JP2003532086A - リアルタイム光−電子像プロセッサ - Google Patents

リアルタイム光−電子像プロセッサ

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JP2003532086A
JP2003532086A JP2001579237A JP2001579237A JP2003532086A JP 2003532086 A JP2003532086 A JP 2003532086A JP 2001579237 A JP2001579237 A JP 2001579237A JP 2001579237 A JP2001579237 A JP 2001579237A JP 2003532086 A JP2003532086 A JP 2003532086A
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spectral
filter
background
spectrum parameter
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JP2001579237A
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ポール アイ. シュニッツァー
アリャー アグロク
アラマイス アバキアン
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Original Assignee
Physical Optics Corp
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    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06V10/20Image preprocessing
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    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/88Image or video recognition using optical means, e.g. reference filters, holographic masks, frequency domain filters or spatial domain filters

Abstract

(57)【要約】 選択したスペクトル間隔内で像の可変セットを同時に結合することによって像をリアルタイムで光学的に処理する方法及び装置。必要に応じて複数のスペクトル間隔(510)におけるスペクトル像を集める(515)。特定用途において定めた基準に応じて選択したスペクトル間隔の最適な組合せのための係数を計算する(520〜535)。最適な組合せの正(540〜545)と負(550〜555)の係数に対しその伝達スペクトルが調節される光学フィルタを通して正と負の像を連続的にとらえる。負の像を正の像から削除し得られる最適な像のシーケンスをリアルタイムで表示する(565)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、像をリアルタイム光−電子イメージ(像)プロセッサ、特に背景に
対する物体の像コントラスをリアルタイムで光学的に改良する方法及び装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、木や野原のような変る背景において危険な野生生物のような対象物を
追うことは困難である。更に、例えばフライトテストセンタ区域において航空機
、ターゲット及びムニシヨン(munitions)追跡へのチャレンジが増加している
。DoDテスト区域の周辺の汚染が増加しているためより多くの汚染物質が空中に
蓄積されている。この空気中の汚染粒子の増加やもや等で視界を悪くする状態を
引き起こしている。更に、航空機やムニシヨンは高速で移動しており、また、或
る対象物は目に見えずその追跡は困難である。
【0003】 最近においては、対象物追跡のため赤外線感知カメラや距離ゲートレーザカメ
ラシステムを使用して像を検知することが試みられているが、これらは極めて高
価である。赤外線カメラは一般に数万ドルであり、距離ゲートレーザカメラシス
テムはその数倍である。多くの場所で広く使用するにはコストが問題となる。ま
た、ターゲットや対象物を“ライトアップ”する、即ち、投影光や音響信号を対
象物に加えて追跡すべき対象物を表示している。
【0004】 図1(a)は飛行ターゲットまたは物体110の観察シナリオの例を示す。こ
のシナリオには物体110、太陽120、雲130、追跡体140、反射光15
0及び散乱光160が示されている。追跡体140は大気中の散乱光160と物
体110からの反射光150の双方を集める。従って、物体110の可視性は大
気の条件に強く影響される。
【0005】 物体の可視性を高めるには、物体110からの弱い信号と、背景からの強い信
号を光スペクトルから除去すればよい。青い光の強いレイリー散乱のため可視ス
ペクトルの青部分を除去するのが有効である。コンピュータアルゴリズムは、こ
れらが大気中の光伝播にどの位効果的であるかを計算するために使用できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
