JP2003530678A - 非線型共振インダクタを有するランプ安定器 - Google Patents
非線型共振インダクタを有するランプ安定器Info
- Publication number
- JP2003530678A JP2003530678A JP2001575783A JP2001575783A JP2003530678A JP 2003530678 A JP2003530678 A JP 2003530678A JP 2001575783 A JP2001575783 A JP 2001575783A JP 2001575783 A JP2001575783 A JP 2001575783A JP 2003530678 A JP2003530678 A JP 2003530678A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lamp
- inductive element
- switching device
- switching
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 claims description 27
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 239000000945 filler Substances 0.000 claims description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 3
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 6
- 230000001965 increasing effect Effects 0.000 description 4
- QSHDDOUJBYECFT-UHFFFAOYSA-N mercury Chemical compound [Hg] QSHDDOUJBYECFT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910052753 mercury Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 229910052756 noble gas Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B41/00—Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
- H05B41/14—Circuit arrangements
- H05B41/26—Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc
- H05B41/28—Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters
- H05B41/282—Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters with semiconductor devices
- H05B41/2825—Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters with semiconductor devices by means of a bridge converter in the final stage
- H05B41/2827—Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters with semiconductor devices by means of a bridge converter in the final stage using specially adapted components in the load circuit, e.g. feed-back transformers, piezoelectric transformers; using specially adapted load circuit configurations
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B41/00—Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
- H05B41/14—Circuit arrangements
- H05B41/36—Controlling
- H05B41/38—Controlling the intensity of light
- H05B41/39—Controlling the intensity of light continuously
- H05B41/392—Controlling the intensity of light continuously using semiconductor devices, e.g. thyristor
- H05B41/3921—Controlling the intensity of light continuously using semiconductor devices, e.g. thyristor with possibility of light intensity variations
