JP2004005823A - Method for manufacturing optical head device and optical head device - Google Patents
Method for manufacturing optical head device and optical head device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004005823A JP2004005823A JP2002159400A JP2002159400A JP2004005823A JP 2004005823 A JP2004005823 A JP 2004005823A JP 2002159400 A JP2002159400 A JP 2002159400A JP 2002159400 A JP2002159400 A JP 2002159400A JP 2004005823 A JP2004005823 A JP 2004005823A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser light
- emitting element
- light emitting
- frame
- optical head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 103
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 13
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 10
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 claims description 11
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 abstract description 11
- 230000005855 radiation Effects 0.000 abstract description 7
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 abstract description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 abstract description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 7
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 4
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 4
- 201000009310 astigmatism Diseases 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Optical Head (AREA)
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フレーム上にレーザ発光素子が搭載された光ヘッド装置における光強度分布の調整技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CD(コンパクトディスク)やDVD(ディジタルバーサタイルディスク)などの光記録媒体の記録、再生に用いられる光ヘッド装置では、レーザダイオードなどのレーザ発光素子からの出射光を導光系を介して対物レンズに導き、対物レンズによって収束させた光を光記録媒体に収束させる。ここで、対物レンズや、対物レンズをトラッキング方向およびフォーカシング方向に駆動するレンズ駆動装置などは金属製あるいは樹脂製のフレームに搭載されているとともに、このフレームには、前記のレーザ発光素子、さらにはフォトダイオードなどの受光素子も搭載されている。ここで、レーザ発光素子は、従来、フレームに形成されている孔内に圧入することによりフレームに固定されている。
【0003】
しかしながら、レーザ発光素子をフレームの孔内に圧入する構造では、レーザ発光素子の光軸調整を行うことができない。
【0004】
そこで、近年は、レーザ発光素子をフレームから浮かせた状態でその間に接着剤を分厚く塗布してレーザ発光素子をフレーム固定する構造が採用されている。このような構造であれば、レーザ発光素子を任意の位置および姿勢で固定できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、再生専用の光ヘッド装置であれば、レーザ発光素子の発熱が小さいので、レーザ発光素子をフレームから浮かせた状態で搭載しても支障はない。これに対して、光記録媒体に対して記録を行うような場合、記録時にはレーザ発光素子での発熱が大きいため、その熱をフレームに効率よく逃がす必要がある。
【0006】
しかしながら、レーザ発光素子を浮いた状態でフレームに接着固定した場合には、レーザ発光素子とフレームとの間に接着剤が分厚く介在しているので、放熱効率が低く、レーザ発光素子での温度上昇が著しいという問題点がある。
【0007】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、レーザ発光素子からフレームへの放熱をスムーズに行わせることができ、かつ、受光素子に対して光スポットを適正に形成することのできる光ヘッド装置の製造方法、およびそれにより製造された光ヘッド装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、レーザ発光素子と、該レーザ発光素子から出射されたレーザ光を反射して対物レンズに導く反射ミラーと、前記対物レンズをフォーカシング方向およびトラッキング方向に駆動する対物レンズ駆動装置と、光記録媒体からの戻り光を受光する受光素子と、該受光素子、前記レーザ発光素子、前記反射ミラーおよび前記対物レンズが搭載されたフレームとを有する光ヘッド装置の製造方法において、前記受光素子を前記フレームに搭載する前に、前記フレームに対して面接触する取り付け部材を介して前記レーザ発光素子を前記フレームに搭載する際、あるいは搭載した後、当該レーザ発光素子からレーザ光を出射し、そのモニター結果に基づいて、前記反射ミラーの光軸上の位置あるいは傾きを調整することにより前記対物レンズに導かれるレーザ光束の光強度分布を調整することを特徴とする。
【0009】
本発明では、フレームに対して面接触する取り付け部材を介してレーザ発光素子をフレームに搭載するため、レーザ発光素子とフレームとの間に分厚い接着剤が介在していない。このため、光記録媒体への記録時にレーザ発光素子での発熱が大きくても、この熱は、取り付け部材を介してフレームに効率よく伝わるので、レーザ発光素子の温度上昇を抑えることができる。また、取り付け部材を介してレーザ発光素子をフレームに搭載した場合には、取り付け部材の構造上の制約を受けるため、レーザ発光素子の出射光軸の傾きや位置を調整するのが困難になるが、本発明では、そのような位置調整や傾き調整などを反射ミラーで行うため、レーザ発光素子については、放熱性を優先した搭載構造を採用しても支障がない。
【0010】
本発明において、前記フレームに対して前記取り付け部材を介して前記レーザ発光素子を搭載する際、前記フレームの面内方向における前記取り付け部材の位置を調整することが好ましい。放熱性を優先するという観点から取り付け部材を用いてレーザ光源素子をフレームに搭載する構造であっても、フレームに対して取り付け部材が面接触する構成であれば、フレームの面内方向における取り付け部材の位置については調整できる。