然しながらこの計算で用いる大気モデルは観察点における大気条件とは大きく
異なるものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は音響−光学的に調節可能なフィルタ(AOTF)を用いるリア
ルタイム光−電子像プロセッサのための方法及び装置を提供するにある。この像
プロセッサによれば、例えば物体のコントラストを改良し、物体を特定し、物体
を検出し、物体を追跡できる。物体のコントラストを改良するため、スペクトル
像を複数のスペクトル間隔で集める。物体と背景間のコントラストを最大ならし
めるため物体と背景スペクトル−旋光パラメータをベースとしてフィルタ係数を
リアルタイムで計算する。計算したフィルタ係数をベースとして音響−光学フィ
ルタ伝達スペクトルを調節する。調節した音響−光学フィルタ伝達スペクトルに
対応した光学フィルタを通して像をとらえる。
【0008】 本発明装置によれば、悪天候でのテストで離れた物体の可視性を向上できる。
光学的ターゲット追跡体を用いる場合、本発明装置によれば、背景照明の強度を
十分に減少せしめ、検出物体からの反射光の減衰を最少ならしめる。
【0009】 コンピュータ制御によるAOTFは、全可視範囲においてそのスペクトル伝達
カーブの形を急速に変化できる。本発明装置は背景及び目的とする選択した物体
のスペクトルの形を自動的に解析する。背景を抑制し、物体のコントラストを改
良するためのスペクトル的に合致したフィルタを計算する。このフィルタ用のデ
ータはコンピュータ像処理の光学チャンネルに直接加える。コントラストが改良
された像はリアルタイムでコンピュータモニタに表示しVCRで記録する。
【0010】 本発明装置によれば、軍用装置の飛行テストをより有益に、より廉価に行なう
事ができる。また、天候による飛行テストプログラムを減少し、物体可視性の改
良された像をリアルタイムで得ることによってより多くのデータを集めることが
できる。
【0011】 本発明の方法及び装置は、観察点内の特別な周囲条件に自動的にリアルタイム
で適合せしめることができる。このため、物体と背景の初期スペクトル情報を集
める。本発明装置によれば物体を追跡でき、物体または背景スペクトルに大きな
変化が生ずる迄像をリアルタイムで改良でき、新しいデータを集めることができ
、観察サイクルを続けることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1(b)は飛行物体110の観察シナリオの他の例を示す。このシナリオは
、物体110と、太陽120と、雲130と、追跡体140と、反射光150と
、散乱光160と及び物体改良器170を含む。図1(b)の物体改良器170
は、後述するように散乱光160をリアルタイムで濾過するため追跡体140に
結合しまた組み込む。更に、物体改良器170は、像処理、物体確認、コントラ
スト改良等の目的で追跡体140から分離して用いることができる。
【0013】 図2は、本発明の一実施例における物体改良器170のような物体改良器90
0のブロック線図を示す。この物体改良器900は、テレスコープレンズ905
と、フィールドレンズ910と、ビームスプリッタ915及び955と、AOT
F920と、マッチングオプティクス925及び950と、CCDカメラ930
及び945と、コンピュータ935と、TVモニタ940と、焦点オプティクス
960と、及びスペクトロメータ965とを含む。
【0014】 操作においては、物体改良器900が、テレスコープレンズ905と、フィー
ルドレンズ910を通して像等の信号を受け取る。この信号はビームスプリッタ
915と955によって分割される。この信号はAOTF920を通して濾過さ
れマッチングオプティクス925に達する。この信号は次いでCCDカメラ93
0によって受け取られコンピュータ935に送られる。上記信号はまたマッチン
グオプティクス950を介してビームスプリッタ955からCCDカメラ945
に、次いでIVモニタ940に送られる。この信号は更に焦点オプティクスを介し
てスペクトロメータ965に送られる。このスペクトロメータ965から信号が
コンピュータ935に送られる。
【0015】 図3は、本発明の他の実施例における物体改良器1000のブロック線図を示
す。この実施例においては、物体のコントラストを改良するため付加的分別とし
て偏光を用いる。上記物体改良器1000は、対物レンズ1010と、偏光の液
晶無彩色ロータ(LC ARLP)1015と、AOTF1020と、マッチン
グ オプティクス1025と、CCDカメラのようなホトディテクタ1030と
、LC ARLP ドライバ1035と、AOTFドライバ1040と、フレー
ムつかみ器1045と、コンピュータ1050と、及びモニタ1055とを含む
【0016】 操作においては、AOTF1020が対物レンズ1010とLC ARLP1
015のような正面像オプティクスを介して像等の信号を受け取る。AOTF1
020は、濾過した像のような信号をマッチングオプティクス1025のような
背面オプティクスを介してCCDカメラ1030のようなホトディテクタ アレ
イに送る。フレームつかみ器1045はとらえた像をデジタル化する。コンピュ
ータ1050は、ドライバとフレームつかみ器の操作を制御する。AOTF10
20は、例えば角度孔6°、直線孔8mm×8mmを有する非同一線状TeO2AOTFで
ある。AOTF1020はTeO2結晶内の屈折率の分散を完全に補償するようにデ
ザインできる。従って、光伝達波長の変化によっても像の偏位は生じない。物体
