JP2003530216A - 接着剤による弾性ストランドの多段コーティング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、１つ又はそれ以上の選択的に形成された材料ストランドを含む物品を成形する独特の方法及び装置（２０）を提供する。特定の態様において、本発明は、選択されたフィラメントで材料ストランドをラッピングする方法と装置を提供することができ、このフィラメントは、接着剤フィラメントとされることが望ましい。本発明の技術は、材料ストランド（２２）を、指定された縦方向（３４）に沿って選択された速度で移動させることを含む。少なくとも第１の実質的に連続したフィラメント（２４）を、対応する揺動するフィラメント経路（２６）に沿って材料ストランド（２２）の上に導いて、材料ストランド（２２）の相対する横側の側部領域（３０）から延びる第１の複数のフィラメント糸（２８）を形成することができる。特定の態様において、少なくとも第２の実質的に連続したフィラメント（２４ａ）を、対応する揺動するフィラメント経路（２６ａ）に沿って材料ストランド（２２）の上に導いて、材料ストランド（２２）の相対する横側の側部領域（３０）から延びる第２の複数のフィラメント糸（２８ａ）を形成することができる。さらに、対応する材料ストランド（２２）の周りにフィラメント糸（２８、２８ａ）を作動的にラップするために、少なくとも１つの空気流（３２）、望ましくは複数の空気流が導かれる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 （技術分野） 本発明は、接着剤結合のための装置とプロセスに関する。より詳細には、本発
明は、ストランド構成材を指定された支持体又は物品に結合するために接着剤を
塗布する装置とプロセスに関する。

【０００２】 （背景技術） 構成材を組立てて様々な種類の製造された物品を形成するために、接着剤が広
く使用されてきた。特に、使い捨て物品のエラストマー部材のような構成材を取
り付けるのに接着剤が使用されてきた。このような使い捨て物品には、使い捨て
おむつ、女性用ケア製品、幼児用トレーニングパンツ、成人失禁用製品などのよ
うな吸収体物品が含まれる。 スプレー塗布器には、接着剤を弾性ストランドのような選択された構成材に付
着させるために、選択された空気流が使用されてきた。さらに、接着剤のフィラ
メントを弾性ストランドの周りに螺旋状にラップするのに公知の技術が使用され
る。使い捨ておむつのような所望の製品の種々の構成材を組立てるのに他のスプ
レー塗布器が使用されてきた。スプレー塗布器は、例えば、スパイラル・スプレ
ー・パターン、スワール・スプレー・パターンその他の前後スプレー・パターン
を形成するような形状にされてきた。 様々な製品において、伸縮自在域を与えるために、弾性ストランドが、ポリマ
ーフィルム層及び／又は織布或いは不織布層の間にラミネートされる。選択され
た材料ストランドを包むか又は包囲するために、折り畳まれた層も使用される。
例えば、折り畳まれた層は、エラストマー・ストランドを、使い捨ておむつその
他の使い捨て吸収体物品のウエストバンド、脚部カフス、及び内側バリア・カフ
スの構成材の中に包むのに使用される。

【０００３】 上述のような従来の接着剤結合技術と従来の成形技術は、さらに改良が必要と
されることを示している。従来のスプレー塗布器は、例えば、接着剤の過剰な吹
き抜けを呈し、確実な結合、クリープ抵抗、付着されたエラストマー・ストラン
ドの伸長及び収縮特性への低い干渉の所望の組み合わせを適切に与えるものでは
ない。従来の成形技術は、所望の構成材及び構成材のラミネートを製造する時に
、効率及び効果における所望の度合いを呈するものではない。例えば、従来の技
術は、接着剤による弾性ストランドの所望のコーティングを確実に与えるもので
はない。さらに、その技術は、接着剤通路と出口ポートの閉塞、空気通路と出口
ポートの閉塞、弾性ストランドのウィービング、及び接着剤と加工空気流に加え
られる圧力の変化などのような種々の中断因子を過度に生じやすい。その結果、
従来の技術は、融通性と漏れ抵抗との所望の組み合わせをもつ構成材を適切に与
えるものではなく、所望の組立体を成形するための、及びエラストマー構成材の
ような構成材を付着して組立てられた物品にするための改善された方法について
の必要性が依然として存在する。

【０００４】 （発明の開示） 概して言えば、本発明は、１つ又はそれ以上の独特に構成された材料ストラン
ドを含む物品を成形するための独特の方法及び装置を提供するものである。特定
の態様において、本発明は、選択されたフィラメントで材料ストランドをラッピ
ングする方法と装置を提供することができ、このフィラメントは、接着剤フィラ
メントであることが望ましい。本発明の技術は、指定された縦方向に沿って選択
された速度で材料ストランドを移動させることを含むことができる。少なくとも
第１の実質的に連続したフィラメントを、揺動するフィラメント経路に沿って材
料ストランドの上に導いて、材料ストランドの相対する横側の側部領域から延び
る第１の複数のフィラメント糸を形成することができる。さらに、フィラメント
糸が材料ストランドの周りに作動的にラップされるように、空気流を導くことが
できる。

【０００５】 本発明の特定の態様はさらに、少なくとも実質的に連続した第２フィラメント
を、対応する揺動するフィラメント経路に沿って材料ストランド上に導くことを
含む。第２フィラメントは、材料ストランドの相対する横側の側部領域に配置さ
れる第２の複数のフィラメント糸を形成することができる。 本発明の別の態様は、少なくとも１つの、望ましくは複数の材料ストランドを
、製造される物品の中に組み入れる方法を提供することができる。特定の態様に
おいて、少なくとも１つの第１材料ストランドを、指定された縦方向に沿って移
動させることができる。基体複合材を形成するために、少なくとも１つの第１材
料ストランドが、材料の基層のような支持体に取り付けられ、ラミネート層が、
該少なくとも１つの第１材料ストランドの隣に配置される。少なくとも１つの第
２材料ストランドを、指定された縦方向に沿って移動させることができ、該少な
くとも１つの第２材料ストランドを、基層に取り付けることができる。基層の一
部を折り畳んで、少なくとも１つの第１ストランドとラミネート層を実質的に包
み込むことができる。或いは又はそれに加えて、少なくとも１つの第２ストラン
ドが基層材料で実質的に包み込まれるように、基層の一部を折り畳むことができ
る。

【０００６】 本発明の別の態様において、少なくとも１つの第１材料ストランドを、その指
定された縦方向に沿って移動させ、材料の基層に取り付けて、基体複合材を与え
ることができる。ラミネート層を、少なくとも１つの第１材料ストランド上に配
置することができ、少なくとも１つの第３材料ストランドを、その指定された縦
方向に沿って移動させることができ、及びラミネート層に取り付けることができ
る。少なくとも１つの第１ストランド、ラミネート層及び少なくとも１つの第３
ストランドが、基層材料で実質的に包み込まれるように、基層の指定された部分
を折り畳むことができる。

【０００７】 種々の態様において、本発明は、１つ又はそれ以上の対象材料ストランドを含
む物品を、より効果的及び効率的に製造することができる。例えば、本発明の技
術は、接着剤による弾性ストランドの所望のコーティングを、より確実に与える
ことができる。さらに、本発明は、接着剤通路と接着剤出口ポートの閉塞、空気
通路と空気出口ポートの閉塞、対象ストランドのウィービング、及びプロセスの
作動中に接着剤と空気流に加えられた圧力に生じる変化などのような様々な妨害
因子の影響を受け難い。本発明のプロセス及び装置は、ストランドのどんなウィ
ービングにも良好に対応することができ、接着剤が完全に対象ストランドを見逃
す可能性を低減させる。その結果、本発明の技術は、より確実に所望の作動的な
接着剤量を対象ストランドの各々に付着させることができる。

【０００８】 本発明の技術が、材料ストランドを１つ又はそれ以上の接着剤フィラメントで
ラップする形状にされる場合には、例えば、この技術は、呈する接着剤の吹き抜
けが少なく、コストを減らす一助となり、固定結合とクリープ抵抗との所望の組
み合わせを与えることができる。この技術が、接着剤でエラストマー・ストラン
ドをラップする形状にされる場合には、この技術は、エラストマー・ストランド
の伸長及び収縮に与える干渉が少ない。本発明の技術が、材料の少なくとも１つ
のエラストマー・ストランドを複数のストランド・セグメントに分離して、少な
くとも１つのストランドの実質的にギャザーの寄っていない部分を与えることを
含むような形状にされる場合には、ラミネート複合材は、向上されたガスケット
と向上されたフィット性を生じるように有利に形成可能なより効果的な構成材を
与えることができる。本発明に従って製造された構成材を組み入れた製品は、フ
ィット性、柔軟性、快適性及び漏れ抵抗の改善された組み合わせを有利に示すこ
とができる。

【０００９】 （発明を実施するための最良の形態） 本発明は、次の本発明の詳細な説明と付属の図面とを参照すると、より良く理
解され、更なる利点が明らかとなるであろう。 本発明は、１つ又はそれ以上の独特に形成された材料ストランドを含む物品を
成形するための改善された方法と装置に関する。特定の態様において、本発明は
、選択されたフィラメントで材料ストランドをラッピングするための方法と装置
を提供することができる。本発明は、おむつ、女性用ケア製品、幼児用トレーニ
ングパンツ、成人失禁用製品などのような個人用ケア製品の組立てられた構造を
成型するのに使用可能である。 「備える」、「備えている」という用語、及び「備える」という語根から派生
したその他の用語が本開示で使用される時には、記載された特徴、要素、完全体
、ステップ又は構成材のいずれかの存在を特定する、制約しない用語となること
が意図され、１つ又はそれ以上の他の特徴、要素、完全体、ステップ、構成材又
はこれらのグループの存在又は追加を除外するようには意図されていないという
ことに留意されたい。

【００１０】 図１及び図１Ａを参照すると、本発明は、１つ又はそれ以上の材料ストランド
を含む物品を成形する方法と装置を提供することができる。例えば、本発明の技
術を使用して、使い捨ておむつの伸縮自在な脚部ギャザーと伸縮自在な内側収容
フラップとの組み合わせを与えるように構成されたガセット・フラップ構成材を
成形することができる。このようなおむつの例は、１９９９年１１月３０日に発
行されたＲ．Ｓｔ．Ｌｏｕｉｓ他の、発明の名称「ＡＢＳＯＲＢＥＮＴ ＡＲＴ
ＩＣＬＥ ＷＩＴＨ ＥＮＨＡＮＣＥＤ ＥＬＡＳＴＩＣ ＤＥＳＩＧＮ ＦＯ
Ｒ ＩＭＰＲＯＶＥＤ ＡＥＳＴＨＥＴＩＣＳ ＡＮＤ ＣＯＮＴＡＩＮＭＥＮ
Ｔ」の米国特許第５，９９３，４３３号（代理人整理番号１３，３４６）と、１
９９９年６月４日、Ｍ．Ｂｅｉｔｚ他の、発明の名称「ＡＢＳＯＲＢＥＮＴ Ａ
ＲＴＩＣＬＥ ＷＩＴＨ ＭＯＲＥ ＣＯＮＦＯＲＭＡＢＬＥ ＥＬＡＳＴＩＣ
Ｓ」の米国特許出願番号第０９／３２７，３６８号（代理人整理番号１４，１８
８）に記載されている。これらの文書の開示全体は、本発明に関係する部分を引
用することでここに組み入れられる。

【００１１】 本発明のプロセス及び装置は、指定された縦方向３４（例えば図１）と、指定
された横方向３６（例えば図２）をもつことができる。本発明の目的において、
縦方向３４は、それに沿って特定の構成材又は材料が本発明の装置及び方法にお
ける特定の局所位置に沿う及び通る縦方向に移送される、長さ方向である。横方
向３６は、プロセスを通じて移送される材料のほぼ平面内に横たわり、局所的な
縦方向３４に対して垂直に位置合わせされる。したがって、図１に代表して示さ
れる配置で見ると、横方向３６は、図面のシートの平面に対して垂直に延びる。

【００１２】 図１０を参照すると、本発明は、１つ又はそれ以上の選択的に形成された材料
ストランドを含む構成材又は物品を成形するための独特の方法と装置２０を提供
することができる。特定の態様において、本発明は、選択されたフィラメントで
材料ストランドをラッピングする方法と装置を提供することができ、このフィラ
メントは、接着剤フィラメントとされることが望ましい。本発明の技術は、指定
された縦方向３４に沿って選択された速度で材料ストランド２２を移動させるこ
とを含む。特定の態様において、実質的に連続した第１フィラメント２４を、揺
動するフィラメント経路２６に沿って材料ストランド２２の上に導いて、材料ス
トランド２２の相対する横側の側部領域３０から延びる複数のフィラメント糸２
８を形成することができる。別の態様において、空気流３２を導いて、フィラメ
ント糸２８を材料ストランド２２の周りに作動的にラップすることができる（例
えば図１３）。さらに別の態様は、少なくとも第２の実質的に連続したフィラメ
ントを対応する第２の揺動するフィラメント経路に沿って材料ストランド２２の
上に導いて、材料ストランドの相対する横側の側部領域から延びる第２の複数の
フィラメント糸を形成することを含み、協働する空気流により、第２の複数の糸
をストランド２２の周りにラップすることができる。