【0011】
本発明において、前記取り付け部材は、前記フレームに面接着されるプレートと、前記レーザ発光素子を保持した状態で前記プレートを介して前記フレームに搭載される素子ホルダとを備え、かつ、前記素子ホルダと前記プレートとは、前記フレームに対する前記レーザ発光素子の出射光軸の傾きを切り替え可能な摺動曲面を介して接しており、前記フレームに対して前記取り付け部材を介して前記レーザ発光素子を搭載する際、前記摺動曲面において前記プレートに対して前記素子ホルダを摺動させて前記レーザ発光素子の出射光軸の傾きを調整することにより前記対物レンズに導かれるレーザ光束の光強度分布を調整することが好ましい。このように構成すれば、放熱性を優先するという観点から取り付け部材を用いてレーザ光源素子をフレームに搭載する構造であっても、レーザ発光素子の出射光軸の傾きを調整することができる。
【0012】
本発明において、前記レーザ発光素子から出射されたレーザ光の戻り光を前記受光素子でモニターし、そのモニター結果に基づいて、前記受光素子の位置を調整することにより、当該受光素子上に形成される光スポットの光強度分布を調整することが好ましい。放熱性を優先するという観点から取り付け部材を用いてレーザ光源素子をフレームに搭載する構造を採用した場合、レーザ発光素子の光軸方向の位置調整が不可能となり、かつ、光軸に直交する方向での出射光軸を調整するのが困難になるが、このような調整については、受光素子の方で行えばよい。
【0013】
本発明において、前記レーザ発光素子の出射方向側には、レーザ光を回折して0次回折光からなるメインビーム、および±1次回折光からなるサブビームに分割するグレーティング素子を配置する場合がある。この場合、前記受光素子を前記フレームに固定する前、あるいは固定した後、前記レーザ発光素子から出射されたレーザ光の戻り光を前記受光素子でモニターし、そのモニター結果において、当該受光素子の受光面に対して前記サブビームの位置が傾いているときには前記グレーティング素子の向きを調整すればよい。また、受光素子でのモニター結果において、当該受光素子の受光面に対して前記メインビームと前記サブビームの間隔がずれているときには前記グレーティング素子の光軸上の位置を調整すればよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明を適用した光ヘッド装置を説明する。
【0015】
(光ヘッド装置の全体構成)
図1は、CD、CD−R、およびDVDの記録再生を行う光ヘッド装置の斜視図である。図2は、図1に示す光ヘッド装置の平面図である。図3は、図1に示す光ヘッド装置の縦断面図である。図4は、図1に示す光ヘッド装置における光学系の平面的なレイアウトを示す説明図である。
【0016】
図1および図2に示すように、本形態の光ヘッド装置1は、樹脂製あるいは金属製のフレーム3を有しており、このフレーム3は、機器に対して相互に平行となるように取り付けた2本のガイドシャフト(図示せず)が連結部301、302、303に通されていることにより、ガイドシャフトに沿って移動可能である。
【0017】
このフレーム3の側面部32、33には、DVD用の第1のレーザ発光素子4、およびCD用の第2のレーザ発光素子5がそれぞれ搭載されている。DVD用レーザ発光素子4はDVDの記録再生用であり、波長650nmあるいは635nmのレーザ光を出射する。一方、CD用レーザ発光素子5は、CDおよびCD−Rの記録、再生用であり、波長780〜800nmのレーザ光を出射する。
【0018】
フレーム3にはフレキシブル基板8が搭載され、このフレキシブル基板8の本体部81には駆動用のIC10が実装され、この駆動用のIC10の上方位置には、フレーム3にネジ22で止められた金属製の放熱板21が被さっている。このため、IC10で発生した熱は、放熱板21を介して逃げる。しかも、IC10および放熱板21は、フレーム3の上面31に配置され、この領域の上方位置で光記録媒体が回転する。従って、放熱板21は、光記録媒体の回転によって発生した空気の流れによって効率よく熱を逃がすので、光ヘッド装置1の信頼性が高い。
【0019】
フレーム3には、後述するように、受光素子、センサレンズ、コリメートレンズ、および立ち上げミラー(反射ミラー)などの光学素子が実装されており、立ち上げミラーの上方には、光記録媒体(図示せず)に向けてレーザ光を出射する対物レンズ9が配置されている。また、フレーム3には、対物レンズ9をフォーカシング方向およびトラッキング方向に駆動する対物レンズ駆動装置50も搭載されている。対物レンズ駆動装置50として、本形態では、軸摺動回動型の駆動装置が用いられている。
【0020】
図3および図4において、光ヘッド装置1の光学系は、DVD用の第1のレーザ光L1(長波長レーザ光)を出射する第1のレーザ発光素子4、およびCD用の第2のレーザ光L2を出射する第2のレーザ発光素子5のほか、第1のレーザ発光素子4の出射光軸に沿って、第1のグレーティング素子11、第1のプリズム12、第2のプリズム13、コリメートレンズ14、立ち上げミラー15(反射ミラー)がこの順に配置され、立ち上げミラー15の上方に対物レンズ9が配置されている。
【0021】
第1のグレーティング素子11は、所定の回折特性が付与されており、第1のレーザ発光素子4から出射された第1のレーザ光L1を3ビームに分割することにより、周知の3ビーム法またはDPP法によってトラッキングエラー検出を可能としている。
【0022】
従って、第1のレーザ発光素子4から出射された第1のレーザ光L1は、第1のグレーティング素子11で3ビームに分割された後、第1のプリズム12の部分反射面、および第2のプリズム13の部分反射面を透過した後、コリメートレンズ14で平行光束に変換され、次に、立ち上げミラー15によって対物レンズ9に導かれた後、対物レンズ9によって光記録媒体Dに収束される。
【0023】
ここで、第2のプリズム13は、部分反射面が第1のレーザ発光素子5から出射されたレーザ光L2の光軸に対して45度傾斜した状態となるように配置された光路合成用プリズムであり、第2のプリズム12の側方位置には、リレーレンズ16、第2のグレーティング素子17、第2のレーザ発光素子5がこの順に配置されている。
【0024】
第2のグレーティング素子17も、所定の回折特性が付与されており、CD用レーザ発光素子5から出射された第2のレーザ光L2を3ビームに分割することにより、周知の3ビーム法またはDPP法によってトラッキングエラー検出を可能としている。
【0025】
従って、第2のレーザ発光素子5から出射された第2のレーザ光L2は、第2のグレーティング素子17で3ビームに分割された後、リレーレンズ16を透過し、次に、第2のプリズム13の部分反射面で反射してコリメートレンズ14に導かれ、コリメートレンズ14で平行光束に変換された後、立ち上げミラー15によって対物レンズ9に導かれ、第1のレーザ光L1と同様、対物レンズ9によって光記録媒体に収束される。
【0026】
本形態において、第1のプリズム12は、部分反射面が光記録媒体Dからの戻り光Lrの光軸に対して45度傾斜した状態となるように配置された光路分離用プリズムであり、第1のプリズム12の側方位置には、センサーレンズ18および受光素子2が配置されている。従って、光記録媒体Dからの戻り光Lrは、対物レンズ9、立ち上げミラー15、コリメートレンズ14、第2のプリズム13によって第1のプリズム12まで導かれ、この第1のプリズムの部分反射面によって反射されて、センサーレンズ18を介して受光素子2に到る。
【0027】