- H05B41/3925—Controlling the intensity of light continuously using semiconductor devices, e.g. thyristor with possibility of light intensity variations by frequency variation
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S315/00—Electric lamp and discharge devices: systems
- Y10S315/04—Dimming circuit for fluorescent lamps
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S315/00—Electric lamp and discharge devices: systems
- Y10S315/05—Starting and operating circuit for fluorescent lamp
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
- Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
放電ランプ点灯用ハーフブリッジコンバータが、放電ランプと直列の非線型コイルを有する。適切な設計を行うことにより、ランプ電流の周波数とランプ出力との間の関係を、比較的広い範囲のランプ出力に亙って明白にする。
Description
【0001】
本発明は、電圧電源に接続する為の入力端子と、
高周波電流を発生するインバータと
を具えるランプ給電用スイッチング装置であって、前記インバータが、
前記入力端子に結合されたスイッチング手段と、
このスイッチング手段に結合され、このスイッチング手段を交互に導通及び非
導通とするように制御する周波数fの制御信号を発生する制御回路と、 この制御回路に結合され、周波数fを調整する調光回路と、 第1容量性素子を含む回路により相互接続されたランプ接続端子と誘導性素子
との直列接続回路を有し、前記スイッチング素子に結合された負荷回路と を具えている当該スイッチング装置に関するものである。 本発明は更に、小型ランプにも関するものである。
導通とするように制御する周波数fの制御信号を発生する制御回路と、 この制御回路に結合され、周波数fを調整する調光回路と、 第1容量性素子を含む回路により相互接続されたランプ接続端子と誘導性素子
との直列接続回路を有し、前記スイッチング素子に結合された負荷回路と を具えている当該スイッチング装置に関するものである。 本発明は更に、小型ランプにも関するものである。
【0002】
上述した種類のスイッチング装置は既知である。既知のスイッチング装置のユ
ーザーは、調光回路により制御信号の周波数を調整することにより、スイッチン
グ装置で給電されるランプの光束を調整することができる。この場合、比較的簡
単な手段によりランプを調光することができる。容量性素子のキャパシタンスを
比較的小さく選択すると、制御信号の周波数とランプ出力との間の関係がランプ
の出力範囲全体に亙って明白となる。しかし、この場合、制御信号の周波数を可
調整とする必要がある範囲は比較的大きくなる。このことにより実際に問題を生
ぜしめる。その理由は、制御回路にしばしば含まれている集積回路は、通常比較
的高い周波数を有する制御信号を発生させることができない為である。容量性素
子のキャパシタンスを増大させることにより、周波数を調整しうるようにする必
要のある範囲を減少させる。しかし、容量性素子のキャパシタンスを大きくする
と、制御信号の周波数とランプ出力との間の関係が通常、ランプの出力範囲全体
に亙って明白とはならないという欠点がある。この場合実際に、調光範囲が制限
され、ランプ出力が比較的低い値にある場合に、ランプが不安定となりやすい。
ーザーは、調光回路により制御信号の周波数を調整することにより、スイッチン
グ装置で給電されるランプの光束を調整することができる。この場合、比較的簡
単な手段によりランプを調光することができる。容量性素子のキャパシタンスを
比較的小さく選択すると、制御信号の周波数とランプ出力との間の関係がランプ
の出力範囲全体に亙って明白となる。しかし、この場合、制御信号の周波数を可
調整とする必要がある範囲は比較的大きくなる。このことにより実際に問題を生
ぜしめる。その理由は、制御回路にしばしば含まれている集積回路は、通常比較
的高い周波数を有する制御信号を発生させることができない為である。容量性素
子のキャパシタンスを増大させることにより、周波数を調整しうるようにする必
要のある範囲を減少させる。しかし、容量性素子のキャパシタンスを大きくする
と、制御信号の周波数とランプ出力との間の関係が通常、ランプの出力範囲全体
に亙って明白とはならないという欠点がある。この場合実際に、調光範囲が制限
され、ランプ出力が比較的低い値にある場合に、ランプが不安定となりやすい。
【0003】
本発明の目的は、制御信号の周波数を比較的僅かな範囲に亙って調整すること
により、スイッチング装置により給電されるランプを広い範囲に亙って調光する
ことができ、それにもかかわらず調光範囲全体に亙ってランプの点灯を安定にす
る前記スイッチング装置を提供せんとするにある。
により、スイッチング装置により給電されるランプを広い範囲に亙って調光する
ことができ、それにもかかわらず調光範囲全体に亙ってランプの点灯を安定にす
