JP2004003165A - Door and its corner article of housing equipment apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、システムキッチン(複合厨房家具)など住宅設備機器に設けられ再資源化について配慮された扉およびそのコーナー部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年は、地球環境を良好に保全するための環境保全活動が各分野で重要視されるようになってきた。この環境保全活動のクローズアップを背景に、住宅設備機器の分野においても、最小の資源で最大の効果を生み出す「循環型社会」の実現のために、使用済みの製品や部品の再利用および再生(リサイクル)などの再資源化による資源の有効活用が緊急の課題となってきている。
資源を有効活用するには再資源化可能な素材を多用することが必要であるが、これに加えて、使用済みの製品を回収したのちに、材料や部品を種類毎に分離分解できることが、再資源化のための不可欠な条件となる。
【0003】
住宅設備機器のうちたとえばシステムキッチンにおいても、再資源化が推進されている。このシステムキッチンの素材としては、再資源化に有効なステンレス鋼の普及がヨーロッパを筆頭に進んでいる。
そして、キャビネット,引き出しおよび扉をステンレス鋼で形成するとともに、多量の接着剤を使用することなく組み立てできる構成にし、システムキッチンが使用済みになると、扉などを容易に分離分解できるようにするのが望ましい。
【0004】
DE20100169U1号公報(ドイツ公報)には、ステンレス鋼製の扉の四つの隅部に取付けられるコーナー部品に特徴を有するステンレス鋼製扉の組立て構造に関する技術が開示されている。
この公報に記載の扉は、箱形の表面板材と裏面板材とを備えている。扉に使用されるコーナー部品は、三個のパーツにより構成されて各隅部に取付けられ、また、公報では図示していない別パーツによって、裏面板材が固定されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の扉は、コーナー部品が三個のパーツにより構成され、さらに、裏面板材を固定するための別パーツも必要とする。その結果、部品点数が多くなって、扉を組み立てる際や使用済みの扉を再資源化するために分離分解する際の作業工数がかさむという課題があった。
コーナー部品の溝に表面板材が係合しているが、表面板材からコーナー部品を取り外すのは困難であり、また、コーナー部品の三個のパーツを分解するのもその構造上困難であった。表面板材と裏面板材との接触面にほとんど隙間がなく且つ弾性変形しにくく伸びないので、マイナスドライバーなどを隙間に差し込むことができず分解が困難であった。
三個のパーツは複雑な構造なので成形が困難であり、また、コーナー部品全体は平面視でほぼ三角形なので不安定で強度的にも十分とはいえない可能性があった。
【0006】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、組み立てが容易であり、また、使用済みの扉を再資源化するために容易に分離分解することが可能な住宅設備機器の扉を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記扉の四つの隅部に取付けられるコーナー部品を、簡素で成形性および強度に優れた構成とし、且つ部品点数を少なくすることができる住宅設備機器の扉のコーナー部品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明にかかる住宅設備機器の扉は、表面板の表面板側周縁部が裏面側に折曲形成された箱形の表面板材と、この表面板材の四つの隅部にそれぞれ取付けられてこの隅部の開口部を閉塞するとともに、少なくとも前記表面板側周縁部が弾性変形可能に溝部に係合する四組のコーナー部品と、裏面板の裏面板側周縁部が表面側に折曲形成され、前記表面板材に取付けられて裏面側を塞ぐ裏面板材とを備え、この裏面板材を前記表面板材に取付ける際に、前記裏面板側周縁部が前記表面板側周縁部を押して、この両方の周縁部のうち少なくとも一方を一旦弾性変形させたのち弾性力で復元させることにより、前記裏面板側周縁部を前記表面板側周縁部で係止している。
前記扉において、前記表面板材の前記表面板側周縁部は、前記表面板材の内方に折曲形成されて所定形状を有し、前記裏面板材の前記裏面板側周縁部は、四つの隅部近傍では前記コーナー部品の前記溝部に係合可能にほぼ直角に折曲形成されるとともに、この隅部以外の周縁では前記表面板側周縁部に係止可能な所定形状に折曲形成されているのが好ましい。
前記扉において、前記表面板材の前記表面板と前記裏面板材の前記裏面板との間には芯材が装着されているのが好ましい。
好ましくは、前記表面板材と前記裏面板材はステンレス鋼製で、前記コーナー部品は合成樹脂製で、前記芯材は合成樹脂製発泡体である。
前記扉に取付けられる前記コーナー部品は、前記溝部に前記表面板側周縁部と前記裏面板側周縁部が係合するほぼ偏平四角柱形の第1のパーツと、前記隅部の前記開口部を閉塞するカバー部を有し、前記第1のパーツと前記表面板材の前記表面板との間に装着されるほぼL字形の第2のパーツとを備えているのが好ましい。
前記コーナー部品において、前記第1のパーツの一つの角部には前記第2のパーツの前記カバー部が装着される切欠き部が形成され、前記第1のパーツの前記溝部はこの第1のパーツの一方の面に平面視でほぼL字状に形成され、前記溝部の両側の開口縁にテーパ面がそれぞれ形成され、前記第1のパーツの他方の面には、前記第2のパーツを係合させるための係合溝が対角線方向に延設され、前記第1のパーツと前記第2のパーツには、この第2のパーツを前記第1のパーツに対して所定位置に位置決め保持するための保持手段が形成されているのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる実施の形態の一例を、図1ないし図12を参照して説明する。
図1は、本発明の扉を備えたシステムキッチン(複合厨房家具)の斜視図、図2(A),(B)は、それぞれ前記扉を表面側,裏面側から見た斜視図、図3は前記扉の隅部を示す分解斜視図、図4は前記扉のコーナー部品を示す分解斜視図である。
なお、説明の便宜上、図1中の矢印D1,D2,D3,D4方向を、それぞれシステムキッチンの左方,右方,前方(閉じた扉の表面側),後方(閉じた扉の裏面側)として説明する。
【0009】
本実施形態では、住宅設備機器としてシステムキッチン1を例にとって説明するが、本発明は、食器などを収納する収納庫や台所の流し台などの厨房家具の他に、化粧台や洗面収納キャビネットなどの洗面機器、およびその他の住宅設備機器にも適用可能である。なお、本発明は、システムキッチンの一部をなす冷蔵庫,食器洗浄機および食器洗い乾燥機などの家電品の扉にも適用可能である。
