【書類名】明細書
【発明の名称】ホップ酸抗菌組成物
【特許請求の範囲】
【請求項1】(a)ホップ酸、ホップ酸誘導体、ホップ樹脂、及びホップ樹脂誘導体から成る群から選択される化合物を少なくとも1つ含む第一成分;並びに(b)食品用界面活性剤、表面活性剤、キレート化剤、抗酸化剤及び有機酸から成る群から選択される化合物を少なくとも1つ含む第二成分、を含んで成る抗菌組成物。
【請求項2】(a)ホップ酸、ホップ酸誘導体、ホップ樹脂、及びホップ樹脂誘導体から成る群から選択される化合物を少なくとも1つ含む第一成分;並びに(b)食品用界面活性剤及び表面活性剤から成る群から選択される化合物を少なくとも1つ含む第二成分、を含んで成る抗菌組成物。
【請求項3】前記第二成分が非イオン性界面活性剤を含んで成る、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】前記第二成分がポリオキシエチレンソルビタンエステル、ソルビタンエステル、モノグリセリド、ジグリセリド、レシチン、ポリグリセロール、ステアロイル−2−乳酸ナトリウム、ステアリル−2−乳酸、ポリオキシステアリン酸塩、アセチル化モノグリセリド及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項2に記載の組成物。
【請求項5】前記第二成分が多価アルコールを含んで成る、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】前記多価アルコールがポリエチレングリコール、グリセロール、ソルビトール、マンニトール、イノシトール及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】前記第二成分が界面活性剤及び界面活性剤以外の表面活性剤を共に含んで成る、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】前記第二成分がキレート化剤を含んで成る、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】前記キレート化剤がクエン酸塩、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム(EDTA二ナトリウム)、エチレンジアミン四酢酸カルシウム(EDTAカルシウム)、エチレングリコール−ビス(ベータ−アミノエチルエーテル)−四酢酸(EGTA)、及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】前記キレート化剤がクエン酸ナトリウムである、請求項8に記載の組成物。
【請求項11】前記第二成分が抗酸化剤を含んで成る、請求項1に記載の組成物。
【請求項12】前記抗酸化剤がブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、モノ−tert−ブチルヒドロキノン(TBHQ)、プロピルガレート(propylgallate)アスコルビン酸、トコフェロール、及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項11に記載の組成物。
【請求項13】前記抗酸化剤がブチル化ヒドロキシアニソールを含んで成る、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】前記第二成分が有機酸を含んで成る、請求項1に記載の組成物。
【請求項15】前記有機酸が酢酸、乳酸、プロピオン酸、安息香酸、ソルビン酸、及びこれらの塩から成る群から選択される、請求項14に記載の組成物。
【請求項16】前記組成物の重量当たりの第一成分の量が0.1〜500ppm である、請求項1に記載の組成物。
【請求項17】前記界面活性剤の量が前記組成物の重量当たり0.1〜10%である、請求項2に記載の組成物。
【請求項18】前記界面活性剤の量が前記組成物の重量当たり0.1〜5%である、請求項2に記載の組成物。
【請求項19】前記表面活性剤の量が前記組成物の重量当たり0.1〜20%である、請求項2に記載の組成物。
【請求項20】前記界面活性剤の量が前記組成物の重量当たり0.5〜10%である、請求項2に記載の組成物。
【請求項21】前記キレート化剤の量が前記組成物の重量当たり0.01〜5%である、請求項1に記載の組成物。
【請求項22】前記キレート化剤の量が前記組成物の重量当たり0.1〜1%である、請求項1に記載の組成物。
【請求項23】前記抗酸化剤の量が前記組成物の50〜1000ppm である、請求項1に記載の組成物。
【請求項24】前記抗酸化剤の量が前記組成物の100〜500ppm である、請求項1に記載の組成物。
【請求項25】前記有機酸の量が前記組成物の重量当たり0.01〜5%である、請求項1に記載の組成物。
【請求項26】前記有機酸の量が前記組成物の重量当たり0.05〜1%である、請求項1に記載の組成物。
【請求項27】食品及び非食品生成物中のグラム陽性細菌を減少させるための方法であって、(a)ホップ酸、ホップ酸誘導体、ホップ樹脂、及びホップ樹脂誘導体から成る群から選択される化合物を少なくとも1つ含む第一成分;並びに(b)食品用界面活性剤、表面活性剤、キレート化剤、抗酸化剤及び有機酸から成る群から選択される化合物を少なくとも1つ含む第二成分、を含んで成る、静菌的又は殺菌的に有効な量の組成物で前記生成物を処理する段階を含んで成る方法。
【請求項28】食品及び非食品生成物中のグラム陽性細菌を減少させるための方法であって、(a)ホップ酸、ホップ酸誘導体、ホップ樹脂、及びホップ樹脂誘導体から成る群から選択される化合物を少なくとも1つ含む第一成分;並びに(b)食品用界面活性剤及び表面活性剤から成る群から選択される化合物を少なくとも1つ含む第二成分、を含んで成る、静菌的又は殺菌的に有効な量の組成物で前記生成物を処理する段階を含んで成る方法。
【請求項29】前記第二成分が非イオン性界面活性剤を含んで成る、請求項28に記載の方法。
【請求項30】前記第二成分がポリオキシエチレンソルビタンエステル、ソルビタンエステル、モノグリセリド、ジグリセリド、レシチン、ポリグリセロール、ステアロイル−2−乳酸ナトリウム、ステアリル−2−乳酸、ポリオキシステアリン酸塩、アセチル化モノグリセリド及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項28に記載の方法。
【請求項31】前記第二成分が多価アルコールを含んで成る、請求項27に記載の方法。
【請求項32】前記多価アルコールがポリエチレングリコール、グリセロール、ソルビトール、マンニトール、イノシトール及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項31に記載の方法。
【請求項33】前記第二成分が界面活性剤及び界面活性剤以外の表面活性剤を共に含んで成る、請求項28に記載の方法。
【請求項34】前記第二成分がキレート化剤を含んで成る、請求項27に記載の方法。
【請求項35】前記キレート化剤がクエン酸塩、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム(EDTA二ナトリウム)、エチレンジアミン四酢酸カルシウム(EDTAカルシウム)、エチレングリコール−ビス(ベータ−アミノエチルエーテル)−四酢酸(EGTA)、及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項34に記載の方法。
【請求項36】前記キレート化剤がクエン酸ナトリウムである、請求項35に記載の方法。
【請求項37】前記第二成分が抗酸化剤を含んで成る、請求項27に記載の方法。
【請求項38】前記抗酸化剤がブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、モノ−tert−ブチルヒドロキノン(TBHQ)、プロピルガレート(propylgallate)アスコルビン酸、トコフェロール、及びそれらの混合物から成る群から選択される、請求項37に記載の方法。
【請求項39】前記抗酸化剤がブチル化ヒドロキシアニソールを含んで成る、請求項38に記載の方法。
【請求項40】前記第二成分が有機酸を含んで成る、請求項27に記載の方法。
【請求項41】前記有機酸が酢酸、乳酸、プロピオン酸、安息香酸、ソルビン酸、及びこれらの塩から成る群から選択される、請求項40に記載の方法。
【請求項42】前記食品生成物が肉、鳥肉、海鮮物、家庭用肉代替物、スープ、調製食料品店のサラダ、プロセスチーズ、豆腐、飲料、他のすぐに食べれる食品生成物、及びこれらの混合物から成る群から選択される、請求項27に記載の方法。
【請求項43】前記生成物が水中油乳濁液を含んで成る、請求項27に記載の方法。
【請求項44】前記非食品生成物が水分を含む化粧品、口腔保護生成物、皮膚保護生成物、毛髪保護生成物、眼球保護生成物、女性用衛生生成物、液体石けん、シャンプー、及び洗剤から成る群から選択される、請求項27に記載の方法。
