることなく、キャッパにより容器の口部にキャッピングする際にキャップに印加される検出信号を変調して送信機から荷重検出装置の外部に送信することにより、キャップに荷重する荷重の検出信号を簡単、且つ小型の構成で容易に、高速で且つリアルタイムに検出することができる荷重検出装置を提供することにある。
本発明の請求項2の目的は、特に、構成をより簡単にすることができる荷重検出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した本発明に係る荷重検出装置は、上述した目的を達成するために、キャッピングするための実際の容器とほぼ同様に形成された容器の口部にキャッパによりキャップを押圧して前記容器の口部にキャッピングする際の前記キャップへの印加荷重を検出する荷重検出装置において、前記キャッパに供給して装着され、且つ前記キャッパから排出可能のハウジングと、前記ハウジング内に設けられ、絶縁体で形成された外筒と、前記外筒の内周面に固定された剛性の大きい筒状の荷重受け筒と、前記荷重受け筒の上部に着脱可能に固定されたロードセル受け座と、前記ロードセル受け座上に載置され、前記キャッパにより前記キャップを前記容器の口部にキャッピングする時にキャップに印加する荷重を検出するロードセルと、前記荷重受け筒内に収納され、前記ロードセルで検出した荷重の検出信号を変調して電波として前記外筒の外部から送信する送信機と、前記荷重受け筒の下部から着脱可能に装着され、前記送信機および前記ロードセルに給電する電池とを具備することを特徴としている。
請求項2に記載した本発明に係る荷重検出装置は、前記ロードセルは、前記荷重受け筒に直接設けることを特徴としている。
【0008】
【作用】
即ち、本発明の請求項1による荷重検出装置は、キャッピングするための実際の容器とほぼ同様に形成された容器の口部にキャッパによりキャップを押圧して前記容器の口部にキャッピングする際の前記キャップへの印加荷重を検出する荷重検出装置において、前記キャッパに供給され、さらに前記キャッパから排出されるハウジングと、前記ハウジング内に設けられ、絶縁体で形成された外筒と、前記外筒の内周面に固定された剛性の大きい筒状の荷重受け筒と、前記荷重受け筒の上部に着脱可能に固定されたロードセル受け座と、前記ロードセル受け座上に載置され、前記キャッパにより前記キャップを前記容器の口部にキャッピングする時にキャップに印加される荷重を検出するロードセルと、前記荷重受け筒内に収納され、前記ロードセルで検出した荷重の検出信号を変調して電波として前記外筒の外部に導出されるアンテナから送信する送信機と、前記荷重受けに着脱可能に装着され、前記送信機および前記ロードセルに給電する電池とをもって構成してある。
【0009】
このような構成により、キャッパによりキャッパを容器の口部にキャッピングする時にキャッパからロードセルに印加された荷重をロードセルで検出し、その検出信号を送信機に送信することにより、送信機において、搬送波を検出信号で変調して電波として無線で荷重受け筒の外部に送信することができるので、キャップに印加される荷重の検出信号を簡単で小型の構成で、容易に高速で且つリアルタイムで検出することが可能となる。
また、本発明の請求項2による荷重検出装置は、
特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態の基づき、図面を参照して本発明の荷重検出装置を詳細に説明する。図1ないし図3は、本発明の第1実施の形態に係る荷重検出装置の構成を示している。
図1は、荷重検出装置の全体の構成を示す断面図であり、図2は、荷重検出装置の平面図、図3は、荷重検出装置の底面図である。
これらの図1ないし図3を参照して本発明による実施の形態の具体的説明に先立ち、まず、本発明が実施するのに必要とする背景から概述することにする。
実際のペットボトル等のような容器内に所定の液体を充填して容器の口部にキャップをキャッピングした状態、即ち、容器の口部にキャッピングしたキャップがどれくらいの荷重を印加してキャッピングされているのかを把握しておく必要がある。
