JP2003530583A - 双安定オプティカルスイッチを含むオプティカルルータおよびその方法 - Google Patents

双安定オプティカルスイッチを含むオプティカルルータおよびその方法

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JP2003530583A JP2001550066A JP2001550066A JP2003530583A JP 2003530583 A JP2003530583 A JP 2003530583A JP 2001550066 A JP2001550066 A JP 2001550066A JP 2001550066 A JP2001550066 A JP 2001550066A JP 2003530583 A JP2003530583 A JP 2003530583A
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エムイーエムエス・オプティカル・インコーポレイテッド
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    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light

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Abstract

(57)【要約】 双安定オプティカルマイクロスイッチ(110)は光学ビームのルーチングを制御する。マイクロスイッチ(110)は少なくとも1つのオプティカルマイクロエレメントを有し、該オプティカルマイクロエレメントは電力遮断中は安定していて、光学ビームを指向する。オプティカルマイクロエレメントの状態変化は、マイクロスプリング(225)によって偏倚される上下動マイクロアクチュエータ(221,222,223,224)によりもたらされる。マイクロラッチ(350)は、電力が中断すると、非緊張状態から緊張したマイクロスプリング(225)を維持するのに使用することができる。マイクロラッチ(350)は、マイクロエレメントを少なくとも1つの機械的に緊張した安定状態に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 この出願は、2000年1月3日に出願された米国出願番号60/17416
4の優先権を主張し、その出願の内容は参照することでここに組み入れる。
【0002】 発明の技術分野 この発明は、マイクロ構造を使用して光学ビームをルーチングする技術に向け
られている。
【0003】 関連技術の説明 オプティカルスイッチング(optical switching)は、データ通信、データ処
理、データ記録において大いに利用されている。典型的には、オプティカルスイ
ッチングの広範な使用の主な障害は、コスト、複雑性および信頼性である。オプ
ティカルスイッチングには、液晶や圧電技術を含む異なる技術が使用されてきた
【0004】 現在の液晶表示装置(LCD)は、帯域幅が制限されている。それは、充填フ
ァクター(fill factor)が制限されるという欠点がある。また、それはダイナ
ミックレンジが不適当である。
【0005】 積層圧電構造(SPZT)は、圧電(PZT)または鉛マンガンニオブ酸塩(
PM)技術から作られたスイッチ/アクチュエータの最高の利点を特徴とし安価
な新世代の圧電技術を利用している。しかしながら、現在のSPZTデバイスは
、高電流動作、アクチュエータの著しい不均一性、重い重量、比較的高い電力消
散および適度のヒステリシス効果の欠点がある。さらに、この装置はLCD装置
と比較すると高価である。液晶と圧電の両試みでは、オプティカル作用は電力遮
断(power interruption)により有害な影響を受ける。
【0006】 発明の概要 前記従来技術の問題は、出願人の新規性および進歩性のある改良によって克服
される。本願の教示によると、出願人は、複数の動作状態を有するオプティカル
マイクロエレメントを有するオプティカルルータであって、前記オプティカルマ
イクロエレメントが動作状態を変更するように駆動可能で、前記オプティカルマ
イクロエレメントの動作状態の変更により光学ビームの方向を変更するオプティ
カルルータにおいて、複数の条件を有するマイクロラッチが設けられ、該マイク
ロラッチは条件を変更するように動作可能で、前記1つの条件は前記オプティカ
ルマイクロエレメントの動作状態を維持することを特徴とするオプティカルルー
タを発明した。
【0007】 また、出願人は、複数の動作状態を有する少なくとも1つの移動可能なオプテ
ィカルマイクロエレメントと、該オプティカルマイクロエレメントに動作可能に
接続されたマイクロアクチュエータとからなり、前記マイクロアクチュエータは
前記オプティカルマイクロエレメントの動作状態の変更を実行するように配置さ
れたオプティカルルータにおいて、前記オプティカルマイクロエレメントの動作
状態の変更は、移動方向を規定する方向に移動する前記オプティカルマイクロエ
レメントを伴い、前記オプティカルマイクロエレメントは、前記1つの条件にお
いて、前記参照方向にほぼ垂直な方向から供給される光学ビームを遮蔽するよう
に配置され、前記他の条件において、前記参照方向にほぼ垂直な他の方向に前記
遮蔽光学ビームを反射するように配置されていることを特徴とするオプティカル
ルータを発明した。
【0008】 さらに、出願人は、前述の装置にほぼ対応する方法を発明した。本出願にかか
る発明の詳細は、添付図面と以下の説明を参照すると明らかであり、特許請求の
範囲により規定される。
【0009】 本発明の他の特徴および利点は、例示的であり本発明を限定するものではない
添付図面と以下の詳細な説明を読むことで明らかとなる。
【0010】 実施形態の詳細な説明 本発明の限定的でない実施形態において、光学ビームは、少なくとも1つのオ
プティカルマイクロエレメントおよび上下動(vertical)マイクロアクチュエー
タを備える少なくとも1つのオプティカル双安定マイクロスイッチを使用して制