改良器1000は可視光範囲と近赤外光範囲の双方で効率的に操作できる。
【0017】 コンピュータ1050はAOTF1020を駆動するため16個の発振器の列を
有するPCIコンピュータボードを含む。これら発振器は、周波数範囲100〜200
MHz内の複合スペクトルを有する駆動信号を同時に発生する。この発振器の列の
スイッチングタイムは2μsである。各発振器の振幅と周波数は14ビットの分解
能で制御できる。上記ボードは32の周波数チャンネルに用い得る。従って、1
オクターブ広い範囲での所望の伝達間隔の直線的結合をAOTF1020でマイ
クロ秒内で達成しまたは変更できる。
【0018】 LC ARLP1015のため、偏光を広いスペクトル間隔内で回転する。複
屈折材料を結合することによって、1つの波長のみならず他の広いスペクトル間
隔でも略完全な90°回転を達成できる。ねじりネマテック(TN)LCレーザを
有する無彩色ロータを、光の波長とは独立に実行できるという理由でLC AR
LP1015のために用いることができる。コンピュータ1050の制御のもと
で、例えばLC ARLPドライバのような外部ボードによって作られる交互の
極性の低電圧の矩形の電気信号によって無彩色ロータを駆動できる。電圧を加え
ることなしに、LC ARLP1015は入射光の偏光を回転し、初期垂直偏光
を水平偏向となし得る。この偏光はAOTF1020によるスペクトル濾過のた
めに用いることができる。電圧を加えて偏光の回転をキャンセルし、初期水平偏
光をスペクトル濾過のために用いることができる。加えられた電圧に対するLC
ARLP1015の反応は約1msであり、電圧を加えないときの選移時間は約6
msである。45度の偏光の同様なロータを、ストークスベクトルの3つのコンポー
ネントでの操作を行なうためこのシステムに加えることができる。
【0019】 この結果、2つの直角偏光の1つを取るシーンの複合スペクトル像を、30フレ
ーム/秒のインターフェースモードで操作できる市販の黒及び白CCDカメラ1
030によってとらえることができる。CCDカメラ1030からのアナログ合
成TV信号をフレームつかみ器1040によってデジタル化し、イメージプロセ
ッサ及びディスプレイのために用い得る。
【0020】 図4及び図5は、TNLC 無彩色ロータ400の操作原理の説明図である。
ロータ400は液晶(LC)410と電圧源420とを有する。偏光の液晶ロー
タは市販されている。図4に示すように電圧源420によって電界を加えない場
合にはLC410がねじれた鎖を作り、偏光を回転せしめる。図5に示すように
、電圧源420によって電界を加えたときLC410電界の方向に応じて再配向
され偏光は回転されない。
【0021】 図6は、AOTF1020のようなAOTFの操作原理を示すシステム110
0の説明図である。このシステム1100は、入射光1110と、第1の偏光体
1120と、音吸収体1130と、圧電変換器1140と、第2の偏光体115
0と、及び選択光1160とを含む。圧電変換器1140は移動音波1170を
作る。この音波1170の波長は圧電変換器1140に加えられた駆動信号の周
波数によって定められる。弾−光学効果によって移動音波はAOTF1020内
の結晶に対応する位相回折格子を作る。音響的に作られた位相格子の周期(即ち
、圧電変換器に加えられた駆動信号の周波数)によって定められる波長を有する
入射光の光部分がこの格子によって回折される。音響的に作られた位相格子によ
る光回折のプロセスは回折光の偏光を90°回転することによってなされる。回折
光1160は偏光体1150を通過する。複合スペクトルを有する駆動信号を加
えることによって、異なる周期と振幅を有する幾つかの格子が結晶内で同時に励
起される。AOTFのこの操作は、音−光操作がイメージ上でリアルタイムでど
のようになされるかを説明する。
【0022】 図7は、AOTFにおいて音−光相互作用のベクトル線図1200の説明図で
ある。ベクトルkiは入射波のウェーブベクトルを示す。ベクトルkdは回折波のウ
ェーブベクトルを示す。ベクトルkaは音波のウェーブベクトルを示す。像のスペ
クトル濾過を達成するため選択した光の波長で効果的な光回折を、分散する光ビ
ームのため実行する必要がある。この可能性は、入射光1240(結晶内の異常
ビーム)に対し接線となり、回折ビーム1250(結晶内の普通ビーム)が平行
となる光回折の特別な形で達成される。この線図1200は、ウェーブ間の音−
光相互作用の結果を単純に示す。
【0023】 図8は、例えば物体改良器900のような物体改良システムの操作のフローチ
ャート500の説明図である。このフローチャート500は、物体改良のため例
えばコンピュータ935を用いて示すことができる。図8はスペクトル的に合致
した濾過作用を直線操作でなし得ることを示す。システムの実行を早め、スペク
トル的に合致した濾過作用をリアルタイムで達成するため、独特の能力のAOT
Fを用い、種々のスペクトル間隔の光を同時に送る。このAOTF操作モードは
、駆動信号スペクトルがラジオ周波数の好ましい組合せを含むとき発生する。駆
動信号スペクトル内の対応する周波数の振幅は各波長での伝達光の強度を定める
。周波数と振幅の好ましいセットを選択することによって所定の形状のAOTF
の伝達を見積ることができる。
【0024】 図8は、例えば物体のリアルタイムでの追跡のためのデータをフィルタを通し
てリアルタイムでいかに送ることができるかを説明する。従って、本発明におい