つまり、キャップに、必要以上に過大な荷重、または過小な荷重が印加されてキャッピングされていると、キャップの圧力により容器の口部が破損したり、あるいは経時変化や、周囲温度の上昇に伴う容器や内容物の熱膨張時により、容器の口部が破損したり、熱収縮等により容器の口部とキャップとの間から容器に充填された液体が漏洩されることも考えられる。
【0011】
そこで、本発明は、容器内に液体を充填して容器の口部に実際にキャッピングする前に、予め、実際の容器とほぼ同様な形状のハウジングの口部にキャッパにより容器をキャッピングするのに必要な荷重を印加し、その荷重を検出することにより、実際のペットボトル等の容器の口部にキャップをキャッピングするのに必要な最適荷重を求めようとするものである。
特に、その荷重の検出に際して、本発明では、荷重の検出結果をハウジングの外部に無線で送信するようにしている。
次ぎに、第1の実施の形態について上記図1ないし図3を参照して具体的に説明する。これらの図1ないし図3において、油圧式で荷重を印加するキャッピングヘッド22の内部には、キャップ20が嵌合され、キャップ20の内周面には、ねじ溝20aが刻設されている。
このねじ溝20aは、模擬口部21の上半部の外周面に刻設されているねじ溝21aが螺合するようになっている。
【0012】
このハウジング23は、上述のように、実際にキャップをペットボトル等の容器の口部にキャッピングするための容器とほぼ同様の形状に形成されている。
ハウジング23の開口部23aの内周壁に軸受19が嵌合している。キャッピングに際しては、キャッパの把持機構24によりハウジング23が自動的に把持固定されるようにしており、ハウジング23の開口部23aが自動的にキャッピングヘッド22の下方の位置に対峙するようになっている。
また、後述するように、キャッパによる印加荷重の検出後は、自動的に把持機構24からハウジング23が離脱するようになっている。
ハウジング23内には、本発明の特徴とする荷重検出装置が収納されている。即ち、ハウジング23内において、それと同心円筒状の絶縁体による外筒25が収納されている。
外筒25の内周面には、金属、例えばステンレス鋼等の剛性の大きい材質による筒状の荷重受け筒26が密接して同心状となって嵌合されている。
【0013】
この荷重受け筒26の上端近傍には、内周側を削成し、その肉厚を薄くすることによって段部26aが形成されている。
この段部26aに導電性を有する皿状の剛性の大きいロードセル受け座27が取外し可能に載置固定されている。このロードセル受け座27上には、ロードセル28が載置固定されている。
ロードセル受け座27は、キャッパからロードセル28が受ける荷重を分散するためおよび容量の異なるロードセル28の外形状に適合させるためのものである。
ロードセル28の上面の荷重受け部28aは、図1、図2からも明らかなように、球面状に形成されている。これは、模擬口部21から印加される荷重を集中的に受けるようにして偏荷重や斜め荷重を受けても正確な荷重検出を行い得るようにするためである。
即ち、この荷重受け部28aには、キャッピングヘッド22に印加された荷重が、キャップ20、模擬口部21を順次介してロードセル28に印加されるようになっている。
【0014】
ロードセル28には、図1では、図示されていないが、周知のひずみゲージブリッジが設けられている。ひずみゲージブリッジは、キャッパによりロードセル28に、上述のように、荷重が印加されると、その印加された垂直方向(受感方向)および水平方向の荷重に応じて抵抗値が変化し、その変化に応じてひずみゲージブリッジが不平衡状態となった時の出力信号、例えば電圧を荷重検出信号として出力するようにしている。
また、荷重受け筒26内において、ロードセル受け座27の下方には、送信機載置用の隔壁26bが一体的に形成されている。この隔壁26b上に送信機29が配置されている。送信機29は、ロードセル28とロードセル受け座27とともに荷重受け筒26から取り外して、この荷重受け筒26内の隔壁26b上に着脱可能に収納されている。この送信機には、ロードセル28で検出された荷重の検出信号が入力されるようになっている。
【0015】
このため、ロードセル28のひずみゲージブリッジの出力端子から導出される導出線(図示せず)は、荷重受け筒26に形成された通線口26c,26dおよび外筒25内の内壁に形成された配線溝(図示せず)を通して送信機29の端子29a〜29cのいずれかに接続されている。
