JP2003534120A - 液体類の噴霧 - Google Patents

液体類の噴霧

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JP2003534120A JP2001585937A JP2001585937A JP2003534120A JP 2003534120 A JP2003534120 A JP 2003534120A JP 2001585937 A JP2001585937 A JP 2001585937A JP 2001585937 A JP2001585937 A JP 2001585937A JP 2003534120 A JP2003534120 A JP 2003534120A
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ゲルハルド フレドリッチ ゲルラック クリスチャン
ヴァン デン ウーワー クリス
フラン ガブリエル ヴァン ボストラエテン クリス
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Abstract

(57)【要約】 洗浄、加湿、被覆、研磨、ファブリック処理、植物給水などのために液体製品を家庭用物品又は植物に施すための方法及び装置であり、その方法は少なくとも約40μm、及び好ましくは約75〜約500μmの範囲の平均液滴サイズを有する液滴の上又は下を向くスプレーの形態で、かつ、家庭用物品又は植物から約0.1m〜約1mの近接距離でスプレーノズルを介して液体を放出すると共に、は約3m/秒〜約80m/秒、好ましくは約3m/秒〜約20m/秒(スプレー液滴が上に向けられる時)及び約0m/秒〜約2m/秒(スプレー液滴が下に向けられる時)の範囲の出口速度並びに約0.2kV〜約50kVの範囲の印加電位でスプレーノズルを介して液体を放出し、それによりオーバースプレーは約40%未満である。この装置は、多重噴射スプレーヘッドを有するノズル、そのノズルの配置を調整するための手段及び電荷消散のための接地手段を含むことが好ましい。この方法及び装置は家庭用物体/植物の有効な適用範囲を提供し、家庭用物体/植物の周辺部における液体の廃棄及び浪費を回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、流動的材料、特に液体製品を家庭用物品又は家庭用植物に放出する
ための方法及び装置に関係する。特に、本発明は静電気又は静電気力及び流体力
学的力の組み合わせにより生成されるスプレーを用いて、洗浄、加湿、被覆、研
磨、ファブリック処理などのために家庭用物品に液体製品を施すための方法及び
装置に関係する。本発明は家庭用植物に給水するための方法及び装置にも関係す
る。本発明の方法及び装置は、乱雑さ及び滴下のない操作、改善された安全性及
び低減したオーバースプレーと共に有効な液体放出及び植物の給水を提供する。
【0002】 (発明の背景) 液体類の静電噴霧及び電着は当該分野において周知である。静電噴霧は帯電し
た液滴の生成及び接地した標的面へのその放出に基づく。他のスプレー技術に勝
る静電スプレーの長所は、帯電した液滴により生成された電界が、スプレーされ
る液体の非常に単一な分配を生じるという事実の結果である。静電スプレーの他
の長所は、スプレーされる表面の周囲を包み、標的に堆積する液体の量を増す能
力である。静電スプレーは広範囲の用途を有する。例えばこのスプレーは、i)
活性物質をペンキのように表面に工業的に被覆するために(例、US−A−5,
208,078及びUS−A−5,443,642)、ii)農業において農薬
を作物に撒くために(例、GB−A−1,569,707及びUS−A−4,35
6,528)及びiii)個人レベルで化粧品及び個人的ケア製品を出すために
(例、US−A−5,945,111)使用される。
【0003】 先行技術(例:GB−A−1,569,707及びUS−A−4,356,52
8)の教示では、農業での使用に好適な静電スプレーは、スプレー液滴の寸法が
例えば約50μm未満のエアゾール粒子寸法の範囲である時達成される。この事
実は、首尾良く噴霧され得る液体の範囲並びに達成され得る流量の範囲を限定す
る。先行技術からの教示は、多くのシステムでは高い固定抵抗の液体のみが実用
的な流量で噴霧され得ることである。既知の静電スプレーシステムで判明する他
の限界は、帯電した粒子は至近の接地した物体を探して電気的負荷を放出する傾
向があり、従って家庭での又は他の閉じられ環境での使用には不適当なことであ
る。
【0004】 これら及び他の理由のために、静電スプレーは家庭的環境では家庭用物品の処
理のためには商業的に適用されてこなかった。しかし、静電スプレーを家庭的環
境で使用することは、表面の選択的な及び単一の適用範囲が必要な時、例えば装
飾的な物体又は家具への洗浄製品、衣類、ベッド用布類、リンネル類へのファブ
リック処理製品等に非常に有益であり得る。
【0005】 静電スプレー技術の適用は家庭的環境における植物の給水のために特に有益で
あり得る。ユーザーは植物ケア製品を噴霧する時、液体が植物の周囲に落ちるの
を防ぐことを望む場合、植物を屋外に出す必要があることをしばしば発見する。
しかし、現在ある静電スプレーシステムは、水、植物ケア製品、固い表面の洗浄
又は処理製品等を施すには、家庭又は閉じた環境における使用に適切ではない。
これは多くの理由によるものである:i)植物ケア及び家庭用洗浄製品は通常水
性であり低い固有抵抗を有する故に、美容の用途に使用されるもののような、現
行の手で保持する静電装置では噴霧できない、ii)家庭内部で通常見つかる鉢
植え植物及び他の物品は接地しておらず、電荷の消散は操作者を介して直接又は
間接的に起こり、それはどちらも潜在的に安全ではなく、弱い噴霧特性を導く、
iii)農業で使用される従来の静電スプレーシステムは高い流量及び高速性を
有し、空気の補助を用いて達成されることができ、従って有意の量の液体を沈着
させるのに十分に選択的ではないが、液体が周囲に沈着するのを防ぐ、iv)従
来の静電スプレーシステムは通常、乱雑さ若しくは滴下のないように又は家庭環
境において安全で有効な操作を確実にするのに必要な程度まで設計されていない
、例えばそれらは異質の物体で容易に詰まる又は洗浄が困難である、あるいは、
特に噴霧の開始及び終了時に弱い噴霧特性を表す及びv)従来の静電スプレーシ
ステムは通常家庭的状況において使用が容易かつ安全であるような人間工学、電
気及び制御の観点からは設計されていない。
【0006】 従って本発明は一つ以上の実施形態において、ある家庭環境でオーバースプレ
ーを低減させながら個々の家庭用品目の有効及び選択的な噴霧を可能にし、乱雑
さ及び滴下のない操作を有し、オペレーターの安全性及び有効なスプレー放出を
確実にする接地機構を含み、人間工学により設計され並びに家庭用品目に噴霧す
るための装置の安全性及び有効性を改善するためにその装置を制御するための機
構を含む静電噴霧装置及び方法を提供する。
【0007】 (発明の概要) 本発明の第一の態様によれば、洗浄、加湿、被覆研磨、ファブリック処理、植
物給水などのために、液体を家庭用物品又は植物に噴霧するのに使用する静電噴
霧装置を提供し、その噴霧装置は、 a)液体を収容するリザーバ、 b)液滴のスプレーを生成するための少なくとも一つの開口部を有し、リザー
バと流体連通するノズル、 c)リザーバからノズルへ液体を送るための手段、 d)噴霧装置を制御するための手段、及び、 e)液体を帯電させるための手段 を備える。
【0008】 液体を帯電させるための手段は高電圧出力及び低電圧出力を持つ発電機を包含
することが好ましく、好ましい実施形態では、操作者/ユーザーから電気的に切
り離される。更に噴霧装置は、電荷消散のために家庭用物品又は植物を接地させ
る手段も包含することが好ましい。接地させるための手段は、i)発電機の低電
圧出力と電気的に接触し、低電位又はゼロ電位で維持される連結器、ii)家庭
用物品又は植物と電気的に接触し、連結器及びアースから電気的に切り離され得
るピン、スパイク(大釘)又は他の締結手段を含むことが好ましい。
【0009】 使用時には、連結器と締結手段とが、電荷消散接地ループを確立するために電
気的に接続される。この目的のために、静電噴霧装置は、前記連結器及び締結手
段のいずれか又は双方と関連して、前記連結器と締結手段とを電気的に接続させ
る手段を含み、該手段が、機械的クリップや雄雌連結器等の機械的連結手段、磁
気連結手段、電磁連結手段等から選択される。 連結器自体は導電ワイヤの形態を取る又は含むことができ、その長さを選択し
て装置と家庭用物品又は植物との間の最大可能噴霧距離を制御することができる
。あるいはワイヤに印をつけて、ユーザーに噴霧距離の視覚的表示を提供するこ
とができる。
【0010】 家庭用物品又は植物との電気接触提供するための他の手段は概ね平らな又は平
面のプレート、粘着性のストリップなどを含めて本明細書において好適である一
方、締結手段は概ね円筒形の形態のピン、スパイク(大釘)又はぺグの形態を取