る前記スイッチング装置を提供せんとするにある。
【0004】
この目的のために、本発明による前述した種類のスイッチング装置は、前記誘
導性素子における電流の振幅が最大であり、ランプ出力が最大値を有する際のこ
の誘導性素子のインダクタンスの瞬時値をLmax とし、この誘導性素子における
電流の振幅が最大であり、ランプ出力がその最大値の20%を有する際のこの誘
導性素子のインダクタンスの瞬時値をL20とした場合に、 L20/Lmax ≦0.7 を満足するように、この誘導性素子を構成したことを特徴とする。
導性素子における電流の振幅が最大であり、ランプ出力が最大値を有する際のこ
の誘導性素子のインダクタンスの瞬時値をLmax とし、この誘導性素子における
電流の振幅が最大であり、ランプ出力がその最大値の20%を有する際のこの誘
導性素子のインダクタンスの瞬時値をL20とした場合に、 L20/Lmax ≦0.7 を満足するように、この誘導性素子を構成したことを特徴とする。
【0005】
本発明によるスイッチング装置における制御信号の周波数を調光回路により増
大させると、負荷回路における電流の周波数も増大する。その結果、ランプの点
灯電圧や、誘導性素子を流れる電流の振幅も増大する。誘導性素子を流れる電流
の振幅の増大により、誘導性素子のインダクタンスの実効値が減少する。その理
由は、インダクタンスの瞬時値は誘導性素子を流れる電流の各高周波周期の一部
中比較的低くなり、この誘導性素子の飽和度がかなり大きくなる為である。制御
信号の周波数の増大に応答してインダクタンスの実効値が減少することにより、
ランプ出力の比較的広い範囲に亙って制御信号の周波数とランプ出力との間に明
白な関係が存在するようになる。換言すれば、ランプを広い範囲に亙って調光さ
せることができ、ランプの点灯は調光範囲全体に亙って安定となる。
大させると、負荷回路における電流の周波数も増大する。その結果、ランプの点
灯電圧や、誘導性素子を流れる電流の振幅も増大する。誘導性素子を流れる電流
の振幅の増大により、誘導性素子のインダクタンスの実効値が減少する。その理
由は、インダクタンスの瞬時値は誘導性素子を流れる電流の各高周波周期の一部
中比較的低くなり、この誘導性素子の飽和度がかなり大きくなる為である。制御
信号の周波数の増大に応答してインダクタンスの実効値が減少することにより、
ランプ出力の比較的広い範囲に亙って制御信号の周波数とランプ出力との間に明
白な関係が存在するようになる。換言すれば、ランプを広い範囲に亙って調光さ
せることができ、ランプの点灯は調光範囲全体に亙って安定となる。
【0006】
好適な結果は特に、L20/Lmax ≦0.5とした本発明によるスイッチング
装置の例で得られた。
装置の例で得られた。
【0007】
好適な結果は、スイッチング手段が2つのスイッチング素子の直列接続回路を
有し、インバータがいわゆるブリッジ回路を構成するようにした本発明によるス
イッチング装置の例でも得られた。
有し、インバータがいわゆるブリッジ回路を構成するようにした本発明によるス
イッチング装置の例でも得られた。
【0008】
本発明によるスイッチング装置における誘導性素子は極めて簡単な構成にする
ことができることも確かめた。誘導性素子が、銅ワイヤの巻線が設けられたI型
コアを有するようにした本発明によるスイッチング装置により、特に優れた結果
が得られた。
ことができることも確かめた。誘導性素子が、銅ワイヤの巻線が設けられたI型
コアを有するようにした本発明によるスイッチング装置により、特に優れた結果
が得られた。
【0009】
本発明によるスイッチング装置は比較的簡単で、従って小型の構成を有しうる
為、このスイッチング装置は、 希ガスを有する充填剤と2つの電極とが設けられた光透過性放電容器と、 この放電容器に連結されたランプハウジングと、 電気接点が設けられ、前記ランプハウジングに連結された口金と、 前記電極と前記電気接点との間に結合され、電源電圧からランプ電流を発生さ
せる電子安定器と を有する小型ランプの電子安定器に用いるのに完全に適したものとなる。
為、このスイッチング装置は、 希ガスを有する充填剤と2つの電極とが設けられた光透過性放電容器と、 この放電容器に連結されたランプハウジングと、 電気接点が設けられ、前記ランプハウジングに連結された口金と、 前記電極と前記電気接点との間に結合され、電源電圧からランプ電流を発生さ
せる電子安定器と を有する小型ランプの電子安定器に用いるのに完全に適したものとなる。
【0010】
本発明によるスイッチング装置の実施例と、本発明による小型ランプの実施例
とを以下に図面を参照して詳細に説明する。 ランプが接続される本発明によるスイッチング装置の一実施例を示す図1にお
いて、参照符号K5及びK6は、幹線電圧源(50Hz、220V)に接続するた
めの第1及び第2端子をそれぞれ示す。端子K5は、本例ではダイオードブリッ
ジより成る整流器GMの第1入力端に接続されている。端子K6はこの整流器G
Mの第2入力端に接続されている。この整流器GMのそれぞれの出力端子は入力
端子K1及びK2にそれぞれ接続されている。入力端子K1は、キャパシタC1
を介して入力端子K2に接続されている。端子K5及びK6と、ダイオードブリ
ッジ整流器GMと、キャパシタC1とが相俟って電圧電源を構成し、この電圧電
源に入力端子が接続される。他の構成素子及び回路素子の全てが相俟って、高周
波ランプ電流を発生するインバータを構成する。キャパシタC1は、第1スイッ
チング素子S1及び第2スイッチング素子S2の直列接続回路により橋絡されて
