JP2004010612A - Cosmetic - Google Patents

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JP2004010612A
JP2004010612A JP2002204842A JP2002204842A JP2004010612A JP 2004010612 A JP2004010612 A JP 2004010612A JP 2002204842 A JP2002204842 A JP 2002204842A JP 2002204842 A JP2002204842 A JP 2002204842A JP 2004010612 A JP2004010612 A JP 2004010612A
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cosmetic
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magnesium
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Masato Tagawa
田川 正人
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a cosmetic containing L-ascorbyl tetraisopalmitate and L-ascorbyl magnesium phosphate both in high concentrations, excellent in bleaching effect, excellent in long term stability, and imparting a good feeling to the skin. <P>SOLUTION: This cosmetic contains 0.1-8.0 mass.% of the L-ascorbyl magnesium phosphate, 0.1-10.0 mass.% of the L-ascrobyl tetraisopalmitate, 1.0-5.0 mass.% of at least one of an emulisifier comprising a polyether modified silicone and a polyglycerin fatty acid ester and 1.0-30 mass.% of a polyol component. The preferable modes of the cosmetic are obtained by formulating an aqueous phase containing the L-ascorbyl magnesium phoshate to an oil phase containing the L-ascrobyl tetraisopalmitate and a surfactant, and then agitating at 15-60°C. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に、美白効果に優れ、長期安定で使用感の良好な化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、リン酸L−アスコルビルマグネシウムやテトライソパルミチン酸L−アスコルビル等は、優れた美白効果を有するため、特に美白用の化粧料に汎用されている。
しかし、リン酸L−アスコルビルマグネシウム等の水溶性ビタミンC誘導体は、水溶性であり、油中水型乳化物として使用すると塗布時の感触が重くなってしまうため、従来より、主に化粧水や水中油型乳化物に配合されていた。また、該リン酸L−アスコルビルマグネシウムは、安定なpH領域が通常6以上であるため、pHが6未満では定量値が経日的に低下してしまうという性質を有している。一方、テトライソパルミチン酸L−アスコルビル等の油溶性ビタミンC誘導体は、油溶性であり、油中水型乳化物として使用すると塗布時の感触が重くなってしまうため、従来より、主に水中油型乳化物に配合されていた。また、該テトライソパルミチン酸L−アスコルビルは、安定なpH領域が通常6未満であるため、pHが6以上であると定量値が経日的に低下してしまうという性質を有している。したがって、前記リン酸L−アスコルビルマグネシウムとテトライソパルミチン酸L−アスコルビルは、各々安定なpH領域が異なることから、従来より、これらを併用することができないという問題があった。これは、リン酸L−アスコルビルマグネシウムやテトライソパルミチン酸L−アスコルビルを各々の安定なpH領域以外で配合すると、分解が生じ、黄色く変色してしまい、経時と共に美白効果が劣ってしまうからである。更に、リン酸L−アスコルビルマグネシウムを、高濃度配合させた水中油型乳化物は、皮膚に塗布するとつっぱり感があり、感触が悪いという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、テトライソパルミチン酸L−アスコルビル及びリン酸L−アスコルビルマグネシウムを共に高濃度で含み、美白効果に優れ、化粧料の長期安定性に優れ、使用感の良好な化粧料を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> リン酸L−アスコルビルマグネシウムを0.1〜8.0質量%、テトライソパルミチン酸L−アスコルビルを0.1〜10.0質量%、ポリエーテル変性シリコーン及びポリグリセリン脂肪酸エステルの少なくともいずれかの乳化剤を1.0〜5.0質量%、及び、ポリオールを1.0〜30質量%含有することを特徴とする化粧料である。