ては、像の光学的リアルタイムでの改良を行なうための方法を提供する。複数の
スペクトル間隔でスペクトル像を集める。物体と背景のスペクトルパラメータを
設定する。物体と背景間のコントラストをリアルタイムで最大にするため物体と
背景のスペクトルパラメータをベースとしてフィルタ係数を計算する。計算した
フィルタ係数をベースとして音響−光学フィルタ伝達スペクトルを調節する。計
算したフィルタ係数のセットに応じて、像を光学フィルタを介してとらえる。
【0025】 図8に応じた本発明の実施例では像コントラストをリアルタイムで光学的に改
良する方法を提供する。リアルタイムの像を像のスペクトル表現に変換すること
は音−光操作を用いることによって達成する。スペクトルフィルタに限定的に適
応できる高コントラスト像を作るため像のスペクトル表現を、正と負の離間した
スペクトル係数で処理する。スペクトル表現を高コントラスト像に変換する。
【0026】 フローチャートはステップ505から始まる。ステップ510において、解析
のため初期波長を選択する。波長λ1、λ2、・・・λnはスペクトル間隔の数と
位置を示し、波長Δλ1、Δλ2、・・・Δλnは各スペクトル間隔の幅を示す。
ステップ515において、ステップ510で選択した初期波長毎に、スペクトル
像を集める。ステップ520において、ステップ525のターゲットベクトルを
定めるためスペクトル像上のスペクトルエリアをターゲットにする。ステップ5
25において、ターゲットベクトルをステップ515におけるスペクトル像ター
ゲット上のスペクトルエリアから得る。ステップ530において、背景ベクトル
を得る。例えば、背景ベクトルは背景の像内の特定エリアのピクセルをサンプリ
ングすることによって得ることができる。
【0027】 ステップ535において、濾過ベクトルFを作る。例えば、フィルタを計算す
るため数1によりまたは他の有用な方程式によって濾過ベクトルFを作ることが
できる。
【0028】
【数1】
【0029】 ステップ540において、正のフィルタF+を作る。物理的に、複合周波数ス
ペクトルを有する駆動信号をAOTFに加えることによって濾過を実行する。こ
のような駆動信号は信号合成器または周波数ジェネレータの列によって作ること
ができる。ステップ550において負のフィルタF-を作る。ステップ555に
おいて、像を負のフィルタF-を介してつかむ。ステップ540〜555は、異
なるフィルタを通して変化した像を得るため繰り返し、または異なる順序で実行
する。かくしてステップ535、540及び550においては、物体と背景間の
コントラストをリアルタイムで最大にするため物体と背景のスペクトルパラメー
タをベースとしてフィルタ係数を計算することができる。
【0030】 ステップ560において、フィルタを介して異なる波長でつかんだ像に対し像
の削除を行なう。この削除はプロセッサまたはコンピュータを用いて行なう。ス
テップ565においては、得られた像を表示し、及びまたは記録する。ステップ
570において、像が本質的に変ったか否かを定める。例えば、背景が大きく変
ったか、または、物体が視野から消えたか否かを定める。像が本質的に変ってい
ない場合には、像の連続的な処理及び表示のため、プロセスのフローをステップ
540に戻す。像が本質的に変った場合には、初期パラメータの再決定及び再形
成のためプロセスのフローをステップ510に戻すことができる。いかに多くの
初期プロセスが望ましいかによってプロセスのフローを例えば515、520、
525、530または540に付加的に戻すことができる。ステップ570の決
定は図9に示すように背景のモニタによって成される。
【0031】 図9は、物体改良器において像の背景をモニタするためのフローチャート60
0の説明図である。フローチャートはステップ605から始まる。ステップ61
0において、物体改良器は背景スペクトルを得る。ステップ620において、物
体改良器は背景スペクトルを背景ベクトルBと比較する。ステップ630におい
て、物体改良器は、ステップ620で行った比較をベースとして背景が十分に変
化したか否かを定める。十分な変化がなかった場合には、物体改良器はステップ
610に戻ることで背景のモニタを継続する。十分な変化があった場合には、物
体改良器はステップ640でスペクトル像を再び集め、更なるモニタのためステ
ップ610に戻る。このモニタプロセスは図5に示す濾過プロセスと同時に行い
、例えば背景の変化が十分にあった場合ステップ520でスペクトル像を再び集
める。
【0032】 図10は、例えばスペクトル的旋光整合フィルタ(SPMF)を用いる物体改
良器1000のような物体改良器の他の実施例におけるフローチャート1300
の説明図である。例えばLC ARLP1015とAOTF1020の組合せを
用いることによって物体改良器1000でSPMFを用いることができる。プロ
セスはステップ1305で始める。ステップ1310において、LC ARLP
を停止する。ステップ1315において、Jスペクトル像をとらえる。ステップ
1320において、LC ARLPを回転する。ステップ1325において、他
のJスペクトル像をとらえる。ステップ1330において、ターゲットエリアを
正確に定める。ステップ1335において、背景とターゲットのパラメータ、平
均ベクトルB、共分散マトリクスM及びターゲットTを計算する。これらの値は
、図11及び図12に示すようにして計算できる。ステップ1340において、
SPMFはF=M-1T,F=F+ HP−F- HP+F+ VP−F- VPを用いて計算できる
