JP2004007226A - 情報データの符号化装置および符号化方法、並びに情報データの復号化装置および復号化方法 - Google Patents

情報データの符号化装置および符号化方法、並びに情報データの復号化装置および復号化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エラー訂正のために冗長な情報を付加することなく、エラーロバスト性を確保し、情報データの伝送を効率よく行い得るようにする。
【解決手段】送信系の圧縮符号化回路112は、入力画像データVDinをマクロブロックに分け、マクロブロック毎に、データ部に符号化データCDTを含むパケットを生成して出力する。符号化回路112dは、マクロブロック毎に、複数のブロックに分け、この複数のブロックのそれぞれを圧縮符号化して1つの符号を得る。処理回路112eは、マクロブロック毎に、複数のブロックの符号に基づいて、この複数のブロックの位置番号データ(位置情報)を予め定められた順番で符号別に並べ替え、この並べ替えられた複数のブロックの位置番号データを符号化データCDTとし、この符号化データCDTをパケットのデータ部に配置する。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像データ、音声データ等の情報データの符号化装置および符号化方法、並びに情報データの復号化装置および復号化方法に関する。
【0002】
詳しくは、この発明は、マクロブロック毎に複数のブロックに分け、この複数のブロックのそれぞれを圧縮符号化して1つの符号を得、マクロブロック毎に複数のブロックの符号に基づいてこの複数のブロックの位置情報を予め定められた順番で符号別に並べ替え、この並べ替えられた複数のブロックの位置情報を符号化データとして出力する構成とすることによって、エラー訂正のために冗長な情報を付加することなく、エラーロバスト性(誤り訂正能力)を確保し、情報データの伝送を効率よく行い得るようにした符号化装置および符号化方法に係るものである。
【0003】
また、この発明は、予め定められた順番で符号別に並べ替えられたマクロブロック内の複数のブロックの位置情報からなる符号化データに基づいて、複数のブロックの位置情報のうち重複位置を検出し、この重複位置を除く非重複位置の復号化を行うと共に、重複位置の復号化を行い、さらに非重複位置および重複位置の復号位置情報に基づいて、非復号位置を検出し、この非復号位置のブロックの復号化を行うことによって、エラー訂正のために冗長な情報が付加されていなくても、エラーロバスト性を確保し、情報データの伝送を効率よく行い得るようにした情報データの復号化装置および復号化方法に係るものである。
【0004】
【従来の技術】
従来、画像データを符号化して伝送する際、画素毎にあるいは複数の画素を含むブロック毎に符号化して符号化データを得、その符号化データを、図15に示すように、ラスタースキャン順に送信を行っていた。つまり、画像の左上の角に位置する画素(またはブロック)から右方向に走査し、右端まで進んだら1つ下のラインの左端の画素にジャンプし、そこからまた右方向に走査するということを繰り返して、送信を行っていた。したがってこの場合には、符号化データの並びに画素の位置情報が含まれることになる。
【0005】
図16は、従来の画像データ伝送装置200の構成例を示している。
送信系210は、画像データVDinが入力される入力端子211と、この入力端子211に入力された画像データVDinに対して圧縮符号化処理を施す圧縮符号化回路212とを有している。圧縮符号化としては、例えばDCT変換符号化、ウェーブレット変換符号化、後述するADRC符号化などがある。
【0006】
また、送信系210は、圧縮符号化回路212より出力される符号化データに対して誤り訂正用の冗長な情報を付加する誤り訂正符号化回路213と、この誤り訂正符号化回路213より出力される冗長な情報が付加された符号化データに対してデジタル変調処理を施して伝送データを生成し、この伝送データを伝送路230に送出するデジタル変調回路214とを有している。
【0007】
冗長な情報である誤り訂正符号にはリードソロモン符号などがある。伝送路230としては例えば光伝送路、磁気記録再生装置、光磁気記録再生装置などがあり、デジタル変調としてはM、8−9変調、8−10変調、8−15変調などがある。
【0008】
一方、受信系220は、伝送路230を介して送られてくる伝送データに対してデジタル復調処理を施して符号化データを得るデジタル復調回路221と、このデジタル復調回路221より出力される符号化データに対して、付加されている冗長な情報を用いて誤りを検出し、誤り訂正処理を行う誤り訂正復号化回路222とを有している。
【0009】
また、受信系220は、誤り訂正復号化回路222より出力される誤り訂正された符号化データに対して圧縮復号化処理を施して画像データVDoutを得る圧縮復号化回路223と、この圧縮復号化回路223より出力される画像データVDoutを出力する出力端子224とを有している。
【0010】
図16に示す画像データ伝送装置200の動作を示している。入力端子211に入力された画像データVDinは圧縮符号化回路212に供給される。圧縮符号化回路212は、この画像データVDinに対して圧縮符号化処理を施して符号化データを生成する。この圧縮符号化回路212で生成された符号化データは誤り生成符号化回路213に供給される。誤り訂正符号化回路213は、この符号化データに対して、誤り訂正用の冗長な情報を生成して付加する。このように誤り訂正符号化回路212で冗長な情報が付加された符号化データはデジタル変調回路214に供給される。このデジタル変調回路214は、この符号化データに対して、デジタル変調処理を施して伝送データを生成し、この伝送データを伝送路230に送出する。
【0011】
また、伝送路230で送られてくる伝送データはデジタル復調回路221に供給される。このデジタル復調回路221は、この伝送データに対してデジタル復調処理を施して符号化データを得る。このデジタル復調回路221で得られた符号化データは誤り訂正復号化回路222に供給される。この誤り訂正復号化回路222は、この符号化データに対して、付加されている冗長な情報を用いて誤りを検出し、誤り訂正処理を行う。この誤り訂正復号化回路222で誤り訂正された符号化データは圧縮復号化回路223に供給される。この圧縮復号化回路223は、誤り訂正された符号化データに対して圧縮復号化処理を施して画像データVDoutを得る。この圧縮復号化回路223で得られた画像データVDoutは出力端子224に出力される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
図16に示す画像データ伝送装置200においては、圧縮符号化回路212で画像データの冗長な情報を減らす圧縮符号化処理を施すのに対し、誤り訂正符号化回路213で誤り訂正を行うために冗長な情報を付加する。
【0013】
