JP2003530644A

JP2003530644A - 電子カタログ

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Publication number: JP2003530644A
Application number: JP2001574664A
Authority: JP
Inventors: チャウ、バン、シン
Original assignee: イノヴィットプロプライエタリーリミティッド
Priority date: 2000-04-10
Filing date: 2001-04-10
Publication date: 2003-10-14
Also published as: WO2001077885A1; EP1275062A1; EP1275062A4; KR20030045668A; US20040083135A1

Abstract

(57)【要約】電子カタログ中のアイテムのプロパティを定義する方法。当該方法は、複数のプロパティセット識別子のうち少なくとも１つを各アイテムと関連付ける工程（ここで、各プロパティセット識別子は次に、１つのプロパティセットと関連付けられる）と、各アイテムと関連付けられたプロパティセット識別子と関連付けられたプロパティセットを利用して各アイテムを定義する工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】発明の分野本発明は、広義には、データ（コンテンツ）の管理および統合に関し、特に（
排他的ではないが）電子カタログおよび電子カタログ中のアイテムのプロパティ
を定義する方法に関する。アイテム群を定義するために使用されるプロパティセ
ットは、「オントロジー」と呼ばれることもある。本発明は、商品用の電子カタ
ログを参照して本明細書中で記載する。しかし、本発明は厳密な電子カタログの
本質に限定されないということが理解されるだろう。むしろ、それは、任意の形
式の電子カタログを含み得る（例えば、サービス、電子文書またはインターネッ
ト上のウェブサイトのコンテンツを包含するよう使われる）。従って、語「アイ
テム」とは、そのような電子カタログ内のいずれのタイプのデータ要素をも包含
することが意図される。

【０００２】発明の背景現在、電子カタログは、そこに含まれるアイテムを定義するためのハードコー
ドされたプロパティセットを用いて保存されている。

【０００３】図１に示されるように、特定の電子カタログの場合、データは構造１０の見出
し行１２のハードコードされたプロパティセットを含むテーブル構造１０に保存
されるだろう。そのようなカタログにおけるアイテムのオントロジー（例えば、
アイテムａｂｃ）は固定されている。図１において、標準的なデータベースの場
合に一般的なように、見出し行１２は、アイテムｉｄプロパティ１２Ａおよび複
数のプロパティまたはアトリビュート１２Ｂ、１２Ｃなどを含む。アイテムｉｄ
１２Ａ列はアイテムを識別する値（例えば、ａｂｃ）を含み、アイテム列１２
Ｂ、１２Ｃなどは、アイテムの特定のプロパティについての値（例えば、アイテ
ムａｂｃのプロパティについての値は１２３、ｘｙｚなどである）を記憶するフ
ィールドを含む。

【０００４】このような従来技術の電子カタログには、新たなプロパティを列１２に追加し
ようとした場合にはいつも、新たなプロパティ列がハードコードされる必要があ
り、追加プロパティに関する値が構造１０における各個々の商品−アイテムにつ
いて入力されなければならないという点で、データベーステーブルの全体のコン
テンツを再構築しなければならないという不都合がある。新しいプロパティ列を
含む新たなデータベーステーブル構造にアクセスするためにプログラムコードも
修正する必要がある。すなわち、アイテムのオントロジーを拡張または変更する
ことは、これまでのデータベースおよびそれに関連するソフトウェアの再プログ
ラミングを必要とする。

【０００５】さらに、そのような電子カタログには、プロパティ１２のセットがカタログ中
の全ての商品−アイテムに適するように選択されなければならないだろうという
不都合がある。これは、プロパティ詳細の不完全な定義化をもたらし得、ここで
は、特定のプロパティは、特定の商品−アイテムに適するのみであり、従って、
プロパティの一般的なセットに含まれない。

【０００６】さらに、従来のビジネスシステムでは、アイテムのオントロジーは、アイテム
分類学に関する情報（どのように商品が分類／カテゴリ化／グループ化されてい
るかを識別するデータ）を含む。つまり、アイテム(tem)を定義するデータ要素
がカテゴリコードを定義するデータ要素を含み、それで、アイテムの分類（また
は系統化またはグループ化）がそのアイテムのプロパティまたは特徴として見ら
れる。

【０００７】例えば、「車」である商品−アイテムを従来のデータベースシステムで定義す
る場合、車を描写するプロパティは、その製造元、モデル、価格、色、エンジン
タイプ、またカタログ中でそれがどのように系統化されているか等の事柄を含む
。従って、特定の車は、その物理特性だけでなくそれが属するカテゴリ／グルー
プ（例えば、「モータービークル(motor vehicle)」または「輸送設備」または
「自動車(automobiles)」（本発明の目的ではこれらは「カテゴリ−アイテム」
である））によっても定義される。

【０００８】「ホールデン（製造元）、コモドール（モデル）、２５，０００ドル（価格）
、シルバー（色）、Ｖ６３．０リットル（エンジンタイプ）」および「自動車
（モータービークルのサブカテゴリ）、モータービークル（マシンのサブカテゴ
リ）、マシン（・・・などのサブカテゴリ）」

【０００９】このアプローチはアイテムデータ管理の観点から制限される。というのは実際
には、商品が分類される方法または理由は、その商品の物理特性や特徴を変更し
ないからである。

【００１０】発明の要旨本発明の第１の局面に基づき、電子カタログ中のアイテムのプロパティを定義
する方法であって、複数のプロパティセット識別子のうち少なくとも１つを各ア
イテムと関連付ける工程（ここで、各プロパティセット識別子は次に、１つのプ
ロパティセットと関連付けられる）と、各アイテムと関連付けられた当該プロパ
ティセット識別子と関連付けられたプロパティセットを利用して各アイテムを定
義する工程とを含む方法を提供する。