<2> 少なくとも、テトライソパルミチン酸L−アスコルビル及び乳化剤を含む油相に、リン酸L−アスコルビルマグネシウムを含む水相を配合し、温度15〜60℃で攪拌して得られる前記<1>に記載の化粧料である。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の化粧料は、油中水型の乳化物である。本発明の化粧料は、リン酸L−アスコルビルマグネシウムを0.1〜8.0質量%、テトライソパルミチン酸L−アスコルビルを0.1〜10.0質量%、所定の乳化剤を1.0〜5.0質量%、及び、ポリオールを1.0〜30質量%含有し、所望によりその他の成分を含有する。
【0006】
前記テトライソパルミチン酸L−アスコルビルの純度としては、特に制限はないが、90.0質量%以上が好ましく、92.0質量%以上がより好ましい。
【0007】
前記リン酸L−アスコルビルマグネシウムの純度としては、特に制限はないが、70.0質量%以上が好ましく、72.0質量%以上がより好ましい。
【0008】
尚、前記リン酸L−アスコルビルマグネシウムの含有量が低い程、前記化粧料は長期安定性に優れ、一方、含有量が多い程美白効果に優れる。同様に、前記テトライソパルミチン酸L−アスコルビルの含有量が低い程、前記化粧料は長期安定性に優れ、一方、含有量が多い程美白効果に優れる。
【0009】
前記乳化剤は、ポリエーテル変性シリコーン及びポリグリセリン脂肪酸エステルの少なくともいずれかであり、これら双方を含む乳化剤がより好ましい。該乳化剤が、ポリエーテル変性シリコーン及びポリグリセリン脂肪酸エステルの双方を含む場合、乳化剤における質量比(ポリエーテル変性シリコーン/ポリグリセリン脂肪酸エステル)としては、特に制限はないが、より安定な乳化物を得ることができる点で、99/1〜10/90程度が好ましい。前記ポリエーテル変性シリコーンとしては、特に制限はないが、より安定な乳化物を得ることができる点で、セチルジメチルシリコーンコポリオール等が好ましい。前記ポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、特に制限はないが、より安定な乳化物を得ることができる点で、脂肪酸部の炭素鎖における炭素数が10〜22であるのが好ましく、12〜20であるのがより好ましい。また、ポリグリセリン部の平均重合度が4〜10であるのが好ましく、5〜9であるのがより好ましい。更に、ポリグリセリン部のエステル化度が3〜7であるのが好ましく、4〜6であるのがより好ましい。
【0010】
前記ポリオールとしては、特に制限はないが、例えば、ブチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等が挙げられる。これらは、一種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0011】
前記その他の成分としては、一般に化粧品において使用される油相成分、水相成分等であれば特に制限はなく、いずれも好適であるが、油相成分としては、例えば、スクアラン、流動パラフィン等の炭化水素類、オリーブ油、ホホバ油等の植物油、牛脂等の動物油、トリイソオクタン酸グリセリンエステル、ミリスチン酸イソプロピルエステル、イソオクタン酸セチルエステル等のエステル類、ジメチルシリコーン、フェニルメチルシリコーン等のシリコーン類等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0012】
また水相成分としては、蒸留水、精製水、イオン交換水等の水のほか、一般に化粧品で使用される界面活性剤、活性成分、保湿成分、抗菌成分、粘土調整剤、色素等が挙げられる。
前記活性成分としては、例えば、美白成分であるリン酸L−アスコルビルナトリウム、アスコルビン酸パルミチン酸エステル、アスコルビン酸グルシド等のビタミンC誘導体、アルブチン、コウジ酸、グラブリジンを含有する甘草分画物、イザヨイバラエキス等、抗酸化成分であるビタミンE及びその誘導体、カテキン等のポリフェノール類、カロチノイド、リコカルコンを含有する甘草分画物等、抗炎症成分である、グリチルレチン酸ステアリル、グリチルリチン酸ジカリウム塩、ε−アミノカプロン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン、ビタミンA、ビタミンD、ニコチン酸アミド類、パントテン酸カルシウム、アラントイン、γ−オリザノール等、皮膚栄養剤であるビタミンE、γ−リノレン酸等が挙げられる。
前記保湿成分としては、グリセリン、ソルビトール等の多価アルコール類、ヒアルロン酸等の多糖類、ピロリドンカルボン酸等のアミノ酸類等が挙げられる。前記抗菌成分や防腐成分としては、メチルパラベン、プロピルパラベン、フェノキシエタノール等が挙げられる。
これらのその他の成分は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0013】
前記化粧料における、前記リン酸L−アスコルビルマグネシウムの含有量としては、より安定な乳化物が得られ、かつ、美白効果に優れる点で、2.0〜7.0質量%が好ましく、3.0〜6.0質量%がより好ましい。
前記テトライソパルミチン酸L−アスコルビルの含有量としては、同様の観点で、2.0〜9.0質量%が好ましく、3.0〜8.0質量%がより好ましい。前記乳化剤の含有量としては、1.0〜5.0質量%が好ましく、2.0〜5.0質量%がより好ましい。
前記ポリオール成分の含有量としては、7.0〜28質量%が好ましい。
【0014】
<化粧料の製造方法>
本発明の前記化粧料の製造方法としては、特に制限はないが、例えば、前記テトライソパルミチン酸L−アスコルビル及び乳化剤を含む油相に、前記リン酸L−アスコルビルマグネシウムを含む水相を配合し、温度15〜60℃で攪拌して製造するのが好ましい。該攪拌は、前記油相に前記水相を配合するのと同時に行うのが好ましい。