ることが好ましい。ピン又は他の締結手段は適用環境(例:土)において非腐食
的である材料から形成する必要がある。更にピン又は他の締結手段は他の機能性
を提供することができ、例えば植物給水棒として作用する又は以下に詳細に説明
するような「賢明な助言システム」の部分を形成することができる。
【0011】 静電噴霧装置は、 a)装置のオン−オフ切換手段、 b)リザーバからノズルへの液体の送りを調節するための手段、 c)噴霧特性、例えば適用速度、噴霧方向、軌道、噴霧パターンの形状及び寸
法等を調節するための手段、 d)操作及び/又は環境情報を記憶するための手段、及び、 e)前記操作及び/又は環境情報に基づいて最適操作特性を算出するための手
段、の一つ以上を包含して、その装置を制御するための様々な手段も包含するこ
とができる。
【0012】 更に本発明による噴霧装置は、装置を制御するためあるいはユーザーに操作及
び/又は環境状態を助言するために、操作又は環境情報のフィードバックを噴霧
装置制御手段又はユーザーに提供するための手段を含むことができる。フィード
バックを提供するための手段は、締結手段及び/又は連結器と関連付けられて操
作及び/又は環境状態を感知する手段と、感知手段によって生成された情報を噴
霧装置制御手段及び/又はユーザーに通信する手段とを含むことが好ましい。情
報通信のための好適な手段には、ワイヤに基づく通信手段、光ファイバー通信手
段、ブルートゥース(商標)、赤外線通信手段等の無線通信手段が包含される。
【0013】 好ましい実施形態では、 a)噴霧装置のオン−オフ切り換え、 b)リザーバからノズルへの液体の送りの調節、 c)噴霧特性の調節、 d)例えば湿度、温度、土壌pH、水分、塩分濃度、養分等の監視といった操
作及び/又は環境データの提供、及び、 e)連結器が締結手段に電気的に接続されている場合を除き、噴霧装置のスイ
ッチオンを防止すること、 これらの一つ以上の機能のために締結手段と関連付けられた感知するための手段
を含む。
【0014】 本発明は又、洗浄、加湿、被覆、研磨、ファブリック処理、植物給水などのた
めに、液体を家庭用物品又は植物に噴霧する方法にも関係する。好ましい態様で
はこの方法は、 a)液体を収容するリザーバ、 b)液滴のスプレーを生成するための少なくとも一つの開口部を有し、リザー
バと流体連通するノズル、 c)リザーバからノズルに液体を送るための手段、 d)噴霧装置を制御するための手段、 e)高電圧出力及び低電圧出力を有する発電機を備え、液体を帯電させる手段
、及び、 f)電荷消散のために家庭用物品又は植物を接地させる手段であって、発電機
の低電圧出力と電気的に接触し、低電位又はゼロ電位で維持される連結器を包含
する、接地のための前記手段を包含する噴霧装置の利用を含み、 その方法は更に、 i)家庭用物品又は植物を連結器及びアースから電気的に切り離されるピン又
は他の締結手段と電気的に接触させること及び ii)電荷消散接地ループを確立するために、連結器及び締結手段を電機接続
させること を含む。
【0015】 本明細書の静電噴霧装置は又、リザーバと流体連通し、液滴のスプレーを生成
するノズルも含む。好適なノズルは一つ以上の開口部を含むことができるが、乱
雑さ及び滴下のない噴霧特性の観点から本明細書に非常に好適なのは、静電気力
及び流体力学的力の組み合わせにより又好ましくは複数の非毛管流動経路で液体
を放出するように適合された複数の開口部を備える多重噴射スプレーヘッドを含
むノズルである。
【0016】 このように本発明の他の態様によると、洗浄、加湿、被覆、研磨、ファブリッ
ク処理、植物給水などのために家庭用物品又は植物に液体を噴霧するのに使用す
る静電噴霧装置が供給され、この噴霧装置は、 a)液体を収容するリザーバ、 b)液滴のスプレーを生成するためにリザーバと流体連通しており、静電気力
及び流体力学的力の組み合わせにより液体を放出するよに適合された複数の開口
部を有する多重噴射スプレーヘッドを備えたノズル、 c)リザーバからノズルに液体を流体力学的に送るための手段、及び、 d)液体を帯電させるための(電極を含む)手段 を備える。
【0017】 多重噴射スプレーヘッドは約2〜約200個の、好ましくは約3〜約60個の
開口部を備え、各開口部は約10μm〜約250μmの、好ましくは約20μm
〜約100μmの範囲の出口直径を有することが好ましい。本明細書での使用に
特に好ましいのは、スプレーヘッドは約5〜約20個、好ましくは約6〜約13
個の開口部を備え、各開口部は約22μm〜約60μmの、好ましくは約25μ
m〜約50μmの範囲の出口直径を有する。これらの開口部は非毛管型であるこ
とが好ましく、それにより複数の非毛管流動経路で液体を放出することが可能で
ある。非毛管によりこれらの開口部は平均で約50:1以下、好ましくは約20
:1以下の長さ対幅の比率を有することを意味する。
【0018】 更にスプレーヘッドの隣り合う開口部間の平均間隔は、約100μm〜約20
mm、より好ましくは約1.5mm〜約10mmの範囲であることが好ましく、
これは対応する隣り合った噴射間の静電干渉を最小化する観点から及び液体が乱
雑さのない方法で狭いスプレーコーンに放出されることを確実にするために望ま
しい。 好ましい実施形態では、ノズルはスプレーヘッド及び一つ以上の追加的ノズル
構成部品を包含する構成部品の集合体を含む。この集合体は洗浄又は修理の目的
に必要な分解ができる方法で組み立てられるのが好ましい。一つの好ましい追加
的なノズル構成部品は、スプレーヘッドの詰まりを低減する目的及びその損傷を
防ぐのために導入されるフィルタである。ノズルは、その洗浄又は交換のために
フィルタ及びスプレーヘッドが別個に又は単体として集合体の残部から取り外し
可能であるような設計が好ましい。この目的のためにフィルタ及びスプレーヘッ
ドは、液体帯電電極手段の下流側に取り付けられることが好ましい。
【0019】 好ましい実施形態では、ノズルは噴霧中、特に噴霧の開始及び終了時に液体の
液滴を低減するための手段を追加的に組み入れ、前記手段は水力ポンプ手段と共
に使用され、ノズルを通る液体の流動を制御するために所定のトリガー閾値及び
カットオフ閾値よりそれぞれ上及び下の圧力の増加又は減少に応答する圧力制御
弁を包含する。圧力制御弁は、噴霧装置の操作流動圧力よりそれぞれ上及び下に
約5%〜約50%、より好ましくは約6%〜約20%、更に好ましくは約8%〜
約15%、最も好ましくは約10%のトリガー閾値及びカットオフ閾値を有する
ことが好ましく、これらの閾値は静止状態で水力的に密閉する蠕動又は他の型の
ポンプに基づく噴霧装置の場合に特に重要である。圧力制御弁は、スプレーヘッ
ドの近傍の(すぐ上流側が好ましい)ノズル集合体に取り付けられることも好ま
しく、これはスプレーの開始及び終了時によりよい弁制御及び液滴の低減をもた
らす。再度好ましい実施形態では、液体帯電電極手段は圧力制御弁の上流側に配
置される。圧力制御手段がノズル集合体自体の上流側に位置する実施形態も本明
細書で考察されるが、そのような実施形態はあまり好ましくない。
【0020】 従って本発明の更なる様態により、洗浄、加湿、被覆、研磨、ファブリック処
理、植物給水等のために液体を家庭用物品又は植物に噴霧するのに使用する静電
噴霧装置を提供し、この噴霧装置は、a)液体を収容するリザーバ、b)リザー
バと流体連通し、液滴のスプレーを生成するノズル及びc)リザーバからノズル
に液体を送るための手段を備え、前記手段は水力及び特に蠕動ポンプ手段を含む
ことが好ましく、そこにおいてノズルが、 i)液体をスプレーの形態で放出するように適合された一つ以上の開口部を有
するスプレーヘッド、 ii)スプレーヘッドの詰まりを防止又は低減するためのフィルタ、 iii)ノズルを通過する液体の流れを制御するために、所定のトリガー閾値
及びカットオフ閾値よりもそれぞれ上及び下の圧力の増加又は減少に応答する圧
力制御弁を備え、噴霧の開始及び終了の間、特に開始時及び終了時に液体の滴下
を低減させる手段であって、前記圧力制御弁は好ましくはスプレーヘッドの近傍
に取り付けられ、及び iv)液体を帯電させるための手段、を包含するノズル構成部品の集合体を備
える。
【0021】 本明細書に説明するように、スプレーヘッド及びフィルタは、圧力制御弁及び
その洗浄又は交換のために液体を帯電させるための手段を包含する集合体の残部
から取り外し可能であることが好ましい。 あるいは圧力制御はスリット密閉弁の形態の、すなわち誘発又はクラッキング
圧を有する弾性膜の表面上のスリット(X形が好ましい)の開口部を用いて達成
されることができる。スリットは通常の噴射形成はクラッキングなしに起こるが
、詰まり材料の存在により引き起こされるクラッキング圧を超える圧力で膜が反
転することにより割れる又は開く。スリット密閉弁の形態の一つ以上の開口部を
有するノズルを含む噴霧装置はこのように本発明の別個の及び価値ある他の態様
を含む。
【0022】 開口部自体(スリット密閉開口部を含めて)は、従来のミクロ機械加工、レー
ザードリル、光エッチング又は同様の技術により作成することができる。しかし