【００１１】本発明の状況で「アイテム」は「商品−アイテム」であり得る。すなわち、そ
れは、特定の車、特定の本、特定の衣料品、特定の人、組織、ウェブサイトなど
の特定の商品（基本的には電子カタログ中への入力を必要とする何かしらのもの
、またはそれが電子カタログへのエントリに有用であろう何かしらのもの）であ
る。それはまた、「カテゴリ−アイテム」であり得る。ここで、カテゴリ−アイ
テムは、商品−アイテムが属し得るカテゴリまたはグループの描写である。商品
−アイテムがオントロジー（車の製造元、モデル、価格、色などの商品−アイテ
ムを描写するプロパティ）を有する場合、カテゴリ−アイテムもまたそれ自身の
オントロジーを有し得（すなわち、本は、それがフィクション、ノンフィクショ
ンなどであるかどうか描写され得る）、この点で、語「カテゴリ−アイテム」お
よび「商品−アイテム」が時には相互転換可能であり得ることが当業者により理
解されるだろう。

【００１２】従って、本方法は、異なるアイテムについての異なるプロパティセットを用い
てアイテムを定義することができる電子カタログを提供し得る。さらに、特定の
プロパティセットにプロパティを追加することが所望である場合、本方法は、電
子カタログの各アイテムのプロパティセットを拡張する必要を回避することがで
きる。また、関連性を利用することによって、特定のプロパティセットの拡張が
いずれのハードコーディングをも必要としないかもしれない。

【００１３】プロパティセット識別子は、実質的には、アイテムのオントロジーを表す（ア
イテムを定義する１つのプロパティセット）。従って、カタログ中の異なるアイ
テムが異なるオントロジーと関連付けられ得る。

【００１４】好ましくは、本方法は、各アイテムを少なくとも１つの関連したプロパティセ
ット識別子と関連付けるための第１のデータベーステーブルを作成する工程を包
含する。

【００１５】一実施態様では、本方法は、プロパティセットのプロパティのそれぞれを関連
したプロパティセット識別子に関連付けるための第２のデータベーステーブルを
作成する工程を含む。

【００１６】同一のプロパティがプロパティセット識別子と関連付けられた１より多いプロ
パティセットに属し得る。

【００１７】好ましくは、各アイテムを定義する工程は、各アイテムと関連付けられた少な
くとも１つのプロパティセット識別子と関連付けられたプロパティセットの各プ
ロパティについての値を記憶するための第３のデータベーステーブルを作成する
ことを含む。

【００１８】有利には、本方法はさらに、あるプロパティセットのプロパティの値を、別の
プロパティセットのプロパティの対応する値に変換するためのルールを提供する
工程を含み得る。

【００１９】ルールを提供する工程は、有利には、当該あるプロパティセットのプロパティ
とその他のプロパティセットのプロパティとの関係をマッピングする工程を含む
。その他のプロパティセットは、異なる電子カタログに関連してもよい。異なる
電子カタログ中のアイテムのプロパティ定義が、上で定義した本発明の第１の局
面に従って提供されない場合、ルールを提供する工程は、好ましくは、異なる電
子カタログ中のデータエントリからその他のプロパティセットおよびそれらの値
を抽出することを含む。

【００２０】ルールを提供する工程は、好ましくは、値の手動変換の間に電子カタログのユ
ーザによって手動で入力されたコマンドをモニタリングする工程と、特定のコマ
ンドを電子カタログのデータベースにルールとして記憶すべきであるという当該
ユーザからの確認を求める工程と、データベースにルールとして当該コマンドを
記憶する工程とを含み得る。

【００２１】プロパティの値を変換することが望ましい場合、本方法は、転送を容易にする
ために、データベースに記憶されたルールのうちの少なくとも１つを適用する工
程を含み得る。

【００２２】好ましくは、本発明は、無制限数のオントロジー（プロパティセット）を用い
てカタログデータを作成し管理することができ、また、それは、これらのオント
ロジーのカスタマイズ（非プログラム的方法で）が異なるアイテム分類およびユ
ーザ要求を満たすことを可能とするという利点を有する。

【００２３】これは、オントロジーを作成し、変更し、または削除するために、データベー
ス構造に対してまたはアプリケーションプログラムレベルでのいずれでも、プロ
グラム変更を必要としないことを意味している。これは、商品情報を描写するの
に使用することができるアトリビュート数およびデータタイプに対するプログラ
ムデータベースの制約を有する従来のシステムとは対照的である。データ要素の
所定の制限数に達した場合、ソフトウェアプログラムおよびそのデータベース構
造は、新たなデータの必要性に対応するために、プログラムの修正を必要とする
だろう。

【００２４】本発明の第２の局面に基づいて、複数のプロパティセット識別子のうち少なく
とも１つを電子カタログの複数のアイテムのそれぞれと関連付けるための手段と
、各プロパティセット識別子を１つのプロパティセットと関連付けるための手段
と、各アイテムと関連するプロパティセット識別子と関連するプロパティセット
を利用して各アイテムを定義するための手段とを含む電子カタログを提供する。

【００２５】好ましくは、電子カタログは、各アイテムを少なくとも１つの関連するプロパ
ティセット識別子と関連付けるための第１のデータベーステーブルを含む。

【００２６】一実施態様では、電子カタログは、プロパティセットのプロパティのそれぞれ
を関連するプロパティセット識別子に関連付けるための第２のデータベーステー
ブルを含む。