【００１３】 本発明のさらに別の態様は、ストランド２２のような少なくとも１つの第１材
料ストランドを、指定された縦方向３４に沿って移動させる形状にされ、この少
なくとも１つの第１の材料ストランドを、代表して示された材料の基層４２のよ
うな指定された支持体に取り付けて、基体複合材４０を形成することができる。
さらに、ラミネート複合ウェブ４８を形成するために、ラミネート層４４が、少
なくとも１つの第１材料ストランドに作動的に隣接するように位置決めされる。
ラミネート層４４は、例えば、ラミネート複合ウェブを形成するために少なくと
も１つの第１材料ストランド２２の上に位置決めし、及び接合することができる
。特定の態様において、本発明の技術は、ラミネート層の主要な接面を、第１ス
トランド２２に接触させて配置することができる。別の態様において、ストラン
ド５６のような少なくとも１つの第２材料ストランドを、その指定された縦方向
に沿って移動させることができ、該少なくとも１つの第２材料ストランドは、基
層４２に取り付けられる。さらに別の態様において、基層４２の指定された第１
部分を折り畳んで、少なくとも１つの第２ストランド５６を該基層材料で実質的
に包み込むことができる（例えば図５）。或いは又はそれに加えて、基層４２の
指定された第２部分を折り畳んで、少なくとも１つの第１ストランド２２と、ラ
ミネート層４４とを、該基層材料で実質的に包み込むことができる。

【００１４】 別の態様において、ストランド２２のような少なくとも１つの第１材料ストラ
ンドが、その指定された縦方向３４に沿って移動され、基体複合材４０を形成す
るために材料の基層４２に取り付けられることになる。さらに、ラミネート複合
材４８を形成するために、ラミネート層４４を、少なくとも１つの第１材料スト
ランドの上に位置決めすることができる。ラミネート層４４に取り付けられるよ
うに、ストランド６２のような少なくとも１つの第３材料ストランドを、その指
定された縦方向に沿って移動させることができる。次いで、基層４２の指定され
た部分を折り畳んで、少なくとも１つの第１ストランド２２と、ラミネート層４
４と、少なくとも１つの第３ストランド６２とを、該基層材料で実質的に包み込
むことができる。

【００１５】 本発明のさらに別の態様は、少なくとも１つの種々の材料ストランド（例えば
、材料ストランド２２、５６及び／又は６２）を、選択された複数のストランド
・セグメント１２６に分離して、少なくとも１つの種々のストランドの実質的に
ギャザーが寄っていない部分９８（例えば図８）を設けることができる。所望の
形状において、ストランドの分離には、超音波分離作業が含まれる。 別の態様には、実質的にギャザーが寄っていない部分９８の少なくとも１つの
縦方向の端に隣接した、少なくとも１つの種々の分離された材料ストランドを結
合することが含まれる。望ましくは、少なくとも１つの分離されたストランドの
結合には、超音波結合が含まれる。別の態様において、本発明は、基体複合材４
０又はラミネート複合材４８を、指定された製品ウェブ１００に取り付けること
を含む。

【００１６】 本発明の種々の態様は、単独で又は組み合わされて、材料ストランドとそれら
の指定された支持体又はラミネート層との付着を有利に向上させることができる
。この方法及び装置の特定の作動パラメータは、材料ストランドとそれらが付着
される層とのより効果的かつより効率的な固定を与えることができる。例えば、
材料ストランドがエラストマー材料からなる場合には、結果として生じる付着に
よって与えられる、ストランドとそれらが付着される支持体との間のクリーピン
グが僅かになる。さらに、種々の態様とパラメータは、結合強度を与えるのに必
要とされる接着剤の量を減らすことができ、さらに、製造コストを減らすのを助
けることができる。本発明の技術が、基体複合材４０又は複合ラミネート４８の
材料ストランドをセグメント化する分離機構又はチョッパー機構を含む場合には
、結果として生じたエラストマー・ストランドの、セグメント化された領域の呈
する収縮が僅かになり、エラストマー・ストランドに起因するギャザーが実質的
に寄っていない物品の所望の部分を残すことができる。本発明の技術が、少なく
とも１つの種々の分離された材料ストランドを、複合材４０又は複合ラミネート
における実質的にギャザーが寄っていない部分の少なくとも１つの縦方向の端に
隣接して結合することを含む場合には、この結合されたエラストマー・ストラン
ドは、有利に僅かな「スナップ・バック」を呈し、より効果的な作動を与えるこ
とができる。

【００１７】 図１及び図１Ａに示すように、少なくとも１つの第１材料ストランド２２が、
適当な供給源から実質的に連続して与えられる。代表して示される形状において
、供給源は、複数の実質的に連続した第１材料ストランド２２を与えることがで
きる。材料ストランドは、所望のどんな材料からでも構成することができる。代
表して示される配置において、材料ストランドはエラストマー材料からなり、使
い捨ておむつのような使い捨て吸収体物品におけるガセット・フラップ構成材の
脚部弾性体が与えられるように指定することができる。エラストマー材料は、約
５０−４００％伸長の範囲内の伸長度のような所望の伸長度まで伸長される。こ
の伸長は、代表して示された組立てローラ１０２を含むシステムのような第１組
立てシステムの位置に材料ストランドを供給する前に実行されることが望ましい
。図示された輸送ローラ９４のシステムのような作動的な従来の運搬機構は、指
定された縦方向に沿って作動的な速度で材料ストランド２２を移動させることが
できる。代表して示された形状において、この技術は、ストランドの主要な組２
２ａとストランドの相補的な組２２ｂとを与えるために、ストランド２２を移動
し、及びグループ化するように配置される。

【００１８】 代表して示された基層ウェブ４２のような実質的に連続した支持体層が、その
指定された縦方向に沿って与えられ、組立てローラ１０２により代表して与えら
れる指定された第１組立て機構まで基層４２を導くのに運搬システムの輸送ロー
ラ９４が使用される。指定された支持体である基層ウェブ４２は、好適な材料の
いずれからも構成することができる。例えば、支持体は、シート層、ポリマー・
フィルム、織布、不織布その他類似のもの、並びにこれらの組み合わせ、を含む
ことができる。図示された形状において、例えば、基層４２は、ポリオレフィン
繊維からなるスパンボンド布のような不織布から構成することができる。

【００１９】 第１塗布器５４は、選択された材料を個々の材料ストランド２２の上に所望の
分布パターンに導き、堆積させることができる。代表して示される配置において
、例えば、堆積された材料は、ホットメルト接着剤、感圧接着剤、及び個々のフ
ィラメント２４の形態で与えることができる接着剤などのような接着剤とするこ
とができる。選択された分布パターンは、例えば、各接着剤フィラメントを個々
の揺動するフィラメント経路２６に沿って導き、少なくとも１つの個々の接着剤
フィラメントを各材料ストランドの上に堆積させることによって形成することが
できる。所望の配置において、接着剤フィラメントを、対応する材料ストランド
の周りに作動的にラップすることができる。例えば、個々の実質的に連続した接
着剤の第１フィラメント２４を、個々の揺動するフィラメント経路２６に沿って
各第１材料ストランド２２の上に導くことができる。接着剤の第１フィラメント
の各々は、それらの対応する第１材料ストランドの各側部領域から配置された複
数の第１フィラメント・アーチが形成されるように配置することができる。少な
くとも１つの第１空気流を導いて、第１フィラメント・アーチの実質的に大部分
をそれらの対応する材料ストランドの周りに作動的にラップすることができ、こ
の少なくとも１つの第１材料ストランドとラップした接着剤を、指定された支持
体である基層４２の上に配置することができる。

【００２０】 図示された形状において、例えば、本発明の技術は、６本の個々のストランド
２２を与えることができ、該ストランドは、組の各々に３本のストランドが含ま
れる２組のストランド２２ａ及び２２ｂのようなストランドの所望のグループ分
けに区分することができる。第１塗布器５４は、対応する個々の接着剤フィラメ
ント２４をストランド２２の各々の上に供給するために、６個の個々の塗布器ノ
ズル１０４を備えるように構成することができる。 材料ストランド２２と基層ウェブ４２は、代表して示される組立てロール１０
２を含むシステムのような第１組立てシステムまで作動的に導かれ、移送される
。組立ローラにおいて、材料ストランドとそれらに付着した接着剤が、支持体で
あるベース・ウェブ４２上に接触して、基体複合材４０が形成される。代表的な
基体複合材の例が、図２に示されている。次いで、組立てられた基体複合材が、
図示された組立てローラ１０８を含むシステムのような指定された第２組立てシ
ステムまで導かれ、移送されることになる。

【００２１】 実質的に連続したラミネート層ウェブ４４が、適当な供給源から供給され、運
搬システムの代表的な輸送ローラ９４が、本発明の方法及び装置を通じてラミネ
ートウェブ４４を導くことになる。代表して示されるように、図示された回転ス
リッター４６のような適当な分離装置を使用して、ラミネートウェブ４４を、第
１ラミネートウェブ部分４４ａと第２ラミネートウェブ部分４４ｂに分けること
ができる。運搬システムはまた、ラミネート層部分４４ａ及び４４ｂを第２組立
てローラ１０８まで導くために、従来の第１ウェブ・ガイド機構７６を含むこと
ができる。例えば、適切なガイド装置は、オクラホマ州オクラホマ市所在のＦＩ
ＦＥ社から入手可能なＦＩＦＥガイドとすることができる。 ラミネート層ウェブ材料は、適切な材料のいずれで構成されていてもよい。例
えば、支持体は、シート層、ポリマーフィルム、織布、不織布その他類似のもの
並びにこれらの組み合わせを含むことができる。図示された形状において、例え
ば、ラミネートウェブ層は、実質的に液体不透過性のポリマー・フィルムで構成
することができる。

【００２２】 図１及び図３を参照すると、第２組立てローラ１０８において、ラミネート層
ウェブ４４を基体複合材４０に作動的に接合し、組み立てることができる。ラミ
ネート層４４は、基層４２に面する状態に位置決めされ、材料ストランド２２の
上に配置され、及び取り付けられて、ラミネート複合ウェブ４８が形成される。
図示された配置において、ラミネート層部分４４ａが、材料ストランド２２ａの
組の上に位置決めされ、及び取り付けられ、ラミネート層部分４４ｂが、材料ス
トランド２２ｂの組の上に位置決めされ、及び取り付けられる。図３Ａを参照す
ると、ラミネートウェブ部分４４ａ及び４４ｂの各々は、対応するラミネートウ
ェブの第１表面１１０及びラミネートウェブの第２表面１１２を有する。ラミネ
ートウェブ部分４４ａ及び４４ｂの各々の第１表面１１０は、対応する第１スト
ランド２２ａ及び２２ｂの組にそれぞれ接触して配置される。具体的には、ラミ
ネートウェブ部分の各々の第１表面１１０は、それと対応するストランド２２ａ
又は２２ｂの組に隣接して位置決めされ、さらに、基層ウェブ４２の第１の主要
な表面１１４に隣接して位置決めすることができる。これにより、ストランドが
基層ウェブとラミネートウェブとの間に挟み込まれることになる。

【００２３】 本発明の運搬システムは、ラミネート複合ウェブ４８を、図示された回転スリ
ッター６０を含む機構のような第２切断機構に導くことができる。図１及び図４
を参照すると、スリッターは、ラミネート複合材４８を、代表して示された部分
４８ａ及び４８ｂのような所望の数の部分に作動的に分けることができる。次い
で、本発明の運搬システムは、ラミネート複合ウェブ４８を、図示された組立て
ローラ１２２を含む機構のような第３組立て機構に向けて導くことができる。

【００２４】 本発明の別の態様において、少なくとも１つの第２材料ストランド５６を、従
来の供給源から供給することができる。図のように、例えば、複数の第２材料ス
トランド５６を供給し、作動的にグループ分けして、ストランド５６ａの主要な
組とストランド５６ｂの相補的な組とを与えることができる。第２材料ストラン
ドは、適切な材料のいずれで構成されていてもよい。代表して示される配置にお
いて、第２材料ストランドは、エラストマー材料で構成され、使い捨ておむつの
ような使い捨て吸収体物品のガセット・フラップ構成材の収容フラップ弾性体を
与えるように指定することができる。エラストマー材料は、約５０−４００％伸
長の範囲内の伸長度のような所望の伸長度まで伸長させることができる。この伸
長は、第２材料ストランドを第３組立てローラ１２２の位置に供給する前に行う
ことが望ましい。

【００２５】 図４と図４Ａを参照すると、第２材料ストランド５６の組の各々を、ラミネー
ト複合ウェブ４８の選択された領域の上に位置決め可能に供給することができる
。図示された配置において、例えば、第２材料ストランド５６の組の各々を、基
層ウェブ４２の選択された部分の上に置くことができる。例えば、第２材料スト
ランド５６の主要な組５６ａを、ラミネート複合ウェブ４８の第１部分４８ａに
おける基層ウェブ材料４２の指定された部分の上に置くことができ、第２材料ス
トランドの相補的な組５６ｂを、ラミネート複合ウェブの第２部分４８ｂにおけ
る基層ウェブ材料４２の指定された部分の上に置くことができる。第２塗布器５
８を使用して、第２材料ストランド５６をラミネート複合ウェブ４８の上に接着
することができる。第２塗布器５８の位置での塗布システムは、第１塗布器５４
の位置に設けられた塗布器システムに類似の形状で構成し、配置することができ
ることが容易に理解されるであろう。

