JP2004008277A - Washing machine - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗剤溶かし機構を有する洗濯機及び洗濯乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】
撹拌モータと撹拌ブレードで構成される撹拌手段による洗剤溶かし機構を有する洗剤ケースを設けた洗濯機が特開平7−80187号公報に記載されている。同公報には、洗濯槽に洗濯水を給水する経路途中に仕切り板を設けた洗剤入れを設け、洗剤入れに所定量の洗剤と水を溜め、撹拌手段で溶解した後、給水とともに洗濯槽へ供給することが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特開平7−80187号公報では、溶かした洗剤液の濃度調整手段がないため、給水初期に非常に高濃度の洗剤液が洗濯物にかかり、色むらの発生の恐れがある。また、洗剤入れには洗剤投入用の開口があり、洗剤の溶解撹拌中に撹拌ブレードの回転によりこの開口から洗剤液が飛び出し、未溶解の洗剤が流出する可能性がある。さらに、洗剤入れ内の水を排出する手段がなく、常に洗剤入れ内に水が溜まった状態になる。このため、特に冬場においては洗剤入れ内が凍結し、洗剤の投入や溶解に不具合を生じる。また、水が入った洗剤入れに洗剤を投入するため、予約洗濯のように洗剤を入れてから給水を始めるまでに長い時間放置するような場合、洗剤が固まってしまう恐れがある。
【0004】
本発明の目的は、洗剤溶解室の水抜き手段を設けるとともに、洗剤溶解中に洗剤液が洗剤溶解室から溢れ出ないようにし、更には、水抜き手段の着脱を容易に行える手段を提案することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、貯留部と、前記貯留部の底部に配置された洗剤撹拌容器をと、前記洗剤撹拌翼を駆動する駆動手段と、前記貯留部に給水する給水手段とを備え、前記貯留部の底部にサイホン通水機構を設け、前記サイホン通水機構は外周壁下部に整流部材を備え、該整流部材は貯留部内で洗剤と水を撹拌翼で撹拌して生成される洗剤液の流れ方向に対向する向きに設けた洗濯機とするものである。
【0006】
また、前記整流部材は薄板状であり前記洗剤の流れ方向に対し前記整流部材の幅方向が略直角になるように前記整流部材を設け、前記整流部材の底面は前記貯留部の底部に接触するようにする。
【0007】
さらに、前記サイホン通水機構は中心に貫通穴を有する縦に長いパイプと、該パイプ外周面にパイプの高さ方向に設けた複数本のリブと、前記複数本のリブで案内され前記パイプとすき間を持ち、前記パイプと同心状に前記パイプを覆うように設けた底部が開口したキャップ状円筒部材と、該キャップ上円筒部材の外周面に前記整流部材とを備え、前記複数本のリブの内1本は前記パイプの高さと略同一の長さを有するロングリブで、前記キャップ状円筒部材の内周面にキャップ状円筒部材の高さ方向に向いたガイド部材を設け、該ガイド部材で前記ロングリブを挟み込んで前記キャップ状円筒部材を装着することで、前記整流部材の向きを前記洗剤液の流れ方向に自動的に対向するようにする。
【0008】
あるいは、前記洗剤撹拌容器の上方に前記洗剤撹拌容器を覆うカバーを設け、前記サイホン通水機構は中心に貫通穴を有する縦に長いパイプと、該パイプ外周面にパイプの高さ方向に設けた複数本のリブと、前記複数本のリブで案内され前記パイプとすき間を持ち、前記パイプと同心状に前記パイプを覆うように設けた底部が開口したキャップ状円筒部材と、該キャップ上円筒部材の外周面に前記整流部材とを備え、
前記カバーには前記キャップ状円筒部材の真上に前記キャプ状円筒部材着脱用の円形状の開口部を備え、該開口部に前記整流部材が通過するための切り欠き部を設け、該切り欠き部設置方向を前記洗剤液の流れ方向と一致するようにする。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。本発明は、洗濯機および洗濯乾燥機に関するものであるが、洗濯機は、洗濯乾燥機から乾燥機構を取り除いた構成で実施することができるので、以下に述べる実施の形態は、洗濯乾燥機について説明する。
【0010】
図1は、本発明の一実施の形態である洗濯乾燥機を縦断面して示す模式図である。
【0011】
1は、外郭を構成する四角筒状の外枠である。2は、洗濯兼脱水槽であり、その周壁に通水および通風のための小穴2aを有し、その上縁部に流体バランサー3を備え、底部の内側には回転自在に撹拌翼4を設置する。撹拌翼4は、外周部が高いお椀状になっており、最底部に水抜きおよび温風通過用の複数個の小穴4aを有する。5は、前記洗濯兼脱水槽2を内包する外槽であり、底部の外側には駆動装置6を鋼板製の取り付けベース7によって取り付け、外枠1の上端部の四隅部に係止した4本の防振支持装置8によって外槽5を四方から均等に吊り下げることにより該外枠1の中心部に懸垂するように支持する。
【0012】
駆動装置6は、駆動電動機62と電動操作クラッチ機構63と遊星歯車減速機構64を内蔵する。電動操作クラッチ機構63を電動操作機63aで切り換えることによし、洗濯兼脱水槽2を静止させた状態で撹拌翼4を回転させ(撹拌モード)、洗濯兼脱水槽2と撹拌翼4をそれぞれ反対方向に回転させ(洗濯モード)、洗濯兼脱水槽2と撹拌翼4を一体的に同一方向に回転(脱水・乾燥モード)させるような選択的な駆動機能を有する。
【0013】
外槽5の底に形成した排水口5bは、排水電磁弁33を介して排水ホース34に接続する。エアートラップ5cは、エアーチューブ35を介して前記水位センサ15に接続する。外枠1の下端縁には、四隅に脚36を取り付けた合成樹脂で成形されたベース37を装着する。
【0014】
なお、参照符号38は、洗濯兼脱水槽2内に投入された洗濯物である。
【0015】
外側衣類投入口9aを形成したトップカバー9は、外枠1の上部開口を覆うように該開口端縁に嵌め込み、フロントパネル10およびバックパネル11と共に取り付けねじによって外枠1に取り付けられる。図2は、バックパネル11を取り外したトップカバー9の平面図である。
【0016】
トップカバー9に形成した外側衣類投入口9aは、2つ折り(山折り)に開くようにヒンジ31aによってトップカバー9に取り付けた外蓋31によって開閉自在に覆い、外槽5の上端に取り付けた外槽上カバー28に形成した内側衣類投入口28aは、ヒンジ32aによって外槽上カバー28に取り付けた内蓋32によって開閉自在に覆うように構成する。
【0017】
トップカバー9とフロントパネル10の間に形成される前部収納部であるフロントパネルボックス12には、電源スイッチ13と入力スイッチ群14aおよび表示素子群14bを備えた操作パネル14、アンバランス検出センサ43、蓋スイッチ44を内蔵する。アンバランス検出センサ43は、洗濯兼脱水槽2を回転させたときに該洗濯兼脱水槽2内の洗濯物38のアンバランスによって、該洗濯兼脱水槽2(外槽5)が所定値以上に大きく振れるのを検出するセンサである。蓋スイッチ44は、外蓋31の開閉を検知する。
【0018】
トップカバー9とバックパネル11の間に形成される後部収納部であるバックパネルボックス17には、後述する洗濯水給水手段と高濃度洗剤液生成・供給手段を横並びにして内蔵すると共に、外槽5内の水位に応じた水位信号を発生する水位センサ15と、コントロールユニット16を内蔵する。
【0019】
洗濯水給水手段は、入水側を水栓接続口18に接続し、出水側を洗剤溶解容器21に接続した主給水電磁弁20によって構成する。さらに、入水側をホース接続口82に接続し、出水側を洗剤溶解容器21に接続した風呂水ポンプ81によって構成される給水手段を設けてもよい。