御可能に経路を定められる。創意に富む本アプローチは、少なくとも1つのオプ
ティカルマイクロエレメント(例えば、平坦もしくは湾曲したミラー、またはレ
ンズ)を取付部上に配置し、光学ビームの向きを制御するために前記取付部を上
下動双安定マイクロアクチュエータに置き換えている。すなわち、光学ビームの
向きは、上下動マイクロアクチュエータ上に設けられた少なくとも1つのオプテ
ィカルマイクロエレメントによって制御されている。前記アクチュエータは、少
なくとも1つのマイクロスプリングによって偏倚(biased)されている。また、
前記マイクロエレメントと前記マイクロアクチュエータの組み合わせは、マイク
ロラッチによって適切な位置に選択的に位置決めされている。
【0011】 創意に富む本アプローチは、集積回路製造技術によって製造可能な、相対的に
軽いマイクロ構造を使用し、光学ビームの向きを制御するという利点を有する。
さらに、これらのマイクロ構造は、簡単なものであり、高いダイナミックレンジ
(high dynamic range)を有し、それらの性能において推測可能かつ反復可能で
あり、およびヒステリシスの影響を受けないものである。創意に富む本アプロー
チは、双安定的な手段により、そして、電力が遮断されない手段により、複数の
インプットに入射する少なくとも1つの光学ビームの向きを制御するのに簡単か
つ低コストの方法において使用可能である。創意に富む本アプローチは、低電力
を消費して、また低電圧信号を使用して光学ビームの経路を定める。
【0012】 本実施形態において、(限定的でない、アクチュエータ、スプリング、ミラー
、レンズ、組み合わせ(interdigitated)フィンガー、アーム部、パッチ、ベー
ス、およびラッチを含む)マイクロ構成要素(component)は、(限定的でない
、MEMの製造技術またはマイクロ機械加工技術を含む)半導体デバイス製造技
術を使用して製造するのに適当な寸法を有する構成要素である。
【0013】 好ましい実施形態において、創意に富む本アプローチは、少なくとも1つのオ
プティカル双安定マイクロスイッチを使用して光学ビームを制御可能に経路を定
める。図1に示すように、本実施形態は、(機能的に静止した2つの位置を有す
る。1つの位置は、機械的に静止しており、他方の位置は電気的に活動化されて
いる。)オプティカルマイクロスイッチ110、マイクロラッチ150、および
電気的出力および信号を提供する駆動回路120を備える。本実施形態によると
、光学ビーム100は、前記オプティカルマイクロスイッチ110により、2つ
の静止位置の一方の位置(例えば、上方の位置)に向けられている。前記光学ビ
ーム100は、前記マイクロスイッチ110が他方の静止位置(例えば、下方の
位置)に位置するとき、その始めの方向において連続する。本発明によると、電
力の遮断にも関わらず、前記オプティカルマイクロスイッチ110は、静止した
状態で2つの操作位置のいずれかに位置する。
【0014】 本発明の好ましい実施形態において、1つのオプティカルマイクロエレメント
が、上下動マイクロアクチュエータに(例えば、直接的に、または間接的に支持
されて)機能的に接続され、前記オプティカルマイクロスイッチ110を形成し
ている。図2(A)および図2(B)は、本発明の好ましい実施形態に係る上下
動マイクロアクチュエータの1つの例示的な実施形態の上面図および断面図をそ
れぞれ示している。図2(A)および図2(B)に示す実施形態において、マイ
クロアクチュエータは、少なくとも1つの上方組み合わせマイクロフィンガー2
21、少なくとも1つの下方組み合わせマイクロフィンガー223、および複数
のマイクロスプリング225を備えている。前記上方組み合わせマイクロフィン
ガー221は、前記オプティカルマイクロエレメント(図2において、不図示)
が配置された取付部222に接続されている。前記下方組み合わせマイクロフィ
ンガー223は、支持部224に接続されている。前記マイクロスプリング22
5は、スペーサ226を介して前記取付部222に接続された少なくとも1つの
一端225−1を備え、また別のスペーサ226を介して前記支持部224に接
続された少なくとも1つの他端225−2を備える。前記オプティカルマイクロ
エレメントは、前記取付部222の上に延び、または前記取付部222に固定さ
れている。前記取付部222上の前記オプティカルマイクロエレメント(図2に
おいて、不図示)は、前記マイクロアクチュエータの前記取付部222を除く他
の構成部材とは接続されていない。
【0015】 本発明に係る前記マイクロアクチュエータは、マイクロスプリングに接続され
た前記取付部222および前記支持部224の2つ以上または2つ以下の側を備
えることによって実施されてもよい。本発明に係る前記マイクロアクチュエータ
は、取付部の一方の側に接続された複数のマイクロスプリングを備えることによ
って実施されてもよい。例えば、2つのマイクロスプリングが、前記取付部22
2の一方の側を前記支持部224の一方の側と接続するのに使用されてもよい。
または、各端部に2つの結合部を備えた1つのスプリングを、前記取付部222
の一方の側を前記支持部224の一方の側と接続するのに使用してもよい。また
は、各端部で結合された2つのスプリングを、前記取付部222の一方の側を前
記支持部224の一方の側と接続するのに使用してもよい。または、それらの組
み合わせでもよい。本発明に係る前記マイクロアクチュエータは、4面を有しな
い、三角形、五角形、六角形、円形、および均一でない形状を含む他の形状を用
いて実施されてもよい。2セットの組み合わせマイクロフィンガーを使用する代
わりに、本発明に係る前記マイクロアクチュエータは、ハウジング内の1つのロ
ッドを使用することにより実施してもよい。
【0016】 本発明の他の好ましい実施形態の実施において、前記マイクロスプリングスペ
ーサ226は、前記マイクロアクチュエータの前記上部および下部が同時に等し
い電位になることを回避するように選択されることが好ましい。前記マイクロア
