JP2004007090A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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JP2004007090A
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Hideki Tanaka
田中 秀樹
Masahiko Kamijo
上條 昌彦
Yasunobu Yoda
養田 泰信
Hidehiko Fujiwara
藤原 秀彦
Yasuo Matsuyama
松山 康雄
Tomiyoshi Misumi
三角 富義
Yasushi Kiuchi
木内 靖
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Abstract

【課題】画像読取装置の下方にインクジェットヘッドを配置し、そのインクジェットヘッドの下方に給紙部を配設し、画像読み取り方向に対して平行な方向に、給紙部から記録媒体を送り出し、次いでその記録媒体の搬送方向を反転させ、該記録媒体にインクジェットヘッドによって画像を形成し、画像形成済みの記録媒体を排紙ローラによって排紙部に排出させるインクジェット記録装置において、その全体のサイズを小型化する。
【解決手段】インクジェットヘッド3として、記録媒体の搬送方向Cに対して直交する向きに移動するシャトルタイプのヘッドを用い、装置筐体1の幅中央部CLよりもインクジェットヘッド3寄りの位置に排紙ローラ19を配置して、画像読取装置2と給紙部4との間に排紙部20を配置する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿画像を読み取る画像読取装置と、該画像読取装置よりも下方に配置されたインクジェットヘッドと、該インクジェットヘッドよりもさらに下方に配置された給紙部とを具備し、該給紙部にセットされた記録媒体を、前記画像読取装置による画像読み取り方向に対してほぼ平行な第1の方向に送り出し、次いで該記録媒体の搬送方向を反転させて当該記録媒体を前記第1の方向とほぼ反対向きの第2の方向に搬送して、前記インクジェットヘッドにより当該記録媒体に画像を形成し、引き続き該記録媒体を排紙ローラによって排紙部に排出するインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記形式のインクジェット記録装置は、特許第2728913号公報に記載されているように従来より公知である。この形式のインクジェット記録装置は、給紙部から記録媒体を送り出す方向が、画像読み取り方向に対してほぼ平行になっているため、装置筐体を小型化できる利点を有している。ところが、従来提案されているこの種のインクジェット記録装置は、排紙部が装置筐体の側方に大きく張り出した排紙トレイによって構成されていたため、この排紙トレイと装置筐体を含めた装置全体のサイズが大型化する欠点を免れなかった。
【0003】
上述の欠点を除去する方法の1つとして、画像読取装置と給紙部との間に空間を形成し、この空間を排紙部として構成することが考えられる。このようにすれば、排紙トレイを設けずとも、画像読取装置と給紙部との間の排紙部に、画像の形成された記録媒体を排出させることができ、装置全体のサイズを小型化することができる。
【0004】
ところが、従来提案されているこの種のインクジェット記録装置においては、記録媒体にカラー画像を形成できるように、記録媒体の搬送方向に沿って4つのインクジェットヘッドが配列され、これらのインクジェットヘッドが、記録媒体搬送方向に大きなスペースを占めているため、画像読取装置と給紙部との間に大きな排紙空間を確保することができず、従って装置筐体の側部に外方に大きく突出した排紙トレイを設け、ここに記録済みの記録媒体を排出させざるを得なかった。