【００２６】 したがって、第２塗布器５８は、選択された材料を、個々の材料ストランド５
６の上に所望の分布パターンに導き、堆積させることができる。代表して示され
る配置において、例えば、堆積された材料は、ホットメルト接着剤、感圧接着剤
、及び個々のフィラメント２４の形態で与えられる接着剤などのような接着剤と
することができる。選択された分布パターンは、例えば、各接着剤フィラメント
を個々の揺動するフィラメント経路２６に沿って導き、少なくとも１つの個々の
接着剤フィラメントを各材料ストランドの上に堆積させることによって形成する
ことができる。所望の配置において、接着剤フィラメントを、対応する材料スト
ランドの周りに作動的にラップすることができる。例えば、個々の実質的に連続
した第２接着剤フィラメントを、個々の揺動するフィラメント経路に沿って第２
材料ストランド５６の各々の上に導くことができる。第２接着剤フィラメントの
各々は、それらに対応する材料ストランド５６の各横側から延びる第２の複数の
フィラメント・アーチが形成されるように配置することができる。少なくとも１
つの第２空気流を導いて、第２フィラメント・アーチの実質的に大部分を、それ
らの対応する材料ストランドの周りに作動的にラップすることができ、少なくと
も１つの第２材料ストランドとラップした接着剤とを、支持体である基層４２の
上に置くことができる。

【００２７】 図示された形状において、例えば、本発明の技術は、４本の個々のストランド
５６を設けることができ、該ストランドは、組の各々に２本のストランドが含ま
れる２組のストランド５６ａ及び５６ｂのようなストランドの所望のグループ分
けに区分することができる。第２塗布器５８は、対応する個々の接着剤フィラメ
ント２４をストランド５６の各々の上に供給するために、４つの個々の塗布器ノ
ズル１０４を備えるように構成することができる。

【００２８】 本発明の別の態様において、少なくとも１つの第３材料ストランド６２を、好
適な供給源から与え、本発明の技術に供給することができる。図示された形状に
おいて、例えば、この技術は、複数の第３材料ストランド６２を与えるように配
置され、第３ストランドは、材料ストランド６２ａの主要な組と、材料ストラン
ド６２ｂの相補的な組とを与えるようにグループ分けされる。第３材料ストラン
ドは、適切な材料のいずれで構成されていてもよい。代表して示される配置にお
いて、第３材料ストランドは、エラストマー材料で構成され、使い捨ておむつの
ような使い捨て吸収体物品のガセット・フラップ構成材における補足的な脚部弾
性体を与えるように指定することができる。第３材料ストランドは、約５０−４
００％伸長の範囲内の伸長度のような所望の伸長度まで伸長させることができる
。この伸長は、材料ストランドを第３組立てローラ１２２の位置に供給する前に
行うことが望ましい。

【００２９】 本発明の運搬システムは、第３材料ストランド６２を、第３組立てローラ１２
２の位置まで供給し、及び第３塗布器に供給するように、作動的に配置される。
第３材料ストランド６２は、ラミネート複合ウェブ４８の指定された領域の上に
選択的に配置される。図示された形状において、例えば、第３材料ストランド６
２は、ラミネート層ウェブ材料４４の第２の主要な表面１１２の上に置かれる。
特定の態様において、第３材料ストランドの主要な組６２ａを、第１ラミネート
ウェブ部分４４ａの表面１１２上に位置決めすることができ、第３材料ストラン
ドの相補的な組６２ｂを、第２ラミネートウェブ部分４４ｂの表面１１２上に位
置決めすることができる。

【００３０】 第３塗布器６４の位置に設けられた接着剤塗布器システムは、第１塗布器５４
の位置に設けられた塗布器システムの形状と類似の形状に構成し、配置すること
ができる。したがって、第３塗布器６４は、選択された材料を個々の材料ストラ
ンド６２に所望の分布パターンに導き、堆積させることができる。代表して示さ
れる配置において、例えば、堆積された材料は、ホットメルト接着剤、感圧接着
剤、及び個々のフィラメント２４の形態で与えられる接着剤などのような接着剤
とすることができる。選択された分布パターンは、例えば、各接着剤フィラメン
トを個々の揺動するフィラメント経路２６に沿って導き、少なくとも１つの個々
の接着剤フィラメントを材料ストランドの各々の上に堆積させることによって形
成することができる。所望の配置において、接着剤フィラメントを、対応する材
料ストランドの周りに作動的にラップすることができる。例えば、少なくとも１
つの第３材料ストランド６２を、指定された縦方向に沿って移動させ、個々の実
質的に連続した第３接着剤フィラメントを、揺動するフィラメント経路に沿って
第３材料ストランド６２の各々の上に導くことができる。第３接着剤フィラメン
トの各々は、それらに対応する材料ストランド６２の各側部領域から延びる第２
の複数のフィラメント・アーチが形成されるように配置することができる。少な
くとも１つの第３空気流を導いて、第３フィラメント・アーチの大部分を、それ
らの対応する材料ストランドの周りに作動的にラップすることができ、少なくと
も１つの第３材料ストランド６２を、指定された支持体であるラミネート複合材
４８の上に置くことができる。

【００３１】 図示された形状において、例えば、本発明の技術は、６本の個々のストランド
６２を設けることができ、該ストランドは、組の各々に３本のストランドが含ま
れる２組のストランド６２ａ及び６２ｂのようなストランドの所望のグループ分
けに区分することができる。第３塗布器６４は、対応する個々の接着剤フィラメ
ント２４をストランド６２の各々の上に供給するために、６つの個々の塗布器ノ
ズル１０４を備えるように構成することができる。

【００３２】 本発明の種々の形状において、指定された塗布器（例えば、塗布器５４、５８
及び／又は６４）は、所望の数の個々のフィラメント２４を生成するための必要
な数の塗布器オリフィス又はノズル１０４を含むモジュールを備えることができ
る。さらに、種々の別々に識別された塗布器を、所望の組み合わせのいずれかに
組み合わせることができる。代表して示されるように、例えば、第２塗布器５８
と第３塗布器６４とを合体させて共通のモジュールとすることができる。適切な
塗布器モジュールは、ＩＴＷ部品番号１０５９６４、１０５９６５及び１０５９
６６を組み入れたモデルＯＭＥＧＡ ＵＦＤのようなＩＴＷ Ｕｎｉｆｏｒｍ
Ｆｉｂｅｒ Ｄｅｐｏｓｉｔｏｒ装置を含むことができる。好適な装置は、テネ
シー州ヘンダーソンヴィル所在のＩＴＷ Ｄｙｎａｔｅｃ社から入手可能である
。

【００３３】 本発明の別の態様において、本発明の運搬システムは、ラミネート複合ウェブ
４８を、空気噴流折り畳みシステム、折り畳みローラ・システム又は折り畳みボ
ード・システムのような作動的な折り畳み機構まで導くことができる。図１及び
図５を参照すると、例えば、第１折り畳みボード７０の配置は、基層ウェブ４２
の第１折り畳み部分を生じるような形状にすることができる。第１折り畳みボー
ドは、例えば、基層ウェブ４２の折り畳まれる収容フラップ部分１１８を、第２
材料ストランド５６の上に配置して、第２材料ストランドを基層ウェブで実質的
に包み込むことができる。図示された形状において、ラミネート複合材の第１部
分４８ａにおけるベースウェブ材料の第１折り畳み部分１１８は、第２材料スト
ランドの主要な組５６ａに重ねて及びその上に位置決めされる。同様に、ラミネ
ート複合ウェブの第２ラミネート部分４８ｂにおけるベースウェブ材料の第１折
り畳み部分１１８は、第２材料ストランドの相補的な組５６ｂに重ねて及びその
上に位置決めすることができる。

【００３４】 別の態様において、第２折り畳みボード７２の配置は、基層ウェブ４２の第２
折り畳み部分が形成されるような形状にすることができる。第２折り畳みボード
は、例えば、基層ウェブで第１材料ストランドを実質的に包み込むために、基層
ウェブ４２の折り畳まれた脚部ガセット部分１２０を、少なくとも第１材料スト
ランド２２を覆う位置に配置する形状にされる。代表して示される形状において
、ラミネート複合材の第１部分４８ａにおけるベースウェブ材料の第２折り畳み
部分１２０は、第３材料ストランドの主要な組２２ａの上に位置決めされる。同
様に、ラミネート複合ウェブの第２ラミネート部分４８ｂにおけるベースウェブ
材料の第２折り畳み部分１２０を、第１材料ストランドの相補的な組２２ｂの上
に位置決めすることができる。

【００３５】 別の態様において、折り畳みボード７２の第２システムを使用して、材料のベ
ースウェブの折り畳まれる脚部ガセット部分１２０を、第１材料ストランド２２
と、ラミネート複合ウェブ４８のラミネート層４４とを覆う、重ね合わせ位置に
位置決めすることができる。例えば、ラミネート複合材４８の第１部分４８ａに
おけるベースウェブ材料の第２折り畳み部分１２０は、第１材料ストランド２２
の主要な組２２ａと、ラミネート複合材４８の第１部分４８ａにおけるラミネー
トウェブ４４の第１ウェブ部分４４ａとの上に重ね合わされる。同様に、ラミネ
ート複合材４８の第２部分４８ｂにおけるベースウェブ材料の第２折り畳み部分
１２０を、第１材料ストランド２２の相補的な組２２ｂと、ラミネート複合材の
第２部分４８ｂにおけるラミネートウェブ４４の第２部分４４ｂとの上に重ね合
わせることができる。

【００３６】 代表して示される配置において、折り畳みボード７２の第２システムを使用し
て、材料のベースウェブの折り畳まれた脚部ガセット部分１２０を、ラミネート
複合ウェブ４８における第１材料ストランド２２、ラミネート層４４及び第３材
料ストランドを覆う、重ね合わせ位置に位置決めすることができる。図示された
システムにおいて、例えば、ラミネート複合材４８の第１部分４８ａにおけるベ
ースウェブ材料の折り畳まれる脚部ガセット部分１２０は、第１材料ストランド
２２の主要な組２２ａと、ラミネートウェブ４４の第１ウェブ部分４４ａと、ラ
ミネート複合材４８の第１部分４８ａにおける第３材料ストランド６２の主要な
組６２ａとの上に重ね合わされる。同様に、ラミネート複合材４８の第２部分４
８ｂにおけるベースウェブ材料の折り畳まれる脚部ガセット部分１２０を、第１
材料ストランド２２の相補的な組２２ｂと、ラミネートウェブ４４の第２部分４
４ｂと、ラミネート複合材の第２部分４８ｂにおける第３材料ストランド６２の
相補的な組６２ｂとの上に重ね合わせることができる。

【００３７】 図１Ａ及び図８を参照すると、本発明の運搬システムと、好適なウェブガイド
機構９２は、ラミネート複合ウェブ４８を、基体複合材４０又はラミネート複合
材４８における少なくとも１つの材料ストランドの指定された実質的にギャザー
が寄っていない部分９８を作動的に分離するチョッパー機構７８まで移送し、及
びガイドして、複数のストランド・セグメント１２６を形成することができる。
例えば、チョッパー機構は、少なくとも１つの第１材料ストランド２２の少なく
とも１つの選択された部分９８、望ましくは複数の部分を、所定の数の第１スト
ランド・セグメントに分離するような形状にすることができる。或いは又はそれ
に加えて、チョッパー機構は、少なくとも１つの第２材料ストランド５６の少な
くとも１つの選択された部分、望ましくは複数の部分を、所定の数の対応する第
２ストランド・セグメントに分離することができる。同様に、少なくとも１つの
第３材料ストランド６２の少なくとも１つの選択された部分、望ましくは複数の
部分を、所定の数の対応する第３ストランド・セグメントに分離することができ
る。 チョッパー機構７８は、切断装置、加熱装置、超音波装置その他類似のもの並
びにこれらの組み合わせなどのような作動的な分離装置のいずれをも含むことが
できる。図示された配置において、例えば、チョッパー機構７８は、超音波カッ
ター・システムを含むことができる。

【００３８】 本発明の技術はまた、例えば、少なくとも１つの分離されたストランド（スト
ランド２２、５６及び／又は６２）のアタッチメント９６、望ましくは、対応す
る実質的にギャザーが寄っていない部分９８の各々の縦方向の端に隣接した、複
数の分離されたストランドを含む２つ又はそれ以上のアタッチメント、を作動的
に与えるように組み入れられた結合機構と結合作動とを含む。結合装置と結合作
動はさらに、ベースウェブ材料の第２折り畳み部分１２０の各々を、ラミネート
複合材４８の対応する部分の上に取り付けて、第１材料ストランド２２及び／又
は第３材料ストランド６２を組立体の中に包み込むのを助ける形状にすることが
できる。さらに、結合作動は、例えば、ベースウェブ材料の第１折り畳み部分１
１８の各々をラミネート複合材４８の対応する部分にさらに取り付けて、第２材
料ストランド５６を組立体内に包み込むのを助けるのに使用することができる。 所望の配置において、ストランドの結合には、超音波結合が含まれる。さらに
、分離作動と協働して結合作動を行うことができる。図示された形状において、
例えば、超音波システムは、超音波分離作動と協働して超音波結合作動を与える
ことができる。

