JP2003529413A - 照明付ピボット式伏在静脈レトラクター - Google Patents

照明付ピボット式伏在静脈レトラクター

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JP2003529413A
JP2003529413A JP2001552804A JP2001552804A JP2003529413A JP 2003529413 A JP2003529413 A JP 2003529413A JP 2001552804 A JP2001552804 A JP 2001552804A JP 2001552804 A JP2001552804 A JP 2001552804A JP 2003529413 A JP2003529413 A JP 2003529413A
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elongated
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surgical retractor
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エバンス,ダグラス・ジェラルド
ホーランド,ドナ・ディマルコ
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Genzyme Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 血管の上面から皮下組織を切り離すのに照明付レトラクターを用いる場合に、伏在静脈のような血管と皮下組織との間の空間内の皮下の手術野を照明するための照明付き外科用レトラクターであって、前記照明付き外科用レトラクターは、第1細長部と、前記第1細長部と切り離し可能に接続されている第2細長部とに、鋭角でピボット式に接続されているハンドル部材を有しており、第2細長部の一部は、照明入力端部を形成し、照明入力端部は光源と光学的に連結されているので、第2細長部が実質的に照明されるようになっており、第1細長部の近位端部にはシュラウド部材が配置され、介在する組織を切断し易くしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、概括的には脈管採取に関し、厳密には、冠状バイパス処置、又は脈
管又は組織を採取する必要のある他の様式の処置のような、外科的処置を支援す
る、解剖器具の作業空間を作り出すための新しく且つ有用な照明付レトラクター
(retractor)に関する。
【0002】 本発明は、1998年5月1日出願の米国特許出願番号第09/071,78
6号の同時継続出願であり、両出願は共に本出願の譲受人に譲渡されている。
【0003】
【従来技術】
ある種の外科的処置では、患者から血管の一部を摘出して、その患者の別の部
位に使うか、或いは別の患者に移植する必要のあるときがある。例えば、伏在静
脈又は橈骨動脈の一部を取り出して、血液を心臓に供給する冠状動脈に置き換え
る冠状バイパス手術に使うことがある。老齢化や病気の結果、冠状動脈が、血小
板沈着、狭窄、又はコレステロールによって遮断されることがある。ある場合に
は、これらの遮断状態は、血管形成術、アテレクトミィ又はステント配置で処置
でき、冠状バイパス手術は必要とされない。冠状バイパス手術は、これらの処置
方法が使用できないか、行った結果、遮断された動脈を修復できなかった場合に
必要となる。
【0004】 冠状バイパス手術では、身体のどこか他から血管が採取され、大動脈と、遮断
点の先の冠状動脈との間に移植される。患者自身の静脈か動脈を使えば移植後に
拒否反応の起こることがないので、バイパス手術を受ける患者から取った血管を
使用するのが好ましい。伏在静脈は、通常、直径が3から5mm(冠状動脈とほ
ぼ同じ)で、冠状バイパス手術に使うのに適した血管であるため、冠状動脈のよ
うな小さな動脈に置き換える際には、脚部の伏在静脈が最も普通に使用される。
また、脚部の静脈システムは十分に冗長にできているので、伏在静脈を除去した
後は、脚部に残っている別の静脈が血流を戻す十分な働きをする。腕部の頭部に
近い静脈も、しばしば代わりに使われる。更に、冠状バイパス手術に使うのに容
易にアクセスできることから、橈骨動脈を代わりに使うケースが増加してきてい
る。
【0005】 心臓及び脈管手術での移植の際に長い伏在静脈を取り出すための従来型の内視
鏡式でない手術法では、患者の脚部の鼠径部から膝又は足首まで1つの長い切開
を行って伏在静脈にアクセスできるようにするため、医療補助者が必要である。
代わりに、医療補助者が幾つかの長い切開を行う場合は、1つ又はそれ以上の小
さな皮膚の架橋部が切開の線に沿って形成される。静脈の処置は最小にしなけれ
ばならないが、静脈は接続している組織から離さなければならないので、ある程
度の力を掛けなければならない。静脈を露出させた後、医療補助者は、指で静脈
を掴み、周囲の組織を解剖鋏又は掻爬器具で剥ぎ取る。医療補助者は、指及び/
又は鈍刃解剖具を使って静脈を周囲の組織から分離する。小さな皮膚架橋部の下
に到達するため、医療補助者は皮膚をレトラクターで持ち上げ、切り裂いて静脈
を自由にする。静脈が、周囲の組織及び伏在静脈に注ぎ込む支流静脈から完全に
分離されたら、医療補助者は静脈の近位端部と遠位端部を切断して静脈を脚部か
ら取り出す。取り出した後、血管は移植部位への移植へ向けて準備され、脚部の
切開部位は、例えば縫合又はホチキスで閉じられる。
【0006】 従来型の内視鏡式でない血管採取手術の最大の欠点は、血管採取手術それ自体
が非常に外傷性であるということである。冠状動脈バイパス手術の場合、伏在静
脈の取り出し手術は、外科医が患者の胸を開く直前に、外科看護士又は医療補助
者によって行われる。従って、手術のこの部分もタイムリーに行って、外科医団
を拘束し外科医を待たせることのないようにしなければならない。不都合なこと
に、血管採取手術は、患者にとってしばしば最も厄介な部分となる。単数又は複
数の長い切開は、内側リンパ束や各種神経を損傷する危険性、及び長く伸びる手
術部位そのものの感染の危険性を含んでいる。従って、脚部は、非常に痛みを伴
うのに加えて、回復が遅く、或いは、特に、四肢の循環機能が弱い患者では完全
には回復しないこともあり、結果的に、患者が手術から回復するのを妨害するこ
とにもなりかねない。従って、血管採取手術は、できうる限り最小の、即ち侵襲
性の低いやり方で行うことが望ましい。
【0007】 侵襲性最小の血管採取のためのある方法では、内視鏡制御式の血管採取システ
ムを使用している。長く切開する方法とは対照的に、医療補助者は、近位腿部、
膝関節付近、そして恐らくは内踝に、2、3の小さな切開を施すだけでよい。こ
の様な侵襲性最小の、即ち内視鏡式の血管採取は、外科分野では既知である。内
視鏡又は腹腔鏡を通して器具を見るか、又は内視鏡からのビデオ画像を見て、医
療補助者は、通常、内視鏡のルーメンを通して導入されているグラスパで、伏在
静脈を掴んで保持する。静脈の周りから付帯している組織を切り離した後、静脈
は結紮され、切断され、内視鏡のルーメンを経由して取り出される。代わりに、
静脈が内視鏡のルーメン内に引き込まれる際に、内視鏡を静脈の長さに沿って操
作して、静脈の側分岐が出てくる度にそれを結紮し切断するようにしてもよい。
内視鏡による採取法は周囲の組織をそのままに残し、視認状態下で血管を調えて