これにより、排紙トレイを含めた装置全体のサイズが大型化する欠点を免れなかったのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した新規な認識に基づきなされたものであって、その目的とするところは、カラー画像を形成することができ、しかも装置全体のサイズを小型化できる冒頭に記載した形式のインクジェット記録装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式のインクジェット記録装置において、前記インクジェットヘッドとして、記録媒体への画像形成のために、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に移動可能に支持されたシャトルタイプのヘッドを用い、前記画像読み取り方向における装置筐体の幅中央部よりもインクジェットヘッド寄りの位置に前記排紙ローラを配置し、前記画像読取装置と前記給紙部との間の空間を前記排紙部としたことを特徴とするインクジェット記録装置を提案する(請求項1)。
【0007】
また、上記請求項1に記載のインクジェット記録装置において、前記インクジェットヘッドに対して、前記排紙部と反対側の装置筐体部分に、前記インクジェットヘッドによって画像を形成する画像形成部へ記録媒体を送り込むための挿入口を形成すると有利である(請求項2)。
【0008】
さらに、上記請求項2に記載のインクジェット記録装置において、前記挿入口を通して画像形成部に送り込まれる記録媒体を載置する給紙テーブルを設けると有利である(請求項3)。
【0009】
また、上記請求項3に記載のインクジェット記録装置において、前記給紙テーブルは、前記挿入口を開放する開位置と、該挿入口を閉鎖する閉位置との間を開閉可能に支持されていると有利である(請求項4)。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0011】
図1はインクジェット記録装置を斜め前方から見た斜視図であり、図2は図1に示したインクジェット記録装置の概略垂直断面図であって、図2における太線は、これが断面であることを表わしている。
【0012】
図1及び図2に符号1で示したものは、インクジェット記録装置の装置筐体である。図1において、インクジェット記録装置を操作する図示していないオペレータが通常の姿勢で装置筐体1に向き合ったとき、当該オペレータに対向する側が装置筐体1の前部Fであり、これとは反対の奥側が装置筐体1の後部Rである。また、この前後方向と直交する方向、すなわち装置筐体1に向き合ったオペレータの左右方向が装置筐体1の幅方向Wである。本例のインクジェット記録装置は、複写機のほかに、プリンタとファクシミリの機能を備えた複合機として構成されている。
【0013】
図2に示すように、装置筐体1の内部には、後述するように原稿画像を読み取る画像読取装置2と、インクジェットヘッド3と、給紙部4とがそれぞれ設けられている。インクジェットヘッド3は画像読取装置2よりも下方に配置され、給紙部4はインクジェットヘッド3よりもさらに下方に配置されている。また、装置筐体1の最上部には、コンタクトガラス5が固定され、画像読取装置2はコンタクトガラス5の下方に配置されている。コンタクトガラス5の上面に載置された原稿Dは、圧板6によって押えられる。また、図1に示すように、装置筐体1の前部Fの側に操作部25が設けられている。
【0014】
画像読取装置としては各種形式の装置を用いることができるが、図に一例として示した画像読取装置2は、光源7と、ロッドレンズアレイ8と、等倍型のカラーイメージセンサ9と、これらの要素を収容するケース10とを有し、その全体が一体的なユニットとして構成されている。かかる画像読取装置2は、装置筐体1に固定されたガイドロッド11に、装置筐体1の幅方向Wに移動可能に支持されている。画像読み取り時に、画像読取装置2は、図2に示したホームポジションから矢印A方向に移動し、このとき光源7からの光がコンタクトガラス5上の原稿Dを照明し、その原稿からの反射光がロッドレンズアレイ8を通してカラーイメージセンサ9に集光し、ここで原稿画像が読み取られる。
【0015】
一方、本例の給紙部4は、シート状の記録紙などから成る記録媒体Pを収容した給紙カセット12を有し、最上位の記録媒体に当接した給紙ローラ13が図2における反時計方向に回転駆動されることにより、その最上位の記録媒体が矢印B方向に送り出される。この方向Bは、画像読取装置2による画像読み取り方向Aとほぼ平行な方向であり、この方向を第1の方向とする。給紙部4にセットされた記録媒体Pは、画像読取装置2による画像読み取り方向Aに対してほぼ平行な第1の方向Bに送り出されるのである。次いで、この記録媒体Pは、ガイド14の湾曲したガイド面15に案内されながら、その搬送方向を反転され、記録媒体を介して給紙ローラ13に圧接した搬送ローラ18により、第1の方向Bとほぼ反対向きの第2の方向Cに搬送され、インクジェットヘッド3と板状のプラテン16との間に送り込まれる。