【0020】
高濃度洗剤液生成・供給手段は、補助給水電磁弁22から洗剤溶解容器21に洗剤溶解水を供給し、この洗剤溶解容器21内に投入されている粉末合成洗剤を撹拌しながら前記洗剤溶解水で溶解して高濃度洗剤液を生成し、更なる給水により希釈しながら洗剤溶解容器21から溢水させて前記前記洗濯水給水手段からの水と混合し注水口19に供給するように構成する。洗剤溶解容器21には、洗剤や柔軟仕上げ剤を投入するのに使用する引き出し式の洗剤投入容器73が取り付けられる。
【0021】
注水口19は、トップカバー9の底と外槽5の外槽上カバー28の後部を貫通して洗濯兼脱水槽2の上部開口内に向けて開口する。
【0022】
主給水電磁弁20と補助給水電磁弁22、22a、散水給水電磁弁24aは一体成型の四連弁で、洗剤溶解容器21の背面に設けた配管ユニット83に取り付けられている。
【0023】
図3はバックパネル11の上面図、図4は図3のE−E線で切断した縦断面図である。バックパネル11には、水栓接続口18のための開口部93、風呂水ポンプ81のホース接続口82のための開口部92、洗剤溶解容器21内に設けてあるサイホン通水機構47のサイホンキャップ47aの着脱用開口部94を備える。開口部94は、前側に切り欠き部94aを有する。通常は、開口部94には、蓋95が嵌めてあり、サイホンキャップ47を着脱する場合は、蓋95を外して行う。なお、蓋95がバックパネル11面上から飛び出さないよう、開口部94の周囲にはざぐり95aを設けてある。
【0024】
なお、高濃度洗剤液生成・供給手段については、後で詳しく述べる。
【0025】
温風循環乾燥手段は、外槽5の下部の側壁に形成した吸い出し口5aから該外槽5の後側の外壁面に沿って垂直状態で上向きに伸びるように形成して前記吸い出し口5aから浸入した洗濯水を堰き止める除湿風路部である水冷除湿ダクト23と、この水冷除湿ダクト23内の上部に位置して該ダクト内に冷却水を供給する水冷除湿手段である冷却散水部24と、洗濯工程における外槽5の水位よりも高い位置で折り返して該外槽5の外壁面に沿って該外槽5の下側に向かって垂直に伸びる下降風路部である下降風路ダクト25と、外槽5の下側の空間に配置されて前記下降風路ダクト25から吸い込み口に空気を吸い込んで循環空気を生成する循環ファン26と、この循環ファン26の吹き出し口から外槽5の外壁面に沿って上方向に垂直状態に伸びる上昇風路部である上昇風路ダクト27と、外槽5の上端部に取り付けた外槽上カバー28上に設置されて前記上昇風路ダクト27から送り込まれる循環空気を加熱する加熱手段であるヒータ(PTCヒータ)29を内蔵し、加熱した循環空気を洗濯兼脱水槽2内に向けて吹き込む吹き込み口30を備える。
【0026】
水冷除湿ダクト23から下降風路ダクト25への折り返し部分には、糸屑捕集手段61を備える。また、下降風路ダクト25内下部には湿度センサ40と第1温度センサ41を設置し、吹き込み口30のヒータ29の下流側風路内には第2温度センサ42を設置する。冷却散水部24への給水は、冷却散水電磁弁24aから行い、両者は蛇腹ホース24bで接続されていている。
【0027】
循環風路を構成する前記水冷除湿ダクト23、下降風路ダクト25および上昇風路ダクト27は、外槽5の後側の外壁面に該外槽5の周方向に並べてその一部を該外槽5と一体成形して実装し、これらの外側を覆う裏側蓋1aは、外側に膨出する形状に構成してねじ止めする。
【0028】
この温風循環乾燥手段は、洗濯後に外槽5内の洗濯水を排水し、洗濯兼脱水槽2を高速回転させて脱水した後に低速回転させながら、循環ファン26を運転することによって、外槽5および洗濯兼脱水槽3内の湿潤空気を吸い出し口5aから吸い出し、水冷除湿ダクト23内を上昇させる過程において冷却散水部24から該水冷除湿ダクト23内に供給される冷却水によって冷却して除湿する。その後、冷却除湿した空気は、下降風路ダクト25を下降させて循環ファン26に吸い込み、この循環ファン26から上昇風路ダクト27とヒータ29を通して吹き出し口30に送り込み、ヒータ29によって加熱して洗濯兼脱水槽2内の内壁面付近に向けて該洗濯兼脱水槽2の回転方向に対して逆向きに吹き込む。このように洗濯兼脱水槽2に吹き込まれた循環空気は、洗濯兼脱水槽2内の洗濯物に触れて該洗濯物を乾燥する。
【0029】
図5は、マイクロコンピュータ16aを中心に構成される洗濯乾燥機の制御部のブロック図である。マイクロコンピュータ16aは、入力スイッチ群14aや水位センサ15、湿度センサ40、第1、第2温度センサ41、42、アンバランス検出センサ43、蓋スイッチ44に接続され、使用者のボタン操作、洗濯兼脱水槽2内の水位、下降風路ダクト25内の温度、湿度などの情報信号を受ける。マイクロコンピュータ16aからの出力信号は、駆動回路16cに接続され、主電磁給水弁20,補助電磁給水弁22、22a、冷却散水電磁弁24a、排水電磁弁33、洗剤撹拌電動機39、循環ファン26等に商用電源を供給して、これらの開閉あるいは回転を制御する。また、使用者に洗濯乾燥機の操作を知らせるために、表示素子群14bを制御し、進行状況を表示する。
【0030】
操作パネル14の入力スイッチ群14aは、洗濯コース(標準、強力、ソフト、ドライ、手造り、ふとんなど)を設定するスイッチ、乾燥コース(標準、ワイシャツ、仕上げ、ドライなど)を設定するスイッチ、洗濯から乾燥までを連続して行う場合の洗濯乾燥コース(標準、ワイシャツ、毛布など)を設定するスイッチ、洗い時間や脱水時間、水量、すすぎ回数等洗濯条件を設定するスイッチなどを備える。
【0031】
商用電源に接続されるブリッジ整流回路70は、商用電源を全波整流し、力率改善と昇圧を兼ねるDC−DC変換回路72に入力する。DC−DC変換回路72は、この整流電圧をIGBT等の半導体素子でチョッピングして、共用電源乗り規律を改善すると共に、昇圧した直流電源をPWMインバータ回路73に供給する。この出力電圧は、マイクロコンピュータ16aから半導体素子の駆動矩形波のデューティを制御して可変される。PWMインバータ回路73は、この直流電圧から三相PWM矩形波電圧を生成し、DCブラシレスモータ62に印可して、これを回転させる。DCブラシレスモータ62には、ロータの位置検出手段として、ホール素子62aが内蔵される。ロータの位置はこのホール素子62aで検出され、マイクロコンピュータ16aに伝えられる。そして、このロータの位置、回転速度の情報からマイクロコンピュータ16aは、DCブラシレスモータの回転数や回転方向を制御する。
【0032】
次に、高濃度洗剤液生成・供給手段を図6から図14を参照して説明する、
図6は洗剤溶解容器21の斜視図、図7は洗剤投入容器73の斜視図、図8は洗剤溶解容器21を図7の矢印G方向から見た側面図、図9は洗剤容器21の上面図、図10は洗剤容器21を図9のA−A線で切断した場合の縦断面図、図11は配管ユニット83を図9のC−C線で切断した場合の縦断面図、図12は配管ユニット83を図9のD−D線で切断した場合の縦断面図、図13は洗剤溶解容器21に洗剤投入容器73をセットし図9のB−B線で切断した場合の縦断面図、図14はサイホン通水機構47を図13のF−F線で切断した場合の断面図である。
【0033】
洗剤溶解容器21は、上方を開放した略四角形状の容器であり、前記洗剤撹拌翼50を設置する洗剤溶解室45と、仕上げ剤投入室46と、溢水流路56と混合室66を備える。該混合室66は、前記洗剤溶解室45及び仕上げ剤投入室46の下部にあり、溢水流路56と穴56a、56bで連通している。混合室66の底壁21dは前側が低い傾斜面で形成しており、その最も低い位置に流出口59を備える。流出口59は、外槽上カバー28の注水口19に可撓管19aで接続される。