クチュエータは、(限定的でない、MEMの製造技術またはマイクロ機械加工技
術を含む)集積回路製造技術により製造されてもよい。前記マイクロアクチュエ
ータは、多結晶シリコン、単結晶シリコン、または金属材料を用いて製造されて
もよい。
【0017】 図2(A)および図2(B)に示す実施形態において、前記マイクロスプリン
グ225は、マイクロスプリング225内に蓄積された機械的エネルギーを最小
化する機械的に静止した状態の方を選ぶので、前記マイクロアクチュエータが電
気的にバイアスされていないとき、前記マイクロアクチュエータは、上方の位置
(前記機械的静止位置)に位置する。前記マイクロアクチュエータの前記上側お
よび下方組み合わせマイクロフィンガー(各221および223)の間に電位差
がある場合、前記マイクロアクチュエータは下方の状態に位置する。この場合、
前記上側および下方組み合わせマイクロフィンガー(各221および223)は
、前記蓄積された電気的エネルギーを最小化するためにそれらの重なっている領
域を最大化する傾向がある。この傾向は、前記引き伸ばされたマイクロスプリン
グ内に蓄積された前記機械的エネルギーによって阻害される。
【0018】 本発明の他の好ましい実施形態の実施において、前記マイクロアクチュエータ
は、電気的にバイアスされていない場合、下方位置に位置するので、前記上側お
よび下方組み合わせマイクロフィンガーは重なる。下方に位置する状態は、機械
的に静止した状態である。前記マイクロアクチュエータを上方に位置する状態に
移動させるために、前記マイクロアクチュエータの前記上側および下方組み合わ
せマイクロフィンガーは、ゼロではない等しい電位まで充電されている。この状
態で、前記上側および下方組み合わせマイクロフィンガーは、お互いに反発して
それらの重なる領域を最小化し、これにより、前記蓄積された電気的エネルギー
を最小化する。この傾向は、前記引き伸ばされたマイクロスプリング内に蓄積さ
れた前記機械的エネルギーによって妨害される。
【0019】 本明細書に開示された本発明の原理に基づいて、当業者は、非電場に基づく構
成を用いるマイクロアクチュエータを実施可能である。限定的でない実施例とし
て、前記マイクロアクチュエータは、変化する磁場に反応する構成を用いて実施
することも可能である。さらに、本発明において開示された原理に基づいて、当
業者は、機械的静止位置を提供するための他の手段を使用してもよい。限定的で
ない実施例として、前記機械的静止位置を達成するために前記マイクロスプリン
グの代わりに磁力または重力を用いてもよい。好ましい実施形態において、前記
マイクロアクチュエータは、マイクロコム(comb)ドライブとして実施されても
よい。この好ましい実施形態の実施において、前記マイクロアクチュエータは、
上下動マイクロコムドライブとして実施される。
【0020】 創意に富む本アプローチは、双安定的な方法において機能するマイクロスイッ
チを備えることによって電力に依存しない機能を達成する。図3(A)および図
3(B)は、それぞれ解放位置または係合位置にある本発明の好ましい実施形態
に係る例示的な側方マイクロラッチ350の上面概略図を示す。前記側方マイク
ロラッチ350は、マイクロアーム352に接続された(爪部または突起部とし
て機能する)マイクロパッド351を備える。前記マイクロアーム352は、第
1マイクロベース353−1に接続されている。前記マイクロアーム352は、
組み合わせマイクロフィンガー354−1の第1セットに接続されている。また
、第2マイクロベース354−2に接続されている組み合わせマイクロフィンガ
ー354−2の第2セットが設けられている。本発明に係る前記マイクロラッチ
350は、集積回路製造技術に従って製造してもよく、また単結晶シリコン、ま
たは多結晶シリコンまたは金属材料から製造されてもよい。
【0021】 図3(A)は、前記組み合わせマイクロフィンガー354−1および354−
2が充電されておらず、それゆえ、前記マイクロアーム352および前記マイク
ロベース353−1の弾性作用が、前記マイクロパッド351をマイクロスイッ
チ310の経路から離している状態を示している。図3(B)は、前記組み合わ
せマイクロフィンガー354−1および354−2が電位差を有し、それゆえ、
前記マイクロフィンガー354−1および354−2が、前記マイクロアーム3
52および前記マイクロベース353の弾性作用によって平衡を保たせるように
蓄積された電気的エネルギーを最小化するために重なっている状態を示している
。前記組み合わせマイクロフィンガー354−1および354−2が重なる動作
によって、前記マイクロパッド351が前記オプティカルマイクロスイッチ31
0の経路の内側に押圧される。本実施形態において、前記組み合わせマイクロフ
ィンガー354−1および354−2は、妨げられない角運動を可能にする湾曲
形状を有してもよい。
【0022】 創意に富む本アプローチの他の好ましい実施形態によると、図3(A)の状態
は、前記マイクロアクチュエータの前記組み合わせマイクロフィンガーが充電さ
れていないとき前記マイクロスイッチが上方の位置に位置するものである。この
実施形態において、電力に依存しない上方位置のマイクロスイッチを維持するた
めに前記マイクロラッチ350を前記マイクロスイッチ310に係合させること
は必要ない。この実施形態において、図3(B)の状態は、前記マイクロアクチ
ュエータの前記組み合わせマイクロフィンガーが電位差を有するまで充電された
結果として、前記マイクロスイッチが下方の位置に位置するものである。この状
態において、前記マイクロラッチ350は、前記マイクロスイッチ310と係合
可能な位置にあり、それゆえ電力が遮断されたとき前記マイクロスイッチ310
が上方の位置に移動することを妨げるようになっている。係合された場合、前記
マイクロパッド351とマイクロスイッチ310との間の摩擦力が、前記マイク
ロラッチ350を解放しないようにしている。
【0023】 この実施形態において、(前記マイクロアクチュエータまたは前記マイクロエ
レメント、あるいはその両方の)前記マイクロスイッチ310が、まず下方位置