。SPMFフィルタFは4つの部分F+ HP,F- HP,F+ VP及びF- VPより成る。
ここでHPは水平偏光、VPは垂直偏光、+と−は夫々正及び負の係数を示す。
従って、これら4つのフィルタ部分Fを介して像をつかむため4つのフレームが
用いられる。30フレーム/秒の速度を有する市販のCCDカメラ1030を用い
ることによって上記のシステムは約7.5フレーム/秒の速度で改良されたコント
ラストの像を作ることができる。より早いカメラ、フレームつかみ器及びよりパ
ワーのあるビデオアダプタを用いれば30フレーム/秒に近い速度で操作されるス
ペクトル−旋光イメージシステムを得ることができる。
【0033】 ステップ1345において、フィルタF+ VPを作る。ステップ1350におい
て、フィルタF+ VPを介して像をとらえる。ステップ1355において、フィル
タF- VPを作る。ステップ1360において、フィルタF- VPを介して像をとらえ
る。ステップ1365において、LC ARLPを停止する。ステップ1370
において、フィルタF+ HPを作る。ステップ1375において、フィルタF+ HP
介して像をとらえる。ステップ1380において、フィルタF- HPを作る。ステ
ップ1385において、フィルタF- HPを介して像をとらえる。フローはステッ
プ1390と1387に対し並行してなされる。ステップ1387において、L
C ARLPを回転し、フローチャートをステップ1345に進める。ステップ
1390において、とらえた像を加算及び減算する。ステップ1395において
、得られた像を表示する。かくして、像が表示され、更なる像が次の表示のため
処理される。フローチャート1300によれば、背景Bから反射された光とター
ゲットTから反射された光のスペクトルと偏光内の差を用いることによってクラ
ッター(cluttered)な背景を越えてターゲットが見えるように改良できる。
【0034】 図11は、物体からの反射光と散乱光のスペクトル内の差をベースとする物体
の改良を示す説明図である。例えば物体改良器170、900及び1000等の
物体改良器のため、背景ベクトルBとターゲットベクトルVから濾過ベクトルF
を作る。図11は多次元スペース200を示す。ここで各軸λ1、λ2及びλ3
所定のスペクトル間隔における光の強度を示す。スペース内のベクトルBは均質
背景からの光を示す。ベクトルTは、物体110からの反射光に対応する。ベク
トルB′は、物体とテレスコープ間の大気の散乱光を示し、ベクトルT′は付加
的散乱光B′を受ける物体を示す。T1はスペクトルフィルタを通る光路であり
、フィルタベクトルFの方向における光ベクトルの投影となる。
【0035】 物体から反射する光のみがホトコンダクタアレイを照明し、スペクトルフィル
タが散乱光を除去するようにすれば、物体のコントラストを改良できる。図11
は、このような設定においてフィルタベクトルFが背景ベクトルBに対し直交し
、且つベクトルBとTが存在する面P内にある場合を示す。
【0036】 観察のために用いた多数のスペクトル間隔のために以下のことが考慮される。
フィルタベクトルFは数1、数2及び数3によって計算できる。
【0037】
【数1】
【0038】
【数2】
【0039】
【数3】
【0040】 ここで数2は、背景スペクトルエリアBの計算のために用いた全フレーム中の
ピクセルのk×1格子を示す。
【0041】 また、数3は、物体のスペクトルエリアまたはベクトルTを計算するために用
いる任意のスペクトルフレームで物体に指定した小さな長方形内のピクセルのP
×q格子を示す。
【0042】 光の強度は正数のみである。従って、スペクトルベクトルBとTは常に正の座
標のみを有する多次元スペクトルスペース内のセクター内に存在する。即ち、ス
ペクトルベクトルBに直交するベクトルFは、スペクトル軸(F・B=0)に対
する少なくとも1つの負の投影を有する必要がある。勿論、光学的スペクトルフ
ィルタは負の光の強度を作ることはできない。物体のコントラストを改良するた
めの最適スペクトル濾過を達成するためコンピュータ像削除を用いる。この場合
には、2つの像が必要である。その1つは、例えばAOTF920またはAOT
F1020のようなスペクトルフィルタを通して得られるもので、位置を示す値
(F+)を有するフルセットのベクトルFに対応する伝達カーブを有する。第2
は、例えばAOTF920またはAOTF1020のようなスペクトルフィルタ
を通して得られるもので、負の値(F-)を有するフルセットのベクトルFに対
応する伝達カーブを有する。AOTFを有するスペクトル的に適応できる光濾過
の技術はフィルタ伝達を極めて速い変化(数10マイクロ秒)となし得るため、
次のイメージフレームの夫々を異なるスペクトルフィルタを通して得ることがで
きる。この結果、物体のコントラストを殆んどリアルタイム(CCDフレーム速
度の半分)で改良することができる。
【0043】 ベクトルBによる背景スペクトルエリアの表示は均一な背景に対してのみ訂正
される。幾つかのケースにおいては、光学的追跡体の視野に幾つかの異なる物体
が同時に見えるようになる。例えば、背景は空または雲等である。この例におい
ては、背景内の各ピクセルは多次元スペクトルスペース内にそれ自体のベクトル
を有する。図12は、不均一背景のためスペクトル的に合致する濾過の説明図で
ある。図12はスペクトルスペース内にいかにこれらベクトルの端部を作るかの
説明図である。
【0044】 図12は、第1の主成分P1に直交し、第2の主成分P2と、第3の主成分P3