取り出すことができる。
【0008】 上記の内視鏡式血管採取法には幾つかの欠点がある。第1に、内視鏡式又は腹
腔鏡式方法では、医療補助者又は外科看護士が、内視鏡、腹腔鏡又は内視鏡から
のビデオ画像によって供給される歪んだ光景を通して器具と手術野を見なければ
ならない。これは、手術野を裸眼で実際に見る代わりとするには粗末すぎる。第
2に、第1の欠点とも関係するが、この方法を実施する際には、見えるのが内視
鏡の直ぐ前の区域に限定されるために、伏在静脈及び側分岐の視認性に限界があ
る。第3に、このタイプの内視鏡が作り出す皮下空間内の照明は、内視鏡の遠位
端で直接放射される光に限られる。このタイプの手法に関するもう1つの欠点は
、内視鏡本体の外縁部は、伏在静脈の側分岐に出会ったら、それを結紮して切断
するまでは、伏在静脈の幹に沿って前進できないので、伏在静脈の側分岐が内視
鏡の操作性を制限することである。一旦自由になれば、次の側分岐に出会うまで
、内視鏡は操作することができる。更に、このタイプの内視鏡、即ちルーメンを
有する内視鏡を利用する方法は、内視鏡本体の側壁が作業器具を限られた区域に
拘束するので、非常に制限された作業空間を提供するということが分かっている
。このため、この手法を安全且つ効率的に実行するために、かなりの慣熟曲線が
存在する。従って、内視鏡式血管採取法に付き物の欠点を克服する手法を使用す
ることが望まれる。
【0009】 内視鏡式方法の欠点を克服する、血管を採取するための別の侵襲性が低い技法
では、医療補助者は、近位腿部、膝関節付近、そして恐らくは内踝に、2、3の
小さな切開を施す。このアプローチは、切開部間の組織を持ち上げることによっ
て、幾つかの長い皮膚架橋部を作り出す。皮膚架橋部の下に到達するため、医療
補助者は、皮膚をレトラクターで持ち上げて血管を露出させる。血管を露出させ
た後、医療補助者は、指及び/又は鈍刃解剖具を使って血管を周囲の組織から分
離する。レトラクターは、周囲の組織を切開する助けとなる何らかの手段を有し
ていて、外傷並びに処置に必要な時間を限られたものとするのが望ましい。静脈
血管が、周囲の組織及び伏在静脈に注ぎ込む支流静脈から完全に分離されたら、
医療補助者は静脈の近位端部と遠位端部を切断して静脈を脚部から取り出す。取
り出した後、血管は移植部位への移植へ向けて準備され、脚部に設けられた2、
3の小さな切開部位は、縫合又はホチキスで閉じられる。血管の解体が医療補助
者の指及び/又は鈍刃解剖具で行われるので、この技法は内視鏡式方法よりもタ
イムリーに行うことができる。この代替技法は、侵襲性の低い技法であり、上に
述べた内視鏡式方法と同じように、手術の危険性と複雑さを最小にする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
この技法は、切開及び結紮器具の動きと作業空間が制限され、内視鏡、腹腔鏡
又は内視鏡からのビデオ画像により提供される光景が制限され歪んでいるという
内視鏡式方法の欠点を克服している。しかし、欠点が1つ残っている。先行技術
によるレトラクターを使うと、手術野の照明が十分ではない。侵襲性の低い手法
とするためには、血管採取手法は、基本的に、小さな切開部位の間に残された長
い皮膚架橋部の下で行わなければならない。皮膚架橋部は非常に長いので、当該
技術領域では既知のレトラクターを使って血管の上面から組織を引き離す際に、
血管と皮下組織の間の皮下空間を十分に照明するのは難しい。手術野の照明が不
十分であれば、医療補助者が、自由に操作でき、且つ侵襲性最小の手法の過程の
間に自分自身の視覚を利用して手術野を視覚的に視認できるという利点が損なわ
れる。従って、レトラクターによって作られた皮下空間に照明を当てる手段を提
供して、医療補助者が、レトラクターによって露出された全手術野を効率的に視
認し手術できるようにすることが望ましい。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、先行技術の欠点を克服する。図に示すように、本発明は、照明付レ
トラクターを使って組織を血管から引き離すことにより皮膚架橋部を形成すると
きに、患者の脚部にある伏在静脈のような血管と皮下組織との間の皮下空間を照
明するための照明付レトラクターを提供する。
【0012】 よく考えられた血管を採取するための侵襲性の低い手術では、医療補助者は、
近位腿部、膝関節付近、そして恐らくは内踝に、2、3の小さな切開を施す。こ
の手法は、切開部間に、幾つかの長い皮膚架橋部を作り出すことになる。皮膚架
橋部の下に残る長い血管を露出させるため、医療補助者は、皮膚と皮下組織を照
明付レトラクターで持ち上げる。一旦レトラクターが位置決めされると、医療補
助者は、既存の外部保持装置を使ってレトラクターを支持し、医療補助者が血管
の周りから組織を切り離す間、皮膚架橋部を維持することができる。外部保持装
置は、手術台の側部に取り付けられ、レトラクターのコネクタに取り付けるため
に調節式になっていて、レトラクターを所望の位置に保持できるようになってい
るのが好ましい。
【0013】 照明付レトラクターは、大きな、十分に照明された手術野を提供し、この領域
は、レトラクターが作り出した皮下空間内のレトラクターの実質的脚部に亘って
伸張しているのが好ましい。この様に血管を露出させた状態で、医療補助者は、
自分の指及び/又は鈍刃解剖具を使って血管を周囲の組織から分離する。血管が
周囲の組織及び伏在静脈血管に注ぎ込む支流静脈から完全に分離されたら、医療
補助者は、血管の近位端部と遠位端部を切断して血管を脚部から取り出す。血管
を取り出した後、脚部に設けられた2、3の小さな切開創は、縫合又はホチキス
で閉じられ、血管採取処置は完了する。
【0014】 照明付外科レトラクターは、ハンドル部材、第1細長部、第2細長部を有して
いる。ハンドル部材は、医療補助者が握れる形をしているのが好ましく、第1細
長部の遠位端部で第1細長部にピボット式に接続され、医療補助者が片手で取り
扱えるようになっている。ハンドル部材は、レトラクターを、血管の軸に対して
如何なる所望する角度にでも持ち上げることができるようになっている。その後
でハンドル部材に引張力を加えると、それに対応する引張又は後引力が第1細長
部を経由して皮下組織に掛けられる。この力により、皮下組織が血管を取り巻く
組織から引き離されて、皮下組織の下に皮下空間が作り出される。ハンドル部材
には、更に、ハンドル部材の反対側の端部から伸張する細長ロッドが設けられて
おり、これを使えば、医療補助者がレトラクターを所望の位置まで操作でき、次
にレトラクターを使用可能な手術台保持機構でクランプ又は握持することによっ
て所望の相対位置に固定できるようになっている。
【0015】 第1細長部は、第1細長近位端部、第1細長遠位端部、第1細長外側表面、第
1細長内側表面を有している。第1細長部は、ハンドル部材からの持ち上げ及び
/又は挿入力を患者の皮膚架橋部に伝達するように機能する。同様に、第2細長
部は、実質的に透明であり、第2細長近位端部、第2細長遠位端部、第2細長外
側表面、第2細長内側表面を有している。第2細長部は、本発明の照明の特徴を
具現化するよう機能する。第2細長部の第2細長外側表面は、第1細長部の一部
に対して横方向に滑動可能となっていて、第1細長部と係合し、第1細長部と第
2細長部とが実質的に互いに隣接し、概ね互いに整列するようになっている。こ
こでは、ある要素の近位端部とは、ハンドル部材から離れている要素の端部を指
し、要素の遠位端部とは、本発明の好適な形態のハンドル部材に概ね隣接するか
