JP2003529687A - 潜在的な着用者に適切にフィットする吸収性物品のサイズを特定するための装置及び方法 - Google Patents

潜在的な着用者に適切にフィットする吸収性物品のサイズを特定するための装置及び方法

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Abstract

(57)【要約】 物品の潜在的着用者にぴったり合うという点で適切な、使い捨ておむつ、もしくはその他の吸収性物品のサイズを特定するための装置及び方法について説明されている。この装置及び方法は、潜在的着用者の少なくとも2つの異なる選択された特性と、このような情報と物品の潜在的着用者に適切にフィットする物品のサイズとの間の関連付けに関する情報を採用する。このサイズの特定は、潜在的着用者の一つの特性だけに基づく特定よりは確実性が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は物品の潜在的着用者に適切にするという点で妥当な使い捨ておむつ
、もしくはその他の物品のサイズを特定するための装置及び方法に向けられてい
る。
【0002】 (発明の背景) 使い捨ておむつ及びその他の吸収性物品は、人体からの液体及びその他の排泄
物を吸収し且つ収容し、体及び衣類の汚れを防止するように設計されている。一
例として使い捨ておむつは、多種多様な形状があり、一般的にそれぞれに各種サ
イズを揃えている。おむつのサイズは典型的には、例えば、おむつのウェスト開
口部のサイズ、太腿周りの開口部のサイズ及びおむつの長さ、つまり「ピッチ」
に影響する。消費者などが潜在的着用者のサイズが不適切なおむつを選択した場
合、例えばウェストの開口部、太腿の開口部、あるいはおむつのピッチが大きす
ぎて着用者にぴったり合わず、滑り、ズレ、たるみ、垂れ、あるいは漏防止のた
めに設計されているガスケット効果の喪失を招く。あるいは、サイズが合ってい
ないおむつのウエスト開口部、太腿開口部もしくはピッチが小さすぎて適切にフ
ィットしない場合、着用者は不快感を覚えたり、着用者の皮膚に跡がついたりす
る可能性がある。
【0003】 現在、使い捨ておむつは典型的に「サイズ番号」を標示し、着用者の推奨体重
範囲を示したパッケージで販売されている。例えば、「サイズ3」とラベル表示
されたパッケージには、このパッケージのおむつの推奨着用者体重範囲は約16
ポンドから28ポンドまで(約7kgから13kgまで)であるという情報を包
含してよい。その結果、体重がおむつのサイズを特定し、潜在的な着用者の特定
サイズのおむつを選択するための唯一の判断基準として使用されることが多々あ
った。潜在的着用者のその他の特性及び人体測定に関する属性(例えば、年齢、
身長、ウエスト周り、太腿周り及び股上)が推奨体重範囲内でも幅広く変わった
りする場合は、着用者の体重が推奨体重範囲内であってもフィットしないおむつ
を選択する結果となることがある。
【0004】 さらに、使い捨ておむつの適切なサイズの選択と特定という観点から典型的な
状況を複雑にしているのは、隣り合う、該当パッケージの「サイズ番号」の推奨
体重範囲が大幅に重複していることである。例えば、「サイズ2」のおむつの推
奨体重範囲は約12ポンドから18ポンド(約5kgから8kg)であり、「サ
イズ3」のおむつの推奨体重範囲は約16ポンドから28ポンド(約7kgから
13kg)であり、「サイズ4」のおむつの推奨体重範囲は約22ポンドから3
7ポンド(約10kgから17kg)である。「サイズ5」またはそれより大き
いサイズのおむつは推奨体重に上限がないことがある。このような重複または上
限体重の欠落は、消費者の混乱、あるいは推奨体重範囲だけが潜在的着用者に適
切にフィットするおむつのサイズを特定する確実な手段であるということへの信
頼の欠如を導く可能性がある。
【0005】 このように、潜在的着用者に適切にフィットする使い捨ておむつ、もしくは吸
収性物品のサイズを、より確実に特定することができる装置及び方法に対するニ
ーズがある。
【0006】 ( 発明の概要) 本発明は物品の潜在的着用者に適切にフィットする使い捨ておむつもしくはそ
の他の吸収性物品のサイズを特定するための装置及び方法を目的とする。
【0007】 本発明のデバイスは、使い捨ておむつもしくはその他の吸収性物品の複数のサ
イズに関する情報、及び潜在的着用者に適切にフィットするとういう点でサイズ
が適切である使い捨ておむつや他の物品を特定するため、潜在的着用者が所有す
る特性の少なくとも二つの異なった特性に関する情報とサイズに関する情報との
関連付けを採用する。一例として、本発明の装置は、潜在的着用者の2つ以上の
選択された特性に関する情報に関連付けられたサイズ情報を包含するチャート、
グラフ、表、もしくは一覧とすることができ、その方法により、選択された特性
それぞれに対する特定の値を有する潜在的着用者にとっての適切なサイズの使い
捨ておむつ、またはその他の吸収性物品を消費者といった人が特定できるように
する。別の例として、装置は、潜在的着用者の選択された特性に関する情報と関
連付けられたサイズ情報を包含し、人が選択された特性の値を入力でき、次にこ
のような値を有する着用者に適切にフィットする使い捨ておむつまたはその他の
吸収性物品のサイズを特定する情報を提供するコンピュータ、もしくはその他の
双方向装置とすることができる。消費者といった人が、特定着用者に対応する値
を容易に確認することを可能にする装置についても説明する。
【0008】 本発明の方法は、1つの態様においては、使い捨ておむつ、またはその他の
吸収性物品の潜在的着用者が有する少なくとも2つの異なる特性を選択し、この
ような特性の特定値を有する潜在的着用者に適切にフィットする吸収性物品のサ
イズと各特性の値との関連付けを明らかにし、そして各特性の特定値を有する着
用者に適切にフィットする使い捨ておむつ、もしくは吸収性物品のサイズを特定
する情報を伝達する媒体、または消費者といった人がそのサイズを特定できるよ
うな媒体を提供することを包含する。媒体はサイズ情報を視覚的、聴覚的、その
他で伝達することができる。
【0009】 他の態様では、本発明は、少なくとも2つの着用者特性の値に基づいて、潜在
的着用者に適切にフィットする使い捨ておむつ、または吸収性物品を特定する方
法を提供し、その値は消費者といった人がすでに知っている、または容易に確認
できることが好ましく、またその値は、フィットするために重要な、おむつまた
はその他の物品自体の属性と共に、着用者の基本的人体計測の属性の少なくとも
2つ、さらに好ましくは少なくとも3つを考慮に入れる。この方法は、適切にサ
イズを決定した使い捨ておむつ、もしくはその他の吸収性物品を確実に特定する
ために使用するデバイスの開発にも用いることができる。
【0010】 本発明のデバイス及び方法は、消費者といった人に有意義な指針を提供するた
めに利用することが可能であり、着用者の体重などの単一の着用者特性だけに基
づいた特定もしくは選択よりも、より確実に、適切なサイズの使い捨ておむつ、
もしくはその他の吸収性物品を、人が特定し選択することを可能にする。本発明
のある態様では、物品をフィットさせるために重要な潜在的着用者の人体計測の
属性と、その他の選択された着用者の特性との間の簡略化された関係を開発する
ためにも利用することができる。前述のデバイス及び方法は、サイズに幅があり
、形状が多様な使い捨ておむつ及びその他の吸収性物品に関して用いることがで
きる。
【0011】 (発明の詳細な説明) 本発明は、おむつ、或いはその他の物品の潜在的着用者に適切にフィットす
る使い捨ておむつ、もしくはその他の吸収性物品のサイズを特定するための装置
及び方法に関する(ただし、該方法は、再利用可能な衣類の適切なサイズを特定
するためにも使用可能である)。 本発明の装置及び方法は物品が適切にフィッ
トするサイズと、潜在的着用者の少なくとも2つの特性の値との間の関連付けを
利用する。サイズの特定を確実なものとするために、前述の関連は好ましくは、
基本的なフィットに重要な着用者の少なくとも2つ、好ましくは少なくとも3つ
の属性と、このような着用者特性との間で明らかとなった関係に基づく。
【0012】 本明細書で使用するとき、用語「吸収性物品」とは、身体滲出物を吸収し収
容するように設計されたデバイスを指し、更に具体的には、着用者の身体内、身
体に押し付けて、または近接して配置され、身体から排出される各種の滲出物を
吸収し収容する装置を指す。本発明で使用する用語「おむつ」とは、一般に幼児
及び失禁者が使用する吸収性物品を指し、着用者の胴体下部周りに着用される。
しかしながら、本発明は、失禁用ブリーフ、失禁用下着、おむつホルダー及びラ
イナー、女性用生理用品、包帯、よだれかけ、ラップなどのその他の吸収性物品
、及び下着、パンツ、水着などの着用可能な物品に適用できることを理解すべき
であろう。本明細書における「使い捨て」という用語は、洗濯することを意図し
ない、あるいは吸収性物品として復元または再使用することを意図しない吸収性
物品を説明するために使用される(つまり、一般的に1回使用後に捨てられるこ
とを意図し、好ましくは環境に適した方法で捨てられることを意図する)。本明
細書において「サイズ」を特定するための参照には、表示、あるいは視覚的、聴
覚的、またはその他で認識できる方法で、直接、あるいは間接的に、衣類、使い
捨ておむつ、またはその他の吸収性物品のサイズを特定することを包含する。例
えば、数値あるいは文字によって(例えば、「サイズ3」あるいは「サイズA」
など)、直接的な説明によって(例えば「小」もしくは「大」など)、間接的な
説明によって(例えば、「新生児」もしくは「幼児」など)、言葉との関連付け
によって(例えば、「小食」もしくは「大食」など)、色との関連付けによって
(例えば、1つの色を使用して1つのサイズを示し、別の色を使用して別のサイ
ズを示すなど)、グラフィックスを使用することによって(例えば、横になって
いる幼児の絵を使用して小さいサイズのおむつを示し、立っている乳児を使用し
て大きいサイズのおむつを示すなどの)、あるいはそれらの組合せによって特定
する方法である。物品の適切にフィットするサイズと潜在的着用者の少なくとも
2つの特性の値との「関連付け」は、逆も考えられる。つまり、潜在的な着用者
の少なくとも2つの特性の値と、物品の適切にフィットするサイズとの関連付け
、及びその逆である。
【0013】 本明細書の結論は、本発明を形成すると見なす主題を特に指摘して明確に請
求する請求項に示すが、本発明は添付図面と関連させた以下の説明でさらに充分
に理解されると考える。
【0014】 図1には、本発明の装置の一つの好ましい実施態様が、適切にフィットする