センサーレンズ18は、双方のレーザ光L1、L2の戻り光に対して非点収差を発生させるためのレンズであり、受光素子9によって検出されるレーザ光L1、L2の戻り光Lrは、センサレンズ18を通ることにより非点収差が付与される。このため、周知の通り、受光素子2に4分割受光面を形成しておくことにより、これらの分割受光面の光電流量からフォーカシング補正を行うことができる。
【0028】
なお、図示を省略するが、例えば、第2のプリズム13に対して第2のレーザ発光素子5とは反対側には共通のモニター用受光素子が配置されている。
【0029】
[フレームへの搭載構造]
図5は、図1に示す光ヘッド装置に用いたフレームを斜め下方からみた説明図である。図6(A)、(B)はそれぞれ、図1に示す光ヘッド装置において、フレームに取り付け部材を介して第1のレーザ発光素子を搭載した様子を示す側面図、および横断面図である。図7(A)、(B)はそれぞれ、図1に示す光ヘッド装置において、フレームに取り付け部材を介して第2のレーザ発光素子を搭載した様子を示す側面図、および横断面図である。
【0030】
フレーム3は、図5に斜め下方からみた様子を示すように、第1のレーザ発光素子L1を搭載する側面部32、第2のレーザ発光素子5を搭載する側面部33のほか、第1のプリズム12の搭載部34、第2のプリズム13の搭載部35、コリメートレンズ13の搭載部36、および立ち上げミラー15の搭載部37が形成されている。
【0031】
本形態の光ヘッド装置1では、図5および図6(A)、(B)に示すように、第1のレーザ発光素子4をフレーム3の側面部32に搭載するための取り付け部材60として、金属製の放熱性の高いプレート61と、同じく金属製の放熱性の高い素子ホルダー62とからなるものが用いられている。プレート61は、フレーム3の側面部32に面接着される板状部材であり、素子ホルダ62は、その内側に第1のレーザ発光素子4を保持している。素子ホルダ62は、前面部の両側が曲面621として形成されている一方、プレート61の側には、素子ホルダ62の曲面621を受ける凹部611が形成されており、素子ホルダ62は、曲面621および凹部611の内面を摺動面601として回転可能である。
【0032】
また、プレート61は、フレーム3の側面部32に沿って面内方向(矢印X1およびY1で示す方向)の位置を調整可能なサイズに形成されている。従って、第1のレーザ発光素子4は、フレーム3の側面部32の面内方向に沿って矢印X1、Y1で示す方向に位置調整可能であるとともに、素子ホルダ62を摺動面601で摺動させることにより、矢印R1で示すように、水平方向での回転が可能である。
【0033】
再び図5において、第2のレーザ発光素子5の搭載部分の内側は、第2のグレーティング素子17を円筒形のホルダ170に装着した状態で搭載可能な断面半円形の大きな溝38になっており、かつ、溝38の両側には、リレーレンズ16を保持したレンズホルダ160の両端部分に対する支持部39が平坦面として形成されている。このため、第2のグレーティング素子17は、矢印Z2で示すように光軸方向に位置調整可能であるとともに、矢印R6で示すように、光軸周りに回転可能である。また、センサーレンズ17は、矢印Z4で示すように、光軸方向に位置調整可能である。
【0034】
なお、第1のグレーティング素子11も、例えば、第2のグレーティング素子17と同様、円筒形のホルダ110に保持されており、矢印Z1で示すように光軸方向に位置調整可能であるとともに、矢印R7で示すように、光軸周りに回転可能である。
【0035】
ここで、図5および図7(A)、(B)に示すように、第2のレーザ発光素子5については、第1のレーザ発光素子4と同様、第2のレーザ発光素子5をフレーム3の側面部33に搭載するための取り付け部材70として、プレート71と素子ホルダー72からなるものが用いられている。プレート71は、フレーム3の側面部33に面接着される板状部材であり、素子ホルダ72は、その内側に第2のレーザ発光素子5を保持している。素子ホルダ72は、前面部の両側が曲面721として形成されている一方、プレート71の側には、素子ホルダ72の曲面721を受ける凹部711が形成されており、素子ホルダ72は、曲面721および凹部711の内面を摺動面701として回転可能である。
【0036】
また、プレート71は、フレーム3の側面部33に沿って面内方向(矢印X2およびY2で示す方向)の位置を調整可能なサイズである。従って、第2のレーザ発光素子5は、フレーム3の側面部33の面内方向に沿って矢印X2、Y2で示す方向に移動可能であるとともに、素子ホルダ72を摺動面701で摺動させることにより、矢印R2で示すように、水平方向での回転が可能である。
【0037】
このように本形態では、2つのレーザ光源4、5を同一構造の取り付け部材60、70によってフレーム3に固定しているため、環境温度の影響が同等であるため、温度変化に対する対策が容易である。
【0038】
なお、図4に矢印Z3で示すように、センサレンズ18も、光軸方向に位置調整可能である。
【0039】
[光ヘッド装置の製造方法]
図8(A)〜(D)は、図1に示す光ヘッド装置において対物レンズに導かれたレーザ光束の強度分布についての説明図である。図9は、図1に示す光ヘッド装置において受光素子にメインビームおよびサブビームがスポットを形成した様子を示す説明図である。
【0040】
本形態の光ヘッド装置1を製造するにあたって、第1のレーザ発光素子4については、まず、第1のレーザ発光素子4を発光させ、それを対物レンズ9を介してモニターしながら、プレート61を素子ホルダ62とともにフレーム3の側面部32に沿って2軸方向(X1方向およびY1方向)に位置調整する。
【0041】
すなわち、本形態の取り付け部材60は、放熱性を考慮してフレーム3に対して取り付け部材60が面接触する構成であるため、フレーム3の面内方向においては位置を調整できる。
【0042】
この際、対物レンズ9では、図8(A)に示すように、対物レンズ9の中心90と光束の中心L0とが一致すれば、図8(B)、(C)に示すように、光記録媒体Dのトラックに対して好適な光強度分布のスポットを形成でき、かつ、受光素子2に対しても好適な光強度分布のスポットを形成できる。
【0043】
従って、モニター結果に基づいて、図8(D)に示すように、対物レンズ9の中心90(設計上の光束の中心)から光束の中心L0が光軸が距離β分、ずれている場合には、まず、立ち上げミラー15を光軸上の位置あるいは傾きを調整して、対物レンズ9の中心90に光束の中心L0を合わせる。
【0044】
このように本形態では、取り付け部材60を介して第1のレーザ発光素子4をフレーム3に搭載するので、取り付け部材60の構成の制約を受けて、第1のレーザ発光素子4の出射光軸の傾きや位置を調整するのが困難であるが、そのような位置調整や傾き調整などを立ち上げミラー15で行うため、第1のレーザ発光素子4については、取り付け部材60を用いた搭載構造を採用して放熱性を優先しても支障がない。
【0045】
また、図8(D)に示すように、第1のレーザ発光素子4の出射光軸が水平方向で角度α分、傾いていて対物レンズ9の中心90から光束の中心L0がずれている場合には、プレート61に対して素子ホルダ62を矢印R1で示すように摺動、回転させて第1のレーザ発光素子4の出射光軸の傾きを調整することにより、対物レンズ9の中心90に光束の中心L0を合わせる。
【0046】
このように、本形態で用いた取り付け部材60では、素子ホルダ61とプレート62が摺動曲面601を介して接しているため、放熱性を優先して取り付け部材60を用いた搭載構造であっても、第1のレーザ発光素子4の出射光軸の傾きを調整することができる。
【0047】
このような調整の後、プレート61をフレーム3の側面部32に接着固定するとともに、素子ホルダ62をプレート61に接着固定する。
【0048】
このようにして第1のレーザ発光素子4をフレーム3に固定した後、第1のレーザ発光素子4を発光させ、その戻り光を受光素子2でモニターし、そのモニター結果に基づいて、受光素子2をフレーム3に対して最適な位置に接着固定する。