【００２７】同一のプロパティが、プロパティセット識別子と関連付けられた１より多いプ
ロパティセットに属してもよい。

【００２８】好ましくは、各アイテムを定義するための手段は、各アイテムと関連付けられ
た少なくとも１つのプロパティセット識別子と関連付けられたプロパティセット
の各プロパティの値を記憶するための手段を含む。

【００２９】一実施態様では、電子カタログは、各アイテムと関連付けられた少なくとも１
つのプロパティセット識別子と関連付けられたプロパティセットの各プロパティ
の値を記憶するための第３のデータベーステーブルを含む。

【００３０】有利には、電子カタログはさらに、あるプロパティセットのプロパティの値を
別のプロパティセットのプロパティの値に変換するためのルールを提供するため
の手段を含むことができる。

【００３１】一実施態様では、電子カタログはさらに、当該あるプロパティセットのプロパ
ティとその他のプロパティセットのプロパティとの関係をマッピングするための
手段を含む。

【００３２】その他のプロパティセットは異なる電子カタログに関連し得る。

【００３３】好ましい実施態様では、異なる電子カタログが上で定義した本発明の第２の局
面に従う形式ではない場合、電子カタログはさらに、異なる電子カタログ中のデ
ータエントリからその他のプロパティセットおよびその値を抽出するための手段
を含むことができる。

【００３４】ルールを提供するための手段は、値の手動変換の間に、使用時、電子カタログ
のユーザによって手動で入力されるコマンドをモニタリングするための手段と、
特定のコマンドを電子カタログのデータベースにルールとして記憶すべきである
という当該ユーザからの確認を要求するための手段と、コマンドをルールとして
データベースに記憶するための手段とを含み得る。

【００３５】電子カタログは、値の変換を容易にするために、データベース中に記憶された
ルールのうちの少なくとも１つを、使用時、適用するための手段をさらに含んで
いてもよい。

【００３６】本発明の第３の局面に基づいて、電子カタログ中のアイテムのプロパティを定
義するために、複数のプロパティセット識別子のうちの少なくとも１つを各アイ
テムと関連付け（ここで、各プロパティセット識別子は次に、１つのプロパティ
セットと関連付けられる）、かつ、各アイテムと関連付けられたプロパティセッ
ト識別子と関連付けられたプロパティセットを利用して各アイテムを定義するよ
うコンピュータに命令するようにアレンジされたコンピュータプログラムコード
手段を含むコンピュータプログラム要素を提供する。

【００３７】本発明の第４の局面に基づいて、プログラムが記録されたコンピュータ読み取
り可能媒体を提供し、ここで、当該プログラムは、電子カタログ中のアイテムの
プロパティを定義するために、複数のプロパティセット識別子のうち少なくとも
１つを各アイテムと関連付け（ここで、各プロパティセット識別子は次に、１つ
のプロパティセットと関連付けられる）、かつ、各アイテムと関連付けられたプ
ロパティセット識別子と関連付けられたプロパティセットを利用して各アイテム
を定義するようコンピュータに命令するようにアレンジされている。

【００３８】本発明の第５の局面に基づいて、上で論じた本発明の第１の局面の方法を実行
するためのシステムを構築するためのツールが提供される。

【００３９】好ましくは、当該ツールは、システムを実行するようにコンピューティングシ
ステムに命令するためのソフトウェア命令を含む。

【００４０】本発明の第６の局面に基づいて、本発明の第２の局面に従う電子カタログを構
築するためのツールが提供される。

【００４１】好ましくは、当該ツールは電子カタログを構築するようコンピューティングシ
ステムに命令するためのソフトウェア命令を含む。

【００４２】本発明の好ましい形態をここで、例示のみとして、添付の図面を参照して説明
する。

【００４３】好ましい実施態様の詳細な説明前文で論じられているように、これまでの従来技術のシステムでは、アイテム
情報は、所定数の列（これらのそれぞれを、アイテムの特定のプロパティ（アト
リビュート）を描写するよう割り当てることができる）を有するデータテーブル
に記憶されている。図１は、アイテム１２Ａに関する情報（アトリビュート１２
Ｂ、１２Ｃなど）を提供するための標準的なデータベーステーブルの模式図的な
例を示している。

【００４４】例えば：システムがそのアイテムテーブルに１０の列を有する場合、それは、下記のよ
うなアイテムの特徴を定義するために使用することができる最大１０までのデー
タ要素を持つことができる：１．カタログ番号、２．商品短名、３．商品説明、４．小売価格、５．卸売価
格、６．測定単位、７．梱包サイズ、８．商品イメージ、９．サイズ、１０．色

【００４５】商品を描写するため、ユーザがデータ要素（長さ、高さ、幅、重量、取り扱い
上の注意事項など）の追加を必要とする場合、システムを再プログラムしなけれ
ばならない、またはユーザが、材料費、運送費、税、ＧＳＴなど異なる特徴を持つ異なる分類また
はタイプの商品を持っている場合、新しいテーブルまたはさらにデータ要素を現
存のテーブルに加える必要がある（これは、再プログラミングの労力を含む）。