【0015】
前記攪拌の際の条件としては、より安定な乳化物となる点で、前記温度が、20〜55℃であるのが好ましく、20〜35℃がより好ましい。攪拌の際の回転数としては、特に制限はないが、50〜300rpm程度が好ましく、250rpm程度がより好ましい。
前記攪拌には、通常公知の乳化装置、例えば、バドルミキサー、ホモミキサー等を用いることができる。
【0016】
【実施例】
以下、実施例によって本発明をより詳細に説明する。但し、本発明は下記実施例に何ら限定されるものではない。但し、表1中の各数値は質量部単位で表した数値である。
【0017】
(実施例1〜5)
減圧装置、ヒーター及び温度調節器が設けられた10リッター掻き取り攪拌器付きステンレス製ホモミキサー中で、表1に示す油相成分(精製水、リン酸L−アスコルビルマグネシウム以外の成分)を、室温(24℃)〜50℃の間で混合・溶解させ、これに同温度の表1に示す水相成分(精製水及びリン酸L−アスコルビルマグネシウム)を徐々に添加した。更に、同温度で300mmHg未満まで減圧し、回転数300rpmで攪拌した後、室温まで冷却し化粧料(乳化物)を得た。
【0018】
<長期安定性の評価(外観評価)>
得られた各化粧料について目視にて観察した後、45℃で1ヶ月間透明ガラス容器(100ml)内で保存し、その外観を同様に目視にて観察し比較し、下記評価基準により評価した。結果を表1に示す。
【0019】
−長期安定性の外観上の評価基準−
・◎:調製直後と同様で、外観変化が無い。
・○:外観のツヤがやや減少するものの、分離は認められない。
・△:外観の黄色味が若干増し、ツヤが少なく、分離が若干認められる。
・△△:外観の黄色味が増し、ツヤが無く、分離が認められる。
・×:分離しており、着色がかなり増している。
・××:分離が顕著であり、着色が極めて増している。
【0020】
<長期安定性の評価(定量分析)>
得られた各化粧料について、以下に示す定量分析方法によりリン酸L−アスコルビルマグネシウム及びテトライソパルミチン酸Lアスコルビルの定量分析を行い、下記評価基準に従い評価を行った。結果を表1に示す。
【0021】
−定量分析方法−
得られた化粧料0.5gを精秤し、クロロホルム10mlを加え充分に混合してエマルションを分離させ、ここに精製水を加えて25mlとした。その後、水相をHPLCでリン酸−L−アスコルビルトリシクロヘキシルアミンを比較標準物質として、検出波長254nmでリン酸L−アスコルビルマグネシウムの定量分析を行った。また、クロロホルム相をHPLCで検出波長236nmでテトライソパルミチン酸L−アスコルビルの定量分析を行った。以下に定量分析における測定条件を示す。
【0022】
<リン酸L−アスコルビルマグネシウムの定量分析:HPLC測定条件>
・カラム:Senshu pak ODS−1151−N 4.6mmφx150mm(オクタデシル基で修飾した5μmのシリカゲルを充填したもの)
・検出波長:254nm
・流速:0.8ml/min
【0023】
<テトライソパルミチン酸L−アスコルビルの定量分析:HPLC測定条件>
・カラム:ODS−1151N
・検出波長:236nm
・流速:1.0ml/min
・移動相:メタノール:エタノール:クロロホルム=4:4:2
【0024】
−定量分析の評価基準−
・○:初期値より3質量%以内の減少であった。
・△:初期値より3質量%超10質量%以内の減少であった。
・×:初期値より10質量%超の減少であった。
【0025】
<使用感の評価>
20〜40代の女性10名を被験者とし、左右の前腕部の同一部位に、同一面積、同一量となるように化粧料を塗布し、塗布した際の「のび・なじみ」、「しっとり感」、「油性感の少なさ」について、下記評価基準で官能評価を行ってもらった。結果を表1に示す。
【0026】
−使用感の評価基準−
・◎:特に優れている。
・○:良好である。
・△:普通である。
・×:劣る。
【0027】
<美白効果の評価>
得られた化粧料を、10名のパネラーに、1ヶ月間1日1回ずつ顔に塗布してもらった。1ヶ月後、10名のパネラー中8名が、実施例1〜5で得られた化粧料について、美白効果が明らかに感じられたと評価した。
【0028】
【表1】

Figure 2004010612
【0029】
(比較例1〜5)
実施例1〜5において、水相成分及び油相成分を、表2に記載の水相成分及び油相成分に代え(乳化剤を、水中油型乳化物を調製するための乳化剤に代え)、混合・溶解・乳化の温度を、75〜80℃に代え、室温まで冷却する工程を更に加えたほかは、実施例1〜5と同様にして化粧料を得、同様にして評価を行った。結果を表2に示す。尚、美白効果の評価では、10名のパネラー中8名が、比較例1〜5で得られた化粧料について、美白効果が殆ど感じられないと評価した
【0030】
【表2】
Figure 2004010612
【0031】
以上の結果より、実施例1〜5では、総て長期安定性に優れていた。一方、比較例1〜5では、長期安定性が劣っていた。
【0032】
【発明の効果】
本発明によると、テトライソパルミチン酸L−アスコルビル及びリン酸L−アスコルビルマグネシウムを共に高濃度で含み、美白効果に優れ、化粧料の長期安定性に優れ、使用感の良好な化粧料を提供することができる。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention particularly relates to a cosmetic that has an excellent whitening effect, is stable for a long period of time, and has a good feeling in use.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, magnesium L-ascorbyl phosphate, L-ascorbyl tetraisopalmitate, and the like have excellent whitening effects, and are widely used particularly in whitening cosmetics.