【0049】
ここで、受光素子2では、図9に示すように、0次回折光からなるメインビームL11のスポットが形成される4分割受光面201と、±1次回折光からなるサブビームL12のスポットが形成される2つの2分割受光面202とが形成されている。従って、受光素子2でのモニター結果において、受光面201、202に対してサブビームL12の位置が角度γ分、傾いているときにはグレーティング素子11の向きを調整する。
【0050】
また、受光面201、602に対してメインビームL11とサブビームL12の間隔G1、G、がずれているときにはグレーティング素子11の光軸上の位置を調整する。このような調整は、受光素子2をフレーム3に対して接着固定する前、接着固定した後のいずれのタイミングで行ってもよい。
【0051】
次に、第2のレーザ発光素子5についても、第1のレーザ発光素子4と同様、第2のレーザ発光素子5を発光させ、それを対物レンズ9を介してモニータする。この際、立ち上げミラー15の位置についてはすでに調整済みであるが、第2のレーザ発光素子5の出射光軸が水平方向で角度α分、傾いていて、対物レンズ9の中心90から光束の中心L0がずれている場合がある。この場合には、プレート71に対して素子ホルダ72を矢印R2で示すように摺動、回転させて第2のレーザ発光素子5の出射光軸の傾きを調整することにより、対物レンズ9の中心90に光束の中心L0を合わせる。
【0052】
また、第2のレーザ発光素子5から出射された第2のレーザ光L2の戻り光を受光素子2でモニターし、そのモニター結果において、第2のレーザ発光素子5の光軸がそれに直交する方向にずれている場合には、プレート71を素子ホルダ72とともにフレーム3の側面部33に沿って2軸方向(X2方向およびY2方向)に位置調整する。
【0053】
すなわち、取り付け部材70も、放熱性を考慮してフレーム3に対して取り付け部材70が面接触する構成であるが、フレーム3の面内方向においては取り付け部材70の位置を調整できる。
【0054】
このような調整の後、プレート71をフレーム3の側面部33に接着固定するとともに、素子ホルダ72をプレート71に接着固定する。
【0055】
このようにして第2のレーザ発光素子5をフレーム3に固定した後、あるいは固定する前、第2のレーザ発光素子5から出射された第2のレーザ光L2の戻り光を受光素子2でモニターする。そのモニター結果において、第2のレーザ発光素子5の光軸上の位置がずれて焦点が合っていない場合、第2のレーザ発光素子5については取り付け部材70でフレーム3の側面部33に固定するため第2のレーザ発光素子5の光軸上の位置を調整することができないが、本形態では、リレーレンズ16を矢印Z2で示すように光軸上で移動させ、あるいはセンサレンズ18を矢印Z3で示すように光軸上で移動させ、第2のレーザ発光素子5と受光素子2との焦点合わせを行う。
【0056】
この際も、受光素子2で、図9に示すように、受光面201、202に対してサブビームL12の位置が最適位置から角度γ分、傾いているときにはグレーティング素子11の向きを調整する。これに対して、受光面201、202に対してメインビームL11とサブビームL12の間隔G1、G、がずれているときにはグレーティング素子11の光軸上の位置を調整する。このような調整は、第2のレーザ発光素子5をフレーム3に対して固定する前、固定した後のいずれのタイミングで行ってもよい。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、フレームに対して面接触する取り付け部材を介してレーザ発光素子をフレームに搭載するため、レーザ発光素子とフレームとの間に分厚い接着剤が介在していない。このため、光記録媒体への記録時にレーザ発光素子での発熱が大きくても、この熱は、取り付け部材を介してフレームに効率よく伝わるので、レーザ発光素子の温度上昇を抑えることができる。また、取り付け部材を介してレーザ発光素子をフレームに搭載した場合には、取り付け部材の構成の制約を受けるため、レーザ発光素子の出射光軸の傾きや位置を調整するのが困難になるが、本発明では、そのような位置調整や傾き調整などを反射ミラーで行うため、レーザ発光素子については、放熱性を優先して取り付け部材を用いた搭載構造を採用しても支障がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】CD、CD−R、およびDVDの記録再生を行う光ヘッド装置の斜視図である。
【図2】図1に示す光ヘッド装置の平面図である。
【図3】図1に示す光ヘッド装置の縦断面図である。
【図4】図1に示す光ヘッド装置における光学系の平面的なレイアウトを示す説明図である。
【図5】図1に示す光ヘッド装置に用いたフレームを斜め下方からみた説明図である。
【図6】(A)、(B)はそれぞれ、図1に示す光ヘッド装置において、フレームに取り付け部材を介して第1のレーザ発光素子を搭載した様子を示す側面図、および横断面図である。
【図7】(A)、(B)はそれぞれ、図1に示す光ヘッド装置において、フレームに取り付け部材を介して第2のレーザ発光素子を搭載した様子を示す側面図、および横断面図である。
【図8】(A)〜(D)は、図1に示す光ヘッド装置において対物レンズに導かれたレーザ光束の強度分布についての説明図である。
【図9】図1に示す光ヘッド装置において受光素子にメインビームおよびサブビームがスポットを形成した様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1 光ヘッド装置
2 受光素子
3 フレーム
4 DVD用の第1のレーザ発光素子
5 CD用の第2のレーザ発光素子
8 フレキシブル基板
9 対物レンズ
10 駆動用のIC
11 第1のグレーティング素子
12 第1のプリズム
13 第2のプリズム
14 コリメートレンズ
15 立ち上げミラー(反射ミラー)
16 リレーレンズ
17 第2のグレーティング素子
32、33 フレームの側面部
50 対物レンズ駆動装置
60、70 レーザ発光素子の取り付け部材
61、71 プレート
62、72 素子ホルダー
201、202 分割受光面
601、701 摺動面
621、721 素子ホルダの曲面
611、711 プレートの凹部
D 光記録媒体
L1 DVD用の第1のレーザ光
L2 CD用の第2のレーザ光
Lr 戻り光
18 センサレンズ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a technique for adjusting a light intensity distribution in an optical head device having a laser light emitting element mounted on a frame.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In an optical head device used for recording and reproducing an optical recording medium such as a CD (compact disk) and a DVD (digital versatile disk), light emitted from a laser light emitting element such as a laser diode is transmitted to an objective lens via a light guide system. Then, the light converged by the objective lens is converged on the optical recording medium. Here, the objective lens, a lens driving device for driving the objective lens in the tracking direction and the focusing direction, and the like are mounted on a metal or resin frame, and the frame includes the laser light emitting element, A light receiving element such as a photodiode is also mounted. Here, conventionally, the laser light emitting element is fixed to the frame by press-fitting into a hole formed in the frame.