に移動し、次に前記マイクロラッチ350が前記係合位置に移動する。前記マイ
クロスイッチ310が下方位置から上方位置に選択的に移動するものである場合
、そのとき、前記マイクロラッチ350がまず前記解放位置に移動した後で、前
記マイクロスイッチ310が上方位置に移動する。
【0024】 この実施形態において、前記マイクロスイッチ310を駆動して上方に移動す
る回路は、前記マイクロラッチ350を解放する回路のトリガー時間より長いト
リガー時間を有する。これにより、前記マイクロスイッチ310が上方に移動可
能となる前に前記マイクロラッチ350を解放することが可能となる。さらに、
この実施形態において、前記マイクロスイッチ350を駆動して下方に移動する
回路は、前記マイクロラッチ350を係合する回路のトリガー時間より短いトリ
ガー時間を有する。これにより、前記マイクロスイッチ310が下方に移動可能
となった後で前記マイクロラッチ350を係合することが可能となる。
【0025】 さらに、この実施形態において、前記マイクロパッド351は前記マイクロス
イッチの経路内に位置するように選択的に駆動されるが、前記マイクロパッド3
51は、前記マイクロスイッチ310が下方位置に位置する場合と前記電力が遮
断された場合を除いて、前記マイクロスイッチ310に物理的に接触していない
(すなわち、前記マイクロパッドは、前記マイクロアクチュエータおよび前記マ
イクロエレメントのどちらにも接触していない)。その結果、過剰な数の電力遮
断が起こらない限り、前記マイクロラッチ350は磨耗することなく連続的に操
作可能である。
【0026】 他の好ましい実施形態によると、前記マイクロラッチは、マイクロコムドライ
ブを用いて実施される。
【0027】 図4(A)および図4(B)は、前記マイクロラッチが、電力が遮断されたと
きだけ前記オプティカルマイクロスイッチ(前記マイクロエレメントまたは前記
マイクロアクチュエータ、あるいはその両方)と接触するオプティカルルータの
通常操作用の好ましい実施形態におけるタイムチャートの限定的でない実施を示
す。図4(A)は、ライン401上の信号によって駆動される前記マイクロスイ
ッチの作動のタイムチャートと、ライン402上の信号によって駆動される前記
マイクロラッチの作動のタイムチャートを示し、前記マイクロスイッチは、(機
械的に静止した)上方の状態から(電気的に活動化された)下方の状態に移動し
、その後で上方の状態に戻る。時間tにおいて、信号がマイクロスイッチに入
力されてマイクロスイッチが下方の状態に駆動し始める。時間tにおいて、前
記マイクロスイッチは下方の状態にある。時間tにおいて、信号がマイクロラ
ッチに入力されてマイクロラッチがマイクロスイッチの経路内に駆動し始める。
時間tにおいて、前記マイクロラッチは、前記マイクロスイッチの経路内に位
置するが、前記マイクロスイッチは既に下方の状態にあるので、マイクロラッチ
はマイクロスイッチとは接触しない。
【0028】 一実施形態において、オプティカルマイクロスイッチの状態を下方の状態から
上方の状態に変化させる必要があるときまで電力が存在し、その後、時間t
おいて、信号がマイクロラッチに入力されてマイクロラッチがマイクロスイッチ
の経路から外側に駆動し始める。時間tにおいて、前記マイクロスイッチはマ
イクロスイッチの経路の外側にある。時間tにおいて、信号がマイクロスイッ
チに入力されて、マイクロラッチがマイクロスイッチの経路内に位置することな
くマイクロスイッチが上方の状態に駆動し始める。
【0029】 電気的遮断が生じた場合のタイムチャートが、図4(B)に概略的に示されて
おり、マイクロスイッチが(機械的に緊張した(tensed))下方位置にあり、マ
イクロラッチがマイクロスイッチの経路内に位置する。時間tにおいて、電力
が遮断される。時間t11において、ライン401を介して供給されると、前記
オプティカルマイクロスイッチの状態を維持する電気信号が減少し始め、マイク
ロスイッチが、不均衡な機械力に応じて上方に移動し始める。しかしながら、前
記駆動回路120が、ライン402を介して供給されると、電気信号が、マイク
ロラッチ(例えば、マイクロパッド)の位置をマイクロスイッチの経路内に維持
することを保証するように構成されている。ライン402の電位は、マイクロス
イッチがマイクロラッチと接触する時間t12の後である、後の時間t13で減
少し始める。それゆえ、マイクロラッチは、そのとき移動しているマイクロスイ
ッチの経路内に維持される。接触した時点で、マイクロラッチはマイクロスイッ
チをその機械的に緊張した状態に保持する。マイクロラッチは、摩擦力またはマ
イクロパッド351に設けられた指もしくはフックのような連結機構の実施によ
って前記保持している位置に維持される。電力が復帰したとき、マイクロスイッ
チとマイクロラッチは、図4(A)に示すように電気的に作動される。
【0030】 本明細書に記載された実施形態において、マイクロラッチ350(例えば、マ
イクロパッド351)は、前記オプティカルマイクロエレメントまたはマイクロ
アクチュエータ、あるいはその両方と接触するように実施されてもよい。
【0031】 本発明に係るマイクロラッチ350に、前記組み合わせマイクロフィンガー3
54−1および354−2を互いに反発させるように実施してもよい。例えば、
前記組み合わせマイクロフィンガー354−1および354−2を、それらが充
電されていないとき普通は重なるように配置してもよい。この実施形態において
、等しい電位が前記組み合わせマイクロフィンガー354−1および354−2
の両方に付与された場合、前記マイクロアーム352とマイクロパッド351は
通常位置から離れるように押圧され、マイクロパッド351がマイクロスイッチ
310の経路内から外側に移動する。
【0032】 ここに示された本発明の原理に基づいて、マイクロラッチ350もまた他の装
置における実施が可能である。例えば、ある実施においては、マイクロパッド3
51はマイクロアーム352の第1マイクロベース353−1と同じ側に配置さ