この相反する2つの処理を1つの処理で置き換えることができれば、より効率のよい画像データの伝送が可能になると考えられる。
【0014】
そこで、この発明では、エラー訂正のために冗長な情報を付加しなくても、エラーロバスト性を確保でき、情報データの伝送を効率よく行い得る情報データ符号化装置、情報データ復号化装置等を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る情報データ符号化装置は、入力情報データを所定単位毎のマクロブロックに分けるマクロブロック化回路と、このマクロブロック化回路で分けられたマクロブロック毎に、このマクロブロックを複数のブロックに分け、この複数のブロックのそれぞれを圧縮符号化して1つの符号を得る符号化回路と、マクロブロック毎に、符号化回路で得られた複数のブロックの符号に基づいて、この複数のブロックの位置情報を予め定められた順番で符号別に並べ替え、この並べ替えられた複数のブロックの位置情報を符号化データとして出力する処理回路とを備えるものである。
【0016】
また、この発明に係る情報データ符号化方法は、入力情報データを所定単位毎のマクロブロックに分ける工程と、この分けられたマクロブロック毎に、このマクロブロックを複数のブロックに分け、この複数のブロックのそれぞれを圧縮符号化して1つの符号を得る工程と、マクロブロック毎に、得られた複数のブロックの符号に基づいて、この複数のブロックの位置情報を予め定められた順番で符号別に並べ替え、この並べ替えられた複数のブロックの位置情報を符号化データとして出力する工程とを備えるものである。
【0017】
この発明においては、入力情報データが所定単位毎のマクロブロックに分けられる。ここで、入力情報データは、例えば画像データまたは音声データである。例えば、入力情報データが画像データであるときは、フレーム毎に、1フレームの画像データを所定数の矩形範囲に分けてマクロブロックが得られる。
【0018】
そして、マクロブロック毎に、このマクロブロックが複数のブロックに分けられ、この複数のブロックのそれぞれが圧縮符号化されて1つの符号が得られる。例えば、圧縮符号化としてベクトル量子化による符号化が採用される。ここで、各ブロックは、入力情報データが画像データである場合には、1画素または複数画素で構成される。
【0019】
そして、マクロブロック毎に、上述のように得られた複数のブロックの符号に基づいて、この複数のブロックの位置情報が予め定められた順番で符号別に並べ替えられ、この並べ替えられた複数のブロックの位置情報が符号化データとして出力される。例えば、符号別に並べ替えられた複数のブロックの位置情報をデータ部に配置したパケットが生成され、このパケットが出力される。この場合、複数のブロックの位置情報は予め定められた順番で符号別に並べ替えが行われているため、符号化データに符号そのものが含まれていなくても復号化を行い得る。
【0020】
このように、エラー訂正のために冗長な情報を付加することなく、エラーロバスト性を確保できる。したがって、誤り訂正のための冗長な情報を付加する誤り訂正符号化処理を省略でき、情報データの伝送を効率よく行うことが可能となる。
【0021】
この発明に係る情報データ復号化装置は、予め定められた順番で符号別に並べ替えられたマクロブロック内の複数のブロックの位置情報からなる符号化データに基づいて、複数のブロックの位置情報のうち重複位置を検出する重複位置検出回路と、符号化データに基づいて、複位置検出回路で検出された重複位置を除く非重複位置のブロックの復号化を行う非重複位置復号化回路と、重複位置検出回路で検出された重複位置のブロックの復号化を行う重複位置復号化回路と、非重複位置復号化回路および重複位置復号化回路からの復号位置情報に基づいて、非復号位置を検出する非復号位置検出回路と、この非復号位置検出回路で検出された非復号位置のブロックの復号化を行う非復号位置復号化回路とを備えるものである。
【0022】
また、この発明に係る情報データ復号化方法は、予め定められた順番で符号別に並べ替えられたマクロブロック内の複数のブロックの位置情報からなる符号化データに基づいて、複数のブロックの位置情報のうち重複位置を検出する工程と、符号化データに基づいて、検出された重複位置を除く、非重複位置のブロックの復号化を行う工程と、この検出された重複位置のブロックの復号化を行う工程と、非重複位置および重複位置の復号位置情報に基づいて、非復号位置を検出する工程と、この検出された非復号位置のブロックの復号化を行う工程とを備えるものである。
【0023】
この発明においては、予め定められた順番で符号別に並べ替えられたマクロブロック内の複数のブロックの位置情報からなる符号化データが供給される。この符号化データに基づいて、複数のブロックの位置情報のうち重複位置が検出される。本来複数のブロックの位置情報には重複はないが、伝送路上で外乱により誤りが発生し、同一の位置を示す位置情報が発生した場合には、重複位置が検出されることとなる。
【0024】
符号化データに基づいて、重複位置を除く非重複位置のブロックの復号化が行われる。この場合、複数のブロックの位置情報は予め定められた順番で符号別に並べ替えが行われているため、符号化データに符号そのものが含まれていなくても復号化を行い得る。例えば、復号化されて得られた各位置のブロックの情報データは、メモリの当該位置に関連したアドレスに順次格納される。
【0025】
また、上述したように検出された重複位置のブロックの復号化が行われる。この場合、例えば、重複位置に対応した全ての順番の符号の復号化データを復号化データ候補とし、この復号化データ候補と重複位置に隣接する位置の復号化データとの相関が最も高い復号化データ候補がこの重複位置の復号化データとされる。例えば、この重複位置の復号化データは、メモリの当該位置に関連したアドレスに格納される。
【0026】
上述したようにして非重複位置および重複位置のブロックの復号化が行われるが、重複位置が検出される場合には、復号化が行われていない非復号位置のブロックが存在する。非重複位置および重複位置の復号位置情報に基づいて、非復号位置が検出され、この非復号位置のブロックの復号化が行われる。この場合、例えば、重複位置に対応した全ての順番の符号の復号化データを復号化データ候補とし、この復号化データ候補と非復号位置に隣接する位置の復号化データとの相関が最も高い復号化データ候補が非復号位置の復号化データとされる。例えば、この非復号位置の復号化データは、メモリの当該位置に関連したアドレスに格納される。
【0027】
このように、符号化データに伝送路上で外乱により誤りが発生し、同一の位置に係る位置情報が発生した場合にも、マクロブロックを構成する各ブロックの復号化を誤りなく行うことができる。つまり、エラー訂正のために冗長な情報が付加されていなくても、エラーロバスト性を確保できる。したがって、送信系では誤り訂正のための冗長な情報を付加する誤り訂正符号化処理を省略でき、情報データの伝送を効率よく行うことが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態としての画像データ伝送装置100の構成を示している。