[0003]
However, in a structure in which the laser light emitting device is pressed into the hole of the frame, the optical axis of the laser light emitting device cannot be adjusted.
[0004]
Therefore, in recent years, a structure in which the laser light emitting element is floated from the frame and a thick adhesive is applied between the laser light emitting element and the laser light emitting element is fixed to the frame has been adopted. With such a structure, the laser light emitting element can be fixed at any position and posture.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Here, in the case of an optical head device dedicated for reproduction, since heat generation of the laser light emitting element is small, there is no problem even if the laser light emitting element is mounted in a state of being floated from the frame. On the other hand, when recording is performed on an optical recording medium, the heat generated by the laser light emitting element during recording is large, and it is necessary to efficiently release the heat to the frame.
[0006]
However, when the laser light emitting element is adhered and fixed to the frame in a floating state, since the adhesive is thickly interposed between the laser light emitting element and the frame, the heat radiation efficiency is low, and the temperature of the laser light emitting element rises. Is significant.
[0007]
In view of the above problems, an object of the present invention is to provide an optical head capable of smoothly radiating heat from a laser light emitting element to a frame and capable of appropriately forming a light spot on a light receiving element. An object of the present invention is to provide a method of manufacturing a device and an optical head device manufactured by the method.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, in the present invention, a laser light emitting element, a reflecting mirror that reflects laser light emitted from the laser light emitting element and guides the laser light to an objective lens, and drives the objective lens in a focusing direction and a tracking direction Method for manufacturing an optical head device including an objective lens driving device, a light receiving element for receiving return light from an optical recording medium, and a frame on which the light receiving element, the laser light emitting element, the reflection mirror, and the objective lens are mounted In, before mounting the light receiving element on the frame, when mounting the laser light emitting element on the frame via a mounting member that comes into surface contact with the frame, or after mounting, the laser from the laser light emitting element Emit light, and adjust the position or inclination of the reflection mirror on the optical axis based on the monitoring result. And adjusting the light intensity distribution of the laser light beam guided to the objective lens by.