【００３９】 次いで、ラミネート複合材４８（例えば、複合材部分４８ａ及び４８ｂ）を、
第４組立て機構１２４まで運搬し、及びガイドして、該ラミネート複合材４８を
移動する製品ウェブ１００に取り付けることができる。特定の配置において、製
品ウェブ１００は、一対の横方向に相対した側縁領域を含むことができ、図９に
代表して示されるように、ラミネート複合材部分４８ａ又は４８ｂの１つを、製
品ウェブの各側縁領域に取り付けることができる。 代表して示されるように、例えば、輸送ローラ９４と適切なウェブガイド機構
１０６のシステムは、ラミネート複合材４８を、製品ウェブの縦方向に沿ってラ
ミネート複合材４８と製品ウェブ１００との間に縦方向のアタッチメントを与え
る結合機構に導くことができる。例えば、第４接着剤塗布器６８は、ラミネート
複合材の縦方向に沿う指定された位置で、バリア・ビード又は接着剤ストリップ
を付着させることができる。第４塗布器６８は、製品ウェブの縦方向に沿ってラ
ミネート複合材４８と製品ウェブ１００との間に、実質的に連続したアタッチメ
ント１２８（図９）を与える形状にされることが望ましい。バリア・アタッチメ
ント１２８は、随意的に不連続とすることもできる。

【００４０】 別の態様において、本発明は、ラミネート複合材４８の別々の離間された部分
を製品ウェブ１００に固定する別の結合機構を含むことができる。例えば、第５
接着剤塗布器７４は、ラミネート複合材の縦方向に沿って離間された指定された
領域で、接着剤のパターンを、ラミネート複合材４８の個々に離間された部分に
断続的に付着するような形状とすることができる。したがって、塗布器７４は、
ラミネート複合材４８と製品ウェブ１００との間に、一続きの端部シール・アタ
ッチメント１３０（図９）を与えることができる。端部シール・アタッチメント
は、製品ウェブの縦方向に沿って所定の距離だけ離間させることができる。 別の形状において、本発明と共に使用される結合機構が、種々の形式のものと
され得ることが容易に理解されるであろう。結合機構は、例えば、接着剤結合、
熱結合、超音波結合、縫合、ピンニング、ステープリングその他類似のもの並び
にこれらの組み合わせを与えることができる。

【００４１】 本発明の種々の配置において、選択された材料ストランド（例えば、ストラン
ド２２、５６及び／又は６２）は、所望の横方向形状のいずれをも有することが
できる。例えば、ストランドの横方向形状は、円形、楕円形、矩形、台形、不規
則形等並びにこれらの組み合わせとすることができる。さらに、指定された材料
ストランドは、天然ゴム、合成ゴム、ポリウレタン・エラストマー、ポリイソプ
レン・エラストマー、スチレン‐イソプレン‐スチレン・ブロック共重合体エラ
ストマーその他類似のもの並びにこれらの組み合わせ等のような所望の材料のい
ずれでも構成することができる。図示された配置において、種々のストランドは
、（マサチューセッツ州フォールリバー所在のＧｌｏｂｅ Ｍａｎｕｆａｃｔｕ
ｒｉｎｇ Ｃｏｍｐａｎｙ社から入手可能な）ＧＬＯＳＰＡＮエラストマーや、
（デラウェア州ウィルミントン所在のＥ．Ｉ．Ｄｕ Ｐｏｎｔ ｄｅ Ｎｅｍｏ
ｕｒｓ ａｎｄ Ｃｏｍｐａｎｙ社から入手可能な）ＬＹＣＲＡエラストマーそ
の他類似のものなどのようなエラストマー材料から構成することができる。

【００４２】 図１Ａ及び図６を参照すると、本発明と共に使用されるチョッパー機構及び／
又は結合機構が、回転部品を有する超音波装置によって与えられている。例えば
、この装置は、第１回転アンビル装置８０と、該第１回転部品８０と協働する第
２回転ホーン装置９０とを含むことができる。回転アンビル８０は、複数の隆起
部８４と複数の比較的引っ込んだ谷部８６とを含む外周面８２を備える。隆起部
８４は、例えば、回転アンビル８０の軸方向にほぼ沿って延びるリッジ又はバー
のような形状とすることができる。このバーは、回転アンビルの回転軸に対して
ほぼ平行に延びるか、又は回転軸に対して選択された角度だけずらされる。必要
に応じて、隆起部の他の形状及びパターンを随意的に用いることができる。この
ような形状には、ハッチ・パターン、ウェーブ・パターン、シェブロン・パター
ン、ドット・パターン等並びにこれらの組み合わせを含むことができる。必要に
応じて、これらのパターンは、規則正しい又は不規則な形状と分布で配置するこ
とができる。

【００４３】 隆起部は、所定のパターンに配置され、指定された対象材料（例えば、ラミネ
ート複合材４８）の選択された領域に接触し、及びそこで作動する形状にされる
。例えば、隆起部は、分離作動を与えるように選択的に形成することができる。
特定の態様において、隆起部８４は、チョッパー装置を与えるように構成するこ
とができ、該隆起部８４は、選択された組立てられた材料ストランドを所定の離
間された位置で裁断して、所望の複数の及び分布したストランド・セグメント１
２６を作動的に生じるような形状にされる。他の態様において、隆起部８４は、
結合装置を与えるように構成することができ、該隆起部８４は、選択された構成
材を所定の位置で取り付け、及び共に組立てるような形状にされる。

【００４４】 材料ストランドがエラストマー材料で構成される場合には、ストランドをセグ
メント化することにより、セグメント化されている位置でのストランドのエラス
トマー特性を、選択的に失活させることができる。その結果、エラストマー・ス
トランドは、該ストランドが作動的にセグメント化されている領域又は部分９８
において比較的少ない収縮とギャザーを与える形状とすることができる。分離作
動と結合作動の各々は、別々のアンビル部品を使用することで達成されることが
容易に理解されるであろう。

【００４５】 所望の配置において、一体化された多機能アンビル８０の選択された部分及び
領域は、異なる加工作動を与える形状とすることができる。例えば、アンビル部
分は、アンビルの軸線方向に沿って逐次的に配置し、及び分散させることができ
、アンビル領域は、アンビルの周方向に沿って配置することができる。特定の態
様において、アンビルの第１部分は、ラミネート複合材４８の指定された脚部ガ
セット部分のストランド２２及び６２のような対象材料に対して分離作動を与え
るチョッパー領域を含む形状とすることができる。第１アンビル部分はまた、対
象材料の選択された固定（例えば、ストランド２２及び６２の選択された部分の
固定）を与える、少なくとも１つの結合領域を含むことができる。別の態様にお
いて、アンビルの第２部分は、ラミネート複合材４８の指定された中間部分のよ
うな対象材料の選択された領域に対して結合作動を与える形状とすることができ
る。別の態様において、アンビルの第３部分は、ラミネート複合材４８の指定さ
れた収容フラップ部分のストランド５６のような対象材料の別の領域に対して分
離作動を与えるチョッパー領域を含む形状とすることができる。さらに、第３ア
ンビル部分は、ストランド５６の特定の部分の固定のような別の選択された固定
を与える、少なくとも１つの結合領域を含む形状とすることができる。

【００４６】 図６と図６Ａを参照すると、回転アンビル８０の第１部分は、周方向に沿って
アンビルの周りに延び、かつ指定されたチョップ領域１３４を含む、パターン長
さ１３２をもつことができる。パターン長さはまた、１つ又はそれ以上の選択さ
れた平坦領域１３６も含むことができる。図示された形状の例において、平坦領
域は、チョップ領域１３４の周方向（縦方向）端の前方と後方の両方に隣接して
位置決めされる。さらに、第１アンビル部分は、１つ又はそれ以上の傾斜領域１
３８を含むことができる。図示された配置において、傾斜領域は、平坦領域１３
６の各々に隣接して位置決めされ、各平坦領域は、対応する傾斜領域とチョップ
領域１３４との間に位置する。チョップ領域１３４は、第１の複数の隆起したチ
ョッパー要素又は部分８４を含むことができ、該チョッパー要素又は部分は、ア
ンビルの外周面上に位置決めされ、チョップ領域１３４の周方向の長さに沿って
分布される。図７に代表して示されるように、例えば、隆起部は、互いに対して
ほぼ平行に、かつ回転アンビル８０の周方向及び軸線方向に対してある角度をも
って位置合わせされる複数の直線状リッジ又はバーの形態とすることができる。
隆起したチョッパー部分８４は、ラミネート複合材の対応する部分のストランド
２２及び６２を作動的に裁断する形状にされる。

【００４７】 平坦領域１３６の各々は、所望の結合作動を与える形状とすることができる。
図８を参照すると、例えば、平坦領域の各々は、基層４２の選択された部分を、
対応するストランド２２及び６２の指定された部分と、ラミネート層４４の対応
する部分の指定された部分に取り付けるように構成することができる。 図８を参照すると、アンビル８０の第１部分は、複合ラミネート４８の縦方向
３４及び横方向３６に沿って分布するアタッチメント９６の所望のパターン列を
作動的に与え、及び裁断することができる。この裁断により、ストランドの選択
された部分を作動的に失活させて、複合ラミネートにおける所望の実質的にギャ
ザーの寄っていない部分９８を与えることができる。アタッチメント９６は、対
応する細断されたギャザーの寄っていない部分９８に周方向に隣接して位置決め
されたストランドの端部を固定することができる。ストランドの端部は、望まし
くないどんなエラストマー収縮又は他のストランド端の「スナップ・バック」を
も実質的に防ぐように、基層ウェブ４２及び／又はラミネート層ウェブ４４に固
定することができる。所望の配置において、例えば、第１アンビル部分を使用し
て裁断と結合を与え、ラミネート４８の指定された脚部ガセット部分における実
質的にギャザーの寄っていない部分を形成することができる。図６Ｂと図６Ｃを
参照すると、回転アンビル８０の第２部分は、外周面上に配置される隆起した結
合要素又は部分８４ａをもつことができ、該結合部分８４ａは、アンビル８０の
周方向の所望の部分に沿って縦方向に分布させることができる。代表して示され
る例において、結合部分８４ａは、アンビル周縁のほぼ全長に沿って実質的に連
続して分布させることができる。図７Ａに代表して示されるように、例えば、隆
起した部分は、複数のドットの形態をもつことができる。個々のドットとドット
・パターンの形状は、アンビル８０の第２部分の周方向の長さに沿って選択的に
変化させることができる。図８を参照すると、結合部分８４ａは、例えば、基層
の折り重ねられた部分をラミネート複合材（例えば、ラミネート複合部分４８ａ
及び４８ｂ）の所望の部分に固定することができる、音波結合１１６のドット・
パターン列を与えることができる。

【００４８】 図６Ｄと図６Ｅを参照すると、回転アンビル８０の第３部分は、周方向に沿っ
てアンビルの周りに延び、かつ別の指定されたチョップ領域１３４ｂを含む、別
のパターン長さ１３２ｂをもつことができる。パターン長さはまた、１つ又はそ
れ以上の選択された平坦領域１３６ｂも含むことができる。図示された形状の例
において、平坦領域は、チョップ領域１３４ｂの周方向（縦方向）端の前方と後
方の両方に隣接して位置決めされる。さらに、第３アンビル部分は、１つ又はそ
れ以上の傾斜領域１３８ｂを含むことができる。図示された配置において、傾斜
領域は、平坦領域１３６ｂの各々に隣接して位置決めされ、各平坦領域は、対応
する傾斜領域とチョップ領域１３４ｂとの間に位置する。チョップ領域１３４ｂ
は、アンビルの外周面上に位置決めされ、及びチョップ領域１３４ｂの周方向の
長さに沿って分布した、対応する複数の隆起したチョッパー部分８４ｂを含むこ
とができる。図７Ｂに代表して示されるように、例えば、隆起した部分は、互い
にほぼ平行に、かつ回転アンビル８０の周方向に対してある角度をなして位置合
わせされる、複数の線状バーの形態をもつことができる。隆起したチョッパー部
分８４ｂは、ラミネート複合材の対応する部分のストランド５６を作動的に裁断
する形状にされる。

【００４９】 平坦領域１３６ｂの各々は、所望の結合作動を与える形状とすることができる
。図８を参照すると、例えば、平坦領域の各々は、基層４２の選択された部分を
、対応するストランド５６の指定された部分と、ラミネート層４４の対応する部
分の指定された部分に取り付けるように構成することができる。図８を参照する
と、アンビル８０の第３部分は、複合ラミネート４８の縦方向３４と横方向３６
に沿って分布されたアタッチメント９６ｂの別の所望のパターン列を作動的に与
え、及び裁断することができる。この裁断により、ストランドの選択された部分
を選択的に失活させて、複合ラミネートにおける他の所望の実質的にギャザーの
寄っていない部分９８ｂを与えることができる。アタッチメント９６ｂは、対応
する細断されたギャザーの寄っていない部分９８ｂに周方向に隣接して位置決め
されたストランドの端部を固定することができる。ストランドの端部は、望まし
くないどんなエラストマー収縮又は他のストランド端の「スナップ・バック」を
も実質的に防ぐように、基層ウェブ４２及び／又はラミネート層ウェブ４４に固
定することができる。所望の配置において、例えば、第３アンビル部分を使用し
て裁断と結合を与え、ラミネート４８の指定された収容フラップ部分における実
質的にギャザーの寄っていない部分を形成することができる。