とを含む面320上の物体ベクトルTと散乱プロット310の投影を示す。フィ
ルタFの方向は、P2とP3の交点とターゲットベクトルTの投影である点を通る
線で示される。図13はこの投影内の背景から分離したターゲット強度T′とフ
ィルタ方向Yに沿った背景BG強度の分布の説明図である。多くの例では、フィ
ルタ方向は正規曲線となる。
【0045】 この例ではスペクトル的に合致した濾過を行なうことによって物体の可視性を
改良せしめる。スペクトル的に合致する濾過は、主たるスペクトルコンポネント
の好ましい重みづけ組合せとして見ることができる。主スペクトルコンポネント
の軸は、データ予想分布の楕円軸と一致する。これらは共分散マトリクスMの8
個のベクトルである。この対称マトリクス係数は、零平均分布、例えば零一次元
モーメントのための、背景データ内の予想分布の二次元モーメントである。換言
すれば、数4に示す係数Mijはデータとi番目及びj番目スペクトルバンド間の
相関測定である。
【0046】
【数4】
【0047】 ここでXpkは、平均除去後のk−ピクセルスペクトルデータベクトル内のp−
スペクトルコンポネントの値である。
【0048】 スペクトル的に合致したフィルタを多次元カラースペース内のベクトルとして
示すことができる。実行においては、重量係数Fi上の各スペクトル像の増倍は
、フィルタベクトルの方向に対し各ピクセルのためのスペクトルベクトルを投影
する点ベクトル積操作である。
【0049】 より高い相関背景では、散乱プロット楕円BGは大きく細長くなり、楕円BG
の長軸P′2に一致する方向に像を投影すれば物体のコントラストを改良できる
わずかな可能性がある。物体を見出す十分に高い確率は、フィルタベクトルYを
この軸に直交する面内に配置したとき得られる。図13に示すように、フィルタ
ベクトルYの方向は、この面において物体ベクトルT′の投影方向に近づける必
要がある。フィルタベクトルYの方向を主軸に関連するシステム座標内に選べば
、種々のスペクトル間隔で光強度の初期座標内でこのベクトルを容易に見出すこ
とができる。
【0050】 フィルタベクトルFの計算では背景と物体スペクトルエリアの知識が要求され
る。この情報は、同一フィルタを通して得た幾つかのスペクトル像をつかみ、コ
ンピュータのメモリ内にメモリすることによって観察の初期段階で集めることが
できる。物体スペクトルエリアは、観察の初期位相における初期スペクトル像収
集で物体イメージ情報のセットを解析することによって得ることができる。物体
の位置情報は、レーダのような他のセンサから、または物体エリアにコンピュー
タのマウスをクリックすることによって得ることができる。
【0051】 物体スペクトルエリアが得られたときは、このシステムは背景が大きく変るよ
うになる迄物体のコントラストを自動的に改良する。例えば、雲を通過する物体
はこのような変化となる。背景変化を指示するため、このシステムには光学テレ
スコープによって集めた光部分によって照明される小さなスペクトロメータを有
せしめる。このスペクトロメータは、初期データと背景スペクトルを比べ、スペ
クトル形状に十分な変化がある場合アラームを発生する。この場合には、スペク
トロメータからの背景スペクトルを新しいフィルタベクトルのために用いること
ができ、または、集めたスペクトル情報の新しいサイクルを始めることができる
。例えば、操作速度が毎秒30フレームのCCDカメラを用いたときには、16個の
スペクトルフレームを約0.5秒内にとらえることができる。
【0052】 図14は、AOTF伝達カーブのグラフを示す。カーブ700はAOTFスペ
クトル伝達カーブを示し、単一の周波数信号に対してAOTFスペクトルレスポ
ンス710〜730のセットで近似される。カーブ700は波長λの関数として
スペクトル伝達Tに沿ってプロットされる。AOTFに対し複合駆動信号を加え
ることによって所望の形のAOTFスペクトル伝達カーブを1オクターブ広いス
ペクトル範囲で再生できる。AOTFのための上記複合駆動信号は信号合成器ま
たは信号発生器の列によって発生できる。例えば、図3のAOTFドライバ10
40のために信号合成器を用い得る。
【0053】 図15は、物体改良方法のタイミングチャート800の説明図である。図15
は、本発明によってどのように速く物体改良をなし得るかを説明するものである
。タイミングチャート800は、正及び負の像信号をつかむタイミング810と
、像削除信号のタイミング820と、得られた像信号の表示タイミング830と
、フィールド信号の待ち端のタイミング840と、AOTF開始タイミング85
0とを含む。
【0054】 本発明方法はプログラムしたプロセッサを用いて実行できる。然しながら、本
発明方法は、一般用または特別目的のコンピュータ、プログラムしたマイクロプ
ロセッサまたはマイクロコントローラ及び周辺集積回路素子、ASICまたは他
の集積回路、不連続素子回路等の電子ハードウエアまたは論理回路、PLD、P
LA、FPGAまたはPAL等のプログラム可能な論理装置等を用いて行なうこ
とができる。
【0055】 以上、本発明の実施例を説明したが、上記実施例は当業者にとって種々変更で
きることは勿論である。従って、本発明は上記好ましい実施例のみに限定される
べきではない。本発明の精神内において種々変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1(a)】 飛行するターゲットまたは物体の観察シナリオの一例の説明図である。