However, water-soluble vitamin C derivatives such as magnesium L-ascorbyl phosphate are water-soluble, and when used as a water-in-oil emulsion, the feel at the time of application becomes heavy. It was incorporated into an oil-in-water emulsion. In addition, since the stable pH range of the L-ascorbyl magnesium phosphate is usually 6 or more, when the pH is less than 6, the quantitative value decreases over time. On the other hand, oil-soluble vitamin C derivatives such as L-ascorbyl tetraisopalmitate are oil-soluble, and when used as a water-in-oil emulsion, the feel at the time of application becomes heavy. It was blended into a type emulsion. In addition, since L-ascorbyl tetraisopalmitate generally has a stable pH range of less than 6, when the pH is 6 or more, the quantitative value decreases over time. Therefore, the magnesium L-ascorbyl phosphate and the L-ascorbyl tetraisopalmitate have a problem that they cannot be used together since they have different stable pH ranges. This is because if L-ascorbyl magnesium phosphate or L-ascorbyl tetraisopalmitate is blended in a region other than the stable pH range, decomposition occurs, the color changes to yellow, and the whitening effect deteriorates over time. . Further, the oil-in-water emulsion containing a high concentration of magnesium L-ascorbyl phosphate has a problem that when applied to the skin, it has a tight feeling and a bad touch.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to solve the above-described conventional problems and achieve the following objects. That is, the present invention provides a cosmetic composition containing both L-ascorbyl tetraisopalmitate and magnesium L-ascorbyl phosphate in high concentrations, having an excellent whitening effect, excellent long-term stability of the cosmetic composition, and a good feeling upon use. The purpose is to do.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The means for solving the above problems are as follows. That is,
<1> 0.1 to 8.0% by mass of magnesium L-ascorbyl phosphate, 0.1 to 10.0% by mass of L-ascorbyl tetraisopalmitate, at least any of polyether-modified silicone and polyglycerin fatty acid ester It is a cosmetic comprising 1.0 to 5.0% by mass of the emulsifier and 1.0 to 30% by mass of a polyol.