使い捨て幼児用おむつのサイズを特定するためのチャート形式で示されている。
図1のチャートには、該チャートが関係する形状を有するおむつの、サイズ2、
3、4に対応する情報が包含される。該チャートは、縦軸、横軸、格子に近接す
る長方形のマトリックスを形成するグリッドも包含する。縦軸は「乳児の身長」
という着用者特性で特定され、潜在的着用者(乳児)の身長値を包含する。横軸
は「乳児の体重」という着用者特性で特定され、潜在的着用者(乳児)の体重値
を包含する。各おむつのそれぞれのサイズに対応する情報には、おむつのサイズ
番号、及びマトリックス内の関連する一連の長方形が包含される(長方形は、そ
の他のいかなる適当な形に変えてもよく、色をつけたり、または別な方法で特定
サイズ範囲内にあることが確認されてもよい)。 特定サイズに対応する各長方
形は、縦軸に包含される潜在的着用者の身長値(実際には値の範囲を表す)と、
横軸に包含される潜在的着用者の体重値(これも値の範囲を表す)に関連付けら
れている。言いかえれば、長方形は身長値と体重値との間の組合せに関連付けら
れている。おむつのサイズに対応する長方形と、縦軸の身長値と横軸の体重値の
組み合わせとの関連付けにより、対応する身長値及び体重値を有する潜在的着用
者に適切にフィットするおむつのサイズを特定する。例えば、図1のチャートで
は、サイズ2のおむつが体重値6kg、身長値55cmを有する幼児に適切にフ
ィットするとして特定される。
【0015】 図1のチャートは、特にサイズ3のおむつのパッケージへの使用に適してお
り、「サイズ3」に関する情報と、次に小さいサイズと次に大きいサイズ(「サ
イズ2」と「サイズ4」)の情報だけが提供されている。図1に示された熊と関
連付けたグラフは、本発明に直接関係しない他の種類の情報の例を提供する。こ
れは本発明に直接関連する情報と共に装置に包含することも可能である。
【0016】 図2には、発明の装置の別の好ましい実施態様が、適切にフィットする使い
捨て幼児用おむつのサイズを特定するためのチャート形式で示されている。図2
のチャートには、該チャートが関係するおむつのサイズ1、2、3、4、5に対
応する情報が包含される。該チャートは、縦軸、横軸、長方形のマトリックスを
形成する軸に近接する格子も包含する。縦軸は「身長」という着用者特性で特定
され、潜在的な着用者の身長値を包含する。横軸は「体重」という着用者特性で
特定され、潜在的な着用者の体重値を包含する。各おむつのそれぞれのサイズに
対応する情報には、おむつサイズ番号、及びマトリックス内の関連する一連の着
色された(もしくはその他の特定された)長方形を包含する。特定サイズに対応
する長方形はそれぞれ、縦軸に包含された潜在的な着用者の身長値(実際には値
の範囲を表す)と、横軸に包含された潜在的な着用者の体重値(これも値の範囲
を表す)の組合せと関連付けられている。おむつのサイズに対応する長方形と、
縦軸の身長値と横軸の体重値の組合せとの関連付けにより、対応する身長値及び
体重値の組合せを有する潜在的着用者に適切にフィットするおむつのサイズを特
定する。例えば、図2のチャートでは、サイズ4のおむつは体重値11kg、身
長値75cmを有する子供に適切にフィットするとして特定される。
【0017】 図2のチャートは、チャートが関連するサイズ1から5までのおむつを販売
しようとする店内のディスプレイに、あるいはその一部に使用する場合に特に適
している。該チャートは、印刷広告、または電子広告、販売促進材料、あるいは
一連のサイズを有するおむつに関しての情報が提示されるその他の内容に使用す
る場合にも十分適している。例えば、図2に示されるようなチャートに提示され
る情報は、インターネットとしても知られているワールドワイドウェブを介して
アクセス可能なおむつ関連のウェブぺージへの表示に好適であろう。図2に示さ
れるチャートはおむつパッケージへの使用にも好適である。
【0018】 図1及び図2は、本発明の方法と関連して採用することのできる媒体を図示
しており、少なくとも2つの選択された特性に関する特定の値を有する着用者に
適切にフィットする使い捨ておむつ、またはその他の吸収性物品のサイズを消費
者といった人が特定することのできる情報を伝達する。
【0019】 本発明はまた、その他の各種デバイスについても考慮しており、その装置で
はサイズ情報は、潜在的着用者の少なくとも2つの異なる選択された特性の特定
値を有する着用者に適切にフィットするサイズを特定する。チャートに加えて、
本発明の装置及び方法では、例えば着用者特性の情報と適切にフィットする使い
捨ておむつ、あるいは吸収性物品のサイズとを関連付けるグラフ、表、または一
覧を用いてもよい。チャート、グラフ、表、または一覧を、物品のパッケージ、
宣伝、もしくは販売材料、あるいは店内ディスプレイの一部として用いることが
可能であるが、これらに限定されない。チャート、表、グラフ、または一覧を、
印刷媒体に表示する、あるいは電子的な表示画面等に電子的に表示することも可
能であるが、これらに限定されない。さらに、装置を、消費者または介護人に物
品のサイズ以外の情報を提供するために使用することも可能である。このような
追加情報はいかなる形態でもよく、好ましくは、装置への乳児に特有な情報入力
に関する。例えば、介護人から提供された情報(例えば、体重及び/または身長
)、及び既に収集され、既にデータベースに存在する乳児集団の特性の正規統計
分析に基づく、他の乳児に対するその乳児の百部位数ランクをユーザーに提供す
ることも可能である。
【0020】 例えば、手動での操作、もしくは装置の構成要素を包含した装置への情報の
入力といった、消費者といった人の側との、活発な相互作用を必要とする、また
は可能にする装置も考慮される。例えば、人が対象の潜在的な着用者の特性に関
する情報を積極的に「ダイアルイン」することができ、人が着用者に適切にフィ
ットする衣類、使い捨ておむつ、もしくは吸収性物品のサイズを特定する、ある
いは人が特定できるような、ダイアルなどの機械的な装置を採用することも可能
である。1台以上のコンピュータ、携帯装置、スキャナー等を包含する双方向装
置を利用することもでき、消費者や介護人などに、対象の潜在的着用者の固有の
特性に関する質問に対する積極的な回答の入力を促し、回答を追跡し、これらの
回答に基づき着用者の衣類、使い捨ておむつ、またはその他の物品のサイズを特
定する出力情報を提供したり、あるいは人がサイズを特定することができる出力
情報を提供する双方向装置を活用することもできる。「積極的な双方向」装置は
、双方向店内ディスプレイの一部として、ワールドワイドウェブの双方向サイト
の一部として、または双方向メニュー駆動電話システムの一部として採用するこ
とが可能である。サイズ特定情報はチャート、表、数値、記号、またはその他の
サイズ指標の形態で視覚的に提供、もしくは出力することも、双方向電話システ
ムからのメッセージなどにより聴覚的に提供、もしくは出力することも可能であ
る。当業者には理解されるように、本発明の装置、もしくは方法にコンピュータ
を用いる場合には、適切にフィットする衣類、使い捨ておむつ、もしくはその他
の吸収性物品に関するサイズ情報を、少なくとも潜在的着用者の2つの特性に関
する値もしくは値の範囲と関連付けるために、電子データベースを使用すること
が可能である。これらの双方向装置は、人に提供されたサイズ情報を、その人特
有の個人的な好みに合わせてカスタマイズできるように、ユーザーが特定重み係
数及び/または属性目標(次に詳細に説明)を決定したり、または影響を及ぼす
ことができるようにすることによってさらに拡張可能である。例えば、本発明の
装置または方法には、ユーザーが重み係数及び属性の目標に関する情報を決定す
るための、あるいは決定を助けるための質問やその他の助言も包含することが可
能である。一実施態様では、ユーザーが同一着用者もしくは異なる着用者にさま
ざまにフィットする物品を示す絵もしくは図式の一群から、着用者にフィットす
る物品の好ましい視覚的表示、または図式表示を選択することによって、重み係
数もしくは属性目標を調整することが可能である。
【0021】 図4Aは、本発明を具体的に表す、使い捨て幼児用おむつの双方向機械式ダ
イアルタイプのサイズ決定回転盤装置の例を示している。サイズ決定回転盤装置
401は基部回転盤403、中間回転盤405、上部回転盤407を含む。回転
盤は軸409によってまとめて支持され、回転盤が軸から滑り落ちないように、
該軸が各末端部に広くなった部分、つまりキャップを有することが好ましい。中
間回転盤405及び上部回転盤407は共に、基部回転盤403と相対して、又
相互に相対して軸409周囲を回転することができる。図4Bに示すように、基
部回転盤403は、「乳児の体重(Lb)」(Lbはポンドの意)の印と、部分
411の円周のまわりに体重値413が標示された外向きの放射状部分411を
有する。図4Bに示すように、基部回転盤403はまた、一連の異なる色の(ま
たは別の方法では差別化された)断片417a−417eが標示された内向きの
放射状部分415を有し、該一連の異なる色またはその他一連断片の標示は、図
4Dとの関連で以下に説明するおむつサイズ検索表の異なる色、もしくはその他
の標示に対応する。図4Cは、「乳児の身長(In)」(Inはインチの意)の
印と、身長値421が標示された外向きの放射状部分419及び、基部回転盤4
03上の異なる色の断片の一部分が重なるように設計された螺旋状のくりぬき断
片、もしくは開口部425のある内向きの放射状部分423、を有する中間回転
盤405を示す。中間回転盤405は照準手427も備える。図4Dに示すよう
に、トップ回転盤407には5つの楔形断片431a−431eを有するおむつ
サイズキー429が標示されている。おむつサイズ検索表429の楔形断片43
1a−431eはそれぞれ異なる色をしており、各色は基部回転盤403上の異
なる色の断片417a−417eの各色に対応する。トップ回転盤407には照
準手433、及び中間回転盤405のくりぬき断片、もしくは開口部類425が
重なるように設計された楔形のくりぬき、もしくは開口部435も有する。他の
標示437、例えば、サイズ決定回転盤401が関係するおむつのブランドある
いはラインの標示は、トップ回転盤407、あるいはサイズ決定回転盤401の
どこかに包含することもできる。さらに、装置が意図どおりに機能する限り、い
ずれの部品の色、サイズ、形状は変更することができる。
【0022】 図4Aを再度参照すると、おむつサイズの指針を望んでいる消費者や介護人
などのユーザーは、中間回転盤405を回転させ、照準手427を基部回転盤4
03の該当体重値に合わせることによって、潜在的着用者の体重値413を「ダ