【0034】
洗剤溶解室45の左側側壁上部と仕上げ剤投入室46の右側側壁上部には、上下のレールで構成したガイドレール58a、58bを備え、該ガイドレール58a、58bには洗剤投入容器73を進退自在に載置可能になっている。また、前記ガイドレール58aの下側と洗剤溶解室45の右側側壁には、洗剤トレイ74のガイドレール59a、59bを備える。ガイドレール59a、59bは下に凸の曲線形状である。
【0035】
洗剤溶解容器21の後部側壁には、主給水用の円形ポート21a、洗剤溶かし用の長円形ポート21b、仕上げ剤用の長円形ポート21cを備える。円形ポート21aは前記混合室66に、長円形ポート21bは洗剤溶解室45に、長円形ポート21cは仕上げ剤投入室46に開口している。
【0036】
L形の配管ユニット83は、洗剤溶解容器21の右側面から背面に密着して設置される。配管ユニット83は、内部に四つの給水流路が形成されていて、給水流路の一方が給水電磁弁に、もう一方は洗剤容器21に設けた前記給水ポートに接続している。
【0037】
配管ユニット83の側面には、四連の電磁給水弁を取り付ける4個のポート(85a、86a、87a、88a)がある。ポート85aに洗濯兼脱水槽2へ給水する主給水電磁弁20を、ポート86aに洗剤溶解室45に給水する補助給水電磁弁22を、ポート87aに仕上げ剤投入室46に給水する補助給水電磁弁22aを、ポート88aに冷却散水部24へ給水する冷却散水電磁弁24aを取り付ける。なお、各ポートには水封のためにゴム製のブッシュ92が嵌め込まれている。
【0038】
ポート85aは、給水流路85bに通じており、給水流路85bの末端にパイプ85が取り付けられる。また、給水流路85bの途中には、風呂水ポンプ81への呼び水供給口90、風呂水ポンプ81からの風呂水入水口89、絞り91aを介してクリーニング水供給口91がある。呼び水供給口90の分岐部には整流板85dを備え、風呂水ポンプ81への呼び水の供給を確実に行うようになっている。なお、風呂水ポンプ81と呼び水給水口90,風呂水流入口89はホースで接続する。
【0039】
また、図示は省略するが、クリーニング水供給口91は、水冷除湿ダクト23上部と蛇腹ホースで接続される。水冷除湿ダクト23上部壁面や冷却散水部24には乾燥工程中に発生する糸屑が堆積する可能性がある。そこで、主給水電磁弁20による給水時に、クリーニング水供給口91から少量の水を糸屑が堆積した部分に散水することにより糸屑を水冷除湿ダクト23下部に落とし、糸屑のクリーニングを行う。
【0040】
ポート86aは、給水流路86bに通じており、給水流路86bの末端には下方向に開口したL形のパイプ86が取り付けられている。
【0041】
ポート87aは、給水流路87bに通じており、給水流路87bの末端には下方向に開口したL形のパイプ87が取り付けられている。
【0042】
ポート88aは、給水流路87bに通じており、給水流路87bの末端には冷却散水部24への給水口88が取り付けられている。
【0043】
給水流路85bと給水流路88bは小穴92aで、給水流路86bと給水流路88bは小穴92bで連通している。これらの小穴は、給水流路内の水抜きのために設けたもので、配管ユニット83内の凍結を防止するためである。
【0044】
配管ユニット83の洗剤溶解容器21への取り付けは、L形パイプ86を長円形ポート21bに、L形パイプ87を長円形ポート21cに差し込み、円形ポートの下端に当たるまで下方へスライドさせた後で、パイプ85をゴム製ブッシュ67が嵌め込まれた円形ポート21aに押し込むことで行う。更に、図示しないが、配管ユニット83を洗剤溶解容器21にねじ止めして、両者を固定する。
【0045】
洗剤溶解室45に給水する給水手段(第1の給水手段)である補助給水電磁弁22からの水は、L形パイプ86を通り洗剤溶解室45に流入する。洗剤溶解室45の内側側壁には、L形パイプ86から入ってきた水と洗剤とを洗剤撹拌翼50によって撹拌して高濃度洗剤液を生成し、この高濃度洗剤液を第1の給水手段の補助給水電磁弁22からの更なる給水で希釈することによって増量したときに溢水流路56に溢水させる溢水縁45dと、撹拌時に洗剤溶解水(高濃度洗剤液)の回動を抑制する上下方向に長い複数本の三角柱状のリブ45cを備える。リブ45cは、撹拌中の洗剤液の水面をすり鉢状になりにくくし、撹拌中に溢水縁45dから洗剤液が溢水するのを防止する。
【0046】
また、洗剤溶解室45の底壁45aには、略中央部に回転可能に設けた洗剤撹拌翼50と、仕上げ剤投入室46側の隅部に洗剤溶解室45内の洗剤液あるいは水を混合室66に流し出すサイホン通水機構47を備える。本実施例では、洗剤撹拌翼50は矢印R(図8参照)の方向に回転するので、洗剤溶解水は図中反時計回りに流れる。
【0047】
洗剤溶解室45の底壁45aは、サイホン通水機構47が最も低くなるような傾斜面になっている。ただし、洗剤撹拌翼50に対向する部分は洗剤撹拌翼50と略平行の水平面45a1になっている。サイホン通水機構47は、洗剤溶解室45内の残水を極力少なくするよう底壁45aの最底部より一段低い底面45bに設けられている。底壁45aと底面45bとは傾斜面でスムーズに接続しサイホン通水機構47周辺の洗剤溶解水の流れをスムーズにし、洗剤の滞留を防ぐ。
【0048】
サイホン通水機構47は、縦方向に長いサイホンパイプ47bと、底面が開口したサイホンキャップ47aとで構成される。サイホンキャップ47aは、サイホンパイプ47bを覆い、サイホンパイプ47bとすき間を持って設置される。サイホンパイプ47bの中心には孔47cが設けられており、混合室66に通じている。サイホンパイプ47bの高さはサイホンが確実に導通するよう溢水縁45dより少し低く設定している。サイホンキャップ47aの上面には、サイホンキャップ47aの着脱時に把持する取っ手47gが設けられている。
【0049】
サイホンキャップ47aは、サイホンパイプ47bの外周に略等間隔に設けてある縦リブ47f1、47f2でサイホンパイプ47bに対して上下方向と水平方向に位置決めされる。これにより、サイホンキャップ47aは、サイホンパイプと47bと同心で、サイホンキャップ47bの底面と洗剤溶解室45の底面45bとすき間zを持つようにセットされる。
【0050】
また、サイホンキャップ47aの外周面下方には縦方向に長い薄板状の整流板47dを備える。整流板47dの底面は、サイホンキャップ47aの底面より突出しており(突出量は、前記サイホンキャップ47a底面と洗剤溶解室45の底面45bとのすき間zと等しい)、サイホンキャップ47aをセットすると、整流板47dの底面は洗剤溶解室45の底面45bに当接する。整流板47dの幅方向と前記サイホンキャップ47aの取っ手47gの長手方向とは直交する位置関係にある。
【0051】
サイホンキャップ47aをセットする時、整流板47dの幅方向が洗剤撹拌翼50による洗剤溶解水の流れ方向と略直交するようにする。このため、サイホンキャップ47aのセット時は、サイホンキャップ47aの向きに気をつける必要がある。そこで、サイホンキャップ47aの周方向の位置決めを容易に出来るよう、サイホンキャップ47aの内周面に軸方向に長いガイドレール47eを設け、前記縦リブ47f1を挟み込むようにしてある。すなわち、ガイドレール47aを縦リブ47f1合わせることで、自動的に整流板47dが正しい方向に向くようになる。
【0052】