<2> The above <1> obtained by mixing at least an aqueous phase containing magnesium L-ascorbyl phosphate with an oil phase containing L-ascorbyl tetraisopalmitate and an emulsifier and stirring at a temperature of 15 to 60 ° C. It is a cosmetic of the description.
[0005]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
The cosmetic of the present invention is a water-in-oil emulsion. The cosmetic of the present invention comprises L-ascorbyl magnesium phosphate in an amount of 0.1 to 8.0% by mass, L-ascorbyl tetraisopalmitate in an amount of 0.1 to 10.0% by mass, and a predetermined emulsifier of 1.0 to 10.0% by mass. It contains 5.0% by mass and 1.0 to 30% by mass of a polyol, and optionally contains other components.
[0006]
The purity of the L-ascorbyl tetraisopalmitate is not particularly limited, but is preferably 90.0% by mass or more, and more preferably 92.0% by mass or more.
[0007]
The purity of the magnesium L-ascorbyl phosphate is not particularly limited, but is preferably 70.0% by mass or more, and more preferably 72.0% by mass or more.
[0008]
In addition, the lower the content of the magnesium L-ascorbyl phosphate, the better the long-term stability of the cosmetic. On the other hand, the higher the content, the more excellent the whitening effect. Similarly, the lower the content of the L-ascorbyl tetraisopalmitate, the better the long-term stability of the cosmetic, and the higher the content, the better the whitening effect.
[0009]
The emulsifier is at least one of polyether-modified silicone and polyglycerin fatty acid ester, and an emulsifier containing both of them is more preferable. When the emulsifier contains both polyether-modified silicone and polyglycerin fatty acid ester, the mass ratio (polyether-modified silicone / polyglycerin fatty acid ester) in the emulsifier is not particularly limited, but a more stable emulsion is obtained. From the viewpoint of being able to do so, about 99/1 to 10/90 is preferable. The polyether-modified silicone is not particularly limited, but cetyl dimethyl silicone copolyol or the like is preferable in that a more stable emulsion can be obtained. The polyglycerol fatty acid ester is not particularly limited, but preferably has 10 to 22 carbon atoms in the carbon chain of the fatty acid portion, and more preferably has 12 to 20 in that a more stable emulsion can be obtained. Is more preferred. Further, the average degree of polymerization of the polyglycerin moiety is preferably 4 to 10, more preferably 5 to 9. Further, the degree of esterification of the polyglycerin moiety is preferably from 3 to 7, more preferably from 4 to 6.
[0010]
The polyol is not particularly limited, and examples thereof include butylene glycol, glycerin, propylene glycol, diglycerin, dipropylene glycol, and polyethylene glycol. These may be used alone or in combination of two or more.
[0011]
The other components are not particularly limited as long as they are an oil phase component generally used in cosmetics, an aqueous phase component and the like, and any of them is suitable.Examples of the oil phase component include squalane and liquid paraffin. Hydrocarbons, olive oil, vegetable oils such as jojoba oil, animal oils such as tallow, esters such as glycerin triisooctanoate, isopropyl myristate and cetyl isooctanoate, and silicones such as dimethyl silicone and phenylmethyl silicone. Can be These may be used alone or in combination of two or more.
[0012]
Examples of the aqueous phase component include water such as distilled water, purified water, and ion-exchanged water, as well as surfactants, active components, moisturizing components, antibacterial components, clay regulators, and pigments that are generally used in cosmetics. .
Examples of the active ingredient include licorice fractions containing vitamin C derivatives such as sodium L-ascorbyl phosphate, ascorbic acid palmitate, and ascorbic acid gluside, arbutin, kojic acid, and glabridine, which are whitening ingredients, and izayoibara extract. Antioxidant components such as vitamin E and derivatives thereof, polyphenols such as catechin, carotenoids, licorice fractions containing lycochalcone, etc., and anti-inflammatory components such as stearyl glycyrrhetinate, dipotassium glycyrrhizinate, ε-aminocaproic acid Lysozyme chloride, guaiazulene, hydrocortisone, vitamin A, vitamin D, nicotinamide, calcium pantothenate, allantoin, γ-oryzanol, etc., and vitamin E, γ-linolenic acid, etc. which are skin nutritional agents.