又はより近い要素の端部を指すものとする。
【0016】 第1細長近位端部は、丸まった形か、又は滑らかに円く尖った形をしていて、
医療補助者の設けた小さな切開創内にレトラクターを押し込んで、皮下組織と採
取対象血管との間の結合組織を通して前方に押し出し、操作できるようになって
いる。加えて、第1細長近位端部上には、ノーズコーン、即ちシュラウド部材が
設けられており、組織を切り離すのを助け、第2細長部の近位端部を、中に収容
して保持するようになっている。シュラウド部材の好適な形態では、第2細長部
の近位端部が、第1細長部の近位端部上のシュラウド部材内に横方向に挿入可能
となっている。シュラウド部材は、第1細長部の近位端部上方に少しの距離上向
きに伸張し、且つ第1細長部の近位端部の僅か下方にも伸張している。シュラウ
ド部材の上側の近位表面は先細となり、第1細長部に対して約45°の角度を向
いて高さの低い延長部を形成して、組織を切り離すのを助け、一方、下側で遠位
方向に伸張する部分は、内側の第2細長部の近位端部を保護し保持している。
【0017】 第2細長部の近位端部は、丸まった形をしているか、或いは滑らかに円く尖っ
た形をしている。第2細長部近位端部の形状は、第1細長部近位端部のシュラウ
ド部材内の凹部の形状と相補的になっているので、レトラクターの近位端部は、
第1及び第2細長部が接合されている場合、レトラクターが小さな切開創内に挿
入され適切な位置へと操作される際には皮下組織の下の結合組織を容易に切り貫
くことができ、且つ、第2細長部の近位端部がシュラウド部材内にしっかりと保
持されるようになっている。更に、第2細長部の近位端部は、使用時には光をレ
トラクターの前方に向けるように形成されているのが望ましい。
【0018】 照明付外科用レトラクターのシュラウド部材の上面には、曲がり切り裂き先端
部が形成され、第1細長部の近位端部で第1細長部から伸張している。この曲が
り切り裂き先端部が付いているので、医療補助者は、採取対象血管の周りの結合
組織の周り及び/又はそれを通してレトラクターを挿入し、操作する際には、シ
ュラウド部材を切り裂き装置として使用することができる。後に述べる様に、こ
の曲がり切り裂き先端部には、面上にセレーションを設けて、処置の間に、組織
を切り裂く助けとし、レトラクターを所望の位置に保持する助けとすることもで
きる。
【0019】 照明付レトラクターの反射品質を強化するために、第1細長部の第1細長内部
表面は鏡面を有しているのが好ましい。又、第2細長部の第2細長内側表面は、
光を所望の角度で前方に屈折する機械加工されたマイクロレンズ表面を有してい
るのが望ましい。代わりに、第2細長部は漸変付点スクリーン面を有していても
よい。第1細長内側表面の鏡面化表面及び第2細長内側表面の機械加工表面は、
照明付レトラクターによって手術野に供給される光エネルギーの光度の損失を最
小にするように作用する。代わりに、第2細長内側表面が反射性となっていて、
照明を第2細長外側表面から外側に向けてもよい。更に、第2細長部は、照明を
第2細長部から前向きに反射して、照明付外科用レトラクター前方の皮膚架橋部
を照明するように構成してもよい。例えば、第2細長部は、一方では必要に応じ
て照明をレトラクターの側方に散乱させながら、光を、第2細長部に対して約1
5°と75°の間、好ましくは約30°と60°の間の前進角度で送るように形
成してもよい。
【0020】 好適な形態のレトラクターは、更に、ハンドル部材と、第1及び第2細長部と
の間に、コネクタを有している。このコネクタは、第1細長部とハンドル部材の
間に設けられたツイスト型の接続具であるのが好ましい。この接続具は、例えば
4分の1回転のような簡単な操作で接続できることが望ましく、医療補助者が皮
膚架橋部を作り出し維持する際には、第1及び第2細長部がハンドル部材に取り
付けられた状態を確実に維持する。コネクタは、又、ハンドル部材を第2細長部
と連結し、光エネルギーが、光源からハンドル部材を通り第2細長部へと確実に
進めるようにする。この光エネルギーは第2細長部を満たし、第2細長部を「光
のパイプ」とする。光エネルギーは、第2細長部から、レトラクターによって露
出された血管と皮下組織の間の皮下空間内に放射される。この様にして、光は、
光源から、光ケーブルを経由し、第2細長部の照明入力端部に供給されるので、
第2細長部は照明され、その結果手術野が照明されることになる。
【0021】 本発明の好適な形態の更なる特徴は、照明付レトラクターの近位端部、即ちヒ
ール部は、第2細長部の遠位端部が作り出す光からユーザーを遮蔽するように形
成されていることである。更に、第1細長部はそのシャフト部に側溝を有してお
り、第2細長部のシャフト状部分をその中に挿入して、必要に応じて、第2細長
部を第1細長部に取り替え可能に取り付けることができるようになっている。本
発明の照明付レトラクターのヒール部のこの他の特徴は、少なくとも第2細長部
のシャフト状部分及び/又は遠位端部の一部は、少なくとも第1細長部のシャフ
ト部及び/又は遠位端部の一部から間隔を空けて配置されており、照明付外科用
レトラクターのこれらの要素の間で発熱が無いようにしていることである。
【0022】 本発明の好適な形態の更なる特徴は、光ケーブルがレトラクターのハンドル部
材内を通っていて、ハンドル部材の一部が、光ケーブルの作る光をハンドル部材
の本体を通して観察できるようになっており、レトラクター用の光源が作動して
いるか否かをユーザーが容易に判断できるようになっていることである。更に、
他の好適な実施形態には、ハンドル部材の頂部で、標準光ケーブルをレトラクタ
ーのハンドル部材内の短い光ケーブルに接続するのに用いられる第2接続部が備
えられているので、ハンドル部材と両細長部材とを、パッケージ化することがで
き、及び/又は別々に消毒できるようになっている。代わりに、光ケーブルは、
ハンドル部材内を通って、必要ならば光源と第2細長部材とを直接接続するよう
にしてもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明は、血管又は所望の組織の上面から組織を引き離すのに照明付レトラク
ターが用いられる場合に、伏在静脈又は橈骨動脈のような血管等と皮下組織との
間の皮下空間を照明するための照明付レトラクターを提供する。
【0024】 図に示すように、本発明は、ハンドル部材20と、第1細長部30と、第2細
長部40と、ツイストコネクタ31とを備えた照明付外科用レトラクター10に
関する。
【0025】 ハンドル部材20は、細長くて、概略円筒形の部材であり、第1上部ハンドル
部材端部22と第2底部ハンドル部材端部24とを有している。ハンドル部材2
0の第2ハンドル部材端部24は、医療補助者が片手でセットアップし使用でき
るように、第1細長部30の遠位端部32の末端であるシャフト部35で、ツイ
ストコネクタ31を経由して第1細長部30と接続されている。レトラクターの
可動性と後引又は引張力の適用との組み合わせが最高となるのは、ハンドル部材
20と第1細長部30との間の鋭角αが、約30から90度の間にあるときであ
り、更に望ましいのは、約45から75度の間にあるときである。ハンドル部材
20は、血管の軸に対してほぼどの様な角度にでもレトラクター10を持ち上げ
るられるようにしてる。従って、ハンドル部材20に上向きの力又は引張力が掛
けられると、第1細長部30を経由して皮下組織に後引力が掛けられ、皮下組織
が第1細長部の第1細長外側表面36によって上方向に引っ張られると、皮下組