【００５０】 本明細書に記載されるように、平坦領域１３６は、前縁と後縁のいずれか又は
両方に、或いは対応するチョップ領域１３４に位置決めすることができる。した
がって、対応する結合されるアタッチメント９６を、前縁と後縁のいずれか又は
両方に、或いは対応するギャザーの寄っていない部分９８に位置決めすることが
できる。所望の結合作動を与えるために、平坦領域の半径方向に最も外側の上端
は、隆起部８４の半径方向に最も外側の上端より半径方向内側に位置決めされる
ように構成することができる。平坦領域の上端は、隆起部８４の上端から半径方
向内側に約０．００１−０．００３インチ（０．０２５−０．０７６ｍｍ）の範
囲内の距離だけ窪んでいることが望ましい。平坦領域１３６は、ホーンとアンビ
ル部品との間に過剰なニップ圧力が生じるのを防ぐために、隆起部８４の最外面
から半径方向内側に窪みをつけることができる。

【００５１】 図６Ａと図６Ｅに示されるように、回転アンビル部品８０の比較的内側の半径
方向に低くなった部分８６は、そこに配置される低摩擦又は低接着材料８８を含
むことができる。低接着材料は、本発明と共に使用される選択された接着剤に容
易に付着しないことが望ましい。好適な低接着材料には、シリコーンゴム、無電
解ニッケル、ポリテトラフルオロエチレン、クロム、ポリウレタンその他類似の
もの並びにこれらの組み合わせが含まれる。図示された形状において、例えば、
低接着材料は、７０デュロメータのシリコーンゴムとすることができる。 所望のチョッパー機構７８を与えるのに使用される回転アンビルの部分の隆起
したバー部材の間のような、選択された低くなった回転アンビル８０の谷部８６
の中に、シリコーンゴムからなる挿入物を位置決めすることができる。代表して
示される配置において、挿入物の最も外側の周辺面は、隆起部８４の外周面から
およそ０．０２−０．０４インチ（約０．０５−０．１ｃｍ）離して位置決めさ
れる。したがって、シリコーンゴム挿入物の最外面は、隆起した部分８４の最外
面から窪んでいる。

【００５２】 図１０、図１２及び図１２Ａを参照すると、本発明の別の態様は、図示された
材料ストランド２２のような材料ストランドを、指定された縦方向３４に沿って
選択された速度で移動させること含む。接着剤フィラメントのような実質的に連
続したフィラメント２４が、揺動するフィラメント経路２６に沿って材料ストラ
ンドの上に導かれ、該フィラメント２４は、材料ストランド２２の相対する横側
の側部領域３０から延びるか又は他の手法でそこに配置される複数のフィラメン
ト糸を与えるように配置される。フィラメント糸が材料ストランド２２の周りに
作動的にロープがけされるか又は他の手法でラップされるように、空気流３２も
導くことができる。フィラメント糸の大部分が、それらに対応する材料ストラン
ドの周りにラップされることが望ましい。実質的に全てのフィラメント糸が、そ
れらに対応するストランド２２の周りにラップされることがさらに望ましい。

【００５３】 本発明の特定の態様において、フィラメントは、フィラメント２４とそれに対
応するストランド２２との間に複数の重なりを与えるように配置することができ
る。この重なりは、例えば、ストランドのほぼ横方向に延長することができ、そ
れらの対応するストランドの縦の流れ方向の長さに沿う選択された列に又は他の
パターンに配置することができる。本発明の他の態様において、フィラメント２
４を破断するか又は他の手法で分離して糸セグメントにするために、空気流３２
を導くことができ、該糸セグメントは、横方向に位置合わせされた状態でそれら
の対応する材料ストランドの上に取り付けられる。

【００５４】 さらに別の態様において、実質的に連続した接着剤フィラメント２４を材料ス
トランド２２の上に導くことにより、材料ストランド２２の横側の側部領域３０
から延びるか又は他の手法でそこに配置される複数のフィラメント・アーチ２８
の形態のフィラメント糸を与えることができる。接着剤フィラメントの所望の配
置により、複数の実質的に連続したフィラメント・アーチを与えることができ、
該アーチは、それらの対応する個々の材料ストランドに対して交互に互い違いの
パターンに配置することができる。別の態様において、本発明の技術はさらに、
基体複合材４０を形成するために、材料ストランドとラップした接着剤とを基層
４２のような選択された支持体の上に接触させることを含むことができる。

【００５５】 代表して示される塗布器５４のような適当な供給源は、所望の材料の個々の実
質的に連続したフィラメント２４を、個々の揺動するフィラメント経路２６に沿
って個々の材料ストランド２２の各々の上に導くことができる。代表して示され
る配置において、選択されたフィラメントは接着剤から構成される。接着剤フィ
ラメント２４の位置が、実質的に連続した前後運動により往復移動されて、材料
ストランド２４の上を横切り、かつ該ストランドの横方向に相対した側部領域３
０を通過して延びる所望の揺動するフィラメント経路２６が与えられる。揺動す
るフィラメント経路と材料ストランドの縦方向移動との組み合わせは、協働して
、代表して示されるフィラメント・アーチ２８のような複数のフィラメント糸を
形成することができ、該フィラメント・アーチ２８は、個々の材料ストランドの
各々の横方向に相対した横側領域３０に連続的に配置され、そこから延びる。個
々の材料ストランドの各々に関して、結果として形成された連続的な又は一続き
のフィラメント・アーチの位置は、材料ストランドの一方の側部から該ストラン
ドのもう一方の側部まで互い違いにされる。ストランドの縦の流れ方向に沿って
すぐそばに隣接するアーチは、それらの対応する揺動するフィラメント経路２６
のおよそ１／２サイクルだけ互いにずらされ、互い違いにされる。

【００５６】 所望の空気流３２は、ノズル、チューブ、オリフィス、環、そらせ板、羽根そ
の他類似のもの並びにこれらの組み合わせなどのような従来の空気誘導機構のい
ずれかによって与えられる。図１０を参照すると、空気流３２を供給する機構は
、第１塗布器５４とは別に構成された空気噴射ノズル３５のシステムを含むこと
ができる。或いは、空気噴射ノズル３５は、第１塗布器５４（例えば図１１から
図１１Ｂまで）の一体化された部分又は部品のような形状とすることができる。 塗布器５４は、例えば、塗布器から所望の接着剤フィラメント２４を押し出す
か又は他の手法で引き出すのを助ける空気噴流のシステムを含むことができる。
空気噴流のシステムはまた、接着剤フィラメント２４の所望の部分をそれらの対
応する材料ストランド２２の周りにラッピングするために、所望の空気流３２を
ほぼ同時に与えるのに使用することができる。したがって、空気流の誘導は、接
着剤フィラメントの誘導と協働して行うことができる。本発明の種々の形状にお
いて、空気噴流３５の各々と、それと対応する空気流３２は、局所的な縦方向３
４に対してほぼ垂直に方向付けることができる。本発明の特定の配置において、
空気噴流３５と、それと関連する空気流３２は、縦方向に沿って選択的に傾ける
か又は他の手法で角度をもたせることができ、その角度は、図１０に代表して示
されるように、局所的な縦方向に垂直な線に対して約±４５度の範囲内とするこ
とができる。

【００５７】 図１０と図１１を参照すると、本発明の特定の態様は、塗布器ノズル１０４と
それらの対応する材料ストランド２２（同様にストランド５６及び／又は６２）
との間に、選択されたギャップ距離５０を与えることができる。特定の態様にお
いて、ノズルとストランドとのギャップ距離５０は、少なくとも最小約４ｍｍと
することができる。或いは、ノズルとストランドとのギャップ距離は、向上され
た性能を与えるために、少なくとも約８ｍｍとすることができ、随意的には少な
くとも約１２ｍｍとすることができる。他の態様において、ノズルとストランド
とのギャップ距離５０は、最大約２８ｍｍ以下とすることができる。或いは、ノ
ズルとストランドとのギャップ距離は、向上された効果を与えるために、約２４
ｍｍ以下とすることができ、随意的には約２０ｍｍ以下とすることができる。例
えば、ノズルとストランドとの距離５０は、各材料ストランドの横側の側部領域
に沿ってフィラメント糸又はアーチ２８のサイズと分布を調整するのに重要であ
る。

【００５８】 本発明の別の態様において、この技術は、材料ストランドと、基層４２及び／
又はラミネート複合材４８などのような関連する支持体層との間に、ギャップ距
離５２を与えることができる。所望の形状において、ギャップ距離５２は、少な
くとも最小約３ｍｍとすることができる。或いは、ギャップ距離は、向上された
性能を与えるために、少なくとも約４ｍｍとすることができ、随意的には少なく
とも約５ｍｍとすることができる。他の態様において、ギャップ距離５２は、最
大約２５ｍｍ以下とすることができる。或いは、ギャップ距離は、向上された効
果を与えるために、約９ｍｍ以下とすることができ、随意的には約７ｍｍ以下と
することができる。例えば、ストランドと支持体とのギャップ距離５２は、対応
する材料ストランドの周りに個々の接着剤フィラメント２４の各々の所望のラッ
ピングを与えるのに十分大きくすべきである。

【００５９】 本発明のさらに別の態様は、塗布器ノズル１０４の位置と、それらの関連する
組立て体機構（例えば、組立てローラ）の位置との間に、選択された縦方向の分
離距離６６を与えることができる。特定の態様において、分離距離６６は、少な
くとも最小約１５ｃｍとすることができる。或いは、分離距離６６は、向上され
た性能のために、少なくとも約２０ｃｍとすることができ、随意的には少なくと
も約２５ｃｍとすることができる。他の態様において、分離距離６６は、最大約
２００ｃｍ以下とすることができる。或いは、分離距離６６は、向上された効果
を与えるために、約１２５ｃｍ以下とすることができ、随意的には約２５ｃｍ以
下とすることができる。

【００６０】 ノズルと組立体との分離距離６６は、材料ストランドの周りに接着剤の所望の
ラッピングを与えながら、さらに、接着剤を塗布してから材料ストランドとラッ
プした接着剤がそれらに対応する選択された支持体上に接触するまでの間の時間
が最小限になるように選択されることが望ましい。特定の態様において、接着剤
フィラメントを塗布してから材料ストランドを組み立てるまでの間の時間は、少
なくとも最小約０．００３秒の塗布器‐組み立て時間を与えることができる。或
いは、塗布器‐組み立て時間は、向上された性能を与えるために、少なくとも約
０．００４秒とすることができ、随意的には少なくとも約０．００５秒とするこ
とができる。他の態様において、塗布器‐組み立て時間は、最大約０．０６０秒
以下とすることができる。或いは、塗布器‐組み立て時間は、向上された効果を
与えるために、約０．０２５秒以下とすることができ、随意的には約０．０１５
秒以下とすることができる。

【００６１】 別の態様において、対応する支持体上への、接着剤がラップされた材料ストラ
ンドの接触は、材料ストランドと支持体との間に比較的小さい接触力が与えられ
るように配置することができる。特定の配置において、本発明の技術は、対応す
る組立て機構の位置で、材料ストランドとそれに関連する支持体との間に、実質
的にゼロのギャップを緩やかに与える形状にされる。例えば、材料ストランドと
それに関連する支持体との間のギャップは、材料ストランドがそれらの対応する
支持体上に軽く「キス」するように配置することができる。

【００６２】 図１１から図１１Ｂまでを参照すると、塗布器５４は、複数の塗布器ノズル１
０４を含むことができ、塗布器ノズルの各々は、すぐそばに隣接した空気噴流３
５の関連するシステムをもつことができる。塗布器ノズル１０４と空気噴流３５
は、局所的な横方向３６にほぼ沿って位置合わせされ、塗布器ノズル１０４の各
々は、協働する一対の空気噴流３５をもつ。空気噴流は、それに対応する塗布器
ノズルの横方向の横側の各々に配置され、空気噴流の各々は、局所的な縦方向３
４にほぼ垂直に方向付けられる。本発明の特定の配置において、空気噴流３５と
それらの関連する空気流３２は、横方向に沿って選択的に傾けるか又は他の手法
で角度をもたせることができ、その角度は、局所的な縦方向（例えば図１１Ｂ）
に垂直な線に対して約±１５度の範囲内とすることができる。所望の配置におい
て、空気噴流の各々は、それに対応する塗布器ノズルに向けて傾斜した方向に該
空気流が導かれるように、選択された角度だけ傾けることができる。 本発明の種々の形状において、使用された接着剤の所望の温度は、接着剤の特
定の組成に左右される。より高い温度は、接着剤フィラメント２４の比較的より
良い分布パターンを与えることが見出されている。しかしながら、接着剤温度が
高過ぎると、接着剤が過度に劣化し、接着剤フィラメント２４が過度の破損を呈
することになる。

【００６３】 特定の態様において、フィラメント材料２４は、少なくとも最小約６，０００
センチポアズ（ｃＰ）の粘度で与えられる。或いは、この粘度は、向上された性
能を与えるために、少なくとも約１２，０００ｃＰとすることができ、随意的に
は少なくとも約１６，０００ｃＰとすることができる。他の態様において、粘度
は、最大約５０，０００ｃＰ以下とすることができる。或いは、粘度は、向上さ
れた効果を与えるために、約２２，０００ｃＰ以下とすることができ、随意的に
は約１９，０００ｃＰ以下とすることができる。