【００４６】例えば：小売業者が本、ＣＤ、シャツ、および菓子を販売する場合、これらの異なるア
イテム分類を描写するデータ要素は、以下のものであり得る：本：ＩＳＢＮ、著者、タイトル、ＲＲ価格、ページ数、出版年；出版社；言語；版
；ＵＯＭＣＤ：カタログ番号、アーティスト、アルバムタイトル、ＲＲ価格、トラック数；リ
リース年；レコード会社；言語；巻；ＵＯＭシャツ：ラベル、デザイナ、商品名、ＲＲ価格、スタイル；カット；色；季節；原料１
；原料２；取り扱い表示；アイロンかけ注意書き；胸囲サイズ；襟サイズ；ＵＯ
Ｍキャンディ：ブランド、タイプ、商品名、ＲＲ価格、色；原材料１；原材料２など；食べ方
の注意書き；梱包サイズ；総重量；正味重量；ＵＯＭ；賞味期限

【００４７】上の例は、異なる商品分類の説明を満たすために、従来のシステムは、数百の
列を持つ１つの大きなデータベーステーブル（合わせた全てのデータ要素を持つ
１つのテーブル）または多くのより小さなデータベーステーブル（各商品タイプ
について、その商品タイプに関連するデータ要素のみを有するもの（すなわち、
本テーブル、ＣＤテーブル、シャツテーブル、キャンディテーブル））のいずれ
かを用いて予め定義される必要があることを示している。いずれの場合も、商品
データの保守は非常に複雑で、厄介で、遅くなる。さらに、データ要素は、旧商
品分類を段階的に減らしたり新商品分類を段階的に増やすに従ってシステムまた
はデータベースに対してプログラムの変更をしなければ、グループ化または再グ
ループ化できない。また、データ要素の重複（例えば、ＲＲ価格、ＵＯＭ）もあ
り得ることに注意されたい。

【００４８】ここで、本発明の実施態様の説明を図２および３について行う。

【００４９】図２において、本発明の好ましい実施態様の電子カタログ１１０は、特定のア
イテム（例えば、１４）がそれらの各プロパティセット識別子（例えば、１６）
に関連付けられている第１のデータベーステーブル１１２を含む。

【００５０】電子カタログ１０はまた、１つのプロパティセット（例えば、２０、２２およ
び２４）がプロパティセット識別子（例えば、１６）と関連付けられている第２
のデータベーステーブル１８を含む。

【００５１】第１のデータベーステーブル１１２および第２のデータベーステーブル１８の
供給によって、それらと関係がある異なるプロパティセットを有する多数のプロ
パティセットを、データベーステーブル１２および１８のハードコーディング（
すなわち、列の見出し）を変更する必要なしに、電子カタログ１１０中に含める
ことができることが当業者により理解されるだろう。

【００５２】以前のプロパティセットでは適切なものがない新アイテム２６を電子カタログ
に加えようとする場合、新たなプロパティセット識別子２８がデータベーステー
ブル１１２に加えられる。同時に、新たなプロパティセット３０、３２および３
４が第２のデータベーステーブル１８中の新たなプロパティセット識別子２８に
関連付けられる。

【００５３】ここで、同じプロパティがプロパティセット識別子のそれぞれと関連付けられ
た異なるプロパティセットに属すことができることを注記しておく（例えば、プ
ロパティ２０、３４を参照）。

【００５４】電子カタログ１１０はさらに、特定のアイテム（例えば、１４）のプロパティ
（例えば、２０）の実際の値（例えば、３８）が記憶されている第３のデータベ
ーステーブル３６を含む。

【００５５】電子カタログ１１０中のデータの編集は、デスクトップコンピュータ４０の形
式のユーザインタフェースを介して円滑化される。上述した実施態様におけるア
イテムおよび／またはプロパティセットの追加が、様々なデータベーステーブル
１１２、１８および３６に変更をもたらすいずれのハードコーディングも必要と
しないことは、当業者により理解されるだろう。むしろ、データの追加は単に、
現存するハードコードされたデータベーステーブル１１２、１８および３６への
データの入力を必要とするだけである。従って、これは、特殊なプログラムスキ
ルを必要としないタスクである。これは、電子カタログ１１０の編集を簡単で費
用効果的なものとする。

【００５６】従って本発明を用いた場合、異なるオントロジー「テンプレート」を、プログ
ラムの変更を行うことなく新しいアイテム分類について容易に作成することがで
きる。

【００５７】図２の実施例において、アイテム分類は、同一のオントロジー（プロパティセ
ット）と関連付けられるだろう。例えば、アイテム１〜２０はすべて車であり得
る。関連したプロパティセット識別子１２３が、色（Ａ）、エンジンサイズ（Ｂ
）、車タイプ（例えば、サルーン、スポーツカーなど、データ要素Ｃ）を含むプ
ロパティセットを含み得る。プロパティセット識別子１２３と関連付けられた任
意のアイテム分類「車」は、同一のオントロジーを有するだろう。このオントロ
ジーは、データ要素２０（Ａ）、２２（Ｂ）及び２４（Ｃ）に加えて別のデータ
要素を加えるためにテーブル１８を調節することによって加えることができる。
これは、データ要素を加え、それを同じプロパティセット識別子１２３と関連付
けるという単純な事項である。データ要素に対する適切な値が、適切なアイテム
に対してテーブル３６に挿入される。

【００５８】同じ分類の全てのアイテムがプロパティセット識別子を介してアクセス可能で
ある。オントロジーは、テーブル１８を操作することによって拡張することがで
きる。

【００５９】異なる分類のアイテムをテーブル１１２に含めることができる。任意のアイテ
ムが含められ得る（例えば、車、本、衣類など、全て同一テーブル中にある）。
異なるデータ分類を異なるオントロジー（プロパティセット）と関連付けること
ができる。サポートできるオントロジー数は基本的に無限である。