織の下に皮下空間又は皮膚架橋部が作られる。この力が掛けられることにより、
血管部分の周囲の組織が分離されて皮膚架橋部が形成され、ユーザーは目標とす
る血管の周囲から組織を切り離すことができるようになる。
【0026】 レトラクター10のハンドル部材20には、更にフィンガーグリップ面23が
設けられているのが好ましく、医療補助者が手で握った場合に、レトラクターを
快適に使用及び操作することができると同時に、より良い触感とフィードバック
が提供されるように造形されていることが望ましい。ハンドル部材は、更に、光
源が作動しレトラクター10が適切にセットアップされていることを視覚的に確
認できるように、窓領域25を有しているのが好ましい。従って、レトラクター
10が照明されているときには、窓領域25も点灯しているので、医療補助者及
び手術団の誰もが、レトラクターが使用中であることを容易に判断できる。本発
明の好適な形態では、窓領域25の照明は、ハンドル部材に窓を設け、光ケーブ
ル27をハンドル部材20の内側を通して敷設し、光ケーブル27の発する光が
窓を通して光るように設えられている。ハンドル部材20には、更に、ハンドル
部材を清掃、再消毒し易くするためフラッシュポート51が設けられているのが
望ましい。
【0027】 ハンドル部材20は、更に、第1ハンドル部材端部22から上方向に細長する
細長ロッド26を備えている。細長ロッド26によって、レトラクター10を当
該技術分野では既知の様々な手術台機構で固定又は保持できるようになるので、
レトラクター10を所望の位置に固定することができる。これらの既知の手術台
機構は、現在、手術野周辺で様々な器具を支持するのに使われており、通常は、
一端が手術台に取り付けられており、ユーザーが、患者及び手術野に対して医療
装置の方向を調節することができるように、1つ又はそれ以上の操作可能なジョ
イントを含んでいる。手術台機構と細長ロッド26とを利用すると、医療補助者
は、レトラクター10を所望の位置へ動かし、所望の相対位置に固定することが
できるようになるので、両手を自由に使って、皮膚架橋部を維持しながら、露出
された血管の切開を行うことができる。
【0028】 本発明の第1ハンドル部材端部22は、更に、第1ハンドル部材端部22から
伸張する光ケーブル27を備えているのが望ましい。本発明の好適な形態では、
光ケーブル27は、可撓性で、ハンドル部材20の近位部上のツイストコネクタ
31から従来型の光源(図示せず)まで伸張している。本発明の別の好適な形態
では、第1ハンドル部材端部22には第2コネクタ54(図8A及び8B)が設
けられており、ユーザーが標準長の光ケーブルをそこに接続し、光ケーブルは従
来型の光源に接続できるようになっている。この実施形態では、光ケーブル27
は、第2コネクタで短ケーブル56に接続され、第2細長部がツイストコネクタ
31で短ケーブル56に接続されている。
【0029】 第2ハンドル部材端部24は、第1細長部30とピボット式に接続されている
のが望ましい。図示のように、第2ハンドル部材端部24上には押圧式のピボッ
トノブ29が設けられ、ハンドル部材20の内側に配置されているヒンジ/ピボ
ット機構を作動させるようになっているのが望ましい。ピボットノブ29を押圧
すると、ユーザーは、第1細長部30をハンドル部材20に対して回転させるこ
とができる。ピボットノブ29が放されると、第1細長部30とハンドル部材2
0とは互いに固定的に保持し合う。本発明の好適な形態では、ヒンジ/ピボット
機構は、第1細長部をハンドル部材に接続する機械的ジョイントを形成し、一方
光ケーブル27又は短ケーブル56は、可撓性で、光エネルギーを通過させるよ
うになっているのが望ましい。従って、第1細長部に対するハンドル部材の相対
回転は、ツイストコネクタを通して行われる、光ケーブル又は短ケーブルと第2
細長部との間の接続には影響を及ぼさない。
【0030】 第2ハンドル部材端部24上には、更に、ツイストコネクタ31が設けられて
いるのが望ましい。本発明の好適な形態では、ツイストコネクタ31によって、
光ケーブル27を通して第2細長部40まで光を送ることができ且つハンドル部
材20と第1細長部30との間が確実に取付けられるような方法で、第1細長部
30及び第2細長部40をハンドル部材20と解除可能に接続できるようになっ
ている。図示のように、ツイストコネクタは、第1細長部とハンドル部材との確
実で迅速な接続に備えたキー及びキー溝構造を含んでいるのが望ましい。更に、
この好適な接続の形態は、これらの部材の抵抗の調節を改善し、シャフト状部分
の光ケーブル又は短ケーブルの端部に対する確実な位置決めを改善する。コネク
タノブ33を押圧して、第1細長部と第2細長部をハンドル部材20に対して少
なくとも4分の1回転させ、キーをキー溝から外すことによって、第1細長部3
0及び第2細長部40は、ハンドル部材20のツイストコネクタ31から迅速に
切り離すことができる。ツイストコネクタ31とコネクタノブ33を使えば、ユ
ーザーは、必要に応じて、異なる第1細長部及び/又は異なる第2細長部を、素
早く且つ容易にハンドル部材20に接合することができる。ハンドル部材と第1
細長部との間のコネクタの好適な形態はツイストコネクタであるとしてここに説
明しているが、光ケーブル及び第2細長部のシャフト状部材が確実且つ作動的に
接続されるのであれば、差込みピン、スナップ又はねじ式の接続のような様々な
接続構造を用いることができると理解されたい。
【0031】 レトラクター10の第1細長部30は、使用中に皮膚架橋部を支持するのに十
分な強度を有する剛体金属又は同様の材料で作るのが望ましい。第1細長部は、
外側表面が皮膚架橋部の形成に役立つように僅かに湾曲している断面を有する長
方形又はブレード状の形状となっているのが望ましい。第1細長部は、更に、第
1細長近位端部34と、第1細長遠位端部32と、第1細長外側表面36と、第
1細長内側表面38と、シャフト部35とを含んでいる。図示のように、第1細
長外側表面36と第1細長内側表面38とは、第1細長部30の近位端部34か
ら第1細長部30の遠位端部32近くの位置までほぼ直線状にに伸張している。
更に具体的には、第1細長部30が第1細長遠位端部32を超えて更に遠くに伸
張するにつれ、第1細長部30は、ほぼ平らな形状から、ほぼ円形に、望ましく
は中空の湾曲したシャフト部35へと漸変している。シャフト部35は、細長コ
ネクタ及びハンドル部材20に対してほぼ直角か又は鋭角を形成するように、円
形の曲がり部を含んでいるのが望ましい。図示のように、シャフト部35は、更
に、長手方向に沿って伸張する側面スロット37を有する円筒形部材であるのが
望ましい。以下、更に詳しく説明するが、側面スロット37は、ツイストコネク
タ31を介して光源を第2細長部に接続するために横方向に挿入される第2細長
部の一部を収容するように形成されている。加えて、以下に詳細に説明するが、
シャフト部35の外側の曲がりは、第2細長部40の遠位部から放射される光か
らユーザーを遮蔽して、組織が血管から切り離されるときに光がユーザーの目に
向かって反射しないようにする働きをする。
【0032】 第1細長近位端部34は、丸まった形か、又は滑らかに円く尖った形をしてい
て、その上にノーズコーン、即ちシュラウド形状の部材39が設けられているの
が望ましい。シュラウド部材39は、医療補助者が作った小さな切開創内にレト
ラクター10を押し込み、前方向に押して、皮下組織と採取しようとする血管と