【請求項45】任意な1又は複数の次の細菌:リステリア菌、スタフィロコッカス(Stapylococcus)菌、クロストリジア(Clostridia)菌、バチルス(Bacillus)菌、又は乳酸菌、の細菌レベルが、標準的な濃縮技術によって検出不可能なレベルまで減少させられる、請求項27に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明の分野
本発明は、1又は複数の安全かつ適当なホップ酸又はホップ酸誘導体、又はホップ樹脂又はホップ樹脂誘導体並びに1又は複数の界面活性剤、表面活性剤、キレート化剤、抗酸化剤及び/又は有機酸を含む組成物を用いる処理による、食品及び非食品生成物上の細菌のレベルを減少させ、又は増殖を遅延させるための方法に関する。更に具体的には、当該方法はグラム陽性腐敗細菌又は病原細菌、特に有害な病原体リステリア・モノサイトジェネス(Listeria monocytogenes)の菌株を減少させ又は排除するために、ベータホップ酸並びに1又は複数の非イオン性界面活性剤、キレート化剤、抗酸化剤及び/又は有機酸を含んで成る組成物を成分として用いること、あるいは食品の表面又は非食品生成物に適用することを含んで成る。
【0002】
本発明の背景
食品用の抗菌剤として機能する組成物を開発するために、食品及び消費者保護生成物の安全性の分野において広範な研究が行われてきた。特に、グラム陽性細菌、例えばリステリア・モノサイトジェネス、スタフィロコッカス・アウレウス(Staphlococcus aureus)、バチルス・セレウス(Bacillus cereus)、クロストリジウム・ボツリナム(Clostridium botulinum)等は、食品又は消費者保護生成物中で見出される場合、使用者にとって重大な健康上のリスクをもたらすことがある。更に、種々のグラム陽性腐敗細菌、例えば乳酸桿菌、桿菌、ストレプトマイセス、及び小球菌の種は、加工食品及び高い水分の消費者保護生成物の有効期限及び魅力の減退をもたらすことがある。病原かつ腐敗性の細菌は、環境的な起源の汚染によって不所望な細菌と接触する、食品の表面又は消費者保護成分において最も一般的に発生する。続いて、これらの細菌は、混合、細分、加湿作用、又は移動を介して食品の他の部分に拡散する。この細菌は、続いて当該生成分の取扱い及び保存の間に増殖し、腐敗又は感染のいずれかによる健康上のリスクを引き起こすことがある。敏感な身体の開口部、例えば口、皮膚、眼における前記生成物の使用、又は食品の摂取は感染する機会を大きく増大させる。更に、他のグラム陽性細菌、例えば種々の腐敗種は、外側からの使用のみが通常意図される消費者生成物で処置される、開いた傷口及び創傷に日和見感染し得る。それ故に、取扱い及び配布の間の全ての細菌の増殖は、全ての食品及び消費者保護生成物において細部まで予防され、そして極小化されなければならない。本発明は、危険性のある食品及び消費者保護生成物における細菌の減少及び不活性化のための、1つのその様な系を開示する。
【0003】
米国特許第5,286,506号及び第5,455,038号は、ホップ(ビールの製造に使用される)由来の酸又は酸誘導体がリステリア種に対する抗菌活性を有し得ることを示唆している。しかし、Johnson 等は、International Journal of Food Microbiology 33 (1996) 195−207において、ホップ酸調製物及びホップ酸誘導体が、脂肪含有生成物、例えばチーズ、肉、ソース、及びドレッシングにおける、細菌に対する実用的な効果の限界を有することを開示している。これは恐らく、脂肪乳濁液におけるベータ酸の移動及び包括、並びにこのことによる、細菌が増殖することが知られている乳濁液の、水性部分における細菌増殖の阻害にそれらを利用できないことに起因すると思われる。脂肪酸含有食品におけるホップベータ酸の乏しい活性の問題は、リステリア又は他のグラム陽性病原のコントロールのために、天然の抗菌剤として商業的にそれらを使用することを妨げていた。更に、ホップ酸活性は、多くの消費者保護生成物の中で一般的な油中水乳濁液の有効性を向上させない様である。前記の系の水層中でホップ酸を標識する能力は、高い油又は脂肪酸レベルを含む食品又は消費者保護生成物のいずれかにおいて、抗菌剤としてのそれらの価値を劇的に増大せしめる特性である。
【0004】
この特許出願の完全にするのに必要な範囲まで、引用した参考文献の全てが引用によって明白に組み入れられる。しかし、上文の技術にもかかわらず、当業界では天然の、一般的に安全として認識されている(GRAS)物質を用いる、細菌の増殖に対する脂肪含有食品及び消費者保護生成物を保護するための方法についての必要性が依然存在している。更に具体的には、安全かつ適当なレベルの食品用抗菌成分、例えばホップ酸の使用により、ホップ酸が処理されるべき生成物の水層に効果的に分配され得ることによる、有害な病原の更に完全かつ有効な減少についての必要性が存在している。
【0005】
本発明の簡単な要約
現時点で、極めて驚くべきことに第一成分として、ホップ酸、ホップ酸誘導体、ホップ樹脂、及びホップ樹脂誘導体から成る群から選択される、少なくとも1つの化合物;並びに第二成分として、食品用界面活性剤、表面活性剤、キレート化剤、抗酸化剤及び有機酸を有する組成物が、特にリステリア属の潜在的に有害なグラム陽性細菌に対する、優れた抗菌特性を提供し、そして容易に水中油乳濁液を基にした食品又は消費者生成物に適用され得ることが発見されている。
【0006】
本発明の1つの態様は:(a)ホップ酸、ホップ酸誘導体、ホップ樹脂、及びホップ樹脂誘導体から成る群から選択される少なくとも1つの化合物を有する第一成分;並びに食品用界面活性剤及び表面活性剤から成る群から選択される少なくとも1つの化合物を有する第二成分、を含んで成る抗菌組成物を含んで成る。特に好ましいのは、ベータホップ酸及び非イオン性界面活性剤、プロピレングリコール、又はそれらの混合物のいずれかである食品用界面活性剤又は表面活性剤を含む組成物である。
【0007】
別の態様において、本発明は食品中のグラム陽性細菌、特にリステリア・モノサイトジェネスを減少させ、遅延させ、又は排除さえもする方法であって、(a)ホップ酸、ホップ酸誘導体、ホップ樹脂、及びホップ樹脂誘導体から成る群から選択される少なくとも1つの化合物を有する第一成分;並びに(b)1又は複数の食品用界面活性剤及び/又は表面活性剤を含んで成る、静菌的又は殺菌的に有効な量の組成物を用いて、前記食品の表面を処理する段階を含んで成る方法を提供する。
【0008】
本発明の目的は、有害な細菌に対して保護するために、食品を処理するための方法を提供することである。
【0009】
本発明の追加の目的は、前記組成物の個々の成分について既に観察されているものより実質的に大きい抗菌特性を有する新規組成物を提供することである。
【0010】
本発明の追加の目的は、細菌分解を潜在的に受けやすい食品の全表面に容易に適用される生成物を提供することである。
【0011】
本発明の最後の目的は、水中の脂肪又は油の乳濁液の分配条件下で良好に働き得る生成物を提供することである。
【0012】
これらの、及び他の目的は、好ましい態様の詳細な説明で引用されている様に、当業者に直ちに明らかとなるだろう。
【0013】
好ましい態様の詳細な説明
好ましい態様の記載において、若干の専門用語が明瞭にするために利用されるだろう。その様な専門用語は、列挙した態様、及び類似の結果を得るための類似の目的についての類似の方法で作用する全ての技術的な相等語句を包含することが意図される。
【0014】
本発明は、好ましくは食品表面から、有害な細菌を減少させ、遅延させ、又は完全に排除するための方法における新規抗菌組成物及びその使用を提供する。
【0015】
当該新規組成物は:(a)1又は複数のホップ酸又はホップ酸誘導体又はホップ樹脂又はホップ樹脂誘導体又はそれらの混合物;及び(b)1又は複数の食品用界面活性剤又は表面活性剤又はキレート剤、又は抗酸化剤、又は有機酸、又はそれらの混合物、好ましくは食品用界面活性剤又は表面活性剤又はそれらの混合物を含んで成る。
【0016】
当該新規組成物の第一成分は、1又は複数のホップ酸、又はホップ酸誘導体、又はホップ樹脂、又はホップ樹脂誘導体、又はそれらの混合物である。ビールの製造に使用されるホップのビター酸成分、特にベータ酸は、現時点で食品における殺菌剤として有用であることが明らかとなってきた。ホップの成分として発見されたビター酸の最も有力な群はアルファ酸及びベータ酸であり、これらはまた、それぞれフムロン及びルプロンと称されている。両者はビールの苦みに寄与しているが、アルファ酸は、この点ベータ酸よりも更に強力である。ホップ抽出物の製造者は、様々なクロマトグラフィー技術によって商業的にアルファ酸及びベータ酸を単離し、そして最近では超臨界条件下で液体二酸化炭素を用いて