おり、この直列接続回路が本実施例におけるスイッチング手段を構成している。
第1スイッチング素子S1及び第2スイッチング素子S2の制御電極が制御回路
Sc1のそれぞれの出力端に接続され、この制御回路Sc1が、第1スイッチング素
子及び第2スイッチング素子を、交互に導通及び非導通にする周波数fの制御信
号を発生する。制御回路Sc1の入力端は回路素子Dの出力端に接続されている。
この回路素子Dは、周波数fを調整する調光回路を構成する。第2スイッチング
素子S2は、コイルL1 、ランプ接続端子K3、ランプLA、ランプ接続端子K
4及びキャパシタC2の直列接続回路により橋絡されている。ランプLAは、本
例における第1容量性素子を構成するキャパシタC3により橋絡されている。コ
イルL1 と、ランプ接続端子K3及びK4と、キャパシタC2及びC3とが相俟
って本例における負荷回路を構成する。コイルL1 は誘導性素子を構成する。
とを以下に図面を参照して詳細に説明する。 ランプが接続される本発明によるスイッチング装置の一実施例を示す図1にお
いて、参照符号K5及びK6は、幹線電圧源(50Hz、220V)に接続するた
めの第1及び第2端子をそれぞれ示す。端子K5は、本例ではダイオードブリッ
ジより成る整流器GMの第1入力端に接続されている。端子K6はこの整流器G
Mの第2入力端に接続されている。この整流器GMのそれぞれの出力端子は入力
端子K1及びK2にそれぞれ接続されている。入力端子K1は、キャパシタC1
を介して入力端子K2に接続されている。端子K5及びK6と、ダイオードブリ
ッジ整流器GMと、キャパシタC1とが相俟って電圧電源を構成し、この電圧電
源に入力端子が接続される。他の構成素子及び回路素子の全てが相俟って、高周
波ランプ電流を発生するインバータを構成する。キャパシタC1は、第1スイッ
チング素子S1及び第2スイッチング素子S2の直列接続回路により橋絡されて
おり、この直列接続回路が本実施例におけるスイッチング手段を構成している。
第1スイッチング素子S1及び第2スイッチング素子S2の制御電極が制御回路
Sc1のそれぞれの出力端に接続され、この制御回路Sc1が、第1スイッチング素
子及び第2スイッチング素子を、交互に導通及び非導通にする周波数fの制御信
号を発生する。制御回路Sc1の入力端は回路素子Dの出力端に接続されている。
この回路素子Dは、周波数fを調整する調光回路を構成する。第2スイッチング
素子S2は、コイルL1 、ランプ接続端子K3、ランプLA、ランプ接続端子K
4及びキャパシタC2の直列接続回路により橋絡されている。ランプLAは、本
例における第1容量性素子を構成するキャパシタC3により橋絡されている。コ
イルL1 と、ランプ接続端子K3及びK4と、キャパシタC2及びC3とが相俟
って本例における負荷回路を構成する。コイルL1 は誘導性素子を構成する。
【0011】
図1に示す実施例の動作は以下の通りである。
端子K5及びK6を幹線電圧源(50Hz、220V)に接続すると、制御回路
Sc1がスイッチング素子S1及びS2を交互に導通及び非導通にする。従って、
これら2つのスイッチング素子の共通点には、ほぼ方形波の高周波電圧が存在す
る。このほぼ方形波の高周波電圧の為に、インバータの負荷回路に高周波電流が
流れる。従って、ランプLAにも高周波電流が流れる。ユーザーが回路素子Dに
より制御信号の周波数fを増大させると、コイルL1 を流れる高周波電流の周波
数も増大する。その結果、ランプ出力や、ランプの光束も減少し、一方、コイル
L1 を流れる高周波電流の振幅は増大する。コイルL1 を、その実効インダクタ
ンスがランプ出力のいかなる調整値に対してもほぼ一定となるように選択した場
合、周波数fとランプ出力との関係は、図3に示した通りとなった。この図3に
おいては、周波数fを横軸に沿ってkHzでプロットしてあり、ランプ出力を縦軸
に沿ってWでプロットしてある。使用したランプは、55Wの定格出力を有する
型番PL(フィリップス社製)の低圧水銀放電ランプとした。約27.5Wより
も低いランプ出力の場合、ランプ出力と周波数fとの間に明白な関係がもはや存
在しないことが分る。従って、27.5Wよりも低いランプ出力を調整すること
ができない。しかし、本発明によれば、コイルL1 における電流の周波数が高く
しかも振幅も高い際にコイルL1 が実質的に飽和値に達するように、このコイル
L1 を選択する。コイルL1 は特に、 L20/Lmax =0.5 がほぼ満足されるように構成する。ここに、Lmax は、誘導性素子における電流
の振幅が最大で、ランプ出力が最大値を有する際の誘導性素子のインダクタンス
の瞬時値であり、L20は、誘導性素子における電流の振幅が最大で、ランプ出
力が最大値の20%となった際の誘導性素子のインダクタンスの瞬時値である。
この飽和の結果として、ランプの調光中コイルL1 のインダクタンスの実効値は
減少する。その結果、図4に示す周波数fとランプ出力との関係が得られる。こ
の図4は、実際上ランプ出力の全範囲に亙って周波数fとランプ出力との間に明
白な関係が存在することを示している。これらの結果は、55Wの定格出力を有
する型番PL(フィリップス社製)の低圧水銀放電ランプに対しても得られた。
図5は、関連のコイルのインダクタンスの瞬時値をコイル中の電流の瞬時振幅の
関数として示す。コイル中の電流の瞬時振幅を横軸に沿ってmAでプロットして
ある。コイルの瞬時インダクタンスを縦軸に沿ってμHでプロットしてある。コ
イルの飽和は、ランプ電流の比較的高い瞬時振幅で比較的高くなること明らかで
ある。使用したコイルは、フィリップス社の型番3C85の材料より成るI型コ