【００６４】 別の態様において、フィラメント２４は、少なくとも最小約０．０４ｍ／秒の
フィラメント速度で与えられる。或いは、フィラメント速度は、向上された性能
を与えるために、少なくとも約０．０６ｍ／秒とすることができ、随意的には少
なくとも約０．３ｍ／秒とすることができる。他の態様において、フィラメント
速度は、最大約５ｍ／秒以下とすることができる。或いは、フィラメント速度は
、向上された効果を与えるために、約３ｍ／秒以下とすることができ、随意的に
は約１．４ｍ／秒以下とすることができる。

【００６５】 種々の接着剤塗布器に供給される空気圧は、選択された圧力で与えられる。特
定の態様において、空気流３２の誘導は、少なくとも最小約７ＫＰａ（ゲージ）
とすることができる空気圧下で空気流を排出することを含む。或いは、空気圧は
、向上された性能を与えるために、少なくとも約２０ＫＰａとすることができ、
随意的には少なくとも約２７ＫＰａとすることができる。他の態様において、空
気圧は、最大約１４０ＫＰａ以下とすることができる。或いは、空気圧は、向上
された効果を与えるために、約１０３ＫＰａ以下とすることができ、随意的には
約２７ＫＰａ以下とすることができる。多段すなわち積み重ねられたノズル先端
（例えば、図１５）を組み入れた配置のような、さらに別の態様において、空気
圧はまた、少なくとも約５５ＫＰａとすることができ、最大約２００ＫＰａ以下
とすることができる。或いは、空気圧は、向上された性能を与えるために、約１
４０ＫＰａ以下とすることができ、随意的には約１０３ＫＰａ以下とすることが
できる。

【００６６】 圧力が低過ぎると、接着剤フィラメント２４は、所望の揺動パターンに分布さ
れず、それらに対応する材料ストランドの周りに、接着剤フィラメントの不十分
なラッピングが生じることになる。比較的高い圧力は、より大きい横方向距離に
わたるより広い分布パターンを与える。しかしながら、空気圧が高くなると、よ
り微細な比較的小直径の接着剤フィラメント２４が生じることになるが、より高
い空気圧は、対応する材料ストランドから外れた接着剤の過剰な「吹き抜け」を
生じさせることになる。

【００６７】 特定の態様において、空気流３２の誘導は、少なくとも最小約３８ｍ／秒の空
気流速度を与える。或いは、空気流速度は、向上された性能を与えるために、少
なくとも約１９０ｍ／秒とすることができ、随意的には少なくとも約３８０ｍ／
秒とすることができる。他の態様において、空気流速度は、最大約３８００ｍ／
秒以下とすることができる。或いは、空気流速度は、向上された利点を与えるた
めに、約１９００ｍ／秒以下とすることができ、随意的には約８００ｍ／秒以下
とすることができる。

【００６８】 揺動するフィラメント経路２６に沿う接着剤フィラメント２４の誘導は、少な
くとも最小約０．０１ｃｍとされる横方向の全横行距離３８（例えば図１２）に
わたって延長することができる。或いは、横行距離は、向上された性能を与える
ために、少なくとも約０．１ｃｍとすることができ、随意的には少なくとも約０
．２ｃｍとすることができる。他の態様において、横行距離は、最大約０．６ｃ
ｍ以下とすることができる。或いは、横行距離は、向上された効果を与えるため
に、約０．５ｃｍ以下とすることができ、随意的には約０．４ｃｍ以下とするこ
とができる。所望の形状において、揺動するフィラメント経路２６は、フィラメ
ント２４を、選択された材料ストランドの横方向に相対する側部領域３０の両方
をほぼ等しい距離だけ通るように作動的に横行させることができる。

【００６９】 さらに別の態様において、フィラメント経路２６は、少なくとも最小約１００
Ｈｚ（ヘルツ）とすることができる横行周波数で前後に往復する形状にされる。
或いは、周波数は、向上された性能を与えるために、少なくとも約５００Ｈｚと
することができ、随意的には少なくとも約１，０００Ｈｚとすることができる。
他の態様において、周波数は、最大約１０，０００Ｈｚ以下とすることができる
。或いは、周波数は、向上された効果を与えるために、約６，０００Ｈｚ以下と
することができ、随意的には約４，５００Ｈｚ以下とすることができる。所望の
形状において、周波数は、約１，２００Ｈｚとすることができる。

【００７０】 接着剤フィラメント２４を、選択された材料ストランド上に誘導し、堆積させ
ることにより、対応するストランド材料のメートル長さ当たりの接着剤が少なく
とも最小約０．００４グラム（ｇ／ｍ）とされる接着剤塗布量が与えられる。或
いは、接着剤塗布量は、向上された性能を与えるために、少なくとも約０．００
８ｇ／ｍとすることができ、随意的には少なくとも約０．０１２ｇ／ｍとするこ
とができる。他の態様において、接着剤の塗布量は、最大約０．２４ｇ／ｍ以下
とすることができる。或いは、接着剤塗布量は、向上された効果を与えるために
、約０．０７ｇ／ｍ以下とすることができ、随意的には約０．０４ｇ／ｍ以下と
することができる。

【００７１】 空気流３２を導いて、フィラメント・アーチ２８の実質的に大部分を、それら
の対応する材料ストランド２２の周りに作動的にラップすることができる。特定
の態様において、空気流３２を導くことにより、少なくとも約６０％のフィラメ
ント糸又はアーチ２８を、それらの対応する材料ストランド（例えば、ストラン
ド２２、５６及び／又は６２）の上に作動的に堆積させ、及び維持することがで
きる。或いは、空気流３２を導くことにより、少なくとも約７５％のフィラメン
ト糸を、それらの選択された材料ストランドの上に作動的に堆積させることがで
き、随意的には少なくとも約９０％のフィラメント糸を、それらの選択された材
料ストランドの上に作動的に堆積させることができる。所望の形状において、空
気流を導くことにより、実質的に１００％のフィラメント糸を、それらの選択さ
れた材料ストランドの上に作動的に堆積させることができる。

【００７２】 他の態様において、空気流３２の誘導は、誘導された接着剤の約４０ｗｔ％以
下を、対応する材料ストランドから剥がすように構成することができる。或いは
、空気流の誘導は、誘導された接着剤の約２５ｗｔ％以下を材料ストランドから
剥がすことができ、随意的には誘導された接着剤の約１０ｗｔ％以下を対応する
材料ストランドから剥がすことができる。 別の態様において、選択された材料ストランドの移動は、少なくとも最小約０
．０５ｍ／秒のストランド速度を与えることができる。或いは、ストランド速度
は、向上された性能を与えるために、少なくとも約０．２５ｍ／秒とすることが
でき、随意的には少なくとも約３ｍ／秒とすることができる。他の態様において
、ストランド速度は、最大約１０ｍ／秒以下とすることができる。或いは、スト
ランド速度は、向上された効果を与えるために、約６ｍ／秒以下とすることがで
き、随意的には約５ｍ／秒以下とすることができる。

【００７３】 物品が、選択された位置で組み立てられた弾性ストランドを含む場合には、組
立て接着剤による弾性ストランドの不適切なコーティングによって、望ましくな
い「スナップ・バック」状態が生じることになる。弾性ストランドと物品との接
着が弱いと、物品からストランドが剥がれ、所望の位置から収縮することになる
。製品の観点から、弾性ストランドがスナップ・バックし過ぎると、伸縮自在な
構成材によって与えられた効果的なエラストマー張力とガスケッチング力（例え
ば、伸縮自在な脚部カフス又は伸縮自在な収容フラップのガスケッチング力）が
、低下することになる。したがって、製品性能が低下することになる。また、物
品の伸縮自在域の端部（有効な伸縮自在域の始まりと終わり）が、おむつのシャ
シに対して不正確に位置決めされる場合にも、製品性能とフィット性が低下する
ことになる。

【００７４】 接着剤による弾性ストランドの不適切なコーティングは、多くのプロセス・フ
ァクタによって生じることになる。例えば、ノズル・システムを通る接着剤及び
／又は空気の通路の内部閉塞が起こることがある。内部閉塞は、ノズル・システ
ムの接着剤又は空気の通路の内側を詰まらせることになる加工糸屑又は接着剤チ
ャーなどのような異物のいずれかによって生じる。さらに、接着剤及び／又は出
口ポートの外部閉塞が生じることになる。例えば、加工糸屑又は接着剤チャーな
どのような異物は、ノズル・システムの接着剤出口又は空気出口オリフィスの外
側に付着することがある。閉塞が生じた場合には、ノズルを通る接着剤のスプレ
ーが完全に阻止されるか又はただ妨害されることになる。閉塞は、一時的又は過
渡的なものである場合があり、そうでない場合もある。

【００７５】 適切なコーティングを与えるには、弾性ストランドの位置を、それらに関連す
る接着剤分布パターンの中心から約１ミリメートル以内に維持して、所望のコー
ティングを与えることも重要である。対象の弾性ストランドは、適正な位置合わ
せと対応性を維持する試みにも関わらず、接着剤分布パターンの内外をジグザグ
に進む場合が多いことが分かっている。しかしながら、加工中にストランドがジ
グザグに進む場合には、それらの関連する分布パターン内にそれらが十分に集中
されることを保証するのが困難であることが多い。その結果、一貫性のない分布
又は分布のスキップが生じることになり、これにより、エラストマー・ストラン
ドの望ましくないスナップ・バックの要因となる。接着剤パターンの変化又は異
常はまた、装置部品の磨耗によって、或いは空気又は接着剤に加えられる一貫性
のない圧力によって生じることになる。

【００７６】 接着剤をそれらの指定されたストランド上に適切に塗布する問題に対処する種
々の技術には、平坦域アタッチメント９６、付加的な加工ニップローラ、接着剤
の通路と出口のための洗浄機構を与える加工空気ブラスト、加工ノズル・ヒータ
、改善された接着剤塗布量、改質された接着剤配合物、及び接着剤の出口ポート
の異なるサイズ、の組み入れが含まれる。このような変更は、幾つかの改善を与
えるが、その改善度は、望まれるより少ない。

【００７７】 より効果的な加工技術は、各ストランド上へのフィラメント状の接着剤の少な
くとも１つの付加的な塗布の配置を含むことができることが見出されている。図
１４と、図１５から図１５Ｂまでを参照すると、本発明は、接着剤からなるフィ
ラメントのような選択された複数のフィラメントで各材料ストランドをラッピン
グする方法と装置を提供することができる。本発明の技術は、指定された縦方向
３４に沿って選択された速度で材料ストランド２２を移動させることを含むこと
ができる。特定の態様において、第１の実質的に連続したフィラメント２４を、
対応する揺動するフィラメント経路２６に沿って材料ストランド２２の上に導い
て、材料ストランド２２の相対する横側の側部領域３０から延びる第１の複数の
フィラメント糸２８を形成することができる。別の態様において、少なくとも第
２の連続したフィラメント２４ａを、対応する揺動するフィラメント経路２６ａ
に沿って材料ストランド２２の上に導いて、材料ストランドの相対する横側の側
部領域から延びる第２の複数のフィラメント糸２８ａを形成することができる。
少なくとも１つの、好ましくは対応する空気流３２の選択されたシステムは、フ
ィラメント糸２８及び２８ａの各々がそれらの対応する対象材料ストランド２２
の周りに作動的にラップされるように導くことができる。例えば、少なくとも１
つの空気流の誘導により、複数の第１フィラメント糸２８が材料ストランド２２
の周りに作動的にラップされるように、第１空気流３２を与えることができ、複
数の第２フィラメント糸２８ａが材料ストランドの周りに作動的にラップされる
ように、少なくとも第２空気流３２ａを与えることができる。

【００７８】 特定の態様において、実質的に連続した接着剤の第１フィラメントの、その指
定された材料ストランドの上への誘導は、第１ノズル位置で起こるように配置さ
れ、実質的に連続した接着剤の第２フィラメントの、その指定された材料ストラ
ンドの上への誘導は、第２ノズル位置で起こるような形状にされる。第１及び第
２ノズル位置は、縦方向３４に沿って、選択されたノズル分離距離１４２だけ離
間される。別の態様において、付加的な接着剤フィラメントの誘導は、対応する
付加的なノズル位置で起こるような形状にされる。

【００７９】 図１４を参照すると、付加的な接着剤塗布器ガン又はモジュール５４ａは、本
発明により随意的に組み入れられる。これにより、多数の塗布器モジュールは、
実質的にインラインに配置され、縦方向（ＭＤ）３４に沿って位置合わせされた
ノズル１０４及び１０４ａによって与えられるようなノズルの組１４０を備える
ことができる。したがって、多数の塗布器モジュールは、対応する複数の縦方向
に位置合わせされたノズルを含む、縦方向に位置合わせされたノズルの組１４０
を備えることができる。しかしながら、付加的な縦方向に位置合わせされた塗布
器ガンを使用する配置は、過度にコストを増大させ、信頼性を低下させる。