2つの酸画分を分離する技術を開発した。当該作業の副生成物は、約61重量%のベータ酸を含む生成物であり、残りは本質的にホップ樹脂から成る。この副生成物はマルトデキストリン又は他の食品用担体で標準化され、スプレードライされ、そして抗菌食品成分として使用され得る。好ましいベータホップ酸成分は、1重量%のベータホップ酸を含む天然の風味抽出物として市販されている。
【0017】
ホップに含まれるアルファ酸は一般的に、フムロン、コフムロン及びアドフムロンとして知られており、一方、ホップに含まれるベータ酸は、一般的にルプロン、コルプロン及びアドルプロンとして知られている。米国特許第5,455,038号に開示されている、抗菌特性を示したホップ酸又はホップ樹脂の誘導体、例えばヘキサヒドロコルプロン及びテトラヒドロイソフムロンは、本発明と関連する使用について具体的に考えられている。更に、本発明と関連する使用において具体的に考えられているものは、ホップ酸又はホップ樹脂の酸性塩型の使用も考慮される。
【0018】
実際には、ホップ酸又はホップ樹脂又はそれらの誘導体は、約0.1〜約50ppm (処理に使用する溶液の重量当たり)、更に好ましくは約0.40〜約20ppm の量で食品に加えられる。
【0019】
当該新規組成物の好ましい第二成分は、1又は複数の食品用界面活性剤又は表面活性剤を含んで成る。用語「表面活性剤」は、一般的に保護コロイドとして使用されるものも含むと意図される。
【0020】
適用される界面活性剤は、好ましくは高い親水性/親油性バランス(HLB)値を有する食品用乳化剤である。その様な値は約10〜約16に及ぶべきである。適当な乳化剤が、好ましくは更に食品における使用のために改良されてきたのは、本発明のための多くの適用が食品及び製薬業界に存在するためである。好ましくは、当該乳化剤はポリオキシエチレンソルビタンエステル、ソルビタンエステル、モノグリセリド、ジグリセリド、レシチン、ポリグリセロール、ステアロイル−2−乳酸ナトリウム、ステアリル−2−乳酸、ポリオキシステアリン酸塩、アセチル化モノグリセリド及びそれらの混合物から成る群から選択される。好ましくは、ソルビタンエステル及びポリオキシエチレンソルビタンエステルは選択される乳化剤である。上文の一覧は、本発明が任意な食品用界面活性剤の使用を考慮する場合の単なる代表的な一覧としてみなされる。
【0021】
特に好ましい市販の界面活性剤は:ポリオキシエチレンソルビトールエステルに関してTween−80(ICI Americas Inc. の商標);ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステルに関してTween−20(ICI Americas Inc. の商標);及びオクチルフェノールエチレンオキシド縮合物に関してTriton X−100(Union Carbide Chemicals and Plastics Co. Inc. の商標)、を含む。
【0022】
界面活性剤はホップ酸又はホップ樹脂あるいはホップ酸又はホップ酸樹脂誘導体と一緒に使用される場合、それは処理組成物の約0.1〜10%、更に好ましくは0.5〜5%に及ぶ量で加えられる。
【0023】
あるいは、界面活性剤以外の食品用表面活性剤が選択され得る。これは、限定しないが多価アルコール、例えばポリエチレングリコール、更に具体的にはポリプロピレングリコール、及び複数のヒドロキシ基を有する化合物、例えばグリセロール、ソルビトール、マンニトール、イノシトール等を含む。保護コロイド、例えばポリビニルアルコールも、具体的に本明細書に従う使用について考慮される。
【0024】
界面活性剤以外の表面活性剤がホップ酸又はホップ酸誘導体と一緒に使用される場合、それは処理組成物の約0.1〜20%、更に具体的には0.5〜10%に及ぶ量で加えられる。
【0025】
ホップ酸又はホップ酸誘導体と、界面活性剤及び界面活性剤以外の表面活性剤との組み合わせも、本発明の範囲内にあると具体的に考慮される。
【0026】
本発明の組成物の第二成分は、キレート化剤;好ましくはエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム(EDTA二ナトリウム)、エチレンジアミン四酢酸カルシウム(EDTAカルシウム)、エチレングリコール−ビス(ベーターアミノエチルエーテル)−四酢酸(EGTA)、及びそれらの混合物から成る群から選択されるものを含んで成ることがある。最も好ましくは、当該キレート化剤はクエン酸ナトリウムを含んで成る。
【0027】
あるいは、本発明の組成物の第二成分は、抗酸化剤;好ましくはブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、モノ−tert−ブチルヒドロキノン(TBHQ)、プロピルガレート(propylgallate)アルコルビン酸、トコフェロール、及びそれらの混合物から成る群から選択されるものを含んで成ることがある。最も好ましくは、当該抗酸化剤はブチル化ヒドロキシアニソールを含んで成る。
【0028】
更に、本発明の組成物の第二成分は有機酸;好ましくは酢酸、乳酸、プロピオン酸、安息香酸、ソルビン酸、及びそれらの塩から成る群から選択されるものを含んで成ることがある。
【0029】
本発明の組成物に存在し得る他の添加物は、限定しないが次の材料:他の抗菌剤、天然又は合成調味料、油、及び/又は香料、染料及び/又は色素、ビタミン、ミネラル、栄養素、酵素、結合剤、例えばグアールガム及びキサンタンガム等、を含む。これらの材料の添加は、本発明の成功に必須であることは考えられておらず、そしてこの添加は当業者の技術範囲内であると考えられる。
【0030】
本発明の抗菌組成物は、細菌増殖又は分解を受けやすい任意の食品又は高水分の消費者保護生成物と関連して使用され得る。典型的な食品は、限定しないが果実及び野菜、例えば誘導生成物、穀物及び穀物誘導生成物、酪農食品、調理済みの肉、鳥肉、及び海鮮物を含む。特に好ましい態様において、当該組成物は肉、鳥肉、海鮮物、家庭用肉代替物、スープ、調製食料品店のサラダ、プロセスチーズ、豆腐、飲料又は他のすぐに食べれる食品を含む。典型的な消費者保護適用は、限定しないが水分を含む化粧品、口腔保護生成物、皮膚保護生成物、毛髪保護生成物、眼球保護生成物、女性用衛生生成物、液体石けん、シャンプー、及び洗剤を含む。
【0031】
食品表面上のグラム陽性細菌のレベルを選択的に低下させるために、当該新規組成物は食品表面に適用され得る。実際、問題の組成物の食品表面に対する適用は、直接適用、あるいは最初にパッケージング材料をコーティングし、又は包装し、そして次にパッケージング材料を、食品表面と均質に接触させ、包装することによる間接適用のいずれでもよい。用語「食品表面」の使用は、処理される食品の、任意及び全ての内部又は外部表面を含むと定義される。
【0032】
本発明に従う組成物は、ブレンドした食品又は消費者保護生成物において、他の成分と一緒に混合することによって最も容易に使用されるが、リンス、スプレー、パッケージング材料により、又は生成物の内部への適用により、例えば注入により、固体の食品表面を処理するのにも有効なはずである。更に他の態様において、当該組成物はマリネ漬け、パン粉づけ、味付けのためのすり込み、グラッセ、着色料混合物等として適用されることがあり、ここで、抗菌組成物は細菌分解を受ける表面に利用可能であることが重要な判断基準となる。更に他の態様において、当該組成物は、当該組成物を食品のパッケージングに適用し、そしてその後パッケージングを食品表面に適用することによって、食品表面との直接的な接触に配置され得る。使用され得る最適な量は、処置すべき特定の食品の組成及び食品表面に当該組成物を適用するために使用される方法に依存するが、単純な実験によって決定され得る。
【0033】
本発明の組成物は、グラム陽性細菌、例えば、限定しないが次の細菌:リステリア菌、例えばリステリア・モノサイトジェネス、スタフィロコッカス(Stapylococcus)菌、例えばスタフィロコッカス・アウレウス、クロストリジア(Clostridia)菌、バチルス菌、小球菌、連鎖球菌、又は他の乳酸菌に対して有効である。ある条件下での本発明の組成物の使用は、標準的な濃縮技術によって検出不可能なレベルまで細菌レベルを低下せしめる。
【0034】
本発明は更に以下の限定していない例によって更に説明されるだろう。
例1
リステリア・モノサイトジェネスに対するベータホップ酸(BHA)及び非イオン性界面活性剤の活性
表1に示す様に、2つの群の試験が、BHA及び界面活性剤Tween−80(ポリオキシエチレンソルビトールエステル)を含む殺菌系の作用を示すために、pH6.0のトリプトソイ培地において30℃で48時間行われる。Tween−80無しのBHAの試験は、L.モノサイトジェネスに対するBHA単独の作用を示すためのコントロールを務める。Tween−80を有するBHAの試験は、L.モノサイトジェネスに対するこの組成物の驚くほど増大した殺菌活性を証明している。表1は、0.125ppm BHA及び2%Tween−80の濃度で、当該殺菌系が103 倍の標的細菌の減少を有し、一方、10倍以下の減少がTween−80無しの同一濃度のBHAで観察される。より高濃度のBHAで、BHAとTween−80の組み合わせは10/ml未満まで細菌レベルを事実上排除する。この様に、BHA及びTween−80の組成物は、BHA単独のものよりも20倍以上の相乗的な活性を示している。