アを中心とする銅ワイヤの巻線より成る。
Sc1がスイッチング素子S1及びS2を交互に導通及び非導通にする。従って、
これら2つのスイッチング素子の共通点には、ほぼ方形波の高周波電圧が存在す
る。このほぼ方形波の高周波電圧の為に、インバータの負荷回路に高周波電流が
流れる。従って、ランプLAにも高周波電流が流れる。ユーザーが回路素子Dに
より制御信号の周波数fを増大させると、コイルL1 を流れる高周波電流の周波
数も増大する。その結果、ランプ出力や、ランプの光束も減少し、一方、コイル
L1 を流れる高周波電流の振幅は増大する。コイルL1 を、その実効インダクタ
ンスがランプ出力のいかなる調整値に対してもほぼ一定となるように選択した場
合、周波数fとランプ出力との関係は、図3に示した通りとなった。この図3に
おいては、周波数fを横軸に沿ってkHzでプロットしてあり、ランプ出力を縦軸
に沿ってWでプロットしてある。使用したランプは、55Wの定格出力を有する
型番PL(フィリップス社製)の低圧水銀放電ランプとした。約27.5Wより
も低いランプ出力の場合、ランプ出力と周波数fとの間に明白な関係がもはや存
在しないことが分る。従って、27.5Wよりも低いランプ出力を調整すること
ができない。しかし、本発明によれば、コイルL1 における電流の周波数が高く
しかも振幅も高い際にコイルL1 が実質的に飽和値に達するように、このコイル
L1 を選択する。コイルL1 は特に、 L20/Lmax =0.5 がほぼ満足されるように構成する。ここに、Lmax は、誘導性素子における電流
の振幅が最大で、ランプ出力が最大値を有する際の誘導性素子のインダクタンス
の瞬時値であり、L20は、誘導性素子における電流の振幅が最大で、ランプ出
力が最大値の20%となった際の誘導性素子のインダクタンスの瞬時値である。
この飽和の結果として、ランプの調光中コイルL1 のインダクタンスの実効値は
減少する。その結果、図4に示す周波数fとランプ出力との関係が得られる。こ
の図4は、実際上ランプ出力の全範囲に亙って周波数fとランプ出力との間に明
白な関係が存在することを示している。これらの結果は、55Wの定格出力を有
する型番PL(フィリップス社製)の低圧水銀放電ランプに対しても得られた。
図5は、関連のコイルのインダクタンスの瞬時値をコイル中の電流の瞬時振幅の
関数として示す。コイル中の電流の瞬時振幅を横軸に沿ってmAでプロットして
ある。コイルの瞬時インダクタンスを縦軸に沿ってμHでプロットしてある。コ
イルの飽和は、ランプ電流の比較的高い瞬時振幅で比較的高くなること明らかで
ある。使用したコイルは、フィリップス社の型番3C85の材料より成るI型コ
アを中心とする銅ワイヤの巻線より成る。
【0012】
図2における符号8は、水銀及び希ガスを含有する充填剤と、2つの電極(図
示せず)とが設けられた光透過性放電容器を示す。この放電容器の壁部上には発
光層が設けられている。符号6は、放電容器8に連結されたランプハウジングを
示し、符号3は、電気接点(1及び2)が設けられランプハウジングに連結され
た口金を示す。符号Bは、(導体Eを介して)接点(1、2)と、(導体9を介
して)電極との間に結合され、高周波ランプ電流を発生する本発明によるスイッ
チング装置を線図的に示す。
示せず)とが設けられた光透過性放電容器を示す。この放電容器の壁部上には発
光層が設けられている。符号6は、放電容器8に連結されたランプハウジングを
示し、符号3は、電気接点(1及び2)が設けられランプハウジングに連結され
た口金を示す。符号Bは、(導体Eを介して)接点(1、2)と、(導体9を介
して)電極との間に結合され、高周波ランプ電流を発生する本発明によるスイッ
チング装置を線図的に示す。
【図1】 ランプが接続される本発明によるスイッチング装置の一実施例を示す
線図である。
線図である。
【図2】 本発明による小型ランプの一実施例を示す。
【図3】 ランプ出力とランプ電流の周波数との関係を示す。
【図4】 ランプ出力とランプ電流の周波数との関係を示す。
【図5】 図1に示す実施例を実際に構成した場合の誘導性素子のインダクタン
スを、この誘導性素子を流れる電流の瞬時値の関数として示す。
スを、この誘導性素子を流れる電流の瞬時値の関数として示す。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 アドリアヌス エム イェー デ ベイル
オランダ国 5656 アーアー アインドー
フェン プロフ ホルストラーン 6
Fターム(参考) 3K072 AA02 AC02 AC11 BA03 BB01
BC01 CA16 DB03 DC07 DC08
DD03 DD04 GA02 GB12 HA05
HA06 HA09
3K098 CC41 DD22 DD37 EE14 EE20
EE33 EE34 EE40 GG03
Claims (5)
- 【請求項1】 電圧電源に接続する為の入力端子と、 高周波電流を発生するインバータと を具えるランプ給電用スイッチング装置であって、前記インバータが、 前記入力端子に結合されたスイッチング手段と、 このスイッチング手段に結合され、このスイッチング手段を交互に導通及び非
導通とするように制御する周波数fの制御信号を発生する制御回路と、 この制御回路に結合され、周波数fを調整する調光回路と、 第1容量性素子を含む回路により相互接続されたランプ接続端子と誘導性素子
との直列接続回路を有し、前記スイッチング素子に結合された負荷回路と を具えている当該スイッチング装置において、 前記誘導性素子における電流の振幅が最大であり、ランプ出力が最大値を有す