送信機29の内部構成については、図4により後述するが、この送信機29には、動作用の電源を供給するための端子30(図1参照)と共に隔壁26bに形成された後述のねじ溝2bfに螺合するボルト31により取り付けられている。隔壁26の中央部には、貫通孔26eが形成され、この貫通孔26eの内周面には、雌ねじよりなるねじ溝26fが刻設されている。
このねじ溝26fには、上述したように、端子30を介して前記ボルト31が螺着されている。これにより、端子30が送信機29と共に隔壁26bに固定されている。端子30には、リード線32の一端が接続されている。前記絶縁材33は、断面上向きの「コ」字型に形成されており、その上端面は隔壁26bの底面に当接し、また、絶縁材33の外周面は荷重受け筒26の内周面に当接している。
【0016】
さらに、前記外筒25、荷重受け筒26の下端面は、台座筒34の上面に当接し且つ固定している。台座筒34は、剛性の大きい金属で形成されており、その底面はハウジング21の底面上に載置されている。この台座筒34中央部には、孔34aが形成されており、この台座筒34の孔34aの内周面の上端近傍と、荷重受け筒26下端近傍の内周面には、それぞれねじ溝34b,26hが刻設されている。これらのねじ溝34b,26hに電池収納筒35が螺合されるようになっており、この電池収納筒35に円盤状の電池(釦電池)36が収納されるようになっている。
電池36の装填に際しては、電池36の、例えば負極を上にして収容し、この負極の上面には、絶縁材33および絶縁ワッシャ37の中心を貫通する孔を介して一部を下方に突出するスプリングの底面に接触するようにしている。
電池収納筒35の中間の凹陥部には、Oリング38が嵌入されており、電池収納筒35は、台座筒34のねじ溝34bに螺合した状態では、水密構造となる。
【0017】
電池収納筒35の下端部に設けられた電池蓋39は、図3の底面図より明らかなように、その中央部には「十」字溝39aが形成されている。この「十」字溝39aは、コインやドライバを係止させて、電池蓋39の開閉を行って電池36の着脱を行い得るように、上方向に向かう円弧状の形に形成されている。さらに、前記絶縁材33の中央部には、貫通孔が形成されており、また絶縁ワッシャ37の中央部にも貫通孔が形成しており、この孔の内周面には、ねじ溝が刻設されている。このねじ溝には、絶縁材33の上面から端子40を介して、また絶縁材34の下面側に当接する前記絶縁ワッシャ37を共に介して挿通されるボルト41が螺合されている。
【0018】
ボルト41の軸部は、中空とされ、その中空部にコイル状のスプリング42が収容されている。電池蓋39の内部に収容された電池36は、スプリング42の拡圧弾力によりその負極がスプリング42の下端と強く圧接された状態を維持される。端子40には、負リード線43の一端が接続されている。この負リード線43の他端側は、絶縁材33に形成した前記の通線口、荷重受け筒26に形成した通線口26g,外筒25に形成した配線溝等を通して送信機29の端子29a〜29cいずれかの負極側の端子に接続されているとともに、負リード線43の他端はさらに通線口26cを通してロードセル28を構成するひずみゲージブリッジの負側の入力端に接続されるようになっている。
電池36の正極は、電池収納筒35、台座筒34、荷重受け筒26を通して送信機29の正極側と、ロードセル28を構成するひずみゲージブリッジの正側の入力端に導通するようにしている。
なお、この図1では、送信機29の出力を送信アンテナに導出する給電線については、図示を省略しているが、ロードセル28で検出された荷重の検出信号が電波として外筒の外部に設けた送信アンテナから送信されるようになっている。
【0019】
次に、図4を参照して送信機29の内部構成について説明する。この図4および図5は、送信機および受信機による受信システム構成をブロック図で示したものである。
この図4において、ひずみゲージブリッジ44を構成する、例えば4枚のひずみゲージは、図1で示したロードセル28に添着されている。このひずみブリッジ44の電源入力端には、電池36から電源が供給されているとともに、ブリッジバランス回路29dによりひずみゲージブリッジ44に存在する初期不平衡を最適値にバランスし得るようになっている。