【００８０】 図１５から図１５Ｂまでに代表して示されるように、所望の低いコストと高い
信頼性を達成することができる更に望ましい形状は、多段すなわち「積み重ねら
れた」ノズル先端を含むことができる。積み重ねられたノズル先端は、各目的ス
トランド毎に割り当てられた図示されたノズル１０４及び１０４ａの組１４０の
ような、弾性ストランド当たり複数の１つ以上の接着剤出口ポートを有利に与え
ることができる。また、塗布器５４はさらに、横方向３６に沿って互いに離間さ
れた複数のノズルの組１４０を含む。ノズルの組の各々は、ノズル１０４及び１
０４ａの組によって与えられるような対応する複数の縦方向に位置合わせされた
ノズルを含む。

【００８１】 既に説明したように、塗布器ノズル１０４（１０４ａ）の各々は、すぐそばに
隣接した空気噴流ノズル３５の関連するシステムをもつことができる。塗布器ノ
ズル１０４とそれらに対応する空気噴流３５は、局所的な横方向３６にほぼ沿っ
て位置合わせされ、塗布器ノズル１０４の各々は、協働する一対の空気噴流３５
をもつ。空気噴流は、各自に対応する塗布器ノズルの横方向の各横側に配置され
、該空気噴流の各々は、局所的な縦方向３４にほぼ垂直に方向付けられる。本発
明の特定の配置において、空気噴流３５とそれらに関連する空気流３２は、選択
的に傾けられるか又は他の手法で局所的な横方向３６に対して或る角度をなして
配置される。

【００８２】 図１６と図１６Ａを参照すると、フィラメント２４及び２４ａによって与えら
れるような実質的に連続したフィラメントのグループ分け又は組は、経路２６及
び２６ａによって与えられるような揺動するフィラメント経路の組に沿って、そ
れらに対応する対象材料ストランド２２の上に導くことができる。フィラメント
２４及び２４ａは、接着剤で構成されることが望ましく、それらの対象材料スト
ランド２２の相対する横側の側部領域３０から延びるか又は他の手法でそこに配
置される、複数のフィラメント糸を与えるように配置される。空気噴流３５のシ
ステムによって与えられるような作動的な空気流はまた、図１７に代表して示さ
れるように、フィラメント糸を材料ストランド２２の周りに作動的にロープがけ
するか又は他の手法でラップされるように導くことができる。フィラメント糸の
大部分が、それらに対応する材料ストランドの周りにラップされることが望まし
い。実質的に全てのフィラメント糸が、それらに対応する材料ストランド２２の
周りにラップされることがさらに望ましい。

【００８３】 フィラメントの各々は、フィラメントとそれに対応するストランド２２との間
に複数の重なりを与えるように配置される。重なりは、例えば、ストランドにほ
ぼ交差して延びることができ、それらに対応するストランドの縦の流れ方向の長
さに沿って、選択された列に又は他のパターンに配置することができる。本発明
の他の態様において、空気流３２は、フィラメントの各々を破断するか又は他の
手法で分離して糸セグメントにするように導くことができ、該糸セグメントは、
それらに対応する材料ストランド上に、横方向に位置合わせされて取り付けられ
る。 フィラメント糸の各々は、材料ストランド２２の横側の側部領域３０から延び
るか又は他の手法でそこに配置される複数のフィラメント・アーチ２８の形態で
あることが望ましい。フィラメントの所望の配置は、複数の実質的に連続したフ
ィラメント・アーチを与え、該アーチは、それらに対応する対象材料ストランド
に対して、交互に互い違いのパターンに配置される。

【００８４】 本発明に組み入れられる多段塗布器システムの種々の態様は、両方の接着剤の
流れがそれらの対応する対象ストランドを同時に見逃す確率をより効果的に減ら
すことができ、少なくとも１つの接着剤の流れが、その対象ストランドに作動的
に塗布される可能性をより効果的に高めることができることが見出されている。
全体的な接着剤塗布量は、本発明によって提供される塗布器システムでは増やす
必要がないことも見出されている。代わりに、元の全体的な接着剤塗布量の割合
は、与えられたノズルの組における接着剤出口の各々に割り当てられることが見
出されている。例えば、ノズルの組に、インラインの２つのノズル出口が含まれ
る場合には、（元の単段の先端によって塗布されるような）元の接着剤量の１／
２が、多段塗布器システムの２つの接着剤出口ポートの各々で塗布されることに
なる。その結果、多段塗布器システムは、全体的な全接着剤塗布量を増加させる
ことなく本発明に使用され得る。

【００８５】 本発明に使用される多段塗布器は、例えば、多段ノズル先端を含むことができ
る。好適な多段ノズル先端の例には、ＩＴＷ Ｄｙｎａｔｅｃ社から入手可能な
ＵＦＤ ＯＭＥＧＡ 口金先端の部品番号１０６３１５、１０６８９６及び１０
７０１５が含まれる。 多段ノズル先端は、例えば、ノズル先端部品以外の装置のいずれも変更するこ
となく、存在する塗布器ガンにボルト留めされるか又は他の手法で取り付けられ
る形状にされる。したがって、単段塗布器を使用する本発明の形状に関して説明
されてきた種々の装置とプロセス・パラメータはまた、多段塗布器に使用される
本発明の形状にも適用されることになる。別の形状において、少なくとも１つの
接着剤フィラメントがストランドにヒットする可能性をさらに高めるために、代
表して示される２段以上が、縦方向に位置合わせされたノズルの組１４０の各々
に付加される。

【００８６】 特定の態様において、特定のノズルの組１４０における個々のノズルの間の分
離距離１４２は、少なくとも最小約１３ｍｍとすることができる。或いは、ノズ
ル分離距離は、向上された性能を与えるために、少なくとも約１８ｍｍとするこ
とができ、随意的には少なくとも約２３ｍｍとすることができる。他の態様にお
いて、ノズル分離距離は、最大約９００ｍｍ以下とすることができる。或いは、
ノズル分離距離は、向上された効果を与えるために、約８５０ｍｍ以下とするこ
とができ、随意的には約８００ｍｍ以下とすることができる。多段又は積み重ね
られたノズルを組み入れた配置のような別の態様において、分離距離１４２は、
少なくとも最小約２ｍｍとすることができる。或いは、ノズル分離距離は、向上
された性能を与えるために、少なくとも約３ｍｍとすることができ、随意的には
少なくとも約４ｍｍとすることができる。他の態様において、ノズル分離距離は
、最大約２０ｍｍ以下とすることができる。或いは、ノズル分離距離は、向上さ
れた効果を与えるために、約１７ｍｍ以下とすることができ、随意的には約１４
ｍｍ以下とすることができる。

【００８７】 ノズル分離距離が広すぎると、分離距離１４２に沿って延びる対象ストランド
の部分の適正な制御を維持するのが非常に困難となる。フィラメント２４が接着
剤で構成される時には、例えば、第１接着剤フィラメントの付着後にストランド
がガイド機構に接触することは、接着剤がガイド装置に付着してしまうので望ま
しくない。結果として、過度に広い分離距離は、対象ストランドを横方向に迷走
させ、次に付着される接着剤フィラメントが、それに関連する対象ストランドを
見逃すことになる。さらに、次の接着剤フィラメントを付着させる前に、既に付
着された接着剤フィラメントが過度に「固化する」又は硬化することがある。早
すぎる硬化は、所望のアタッチメントを形成する塗布された接着剤の能力を、低
下させる又は妨げることになる。本発明の技術が、多段又は積み重ねられたノズ
ル・システムに使用される場合には、個々のノズルの間に発生するであろう温度
変化に起因する問題もある。 ノズル分離距離が小さすぎると、隣接するフィラメントの間に過度の妨害又は
相互作用が生じることになる。さらに、対応する対象ストランドの横方向のどん
なウィービングをも補正する能力が低下することになる。

【００８８】 選択されたノズルの組１４０内の個々のすぐそばに隣接したノズル位置は、縦
方向３４に沿って互いに対して実質的に位置合わせすることができる。随意的に
は、隣接するノズル位置は、図１５Ｂに代表して示されるようにプロセス及び装
置を横断する横方向３６に沿って、選択されたノズル・オフセット距離１４４だ
け離間させて、対応する対象ストランドのウィービングの補正を助けることがで
きる。特定の態様において、ノズル・オフセット距離は、少なくとも最小約０．
２ｍｍとすることができる。或いは、ノズル・オフセット距離は、向上された性
能を与えるために、少なくとも約０．７ｍｍとすることができ、随意的には少な
くとも約１ｍｍとすることができる。他の態様において、ノズル・オフセット距
離は、最大約３ｍｍ以下とすることができる。或いは、ノズル・オフセット距離
は、向上された効果を与えるために、約２．２ｍｍ以下とすることができ、随意
的には、約１．５ｍｍ以下とすることができる。 ノズル・オフセット距離が小さすぎる場合には、システムは、対象ストランド
のウィービング運動の所望の補正を与えない。ノズル・オフセット距離が広すぎ
る場合には、システムは、少なくとも１つのフィラメントの対象ストランド上へ
の所望の塗布を適切に与えない。選択されたノズルの組１４０の個々のノズルの
間のオフセット配置は、選択されたノズルの組によって与えられる１つ又はそれ
以上の個々の揺動するフィラメント経路により与えられた分布パターン内に、そ
れらの対象ストランドを集中させないことを理解されたい。

【００８９】 多段塗布器システムの特定の配置において、選択されたノズルの組１４０にお
ける１つ又はそれ以上の個々のノズルは、この方法及び装置の縦方向及び／又は
横方向３６に平行に延びる基準線に対して非垂直に位置合わせされる。さらに、
このことは、フィラメントの組の中の個々のフィラメントを、異なる方向ベクト
ルに沿ってそれらの対応する対象ストランドに向けて導くことができる。選択さ
れたノズルの組１４０の中のノズルの各々は、縦方向３４及び／又は横方向３６
に対してほぼ垂直に位置合わせされる方向に、対応するフィラメントを導くよう
に配置されることが望ましい。したがって、実質的に連続した第１接着剤フィラ
メントの誘導により、この方法及び装置の縦方向及び／又は横方向に平行に延び
る線に対して決定するようにして、材料ストランドにほぼ垂直に位置合わせする
ことができる。同様に、実質的に連続した第２接着剤フィラメントの誘導により
、縦方向及び／又は横方向に対して、この材料ストランドにほぼ垂直に望ましく
位置合わせすることができる。

【００９０】 特定の塗布器５４に関する本発明の種々の態様又は特徴を説明してきたが、こ
のような特徴は、本発明の技術の中の様々な他の位置に組み入れることができる
ことが容易に理解されるであろう。例えば、この特徴を、塗布器５８及び／又は
６４の位置に付加的に又は代替的に取り入れることができる。 製造ライン上の機械部品の配置、位置、位置合わせその他の作動条件は、塗布
システム全体の作動に影響を与えることになる。したがって、特定の条件に作動
を「チューン」するために、調整が普通は必要とされる。例えば、ＩＴＷモデル
ＯＭＥＧＡ ＵＦＤ接着剤塗布器を使用する時には、装置に供給される空気圧
を調節し、移動する材料ストランドを吹きぬけてその下に横たわる観測板上に集
積した接着剤の量を観測することにより調整可能であることが見出されている。
通常は、空気圧は、塗布器ノズルから供給された実質的に全ての接着剤が、移動
するストランド上に維持され、ストランドから外れて観測板上に吹き抜ける接着
剤がほぼゼロとなるように調節される。 本発明をかなり詳細に説明してきたが、本発明の精神から逸脱することなく、
種々の変形及び変更を行うことができることが容易に理解されるであろう。この
ような変形及び変更の全ては、特許請求の範囲の請求項によって定義されるよう
な本発明の範囲内にあると考えられる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 伸縮自在な構成材を成形し及び組立てる方法と装置の、代表して示される概略
的な側面図である。

【図１Ａ】 さらに伸縮自在の構成材を成形し、該構成材を組立てて製造物品にする方法と
装置の、代表して示される概略的な側面図である。

【図２】 基体複合材ウェブを形成するためにベースである支持体層に集成されたストラ
ンドの第１組をもつ構成材の、代表して示される概略的な平面図である。

【図３】 ラミネート複合ウェブを形成するために基体複合材に集成されたラミネート層
の、代表して示される概略的な平面図である。

【図３Ａ】 図３に示されたウェブを通る、代表して示される拡大された概略的な断面図で
ある。

【図４】 ラミネート複合ウェブに集成されたストランドの第２組及びストランドの第３
組の、代表して示される概略的な平面図である。

【図４Ａ】 図４に示されたウェブを通る、代表して示される拡大された概略的な断面図で
ある。

【図５】 ラミネート複合ウェブのラミネート層とストランド構成材とを包み込むように
支持体基層の一部が折り畳まれた状態の、代表して示される概略的な断面図であ
る。

【図６】 結合列を形成し、ラミネート複合ウェブのストランド・セグメントを裁断する
のに使用される回転する超音波アンビル部品の、代表して示される概略的な側面
図である。

【図６Ａ】 図６に示された回転アンビルの作動面の一部の、代表して示される拡大された
断面図である。

【図６Ｂ】 ラミネート複合ウェブに沿って縦に延びる結合パターンを形成するのに使用さ
れる回転する超音波アンビル部品の、代表して示される概略的な側面図である。

【図６Ｃ】 図６Ｂに示された回転アンビルの結合面の、代表して示される拡大された断面
図である。

【図６Ｄ】 別の結合列を形成し、及びラミネート複合ウェブのストランド・セグメントを
裁断するのに使用される回転する超音波アンビル部品の、代表して示される概略
的な側面図である。