前述のように、バックパネル11には、サイホンキャップ47aの着脱時に使用する開口部94が設けてある。開口部94は円形状で、整流板47dが通過できるよう切り欠き部94aを備える。切り欠き部94aを設ける方向は、洗剤溶解水の流れ方向と一致するようにする。すなわち、切り欠き部94aに整流板47dを入れることで、自動的にサイホンキャップ47aの向きが決まりる。
【0053】
さらに、縦リブ47f1の軸方向寸法を他の縦リブ47f2より大きくし、サイホンパイプ47bと略同一長さとしてあるため、サイホンキャップ47aを開口部94から入れ、サイホンパイプ47bに被せると、すぐにガイドレール47eに縦リブ47f1が挟まれるため、簡単に整流板47dの向きを洗剤溶解水の流れ方向に直交するようにセットできる。従って、サイホンキャップ47aの装着時に、開口部94を覗きながら作業をする必要がなく、作業性が大幅に向上する。
【0054】
整流板47dは、洗剤溶解中にサイホン通水機構47の導通と、未溶解洗剤によるサイホン通水機構47の目詰まりを防止する作用をする。
【0055】
洗濯物38へ給水する給水手段(第2の給水手段)である主給水電磁弁20からの水は、配管ユニット83の円形パイプ85から混合室66に流入する。
【0056】
洗剤溶解室45で生成された高濃度洗剤液は、第1の給水手段である補助給水電磁弁22からの給水で希釈増量され、溢水流路56及びサイホン通水機構47から混合室66へ流下する。ここで、第2の給水手段からの水と合流し、希釈されて流出口59から注水口19へ流れ出る。
【0057】
円形パイプ85から混合室66に流入する水道水の流速は、水道水圧により変化するが、水道水圧が高い場合、噴流状となり洗剤容器21の前側側壁56cに衝突し、穴56a、56bを逆流して洗剤溶解室45や仕上げ剤投入室46に流入する可能性がある。これを避けるために、混合室66内に整流部材75を設ける。整流部材75は、空隙率が大きい多孔質状であり、例えば、プラスチック製の繊維を絡み合わせて作る。整流部材75内で噴流は減速し、混合室66全体に広がって流れるようになり、穴56a、56bへの逆流を防止できる。
【0058】
仕上げ剤投入室46は、溢水流路56に連なる溢水縁46bと、混合室66に連なるサイホン通水機構48と、補助給水電磁弁22aからの水が流入するL形パイプ87を備える。仕上げ剤投入室46の底壁46bは、前方の方が低い傾斜面となっており、その最も低い部分に前記サイホン通水機構48を設けてある。仕上げ剤投入室46内の仕上げ剤(液体)は、L形パイプ87からの受水によって希釈、増量され溢水縁46aから溢水流路56に溢水し、穴56bから流下するとともに、サイホン通水機構48から混合室66に流れ出る。ここで、第2の給水手段からの水と合流し、希釈されて流出口59から注水口19へ流れ出る。
【0059】
次に、洗剤撹拌翼50の駆動機構について説明する。洗剤溶解容器21と洗剤撹拌電動機39は、金属ベース板49上に水平方向に横並びさせた状態に設置される。
【0060】
洗剤溶解容器21の底部に配設した洗剤撹拌翼50と結合した撹拌翼駆動軸51は、洗剤溶解容器21の底壁部および金属ベース板49を垂直状態に貫通させて該金属ベース板49の下側に導出し、導出部分にOリングベルト従動プーリ52を嵌着する。洗剤撹拌電動機39は、回転出力軸39aが金属ベース板49を垂直状態に貫通して該金属ベース板49の下側に導出されるように該金属ベース板49に取り付け、導出部分にOリングベルト駆動プーリ53を嵌着する。そして、従動プーリ52と駆動プーリ53は、Oリングベルト54によって連動させる。ベルトをOリングベルトとすることで、タイミングベルトに比べ駆動音の低減が図れる。また、洗剤撹拌電動機49は、電動機カバー71を被せて金属ベース板49に固定され、水の侵入を防いでいる。金属ベース板49は、洗剤溶解容器21ねじ止め固定される。
【0061】
金属ベース板49には、前記撹拌翼駆動軸51を支持する軸受55を嵌入し、洗剤溶解室45底壁部略中央には軸シール部材57を嵌入する。軸受55と軸シール部材57は同軸に配置する。軸シール部材57は、ゴム製でリング状のリップを撹拌翼駆動軸51に押し付けることでシール作用を発揮する。前記軸受55で支持した撹拌翼駆動軸51は、軸シール部材57を貫通し、洗剤溶解室45の内側に導出し、導出部分に洗剤撹拌翼50を嵌め込む。撹拌翼50の表面には洗剤の溶解効率が良くなるよう小羽根50bが設けてある。
【0062】
洗剤撹拌翼50の下面と洗剤溶解室45底壁部とで、すき間が迷路状のラビリンスシール機構60を構成する。このラビリンスシール機構60は、軸シール部材57へ洗剤液や洗剤中のゼオライト粒子が侵入し、軸シール部材57や撹拌翼駆動軸51の損傷を防止するとともに、洗剤液の漏れを防止するために設けてある。
【0063】
洗剤投入容器73は、偏平な四角形状で上方を開放した箱状体であり、洗剤投入部68と仕上げ剤投入部69と取っ手部80を備える。洗剤投入部68は洗剤溶解室45の上方に、仕上げ剤投入部69は仕上げ剤投入室46の上方に位置する。洗剤投入部68と仕上げ剤投入部69は枠体70で囲まれている。洗剤投入容器73は、枠体70を前記洗剤溶解容器21に設けたガイドレール58a、58bに挟み込むように案内され、前後に進退する。
【0064】
取っ手部80の反対側の枠体70には、図8に示すように下方に突出した凸部70bを備え、凸部70bの略中央には切り欠き部70cを有する。切り欠き部70cは、洗剤投入容器73を洗剤溶解容器21に装着し奥まで押し込んだ時、サイホン通水機構47の取っ手部47gが嵌る位置に設ける。万一、サイホンキャップ47aの周方向位置がずれていた場合、洗剤投入容器73を押し込むと、サイホンキャップ47aの取っ手部47gと凸部70bが衝突し、洗剤溶解容器73を完全に押し込めない。すなわち、切り欠き部70cを設けることで、サイホンキャップ47aが正しい向きにセットされているか否かが簡単にわかる。
【0065】
取っ手部80は、洗剤投入容器73の手前側の部分に位置し、トップカバー9に形成した外側衣類投入口9aの奥側の壁面に露出して進退操作するための把持部分として機能する。
【0066】
洗剤投入部68は、洗剤トレイ74、遮へい板84、天板70aを備える。天板70aは、枠体70の上部に洗剤投入部68を囲むように設けてある。
【0067】
洗剤トレイ74は左右の壁面74aと手前側壁面74cと奥側に傾斜した底壁を有し、上方と奥側が開放した薄い箱体状である。左右の壁面74aの外側面には、手前側にピン77a、77bを、奥側にピン78a、78bを備える。ピン77a、77bは、枠体70に設けた穴に回転自在に嵌め込まれており、洗剤トレイ74はピン77a、77bを中心に回転可能に支持される。ピン77bの外側にねじりバネ79が設けてあり、ねじりバネ79の一方の端は洗剤トレイ74の壁面74bの外側面に設けたストッパ74bで、もう一方は天板70aで固定されている。ねじりバネ79は、洗剤トレイ74を上方に回転させるよう(図13で洗剤トレイ74が反時計回りに回転する)に作用する。洗剤トレイ74は、左右の壁面74aが天板70aに当たり回転がストップする(図13の状態)。
【0068】
洗剤投入容器73を洗剤溶解容器21にセットすると、洗剤トレイ74のピン78a、78bは、ねじりバネ79の作用でガイドレール59a、59bの下面に押し付けられる。洗剤投入容器73を前後に動かすと、ピン78a、78bはガイドレール59a、59bに沿って動くため、洗剤トレイ74はピン77a、77bを中心に回転揺動運動を行う。洗剤投入容器73を洗剤溶解容器21から引き出して行くと、最後にピン78a、78bがガイドレール59a、59bのストッパ59a1、59b1に当たり、洗剤投入容器73はそれ以上引き出せなくなる。洗剤トレイ74の奥側には、天板70aに設けた遮へい板84を備える。