【００６０】本発明の別の特徴は、異なるオントロジーを同一のアイテム分類について定義
することができることである。当該オントロジーは、特定のユーザに可視である
データ要素をカスタマイズするためにユーザ定義される（すなわち、特定のユー
ザがどんな「観点」を持っているか）。例えば、ユーザがどんな情報を見ること
ができるかは、特定のセキュリティレベルに依存し得る（すなわち、セキュリテ
ィレベルが高いほど、特定のユーザが見ることができる情報はより多くなる）。
従って、特定のユーザは、特定のアイテム分類についての特定のオントロジーを
利用することができるだけであるかもしれない。各ユーザは、異なる「観点」を
持っているかもしれない。これは、本発明を用いて、異なるユーザの観点に関連
付けられた異なるアイテム分類について異なるオントロジーを定義することによ
って簡単に取り扱うことができる。

【００６１】より詳細には、本発明では、プログラム変更（ハードコーディング、データベ
ースの列の変更）を必要とすることなく、以下のものに関して制限はない：・定義することができるデータ要素（またはアトリビュート）数・定義することができるオントロジー数・全ての商品アイテムについておよび（「観点」で）全てのユーザに対して可視
であるデータ要素をカスタマイズするために、ユーザがこれらのオントロジーを
どのように使用することができるか。

【００６２】上の例を踏まえれば：必要な場合、ユーザは新しいデータ要素を単に加える：ＩＳＢＮ、著者、タイトル、ＲＲ価格、ページ数、出版年；出版社；言語；版
；ＵＯＭ；カタログ番号；アーティスト、アルバムタイトル、トラック数；リリ
ース年；レコード会社；言語；巻；ラベル；デザイナ；商品名；スタイル；カッ
ト；色；季節；原料１；原料２；取り扱い表示；アイロンかけ注意書き；胸囲サ
イズ；襟サイズ；ブランド、タイプ、商品名、色；原材料１；原材料２など；食
べ方の注意書き、梱包サイズ；総重量；正味重量；賞味期限

【００６３】これらのデータ要素は、次いで、各商品分類についての「オントロジー」と呼
ばれるテンプレートに「集める」ことができる。例えば、

【００６４】本オントロジーは、データ要素（ＩＳＢＮ、著者、タイトル、ＲＲ価格、ペー
ジ数、出版年；出版社；言語；版；ＵＯＭ）を有する。

【００６５】ＣＤオントロジーは、データ要素（カタログ番号；アーティスト、アルバムタ
イトル、トラック数；リリース年；レコード会社；言語；巻；ＵＯＭ）を有する
。

【００６６】シャツオントロジーは、データ要素（ラベル；デザイナ；商品名；卸売価格；
原価；梱包費用；運送費；ＲＲ価格；宣伝費；スタイル；カット；色；季節；原
料１；原料２；取り扱い表示；アイロンかけ注意書き；胸囲サイズ；襟サイズ；
ＵＯＭ）を有する。

【００６７】キャンディオントロジーは、データ要素（ブランド；タイプ；商品名、ＲＲ価
格；色；原材料１；原材料２など；食べ方の注意書き、梱包サイズ；総重量；正
味重量；ＵＯＭ、賞味期限）を有する。

【００６８】さらに、新しい商品分類が必要な場合、新しいデータ要素を追加でき、新しい
オントロジーテンプレートを、ユーザ定義要素のリストから任意のデータ要素を
使用して作成することができる。

【００６９】これの別の適用は、異なるユーザがカタログの彼らの「観点」で見ることがで
きる商品情報量をコントロールするために異なるオントロジーを作成することで
ある。

【００７０】例えば：シャツの場合、カタログマネージャは、異なるユーザに対する異なるシャツオ
ントロジー（例えば、顧客、納入業者、会計スタッフ、販売スタッフなど）を作
成することができる。

【００７１】シャツオントロジーは、データ要素（ラベル；デザイナ：商品名；卸売価格；
原価；梱包費用；運送費；ＲＲ価格；宣伝費；スタイル；カット；色；季節；原
料１；原料２；取り扱い表示；アイロンかけ注意書き；胸囲サイズ；襟サイズ；
ＵＯＭ）を有する。

【００７２】顧客１に対するシャツオントロジーは、データ要素（ラベル；デザイナ；商品
名；ＲＲ価格；スタイル；カット；色；季節；原料１；原料２；取り扱い表示；
アイロンかけ注意書き；胸囲サイズ；襟サイズ；ＵＯＭ）を有する。

【００７３】顧客２に対するシャツオントロジーは、データ要素（ラベル；デザイナ；宣伝
費；スタイル；カット；色；季節；原料１；取り扱い表示；アイロンかけ注意書
き；胸囲サイズ；襟サイズ；ＵＯＭ）を有する。

【００７４】会計スタッフに対するシャツオントロジーは、データ要素（ラベル；デザイナ
；商品名；卸売価格；原価；梱包費用；運送費；ＲＲ価格；スタイル；カット；
色；季節；胸囲サイズ；襟サイズ；ＵＯＭ）を有する。

【００７５】販売スタッフに対するシャツオントロジーは、データ要素（ラベル；デザイナ
；商品名；ＲＲ価格；宣伝費；スタイル；カット；色；季節；原料１；原料２；
取り扱い表示；アイロンかけ注意書き；胸囲サイズ；襟サイズ；ＵＯＭ）を有す
る。