【0029】
送信系110は、画像データVDinが入力される入力端子111と、この入力端子111に入力された画像データVDinに対して圧縮符号化処理を施して符号化データCDTを得る圧縮符号化回路112と、この圧縮符号化回路112より出力される符号化データCDTに対してデジタル変調処理を施して伝送データを生成し、この伝送データを伝送路130に送出するデジタル変調回路113とを有している。
【0030】
また、受信系120は、伝送路130を介して送られてくる伝送データに対してデジタル復調処理を施して符号化データCDTを得るデジタル復調回路121と、このデジタル復調回路121より出力される符号化データCDTに対して圧縮復号化処理を施して画像データVDoutを得る圧縮復号化回路122と、この圧縮復号化回路122より出力される画像データVDoutを出力する出力端子123とを有している。
【0031】
図1に示す画像データ伝送装置100の動作を説明する。入力端子111に入力された画像データVDinは圧縮符号化回路112に供給される。圧縮符号化回路112は、この画像データVDinに対して圧縮符号化処理を施して符号化データCDTを生成する。この圧縮符号化回路112で生成された符号化データCDTはデジタル変調回路113に供給される。このデジタル変調回路113は、この符号化データCDTに対して、デジタル変調処理を施して伝送データを生成し、この伝送データを伝送路130に送出する。
【0032】
また、伝送路130で送られてくる伝送データはデジタル復調回路121に供給される。このデジタル復調回路121は、この伝送データに対してデジタル復調処理を施して符号化データCDTを得る。このデジタル復調回路121で得られた符号化データCDTは圧縮復号化回路122に供給される。この圧縮復号化回路122は、誤り訂正された符号化データに対して圧縮復号化処理を施して画像データVDoutを得る。そして、この圧縮復号化回路122で得られた画像データVDoutは出力端子123に出力される。
【0033】
次に、圧縮符号化回路112について説明する。図2は、圧縮符号化回路112の構成を示している。
この圧縮符号化回路112は、回路全体の動作を制御するための制御部112aと、画像データVDinが入力される入力端子112bと、入力端子112bに入力された画像データVDinを所定単位毎のマクロブロックに分けるマクロブロック化回路112cとを有している。本実施の形態において、マクロブロック化回路112cでは、フレーム毎に、1フレームの画像データを所定数(Nmax個)の矩形範囲に分けてマクロブロックが形成される。図3は、マクロブロックの形成例を示している。この例では、1フレームの画像データが4つの矩形範囲に分けられ、それぞれの矩形範囲がマクロブロックとされている。
【0034】
また、圧縮符号化回路112は、マクロブロック化回路112cで生成されたマクロブロック毎に、このマクロブロックを複数のブロックに分け、この複数のブロックのそれぞれを圧縮符号化して1つの符号を得る符号化回路112dを有している。
【0035】
この場合、1つのマクロブロックは、図4に示すように、Mmax個のブロックに分けられる。このMmax個のブロックは、それぞれ1個または所定数(2×2、3×3等)の画素から構成される。このとき、このMmax個のブロックそれぞれのマクロブロック内での位置は一義的に決まる。つまり、図4における、1〜Mmaxの数値(位置番号)は、Mmax個のブロックそれぞれの位置情報となる。
【0036】
また本実施の形態において、複数のブロックのそれぞれはベクトル量子化(VQ:VectorQuantization)によって符号化され、それぞれのブロックに対応して1つの符号が得られる。周知のように、このベクトル量子化は、複数の画素をひとまとめ(ベクトル化)にして、コードブックと呼ばれるパターンデータから最も類似性の高いパターンを選択して、このパターン番号だけを伝送することでデータ圧縮を行うものでる。
【0037】
また、圧縮符号化回路112は、マクロブロック毎に、符号化回路112dで得られた複数のブロックの符号に基づいて、この複数のブロックの位置情報(位置番号データ)を予め定められた順番で符号別に並べ替え、この並べ替えられた複数のブロックの位置情報を符号化データCDTとして出力する処理回路112eと、この処理回路112eより出力される符号化データCDTを出力する出力端子112fとを有している。
【0038】
本実施の形態において、処理回路112は、符号化データCDTをそのまま出力するのではなく、その符号化データCDTをデータ部に配置したパケットを生成して出力する。
【0039】
図5A〜Cは、1個のマクロブロックに対応して生成されるパケットの構成例を示している。このパケットは、図5Aに示すように、ヘッダ部とデータ部とから構成される。ヘッダ部は、図5Bに示すように、パケットの先頭であることを示す「画像ID(identification)」、「フレーム番号」、「マクロブロックの位置番号」、「データ数」および「ビット数」の情報からなっている。「データ数」は、マクロブロックに含まれる複数のブロックの個数、従ってデータ部に配置される符号化データCDTに含まれる位置番号データの個数を示している。また、「ビット数」はその位置番号データのビット数を示している。
【0040】
データ部には、上述したように符号化データCDTが配置される。この符号化データCDTは、図5Cに示すように、例えば予め定められた符号順に、その符号が得られるブロックの位置番号データを順に並べていったものであって、さらに各符号に対応する位置番号データの切れ目に符号切り換え信号を配置したものである。例えば、符号切り換え信号としては、位置番号データと同じビット数のデータであって、位置番号データとしては使用しないデータが使用される。
【0041】
図6は、符号化回路112dで各ブロックを符号化して得られる符号の種類として符号1〜符号8があり、符号化データCDTに含まれる位置番号データの個数が20であり、符号1が得られるブロックが2個、符号2が得られるブロックが4個、符号3が得られるブロックが1個、符号4が得られるブロックが3個、符号5が得られるブロックが0個、符号6が得られるブロックが4個、符号7が得られるブロックが3個、符号8が得られるブロックが3個の場合における、符号化データCDTのデータ列を示している。
【0042】
図2に示す圧縮符号化回路112の動作を説明する。入力端子112bに画像データVDinが入力され、この画像データVDinはマクロブロック化回路112cに供給される。マクロブロック化回路112cは、画像データVDinを、フレーム毎に、1フレームの画像データを所定数(Nmax個)の矩形範囲に分けて、所定数のマクロブロックを形成する。
【0043】