の間の結合組織を通してうまく操作できるように形成されるのが望ましい。図示
のように、シュラウド部材39は、第1細長外側表面36の長手方向の寸法から
少しの距離上方且つ近位方向に伸張し、好ましくはそこに鈍刃先端面を形成する
上側近位部41を含んでいる。図示のように、鈍刃先端面は、シュラウド部材3
9を組織内に挿入する際の挿入力及び傷を低減するために先細になっているのが
望ましい。シュラウド部材39の上側近位面は、その上側面を横切って横方向に
伸張する複数のセレーション43を含んでいるのが望ましい。
【0033】 シュラウド部材39は、第1細長部の近位端部から下方且つ遠位方向に伸張す
る下側遠位部45を含んでいるのが望ましい。図示のように、シュラウド部材3
9の下側遠位部45は、第1細長内側表面と一緒になって凹部領域47を形成す
るのが望ましい。凹部領域47は、第2細長部40の近位端部の一部を中に収容
し、確実に保持するような形状になっている。シュラウド部材39の幅及び厚さ
は、組織切り離し処置を支援するために、上側近位部41から下側遠位部45ま
で増大するのが望ましい。
【0034】 第2細長部40は、第2細長近位端部44と、第2細長遠位端部42と、第2
細長外側表面46と、第2細長内側表面48と、シャフト状部分49とを有して
いる。図示のように、第2細長外側表面46と第2細長内側表面48とは、断面
で概ね平坦であることが望ましく、第2細長部40の近位端部44から、第2細
長部40の遠位端部42近くまで伸張している。更に具体的には、第2細長部4
0が第2細長遠位端部42を超えて遠位方向に伸張するに連れ、第2細長部40
はシャフト状部材49へと先細りし、シャフト状部材49は、第1細長部30の
シャフト部35の曲がりと内側寸法と整合するように曲がり、側面スロット37
を通過して収容可能となっている。第2細長部40のシャフト状部材49のこの
曲がり部分によって、第2細長部40のシャフト状部材49と遠位端部42との
間の遷移部を、第1細長部30の遠位端部32とシャフト部35で囲んで、第2
細長部のシャフト状部材49及び遠位端部からのグレア(glare)を最小とし、
シャフト状部材49が曲がってツイストコネクタ31まで伸張する際にシャフト
状部材49を保護することができるようになっている。更に、第2細長部40の
シャフト状部材49は、第1細長部30のシャフト部35の内側表面から離して
配置され、第2細長部を通る光エネルギーからの発熱の可能性を低減するのが望
ましい。第2細長外側表面46及び第2細長内側表面48は、第2細長部40が
シャフト状部材49へと先細になるに連れて、対応して無くなって行く。
【0035】 第2細長部40は、細長で長方形又はブレードの形をした部材であるのが望ま
しいが、第2細長部は1つ又は複数の光ファイバー部材として形成してもよいと
理解されたい。第2細長部は、実質的に透明で、力が掛かると撓み又は変形し、
損傷を受けずに力を受けていない元の形状に戻る能力を保持しながら、破損に対
して高い抵抗力のある利点を有する透明なアクリル樹脂のような透明なプラスチ
ックで作るのが望ましい。しかし、第2細長部40は、ここに記載する様々な形
状で、ガラス又は別の実質的に透明な既知の材料で作ってもよい。
【0036】 第2細長部40の第2細長外側表面46は、好ましくは、第1及び第2細長部
30、40が、それらの実質長に沿って実質的に平行となるように形成される。
第2細長部40は、第2細長近位端部44をシュラウド部材39の凹部領域47
に挿入することにより第1細長部30と接続され、一方、第2細長遠位端部及び
シャフト状部材49が、第1細長部30のシャフト部35内の側面スロット37
内へ挿入され、第1細長部に隣接する第2細長部をしっかりと保持し、光ケーブ
ル27をツイストコネクタ31によって第2細長部40と係合させる。図示のよ
うに、第2細長近位端部44は、シュラウド部材39の凹部領域47内に収容さ
れる大きさのリップ部材50を有しているのが望ましい。更に、細長近位端部4
4は、リップ部材50に隣接する面取り面52を有しているのが望ましい。面取
り面52は、約30度から60度の間の角度であるのが望ましく、約45度の角
度であれば更に望ましく、ヘッドライトと同じ働きをして、光を第2細長部の前
方端からレトラクターの端部を越して投射する。従って、光は、第2細長部から
外方向に、そして面取り面から前方向に送られ、皮膚架橋部内の組織を照明する
のが望ましい。
【0037】 代わりに、第2細長部は、外科分野の通常の技術レベルにあるどの様な既知技
術で第1細長部と接続してもよい。例えば、上記の実施形態ほど望ましいもので
はないが、第2細長外側表面46は、接着剤を使用して、又は当業者に既知の化
学接着手段によって、第1細長内側表面38と化学的に接着してもよい。この化
学接着は、第1及び第2細長部30、40を永久に固定してもよいし、望ましく
は、各細長部30、40を簡単に消毒できるように、第1及び第2細長部30、
40を切り離し可能に接続するのがよい。代わりに、第2細長部が光ファイバー
であれば、光ファイバーは、第1細長部の長手寸法に沿って配置された各種保持
部材でねじ留めしてもよい。
【0038】 第2細長部40の第2細長近位端部44は、丸まった形か、又は、代わりに、
滑らかに円く尖った形である。第2細長近位端部44は、シュラウド部材39の
凹部領域47内にしっかりと収容されるような寸法となっているので、シュラウ
ド部材39と第1細長部が撓んでも、第2細長部が凹部領域から外れることはな
い。
【0039】 先に簡単に述べたように、第1細長部30は、断面が僅かに湾曲しているのが
望ましい。第1細長部30の曲がった断面では、第1細長外側表面36が凸にな
っている。第1細長部30の第1細長外側表面36の凸部断面形状は、レトラク
ター10に引張力が掛かったときに皮下組織と接触する第1細長外側表面36に
は組織を引き裂きかねない鋭いエッジがないので、引き離された組織を不必要に
傷付けるのを防ぐのに役立つ。むしろ、その形状は、第1細長部30によって引
き離された組織に掛けられる力を分散する役に立つ。第1細長部30の第1細長
内側表面38は、第1細長部を更に強化するために、断面が概ね平坦であるのが
望ましい。代わりに、第1細長内側表面は、断面が概ね凹形状であってもよい。
第2細長部40の第2細長外側表面46は、断面が概ね平坦で、第1細長部30
の内側表面38の好適な断面形状と相補的になっているのが望ましい。当業者に
は自明であろうが、第2細長部40の第2細長外側表面46と第1細長部30の
内側表面38との相補的な嵌合が必要な場合は、第1細長内側表面38は断面が
凹形状である必要はないので、第2細長部40の外側表面46は、第2細長外側
表面46を、第1細長部30の内側表面38に対して相補的に嵌合させる殆どど
の様な幾何学断面を有していてもよい。
【0040】 第2細長部40の外側表面46が、第1細長部30の内側表面38と相補的な
形状となっていることを必要とするような制約もない。第2細長部40の幾何学
的断面の形状に関する唯一の制約は、幾何学的断面が、第1及び第2細長部30
と40が望ましくは作動的に相互接続され、互いに相補的になるように、既知技
術を使って、第2細長部40が第1細長部30によって保護されるように選択さ
れなければならないという点である。第1及び第2細長部は、処置に必要最適な
照明を提供しながらも、互いに実質的に平行であれば更に望ましい。
【0041】 レトラクター10の反射の質を高めるために、第1細長部30の第1細長内側