【0016】
ここに示したインクジェットヘッド3は、図3にも示すように、装置筐体1に対して固定されたガイドシャフト17に沿って移動可能に支持されたシャトルタイプのヘッドとして構成されている。画像形成時にプラテン16上の記録媒体Pは一次停止し、このときインクジェットヘッド3は、図示していない駆動装置によってガイドシャフト17に案内されながら、そのホームポジションから、記録媒体Pの移動方向Cに対して直交する方向Eに移動し、画像読取装置2で読み取られた画像情報に対応して、インクジェットヘッド3の図示していない吐出口からインク滴が吐き出され、そのインク滴が記録媒体に付着し、該記録媒体上にインクによるカラー画像が形成される。かかるインクジェットヘッド3の一度の動作によって所定のライン数の画像形成が行われ、その動作を終了すると、インクジェットヘッド3は再びガイドシャフト17に沿ってホームポジションに戻される。この復動時に、記録媒体は所定量搬送されて再び停止し、インクジェットヘッド3が再度ホームポジションから矢印E方向に移動して、所定ライン数の画像形成を行う。図3に符号21で示したものは、インクジェットヘッド3に交換可能にセットされたインクタンクである。
【0017】
上述のように、インクジェット記録装置は、インクジェットヘッド3の吐出口から吐き出されたインク滴を記録媒体に付着させて該記録媒体に画像を形成するように構成され、本例のインクジェット記録装置においては、インクジェットヘッド3として、記録媒体への画像形成のために、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に移動可能に支持されたシャトルタイプのヘッドが用いられている。記録媒体Pは、かかるインクジェットヘッド3により画像を形成され、引き続き、図2に矢印で示す方向に回転駆動される排紙ローラ19によって、矢印Gで示す如く排紙部20に排出される。図2には、排紙部20に排出された記録媒体に符号PAを付して示してある。
【0018】
排紙部20は、画像読取装置2と給紙部4との間の空間により形成されている。本例の排紙部空間は、当該空間とインクジェットヘッド3が設けられた空間とを仕切る仕切壁1Aと、画像読取装置2の下方に位置する装置筐体壁1Bと、給紙部4の上方に位置する装置筐体壁1Cと、奥側の装置筐体壁1Dとにより区画されている。給紙部上方の装置筐体壁1Cによって、排紙部20に排出された記録媒体を載置する記録媒体載置面が構成されている。排紙部20の前部と、インクジェットヘッド3が位置する側と反対側の側部(図2における左側部分)は開放されており、オペレータがこれらの開放部から手を入れて、装置筐体壁1C上、すなわち記録媒体載置面上に排出された記録媒体PAを容易に取り出すことができる。
【0019】
上述のように、画像読取装置2と給紙部4との間の空間が排紙部20として形成されているので、装置筐体1の側方に大きく張り出した排紙トレイを設ける必要はなく、これによって装置全体のサイズを小型化することができる。従来の提案に係るインクジェット記録装置においては、前述のように、記録媒体の搬送方向に沿って4つのインクジェットヘッドが配列され、これらが記録媒体搬送方向に大きなスペースを占めていたため、画像読取装置と給紙部の間に排紙部空間を確保できず、従って装置筐体の側部に、外方に向けて大きく張り出した排紙トレイを設け、ここに記録済みの記録媒体を排出せざるを得なかった。これに対し、本例のインクジェット記録装置においては、前述のように、インクジェットヘッド3としてカラー画像を形成可能なシャトルタイプのヘッドが用いられており、かかるインクジェットヘッド3の記録媒体搬送方向の幅S(図2)は、4つ並べられたインクジェットヘッドの全体の記録媒体搬送方向幅に比べて大幅に小さくすることができるので、画像読取装置2と給紙部4との間に大きな空間を確保でき、ここを排紙部20として構成することができるのである