れ、そして第2マイクロベース353−2と組み合わされたマイクロフィンガー
354−1及び354−2とはマイクロアーム352の第1マイクロベース35
3−1から離れた他の側に配置されている。もう一つの実施では、マイクロパッ
ド351はマイクロアーム352の第1マイクロベース353−1から離れた他
の側に配置され、第2マイクロベース353−2と組み合わされたマイクロフィ
ンガー354−1及び354−2とはマイクロアーム352は第1マイクロベー
ス353−1と同じ側に配置されている。さらにもう一つの実施においては、マ
イクロパッド351、第2マイクロベース353−2と組み合わされたマイクロ
フィンガー354−1及び354−2とはマイクロアーム352の第1マイクロ
ベース353−1から離れた他の側に配置されている。ここに開示されている創
意に富む原理によれば、ポテンシャル差が組み合わされたマイクロフィンガー3
53−1及び353−2間に適用されるか否か(或いは、それらが同じ電位ポテ
ンシャルだけ充電されるか否か)の選択は、マイクロパッド351がマイクロス
イッチ310の通路内に、或いはそこから移動するようになっているか否かに依
っている。
【0033】 以下に記述されている好ましい実施形態の典型的な実施においては、マイクロ
スイッチは少なくとも一つのオプティカルマイクロエレメントと上述した少なく
とも一つのマイクロアクチュエータとを含んでいる。限定されるものではないが
、以下に記述されるこの典型的な実施形態におけるマイクロアクチュエータは、
マイクロスイッチが上方位置にあるときにマイクロスプリングが強く張られない
図2(A)におけるように配設される。マイクロアクチュエータのための他の装
置は、ここに開示された本発明から逸脱することなく後述する典型的な実施形態
で使われる。
【0034】 本発明の好ましい実施形態によれば、マイクロアクチュエータ装置は、マイク
ロスプリングが引張られて配置される全時間を最小にするように選択される。こ
のことは、例えば光学ビームの最も頻繁な進行方向を決めることにより、そして
マイクロスイッチを張り詰めることを要することなくこの進行を達成するマイク
ロスイッチ(マイクロエレメント)のための装置を決めることにより達成され、
それ故にその装置は、電力が遮断された場合、安定している。しかしながら、当
業者であれば、最も容易に或いは経済的に製造できる装置を使ったルータを組立
てることの選択もできる。
【0035】 本発明を実施している好ましい実施形態においては、平面反射面は光学ビーム
を偏向させるマイクロオプティカルエレメントとして使用される。図5は本発明
に係る典型的な好ましい実施形態の概略を示し、そこでは単一の双安定マイクロ
スイッチが二つのレシーバーへの光学ビームの進行を制御している。図5では、
上方位置にあるオプティカルマイクロスイッチ510が光ファイバー561から
送出されてきた光学ビーム500を外へ追い出している。ファイバー561は、
ファイバ561とマイクロスイッチ510との間に配置されたマイクロレンズ5
81を有するファイバーホルダー571により適所に保持されている。上方位置
にあるマイクロスイッチ510が、光学ビーム500をホルダー572により適
所に保持された光ファイバ562に、マイクロレンズ582を介して、追い出し
ている。もしも、マイクロスイッチ510が下方位置にあれば、そのときそれは
光学ビーム500をホルダー573により適所に保持された光ファイバ563に
、マイクロレンズ583を介して、追い出す。上述したように、少なくとも一つ
のマイクロラッチが、電力が遮断された場合にマイクロスイッチの状態を下方位
置に固定する位置に駆動される。この典型的な実施形態では、マイクロラッチは
、マイクロスイッチ510が上方位置にあるときに、その運動を妨げないであろ
う位置にある。このマイクロラッチの適切な配置は、上述したようにマイクロア
クチュエータ装置に対する特定の選択に依存する。
【0036】 この典型的な実施形態では、マイクロスイッチ510は、オプティカルマイク
ロエレメントとして少なくとも一つのマイクロミラーを含んでいる。このマイク
ロミラーは蒸着により上にコーティングされた平面である。このコーティングは
光学ビームの波長に対して高い反射率を有している。ある実施においては、コー
ティング材料は金で、それは一般に広範囲の波長に対して高い反射率を有してい
る。光学ビームの特定の波長に対して設計された多層コーティングを含む他のコ
ーティング材料も使用できる。
【0037】 本発明を実施するもう一つの好ましい実施形態においては、凹状反射面が光学
ビームを偏向させるマイクロオプティカルエレメントとして使用されている。こ
の実施形態では、凹状マイクロミラーはマイクロレンズ581及び582の焦点
合せの仕事をするので、マイクロレンズ581及び582は必ずしも必要ではな
い。図5により記述された実施形態の非限定的な実施においては、マイクロミラ
ーは、マイクロアクチュエータの運動方向に垂直な入射光学ビームがマイクロア
クチュエータの運動方向にもまた垂直なもう一つの方向に偏向させられるように
配置される。この実施形態はまた、マイクロレンズ581及び582を使って実
施され得る。
【0038】 図5に描かれた好ましい実施形態の実施では、ファイバーホルダーのファイバ
ー入力から離れた他の側に配置されたマイクロレンズが設けられている。しかし
ながら、本開示において後述されている実施形態におけるのと同様、図5に例示
されたこの実施形態におけるマイクロレンズは、ファイバーホルダーと対応する
オプティカルマイクロエレメントとの間のいずれにも配置され得る。
【0039】 ここに開示されている本発明は、また光学ビームの進行を制御するための複数
のオプティカルマイクロスイッチを使った実施形態においても実施される。例え
ば、M×N(M或いはNが1に等しい場合を含む)配列のマイクロスイッチが光
学ビームの進行を制御するために使用される。
【0040】 本発明を記述する(先の、或いはこの後の)実施形態においては、ファイバ、
マイクロレンズ(使用された場合)及びオプティカルマイクロエレメントの配置