表1
* 使用したBHAは、約5000ppm の純粋なベータホップ酸を含む未処理の抽出調製物である。
【0035】
例2
リステリア・モノサイトジェネスに対するBHA及び水分活性低下剤の活性
表2に示す様に、2つの群の試験が、BHA及び水分活性低下剤プロピレングリコールを含む殺菌系の使用を示すために、pH6.0のトリプトソイ培地において30℃で48時間行われる。プロピレングリコール無しのBHAの試験は、L.モノサイトジェネスに対するBHA単独の作用を示すためのコントロールを務める。プロピレングリコールを有するBHAの試験は、L.モノサイトジェネスに対する当該組成物の驚くほど増大した殺菌活性を証明している。表2は、0.125ppm BHA及び8%プロピレングリコールの濃度で、当該殺菌系が102.5 倍の標的細菌の減少を有し、一方、10倍以下の減少がプロピレングリコール無しの同一濃度のBHAで観察される。より高濃度のBHAで、BHAとプロピレングリコールの組み合わせは細菌を事実上排除し、すなわち当該組合わせは10/ml未満までレベルを低下させる。この様に、BHA及びプロピレングリコールの組成物は、BHA単独のものよりも20倍以上の相乗的な活性を示している。
表2
* 使用したBHAは、約5000ppm の純粋なベータホップ酸を含む未処理の抽出調製物である。
【0036】
例3
リステリア・モノサイトジェネスに対するベータホップ酸(BHA)及びキレート化剤の相乗作用
表3に示す様に、2つの群の試験が、BHA調製物及びキレート化剤クエン酸ナトリウムを含む殺菌系の作用を示すために、pH6.0のトリプトソイ培地において30℃で48時間行われる。クエン酸塩無しのBHAの試験は、L.モノサイトジェネスに対するBHA単独の作用を示すためのコントロールを務める。キレート化剤を有するBHAの試験は、L.モノサイトジェネスに対するこの組成物の驚くほど増大した活性を証明している。表1は、50ppm BHA調製物及び0.5%クエン酸ナトリウムの濃度で、当該殺菌系が106 倍の標的細菌の減少を有し、一方、104 倍以下の減少が同一濃度のBHA調製物で観察される。この様に、BHA及びキレート化剤の組成物は、L.モノサイトジェネスに対する相乗作用を示している。
表3
ベータホップ酸調製物は、約0.97%の純粋なベータホップ酸を含む。
【0037】
例4
リステリア・モノサイトジェネスに対するベータホップ酸(BHA)及び抗酸化剤の相乗作用
表4に示す様に、2つの群の試験が、BHA調製物及び抗酸化剤ブチル化ヒドロキシアニソールを含む殺菌系の使用を示すために、pH6.0のトリプトソイ培地において30℃で48時間行われる。抗酸化剤無しのBHAの試験は、L.モノサイトジェネスに対するBHA単独の作用を示すためのコントロールを務める。ブチル化ヒドロキシアニソールを有するBHA調製物の試験は、L.モノサイトジェネスに対するこの組成物の驚くほど増大した殺菌活性を証明している。表2は、50ppm BHA調製物及び100ppm ブチル化ヒドロキシアニソールの濃度で、当該殺菌組成物が106 倍の標的細菌の減少をもたらし、一方、104 倍以下の減少がブチル化ヒドロキシアニソール無しの同一濃度のBHA調製物で観察される。この様に、BHA調製物及び抗酸化剤の組成物は、L.モノサイトジェネスに対する相乗作用を示している。
表4
* ベータホップ酸調製物は、約0.97%の純粋なベータホップ酸を含む。
【0038】
例5
リステリア・モノサイトジェネスに対するベータホップ酸(BHA)及び有機酸の相乗作用
表5に示す様に、2つの群の試験が、BHA調製物及び有機酸:酢酸、プロピオン酸及び乳酸を含む殺菌組成物の作用を示すために、pH6.0のトリプトソイ培地において30℃で48時間行われる。BHA調製物の試験は、L.モノサイトジェネスに対するBHA単独の作用を示すためのコントロールを務める。有機酸を有するBHAの試験は、L.モノサイトジェネスに対する当該組成物の増大した殺菌活性を証明している。表3は、50ppm BHA調製物及び500ppm 有機酸の濃度で、当該殺菌組成物が104 倍の標的細菌の減少をもたらし、一方、104 倍以下の減少が単独で使用した場合の同一濃度のBHA調製物で観察される。この様に、BHA調製物及び有機酸の組成物は、BHA単独のL.モノサイトジェネスに対する相乗作用を示している。
表5
* ベータホップ酸調製物は、約0.97%の純粋なベータホップ酸を含む。
【0039】
詳細に本発明を記載し、そしてその好ましい態様を言及することで、修飾及び変更が特許請求の範囲を逸脱することなく可能であることが明らかである。[Document name] statement
Patent application title: Hop acid antibacterial composition
[Claim of claim]
1. A first component comprising at least one compound selected from the group consisting of (a) hop acids, hop acid derivatives, hop resins, and hop resin derivatives; and (b) surfactants for food, surfaces An antimicrobial composition comprising a second component comprising at least one compound selected from the group consisting of an activator, a chelating agent, an antioxidant and an organic acid.
2. A first component comprising at least one compound selected from the group consisting of (a) hop acids, hop acid derivatives, hop resins, and hop resin derivatives; and (b) surfactants for food and surfaces An antimicrobial composition comprising a second component comprising at least one compound selected from the group consisting of active agents.
3. The composition of claim 2 wherein said second component comprises a non-ionic surfactant.
4. The second component is polyoxyethylene sorbitan ester, sorbitan ester, monoglyceride, diglyceride, lecithin, polyglycerol, sodium stearoyl-2-lactate, stearyl-2-lactic acid, polyoxystearate, acetylated monoglyceride The composition according to claim 2, selected from the group consisting of and mixtures thereof.
5. The composition of claim 1 wherein said second component comprises a polyhydric alcohol.
6. The composition according to claim 5, wherein said polyhydric alcohol is selected from the group consisting of polyethylene glycol, glycerol, sorbitol, mannitol, inositol and mixtures thereof.
7. A composition according to claim 1, wherein said second component comprises both a surfactant and a surfactant other than surfactant.