[0009]
In the present invention, since the laser light emitting element is mounted on the frame via the mounting member that comes into surface contact with the frame, no thick adhesive is interposed between the laser light emitting element and the frame. For this reason, even if the heat generated by the laser light emitting element during recording on the optical recording medium is large, this heat is efficiently transmitted to the frame via the mounting member, so that the temperature rise of the laser light emitting element can be suppressed. Further, when the laser light emitting element is mounted on the frame via the mounting member, it is difficult to adjust the inclination and the position of the emission optical axis of the laser light emitting element because of the structural restrictions of the mounting member. According to the present invention, since such position adjustment, tilt adjustment, and the like are performed by the reflection mirror, there is no problem even if a mounting structure giving priority to heat radiation is adopted for the laser light emitting element.
[0010]
In the present invention, when the laser light emitting element is mounted on the frame via the mounting member, it is preferable to adjust a position of the mounting member in an in-plane direction of the frame. Even in a structure in which a laser light source element is mounted on a frame using a mounting member from the viewpoint of giving priority to heat dissipation, if the mounting member is in surface contact with the frame, the mounting member in the in-plane direction of the frame is used. The position of can be adjusted.
[0011]
In the present invention, the mounting member includes a plate surface-bonded to the frame, and an element holder mounted on the frame via the plate while holding the laser light emitting element, and the element holder And the plate are in contact with each other via a sliding curved surface capable of switching a tilt of an emission optical axis of the laser light emitting element with respect to the frame, and the laser light emitting element is mounted on the frame via the mounting member. When adjusting the light intensity distribution of the laser beam guided to the objective lens by adjusting the inclination of the emission optical axis of the laser light emitting element by sliding the element holder with respect to the plate on the sliding curved surface Is preferred. With this configuration, the inclination of the emission optical axis of the laser light emitting element can be adjusted even in a structure in which the laser light source element is mounted on the frame using the mounting member from the viewpoint of giving priority to heat radiation.
[0012]
In the present invention, the return light of the laser light emitted from the laser light-emitting element is monitored by the light-receiving element, and the position of the light-receiving element is adjusted based on the monitoring result, whereby the laser light is formed on the light-receiving element. It is preferable to adjust the light intensity distribution of the light spot. When a structure in which a laser light source element is mounted on a frame using a mounting member from the viewpoint of giving priority to heat radiation is adopted, it is impossible to adjust the position of the laser light emitting element in the optical axis direction, and in a direction perpendicular to the optical axis. It is difficult to adjust the output optical axis in the above, but such adjustment may be performed by the light receiving element.
[0013]
In the present invention, a grating element for diffracting a laser beam and dividing it into a main beam composed of zero-order diffracted light and a sub-beam composed of ± first-order diffracted light may be arranged on the emission direction side of the laser light emitting element. In this case, before or after fixing the light receiving element to the frame, the return light of the laser light emitted from the laser light emitting element is monitored by the light receiving element. When the position of the sub beam is inclined with respect to the plane, the direction of the grating element may be adjusted. In addition, according to the monitoring result of the light receiving element, when the distance between the main beam and the sub beam is shifted with respect to the light receiving surface of the light receiving element, the position of the grating element on the optical axis may be adjusted.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an optical head device to which the present invention is applied will be described with reference to the drawings.
[0015]
(Overall configuration of optical head device)
FIG. 1 is a perspective view of an optical head device for recording and reproducing a CD, a CD-R, and a DVD. FIG. 2 is a plan view of the optical head device shown in FIG. FIG. 3 is a longitudinal sectional view of the optical head device shown in FIG. FIG. 4 is an explanatory diagram showing a planar layout of an optical system in the optical head device shown in FIG.
[0016]
As shown in FIGS. 1 and 2, the optical head device 1 of the present embodiment has a resin or
[0017]
A first laser
[0018]
A
[0019]
As will be described later, optical elements such as a light receiving element, a sensor lens, a collimating lens, and a rising mirror (reflection mirror) are mounted on the
[0020]
3 and 4, the optical system of the optical head device 1 includes a first laser
[0021]
The first
[0022]
Therefore, the first laser light L1 emitted from the first laser
[0023]
Here, the
[0024]
The second grating element 17 is also provided with a predetermined diffraction characteristic, and divides the second laser beam L2 emitted from the CD laser
[0025]
Therefore, the second laser light L2 emitted from the second laser
[0026]
In the present embodiment, the
[0027]
The sensor lens 18 is a lens for generating astigmatism with respect to the return light of both laser lights L1 and L2, and the return light Lr of the laser light L1 and L2 detected by the light receiving element 9 is a sensor lens. Passing through 18 gives astigmatism. Therefore, as is well known, by forming four light receiving surfaces on the
[0028]
Although not shown, for example, a common monitoring light receiving element is disposed on the side opposite to the second laser
[0029]
[Mounting structure to frame]
FIG. 5 is an explanatory diagram of a frame used in the optical head device shown in FIG. 1 as viewed obliquely from below. FIGS. 6A and 6B are a side view and a cross-sectional view, respectively, showing a state where the first laser light emitting element is mounted on the frame via a mounting member in the optical head device shown in FIG. FIGS. 7A and 7B are a side view and a cross-sectional view, respectively, showing a state in which a second laser light emitting element is mounted on a frame via a mounting member in the optical head device shown in FIG.
[0030]
As shown in FIG. 5, the
[0031]
In the optical head device 1 of the present embodiment, as shown in FIGS. 5 and 6A and 6B, as the mounting
[0032]
The
[0033]
In FIG. 5 again, the inside of the mounting portion of the second laser
[0034]
The first
[0035]
Here, as shown in FIGS. 5 and 7A and 7B, the second laser
[0036]
Further, the
[0037]
As described above, in this embodiment, since the two
[0038]
As shown by an arrow Z3 in FIG. 4, the position of the sensor lens 18 can also be adjusted in the optical axis direction.