【００７６】ここで図３を見ると、２つの別々の電子カタログ５０、５２が示されている。
カタログ５０、５２のそれぞれは、上述した図２の電子カタログ１１０と同様に
して実質的に構築されている。

【００７７】以下において、電子カタログ５０、５２の間で、アイテムまたはアイテム群を
移動するための異なったシナリオを記載する。

【００７８】第一に、カタログ５０から移動すべきアイテムが属するプロパティセットと同
一のプロパティセットがカタログ５２に存在する場合、この移動はほぼ、プロパ
ティの実際の値が特定のアイテムに関して記憶されている（図２のデータベース
テーブル３６を比較すべし）カタログ５０のデータベーステーブル６０から関係
データをコピーすることである。

【００７９】あるいは、異なるプロパティセット識別子が使われているが同一のプロパティ
セットがカタログ５２に存在する場合、移動は、ルールの実行を必要とするだろ
う：プロパティセット識別子２４６を持つカタログ５０の全アイテムが、プロパ
ティセット識別子を７８９（これはカタログ５０中のアイテムに関して使用され
ているのと同一のプロパティセットと関連付けられているカタログ５２中のプロ
パティセット識別子である）に変更して、カタログ５２に移動されるはずである
。

【００８０】カタログ５２のユーザによって最初手動で入力されるこのルールは、引き続い
てルールデータベース７６に保存される。ルールデータベース７６はカタログ５
２と５０の両方によりアクセス可能である。いかなる将来の移動も、異なるユー
ザによって確立された先のルールを利用することができる。ルールデータベース
７６は、特定の移動リクエストの入力時、対応する先のリクエストに対してルー
ルデータベース７６にルールがすでに記憶されている場合、将来のユーザに通知
するようにアレンジされる。ルールデータベース７６は、新しい移動リクエスト
を実行する場合、記憶されたルールを自動的に適用するようにさらにアレンジさ
れる。

【００８１】ルールデータベース７６はさらに、１特定方向での移動用に手動で作成された
移動ルールに基づいて、カタログ５２、５０間で反対方向の移動用の「逆」ルー
ルを作成するための手段を含む。

【００８２】上述したデータのルールに基づく移動の原理はまた、特定のプロパティセット
識別子に関連付けられたプロパティにおける差異により特定の値を変更すること
が必要なカタログ５０、５２間でデータを移動することが望ましいシナリオにも
適用することが当業者により理解されるだろう。

【００８３】これはまた、カタログ５０、５２のプロパティ間の関係のマッピングを含む。

【００８４】例えば、カタログ５２中の対応するプロパティセットの長さプロパティ８０が
インチであるのにカタログ５０中の分類群７９の長さプロパティ７８がセンチメ
ートルである場合、カタログ５２のデータベーステーブル８８中の値８６への移
動の間に、値８２をインチへと変換する移動ルールが適用されなければならない
だろう。プロパティの特定の値の変換は、その場合は、カタログ５２中に全く新
しいプロパティセットを作成するよりも好ましいだろう（これはより簡単な移動
であるだろう）ことが理解されるだろう。これは、その性質によって同一のプロ
パティセットに属すべきアイテムを同一プロパティセットにともに存在し続けさ
せるのに有利であろうからである。

【００８５】移動されたデータを確認するためにルールを適用することが、データを別のデ
ータベーステーブルから「受け取ったもの」として単に加えるよりも好ましい場
合の異なる例には、プロパティが異なる名前によって識別されるがそれらの意味
するものは同じである場合が挙げられる。例えば単に異なる言語での異なるスペ
リング（例えば、色対色）の理由から、これは当然のことであり得る。

【００８６】多くの変形および／または改変が、広く記載した本発明の精神または範囲から
逸脱することなく、特定の実施態様に示した本発明になされうることは当業者に
より理解されるだろう。従って、本実施態様は、例示的なものであり制限的なも
のではないと全ての面で考えられるべきである。

【００８７】例えば、図３に記載の実施態様において、電子カタログの一方が本発明を具現
化する形態ではないとした場合、他方の電子カタログは他方の電子カタログのデ
ータエントリからプロパティおよびそれらの値を抽出するための手段をさらに含
むこともあり得る。この抽出は、次いで、さらなるデータベーステーブルに記憶
されたルールによって促進され得るだろう。従って、非常に種々の電子カタログ
からの情報にシングルユーザインタフェースを通じてアクセスするためのツール
となされ得るインテリジェント電子カタログシステムを提供することができる。

【００８８】明細書および図面で開示した配置は非常に柔軟に使用可能であることは当業者
により理解されるだろう。

【００８９】例えば、図３のテーブル１８は、オントロジーとそのプロパティ（すなわちア
トリビュート）との関係を確立している。テーブル１１２は、アイテム（それが
商品−アイテムであれカテゴリ−アイテムであれ）とそのオントロジーとの関係
を確立している。テーブル３６は、値を各アイテムのアトリビュートに関連付け
る。

【００９０】従って、テーブル１８はユーザ（典型的には、カタログマネージャ）がオント
ロジーを作成しかつ保守するのを可能とする。

【００９１】テーブル１１２は、ユーザが異なるオントロジー（これは真のカスタマイズテ
ンプレートである）を介して、全アイテム（アイテムの全分類）を作成し（イン
ポートを含む）、保守し、閲覧することを可能とし、テーブル３６は個々のアイ
テムと関係がある全てのアトリビュートについて値を定義する。