マクロブロック化回路112で形成されたマクロブロックは符号化回路112dに供給される。符号化回路112dは、マクロブロック毎に、このマクロブロックを複数(Mmax個)のブロックに分け、この複数のブロックのそれぞれをベクトル量子化によって符号化し、それぞれのブロックに対応して1つの符号を得る。
【0044】
符号化回路112dで、マクロブロック毎に得られた複数のブロックに対応した符号は処理回路112eに供給される。処理回路112eは、マクロブロック毎に、符号化回路112dで得られた複数のブロックの符号に基づいて、この複数のブロックの位置情報(位置番号データ)を予め定められた順番で符号別に並べ替え、この並べ替えられた複数のブロックの位置情報を符号化データCDTとし、この符号化データをデータ部に配置したパケット(図5A〜C参照)を出力し、出力端子112fに出力する。
【0045】
このように圧縮符号化回路112の出力端子112fに得られる、符号化データCDTをデータ部に含むパケットに対して、上述したようにデジタル変調回路113(図1参照)でデジタル変調処理が施されて伝送データが形成され、この伝送データが伝送路130に送出される。
【0046】
次に、圧縮復号化回路122について説明する。図7は、圧縮復号化回路122の構成を示している。
この圧縮復号化回路122は、回路全体の動作を制御するための制御部122aと、符号化データCDTが入力される入力端子122bを有している。この入力端子122bには、伝送路130で送られてくる伝送データに対してデジタル復調回路121(図1参照)でデジタル復調処理が施されて得られた、データ部に符号化データCDTを含むパケット(図5A〜C参照)が入力される。
【0047】
また、圧縮復号化回路122は、入力端子122bに入力される各パケットに基づいて、ヘッダ部から「フレーム番号」、「マクロブロックの位置番号」、「データ数」、「ビット数」等のヘッダ情報を抽出すると共に、データ部から符号化データCDTを抽出するパケット分解回路122cを有している。このパケット分解回路122cで抽出されたヘッダ情報は制御部122aに供給される。
【0048】
また、圧縮復号化回路122は、パケット分解回路122cで抽出された符号化データCDTに基づいて、マクロブロック内の複数のブロックの位置情報のうち重複位置を検出する重複位置検出回路122dを有している。
【0049】
符号化データCDTは、予め定められた符号順に、その符号が得られるブロックの位置番号データを順に並べていったものであって、さらに各符号に対応する位置番号データの切れ目に符号切り換え信号を配置したものである。したがって、重複位置検出回路122dは、異なる符号に対応して同じ位置を示す位置番号データがあるとき、その同じ位置を重複位置として検出する。
【0050】
この場合、重複位置は、1個だけでなく複数個検出される可能性もある。送信系では複数のブロックの位置番号データ(位置情報)には重複はないが、伝送路上で誤りが発生し、同一の位置を示す位置番号データが発生した場合には、重複位置が検出されることとなる。
【0051】
また、圧縮復号化回路122は、パケット分解回路122cで抽出された符号化データCDTに基づいて、重複位置検出回路122dで検出された重複位置を除く非重複位置の復号化を行う非重複位置復号化回路122eを有している。この場合、重複位置検出回路122dから非重複位置復号化回路122に重複位置検出情報S1が供給される。この重複位置検出情報S1は、例えば重複位置を示す位置番号データがどれであって、その位置番号データが符号化データCDT内に何番目の符号に対応して含まれていたかを示す情報である。
【0052】
この復号化回路122eでは、所定の位置番号データで示される位置のブロックは、その所定の位置番号データに対応する符号を復号することで復号化される。このように復号化されて得られた各位置のブロックの復号化データは、制御部122aの制御に基づいて、フレームメモリ122fの対応するアドレスに格納される。
【0053】
また、圧縮復号化回路122は、重複位置検出回路122dからの重複位置検出情報S1に基づいて、重複位置の復号化を行う重複位置復号化回路122gを有している。この場合、重複位置(位置番号データ)に対応した全ての順番の符号の復号化データを復号化データ候補とし、この復号化データ候補と重複位置に隣接する位置の復号化データとの相関が最も高い復号化データ候補をこの重複位置の復号化データとする。このように復号されて得られた重複位置のブロックの復号化データは、制御部122aの制御に基づいて、フレームメモリ122fの対応するアドレスに格納される。
【0054】
この場合例えば、復号化データ候補と重複位置に隣接する位置の復号化データとの隣接画素の差分絶対値和を相関値として求め、この相関値が最小となるものを最も相関が高いと判断する。例えば、ブロックが2×2画素であるとき、図8に示すように、重複位置に復号化データ候補を当てはめ、水平、垂直方向に隣接する位置P1〜P4の復号化データとの間で、隣接する画素組(8組)の差分絶対値を求め、それらを累積して相関値とする。重複位置復号化回路122gでは、重複位置に隣接する位置の復号化データを、制御部122aの制御に基づいて、フレームメモリ122fより読み出して使用する。
【0055】
また、圧縮復号化回路122は、非重複位置復号化回路122eおよび重複位置復号化回路122gからの復号位置情報S2,S3に基づいて、非復号位置を検出する非復号位置検出回路122hと、この非復号位置検出回路122hからの非復号位置検出情報S4に基づいて、非復号位置の復号化を行う非復号位置復号化回路122iとを有している。
【0056】
復号位置情報S2は、復号化回路122eでどの位置のブロックの復号化を行ったかを示す情報である。復号位置情報S3は、復号化回路122gでどの位置の復号化を行ったかを示す情報である。そして、非復号位置検出情報S4は、復号化が行われていないのはどの位置かを示す情報である。上述したように、復号化回路122e,122gで非重複位置および重複位置のブロックの復号化が行われるが、重複位置が検出される場合には、復号化が行われていない非復号位置のブロックが存在する。この場合、非復号位置は、1個だけでなく複数個検出される可能性もある。
【0057】
非復号位置復号化回路122iでは、重複位置(位置番号データ)に対応した全ての順番の符号の復号化データを復号化データ候補とし、この復号化データ候補と非復号位置に隣接する位置の復号化データとの相関が最も高い復号化データ候補を非復号位置の復号化データとする。このように復号されて得られた非復号位置のブロックのデータは、制御部122aの制御に基づいて、フレームメモリ122fの対応するアドレスに格納される。
【0058】
この場合例えば、復号化データ候補と非復号位置に隣接する位置の復号化データとの隣接画素の差分絶対値和を相関値として求め、この相関値が最小となるものを最も相関が高いと判断する。相関値の求め方は、上述した重複位置復号化回路122gの部分で説明したと同様である(図8参照)。非復号位置復号化回路122iでは、非復号位置に隣接する位置の復号化データを、制御部122aの制御に基づいて、フレームメモリ122fより読み出して使用する。