多重噴射スプレーヘッドの製造は複雑で、既知の技術を使用すると多くの困難を
呈する。多噴射スプレーヘッドを作成する代替方法は、プレートに一連の溝部分
又は山部分を作成し、そのプレートを第二のプレートと密閉かん合させ、プレー
ト間に一連の溝を形成する。円筒形態でプレート間に密閉かん合を提供する寸法
のプレートを用いることにより、この方法は円筒の周囲に設定される一連の開口
部を有する一般的な円形の外形の多重噴射ヘッドの製造を可能にする。
【0023】 本明細書の静電噴霧装置は、ノズルと関連付けられ、噴霧パターンを規制及び
調整するための手段も包含することが好ましく、前記手段は(1)所定の直径の
多くの開口部を選択するための手段、(2)開口部の直径を変えるための手段、
(3)異なる直径の開口部の混合を選択するための手段及び(4)得られる噴射
の直径を変えるために開口部横断面の形状を調整するための手段(例えば、楕円
形の横断面の一つの寸法を長くする又は短くするための手段)から選択される。
【0024】 好ましいノズル集合体では、フィルタ、圧力制御弁及びスプレーヘッドは、流
体引入れ口、ハウジングの入り口末端部の高圧供給口、ハウジングの出口末端部
の取り外し可能なフード又は覆いを備え、以下に詳細に説明するようなスプレー
のデフレクタ又は成形装置として作用するハウジング内に取り付けられる。フー
ド又は覆いはハウジングの出口末端部でねじ又は同様のかん合手段によりハウジ
ングに固定され、ノズルの取り外しを可能にするためにハウジングから取り外し
可能である。スプレーヘッドはハウジングの出口末端部に取り付けられ、開口部
部分、袖部分及び周辺の唇部分を具備する。フィルタはハウジングの入り口末端
部に取り付けられ、フィルタ要素及び環状のフランジを有するフィルタ保持器を
包含する。圧力制御弁はスプレーヘッドとフィルタの中間に取り付けられる。組
み立てた時、フード又は覆いはスプレーヘッドの周辺の唇部分を支え、フィルタ
保持器の周辺のフランジの最も外側部分はスプレーヘッドの袖部分を支え、それ
によりフード又は覆い及びフィルタ保持器は共に作用してハウジング内の位置で
スプレーヘッドを保持する。一方圧力制御弁は、一方の末端部がスプレーヘッド
の袖部分内に取り付けられ、他の末端部はフィルタ保持器の環状フランジの突出
部とかみ合う。
【0025】 本発明の目的は、洗浄、被覆、研磨、ファブリック処理などの目的で、乱雑さ
、オーバースプレーを低減し安全性を改善して液体製品又は他の流体材料を家庭
用物品に施すための方法及び装置を提供することである。本発明の他の目的は乱
雑さ、オーバースプレーを低減し安全性を改善して家庭用植物に給水するための
方法及び装置を提供することである。「給水」によって、根系統及び周囲の土壌
を含む植物のいずれかの部分への、好ましくは葉、より好ましくは葉の両面への
水性液体の放出を意味する。液体は水自体であってよく又は家庭用物品又は植物
のケアに好適ないずれかの水性又は非水性液体類であってもよい。水性液体は本
明細書において好ましいが、油基材の製品又は乳濁液/懸濁液のような非水性液
体も使用することができる。オーバースプレーにより、家庭用物品又は植物の周
囲(土を除く)に付着する液体の重量による割合を意味する。本発明の方法及び
装置は、帯電させたスプレーの使用を伴う。生成したスプレー液滴が、家庭用物
品又は標的植物の表面に優先的に堆積するような方法で、流体力学的力、重力の
力、電気力及び誘引力の釣り合いによりスプレーは得られる。スプレー液滴に作
用する力は主に:i)表面張力、密度及び粘度のような液体の物理的特性、ii
)圧力勾配及び流量のような液体の初期状態及びiii)固有抵抗及び印加電位
のような液体の電気状態によって決定される。
【0026】 静電スプレー及び植物給水システムにおいてオーバースプレーの量を決定する
ために判明した要因の一つは、スプレー軌道である。画定した寸法、出口速度及
び電荷のスプレー液滴を用いて通常の上向き又は下向きに噴霧する場合特に、高
い適用速度で付着の改善及びオーバースプレーの低減が得られる。 液体が約3〜約40m/秒、好ましくは約3m/秒〜約20m/秒の範囲の出
口速度で及び約0.2kV〜約50kVの範囲の印加電位で上向きに放出される
時、最適の給水及び液体放出は、少なくとも約40μm、好ましくは約75μm
〜500μmの範囲の液滴サイズを用いて得られることが驚くべきことに判明し
た。このような実施形態は本明細書では時々「上向きスプレー」又は「給水缶」
様式実施形態と呼ばれる。
【0027】 このように本発明の他の態様によると、洗浄、加湿、被覆、研磨、ファブリッ
ク処理等のために、オーバースプレーを低減させながら液体製品を家庭用物品に
施すための方法又は家庭用植物に植物のケアに好適な水性液体を給水する方法が
提供され、その方法は少なくとも約40μm、好ましくは約75μm〜約500
μmの範囲の平均液滴サイズを有する液滴の上向きスプレーの形態で、かつ家庭
用物品又は植物から約0.1m〜約1mの近接距離での液体の放出すると共に、
約3〜約40m/秒、好ましくは約3m/秒〜約20m/秒の範囲の出口速度及
び約0.2kV〜約50kVの範囲の印加電位で液体を放出し、それにより、オ
ーバースプレーは約40%未満である。本明細書で使用する時、出口速度とはス
プレーノズルの単数又は複数の開口部を出る液体の速度に関連し、単数又は複数
の開口部の横断面積によって割けられた流量に等しい。一方、平均液滴サイズは
モールバン(Malvern)寸法分析装置を用いて測定され、ノズルの単数又は複数
の開口部から10cmの距離で測定される平均液滴サイズに関連する。
【0028】 本発明の好ましい上向きスプレー様式の実施形態では、出口速度は約4m/秒
〜約15m/秒、より好ましくは約5m/秒〜約12m/秒であり、液滴のスプ
レーは沿直線に対して約20°〜約70°、好ましくは約30°〜約60°の噴
霧角度で上に向けられる。本明細書に使用する時、噴霧角度は、ノズル開口部か
ら噴出する直前の液体の方向に該当し、多重開口部の場合は、これら異なる開口
部の平均噴霧角度である。
【0029】 本明細書の発明は液体の放出並びにいわゆる「下向きスプレー」又は「シャワ
ー」様式の植物の給水方法及び装置にも適用することができる。このように本発
明の更なる態様によると、洗浄、加湿、被覆、研磨、ファブリック処理などのた
めに、オーバースプレーを低減させながら液体製品を家庭用物品に施すための方
法、又はオーバースプレーを低減してさせながら植物のケアに好適な水性液体を
家庭用植物に給水する方法が提供され、その方法は、少なくとも約40μm、好
ましくは約75μm〜約500μmの範囲の平均液滴サイズを有する液滴の下向
きスプレーの形態で、かつ、家庭用物品又は植物から約0.1m〜約1mの近接
距離でスプレーノズルを介して液体を放出すると共に、約0m/秒〜約2m/秒
の範囲の出口速度及び約0.2kV〜約50kVの範囲の印加電位でスプレーノ
ズルを介して液体を放出し、それによりここに定められるオーバースプレーを約
40%未満にする。
【0030】 本発明の好ましい下向きスプレー様式の実施形態では、出口速度は約0.1m
/秒〜約1.5m/秒、好ましくは約0.5m/秒〜約1m/秒であり、液滴の
スプレーは沿直線に対して約−30°〜約30°、好ましくは約−15°〜約1
5°の噴霧角度で下向きである。 操作の「上向きスプレー」及び「下向きスプレー」両方の様式では、オーバー
スプレーは重量で約40%未満、好ましくは約30%未満、より好ましくは約2
0%未満である必要がある。オーバースプレーは、標的系統(例:鉢植え植物)
に堆積する液体の量を計量し、放出された液体全体から引くことにより測定する
ことができる。
【0031】 勿論このシステムは標準的な水平様式で作動可能であり、スプレーは水平に対
して+/−15°をなし、出口速度は約4m/秒〜約15m/秒、より好ましく
は約5m/秒〜約12m/秒である。しかし、この様式では慣性効果のために結
果としてオーバースプレーが僅かに多くなる可能性があり、50%未満、好まし
くは30%未満、より好ましくは20%未満のオーバースプレーを伴う。
【0032】 電気力と流体力学的力の組み合わせで液体をスプレーノズルに送ることにより
スプレーは生成される。液体は、帯電した電極によって生成された電界を通過す
ることにより単数又は複数のノズル開口部で又はそれより前で帯電する。電界強
度は主に、電極に働く電圧及び標的からの距離による。液体はいずれかの手段に
よりノズルに送られるが、システムにおける流体の静的圧力より大きい操作圧力
又は全圧力を提供するために、流体力学的に例えば外部の機械的ワークの投入で
送られるのが好ましい。液体はポンプを用いて水圧により送られることが好まし
く、特に好ましいのは蠕動ポンプである。一般に好適なポンプは、約5kPa〜
約2000kPa、好ましくは約10kPa〜約1050kPa、より好ましく
は約50kPa〜約150kPaの範囲の操作圧力を有する。それに応じて圧力
制御弁の閾値は調整される。一方、装置の放出能力(一開口部当たりの流量と定
義される)は、一開口部当たり少なくとも約0.1mL/分が好ましく、約0.