【００９２】３つのテーブルを合わせることによって、ユーザは、ユーザが見ることができ
る詳細の程度（アイテムのアトリビュートおよび値）をコントロールする異なる
テンプレート（オントロジー）を作成することができる。これらのテンプレート
（オントロジー）は異なるアイテム分類（または同一アイテム分類内、異なる程
度の情報の詳細な観点、例えば、会計係は、受付係が見ることができない商品の
コスト情報を見ることができる）に適用することができる。

【００９３】本発明とともに、ツール、好ましくはソフトウェアツールが、人がコンピュー
ティングシステム上に上述の電子カタログを構築することを可能とするために提
供される。これは、当業者により理解されるだろうが如く、電子カタログの上述
の説明から発展可能なものである。

【００９４】上述の説明および以下の特許請求の範囲において、語「電子カタログ」はコン
ピューティングシステムによって実行され得る任意のカタログまたはデータベー
スを意味すると解釈されるべきであり、コンピューティングシステムは将来に向
け発展しているので、これは電子コンピューティングシステムに必ずしも限定さ
れない。

【００９５】上述の説明において、データベースを、列および行を有するテーブルとして示
してきた。これは人によって簡単に理解され得る単なる例示であり、コンピュー
ティングシステムにおいて、データは任意のフォーマット（必ずしもテーブル構
造にない）で記憶され得ることが理解されるだろう。

【００９６】語「電子カタログ」をこの説明全体を通して使用してきた。本発明は一般的な
適用（単に電子カタログにだけではなく、データ管理および統合への一般的適用
）を有する。他の適用は、人々および会社の詳細の管理ディレクトリ（例えば、
電話帳の名前および住所）である。更なる適用は、ビジネスシステム（例えば、
ＥＲＰ、ＣＲＭおよび他のレガシーシステム）間のデータの統合および共有であ
り得る。第４の適用は、電子文書（例えば、医療記録またはウェブページ）の管
理であり得る。従って、任意のデータ管理および統合適用を包含するために、本
文脈において電子カタログとの語を非常に広く使用していると考えられるべきで
ある。

【００９７】本発明の電子カタログは、任意のコンピューティングシステム（デスクトップ
またはネットワークコンピューティングシステム、あるいはいずれの他のタイプ
のコンピューティングシステムであっても）で実施され得ることが当業者により
理解されるだろう。

【００９８】引き続く特許請求の範囲においておよび発明の要旨において、言語または必須
の含意を表現することにより文脈が他の意味を必要とする場合を除き、語「含む
(comprising)」は「含む(including)」の意味で使用される（すなわち、明記し
た特徴が本発明の様々な実施態様におけるさらなる特徴と関連し得る）。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、従来技術の電子カタログの従来技術のテーブルシステムを説明する概
略図である。

【図２】図２は、本発明を具現化する電子カタログを説明する概略図である。

【図３】図３は、本発明を具現化する電子カタログの連携(corporation)を説明する概
略図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＢＺ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＯ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷＦターム(参考） 5B075 QT06 5B082 CA17 EA01 GA17