【0059】
また、圧縮復号化回路122は、フレームメモリ122fよりラスタースキャン順に読み出される画像データDVoutを出力する出力端子122jを有している。
【0060】
図7に示す圧縮復号化回路122の動作を説明する。入力端子122bにデータ部に符号化データCDTを含むパケットが入力され、このパケットはパケット分解回路122cに供給される。パケット分解回路122cは、各パケットに基づいて、ヘッダ部から「フレーム番号」、「マクロブロックの位置番号」、「データ数」、「ビット数」等のヘッダ情報を抽出すると共に、データ部から符号化データCDTを抽出する。
【0061】
パケット分解回路122cで抽出されたヘッダ情報は、制御部122aに供給され、制御部122aにおける各回路の制御に用いられる。例えば、非重複位置復号化回路122eおよび重複位置検出回路122dでは、符号化データCDTのデータ列を、「ビット数」で示されるビット数毎に分離して位置番号データや符号切り替え信号を得る必要がある。また、非重複位置復号化回路122e、重複位置復号化回路122gおよび非復号位置復号化回路122iで復号化されたデータは、フレームメモリ122fに、「マクロブロックの位置番号」に対応したアドレス領域に格納する必要がある。
【0062】
また、パケット分解回路122cで抽出された符号化データCDTは、重複位置検出回路122dおよび非重複位置復号化回路122eに供給される。重複位置検出回路122dは、符号化データCDTに基づいて、マクロブロック内の複数のブロックの位置のうち重複位置を検出する。この場合、異なる符号に対応して同じ位置を示す位置番号データがあるとき、その同じ位置を重複位置として検出する。
【0063】
この重複位置検出回路122は、重複位置を示す位置番号データがどれであって、その位置番号データが符号化データCDT内に何番目の符号に対応して含まれていたかを示す重複位置検出情報S1を出力する。この重複位置検出情報S1は、非重複位置復号化回路122eおよび重複位置復号化回路122gに供給される。
【0064】
非重複位置復号化回路122eは、重複位置を除く非重複位置の復号化を行う。この場合、所定の位置番号データで示される位置のブロックは、その所定の位置番号データに対応する符号を復号することで復号化される。このように復号化回路122eで復号化されて得られた各位置のブロックの復号化データは、制御部122aの制御に基づいて、フレームメモリ122fの対応するアドレスに格納される。
【0065】
また、重複位置復号化回路122gは、重複位置検出情報S1に基づいて、重複位置の復号化を行う。この場合例えば、重複位置(位置番号データ)に対応した全ての順番の符号の復号化データを復号化データ候補とし、この復号化データ候補と重複位置に隣接する位置の復号化データとの相関が最も高い復号化データ候補をこの重複位置の復号化データとする。このように復号化回路122gで得られた重複位置のブロックの復号化データは、制御部122aの制御に基づいて、フレームメモリ122fの対応するアドレスに格納される。
【0066】
また、復号化回路122eは、それぞれどの位置のブロックの復号化を行ったかを示す復号位置情報S2,S3を出力し、この復号位置情報S2,S3を非復号位置検出回路122hに供給する。非復号位置検出回路122hは、復号位置情報S2,S3に基づいて、非復号位置を検出する。重複位置検出回路122で重複位置が検出される場合には、復号化回路122e,122gで復号化が行われていないブロックがある。非復号位置検出回路122hでは、その位置が検出される。
【0067】
非復号位置検出回路122hは、非復号位置検出情報S4を出力する。この検出情報S4は非復号位置復号化回路122iに供給される。非復号位置復号化回路122iは、非復号位置検出情報S4に基づいて、非復号位置の復号化を行う。この場合例えば、重複位置(位置番号データ)に対応した全ての順番の符号の復号化データを復号化データ候補とし、この復号化データ候補と非復号位置に隣接する位置の復号化データとの相関が最も高い復号化データ候補を非復号位置の復号化データとする。このように復号されて得られた非復号位置のブロックの復号化データは、制御部122aの制御に基づいて、フレームメモリ122fの対応するアドレスに格納される。
【0068】
このようにして、入力端子122bに供給されるパケット毎に、すなわちマクロブロック毎に、そのマクロブロックを構成する各ブロックの復号化が行われ、復号化された各ブロックのデータは、フレームメモリ122の対応するアドレスに格納され、各フレームの画像データの復号が順次行われる。
【0069】
そして、このようにフレームメモリ122に格納された各フレームの画像データは、制御部122aの制御に基づいて、ラスタースキャン順に読み出されることで、画像データDVoutが得られる。この画像データDVoutは出力端子122jに出力される。
【0070】
次に、図7の圧縮復号化回路122における誤り訂正動作について具体例を用いてさらに説明する。
ここでは、図9に示すように、送信系110の符号化回路112dで各ブロックを符号化して得られる符号が1〜5の5種類であり、符号化データCDTに含まれる位置番号データの個数が16であり、符号1が得られるブロックの位置が7,9、符号2が得られるブロックの位置が4,13,14、符号3が得られるブロックの位置が2,3,5,10,12、符号4が得られるブロックの位置が1,8,16、符号5が得られるブロックの位置が6,11,15である場合を考える。
【0071】
そして、図9に示すように、このような符号化データCDTにおいて、伝送路上で外乱により誤りが発生し、受信系120に入力した段階では、符号2,5に対応する部分で位置11の重複が発生しているものとする。
【0072】
この場合、圧縮復号化回路122の重複位置検出回路122dは、符号2,符号5に対応する部分で位置11が重複していることを検出する。非重複位置復号化回路122eは、この位置11を除く、位置1〜10,12,14,15のブロックの復号化をする。
【0073】
重複位置復号化回路122gは、符号2,5を復号し、その復号化データを復号化データ候補とする。そして、この復号化データ候補と位置11(重複位置)に隣接する位置の復号化データとの相関を検出し、最も相関の高い復号化データ候補を、この位置11のブロックの復号化データとする。この場合、位置11は元々符号5に対応する部分にあることから、符号5を復号して得られた復号化データ候補の方が相関が高くなる。したがって、復号化回路122gは、この符号5を復号して得られた復号化データ候補を位置11のブロックの復号化データとする。
【0074】
また、位置11が符号2,5の部分で重複していることから、非復号位置検出回路122hは、位置13を非復号位置として検出する。そして、非復号位置復号化回路122iは、符号2の復号化データを、この位置13のブロックの復号化データとする。
【0075】