【図1(b)】 飛行するターゲットまたは物体の観察シナリオの他の例の説明図である。
【図2】 本発明の一実施例における物体改良器のブロック線図である。
【図3】 本発明の他の実施例における物体改良器のブロック線図である。
【図4】 TNLC無彩色ロータの操作原理の説明図である。
【図5】 TNLC無彩色ロータの操作原理の説明図である。
【図6】 AOTFの操作原理を示すシステムの説明図である。
【図7】 AOTFにおける音−光相互作用の波形ベクトル線図を示す。
【図8】 本発明の一実施例における物体改良器のシステムパフォーマンスのフローチャ
ートである。
【図9】 物体改良器における像の背景をモニタするためのフローチャートである。
【図10】 本発明の他の実施例における物体改良器のシステムパフォーマンスのフローチ
ャートである。
【図11】 物体からの反射光及び散乱光のスペクトルの差をベースとする物体改良のアプ
ローチ説明図である。
【図12】 不均一背景のためのスペクトル的に合致した濾過の説明図である。
【図13】 フィルタ方向に沿った背景強度の分布説明図である。
【図14】 AOTF伝達カーブのグラフである。
【図15】 実験による物体改良器の実施タイミング線図である。
【手続補正書】特許協力条約第19条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年11月7日(2001.11.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 アバキアン アラマイス アメリカ合衆国 カリフォルニア州 91104 パサデナ シナロア アベニュー 1658 Fターム(参考) 5C024 AX09 AX19 CX00 CY43 CY50 EX45 EX51 HX00 HX29 HX60

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スペクトル間隔のセットを選択し、 光学フィルタの伝達スペクトルを選択した第1のスペクトル間隔に調節し、 調節した光学フィルタを通してスペクトル像をとらえ、 選択した各スペクトル間隔に対して上記工程を繰り返し、 物体エリアを定め、 スペクトル像のセットから物体及び背景スペクトルパラメータを抽出し、 適用基準を満足する各スペクトル間隔のための重量係数の最適セットを計算し
    、 正のフィルタを作るため対応するスペクトル間隔のための正の重量係数に対し
    てフィルタ伝達スペクトルを調節し、 正のフィルタを通して像をとらえ、 負のフィルタを作るため対応するスペクトル間隔のための負の重量係数に対し
    てフィルタ伝達スペクトルを調節し、 負のフィルタを通して像をとらえ、 正のフィルタを通してとらえた像から負のフィルタを通してとらえた像を削除
    し、 得られた像を記録し、表示する 工程を有する 選択したスペクトル間隔で像の可変セットを同時に結合することによって像を
    リアルタイムで光学的に処理する方法。
  2. 【請求項2】 多くのスペクトル間隔の少なくとも1つと、各間隔の位置及
    びスペクトル幅を各サイクル毎に変えることができる、像をリアルタイムで光学
    的に処理する方法を繰り返す請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 像の背景のスペクトルパラメータをモニタし、 設定された背景スペクトルパラメータから背景スペクトルパラメータが十分に
    偏位しているか否かを定め、及び 設定した背景スペクトルパラメータが背景スペクトルパラメータから十分に偏
    位しているとき物体及び背景スペクトルパラメータを再抽出する 工程を更に有する請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 種々の偏光でスペクトル像のセットを得る工程を更に有する
    請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 得られた像を記録する工程が、得られた像を表示することを
    含む請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 対物レンズと、 上記対物レンズに結合した音響−光学的に調節可能なフィルタと、 上記音響−光学的に調節可能なフィルタに結合した像とらえ装置と、 上記音響−光学的に調節可能なフィルタに結合した多周波数発生器と、及び 上記多周波数発生器に結合したプロセッサとより成り、 上記プロセッサが、上記多周波数発生器を制御し、物体と背景スペクトルパラ
    メータを計算し、最適像処理のための重量係数を計算し、像の削除を実行する、 選択したスペクトル間隔で像のセットを同時に結合することによって像をリア
    ルタイムで光学的に処理する装置。
  7. 【請求項7】 物体と背景スペクトルパラメータを定め、 物体と背景間のコントラストを最大ならしめるため物体と背景スペクトルパラ
    メータをベースとしてフィルタ係数をリアルタイムで計算し、 計算したフィルタ係数をベースとして音響−光学フィルタ伝達スペクトルを調
    節し、及び 計算したフィルタ係数をベースとして伝達スペクトルを有する音響−光学フィ
    ルタを通して像をとらえる 工程を有する 物体と背景間の像コントラストをリアルタイムで光学的に改良せしめる方法。