2mL/分〜約20mL/分がより好ましく、約0.5mL/分〜約10mL/
分が更に好ましく、一開口部当たり約1〜約5mL/分が特に好ましい。
【0033】 植物のケア製品には、植物を処理するために使用されるいずれかの液体基材組
成物、例えば農薬、殺虫剤、除草剤、殺菌剤、植物成長促進剤、植物性食品、肥
料、植物洗浄剤、葉ワニス、植物光沢剤、水及びその混合物が挙げられる。いず
れの液体基材も本明細書に使用することができるが、本発明では水溶液が好まし
い。無生命の家庭用物品に放出するのに好適な製品には、例えば硬い表面の洗浄
製品、カーテン、壁、ベネチアンブラインドの洗浄製品、銀のケア製品、床及び
家具磨き、ガラス及び窓洗浄製品、ファブリック処理製品、アイロン製品、汚れ
除去製品、ファブリックケア製品、洗濯製品、漂白製品、浴室及び台所洗浄製品
等が含まれる。個人的な又は人間でない動物への使用に好適な製品には、例えば
化粧品、日焼け止め剤、加湿剤、防臭剤、色のついた化粧品、メークアップ組成
物、傷ケア組成物、シャンプー等が含まれる。これらの製品の多くは非常に導電
性のある水性液体であり、約104オームセンチメートルより低い固有抵抗を有
する。より高い抵抗性のある液体も、本方法及び装置を用いて首尾良く噴霧する
ことができる。
【0034】 家庭環境で見つけられる植物のほとんどは、プラスチックの鉢又は陶器の鉢の
いずれかに鉢植えにされている。両方の材料は絶縁体であり、「絶縁体」又は「
絶縁材料」は約1012オームセンチメートルを超える固有抵抗を有する材料に該
当する。故に鉢は植物を絶縁し、従って帯電した粒子を引きつけない。鉢植え植
物に近接して液体が静電気的に噴霧される場合、そのスプレーはその植物に行く
のと同様にその植物の周囲に行く傾向がある。従って鉢植え植物に給水するため
の一つの方法では、給水は正及び負に交互に帯電させるスプレーを用いて行われ
る。他の方法では、回路を植物の近傍の土に挿入されるスパイク(大釘)のよう
な接地手段を用いて完成する。これによりスプレーは鉢の中の植物及び土へと優
先的に行き、従って望まない乱雑及び製品の浪費を回避する。
【0035】 家庭環境において見つけられる他の物品は絶縁体として分類することもできる
(例:ガラス装飾品、窓及びプラスチックの物体)絶縁体には、例えば正及び負
に交互に帯電させるスプレーを用いることにより、静電気的に噴霧することがで
きる。他の物品は半絶縁体材料(例:家具及び衣類)に分類することができ、「
半絶縁体」又は「半絶縁体材料」は通常、約107及び約1012オームセンチメ
ートルの間の固有抵抗を有する物体又は材料に該当する。半絶縁体及び絶縁体に
は、例えばクランプ、ピン又は上記で説明したような、物体に取りつける他の締
結手段のような接地手段の助けにより静電気的に噴霧することができる。
【0036】 本発明の装置及び方法は、屋内の植物、すなわち家、温室、職場等のような建
物の内側で通常成長する植物又は屋外の植物、例えば庭、区分園、苗床、中庭等
に成長する植物の両方に施すことができる。これらは「家庭用植物」という用語
で解釈される。しかし一般にこの方法は個々の家庭用植物に施される又は多くの
家庭用植物に給水する場合は、個々の植物は通常連続的に取り扱われる。同様に
本発明の装置及び方法は、家、職場等の内及び外の両方の物品に、無生命の及び
生命のある物品(人及び人でない動物)の両方に、並びに必ずしもいつも家の中
にはないが、より一般的な家庭関連の品目、例えば自転車、車などに適用可能で
ある。これらは「家庭用物品」という用語で解釈される。
【0037】 スプレー形成手段を用いてスプレーを形成する更なるステップを含む、本発明
の非常に好ましい方法には、スプレー形成手段が、a)使用中にそれに接触する
最初の液滴群に、スプレーを形成するための静電界を生成させる絶縁要素、又は
b)使用中にスプレーを形成するための静電界を生成するように帯電される導電
要素のいずれかを備える。好ましいスプレー形成方法では、スプレー形成手段は
、表面の形態又は家庭用物品若しくは植物の概ね下及び周囲に伸びる表面被覆の
形態をとる絶縁要素を備える。好適な絶縁要素には、地面から絶縁されるテ−ブ
ルの表面、あるいは表面上に置くような、並びに家庭用物品又は植物を置くよう
に設計された絶縁マットなどが包含される。好適な絶縁要素には又、環形の形状
のマットも含まれ、家庭用物品又は植物はそのマットの中央領域に配置される。
好適なスプレー形成手段には、次に詳細に説明するノズル開口部に隣り合って位
置するスプレーデフレクタ手段も含まれる。
【0038】 故に本発明の他の態様によれば、洗浄、加湿、被覆、研磨、ファブリック処理
、植物の給水などのために、液体製品を家庭用物品又は植物に施すための方法が
提供され、その方法は、約0.2kV〜約50kVの範囲の印加電位で液滴のス
プレーの形態でスプレーノズルを介して液体を放出し、その後液滴のスプレーを
電気的に形成し、それによりここに定められるオーバースプレーは約40%未満
、好ましくは約30%未満及びより好ましくは約20%未満である。
【0039】 本発明は又、静電噴霧装置に関し、適用範囲を改善してオーバースプレーを低
減し液体類を家庭用物品又は植物に施すために、家庭内での使用に好適な植物の
給水及び他の手で保持する装置に特に関する。故に本発明の更なる態様によれば
、 a)洗浄、加湿、被覆、研磨、ファブリック処理、植物の給水などのために、
家庭用物品又は植物への適用に好適な液体を収容するリザーバ、 b)液滴のスプレーを生成するための少なくとも一つの開口部を有し、リザー
バと流体連通するノズル、 c)リザーバからノズルに液体を送るための手段、 d)液体を帯電させるための手段、任意に e)ノズル開口部の装置に対する配置を調整するための手段、 及び更に任意に f)その生成後、液滴のスプレーを電気的に成形するための手段を含む静電噴
霧装置が提供される。
【0040】 本発明の静電噴霧装置は多くの方法で配置することができるが、以下の二つの
様式: a)少なくとも約40μm、及び好ましくは約75μm〜約500μmの範囲
の平均液滴サイズを有する液滴の上向きスプレーの形態で液体を放出するように
装置が配置され、その液体は約3m/秒〜約40m/秒、好ましくは約3m/秒
〜約20m/秒の範囲の出口速度で、及び約0.2kV〜約50kVの範囲の印
加電位でスプレーノズルを通って放出される上向きの様式、及び b)少なくとも約40μm、及び好ましくは約75μm〜約500μmの範囲
の平均液滴サイズを有する液滴の下向きスプレーの形態で液体を放出するように
装置が配置され、その液体は約0m/秒〜約2m/秒の範囲の出口速度で及び約
0.2kV〜約50kVの範囲の印加電位でスプレーノズルを通って放出される
下向きの様式 の一つの様式で使用することが好ましい。
【0041】 スプレーノズルは異なる外形及び構造を有することができ、環状開口部の横断
面は良好なスプレーを生じる。単一の開口部を有するスプレーノズルの場合、ノ
ズル開口部は約20μm〜約300μm、好ましくは約100μm〜約200μ
mの範囲の出口直径を有することが好ましい。一方多重開口部ノズルは、約20
μm〜約250μm、好ましくは約20μm〜約100μmの範囲の出口直径を
有することが好ましい。非常に好ましい実施形態では、静電噴霧装置には末端ユ
ーザーによって選択されることのできるスプレー角度で装置を使用し得るように
ノズル開口部の相対的な配置を調整するための手段が包含される。相対的な配置
によりノズル開口部の、噴霧装置の残部に対する配置を意味する。好ましい実施
形態では、ノズルは導管を介してリザーバと流体連通し、ノズル開口部の相対的
な配置を調節するための手段は、可撓性ネックホース又は管状材料のような導管
の可撓性部分を含む。完全な配置の自由を確保するために、ノズルは可撓性管に
囲まれる。単数又は複数のノズル開口部は、一般に絶縁又は半絶縁材料から作ら
れる、環状の又は円錐形のスプレーデフレクタ手段に囲まれることが好ましい。
しかしデフレクタは平らであってもよく、又他の形状であってもよい。デフレク
タはスプレーにより帯電し、その絶縁性のために電荷は表面に留まり、従って更
なるスプレーを拒絶する。ノズル開口部に隣り合うデフレクタ手段の供給は、液
滴のスプレーを電気的に成形するため及びスプレー幅を制御するために価値があ
る。更にデフレクタは電界に焦点を合わせることによりスプレーの速度を加速す
ることができる。
【0042】 静電噴霧装置は更に、家庭用物品又は植物のスプレーに向かう誘因的能力を改
善するために、上記で説明したような家庭用物品又は植物の接地手段を含み得る
。好適な植物接地手段には、例えば土に刺して装置又は地面のいずれかに接続す
るスパイクが包含される。他の好適な接地手段には、例えば使用中に家庭用物品
又は植物に取り付けられ、装置又は地面のいずれかに接続するクランプの形態の
電極が包含される。家庭用物品又は植物を接地する他の方法は、永久に帯電する
電極、好ましくは噴霧される液滴と反対の電荷の電極を導入することによる。
【0043】 静電噴霧装置は又、スプレー成形手段も包含することができ、家庭用物体又は
植物上のスプレーの選択的沈着を改善する。成形手段の役割は、他の方法では標
的を外すスプレー液滴を家庭用物体又は植物まで戻すことである。成形手段は絶
縁体であってよく又は導電体であってもよい。絶縁体である場合、スプレーと同
一記号の電荷が課され、故に更なるスプレーを拒絶し、このスプレーは標的に再
び向けられる。導電体である場合、導電体を永久に帯電させるために、スプレー
電荷と同一記号の電流が絶えず供給される必要がある。 接地手段及びスプレー成形手段は噴霧装置と一体化する又はそれから分離する
のいずれかであってよい。従って本発明は、静電噴霧装置、接地手段及び/又は
成形手段を包含する静電スプレー道具一式も包含する。接地手段は装置のアース
又は地面、あるいは使用中にスプレー液滴などと反対の電荷で帯電可能なものに
接続可能な電極の形態を取ってもよい。