【0020】
図2を参照してより具体的に示すと、画像読み取り方向Aにおける装置筐体1の幅中央部CL、すなわち装置筐体1の幅方向Wの中央部CLよりもインクジェットヘッド3寄りの位置に排紙ローラ19が配置されている。シャトルタイプのインクジェットヘッド3を用いることにより、この構成を採用することが可能となり、かかる給紙ローラ19よりも記録媒体搬送方向下流側に、画像読取装置2と給紙部4の間の大きな空間を確保でき、ここを排紙部4とすることが可能となるのである。
【0021】
また、本例のインクジェット記録装置においては、給紙部4から記録媒体Pを送り出す方向Bが、画像読取装置2による画像読み取り方向Aに対してほぼ平行となっており、これによって装置筐体1を小型化できる利点が得られる。
【0022】
図5は、画像読取装置による画像読み取り方向Aと、給紙部から記録媒体を送り出す方向Bとが互いに直交しているインクジェット記録装置の外観斜視図である。この図から判るように、画像読取装置が画像読み取り方向に大きなストロークで移動できるようにするため、画像読取装置が設けられた装置筐体部分X1の画像読み取り方向における幅W1はかなり大きなものとなる。一方、給紙部が設けられた装置筐体部分X2の記録媒体送り出し方向Bにおける幅W2も、各種サイズの記録媒体を収容できるように大きなものにする必要がある。このように、両方の幅W1,W2を共に大きくする必要があるため、画像読み取り方向Aと、記録媒体送り出し方向Bが互いに直交していると、その装置筐体1の全体のサイズが大きくなってしまうのである。
【0023】
これに対し、図1乃至図3に示した本例のインクジェット記録装置においては、画像読み取り方向Aと、給紙部4から記録媒体を送り出す方向Bが互いにほぼ平行となっているので、図1に示すように、画像読取装置2が設けられた装置筐体部分X1の画像読み取り方向Aにおける幅W1と、給紙部4が設けられた装置筐体部分X2の記録媒体送り出し方向Bの幅W2が多少大きくなったとしても、装置筐体1の前後方向の幅W3を小さくすることができ、結局、装置筐体1の全体のサイズを小型化することができる。このように、本例のインクジェット記録装置によれば、装置筐体自体を小型化でき、しかもその装置筐体1の側方に大きく突出した排紙トレイを設ける必要がないため、装置全体のサイズを効果的に小型化することができるのである。
【0024】
ところで、記録媒体としては、通常の記録紙などのほかに、厚紙、剥離紙、OHPシート、CD或いはDVDの如きコンピュータメディアなどの特殊な記録媒体が用いられることもある。かかる記録媒体を特殊記録媒体と称することにすると、かかる特殊記録媒体を給紙部4の給紙カセット12にセットして、これをインクジェットヘッド3による画像形成部に給送したとすると、その特殊記録媒体が第1の方向Bから第2の方向Cに方向転換するとき、当該特殊記録媒体に大きな外力が加えられ、その特殊記録媒体が搬送トラブルを起こし、場合によってはその特殊記録媒体が損傷するおそれもある。
【0025】
そこで、本例のインクジェット記録装置においては、図2及び図4に示すように、インクジェットヘッド3に対して、排紙部20と反対側の装置筐体部分に、インクジェットヘッド3によって画像を形成する画像形成部へ記録媒体を送り込むための挿入口22が形成されている。図2には、挿入口22から送り込まれる記録媒体を鎖線で示し、かつ符号PBを付してある。また、この図から判るように、挿入口22を通して画像形成部に送り込まれる記録媒体PBを載置する給紙テーブル23が装置筐体1に支持されている。この給紙テーブル23上に、図2に示す如く記録媒体PBをセットし、給紙ローラ13と搬送ローラ18を回転させることにより、この記録媒体PBを画像形成部に向けて送り出し、前述したところと全く同様にしてこの記録媒体PBに画像を形成し、記録済みの記録媒体PBを排紙部20に排出させることができる。その際、記録媒体PBは、給紙テーブル23から排紙部20までほぼ水平方向に搬送され、従ってこの記録媒体PBが特殊記録媒体であるときも、これが搬送トラブルを起こしたり、当該特殊記録媒体が損傷する不具合を防止できる。
【0026】