  8. 【請求項8】 解析のための初期の波長を選ぶ工程を更に有する請求項7記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 像の背景スペクトルパラメータをモニタし、 設定した背景スペクトルパラメータから背景スペクトルパラメータが十分に偏
    位しているか否かを定め、及び 設定した背景スペクトルパラメータから背景スペクトルパラメータが十分に偏
    位しているとき、物体と背景スペクトルパラメータを再び設定する 工程を更に含む請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 設定した背景スペクトルパラメータから背景スペクトルパ
    ラメータが十分に偏位しているか否かを定める工程が、背景スペクトルパラメー
    タを背景ベクトルと比較して定める工程である請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 物体と背景スペクトルパラメータを設定する工程が、ター
    ゲットされたスペクトルエリアをベースとして物体と背景スペクトルパラメータ
    を設定する工程である、スペクトル像上の物体エリアをターゲットとする工程を
    更に含む請求項7記載の方法。
  12. 【請求項12】 計算されたフィルタ係数のセットに対応する光学フィルタ
    を通して像をとらえる工程が、1つのフィルタを通してとらえた像を他のフィル
    タを通してとらえた像から削除することである請求項7記載の方法。
  13. 【請求項13】 計算されたフィルタ係数のセットに対応する光学フィルタ
    を通してとらえた像を表示する工程を更に有する請求項7記載の方法。
  14. 【請求項14】 音響−光学フィルタを用いてリアルタイム像のセットをリ
    アルタイム像のセットのスペクトル表現に変換したものを作り、 高いコントラストの像に限定的に適用可能なスペクトルフィルタを作るために
    リアルタイム像のセットのスペクトル表現を正と負の分離したスペクトル係数に
    処理し、及び 高いコントラスト像に限定的に適応できるスペクトルフィルタを用いてリアル
    タイム像のセットのスペクトル表現を高いコントラストの像に変換する 工程を有する 像コントラストをリアルタイムで光学的に改良する方法。
  15. 【請求項15】 変換を達成するのに用いるための初期波長を選択する工程
    を更に有する請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 像の背景スペクトルパラメータをモニタし、 設定した背景スペクトルパラメータから背景スペクトルパラメータが十分に偏
    位しているか否かを定め、及び 設定した背景スペクトルパラメータから背景スペクトルパラメータが十分に偏
    位しているとき、スペクトル表現を再処理し、スペクトル表現を再変換する変換
    を再び行なう 工程を更に有する請求項14記載の方法。
  17. 【請求項17】 設定した背景スペクトルパラメータから背景スペクトルパ
    ラメータが十分に偏位しているか否かを定める工程が、背景スペクトルパラメー
    タを背景ベクトルと比較して定める工程である請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 スペクトル像上の物体エリアをターゲットにする工程を更
    に含む請求項14記載の方法。
  19. 【請求項19】 正の分離したスペクトル係数フィルタを通してとらえた像
    を負の分離したスペクトル係数フィルタを通してとらえた像から削除する工程を
    更に含む請求項14記載の方法。
  20. 【請求項20】 高いコントラスト像を貯蔵し表示する工程を更に含む請求
    項14記載の方法。
  21. 【請求項21】 対物レンズと、 上記対物レンズに結合した音響−光学的に調節可能なフィルタと、 上記音響−光学的に調節可能なフィルタに結合した像とらえ装置と、 上記音響−光学的に調節可能なフィルタに結合した多周波数発生器と、及び 上記多周波数発生器に結合したプロセッサとより成り、 上記プロセッサが、上記多周波数発生器のためのフィルタ係数を計算する、 像のコントラストを光学的に改良するための装置。
  22. 【請求項22】 多周波数発生器が音響−光学的に調節可能なフィルタドラ
    イバを有する請求項21記載の装置。
  23. 【請求項23】 上記像とらえ装置が、音響−光学的に調節可能なフィルタ
    から濾過された像を受け取るホトコンダクタアレイを有する請求項21記載の装
    置。
  24. 【請求項24】 上記プロセッサが上記像とらえ装置から多数の濾過した像
    を受け取り、上記プロセッサが高いコントラスト像を作るため更に上記多数の濾
    過像を結合する請求項23記載の装置。
  25. 【請求項25】 上記プロセッサによって作られた上記高いコントラスト像
    を表示するプロセッサに結合したモニタを更に有する請求項24記載の装置。
  26. 【請求項26】 上記像とらえ装置に結合されるフレームつかみ器を更に有
    する請求項21記載の装置。
  27. 【請求項27】 上記音響−光学的に調節可能なフィルタが上記対物レンズ
    からの像を受け取り、上記多周波数発生器が上記プロセッサによって計算された
    フィルタ係数に応じて像を濾過するため上記音響−光学的に調節可能なフィルタ
    を駆動する請求項21記載の装置。
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