る際のこの誘導性素子のインダクタンスの瞬時値をLmax とし、この誘導性素子
における電流の振幅が最大であり、ランプ出力がその最大値の20%を有する際
のこの誘導性素子のインダクタンスの瞬時値をL20とした場合に、 L20/Lmax ≦0.7 を満足するように、この誘導性素子を構成したことを特徴とするスイッチング装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のスイッチング装置において、 L20/Lmax ≦0.5 としたことを特徴とするスイッチング装置。
- 【請求項3】 請求項1又は2に記載のスイッチング装置において、前記スイッ
チング手段が2つのスイッチング素子の直列接続回路を有していることを特徴と
するスイッチング装置。 - 【請求項4】 請求項1、2又は3のいずれか一項に記載のスイッチング装置に
おいて、前記誘導性素子が、銅ワイヤの巻線が設けられたI型コアを有している
ことを特徴とするスイッチング装置。 - 【請求項5】 希ガスを有する充填剤と2つの電極とが設けられた光透過性放電
容器と、 この放電容器に連結されたランプハウジングと、 電気接点が設けられ、前記ランプハウジングに連結された口金と、 前記電極と前記電気接点との間に結合され、電源電圧からランプ電流を発生さ
せる電子安定器と を有する小型ランプにおいて、 前記電子安定器が請求項1に記載したスイッチング装置を有していることを特
徴とする小型ランプ。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP00201255.7 | 2000-04-06 | ||
EP00201255 | 2000-04-06 | ||
PCT/EP2001/003571 WO2001078466A1 (en) | 2000-04-06 | 2001-03-29 | Lamp ballast with non-linear resonant inductor |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003530678A true JP2003530678A (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=8171315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001575783A Pending JP2003530678A (ja) | 2000-04-06 | 2001-03-29 | 非線型共振インダクタを有するランプ安定器 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6384543B2 (ja) |
EP (1) | EP1281295B1 (ja) |
JP (1) | JP2003530678A (ja) |
CN (1) | CN1366793A (ja) |
DE (1) | DE60114800T2 (ja) |
WO (1) | WO2001078466A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2003213785A1 (en) * | 2002-03-06 | 2003-09-22 | Paradigm Wireless Systems, Inc. | Rf amplifier system with interface to provide a computer readable spectral depiction of the re output |
JP4569067B2 (ja) * | 2002-05-29 | 2010-10-27 | 東芝ライテック株式会社 | 高圧放電ランプ点灯装置及び照明装置 |
US7772668B2 (en) * | 2007-12-26 | 2010-08-10 | Fairchild Semiconductor Corporation | Shielded gate trench FET with multiple channels |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4081718A (en) * | 1975-05-20 | 1978-03-28 | Nec Sylvania Corporation | Discharge lamp lighting device using a backswing booster |
US4207497A (en) * | 1978-12-05 | 1980-06-10 | Lutron Electronics Co., Inc. | Ballast structure for central high frequency dimming apparatus |
GB2240887B (en) * | 1990-02-07 | 1994-09-07 | Valmont Industries | A circuit for starting and operating fluorescent lamps |
DE19515510A1 (de) * | 1995-04-27 | 1997-02-20 | Patent Treuhand Ges Fuer Elektrische Gluehlampen Mbh | Schaltungsanordnung zum Impulsbetrieb von Entladungslampen |