イアルイン」することができる。ユーザーはトップ回転盤407を回転させて、
中間回転盤405の該当身長値421を指すように照準手433を動かし、潜在
的着用者の身長の値を「ダイアルイン」することもできる。着用者の身長値と着
用者の体重値の組合せがダイアルインされると、基部回転盤403から417a
−417eの断片の一つが、中間回転盤405のくりぬいた断片または開口部4
25から、及びトップ回転盤407の楔形のくりぬきまたは開口部435(図4
Aの例では、着色された断片417cに対応する可視断片で示されている)から
、見えるようになる。次に、ユーザーは、着色された断片417a−417eの
可視の1つの色をおむつのサイズ検索表429の431a−431eの色の1つ
と関連付ける、あるいは一致させ、それにより、ユーザーがダイアルインした身
長と値の組合せを有する着用者に適切にフィットすると予測されるおむつのサイ
ズ(図4Aに示された例では、おむつサイズ3)を特定することができる。本発
明のこの実施態様の開示から当業者には明白となるように、計算尺式デバイスの
ような他の機械的な装置も、衣類、おむつあるいは吸収性物品の該当サイズを特
定するためのサイズ決定回転盤に代えて、該デバイスのユーザーが、同様のやり
方で使用することが可能である。
【0023】 前述のサイズ特定の提供に関する着用者の特性情報は、一般的な消費者ある
いはその他介護人などの人に既知であることが好ましい。しかしながら、このよ
うな情報がサイズの特定を希望する特定の人々に既知ではない可能性もある。本
発明のさらなる態様において、そのような人が未知の特性情報を確認することが
できる装置を提供することができ、特定着用者に関連する特性の値を測定するか
、または確認するための装置を含んでよい。このような器具は、物品のパッケー
ジ上あるいはパッケージ内などにサイズの特定がなされる物品に付属させてよい
。あるいはチャート、表、一覧、もしくはこのようなサイズ特定のために提供す
るよう開発された積極的な双方向装置を付属させてよい。例としては、適切な特
性が着用者の身長であった場合、装置は、隣に対象着用者が立つか、保持されて
、対象着用者の身長を確認することができる店内ディスプレイ上の身長測定物差
でよい。別の例では、巻尺を物品のパッケージに付属させたり、パッケージ内に
入れてよい。さらなる例として、身長測定物差はおむつの交換の際に幼児を寝か
せる交換パッドに包含することが可能であろう。適切な特性が体重である場合、
体重計または潜在的着用者の体重を決定するためのその他の装置を店内ディスプ
レイに付属させることも可能であろう。決定される着用者特性の情報、及び装置
を提供する状況によって他の装置を採用可能であることは当業者には明白であろ
う。
【0024】 本発明の装置、及び方法の開発において、少なくとも2つの選択された着用
者特性の組合せ値と、このような特性の特定値を有する着用者に適切にフィット
する、及び/または機能面で最も適するという点で最もふさわしい、所定物品の
サイズ、もしくは種類との間において、少なくとも間接的で、しかも信頼性の高
い関連性を開発することができることが判明している。特に、確実な関連付けは
これらの特性それぞれの値と、フィットするために重要であると判定された少な
くとも2つの他の基本的な着用者身体計測の属性の値との関係の少なくとも一部
に基づいて開発することができることが判明している。使い捨ておむつに関して
、着用者のウエスト周り、太腿周り、及び股上がフィットに重要であると判定さ
れている。本明細書で使用する時、「ウエスト周り」は臍当りで測定される着用
者のウエストの周囲とみなすことができる。「太腿周り」は着用者が立っている
間に(着用者が立てない場合は着用者を横にしている間に測定がなされる)股に
できるだけ近い着用者の太腿を測定した太腿の周囲とみなすことができる。「股
上」は、股を経由して測定した、着用者の臍から背中の腰の曲線(腰のくびれ)
までの距離とみなすことができる。しかしながら、着用者の他の寸法及び/また
は測定値が、本発明の装置または方法で使用可能なフィットに重要なデータを提
供する場合もあることを理解されよう。
【0025】 このような着用者の人体計測属の性値が着用可能な物品のフィットに重要で
あろうことは明白であるが、これらの属性値のいくつか、あるいは全てとフィッ
トとの関係は、そのような着用者に適切なサイズの物品を特定する際の手助けを
望む消費者といった人には一般的に知られていない。本明細書で使用する時、「
消費者」という用語は自分、あるいは幼児のような他の着用者が使用するために
このような製品を購入、もしくは選択する人を指す。しかしながら、本発明の開
発の過程で、消費者といった人に一般に知られている、または少なくとも簡単に
確認できる、少なくとも2つの着用者特性の値から、少なくとも2つのフィット
に重要な人体計測の属性の値を妥当な確実性を持って予測することが可能である
ことも判明している。例えば、着用者のウエスト周り、太腿周り、及び股上を予
測する際に使用できる関係を、着用者の身長と体重の値から、あるいは年齢と体
重の値から明らかにすることができることが判明している。以下のように、これ
らの関係を表す数学的な関数を開発することができる。本明細書で使用する時に
は、着用者の「特性」はそれ自体が身長もしくは年齢などのその他の特性のよう
な、人体計測特性であってよいことは明らかである。
【0026】 上記説明の関係を決定できる1つの方法は、使い捨ておむつなどの対象物品
のような物品の潜在的着用者の特性及び人体計測の属性に関する情報をまず取得
し、これらの物品の着用者へのフィットに重要なこれらの属性を特定することで
ある。好ましくは、このような情報は潜在的な着用者の代表的集団から取得する
。「代表的集団」とは、人体計測の属性の値の範囲、及びその他の特性の典型を
示す着用者を包含する集団であり、その値及び特性は潜在的な着用者の全体的な
集団で予想され、適切な物品のこのような着用者へのフィットに関連性を有する
ことを合理的に予測することができる。例えば、使い捨ておむつに関連してこの
ような関係を決定する際には、理想的には代表的集団は、このようなおむつを着
用すると考えられる全年齢群を代表する乳児を包含し、さらにその年齢の乳児に
正当に期待される、関連する人体計測の属性及びその他の特性(例えば、ウエス
ト周り、太腿周り、股上、身長、体重)の値の範囲を代表する各年齢群内の乳児
を包含するであろう。さらに、代表集団にはさまざまな人種的背景の乳児、ある
いは特定の地理的領域からの着用者が対象の場合はその領域に関連する人種的背
景の乳児も包含することが理想的であるであろう。あるいは、特定年齢群を代表
する乳児などの上記集団の部分集合を、他の年齢群に対する代表年齢群から推定
するために十分な、他の年齢群の乳児とともに使用することも可能である。集団
の特定部分集合に対する前述の関係及び数学的な関数を決定することを希望する
だけの場合、例えば、1つもしくは2つのおむつサイズだけを着用すると思われ
る乳児の場合は、集団もそれに伴ない限定可能であろう。勿論、所望する結果の
質によって、より少ない、もしくはより多い着用者集団を採用することができる
。関連人体計測の属性の値及びその他の特性に関する情報はしばしば、この集団
を構成する個々の着用者を計測することによって採用した着用者の集団から取得
することもできる。個人の年齢など、値が直接計測できない場合は、この値は一
般的に着用者あるいは着用者の介護人から取得することができる。
【0027】 着用者の物品のフィットに重要な人体計測の属性に関する情報は、例えば、
実際に前述の集団にこのような物品を着用してもらい、このような属性と関連さ
せてフィットを評価することによって取得することができる。フィットに重要な
人体計測の属性は観察、計測、もしくは着用者あるいは着用者の介護人からフィ
ードバックを取得することから特定することができる。あるいは、当業者には既
知であるように、フィットに重要な人体計測の属性を特定するために使用可能な
史料が存在することが多々ある。前述の説明のように、使い捨ておむつの場合、
おむつの形状に関わらず、着用者のウエスト周り、太腿周り、股上が、フィット
に重要な人体計測の属性として考えられることが判明している。
【0028】 フィットに重要な人体計測の属性を特定し、これらの属性の値及びその他の
着用者特性の値を着用者のある集団から取得した後、これらの人体計測の属性の
値と、その他の特性との間の関係を潜在的に開発し、数学的に定義することがで
きる。このような関係の開発を試みる前に、特定の着用者特性が、あるフィット
に重要な人体計測の属性と数学的に有意義な形で関係している可能性を、定性的
に評価することが望ましい。そのような能性があると性質的に明らかである特性
は、以下に説明するように、その後、関係決定の重点となるために選択されるこ
とができる。少なくとも2つの着用者特性が選択されるべきである。好ましくは
、選択した特性は「消費者にやさしい」値、つまり、一般の消費者がおそらく知
りたいであろう値、または、特定潜在的着用者に関して簡単に確認可能な値を有
するものとなる。使い捨ておむつの場合、このような消費者にやさしい値には、
着用者の年齢、身長及び/あるいは体重を包含できる。
【0029】 フィットに重要な人体計測の属性の値と2つ以上の選択された着用者特性の
値との関係を決定することは、このような人体計測の属性のそれぞれの値と、選
択された着用者特性の値との関係を数学的に表す数学的関数を開発することによ
って達成されるであろう。市販の曲線フィット及び/または表面フィット用コン
ピュータソフトウェア、及び適切な人体計測の属性及び前述の着用者集団から取
得した選択された特性の値を使用して、数学的関数を生成し、それを、選択され
た着用者特性の値の関数として、フィットに重要な人体計測の属性の値を予測す
るために使用してもよい。この過程は、対象のフィットに重要な人体計測の属性
それぞれに関して数学的関数が作成されるまで繰り返すことができる。たとえば
、数学的関数を生成し、着用者のウエスト周りを、着用者の身長値と体重値の関
数として予測するために使用し、及び別の数学的関数を生成し、着用者の太腿周
りを着用者の身長値と体重値の関数として予測するために使用してもよい。当業
者には理解されるように、関数はテストし、予測結果を実際のデータと比較して
、この関数の信頼性が容認できるかどうかを判定できる。信頼性が容認できない
場合は、曲線フィット、もしくは表面フィット用ソフトウェアのパラメーターを
調整して、より信頼性の高い予測を提供する関数を取得するか、別のフィットに
重要な人体計測の属性及び/またはその他の着用者特性の組合せを選択し、さら