表面38は、鏡面又は反射面を有しているのが望ましい。更に、第2細長部40
の第2細長内側表面48は、光を所望の1つ又は複数の方向に屈折させるために
機械加工されたマイクロレンズ表面を有しているのが望ましい。第1細長内側表
面38の鏡面及び第2細長内側表面48の表面は、照明付レトラクター10によ
って手術野に提供される光度の損失を最小にするように作用する。代わりに、第
2細長内側表面は、第2細長部によって生成される光を第2細長外側表面46を
通して外方向に反射させるために、表面に反射性コーティング又は漸変付点面(
graded dot surface)を含んでいてもよい。更に、第2細長部は、光を特に前方
か又はレトラクターの近位端に向け、照明をシュラウド部材39を越え前方に向
けて、ユーザーが関心の領域を照明するのを支援するように形成してもよい。本
発明の第2細長部は容易に取り外しできるので、ユーザーの必要に応じて、照明
を前方及び/又はレトラクターの片側又は両側へ向けるように形成されている第
2細長部を含む、様々な第2細長部を用いることができる。図示のように、レト
ラクターからの照明は、レトラクター前方約45度の角度であるのが望ましいが
、光のこの前方方位は、レトラクターの長手方向に対して30度から90度の間
に向かうようにしてもよい。同様に、第2細長部は、光をレトラクターから側方
に約15度から90度の間に向けるように形成してもよく、レトラクターに対し
て約45度であれば更に望ましい。
【0042】 光エネルギーは光源から光ケーブル27を通過して、ツイストコネクタ31に
隣接するシャフト状部材49の端部で第2細長部へ入る。図8A及び8Bに示す
別の好適な実施形態では、光エネルギーは、光源から光ケーブルを27経由して
第2コネクタ31を通り、短ケーブル56へ入る。光エネルギーは、短ケーブル
56からツイストコネクタを経由して第2細長部のシャフト状部材へ入る。第2
細長部40のシャフト状部材49は、照明を、第2細長部40の第2細長遠位端
部42へ向け、光エネルギーを第2細長部40へ入れる。光エネルギーは第2細
長部40を満たして、第2細長部40を「光のパイプ」に変える。光エネルギー
は、次に、第2細長部40から、特に、第2細長部の遠位端部と近位端部との間
の第2細長部40の内側表面48から、そして好ましくは第2細長部の近位端部
の面取り面52から放射される。その後、光は、レトラクター10によって露出
された血管と皮下組織との間の皮下空間に向けられる。実質的に第2細長部40
の全長が照明されるので、広く照明の行き届いた手術野は、レトラクター10の
第2細長部40の実質長を拡張する。これにより、医療補助者は、内視鏡視覚装
置で手術野を見る必要なしに、侵襲性の低い方法で静脈を切り出すことができる
ようになる。
【0043】 ツイストコネクタ31は、光ケーブル27を第2細長部40のシャフト状部材
49に連結する。ツイストコネクタ31は、第1細長部のシャフト部35と第2
細長部のシャフト状部材49を収容して、切り離し可能に保持できるようになっ
ており、シャフト状部材49を光ケーブル27に連結し、第1細長部をハンドル
部材20に接続する。この様にして、光は、光源から光ケーブルを経由して第2
細長部40のシャフト状部材49へ伝達されるので、第2細長部40が照明され
ることになる。
【0044】 レトラクターを結合組織の中及びその周りで操作する際に、結合組織を切り離
し易くし、レトラクター10に掛けられる力をより効率的に利用するために、本
発明のこの好適な形態は、第1細長部30の近位端部34と接続されている上側
近位部41を有する曲がり先端部として機能するシュラウド部材39を用いてい
る。シュラウド部材39の上側近位部41は、第1細長部30の近位端部34か
らの単なる延長部として機能する。図示のように、シュラウド部材39の上側近
位部41は、僅かに曲がった先端の長手方向軸を含み、第1細長部の長手方向軸
に対して鈍角を形成するのが望ましい。この鈍角は、95度から175度の間で
あればよく、約160度であるのが望ましい。
【0045】 図示のように、シュラウド部材39の上側近位部41は、丸まった形か、又は
滑らかに円く尖った形をしていて、医療補助者の設けた小さな切開創内にレトラ
クター10を押し込んで、皮下組織と採取対象血管との間の結合組織を通して操
作できるようになっているのが望ましい。シュラウド部材39の上側近位部41
の外表面には、複数の切り出しセレーション43が設けられている。これらの各
セレーション43は、シュラウド部材39の上側近位部41の長手方向寸法に対
し、実質的に直角に向いているのが望ましい。セレーション43は、シュラウド
部材39の上側近位部41に対して、上記の直角以外の角度に配置してもよいと
考えられる。また、セレーション43は、レトラクターのこの部分の組織把握能
力を高めるために、連続的な角度で配置して、図形的に連続したセレーション4
3を形成することも考えられる。その一例は、矢の先端を第1細長部40の近位
端部34に向けた複数の矢型又はV字型のセレーション43を使うことである。
【0046】 シュラウド部材39の上側近位部41の目的は、シュラウド部材39の上側近
位部41に、切り出しセレーション43で必要な切り出し作業を行わせることに
よって、医療補助者が、レトラクター10に掛かる力を切り出し力に変換するの
を助けることである。レトラクター10を用いて、血管採取処置に必要な解剖の
ある部分を達成することによって、医療補助者は、侵襲性の低い方法で処置を行
いながらも、外科処置をより迅速に遂行できるので、手術時間が削減され、手術
から患者に対する外傷の可能性を取り除くことになる。
【0047】 以上、本発明を、血管を採取する際の利用を例にとって説明してきた。当業者
には、本発明が、侵襲性を最小とした手術野の照明が必要な、他の侵襲性最小の
外科処置にも利用可能であることは明らかであろう。更に、本発明は、その好適
な実施形態の特定の詳細事項を例にとって説明してきたが、そのような詳細事項
は、上記特許請求の範囲の記載事項に含まれる場合を除いて、本発明の範囲に関
する制限とみなされることを意図したものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による照明付レトラクターの好適な形状を示す斜視図である。
【図2】 本発明による照明付レトラクターの好適な形状を示す拡大側面図であり、分か
り易くするために光ケーブルを取り外した状態を示している。
【図3】 本発明による照明付レトラクターの好適な形状を示す斜視図であり、分かり易
くするために光ケーブルを取り外した状態を示している。
【図4】 本発明による、アッセンブリ途中の照明付レトラクターの好適な形状を示す斜
視図であり、ハンドル部材が第1細長部に対して90°の角度に向き、分かり易
くするために光ケーブルを取り外した状態を示している。
【図5】 本発明による照明付レトラクターの分解斜視図であり、ハンドル部材が第1細
長部及び第2細長部から分離され、分かり易くするために光ケーブルを取り外し
た状態を示いている。
【図6】 本発明による照明付レトラクターの好適な形状を示す斜視図であり、分かり易
くするために光ケーブルを取り外した状態で、第1細長部と第2細長部の底面を
示している。
【図7】 図7A、図7B、図7Cは、本発明の第1細長部と第2細長部の好適な形状を
示す斜視図であり、第1細長部と第2細長部の間の関係を示している。
【図8】 図8A、8Bは、本発明による照明付レトラクターの別の好適な形状を示す拡