図1に示すように、システムキッチン1は、床面上に設置されたキャビネット2を有している。キャビネット2には、各種形状,構造の複数の引き出し(引き出し4,5など)が、引き出し収納自在に設けられている。キャビネット2に設けられた一つまたは複数(本実施形態では一つ)の扉3は、揺動することにより自在に開閉する。
【0010】
キャビネット2は、左方から右方に順次並設された、コンロキャビネット6,一方の調理台キャビネット7,シンクキャビネット8および他方の調理台キャビネット9と、キャビネット6〜9の上部を覆って取付けられたテーブルトップ10とにより構成されている。
コンロキャビネット6にはコンロ11が組み込まれている。一方の調理台キャビネット7の上部のテーブルトップ10は調理台14になっている。シンクキャビネット8の上部のテーブルトップ10には、シンク12が形成されている。他方の調理台キャビネット9の前面には扉3が取付けられ、上部のテーブルトップ10は調理台14になっている。
【0011】
コンロキャビネット6には、二段の幅広の引き出し(引き出し4,5)と小型の二つの引き出しが設けられ、一方の調理台キャビネット7には、比較的幅の狭い三段の引き出しが設けられている。シンクキャビネット8には、幅広の二段の引き出しが設けられ、他方の調理台キャビネット9には、扉3と幅の狭い一段の引き出しとが設けられている。
各キャビネット6〜9の内方には、左右に側板17が縦方向(床面と垂直方向)に設けられ、側板17もキャビネット2の一部を構成している。隣合うキャビネット6〜9同士の間の側板17は仕切り壁の機能を有しており、コンロキャビネット6の左側の側板17と、他方の調理台キャビネット9の右側の側板17は、外壁板としての機能を有している。
【0012】
このように、コンロキャビネット6に、コンロ11,二段の引き出しおよび小型の二つの引き出しなどが設けられて、単体としての厨房家具が構成されている。これと同様に、他のキャビネット7,8もそれぞれ引き出しを有し、キャビネット9も扉3と引き出しを有して、システムキッチン1は、単体としての厨房家具が複合した複合厨房家具を構成している。
各キャビネット6〜9にそれぞれ設けられた引き出しのうち、キャビネット6〜9の最下段に配置された引き出し(引き出し5など)は、蹴込み18が形成され内部の収納スペースを広くするように蹴込み18の奥も含んだ構成を有する足下収納引き出しである。
【0013】
本発明における「住宅設備機器の扉」としては、揺動開閉する扉3のほか、引き出しの前板であってもよいので、システムキッチン1では、引き出し(引き出し4,5など)の前板にも本発明が適用されている。本実施形態では、扉3を例にとってその構成を説明する。
図2ないし図4に示すように、扉3は、箱形の表面板材21と、四組のコーナー部品22と、裏面板材23と、芯材24とを備えている。表面板材21は、矩形状の表面板25を有し、表面板25の表面板側周縁部26が裏面側(矢印D4側)に折曲形成された箱形をなしている。表面板25の外面(前面)には、扉3を開閉操作するための把手27が取付けられている。
全体で矩形をなす四つの各辺で表面板側周縁部26がそれぞれ折曲形成されるので、表面板材21の四つの隅部33には、切り口である開口部34(図6(A))が結果的にできている。
裏面板材23は、矩形状の裏面板31を有し、表面板材21に取付けられて扉3の裏面側を塞いでいる。裏面板31の裏面板側周縁部32が、表面側(矢印D3側)に折曲形成されている。
裏面板材23には、二つの穴36が上下の所定位置に配置されている。穴36には蝶番(図示せず)の基部が取付けられ、この蝶番により扉3をキャビネット2(図1)に支持している。
【0014】
四組のコーナー部品22は、表面板材21の四つの隅部33にそれぞれ取付けられて、隅部33の開口部34(図6)を閉塞するとともに、少なくとも表面板側周縁部26が弾性変形可能に溝部35に係合するようになっている。
芯材24は、表面板材21と裏面板材23との間に装着され、全体がほぼ矩形状をなし且つコーナー部品22のために四つの角部が切欠かれている。芯材24を設けることにより、扉3の全体的な強度を向上させて扉3の変形を防止している。なお、扉3が十分な強度を有している場合には芯材24を省略してもよい。
【0015】
扉3では、裏面板材23を表面板材21に取付ける際に、裏面板側周縁部32が表面板側周縁部26を押して、両方の周縁部32,26のうち少なくとも一方(すなわち、周縁部32,26の両方または一方であり、本実施形態では、主として表面板側周縁部26)を一旦弾性変形させたのち(図12(A2),(B2))、弾性力で復元させることにより(図12(A3),(B3))、裏面板側周縁部32を表面板側周縁部26で係止している(図12(A3))。
したがって、扉3を組み立てる際には、多量の接着剤を使用したり溶接を行わなくても、裏面板材23を表面板材21に容易に取付けることができる。また、使用済みの扉3を分解する際には、接着や溶接がほとんどされておらず、且つ両方の周縁部32,26のうち少なくとも一方を容易に弾性変形させることができるので、扉3を再資源化するための分離分解を容易に行うことができる。
【0016】
表面板材21と裏面板材23は弾力性を有するステンレス鋼製(鉄製,鉄合金製,合成樹脂製などでもよい。)で、コーナー部品20は合成樹脂製(たとえば、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)製)で、芯材24は合成樹脂製発泡体(たとえば、発泡ポリスチレン樹脂の他、ポリウレタン樹脂,ポリエチレン樹脂,ポリプロピレン樹脂などの発泡体)であるのが好ましい。
扉3を構成しているこれらの素材は、容易に再資源化できるので資源の有効活用の点で有益である。
【0017】
図5(A),(B)は、それぞれ扉3の表面板材21と裏面板材23の展開図、図6(A),(B),(C),(D)は、それぞれ表面板材21の平面図,図6(A)中のB−B線断面図,図6(B)中のC部拡大断面図,裏面図である。
図7(A),(B),(C),(D)は、それぞれ裏面板材23の平面図,図7(A)中のB−B線断面図,図7(B)中のC部拡大断面図,図7(A)中のD−D線断面図である。
図3,図5ないし図7に示すように、表面板材21の表面板側周縁部26は、表面板材21の内方に折曲形成されて所定形状(たとえば、断面がU字状(逆U字状も含む),コ字状など)を有している。
【0018】
表面板材21の外周部近傍を複数の鎖線L(図5(A))に沿って直角に複数回折曲することにより、表面板側周縁部26が表面板25と一体的に形成されている。
表面板側周縁部26は、端面板42,内方側板43および外方側板41により構成され、90度ずつ順次折曲されているので、外方側板41と内方側板43はほぼ平行である。
外方側板41は、表面板25に連続し且つ90度折曲されているので、端面板42は表面板25と平行になっている。内方側板43は、表面板材21の内方側に位置して表面板25の方向を向いている。
【0019】
裏面板材23の裏面板側周縁部32は、四つの隅部33近傍ではコーナー部品22の溝部35に係合可能にほぼ直角に折曲形成されるとともに、隅部33以外の周縁では、表面板側周縁部26に係止可能な所定形状に折曲形成されている。これにより、裏面板材23は、接着剤を使用したり溶接を行わなくても、表面板材21に係止されて位置決め保持される。