【0069】
仕上げ剤投入部69は、奥側が低い傾斜面の底壁76を有し、底壁76の奥側に開口部を有する。
【0070】
次に、このように構成された洗濯乾燥機の各工程の動作を説明する。図14は、コントロールユニット16内のマイクロコンピュータ16aが実行する各工程のフローチャートである。
【0071】
マイクロコンピュータ16aは、入力スイッチ群14aの洗濯開始ボタンスイッチが投入されると次のような制御処理を実行する。
【0072】
ステップ401
使用者が、洗濯兼脱水槽2に洗濯衣類38を投入し、操作パネル14の入力スイッチ群14aを操作して初期設定を行い、洗濯開始ボタンスイッチを押すと、マイクロコンピュータ16aは、各工程の自動運転制御処理をスタートする。
【0073】
前記初期設定では、洗濯物38に合わせた洗濯コース、必要に応じて、洗い時間や脱水時間、水量、すすぎ回数等を設定する。さらに、洗濯の後、乾燥まで行う場合は洗濯乾燥コースを設定する。
【0074】
ステップ402
洗濯物38の布量の検出制御処理を行う。この布量検出は、給水前の乾布状態において、駆動装置6の電動操作クラッチ機構62を撹拌モードに制御し、駆動電動機61を短時間通電して撹拌翼4を回転駆動し、回転増速時の加速特性もしくは、駆動電動機61への通電停止時の惰性回転における減速特性に基づいて検出する。この検出結果(洗濯物38の布量)に基づいて、洗い水量および好ましい洗剤濃度の洗い水を生成するための洗剤量を演算して決定し、この洗剤量を表示素子群14bによって表示するとともに、洗剤投入の催促表示をする。使用者は、取っ手部80を掴んで洗剤投入容器73を外側衣類投入口9a内に引き出す。
【0075】
前記表示洗剤量を参考に所定量の粉末合成洗剤を洗剤トレイ74に投入すると、粉末合成洗剤は山状になるが、その一部は洗剤トレイ74の底壁を滑りながら洗剤溶解室45に落下し、一部は洗剤トレイ74上に残る。また、必要であれば、仕上げ剤投入部73dに仕上げ剤を投入すると該仕上げ剤は仕上げ剤投入室21dに流下する。
【0076】
その後、洗剤投入容器73を押し込むと、ピン78a、78bはガイドレール59a、59bによって押し下げられ、洗剤トレイ74は時計方向に回転し角度が増加し、洗剤トレイ74上に残っていた洗剤は全て洗剤溶解室45に落下する。更に洗剤溶解容器73を押し込むと、洗剤トレイ74はねじりバネ79の作用で左側に回転し、角度は再び減少する。洗剤溶解容器73は、取っ手部80がバックパネルボックス17の前側壁17aに当たり停止する。
【0077】
ステップ403
高濃度洗剤液の生成を行う。洗剤溶解室45に粉末合成洗剤が投入されたことを検知すると、補助給水電磁弁22を開いてL形パイプ86から洗剤溶解室45内に少量の水道水(洗剤溶解水)を供給する。そして、表示素子群14bによって洗剤溶解中であることを示す表示を行い、洗剤撹拌電動機39に通電し洗剤撹拌翼50を回転駆動し、洗剤溶解室45内の粉末合成洗剤を撹拌しながら溶解することによって高濃度洗剤液を生成する。
【0078】
撹拌を開始すると、洗剤撹拌翼50の回転により洗剤溶解室45の洗剤液の水面は、中央部が低く側壁面で高いすり鉢状になる。さらに洗剤溶解室45が四角状であるため角部において流れ方向が急激に変化するため、角部の水位が特に上昇する。このため、サイホンパイプ47bの上面より水位が上昇するとサイホン通水機構47が導通し溶解中の洗剤液が抜けてしまったり、サイホンキャップ47a内に未溶解の洗剤粒が詰まったりする可能性がある。
【0079】
整流板47dは、サイホン通水機構47に対して洗剤液の流れ方向の上流側に流れをせき止める様に設けてある。このため、整流板47d背面にあるサイホン通水機構47の下部すき間zの圧力が低下する(洗剤撹拌翼50の静止中より回転中の方が圧力は低くい)。従って、サイホン通水機構47内での水位上昇を抑制でき、水面がサイホンパイプ47bの上面まで上昇することがなく、洗剤液撹拌中にサイホン通水機構47が導通することがない。
【0080】
すき間zの圧力は、整流板47dの寸法や位置により変化する。たとえば、整流板47dの幅Xが大きいほど圧力は小さくなるが、あまり大きいと整流板47dの背面に未溶解の洗剤が滞留しやすくなる。すき間部zの圧力を下げ、かつ未溶解洗剤の滞留を防止するためには、整流板47dの寸法を幅Xが6〜10mm、高さHは最低でも30mmとし(最大はサイホンキャップ47aの高さ)、整流板21mの設置位置は、サイホンキャップ47aとの間隔が0〜4mmで、サイホンキャップ47a中心と整流板21mの中心が略一致するようにするとよい。
【0081】
ステップ404
駆動装置6の電動操作クラッチ機構62を脱水・乾燥モードに制御し、駆動電動機61を低速運転して洗濯兼脱水槽2と撹拌翼4を低速回転させながら主給水電磁弁20を開いて水道水を注水口19に直に供給して該水道水を洗濯兼脱水槽2内の洗濯物38上に散布するプレ給水を行う。プレ給水量は、少なくとも洗濯物38の最上面から布数枚程度の部分までが濡れる量(4〜10L)とする。プレ給水は、次に行う高濃度洗剤液の散布で、高濃度洗剤液の洗濯物38への浸透を促進するとともに、洗剤に含まれる蛍光増白剤による色むらを防止するために行う。
【0082】
ステップ405
洗剤撹拌翼50を回転したままで、駆動装置6の電動操作クラッチ機構62を脱水・乾燥モードに制御し、駆動電動機61を低速運転して洗濯兼脱水槽2と撹拌翼4を低速度で回転させながら補助給水電磁弁22を開いて洗剤溶解室45に給水する。洗剤溶解室45内の高濃度洗剤液は希釈増量され、水位が上昇し溢水縁45dから溢水し、溢水流路56の穴56a、56bから混合室66に流下する。補助給水電磁弁22と同時に、主給水電磁弁20を開いて水道水を円形パイプ85から混合室66に供給する。混合室66で高濃度洗剤液を好ましい高濃度洗剤液に水道水で希釈して、流出口59から洗濯兼脱水槽2内の洗濯物38に散布して浸透させる。
【0083】
洗濯物38には、高濃度洗剤液が浸透するため、高濃度洗剤液の化学的洗浄力(浸透乳化、分散などの作用)が洗濯物に付着している汚れに作用し、汚れは洗濯物から取れやすい状態となる。
【0084】
ステップ405a
洗剤溶解室45内の水面に浮いている泡を排除するクリーニングを行う。泡の排除は、洗剤撹拌電動機39への通電を停止し、洗剤撹拌翼50の回転を止め、補助給水電磁弁22からの給水を続けることで、洗剤溶解室45内の水位が上昇し溢水縁45から水面上の泡が流出する。泡を効率よく排除するために、間欠的に洗剤撹拌翼50を短時間回転させるとよい。こうすることで、洗剤撹拌翼50の回転開始時に水面が上昇し、溢水縁45dから多量の泡を排出できる。
【0085】
最後に補助給水電磁弁22を閉じる。洗剤溶解室45内の水はサイホン通水機構47から排出される。
【0086】
ステップ406
高濃度洗剤液を降りかけて浸透させた洗濯物38を、所定時間据え置く。この据え置きは、洗濯物38に対する高濃度洗剤液の浸透と汚れ対する洗剤の化学的洗浄力の作用を一層促進させるための時間であって、必要に応じて省略する。
【0087】
ステップ407
主給水電磁弁20および補助給水電磁弁22を開いて水道水(洗い水)の給水を開始する。なお、この給水はステップ405aの泡排除のクリーニングと同時に行ってもよい。この洗い水の給水は、ステップ402において決定した水量まで行うが、給水の途中で洗濯物38の布量(湿布値)、布質を検出するために中断する(この時点でステップ405aのクリーニングが終了していない場合は、主給水電磁弁20のみを閉じ、補助給水電磁弁22は開いたままで、クリーニングを継続する)。この中断水位は、マイクロコンピュータ16aに予め設定された湿布布量および布質検出に適した水位である。