US5965985A (en) * | 1996-09-06 | 1999-10-12 | General Electric Company | Dimmable ballast with complementary converter switches |
-
2001
- 2001-03-29 CN CN01800821.6A patent/CN1366793A/zh active Pending
- 2001-03-29 WO PCT/EP2001/003571 patent/WO2001078466A1/en active IP Right Grant
- 2001-03-29 JP JP2001575783A patent/JP2003530678A/ja active Pending
- 2001-03-29 EP EP01925512A patent/EP1281295B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-03-29 DE DE60114800T patent/DE60114800T2/de not_active Expired - Fee Related
- 2001-04-05 US US09/826,619 patent/US6384543B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1281295A1 (en) | 2003-02-05 |
CN1366793A (zh) | 2002-08-28 |
DE60114800T2 (de) | 2006-07-20 |
EP1281295B1 (en) | 2005-11-09 |
WO2001078466A1 (en) | 2001-10-18 |
US6384543B2 (en) | 2002-05-07 |
DE60114800D1 (de) | 2005-12-15 |
US20020014858A1 (en) | 2002-02-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5426350A (en) | High frequency transformerless electronics ballast using double inductor-capacitor resonant power conversion for gas discharge lamps | |
US5798617A (en) | Magnetic feedback ballast circuit for fluorescent lamp | |
US7728528B2 (en) | Electronic ballast with preheating and dimming control | |
JP3465939B2 (ja) | 放電灯の高周波数点灯用回路装置 | |
EP0075176A2 (en) | Electronic ballast for a discharge lamp | |
US5172033A (en) | Discharge lamp operating inverter circuit with electric dimmer utilizing frequency control of the inverter | |
US4965493A (en) | Electric arrangement for igniting and supplying a gas discharge lamp | |
US4853598A (en) | Fluorescent lamp controlling | |
EP0602719A1 (en) | High frequency inverter for a discharge lamp with preheatable electrodes | |
JPH0315314B2 (ja) | ||
EP0398432A1 (en) | Switching arrangement | |
JP2004515892A (ja) | 安定器回路装置 | |
EP0543436A1 (en) | Circuit arrangement | |
JP3248919B2 (ja) | ランプ点灯用回路配置 | |
JP2003530678A (ja) | 非線型共振インダクタを有するランプ安定器 | |
KR100458997B1 (ko) | 회로장치 | |
US6005353A (en) | Commutator for a discharge lamp having mutually coupled inductors | |
JP2006529050A (ja) | 直列冷陰極起動の光調整可能なガス放電灯照明システム | |
WO2001065894A1 (en) | Electronic ballast | |
US5917717A (en) | Ballast dimmer with passive power feedback control | |
JP2003510794A (ja) | 高圧放電ランプを動作させる回路装置 | |
JPS60158542A (ja) | 高圧放電灯 | |
JPH03176999A (ja) | 放電灯点灯装置 | |
JPH10284281A (ja) | 放電灯点灯装置 | |
KR20020030812A (ko) | 고압 나트륨 램프 동작을 위한 방법 및 회로 |