裏面板材23の外周部近傍を、一つまたは複数の鎖線L(図5(B))に沿って折曲することにより、裏面板側周縁部32が一体的に形成されている。裏面板側周縁部32は、裏面板31の外周部で直角に折曲された側板47と、側板47に連続し、横方向に突出して折曲形成された断面V字状の係合部48とを有している。
隅部33とその近傍では側板47のみが設けられて、この側板47がコーナー部品22の溝部35に係合可能である。隅部33以外の周縁では、側板47と係合部48が一体的に折曲形成されており、係合部48が表面板側周縁部26に係止される。
すなわち、裏面板材23を表面板材21に取付ける際に、裏面板側周縁部32が表面板側周縁部26を押して、両方の周縁部32,26のうち少なくとも一方(主として、表面板側周縁部26)を一旦弾性変形させたのち弾性力で復元させることにより、裏面板側周縁部32の係合部48が表面板側周縁部26の内方側板43で係止される。
なお、隅部33とその近傍位置においては、裏面板材23には側板47が設けられていない場合でもよい。
システムキッチン1の足下収納引き出し(引き出し5など)の前板も本発明にかかる扉であり、この前板を構成する表面板材と裏面板材は、前方から見て矩形状であるが側面視では二箇所で90度ずつ折曲形成されていることになる。
【0020】
次に、コーナー部品22について説明する。
図8(A)は扉3の隅部33の平面図で、図8(B)は図8(A)中のVIII−VIII線断面図である。図9はコーナー部品の第1のパーツ51を示す図である。図9(A),(B),(C),(D)は、それぞれ平面図,正面図,底面図,図9(C)中のD−D線矢視図である。図10はコーナー部品22の第2のパーツ71を示す図で、図10(A),(B)は、それぞれ平面図,正面図である。
図3,図4,図8ないし図10に示すように、コーナー部品22は扉3に取付けられる。コーナー部品22は、第1のパーツとしてのほぼ偏平四角柱形の上パーツ51と、第2のパーツとしてのほぼL字形の下パーツ71とを備えている。
上パーツ51の溝部35には、表面板側周縁部26と裏面板側周縁部32が係合可能になっている。下パーツ71は、隅部33の開口部34(図6)を閉塞するカバー部72を有し、上パーツ51と表面板材21の表面板25との間に装着される。
【0021】
上パーツ51の一つの角部には、下パーツ71のカバー部72を装着するための切欠き部54が形成されている。切欠き部54は、平面視でほぼL字状に形成されている。
上パーツ51の溝部35は、上パーツ51の一方の面55に、平面視でほぼL字状に形成されている。テーパ面としての内側テーパ面56と外側テーパ面57とが、溝部35の両側の開口縁にそれぞれ形成されている。
上パーツ51の他方の面58には、下パーツ71を係合させるための係合溝59が対角線方向に延設されている。上パーツ51と下パーツ71には、下パーツ71を上パーツ51に対して所定位置に位置決め保持するための保持手段61が形成されている。
裏面板材23を表面板材21に取付ける際には、裏面板側周縁部32が表面板側周縁部26を押すが、溝部35にテーパ面56,57(特に、外側テーパ面57)が形成されているので、両方の周縁部32,26のうち少なくとも一方(主として、表面板側周縁部26)が、溝部35の開口側エッジに邪魔されることなく、溝部35内で弾性変形することができ(図12(B2))、その後は弾性力で復元することができる(図12(B3))。
内側テーパ面56が形成されているので、裏面板材23を組み込む際に、裏面板側周縁部32が内側テーパ面56に案内されて溝部35に係合することができ(図12(B2))、裏面板材23の取付けが容易になる。
【0022】
係合溝59が形成されているので、下パーツ71を係合溝59内で摺接させることにより、下パーツ71を係合溝59で案内して上パーツ51に容易に取付けることができ、且つ所定位置に位置決めすることができる。
係合溝59は、ほぼ矩形状の上パーツ51の対角線方向に形成されているので、係合溝59の長さ寸法が長くなり、これにともなって、下パーツ71の長さ寸法Nも長くすることができる。これにより、下パーツ71を上パーツ51に対して安定した状態で取付けることができ、平面視で矩形状のコーナー部品22全体の強度を向上させることができる。
上パーツ51の他方の面58において、表面板側周縁部26に沿う二つの辺には、エッジ部を切り落として傾斜面62が形成されている。上パーツ51に傾斜面62を形成したので、上パーツ51を表面板材21の隅部33に装着して、溝部35に表面板側周縁部26を容易に係合させることができる。
【0023】
下パーツ71は、カバー部72と、カバー部72から直角に延びて断面矩形状の本体部73とを有している。本体部73の一部分が係合溝59に係合し、下パーツ71が、上パーツ51と表面板25との間に装着されるようになっている。
カバー部72は、表面板材21の開口部34を閉塞するように所定形状に形成されている。カバー部72の外周面は、外部に露出するので所定形状(たとえば、部分円筒状)に形成される。また、この外周面は、メッキ加工されて美的処理がなされてもよい。扉3の隅部33にできている開口部34が、下パーツ71を取付けることによりカバー部72によって見栄えよく塞がれる。
カバー部72の外周面は、前記部分円筒状のほか意匠性を考慮した任意の形状に形成することができる。下パーツ71はABS樹脂製なので、カバー部外周面のメッキは剥離しにくく安定している。
【0024】
カバー部72には、一対の所定形状の突出部74が、カバー部72の長手方向に一体的に形成されている。カバー部72が上パーツ51の切欠き部54に装着された状態で、突出部74が切欠き部54の側面に当接するようになっている。
これにより、扉3の各部品の製作寸法に多少の誤差があった場合でも、コーナー部品22と表面板材21および裏面板材23との間の隙間dを突出部74で遮蔽して、隙間dの内部を外部から見えにくくして、美的外観を向上させることができる。
カバー部72の一方の端面75は、突出部74より裏面板材23の板厚分だけ突出している。これにより、裏面板31の外面と一方の端面75がほぼ面一になるので、外観上好ましい。
カバー部72の他方の端面76も、本体部73より、表面板材21の板厚分だけ突出している。これにより、表面板材21の表面板25の外面と他方の端面76がほぼ面一になるので、外観上好ましい。
【0025】
本体部73の端部77は、尖った所定形状(たとえば、V字状,L字状,U字状,コ状など)に形成されている。本体部73には、端部77方向が細くなるような傾斜面78が、端部77の近傍に形成されている。
これにより、下パーツ71を上パーツ51と表面板25との間に装着する際に、端部77が係合溝59に案内されやすくなり、下パーツ71を容易に組み込むことができる。
【0026】