[0039]
[Method of Manufacturing Optical Head Device]
FIGS. 8A to 8D are diagrams illustrating the intensity distribution of the laser beam guided to the objective lens in the optical head device shown in FIG. FIG. 9 is an explanatory diagram showing a state where the main beam and the sub beam form spots on the light receiving element in the optical head device shown in FIG.
[0040]
In manufacturing the optical head device 1 of the present embodiment, the first laser
[0041]
That is, the mounting
[0042]
At this time, in the objective lens 9, if the
[0043]
Accordingly, based on the monitoring result, as shown in FIG. 8D, when the center L0 of the light beam is shifted from the center 90 (center of the designed light beam) of the objective lens 9 by the distance β, the optical axis is shifted. First, the position or inclination of the rising
[0044]
As described above, in the present embodiment, since the first laser
[0045]
Further, as shown in FIG. 8D, the case where the emission optical axis of the first laser
[0046]
As described above, in the mounting
[0047]
After such adjustment, the
[0048]
After the first laser
[0049]
Here, in the
[0050]
When the distances G1 and G between the main beam L11 and the sub-beam L12 deviate from the light receiving surfaces 201 and 602, the position of the
[0051]
Next, as with the first laser
[0052]
The return light of the second laser light L2 emitted from the second laser
[0053]
That is, the
[0054]
After such adjustment, the
[0055]
After or before fixing the second laser
[0056]
Also at this time, as shown in FIG. 9, the direction of the
[0057]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention, since the laser light emitting element is mounted on the frame via the mounting member that comes into surface contact with the frame, no thick adhesive is interposed between the laser light emitting element and the frame. For this reason, even if the heat generated by the laser light emitting element during recording on the optical recording medium is large, this heat is efficiently transmitted to the frame via the mounting member, so that the temperature rise of the laser light emitting element can be suppressed. In addition, when the laser light emitting element is mounted on the frame via the mounting member, it is difficult to adjust the inclination and the position of the emission optical axis of the laser light emitting element because the configuration of the mounting member is restricted. In the present invention, since such position adjustment, tilt adjustment, and the like are performed by the reflection mirror, there is no problem in using a mounting structure using a mounting member for the laser light emitting element with priority given to heat radiation.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an optical head device that performs recording and reproduction of a CD, a CD-R, and a DVD.
FIG. 2 is a plan view of the optical head device shown in FIG.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of the optical head device shown in FIG.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing a planar layout of an optical system in the optical head device shown in FIG. 1;
5 is an explanatory diagram of a frame used for the optical head device shown in FIG. 1 as viewed obliquely from below.
FIGS. 6A and 6B are a side view and a cross-sectional view, respectively, showing a state in which a first laser light emitting element is mounted on a frame via a mounting member in the optical head device shown in FIG. is there.
7A and 7B are a side view and a cross-sectional view, respectively, showing a state in which a second laser light emitting element is mounted on a frame via a mounting member in the optical head device shown in FIG. is there.
FIGS. 8A to 8D are diagrams illustrating the intensity distribution of a laser beam guided to an objective lens in the optical head device shown in FIG. 1;
FIG. 9 is an explanatory diagram showing a state where a main beam and a sub beam form a spot on a light receiving element in the optical head device shown in FIG. 1;
[Explanation of symbols]
1 Optical head device
2 Light receiving element
3 frames
4. First laser light emitting device for DVD
5. Second laser light emitting device for CD
8 Flexible board
9 Objective lens
10 Driving IC
11 First grating element
12 First prism
13 Second prism
14 Collimating lens
15 Start-up mirror (reflection mirror)
16 relay lens
17 Second grating element
32, 33 Side of frame
50 Objective lens drive
60, 70 Mounting member for laser light emitting element
61, 71 plates
62, 72 element holder
201, 202 split light receiving surface
601, 701 sliding surface
621, 721 Curved surface of element holder
611, 711 Plate recess
D Optical recording medium
First laser beam for L1 DVD
Second laser beam for L2 CD
Lr return light
18 Sensor lens
Claims (7)
前記フレームに対して面接触する取り付け部材を介して前記レーザ発光素子を前記フレームに搭載する際、あるいは搭載した後、当該レーザ発光素子からレーザ光を出射し、そのモニター結果に基づいて、前記反射ミラーの光軸上の位置あるいは傾きを調整することにより前記対物レンズに導かれるレーザ光束の光強度分布を調整することを特徴とする光ヘッド装置の製造方法。A laser light emitting element, a reflecting mirror that reflects laser light emitted from the laser light emitting element and guides the laser light to an objective lens, an objective lens driving device that drives the objective lens in a focusing direction and a tracking direction, and an optical recording medium. In a method for manufacturing an optical head device having a light receiving element for receiving return light, and a frame on which the light receiving element, the laser light emitting element, the reflection mirror, and the objective lens are mounted,
When or after mounting the laser light-emitting element on the frame via a mounting member that makes surface contact with the frame, the laser light-emitting element emits laser light from the laser light-emitting element. A method for manufacturing an optical head device, comprising: adjusting a position or an inclination of a mirror on an optical axis to adjust a light intensity distribution of a laser beam guided to the objective lens.