Examples of the moisturizing component include polyhydric alcohols such as glycerin and sorbitol, polysaccharides such as hyaluronic acid, and amino acids such as pyrrolidonecarboxylic acid. Examples of the antibacterial component and the preservative component include methylparaben, propylparaben, phenoxyethanol and the like.
These other components may be used alone or in combination of two or more.
[0013]
The content of the magnesium L-ascorbyl phosphate in the cosmetic is preferably 2.0 to 7.0% by mass from the viewpoint that a more stable emulsion is obtained and the whitening effect is excellent. 0 to 6.0% by mass is more preferable.
From the same viewpoint, the content of the L-ascorbyl tetraisopalmitate is preferably 2.0 to 9.0% by mass, more preferably 3.0 to 8.0% by mass. The content of the emulsifier is preferably from 1.0 to 5.0% by mass, more preferably from 2.0 to 5.0% by mass.
The content of the polyol component is preferably from 7.0 to 28% by mass.
[0014]
<Production method of cosmetics>
The method for producing the cosmetic of the present invention is not particularly limited. For example, an aqueous phase containing the magnesium L-ascorbyl phosphate is mixed with an oil phase containing the L-ascorbyl tetraisopalmitate and an emulsifier. It is preferable to manufacture by stirring at a temperature of 15 to 60 ° C. The stirring is preferably performed simultaneously with the mixing of the water phase with the oil phase.
[0015]
As the conditions for the stirring, the temperature is preferably from 20 to 55 ° C, more preferably from 20 to 35 ° C, in order to obtain a more stable emulsion. The number of rotations at the time of stirring is not particularly limited, but is preferably about 50 to 300 rpm, and more preferably about 250 rpm.
For the stirring, a commonly known emulsifying apparatus, for example, a paddle mixer, a homomixer or the like can be used.
[0016]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples. However, the present invention is not limited to the following examples. However, each numerical value in Table 1 is a numerical value expressed in parts by mass.
[0017]
(Examples 1 to 5)
In a stainless steel homomixer equipped with a 10-liter scraping stirrer equipped with a decompression device, a heater and a temperature controller, the oil phase components (the components other than purified water and L-ascorbyl phosphate magnesium) shown in Table 1 were added at room temperature. (24 ° C.) to 50 ° C., and the aqueous phase components (purified water and magnesium L-ascorbyl phosphate) shown in Table 1 at the same temperature were gradually added thereto. Further, the pressure was reduced to less than 300 mmHg at the same temperature, and the mixture was stirred at 300 rpm, and then cooled to room temperature to obtain a cosmetic (emulsion).
[0018]
<Evaluation of long-term stability (appearance evaluation)>
After visually observing each of the obtained cosmetics, the cosmetics were stored at 45 ° C. for one month in a transparent glass container (100 ml), and the appearance was similarly visually observed and compared, and evaluated according to the following evaluation criteria. . Table 1 shows the results.
[0019]
-Evaluation criteria for long-term stability-
◎: Same as immediately after preparation, no change in appearance.
○: The appearance is slightly reduced, but no separation is observed.
・ △: Yellowish appearance is slightly increased, gloss is small, and separation is slightly observed.
・ △△: The yellowish appearance is increased, there is no gloss, and separation is observed.
*: Separated, coloring considerably increased.
Xx: separation is remarkable and coloring is extremely increased.
[0020]
<Evaluation of long-term stability (quantitative analysis)>
For each of the obtained cosmetics, quantitative analysis of magnesium L-ascorbyl phosphate and L-ascorbyl tetraisopalmitate was performed by the following quantitative analysis method, and evaluated according to the following evaluation criteria. Table 1 shows the results.
[0021]
-Quantitative analysis method-
0.5 g of the obtained cosmetic was precisely weighed, 10 ml of chloroform was added and mixed well to separate an emulsion, and purified water was added thereto to make 25 ml. Thereafter, the aqueous phase was subjected to quantitative analysis of magnesium L-ascorbyl phosphate at a detection wavelength of 254 nm using HPLC as a comparative standard substance with L-ascorbyl tricyclohexylamine phosphate. The chloroform phase was subjected to quantitative analysis of L-ascorbyl tetraisopalmitate at a detection wavelength of 236 nm by HPLC. The measurement conditions in the quantitative analysis are shown below.