に信頼性の高い関数を取得するよう試行するために用いることができる。使い捨
ておむつのフィットに重要な3つの人体計測の属性を予測する数学的な関数が(
身長と体重、または年齢と体重の選択された特性の値の関数として)次の実施例
の項に示されている。より年齢の高い子供、もしくは大人におけるこれらの人体
計測の属性を予測するその他の数学的な関数、または同一あるいはその他の選択
された着用者特性の関数としての他のフィットに重要な人体計測の属性を予測す
る関数を、同様のやり方で確認してもよい。
【0030】 一度開発してしまえば、前述の数学的関数によって、消費者といった人が、
好ましくは知っている、あるいは簡単に確認できる少なくとも2つの選択された
潜在的な着用者の特性値から、基本的なフィットに重要な着用者の属性の値を判
定できる。次に、これによって、適切にフィットするサイズ情報と、他の着用者
特性に関する情報との関連付けを開発する際に、このような属性を考慮すること
ができる。しかしながら、衣類、使い捨ておむつ、及びその他の吸収性物品は一
般的に着用者のフィットに影響する可能性のある各種形状で販売されているため
、このような関連付けの開発時には、フィットに重要な人体計測の属性を考慮す
ることに加えて、対象の特定物品の形状も考慮することが望ましい。一例として
使い捨ておむつは、フィットに影響するウエスト、脚部、及び/またはサイドパ
ネルの伸長性や、固定メカニズム等が異なる各種形状が現在販売されている。
【0031】 物品の形状は、対象形状を有する物品の各種サイズを、好ましくは潜在的着
用者の該当集団に試着してもらい、前述のフィットに重要な人体計測の属性と、
その形状の物品がこのような特性の特定値を有する着用者にどの程度のフィット
するかとの関係を開発することによって考慮してもよい。例えば、所定形状及び
所定サイズの使い捨ておむつを、乳児が集団で試着し、各幼児のフィットに重要
な人体計測の属性値を計測し、乳児へのおむつのフィットをランク付け、人体計
測の属性値に関連付けてもよい。この場合該当集団には、体重が、テストするお
むつサイズの典型的な推奨体重範囲内にある乳児や、範囲に近いが範囲外の乳児
で、このような体重の乳児のその他の選択した特性及びフィットに重要な人体計
測の属性の広範な値を表す乳児を包含してもよい。その他の該当集団の選択に関
する配慮については本明細書において先に説明されている。適切な形状の使い捨
ておむつのその他のサイズの試着を同様のやり方で行うことができる。次に説明
するように、試着の代替として、正規化されたフィットに重要な属性情報を採用
して、衣類、使い捨ておむつ、もしくは吸収性物品の形状を考慮することができ
る。
【0032】 前述の試着フィット範囲は、観察、計測、もしくは着用者、あるいは着用者
の介護人からフィードバックを取得することによって決定することができる。ラ
ンク付けは対象形状を有する物品の全体的なフィットに基づいて行い、物品の性
質によっては、ウエスト、股、太腿周り、あるいはその他の部位などの選択部位
でのフィットのランク付けを詳細に行うことができる。形状固有のフィット範囲
付けと、先に形状に関わらずフィットに重要であると判断された人体計測の属性
値との関係を開発することもできる。例として、全体的なフィット範囲付けを、
その範囲へと導いたフィットに重要な人体計測の属性それぞれの値と比較するこ
とができ、また属性値と特定形状及びサイズの物品の全体的なフィットランクと
の間に明らかにされた関係を直線回帰、もしくはその他の適切な関係分析を使用
して比較することができる。別の例では、特定部位での物品のフィット具合を、
特定のフィットに重要な人体計測の属性値、及び特定の属性値とその部位におけ
る物品のフィット具合との間とで明らかにされた関係と比較することができる。
これらの関係は次にフィットに重要な人体計測の属性の値に基づいてフィット範
囲を予測するために採用することができる。
【0033】 選択された着用者特性の組合せ値と、このような特性の特定値を保有する着
用者に適切にフィットする所定物品のサイズとの関連付けは、前述の数学的関数
、前述のフィット範囲付けの関係及び、望ましくは次に説明するような、全体的
なフィット範囲付け式の組み合わせを採用することによって決定できる。特に、
2つ以上の選択された着用者特性の値を該当する数学的関数に入力して、該当す
るフィットに重要な人体計測の属性の予測値を決定することができる。予測人体
計測の属性値は、次に、その属性に関連するフィット範囲付けに関係する入力と
して使用して、その個別特性の値に基づいて対象のサイズ及び形状を有する使い
捨ておむつ、もしくはその他の吸収性物品のフィット範囲を予測することができ
る。好ましくは、この過程は少なくとも1つ以上の他のフィットに重要な属性の
値に基づいたフィット範囲を決定するために反復する。
【0034】 予測フィットランクが、それぞれのフィットに重要な人体計測の属性の値に
基づいて決定された後、これらの個別のフィット範囲を組合せた個別属性範囲の
関数として、全体的なのフィット範囲を予測するために開発された式に入力して
もよい。属性範囲の関数の組み合わせとして使い捨ておむつの全体的なフィット
を予測するために使用可能な、全体的なフィット範囲付け式の組み合わせを次の
実施例の項において説明する。例の式には、特定人体計測の属性に関連するフィ
ットランクへの多少の重みを付与し、消費者史料を検討する段階で開発された裁
定に基づいている、重み係数を含む。しかしながら、他の重み係数、または異な
る、もしくは等しい重みを個別の属性範囲に付与する係数も使用可能である。
【0035】 全体的なフィット範囲付け式の組み合わせからの結果が「よくフィットして
いる」を表わすと判断された場合は、このランクに関連するサイズの該おむつま
たはその他の吸収性物品は、前述の数学的関数に入力された、選択された特性の
値を有する着用者にとってのフィットという点で適切であるとみなされる。全体
的なフィット範囲を判定する過程を、該当おむつもしくはその他の物品のその他
のサイズ用に開発したフィット範囲付けの関係を使用して繰り返すことができる
。式に従うと、全体的なフィット範囲の最良の組合せを産み出すサイズは、選択
された着用者特性の前述の値を有する着用者にとっての最も適切にフィットする
と予想されるサイズとみなすことができる。その後、選択された着用者特性のこ
れらの値と、選択された着用者特性のこれらの値を保有する着用者にとって適切
にフィットすると予測される所定物品のサイズの同一性との間に関連付けを行う
ことができる。
【0036】 数学的関数、フィットランク関係及び全体的なフィット範囲付け式の組み合
わせを採用する前述の過程は、このような着用者特性の他の値を使用して、この
ような特性の複数の値、あるいは値の範囲と、適切な物品の適切にフィットする
サイズの同一性との間に関連付けが明らかにされるまで繰り返すことができる。
当業者にとっては明白であるように、前述の工程の多くは、これらの工程を比較
的有効な方法で完了することのできるコンピュータを使用するなどして自動化す
ることができる。また、過程は消費者、もしくは介護人にとって個人的に重要な
特定要因を包含あるいは強調するように修正することもできるが、全体的に集団
としては重要性が低い(つまり、システムは、適切な物品を効率良く鑑定するの
を助けるために、ユーザーもしくは消費者によってカスタマイズ可能である)。
【0037】 本発明のさらなる態様においては、正規化されたフィットに重要な属性を採
用することができる。正規化されたフィットに重要な属性は、潜在的着用者のフ
ィットに重要な、人体計測の属性及び使い捨ておむつまたはその他の吸収性物品
の関連形状属性の両方を考慮している。このような正規化したフィットに重要な
属性が開発された後は、所定サイズで、特定形状属性値を有するおむつもしくは
その他の吸収性物品が、特定の人体計測の属性値を有する着用者にどの程度ぴっ
たりとフィットするかを、そのサイズと形状の物品を潜在的着用者に試着させる
ことなく予測することができる。正規化されたフィットに重要な人体計測の属性
を用いることによって、形状属性及び/または着用者の人体計測の属性値を変化
させることができ、このような変化のフィットへの影響は試着することなく予測
、評価することができるという利点もある。
【0038】 正規化されたフィットに重要な人体計測の属性は、前述のように(使い捨て
おむつなどの)対象物品の種類に関する潜在的な着用者のフィットに重要な人体
計測の属性を最初に特定し、次に関連物品の形状属性を考慮することによって開
発することができる。例えば、ウエスト周りが特定種類の吸収性物品のフィット
に重要な人体計測の属性と特定された場合は、物品の関連形状属性を物品のウエ
スト開口部の周囲、特定の周囲でウェスト開口部に存在する引張力(もしある場
合には)、ウエスト付近の前幅、もしくは後幅等を包含してもよい。特定のフィ
ットに重要な人体計測の属性及び特定物品形状属性との間の関係を特定した後、
フィットに重要なこの関係を定義することができる。前述の正規化されたフィッ
トに重要な人体計測の属性はこれらの定義された関係を組み込むことができる。
使い捨ておむつの場合は、開発済みの正規化されたフィットに重要な人体計測の
属性には、潜在的着用者のウエスト周りに対して対象のおむつ形状のシャーシ後
部の伸張した幅の単位なしの率、潜在的着用者の太腿周りに対するおむつ脚部開
口部寸法の単位なしの率、及び/または潜在的着用者の股上値に対するおむつの
シャーシの有効ピッチの単位なしの率が包含される。これらの正規化されたフィ
ットに重要な人体計測の属性の詳細な説明が次の実施例の項に示されている。
【0039】 正規化されたフィットに重要な人体計測の属性が開発された後は、正規化さ
れた属性と吸収性物品フィット範囲との関係を決定することができる。正規化し
た属性値は着用者の人体計測の属性の値、及び関連物品形状属性の値によって変
わるので、正規化した属性値の範囲は、予測される潜在的着用者の人体計測の属
性値範囲を表す着用者集団に、特定形状の物品の試着を行うことによって、また
は着用者のより少ない集団で一定範囲の形状属性値を表す各種形状の物品の試着
を行うことによって、もしくは、理想的に潜在的な人体計測の属性値の予測範囲
を表す着用者の集団で各種形状の物品の試着を行うことによって、フィットに相
対して評価することができる。該当集団の選択に関する配慮事項については本明
細書において先に説明している。特定の、正規化された属性の値に関連させるこ
とができるフィット範囲は、観察、測定、または試着時に着用者、もしくは着用
者の介護人からフィードバックを取得することによって決定することができる。