は、機械的に強く緊張した状況からマイクロラッチがマイクロエレメント(或い
はマイクロアクチュエータ)に接触し、機械的に強く緊張した状態を維持するま
で、オプティカルマイクロエレメントが運動する間、偏向させられたビームがタ
ーゲットファイバーになおも効率よく集められるものである。
【0041】 図6は本発明に係る好ましい実施形態の概略を示し、そこではオプティカルマ
イクロスイッチの2×2の配列が光学ビームの進行を制御するために使われてい
る。図6では、上方位置にあるマイクロスイッチ610が光フアイバー661か
ら送出されてきた光学ビーム600を追い出している。ファイバー661は、フ
ァイバー661とマイクロスイッチ610との間に配置されたマイクロレンズ6
81を有するファイバーホルダー671によって適所に保持されている。上方位
置にあるマイクロスイッチ610は、光学ビーム600をホルダー672により
適所に保持された光ファイバー662にマイクロレンズ682を介して追い出し
ている。マイクロスイッチ610が下方位置にある場合、そのときそれは光学ビ
ーム600をホルダー673により適所に保持された光ファイバー663にオプ
ティカルレンズ683を介して追い出している。上述したように少なくとも一つ
のマイクロラッチは、電力が遮断された場合にマイクロスイッチの状態を下方位
置に固定する位置に駆動される。この典型的な実施形態では、マイクロラッチは
、マイクロスイッチ610が上方位置にあるときにその運動を妨げないであろう
状態にある。このマイクロラッチの適切な配置は、上述したようにマイクロアク
チュエータ配置の特定の選択に依存している。
【0042】 この典型的な実施形態では、マイクロスイッチ610はオプティカルマイクロ
エレメントとして少なくとも一つのマイクロミラーを含んでいる。このマイクロ
ミラーは蒸着により上にコーティングされた平面である。このコーティングは光
学ビームの波長に対して高い反射率を有している。ある実施においては、コーテ
ィング材料は金であり、それは一般に広範囲の波長に対して高い反射率を有して
いる。光学ビームの特定の波長に対して設計された多層コーティングを含む他の
コーティング材料の使用が可能である。
【0043】 本発明を実施するもう一つの好ましい実施形態では、凹状反射面が光学ビーム
を偏向させるマイクロオプティカルエレメントとして使用される。この実施形態
は、平面反射マイクロミラーの代わりに凹状反射マイクロミラーを使用している
ことにおいて図6のものと相違している。この実施形態では、マイクロレンズ6
81及び682は、凹状マイクロミラーがマイクロレンズ681及び682の焦
点合せの仕事を行う故、必ずしも必要ではない。図6により記述された実施形態
の非限定的な実施では、マイクロエレメントの運動方向に垂直な入射光学ビーム
がマイクロエレメントの運動方向にもまた垂直であるもう一つの方向に偏向させ
られるようにマイクロミラーは配置される。
【0044】 複数のオプティカルマイクロスイッチを使用した本発明の実施形態は、各マイ
クロスイッチに含まれる少なくとも一つのオプティカルマイクロエレメントとし
て平面及び凹状ミラーの混合物を使用して実施され得る。例えば、図6により例
示された実施形態では、マイクロレンズを備えるための適切な選択で、マイクロ
エレメントの一つが平面マイクロミラーとして実施され、もう一つのマイクロエ
レメントが凹状マイクロミラーとして実施される。
【0045】 本発明の実施は、MとNの内、少なくとも一方が2よりも大きいM×Nの二次
元配置マイクロスイッチにまで広げられる。本発明はまた、少なくとも2列が異
なる数のマイクロスイッチを有する複数列のマイクロスイッチを使用した二次元
の外形形態に実施され得る。例えば、本発明は第1列が3つのマイクロスイッチ
を有し、第2列が2つのマイクロスイッチを有するように配置された5つのマイ
クロスイッチを使って実施される。
【0046】 ここに開示された本発明は、その実施において、オプティカルマイクロスイッ
チのM×Nの矩形等距離分布(rectangular equidistant distribution)に限定
されるものではない。むしろ、本発明は、限定されるものではないが、少なくと
も2つのマイクロスイッチ間の異なる距離を有する矩形配列、マイクロスイッチ
の三角形、五角形及び六角形配置を含むオプティカルマイクロスイッチの配置の
異なる外形形態を使って実施される。
【0047】 本発明は、光学ビームをファイバーに導くためのマイクロレンズに加えて、或
いはそれに代えて他の結像構成要素(imaging component)を使ってもまた実施
され得る。
【0048】 既述の上記実施された本発明の好ましい実施形態では、ルータは、電源が遮断
されたときのみマイクロスイッチをマイクロエレメント(或いはマイクロアクチ
ュエータ)に接触させ、そしてマイクロオプティカルエレメントをその状態に保
持させる。もう一つの好ましい実施形態では、マイクロラッチは、マイクロスプ
リングが強く緊張した状態にあるときに、オプティカルマイクロエレメント(或
いはマイクロアクチュエータ、或いは双方)に接触するように配置され、そして
電力が、オプティカルマイクロエレメントの状態に影響することなく図4(B)
の信号により意図的に除かれる。この実施形態では、電力は、マイクロスイッチ
が上方の(機械的に静止した)状態に意図的に駆動される直前に図4(A)の信
号により元に戻される。このように、電力が図4(B)の二番目の半分により切
られたとき、マイクロラッチは、マイクロスイッチが動かされる前にオプティカ
ルマイクロエレメント(或いはマイクロアクチュエータ)との接触を解除する。
この実施形態は、進行状態(routing states)が変えられるときに電力を必要と
することなく、ルータの機能に影響する短い電気信号を使うことを許容している
【0049】 本発明は、ある典型的な実施形態を参照してかなり詳細に記述されたが、本発
明の種々の修正や応用が本発明の範囲及び精神から外れることなく実現され得る
ことは明らかであろう。本発明の範囲は請求の範囲によってのみ限定されるよう