前記素子ホルダと前記プレートとは、前記フレームに対する前記レーザ発光素子の出射光軸の傾きを切り替え可能な摺動曲面を介して接しており、
前記フレームに対して前記取り付け部材を介して前記レーザ発光素子を搭載する際、前記摺動曲面において前記プレートに対して前記素子ホルダを摺動させて前記レーザ発光素子の出射光軸の傾きを調整することにより前記対物レンズに導かれるレーザ光束の光強度分布を調整することを特徴とする光ヘッド装置の製造方法。3. The mounting member according to claim 1, wherein the mounting member includes a plate that is surface-bonded to the frame, and an element holder that is mounted on the frame via the plate while holding the laser light emitting element,
The element holder and the plate are in contact with each other via a sliding curved surface capable of switching a tilt of an emission optical axis of the laser light emitting element with respect to the frame,
When mounting the laser light emitting device on the frame via the mounting member, the device holder is slid with respect to the plate on the sliding curved surface to adjust the inclination of the emission optical axis of the laser light emitting device. Thereby adjusting the light intensity distribution of the laser beam guided to the objective lens.
前記受光素子を前記フレームに固定する前、あるいは固定した後、前記レーザ発光素子から出射されたレーザ光の戻り光を前記受光素子でモニターし、そのモニター結果において、当該受光素子の受光面に対して前記サブビームの位置が傾いているときには前記グレーティング素子の向きを調整することを特徴とする光ヘッド装置の製造方法。5. The grating device according to claim 1, further comprising, on the emission direction side of the laser light emitting element, a grating element for diffracting the laser light and dividing the laser light into a main beam composed of 0-order diffracted light and a sub-beam composed of ± 1st-order diffracted light. ,
Before fixing the light receiving element to the frame or after fixing, the return light of the laser light emitted from the laser light emitting element is monitored by the light receiving element. Wherein the direction of the grating element is adjusted when the position of the sub-beam is tilted.
前記受光素子を前記フレームに固定する前、あるいは固定した後、前記レーザ発光素子から出射されたレーザ光の戻り光を前記受光素子でモニターし、そのモニター結果において、当該受光素子の受光面に対して前記メインビームと前記サブビームとの間隔がずれているときには前記グレーティング素子の光軸上の位置を調整することを特徴とする光ヘッド装置の製造方法。5. The grating device according to claim 1, further comprising, on the emission direction side of the laser light emitting element, a grating element for diffracting the laser light and dividing the laser light into a main beam composed of 0-order diffracted light and a sub-beam composed of ± 1st-order diffracted light. ,
Before fixing the light receiving element to the frame or after fixing, the return light of the laser light emitted from the laser light emitting element is monitored by the light receiving element. Wherein the position of the grating element on the optical axis is adjusted when the distance between the main beam and the sub beam is shifted.
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002159400A JP2004005823A (en) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | Method for manufacturing optical head device and optical head device |
CN 03138565 CN1240061C (en) | 2002-05-31 | 2003-05-29 | Method for producing light magnetic head apparatus and light magnetic head apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002159400A JP2004005823A (en) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | Method for manufacturing optical head device and optical head device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004005823A true JP2004005823A (en) | 2004-01-08 |
JP2004005823A5 JP2004005823A5 (en) | 2005-07-07 |
Family
ID=30429188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002159400A Pending JP2004005823A (en) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | Method for manufacturing optical head device and optical head device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004005823A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007066401A (en) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Sony Corp | Optical disk device and optical pickup |
WO2007099946A1 (en) * | 2006-02-28 | 2007-09-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical pickup device and optical disc device |
-
2002
- 2002-05-31 JP JP2002159400A patent/JP2004005823A/en active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007066401A (en) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Sony Corp | Optical disk device and optical pickup |
JP4544101B2 (en) * | 2005-08-30 | 2010-09-15 | ソニー株式会社 | Optical disc apparatus and optical pickup |
WO2007099946A1 (en) * | 2006-02-28 | 2007-09-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical pickup device and optical disc device |
US7898923B2 (en) | 2006-02-28 | 2011-03-01 | Panasonic Corporation | Optical pickup device with heat radiation part, and optical disc apparatus including the optical pickup device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7672202B2 (en) | Optical pickup apparatus | |
JP2011100526A (en) | Integrated optical module and assembly adjusting method of the same | |
JP3662382B2 (en) | Optical pickup device | |
US20070171806A1 (en) | Optical head device and disk drive device | |
JP2004005823A (en) | Method for manufacturing optical head device and optical head device | |
JP2004014007A (en) | Method for manufacturing optical head device | |
JP2001067716A (en) | Optical pickup device | |
JP3970819B2 (en) | Manufacturing method of optical head device and optical head device | |
JP2005310319A (en) | Fixed holder for light emitting element, optical pickup, and information processing apparatus | |
JP2008041158A (en) | Optical device and manufacturing method of the optical device | |
KR20070028533A (en) | Apparatus and method for generating a scanning beam in an optical pickup head, miniature optical pickup head and optical storage system incorporating a miniature pickup head | |
JP2005311203A (en) | Fixing holder for light-emitting element, optical pickup, and information processing device | |
JP3877989B2 (en) | Optical head and optical disk apparatus using the same | |
JP2005018961A (en) | Optical head and recording and/or reproducing device using the same | |
JP3655530B2 (en) | Optical head device | |
JP2006053961A (en) | Optical head device | |
JP2009004044A (en) | Optical head, manufacturing method thereof, and optical recording and reproducing device | |
JP2001143305A (en) | Optical pickup device | |
JPH10124917A (en) | Optical pickup and optical disk device | |
JPH10255318A (en) | Integrated optical unit | |
US6985421B2 (en) | Optical device having a light emission unit emitting a light beam reflected by a light reflection unit to a substrate, and optical information recording apparatus using the same | |
JP2002123958A (en) | Optical disk recording/reproducing device | |
JP2005149564A (en) | Optical head device | |
JP2008299996A (en) | Optical pickup and diffraction grating used for optical pickup | |
JP2002312960A (en) | Optical pickup device and optical disk unit device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20041108 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041108 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060405 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060412 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060612 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070119 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070316 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Effective date: 20070412 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20070601 |