8. The composition of claim 1 wherein said second component comprises a chelating agent.
9. The chelating agent is citrate, disodium ethylenediaminetetraacetate (disodium EDTA), calcium ethylenediaminetetraacetate (calcium EDTA), ethylene glycol-bis (beta-aminoethyl ether) -tetraacetic acid (EGTA). The composition according to claim 8, wherein the composition is selected from the group consisting of
10. The composition according to claim 8, wherein said chelating agent is sodium citrate.
11. The composition of claim 1 wherein said second component comprises an antioxidant.
12. The antioxidative agent is selected from the group consisting of butylated hydroxyanisole, butylated hydroxytoluene, mono-tert-butylhydroquinone (TBHQ), propylgallate ascorbic acid, tocopherol, and mixtures thereof. The composition of claim 11.
13. The composition of claim 12 wherein said antioxidant comprises butylated hydroxyanisole.
14. The composition of claim 1 wherein said second component comprises an organic acid.
15. The composition according to claim 14, wherein the organic acid is selected from the group consisting of acetic acid, lactic acid, propionic acid, benzoic acid, sorbic acid, and salts thereof.
16. The composition according to claim 1, wherein the amount of the first component per weight of said composition is from 0.1 to 500 ppm.
17. A composition according to claim 2, wherein the amount of surfactant is 0.1 to 10% by weight of the composition.
18. A composition according to claim 2, wherein the amount of surfactant is 0.1 to 5% by weight of the composition.
19. The composition according to claim 2, wherein the amount of surfactant is 0.1 to 20% by weight of the composition.
20. The composition according to claim 2, wherein the amount of surfactant is from 0.5 to 10% by weight of the composition.
21. The composition of claim 1 wherein the amount of chelating agent is 0.01 to 5% by weight of the composition.
22. The composition according to claim 1, wherein the amount of chelating agent is 0.1 to 1% by weight of the composition.
23. A composition according to claim 1, wherein the amount of antioxidant is from 50 to 1000 ppm of the composition.
24. A composition according to claim 1, wherein the amount of antioxidant is 100 to 500 ppm of the composition.
25. The composition according to claim 1, wherein the amount of organic acid is 0.01-5% by weight of the composition.
26. The composition according to claim 1, wherein the amount of organic acid is 0.05 to 1% by weight of the composition.
27. A method for reducing gram positive bacteria in food and non-food products, comprising: (a) hop acid, hop acid derivative, hop resin, and hop resin derivative A second component comprising at least one compound selected from the group consisting of: a first component comprising at least one compound; and (b) a surfactant for food, a surfactant, a chelating agent, an antioxidant and an organic acid And treating the product with a bacteriostatically or bactericidally effective amount of the composition.
28. A method for reducing gram positive bacteria in food and non-food products, comprising: (a) hop acid, hop acid derivative, hop resin, and hop resin derivative A bacteriostatic or disinfectant comprising: a first component comprising at least one compound; and (b) a second component comprising at least one compound selected from the group consisting of food grade surfactants and surfactants. Treating the product with a therapeutically effective amount of the composition.
29. The method of claim 28, wherein the second component comprises a non-ionic surfactant.
30. The second component is polyoxyethylene sorbitan ester, sorbitan ester, monoglyceride, diglyceride, lecithin, polyglycerol, sodium stearoyl-2-lactate, stearyl-2-lactic acid, polyoxystearate, acetylated monoglyceride 29. The method of claim 28, wherein the method is selected from the group consisting of: and mixtures thereof.