フィット範囲はおむつ、もしくはその他の物品の全体的なフィットに基づいて設
定したり、または選択された部位のフィットの範囲に分類することもできる。例
えば、全体的なフィット範囲は、その範囲に導く特定の正規化されたフィットに
重要な属性の値や、フィットに重要な属性値と全体的なフィット範囲との間で明
らかになっている関係と比較することができる。あるいは、特定部位の物品のフ
ィット具合は、特定の正規化された属性の値、及び特定属性の値と該部位の物品
のフィット具合との間で明らかになっている関係と比較することができる。これ
らの関係は、当業者には理解されるように、フィット範囲の曲線フィット及び正
規化された属性値情報等を用いて、数学的に定義することができる。数学的に定
義された関係は、次に、適切に正規化されたフィットに重要な人体計測の属性の
値に基づいた物品のフィット範囲を予測するために採用することができる。
【0040】 前述のフィット範囲の関係が定義された後、2つ以上の選択された着用者特
性の値と、このような特性の特定値を有する着用者に適切にフィットする特定形
状属性を有する使い捨ておむつまたはその他の吸収性物品のサイズとの関連付け
は、先に説明した方法と同様の方法で決定することができる。特に、2つ以上の
選択された着用者特性それぞれの値を、先に説明したように該当する数学的関数
に入力し、該当するフィットに重要な着用者の人体計測の属性の予測値を決定す
ることができる。この予測着用者人体計測の属性値は、次に、対象サイズの吸収
性物品に適した形状属性値と組合せて採用し、該当の正規化されたフィットに重
要な属性の値を決定することができる。正規化されたフィットに重要な属性値は
、次に、2つ以上の選択された特性の値を有する潜在的着用者に相対するサイズ
及び形状などを有する吸収性物品のフィット範囲を予測するための、適切なフィ
ット範囲への入力として使用することができる。好ましくは、この過程は少なく
とも1つ以上の他の正規化したフィットに重要な人体計測の属性の値に基づいた
フィット範囲を決定するために反復する。
【0041】 予測フィット範囲が該当する正規化されたフィットに重要な人体計測の属性
の値に基づいて決定された後は、個別の正規化された属性のフィット範囲を組合
せた関数として、全体的なフィット範囲を予測するために開発された式にこれら
の値を入力してもよい。幼児のおむつの全体としてのフィットを予測するために
、組合され正規化された属性範囲の関数として使用可能な全体的なフィット範囲
付け式の組み合わせを、次の実施例の項において説明する。先に説明したように
、例の式には、特定の正規化された属性に関するフィット範囲に多少の重みを付
与する重み係数が含まれる。しかしながら、他の重み係数、または異なる重み、
もしくは等しい重みを個別の正規化された属性範囲に付与する係数も任意に使用
可能である。
【0042】 全体的なフィット範囲付け式の組み合わせからの結果が「よくフィットして
いる」を表わす範囲内と判断された場合は、この範囲に関連するサイズ及び形状
の物品は、前述の数学的関数に入力された、選択された特性の値を有する着用者
にとってのフィットという点で適切であるとみなされる。物品のその他のサイズ
形状属性値を使用して、個別の及び全体的なフィット範囲の組み合わせを決定す
る過程を繰り返すことができる。式に従って全体的なフィット範囲の最良の組合
せを産み出すサイズは、選択した着用者特性の前述の値を保有する着用者にとっ
て最も適切にフィットすると予想されるサイズとみなすことができる。その後、
選択した着用者特性のこれらの値と、これらの値を有する着用者にとって適切に
フィットすると予測される所定物品のサイズの同一性との間に関連付けを行うこ
とができる。
【0043】 先に説明し、当業者には認識されるように、正規化したフィットに重要な属
性を採用したサイズ評価に関連する前述の工程の多くはコンピュータを使用して
自動化することができ、このような工程を比較的効率よい方法で完了させること
ができる。また、この過程は介護人にとって個人的に重要な特定要因を包含ある
いは強調するように修正することもできるが、全体の集団としては重要性が低い
(つまり、過程は、ユーザーもしくは消費者が適切な物品を効率良く同定するの
を助けるためにカスタマイズ可能である)。
【0044】 (実施例) 方法 以下に、少なくとも2つの選択された着用者特性の値と、このような特性の特
定値を有する着用者に適切にフィットするという点で最も適した使い捨ておむつ
のサイズとの間の確実な関係、または関連付けを決定するために使用することが
でき、本発明の装置を作成するために使用することができる方法の一例を示す。
該方法は潜在的着用者の3つの基本的な人体計測の属性を考慮している。
【0045】 各種サイズ及び形状の使い捨ておむつが、典型的なおむつ着用年齢の幼児を
代表する、比較的大きい集団を対象に試着された。テストした集団は、身長、体
重及びその他の乳児のサイズ属性など、各年齢群内の広範な人体計測の属性値を
保有する乳児を包含した。人体計測の属性値は、乳児一人一人を計測することに
よって取得し、計測値には典型的に乳児のウエスト周り(臍の位置で計測)、太
腿周り(できるだけ股に近い位置で計測)、股上(幼児の臍から腰の曲線部つま
り、腰の部分までを股を経由して計測した距離)を包含する。各乳児の年齢、身
長、体重、及びそれぞれの乳児のおむつのフィット具合を包含するその他の特性
に関する情報も一般的に評価され、記録された。このような試着の結果を検討し
、特定のおむつの形状に関係なく、乳児の3つの人体計測の属性の値が使い捨て
おむつのフィットに特に重要であると判断された。すなわち、乳児のウエスト周
りの値、太腿周りの値及び股上の値である。
【0046】 乳児の適切なサイズのおむつを選択するためにサイズ特定の指針を望んでい
るであろう消費者といった人は、一般的に、乳児のウエスト周りの値、太腿周り
の値及び股上の値を知らないので、これらの3つの人体計測の属性値を他の既知
の乳児の特性の値から予測するために使用可能な数学的な関数を開発するため、
他の幼児の特性に関する情報を検討した。3つの数学的な関数が開発され、これ
は乳児のウエスト周りの値、太腿周りの値及び股上の値を、その乳児の身長と体
重から妥当に予測した。これらの数学的関数はイリノイ州シカゴのSPSS,I
NC.から販売されているTABLECURVE(登録商標)3D表面フィット
ソフトウェアを使用して開発された。
【0047】 特に、前述の試着から取得した乳児のウエスト周り(単位:ミリメートル)
、身長(単位:ミリメートル)、体重(単位:キログラム)の値を表面フィット
ソフトウェアに入力し、乳児のウエスト周りの値をこの乳児の身長と体重から推
測するためにこのソフトウェアを使用して次の関数が開発される。
【0048】 ウェスト=118.0067+(−0.00011684217x身長
+(127.41322x体重0.5 ) 乳児の太腿周り(単位:ミリメートル)及び股上(単位:ミリメートル)の
値を予測するための関数も同様に開発され、それらは次のとおりである。
【0049】 太腿=30.784119+(−0.017102501x身長xLn身長
)+(102.85894x体重0.5 )。ここで、Ln身長は身長の自然対
数である。
【0050】 股上=26.656202+(31237.426/身長)+(123.4
5999xLn体重)。ここで、Ln体重は体重の自然対数である。
【0051】 他の着用者属性と特性との間の予測関係を決定することが望ましい場合は、
代替の数学的関数を開発することも可能であることに注意されたい。例えば,本
発明の開発中に、。これらは乳児のウエスト周り、太腿周り及び股上の値をその
乳児の年齢(月数)と体重の値から妥当に予測する次の数学的関数が開発される
【0052】 ウエスト=98.643532+(−5.8876682x(Ln年齢)
)+(122.73184x体重0.5 )。ここで、Ln年齢は年齢の自然対
数である。
【0053】 太腿=−10.988874+(−11.654004x年齢0.5 )+(
101.49005x体重0.5 )、 股上=81.440137+(−9.4998293xLn年齢)+(12
7.46251xLn体重)。ここでLn年齢は年齢の自然対数であり、Ln体
重は体重の自然対数である。
【0054】 前述の関数の開発の際に、数学的に予測した結果と実際のデータを比較し、
ソフトウェアパラメータを調整し、関数の信頼性と結果としての予測を改善する
ため、得られた関数を再度実際のデータと比較した。上記の特定された数学的関
数はこの過程を反映し、信頼性の高い結果を提供すると考えられる。しかしなが
ら、これらの関数は例に過ぎず、他の選択された着用者特性の値から、フィット
に重要な人体計測の属性値の確実な予測を提供するため、他の数学的関数を開発
することもできる。
【0055】 上記説明の数学的関数を開発後、適切なサイズ特定情報を必要とする形状を
有する使い捨ておむつが試着された。試着には、対象の形状を有する特定サイズ
(例えばサイズ3)のおむつを使用した。これらのおむつは、選択されたサイズ
及び形状のおむつの典型的な推奨体重範囲内の乳児を代表する体重値を有する乳
児と、推奨範囲外だが推奨範囲に合理的に近い体重の乳児でテストされる。乳児
は、多様な身長、体重及びその他の身体サイズ属性の値などの広範な人体計測の
属性、及びその他の特性値を代表するように選択される。人体計測値は、ウエス
ト周り、太腿周り、股上の値を包含する、それぞれの幼児について記録された値
から取得する。乳児の年齢、身長、体重等のその他の選択された特性の値も記録
される。各幼児のそれぞれの介護人(一般的には親)に、次のバイラテラルスケ
ールに従って乳児の(着用したサイズ及び形状の)おむつの全体的なフィットを
評価、つまり、「範囲付け」するように依頼する。
【0056】 全体的なフィット +2大きすぎる +1幾分大きい 0丁度よい −1幾分小さい −2小さすぎる 線形回帰分析を使用して、テストしたサイズ及び形状のおむつの全体的なフ
ィット評価の結果(以後「フィット範囲」と称す)と乳児のウエスト周りとの線
形関係が開発される。線形関係によって着用者のウエスト周りの値からフィット
範囲を予測することができる。フィット範囲と乳児の太腿周りの値との間、及び
フィット範囲と乳児の股上との間における他の線形関係も開発される。前述の試
着及び全体的なフィット評価過程は、対象の特定形状を有するおむつのその他の
サイズに関しても、それらのサイズのフィット範囲を取得し、このようなフィッ
ト範囲と乳児のウエスト周り、太腿周り、及び股上との間の関連する線形関係を
開発するために繰り返される。図8は、線形回帰分析を使用して、フィット範囲