また、ロードセル28に印加された荷重に応じて、ひずみゲージブリッジ44が不平衡状態になると、荷重に対応した検出信号が振幅変調回路29eに入力されるようになっている。
振幅変調回路29eには、副搬送波発振回路29fから、例えば約2KHzの方形波の副搬送波信号が入力されており、振幅変調回路29eは、この副搬送波信号を荷重の検出信号で振幅変調して、交流増幅回路29gに出力し、そこで増幅した後、周波数変調回路29hに出力するようになっている。
【0020】
交流増幅回路29gは、レンジの設定端子を適宜選択しレンジ設定を行って、増幅率の切り替えが可能になっている。交流増幅回路29gで増幅された振幅変調信号は、周波数変調回路29hに送出されるが、周波数変調回路29hには、主搬送波発振回路29iから無線電送のための主搬送波が入力されている。
【0021】
周波数変調回路29hは、交流増幅回路29gで増幅された振幅変調信号により主搬送波信号を周波数変調して送信アンテナ29jに出力する。送信アンテナ29jは、図1で示した外筒25に設けられており、無線信号を電波として放射し、送信機29、ひいては、本発明の荷重検出装置から所定距離離れて設置されている図5に示す受信機45の受信アンテナ45aで受信されるようになっている。
【0022】
図5において、受信機45では、受信アンテナ45aで受信された無線信号の高周波信を周知のように、高周波増幅回路45bで増幅後、中間周波数変換回路45cを構成する混合回路45dに入力される。混合回路45dでは、局部発振回路45eからの局部信号と高周波信号とを混合して不要な高周波成分をフィルタ45fにより除去して、中間周波数を搬送波とする周波数復調信号を、FM復調回路45gに出力する。FM復調回路45gでは、この周波数復調信号を入力して周波数変化を振幅変化に変換して、ひずみゲージブリッジ44で得られた荷重の検出信号の振幅変調された副搬送波信号を再生する。この副搬送波信号は、AM復調回路45hに送出され、そこで、副搬送波信号振幅変調された信号を復調し、ひずみ信号、即ち荷重信号が得られる。このひずみ信号は、図示しないプリンタや、表示装置等に供給されることなる。
【0023】
次に、以上のように構成された本発明の実施の形態の動作について説明する。図1で示した荷重受け筒26内に配線処理された送信機29が予め挿入され、次いで、ロードセル受け座27上に配線処理されたロードセル28が装着された状態で、ロードセル受け座27の下面を荷重受け筒26の段部26aに載置して固定することにより、ロードセル28を荷重受け筒26に取り付ける。
さらに、荷重受け筒26の下端側から電池収納筒35内に電池36を収納して、この電池収納筒35を台座筒34のねじ溝34bと荷重受け筒26のねじ溝26hに螺合させる。
電池収納筒35と一体の電池蓋39の「十」字溝39aにコインあるいはドライバ等を係止して回転させ、電池36を台座筒34にねじ固定することで、電池36を確実に荷重受け筒26内に収納する。これにより、負リード線43は、端子40、スプリング42、を介して電池36の負極に接触することになる。
【0024】
したがって、電池36の負極がスプリング42、端子40、負リード線43を通して送信機29とひずみゲージブリッジ44の一方の入力に接続される。
【0025】
また、電池36の正極は、電池収納筒35、台座筒34、荷重受け筒26を通して送信機29の正の電源ラインとひずみゲージブリッジ44他方の入力端に接続されるこのになる。
このようにして、電池36の電力が送信機21に供給され、送信機21は動作可能状態になるとともに、ひずみゲージブリッジ44の入力端にブリッジ電源電圧が供給される。さらにブリッジバランス回路29dにより、ひずみゲージブリッジ44は、予め初期不平衡を最適にバランスされているものとする。
そして、この状態で、ハウジング23は、把持機構24によりキャッパのキャッピングヘッド22の下部に位置付けられ、ハウジング23の模擬口部21のねじ溝21aにキャップ20のねじ溝20aに螺合している状態になっているとする。