[0022]
<Quantitative analysis of L-ascorbyl magnesium phosphate: HPLC measurement conditions>
・ Column: Senshu pak ODS-1151-N 4.6 mmφ × 150 mm (packed with 5 μm silica gel modified with octadecyl group)
・ Detection wavelength: 254 nm
・ Flow rate: 0.8ml / min
[0023]
<Quantitative analysis of L-ascorbyl tetraisopalmitate: HPLC measurement conditions>
-Column: ODS-1151N
・ Detection wavelength: 236 nm
・ Flow rate: 1.0 ml / min
-Mobile phase: methanol: ethanol: chloroform = 4: 4: 2
[0024]
-Evaluation criteria for quantitative analysis-
○: The decrease was within 3% by mass from the initial value.
· Δ: The decrease was more than 3% by mass and within 10% by mass from the initial value.
X: A decrease of more than 10% by mass from the initial value.
[0025]
<Evaluation of usability>
The subjects were 10 women in their 20s and 40s, and the same areas of the left and right forearms were applied with the same area and the same amount of cosmetic, and when applied, "spreading and familiarity" and "moist feeling" , "Less oiliness" was subjected to a sensory evaluation according to the following evaluation criteria. Table 1 shows the results.
[0026]
-Evaluation criteria for usability-
◎: Particularly excellent.
-: Good.
・ △: Normal.
*: Inferior.
[0027]
<Evaluation of whitening effect>
The obtained cosmetics were applied to the face once a day for 10 months by 10 panelists. One month later, eight of the ten panelists evaluated that the cosmetics obtained in Examples 1 to 5 clearly felt the whitening effect.
[0028]
[Table 1]
Figure 2004010612
[0029]
(Comparative Examples 1 to 5)
In Examples 1 to 5, the aqueous phase component and the oil phase component were replaced with the aqueous phase component and the oil phase component shown in Table 2 (the emulsifier was replaced with an emulsifier for preparing an oil-in-water emulsion), and mixed. -Cosmetics were obtained and evaluated in the same manner as in Examples 1 to 5, except that the temperature of dissolution / emulsification was changed to 75 to 80C and a step of cooling to room temperature was further added. Table 2 shows the results. In the evaluation of the whitening effect, 8 out of 10 panelists evaluated that the cosmetics obtained in Comparative Examples 1 to 5 hardly felt any whitening effect.
[Table 2]
Figure 2004010612
[0031]
From the above results, all of Examples 1 to 5 were excellent in long-term stability. On the other hand, in Comparative Examples 1 to 5, the long-term stability was poor.
[0032]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, both L-ascorbyl tetraisopalmitate and magnesium L-ascorbyl phosphate are contained in high concentration, it is excellent in whitening effect, it is excellent in long-term stability of cosmetics, and it provides cosmetics with good use feeling. be able to.

Claims (2)

リン酸L−アスコルビルマグネシウムを0.1〜8.0質量%、テトライソパルミチン酸L−アスコルビルを0.1〜10.0質量%、ポリエーテル変性シリコーン及びポリグリセリン脂肪酸エステルの少なくともいずれかの乳化剤を1.0〜5.0質量%、及び、ポリオールを1.0〜30質量%含有することを特徴とする化粧料。0.1-8.0% by mass of magnesium L-ascorbyl phosphate, 0.1-10.0% by mass of L-ascorbyl tetraisopalmitate, emulsifier of at least one of polyether-modified silicone and polyglycerin fatty acid ester Is 1.0 to 5.0% by mass, and 1.0 to 30% by mass of a polyol. 少なくとも、テトライソパルミチン酸L−アスコルビル及び乳化剤を含む油相に、リン酸L−アスコルビルマグネシウムを含む水相を配合し、温度15〜60℃で攪拌して得られる請求項1に記載の化粧料。The cosmetic according to claim 1, which is obtained by mixing an aqueous phase containing magnesium L-ascorbyl phosphate with an oil phase containing at least L-ascorbyl tetraisopalmitate and an emulsifier, and stirring the mixture at a temperature of 15 to 60 ° C. .
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