31. The method of claim 27, wherein the second component comprises a polyhydric alcohol.
32. The method of claim 31, wherein the polyhydric alcohol is selected from the group consisting of polyethylene glycol, glycerol, sorbitol, mannitol, inositol and mixtures thereof.
33. The method of claim 28, wherein the second component comprises both a surfactant and a surfactant other than a surfactant.
34. The method of claim 27, wherein the second component comprises a chelating agent.
35. The above-mentioned chelating agent is citrate, disodium ethylenediaminetetraacetate (disodium EDTA), calcium ethylenediaminetetraacetate (calcium EDTA), ethylene glycol-bis (beta-aminoethyl ether) -tetraacetic acid (EGTA) 35. The method of claim 34, wherein the method is selected from the group consisting of
36. The method of claim 35, wherein the chelating agent is sodium citrate.
37. The method of claim 27, wherein the second component comprises an antioxidant.
38. The anti-oxidant is selected from the group consisting of butylated hydroxyanisole, butylated hydroxytoluene, mono-tert-butylhydroquinone (TBHQ), propylgallate ascorbic acid, tocopherols, and mixtures thereof. 38. The method of claim 37.
39. The method of claim 38, wherein the antioxidant comprises butylated hydroxyanisole.
40. The method of claim 27, wherein the second component comprises an organic acid.
41. The method of claim 40, wherein the organic acid is selected from the group consisting of acetic acid, lactic acid, propionic acid, benzoic acid, sorbic acid, and salts thereof.
42. Said food product is meat, poultry, seafood, household meat substitute, soup, salad of prepared food store, processed cheese, tofu, beverage, other ready-to-eat food products, 28. The method of claim 27, wherein the method is selected from the group consisting of and mixtures thereof.
43. The method of claim 27, wherein the product comprises an oil-in-water emulsion.
44. The cosmetic product according to claim 1, wherein said non-food product comprises a moisturizing product, an oral protection product, a skin protection product, a hair protection product, an eye protection product, a feminine hygiene product, a liquid soap, a shampoo and a detergent. 28. The method of claim 27, wherein the method is selected from the group consisting of
45. The bacterial level of any one or more of the following bacteria: standard enrichment of bacterial levels of Listeria monocytogenes, Staphylococcus, Clostridia, Bacillus, or lactic acid bacteria 28. The method of claim 27, wherein the level is reduced to a level not detectable by the technology.
Detailed Description of the Invention
[0001]
Field of the Invention
The present invention relates to one or more safe and suitable hop acids or hop acid derivatives, or hop resins or hop resin derivatives, and one or more surfactants, surfactants, chelating agents, antioxidants and / or organics. Process for reducing the level of bacteria on food and non-food products or delaying growth by treatment with a composition comprising an acid. More specifically, the method comprises beta-hop acid as well as one or more non-beta to reduce or eliminate strains of Gram-positive spoilage bacteria or pathogenic bacteria, in particular the harmful pathogen Listeria monocytogenes. It comprises using as an ingredient a composition comprising an ionic surfactant, a chelating agent, an antioxidant and / or an organic acid, or applying it to the surface of a food or non-food product.
[0002]
BACKGROUND OF THE INVENTION
Extensive research has been conducted in the area of food and consumer protection product safety to develop compositions that function as food antimicrobials. In particular, gram-positive bacteria such as Listeria monocytogenes, Staphylococcus aureus, Bacillus cereus, Clostridium botulinum etc. in food or consumer protection products If found, it can pose a significant health risk to the user. Furthermore, various gram-positive spoilage bacteria such as lactobacilli, gonococci, streptomyces and micrococcal species can result in diminished shelf life and attractiveness of processed food and high moisture consumer protection products. Pathogenic and spoilage bacteria occur most commonly on food surface or in consumer protection components, which come in contact with unwanted bacteria by contamination of environmental origin. Subsequently, these bacteria spread to other parts of the food through mixing, shredding, humidification or transfer. The bacteria may subsequently proliferate during handling and storage of the product and may pose a health risk from either rot or infection. Use of the product in sensitive body openings such as the mouth, skin, eyes, or intake of food greatly increases the chance of infection. In addition, other gram positive bacteria, such as various spoilage species, can opportunistically infect open wounds and wounds that are treated with consumer products that are usually intended for external use only. Therefore, the growth of all bacteria during handling and distribution must be precisely prevented and minimized in all food and consumer protection products. The present invention discloses one such system for the reduction and inactivation of bacteria in food and consumer protection products at risk.
[0003]
U.S. Pat. Nos. 5,286,506 and 5,455,038 suggest that acids or acid derivatives derived from hops (used in the manufacture of beer) may have antimicrobial activity against Listeria species There is. However, Johnson et al., International Journal of Food Microbiology 33 (1996) 195-207, hop acid preparations and hop acid derivatives are useful against bacteria in fat-containing products such as cheese, meat, sauces, and dressings. Is disclosed to have the limits of various effects. This is presumably due to the migration and entrapment of beta acids in fat emulsions, and thus their inability to inhibit bacterial growth in the aqueous part of emulsions known to grow bacteria. It seems to be caused. The problem of poor activity of hop beta acids in fatty acid-containing foods has hindered their use commercially as natural antimicrobials for control of Listeria or other gram positive pathogens. In addition, hop acid activity does not appear to improve the effectiveness of the common water-in-oil emulsion among many consumer protection products. The ability to label hop acids in the aqueous phase of the above systems has the property of dramatically increasing their value as antimicrobials, either in high oil or food or consumer protection products containing fatty acid levels. is there.
[0004]
To the extent necessary to complete this patent application, all cited references are expressly incorporated by reference. However, despite the above techniques, to protect fat-containing foods and consumer protection products against bacterial growth using natural, generally recognized as safe (GRAS) substances in the art There is still a need for a method of More specifically, harmful pathogens due to the fact that hop acids can be effectively distributed in the aqueous layer of the product to be treated by the use of safe and appropriate levels of food grade antimicrobial ingredients such as hop acids. There is also a need for complete and effective reduction.
[0005]
Brief Summary of the Invention
At present, very surprisingly, at least one compound selected from the group consisting of hop acids, hop acid derivatives, hop resins, and hop resin derivatives as the first component; Compositions with agents, surfactants, chelating agents, antioxidants and organic acids provide excellent antimicrobial properties, particularly against potentially harmful Gram-positive bacteria of the genus Listeria, and easily oil-in-water milk It has been discovered that it can be applied to food or consumer products based on suspensions.
[0006]
One aspect of the present invention is: (a) a first component having at least one compound selected from the group consisting of hop acids, hop acid derivatives, hop resins, and hop resin derivatives; and food grade surfactants and surfaces An antimicrobial composition comprising a second component having at least one compound selected from the group consisting of active agents. Particularly preferred are compositions comprising a food grade surfactant or surfactant which is either a beta-hop acid and a nonionic surfactant, propylene glycol, or a mixture thereof.
[0007]
In another aspect, the present invention is a method of reducing, delaying or even eliminating Gram positive bacteria, in particular Listeria monocytogenes, in food, comprising: (a) hop acids, hop acid derivatives, hop resins , And a first component having at least one compound selected from the group consisting of hop resin derivatives; and (b) one or more food grade surfactants and / or surfactants, bacteriostatic or Treating the surface of the food with a bactericidally effective amount of the composition.