【0088】
ステップ408
湿布布量と布質を検出して洗い水給水量の補正と洗濯工程(洗い工程と濯ぎ工程)の決定を行う。この布質検出は、所定の低水位で給水を中断して駆動装置6の電動操作クラッチ機構62を撹拌モードに制御し、駆動電動機61を短時間付勢して撹拌翼4を回転駆動し、消勢時の惰性回転における第1の減速特性(湿布布量)を検出し、次いで、給水を再開して所定の高水位まで洗い水を補給した後に給水を中断して駆動装置6の駆動電動機61を短時間付勢して撹拌翼4を回転駆動し、消勢時の惰性回転における第2の減速特性を検出し、この第1の減衰特性と第2の減衰特性の差に基づいて洗濯物38の布質を検出する。この布質検出制御は、初期設定により不要になったときには省略する。そして、布質に応じて、洗いおよび濯ぎ工程における時間と水流(機械的撹拌の強さ)を決定する。
【0089】
ステップ409
ステップ402で決定した水量(水位)まで水道水を給水する。この給水により、洗い水は、高濃度洗剤液を希釈して洗いに好ましい洗剤濃度(1倍)となる。これにより、洗濯物38は、洗濯兼脱水槽2内で所定の洗剤濃度(1倍)の洗い水に浸した状態となる。
【0090】
ステップ410
ステップ408において設定した洗い水流と洗い時間の洗い工程を行うように駆動装置6を制御する。この洗い工程においては、駆動装置6は、電動操作クラッチ機構62を洗濯モードに制御し、駆動電動機61の正逆運転を繰り返すことによって洗濯兼脱水槽2と撹拌翼4を反対向きに繰り返し正逆回転させる。この時、すでに汚れは取れやすい状態になっており、洗濯物に作用させる機械力を小さくしても、高い洗浄力が得られ、かつ布絡みや布傷みを抑えることができる。
【0091】
洗い工程を開始したら、洗剤溶解室45のクリーニングを行う。クリーニングは、ステップ405aですでに行っており、通常洗剤溶解室45内には洗剤は残っていない。本クリーニングは、万一洗剤が残った場合でもそれを排除し、洗剤溶解室45内に洗剤を残さないようにするために行う。クリーニングの方法は、ステップ405aと同様である。
【0092】
ステップ411
排水電磁弁33を開いて洗い水を機外に排水する
ステップ412
主給水電磁弁20と補助給水電磁弁22を開いて濯ぎ水(水道水)を設定水量まで給水する。このとき(複数回の濯ぎを行うときには最終濯ぎのための給水時には)、必要に応じて、補助給水電磁弁22aも開いて柔軟仕上げ剤を投入する。
【0093】
ステップ413
駆動装置6を制御して濯ぎ工程を実行する。
【0094】
ステップ414
排水電磁弁33を開いて濯ぎ水を機外に排水する。
【0095】
ステップ415
排水電磁弁33を開いたままにして駆動装置6の電動操作クラッチ機構62を脱水・乾燥モードに制御し、駆動電動機61を高速運転することによって洗濯兼脱水槽2と撹拌翼4を一体的に高速度で回転させることにより洗濯物38の水分を遠心脱水する。洗濯コースが選択されている場合は、本ステップで運転は終了する。
【0096】
ステップ416
駆動装置6の電動操作クラッチ機構62を脱水・乾燥モードに制御し、駆動電動機61を低速運転して洗濯兼脱水槽2と撹拌翼4を低速度で回転させながら送風機26を運転して外槽5内の空気を吸い出し口5aから吸い出し、水冷除湿ダクト23内を上昇する過程において冷却散水部24から該水冷除湿ダクト23内に供給する冷却水によって冷却除湿し、下降風路ダクト25を通して循環ファン26に吸い込み、この循環ファン26から上昇風路ダクト27とヒータ29を通して吹き出し口30に送り込み、ヒータ29によって加熱して洗濯兼脱水槽2内の内壁面付近に向けて該洗濯兼脱水槽2の回転方向に対して逆向きに吹き込む循環空気を生成し、洗濯兼脱水槽2内の洗濯物を乾燥する。
【0097】
遠心脱水されて洗濯兼脱水槽2の側壁に付着した状態のままの洗濯物38を温風乾燥すると該洗濯物38に皺が発生するために、乾燥時間中は、定期的に撹拌翼4を正逆回転させて洗濯物38を動かしながら乾燥させるようにする。この温風乾燥工程の制御は、湿度センサ40、第1温度センサ41、第2温度センサ42の検出信号を監視しながら実行し、所望の乾燥度が得られた時点で終了する。
【0098】
【発明の効果】
本発明は、洗剤溶解室のサイホン通水機構のサイホンキャップに整流部材を設けたので、洗剤溶解中にサイホン通水機構部の圧力上昇を抑制でき、サイホンの導通を防止し、未溶解の洗剤が流出せず、確実に洗剤の溶解が行える。更に、サイホン通水機構が未溶解の洗剤で目詰まりすることがない。
【0099】
また、サイホンキャップにガイドレールを設け、サイホンパイプの位置決めリブを挟み込むようにしたので、サイホンキャップを規定の向きで簡単に装着できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる洗濯機の一実施の形態を示す模式図である。
【図2】本発明になる洗濯機の洗剤溶解容器と主給水電磁弁、補助給水電磁弁および風呂水ポンプを実装したトップカバーをバックパネルを開いて示す上面図である。
【図3】本発明になる洗濯機のバックパネルの上面図である。
【図4】図3に示したバックパネルのE−E線で切断した縦断面図である。
【図5】図1に示した洗濯機の電気系を示すブロック図である。
【図6】図2に示した洗濯機の洗剤溶解容器の斜視図である。
【図7】図2に示した洗濯機の洗剤投入容器の斜視図である。
【図8】図7に示した洗剤溶解容器の矢印G方向から見た側面図である。
【図9】図2に示した洗濯機の洗剤溶解容器の上面図である。
【図10】図9に示した洗剤溶解容器のA−A線で切断した縦断側面図である。
【図11】図9に示した配管ユニットのC−C線で切断した縦断面図である。
【図12】図9に示した配管ユニットのD−D線で切断した縦断面図である。
【図13】図9に示した洗剤溶解容器に洗剤投入容器を装着しB−B線で切断した縦断面図である。
【図14】図9に示した洗剤溶解容器のサイホン通水機構をB−B線で切断した横断面図である。
【図15】図1に示した洗濯機のコントロールユニットにおけるマイクロコンピュータが実行する各工程の制御処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1…外枠、1a…裏側蓋、1b…補強部材、2…洗濯兼脱水、4…撹拌翼、4a…小穴、5…外槽、5a…吸い出し口、6…駆動装置、8…防振支持装置、9…トップカバー、9a…外側衣類投入口、11…バックパネル、17…バックパネルボックス、19…注水口、20…主給水電磁弁、21…洗剤溶解容器、22、22a…補助給水電磁弁、31…外蓋、32…内蓋、39…洗剤撹拌電動機、40…湿度センサ、41…第1温度センサ、42…第2温度センサ、45…洗剤溶解室、45d…溢水縁、47…サイホン通水機構、47a…サイホンキャップ、47b…サイホンパイプ、47d…整流板、47e…ガイドレール、47f1、47f2…縦リブ、49…金属ベース板、50…洗剤撹拌翼、50a、50b…羽根、50d…すき間(空気溜まり)、51…撹拌翼駆動軸、55…軸受、57…軸シール部材、60…ラビリンスシール機構、70b…凸部、70c…切り欠き部、73…洗剤投入容器、94…開口部。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a washing machine and a washing / drying machine having a detergent melting mechanism.