【0044】 勿論本発明の装置は、一つ以上のリザーバ及び/又は一つ以上のリザーバと流
体連通する一つ以上のスプレーノズルを包含され得ることが理解されるであろう
。多重リザーバは、互いに両立しがたい又は連続する方法で家庭用物品若しくは
植物に施すために設計される家庭用物品又は植物のケア製品の場合に価値がある
。多重ノズルは、異なる適用特性を必要とする家庭用物品若しくは植物ケアの多
重製品の場合に又は家庭用物品若しくは植物上で相互に作用するように設計され
る家庭用物品若しくは植物ケア製品を同時に適用するため、あるいは単一のノズ
ルが十分な流れを提供できない場合製品のより高い流量を適用するために価値が
ある。
【0045】 静電噴霧装置は、操作者の疲れを最小にし、使用中の安全性を増すために人間
工学的観点から設計されることが好ましい。この目的のために、装置の重量はで
きるだけ少ないことが必要であり、約2000g未満が好ましく、約500g未
満がより好ましく、約200gが理想的である。再度、モーターは手から離して
配置し、振動を最小化する必要があり、例えば、装置を保持するための及び開始
/停止ボタンを押すための手の機能は分離させる必要がある。
【0046】 (発明の詳細な説明) 本明細書での使用に便利なのは、水を含む水溶液の形態の植物ケア製品である
。本発明の植物の給水方法及び装置では、相対的に高い適用速度が可能であるが
、同時にオーバースプレーを低減又は回避する。いくつかの植物は帯電した液体
に積極的に反応し、成長率の改善を現し得ることも判明した。成長の増加は、帯
電した液体が植物の生物刺激を起こすためである可能性がある。家庭の室内で使
用する植物ケア製品は通常、溶液中のイオンの存在のために純水のそれより時に
は低い、低固有抵抗を有する希釈した水溶液である。下葉への適用範囲の改善の
結果として、農薬、殺虫剤及び殺菌剤の有効性も本発明により改善されることが
できる。虫及び病気は葉の下側にしばしば位置し、他の隠れた領域はこれまでの
噴霧方法では届くのが困難であるために、これは重要である。
【0047】 液滴は正に帯電させることが好ましい。しかし所望するならば液滴は負に帯電
してもよい。静電噴霧装置は、手で保持して使用するため及び操作の容易さのた
めに便利な寸法、形状及び重量で構成することが好ましい。図1の装置は通常、
ハウジング1、液体リザーバ2、ノズル3、液体をノズルに送るための手段4、
電気的手段6を覆って高電圧を発生する帽子状の小室5及び導管をノズル3に提
供して高電圧リード8を組み込む可撓性ネック管7を含む。図示した実施形態で
は、ハウジング1は製品を洗浄するために使用される従来のスプレー瓶の形状及
び寸法を有し、電気的に絶縁した例えばプラスチック材料であることが好ましく
、その中に装置の電気的及び他の機器の構成部品が取り付けられる。
【0048】 この実施形態では、液体リザーバ2は帽子状の小室5の下に取り付けられ、必
要時に容易に詰め替え又は交換可能な瓶型リザーバである。噴霧される組成物は
、浸し管9を通って送られる。所望するならば又は必要な時、組成物をリザーバ
2からノズル3まで必要な速度で運ぶために、装置はハンドポンプ、電気ポンプ
(特に蠕動ポンプ)、与圧ガスなどのような送り手段を含んでもよい。一般に約
10kPa〜1050kPaの、好ましくは約50kPa〜約150kPaの正
の圧力がこの目的に好適であろう。図示した実施形態では、モータ11及びギア
ボックス12を備えるポンプ10が出口流量を制御するために使用される。
【0049】 図示した実施形態では、高電圧を発生するための電気手段6は帽子状小室5に
おいて装置の頂部に向かって位置する。帽子状小室の基部に向かって、従来の低
電圧例えば1.5から12、特に9ボルト電池のセルような閉じ込めたバッテリ
ー13があり、その位置により必要時に取替えのためにバッテリーへの迅速な接
近が可能になる。高電圧発生器6は、バッテリー13からの低電圧を例えば約1
2と18キロボルトの間の高電圧に変え、それは静電スプレーをもたらすのに製
品を必要な高電位まで噴霧させるために膨らませるのに必要である。 高電圧発生器6の好適な構成部品は当業界において周知であり、電圧上昇機能
を行うためにコイル又は変圧器を主に含む。「荷電ポンプ」又は「はしご」型電
圧増圧器は主にダイオード及びコンデンサからなり、独立して又は前記コイル又
は変圧器と結合して使用してもよい。この増圧器は直列的な又は並行な構造であ
ることができる。所望するならば又は必要な時、高電圧装置の安全な様態を増し
、装置の使用時にアースへの不必要な漏れ経路を低減するために、図1に示さな
い電気的絶縁材料の様々なパッキング要素を提供してもよい。
【0050】 高電圧発生器6の上には、装置の有効で条件を満たす機能を確実にするために
必要ないずれかの補助電気構成部品を包含する一つ以上の回路板14がある。こ
のような追加的な回路板14は例えば、直流/交流(又は逆もまた同様)変換器
並びに噴霧される製品が放出される製品放出手段に適用される高電圧を制御する
ための電圧調整手段を包含してもよい。高電圧発生器6は高電圧リード8を通っ
て、ノズル3の開口部を離れる前の液体に接触する電荷転移片(図示しない)に
接続される。高電圧リード8及び流体導管は絶縁可撓性ネック管7内に閉じ込め
られる。可撓性ネック管7は、ノズル3を装置の残部に応じる所望するいずれか
の方向に末端ユーザーが向けることを可能にする。可撓性ネック管7は勿論、固
定位置を有する硬い管と交換して、好ましい角度での使用を可能にしてもよい。
ノズル3は内室(図示しない)を包含し、それは室内の製品が静電力及び流体力
学的力の影響で出る開口部16のノズル3の先端で終わる。噴霧特性及び安全性
両方の点で最適化したシステムを与えるために、開口部16の領域のノズル3の
外形は他の噴霧パラメーターと関連して選択されてもよい。環状開口部を有する
ノズル3は本出願に非常に有用であることが判明し、その開口部の直径は約50
μm〜約500μm、好ましくは約100μm〜約300μmの範囲である。好
ましい実施形態では、ノズルはスプレーデフェクタ(図示しない)に囲まれ、そ
れは例えばスプレーノズルを超えて延びる管の形態の絶縁又は半絶縁材料であっ
てもよい。装置使用時、スプレーデフェクタは帯電し、スプレーと同一の電荷を
有する静電界を造ることによりスプレー液滴が装置及びユーザーから離れること
を強いる。
【0051】 図1に15で概略的に示すのは、高電圧をノズルに働かせて製品をそこから静
電気的に噴霧するために、ユニットのスイッチを選択的に入れるための制御手段
を構成する手動の引金である。引金15は装置の他の要素同様、不必要な電圧漏
れ又は衝撃の危険を受けやすく、このような問題を最小化するために、構成する
及び位置することが好ましく、そのための手段は当業界で既知である。 この装置の代替実施形態では、液体の流れに重力を利用するために、液体リザ
ーバは帽子状の小室の上に置かれてもよい。
【0052】 図2に図示したように、図1の静電噴霧装置は更に、電荷消散のために及び家
庭用物品又は植物のスプレーへの誘引能力を改善するために、家庭用物品若しく
は植物接地手段又は他の接地手段を含んでもよい。図示した実施形態では接地装
置は、装置のアースまで接続コード18と電気的に接続する接地スパイク又は他
の締結手段17の形態を取る。コード収縮機構19は帽子状の小室5の一方の側
に収容される。家庭用物品又は植物の接地を行うための他の実施形態には、家庭
用物品又は植物をアースすること及び家庭用物品又は植物にスプレーの電荷と反
対の電荷を提供することが包含される。
【0053】 静電噴霧装置は、家庭用物品又は植物上のスプレーの選択的な沈着を改善する
ためのスプレー成形装置(図示しない)と連結して使用することができる。この
成形装置の役割は、標的を外すスプレー液滴を家庭用物品又は植物まで戻すこと
である。この成形手段は、絶縁体であってもよく又は導電体であってもよい。絶
縁体である場合、スプレーと同じ印の電荷で帯電するので、更なるスプレーを拒
絶し、このスプレーは再び家庭用物品又は植物に向けられることができる。導電
体である場合、永久に帯電されるためにスプレー電荷と同じ印の電流が絶えず導
電体まで送られる必要がある。
【0054】 図3は、本明細書での使用に好適なノズル集合体20の好ましい実施形態を図
示する。一般用語においてノズル集合体20は、フィルタ21、圧力制御弁22
及びハウジング24内に取り付けたスプレーヘッド23を包含し、そのハウジン
グ24はその入り口末端部に流体引入口25及び高電圧供給口34を備え、その
出口末端部に取り外し可能なフード又は覆い26を備え、デフレクタ又はスプレ
ーの成形装置として作用する。フード又は覆い26は、ハウジングの出口末端部
上の螺子嵌合手段によりハウジング24に固定され、ノズルの取り外しを可能に
するためにハウジングから取り外し可能である。スプレーヘッド23はハウジン
グ24の出口末端部に取り付けられ、開口部部分27、袖部分28及び周辺の唇
部分29を含む。フィルタ21はハウジング24の入り口末端部に取り付けられ
、フィルタ要素30及び環状のフランジ32を有するフィルタ保持器31を包含
する。圧力制御弁22はスプレーヘッド23とフィルタ21の中間に取り付けら
れる。組み立てられる時、フード又は覆い26はスプレーヘッド23の周辺唇部
分29を支え、一方フィルタ保持器31の環状フランジ32の最も外側の部分は
スプレーヘッド23の袖部分28を支え、それによりフード又は覆い板26及び
フィルタ保持器31は共に作用し、ハウジング24内の正しい位置でスプレーヘ
ッド23を保持する。一方圧力制御弁22は、その一方の末端部がスプレーヘッ
ド23の袖部分28内に取り付けられ、他方の末端部はフィルタ保持器31の環
状フランジ32上の突出物33とかみ合って取り付けられる。
【0055】 使用時に鉢植え植物(プラスチック容器の中の)は図1に示す装置を用いて給
水される。任意に鉢植え植物は環状外形(直径0.5m)の絶縁したパースペク