[0008]
The object of the present invention is to provide a method for treating food to protect against harmful bacteria.
[0009]
An additional object of the present invention is to provide new compositions having antimicrobial properties substantially greater than those already observed for the individual components of said composition.
[0010]
An additional object of the present invention is to provide a product that is easily applied to the entire surface of food potentially susceptible to bacterial degradation.
[0011]
A final object of the present invention is to provide a product which can work well under the distribution conditions of fats or oils in water.
[0012]
These and other objects will be readily apparent to those skilled in the art, as cited in the detailed description of the preferred embodiments.
[0013]
Detailed Description of the Preferred Embodiments
In the description of the preferred embodiments, some terminology will be used for the sake of clarity. Such nomenclature is intended to include the recited aspects and all technical equivalents that operate in a similar manner for similar purposes to achieve similar results.
[0014]
The present invention provides novel antimicrobial compositions and their use in methods for reducing, delaying or completely eliminating harmful bacteria, preferably from food surfaces.
[0015]
The novel composition comprises: (a) one or more hop acids or hop acid derivatives or hop resins or hop resin derivatives or mixtures thereof; and (b) one or more food grade surfactants or surfactants or chelates The agent, or the antioxidant, or the organic acid, or a mixture thereof, preferably a food-grade surfactant or surfactant, or a mixture thereof.
[0016]
The first component of the novel composition is one or more hop acids, or hop acid derivatives, or hop resins, or hop resin derivatives, or mixtures thereof. Bitter acid components of hops, in particular beta acids, used in the production of beer have now proved to be useful as microbicides in food products. The most potent groups of bitter acids found as components of hops are alpha acids and beta acids, which are also referred to as humulones and luprons, respectively. Both contribute to the bitterness of beer, but alpha acids are even more potent than this point beta acids. Manufacturers of hop extract commercially isolate alpha acids and beta acids by various chromatography techniques and, more recently, using liquid carbon dioxide under supercritical conditions
We developed a technology to separate two acid fractions. The by-product of the operation is a product containing about 61% by weight beta acid, the remainder consisting essentially of hop resin. This by-product may be standardized with maltodextrin or other food grade carrier, spray dried and used as an antimicrobial food ingredient. Preferred beta-hop acid components are commercially available as natural flavor extracts containing 1% by weight beta-hop acid.
[0017]
The alpha acids contained in hops are generally known as humulones, cohumulones and adhumulones, while the beta acids contained in hops are generally known as lupron, coluplon and adoprone. The hop acids or derivatives of hop resins exhibiting antimicrobial properties, such as hexahydrocoluprone and tetrahydroisohumulone, disclosed in US Pat. No. 5,455,038, are specifically contemplated for use in connection with the present invention. ing. Furthermore, those specifically contemplated for use in connection with the present invention also contemplate the use of the acid salt form of hop acid or hop resin.
[0018]
In practice, the hop acid or hop resin or derivative thereof is added to the food in an amount of about 0.1 to about 50 ppm (per weight of solution used for treatment), more preferably about 0.40 to about 20 ppm .
[0019]
A preferred second component of the novel composition comprises one or more food grade surfactants or surfactants. The term "surfactant" is also intended to include those commonly used as protective colloids.
[0020]
The surfactant to be applied is preferably a food grade emulsifier having a high hydrophilic / lipophilic balance (HLB) value. Such values should range from about 10 to about 16. Suitable emulsifiers have preferably been further improved for use in foods, since many applications for the present invention exist in the food and pharmaceutical industry. Preferably, the emulsifier is polyoxyethylene sorbitan ester, sorbitan ester, monoglyceride, diglyceride, lecithin, polyglycerol, sodium stearoyl-2-lactate, stearyl-2-lactic acid, polyoxystearate, acetylated monoglyceride and mixtures thereof Selected from the group consisting of Preferably, sorbitan esters and polyoxyethylene sorbitan esters are the emulsifiers of choice. The above list is considered merely as a representative list where the present invention contemplates the use of any food grade surfactant.
[0021]
Particularly preferred commercially available surfactants are: Tween-80 (trademark of ICI Americas Inc.) for polyoxyethylene sorbitol ester; Tween-20 (trademark of ICI Americas Inc.) for polyoxyethylene sorbitan monolaurate; and octylphenol ethylene oxide Triton X-100 (trademark of Union Carbide Chemicals and Plastics Co. Inc.) for condensation products.
[0022]
The surfactant, when used with the hop acid or hop resin or hop acid or hop acid resin derivative, amounts to about 0.1 to 10%, more preferably 0.5 to 5% of the treatment composition. Is added.
[0023]
Alternatively, food grade surfactants other than surfactants may be selected. This includes but is not limited to polyhydric alcohols such as polyethylene glycol, more specifically polypropylene glycol, and compounds with multiple hydroxy groups such as glycerol, sorbitol, mannitol, inositol and the like. Protective colloids, such as polyvinyl alcohol, are also specifically contemplated for use in accordance with the present specification.
[0024]
When surfactants other than surfactants are used along with the hop acid or hop acid derivative, it amounts to about 0.1 to 20%, more specifically 0.5 to 10% of the treatment composition Is added.
[0025]
Combinations of hop acids or hop acid derivatives with surfactants and surfactants other than surfactants are also specifically considered to be within the scope of the present invention.
[0026]
The second component of the composition of the present invention is preferably a chelating agent; preferably disodium ethylenediaminetetraacetate (disodium EDTA), calcium ethylenediaminetetraacetate (calcium EDTA), ethylene glycol-bis (beta-aminoethyl ether) -tetraacetic acid It may comprise one selected from the group consisting of (EGTA), and mixtures thereof. Most preferably, the chelating agent comprises sodium citrate.
[0027]
Alternatively, the second component of the composition of the present invention is an antioxidant; preferably butylated hydroxyanisole, butylated hydroxytoluene, mono-tert-butylhydroquinone (TBHQ), propylgallate ascorbylic acid, tocopherol, and It may comprise one selected from the group consisting of mixtures thereof. Most preferably, the antioxidant comprises butylated hydroxyanisole.
[0028]
Furthermore, the second component of the composition of the present invention may comprise an organic acid; preferably selected from the group consisting of acetic acid, lactic acid, propionic acid, benzoic acid, sorbic acid, and salts thereof.
[0029]
Other additives which may be present in the composition according to the invention include but are not limited to the following materials: other antimicrobial agents, natural or synthetic flavorings, oils and / or fragrances, dyes and / or pigments, vitamins, minerals, Nutrients, enzymes, binders such as guar gum and xanthan gum etc. are included. The addition of these materials is not considered essential to the success of the present invention, and this addition is considered to be within the skill of the art.
[0030]
The antimicrobial compositions of the present invention may be used in conjunction with any food or high moisture consumer protection product susceptible to bacterial growth or degradation. Typical food products include, but are not limited to, fruits and vegetables such as derived products, cereals and cereal derived products, dairy foods, cooked meats, poultry and seafood. In a particularly preferred embodiment, the composition comprises meat, poultry, seafood, household meat substitutes, soups, prepared grocery store salads, processed cheese, tofu, beverages or other ready-to-eat foods. Typical consumer protection applications include, but are not limited to: moisturizing cosmetics, oral protection products, skin protection products, hair protection products, eye protection products, feminine hygiene products, liquid soaps, shampoos and detergents including.