次いで、キャッピングヘッド22を油圧式により回転させることにより、キャッピングヘッド22と共にキャップ20のねじ溝20aが模擬口部21のねじ溝21aと螺合しながら下降されるため、模擬口部21の下端でロードセル28の上端面を押圧するようにして荷重を印加する。
【0026】
このようにして、ロードセル28に荷重が印加されると、ひずみゲージブリッジ44の出力端から荷重値に対応した検出信号(例えば電圧)が出力される。この検出信号は、送信機29の振幅変調回路29eに送出される。振幅変調回路29eは、副搬送波発振回路29fから入力されている約2KHzの方形波の副搬送波信号を荷重の検出信号で振幅変調して、交流増幅回路29gに出力し、交流増幅回路29gで増幅した後、周波数変調回路29hに出力する。
【0027】
交流増幅回路29gは、レンジの設定端子で予めレンジ選択により、増幅率が設定されている。
交流増幅回路29gで増幅された振幅変調信号は、周波数変調回路29hに送出される。周波数変調回路29hは、主搬送波発振回路29iから入力される主搬送波を交流増幅回路29gで増幅された振幅変調信号により周波数変調して送信アンテナ29jに出力する。
送信アンテナ29jは、図1で示した外筒25から突出されており、この送信アンテナ29jから無線信号を電波として放射する。
この無線信号は、送信機29から所定距離離れて設置されている受信機45の受信アンテナ45aで受信される。
【0028】
受信アンテナ45aで受信された無線信号の高周波信号は、高周波増幅回路45bで増幅されて中間周波数変換回路45cの混合回路45dに入力される。
混合回路45dでは、局部発振回路45eからの局部信号と高周波信号とを混合して不要な高周波成分をフィルタ45fにより除去して、中間周波数を搬送波とする周波数復調信号をFM復調回路45gに出力する。
FM復調回路44gでは、この周波数復調信号を入力して周波数変化を振幅変化に変換して、ひずみゲージブリッジ44で得られた荷重の検出信号の振幅変調された副搬送波信号を再生する。この副搬送波信号は、AM復調回路45hに送出され、そこで、副搬送波信号振幅変調された信号を復調し、ひずみ信号、即ち荷重信号として出力される。このひずみ信号は、波形解析装置、プリンタ、表示装置等に供給され、分析処理される。
【0029】
このようにして、ハウジング23は、ロードセル28への印加荷重の検出終了後は、把持機構24により自動的にキャッパから離脱される。
なお、前記第1実施の形態では、ロードセル28をロードセル受け座27上に載置固定し、このロードセル受け座27を荷重け筒26の段部26a上に載置して固定させ、ロードセル28に印加される荷重をこのロードセル受け座27に分散させるように構成した例を示したが、本発明は、これに限定されるものではなく、ロードセル受け座27を設けることなく、荷重受け筒26の所定位置、例えば、荷重受け筒26の内周面に前記隔壁26bのような部材を設け、そこにロードセル28を直接取り付けるようにしても良い。
要するに、ロードセル28に印加される荷重を分散可能なように、荷重受け筒26の所定位置に設けるようにしてもよい(請求項2に対応する)。
本発明は、上述し、且つ図面に示す実施の形態にのみ限定されることなく、その要旨を変更しない範囲で種々変形して、実施することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、キャッピングするための実際の容器とほぼ同様に形成された容器の口部にキャッパによりキャップを押圧して前記容器の口部にキャッピングする際の前記キャップへの印加荷重を検出する荷重検出装置において、前記キャッパに供給され、且つ前記キャッパから排出されるハウジングと、前記ハウジング内に設けられ、絶縁体で形成された外筒と、前記外筒の内周面に固定された剛性の大きい筒状の荷重受け筒と、前記荷重受け筒の上部に着脱可能に固定されたロードセル受け座と、前記ロードセル受け座上に載置され、前記キャッパにより前記キャップを前記容器の口部にキャッピングする時にキャップに印加する荷重を検出するロードセルと、前記荷重受け筒内に収納され、前記ロードセルで検出した荷重の検出信号を変調して電波として前記外筒の外部に設けられた送信アンテナから送信する送信機と、前記荷重受け筒の下部から着脱可能に装着され、前記送信機および前記ロードセルに給電する電池とを具備する構成としたから、キャップに印加される荷重の検出信号を簡単、且つ小型の構成で、高速でしかもリアルタイムで検出することが可能となる荷重検出装置を提供することができる。