スシート上に置かれる。植物は接地スパイク(図2に示す)を土の中に刺し込む
ことにより接地される。ユーザーは静電噴霧装置を保持して可撓性ネック管7を
操作するので、ノズル開口部は植物から約0.5m離れ、沿直線に対して30°
の角度で植物の上で上向きに傾斜する。液体は約8kVの印加電位まで帯電し、
約10m/秒の出口速度でスプレーノズルから放出される。ノズル開口部から1
0cmの液滴の中間粒度はモールバン寸法分析器によって測定すると200μm
である。オーバースプレーの量(鉢植え植物に落ちない水の量)は20%である
【0056】 静電噴霧装置は様々な異なる消費者製品を家庭用物品に施すために同様の方法
で使用することができる。例えば一つの使用方法では、アイロン補助剤、香料及
び水の混合物を包含するアイロン組成物が次の方法でアイロン前又はアイロン中
に洗濯品目に噴霧される。洗濯品目は先ず噴霧装置のアースに接続する処理面を
有するアイロン台又は板の上に置かれる。ユーザーは静電噴霧装置を保持して可
撓性ネック管7を操作するので、ノズル開口部は洗濯品目から約0.5m離れ、
沿直線に対して30°の角度でその品目上で上向きに傾斜する。液体は約8kV
の印加電位まで帯電し、約10m/秒の出口速度でスプレーノズルから放出され
る。ノズル開口部から10cmの液滴の中間粒度はモールバン寸法測定器によっ
て測定すると200μmである。オーバースプレーの量(洗濯品目上に落ちない
組成物の量)は20%である。
【0057】 本発明の方法は、液体を送るための手段、液体を帯電させるための手段及び帯
電した液滴のスプレーを生成するための手段を含む静電噴霧装置を用いることに
より実施することが可能である。次に本発明について、付随する図面に関して例
を挙げて説明する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 可撓性ネック部分の斜視図を備える、静電噴霧装置の一実施形態
の横断面図である。
【図2】 図1の実施形態の断片斜視図であり、接地スパイク及び接地スパ
イクコード収縮機構を示す。
【図3】 静電噴霧装置での使用に好適なノズル集合体の横断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01G 25/16 A01G 25/16 A01M 7/00 A01M 7/00 C 21/04 21/04 C B05B 5/08 B05B 5/08 B 11/00 102 11/00 102Z B05D 1/04 B05D 1/04 A 7/00 7/00 K (31)優先権主張番号 0104649.9 (32)優先日 平成13年2月24日(2001.2.24) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 0104667.1 (32)優先日 平成13年2月24日(2001.2.24) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US, UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ペドロ ビンセント バンドカペル ベルギー ビー−8870 イゼゲム バス 8 メンテンホークシュトラート 78 (72)発明者 ナディジャ バランディナ ベルギー ビー−1853 ストロムビーク− ビーバー レイクンセシュトラート 37 (72)発明者 クリスチャン ゲルハルド フレドリッチ ゲルラック ベルギー ビー−1050 ブリュッセル シ ョウセイ ド ウォータルー 412ディー (72)発明者 クリス ヴァン デン ウーワー ベルギー ビー−2140 ボルガーホウト ビクスコテラーン 220 (72)発明者 クリス フラン ガブリエル ヴァン ボ ストラエテン ベルギー ビー2840 リート ゾネブロエ ムラーン 27 (72)発明者 ニール アーキボルド マクギルプ イギリス ジーユー5 0ビーエックス サレイ バンクフィールド スノウデンハ ム リンクス ロード (番地なし) Fターム(参考) 2B052 BA05 BA07 BC03 BC07 DC09 DC14 DD01 EB03 EC18 EC19 FA08 2B121 CB10 CB23 CB28 CB47 CC02 CC03 CC04 CC05 CC31 EA01 FA06 FA11 4D075 AA09 AA83 AA85 AA87 DA40 EA05 4F034 AA07 AA08 BA02 BA07 BA26 BB04 BB11 BB23 CA11 CA25 DA05

Claims (62)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄、加湿、被覆、研磨、ファブリック処理、植物給水等の
    ために、液体を家庭用物品又は植物に噴霧するのに使用する静電噴霧装置であっ
    て、 a)液体を収容するリザーバ、 b)液滴のスプレーを生成するための少なくとも一つの開口部を有し、リザー
    バと流体連通するノズル、 c)リザーバからノズルに液体を送るための手段、 d)噴霧装置を制御するための手段、 e)高電圧出力及び低電圧出力を有する発電機を備え、液体を帯電させる手段
    、及び、 f)電荷消散のために家庭用物品又は植物を接地させる手段であって、i)発
    電機の低電圧出力と電気的に接触し、低電位又はゼロ電位に維持される連結器と
    、ii)家庭用物品又は植物と電気的に接触し、連結器及びアースから電気的に
    切り離され得るピン又は他の締結手段とを備え、使用時に、連結器と締結手段と
    が電荷消散接地ループを確立するために電気的に接続される手段、を備える静電
    噴霧装置。
  2. 【請求項2】 前記連結器及び締結手段のいずれか又は双方と関連して、前
    記連結器と締結手段とを電気的に接続させる手段を含み、該手段が、機械的クリ
    ップや雄雌連結器等の機械的連結手段、磁気連結手段、電磁連結手段等から選択
    される、請求項1に記載の静電噴霧装置。
  3. 【請求項3】 連結器は、噴射装置と家庭用物品又は植物との間の最大噴霧
    可能距離を制御するために選択された長さを有しているか、あるいは、ユーザー
    に噴霧距離の視覚的な表示を提供するために印がつけられている導電ワイヤを含
    んでいる、請求項1又は2に記載の静電噴霧装置。
  4. 【請求項4】 締結手段は、概ね円筒形のピン、概ね平らな又は平面的なプ
    レート、粘着性のストリップ又は家庭用物品若しくは植物との電気接触を提供す
    るための他の手段の形態をとる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の静電噴霧
    装置。
  5. 【請求項5】 噴霧装置を制御するための手段は、 a)噴射装置のオン−オフ切換手段、 b)リザーバからノズルへの液体の送りを調節するための手段、 c)例えば適用速度、噴霧方向、軌道、噴霧パターンの形状及び寸法等の噴霧
    特性を調節するための手段、 d)操作及び/又は環境情報を記憶するための手段、及び、 e)前記操作及び/又は環境情報に基づいて最適の操作特性を算定するための
    手段、から選択される一つ以上の手段を含んでいる、請求項1〜4のいずれか一
    項に記載の静電噴霧装置。
  6. 【請求項6】 噴霧装置を制御するため、あるいは、ユーザーに操作及び/
    又は環境状態を助言するために、操作又は環境情報のフィードバックを噴霧装置
    制御手段又はユーザーに提供するための手段をさらに含む、請求項1〜5のいず
    れか一項に記載の静電噴霧装置。
  7. 【請求項7】 フィードバックを提供するための手段は、締結手段及び/又
    は連結器と関連付けられて操作及び/又は環境状態を感知する手段と、感知手段
    によって生成された情報を噴霧装置制御手段及び/又はユーザーに通信する手段
    とを含む、請求項6に記載の静電噴霧装置。
  8. 【請求項8】 感知するための手段は、 a)噴霧装置のオン−オフ切り換え、 b)リザーバからノズルへの液体の送りの調節、 c)噴霧特性の調節、 d)例えば湿度、温度、土壌pH、水分、塩分濃度、養分等の監視といった操
    作及び/又は環境データの提供、及び、 e)連結器が締結手段に電気的に接続されている場合を除き、噴霧装置のスイ
    ッチオンを防止すること、から選択される一つ以上の機能のために締結手段と関
    連付けられた手段を含む、請求項7に記載の静電噴霧装置。
  9. 【請求項9】 情報通信のための手段は、ワイヤに基づく通信手段、光ファ
    イバ通信手段、ブルートゥース(商標)、赤外線通信手段等の無線通信手段等か
    らなる、請求項7又は8に記載の静電噴霧装置。
  10. 【請求項10】 ノズルは、静電気力及び流体力学的力の組み合わせにより
    液体を放出するように適合された複数の開口部を有する多重噴射スプレーヘッド
    を備えている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の静電噴霧装置。
  11. 【請求項11】 洗浄、加湿、被覆、研磨、ファブリック処理、植物給水等
    のために、液体を家庭用物品又は植物に噴霧するのに使用する静電噴霧装置であ
    って、 a)液体を収容するリザーバ、 b)液滴のスプレーを生成するためにリザーバと流体連通しており、静電気力
    及び流体力学的力の組み合わせにより液体を放出するように適合された複数の開
    口部を有する多重噴射スプレーヘッドを備えたノズル、 c)液体をリザーバからノズルに流体力学的に送るための手段、及び、 d)液体を帯電させるための手段、を備える静電噴霧装置。
  12. 【請求項12】 スプレーヘッドは、約2〜200個、好ましくは約3〜6
    0個の開口部を備え、各開口部は、約10〜250μm、好ましくは約20〜1