大側面図であり、標準光ケーブルをハンドル部材内の短い光ケーブルに接続する
ためのコネクタが、ハンドル部材の上端部に取り付けられている状態を示してい
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C060 EE30 MM25

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ハンドル部材端部と第2ハンドル部材端部とを有するハ
    ンドル部材と、 第1細長近位端部と、第1細長遠位端部と、前記第1細長近位端部から前記第
    1細長遠位端部近くまで伸張する第1細長内側表面とを有する第1細長部であっ
    て、前記ハンドル部材の前記第2ハンドル部材端部は、前記第1細長部の前記第
    1細長遠位端部とピボット式に接続され、前記ハンドル部材が前記第1細長部と
    調節可能な鋭角を形成するようになっている、第1細長部と、 第2細長近位端部と、第2細長遠位端部と、前記第2細長近位端部から前記第
    2細長遠位端部近くまで伸張する第2細長外側表面と、前記第2細長近位端部か
    ら前記第2細長遠位端部近くまで伸張する第2細長内側表面と、を有する第2細
    長部であって、前記第1及び第2細長部が実質的に並行になるように前記第1細
    長部と接続されている、第2細長部と、を備えており、 前記第2ハンドル部材端部にはピボットコネクタが設けられており、前記ピボ
    ットコネクタは、前記第1細長部と前記ハンドル部材とをピボット式に連結し、
    前記第2ハンドル部材端部は、前記第2細長部を照明源に光学的に連結して、前
    記第2細長部を実質的に照明することができるようになっている、照明付き外科
    用レトラクター。
  2. 【請求項2】 前記第1細長部は、断面で概ね凸形曲線を形成する第1細長
    外側表面を有しており、前記第1細長部の前記第1細長内側表面は、断面で概ね
    平坦な形を形成している、請求項1に記載の照明付き外科用レトラクター。
  3. 【請求項3】 前記第2細長部の前記第2細長外側表面は、断面で概ね平面
    を形成している、請求項1に記載の照明付き外科用レトラクター。
  4. 【請求項4】 第1ハンドル部材端部と第2ハンドル部材端部とを有するハ
    ンドル部材と、 長手方向の寸法及び第1細長近位端部と、第1細長遠位端部と、前記第1細長
    近位端部から前記第1細長遠位端部近くまで伸張する第1細長内側表面と、を有
    する第1細長部であって、前記ハンドル部材の前記第2ハンドル部材端部は、前
    記第1細長部の前記第1細長遠位端部と作動的に接続され、前記ハンドル部材が
    前記第1細長部と鋭角を形成するようになっている、第1細長部と、 長手方向の寸法及び第2細長近位端部と、第2細長遠位端部と、前記第2細長
    近位端部から前記第2細長遠位端部近くまで伸張する第2細長外側表面と、前記
    第2細長近位端部から前記第2細長遠位端部近くまで伸張する第2細長内側表面
    と、を有する第2細長部であって、前記第2細長部は、前記第1細長部の前記長
    手方向の寸法とほぼ整列して、前記第1及び第2細長部が実質的に並行になって
    おり、前記第2細長部は照明出力部を形成している、第2細長部と、 前記第2ハンドル部材端部にはピボットコネクタが設けられており、前記ピボ
    ットコネクタは、前記第1細長部と前記ハンドル部材とをピボット式に連結し、
    前記第2ハンドル部材端部は、前記第2細長部を照明源に光学的に連結して、前
    記第2細長部を照明することができるようになっている、照明付き外科用レトラ
    クター。
  5. 【請求項5】 前記第1細長部は、前記遠位端部と前記ピボットコネクタと
    の間に、シャフト部を有している、請求項4に記載の照明付き外科用レトラクタ
    ー。
  6. 【請求項6】 前記シャフト部は、前記第2細長部の少なくとも一部を実質
    的に取り囲んでいる、請求項5に記載の照明付き外科用レトラクター。
  7. 【請求項7】 前記第2細長部の少なくとも一部は、前記第1細長部の少な
    くとも一部によって取り囲まれている、請求項4に記載の照明付き外科用レトラ
    クター。
  8. 【請求項8】 前記第1細長部にはシュラウド部材が設けられており、前記
    シュラウド部材には凹部領域が設けられ、前記第2細長部の少なくとも一部を中
    に収容するようになっている、請求項4に記載の照明付き外科用レトラクター。
  9. 【請求項9】 第1ハンドル部材端部と第2ハンドル部材端部とを有するハ
    ンドル部材と、 第1細長近位端部と、第1細長遠位端部と、前記第1細長近位端部から前記第
    1細長遠位端部近くまで伸張する第1細長内側表面と、を有する第1細長部であ
    って、前記ハンドル部材の前記第2ハンドル部材端部は、前記第1細長部と接続
    され、前記ハンドル部材が前記第1細長部と鋭角を形成するようになっている、
    第1細長部と、 第2細長近位端部と、第2細長遠位端部と、前記第2細長近位端部から前記第
    2細長遠位端部近くまで伸張する第2細長外側表面と、前記第2細長近位端部か
    ら前記第2細長遠位端部近くまで伸張する第2細長内側表面と、を有する第2細
    長部であって、前記第2細長部は、前記第1及び第2細長部が実質的に整列する
    ように前記第1細長部と接続され、前記第2細長部の前記第2細長遠位端部は照
    明出力部材を形成している、第2細長部と、 前記第1細長部の前記近位端部上のシュラウド部材であって、前記シュラウド
    部材は、上方向に伸張している部分と、下方向に伸張している部分と、前記第2
    細長部の少なくとも一部を中に収容するための凹部領域とを含んでいる、シュラ
    ウド部材と、を備えている、患者の体内で使用するための照明付き外科用レトラ
    クター。
  10. 【請求項10】 前記ハンドル部材は、前記ハンドル部材から伸張する細長
    ロッドを有しており、前記細長ロッドは、前記レトラクターを患者に対して所望
    の位置に保持するために、手術台機構と係合できるような寸法になっている、請
    求項9に記載の照明付き外科用レトラクター。
  11. 【請求項11】 前記ハンドル部材は、ピボットコネクタによって前記第1
    細長部と作動的に接続されている、請求項9に記載の照明付き外科用レトラクタ
    ー。
  12. 【請求項12】 前記第1細長部は、前記ハンドル部材に対して鋭角をなし
    て可動である、請求項11に記載の照明付き外科用レトラクター。
  13. 【請求項13】 前記ハンドル部材は、前記第1細長部を取り外し可能に収
    容し且つ前記第2細長部を照明源と光学的に連結するためのソケット部材を更に
    含んでいる、請求項11に記載の照明付き外科用レトラクター。
  14. 【請求項14】 前記ピボットコネクタは、前記第1細長部に対して、前記
    第2細長部を取替可能としている、請求項11に記載の照明付き外科用レトラク
    ター。
  15. 【請求項15】 前記シュラウド部材は、前記第1細長部に対して鈍角に方
    向付けられている、請求項9に記載の照明付き外科用レトラクター。
  16. 【請求項16】 前記シュラウド部材上には、セレーションが設けられてい
    る、請求項15に記載の照明付き外科用レトラクター。