コーナー部品22の上パーツ51は、下パーツ71を保持する第1の機能と、裏面板材23を組み込むときに、溝部35内で表面板側周縁部26が弾性変形して外方に押し広げられることを可能にするとともに、その後、表面板側周縁部26などがその弾性力で元の形状に復元して溝部35に係合することができる第2の機能とを有している。
保持手段61は、下パーツ71の本体部73に一体的に突出形成された爪状の係止片79と、上パーツ51の係合溝59の底面(または、天井面)に形成された凹状の被係止部63とにより構成されている。
下パーツ71を上パーツ51に装着した状態で、係止片79が被係止部63に係止されるため、上パーツ51に対して下パーツ71が所定位置に位置決め保持される。係止片79が一旦被係止部63に係止されると、下パーツ71は脱落を防止するために抜けにくい構成になっている。
なお、係止片79と被係止部63が、それぞれ一つずつ設けられた場合を示したが、それぞれ複数設ければ下パーツ71をより強固に位置決め保持することができる。
また、下パーツ71では係止片79を突出させ、上パーツ51では被係止部63を窪んだ状態に形成したが、上パーツ51では一つまたは複数の係止片79を突出させ、下パーツ71では一つまたは複数の被係止部63を窪んだ状態に形成してもよい。
【0027】
次に、扉3を組み立てる手順について説明する。
図11は扉3を組み立てる手順を示す概略説明図で、図11(A),(B),(C)はそれぞれ、組み立て中の各部品の正面断面図,組み立て完了後の扉3の正面断面図,扉3の平面図である。
図12は前記手順を示す断面図である。図12(A1),(A2),(A3)は、図11(C)中のA−A線部における動作を示し、図12(B1),(B2),(B3)は、図11(C)中のB−B線部における動作を示している。
扉3を組み立てる場合には、まず、図11(A)に示すように、表面板25が作業台90側に位置し表面板側周縁部26が上方に位置するように、表面板材21を作業台90に載せる。
また、図3,図4,図12(B1)に示すように、コーナー部品22を表面板材21の四つの隅部33にそれぞれ取付ける。この場合、上パーツ51を一方の手で持って溝部35に表面板側周縁部26を係合させた状態で、他方の手で下パーツ71を矢印Rに示すように係合溝59に挿入して係合させる。その結果、保持手段61により下パーツ71は所定位置に位置決め保持される。
【0028】
一方、図3,図11(A),図12(A1),(B1)に示すように、芯材24を予め裏面板材23に取付けておくのが好ましい。なお、扉3を再資源化する際に、芯材24を容易に分離分解可能なように、極めて少量の接着剤または両面テープで芯材24を裏面板材23に(または、裏面板材23と表面板材21の両方若しくは一方に)固着して動かないようにするのが好ましい。
次いで、裏面板材23を、矢印Sに示すように表面板材21に装着する。このとき、図7,図12(A2)に示すように、隅部33以外の裏面板側周縁部32の断面V字状の係合部48が表面板側周縁部26を押すので、この表面板側周縁部26はその弾性力に抗して矢印方向に押し広げられるように弾性変形する。
その結果、図12(B2)に示すように、隅部33においても、表面板側周縁部26は矢印方向に押し広げられるように弾性変形する。そこで、コーナー部品22の溝部35には外側テーパ面57が形成されているので、表面板側周縁部26は溝部35に邪魔されないで容易に弾性変形することができる。
また、隅部33では、裏面板側周縁部32の側板47が溝部35に係合することになる。このとき、溝部35には内側テーパ面56が形成されているので、側板47は、内側テーパ面56に案内されて容易に溝部35に係合することができる。
【0029】
こうして、裏面板材23で表面板側周縁部26を押し広げて弾性変形させながら、裏面板材23をさらに押し込むと、図11(B),(C),図12(A3),(B3)に示すように、裏面板側周縁部32の係合部48が、表面板側周縁部26の内方側板43より表面板25側に移動する。
その結果、表面板側周縁部26は、もはや裏面板側周縁部32に押圧されなくなるので弾性力で元の形状に復元し、裏面板側周縁部32は、隅部33以外の外周部で、表面板側周縁部26により係止される。隅部33では、表面板側周縁部26の内方側板43と、裏面板側周縁部32の側板47が、コーナー部品22の溝部35に係合する。
このようにして、裏面板材23を表面板材21側に押し込んでパチンと嵌込むという簡単な組み立て作業で、裏面板材23を表面板材21に容易に取付けることができる。こうして組み立てられた扉3がシステムキッチン1(図1)に取付けられて使用される。
【0030】
やがて、システムキッチン1の耐用年数が経過すると、再資源化するためにこのシステムキッチン1を分離分解することになる。使用済みの扉3を再資源化するためには、コーナー部品22の下パーツ71を、マイナスドライバーやハンマーなどを用いて取り外す。
次いで、表面板材21と裏面板材23の間の隙間に、マイナスドライバーなどを差し込んでハンマーなどで叩くことにより、表面板側周縁部26と裏面板側周縁部32の係止状態を解除する。
このとき、溝部35にテーパ面56,57(特に、外側テーパ面57)が形成されているので、両方の周縁部32,26のうち少なくとも一方(主として、表面板側周縁部26)が、溝部35の開口側エッジに邪魔されることなく、溝部35内で弾性変形(および/または塑性変形)するので、隙間にマイナスドライバーなどが差し込みやすくなり、裏面板材23を表面板材21から容易に取り外すことができる。
このときは、すでに下パーツ71がないので、四つの隅部33に残っている上パーツ51を容易に取り外すことができる。最後に、芯材24を裏面板材23から取り外して分離する。
このようにして、扉3は、その各構成部品が容易に分離分解されるので、扉3の再資源化が可能になる。この再資源化には、分解された各構成部品の劣化,変形,破壊などの有無や、新たな住宅設備機器の構造などに応じて、部品をそのまま再使用したり、新たな部品を製造するための材料としてリサイクルすることができる。その結果、再資源化率を向上させて、循環型社会の実現に貢献することができる。
【0031】
上述の扉3では、芯材24を固着するためのごく少量の接着剤(または、両面テープ)の他には接着剤を使用しておらず溶接もしていないので、使用済みの扉3を再資源化する際に容易に分離分解することができる。
コーナー部品22を、上パーツ51と下パーツ71の二つの部品により構成したので、部品点数を少なくすることができ、扉3を組み立てる際や使用済みの扉3を再資源化するために分離分解する際の作業工数が簡略化される。また、上パーツ51と下パーツ71を、簡素で成形性および強度に優れた構成にすることができる。
このコーナー部品22を設けたので、扉の角を溶接したり特別に手の込んだ研磨や板金仕上げをする必要がなくなる。
設計変更で扉3の厚みを変える場合には、下パーツ71の厚み寸法のみを変えればよく、上パーツ51は同じものを使用することができる。すなわち、一つの部品(下パーツ71)のみの寸法を変化させれば、扉3の厚みの変化に容易に対応することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲で種々の変形,付加などが可能である。
なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
【0032】
【発明の効果】
本発明にかかる住宅設備機器の扉は上述のように構成したので、組み立てが容易であり、また、使用済みの扉を再資源化するために容易に分離分解することができる。
また、本発明にかかる住宅設備機器の扉のコーナー部品は、上述のように構成したので、このコーナー部品を簡素で成形性および強度に優れた構成とし、且つ部品点数を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図12は本発明の実施形態の一例を示す図で、図1はシステムキッチンの斜視図である。
【図2】前記システムキッチンの扉を示す図である。
【図3】前記扉の隅部を示す分解斜視図である。
【図4】前記扉のコーナー部品を示す分解斜視図である。
【図5】図5(A),(B)は、それぞれ前記扉の表面板材と裏面板材の展開図である。
【図6】前記表面板材を示す図である。
【図7】前記裏面板材を示す図である。
【図8】図8(A)は前記扉の隅部の平面図、図8(B)は図8(A)中のVIII−VIII線断面図である。
【図9】前記コーナー部品の第1のパーツを示す図である。
【図10】前記コーナー部品の第2のパーツを示す図である。
【図11】前記扉を組み立てる手順を示す概略説明図である。
【図12】前記手順を示す断面図である。
【符号の説明】
1 システムキッチン(住宅設備機器)
3 扉
21 表面板材
22 コーナー部品
23 裏面板材
24 芯材
25 表面板
26 表面板側周縁部
31 裏面板
32 裏面板側周縁部
33 隅部
34 開口部
35 溝部
51 上パーツ(第1のパーツ)
54 切欠き部
55 一方の面
56 内側テーパ面(テーパ面)
57 外側テーパ面(テーパ面)
58 他方の面
59 係合溝
61 保持手段
71 下パーツ(第2のパーツ)
72 カバー部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a door provided in a household equipment such as a system kitchen (combined kitchen furniture) and a corner part thereof in consideration of recycling.
[0002]
[Prior art]
In recent years, environmental conservation activities for satisfactorily conserving the global environment have become increasingly important in various fields. Against the backdrop of this environmental conservation activity, in the field of housing equipment, the recycling and recycling of used products and parts is being carried out in order to realize a recycling-oriented society that produces maximum effects with the least resources. The effective use of resources by recycling such as (recycling) has become an urgent issue.
In order to effectively utilize resources, it is necessary to use a lot of recyclable materials.In addition, after collecting used products, materials and parts can be separated and decomposed for each type. This is an essential condition for recycling.
[0003]
Recycling is also being promoted in, for example, system kitchens among housing equipment. As a material for this system kitchen, stainless steel, which is effective for recycling, has been widely spread, led by Europe.
The cabinets, drawers and doors are made of stainless steel, and can be assembled without using a large amount of adhesive. When the system kitchen is used up, the doors etc. can be easily separated and disassembled. desirable.
[0004]
DE 201 00 169 U1 (German gazette) discloses a technology relating to an assembling structure of a stainless steel door characterized by corner parts attached to four corners of a stainless steel door.
The door described in this publication includes a box-shaped front plate and a back plate. The corner part used for the door is composed of three parts and is attached to each corner, and the back plate is fixed by another part not shown in the gazette.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional door has three corner parts and further requires another part for fixing the back plate. As a result, the number of parts increases, and there has been a problem that the number of man-hours required for assembling the door or separating and disassembling the used door for recycling is increased.