    00μmの範囲の出口直径を有している、請求項10又は11に記載の静電噴霧
    装置。
  13. 【請求項13】 スプレーヘッドは、約5〜約20個、好ましくは約6〜1
    3個の開口部を備え、各開口部は、約22〜60μm、好ましくは約25〜50
    μmの範囲の出口直径を有している、請求項10から12のいずれか一項に記載
    の静電噴霧装置。
  14. 【請求項14】 隣り合う開口部間の平均間隔は、約100μm〜約20m
    m、より好ましくは約1.5〜10mmの範囲にあり、それにより、対応する隣
    り合った噴射間の静電干渉が最小化され、液体は狭いスプレーコーンで放出され
    る、請求項10〜13のいずれか一項に記載の静電噴霧装置。
  15. 【請求項15】 ノズルは、スプレーヘッドと、該スプレーヘッドの詰まり
    を防止又は低減するためのフィルタとを含む構成部品の集合体からなる、請求項
    10〜14のいずれか一項に記載の静電噴霧装置。
  16. 【請求項16】 フィルタ及びスプレーヘッドは、その洗浄又は交換のため
    に集合体の残部から取り外し可能である、請求項15に記載の静電噴霧装置。
  17. 【請求項17】 フィルタ及びスプレーヘッドは、液体を帯電させるための
    手段の下流側に取り付けられ、フィルタ及びスプレーヘッドは、その洗浄および
    交換のために、液体を帯電させるための手段を含む集合体の残部から取り外し可
    能である、請求項15又は16に記載の静電噴霧装置。
  18. 【請求項18】 ノズルは、スプレーヘッドと、噴霧の開始及び終了の間、
    特に開始時及び終了時に液体の滴下を低減するための手段とを含む構成部品の集
    合体を備え、前記手段は、ノズルを通過する液体の流れを制御するために、所定
    のトリガー閾値及びカットオフ閾値よりもそれぞれ上及び下の圧力の増加又は減
    少に応答する圧力制御弁を備える、請求項10〜17のいずれか一項に記載の静
    電噴霧装置。
  19. 【請求項19】 圧力制御弁は、約5〜15%、好ましくは約8〜12%、
    最も好ましくは約10%だけ噴霧装置の操作流れ圧力よりもそれぞれ上及び下の
    トリガー閾値及びカットオフ閾値を有する、請求項18に記載の静電噴霧装置。
  20. 【請求項20】 圧力制御弁は、スプレーヘッドの近傍に取り付けられ、液
    体を帯電させるための手段は、圧力制御弁の上流側に配置される、請求項18又
    は19に記載の静電噴霧装置。
  21. 【請求項21】 洗浄、加湿、被覆、研磨、ファブリック処理、植物給水等
    のために、液体を家庭用物品又は植物に噴霧するのに使用する静電噴霧装置であ
    って、a)液体を収容するリザーバ、b)リザーバと流体連通し、液滴のスプレ
    ーを生成するノズル、及び、c)液体をリザーバからノズルに送るための手段を
    備え、ノズルが、 i)液体をスプレーの形態で放出するように適合された一つ以上の開口部を有
    するスプレーヘッド、 ii)スプレーヘッドの詰まりを防止又は低減するためのフィルタ、 iii)ノズルを通過する液体の流れを制御するために、所定のトリガー閾値
    及びカットオフ閾値よりもそれぞれ上及び下の圧力の増加又は減少に応答する圧
    力制御弁を備え、噴霧の開始及び終了の間、特に開始時及び終了時に液体の滴下
    を低減させる手段、及び、 iv)液体を帯電させるための手段、を含む構成部品の集合体を備える噴霧装
    置。
  22. 【請求項22】 ノズル開口部の、噴霧装置の残部に対する配置を調整する
    ための手段をさらに備える、請求項1〜21のいずれか一項に記載の静電噴霧装
    置。
  23. 【請求項23】 静電噴霧装置であって、 a)洗浄、加湿、被覆、研磨、ファブリック、植物給水等のために、家庭用物
    品に施すのに好適な液体を収容するリザーバ、 b)液滴のスプレーを生成するための少なくとも一つの開口部を有し、リザー
    バと流体連通するノズル、 c)リザーバからノズルに液体を送るための手段、 d)液体を帯電させるための手段、及び、 e)ノズル開口部の装置に対する配置を調整するための手段、を備える静電噴
    霧装置。
  24. 【請求項24】 ノズル開口部は、約20〜300μm、好ましくは約10
    0〜200μmの範囲の出口直径を有している、請求項22又は23に記載の静
    電噴霧装置。
  25. 【請求項25】 ノズルは、導管を介してリザーバと流体連通し、ノズル開
    口部の相対的な配置を調製するための手段は、導管の可撓性部分からなる、請求
    項22から24のいずれか一項に記載の静電噴霧装置。
  26. 【請求項26】 ノズル開口部に隣り合ってスプレー幅を制御するスプレー
    デフレクタ手段を更に備える、請求項1〜25のいずれか一項に記載の静電噴霧
    装置。
  27. 【請求項27】 噴霧装置は、少なくとも約40μm、好ましくは約75〜
    500μmの範囲の平均液滴サイズを有する液滴の上向きスプレーの形態で液体
    を放出するように配置され、液体は、約3〜80m/秒、好ましくは約3〜20
    m/秒の範囲の出口速度及び約0.2〜50kVの範囲の印加電位でスプレーノ
    ズルを介して放出される、請求項1〜26のいずれか一項に記載の静電噴霧装置
  28. 【請求項28】 噴霧装置は、少なくとも約40μm、好ましくは約75〜
    500μmの範囲の平均液滴サイズを有する液滴の下向きスプレーの形態で液体
    を放出するように配置され、液体は、約0〜2m/秒の範囲の出口速度及び約0
    .2〜50kVの範囲の印加電位でスプレーノズルを介して放出される、請求項
    1〜26のいずれか一項に記載の静電噴霧装置。
  29. 【請求項29】 噴霧装置は、少なくとも約40μm、好ましくは約75〜
    500μmの範囲の平均液滴サイズを有する液滴の水平方向のスプレーの形態で
    液体を放出するように配置され、液体は、約4〜15m/秒の範囲の出口速度及
    び約0.2〜50kVの範囲の印加電位でスプレーノズルを介して放出される、
    請求項1〜26のいずれか一項に記載の静電噴霧装置。
  30. 【請求項30】 一開口部当たり少なくとも約0.1mL/分、好ましくは
    約0.2〜20mL/分まで、より好ましくは約0.5〜10mL/分まで、特
    に約1〜5mL/分の一開口部当たりの流量を有する、請求項1〜29のいずれ
    か一項に記載の静電噴霧装置。
  31. 【請求項31】 液体は、水圧によってノズルに送られる、請求項1〜30
    のいずれか一項に記載の静電噴霧装置。
  32. 【請求項32】 液体は、約10〜1050kPa、好ましくは約50〜1
    50kPaの範囲の操作圧力を発するポンプによってノズルに送られる、請求項
    1〜31のいずれか一項に記載の静電噴霧装置。
  33. 【請求項33】 ノズルと関連付けられ、噴霧パターンを規制及び調整する
    ための手段を含み、該手段が、(1)所定の直径の開口部数を選択するための手
    段、(2)開口部の直径を変更するための手段、(3)異なる直径の開口部の混
    合を選択するための手段、及び、(4)結果として生じる噴射の直径を変更する
    ように開口部の横断面形状を調整するための手段、から選択される、請求項1〜
    32のいずれか一項に記載の静電噴霧装置。
  34. 【請求項34】 噴霧装置を帯電させるための手段は、ユーザーから電気的
    に切り離される、請求項1〜33のいずれか一項に記載の静電噴霧装置。
  35. 【請求項35】 請求項1〜34のいずれか一項に記載の静電噴霧装置を備
    えると共に、家庭用物品若しくは植物の接地手段及び/又はスプレー形成手段を
    更に備える静電スプレー用具一式。
  36. 【請求項36】 接地手段は、静電噴霧装置のアースに接続可能な電極を備
    える、請求項35に記載の用具一式。
  37. 【請求項37】 接地手段は、地面に接続可能な電極を備える、請求項35
    に記載の用具一式。
  38. 【請求項38】 接地手段は、使用中にスプレー液滴と反対の電荷で帯電さ
    せることができる電極を備える、請求項35に記載の用具一式。
  39. 【請求項39】 形成手段は絶縁要素を備え、それにより、使用中に該要素
    に接触する最初の液滴群は、スプレーを形成するための静電界を生成する、請求
    項35に記載の用具一式。
  40. 【請求項40】 形成装置は導電要素であり、それにより、使用中に該要素
    は、スプレーを形成するための静電界を生成するように帯電される、請求項35
    に記載の用具一式。
  41. 【請求項41】 洗浄、加湿、被覆、研磨、ファブリック処理等のために液
    体製品を家庭用物品に施すための方法であって、 少なくとも約40μm、好ましくは約75〜500μmの範囲の平均液滴サイ
    ズを有する液滴の上向きスプレーの形態で、かつ、家庭用物品から約0.1〜1
    mの近接距離でスプレーノズルを介して液体を放出すると共に、約3〜80m/
    秒、好ましくは約3〜20m/秒の範囲の出口速度及び約0.2〜50kVの範
    囲の印加電位でスプレーノズルを介して液体を放出し、それにより、ここに定め
    られるオーバースプレーを約40%未満にする方法。
  42. 【請求項42】 オーバースプレーを低減させながら家庭用植物に給水する
    ための方法であって、 少なくとも約40μm、好ましくは約75〜500μmの範囲の平均液滴サイ
    ズを有する液滴の上向きスプレーの形態で、かつ、植物から約0.1〜1mの近
    接距離でスプレーノズルを介して植物の世話に好適な水性液体を放出すると共に
    、約3〜80m/秒、好ましくは約3〜20m/秒の範囲の出口速度及び約0.
