JP2004001660A - 車体構造 - Google Patents

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JP2004001660A
JP2004001660A JP2002161074A JP2002161074A JP2004001660A JP 2004001660 A JP2004001660 A JP 2004001660A JP 2002161074 A JP2002161074 A JP 2002161074A JP 2002161074 A JP2002161074 A JP 2002161074A JP 2004001660 A JP2004001660 A JP 2004001660A
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vehicle
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Shinsuke Nakatani
中谷 信介
Hiroyuki Iwanami
岩波 裕之
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】乗降性を向上し得るようにする。
【解決手段】車両前後方向16へ延びるサイドメンバ17の前部にタイヤ12,13が配設され、サイドメンバ17の後部にフロア20が取付けられ、フロア20の車幅方向21の両側部にシル22が設けられた車体構造であって、タイヤ12とシル22の位置を車幅方向21で異ならせるようにしている。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6〜図8に示すように、自動車等の車両の従来の車体構造は以下のようになっている。即ち、車両前後方向へ延びる一対のサイドメンバ1(片側のみ図示されている)が設けられる。このサイドメンバ1の前部は段差を有して一段高く形成されており、この段差部分の下部には側面視で下方に凸状態に屈曲されたサブフレーム2が設けられており、このサブフレーム2の車両前後方向位置にタイヤ3が配設される。また、サイドメンバ1の後部にはフロア4が取付けられている。このフロア4の車幅方向の両側部には、シルインナ5とシルアウタ6とからなるシル7が設けられている。この際、フロア4は、シルインナ5の内側縦壁に接合されている。また、シル7とタイヤ3とは車幅方向の位置が一致して車両前後方向に重なるように配設されている。更に、サブフレーム2の中間部は、シル7よりも低く構成されている。
【0003】
そして、シル7とタイヤ3との車幅方向の位置が一致しているので、車両前方からの荷重から入力された場合に、タイヤ3が車両後方へ移動してシル7に当るように作用する。これに対し、シル7の断面を大きくして荷重を受け止めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の車体構造では、シル7の断面を大きくして荷重を受け止めているため、シル7の断面を小さくすることができないので、シル7の上端とフロア4との間に段差8が存在する。そのため、乗降時に足を大きく持上げる必要が生じ、乗降性を悪化させる原因となっている。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解消し、乗降性を向上することのできる車体構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、車両前後方向へ延びるサイドメンバの前部にタイヤが配設され、サイドメンバの後部にフロアが取付けられ、フロアの車幅方向の両側部にシルが設けられた車体構造であって、前記タイヤとシルの位置を車幅方向で異ならせた車体構造を特徴としている。
【0007】
このように構成された請求項1にかかる発明によれば、前記タイヤとシルの位置を車幅方向で異ならせたことにより、車両前方からの荷重をシルで吸収する必要がなくなり、よって、シルの断面を小さくすることが可能となる。この結果、シルが低くなり、乗降性を向上することが可能となる。
【0008】
請求項2に記載された発明では、前記フロアの下面にシル断面を形成させた請求項1記載の車体構造を特徴としている。
【0009】
このように構成された請求項2にかかる発明によれば、前記フロアの下面にシル断面を形成させたことにより、更にシルとフロアとの段差が小さくなり、乗降性を一層向上することが可能となる。
【0010】
請求項3に記載された発明では、サイドメンバ前部の下部にサブフレームが設けられ、前記シルと前記サブフレームとの高さを一致させた請求項1または2記載の車体構造を特徴としている。
【0011】
このように構成された請求項3にかかる発明によれば、前記シルとサブフレームとの高さを一致させたことにより、シルとサブフレームとの位置関係が直線状となり、車両前方からの荷重に対する吸収効率を向上することが可能となる。
【0012】
請求項4に記載された発明では、前記シルとサイドメンバとを一体化させた請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車体構造を特徴としている。
【0013】
このように構成された請求項4にかかる発明によれば、前記シルとサイドメンバとを一体化させたことにより、重量およびコストを低減することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施の形態について、図示例と共に説明する。
【0015】
図1〜図5は、この発明の実施の形態を示すものである。
【0016】