と着用者の人体計測値との間の関係を開発する例を示す。チャート801は、介
護人のフィット範囲(縦軸)とフィットに重要な人体計測の属性(横軸)を示す
。チャートの個々の点804は、乳児の人体計測の属性と−2から+2までの尺
度に基づく一人の介護人によるフィット範囲を表す(点804は重なった点をよ
り見やすくし、実際の分布を正確に示すため、+/−0.125単位で無作為に
調整した)。関係805は点804を介しての線形フィットであり、「平均的な
」介護人の所定人体計測の属性に対するフィット範囲を表す。この関係は、人体
計測の属性軸を均一な区分に分割し、平均フィット範囲とその区分内の分布を計
算し、これらの点を通る連続曲線を生成することによって、生成することも可能
である。人体計測の属性の目標は、関係805のフィット範囲ゼロを産み出すこ
とになる身体計測属性値806である。特定のフィットに重要な人体計測の属性
の「丁度よい」範囲808は、介護人のフィット範囲(縦)軸の−0.5から+
0.5までの範囲である。線形関係が開発され、本例で使用されているが、より
上位の多項式関係等の他の妥当な関係も開発、使用することが可能である。
【0057】 次にチャートを、縦軸を標示して、あるいは着用者特性の「身長」を特定し
て構成した。縦軸にはおむつを着用する年齢の乳児の予想される身長値、横軸に
は着用者特性「体重」を特定し、横軸にはおむつを着用する年齢の乳児の予想さ
れる体重値を包含した。該チャートは、軸付近の四角のマトリックスを形成する
格子も包含した(本明細書で使用する時、「四角」は長方形も対象とする)。四
角が空白のチャートが図3に示されている。マトリックス内の個々の四角に関連
付けた身長及び体重の値は、次に縦軸に身長を配置し、マトリックス内の個々の
四角の場所に対応する横軸上の体重値によって決定する。マトリックス内の個々
の四角に関連付けた身長及び体重は、次に前述の数学的関数に入力され、ウエス
ト周り、太腿周り、股上の対応する関数予測値を取得した。3つの人体計測の属
性のこのような関数予測値が各四角から取得できるまで、この過程は繰り返され
た。図の四角の寸法は横軸の端が2ポンド、縦軸の端が2インチであるがこれに
限定されることはなく、チャートに必要な解像度によって、増加率は大きく、あ
るいは小さくしてもよい。
【0058】 チャートマトリックスの各四角のウエスト周り、太腿周り、及び股上の関数
予測値の決定後、評価済みの特定サイズ(サイズ3等)のおむつに関して開発さ
れた前述の線形フィット範囲の関係を使用して、特定の四角に関するそのサイズ
のおむつの3つの対応するフィット範囲を予測した。先に説明したように、範囲
が0に近いほど、予測したフィットが良くなり、「丁度よい」というフィット予
測に対応する+0.5から−0.5までの範囲にランクされた。特定の四角の3
つのフィット範囲は、次に、組合せた3つのフィット範囲全ての体重関数として
予測するために開発した式に組合せた全体的なフィット範囲を入力する。異なる
式では異なる重みが使用されているが、全体的なフィットを予測するための組み
合わせが使用され、効果があると判明した式は、次のとおりである。
【0059】 組合せた全体的なフィット=(0.342x(ウエスト周りのフィット範囲
)+(0.279x(太腿周りのフィット範囲))+(0.379x(股上のフ
ィット範囲)) 前述の該式の重み係数は、過去のおむつ試着情報の最小2乗法分析を使用し
て決定した。全体的なフィット式の組み合わせが評価対象のサイズのおむつに関
して+0.5から−0.5までの範囲のランクを特定四角に対して予測した場合
、このサイズのおむつは、特定四角に関連付けた身長及び体重特性の値を保有す
る潜在的着用者に適切にフィットすると判断される。しかしながら、このような
潜在的着用者に最も理想的にフィットすると予測されるサイズを決定するために
、特定の四角と相対して組合せた全体的なフィット範囲を決定する過程を、他の
サイズのおむつ用に開発された線形フィット範囲の関係を使用して繰り返す。こ
の式によって、最良に組合された全体的なフィット範囲(ゼロに最も近い範囲)
を産み出すサイズが、特定四角に関連付けた身長及び体重特性の値の組合せを有
する乳児にとって最も適切なサイズであり、次にこの特定四角がそのサイズであ
ると特定される。
【0060】 前述の過程は、各四角が最も適切にフィットするおむつサイズと特定される
か、組合された全体的なフィット範囲が、考慮したどのおむつサイズも特定四角
に関連付けられ特性を有する着用者には適切にフィットしないと予測するまで、
チャートのマトリックスの各四角に対して繰り返される。あるいは特定四角に関
連付けた特性を有する幼児が存在しない場合は、この特定四角はどのおむつサイ
ズにも特定されない。完全なチャートの例が図1及び図2に示されている。
【0061】 正規化されたフィットに重要な人体計測の属性 上記の説明のように、正規化されたフィットに重要な人体計測の属性は、潜
在的着用者のフィットに重要な人体計測の属性と、物品の1つの関連形状属性ま
たは複数の形状属性の両方を考慮しており、開発した後は所定サイズで、特定形
状属性値を有する物品が、潜在的着用者がそのサイズ及び形状の物品を試着する
ことなく特定人体計測の属性値を有する着用者にどの程度フィットするかを予測
するために使用できる。次に、使い捨ておむつに関して使用するために開発され
た、正規化されたフィットに重要な人体計測の属性の三つの例について説明する
。すなわち、潜在的着用者のウエスト周りに対する後部の伸張した幅の単位なし
での率(以後「体ラップパーセント」と称する)、潜在的着用者の股上値に対す
るおむつのシャーシの有効ピッチの単位なしでの率(以後「臍から背中までの率
」と称する)、及び潜在的着用者の太腿周りの値に対するおむつの脚部開口部の
寸法の単位なしでの率(以後「脚部伸張パーセント」と称する)である。関数は
フィット範囲に対する正規化されたフィットに重要な人体計測の属性に関する消
費者のテストから生成される。これらの関数は人体計測の属性値のあらゆる集合
に対して、及びフィット範囲を決定予定のあらゆる製品のサイズに対してフィッ
ト範囲を予測するために有効である。これは正規化されたフィットに重要な属性
を計算し、関数に入力することによって達成される。各正規化されたフィットに
重要な属性の目標値は、該関数においてフィット範囲がゼロになる値である。こ
れは図8に示されたものと同様のチャートに示され、横軸は図8に示されたフィ
ットに重要な人体計測の属性ではなく、正規化されたフィットに重要な属性であ
り、関数805は消費者のフィット範囲に対する正規化されたフィットに重要な
属性に関連させることによって生成される。この特定の正規化されたフィットに
重要な属性の目標値は、該関数においてフィット範囲がゼロになる値である。
【0062】 体ラップパーセント 「体ラップパーセント」は潜在的着用者のウエスト周りに対する(おむつの
サイドパネルの伸びつまり「伸張性」がある場合には、それを包含する)おむつ
のシャーシの後部の幅値の単位なしでの率であり、次の式で表すことができる。
【0063】 体ラップパーセント=(後部シャーシ幅+(2xサイドパネルの伸び))/
着用者のウエスト周り 図5において、「後部シャーシ幅」は、対象のおむつシャーシ501の後部
の幅の値であり、(テープファスナなどの)おむつのファスナ503がシャーシ
の後部においておむつサイドパネル507の外側の長手方向縁部505のそれぞ
れと交差する各位置の間の、シャーシの後部を横切る、図5に示された距離「X
」を測定または計算することによって決定することができる。両サイドパネル5
07間のおむつシャーシの後部は、距離「X」を測定する際には伸張されている
が、サイドパネル507に伸長性がある場合は、(伸長性がある場合)伸長性は
「サイドパネル伸長性」値に考慮されているので、伸長していない。おむつの後
部ウエスト区域に、収縮性の伸張パネルなどの収縮性の弾性特徴がある場合は、
距離「X」は収縮前の後部ウエストの元の幅まで完全に伸張させて測定する。「
サイドパネルの伸び」は、(存在する場合)おむつシャーシ501の各サイドパ
ネル507、が典型的におむつを当てた状態でどの程度の距離伸びるかを示す値
であり、サイドパネルの伸張特性に対する力及び、(消費者もしくはその他の介
護人などから)おむつを着用者に当てた際にサイドパネルに付与される平均的な
力を測定することによって決定することができる。着用者のウエスト周り」は臍
位置で測定される対象の潜在的着用者のウエストの周囲の値である。すべての値
はミリメートルなどの一貫した単位で決定される。
【0064】 臍から背中までの率 「臍から背中までの率」(もしくは「NTB率」)は潜在的着用者の股上値
に対するおむつのシャーシの有効ピッチ(長さ)値の単位なしの率であり、次の
式で表すことができる。
【0065】 NTB率=シャーシの有効ピッチ/着用者の股上 「シャーシの有効ピッチ」は、おむつを着用したときの対象おむつのシャー
シの側部両末端部間の平均長の値である。平均長値は、着用者の該当集団が対象
おむつの試着中にこの長さを測定することによって直接決定することができる。
あるいは、図6A及び6Bを参照して、平均長の値を計算することもできる。例
えば、図6Aは、説明のために着用者におむつを当てる前の四角形状のおむつシ
ャーシ601の概要の平面図を示したものである。図6Aのおむつシャーシは、
側部両末端部間609の長さ「L」、及び着用前の股部でのシャーシの長手方向
両端部605間の股幅は「W」を有する。図6Bは、説明のために、着用者にお
むつを当てた後の、「着用済みの」すなわち、平均的な着用者の股の幅に対応す
る狭まった股幅「W’」をシャーシ601の股部にフィットさせた(幼児の平均
股幅の妥当な予測値は約38mmと考えられている)おむつシャーシ601の概
要の平面図を示したものである。図6Bに詳細に示されているように、おむつの
シャーシは着用時に着用者の股部にフィットさせると狭まるので、側部末端部間
の長さは収縮し、「着用時」の長さ「L’」を効果的に減少させる。「有効なお
むつ長」、「L’」は次の式によって計算することができる。すなわち、有効な
おむつ長=(L −(W−W’)0.5 。当業者には明白であろうが、
対象のおむつシャーシが長手方向末端部に股部のくびれを含む場合は、くびれが
深ければ深いほど有効おむつ長「L’」は非着用時のおむつの長さ「L」に近く
なる。「着用者の股上」は、股を経由して測定した対象の潜在的着用者の臍から
背中の腰部曲線部(腰のくびれ)までの距離である。すべての値はミリメートル
などの一貫した単位で決定される。
【0066】 製品のフィット範囲を正規化された属性を用いて決定する製品の吸収性コア
のパラメータが、NTB率対フィット範囲関数を生成するために使用した該製品