    2〜50kVの範囲の印加電位でスプレーノズルを介して液体を放出し、それに
    より、ここに定められるオーバースプレーを約40%未満にする方法。
  43. 【請求項43】 出口速度は、約4〜15m/秒、好ましくは約5〜12m
    /秒であり、液滴のスプレーは、鉛直線に対して約20〜70°、好ましくは約
    30〜60°の角度で上に向けられる、請求項41又は42に記載の方法。
  44. 【請求項44】 洗浄、加湿、被覆、研磨、ファブリック処理等のために液
    体製品を家庭用物品に施すための方法であって、 少なくとも約40μm、好ましくは約75〜500μmの範囲の平均液滴サイ
    ズを有する液滴の下向きスプレーの形態で、かつ、家庭用物品から約0.1〜1
    mの近接距離でスプレーノズルを介して液体を放出すると共に、約0〜2m/秒
    の範囲の出口速度及び約0.2〜50kVの範囲の印加電位でスプレーノズルを
    介して液体を放出し、それにより、ここに定められるオーバースプレーを約40
    %未満にする方法。
  45. 【請求項45】 オーバースプレーを低減させながら家庭用植物に給水する
    ための方法であって、 少なくとも約40μm、好ましくは約75〜500μmの範囲の平均液滴サイ
    ズを有する液滴の下向きスプレーの形態で、かつ、植物から約0.1〜1mの近
    接距離でスプレーノズルを介して植物の世話に好適な水性液体を放出すると共に
    、約0〜2m/秒の範囲の出口速度及び約0.2〜50kVの範囲の印加電位で
    スプレーノズルを介して液体を放出し、それにより、ここに定められるオーバー
    スプレーを約40%未満にする方法。
  46. 【請求項46】 出口速度は、約0.1〜1.5m/秒、好ましくは約0.
    5〜1m/秒であり、液滴のスプレーは、鉛直線に対して約−30〜30°、好
    ましくは約−15〜15°の角度で下に向けられる、請求項44又は45に記載
    の方法。
  47. 【請求項47】 スプレーを、電気力及び流体力学的力により液体をスプレ
    ーノズルに送ることにより生成する、請求項41〜46のいずれか一項に記載の
    方法。
  48. 【請求項48】 液体をノズル開口部より前で導管内に配置された電極と接
    触させることにより液体を帯電させる、請求項41〜47のいずれか一項に記載
    の方法。
  49. 【請求項49】 液体を水圧によりノズルに送る、請求項41〜48のいず
    れか一項に記載の方法。
  50. 【請求項50】 液体を約10〜1050kPaの範囲の操作圧力を発する
    ポンプによってノズルに送る、請求項41〜49のいずれか一項に記載の方法。
  51. 【請求項51】 液体は、約104オームcm未満の固有抵抗を有している
    、請求項41〜50のいずれか一項に記載の方法。
  52. 【請求項52】 水性液体は、水並びに農薬、殺虫剤、除草剤、殺菌剤、植
    物成長促進剤、植物性食品、植物洗浄剤、植物光沢剤及びそれらの混合物の水溶
    液又は分散液から選択される、請求項42又は45に記載の方法。
  53. 【請求項53】 家庭用物品又は植物を、例えば植木鉢等の地面から電気的
    に切り離す、請求項41〜52のいずれか一項に記載の方法。
  54. 【請求項54】 スプレーを正及び負のいずれかに帯電させるか、あるいは
    、その回路を接地手段を用いて完結させる、請求項53に記載の方法。
  55. 【請求項55】 スプレー形成手段を用いてスプレーを形成するステップを
    含み、スプレー形成手段が、a)使用中にそれに接触する最初の液滴群に、スプ
    レーを形成するための静電界を生成させる絶縁要素、又は、b)使用中にスプレ
    ーを形成するための静電界を生成するように帯電される導電要素のいずれかを備
    える、請求項41〜54のいずれか一項に記載の方法。
  56. 【請求項56】 スプレー形成手段は、表面の形態又は家庭用物品若しくは
    植物の概ね下及び周囲に延びる表面被覆の形態をとる絶縁要素を備える、請求項
    55に記載の方法。
  57. 【請求項57】 洗浄、加湿、被覆、研磨、ファブリック処理、植物の給水
    等のために液体製品を家庭用物品または植物に施すための方法であって、 約0.2〜50kVの範囲の印加電位で液滴のスプレーの形態によりスプレー
    ノズルを介して液体を放出し、その後、液滴のスプレーを電気的に形成し、それ
    により、ここに定められるオーバースプレーを約40%未満、好ましくは約30
    %未満、より好ましくは約20%未満にする方法。
  58. 【請求項58】 洗浄、加湿、被覆、研磨、ファブリック処理、植物への給
    水等のために、噴霧装置を用いて家庭用物品又は植物に液体を噴霧する方法であ
    って、該噴霧装置が、 a)液体を収容するリザーバ、 b)液滴のスプレーを生成するための少なくとも一つの開口部を有し、リザー
    バと流体連通するノズル、 c)リザーバからノズルに液体を送るための手段、 d)噴霧装置を制御するための手段、 e)高電圧出力及び低電圧出力を有する発電機を備え、液体を帯電させる手段
    、及び、 f)電荷消散のために家庭用物品又は植物を接地させる手段であって、i)発
    電機の低電圧出力と電気的に接触し、低電位又はゼロ電位に維持される連結器を
    備える手段、を備え、 i)連結器及びアースから電気的に切り離されるピン又は他の締結手段と家
    庭用物品又は植物を電気的に接触させ、 ii)電荷消散接地ループを確立するために、連結器及び締結手段を電気的
    に接続させる方法。
  59. 【請求項59】 噴霧装置を制御するため、あるいは、ユーザーに操作及び
    /又は環境状態を助言するために、噴霧装置が、操作又は環境情報のフィードバ
    ックを噴霧装置制御手段又はユーザーに提供するための手段をさらに含む、請求
    項58に記載の方法。
  60. 【請求項60】 フィードバックを提供するための手段は、締結手段及び/
    又は連結器と関連付けられて操作及び/又は環境状態を感知する手段と、感知手
    段によって生成された情報を噴霧装置制御手段及び/又はユーザーに通信する手
    段とを含む、請求項59に記載の方法。
  61. 【請求項61】 感知するための手段は、 a)噴霧装置のオン−オフ切り換え、 b)リザーバからノズルへの液体の送りの調節、 c)噴霧特性の調節、 d)例えば湿度、温度、土壌pH、水分、塩分濃度、養分等の監視といった操
    作及び/又は環境データの提供、及び、 e)連結器が締結手段に電気的に接続されている場合を除き、噴霧装置のスイ
    ッチオンを防止すること、から選択される一つ以上の機能のために締結手段と関
    連付けられた手段を含む、請求項60に記載の方法。
  62. 【請求項62】 情報通信のための手段は、ワイヤに基づく通信手段、光フ
    ァイバ通信手段、ブルートゥース(商標)、赤外線通信手段等の無線通信手段等
    からなる、請求項60又は61に記載の方法。
JP2001585937A 2000-05-25 2001-05-23 液体類の噴霧 Withdrawn JP2003534120A (ja)

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