[0002]
[Prior art]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-80187 discloses a washing machine provided with a detergent case having a detergent melting mechanism by a stirring means constituted by a stirring motor and a stirring blade. In the same publication, a detergent container provided with a partition plate in the middle of the path for supplying washing water to the washing tub is provided, a predetermined amount of detergent and water are stored in the detergent container, dissolved by stirring means, and then supplied to the washing tub with water supply. Supply is described.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-80187, there is no means for adjusting the concentration of the dissolved detergent solution, so that a very high-concentration detergent solution is applied to the laundry in the initial stage of water supply, and there is a possibility that color unevenness may occur. In addition, the detergent container has an opening for introducing the detergent. During the dissolving and stirring of the detergent, the rotation of the stirring blade causes the detergent liquid to jump out from the opening and undissolved detergent may flow out. Further, there is no means for draining the water in the detergent container, and water is always accumulated in the detergent container. For this reason, especially in winter, the inside of the detergent container freezes, which causes a problem in the introduction and dissolution of the detergent. In addition, since the detergent is added to the detergent container containing water, when the detergent is left for a long time before the water supply is started after the detergent is added as in the case of reserved washing, the detergent may be hardened.
[0004]
An object of the present invention is to provide a means for draining the detergent dissolving chamber, to prevent the detergent liquid from overflowing from the detergent dissolving chamber during the dissolving of the detergent, and to further propose a means for easily attaching and detaching the draining means. It is in.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a storage unit, a detergent stirring container disposed at the bottom of the storage unit, a driving unit for driving the detergent stirring blade, and a water supply unit for supplying water to the storage unit. A siphon water-flow mechanism provided at the bottom of the storage unit, the siphon water-flow mechanism includes a rectifying member at a lower portion of an outer peripheral wall, and the rectifying member is a detergent generated by stirring a detergent and water with a stirring blade in the storage unit. The washing machine is provided in a direction facing the flow direction of the liquid.
[0006]
The rectifying member is formed in a thin plate shape, and the rectifying member is provided such that a width direction of the rectifying member is substantially perpendicular to a flow direction of the detergent, and a bottom surface of the rectifying member contacts a bottom of the storage unit. To do.
[0007]
Further, the siphon water flow mechanism is a vertically long pipe having a through hole at the center, a plurality of ribs provided on the outer peripheral surface of the pipe in a height direction of the pipe, and the pipe guided by the plurality of ribs. A cap-shaped cylindrical member provided with a gap and having an open bottom provided to cover the pipe concentrically with the pipe, and the rectifying member on the outer peripheral surface of the cap upper cylindrical member, wherein the plurality of ribs One of the long ribs has a length substantially equal to the height of the pipe, and a guide member facing the height direction of the cap-shaped cylindrical member is provided on the inner peripheral surface of the cap-shaped cylindrical member. By mounting the cap-shaped cylindrical member with the long rib interposed therebetween, the direction of the rectifying member is automatically made to face the flow direction of the detergent liquid.
[0008]
Alternatively, a cover for covering the detergent agitating container is provided above the detergent agitating container, and the siphon water passage mechanism is provided with a vertically long pipe having a through hole at the center and a pipe height direction on the outer peripheral surface of the pipe. A plurality of ribs, a cap-shaped cylindrical member which is guided by the plurality of ribs, has a gap with the pipe, and is provided so as to cover the pipe concentrically with the pipe and has an open bottom portion; and Comprising the rectifying member on the outer peripheral surface of
The cover includes a circular opening directly above and below the cap-shaped cylindrical member for attaching and detaching the cap-shaped cylindrical member, and a cutout portion through which the rectifying member passes is provided in the opening. The installation direction is made to coincide with the flow direction of the detergent liquid.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The present invention relates to a washing machine and a washing / drying machine. However, since the washing machine can be implemented by removing the drying mechanism from the washing / drying machine, the embodiment described below relates to a washing / drying machine. explain.
[0010]
FIG. 1 is a schematic view showing a vertical section of a washing and drying machine according to an embodiment of the present invention.
[0011]
Reference numeral 1 denotes a rectangular cylindrical outer frame that forms the outer shell.
[0012]
The drive device 6 includes a
[0013]
A
[0014]
Reference numeral 38 denotes the laundry put into the washing and dewatering
[0015]
The
[0016]
An
[0017]
A
[0018]
In a
[0019]
The washing water supply means is constituted by a main water
[0020]
The high-concentration detergent liquid generating / supplying means supplies the detergent dissolving water to the
[0021]
The
[0022]
The main water supply
[0023]
FIG. 3 is a top view of the
[0024]
The high concentration detergent liquid generation / supply means will be described later in detail.
[0025]
The hot air circulating drying means is formed so as to extend vertically upward along a rear outer wall surface of the
[0026]
A lint collecting means 61 is provided at a portion where the water-cooled
[0027]
The water-cooling
[0028]
The warm air circulating drying means drains the washing water in the
[0029]
FIG. 5 is a block diagram of a control unit of the washing and drying machine mainly constituted by the
[0030]
The
[0031]
The
[0032]
Next, the high-concentration detergent liquid generating / supplying means will be described with reference to FIGS.
6 is a perspective view of the
[0033]
The
[0034]
The upper part of the left side wall of the
[0035]
On the rear side wall of the
[0036]
The L-shaped
[0037]
On the side of the piping
[0038]
The
[0039]
Although not shown, the cleaning
[0040]
The
[0041]
The
[0042]
The
[0043]
The
[0044]
The attachment of the piping
[0045]
Water from the auxiliary water
[0046]
In addition, the
[0047]
The
[0048]
The siphon
[0049]
The siphon
[0050]
Further, a thin plate-shaped
[0051]
When setting the siphon
[0052]
As described above, the
[0053]
Furthermore, since the axial dimension of the vertical rib 47f1 is made larger than that of the other vertical ribs 47f2 and is substantially the same length as the siphon
[0054]
The
[0055]
Water from the main water
[0056]
The high-concentration detergent liquid generated in the
[0057]
The flow rate of the tap water flowing from the
[0058]
The finishing
[0059]
Next, a driving mechanism of the
[0060]
A stirring
[0061]
A bearing 55 for supporting the stirring
[0062]
A
[0063]
The
[0064]
As shown in FIG. 8, the
[0065]
The
[0066]
The
[0067]
The
[0068]
When the
[0069]
The finishing
[0070]
Next, the operation of each step of the washing and drying machine configured as described above will be described. FIG. 14 is a flowchart of each step executed by the
[0071]
When the washing start button switch of the
[0072]
When the user puts the laundry 38 into the washing and
[0073]
In the initial setting, a washing course according to the laundry 38, and a washing time, a dehydration time, a water amount, a number of rinses, and the like are set as necessary. Further, when washing and drying are performed, a washing and drying course is set.
[0074]
A detection control process of the laundry amount of the laundry 38 is performed. This cloth amount detection is performed by controlling the electric operation
[0075]
When a predetermined amount of powdered synthetic detergent is put into the
[0076]
Thereafter, when the
[0077]
Produces highly concentrated detergent liquid. When it is detected that the powdered synthetic detergent has been introduced into the
[0078]
When the stirring is started, the water surface of the detergent liquid in the
[0079]
The
[0080]
The pressure in the gap z changes depending on the size and position of the
[0081]
The electric operation
[0082]
With the
[0083]
Since the high-concentration detergent liquid penetrates into the laundry 38, the chemical detergency of the high-concentration detergent liquid (actions such as penetration emulsification and dispersion) acts on the dirt attached to the laundry, and the dirt is applied to the laundry. It is in a state that can be easily removed from.
[0084]
Cleaning is performed to remove bubbles floating on the water surface in the
[0085]
Finally, the auxiliary water supply
[0086]
The laundry 38 in which the high-concentration detergent solution has descended and penetrated is left for a predetermined time. This deferment is a time for further promoting the penetration of the high-concentration detergent solution into the laundry 38 and the effect of the detergent's chemical detergency on stains, and is omitted as necessary.
[0087]
The main water
[0088]
The amount of the compress and the quality of the cloth are detected to correct the amount of water supplied for washing and to determine the washing process (washing process and rinsing process). In this cloth detection, the water supply is interrupted at a predetermined low water level, the electric operation
[0089]
Tap water is supplied up to the water amount (water level) determined in
[0090]
The driving device 6 is controlled so as to perform the washing process with the washing water flow and the washing time set in
[0091]
When the washing step is started, the
[0092]
Open the
The main water supply
[0093]
The rinsing process is executed by controlling the driving device 6.