このようにして、符号化データCDTにおいて伝送路上で外乱により誤りが発生したとしても、その各位置のブロックの復号化が正しく行われる。つまり、復号化の過程で誤り訂正も同時に行われる。
【0076】
以上説明したように、本実施の形態において、送信系110の圧縮符号化回路112では、入力される画像データVDinをマクロブロックに分け、マクロブロック毎に、データ部に符号化データCDTを含むパケット(図5A〜C参照)を生成して出力する。この場合、マクロブロック毎に、複数のブロックに分け、この複数のブロックのそれぞれを圧縮符号化して1つの符号を得、複数のブロックの符号に基づいてこの複数のブロックの位置番号データ(位置情報)を予め定められた順番で符号別に並べ替え、この並べ替えられた複数のブロックの位置番号データを符号化データCDTとしている。
【0077】
また、本実施の形態において、受信系120の圧縮復号化回路122では、予め定められた順番で符号別に並べ替えられたマクロブロック内の複数のブロックの位置番号データからなる符号化データCDTに基づいて、当該複数のブロックの復号化を行う。この場合、複数のブロックの位置情報のうち重複位置を検出し、この重複位置を除く非重複位置の復号化を行うと共に、重複位置の復号化を行い、さらに非重複位置および重複位置の復号位置情報に基づいて、非復号位置を検出し、この非復号位置のブロックの復号化を行うものである。
【0078】
したがって、本実施の形態においては、送信系110において、エラー訂正のために冗長な情報を付加しなくても、エラーロバスト性(誤り訂正能力)を確保できる。この場合、送信系110に誤り訂正のための冗長な情報を付加する誤り訂正符号化処理を省略でき、画像データの伝送を効率よく行うことができる。
【0079】
なお、送信系110における圧縮符号化回路112および受信系120における圧縮復号化回路122の処理を、例えば図10に示すような画像信号処理装置300によってソフトウェアで実現することも可能である。
【0080】
まず、図10に示す画像信号処理装置300について説明する。この画像信号処理装置300は、装置全体の動作を制御するCPU301と、このCPU301の動作プログラムやベクトル量子化に用いるコードブック等が格納されたROM(read only memory)302と、CPU301の作業領域を構成するRAM(random access memory)303とを有している。これらCPU301、ROM302およびRAM303は、それぞれバス304に接続されている。
【0081】
また、画像信号処理装置300は、画像データを記憶し、バッファとして機能するフレームメモリ305を有している。このフレームメモリ305は、バス304に接続されている。
【0082】
また、画像信号処理装置300は、符号化処理時に画像データVDinを入力し、復号化処理時にはデータ部に符号化データCDTを含むパケットを入力するための入力端子306と、符号化処理時にパケットを出力し、復号化処理時に画像データVDoutを出力する出力端子307とを有している。入力端子306はインタフェース308を介してバス304に接続され、同様に出力端子307はインタフェース309を介してバス304に接続されている。
【0083】
図11のフローチャートを参照して、図10に示す画像信号処理装置300における、圧縮符号化回路112の処理に対応した符号化処理を説明する。
まず、ステップST1で、CPU301は、入力端子306を通じて、1フレーム分の画像データVDinを入力し、フレームメモリ305に一時的に格納する。そして、ステップST2で、CPU301は、マクロブロックの位置番号Nを1に設定する。なおここでは、1フレームの画像データがNmax個の矩形範囲に分けられ、それぞれの矩形範囲がマクロブロックとされるものとする。
【0084】
次に、ステップST3で、CPU301は、ブロックの位置番号Mを1に設定する。なおここでは、各マクロブロックは、それぞれMmax個のブロックに分けられるものとする。そして、ステップST4で、CPU301は、位置番号Nのマクロブロックにおける位置番号Mのブロック(符号化対象ブロック)のデータをフレームメモリ305より読み出し、RAM303に格納する。そして、CPU301は、その符号化対象ブロックの符号化を行う。つまり、ROM302に格納されているコードブックを用い、符号化対象ブロックのデータが最も似通ったパターンを選択し、そのパターン番号を符号とする。CPU301は、この符号化対象ブロックの位置番号Mと符号化して得られた符号(パターン番号)とを対にしてRAM303に保持する。
【0085】
次に、ステップST5で、CPU301は、M=Mmaxであるか否かを判定する。M=Mmaxであるときは、マクロブロック内のMmax個のブロックの符号化が全て終了したことになるので、ステップST7進む。一方、M=Mmaxでないときは、ステップST7で、CPU301は、ブロックの位置番号Mをインクリメントし、その後にステップST4に戻り、次のブロックの符号化を行う。
【0086】
ステップST7で、CPU301は、RAM303に保持されている、マクロブロック内のMmax個のブロックの位置番号Mと符号との情報に基づいて、予め定められた順番で符号別に位置情報の並べ替えを行い、符号化データCDTを形成する。そして、CPU301は、この符号化データCDTをデータ部に含むパケット(図5A〜C参照)を生成し、このパケットをインタフェース309を介して出力端子307に出力する。
【0087】
次に、ステップST8で、N=Nmaxであるか否かを判定する。N=Nmaxであるときは、1フレーム内のNmax個のマクロブロックの処理が全て終了したことになるので、ステップST10に進む。一方、N=Nmaxでないときは、ステップST9で、CPU301は、マクロブロックの位置番号Nをインクリメントし、その後にステップST3に戻り、次のマクロブロックの処理を行う。
【0088】
ステップST10で、CPU301は、符号化すべき全フレームにおける画像データの処理が終了したか否かを判定する。処理が終了していないとき、CPU301は、ステップST1に戻り、次の1フレーム分の画像データVDinを入力し、その処理を行う。一方、ステップST10で全フレームにおける画像データの処理が終了したとき、CPU301は、符号化処理を終了する。
【0089】
図12のフローチャートを参照して、図10に示す画像信号処理装置300における、圧縮復号化回路122の処理に対応した復号化処理を説明する。
【0090】
まず、ステップST11で、CPU301は、入力端子306を通じて、1個のパケット(図5A〜C参照)を入力し、RAM303に一時的に格納する。そして、ステップST12で、CPU301は、RAM303に格納したパケットに含まれる符号化データCDTに基づいて、重複位置を検出する。
【0091】