まず、構成を説明すると、図1はミニバンタイプの車両11を例示しており、この車両11は前側のタイヤ12と後側のタイヤ13とを備えている。また、この車両11はヒンジ開き式の前部ドア14とスライド式の後部ドア15とを備えている。
【0017】
そして、図2に示すように、略車両前後方向16へ延びる左右一対のサイドメンバ17が設けられている。このサイドメンバ17の前部は、図3に示すように、段差を有して一段高く形成されており、この段差部分18の下部にはサブフレーム19が設けられている。このサブフレーム19の車両前後方向16の位置に前側のタイヤ12が配設される。
【0018】
また、サイドメンバ17の後部には、図4、図5に示すように、フロア20が取付けられ、フロア20の車幅方向21の両側部にはシル22が設けられている。
【0019】
この実施の形態のものでは、シル22とサイドメンバ17とを一体化させるようにする。
【0020】
且つ、フロア20の下面にシル22の断面を形成させることにより、低床車体構造を構成する。
【0021】
そのために、フロア20とサイドメンバ17のアウタ部材23とシル部材24とにより、閉断面を構成する。
【0022】
なお、図5に示すように、スライド式の後部ドア15の部分では、後部ドア15からシル22の断面内部へ向けてローラ25が突設されると共に、シル22の断面内部にはローラ25を案内するガイド部材26が設けられている。
【0023】
更に、図2に示すように、前側のタイヤ12とシル22の位置を車幅方向21で異ならせるように構成する。即ち、シル22の前部を内側に迂回させて、前側のタイヤ12よりも車幅方向21内側に位置するように構成する。
【0024】
そして、図3に示すように、シル22とサブフレーム19との高さを一致させるようにしている。
【0025】
次に、この実施の形態の作用について説明する。
【0026】
前側のタイヤ12とシル22の位置を車幅方向21で異ならせたことにより、車両11前方からの荷重をシル22で吸収する必要がなくなり、よって、シル22の断面を小さくすることが可能となる。この結果、シル22が低くなり、フロア20を低床とすることができて、乗降性を向上することが可能となる。
【0027】
また、フロア20の下面にシル22の断面を形成させたことにより、更にシル22とフロア20との段差が小さくなり、乗降性を一層向上することが可能となる。
【0028】
更に、シル22とサブフレーム19との高さを一致させたことにより、シル22とサブフレーム19との位置関係が直線状となり、車両11前方からの荷重に対する吸収効率を向上することが可能となる。
【0029】
そして、シル22とサイドメンバ17とを一体化させたことにより、重量およびコストを低減することが可能となる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、タイヤとシルの位置を車幅方向で異ならせたことにより、車両前方からの荷重をシルで吸収する必要がなくなり、よって、シルの断面を小さくすることが可能となる。この結果、シルが低くなり、乗降性を向上することが可能となる。
【0031】
請求項2の発明によれば、フロアの下面にシル断面を形成させたことにより、更にシルとフロアとの段差が小さくなり、乗降性を一層向上することが可能となる。
【0032】
請求項3の発明によれば、シルとサブフレームとの高さを一致させたことにより、シルとサブフレームとの位置関係が直線状となり、車両前方からの荷重に対する吸収効率を向上することが可能となる。
【0033】
請求項4の発明によれば、シルとサイドメンバとを一体化させたことにより、重量およびコストを低減することが可能となる、という実用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる車両の側面図である。
【図2】図1の底面図である。
【図3】図2のサイドメンバ前部の側面図である。
【図4】図1のA−A断面図である。
【図5】図1のB−B断面図である。
【図6】従来例のサイドメンバ前部の側面図である。
【図7】従来例の平面図である。
【図8】図7のシル部分を正面から見た断面図である。
【符号の説明】
12 タイヤ
16 車両前後方向
17 サイドメンバ
19 サブフレーム
20 フロア
21 車幅方向
22 シル

Claims (4)

  1. 車両前後方向へ延びるサイドメンバの前部にタイヤが配設され、サイドメンバの後部にフロアが取付けられ、フロアの車幅方向の両側部にシルが設けられた車体構造であって、前記タイヤとシルの位置を車幅方向で異ならせたことを特徴とする車体構造。
  2. 前記フロアの下面にシル断面を形成させたことを特徴とする請求項1記載の車体構造。
  3. 前記サイドメンバ前部の下部にサブフレームが設けられ、前記シルと前記サブフレームとの高さを一致させたことを特徴とする請求項1または2記載の車体構造。
  4. 前記シルとサイドメンバとを一体化させたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車体構造。
JP2002161074A 2002-06-03 2002-06-03 車体構造 Pending JP2004001660A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018149959A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 本田技研工業株式会社 車体構造

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