にもくろまれている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 少なくとも1つの双安定オプティカルマイクロスイッチを使用し
て光学ビームを制御可能にルーチングする方法の概略図。
【図2A】 本発明の好ましい実施形態の実施によるマイクロアクチュエー
タの平面図。
【図2B】 本発明の好ましい実施形態の実施によるマイクロアクチュエー
タの断面図。
【図3A】 本発明の好ましい実施形態の実施によるマイクロラッチの非係
合状態を示す概略図。
【図3B】 本発明の好ましい実施形態の実施によるマイクロラッチの係合
状態を示す概略図。
【図4A】 本発明の好ましい実施形態の実施によるオプティカルルータの
通常動作のタイムチャート。
【図4B】 本発明の好ましい実施形態の実施によるオプティカルルータの
電力遮断があったときの動作のタイムチャート。
【図5】 オプティカルマイクロエレメントとして平面反射ミラーを有する
単一のマイクロスイッチを使用した本発明の好ましい実施形態の実施の概略図。
【図6】 オプティカルマイクロエレメントとして平面反射ミラーを有する
ツーバイツーアレイのオプティカルマイクロスイッチを使用した本発明の好まし
い実施形態の実施の概略図。
【符号の説明】
110 双安定オプティカルマイクロスイッチ 225 マイクロスプリング 221,222,223,224 マイクロアクチュエータ 350 マイクロラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・アール・カーピンスキー アメリカ合衆国35811アラバマ州ハンツビ ル、スパイスウッド・トレイル2615番 Fターム(参考) 2H041 AA16 AB13 AC06 AZ03 AZ05 AZ08 5K102 AA11 AA15 NA00 PD01

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の動作状態を有するオプティカルマイクロエレメントを
    有するオプティカルルータであって、前記オプティカルマイクロエレメントが動
    作状態を変更するように駆動可能で、前記オプティカルマイクロエレメントの動
    作状態の変更により光学ビームの方向を変更するオプティカルルータにおいて、 複数の条件を有するマイクロラッチが設けられ、該マイクロラッチは条件を変
    更するように動作可能で、前記1つの条件は前記オプティカルマイクロエレメン
    トの動作状態を維持することを特徴とするオプティカルルータ。
  2. 【請求項2】 前記マイクロラッチは、電力が停止したときに、前記条件の
    一つにおいて前記オプティカルマイクロエレメントの動作状態を維持することを
    特徴とする請求項1に記載のオプティカルルータ。
  3. 【請求項3】 前記マイクロラッチは、前記マイクロラッチが条件を変更し
    たときに移動する少なくとも1つのラッチングマイクロエレメントを含むことを
    特徴とする請求項1に記載のオプティカルルータ。
  4. 【請求項4】 前記ルータはさらに前記オプティカルマイクロエレメントに
    動作可能に接続されたマイクロアクチュエータを有し、該マイクロアクチュエー
    タは前記オプティカルマイクロエレメントを移動してその条件を変更することを
    特徴とする請求項2に記載のオプティカルルータ。
  5. 【請求項5】 前記マイクロアクチュエータはマイクロコウムドライブを含
    むことを特徴とする請求項4に記載のオプティカルルータ。
  6. 【請求項6】 前記マイクロアクチュエータは、駆動信号に応答してお互い
    に対して移動可能な第1と第2の部分を含み、 前記ルータはさらに、前記マイクロアクチュエータを支持する支持部と、前記
    マイクロアクチュエータのそれぞれ第1と第2の部分に動作可能に接続された第
    1と第2の端部を有し、駆動信号がないときに前記オプティカルマイクロエレメ
    ントを前記動作可能状態の第1の状態に偏倚する少なくとも1つのマイクロスプ
    リングとを含むことを特徴とする請求項4に記載のオプティカルルータ。
  7. 【請求項7】 ラッチングマイクロエレメントは、前記動作状態の第2状態
    で前記マイクロアクチュエータを選択的に停止することを特徴とする請求項6に
    記載のオプティカルルータ。
  8. 【請求項8】 前記オプティカルマイクロエレメントは光学ビーム反射面を
    有することを特徴とする請求項1に記載のオプティカルルータ。
  9. 【請求項9】 前記反射面は平面であることを特徴とする請求項8に記載の
    オプティカルルータ。
  10. 【請求項10】 前記反射面は凹面であることを特徴とする請求項8に記載
    のオプティカルルータ。
  11. 【請求項11】 前記ルータはさらに、前記オプティカルマイクロエレメン
    トと前記マイクロラッチを含むオプティカルマイクロスイッチからなる請求項1
    に記載のオプティカルルータ。
  12. 【請求項12】 前記ルータはさらに、M×N配列に配置された複数の前記
    オプティカルマイクロスイッチを有し、M×Nの少なくとも1つは1より大きい
    ことを特徴とする請求項11に記載のオプティカルルータ。
  13. 【請求項13】 複数の動作状態を有する少なくとも1つの移動可能なオプ
    ティカルマイクロエレメントと、該オプティカルマイクロエレメントに動作可能
    に接続されたマイクロアクチュエータとからなり、前記マイクロアクチュエータ
    は前記オプティカルマイクロエレメントの動作状態の変更を実行するように配置
    されたオプティカルルータにおいて、 前記オプティカルマイクロエレメントの動作状態の変更は、移動方向を規定す
    る方向に移動する前記オプティカルマイクロエレメントを伴い、 前記オプティカルマイクロエレメントは、前記1つの条件において、前記参照
    方向にほぼ垂直な方向から供給される光学ビームを遮蔽するように配置され、前