  17. 【請求項17】 前記第2細長部の少なくとも一部は、前記第1細長部の少
    なくとも一部に取り囲まれている、請求項9に記載の照明付き外科用レトラクタ
    ー。
  18. 【請求項18】 前記ハンドル部材の少なくとも一部は照明されている、請
    求項9に記載の照明付き外科用レトラクター。
  19. 【請求項19】 前記第1細長部の少なくとも一部は、前記第2細長部の少
    なくとも一部を実質的に取り囲んでおり、前記第2細長部の前記少なくとも一部
    は、そこを通して取り外し可能となっている、請求項9に記載の照明付き外科用
    レトラクター。
  20. 【請求項20】 前記第2細長部は、横方向に挿入して前記第1細長部と係
    合できるようになっている、請求項9に記載の照明付き外科用レトラクター。
  21. 【請求項21】 前記第1細長部は、前記ハンドル部材に対して回転させ、
    そこから取り外せるようになっている、請求項21に記載の照明付き外科用レト
    ラクター。
  22. 【請求項22】 第1ハンドル部材端部と第2ハンドル部材端部とを有し、
    使用中には少なくとも一部が照明されるようになっている、ハンドル部材と、 第1細長近位端部と、第1細長遠位端部と、前記第1細長近位端部から前記第
    1細長遠位端部近くまで伸張する第1細長内側表面と、を有する第1細長部であ
    って、前記ハンドル部材の前記第2ハンドル部材端部は前記第1細長部の前記第
    1細長遠位端部と接続され、前記ハンドル部材が、前記第1細長部に対してピボ
    ット運動できるようになっており、前記第1細長部と鋭角を形成している、第1
    細長部と、 第2細長近位端部と、第2細長遠位端部と、前記第2細長近位端部から前記第
    2細長遠位端部近くまで伸張する第2細長外側表面と、前記第2細長近位端部か
    ら前記第2細長遠位端部近くまで伸張する第2細長内側表面と、を有する第2細
    長部であって、前記第2細長部の前記第2細長遠位端部は、照明出力部材を形成
    している、第2細長部と、を備えている、照明付き外科用レトラクター。
  23. 【請求項23】 前記第2細長部は実質的に照明されている、請求項22に
    記載の照明付き外科用レトラクター。
  24. 【請求項24】 前記第2細長部は、前記第1細長部の少なくとも一部に実
    質的に取り囲まれているシャフト状部分を含んでいる、請求項22に記載の照明
    付き外科用レトラクター。
  25. 【請求項25】 前記第1細長部は、前記ハンドル部材に対してピボット運
    動できるようになっている、請求項22に記載の照明付き外科用レトラクター。
  26. 【請求項26】 前記ハンドル部材と前記第1細長部との間に形成される鋭
    角は、約30度から95度までピボット回転可能となっている、請求項22に記
    載の照明付き外科用レトラクター。
  27. 【請求項27】 第1ハンドル部材端部と第2ハンドル部材端部とを有する
    ハンドル部材と、 第1細長近位端部と、第1細長遠位端部とを有しており、第1細長内側表面が
    前記第1細長近位端部と前記第1細長遠位端部との間に伸張している、第1細長
    部であって、前記ハンドル部材の前記第2ハンドル部材端部が、前記第1細長部
    に接続されている、第1細長部と、 第2細長近位端部と、第2細長遠位端部とを有しており、第2細長外側表面が
    前記第2細長近位端部と前記第2細長遠位端部との間に伸張し、第2細長内側表
    面が前記第2細長近位端部と前記第2細長遠位端部との間に伸張している第2細
    長部であって、前記第2細長部の第2細長遠位端部は、照明入力端部を形成して
    いる、第2細長部と、 前記照明入力端部を光ケーブルと切り離し可能に連結するコネクタと、 前記ハンドル部材を前記第1細長部にピボット式に連結するピボットコネクタ
    と、を備えている、照明付き外科用レトラクター。
  28. 【請求項28】 前記第2細長部は、前記ハンドル部材に対し鋭角を成すよ
    うに方向付けられている、請求項27に記載の照明付き外科用レトラクター。
  29. 【請求項29】 前記第2細長部の少なくとも一部は、前記第1細長部の少
    なくとも一部によって取り囲まれている、請求項27に記載の照明付き外科用レ
    トラクター。
  30. 【請求項30】 前記第1細長部上にはシュラウド部材が設けられており、
    前記シュラウド部材は、前記第2細長部を前記第1細長部に切り離し可能に接続
    している、請求項27に記載の照明付き外科用レトラクター。
  31. 【請求項31】 前記第1細長部の少なくとも一部は、前記第2細長部のシ
    ャフト部分を実質的に取り囲んでいる、請求項27に記載の照明付き外科用レト
    ラクター。
  32. 【請求項32】 前記第2細長部は、光パイプを形成し、前記第2細長部に
    は、そこから光を前方へ向けるための面が設けられている、請求項27に記載の
    照明付き外科用レトラクター。
  33. 【請求項33】 前記ハンドル部材の少なくとも一部と前記第2細長部とは
    使用中に照明されている、請求項27に記載の照明付き外科用レトラクター。
  34. 【請求項34】 患者の血管と皮下組織との間の皮下空間を照明するための
    照明付き外科用レトラクターにおいて、 第1ハンドル部材端部と、第2ハンドル部材端部とを有しており、両端部の間
    にユーザーが握るための握り領域があり、光学ケーブルが中を通って伸張してい
    るハンドル部材と、 血管と皮下組織との間の皮下空間内に配置されるような寸法となっており、第
    1細長近位端部と第1細長遠位端部とを有しており、第1細長内側表面が前記第
    1細長近位端部と前記第1細長遠位端部との間に伸張している、第1細長部であ
    って、前記ハンドル部材の前記第2ハンドル部材端部が前記第1細長部に接続さ
    れている、第1細長部と、 第2細長近位端部と第2細長遠位端部とを有しており、第2細長外側表面が、
    前記第1細長部と概ね平行に、前記第2細長近位端部と前記第2細長遠位端部と
    の間に伸張し、第2細長内側表面が前記第2細長近位端部と前記第2細長遠位端
    部との間に伸張している、第2細長部であって、前記第2細長部上には照明入力
    端部が設けられており、前記照明入力端部の少なくとも一部を、前記第1細長部
    の一部が実質的に取り囲んでいる、第2細長部と、 前記照明入力端部を前記光ケーブルに光学的に連結するコネクタと、 前記ハンドル部材と前記第1細長部とをピボット式に接続して、前記第1細長
    部が前記ハンドル部材に対して鋭角で可動となるようにするためのピボットコネ
    クタと、を備えており、 前記第2細長部の少なくとも一部は、前記第1細長部から横方向に取り外し可
    能となっている、照明付き外科用レトラクター。
  35. 【請求項35】 前記第2細長部の前記近位端部は、前記第1細長部の前記
    近位端部上のシュラウド部材から取り外し可能である、請求項34に記載の照明
    付き外科用レトラクター。
  36. 【請求項36】 前記第2細長部は、光を、そこから横方向に、前記第1細
    長部を超えて送るように形成されている、請求項34に記載の照明付き外科用レ
    トラクター。
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