【図６Ｅ】 図６Ｄに示された回転アンビルの作動面の一部の、代表して示される拡大され
た断面図である。

【図７】 図６に示される回転アンビルの作動面の一部の、代表して示される上から見た
平坦な配置図である。

【図７Ａ】 図６Ｂに示された回転アンビルの作動面の一部の、代表して示される上から見
た平坦な配置図である。

【図７Ｂ】 図６Ｄに示された回転アンビルの作動面の一部の、代表して示される上から見
た平坦な配置図である。

【図８】 超音波結合及び裁断パターンと、セグメント化されたストランドの配置を含む
ラミネート複合ウェブの、代表して示される概略的な平面図である。

【図９】 製品ウェブの横側の側部領域の各々にラミネート複合ウェブが取り付けられた
状態の、製品ウェブの代表して示される概略的な平面図である。

【図１０】 本発明の接着剤塗布器システムの代表して示される概略的な側面図である。

【図１１】 協働する空気噴流ノズルの列と一体に構成され、及び形成された塗布器ノズル
の列をもつ本発明の別の接着剤塗布器システムの代表して示される概略的な側面
図である。

【図１１Ａ】 図１１に示された接着剤塗布器システムの代表して示される概略的な下面図で
ある。

【図１１Ｂ】 塗布器ノズルの列がこのシステムの横方向に沿って位置合わせされ、これと協
働する空気噴流ノズルの関連する列が横方向に沿って位置合わせされ及び角度を
なしている状態の、図１１に示された接着剤塗布器システムの態様の代表して示
される概略的な正面図である。

【図１２】 塗布器から供給された複数の接着剤フィラメントの各々の往復パターンの代表
して示される概略的な平面図である。

【図１２Ａ】 指定された材料ストランド上に塗布された接着剤フィラメントの往復パターン
の代表して示される概略的な平面図である。

【図１３】 接着剤フィラメントでラップされた材料ストランドの代表して示される概略的
な斜視図である。

【図１４】 このシステムの縦方向に沿って実質的にインラインに位置決めされた塗布器ノ
ズルの組をもつ本発明の別の接着剤システムの代表して示される概略的な側面図
である。

【図１５】 協働する空気噴流ノズルの列と一体に構成され、及び形成された複数のインラ
イン塗布器ノズルの組をもつ本発明の別の接着剤塗布器システムの代表して示さ
れる概略的な側面図である。

【図１５Ａ】 図１５に示された接着剤塗布器システムの代表して示される概略的な下面図で
ある。

【図１５Ｂ】 塗布器ノズルの組がこのシステムの横方向に沿って互いにオフセットされた個
々のノズルを含んでいる、図１５に示された接着剤塗布器システムの一部の、代
表して示される概略的な下面図である。

【図１６】 図１５の塗布器システムに使用されたノズルの組の各々から供給された協働す
る複数の接着剤フィラメントの往復パターンの組み合わせの代表して示される概
略的な平面図である。

【図１６Ａ】 指定された個々の材料ストランドの上に付着された協働する接着剤フィラメン
トの往復パターンの組み合わせの代表して示される概略的な平面図である。

【図１７】 協働する複数の接着剤フィラメントでラップされた材料ストランドの代表して
示される概略的な斜視図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ， ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，Ｇ Ｍ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ， ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｂ Ｚ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＯ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ ，ＤＫ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ， ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，Ｉ Ｓ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ， ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，Ｐ Ｔ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ， ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 ヘイッキネン クリス リー アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54952 メナシャ リッジクレスト レー ン 2124 (72)発明者 チミニ ロバート トーマス アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54915 アップルトン サウス コーヴナ ント レーン 1225 Ｆターム(参考） 4D075 AC06 AC60 AC72 AC80 AC91 AC92 AC93 AC94 AE04 CA12 DA01 DB32 DB35 DB37 DB50 DC30 DC38 EA35 【要約の続き】 することができる。さらに、対応する材料ストランド （２２）の周りにフィラメント糸（２８、２８ａ）を作 動的にラップするために、少なくとも１つの空気流（３ ２）、望ましくは複数の空気流が導かれる。

Claims (34)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 物品を形成する方法であって、 指定された縦方向に沿って材料ストランドを移動させ、 前記材料ストランドの相対する横側の側部領域に配置される第１の複数のフィ
   ラメント糸を形成する、少なくとも第１の実質的に連続した接着剤フィラメント
   を、揺動するフィラメント経路に沿って前記材料ストランド上に導き、 前記材料ストランドの相対する横側の側部領域に配置される第２の複数のフィ
   ラメント糸を形成する、少なくとも第２の実質的に連続した接着剤フィラメント
   を、対応する揺動するフィラメント経路に沿って前記材料ストランド上に導き、 少なくとも１つの空気流を導いて、前記フィラメント糸を前記材料ストランド
   の周りに作動的にラップする、 ことからなる方法。
2. 【請求項２】 前記実質的に連続した第１接着剤フィラメントを前記材料ス
   トランド上に導くことにより、前記材料ストランドの前記横側の側部領域から延
   びる第１の複数のフィラメント・アーチを形成し、前記実質的に連続した第２接
   着剤フィラメントを前記材料ストランド上に導くことにより、前記材料ストラン
   ドの前記横側の側部領域から延びる第２の複数のフィラメント・アーチを形成し
   、前記空気流を導くことにより、前記フィラメント・アーチを前記材料ストラン
   ドの周りに作動的にラップすることを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 【請求項３】 前記実質的に連続した第１接着剤フィラメントを前記材料ス
   トランド上に導くことにより、前記材料ストランドの前記横側の側部領域から延
   びる第１の複数の実質的に連続したフィラメント・アーチを形成し、前記実質的
   に連続した第２接着剤フィラメントを前記材料ストランド上に導くことにより、
   前記材料ストランドの前記横側の側部領域から延びる第２の複数の実質的に連続
   したフィラメント・アーチを形成することを特徴とする請求項１に記載の方法。
4. 【請求項４】 基体複合材を形成するために、前記材料ストランドとラップ
   した接着剤を支持体上に接触させることをさらに含むことを特徴とする請求項１
   に記載の方法。
5. 【請求項５】 前記空気流の誘導が、前記接着剤フィラメントの前記誘導と
   協働して行われることを特徴とする請求項１に記載の方法。
6. 【請求項６】 前記空気流の前記誘導により、少なくとも約６０ｗｔ％の前
   記誘導された接着剤が前記材料ストランド上に作動的に堆積されることを特徴と
   する請求項１に記載の方法。
7. 【請求項７】 前記空気流の前記誘導により、少なくとも約７５ｗｔ％の前
   記誘導された接着剤が前記材料ストランド上に作動的に堆積されることを特徴と
   する請求項１に記載の方法。
8. 【請求項８】 前記空気流の前記誘導により、少なくとも約９０ｗｔ％の前
   記誘導された接着剤が前記材料ストランド上に作動的に堆積されることを特徴と
   する請求項１に記載の方法。
9. 【請求項９】 前記空気流の前記誘導により、実質的に約１００ｗｔ％の前
   記誘導された接着剤が前記材料ストランド上に作動的に堆積されることを特徴と
   する請求項１に記載の方法。
10. 【請求項１０】 前記空気流の前記誘導により、約４０ｗｔ％以下の前記誘
    導された接着剤が前記材料ストランドから外れることを特徴とする請求項１に記
    載の方法。
11. 【請求項１１】 前記空気流の前記誘導により、約２５ｗｔ％以下の前記誘
    導された接着剤が前記材料ストランドから外れることを特徴とする請求項１に記
    載の方法。
12. 【請求項１２】 前記空気流の前記誘導により、約１０ｗｔ％以下の前記誘
    導された接着剤が前記材料ストランドから外れることを特徴とする請求項１に記
    載の方法。
13. 【請求項１３】 前記接着剤フィラメントの前記誘導により、前記材料スト
    ランドの前記横側の側部領域に沿って交互に互い違いのパターンに前記フィラメ
    ント糸が形成されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
14. 【請求項１４】 前記材料ストランドの移動により、少なくとも約０．０５
    ｍ／秒のストランド速度が与えられることを特徴とする請求項１に記載の方法。
15. 【請求項１５】 前記材料ストランドの移動により、約１０ｍ／秒以下のス
    トランド速度が与えられることを特徴とする請求項１に記載の方法。
16. 【請求項１６】 前記材料ストランドと支持体層との間に少なくとも約３ｍ
    ｍのギャップ距離を与えることを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
17. 【請求項１７】 前記材料ストランドと支持体層との間に約２５ｍｍ以下の
    ギャップ距離を与えることを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
18. 【請求項１８】 前記材料ストランドと塗布器ノズルとの間に少なくとも約
    ４ｍｍのノズル−ストランド距離を与えることを含むことを特徴とする請求項１
    ６に記載の方法。
19. 【請求項１９】 前記空気流の前記誘導により、少なくとも約３８ｍ／秒の
    空気流速度が与えられることを特徴とする請求項１に記載の方法。
20. 【請求項２０】 前記空気流の前記誘導により、約３８００ｍ／秒以下の空
    気流速度が与えられることを特徴とする請求項１に記載の方法。
21. 【請求項２１】 前記揺動するフィラメント経路に沿った前記接着剤フィラ
    メントの誘導が、少なくとも約０．０１ｃｍの横方向の横行距離にわたって延び
    ることを特徴とする請求項１に記載の方法。
22. 【請求項２２】 前記揺動するフィラメント経路に沿った前記接着剤フィラ
    メントの誘導が、約０．６ｃｍ以下の横方向の横行距離にわたって延びることを
    特徴とする請求項１に記載の方法。
23. 【請求項２３】 前記揺動するフィラメント経路に沿った前記接着剤フィラ
    メントの誘導により、前記材料ストランドの横方向に相対する側部領域の両方を
    実質的に等しい距離だけ通るように、前記フィラメントが横行することを特徴と
    する請求項１に記載の方法。
24. 【請求項２４】 前記揺動するフィラメント経路に沿った前記接着剤フィラ
    メントの誘導により、前記フィラメントが、少なくとも約１００Ｈｚの横行周波
    数で横行することを特徴とする請求項１に記載の方法。
25. 【請求項２５】 前記揺動するフィラメント経路に沿った前記接着剤フィラ
    メントの誘導により、前記フィラメントが、約１０，０００Ｈｚ以下の横行周波
    数で横行することを特徴とする請求項１に記載の方法。
26. 【請求項２６】 物品を形成する方法であって、 指定された縦方向に沿って材料ストランドを移動させ、 前記材料ストランドの相対する横側の側部領域に配置される第１の複数のフィ
    ラメント糸を形成する、第１の実質的に連続した接着剤フィラメントを、揺動す
    るフィラメント経路に沿って前記材料ストランド上に導き、 前記材料ストランドの相対する横側の側部領域に配置される第２の複数のフィ
    ラメント糸を形成する、少なくとも第２の実質的に連続した接着剤フィラメント
    を、揺動するフィラメント経路に沿って前記材料ストランド上に導き、 少なくとも１つの空気流を導いて、前記フィラメント糸を前記材料ストランド
    の周りに作動的にラップする、 ことからなる方法。
27. 【請求項２７】 前記第１の実質的に連続した接着剤フィラメントの、前記
    材料ストランド上への誘導が、第１ノズル位置で行われ、前記第２の実質的に連
    続した接着剤フィラメントの、前記材料ストランド上への誘導が、第２ノズル位
    置で行われ、前記第１及び第２ノズル位置が、前記縦方向に沿って、選択された
    ノズル分離距離だけ離間されることを特徴とする請求項２６に記載の方法。
28. 【請求項２８】 前記ノズル分離距離が、約９００ｍｍ以下であることを特
    徴とする請求項２７に記載の方法。
29. 【請求項２９】 前記ノズル分離距離が、少なくとも約２ｍｍであることを
    特徴とする請求項２７に記載の方法。
30. 【請求項３０】 前記少なくとも１つの空気流を導くことにより、前記第１
    の複数のフィラメント糸を前記材料ストランドの周りに作動的にラップする第１
    空気流が与えられ、前記第２の複数のフィラメント糸を前記材料ストランドの周
    りに作動的にラップする第２空気流が与えられることを特徴とする請求項２６に
    記載の方法。
31. 【請求項３１】 前記第１及び第２ノズル位置が、横行する横方向に沿って
    、選択されたノズル・オフセット距離だけ離間されることを特徴とする請求項２
    ７に記載の方法。
32. 【請求項３２】 前記ノズル・オフセット距離が、約３ｍｍ以下であること
    を特徴とする請求項３１に記載の方法。
33. 【請求項３３】 前記第１の実質的に連続した接着剤フィラメントの前記誘
    導が、前記方法の横方向について、前記材料ストランドに対してほぼ垂直に位置
    合わせされることを特徴とする請求項２６に記載の方法。
34. 【請求項３４】 前記第２の実質的に連続した接着剤フィラメントの誘導が
    、前記方法の横方向について、前記材料ストランドに対してほぼ垂直に位置合わ
    せされることを特徴とする請求項２６に記載の方法。