【0031】
また、本発明の請求項2の荷重検出装置によれば、前記ロードセルが前記荷重受け筒に直接設ける構成としたので、ロードセル受け座を不要とすることになり、より構成の簡略化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る荷重検出装置の構成を示す中央縦断面図である。
【図2】図1の荷重検出装置におけるロードセルを装着した状態の平面図である。
【図3】図1の荷重検出装置における電池蓋を装着した状態の底面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る荷重検出装置における送信機の構成を示すブロック図である。
【図5】図4における送信機の電波信号を受信し復調する受信機の構成を示すブロック図である。
【図6】従来のキャップの荷重測定装置の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
20 キャップ
21 模擬口部
22 キャッピングヘッド
23 ハウジング
23a 開口部
24 把持機構
25 外筒
26 荷重受け筒
26a 段部
26b 隔壁
27 ロードセル受け座
28 ロードセル
29 送信機
29a〜29c,30、40 端子
29d ブリッジバランス回路
29e 振幅変調回路
29f 副搬送波発振回路
29g 交流増幅回路
29h 周波数変調回路
29i 主搬送波発振回路
29j 送信アンテナ
31、41 ボルト
32 正リード線
33 絶縁材
34 台座受け
35 電池収納筒
36 電池
37 絶縁ワッシャ
38 Oリング
39 電池蓋
39a 「十」字溝
42 スプリング
43 負リード線
44 ひずみゲージブリッジ
45 受信機
45a 受信アンテナ

Claims (2)

  1. キャッピングするための実際の容器とほぼ同様に形成された容器の口部にキャッパによりキャップを押圧して前記容器の口部にキャッピングする際の前記キャップへの印加荷重を検出する荷重検出装置において、
    前記キャッパに供給され、後に前記キャッパから排出されるハウジングと、
    前記ハウジング内に設けられ、絶縁体で形成された外筒と、
    前記外筒の内周面に固定された剛性の大きい筒状の荷重受け筒と、
    前記荷重受け筒の上部に固定されたロードセル受け座と、
    前記ロードセル受け座上に載置され、前記キャッパにより前記キャップを前記容器の口部にキャッピングする時にキャップに印加する荷重を検出するロードセルと、
    前記荷重受け筒内に収納され、前記ロードセルで検出した荷重の検出信号を変調して電波として前記外筒の外部から送信する送信機と、
    前記荷重受け筒の下部から着脱可能に装着され、前記送信機および前記ロードセルに給電する電池と、
    を具備することを特徴とする荷重検出装置。
  2. キャッピングするための実際の容器とほぼ同様に形成された容器の口部にキャッパによりキャップを押圧して前記容器の口部にキャッピングする際の前記キャップへの印加荷重を検出する荷重検出装置において、
    前記キャッパに供給され、後に前記キャッパから排出されるハウジングと、
    前記ハウジング内に設けられ、絶縁体で形成された外筒と、
    前記外筒の内周面に固定された剛性の大きい筒状の荷重受け筒と、
    前記荷重受け筒の上部に載置され、前記キャッパにより前記キャップを前記容器の口部にキャッピングする時にキャップに印加する荷重を検出するロードセルと、
    前記荷重受け筒内に収納され、前記ロードセルで検出した荷重の検出信号を変調して電波として前記外筒の外部から送信する送信機と、
    前記荷重受け筒の下部から着脱可能に装着され、前記送信機および前記ロードセルに給電する電池と、
    を具備することを特徴とする荷重検出装置。
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