次に、ステップST13で、CPU301は、ステップST12における重複位置の検出情報を参照し、符号化データCDTに基づいて、非重複位置のブロックの復号化を行う。この場合、CPU301は、ROM302に格納されているコードブックを参照して復号化を行う。そして、CPU301は、このように復号化されて得られる非重複位置のブロックの復号化データを、フレームメモリ305の対応するアドレスに書き込む。この場合のアドレスは、パケットのヘッダ部の「マクロブロックの位置番号」の情報および非重複位置の位置番号によって特定される。これは、以下のフレームメモリ305への復号化データの書き込みにおいても同様である。
【0092】
次に、ステップST14で、CPU301は、ステップST12で検出された重複位置のブロックの復号化を行う。この場合、CPU301は、重複位置(位置番号データ)に対応した全ての順番の符号の復号化データを復号化データ候補とし、この復号化データ候補と重複位置に隣接する位置の復号化データとの相関が最も高い復号化データ候補をこの重複位置の復号化データとする。重複位置に隣接する位置の復号化データはフレームメモリ305より読み出して用いる。そして、CPU301は、このように復号化されて得られる重複位置のブロックの復号化データを、フレームメモリ305の対応するアドレスに書き込む。
【0093】
次に、ステップST15で、CPU301は、全ての重複位置の処理が終了したか否かを判定する。処理が終了したときは、ステップST16に進む。一方、処理が終了していないときは、ステップST14に戻り、次の重複位置の復号化を行う。
【0094】
ステップST16で、CPU301は、非復号位置の検出を行う。この非復号位置の検出は、ステップST13およびステップST14における復号位置の情報に基づいて行う。そして、ステップST17で、CPU301は、非復号位置のブロックの復号を行う。この場合、CPU301は、重複位置に対応した全ての順番の符号の復号化データを復号化データ候補とし、この復号化データ候補と非復号位置に隣接する位置の復号化データとの相関が最も高い復号化データ候補をこの非復号位置の復号化データとする。非復号位置に隣接する位置の復号化データはフレームメモリ305より読み出して用いる。そして、CPU301は、このように復号化されて得られる非復号位置のブロックの復号化データを、フレームメモリ305の対応するアドレスに書き込む。
【0095】
次に、ステップST18で、全ての非復号位置の処理が終了したか否かを判定する。処理が終了したときは、ステップST19に進む。一方、処理が終了していないときは、ステップST17に戻り、次の非復号位置の復号化を行う。
【0096】
ステップST19で、CPU301は、全てのパケットの処理が終了したか否かを判定する。処理が終了していないとき、CPU301は、ステップST11に戻り、次の1個のパケットを入力し、その処理を行う。一方、ステップST19で全パケットの処理が終了したとき、CPU301は、復号化処理を終了する。
【0097】
上述した復号化処理によって、フレームメモリ305には復号化されて得られた画像データVDoutが蓄積される。CPU301は、フレームメモリ305からこの画像データVDoutをラスタースキャン順に読み出し、出力端子307に出力する。
【0098】
なお、上述実施の形態においては、マクロブロック内の複数のブロックのそれぞれをベクトル量子化によって符号化するものを示したが、その他の符号化を採用してもよい。その他の符号化として例えばADRC(Adaptive Dynamic Range Coding)符号化がある。ADRC符号化方式は、特開昭61−144989号公報、特開昭61−147689号公報等で周知である。
【0099】
図13は、ADRC符号化の基本原理を説明する。例えばテレビジョン信号を8ビットで量子化した場合、信号のレベルは0〜255まで変化するが、図13に示すように1画面をVライン×H画素で構成される小さなブロックに分割していくと、画像の持つ強い相関性によりブロック内の画素のレベルは非常に近い値を取ることが多い。したがって、ブロック内の最大値と最小値を検出し、その差分である局所的なブロック内ダイナミックレンジを定義することでレベル方向の冗長度を除去し、ブロック内の各画素を再量子化するのに必要なビット数を大幅に削減することが可能となる。
【0100】
このADRC符号化においては、ブロック毎に、最小値(または最大値)、ダイナミックレンジおよびブロック内の各画素の再量子化データが得られる。このADRC符号化を、本実施の形態における符号化回路112d(図2参照)での符号化方式として採用する場合、ブロック毎に得られる上述の最小値または最大値、ダイナミックレンジおよびブロック内の各画素の再量子化データを1つの符号として扱えばよい。
【0101】
なお、この場合、上述したベクトル量子化による符号化と比べて符号の種類が大幅に増加する。そのため、あるマクロブロック内の複数のブロックを符号化して得られる符号の種類は、全種類のうち一部のみとなる。したがって、全ての種類の符号部分に対応して位置番号および符号切り替え信号を配置して符号化データCDTを構成するとすれば、位置番号がなく符号切り替え信号のみが配置される部分が多く存在し、符号化データCDTは非常に冗長なものとなる。
【0102】
したがって、位置番号がなく符号切り替え信号のみが配置される部分が連続する部分には、符号のジャンプ信号およびジャンプ数を配置することが考えられる。図14は、その場合における符号化データCDTのデータ列の一例を示している。ここで、符号の種類はj+1である。
【0103】
なお、上述実施の形態においては、1つのマクロブロックに対応して1個のパケットを生成するものを示したが、1つのマクロブロックに対応して2個以上のパケットを生成するようにしてもよい。その場合には、1つのマクロブロックに係る、予め定められた順番で符号別に並べ替えられた複数のブロックの位置情報が、2分割以上されて各パケットのデータ部に配置されることとなる。
【0104】
また、上述実施の形態においては、情報データが画像データであるものを示したが、この発明は情報データが音声データであるものにも同様に適用できる。
【0105】
【発明の効果】
この発明に係る情報データの符号化装置および符号化方法によれば、マクロブロック毎に複数のブロックに分け、この複数のブロックのそれぞれを圧縮符号化して1つの符号を得、マクロブロック毎に複数のブロックの符号に基づいてこの複数のブロックの位置情報を予め定められた順番で符号別に並べ替え、この並べ替えられた複数のブロックの位置情報を符号化データとして出力する構成とするものであり、エラー訂正のために冗長な情報を付加することなく、エラーロバスト性(誤り訂正能力)を確保でき、従って誤り訂正のために冗長な情報を付加する誤り訂正か処理を省略でき、情報データの伝送を効率よく行うことができる。
【0106】