    記他の条件において、前記参照方向にほぼ垂直な他の方向に前記遮蔽光学ビーム
    を反射するように配置されていることを特徴とするオプティカルルータ。
  14. 【請求項14】 前記オプティカルマイクロエレメントは光学ビーム反射面
    を有することを特徴とする請求項13に記載のオプティカルルータ。
  15. 【請求項15】 前記反射面は平面であることを特徴とする請求項14に記
    載のオプティカルルータ。
  16. 【請求項16】 前記反射面は凹面であることを特徴とする請求項14に記
    載のオプティカルルータ。
  17. 【請求項17】 前記ルータはさらに、前記オプティカルマイクロエレメン
    トを前記動作状態の1つに維持するように駆動可能であるマイクロラッチを有し
    、 前記オプティカルルータは、前記オプティカルマイクロエレメントと、前記マ
    イクロアクチュエータと、前記マイクロラッチとを含むオプティカルマイクロス
    イッチを有することを特徴とする請求項13に記載のオプティカルルータ。
  18. 【請求項18】 前記ルータはさらに、M×N配列に配置された複数の前記
    オプティカルマイクロスイッチを有し、M×Nの少なくとも1つは1より大きい
    ことを特徴とする請求項17に記載のオプティカルルータ。
  19. 【請求項19】 前記マイクロアクチュエータは、駆動信号に応答してお互
    いに対して移動可能な第1と第2の部分を含み、 前記ルータはさらに、前記マイクロアクチュエータを支持する支持部と、前記
    マイクロアクチュエータのそれぞれ第1と第2の部分に動作可能に接続された第
    1と第2の端部を有し、駆動信号がないときに前記オプティカルマイクロエレメ
    ントを前記動作状態の第1の状態に偏倚する少なくとも1つのマイクロスプリン
    グとを含むことを特徴とする請求項14に記載のオプティカルルータ。
  20. 【請求項20】 光学ビームをルーチングする方法であって、複数の動作状
    態の間でオプティカルマイクロエレメントを選択的にスイッチングして光学ビー
    ムの方向を変更するルーチング方法において、 マイクロラッチを選択的に駆動して前記動作状態の1つに前記オプティカルマ
    イクロエレメントを保持する工程を有することを特徴とするルーチング方法。
  21. 【請求項21】 前記マイクロアクチュエータは前記オプティカルマイクロ
    エレメントに動作可能に接続され、前記選択的にスイッチングする工程は、前記
    マイクロアクチュエータに駆動信号を供給して前記マイクロアクチュエータを前
    記複数の動作状態の間で移動させることによってなされることを特徴とする請求
    項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記マイクロアクチュエータは上下動マイクロコウムドラ
    イブを含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記方法はまた、前記マイクロアクチュエータに動作可能
    に接続されたマイクロスプリングにより前記マイクロアクチュエータを偏倚して
    、前記オプティカルマイクロエレメントを前記複数の動作状態の1つに偏倚する
    ことを有することを特徴とする請求項21に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記マイクロラッチを駆動する工程は、前記偏倚工程によ
    って供給される引張力にもかかわらず、前記オプティカルマイクロエレメントを
    前記動作状態に保持することを特徴とする請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記オプティカルマイクロスイッチは光学ビーム反射面を
    有することを特徴とする請求項20に記載の方法。
  26. 【請求項26】 光学ビームを遮断するように配置され、移動方向に移動可
    能なオプティカルマイクロエレメントで、光学ビームを入力位置から入力経路に
    沿って複数の出力位置にルーチングする光学ビームのルーチング方法であって、
    前記オプティカルマイクロアクチュエータは、前記オプティカルマイクロエレメ
    ントを移動させるマイクロアクチュエータによって駆動されて、前記光学ビーム
    を前記複数の出力位置に切り換える光学ビームのルーチング方法において、 前記マイクロアクチュエータを駆動して、複数の動作状態の間で前記オプティ
    カルマイクロエレメントをある移動方向に移動させて、光学ビームを複数の出力
    位置にルーチングし、 前記入力経路と、前記オプティカルエレメントによって前記複数の出力位置に
    ルーチングした後に前記光学ビームによってとられる経路とは、前記移動方向に
    ほぼ平行であることを特徴とするルーチング方法。
  27. 【請求項27】 前記オプティカルマイクロエレメントは光学ビーム反射面
    を有することを特徴とする請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記マイクロアクチュエータは、駆動信号に応答してお互
    いに対して移動可能な第1と第2の部分を含み、 前記方法はさらに、前記マイクロアクチュエータに動作可能に接続されたマイ
    クロスプリングにより前記マイクロアクチュエータを偏倚して、前記オプティカ
    ルマイクロエレメントを前記複数の動作状態の1つに偏倚することを有すること
    を特徴とする請求項26に記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記方法はさらに、前記偏倚工程によって供給される引張
    力にもかかわらず、マイクロラッチを選択的に駆動して、前記オプティカルマイ
    クロエレメントを前記動作状態の1つに保持することを特徴とする請求項28に
    記載の方法。
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