Although the surface plate is engaged with the groove of the corner part, it is difficult to remove the corner part from the surface part, and it is also structurally difficult to disassemble the three parts of the corner part. Since there is almost no gap in the contact surface between the front plate material and the back plate material and it is hard to be elastically deformed and stretched, a minus screwdriver or the like cannot be inserted into the gap, and it is difficult to disassemble.
Since the three parts had a complicated structure, it was difficult to form them. Further, since the entire corner part was substantially triangular in plan view, it was unstable and could not be said to have sufficient strength.
[0006]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made to solve such problems, and it is easy to assemble, and a housing equipment device which can be easily separated and disassembled to recycle used doors. The purpose is to provide a door.
Further, the present invention provides a corner part of a door of a housing equipment which can have a simple and excellent formability and strength in the corner parts attached to the four corners of the door and can reduce the number of parts. The purpose is to provide.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a door of a housing equipment according to the present invention includes a box-shaped surface plate having a surface plate-side peripheral portion of the surface plate bent toward the back surface, and four corners of the surface plate. And four sets of corner parts, each of which is attached to the corresponding part and closes the opening of this corner, and at least the peripheral edge of the front plate is elastically deformable and engages with the groove, and the peripheral edge of the rear plate of the rear plate is A back plate that is bent and formed on the front side and is attached to the front plate to close the back side. When the back plate is attached to the front plate, the back plate side peripheral edge is the front plate side peripheral portion. By pressing at least one of these two peripheral portions, the at least one of them is once elastically deformed and then restored by an elastic force, so that the rear plate side peripheral portion is locked by the front plate side peripheral portion.
In the door, the surface plate side peripheral edge of the surface plate material is bent and formed inward of the surface plate material and has a predetermined shape, and the rear surface plate side peripheral edge of the back surface plate material has four corners. In the vicinity, it is bent at a substantially right angle so as to be able to engage with the groove of the corner part, and at the periphery other than the corner, it is bent into a predetermined shape that can be locked to the peripheral edge on the surface plate side. Is preferred.
In the door, it is preferable that a core is mounted between the front plate of the front plate and the rear plate of the rear plate.