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電子カタログ中のアイテムのプロパティを定義する方法であ
って、複数のプロパティセット識別子のうち少なくとも１つを各アイテムと関連付け
る工程であって、各プロパティセット識別子は次に、１つのプロパティセットと
関連付けられる、工程と、各アイテムと関連付けられたプロパティセット識別子と関連付けられたプロテ
ィセットを利用して各アイテムを定義する工程とを含む方法。
【請求項２】各アイテムを少なくとも１つの関連付けられたプロパティセ
ット識別子と関連付けるための第１のデータベーステーブルを作成する工程を含
む、請求項１に記載の方法。
【請求項３】前記プロパティセットにおけるプロパティのそれぞれを関連
するプロパティセット識別子に関連付けるための第２のデータベーステーブルを
作成する工程を含む、請求項１または２に記載の方法。
【請求項４】前記プロパティの１つがプロパティセット識別子と関連付け
られた１より多いプロパティセットに属する、先行する請求項のいずれか１項に
記載の方法。
【請求項５】各アイテムを定義する工程が、各アイテムと関連付けられた
少なくとも１つのプロパティセット識別子と関連付けられたプロパティセットの
各プロパティについての値を記憶するための第３のデータベーステーブルを作成
することを含む、先行する請求項のいずれか１項に記載の方法。
【請求項６】あるプロパティセットのプロパティの値を別のプロパティセ
ットのプロパティの対応する値に変換するためのルールを提供する工程をさらに
含む、先行する請求項のいずれか１項に記載の方法。
【請求項７】前記あるプロパティセットのプロパティとその他のプロパテ
ィセットのプロパティとの関係をマッピングする工程をさらに含む、請求項６に
記載の方法。
【請求項８】その他のプロパティセットが異なる電子カタログに関連する
、請求項６または７に記載の方法。
【請求項９】異なる電子カタログにおけるアイテムのプロパティの定義が
、請求項１に記載の方法に従って提供されない場合、ルールを提供する工程が、
好ましくは、該異なる電子カタログにおけるデータエントリからその他のプロパ
ティセットおよびそれらの値を抽出することを含む、請求項８に記載の方法。
【請求項１０】ルールを提供する工程が、値の手動移動の間に電子カタログのユーザによって手動で入力されるコマンド
をモニタリングする工程と、特定のコマンドをルールとして該電子カタログのデータベースに記憶すべきで
あるという該ユーザからの確認を要求する工程と、該コマンドをルールとして該データベースに記憶する工程とを含む、請求項６〜８のいずれか１項に記載の方法。
【請求項１１】前記データベースに記憶されたルールのうち少なくとも１
つを前記移動を促進するために適用する工程を含む、請求項１０に記載の方法。
【請求項１２】複数のプロパティセット識別子を各アイテムと関連付ける
工程を含み、各プロパティセット識別子は、異なるプロパティセットと関連付け
られており、かつ、ユーザの観点に依存して特定のプロパティセット識別子への
アクセスを選択するさらなる工程を含む、先行する請求項のいずれか１項に記載
の方法。
【請求項１３】複数のプロパティセット識別子のうち少なくとも１つを電
子カタログの複数のアイテムのそれぞれと関連付けるための手段と、各プロパティセット識別子を１つのプロパティセットと関連付けるための手段
と、各アイテムと関連付けられたプロパティセット識別子と関連付けられたプロパ
ティセットを利用して各アイテムを定義するための手段とを含む電子カタログ。
【請求項１４】各アイテムを少なくとも１つの関連付けられたプロパティ
セット識別子と関連付けるための第１のデータベーステーブルを含む、請求項１
３に記載の電子カタログ。
【請求項１５】前記プロパティセットにおけるプロパティのそれぞれを前
記関連付けられたプロパティセット識別子に関連付けるための第２のデータベー
ステーブルを含む、請求項１３または１４に記載の電子カタログ。
【請求項１６】前記プロパティのうちの１つが、プロパティセット識別子
と関連付けられた１より多いプロパティセットに属する、請求項１３〜１５のい
ずれか１項に記載の電子カタログ。
【請求項１７】各アイテムを定義するための手段が、各アイテムと関連す
る少なくとも１つのプロパティセット識別子と関連付けられたプロパティセット
の各プロパティの値を記憶するための手段を含む、請求項１３〜１６のいずれか
１項に記載の電子カタログ。
【請求項１８】各アイテムと関連付けられた少なくとも１つのプロパティ
セット識別子と関連付けられたプロパティセットの各プロパティの値を記憶する
ための第３のデータベーステーブルを含む、請求項１３〜１６のいずれか１項に
記載の電子カタログ。
【請求項１９】前記プロパティセット識別子の１つと関連付けられた１つ
のプロパティセットのプロパティの値を、異なるプロパティセット識別子と関連
付けられた異なるプロパティセットのプロパティの値に変換するためのルールを
提供する手段をさらに含む、請求項１３〜１８のいずれか１項に記載の電子カタ
ログ。
【請求項２０】前記あるプロパティセットのプロパティとその他のプロパ
ティセットのプロパティとの関係をマッピングするための手段をさらに含む、請
求項１９に記載の電子カタログ。
【請求項２１】その他のプロパティセットが異なる電子カタログに関連す
る、請求項１９または２０に記載の電子カタログ。
【請求項２２】前記異なる電子カタログが請求項１に記載の形式ではない
場合、電子カタログが、該異なる電子カタログにおけるデータエントリからその
他のプロパティセットおよびそれらの値を抽出するための手段をさらに含む、請
求項２１に記載の電子カタログ。
【請求項２３】値の手動移動の間に、使用時、電子カタログのユーザによ
って手動で入力されるコマンドをモニタリングする手段と、特定のコマンドをルールとして該電子カタログのデータベースに記憶すべきで
あるという該ユーザからの確認を要求するための手段と、該コマンドをルールとして該データベースに記憶するための手段とをさらに含む、請求項１９〜２２に記載の電子カタログ。
【請求項２４】値の前記移動を促進するために、前記データベースに記憶
されたルールのうちの少なくとも１つを、使用時、適用するための手段をさらに
含む、請求項１９〜２３のいずれか１項に記載の電子カタログ。
【請求項２５】前記複数のプロパティセット識別子のうちの少なくとも１
つを電子カタログ中の複数のアイテムのそれぞれと関連付けるための手段が、複
数のプロパティセット識別子を電子カタログの１つ以上のアイテムと関連付ける
ようにアレンジされており、かつ、ユーザの見方に依存してアイテムについての
プロパティセット識別子へのユーザアクセスを決定するための手段がさらに提供
されており、これによって、各アイテムについて所定のプロパティセット識別子
のみへのアクセスをユーザが有し得る、請求項１３〜２４のいずれか１項に記載
の電子カタログ。
【請求項２６】電子カタログ中のアイテムのプロパティを定義するために
、複数のプロパティセット識別子のうち少なくとも１つを各アイテムと関連付け
し、ここで、各プロパティセット識別子は次に、１つのプロパティセットと関連
付けられており、かつ、各アイテムと関連付けられたプロパティセット識別子と関連付けられたプロパ
ティセットを利用して各アイテムを分類するようコンピュータに命令するようにアレンジされたコンピュータプログラムコー
ド手段を含むコンピュータプログラム要素。
【請求項２７】プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能媒体であ
って、該プログラムが、電子カタログ中のアイテムのプロパティを定義するために、複数のプロパティ
セット識別子のうちの少なくとも１つを各アイテムと関連付け、ここで、各プロ
パティセット識別子が次に、１つのプロパティセットと関連付けられており、か
つ、各アイテムと関連付けられたプロパティセット識別子と関連付けられたプロパ
ティセットを利用して各アイテムを分類するようコンピュータに命令するようにアレンジされている、コンピュータ読み取り
可能媒体。
【請求項２８】請求項１〜１２のいずれか１項に記載の方法を実行するた
めのシステムを構築するためのツール。
【請求項２９】請求項１３〜２５のいずれか１項に記載の電子カタログを
構築するためのツール。