のコアパラメータと異なる場合は、「NTB率目標」とNTB率対フィット範囲
関数を調整して異なる吸収性コアパラメータを取り込むべきである。吸収性コア
パラメータは股部を経由した製品のフィット感に影響するので、これは重要であ
る。コアパラメータは、幼児の股部での吸収性コアの幅「CCW」、及び幼児の
股部での吸収性コアの厚み「CCT」(図7、図7Aに示されている)である。
(コアの測定は小売パッケージから取り出した製品で、未着用または汚れていな
い製品において実施すべきである。)NTB率目標は、該関数でフィット範囲ゼ
ロとなるNTB率値である。該関数は新たなNTB率目標、「NTB率目標(新
)」がフィット範囲ゼロとなるように調節すべきである。「NTB率目標(新)
」は、最初に所定製品サイズの対象幼児の股上「TIR(サイズA)」を決定す
ることによって計算することができる。「NTB率目標(新)」は、一つは元の
製品であり、もう一つは正規化された属性を用いてフィット範囲を決定し、コア
パラメータが異なる製品といった、2つの同一サイズの製品を使用して計算すべ
きである。NTB率目標はいずれかの製品サイズの同一値の単位なしの属性であ
る。
【0067】 TIR(サイズA)=有効おむつ長(元のサイズA)/NTB率目標(元の
製品) 次に、2つの製品のコア調整済ピッチ「CAP」を決定する。一つの製品は
、元のNTB率目標の「NTB率目標(元のサイズA)」と関数を生成する際に
使用された元の製品「CAP(元のサイズA)」である。もう一つの製品は、フ
ィット範囲が正規化された属性を用いて決定され、異なるコアパラメータ「CA
P(新サイズA)」を有する製品である。
【0068】 CAP=((TIR(サイズA)+CCW+2xCCT) +(W−W’)0.5 変数CAP、CCW、CCT、Wは各製品に固有である。変数TIRは各製
品サイズに固有である。
【0069】 NTB率目標(新)=NTB目率標(元)×(CAP(新サイズA)/CA
P(元サイズA)) 「NTB率目標(新)」がフィット範囲ゼロを生み出すように、関数をNT
B率軸に平行に曲線を移動することによって調整する。「NTB率目標(新)」
及び新たな関数は、コアパラメータが計算に使用された製品に類似している製品
のサイズであれば、どのサイズでもフィット範囲を決定する際に有効である。こ
のような調整は図9のチャート901に示されており、ここで、軸902はNT
B率軸であり、点906はNTB率目標(元)、軸903はフィット範囲軸であ
る。NTB率目標(新)909が新しい関数910においてフィット範囲ゼロと
なるように、関数905はNTB率軸902に平行に移動する。
【0070】 脚部伸張パーセント 「脚部伸張パーセント」は、潜在的着用者の太腿周りに対する、(存在する
場合、おむつのレッグカフ及びサイドパネルの伸びつまり「伸縮性」を包含する
)おむつの脚部開口部寸法の単位なしでの率であり、次の式で表すことができる
【0071】 脚部伸張パーセント=おむつの脚部開口部寸法/着用者の太腿周り 図7において、「おむつの脚部開口部寸法」値は次の式に従って対象のおむ
つに関して決定することができる。すなわち、おむつの脚部開口部寸法=AB+
(カフ収縮パーセントxBC)+CDである。図7では、おむつは長手方向中心
線782及び横断方向中心線780を有する。また、図7には、異なる物品から
特定測定値を取り出す方法をよりよく説明するために、シャーシ701に接合し
た2つの代表的なサイドパネル707と717が示されている。サイドパネル7
07と717の正確なサイズ及び形はいかなる制限ともみなすべきでない。
【0072】 前述の式の「AB」は、図7のおむつシャーシ701の点「A」と点「B」
との間の距離であり、ここで点「A」は、ファスナ703の長手方向内側末端部
がサイドパネルと出合うおむつのサイドパネル707の長手方向末端部715で
あり、点「B」は点「A」から角度750で引いた線が、おむつレッグカフゴム
711(おむつの内側にバリアカフも具備されている場合は、レッグカフゴム7
11は外側のレッグカフゴム)から同じ方向に延びる線と交差する点である。角
度750は横断方向中心線780(または長手方向中心線780と平行な線75
7)と点EとFとの間に引いた線755との間の角である。点Eはサイドパネル
の長手方向末端部715の長手方向内側の隅である。図7に示すように、サイド
パネル707の下端部716が、サイドパネル長手方向末端部715から物品の
長手方向末端部705(右上隅)までの距離の少なくとも半分が直線である場合
、点「F」は物品の長手方向末端部705と、サイドパネル707の長手方向内
側末端部716から連続している直線との交点である。そのため、測定した場合
、線分ABは線分EFと平行になるはずである。
【0073】 サイドパネル717の長手方向内側末端部718が、サイドパネル長手方向
末端部715と物品の長手方向末端部705(図7の右上隅)までの距離の少な
くとも半分が直線でない実施態様では、点F’はサイドパネル717とおむつシ
ャーシ701の長手方向末端部705との交点である。このような場合、角度7
52は、横断方向中心線780(または長手方向中心線780と平行な線758
)と点E’と点F’の2点間に引かれた線分760との間の角度であり、ここで
点E’はサイドパネル長手方向末端部715の長手方向内側隅である。該式のA
’B’は、おむつシャーシ701の点A’と点B’との間の距離であり、ここで
点A’は、ファスナ703の長手方向内側末端部がサイドパネル717と出合う
、おむつのサイドパネル717の長手方向末端部715上の点であり、点B’は
点A’から角度752で引いた線が、おむつレッグカフゴム711からおむつレ
ッグカフゴム711と同じ方向に延びる線と交差する点である。そのため、測定
した場合、線分A’B’は線分E’F’と平行になるはずである。(一重引用符
つまり「プライム」を包含する文字で示された変数は、等式及び本明細書に開示
されたプライムを包含しない文字指定変数に対応させるためものであり、プライ
ム記号を包含する該変数は、単に測定した物品の別の実施態様から取得した値を
特定するために使用しているに過ぎないことは当業者には明白であろう。このた
め、例えば、「おむつ脚部開口部寸法」値は、元の指定された文字変数に代入す
る変数のそれぞれのプライムを使用する、前述の式と同一の式、つまり、おむつ
開口部寸法=A’B’+(カフ収縮パーセントxB’C’)+C’D’)に従っ
てサイドパネル構造を有する対象の物品に関して決定することができる。
【0074】 伸張性があるがある場合は、点「A」及び点「B」との間の距離を決定する
際にサイドパネル707、もしくはサイドパネル717の伸張性を考慮すべきで
ある(換言すれば、点「A」及び点「B」との間の距離にはサイドパネル707
もしくはサイドパネル717の「使用中」の伸張量を包含すべきである)。サイ
ドパネル707もしくはサイドパネル717の「使用中」の伸張量は、サイドパ
ネルの伸張性に対する力の特性と、おむつを着用者に当てる際にサイドパネルに
かかった(消費者もしくは他の介護人などの)平均的な力を決定することによっ
て計算することができる。「BC」はおむつシャーシ701上の前述の点「B」
と点「C」間の距離であり、ここで点「C」はおむつ前部のおむつレッグカフゴ
ム711の終点である。図7に示すように、おむつシャーシは距離「BC」が決
定された時には平らに展開しているので、レッグカフゴム711は幾分伸張する
であろう。「CD」はおむつシャーシ701上の前述の点「C」と点「D」間の
距離であり、点「D」は、着用者への典型的な着用の最中、前述の点「A」がフ
ァスナ703をおむつ前面に固着された後の位置を表す。(固着後のサイドパネ
ル及びファスナの位置は図7に極めて細い線で示されており、着用者におむつを
当てる際にサイドパネルに典型的にかかる力,及びサイドパネルの伸張性に対す
る力の特性に関する情報から決定される)。
【0075】 「カフゴム収縮パーセント」は、図7に示すように伸張した状態から解放さ
れ、おむつシャーシの長手方向末端部705が収縮可能になった時のレッグカフ
ゴム711の収縮パーセントである。対象のおむつの「カフゴム収縮パーセント
」を決定する一つの方法は、まず長手方向末端部705近くのシャーシ701の
ストリップを切り取ることによって決定することができ、このストリップはレッ
グゴム711及びシャーシ全長を包含する。シャーシストリップの各末端部は次
に、インストロンマシンのそれぞれの顎に配置され、シャーシストリップが完全
に伸張するまで顎は引き離される(ストリップの完全に引き伸ばされた長さは図
7で平らに展開した時のシャーシ701の長さ「L」に対応するはずである)。
インストロンマシンの顎は次にシャーシストリップを緩めることができるように
、インストロンマシンのシャーシストリップによって顎部分にかかる後退力がゼ
ロを示すまで、他方の顎に向けて移動させる。後退力がゼロに達したときに、シ
ャーシストリップが後退したパーセントがストリップ後退パーセントとして記録
される(幼児のおむつから取り出したストリップは典型的には25パーセントか
ら35パーセントまでの後退パーセントを示す)。「カフ収縮パーセント」は、
前述の寸法「BC」と「L」を使用して、次の式に従って計算する。すなわち、
カフ収縮パーセント=(BC−(ストリップ収縮パーセント/100xL))/
BCである。
【0076】 要するに、前述のおむつ脚部開口部の寸法に決定された値は、裂けたり、お
むつの収縮状態を越えてレッグカフゴム711が伸張することなく、太腿周りの
値と等しい、着用者にフィットするであろう脚部開口部のサイズを表す。「着用
者の太腿周り」の値は、股にできるだけ近い部分を測定した、対象の潜在的着用
者の太腿周りである。本開示によって当業者には認識されるように、100%よ
り大きい「脚部伸縮パーセント」値(つまり、「おむつ脚部開口部寸法」値が「
着用者の太腿周り」の値を超過する場合)は、脚部開口部においておむつの潜在
的な引き裂きの可能性があり(フィットが悪くなる)、100%よりも「脚部伸
縮パーセント」値が大幅に少ない場合(つまり、「着用者の太腿周り」の値が「
おむつ脚部開口部寸法」値を大幅に超過する場合)は、脚部周りのおむつの引張
がこのような着用者にとって過剰となる(また潜在的にフィットも悪くなる)。
この点で、対象のおむつによって腿部かかる引張に関する情報を活用した、正規
化された属性を採用し、脚部伸縮パーセントの代替とすることもできる。
【0077】 本明細書において既に説明しているように、前述の正規化された属性の値と
フィット範囲との間の関係を決定することができ、これは最終的に、特定の人体