Preferably, the front plate and the back plate are made of stainless steel, the corner parts are made of synthetic resin, and the core is a synthetic resin foam.
The corner part attached to the door includes a first part having a substantially flat quadrangular prism shape in which the front plate side peripheral edge and the rear plate side peripheral edge engage with the groove, and the opening at the corner. It is preferable to have a cover part to close, and to have a substantially L-shaped second part mounted between the first part and the surface plate of the surface plate material.
In the corner part, a cutout portion in which the cover part of the second part is mounted is formed at one corner of the first part, and the groove part of the first part is formed by the first part. One face of the part is formed substantially in an L-shape in plan view, and tapered faces are respectively formed on opening edges on both sides of the groove, and the second part is provided on the other face of the first part. An engagement groove for engaging is extended in a diagonal direction, and the first part and the second part position and hold the second part at a predetermined position with respect to the first part. Is preferably provided.
[0008]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an example of an embodiment according to the present invention will be described with reference to FIGS.
FIG. 1 is a perspective view of a system kitchen (composite kitchen furniture) provided with a door of the present invention. FIGS. 2A and 2B are perspective views of the door as viewed from the front side and the back side, respectively. Is an exploded perspective view showing a corner of the door, and FIG. 4 is an exploded perspective view showing a corner part of the door.
For convenience of explanation, the directions of arrows D1, D2, D3, and D4 in FIG. 1 are respectively indicated to the left, right, front (the front side of the closed door), and rear (the back side of the closed door) of the system kitchen. It will be described as.
[0009]
In the present embodiment, the system kitchen 1 will be described as an example of the household equipment. However, the present invention is not limited to kitchen furniture such as a storage room for storing tableware and the like and a kitchen sink, as well as a dressing table and a washroom storage cabinet. It is also applicable to toilet equipment and other household equipment. Note that the present invention is also applicable to doors of home electric appliances such as a refrigerator, a dishwasher, a dishwasher and the like, which form part of a system kitchen.
As shown in FIG. 1, the system kitchen 1 has a cabinet 2 installed on the floor. The cabinet 2 is provided with a plurality of drawers (drawers 4, 5 and the like) of various shapes and structures so that the drawers can be stored. One or more (one in the present embodiment)
[0010]
The cabinet 2 is attached so as to cover the
The
[0011]
The
Inside each of the
[0012]
In this manner, the
Of the drawers provided in each of the
[0013]
As the “door of housing equipment” in the present invention, in addition to the
As shown in FIGS. 2 to 4, the
Since the surface plate side
The
The
[0014]
The four sets of
The
[0015]
In the
Therefore, when assembling the
[0016]
The
Since these materials constituting the
[0017]
FIGS. 5A and 5B are development views of the
7A, 7B, 7C, and 7D are respectively a plan view of the
As shown in FIGS. 3, 5 to 7, the surface plate-side
[0018]
The vicinity of the outer peripheral portion of the
The surface plate side
Since the
[0019]
The rear plate-side
By bending the vicinity of the outer peripheral portion of the
Only the
That is, when attaching the
At the
The front plate of the under-floor drawer (drawer 5, etc.) of the system kitchen 1 is also a door according to the present invention, and the front plate material and the back plate material constituting this front plate are rectangular when viewed from the front, but are two in a side view. That is, each portion is bent at 90 degrees.
[0020]
Next, the
FIG. 8A is a plan view of a
The
The front plate side
[0021]
At one corner of the
The
An
When attaching the
Since the inner tapered
[0022]
Since the
Since the
On the
[0023]
The
The
The outer peripheral surface of the
[0024]
A pair of
Thereby, even if there is some error in the manufacturing dimensions of each part of the
One end face 75 of the
The other end face 76 of the
[0025]
The
Accordingly, when the
[0026]
The
The holding means 61 includes a claw-shaped
With the
Although the case where the locking
Further, the locking
[0027]
Next, a procedure for assembling the
FIG. 11 is a schematic explanatory view showing a procedure for assembling the
FIG. 12 is a sectional view showing the procedure. 12 (A1), (A2) and (A3) show the operation in the line AA in FIG. 11 (C), and FIGS. 12 (B1), (B2) and (B3) show the operation in FIG. The operation at the line BB in C) is shown.
When assembling the
Also, as shown in FIGS. 3, 4 and 12 (B1), the
[0028]
On the other hand, as shown in FIGS. 3, 11 (A), 12 (A1), and (B1), it is preferable to attach the core 24 to the
Next, the
As a result, as shown in FIG. 12 (B2), even at the
Further, in the
[0029]
In this way, when the
As a result, the front plate side
In this manner, the
[0030]
When the service life of the system kitchen 1 elapses, the system kitchen 1 is separated and disassembled for recycling. To recycle the used
Next, a locked state between the front plate side
At this time, since the tapered surfaces 56 and 57 (particularly, the outer tapered surface 57) are formed in the
At this time, since there is no
In this way, the
[0031]
Since the above-mentioned
Since the
The provision of the
When the thickness of the
Although the embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications and additions can be made within the scope of the present invention.
In the drawings, the same reference numerals indicate the same or corresponding parts.
[0032]
【The invention's effect】
Since the door of the housing equipment according to the present invention is configured as described above, it is easy to assemble, and the used door can be easily separated and disassembled in order to recycle it.
Moreover, since the corner part of the door of the housing equipment according to the present invention is configured as described above, the corner part can be configured to be simple, excellent in formability and strength, and the number of parts can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 to FIG. 12 are views showing an example of an embodiment of the present invention, and FIG. 1 is a perspective view of a system kitchen.