[0094]
The
[0095]
With the drainage
[0096]
The electric operation
[0097]
When the laundry 38, which has been centrifugally dehydrated and adhered to the side wall of the washing and
[0098]
【The invention's effect】
The present invention provides a rectifying member in the siphon cap of the siphon water flow mechanism in the detergent dissolving chamber, so that a pressure rise in the siphon water flow mechanism during detergent dissolution can be suppressed, preventing siphon conduction, and preventing undissolved detergent. Does not flow out and the detergent can be reliably dissolved. Furthermore, the siphon water passage mechanism is not clogged with undissolved detergent.
[0099]
In addition, since a guide rail is provided on the siphon cap and the positioning rib of the siphon pipe is interposed therebetween, the siphon cap can be easily mounted in a prescribed direction.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing an embodiment of a washing machine according to the present invention.
FIG. 2 is a top view showing a top cover on which a detergent dissolving container, a main water supply solenoid valve, an auxiliary water supply solenoid valve, and a bath water pump of the washing machine according to the present invention are mounted, with a back panel opened.
FIG. 3 is a top view of a back panel of the washing machine according to the present invention.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of the back panel shown in FIG. 3 taken along line EE.
FIG. 5 is a block diagram showing an electric system of the washing machine shown in FIG. 1;
FIG. 6 is a perspective view of a detergent dissolving container of the washing machine shown in FIG. 2;
FIG. 7 is a perspective view of a detergent input container of the washing machine shown in FIG. 2;
8 is a side view of the detergent dissolving container shown in FIG. 7, as viewed from the direction of arrow G.
FIG. 9 is a top view of the detergent dissolving container of the washing machine shown in FIG. 2;
FIG. 10 is a vertical sectional side view of the detergent dissolving container shown in FIG. 9, taken along line AA.
11 is a longitudinal sectional view of the piping unit shown in FIG. 9 taken along line CC.
12 is a longitudinal sectional view of the piping unit shown in FIG. 9 taken along line DD.
FIG. 13 is a longitudinal sectional view of the detergent dissolving container shown in FIG. 9 with a detergent charging container mounted thereon and cut along a line BB.
FIG. 14 is a cross-sectional view of the siphon water passage mechanism of the detergent dissolving container shown in FIG. 9, taken along line BB.
FIG. 15 is a flowchart of a control process of each step executed by a microcomputer in the control unit of the washing machine shown in FIG. 1;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Outer frame, 1a ... Back lid, 1b ... Reinforcement member, 2 ... Washing and dehydration, 4 ... Stirring blade, 4a ... Small hole, 5 ... Outer tub, 5a ... Suction port, 6 ... Drive device, 8 ... Vibration-proof support Apparatus, 9: Top cover, 9a: Outer clothing inlet, 11: Back panel, 17: Back panel box, 19: Water inlet, 20: Main water supply solenoid valve, 21: Detergent dissolving container, 22, 22a: Auxiliary water supply electromagnetic Valve: 31: outer lid, 32: inner lid, 39: detergent stirring motor, 40: humidity sensor, 41: first temperature sensor, 42: second temperature sensor, 45: detergent dissolving chamber, 45d: overflow edge, 47 ... Siphon water passage mechanism, 47a siphon cap, 47b siphon pipe, 47d rectifying plate, 47e guide rail, 47f1, 47f2 vertical rib, 49 metal base plate, 50 detergent agitating blade, 50a, 50b blade 50d ... like (Air pocket), 51 ... stirring blade drive shaft, 55 ... bearing, 57 ... shaft seal member, 60 ... labyrinth seal mechanism, 70b ... protrusion, 70c ... notched section, 73 ...
Claims (4)
前記サイホン通水機構は外周壁下部に整流部材を備え、該整流部材は貯留部内で洗剤と水を撹拌翼で撹拌して生成される洗剤液の流れ方向に対向する向きに設けたことを特徴とする洗濯機。A storage unit, a detergent stirring container disposed at the bottom of the storage unit, a driving unit for driving the detergent stirring blades, and a water supply unit for supplying water to the storage unit, wherein a siphon is provided at the bottom of the storage unit. Provide a water mechanism,
The siphon water flow mechanism includes a rectifying member at a lower portion of an outer peripheral wall, and the rectifying member is provided in a direction opposite to a flow direction of a detergent liquid generated by stirring the detergent and water in the reservoir with stirring blades. And a washing machine.
前記整流部材は薄板状であり前記洗剤の流れ方向に対し前記整流部材の幅方向が略直角になるように前記整流部材を設け、前記整流部材の底面は前記貯留部の底部に接触するよう設けたことを特徴とする洗濯機。In claim 1,
The rectifying member has a thin plate shape, and the rectifying member is provided so that a width direction of the rectifying member is substantially perpendicular to a flow direction of the detergent, and a bottom surface of the rectifying member is provided so as to contact a bottom of the storage unit. A washing machine characterized in that:
前記サイホン通水機構は中心に貫通穴を有する縦に長いパイプと、該パイプ外周面にパイプの高さ方向に設けた複数本のリブと、前記複数本のリブで案内され前記パイプとすき間を持ち、前記パイプと同心状に前記パイプを覆うように設けた底部が開口したキャップ状円筒部材と、該キャップ上円筒部材の外周面に前記整流部材とを備え、
前記複数本のリブの内1本は前記パイプの高さと略同一の長さを有するロングリブで、前記キャップ状円筒部材の内周面にキャップ状円筒部材の高さ方向に向いたガイド部材を設け、該ガイド部材で前記ロングリブを挟み込んで前記キャップ状円筒部材を装着することで、前記整流部材の向きが前記洗剤液の流れ方向に対向することを特徴とする洗濯機。In claim 1,
The siphon water passage mechanism has a vertically long pipe having a through hole at the center, a plurality of ribs provided on the outer peripheral surface of the pipe in a height direction of the pipe, and a gap between the pipe guided by the plurality of ribs. A cap-shaped cylindrical member provided with an opening at the bottom provided to cover the pipe concentrically with the pipe, and the rectifying member on the outer peripheral surface of the cap upper cylindrical member,
One of the plurality of ribs is a long rib having a length substantially equal to the height of the pipe, and a guide member facing the height direction of the cap-shaped cylindrical member is provided on the inner peripheral surface of the cap-shaped cylindrical member. A washing machine, wherein the direction of the rectifying member is opposed to the direction of flow of the detergent liquid by mounting the cap-shaped cylindrical member with the long rib sandwiched between the guide members.
前記洗剤撹拌容器の上方に前記洗剤撹拌容器を覆うカバーを設け、前記サイホン通水機構は中心に貫通穴を有する縦に長いパイプと、該パイプ外周面にパイプの高さ方向に設けた複数本のリブと、前記複数本のリブで案内され前記パイプとすき間を持ち、前記パイプと同心状に前記パイプを覆うように設けた底部が開口したキャップ状円筒部材と、該キャップ上円筒部材の外周面に前記整流部材とを備え、
前記カバーには前記キャップ状円筒部材の真上に前記キャプ状円筒部材着脱用の円形状の開口部を備え、該開口部に前記整流部材が通過するための切り欠き部を設け、該切り欠き部設置方向を前記洗剤液の流れ方向と一致するようにしたことを特徴とする洗濯機。In claim 1,
A cover for covering the detergent stirring container is provided above the detergent stirring container, and the siphon water passage mechanism has a vertically long pipe having a through hole at the center, and a plurality of pipes provided on the outer peripheral surface of the pipe in a height direction of the pipe. A cap-shaped cylindrical member which is guided by the plurality of ribs, has a gap with the pipe, and is provided so as to cover the pipe concentrically with the pipe and has an open bottom, and an outer periphery of the cylindrical member on the cap Surface with the rectifying member,
The cover includes a circular opening directly above and below the cap-shaped cylindrical member for attaching and detaching the cap-shaped cylindrical member, and a cutout portion through which the rectifying member passes is provided in the opening. A washing machine characterized in that a part installation direction coincides with a flow direction of the detergent liquid.
Priority Applications (1)
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2002
- 2002-06-04 JP JP2002162297A patent/JP2004008277A/en active Pending
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