JP2004009423A - パーティー用備品 - Google Patents

Abstract

【課題】パーティーの雰囲気を盛り上げることができる光を発することができるパーティー用備品を提供すること。
【解決手段】テーブルクロス１０ａ、椅子のカバー１１ａ等の透光性部材の内側に線状のエレクトロルミネセンス発光体３０ａが配設されていること。
さらに、前記透光性部材がパイプ状部材であり、このパイプ状部材の内側に線状のエレクトロルミネセンス発光体３０ａが配設されていること。
【選択図】　　　　図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はレセプション等に使用されるパーティー用備品に関し、特に、パーティーの雰囲気をだす照明をすることができるパーティー用備品に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来からレセプション等において、パーティー用備品が使用されている。このパーティー用備品は、パーティーの雰囲気を盛り上げるような、装飾された形状のものが多い。このパーティー用備品は、例えば、テーブルクロス、椅子のリボン、フラワースタンド等である。
さらに、パーティー会場において、電球、蛍光灯等を使用した照明具が使用され、これらの照明具によりパーティー会場の雰囲気を盛り上げることが行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記パーティー用備品としてのテーブルクロス、椅子のリボン、フラワースタンド等は、それ自体光を発するものではなく、パーティー会場に設置された上記照明具により照明されるのみである。さらに、上記照明具は通常電力消費が多くて熱を発生するので、これらの照明具をテーブルクロス、椅子のリボン等に組み込むことは困難である。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、パーティーの雰囲気を盛り上げることができる光を発することができるパーティー用備品を提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項１に記載された発明は、透光性部材を構成要素の全部または一部として備え、この透光性部材の内側（裏面側を含む。）にエレクトロルミネセンス発光体が配設されている（この透光性部材がエレクトロルミネセンス発光体を被っている場合を含む。）ことを特徴とするパーティー用備品（テーブルクロス、椅子カバー、フラワースタンド、アイアンフェンス等を含む。）である。これにより、このエレクトロルミネセンス発光体が発する光がパーティー用備品の前記透光性部材を透過してその外を照らすことができる。
【０００５】
さらに、請求項２に記載された発明は、上記請求項１に記載されたパーティー用備品において、前記透光性部材がシート状部材（テーブルクロス、椅子カバー等を含む。）であり、このシート状部材の内側に可撓性あるエレクトロルミネセンス発光体が配設されていることである。これにより、シート状部材中に可撓性あるエレクトロルミネセンス発光体を配設すると、シート状部材とともに前記可撓性あるエレクトロルミネセンス発光体が撓むことができるので、シート状部材を使用することが容易である。
【０００６】
さらに、請求項３に記載された発明は、請求項１に記載されたパーティー用備品において、前記透光性部材がパイプ状部材であり、このパイプ状部材の内側に線状のエレクトロルミネセンス発光体が配設されていることである。これにより、容易にパイプ状部材の中にエレクトロルミネセンス発光体を配設することができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。図１は、本発明の実施の形態に係るパーティー用備品を使用したパーティー会場を一部分切り欠いて示す。図１において、パーティー会場１に多数のテーブル１０が配置され、各テーブル１０の周りに複数の椅子１１が配置されている。
【０００８】
各テーブル１０はテーブルクロス１０ａで被われている。各椅子１１は、カバー１１ａで被われている。各カバー１１ａは、透光性あるシート状部材としての布材により形成されている。各カバー１１ａの内側に、線状のエレクトロルミネセンス（以下ＥＬとする。）発光体３０ａが配設されている。線状のＥＬ発光体３０ａは、例えば有機ＥＬ発光素子で形成されている。
線状のＥＬ発光体３０ａが発する光は、淡い色の光であるので、パーティー会場の雰囲気を盛り上げるのに適している。なお、線状のＥＬ発光体３０ａが発する光の色は、青、ピンク等の各種の色がある。
また、一般的にＥＬ発光部分を可撓性ある透光性樹脂内に形成すると、ＥＬ発光体は可撓性のあるものになり、ＥＬ発光体の形状は、上記線状のみならず、帯状、平板状等の種々の形状になることができる。また、ＥＬ発光体は、電球や蛍光灯に比べて著しく低消費電力であり、熱の発生が少ない。
【０００９】
線状のＥＬ発光体３０ａが発する光は、各カバー１１ａを透過して、各カバー１１ａの外を照らすことができる。各カバー１１ａは、線状のＥＬ発光体３０ａの光を散乱させることができる。このため、各カバー１１ａを透過した線状のＥＬ発光体３０ａの光はムード照明に適している。
【００１０】
また、一対のアイアンフェンス２１がパーティー会場１のメインテーブル１２の後方に配置されている。このアイアンフェンス２１の支柱２１ａを透明な樹脂（例えばアクリル樹脂）で形成し、その中に線状のＥＬ発光体３０ａを埋め込むことができる。このようにすると、線状のＥＬ発光体３０ａが発する光は支柱２１ａを透過してその外を照らすことができる。
【００１１】
さらに、各テーブル１０の上にフラワースタンド２２が配置されている。フラワースタンド２２のポール２２ａをアイアンフェンス２１の支柱２１ａと同様に構成することができる。このようにすると、線状のＥＬ発光体３０ａの光はポール２２ａを透過してその外を照らすことができる。