FIG. 2 is a view showing a door of the system kitchen.
FIG. 3 is an exploded perspective view showing a corner of the door.
FIG. 4 is an exploded perspective view showing a corner part of the door.
FIGS. 5A and 5B are developed views of a front plate and a rear plate of the door, respectively.
FIG. 6 is a view showing the surface plate material.
FIG. 7 is a view showing the back plate.
8 (A) is a plan view of a corner of the door, and FIG. 8 (B) is a sectional view taken along line VIII-VIII in FIG. 8 (A).
FIG. 9 is a view showing a first part of the corner part.
FIG. 10 is a view showing a second part of the corner part.
FIG. 11 is a schematic explanatory view showing a procedure for assembling the door.
FIG. 12 is a sectional view showing the procedure.
[Explanation of symbols]
1 system kitchen (house equipment)
3 door
21 Surface plate material
22 Corner parts
23 Back plate
24 core material
25 Surface plate
26 Surface plate side edge
31 Back plate
32 Back plate side periphery
33 corner
34 opening
35 groove
51 Upper part (first part)
54 Notch
55 One side
56 Inside taper surface (taper surface)
57 Outer tapered surface (tapered surface)
58 The other side
59 engagement groove
61 holding means
71 Lower part (second part)
72 Cover
Claims (4)
この表面板材の四つの隅部にそれぞれ取付けられてこの隅部の開口部を閉塞するとともに、少なくとも前記表面板側周縁部が弾性変形可能に溝部に係合する四組のコーナー部品と、
裏面板の裏面板側周縁部が表面側に折曲形成され、前記表面板材に取付けられて裏面側を塞ぐ裏面板材とを備え、
この裏面板材を前記表面板材に取付ける際に、前記裏面板側周縁部が前記表面板側周縁部を押して、この両方の周縁部のうち少なくとも一方を一旦弾性変形させたのち弾性力で復元させることにより、前記裏面板側周縁部を前記表面板側周縁部で係止していることを特徴とする住宅設備機器の扉。A box-shaped surface plate material in which the front plate side peripheral edge of the front plate is bent toward the back surface,
Four sets of corner parts attached to the four corners of the surface plate material to close the openings at the corners, and at least the surface plate side peripheral edge is elastically deformably engaged with the groove,
A back plate side peripheral edge portion of the back plate is formed to bend on the front surface side, and a back plate member attached to the front plate member to close the back surface side,
When attaching this back plate to the front plate, the back plate side peripheral portion presses the front plate side peripheral portion, and at least one of the two peripheral portions is once elastically deformed and then restored by an elastic force. The rear edge of the rear plate is locked by the peripheral edge of the front plate.
前記表面板材の前記表面板側周縁部は、前記表面板材の内方に折曲形成されて所定形状を有し、
前記裏面板材の前記裏面板側周縁部は、四つの隅部近傍では前記コーナー部品の前記溝部に係合可能にほぼ直角に折曲形成されるとともに、この隅部以外の周縁では前記表面板側周縁部に係止可能な所定形状に折曲形成されていることを特徴とする住宅設備機器の扉。It is a door of the housing equipment of Claim 1, Comprising:
The surface plate-side peripheral portion of the surface plate has a predetermined shape formed by bending inward of the surface plate,
The rear plate side peripheral edge of the rear plate is bent substantially at a right angle near the four corners so as to be able to engage with the groove of the corner component, and the peripheral edge other than the corner is the front plate side. A door for housing equipment, which is bent and formed in a predetermined shape that can be locked to a peripheral portion.
前記溝部に前記表面板側周縁部と前記裏面板側周縁部が係合するほぼ偏平四角柱形の第1のパーツと、
前記隅部の前記開口部を閉塞するカバー部を有し、前記第1のパーツと前記表面板材の前記表面板との間に装着されるほぼL字形の第2のパーツとを備えたことを特徴とする住宅設備機器の扉のコーナー部品。It is the corner part attached to the door according to claim 1 or 2,
A substantially flat quadrangular prism-shaped first part in which the front plate side peripheral portion and the back plate side peripheral portion engage with the groove portion;
A cover part for closing the opening at the corner, and a substantially L-shaped second part mounted between the first part and the surface plate of the surface plate material. Corner parts for doors of housing equipment.
前記第1のパーツの一つの角部には前記第2のパーツの前記カバー部が装着される切欠き部が形成され、
前記第1のパーツの前記溝部はこの第1のパーツの一方の面に平面視でほぼL字状に形成され、前記溝部の両側の開口縁にテーパ面がそれぞれ形成され、
前記第1のパーツの他方の面には、前記第2のパーツを係合させるための係合溝が対角線方向に延設され、
前記第1のパーツと前記第2のパーツには、この第2のパーツを前記第1のパーツに対して所定位置に位置決め保持するための保持手段が形成されていることを特徴とする住宅設備機器の扉のコーナー部品。It is a corner part of the door of the housing equipment according to claim 3,
At one corner of the first part, a notch is formed in which the cover of the second part is mounted,
The groove of the first part is formed substantially in an L-shape in a plan view on one surface of the first part, and tapered surfaces are formed on opening edges on both sides of the groove, respectively.
On the other surface of the first part, an engagement groove for engaging the second part extends diagonally,
A housing facility, wherein the first part and the second part are formed with holding means for positioning and holding the second part at a predetermined position with respect to the first part. Corner parts for equipment doors.
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