給紙テーブル23を装置筐体1に不動に固定してもよいが、給紙テーブル23が、図2に実線で示すように、挿入口22を開放する開位置と、図2に鎖線で示すように、挿入口22を閉鎖する閉位置との間を回動可能に、当該給紙テーブル23を装置筐体1に支持することもできる。例えば、給紙テーブル23の下部を、ピン24を介して装置筐体1に回動開閉自在に支持するのである。このように構成すれば、給紙テーブル23の非使用時にこれを鎖線で示した閉位置にもたらしておくことにより、挿入口22を通して外部の塵などが装置筐体内に侵入することを防止でき、しかも給紙テーブル23が邪魔となる不具合を阻止できる。
【0027】
従来、給紙テーブルを装置筐体の奥側に設けたインクジェット記録装置が公知であるが、この構成によると、記録媒体を給紙テーブルにセットするとき、オペレータは装置筐体の奥側を覗きこむようにして不自然な姿勢をとらなければならず、その操作性が低下する。これに対し、図示したインクジェット記録装置においては、装置筐体1の前部Fを向いたオペレータの右側の装置筐体側部に給紙テーブル23が位置しているので、オペレータは楽な姿勢で容易にその給紙テーブル23に記録媒体をセットすることができ、その操作性が高められる。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、簡単な構成によって、装置全体を小型化することのできるインクジェット記録装置を供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置の外観斜視図である。
【図2】図1に示したインクジェット記録装置の概略垂直断面図である。
【図3】インクジェットヘッドの概略斜視図である。
【図4】給紙テーブルの取付け状態を明らかにしたインクジェット記録装置の外観斜視図である。
【図5】画像読み取り方向と、給紙部から記録媒体を送り出す方向が直交している場合の不具合を説明するインクジェット記録装置の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 装置筐体
2 画像読取装置
3 インクジェットヘッド
4 給紙部
19 排紙ローラ
20 排紙部
22 挿入口
23 給紙テーブル
CL 中央部
P 記録媒体

Claims (4)

  1. 原稿画像を読み取る画像読取装置と、該画像読取装置よりも下方に配置されたインクジェットヘッドと、該インクジェットヘッドよりもさらに下方に配置された給紙部とを具備し、該給紙部にセットされた記録媒体を、前記画像読取装置による画像読み取り方向に対してほぼ平行な第1の方向に送り出し、次いで該記録媒体の搬送方向を反転させて当該記録媒体を前記第1の方向とほぼ反対向きの第2の方向に搬送して、前記インクジェットヘッドにより当該記録媒体に画像を形成し、引き続き該記録媒体を排紙ローラによって排紙部に排出するインクジェット記録装置において、
    前記インクジェットヘッドとして、記録媒体への画像形成のために、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に移動可能に支持されたシャトルタイプのヘッドを用い、前記画像読み取り方向における装置筐体の幅中央部よりもインクジェットヘッド寄りの位置に前記排紙ローラを配置し、前記画像読取装置と前記給紙部との間の空間を前記排紙部としたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記インクジェットヘッドに対して、前記排紙部と反対側の装置筐体部分に、前記インクジェットヘッドによって画像を形成する画像形成部へ記録媒体を送り込むための挿入口を形成した請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記挿入口を通して画像形成部に送り込まれる記録媒体を載置する給紙テーブルを設けた請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記給紙テーブルは、前記挿入口を開放する開位置と、該挿入口を閉鎖する閉位置との間を開閉可能に支持されている請求項3に記載のインクジェット記録装置。
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