[0031]
In order to selectively reduce the level of gram positive bacteria on the food surface, the novel composition can be applied to the food surface. In fact, the application of the composition in question to the food surface may be by direct application, or by first coating or packaging the packaging material, and then bringing the packaging material into homogeneous contact with the food surface and packaging. It may be any of indirect application. The use of the term "food surface" is defined to include any and all internal or external surfaces of the food to be treated.
[0032]
The composition according to the invention is most easily used in blended food or consumer protection products by mixing together with other ingredients, but by means of rinses, sprays, packaging materials or inside the product By application to, for example by injection, it should also be effective to treat solid food surfaces. In yet another embodiment, the composition may be applied as marinated, breaded, rubbed for seasoning, grass, coloring mixtures, etc., where the antimicrobial composition is on a surface that is subject to bacterial degradation. Being able to be used is an important judgment criterion. In yet another embodiment, the composition can be placed in direct contact with the food surface by applying the composition to the packaging of the food and then applying the packaging to the food surface. The optimal amount that can be used depends on the composition of the particular food product to be treated and the method used to apply the composition to the food surface, but can be determined by simple experimentation.
[0033]
The compositions of the present invention may be gram-positive bacteria, such as, but not limited to, the following: Listeria monocytogenes, such as Listeria monocytogenes, Staphylococcal such as Staphylococcus aureus, Clostridia. , Bacillus subtilis, micrococci, streptococcus, or other lactic acid bacteria. The use of the compositions of the invention under certain conditions reduces bacterial levels to undetectable levels by standard enrichment techniques.
[0034]
The invention will be further described by the following non-limiting examples.
Example 1
Activity of beta-hop acid (BHA) and nonionic surfactants against Listeria monocytogenes
As shown in Table 1, two groups of tests show the action of a bactericidal system comprising BHA and surfactant Tween-80 (polyoxyethylene sorbitol ester) at 30 ° C. in tryptoys medium at pH 6.0. It takes 48 hours. Tests for BHA without Tween-80 are as described in L. et al. Serves as a control to show the effect of BHA alone on monocytogenes. Tests of BHA with Tween-80 have been described by L. et al. The surprisingly enhanced bactericidal activity of this composition against monocytogenes is demonstrated. Table 1 shows that at a concentration of 0.125 ppm BHA and 2% Tween-80, 10 of the bactericidal system was used.3 There is a fold reduction of target bacteria while a reduction of less than 10 fold is observed at the same concentration of BHA without Tween-80. At higher concentrations of BHA, the combination of BHA and Tween-80 virtually eliminates bacterial levels to less than 10 / ml. Thus, the composition of BHA and Tween-80 shows 20 times more synergistic activity than that of BHA alone.
Table 1
* BHA used is an untreated extract preparation containing about 5000 ppm pure beta-hop acid.
[0035]
Example 2
Activity of BHA and water activity reducing agent against Listeria monocytogenes
As shown in Table 2, two groups of tests are performed at 30 ° C. for 48 hours in Tryptoys medium at pH 6.0 to demonstrate the use of a bactericidal system comprising BHA and a water activity reducing agent propylene glycol. Tests for BHA without propylene glycol are as described in L. et al. Serves as a control to show the effect of BHA alone on monocytogenes. Tests of BHA with propylene glycol are as described in L. et al. It demonstrates the surprisingly increased bactericidal activity of the composition against monocytogenes. Table 2 shows that at a concentration of 0.125 ppm BHA and 8% propylene glycol,2.5 There is a fold reduction of target bacteria while a reduction of less than 10 fold is observed at the same concentration of BHA without propylene glycol. At higher concentrations of BHA, the combination of BHA and propylene glycol virtually eliminates bacteria, ie the combination reduces levels to less than 10 / ml. Thus, the composition of BHA and propylene glycol shows 20 times more synergistic activity than that of BHA alone.
Table 2
* BHA used is an untreated extract preparation containing about 5000 ppm pure beta-hop acid.
[0036]
Example 3
Synergistic action of beta-hop acid (BHA) and chelating agent on Listeria monocytogenes
As shown in Table 3, two groups of tests are performed at 30 ° C. for 48 hours in Tryptoys medium, pH 6.0, to show the action of the bactericidal system with the BHA preparation and the chelating agent sodium citrate. The citrate free BHA test is described in L. et al. Serves as a control to show the effect of BHA alone on monocytogenes. Tests of BHA with a chelating agent are described in L. et al. The surprisingly increased activity of this composition against monocytogenes is demonstrated. Table 1 shows that at concentrations of 50 ppm BHA preparation and 0.5% sodium citrate, 106 Fold reduction of target bacteria, while 104 Less than a fold reduction is observed with the same concentration of BHA preparation. Thus, the composition of BHA and chelating agent is as described in L. et al. It shows synergy against monocytogenes.
Table 3
The beta hop acid preparation contains about 0.97% pure beta hop acid.
[0037]
Example 4
Synergistic action of beta-hop acid (BHA) and antioxidants against Listeria monocytogenes
As shown in Table 4, two groups of tests are performed for 48 hours at 30 ° C. in tryptosome medium at pH 6.0 to demonstrate the use of a bactericidal system comprising BHA preparation and the antioxidant butylated hydroxyanisole. . Tests for BHA without antioxidants are described in L. et al. Serves as a control to show the effect of BHA alone on monocytogenes. Tests of BHA preparations with butylated hydroxyanisole have been reported by L. et al. The surprisingly enhanced bactericidal activity of this composition against monocytogenes is demonstrated. Table 2 shows that at a concentration of 50 ppm BHA preparation and 100 ppm butylated hydroxyanisole, the bactericidal composition is 106 Results in a reduction of target bacteria by4 Less than a fold reduction is observed with the same concentration of BHA preparation without butylated hydroxyanisole. Thus, the composition of the BHA preparation and the antioxidant is as described in L. et al. It shows synergy against monocytogenes.
Table 4
* The beta hop acid preparation contains about 0.97% pure beta hop acid.
[0038]
Example 5
Synergism of beta-hop acid (BHA) and organic acid on Listeria monocytogenes
As shown in Table 5, two groups of tests show the effect of the BHA preparation and the bactericidal composition comprising the organic acids: acetic acid, propionic acid and lactic acid, at 30.degree. Time will be done. Testing of the BHA preparation is as described in L. et al. Serves as a control to show the effect of BHA alone on monocytogenes. Tests for BHA with organic acids are as described in L. et al. The increased bactericidal activity of the composition against monocytogenes is demonstrated. Table 3 shows that at a concentration of 50 ppm BHA preparation and 500 ppm organic acid, the bactericidal composition is 104 Results in a reduction of target bacteria by4 A twofold or less reduction is observed with the same concentration of BHA preparation when used alone. Thus, the composition of the BHA preparation and the organic acid is a mixture of BHA alone L. It shows synergy against monocytogenes.
Table 5
* The beta hop acid preparation contains about 0.97% pure beta hop acid.
[0039]
Having described the invention in detail and referring to preferred embodiments thereof, it is clear that modifications and variations are possible without departing from the scope of the claims.