また、この発明に係る情報データの復号化装置および復号化方法によれば、予め定められた順番で符号別に並べ替えられたマクロブロック内の複数のブロックの位置情報からなる符号化データに基づいて、複数のブロックの位置情報のうち重複位置を検出し、この重複位置を除く非重複位置の復号化を行うと共に、重複位置の復号化を行い、さらに非重複位置および重複位置の復号位置情報に基づいて、非復号位置を検出し、この非復号位置のブロックの復号化を行うものであり、エラー訂正のために冗長な情報が付加されていなくても、エラーロバスト性を確保でき、従って送信系では誤り訂正のための冗長な情報を付加する誤り訂正符号化処理を省略でき、情報データの伝送を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像データ伝送装置の構成を示すブロック図である。
【図2】圧縮符号化回路の構成を示すブロック図である。
【図3】マクロブロックの形成例を示す図である。
【図4】マクロブロックと複数のブロックの関係を示す図である。
【図5】パケットの構成例を示す図である。
【図6】符号化データCDTのデータ列の一例を示す図である。
【図7】圧縮復号化回路の構成を示すブロック図である。
【図8】相関値の算出例を示す図である。
【図9】ランダムエラーによるデータの誤り例を示す図である。
【図10】符号化処理、復号化処理をソフトウェアで実現するための画像信号処理装置の構成を示すブロック図である。
【図11】符号化処理を示すフローチャートである。
【図12】復号化処理を示すフローチャートである。
【図13】ADRC符号化の基本原理を説明するための図である。
【図14】符号化データCDTのデータ列の一例を示す図である。
【図15】ラスタースキャン方式を示す図である。
【図16】従来の画像データ伝送装置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
100・・・画像データ伝送装置、110・・・送信系、111・・・入力端子、112・・・圧縮符号化回路、112a・・・制御部、112b・・・入力端子、112c・・・マクロブロック化回路、112d・・・符号化回路、112e・・・処理回路、112f・・・出力端子、113・・・デジタル変調回路、120・・・受信系、121・・・デジタル復調回路、122・・・圧縮復号化回路、122a・・・制御部、122b・・・入力端子、122c・・・重複位置検出回路、122e・・・非重複位置復号化回路、122f・・・フレームメモリ、122g・・・重複位置復号化回路、122h・・・非復号位置検出回路、122i・・・非復号位置復号化回路、122j・・・出力端子、123・・・出力端子、300・・・画像信号処理装置

Claims (9)

  1. 入力情報データを所定単位毎のマクロブロックに分けるマクロブロック化回路と、
    上記マクロブロック化回路で分けられたマクロブロック毎に、該マクロブロックを複数のブロックに分け、該複数のブロックのそれぞれを圧縮符号化して1つの符号を得る符号化回路と、
    上記マクロブロック毎に、上記符号化回路で得られた複数のブロックの符号に基づいて、該複数のブロックの位置情報を予め定められた順番で符号別に並べ替え、該並べ替えられた複数のブロックの位置情報を符号化データとして出力する処理回路と
    を備えることを特徴とする情報データ符号化装置。
  2. 上記符号化回路では、上記複数のブロックのそれぞれをベクトル量子化によって符号化する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報データ符号化装置。
  3. 上記処理回路は、上記符号別に並べ替えられた複数のブロックの位置情報をデータ部に配置したパケットを生成して出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報データ符号化装置。
  4. 上記入力情報データは画像データであり、
    上記マクロブロック化回路は、フレーム毎に、1フレームの画像データを所定数の矩形範囲に分けて上記マクロブロックを得る
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報データ符号化装置。
  5. 入力情報データを所定単位毎のマクロブロックに分ける工程と、
    上記分けられたマクロブロック毎に、該マクロブロックを複数のブロックに分け、該複数のブロックのそれぞれを圧縮符号化して1つの符号を得る工程と、
    上記マクロブロック毎に、上記得られた複数のブロックの符号に基づいて、該複数のブロックの位置情報を予め定められた順番で符号別に並べ替え、該並べ替えられた複数のブロックの位置情報を符号化データとして出力する工程と
    を備えることを特徴とする情報データ符号化方法。
  6. 予め定められた順番で符号別に並べ替えられたマクロブロック内の複数のブロックの位置情報からなる符号化データに基づいて、上記複数のブロックの位置情報のうち重複位置を検出する重複位置検出回路と、
    上記符号化データに基づいて、上記重複位置検出回路で検出された重複位置を除く非重複位置のブロックの復号化を行う非重複位置復号化回路と、
    上記重複位置検出回路で検出された重複位置のブロックの復号化を行う重複位置復号化回路と、
    上記非重複位置復号化回路および上記重複位置復号化回路からの復号位置情報に基づいて、非復号位置を検出する非復号位置検出回路と、
    上記非復号位置検出回路で検出された非復号位置のブロックの復号化を行う非復号位置復号化回路と
    を備えることを特徴とする情報データ復号化装置。
  7. 上記重複位置復号化回路は、
    上記重複位置に対応した全ての順番の符号の復号化データを復号化データ候補とし、該復号化データ候補と上記重複位置に隣接する位置の復号化データとの相関が最も高い復号化データ候補を該重複位置の復号化データとする
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報データ復号化装置。
  8. 上記非復号位置復号化回路は、
    上記重複位置に対応した全ての順番の符号の復号化データを復号化データ候補とし、該復号化データ候補と上記非復号位置に隣接する位置の復号化データとの相関が最も高い復号化データ候補を上記非復号位置の復号化データとする
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報データ復号化装置。
  9. 予め定められた順番で符号別に並べ替えられたマクロブロック内の複数のブロックの位置情報からなる符号化データに基づいて、上記複数のブロックの位置情報のうち重複位置を検出する工程と、
    上記符号化データに基づいて、上記検出された重複位置を除く、非重複位置のブロックの復号化を行う工程と、
    上記検出された重複位置のブロックの復号化を行う工程と、
    上記非重複位置および上記重複位置の復号位置情報に基づいて、非復号位置を検出する工程と、
    上記検出された非復号位置のブロックの復号化を行う工程と
    を備えることを特徴とする情報データ復号化方法。
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