計測の属性値を有する着用者に適切にフィットする、対象の形状属性を有するお
むつのサイズを予測するために使用できる。
【0078】 本発明の特定の実施態様及び/または特徴が説明されているが、本発明の精
神と範囲から逸脱することなく様々な変更及び変形が可能であることは、(本明
細書に記載の)当業者にとっては明白であることを理解すべきである。さらに、
このような実施態様及び/あるいは特徴の全ての組み合わせが可能であること、
又これにより本発明を好ましく実施できることも明らかである。したがって、記
載された請求項において、本発明の精神と範囲内にある全てのそのような変更及
び変形を包含しようとするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 サイズ決定ガイドの平面図である。
【図2】 別のサイズ決定ガイドの平面図である。
【図3】 空白のサイズ決定ガイドの平面図である。
【図4A】 サイズ決定ガイド回転盤の平面図である。
【図4B】 サイズ決定ガイド回転盤の各構成要素の平面図である。
【図4C】 サイズ決定ガイド回転盤の各構成要素の平面図である。
【図4D】 サイズ決定ガイド回転盤の各構成要素の平面図である。
【図5】 おむつの簡素化した平面図である。
【図6A】 未着用おむつシャーシの簡素化した平面図である。
【図6B】 着用済おむつシャーシの簡素化した平面図である。
【図7】 おむつの簡素化した平面図である。
【図7A】 図7の線A−Aについてのおむつの断面図である。
【図8】 特定フィット範囲と着用者属性の関係を示す簡素化したグラフ
である。
【図9】 特定フィット範囲と着用者属性の関係を示す簡素化したグラフ
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ブレット、ダレン、サイツ アメリカ合衆国オハイオ州、ウェスト、チ ェスター、ターミガン、コート、8599 (72)発明者 ゲイリー、ディーン、ラボン アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 モントゴメリー、ロード、ナンバー80、 10555 (72)発明者 デイビット、マイケル、ワイリッチ アメリカ合衆国オハイオ州、ウェスト、チ ェスター、グレイ、フォックス、ドライ ブ、8287 Fターム(参考) 4C098 AA09 CC10 CC12 CC14

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品の潜在的な着用者に適する吸収性物品の少なくともひ
    とつのサイズを特定するための装置であって、 吸収性物品のサイズ情報、 少なくとも一つの着用者特性値を包含する第1着用者特性、 少なくとも一つの第2着用者特性値を包含する第2着用者特性、及び 吸収性物品のサイズ情報と第1着用者特性及び第2着用者特性の組合せとの
    間の関連付けであって、該関連付けにより着用者に適切にフィットすると予測さ
    れる吸収性物品の適切なサイズを特定する関連付け、を備えた装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置であって、該吸収性物品のサイズが
    少なくとも第1または第2着用者特性値の一定範囲をカバーする適切なサイズの
    吸収性物品であることを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の装置であって、チャート、グラフ
    、表及び一覧からなる群より選択される装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の装置であって、該装置は、 吸収性物品サイズ情報、及び 第1着用者特性を特定する第1軸及び第2着用者特性を特定する第2軸、を
    含むチャートを有する装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の装置であって、装
    置のユーザーが、少なくとも第1着用者特性もしくは第2着用者特性の一つの値
    を該装置に入力でき、これにより該着用者に適切にフィットすると予測される物
    品の適切なサイズを特定することを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の装置であって、装
    置の少なくとも一部分が梱包材、店内表示材料、広告材料、及び販売促進材料か
    らなる群から選択される媒体に表示される装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の装置であって、装
    置の少なくとも一部分は電子媒体あるいは印刷媒体に表示される装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の装置であって、装
    置がワールドワイドウェブのぺージに表示される装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の装置であって、該
    吸収性物品が使い捨ておむつである装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の装置であって、
    該第1着用者特性が身長であり、該第2着用者特性が体重であるか、または該第
    1着用者特性が年齢であり、該第2着用者特性が体重であるような装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の装置であって
    、該関連付けが、該第1着用者特性値と該第2着用者特性値との関係の少なくと
    も一部に、及び該吸収性物品の潜在的着用者の、少なくとも2つの異なるフィッ
    トに重要な人体計測に関わる属性のそれぞれの少なくとも一つの値に基づく装置
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の装置であって、該吸収性物品の潜在
    的着用者の、少なくとも2つの異なるフィットに重要な人体計測に関わる属性は
    、ウエスト寸法と股上寸法を包含する装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の装置であって
    、該関連付けが、該第1着用者特性値と該第2着用者特性値との関係の一部に、
    及び該吸収性物品の潜在的着用者の、少なくとも3つの異なるフィットに重要な
    人体計測に関わる属性のそれぞれの少なくとも一つの値に基づく装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の装置であって、該吸収性物品の潜在
    的着用者の、少なくとも3つの異なるフィットに重要な人体計測に関する属性は
    、ウエスト寸法、太腿寸法、股上寸法を包含する装置。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至14のいずれか一項に記載の装置であって
    、該関連付けが、少なくとも該第1着用者特性値と該第2着用者特性値との関係
    の一部に、及び少なくとも2つの異なる正規化したフィットに重要な属性のそれ
    ぞれの少なくとも一つの値との関係に基づく装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の装置であって、少なくとも2つの異
    なる正規化したフィットに重要な属性が、体ラップパーセントとNTB比率を包
    含する装置。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至16のいずれか一項に記載の方法であって
    、該第1着用者特性と該第2着用者特性との組合せと、該サイズ情報との間の該
    関連付けを決定するために使用する重み係数に影響する情報を、ユーザーが入力
    できる方法。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至17のいずれか一項に記載の方法であって
    、該第1着用者特性と該第2着用者特性との組合せと、該サイズ情報との間の該
    関連付けを決定するために使用する属性目標に影響する情報を、ユーザーが入力
    できる方法。
  19. 【請求項19】 対象とする物品の着用者にとって適切にフィットすると
    予測される物品のサイズを特定するための方法であって、 a.それぞれが値の範囲を有する、第1着用者特性および第2着用者特性を
    選択するこのように、潜在的着用者に適切にフィットする使い捨ておむつ工程と
    ; b.第1着用者特性の値の範囲の少なくとも一部と第2着用者特性の値の範
    囲の一部との組合せと、対象着用者に適切にフィットすると予測される吸収性物
    品サイズとの間の関連付けを開発する工程と; c.対象着用者に適切にフィットすると予測される吸収性物品のサイズを特
    定するための情報を提供するための関連付けを採用する工程を含む、方法。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の方法であって、工程(b)の該関連
    付けは、1以上のフィット等級と、該第1着用者特性の値の範囲の少なくとも一
    部及び該第2着用者特性の値の範囲の少なくとも一部の組合せとの間の第2関連
    付け、及び該対象着用者に適切にフィットすると予測される該吸収性物品サイズ
    の1以上のフィット等級同士の間の第3関連付けから開発される、方法。
  21. 【請求項21】 請求項19に記載の方法であって、該第2関連付けが、
    1以上のフィットに重要な人体計測に関する属性と、該第1着用者特性の値の範
    囲の少なくとも一部及び該第2着用者特性の値の範囲の少なくとも一部の組合せ
    との間の第4関連付け、及び、1以上のフィットに重要な人体計測に関する属性
    と1以上のフィット等級との間の第5関連付けから開発される、方法。
  22. 【請求項22】 請求項19に記載の方法であって、情報が視覚的あるい
    は聴覚的に提供される方法。
  23. 【請求項23】 前記請求項19に記載のチャートであって、物品がおむ
    つカバー、下着、あるいは水着であるチャート。
  24. 【請求項24】 請求項19に記載の方法であって、さらに、 対象着用者が保有する第1着用者特性値または第2着用者特性値の、少なく
    とも一つを測定するための測定装置の提供を含む方法。
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