【００１２】
図２は、図１の椅子１１のカバー１１ａの変形例を一部分切り欠いて示す。図２においては、椅子１１のカバー１１ｂには線状のＥＬ発光体３０ａが配設されていないが、カバー１１ａを取り巻くリボン１１ｃ内に線状のＥＬ発光体３０ａが配設されている。リボン１１ｃは、透光性シート部材で形成されている。このため、線状のＥＬ発光体３０ａの光は、リボン１１ｃを透過してその外を照らすことができる。
【００１３】
図３は、各テーブルクロスの変形例を一部分切り欠いて示す。図３において、各テーブルクロス１０ａには、ＥＬ発光体が配置されていないが、テーブルクロス１０ａの上に重ねられたテーブルクロス１０ｂとテーブルクロス１０ａとの間に面状のＥＬ発光体３０ｂが配置されている。このようにすると、テーブルクロス１０ｂが面状のＥＬ発光体３０ｂを被うようになる。テ―ブルクロス１０ｂは、透光性シート部材で形成されている。このため、面状のＥＬ発光体３０ｂが発する光は、テーブルクロス１０ｂを透過してその外部を照らすことができる。
【００１４】
図４は、パーティー用備品の他の例を一部分切り欠いて示す。図４において、他のフラワースタンド２３はベース２３ａ、支柱２３ｂおよび台座２３ｃを備えている。ベース２３ａ上に立設された支柱２３ｂが台座２３ｃを支えている。花２３ｄ等が台座２３ｃ上に配置される。
そして、支柱２３ｂは透明な樹脂（例えばアクリル樹脂）の筒状に形成され、その中に線状のＥＬ発光体３０ａが配置されている。
【００１５】
図５は、ＥＬ発光体の駆動装置を示している。図５においては、線状のＥＬ発光体３０ａが駆動装置３１に接続されている。駆動装置３１内には、図示しない電池が配置され、この電池を電源として線状のＥＬ発光体３０ａが発光する。なお、この発光部分３０ａａを点線で示す。駆動装置３１に押しボタンスイッチ３２が配置され、押しボタンスイッチ３２をオンにすると、線状のＥＬ発光体３０ａが発光する。なお、面状のＥＬ発光体３０ｂ（図３参照）の場合も線状のＥＬ発光体３０ａの場合と同様である。
【００１６】
図６は、多数のＥＬ発光体を点灯させる回路を示している。シーケンサ４０は、ＣＰＵ、タイマ、入力装置、ＥＬ発光体の点灯・消灯回路等を備えている。　電源回路４１は、５０Ｈｚまたは６０Ｈｚの交流電源を変換してシーケンサ４０に供給する。シーケンサ４０は、複数の線状のＥＬ発光体３０ａおよび面状のＥＬ発光体３０ｂの点灯・消灯を制御する。なお、シーケンサ４０が制御するＥＬ発光体３０ａ、３０ｂの数は図示されたものに限定されず、必要に応じて設定することができる。なお、４２は電源回路４１に交流電圧を供給する電源コードである。
具体的には、シーケンサ４０は、各ＥＬ発光体３０ａ、３０ｂの発光時間、発光順序、消灯等を制御する。これにより、パーティー会場１（図１参照）内の全てのＥＬ発光体（３０ａ等）による照明を制御することができる。
【００１７】
なお、上記実施の形態において、椅子のカバーやリボン内に配設されたＥＬ発光体を椅子のカバーやリボンに着脱自在に配設すると、椅子のカバーやリボンを洗濯するときに、前記ＥＬ発光体を椅子のカバーやリボンから取り外すことができるので、便利である。
また、椅子のカバーやリボンの材質を例えばポリスチレン１００％の繊維を使用した布とすると、この布を透過するＥＬ発光体の光を容易に散乱させることができる。
また、前記ＥＬ発光体を発光させるときは、他の照明器具による照明を暗くすると、一層パーティーの雰囲気を盛り上げることができる。
【００１８】
【発明の効果】
請求項１に記載された発明に係るパーティー用備品によれば、パーティーの雰囲気を盛り上げるムードにあふれた照明を提供することができる。
さらに、請求項２によれば、上記請求項１の効果とともに、シート状部材が、例えばパーティー会場のテーブルクロス、椅子を飾るリボン等であるので、容易にパーティーの雰囲気を盛り上げることができる。
さらに、請求項３に記載された発明によれば、上記請求項１の効果とともに、パイプ状部材が例えばフラワースタンドのパイプ状支柱等であるので、容易にパーティーの雰囲気を盛り上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係るパーティー用備品を使用したパーティー会場を一部分切り欠いて示す斜視図である。
【図２】図１の椅子のカバーの変形例を一部分切り欠いて示す斜視図である。
【図３】各テーブルクロスの変形例を一部分切り欠いて示す斜視図である。
【図４】パーティー用備品の他の例を一部分切り欠いて示す斜視図である。
【図５】ＥＬ発光体の駆動装置を示す斜視図である。
【図６】多数のＥＬ発光体を点灯させる回路図である。
【符号の説明】
１０　テーブル
１０ａ　テーブルクロス（透光性部材）
１１　椅子
１１ａ　カバー（透光性部材）
１１ｃ　リボン（透光性部材）
２１　アイアンフェンス
２１ａ　支柱（透光性部材）
２２　フラワースタンド
２２ａ　ポール（透光性部材）
２３　他のフラワースタンド
２３ｂ　支柱（透光性部材）
３０ａ　線状のＥＬ発光体
３０ｂ　面状のＥＬ発光体

Claims (3)

1. 透光性部材を構成要素の全部または一部として備えたパーティー用備品であって、
   この透光性部材の内側にエレクトロルミネセンス発光体が配設されていることを特徴とするパーティー用備品。
2. 請求項１に記載されたパーティー用備品であって、
   前記透光性部材がシート状部材であり、このシート状部材の内側に可撓性あるエレクトロルミネセンス発光体が配設されていることを特徴とするパーティー用備品。
3. 請求項１に記載されたパーティー用備品であって、
   前記透光性部材がパイプ状部材であり、このパイプ状部材の内側に線状のエレクトロルミネセンス発光体が配設されていることを特徴とするパーティー用備品。

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